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2019年2月15日00時13分 〜
記事 [政治・選挙・NHK257] “市職員の政治的中立性”を蔑ろにする菅今治市長の責任(郷原信郎が斬る)
“市職員の政治的中立性”を蔑ろにする菅今治市長の責任
2019年2月14日 郷原信郎が斬る


 今週木曜日発売の週刊文春(2019年2月21日号)の記事【加計誘致の今治市が大臣就任祝賀会で地方公務員法違反の疑い】 に、「本来公務員は政治的中立性が求められ、職務として祝賀会の事務を担った市職員は、政治的行為を制限した地方公務員法に違反する」「命令に逆らえず政治的活動に従事したとすれば、市長のパワハラにも当たる」との私コメントが掲載されている。

 同記事で問題にされている市長は、加計学園問題に関して批判を受けてきた菅良二今治市長だったということで、今治市での加計学園の獣医学部設置問題を厳しく批判してきた私が、その批判の延長上で、今治市長を批判しているように思った人も多いかもしれない。

 しかし、この大臣祝賀会を開催した「市長」が「今治市長」であることは、文春記者の取材を受けてコメントした時点では知らされていなかった。私は、事案の内容を聞き、地方公務員法に違反する行為を市役所職員に職務として行わせた市長の責任についてコメントしたものだ。

「あっせん利得処罰法違反」についての週刊誌コメント

 週刊文春からは、これまでにも法律の解釈・適用の問題についてコメントを求められることが多かったが、私としては、不正確なコメントをすると、自分の法律・コンプライアンスの専門家としての信用にも関わるので、慎重に検討し、必要に応じて文献・資料等も調査した上でコメントするようにしている。

 私のコメントが大きな意味をもったのは、2016年2月の、甘利明氏(当時、経済財政担当大臣)のURの用地買収問題に関する「口利き・金銭授受疑惑」について週刊文春からコメントを求められ、「あっせん利得処罰法違反に該当する疑いがある」と指摘したことだった。この時は、あっせん利得処罰法の条文解釈のみならず、立法経緯や、甘利氏の政治家としての「影響力」に関わる政治経歴等も調べ、自信をもって「あっせん利得処罰法違反の疑い」を指摘した。この問題については、その後国会でも、衆議院予算委員会公聴会で公述人として、特殊法人のコンプライアンスについて意見を述べたが、その際にも、あっせん利得処罰法の適用に関して法律見解を述べた(【独法URのコンプライアンスの視点から見た甘利問題】)。

 しかし、週刊文春に限らず、週刊誌からコメントを求められても、「法律違反の疑いがあるとは言えない」と述べ、コメントが掲載されなかったことも多い。最近では、週刊文春から、片山さつき大臣の問題について、「口利き疑惑があっせん利得処罰法違反に当たるのではないか」とコメントを求められたが、「権限に基づく影響力」に基づいて「口利き」をした事案とは考えられないので「あっせん利得処罰法違反の疑いはない」と答え、私のコメントは掲載されなかった。

 今回は、先週土曜日に週刊文春の記者から電話があり、「現職市長が発起人となって国務大臣の就任祝賀パーティーを主催し、会費1万円で飲食を提供するパーティーを開き、その事務局事務を市職員が行った。パーティー収入の中から、10万円が国務大臣に『就任祝い金』として渡された」という事案について、法律に違反するかどうかの見解を求めてきた。

「政治資金パーティー」への該当性

 まず考えたのは、政治資金パーティーに関する政治資金規正法の規定に違反する可能性であった。もし、この祝賀パーティーが政治資金パーティーに該当するとすれば、政治資金規正法22条の9で、「地方自治体の職員が、その地位を利用して、政治資金パーティーに対価を支払つて参加することを求め、若しくは政治資金パーティーの対価の支払を受け、若しくは自己以外の者がするこれらの行為に関与すること」が禁止されており、この「地方自治体の職員」には、特別職・一般職であっても該当するので、市長の地位を利用して市役所職員に開催の事務を行わせたことは違法となる。

 しかし、「政治資金パーティー」については、政治資金規正法8条の2で「対価を徴収して行われる催物で、当該催物の対価に係る収入の金額から当該催物に要する経費の金額を差し引いた残額を当該催物を開催した者又はその者以外の者の政治活動に関し支出することとされているもの」と定義されており、この「市長」が主催したパーティーについては、収入のうち10万円が国務大臣に対して「就任祝い金」として渡った事実があっても、収入から経費を差し引いた残額が、「政治活動に関し支出することとされている」と言えるか否かは微妙である。この祝賀会が政治資金パーティーに該当し、市長の行為が地位利用による政治資金パーティーへの参加を求める行為として「政治資金規正法違反の疑い」を指摘することは難しいと判断した。

 ただ、政治資金規正法上の「政治資金パーティー」に該当するというためには、パーティーの目的や開催の経緯・会の収支・差額の使途などを、もう少し詳しく調べる必要があり、、該当することを前提に政治資金収支報告書への記載義務や罰則適用を議論することはできない、ということであり、大臣就任祝賀として、大臣たる政治家を支持する「政治資金パーティー」に近いものであることに変わりはない。

市職員の祝賀会への関与と地方公務員法の「政治的行為の制限」

 政治資金パーティーに形式上該当しないとした場合に、次に問題となるのは、国務大臣就任祝賀パーティーを市長が主催し、その事務や会費の募集に市職員が関わることと、地方公務員法の「政治的行為の制限」との関係だ。

 「特別職地方公務員」に当たる市長には、政治的行為の制限はないが、「一般職地方公務員」である市職員には政治的中立性が求められる。その市職員が職務として政治家の大臣就任祝賀会の事務を行い、会費の募集に関わり、その会費収入の一部が、大臣たる政治家にわたったということは、常識的に考えても、地方公務員の政治的中立に関するコンプラインス違反だと言える。

 市民にとっては、政治的に中立な立場で市の業務に従事しているはずの市職員が、特定の政治家を支持するパーティーの開催のために動員され、会費集めをさせられていること自体が許しがたい行為であることは明らかだ。

 地方公務員法36条2項は「政治的行為の制限」について

職員は、特定の政党その他の政治的団体又は特定の内閣若しくは地方公共団体の執行機関を支持し、又はこれに反対する目的をもつて、あるいは公の選挙又は投票において特定の人又は事件を支持し、又はこれに反対する目的をもつて、次に掲げる政治的行為をしてはならない。

と規定しており、この「次に掲げる政治的行為」の「三」が「寄附金その他の金品の募集に関与すること」とされている。

 国務大臣の就任祝賀パーティーを行うことは、内閣の一員として任命された国務大臣を支持することを通して、「特定の内閣」を支持する目的と解することができるし、パーティーの会費の募集に関与することは、政治資金パーティー券の募集と同様に、「金品の募集」に当たると考えられる。

 週刊文春の記事によれば、

パーティーの〈お問合せ先〉は、「今治市総務調整課」、領収書には参加費1万円を領収した事務取扱者として、課長名の判子が押されている。

とのことであり、パーティーの事務局を市の総務調整課職員が全面的に担い、会費の徴収まで行ったということになる。

祝賀会開催に関する市長の市職員への命令は「パワハラ的」

 もっとも、特別職たる市長には、この「政治的行為の制限」は適用されないし、市職員が、上記の規定に反した場合も、罰則がなく、懲戒処分の対象になるだけなので、市長が市職員にそれをやらせたとしても、それ自体が、犯罪の共謀になるわけではない。

 しかし、逆に言えば、このような「政治的行為の制限」に反する市職員の行為は、罰則の対象とはならないので、違反が認められた場合も、市当局として採り得る措置は、当該市職員に対して懲戒処分を行うことしかない。しかし、その「懲戒権者」は、市のトップである「市長」なのである。市長が主催した政治的活動としてのパーティーに、市長から指示されて事務を行ったり、会費を集めたりした市職員が、市長によって懲戒処分される、というのは全く本末転倒の話である。地方公務員法は、そもそも、「政治的行為の制限」に違反する行為が、首長の指示や命令によって行われることを予定していないのである。

 それだけに、この問題は深刻である。市職員は、政治的中立を求められていることは十分に認識しているはずであり、本来、市長から、政治家の就任祝賀会の事務を行うよう命令を受けても、それを拒否するのが当然である。しかし、市職員にとっては、市長は市役所の組織のトップである。その命令に逆らえるはずがない。このような状況に追い込まれ、政治的活動に従事させられた市職員にとって、市長の命令はパワハラと評価することもできる。

菅市長の責任の重大性

 週刊文春の記事によって、就任祝賀パーティーの発起人となった市長が、「菅良二今治市長」であることを知った(就任を祝賀されたのが国家公安委員会委員長である「山本内閣府特命担当大臣」であることは、コメントの確認をする際に知った。)。

 記事によれば、菅市長は、「政治活動ではなく、大臣の祝賀会」と説明し、市側も「祝賀会は政治活動ではなく、儀礼的なもの」と回答しているようだが、大臣就任を祝うということ自体が、「大臣たる政治家への支持」という性格を持つのであり、「祝賀会」であることも、「儀礼的」であることも、政治活動であることを否定する根拠にはならない。

 過去の同様の事例として、2013年11月に、自民党の武田良太衆院議員の防衛副大臣就任祝賀会を、田川市郡の全市町村の首長や地元県議らが発起人となって1人5千円の会費制で立食パーティー形式で開くに際して、自治体の首長らが呼びかけ、田川市職員が区長会などに参加を要請していたことが、公務員の政治的中立性が損なわれるなどとして、批判されたケースがある。

 この事例では、市職員は、祝賀会への参加を要請しただけで、会費の徴収等の事務局事務を行ったとはされていないが、それでも「政治的中立性」に反することが問題となっている。

 前記のとおり、今回の山本大臣の就任祝賀会は、今治市長が発起人となり、市職員が事務局を務め会費の徴収まで行ったのであり、地方公務員法が禁止する「政治的活動」の性格が一層顕著だということだ。

 自治体職員の懲戒権者である首長自らが、公務員の政治的中立性に関するコンプライアンス違反を命令し、本来、納税者たる市民のために、政治的に中立的立場で職務を行うべき市職員が、「特定の政治家の政治活動の成果を祝うパーティー」を全面的にサポートすることは、到底許されることではない。

 菅市長は違法行為の責任を直接問われるものではないが、政治的責任は極めて重大である。
















関連記事
加計誘致の今治市が大臣就任祝賀会で地方公務員法違反の疑い(文春オンライン)
http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/507.html







http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/541.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 沖縄県民投票での「埋め立て反対」圧勝を期待する(澤藤統一郎の憲法日記)
沖縄県民投票での「埋め立て反対」圧勝を期待する
http://article9.jp/wordpress/?p=12088
2019年2月14日 澤藤統一郎の憲法日記


本日(2月14日)が沖縄県民投票の告示日。沖縄全県で24日に投開票が行われる。投票結果について、「賛成または反対の多い方の票数が投票資格者の総数の4分の1に達したときは、知事はその結果を尊重しなければならない」(県民投票条例第10条第2項)と定められており、「その結果を知事が内閣総理大臣(安倍晋三)及びアメリカ合衆国大統領(ドナルド・トランプ)に対し通知する」もの(同条第3項)とされている。

本日、玉城知事が以下のコメントを発表している。

 投票日の告示について

本日、辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票条例第4条第2項の規定に基づき、県民投票の投票日を2月24日・日曜日とすることを告示いたしました。

 今回の県民投票は、普天間飛行場の代替施設として国が名護市辺野古に計画している米軍基地建設のための埋立てに対し、県民の意思を的確に反映させることを目的に実施いたします。

 投票は、投票用紙の「賛成」の欄、「反対」の欄、又は「どちらでもない」の欄のいずれか一つに「○」の記号を記入する方法で行います。

 また、期日前投票も、明日2月15日・金曜日から実施されます。

 私自身も、明日早速、期日前投票を行うこととしております。

 県民投票は、県民の皆様ご自身の意思を直接示すことができる大変重要な機会です。県民の皆様には、ぜひ、投票所に足を運んでいただき、貴重な一票を投じていただくようお願い申し上げます。

平成31年2月14日
沖縄県知事玉城デニー


そして、本日の地元紙沖縄タイムスの社説を引用(抜粋)しておきたい。

 [県民投票きょう告示]沖縄の将来像を語ろう

 「ようやく」という言葉がふさわしいのかもしれない。名護市辺野古の新基地建設を巡る県民投票が、24日の投開票に向け、14日、告示された。

 国が進めている埋め立ての賛否を問うもので、「賛成」「反対」「どちらでもない」の三つの選択肢の中から、いずれかに「○」を記入する。

 今さら法的拘束力もない県民投票を実施する必要がどこにあるのか−そんな声は今もある。だが、県民投票を実施する最大の理由は、まさにそこにある。

 「他に選択肢がない」という言い方は、政策決定によってもっとも影響を受ける者の声を押しつぶし、上から目線で「これに従え」と命じているのに等しい。実際、選挙で示された民意はずっと無視され続けてきた。

 県民投票は、戦後74年にわたる基地優先政策が招いたいびつな現実を問い直す試みでもある。

 軟弱地盤の改良工事のため、当初の予定を大幅に上回る工期と建設経費がかかることも明らかになってきた。状況が変わったのだ。

 米軍普天間飛行場の一日も早い危険性除去をどう実現すべきか。辺野古の自然環境は果たして保全されるのか。

 埋め立ての賛否を考える上で避けて通れないのは、この二つの論点である。

 県民投票に法的な拘束力はない。どのような結果になっても計画通り工事を進める、というのが政府の考えである。

 しかし、「反対」が多数を占めた場合、玉城知事は辺野古反対を推し進める強力な根拠を得ることになる。

 県民投票によって、疑う余地のない形で沖縄の民意が示されれば国内世論に変化が生じるのは確実だ。政府が辺野古での工事を強行しているのは、県民投票を意識している現れでもある。


さて、埋立についての法的問題の経過を確認しておきたい。

仲井真知事(当時)の大浦湾埋立承認を、翁長前知事が撤回したのが、昨年(2018年)8月31日。但し、同知事は8月8日に死去して、知事代行の副知事が撤回の意思表示をしている。

その状態で、沖縄県知事選が行われ、9月30日に、「オール沖縄」の玉城デニーが圧勝した。

知事選後、アベ政権は沖縄に寄り添う姿勢を捨てた。10月17日には沖縄防衛局が国交大臣に対して行政不服審査法に基づく審査請求をし、併せて「(撤回の効力についての)執行停止」を申立てた。同月30日、国交相の執行停止決定がなされ、工事が再開されることになる。12月14日、辺野古沿岸部に土砂が投入され埋め立てが始められた。美ら海が土砂で埋められつつある。

そのような時期における県民投票であるが、沖縄タイムス社説が言うとおりの、事情変更が明らかになっている。「軟弱地盤の改良工事のため、当初の予定を大幅に上回る工期と建設経費がかかる」ことが明らかになってきたのだ。

以前から軟弱地盤問題は知られていたが、予想を遙かに上回るものであることが確認されつつある。「辺野古軟弱地盤 最深90メートル」「杭は7.7万本必要」「砂650万立方メートル」「新基地は不可能」と各紙の見出しが躍っている。

この軟弱地盤、最大の水深90メートル(海面から海底まで30メートル、地中60メートル)に達する、という。土木工学の専門家が、これだけの深さの地盤改良工事は前例がなく、技術的にも極めて困難、これを可能とする地盤改良船は日本にはないという。

この軟弱地盤の改良工事は、護岸部分はサンドコンパクションパイル(SCP)工法(強固に締固めた砂杭を地中に造成して地盤を改良する工法だという)で3万8945本、埋め立て部分はサンドドレーン工法で3万7754本、合わせて7万6699本になるのだという。

地盤改良区域の面積は約65ヘクタール(新基地建設埋立て区域160ヘクタールの約4割)。砂杭に使用する砂の量は東京ドーム5・25杯分にあたる約650万立方メートルに達するという。

当然に、沖縄県の地盤改良工事のための設計変更許可が必要になろう。安倍首相は1月31日の衆院本会議で、軟弱地盤の改良工事のため計画変更の承認を沖縄県に申請すると、政府として初めて言及したという。が、県が許可できるはずはない。

こうして、「辺野古新基地建設は法的にも技術的にも不可能であることが鮮明になりました」(しんぶん赤旗)というのが常識的なものの見方。計画は白紙にするほかなかろう。

このような事態での県民投票である。政権の思惑は、早期に既成事実を積み重ねて県民を諦めさせることだった。しかし、そうはなりそうにもない。投票の結果次第では、辺野古新基地建設を断念させることができそうではないか。運動の成果を期待したい。

(2019年2月14日)




http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/542.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 少数野党をなめ切った答弁拒否の元首相秘書官!  
少数野党をなめ切った答弁拒否の元首相秘書官!
https://85280384.at.webry.info/201902/article_141.html
2019/02/15 00:23 半歩前へ

▼少数野党をなめ切った答弁拒否の元首相秘書官!

