自民・田畑氏辞職で 細野豪志議員「愛知2区」後釜に急浮上
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2019/03/01 日刊ゲンダイ
辞職した田畑議員(右)の後ろの席には細野議員が…(C)日刊ゲンダイ
ハレンチ議員の後継が恥知らずの変節漢では、有権者も困惑だろう。
元交際相手の女性から準強制性交の疑いで刑事告訴された田畑毅衆院議員(46)。寝ている女性をレイプし、その様子をスマホで撮影していたというおぞましい行為が21日発売の「週刊新潮」で報じられると、その日のうちに自民党を離党。その後、説明責任を果たすこともなく、雲隠れを決め込んでいた。本会議にも出てこなかったが、ついに観念したのか、きのう(27日)午後6時に議員辞職願を提出。週内に衆議院本会議で認められる見通しだ。
田畑に対しては、地元の愛知県連など党内からも議員辞職を求める声が上がっていた。決定打になったのが、きょう発売の「週刊文春」が報じた新たな強制性交疑惑だ。
記事では、2010年当時、田畑が高校2年生だった女性を襲って、避妊もせずに犯し、その様子をハンディカムを手に撮影していたという被害者の生々しい証言を掲載している。議員辞職が当然で、遅過ぎるくらいだが、これで自民党は新たな問題を抱え込むことになった。
田畑の辞職により、自民党の吉川赳元衆院議員が繰り上げ当選になる。
吉川が支部長を務める静岡5区は、無所属のまま二階派の特別会員になり、自民党入りを目指している細野豪志衆院議員の選挙区でもある。現職2人が競合するのだ。
そこで、急浮上しているのが、次期衆院選に田畑の後釜として、細野が愛知2区から出馬するシナリオだという。
「細野には、支部長空白区になっている新潟4区への国替え説もありますが、誰も手を挙げたがらない愛知2区から出る方が、彼にとってメリットが大きい。同じ東海地方ということもあるし、何より古巣の大臣経験者とガチンコ対決することで、自民党のために汗をかく姿勢をはっきりと見せることができますから」(自民党関係者)
愛知2区では、国民民主党の古川元久代表代行が圧倒的な強さを誇る。2000年から7回連続当選。その間、計6人の自民候補が挑んだが、一度も古川を負かすことはできなかった。いくら細野が強いといっても、落下傘で勝てる相手ではない。
「それ以前に、選挙区を替えたら細野氏は政治家としての信頼を完全に失う。『選挙区を出るのは政治家を辞める時』とまで言い切ったのです。愛知2区への国替えは、あまりに有権者をバカにした話です」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
自民党の劣化を象徴するような騒動だ。
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— 桃丸 (@eos1v) 2019年2月28日
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— KK (@Trapelus) 2019年2月28日