立憲が保守を名乗る限り 政党支持率3%は嘘じゃない
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2019年04月11日 世相を斬る あいば達也
以下は、揶揄い半分な産経新聞の記事なので、強く反応するには及ばないが、趨勢的には当たらずと雖も遠からずな問題だと、筆者も認識している。 立憲民主党の誕生が“白馬の騎士”な雰囲気があっただけに、最近は精細なき野党の代表のように見えてきた。 枝野がみずから、我こそが“保守だ!”と宣言したことで、その言葉のジレンマに陥っているようで、気の毒なほど動きに機敏性がない。 国粋的保守な動きをする安倍政権に対し、戦う術を見失ったまま佇んでいるように一般有権者から見えてしまうのだろう。 たまに、野党の動きが紹介されるニュースでも、福山、長妻、蓮舫の露出が多く、猪首の枝野の影は薄い。 枝野の場合、長く話して”なんぼ”な党首であり、ニュースのワンシーンに映り込むのでは、悪役紛いでプラスのイメージにはつながらない。 国会で長時間演説したような枝野に魅力を感じ、有権者が、期待した半分は、枝野幸男が満を持して、新たな政治シーンや国のかたちなどを語るのではないかと云う期待だった。 しかし、困ったことに、枝野は、その答えを持っていないらしく、安倍と違い脳みそがあるだけに、立ちどまって金縛りにあっているように見える。 今や、野党連携の最大の“癌”とまで呼ばれるようになっているのだから、支持率が5〜6%に低迷しても不思議ではない。 最近の読売新聞の世論調査の政党支持率にいたっては、「3%」を叩きだした。 読売だから、意図的だろうと云う考えもあるが、3〜6%の政党支持率は誤差の範囲ともいえるので、捏造と断言も出来ない。 おそらく、立憲民主党の結党時の人気は、反小池と云う“判官びいき”に助けられて、生まれた人気であることを枝野は肝に銘ずるべきなのだと思う。 少なくとも、党大会で、野党第一党の党首が自分なのだから、わたしがポスト安倍だと言い放った。 この時、“この男、かなりの勘違してるぞ”と思ったが、どうも当たっているようで気分が萎える。 前述したように“我こそ保守本流”と宣言してしまった関係で、共産党との距離が掴めず、アメリカや中国との距離も掴めないままま、現在に至っている。 保守本流なんてものであれば、ずるく賢い官僚政治に乗っかるのが安全なわけで、改革など望むべきもない。 これからの日本社会は、哲学的思考や価値観のパラダイムシフトが必要不可欠なわけで、“我こそ保守本流”なら、自民党内で総裁が変われば良いだけになる。 参議院選もまじかに迫り、枝野は変身的政治変貌を遂げ、有権者に立憲民主党、2020年以降の価値観を提示できるのだろうか? ≪立憲民主党「支持率3%」の衝撃 野党間の力関係に影響も 立憲民主党の政党支持率が「低安定」状態に陥っている。多くの報道機関の世論調査で1ケタ台が常態化し、中には「3%」という数値が出た調査もある。野党内で「1強」の立場を維持してきた立憲民主党の党勢低迷は、夏の参院選だけでなく、野党間の力関係にも影響を及ぼしかねない。 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査では、結党直後に11・6%だった立憲民主党の支持率は昨年2月の15・6%をピークに下落傾向に入り、直近の今月6、7両日実施の調査では9・6%だった。他の世論調査も同様の傾向にある。 とりわけ党関係者の間で衝撃をもって受け止められているのは、今月1、2両日実施の読売新聞の調査だ。政党支持率は前回比1ポイント減の3%に落ち込み、共産党と並んだ。 支持率低下の原因について、党関係者は「共産党との連携に消極的な支持層が離れた」と分析する。夏の参院選改選1人区での共産党との共闘が、中道左派層の離反を招いているというわけだ。 厚生労働省による「毎月勤労統計」の不適切調査問題を国会論戦の中心に据えたことについても「国民の関心が低く、途中で別のテーマにかじを切るべきだった」と話す。 別の中堅議員は、国民民主党などに対する「引き抜き工作」を念頭に「野党第一党としての役割を果たさず、リーダーになっていないからだ」と語った。 立憲民主党の福山哲郎幹事長は9日の記者会見で「世論調査には一喜一憂しないのがそもそもだ」と述べた上で、「立憲民主党の特徴として、国会で予算委員会が開いているときは大抵上がる」との認識を示した。ただ、調査結果をみれば予算委で論戦が行われている間も上向いているとはいえず、説得力に欠ける。 立憲民主党は統一地方選前半戦で道府県議選の118議席(改選前87議席)、政令市議選99議席(同76議席)を獲得しており、世論調査結果だけを根拠に党勢の現状を推し量ることはできない。とはいえ、野党の中では堅調だった政党支持率が、主導権維持につながってきたことも確かだ。 「支持率のみが頼みだった党の馬脚が現れた」 国民民主党幹部はこう冷笑する。立憲民主党の支持率低迷が続けば、一応は野党第一党の顔を立ててきた他党が態度を変える可能性もありそうだ。(千田恒弥) ≫(産経新聞)
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