 国会は疑惑や疑念について議員が国民に代わって問いただす場である。

 憲法第41条にも「国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である」と書いてある通り、神聖な場である。

 その国会で、一官僚が野党議員への答弁を終始、拒否した。国会軽視も甚だしい。

 少数野党だと小ばかにしているのだ。

 制度上は国の最高責任者である首相の安倍晋三があの傲慢ぶりだから、周りの者がみんな横柄な態度をとるようになった。

 腹が立つのは国民までがバカになり、国の現状に無関心なことである。

 安倍政権が何をしようが「自分には関係ない」と言う態度。

 ブログ「半歩前へ」で何度呼びかけても反応がない。

 フェイスブックで帰って来るのは意味のない「いいね!」だけだ。

 こんなものは糞のフタにもならない。必要なのは行動だ。発言だ。

***************************

 毎月勤労統計の調査対象事業所入れ替えに伴うデータ変動に関し、2015年3月末に厚生労働省から説明を受けた当時の中江元哉首相秘書官は14日の衆院予算委員会で答弁拒否を繰り返した。

 説明を受けた秘書官が、現在は財務省関税局長を務める中江氏だったと同日明らかになり、閣僚を補佐する政府参考人として予算委に出席。真相解明のため野党は参考人招致を要求した。

 中江氏は昨年7月まで首相秘書官だった。

 立憲民主党会派の小川淳也氏が予算委で「問題意識」発言の意味などをただしたが、中江氏は「関税局長として出席している。所管外の事は差し控える」と述べ、数回にわたり答弁を拒んだ。  (以上 共同通信)
















http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/543.html

記事 [政治・選挙・NHK257] ゴーン弁護人交代の裏に 知られざる“因縁の戦い” (フジ)前任の大鶴と後任の弘中は陸山会事件で敵味方の関係まさに犬猿の仲
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ゴーン弁護人交代の裏に 知られざる“因縁の戦い”
2/14(木) 18:48配信 ホウドウキョク
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190214-00010017-houdoukvq-soci



1.ゴーン被告の弁護人を務めていた大鶴弁護士が突然の辞任
2.後任には“因縁の戦い”を制した弘中惇一郎弁護士が就任
3.弁護士交代で、ゴーン被告が拘置所から訴えたいメッセージとは


【突然の辞任劇】


オオシバくん:
ゴーン被告の弁護人が辞めちゃったね


平松デスク:
驚いたよね。
元東京地検特捜部長の大鶴弁護士は、逮捕以降ずっと弁護人を務め、ゴーンさんの一番の味方のような発言を続けてきたからね。14日には、裁判官、検察官、弁護士による、初めての三者協議が予定されていたから、まさに、突然の辞任劇だよね。


【『無罪請負人』の登場】


オオシバくん:
なぜ辞めちゃったの?


平松デスク:
かたち上は自分から辞めたことになっているんだけど、辞めざるを得なかったんだ。実は、ゴーン被告は、大鶴弁護士以外にも、『無罪請負人』としてむちゃくちゃ有名な弘中惇一郎弁護士を弁護団に入れようとしていたんだ。だから、大鶴弁護士は辞めちゃったんだと思うよ。


オオシバくん:
どうして辞める必要があったの?


平松デスク:
大鶴弁護士と弘中弁護士の間には、ある因縁があるのさ。弘中弁護士は、かつて陸山会事件で政治家の小沢一郎さんの無罪を勝ち取ったことがある。あの陸山会事件で、検察側の捜査責任者の一人が大鶴弁護士だったんだ。要するに、かつては敵と味方だった間柄ということ。しかも大鶴弁護士としては、無罪を食らった相手だから、とても同じ屋根の下で弁護活動はできない、って訳さ。呉越同舟も無理な関係ってこと。


【不当な身柄拘束の事情を明らかに】


オオシバくん:
ゴーン被告は、2人の間柄については知ってたのかな?


平松デスク:
それは分からないな〜。


ただ、ゴーン被告は大鶴さんの弁護方針には賛成していたものの、およそ3カ月も続いている勾留生活にはむちゃくちゃ不満を抱いていたみたいだよ。ゴーン被告は、弁護士辞任について周囲の人に、『無実をはっきりさせるためだけでなく、不当な身柄の拘束に至った事情を明らかにするためだ』と説明しているらしいよ。


表面上は辞任なんだけど、実際は、長期勾留を許したことを理由に辞任させられたと言えるかもね。


オオシバくん:
じゃあ、弁護士を代えたらゴーン被告はすぐに保釈されるの?


平松デスク:
その可能性はほとんどゼロだね。今の状況では、誰が弁護人になろうと変わらないさ。まぁ年度末に向けて、ゴーン被告が、サウジルートとは別のオマーンルートで再逮捕される可能性もあるから、勾留期間はもっと伸びるんじゃないのかな〜。


【解説:フジテレビ 社会部デスク 平松秀敏】
【イラスト:さいとうひさし】

http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/544.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 辺野古強行からみえてきた 官邸・警察・自衛隊・民警の闇(世相を斬る あいば達也)
辺野古強行からみえてきた 官邸・警察・自衛隊・民警の闇
https://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/c067078638b12c7fb0c56ddac57ca0ad
2019年02月14日 世相を斬る あいば達也


カルロス・ゴーンさんが、大鶴基成氏を弁護士に選んだのは、悪い冗談だと思っていたが、案の定、有罪になる為に選んだ弁護士だと気づき、あの弘中惇一郎弁護士に代えたことは、最低でも有罪の罠から抜け出したわけで、先ずは一安心だ。

判決が有罪か無罪かを別にして、被告の言い分を十二分に咀嚼した上で、法廷闘争が可能な体制になったことは、日本の司法が有効に機能する可能性を残した点で、良い選択だったと思う。

無論、ごうつくゴーンが、有罪か無罪かは別物だが、裁判所の判事に、一定の緊張感を持たせる意味で、良いことだと思う。

さて、沖縄県の県民投票が14日告示され、24日に県民投票が実施される。政府や自民党などは、投票率が50%を切ることで、“到底、民意とは言いがたい”と云う流れに持って行く戦術に出たようだ。

傍から見ていても、どうにも情けない安倍政権の戦術だ。やはり、下級武士らのDNAが色濃く残された、武士道にほど遠い、安倍晋三の心根だ。

朝日新聞が、官邸の意を汲んだのか、いやらしい記事を飛ばしている。投票率云々を言い出したら、安倍自民党政権だって、「国民の民意」で選ばれたと言えるのか!と云う問題になるわけで、投票率は40%でも、民意は民意だ。

おそらく、今回の県民投票において、投票行動を起こす県民の意志を考えると、辺野古新基地反対の人々が動くだろうから、“反対60:賛成30:どちらとも10”では駄目で、70:20:10程度の結果が望まれる。

玉城知事は、この選挙の結果を、県条例では、首相と米大統領に結果を通知するとも定めているので、官邸はどうでもいいが、直接ホワイトハウスに伝えることは、非常に意味がある。

沖縄の強い意志、辺野古反対の県民の方々は、ぜひ投票に言って貰い、安倍官邸の意図を打ち砕いて貰いたい。


≪「民意と言えるか」投票率50%の壁 沖縄県民投票

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐり、埋め立ての是非を問う県民投票が14日、告示される。投票率はどのくらいになるのか。3択でどんな民意が示されるのか。24日の投開票日の結果が注目される。

 沖縄県庁で13日、県民投票推進本部の会合があった。この中で、玉城デニー知事が街頭に立ち、チラシを配布する方針が報告された。

 県民投票条例は、知事は「県民が賛否を判断するために必要な広報活動」と「情報の提供」に努めるよう定める。玉城知事は「辺野古移設反対」を訴えられない。だが、投票率が50%を切れば「県民の民意と言えるのか」と指摘されかねず、投票率アップに向け広報活動に力を入れる。

 県単位の住民投票は1996年以来。米軍基地の整理・縮小と日米地位協定の見直しの賛否を問い、投票率は59・53%だった。

 昨年9月の県知事選は、辺野古移設反対を掲げた玉城氏と、安倍政権が全面支援する候補が激しく争い、63・24%。2014年以前の4回は60%前後だ。

 ただ今回は自民、公明両党などが静観する構えで、「激しい選挙戦」になりそうにない。大阪都構想の是非を大阪市民に問うた2015年の住民投票(投票率66・83%)のように、結果を受けて県が政策決定できるわけでもない。県幹部の一人は「50%を超えればいいが、けっこう難しい」と言う。

 条例は、最も多かった回答が投票資格者総数の4分の1に達した時、知事は「結果を尊重」し、首相と米大統領に結果を通知するとも定める。

 県選管によると、昨年12月1日現在の選挙人名簿登録者数は約116万人で、4分の1は29万票。投票率が50%の場合、3択のいずれかが過半数となれば4分の1を超える計算だ。

 今回の3択に類似した調査の結果がある。県の15年度の県民意識調査は「普天間飛行場を辺野古に移設する政府の方針に賛成か反対か」の問いに「どちらかといえば」を含め賛成が25・5%、同じく反対が58・2%、「わからない」「無回答」が計16・3%。朝日新聞などによる17年の県民意識調査では、辺野古移設に賛成23%、反対61%、「その他・答えない」が16%だった。

 関係者は別の数字にも注目する。39万6632票という知事選での玉城氏の得票数だ。玉城氏を支える県議の一人は、反対票の目標として「39万票が一つのボーダーライン。それに近い票は取りたい」と話す。
 ≫(朝日新聞デジタル)


以下は、汚い安倍官邸の醜い姿を表す、ふたつの記事である。

まず一つ目は、一人当たりの日当が、7万から9万円も支払っている警備会社とおぼしき「ライジングサンセキュリティーサービス社」が、反対派の人々の顔写真と個人名が載ったリストを作成、防衛省に提出することになっていたようだ。

途中で、この件が発覚し、個人名を差し控えるリストを作成、防衛省に提供する予定になっているそうだ。

厳密には、違法な行為であり、民主主義国家としてあるまじき行為だと言える。

この警備会社のように、国家や警察と強く結びつた警備会社のことを「民警」と言い、猪瀬直樹氏が著作を出すほど、意味の深い企業組織である。

なぜならば、このような国家や警察が行うと、違法性を問われる、治安維持的情報を収集する、つまい、民間スパイ企業に成長していくわけだ。

緊急事態条項が成立後は、大きな権益集団となり、国家に逆らう国民を一網打尽にする、闇の企業に発展する危険が一杯だ。

このような企業を米国などに置きかえるならば、民間軍事会社になるわけで、自衛隊の要員不足を補完する機能を果たすのは、確実だ。

G20,東京オリンピックや大阪万博等々と、国際的イベントを、政府がやりたがる裏では、このような色彩を持つ企業を育成する裏の意図があるのは確実だろう。


≪ 辺野古反対派リスト 個人名削除し再提出か

 文書書き換え、違法性問う指摘も  防衛省沖縄防衛局が発注した沖縄県名護市辺野古沖の海上警備を巡り、業務を委託された警備会社が米軍普天間飛行場の辺野古移設反対派リストを作っていた問題で、移設の賛否を問う県民投票(24日投開票)が14日告示されるのを前に、国の保有文書が書き換えられたという疑惑を追及する声が高まっている。岩屋毅防衛相は先月下旬、調査の意向を表明。識者からは違法性を問う指摘も出ている。【松浦吉剛、佐野格】

 「本省で事実関係の確認を行っているとは聞いているが、進捗(しんちょく)状況は承知していない」。沖縄防衛局の田中利則局長は8日、反対派リストを巡って抗議に訪れた市民団体にこう繰り返し、団体側から「人ごとのようだ」と反発の声が上がった。

 抗議に同席した沖縄1区の赤嶺政賢衆院議員(共産)は「徹底的に追及していく」と記者団に語った。リストの存在は2016年5月に地元紙が報道。直後に市民団体メンバーの男性が、リストがどう使われているかなどを確認するため防衛局に情報開示請求した。

 毎日新聞が入手した警備会社「ライジングサンセキュリティーサービス」の内部文書(16年12月8日付報告書)には、「当社が沖縄防衛局に提出している全ての文書に(個人情報に)該当する記載が一切なくなるよう5月時点で調整を完了」と記載。幹部社員は先月下旬の取材に、顔写真付きの反対派リストの提供は否定する一方、反対派の名前を記した「海上警備報告書」を防衛局に提出し、後に個人名を削除して出し直したことを認めた。

 「委託契約に基づき防衛局が受け取った警備報告書は行政文書に当たる。開示請求後に都合よく文書が差し替えられたら、情報公開制度は全く機能しなくなる」。NPO法人「情報公開クリアリングハウス」の三木由希子理事長は言う。請求者の男性も「防衛局は隠したとしか思えない」と不信感を口にした。

 政府は16年8月、リストを巡り「『個人情報の収集、政府への報告』を政府として指示した事実はない」とする答弁書を閣議決定。行政機関個人情報保護法は、行政による個人情報保有は「必要な場合に限る」と規定しており、政府が個人情報の収集を指示していないのであれば、情報保有の必要性を認めていなかったことになる。

 情報公開制度に詳しい谷真介弁護士は「(警備会社が氏名を提出していれば)現場の防衛局は必要がない個人情報を保有していたことになり、法に違反する恐れがある」と指摘。「違反状態を解消し不要な個人情報を削除するのであれば、意思決定の過程を国民が検証できるよう文書に残す必要がある。残していないなら、公文書管理法に規定された『文書主義』の原則に反する」と強調した。
 ≫(毎日新聞)



以下のサイトの情報で、今回需要な部分は、「……猪瀬直樹著『民警』の中に改憲の巨大利権である辺野古基地の建設強行の警備を請け負った民間警備会社「ライジングサンセキュリティーサービス」(東京都渋谷区)……」以下の部分だ。

事実かどうかは、猪瀬氏に聞くしかないが、筆者は猪瀬氏のジャーナリストとしての誠実さは知っているので信じる。 :7億円以上を不正請求していたのが、上記掲載記事の「辺野古反対派リスト 個人名削除し再提出か」と同じ会社なのである。

これで、筆者の想像は、確信に近づいた。何と怖ろしいことが、現実に起きているのだ。

岩上氏が、緊急事態条項に危機感を募らせていたが、事実は、ここまで急を要する状況になっているとは、流石に知らなかった。

サマワへの自衛隊派遣中にも、上述のような日本企業が、ロッキードマーチンやハリバートン社の下請けとして、派遣されていた可能性は、かなりある。

自衛隊の闇と云う本も出版されているが、まさに、かなり危険なレベルまで、自衛隊の闇は実存するようだ。


≪ 自衛隊幕僚幹部の小西洋之議員暴言事件

小西議員を脅迫言動襲撃した幕僚幹部の空自三佐の思想的背景と彼と彼の仲間を動かしていた資金源の解明を国民は求めている。

180cmもあるこの異様な3等空佐は参院議員会館前の暗い夜9時の路上で小西議員を見かけ、「国のために働け」とか「国益を損なうな」「ばかなのか」などと大声で脅迫した。

その時、駆けつけた警官は凶器を所持していたか身体検査をしたのだろうか? :暗い路上で大声を出して国会議員を威嚇する男は誰が見ても異常である、先ず身柄確保が当たり前ではないか。

「国のために働け」の国とは? :米英侵略軍に家族を殺されたイラクの子供や家族はサマワ派遣共犯日本人の「国のための働き」を絶対に一生許さないだろう。

米英軍のイラク人家族殺しの共犯者になったという「国のための働き」は侵略強盗殺人戦争の共犯者として自己の歴史に否応なく刻印されている。

この異常な空自三等空佐のいう「国のために働く」「国益」とは、米英軍によるイラク人家族惨殺の共犯者にイラクサマワの地でなり下がるということだ。

イラク派遣の自衛隊がイラク人家族殺しの米軍を輸送支援したという「働き」のことだ。

中東の破壊で莫大な利益をあげた軍産複合体、ロッキードマーチンやハリバートン社のおこぼれに与って利益を上げた日本の軍事企業の利益なのである。 でっち上げの情報でイラクを侵略した米英軍はイラク全土をメチャクチャに破壊し何十万人ものイラク国民を惨殺した、その混乱は今に及び世界にテロが蔓延した。

米軍支援のイラク派遣で「国のために働いた」共犯日本人の手は殺されたイラク国民の血で汚れている、罰せられなくても罪が消えることはない。

226事件で国民が選挙で選んだ政治家が次々に惨殺された。

4人の女中と運転手、高額なデパートや料理屋への支払いなどの華美な生活に明け暮れていた北一輝が三井財閥から受け取った金を惨殺犯である226のチンピラ将校たちに配っていた話は有名である。

猪瀬直樹著『民警』の中に改憲の巨大利権である辺野古基地の建設強行の警備を請け負った民間警備会社「ライジングサンセキュリティーサービス」(東京都渋谷区)の応接室で社長の八木均から元海上自衛隊二佐で自衛隊特殊部隊「特別警備隊」の創設に関わった伊藤祐靖を紹介される場面が印象深く描かれている。

その警備会社「ライジングサンセキュリティーサービス」の不正が今頃になって浮上して来た。

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事を受注した大成建設から海上警備を委託された警備会社「ライジングサンセキュリティーサービス」(東京都渋谷区)が、業務に当たった人数を水増しし、人件費約7億4千万円を過大請求しようとしていたことが24日、防衛省への取材で分かった。

同省は、不正把握後も同社を指名停止処分にせず4件で計約70億円の契約を結んでいた。

防衛省によると、大成建設は2014年8月、ライジング社に海上警備業務を委託。

15年1月、沖縄防衛局に同社従業員を名乗る人物から通報があり、同社による過大請求の疑いが発覚した。

3年前に分っていたのである。

防衛省はライジング社を指名停止にせず、口頭注意にとどめ、27〜29年、同社は一般競争入札を経て、新たに海上警備4件を受注した。応札は1社だけで、落札率は98〜99%だった。

会計検査院は29年11月、防衛省がライジング社提出の人件費の見積もりをそのまま採用したため、約1億8千万円の過大請求が発生したと指摘している。
 ≫(「PONGISAYOKUって何ですか?」さんのサイトより抜粋)


最後になって、疲労困憊なので、記事だけ紹介して寝かせていただく。


≪ 辺野古工事:土砂を積んだトラックから赤く濁った水

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、埋め立て用土砂の搬出場所である名護市安和の琉球セメントの桟橋では13日午前、新基地建設に反対する市民約70人が作業を止めるよう訴えた。強い雨が降る中、土砂を積んだ大型トラックから赤く濁った水が流れ出たことで、市民らは「赤土は混じっていないという説明は破たんしている」と抗議を強めた。

 海上搬送される土砂「岩ズリ」について、「赤土混入の疑いが強い」ことから、県は立ち入り調査などを求めている。一方、沖縄防衛局側は「埋立承認願書の添付図書に記載された内容に合致する」との認識を示している。

 沖縄平和運動センターの大城悟事務局長は「岩ズリに赤土が混じっているのは明らかだ。違法行為だ」と非難した。

 水曜日は安和桟橋前での集中行動日で参加者が多いため、土砂を積んだ車両は信号が変わる90秒に1台のペースで県道から桟橋へと入っていった。雨での中断もあり、約3時間で80台の通過にとどまった。
 ≫(沖縄タイムス)
















関連記事
<毎日新聞、スクープ!>家族の名前や職歴・・・辺野古反対派リスト!防衛省が依頼!
http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/762.html




http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/545.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 野田前首相、国民と自由の合流協議に注文(TBS)「本当にいいのかどうかを含め、冷静に議論をしてほしい」
野田前首相、国民と自由の合流協議に注文
2/15(金) 0:15配信 TBS News i
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190215-00000002-jnn-pol

 国民民主党と自由党の合流に向けた動きについて、野田前総理は会見で、「本当にいいのかどうかを含め、冷静に議論をしてほしい」と注文をつけました。

 「野党全体を大きな束にするために、今進めている協議が本当にいいのかどうかを含めて、よくお互いに冷静に判断をしながら、議論をしてほしいなと思いますね」(野田佳彦前首相)

 国民民主党と自由党の合流に向けた動きについて、野田氏はこのように述べた上で、「全体像を見た上で、1歩目を間違ってはいけない。2歩目、3歩目の展望があった上で、きちんと進めてほしい」と注文をつけました。

 国民民主党の玉木代表は今月初めに野田氏と会談していて、玉木氏としては、現在、野田氏が代表を務める衆院会派との連携を深めたい考えです。

 一方の野田氏は、旧民主党政権時代の2012年、民主、自民、公明の3党で消費税率を10%に段階的に引き上げることで合意していましたが、「私が描いていた社会保障の充実と財政健全化のための消費税引き上げとはかけ離れた動きになっている」と懸念を示しました。(14日17:05)

http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/546.html

記事 [政治・選挙・NHK257] <キャスト>安倍首相が壊れ始めた!連日の野党攻勢に…声荒げる 大谷さん「一国の総理のわりに、あやふやな話をする」 

































http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/547.html

記事 [政治・選挙・NHK257] カエル跳ぶか 壊し屋の勝算 この男を抜きに平成の政治史は語れない政治家の1人、自由党代表・小沢一郎 NHK政治マガジン
 


カエル跳ぶか 壊し屋の勝算
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/14059.html
2019年2月13日 NHK政治マガジン

この男を抜きに、平成の政治史は語れない。

そんな政治家の1人、自由党代表・小沢一郎(76)。

自民党を離党して、2度の政権交代に中心的な役割を果たし、その剛腕と経歴から「壊し屋」の異名を持つ。平成最後のことし、統一地方選挙と参議院選挙が重なる12年に1度の政治決戦の年。再び動きだした彼が白羽の矢を立てたのは、若きリーダーだった。

(政治部野党クラブ 森田あゆ美/岡崎靖典)

3匹目のカエル

去年、結成された国民民主党は、野党の第2党にとどまり、支持率は低迷。

リーダーとして舵取りを任された、玉木雄一郎(49)。年明け以降、イソップ童話のある一説を、繰り返し引用するようになった。



「ミルク壺に3匹のカエルが落ちた。1匹目は悲観的な性格で『何をしてもダメだろう』と早々に諦め、沈んでいった。2匹目は楽観的な性格で『そのうち助かるだろう』と何もせずにいたら、やっぱり沈んでいった」



「3匹目は『今、出来ることは、とにかく、もがくことだけだ』と考え、諦めることなく、手足をバタつかせていたら、いつの間にか、ミルクがバターになって、足場が出来て、外へ飛び出すことができた」

玉木氏は、去年9月に代表に就任した当初から、「野党の大きな塊をつくる」と訴え、野党の党首らに連携の強化を呼びかけてきた。

「全国をまわると『野党がバラバラなので、まとまって欲しい』と言われる。自民党に代わる、もう1つの選択肢を作るのが、野党の責任で、国民民主党を結党した目的の1つでもある」

一方、小沢氏も、同様に、野党勢力の結集を訴えていた。しかし、小沢氏の視線の先には、野党第1党の立憲民主党があった。第2党である国民民主党と先行して連携することには、消極的だった。



事態が動いたのは、1月24日の朝。小沢氏は朝食も取らずに国会に駆けつけ、玉木氏と向き合った。そして、わずか10分間の会談後、国会での「統一会派」を結成すると発表した。



だが、関係者への取材によれば、本来、2人が目指したのは、国民民主党と自由党の「合流」だった。

小沢氏は前夜、「合流しなければ、野党勢力の結集にはつながらず、統一会派では意味がない」と周囲に漏らしていた。しかし、党内の根強い慎重意見を払拭できなかった玉木氏が、「将来的な合流も視野に協議に入る」という折衷案で小沢氏を説得し、ひとまず「統一会派」の結成で落ち着いた形だ。

「次善の策」

立憲民主党を核に野党勢力の結集を目指していた小沢氏。おととしの国会での総理大臣指名選挙でも、枝野代表に投票していた。なぜここで国民民主党との連携に舵を切ったのか。



「何回か、枝野さんと話し合いをしたんだけども、最終的に枝野さんは『自分たちは、自分たちだけでやる』という結論だったので、これじゃあ、当面、だめだということになった。次善の策として、国民民主党と連携を取りながらやっていこうと。国民民主党に少しでも力を貸して、もうちょっと支持率が上がってくれば、枝野さんも考えを変えてくれるんじゃないかと」

枝野氏の説得は困難だと判断したのは、去年の夏頃だったという。



「枝野さんの気持ちが変わって欲しいんだ。枝野さんは『野党が一緒になっても、役に立たない』と言っているようだが、そんなことはない。国民は、野党が一緒になることを期待しているんだから。(野党が一緒になると、選挙で)票が減るなんて、とんでもない話で、そこはちょっと勘違いしているのではないかという気がする」

「小沢政局」の平成政治史

玉木氏に呼応し、「次善の策」として、国民民主党との連携に動いた小沢氏。

しかし、2人の思惑通りに合流にたどり着けなかった背景には、やはり、国民民主党の中にある小沢氏への強い警戒感があった。平成の政治史で、小沢氏は、常に政局の中心にいたと言っても過言ではない。「親小沢」か「反小沢」かを軸に、日本の政治は、大きく揺れた。

平成 元年 47歳で自民党幹事長に就任。歴代最年少だった。



平成 5年 野党が提出した宮沢内閣不信任決議案に賛成に回り、衆議院解散に追い込む。自民党を離党し、新生党を結成。



直後の衆議院選挙で、自民党は過半数割れ。非自民8党派による細川連立政権を樹立。

平成 6年 新生党を解散。自民党に代わる二大政党制の実現を目指して、新進党を結成。



平成 9年 新進党を解散。

平成10年 自由党(旧)を結成。



平成11年 自民党との連立で政権に参画。

平成12年 政権を離脱。

平成15年 当時の民主党と合併。

平成19年 参議院選挙で代表として陣頭指揮にあたり、民主党を参議院第1党に。衆参で多数派が異なる、ねじれ国会となった。



平成21年 民主党政権誕生。

平成23年 政治資金をめぐる問題で、党員資格停止の処分を受ける。

平成24年 集団離党し、民主党は分裂。



旧民主党の流れをくむ国民民主党の中には、民主党が政権を失う要因をつくった「戦犯」の1人と見る向きもあり、小沢氏との合流には、根強い拒否反応がくすぶる。

統一会派を結成し、両党の議員が初めて一堂に会した先月28日の会派総会。



小沢氏と同じ岩手県選出の階猛・憲法調査会長が発言を求めた。



「大義が見えない。野党が大きな塊になるどころか、むしろ、立憲民主党との溝は深まって、大きな塊から遠ざかっていくような気がする。党がこれまで守ってきた、中道改革政党という理念にも、必ずしも、そぐわないのではないか」



階氏は、小沢氏が民主党時代に党を割ったことを引き合いに出し、「過去の総括が必要だ」と主張し、統一会派の結成は拙速だと訴えた。小沢氏は、階氏に目を向けることもなく、ひな壇に座り続けた。

党内からは、こんな声も聞かれる。

「都合が悪くなると逃げ出すのが小沢氏の本質で、逃げ出した人が、ノコノコと戻ってくるのは、おかしい」

「ちゃぶ台を簡単にひっくり返す人で、当時の民主党が制御できなかったのに、いまの国民民主党がコントロールできるはずがない」

玉木氏はなぜいま、小沢氏との連携に踏み切ったのか。



「私は若い世代なので、先輩たちのように『親小沢』『反小沢』という経験を全くしていない。その意味では、政権交代を目指し、実現してきた政治家として、小沢一郎を見ている。2大政党制的な仕組みが出来て、時々、政権が入れ替わり、緊張感のある議会制民主主義が機能することが、小沢さんが求めてきた姿で、非常に賛同するところがある」

「あの頃、小沢さんは、雲の上の人で、近づくこともできなかった」

玉木氏が初当選したのは、民主党が政権交代を果たした平成21年。



当時、小沢氏は、党の幹事長としてらつ腕を振るっていたが、その後、離党。玉木氏は、民主党が分裂していく姿を目の当たりにした経験からも『野党は再結集するべきだ』という信念を持つに至ったという。



「小沢さんが、民主党から出て行った時は、非常に残念でしたね。小沢さんの経験や知見をいかしていくことが大事だと思う一方、党を割って、バラバラになってしまったことの総括は必要だと思う。そうしないと、みんなが納得して力を合わせる体制は作れない」



激しい権力闘争の荒波を乗り越え、17回の当選を重ねたベテラン党首と、当選4回の若き党首が並ぶ姿は、”新たな師弟関係”の誕生を象徴しているようにも映る。



「小沢さんの選挙に対する熱意は、政治家全員が学ばなければいけない。実際、自分の選挙も、小沢さんのやり方をいろいろ勉強して、強くなってきた。私にはないものをたくさん持っていて、経験もある。違いを見るのではなく、お互い、足りないところを補完し合って、うまく連携できれば、大きな力を発揮する」

2人がともに見据えるのは、夏の参議院選挙だ。国民民主党と連携する小沢氏が梃子(てこ)入れを図ることで、勝敗の鍵を握るといわれる「1人区」で、野党側の候補者一本化に弾みがつくのではないかという期待感もある。

しかし、小沢氏が目指しているのは、そこではない。

3年前の参議院選挙で、当時の民進党、共産党、社民党、生活の党は、すべての「1人区」で候補者を一本化したが、1人区の結果は、11勝21敗だった。



小沢氏が目指すのは、あくまで、野党勢力での全体の過半数の獲得だ。



「1人区で1本化したって、自民党には勝てない。前回の参議院選挙が、よい例だ。野党が1本化したが、与党に3分の2をとられてしまった。そんなこと、いくら言ったって、だめだよ。国民が『自民党に代わる、それなりの規模の器が野党にできたな』と感じない限り、勝てない。国民の思いに忠実になるなら、すべての野党が一緒になるべきだ」

小沢氏は、政党での結集が難しければ、野党側が1つの政治団体を作って、選挙に臨み、選挙区の候補者を一本化し、比例代表で統一名簿を作ることが不可欠だと主張している。玉木氏も、小沢氏の主張に同調するが、2人の戦略を結実させるには、野党第1党の立憲民主党の協力は不可欠だ。

しかし、枝野代表は「永田町の内側を向いた数合わせ」とは一線を画すとして、政党の合従連衡を拒絶する姿勢を貫いている。



「トータルの票は間違いなく減ると確信している。夏の参議院選挙で、立憲民主党が統一名簿に加わることはありえない。やりたい方は、わが党以外で進めてください。これ以上、わが党に持ちかけられるのは迷惑だ」

これに対し、小沢氏は「数合わせ」の批判を一蹴する。



「『数合わせ』は全然、否定していない。民主主義というのは多数決で、所詮、『数合わせ』なんだよ。多数を取るため、賛同する同志を集めるのは、何も悪いことではない。国民が『まとまれ』と言っているのに、『まとまっちゃいけない』というのは、どういう理由だ。へんちくりんな議論だ」

この握手に、勝算は

国民民主党と自由党が統一会派を結成してから、初めてとなるNHKの世論調査が、12日に公表された。

国民民主党 支持率 0.6%(-0.4%)
自由党 支持率 0.2%(±0%)

現時点で、目立った効果は見られない。

平成の政局で、時に世間が驚く一手を繰り出してきた小沢氏に「秘策」はあるのか。



「『秘策』なんて何もない。要するに、全野党が一緒になることだ。枝野さんが、いくら『そんなの嫌だ』と言っても、支持している国民みんなが『やれ』と言ったら、やらざるを得なくなるよ。自分だけ『嫌だ』なんて言ったら、国民から『おかしいじゃないか』って、言われちゃうよ」

玉木氏が引き合いに出したのは、やはりあの寓話だった。



「自由党との連携は、あくまで第一歩で、ここから先にどうつなげていくかだ。ミルク壺の中で、手足をばたばたさせている一環かなと思っている」

野党勢力の結集に向けて、「壊し屋」と呼ばれた政治家はかつての溝を乗り越えられるのか。そして、もがき続ける「3匹目のカエル」は、ミルク壺から飛び出せるのか。

結果が示される夏の参議院選挙まで、残された時間は、そう多くはない。


政治部記者
森田 あゆ美
平成16年入局。佐賀局、神戸局を経て政治部へ。現在、野党クラブで国民民主党担当。


政治部記者
岡ア 靖典
平成14年入局。盛岡局を経て政治部へ。現在、野党クラブで自由党など担当。



















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記事 [政治・選挙・NHK257] メディアを激震させた毎日新聞常務の妻の覚醒剤事件 出入り先の読売捜索で「信頼関係を破壊」〈dot.〉夫は毎日次期社長候補
※イメージ写真

メディアを激震させた毎日新聞常務の妻の覚醒剤事件 出入り先の読売捜索で「信頼関係を破壊」〈dot.〉
2/14(木) 20:15配信 AERA dot.
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190214-00000090-sasahi-soci

 兵庫県警が東京に出張し、摘発した覚醒剤事件がメディアに波紋を広げている。自宅で覚醒剤を所持していたとして県警に7日、現行犯逮捕されたのは、東京都新宿区の増田ルミ子容疑者(46)。この増田容疑者の夫は、毎日新聞社常務取締役のAさんで大阪社会部に在籍していた頃は大阪府警などの担当をし、大阪本社社会部長、東京本社の局長を歴任した大幹部だったのだ。

「県警はネットで覚醒剤を売買する組織をずっとマークしていた。その時、注文を出したのが増田容疑者。そこで自宅に踏み込んで、覚せい剤の所持を確認できたので逮捕された。夫であるA常務も妻の逮捕後、兵庫県警の取り調べや尿検査まで受けたようだ。当然、反応は出なかったが、A常務は毎日新聞の次期社長は間違いなしの人物でした。これまで取引銀行との交渉を一手にやっていたのに…」(毎日新聞関係者)

 昨年末、毎日新聞の経営状況がふるわなかった時もA常務が金融機関と交渉し、乗り切ったという。

「A常務は京都大学の出身。若くから将来が嘱望されていたが、結婚したのがけっこう遅かった。ルミ子容疑者とはひと回り歳が違い、結婚したのは、10年くらい前だったと思う。新聞社の常務の妻が覚せい剤の容疑で逮捕となれば、とてもこのままというワケにはいかない。だが、A常務がいないと会社経営にも重大な問題であるのは事実。幹部はどうすればいいのか、頭を悩ませています」(前出・毎日新聞の関係者)

 一方、ルミ子容疑者は東京の広告制作会社に勤務し、読売新聞東京本社(東京都千代田区)に出入りし、机を借りて広告制作の仕事をしていたという。

 このため、県警は7日、読売本社の一角までも家宅捜索し、大騒ぎとなったのだ。8日付の読売新聞朝刊によると、県警は机の引き出しからルミ子容疑者の私物とみられるメモを6枚押収したという。

 毎日新聞社の社長室広報に取材を申し込むと、ルミ子容疑者の夫が同社の常務取締役であることを認めたうえで、書面でこう答えた。

「(進退に関するご質問には)お答えできません。捜査中の事案につき、事件に関わるコメントは控えさせていただいております。常務取締役として在籍しているのは事実ですが、それ以外についてはお答えを控えさせていただきます」

 読売新聞グループ本社広報部に取材を申し込むと、書面でこう回答があった。

「(ルミ子容疑者が同社に出入りしたのは)1年半ほど前です。当社は事件とは一切無関係であるのに、当社の関連会社が取引先に作業用として貸していた引き出しが捜査対象となり、大変な迷惑を被りました。信頼関係を破壊されたため、すでに関連会社が当該取引先に契約解除を通知しています」(同社広報部)

 毎日新聞社常務の妻でありながら、競合する読売新聞社に出入りしていたルミ子容疑者。何が彼女を覚せい剤に走らせたのか……。(取材班)

http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/549.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 全く相手にされず、対北安倍外交の完全敗北で残るはATMへの道だけとは。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/02/atm.html
2月 15, 2019 日々雑感(My impressions daily)


<ベトナムの首都ハノイで27、28両日に開かれる米朝首脳再会談に向けた実務協議で、米側が米朝2カ国間の不可侵宣言や平和宣言の採択を、北朝鮮に打診したことが14日までに分かった。複数の日米両政府関係者が明らかにした>(以上「共同通信」より引用)

<昨年6月に続く2回目の米朝首脳会談が2月27、28の両日、ベトナムで行われる。外交、安全保障の専門家によると、この2回目の会談で北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、米国に届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)の放棄や一部の核・ミサイル関連施設の廃棄などを約束、その見返りにトランプ米大統領が制裁の一部緩和・解除など大幅な妥協に応じるとの見方が強まっている。

 加えて主にトランプ大統領が抱える米国の政治状況のため、今回が金正恩氏との実質最後の会談になるとの見方さえ出てきている。

 会談が開催されるまでの数週間の準備期間中に、米側が巻き返す可能性もないわけではない。会談までの国際情勢の変化がこうした見通しに大幅な変更をもたらすかもしれない。ただ、今のところ聞こえてくるのは、特に日本の安全保障環境にとっては悲劇的ともいえるような結末だ。

 トランプ大統領は6日(日本時間)米議会で行った一般教書演説の中で、2回目の米朝首脳会談の開催時期について、2月27、28日、場所はベトナムと明言した。都市名は明らかにしなかったが、中部のリゾート地ダナンと見られている。

 これまで両国間の会談の準備としては、金英哲朝鮮労働党副委員長が1月下旬に訪米し、トランプ大統領、ポンペオ国務長官らと会談、ここで2回目の会談の開催が基本合意された。その後、ストックホルムで米朝の実務者協議も行われ、米国のビーガン北朝鮮担当特別代表らは6日平壌入りしている。

 これに対し、日本の北朝鮮の専門家らによると、一連の準備協議では北朝鮮の非核化をめぐる合意、例えば当初指摘された完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)には、ほど遠い見通しだという。ただ、開催を急ぎたいトランプ大統領と金委員長の思惑が重なったことで、具体的な合意の見通しも立っていない段階で会談の日取りと場所だけが先行した形だ。

 まず懸念されるのが、当初は「核・ミサイルの廃棄が実現しなければ制裁解除には応じない」としていた姿勢が、段階的・相互的な交渉、すなわち一定の対応をしたことを受けて米側が譲歩するという北朝鮮の「サラミ戦術」に、明らかに乗せられている点だ。

 焦点の一つは、ICBMの扱い。北朝鮮は2017年秋に「火星14」「火星15」と称する弾道ミサイルを相次いで発射した。いずれも、ロフテッド軌道(通常より高い角度で打ち上げ、飛距離を抑える方法)で発射されたため射程は明確でなく、またICBMとしての必須条件とされる大気圏再突入技術も未確立とみられている。それでも、火星15発射を受けて北朝鮮は「核武力完成の歴史的大業」を実現したと宣言している。

 「米国第一」主義のトランプ大統領については、日本など周辺諸国の脅威となる短・中距離弾道ミサイルではなく、米国の届くICBM放棄を優先させるのではとの懸念が強かった。今回、北朝鮮情勢に詳しい学者は、「このICBMのみの放棄で決着させるのでは」との見方を示す。

 当初、北朝鮮の譲歩の見返りにトランプ大統領が行う可能性があるとみられていたのが、在韓米軍の撤退・縮小だ。だが、大統領自身が3日、現時点で計画はないと明言した>(以上「時事通信」より引用)


 安倍外交は何だったのだろうか。上記に引用した共同通信と時事通信の記事を見る限りでは今月末に予定されている米朝会談はICBM開発を軸にして話し合われるようだ。つまり日本に対する「北の脅威」とは無縁なところで「手打ち」になりそうだ。

 北朝鮮に核は温存され、日本列島を射程に収める中距離ミサイルも残ったままだ。その上で米国は手打ちした北への経済援助を日本の「肩代わり」するように求めるという。どこまで日本は米国のATMにされれば良いのだろうか。

 平和を謳う「国連」は核なき世界を希求する人類の国際機関てはいないのか。その国際機関の主要国を構成する安保理常任理事五ヶ国は「核不拡散」ではなく、「核廃絶」に責任を持つべきではないか。

 それが北朝鮮の核すら廃絶させることが出来ないでいる。そして米国は自国にさえミサイルが降らなければ「平和」だという。そんな国に安倍自公政権は「戦争法」で自衛隊員の命さえも差し出すことを決めた。何のための「戦争法」なのだろうか。

 早朝のテレビ番組を中止して一時間もJアラートを鳴らし続けて「北の脅威」を煽った日本のマスメディアが米朝首脳会談がICBM開発だけを問題にして、核廃棄は段階的に実施する、との約束だけで米国の不可侵で決着を付けようとしていることにテレビ番組を中止してJアラートを鳴らさないのはなぜだろうか。

 安倍自公政権が選挙で勝てば「北の脅威」は絵空事だったとでもいうつもりなのだろうか。安倍氏は北朝鮮の核開発とICBM開発を「国難」と称した。そして安倍自公政権は「国難突破選挙」で勝ったが、日本国民に対する「北の脅威」は何も変化していない。

 日本国民は日本のマスメディアによるプロパガンダに嵌められている。実態は何も変化していないのに、北朝鮮の脅威は消えてなくなったかのように報道から消えた。

 そして米国は北朝鮮の核廃棄に関する数兆円に上ると思われる費用負担を日本に求めようとしている。おそらく米国のポチ政権はそれに尻尾を千切れんばかりに振って従うのだろう。以前として日本に対する「北の脅威」は温存されたままにも拘らず。

 安倍外交は完全に破綻している。ものの見事というしかない。拉致問題は1ミリも前進していないし、中距離ミサイルに関しては米朝会談の議題にすら上がって来ないという。

 そろそろ安倍氏は六年有余の間に世界の何処と何処を巡って何を話し合い、何を決定して幾らの経費を税金から支払ったのか、の総括をして国民に報告すべきだろう。ついでに延べ何人の民間人の経済人や評論家たちを政府専用機に同乗させて世界漫遊をしたのかも報告すべきではないか。そして自らの無能・無力を懺悔して退陣すべきだ。



http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/550.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 自民党はいま、まさに各派閥分裂抗争の前夜、そこにかつての自民党幹事長であった小沢一郎代表が、抜群の軍資金力にものを言わせ
自民党はいま、まさに各派閥分裂抗争の前夜、そこにかつての自民党幹事長であった小沢一郎代表が、抜群の軍資金力にものを言わせて、各派閥に着々と楔を打ち込んでいる
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/df5e318d61af28a694991d3927101ed2
2019年02月15日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 4月の統一地方選挙後に行われる7月の参院議員選挙、総選挙を見据えて、安倍晋三政権下の自民党が、「分裂含み」でガタつき始めている。これを最も憂慮し、警戒しているのは、安倍晋三首相である。7大派閥のうち、石破派(水月会)を除いた6派閥の事務総長を首相公邸に裏口から呼び込んで密会したのが、その証拠の1つだ。しかし、6派閥は必ずしも安倍晋三首相に忠誠を誓っているわけではない。実は同床異夢。安倍晋三首相の大叔父・佐藤栄作元首相が7年8か月の連続在任を記録して、だれからも惜しまれることなく退陣した後、田中派、福田派、大平派に分裂して、総裁選挙を争った実例があり、いまは、まさに各派閥分裂抗争の前夜といえる。そこにかつての自民党幹事長であった小沢一郎代表が、抜群の軍資金力にものを言わせて、各派閥に着々と楔を打ち込んでいる。政界再編に詳しいプロは、以下のように情勢分析している。



http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/551.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 沖縄県民投票が告示。少なくとも29万人の反対票を!+統計不正、首相補佐官がサンプル替えに関与か(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/28010726/
2019-02-15 01:18

 今日14日、沖縄県で辺野古移設(新基地建設)の賛否を問う県民投票が告示された。投開票日は24日だ。(期日前投票も行われる。)

 この投票は、単に「賛成」「反対」のどちらが多いかを問うものではない。条例の規定によれば、「賛成」「反対」「どちらでもない」の3択で投票。最多得票の選択肢が全有権者の1/4に達した場合、知事はその結果を尊重しなければならず、首相と米大統領に速やかに通知するというものなのである。(・・) 

<先日も書いたのだが。(『沖縄の県民投票、全市町村で実施へ。反対1/4以上ゲットが鍵+石垣島の住民投票は否決』)おそらく自民党が「どちらでもない」などの選択肢を入れた3択にこだわった大きな理由の一つは、選択肢を3つにして、「反対」票の割合、人数を少しでも下げようと。できれば、1/4に達さないようにしたのではないかと察する。^^;>

* * * * *

 沖縄県の14日の発表によれば、総有権者数は115万6295人。反対票が1/4に達するには、約29万人分の票が必要だ。(++)

 そして、その29万人分の票数を得るためには、それなりに投票率を確保する必要がある。<あと、投票率が低いと「県民の総意とは言い難い」とか「県民の関心が薄かった」とか批判する人が増えるので、できるだけ高い方がいい。>

 投票率50%、反対50%でも、25%(1/4)に達するのだけど。mew的には、少なくとも35%(60%・60%、50%・70%とか)。できることなら、総有権者数の1/2を超えたいところ。(71%・71%で実現)

 この投票結果には、法的拘束力はないのだけど。沖縄県民の多数が辺野古移設に反対だという意思をしっかりと示すこと、そして日本や米国の政府、国民に・・・ひいては世界に知らしめることが何より重要なのである。(**)

<菅官房長官は、県民投票の結果にかかわらず、移設工事を進める意向を示しているが。県民投票での反対票の数が多ければ、日本政府がいかに県民の意思を尊重せず、上からの力を用いて非民主主義的で横暴なことをしているか、日本内外の人々にも伝わりやすいし。さらに国民世論を喚起する契機もなり得ると思う。>

* * * * *

 ちなみに自民党、公明党、維新の会は自主投票であるとのこと。<県民投票も党の意向に従うというのもいかがなものかと思うけど。党や支援団体によっては、投票に行ったか否か、何にor誰に投票したかチェックしちゃうとこもあるというからね〜。^^;>

 公明党の沖縄支部(県本)は、もともとは辺野古移設に反対の立場で。支持者の多くも反対しているようなので、その動向は今回の結果に大きな影響を与える可能性があるのだけど。本当にフリーの自主投票なのか、実際には何らかの要請(「反対」の人も、「どちらでもない」に入れて欲しいとか、棄権して欲しいとか)があるのかはわからず。ビミョ〜なところ。^^;
 
 自民党や維新の会の中には、できるだけ投票率を下げて、反対票を少しでも減らしたいという考えがあると思うし。公明党にも何らかの協力を要請している可能性もなきにしあらずなのだが。<自民党は、「反対」が県知事選で玉城氏がとった39万票を上回るかどうか気にしているらしい。>
 
 今回の県民投票は、沖縄の住民が有権者の1/50以上の署名を集めて直接請求を行ない、県議会で条例を制定して実現されることになったもので。まさに民主主義的な手続きを経て、行なわれるもの!

 しかも、もしかしたら、これが沖縄県民の辺野古移設に関する意思をはっきりと示す、最大かつ最後のチャンスになるかも知れないわけで。

 支持政党を問わず、ひとりの県民として、できるだけ投票に行って、その意思を示して欲しいと願っているmewなのである。(**)

『辺野古県民投票が告示=反対票の伸び焦点−沖縄

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設の是非を問う県民投票が14日午前、告示された。

 玉城デニー知事ら「オール沖縄」勢力は移設阻止の圧倒的な民意を示したい考えで、反対票の占める割合や投票率が焦点となる。投開票は24日。結果を踏まえた安倍政権の対応も注目される。

 告示を受け、玉城氏は県庁で記者団の取材に応じ、「自身の意思を直接示すことができる大変重要な機会だ。ぜひ貴重な一票を投じてほしい」と県民に呼び掛けた。

 県民投票は、政府が進める埋め立て工事に「賛成」「反対」「どちらでもない」の3択で民意を問う。反対派市民団体による直接請求で条例が制定された。最多得票の選択肢が全有権者の4分の1に達した場合、知事は「結果を尊重しなければならない」と規定し、首相と米大統領に速やかに通知することも定めた。

 投票は全41市町村で実施される。県が14日に発表した有権者数は115万6295人。約29万人で、条例の規定を満たすことになる。ただ、投票結果に工事を止める法的拘束力はない。(時事通信19年2月14日)』

『玉城氏や、玉城氏を支える「オール沖縄」勢力は、安倍政権に移設断念を求める上で、反対多数の強い民意を示したい考え。社民党や共産党、労働組合などが、反対への投票を呼びかける。一方、安倍政権を支える自民、公明両党は「自主投票」を決めており、組織的な運動はしない。

 県単位の住民投票は、1996年の沖縄県で、米軍基地の整理・縮小と日米地位協定の見直しをテーマに実施されて以来。この時の投票率は59・53%で、賛成が89・09%を占め、当日有権者数の過半数に達した。(朝日新聞19年2月14日)』

『オール沖縄幹部の県議は「他の住民投票でも『どちらでもない』に似た選択肢があったが、ほとんど票が入らなかった」と語る。確かに平成13年に東京電力柏崎刈羽(かりわ)原子力発電所(新潟県)でのプルサーマル計画実施の是非を3択で問うた刈羽村の住民投票で、「保留」は3・63%だった。

 とはいえ、昨年9月の知事選で玉城氏が得た約39万票を「反対」票が下回れば、玉城氏にとって打撃となる。玉城氏は知事選勝利を「反辺野古の民意」と位置づけており、自民党などから「知事は反辺野古で当選したわけではない」との批判を浴びかねない。(産経新聞19年2月1日)』

* * * * *

『官房長官「結果にかかわらず移設推進」 辺野古移設県民投票

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は14日午前の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾=ぎのわん=市)の名護市辺野古移設をめぐる県民投票について、結果にかかわらず移設を進める考えを示した。「住環境や生活環境に十分配慮しながら進めていく考え方に変わりない」と強調した。

 菅氏は、県民投票について「地方公共団体が条例に基づいて行うもので、政府としてコメントは差し控えたい」とした上で「移設の原点は世界で一番危険といわれる普天間飛行場の危険除去と固定化を避けることで、それを含めて判断されるべきだ」と述べた。(産経新聞19年2月14日)』

 話は全く変わるのだが・・・。

 残念ながら、厚労省の統計不正調査の問題に対する関心はなかなか広がらず。野党も国会でこの問題を長い時間、扱いにくくなっているようなのだが。

 ただ、実際のところは、どんどんと新たな事実、問題点が明るみになっているわけで。当ブログでも、めげずに取り上げて行きたいと思っている。(・・)

 13日、14日の衆院予算委員会では、当時、安倍首相の秘書官だった中江元哉氏(現・財務省関税局長)が15年3月に厚労省から調査対象の入れ替えに関して説明を受け、同年9月には厚労省に、調査対象事業所の入れ替えに伴う賃金の変動についての「問題意識」を伝えていたことが判明。

 これが厚労省のサンプルの入れ替え(=賃金上昇率の数字アップ)につながったのではないかという疑いが出て来た。(-"-)

『首相秘書官が「問題意識」 勤労統計の対象入れ替え時に

 「毎月勤労統計」の不正調査問題をめぐり、安倍晋三首相の秘書官が2015年9月に調査対象事業所の入れ替えに伴う賃金の変動についての「問題意識」を厚生労働省に伝えていたことが13日、明らかになった。首相が同日の衆院予算委員会で立憲民主党会派の大串博志氏の質問に答えた。

 勤労統計では、調査対象の半数を占める従業員30〜499人の事業所の15年1月の全数入れ替えに伴い、過去の増減率が増加から減少に転じた月があった。厚労省は「各方面から分かりにくいとの意見が寄せられた」として同年6月から「毎月勤労統計の改善に関する検討会」で事業所の入れ替え方法などについて議論を始めた。同年9月の第6回会合で、「引き続き検討」とする「中間的整理(案)」をまとめた。

 首相は13日の予算委で、「15年9月に国会で質問を受け、答弁を準備する際に事業所入れ替えの影響がある旨の説明を受け、認識した」と述べた。また、当時の首相秘書官が厚労省から賃金の変動について説明を受けた際、「過去にさかのぼって数値が大幅に変わる理由や実態を適切に表すための改善の可能性などについて問題意識を伝えた」と述べた。一方で「私から勤労統計について指示をしたことは全くない」とした。(朝日新聞19年2月13日)』

『厚労省説明は2015年3月末 勤労統計、首相秘書官に

 菅義偉官房長官は14日の衆院予算委員会で、毎月勤労統計の調査対象事業所の入れ替えに伴うデータ変動を巡り、厚生労働省の担当者が当時の首相秘書官に説明したのは2015年3月末だったと明らかにした。4月発表分からデータに変動があることを事前に伝えた。

 首相秘書官は現在、財務省関税局長を務める中江元哉氏で、厚労省の官房総括審議官らから説明を受けた。菅氏は事前説明について「3年に1度、サンプルの入れ替えに伴い、数値が大幅に変わる」との内容だったと述べた。立憲民主党会派の大串博志氏への答弁。(共同通信19年2月14日)』

* * * * *

 また、13日に開かれた厚労省に対する野党のヒアリングでは、去年の1月から賃金が低い「日雇い労働者」を外していた(その結果、賃金が高くなった?)こともわかった。(・o・)

『厚生労働省の統計不正問題をめぐる野党のヒアリングで、国民民主党の出席者は、「毎月勤労統計調査」は去年1月の調査分から「日雇い労働者」が対象からはずされたために賃金が実態以上に高いデータになっているとして、「アベノミクス偽装の疑いが強まった」と批判しました。(略)
 
 13日に開かれた厚生労働省などに対する野党のヒアリングでは、「日雇い労働者」が調査対象からはずされたことが取り上げられました。

 国民民主党の出席者は「賃金が低い人を対象からはずせば、数字が上振れするのは当たり前だ」と指摘したうえで、「アベノミクス偽装の疑いが強まった」と批判しました。

 これに対し、厚生労働省の担当者は「あくまでも想定だが、仮に『日雇い労働者』を含めて集計すれば、賃金は、集計結果よりも低く出ると思われる」と述べました。(NHK19年2月13日)』

 統計の調査対象を替えることによってアベノミクスの数字を意図的に操作したのか否かは、本当に重要な問題なので、せめてニュース番組は、この件をもう少し取り上げて欲しいと願っているmewなのだった。(@@) 

 THANKS



http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/552.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 小沢一郎の「平成分析」で気づくこと/政界地獄耳(日刊スポーツ)
小沢一郎の「平成分析」で気づくこと/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201902150000091.html
2019年2月15日8時12分 日刊スポーツ


★11日、自由党代表・小沢一郎は主宰する「小沢政治塾」で講演した。同塾は2001年から小沢の私塾として発足。各方面に人材を輩出している。その中で小沢は平成という時代を分析している。「平成も終わろうとしている。ちょうど私が竹下内閣で官房副長官をやっているときに平成が始まった。日本は右肩上がりの延長にあった。平成という時代は何だったのかというと戦後の時代から次の時代に移るための移行期間。試行錯誤の日本が自立するための、私流に言えば苦悩の時代だったと思う」。

★「新しい時代が来る。新しい時代とは何か。さらに各国の利害の対立は大きくなっているように思う。その中で日本はどうすればいいのか。昭和の戦後の時期を終えて、自立を求められた日本はいまだに自立を果たしていない。自立できない国家、国民とは何か。それは民主主義社会を形成できないということだ。自立した国民がいて初めて成り立つ。日本はまだまだ民主主義国家とは言えない」。

★「議会制民主主義を定着させないといけないという思い。国政に参加してからずっと主張し続けてきたことだ。そのための小選挙区制は細川内閣で実現できた。2度の政権交代、自民党を倒すことができた。しかし短期間でいまだ混迷だ。日本の政治経済社会は安定していない」。確かに平成の間に2度の政権交代、または自民党を下野させたのは小沢だけだ。小沢の国家観、平成という時代観を聞くにつれ、自立できない国家・国民は、自民党によってそう飼いならされていることに気づかされる。小沢の平成とは政治のレベルと国民の自立意識を高めることにあった。ただまだ道半ばだ。今年1月。世間では既に役割を終えたかの評価のある小沢のインタビューが新聞各紙を飾った。政界を見渡し、政治の現実と夢を話せる政治家が減った中、小沢は数少ない政治家となった。小沢の話を改めて聞く時期に来たということか。(K)※敬称略








http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/553.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 陸自の特殊作戦群の創始者が語る「武」を放棄した国の哀れ 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ)
 


陸自の特殊作戦群の創始者が語る「武」を放棄した国の哀れ 日本外交と政治の正体
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/247488
2019/02/15 日刊ゲンダイ


細川首相の下、対米自主路線を目指す動きも(C)日刊ゲンダイ

 陸上自衛隊には「特殊作戦群」と呼ばれる特殊部隊がある。活動は秘密のベールに包まれているが、米国陸軍の特殊部隊群(グリーンベレー)を志向しているとみられている。

 創設者は荒谷卓という人物で、東京理科大を卒業後、陸自に入隊。第1空挺団や弘前39普連勤務後、ドイツ連邦軍指揮大学や米国特殊作戦学校などに留学。帰国後、編成準備隊長を経て特殊作戦群の初代群長を務め、退官後は明治神宮の「至誠館」の館長に就いた。

 私は防大教授時代、「自主防衛」をテーマに彼と一緒に横須賀で対談したことがある。その時、対外的には彼が参加することは宣伝せず、私の講演という形で行った。

 彼が「至誠館」の館長だった時、新年の行事に招かれ、彼の居合を拝見したこともある。その後、いつの間にか、彼は「至誠館」の館長を辞めていた。そして昨秋、三重・熊野市に文化交流施設「国際共生創成協会 熊野飛鳥むすびの里」を開所し、「おやじ」(代表)になっている。

 その彼が今月、「サムライ精神を復活せよ!」(並木書房)という本を出版。「おわりに」の部分にこう書いている。

〈私は、大学卒業と同時に「武士道」を実践できる現場に立てる喜びで意気揚々と自衛隊に入隊した。そして国防の最前線に30年間、身を置いて分ったことは、「武」を放棄した国の哀れさでした〉

〈米国のリスク・ビジネスの顧客になりさがり、「イージス・アショア」のような軍事的合理性もない高額の兵器を買わされて、必死に日米同盟を維持しようとしています〉

〈イージス・システムやXバンドレーダーなどのミサイル防衛システム、F・35次期主力戦闘機、オスプレイ輸送機、AAV7水陸両用車等高額の装備品を次々に買わされ、人件費を除く防衛費の大部分が米国への支払いにあてられている〉

 彼はさらに、〈もし冷戦後に日本が主体的な防衛構想を確立していれば、日米同盟の果たす役割を限定でき、より実効性があり、無駄のない防衛体制を構築できたはずです〉と指摘している。

 歴史を振り返ると、実はこの時、日本国内では対米自主路線を目指す動きがあった。当時の細川首相の下、西広元防衛次官、畠山防衛次官が中心になり、日本の自主性を追求する「樋口レポート」の作成にかかった。

 米国はこれに驚愕し、細川氏を首相の座から引きずり降ろしたのである。

 不思議なことに西広、畠山両氏はほぼ同時期にがんにかかり、2人とも1995年に死去した。そして日本はこの時から、日米一体路線を激しく追求していくことになる。細川首相の辞任がその後の日本外交の転機だったと言えよう。



孫崎享 外交評論家
1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。
















http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/554.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 自衛官募集の首相発言波紋 「自治体6割非協力」「憲法明記で変わる」 改憲への「論法」疑問の声(西日本新聞)
「自衛官募集の首相発言波紋 「自治体6割非協力」「憲法明記で変わる」 改憲への「論法」疑問の声
2019年02月15日 06時00分

 「自治体の6割以上が自衛官募集への協力を拒否している」という安倍晋三首相の発言が波紋を広げている。憲法9条に自衛隊の存在を明記すべきだとの持論を展開する中で飛び出した発言だが、実際には大半の市町村が自衛隊による住民基本台帳の閲覧を認め、自衛官募集を広報誌に載せるなど「協力」している。野党は「改憲したいがための印象操作だ」と批判。与党内からも首相の「独自論法」に疑問の声が上がる。

 首相は10日の自民党大会で「新規隊員募集に都道府県の6割以上が協力を拒否しているという悲しい実態がある。この状況を変えようではないか。憲法に自衛隊を明記して違憲論争に終止符を打とう」と述べた。「都道府県」の部分は12日に「正しくは都道府県と市町村」と言い直した。

 自衛隊法は自衛官募集に関し、自治体が「事務の一部を行う」と規定する。これを根拠に、防衛省は入隊適齢期の18歳など住民の個人情報を紙や電子媒体で提出するよう市町村に要請。義務ではないことに加え、個人情報保護の観点もあり、2017年度の名簿提出は市町村の36%にとどまっている。

 首相発言の「6割以上が協力を拒否」とは、これに応じていない市町村を指す。ただ、名簿を提供していなくても、適齢者をピックアップするための住基台帳の閲覧や書き写しを認めている市町村は53%に上る。庁舎への自衛官募集ポスター掲示などの協力も一般的で、防衛省によると、一切協力をしていないのは5市町村だけという。

 首相は13日の衆院予算委員会で、住基台帳の閲覧容認は「協力」ではないとし「6割以上の自治体で協力を得られていないのが真実だ」と強調。改憲との関連は「自衛隊を憲法に明記することで(非協力の)空気は大きく変わっていく」と力説した。

 この「論法」には与党からも疑問が相次ぐ。自民党の石破茂元幹事長は10日、「『自衛隊が違憲なので協力しない』と言っている自治体を私は知らない」と言及。公明党の北側一雄憲法調査会長は14日、「自衛隊員募集と9条改正は直ちにつながらないのではないか」と語った。

 首都大学東京の木村草太教授(憲法学)は「憲法に自衛隊を明記しても、自衛官募集で個人情報の保護が必要なことに変わりはない。情報提供を受けたいなら、利用目的の限定など適切な管理体制の整備が必要だ」としている。

   ◇    ◇

自治体「閲覧」で協力 改憲でも「対応同じ」

 安倍晋三首相は自衛官の募集に関し「市町村の6割ほどが協力をいただけていない」と発言したが、自衛隊施設がある九州の市町村を中心に西日本新聞が尋ねたところ「法に基づき協力している」との声が相次いだ。首相が指摘する「協力」は、住民基本台帳名簿を紙や電子媒体で提供している約4割の市町村を指しているとみられる。市町村側は台帳の閲覧も協力に含むと受け止めており、認識にずれが生じている。首相は憲法に自衛隊を明記することで協力が進むことを期待しているが、現場からは「対応は変わらない」との声が目立った。

 昨年5月、数人の自衛官が北九州市役所を訪れ、住民基本台帳を閲覧しながら、必要な名簿を書き写した。同市は18歳や22歳など適齢者の名簿は作成しておらず、自衛官の作業は7日間に及んだという。

 住民基本台帳法11条は、国は法令で定める事務遂行などのため、閲覧の請求が「できる」と規定している。総務省は2007年に自衛官募集への協力も該当すると全国の自治体に通知した。同市担当者は「法と通知に基づき、閲覧という形で対応している」と語る。

 福岡市も閲覧で対応。紙や電子媒体を提供しないのは「個人情報保護条例に抵触するため」との見解だ。適齢者名簿を作っているが、閲覧にとどめている福岡県久留米市は「総務省の通知に従っている」、同様に大分県別府市は「この件に限らずコピーで渡していない」、宮崎県新富町も「提供は義務ではない」との認識をそれぞれ示した。

 一方、熊本市や長崎県佐世保市は自衛隊法施行令120条の「(防衛大臣は)必要な報告または資料の提出を求めることができる」という規定などを根拠に、適齢者の名簿を紙に印字して提供している。

 個人情報保護との関係について、熊本市は「目的外使用の禁止や使用後の廃棄など8項目の順守事項を定めている」として問題ないと主張。佐世保市も「第三者機関の個人情報保護審議会で『妥当』の答申を受けた」としている。

 憲法9条に自衛隊が明記された場合、台帳の閲覧から紙や電子媒体での提供に切り替えるのかについては、「現行も合憲違憲を基準に対応しているわけではない」(北九州市)、「今の状況で十分対応できている」(別府市)など方針を変えるつもりはないとの回答が目立った。

   ◇    ◇

自衛隊への便宜、自治体で議論を

 NPO法人「情報公開クリアリングハウス」の三木由希子理事長の話 自衛隊法と施行令により、防衛省が市町村に4情報(氏名、生年月日、性別、住所)を求める根拠はあるが、自治体がどんな情報を提供しなければならないかについては明文化された規定がない。このため自治体がそれぞれに判断し、対応に差が出ている。

 住民基本台帳は2006年の法改正で民間の閲覧ができなくなり、今は原則公的機関のみだ。ただ、公的機関でも写しの交付など提供に便宜が図られているのは自衛隊だけ。自治体職員や警察、消防の採用活動に写しが使われているとは聞かない。国家公務員の45%が自衛官という人数の多さが関係していると思う。

 この問題が取り上げられたことをきっかけに、自衛隊への便宜供与が必要かどうかも含めて、自治体ごとに開かれた議論をすることが大切だ。

=2019/02/15付 西日本新聞朝刊=」
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/article/486929/#inside_xxx
http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/555.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 怪文書は予告していた…ゴーン被告弁護人“電撃交代”の裏側(日刊ゲンダイ) :経済板リンク 
怪文書は予告していた…ゴーン被告弁護人“電撃交代”の裏側(日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/19/hasan131/msg/156.html



http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/556.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 桜田大臣「がっかり」の話題、朝のワイドショーから消える…投資会社会長「キング」など特集(スポーツ報知)
桜田大臣「がっかり」の話題、朝のワイドショーから消える…投資会社会長「キング」など特集
2/15(金) 11:00配信 スポーツ報知
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190215-00000101-sph-soci

 桜田義孝五輪担当相(69)が競泳の池江璃花子(18)=ルネサンス=が白血病を発表したことを受け「がっかりしている」などと発言したことについて、15日の午前8時から放送された民放各局の情報番組では特集が組まれなかった。

 前日の放送ではテレ朝系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・前8時)などで特集が組まれていた。

 この日は「キング」と名乗る投資会社の会長ら10人が、高配当をうたって出資金をだまし取ったとして逮捕された事件や、SNSにアルバイトが不適切動画を投稿した問題などを中心に番組が展開されていた。

http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/557.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 日本の米軍駐留経費は、世界最大、桁外れの負担率(世相を斬る あいば達也)
日本の米軍駐留経費は、世界最大、桁外れの負担率
https://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/64c8db277cd4d29ea19f4b942e90e11f
2019年02月15日 世相を斬る あいば達也


日米同盟と云う言葉がよく使われているが、日米安保条約と日米地位協定に基づくものである。

いや、歴史的経緯を考えると、いまだに、第二次世界大戦の敗戦国の負の遺産を受け継いだ状態(日米同盟という名の隷属契約)が続いていると言えるのだろう。

一定期間は、東西冷戦構造の中において、必要性があったことは、ある程度理解出来るが、ソ連が崩壊してもなお、米軍は、日本をかなりの範囲で占領している。

その、かなりの範囲は、領土の占領、国家体制への洗脳的影響力に及ぶ。

多くの国民を、TVを通じて、アメリカンドリーム的世界に導き、欺瞞に満ちた、アメリカ型の自由主義や、民主主義や資本主義への同化戦略を加えた。

この戦略は絵に描いたように成功し、ほとんどの時代で、アメリカ様さまに洗脳された日本人を作りだした。

時折、民主主義や永田町の事情で、対米自立に舵を切る政権が誕生したが、ことごとく、霞が関官僚らの手で、闇に葬られた。

そうして、米軍は、戦後70年を経過してもなお、日本の領土に居座り、“みかじめ料”だと嘯いて、世界に類を見ない、パラダイス駐留を展開している。

現在では、日本の米軍駐留にかかる費用、及び、存在することで住民との起きる問題の諸経費等も、日本が支払っている。

米軍が起こした民事の損害賠償等の支払いも、日本側が肩代わりで支払う流れになっている。無論、米国に、日本国から請求書が送られることはない。

世界に展開する米軍だが、その駐留経費の80%近くを負担している国は、日本だけである。 :なぜ、このような屈辱的現実が起きてしまったのか、筆者は理解に苦しむ。 :敗戦国と云う理由にしては、ドイツやイタリアの負担率は50%以下である。

つまり、敗戦国と云う理由だけではないと云うことが判る。

日本人の多くは、虚弱な防衛体制を、米軍が肩代わりしてくれている、と思い込んでいるようだ。

つまり、本来であれば、日本の防衛費は倍以上になるのだから、その分を応分に負担していると認識している。

しかし、それはたまたま、日本が、他国と戦火を交えるような出来事が起きていなかっただけで、起きた場合にはどうなのかと云うリアルな議論が抜け落ちている。

仮の話、現在駐留する米軍が、日本が考えている通りに、日本防衛に尽力する考えであっても、米国議会の承認がなければ、日米安保は発動しないので、米軍による、日本への共同歩調は、米国議会まかせなのである。

つまり、他国の議会の思惑次第なのだから、安保条約と云っても、実は、相当に“風まかせ”なものである。 :早い話、中国軍に、自衛隊がボカスかに殴られ続け、敗戦に継ぐ敗戦に追い込まれても、米国議会は国益の観点からしか、自衛隊と共同歩調を取らないのである。

ということは、“防衛体制を米軍が肩代”と云う考えにも、相当な瑕疵が見られる。

こうして考えてみると、行きつく答えは“核の傘の抑止力”と云う結論になるのだろう。

この核抑止力の効果と云う問題だが、中国やロシアに聞いてみるしかないのだが、本当に効果があるかないか判らない。

“抑止力”と云うのは、「観念」なのだから、科学的エビデンスがあるわけでもなく、軍事の理論上の概念だ。

抑止力というものは、軍事に限定されるものではなく、経済的抑止力や民族的抑止力、外交的抑止力など、広義に理解されるべきだ。 :日本の防衛省は、軍事力の充実が防衛上必要だと主張するが、仮想敵と考える中国軍と、数の面では比較にならないわけで、議論するまでもない。

一部の識者が言うには、中国の軍は、中国共産党の軍ではないので、指揮命令系統に齟齬があり、統一された行動を起こせない、等と言っているが、習近平の終身総書記の地位を考えると、一本化されていると考えておくべきだろう。

いや、軍事力の違いもさることながら、中国は核を持っている国連の常任理事国だと云う厳然たる事実を見逃してはいけない。

日本は、中国に比べ、軍事力も乏しく、核も保有しておらず、常任理事国どころか、国連にとって敵国条項扱いされているのが現実だ。

結局、米軍駐留は、日本のためであると云う、確実な証明も、保証もないわけで、実は、どこかの国と日本が戦火を交えた場合、米軍は見てみぬふりするか、跡形もなく消えていることも視野に入れるべきだろう。

現在の日米安保条約では、日本は米軍に守られていない。仮想敵である中国は、国際連合の常任理事国であり、自衛隊の何倍もの軍事力と核を保有する国だと云う事を忘れてはいけない。

執拗に言っておくが、米軍が、日本を守る保証は、何ひとつない。場合によると、国内で、そのまま敵になることも、忘れないでおこう。


≪韓国、年10億ドル近く負担か 在韓米軍駐留経費 CNN報道

2019.02.05 【ソウル=山田健一】
米CNNテレビは4日、在韓米軍の駐留経費の負担割合について、米韓両国が暫定合意したと報じた。韓国が過去5年間に負担してきた年8億ドル(約880億円)を上回る年10億ドル近い経費を負担する。韓国との交渉に詳しい米当局者の話という。合意は1年限りで1年延長する可能性もある。

:在韓米軍の駐留経費をめぐっては、トランプ米大統領の韓国への増額圧力を受けて両国の実務交渉がまとまらず、防衛費の分担を取り決める協定の期限が2018年12月31日で切れる事態になっていた。CNNは今回の合意により「トランプ大統領が在韓米軍の撤収を決める可能性が小さくなった」と分析した。 ただCNNは「トランプ大統領が合意を受け入れたかどうかは不明だ」とも指摘した。同大統領は韓国に対し、従来の2倍の16億ドルへの引き上げを求めていたという。

:韓国の聯合ニュースは5日、米国務省関係者が「米韓は防衛費分担金の特別協定に原則合意した」と書面で回答したと伝えた。韓国側は米軍で働く韓国人の賃金、施設の建設費、弾薬貯蔵や航空機整備といった軍需支援金を負担する。駐留経費の負担の問題は、13年にも年内に交渉がまとまらず翌14年1月に妥結がずれ込んだことがある。
 ≫(日本経済新聞)


≪ 世界一の気前よさ 米軍駐留経費負担
他の米同盟国26カ国分より多い


「日本の米軍駐留経費負担額は、米国の他の同盟国二十六カ国を合わせた分よりも多い」―。日本共産党の笠井亮議員が二十日の衆院予算委員会で示した米国防総省「共同防衛に対する貢献」報告(〇四年版)は、日本が米軍駐留経費負担で米国の同盟国の中でも異常に突出した役割を果たしていることを示しています。 笠井議員が追及

 同報告は、米国防総省が毎年作成してきたもの。〇四年版は公表されているものの中では最新の報告で、日本を含め米国の同盟国二十七カ国を対象にしています。

■米兵1人あたり 独・韓国の5倍

 それによると、米軍が同盟国に駐留するのにかかる経費のうち、同盟国側が負担している額(米軍駐留経費負担額、〇二年分)は、日本がダントツで、四十四億一千百三十四万ドル(五千三百八十二億円、一ドル=百二十二円で計算)に上ります。

 ドイツの二・八倍、韓国の五・二倍、イタリアの十二倍、英国の十八・五倍で、日本を除く二十六カ国の米軍駐留経費負担額の合計(三十九億八千五百八十二万ドル)よりも多くなっています。

 駐留する米兵一人当たりで計算すると、日本は十万六千ドル(千二百九十三万円)。イタリアの三・八倍、韓国、ドイツの四・九倍になっています。

 米軍駐留経費に占める負担額の割合も、日本は74・5%とダントツ。米軍が日本に駐留するのに必要な経費の約四分の三を日本が負担していることになります。米政府・軍の高官などが「日本はどの同盟国よりも最も気前がいい」と繰り返す理由です。

■光熱水料金から住宅まで負担

 日本の米軍駐留経費負担額の内訳は、▽米軍基地の施設建設費、基地従業員の労務費、光熱水料、基地提供のための民有地借り上げ料、基地周辺対策費など直接の財政支出を伴う「直接支援」額が三十二億二千八百四十三万ドル(三千九百三十九億円)▽国有地の提供、税金の免除などによる「間接支援」額が十一億八千二百九十二万ドル(千四百四十三億円)―になっています。

 米軍駐留経費負担額全体の大きさはもちろん、財政支出を伴う「直接支援」の規模がけたはずれに大きいのも、日本の特徴です。

 「直接支援」額が二番目の韓国(四億八千六百六十一万ドル)の六・六倍。
NATO(北大西洋条約機構)諸国の中では一番多いドイツ(二千八百七十万ドル)の百十二倍です。

 日本政府は、駐留米軍への「思いやり予算」と称して、日米地位協定にも負担の根拠がない基地の施設建設費、基地従業員の労務費、光熱水料、訓練費を負担してきました。

 施設建設では、豪華な米兵用家族住宅やレクリエーション施設をはじめ、耐爆シェルターや格納庫など米軍の作戦を直接支援する施設も次々に建設。米軍再編で空母艦載機部隊の移転が狙われている岩国基地の拡張工事も「思いやり予算」で行われています。

 これらが「直接支援」額の規模を押し上げる結果になっています。







≫(しんぶん赤旗)



http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/558.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 嘘とごまかしだらけ…安倍化した日本はかなり劣化した 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)
      


嘘とごまかしだらけ…安倍化した日本はかなり劣化した 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/247511
2019/02/15 日刊ゲンダイ


自分たちにとって!?(C)日刊ゲンダイ

「悪夢のような旧民主党政権に戻すわけにはいかない」(安倍晋三首相)

 これは10日、都内で開かれた党大会での安倍首相の発言。

 はあ、そうですか。あたしは今のほうが悪夢だと思うけど。官僚も企業も、みんな安倍化してしまって。

 嘘とごまかしだらけのこの国は、かなり劣化したように思う。

 世界の報道自由度ランキングも大幅に下がった。

 自国で問題山積みなのに、中国や韓国叩きに精を出すメディアは、安倍化が進んだ最たるもの。

「旧民主党より」

「中国や韓国より」

 いってることもやってることもおなじだ。

 ま、冒頭の安倍首相の言葉は、自民党の党大会での発言であるから、悪夢のようだったというのは、〈自分たちにとって〉ということなのかも。野党だったときは、権力の私物化が難しかったという意味で。

 2009年、麻生財務大臣が首相だったとき政権交代が起きたのは、国民が自民党政治に失望し、新しい政党に期待したからだ。

 最大与党の党首なら、この国の首相なら、なぜ当時の政治が国民から失望され、国民はどんな政治を望んだのかを考えるべきだろう。

 彼にそういう頭はない。自分に反している人は、すべて敵。

 自分に対して不満を持つ国民を「あんな人たち」と指さしで非難し、批判したメディアは名指しの恫喝。国のトップとは思えないほど狭量だ。

 自分より力がある人(トランプやプーチン)には簡単に服従。この国の富も、この国で生きている人の命も、平気で差し出そうとする。

 恐ろしいことに、そんな幼稚な人間が、この国のトップである。

 そして、もっと恐ろしいことに、「政治家なんてそんなもの」と今の状況に慣らされてしまった。

 考えるの面倒くせぇ。これも一種の安倍化なのだと思う。



室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。




















































http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/559.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 菅義偉官房長官が国会で望月衣塑子記者をフェイク攻撃!「赤土混入の調査拒否」は事実なのに「事実誤認」と虚偽答弁(リテラ)
菅義偉官房長官が国会で望月衣塑子記者をフェイク攻撃!「赤土混入の調査拒否」は事実なのに「事実誤認」と虚偽答弁
https://lite-ra.com/2019/02/post-4548.html
2019.02.15 菅義偉官房長官が国会で望月衣塑子記者をフェイク攻撃  リテラ

     
     望月記者をフェイク攻撃の菅官房長官(公式HPより)

 菅義偉官房長官の定例記者会見における東京新聞・望月衣塑子記者への“恫喝・排除”文書問題は、日本新聞労働組合連合(新聞労連)につづいて8日に日本ジャーナリスト会議も抗議声明を発表するなど、波紋を広げている。

 だが、そうした抗議もどこ吹く風。この問題が取り上げられた12日の衆院予算委員会では、答弁に立った菅官房長官は反省するどころか完全に自己正当化し、望月記者への敵意と報道への圧力姿勢を剥き出しにしたのだ。しかも、その内容は、事実を事実でないと言い張る、明らかな虚偽答弁だった。

 そもそも、問題の発端となったのは、昨年12月28日に上村秀紀・官邸報道室長の名前で内閣記者会に提示した文書。そのなかで安倍官邸は、同月26日の会見における「東京新聞の特定の記者」の質問に「事実誤認」があったと指摘。「度重なる問題行為」は「深刻なもの」だとして「問題意識の共有をお願い申し上げる」と記述している。ようするに、官邸記者クラブに対して“望月をどうにかしろ”と恫喝をかけたのである。

 そして、12日の予算委では、国民民主党の奥野総一郎議員がこの“恫喝”文書を取り上げ、「『特定の記者による事実誤認』とは一体どういうことか」と質問。まず、菅官房長官は開口一番、「ぜひ貴重な機会でありますので、申し上げさせていただきたいと思います」と述べると、一気にこう述べた。

「たとえば官房長官記者会見の趣旨というのは、質問に対して政府の見解、立場、これを記者のみなさんに答えることだというふうに思っています。ですから、厳しいスケジュールのなかで2回、午前・午後、記者会見をおこなっております。そしてその会見の様子ってのは、官邸ホームページ、インターネット動画配信、それだけでなくですね、他のメディアを通じたライブ配信というのが現在おこなわれております。そのやりとりは、私の発言のみならず、記者のみなさんの発言についてもですね、国の内外で直ちにこれ、視聴することができるようになっています。その場で、事実に基づかない質問がおこなわれ、これに起因するやりとりがおこなわれる場合にはですね、内外の幅広い視聴者に誤った事実認識を拡散をされる恐れがあると思ってます。ですから、記者会見の意義が損なわれる、まずその懸念であります」

 菅官房長官の会見をウォッチしている人間なら、ほとんどが「よく言うよ」とつっこんだはずだ。「会見の趣旨は質問に対して政府の見解をみなさんに答えること」などと言うが、望月記者が「政府の見解」を訊いても、菅官房長官は「○×省に訊け」だの「指摘は当たらない」だのと返すだけ。「政府の見解」なんてまともに答えたことはないではないか。

 しかも、菅官房長官はこのあと、望月記者の「事実誤認」について滔々と述べ始めるのだが、これまた、詐術に満ちたものだった。

「たとえばですね、過去に何回もあったんです。昨年の1月16日、私、質問されました。私が国連人権委員会の特別報告者からの面会依頼をドタキャンしたと。『なぜドタキャンした』と言われたんです。それ、私は記憶がなかったものですから、調べたら、面会依頼の事実がなかったんです。しかし、こうしたことが報道されているんです。そしてこのことを、某記者の所属会社というのは、事実誤認があったという回答を受けています」

「昨年12月26日会見質問で、事実誤認があった」という自分の発言について訊かれているのに、なぜか菅官房長官は関係のない昨年1月の話を急に持ち出したのである。

■「過去に事実誤認が何回もあった」と言いつつ、提示した具体例は…

 ここで菅官房長官が問題にしている望月記者の質問は、ノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のベアトリス・フィン事務局長が来日時に安倍首相との面会要請を政府が日程を理由に拒否したときのもの。このとき望月記者は、2016年11月に国連人権理事会の特別報告者であるデビット・ケイ氏が来日した際のことを例として出し、「菅さんや高市総務相とご面会したいというときも、政府側がドタキャンしたという経緯があった」と話の流れのなかでふれただけだった。これに対し、菅官房長官はその場で「ドタキャンなんかしてない」と否定している。その場で事実ではないと修正したのだから、菅官房長官が懸念するような「内外の幅広い視聴者に誤った事実認識を拡散される恐れ」などないというのに、いまさらわざわざ蒸し返す──。

 しかも、実際にケイ氏はこの来日時に「電波停止」発言をおこなった高市早苗総務相(当時)に何度も面会を申し入れたにもかかわらず断られたことを記者会見であきらかにしており、少なくとも高市総務相については間違っていない。

 また、ケイ氏がこの来日調査でまとめた報告書では菅官房長官にも言及、報道関係者とのオフレコ会合である番組について放送法を持ち出して批判したことを政府による圧力だと問題視していた。放送法に関心を寄せていたケイ氏が菅官房長官に面会を申し入れていたとしても不思議はなく、それで望月記者は菅官房長官から事実を引き出そうとしてブラフをかけた可能性もある。こうやってあらゆる角度から質問を投げ、ときに揺さぶりをかけることは記者として当たり前の行為だ。

 菅官房長官はこのほかにも、「(望月記者は)午前中に私が発言しなかったのを、あたかも発言したというかたちで午後に質問した」ことがあるなどとし、望月記者の事実誤認が「過去に何回もあった」などと言っていたが、この程度の具体例しか提示できなかった。しかも、それを1年以上経っても「事実誤認だ!」と言いつづけ、ましてや会見から排除するための理由にすることは、報道の自由の侵害にほかならない。

■菅官房長官「琉球セメントは県の調査は拒否していない」は虚偽答弁だ

 こうして「事実誤認だ!」とまくし立てて、正当な取材活動をする記者に国会という場でさらなる圧力をかけた菅官房長官だが、じつはこのあと、自分自身が明らかな嘘を口にする。ついに本題である昨年12月26日会見質問での望月記者の「事実誤認」とはなんだったのか、に追及がおよだときのことだ。

「(望月記者から)琉球セメントは県の調査を拒否してた、沖縄防衛局が実態把握できていない、こういう発言があったことも、これ事実ですよ。ですから、何回となく事実と異なる発言があったということも事実でありますので、じつは新聞社には抗議しています。そして今回は、会見の主催はまさに記者会でありますから、何回となくつづいていますから、記者会に申し上げたということです」

 たしかに望月記者は、12月26日に「民間業者の仕様書には『沖縄産の黒石岩ズリ』とあるのに、埋め立ての現場では赤土が広がっております。琉球セメントは県の調査を拒否していまして、沖縄防衛局は『実態把握が出来ていない』としております。埋め立てが適法に進んでいるのか確認ができておりません。政府としてどう対処するつもりなのでしょうか」と質問している。対して、菅官房長官は「琉球セメントは県の調査は拒否していない」「沖縄防衛局は実態を把握している」から事実誤認だ、と言い張っているのである。

 しかし、これこそ事実誤認などでは済まない、とんだ虚偽答弁だ。

 菅官房長官は「琉球セメントは県の調査は拒否していない」とするが、これは昨年12月12日と15日に沖縄県が琉球セメントの立ち入り検査をしたことを根拠にしているのだろう。だが、12日の立ち入り検査は県への届け出通りに桟橋が設置されているかどうかを調べる「桟橋への立ち入り検査」であり、15日は届け出を提出しないまま埋め立て土砂を堆積したことに対する「堆積場の立ち入り調査」(琉球新報2018年12月15日付)だった。

 そうではなく、望月記者が「立ち入り検査を拒否している」と指摘したのは、「仕様書には『沖縄産の黒石岩ズリ』とあるのに現場では赤土が広がっていること」と明確に述べているとおり、赤土混入の疑いが強いことに対する立ち入り検査についてだ。

 そして、この赤土混入の疑いが強いことに対する立ち入り検査については、岩屋毅防衛相が1月22日に「現時点で必要ない」と拒否したように、いまなお実施されていない状態なのだ。

 ようするに、望月記者は赤土混入の疑いに対する立ち入り検査について「調査を拒否している」と述べたのに、菅官房長官はその事実をネグって、他の立ち入り検査が実施されたことを根拠に「事実誤認だ!」と国会で糾弾したのである。これは、安倍首相の「あそこのサンゴ」発言と同じで、都合に合うように事実を勝手にねじ曲げるという、下劣極まりないフェイクだ。

■望月記者の行為は「取材じゃない」と恫喝する菅官房長官

 フェイクはこれだけじゃない。菅官房長官は「沖縄防衛局が実態把握できていないというのは事実誤認」とし、“恫喝”文書でも〈沖縄防衛局は、埋立工事前に埋立材が仕様書どおりの材料であることを確認して〉いるとして〈明らかに事実に反する〉と主張しているが、これこそが事実に反している。沖縄防衛局は当初、土砂の岩石以外の割合を「概ね10%前後」と説明していたが、じつは業者に発注する際に「40%以下」と県に承認を得ず仕様書を変更していたことが当の望月記者の追撃によって明らかになったからだ。

 赤土混入の調査から逃げつづけ、国民を欺く仕様書の変更までしておきながら、その問題を追及する望月記者を「事実誤認だ!」と糾弾して排除しようとする──。これは完全に、権力による記者への不当な弾圧そのものではないか。

 しかも、菅官房長官は、“恫喝”文書について“取材の自由を封じる行為ではないか”と追及されると、怒りを全開にして、こう答弁したのだ。

「(望月記者の行為は)取材じゃないと思いますよ。決め打ちですよ。事実と異なることを記者会見で、それを事前通告も何もないわけですから、私だってすべて承知しているわけじゃありませんから」

「事前通告も何もない」って、それでこそ「取材」ではないか。それとも、官房長官定例記者会見では望月記者以外の記者は質問の事前通告をしているというのだろうか。そんなものはたんなる馴れ合いのシャンシャン会見でしかないのに、それを「取材じゃない」と言うのだ。

 本サイトでは繰り返し言及してきたが、望月記者の質問に答えず、そればかりか報道室長が質問妨害までおこない、会見から排除するために“恫喝”文書を官邸記者クラブに提示する行為は、国民の知る権利を毀損するものであり、望月記者だけではなく国民全員を蔑ろにするものだ。その上、菅官房長官はテレビ中継されている国会で、虚偽の答弁によって記者を指弾したのである。つまり、報道に政治的圧力をくわえるさまを、リアルタイムで国民に見せつけた瞬間だったと言ってもいい。

 しかし、この不当かつグロテスクな報道圧力に、強く反発・抗議したメディアはない。だが、菅官房長官の答弁は事実を歪曲したものであり、見過ごせるものではまったくない。もしこれにメディアが今後も沈黙するようであれば、それはメディアが自殺したと言わざるを得ないだろう。

(編集部)











































http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/560.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 結果が出る前に…安倍政権は沖縄県民投票“ガン無視”モード(日刊ゲンダイ)
 


結果が出る前に…安倍政権は沖縄県民投票“ガン無視”モード
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/247582
2019/02/15 日刊ゲンダイ


権力で反論を抑圧(写真右は菅官房長官)(C)共同通信社

 14日告示された、辺野古新基地建設を巡る沖縄県民投票。来週24日に賛否が明らかになるが、結果が出る前から、安倍政権は「民意などクソくらえ!」と言わんばかりだ。

 菅官房長官はきのうの会見で、「(県民投票が)どういう結果でも移設を進めるのか」との問いに、「基本的にはそういう考えだ」と言い放った。反対票が多数を占めると予想される中、沖縄の民意へのガン無視モード全開で、過去の政権と同じように沖縄イジメに注力しているのだ。

 1996年の日米地位協定の見直しや米軍基地の縮小を問う県民投票では、賛成多数だったにもかかわらず、辺野古への基地移設が決定。翌97年、普天間飛行場の代替となる海上ヘリポートの建設を巡る名護市の住民投票で、反対票が多数を占めても、辺野古沿岸部での代替施設に計画を変更して工事を進めている状況だ。要するに、沖縄は常に民意を政府にかき消されてきたのである。

■嫌がらせや暴力と変わらない

 安倍首相も「沖縄に寄り添う」と口にしてきたにもかかわらず、過去の反省に立ち返るどころか、埋め立て工事をゴリ押し。沖縄の民意などお構いなしだ。聖学院大教授の石川裕一郎氏(憲法)がこう言う。

「安倍首相は過去、『民意を問う』と言って衆院選挙に打って出ましたが、沖縄の民意についてはまるで無視です。昨年9月の沖縄県知事選で新基地建設反対の知事が誕生しても、何事もなかったかのように埋め立て工事を強行しています。国政選挙では都合よく民意を振りかざすのに、沖縄の民意を無視するのはダブルスタンダードです」

 自民は、県民投票が盛り上がるのを避けるため、投票の呼びかけを行わずに“死んだフリ”作戦を貫いている。

「住民投票に法的拘束力がないとはいえ、無視するのは、地方自治をうたう憲法原理に反する。安倍政権の沖縄への行為は、嫌がらせや暴力と同じです」(石川裕一郎氏)

「馬の耳」のいじめっ子たちを、いつまでも政権に居座らせてはダメだ。



















http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/561.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 「日本は韓国にとって”特別な国“」は冷戦終結で終わった 韓国国会議長による「天皇謝罪」発言の裏側 日韓関係の構造的変化
「日本は韓国にとって”特別な国“」は冷戦終結で終わった

日韓関係の構造的変化を考える(2)
2019/02/15

澤田克己 (毎日新聞記者、元ソウル支局長)

 「天皇陛下のひとことで慰安婦問題は解決される」という韓国国会議長の発言や、徴用工問題で日本政府に「謙虚さ」を求めた文在寅大統領による新年記者会見での発言は、どちらも日本側の反応を入念に計算してのものとは考えづらい。前回(http://wedge.ismedia.jp/articles/-/15343)は、そうした韓国側の「軽さ」が両国関係の構造的変化に起因しているという概略を説明した。この30年の間に、韓国における日本の存在感は驚くほど低下した。韓国側からあまりにも「軽い」発言が出てくる背景には、この日本の存在感低下がある。こうした韓国側による認識の「軽さ」は極めて問題だが、一方で冷戦終結という世界史的な出来事の影響を考えると日本の存在感低下という現象は必然のものだった。


韓国の文在寅大統領(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
東アジア情勢を激変させた冷戦終結
 30年前に冷戦終結が宣言された時、ニュースの主要な舞台は旧ソ連を含む欧州だった。だが冷戦は世界全体の秩序を規定していたから、東アジアも無関係ではなかった。冷戦下の韓国は、朝鮮戦争で戦火を交えた北朝鮮とともに東西両陣営がにらみあう最前線だった。その韓国が社会主義圏との関係正常化を進められたのは、冷戦終結のおかげである。1988年にソウル五輪を開いた韓国は、冷戦終結の流れにのって社会主義圏との関係正常化を積極的に進めた。韓国が進めた「北方外交」のハイライトが、ソ連(90年)、中国(92年)との国交樹立だった。

 この時、朝鮮半島情勢を安定化させるためには日米両国と北朝鮮の関係正常化も必要だという議論が出た。中ソが韓国と、日米が北朝鮮とそれぞれ国交を結ぶ「クロス承認」をしないと地域情勢が安定しないと考えられたのだが、現実には日米と北朝鮮の関係正常化は実現しなかった。

 北朝鮮にとってみれば、これまで支えてきてくれた中ソ両国による裏切りである。北朝鮮の外相は当時、韓国との国交樹立方針を伝えるため平壌を訪問したソ連外相に独自の核兵器開発を進める考えを示唆した。北朝鮮はそれ以前から核開発を進めてはいたが、大きな国際問題となっていくのは90年代に入ってからである。

 北朝鮮とソ連(後にロシア)との関係が冷え込んだのはもちろん、中国との首脳級往来も90年代末まで途絶えた。北朝鮮は冷戦終結によって一気に国際的孤立を深めたのだ。社会主義諸国からの支援が途絶え、90年代半ばには天候不順にも見舞われて深刻な食糧危機に陥った。北朝鮮が冷戦終結時にうまく立ち回れなかったことが、現在の朝鮮半島情勢につながっている。

 そして、ポスト冷戦の世界ではグローバル化が進んだ。1978年に改革開放政策を始めた中国は、グローバル化の波にのって高度経済成長を実現させた。2010年には名目GDPが日本を抜いて、世界2位の経済大国に躍り出た。現在の習近平政権になってから、経済力を背景に既存の世界秩序に挑戦しようとしているのは周知の通りだ。韓国は、中国との向き合い方でも難しい選択を迫られるようになった。

 冷戦終結後の世界情勢は日本を取り巻く安全保障環境に大きな影響を与えたと語られるが、それは他国にとっても同じことである。特に冷戦下で「最前線国家」という窮屈な位置に押し込められていた韓国は、日本とは比べ物にならないほど大きな変化に見舞われた。それを忘れてはならない。

韓国の立場から見たポスト冷戦の世界
 韓国に駐在していた日本の外交官と20年近く前、酒を飲みながら交わした会話が忘れられない。打ち解けた雰囲気で話していた時、彼は「冷戦時代の韓国にとって世界というのは日本と米国だった」と言ったのだ。韓国の人たちには怒られるかもしれないが、それは真実を言い当てていた。

 前述したように、朝鮮戦争で全土が戦場となった韓国と北朝鮮の間には重武装の大軍同士が対峙する空間が広がっているだけで、相手方陣営との外交などありえなかった。しかも冷戦期の韓国は70年代に経済成長を果たしたとはいっても、経済的に弱体な途上国にすぎなかった。安全保障と経済の両面で、韓国は日米両国に頼らざるをえなかったのである。

 植民地支配の記憶が新しかった時代に反日世論が高まったとしても、政権としては野放図な反日を放置する余裕などなかった。象徴的なのが、植民地支配への謝罪なしでの日本との関係正常化に「屈辱外交」だと反発する世論を戒厳令で押しつぶした朴正煕政権の選択だろう。日本の陸軍士官学校で教育を受けた朴正煕を「親日的」と評する見方が日本にはあるが、私は少し懐疑的だ。植民地出身者に対する差別を体験したはずの人物に単純な「親日」を期待するのは、いささかナイーブすぎる。むしろ現実主義者として、日本の資金と技術なしに経済開発を進めることはできないと判断したと考える方が自然だ。他に道がないから反日ナショナリズムを力づくで抑えたのだろう。

 だが、前述したように1980年代の世界情勢を受けて「韓国にとっての世界」は大きく変容する。1985年にソ連のゴルバチョフ書記長が登場し、ペレストロイカを始めた。88年のソウル五輪には2大会ぶりに東西両陣営がそろい、経済成長を続ける韓国は東欧の社会主義国と次々に国交を結んでいった。そして89年に冷戦終結が宣言され、90年にソ連、92年に中国との国交を樹立する。「韓国にとっての世界」は日米だけではなくなった。この時期以降、韓国外交の中心として語られるようになったのは、日本、米国、中国、ソ連(ロシア)という周辺4大国を指す「四強」という言葉だった。

 それでも軍事同盟に裏付けられた米国との関係は、依然として安全保障に不可欠である。結果として、中ソを中心とする「他の国」が出てきたことで割を食ったのは日本の存在感ということになった。

 2003年に発足した盧武鉉政権は、国力伸長を背景に「韓国にとっての世界」をさらに広げようとした。盧武鉉政権の初代外交通商相である尹永寛氏は同年末の記者会見で、韓国外交の課題として「自主外交」を強調した。尹氏は会見で「わが国の国力に合わせたグローバルな外交を展開していくことが、我々の目標だ。四強に加え、EUやASEAN、中東などグローバルなレベルでより積極的な外交活動を繰り広げていく」と語った。そうした意気込みがすぐに結果として出てくるわけではないが、日米との関係が国家としての生命線という時代はとっくの昔に終わった。

経済でも日本への依存度は大きく低下
 冷戦終結と時を同じくして韓国経済は先進国水準に進入した。韓国は1996年、「先進国クラブ」と呼ばれた経済協力開発機構(OECD)に加入。2010年には途上国支援を担う主要先進国29カ国と欧州連合(EU)がメンバーとなっているOECD開発援助委員会(DAC)に加盟した。第2次世界大戦後に独立した旧植民地で「援助される側」だった国としては、現在でも唯一のDACメンバー国である。韓国の経済成長は称賛に値する。

 韓国の一人当たり国民所得は、朝鮮戦争直後の50年代後半には100ドルにも満たなかった。当時の世界でも最貧国の一つである。そこからの驚異的な経済成長には、65年の国交正常化を受けて日本から供与された資金と技術が大きく寄与した。この点については、韓国で知られていないとか徴用工訴訟と請求権協定の関係などと脇道に入るときりがないので、ここでは深入りしない。

 韓国が日本に頼ったのは資金と技術だけではない。貿易相手としても、日本は米国と並んで重要な相手国だった。日韓国交正常化から5年たった70年を見ると、韓国の貿易相手国としてのシェアは日本が37%、米国が34.8%で合計すると7割に達した。日米の比率は徐々に落ちていくが、90年でも日本23.1%、米国26.9%で貿易全体の半分が日米を相手としたものだった。ただ日米合計の比率が50%を超えたのは90年が最後で、その後は直線的に落ちていく。韓国がOECDに加盟した96年には30%台となり、04年には20%台、11年にはついに10%台となった。昨年(18年)は日本7.5%、米国11.5%で計19%である。

 80年代から細々とした交易が始まった中国のシェアは90年に2.1%だったが、01年に10.8%、09年には初めて2割の大台に乗せるとともに日米合計(20.1%)を上回る20.5%と順調に伸びた。昨年は23.6%に達している。

 注目すべきは、日米中3カ国のシェア変動だけではない。3カ国を足しても昨年のシェアは4割強だ。かなり大きな数字ではあるものの、日米の2カ国で7割だったほどの寡占状態ではない。韓国は既にGDP規模で世界10位前後の経済力を誇るようになっており、それに伴って貿易相手も多角化が進んでいるのだ。

 結局、政治と経済の両面で韓国にとって特別な国だった日本の位置づけは、冷戦終結を前後して大きく変わらざるをえなかった。どちらも不可逆的な変化だから、かつてのような状況に戻ることはありえない。これからの日韓関係はそれを前提にしたうえで考えていかねばならないのに、こうした変化に対する認識が両国ともに不十分というのが現状だ。この点にもっと注目すべきだろう。

(次回は、冷戦終結と時を同じくして起きた韓国の民主化についても考えます。)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/15370


 
韓国国会議長による「天皇謝罪」発言の裏側

日韓関係の構造的変化を考える(1)
2019/02/13

澤田克己 (毎日新聞記者、元ソウル支局長)

 韓国国会の文喜相議長が米ブルームバーグ通信とのインタビューで、天皇陛下が元慰安婦の手を握って謝罪すれば「その一言で問題は解決する」と述べた。河野太郎外相はこの発言に対し「(慰安婦問題は)日韓合意で完全、最終的に決着したと考えている。韓国側も特に再交渉その他を求めていないとのことなので、しっかりとした正しい認識で発言をしてほしい」と不快感を表明した。


2017年5月に韓国大統領の特使として文喜相氏は来日している(写真:ロイター/アフロ)
近年、よく見る光景だが……
 菅義偉官房長官によると、外交ルートでの抗議に対して韓国側は「早期の日韓関係改善を願う思いが出たもので、報道のされ方は文氏の本意ではなかった」と説明したという。韓国の外交当局は、なんとか火消しをしたいと考えたのだろう。ところが聯合ニュースによると、文議長はさらに訪問先の米国で「日本の責任ある指導者が、慰安婦のハルモニたちの納得できるような心からの謝罪をすることが優先されなければ」と語ったという。天皇を「指導者」と思っているような節があるが、その程度の浅い理解から出ている発言ということだ。

 最近の日韓関係を見ていれば想像のつく展開だが、安倍晋三首相は12日の国会答弁で「発言を読んで本当に驚いた。強く抗議をするとともに謝罪と撤回を求めた」と語った。これに対し、同日の記者会見で「謝罪するよう議長に勧めるのか」と聞かれた韓国外務省の報道官は直接の回答を避け、対応に苦慮していることをうかがわせた。

 日韓関係では近年、こうした光景を見ることが多くなった。それは「進歩派の文在寅政権だから」とか「右派の安倍晋三政権だから」ではなく、ここ四半世紀ほどで起きた両国関係の構造的変化を反映したものだ。一部の人が語る「文政権が終わりさえすれば」「安倍政権はひどすぎるから、次になれば」というのは、根拠のあやふやな希望的観測でしかない。政治的な関係は一時的なアップダウンを繰り返すものだから、政権が変われば多少の変化は出てくるはずだ。ただし、現在の日韓関係はかつてとは質的に変わっているという根幹は変わらない。構造的変化を踏まえたうえで双方が賢明なアプローチを取らなければ、本質的な関係改善は難しいように思える。

 もちろん長期的に見れば落ち着きを取り戻すだろうが、それには数年という単位ではない長い時間が必要かもしれない。昔の構造が頭にしみついた古い世代の意識に問題があるので、先入観を持たない若い世代の交流が大切になる。ただ現時点でも構造的変化の実相を知ることはできるし、そうした知識を持てば適切な対処をできるかもしれない。韓国の国会議長による信じがたい発言の背景にある日韓関係の構造的変化とは何か、数回に分けて改めて考えたい。

日本側の反応を予想しようとしない「軽さ」
 国会議長の発言を見て、私はソウル特派員をしていた2012年8月に李明博大統領による似たような発言があった時のことを思い出した。あの時は李氏による竹島上陸直後であり、そもそも大統領という最高指導者の発言だっただけに日本側の反応はきわめて激しくなった。韓国側でも「あれは行きすぎた発言だった」と批判されたが、それは日本側の反応を見てから出てきたものであるように思えた。

 文議長と李元大統領の共通点は「日本側の反応をあらかじめ考えることなく発言した」ことである。別の言い方をすれば、日本との関係に細心の注意を払おうとする感覚の欠如だろう。現在の文政権は発足当初には日韓関係に配慮しようとしていたが、米朝首脳会談や南北首脳会談など北朝鮮との対話が進んできた昨年夏ごろからはそうした姿勢が薄らいでいる。文在寅大統領が今年の年頭記者会見で徴用工訴訟について質問された時に、過去の不幸な歴史に起因する問題だと指摘して「日本政府がもう少し謙虚な立場を取るべきだ」と語って日本側の反発を買ったのも同じことだ。徴用工問題が日韓関係の根底を突き崩しかねないという日本側の懸念は、韓国側では一部の専門家にしか共有されていない。

 直近の日韓関係のイシューといえば、韓国海軍艦艇による自衛隊機へのレーダー照射問題だ。日本では大きく報道されたが、韓国メディアでの関心はいまひとつだった。1月下旬に会った駐日韓国大使館の政務担当者は「さすがに日韓関係がここまで悪くなってくると韓国政府内では関心が高まってきたけど、一般の人はそうでもない。韓国は国内政治がゴタゴタしすぎているから、人々の関心が向くのはそちらばかり」と困ったように話していた。

 レーダー問題では韓国側主張に無理が目立ったから、日本側に強い不信感を抱かせてしまった。それだからか日本では韓国側の不可解な強硬姿勢に対して「文政権が支持率上昇を狙った」という解説が一部に出たが、こうした十年一日のような珍説にはため息しか出てこない。そもそも政権発足当初に比べて下がったとはいえ、文氏の支持率は40%台後半だ。文政権は支持率を強く気にする傾向にあるとはいえ、外交的な無理をしてまでと考えねばならない水準ではない。本当の専門家はこんな無責任なことを言わないので、発言者を信用できるかどうかのバロメーターには使えるかもしれないけれど…。

韓国大統領の支持率調査に出てこない「日本」
 では実際には、韓国の世論はどうだったろうか。

 防衛省が「韓国の駆逐艦から火器管制レーダーの照射を受けた」と発表したのは12月21日だった。韓国ギャラップは毎週金曜日に大統領支持率を発表している。ちょうど21日は金曜日で、この日発表された支持率は前週比1ポイント増の46%だった。間の悪いことに年末年始は調査を休むので、次の数字は3週間後の1月11日で48%。上がっているとはいえ誤差の範囲内だ。

 その間、防衛省は12月28日に動画を公開し、韓国国防省は1月4日に反論動画を公開した。その後も防衛省が探知音を公開したり、二国間協議での日本側の対応を韓国国防省の報道官が「無礼」と言ったことで感情的な反発を日本側に生んだりと対立は深まった。2月5日には防衛省が、4月に予定していた海上自衛隊護衛艦「いずも」などの釜山港寄港を見送ることを韓国側に通知したと発表した。

 そして文氏の支持率は48%(1月11日)→47%(18日)→46%(25日)→47%(2月1日)だった。ほとんど変化なしである(旧正月連休のため2月8日は発表なし)。

 同社の調査は自由回答で「支持理由」と「不支持理由」を挙げてもらう。いくつか理由を挙げてもらった上で、同社が分類して発表する形式だ。それぞれ20項目くらいずつにまとめ、前週からの増減が大きいものには表示がされる。文政権の場合、いつも「北との関係改善」が支持理由、「経済・民生問題を解決できない」が不支持理由のそれぞれトップになる。

 理由に「日本」が出てくるのは今まで見たことがないのだが、1月25日発表では支持理由に「外交をうまくやっている10%(前週比3ポイント増)」とあった。同社に電話して具体的に聞いてみると、担当者は「米国と北朝鮮の間をうまく仲介して2回目の米朝首脳会談を実現させたという回答がほとんどですね」。よく見たら不支持理由に「外交2%」というのがあったのだが、これには「外交がらみのいろんな回答を集めて2%ですからねぇ。日本がらみがないわけではないけれど、少なすぎて意味のある数字として出せません。韓国の外交にとって重要なのは、圧倒的に米国と中国です。日本との関係も特別なイシューがあれば回答に入るかもしれないけれど、日常的にそうしたことは起こりません」という答えが返ってきた。

 韓国メディアの報道を見ていても同じことだ。日本側がレーダー問題で大騒ぎしていても韓国側では小さな扱いが続いた。こうした光景は、近年の日韓関係では珍しくない。世論を強く刺激する慰安婦問題についても同じことで、韓国世論の関心は日本で考えるほどには高くない。韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協、日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯に改名)が昨年初めに青瓦台(大統領府)サイトで行った電子署名は、1カ月で1919人しか集められなかったほどだ。慰安婦問題への韓国社会の関心という問題については、「『慰安婦の日』が騒ぎにならなかった理由」(http://wedge.ismedia.jp/articles/-/13713)や毎日新聞サイトのコラム「挺対協は過大評価されていないか」(https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20180727/pol/00m/010/004000d)で詳しく紹介した。

日韓の温度差を生んだ冷戦終結とグローバル化、そして…
 ここで挙げた事象について韓国世論や政治家が熱くなっていないというのは、落ち着いているとか冷静というのとは違う。政治家などはマイクを向けられたら強硬発言をしてしまいそうだから、まったく当たらない。そうではなくて単純に、「考えていない」というに尽きるから始末に悪いのだ。日本政府の対応も満点とは言い難いが、韓国側対応の「軽さ」には目を覆いたくなるものがある。

 こうした状況が生まれた背景にあるのは、30年前の冷戦終結であり、その後のグローバル化の進展だ。さらに韓国の経済成長と民主化、日本のバブル崩壊という要因が重なっていった。韓国にとっての日本の重要度は低下し、冷戦下の韓国には許されなかった「ジャパン・パッシング」すら可能になった。

 それまでの韓国では日本の存在感は圧倒的に大きかった。植民地支配された歴史を考えれば韓国側には面白くなかったことだろう。それだけに現在は反動で、ことさらに日本を「軽く」見ようとしているように感じられる。それが、この30年間に相対的な国力低下に見舞われた日本側を強く刺激してしまう。現在の日韓関係はこうした構造に入っているから、簡単に好転はしない。相手との新しい関係性に互いが慣れていかねばならないからだ。その手始めとして、この30年間に何が起きたのかを改めて考えてみるべきだろう。

(次回は、冷戦終結やグローバル化が日韓関係に与えた変化を考えます。)
→2回目:「日本は韓国にとって”特別な国“」は冷戦終結で終わった​
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/15343
http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/562.html

記事 [政治・選挙・NHK257] また安倍首相に“忖度”自民が所属議員に自衛官募集で要請文(日刊ゲンダイ)
 


また安倍首相に“忖度”自民が所属議員に自衛官募集で要請文
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/247584
2019/02/15 日刊ゲンダイ


小野寺五典・党安全保障調査会長(C)日刊ゲンダイ

 またも安倍首相への“忖度”だ。自民党は14日、党所属の国会議員に対し「自衛官募集に対する地方公共団体の協力に関するお願い」と題した文書を配布した。

 文書は、小野寺五典・党安全保障調査会長と山本朋広・党国防部会長の連名。「約6割以上の自治体から情報の提出の協力が得られない状況にある」「看過できない」などとし、選挙区内の自治体の状況を確認し、自治体に自衛官募集に関連する名簿提出を促すよう求めている。

 10日の党大会での安倍首相の「都道府県の6割以上が協力を拒否している」との発言を受けてのことだが、これには党内からも異論が続出。「自治体が防衛相の要請に応じる法的義務はない」「中央政府が地方自治に介入することになり、問題だ」などといった批判の声が上がっている。










http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/563.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 野党共闘愚考・政策の前にまず信頼関係でしょう
政策云々と言っても、平気で嘘をつく、選挙のたびに党名が違うような政党・候補と政策協定を結んで、それで有権者にあの党を支持してくださいって言えますか。それ無責任ですよね。
少なくとも、前の国政選挙と違う名前の党、その候補は自力で国民の審判を受けて、次の選挙からようやく共闘の対象になると思います。
先の総選挙での立憲民主党への支援は、異常事態での例外中の例外です。
今年の参院選一人区は、候補の調整、すみ分けで十分だと思います。相互推薦・本気の共闘なんて無理です。
もっとも、選挙区によってみんなが信頼でき、有権者・国民に責任を持てる協定ができるなら言うことはありませんが。
http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/564.html
記事 [政治・選挙・NHK257] 海外では安倍政権が日本のリスクと認識されだしたぞ。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/02/blog-post_35.html
2月 15, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<日銀は、この国家統計の信頼性に問題があることをいち早く気づき、内閣府に元データの提供を迫っています。しかし内閣府は業務多忙による負担増などを理由にしてその提供を拒否し、そのままの状態になっています。

日銀は毎月企業向けサービス価格指数・SPPIなどの統計を発表していますが、こうした発表統計のほとんどは国の開示したデータをもとに算定しています。

ですから、今回の問題を受けて大幅に算定をやり直したり、日銀展望レポートの数字を実態に合わせて修正するといった行為を行った場合には、アベノミクスの成果とされた部分が大きく修正されて晴天白日のもとにさらされるリスクが出てきます。それだけに、黒田総裁の判断が非常に注目されることになります。

今のところ日銀は、国にフェイク情報を提供された被害者ということで済んでいます。

しかし、これを何も確認・修正せずにそのまま放置すれば、中央銀行としての信ぴょう性・信頼性を著しく欠くことになるのは間違いありません。

もはやデータの見直しは必須の状況に陥っているともいえます。

2009年のギリシャ危機の時には、実は国が抱えている借金が公式にまとめた報告文書よりも莫大に多かった虚偽内容をいきなり認めて修正したことで国がデフォルトになりかかり、欧州圏全体のソブリンリスクになりかかるという非常に厳しい事態が起きたことがあります。

日本政府のフェイクニュースに対する認識はかなり甘いようです。

日銀が長期にわたってデータの修正を開示した場合、我々が想定するものよりはるかに大きな影響を与えるリスクを考えておく必要がありそうです。

当の安倍首相は、かなりの嘘がばれてもなお、アベノミクスの成果としてGDPの拡大などを平気で口にしています。

しかし、金融市場はそんなことはまったく忖度する余地はありませんから、海外投資家の日本離れはますます顕在化することが予想される状況です。

今のところアベノミクス最後の砦は、日経平均の上昇だけということになります。

しかし、両建てで日銀が莫大な債務を抱えて買い上がった相場が、このまま未来永劫に上昇するとはまったく思えないところにきています。

足元でにわかにノイズが高まりつつある衆参同一選挙実施前にでも相場が大崩れしてしまえば、アベノミクス完全終了を国民にさらけ出すかたちで審判を求めることになるでしょうから、相場の動向は気が気ではないものと思われます>(以上「MONEY VOICE」より引用)


 日本政府発表は40%フェイクだ、というのが外国報道機関の常識になりつつある。それがアベノミクスが完全に失敗して、日本経済は依然としてデフレ下にあるとの認識が浸透しつつあるという。

 これは一大事ではないか。日本のリスクは安倍自公政権の発表するフェイクだというのだ。日本国民は過半数が支持している安倍自公政権が日本のリスクの根源だと海外の報道機関は伝えている。

 安倍自公政権が発表している日本のGDPがフェイクで膨らませたものでしかない、というのは飛んでもないことだ。政府が信用を失えば、たとえばギリシャはデフォルトの寸前まで追い込まれたことがある。

 政府統計を問いただしても、安倍氏は悠長な顔をして「ずっと前から「勤労統計は改竄されていたではないか」とか「民主党政権でも見抜けなかったではないか」とか言い訳をしている。しかし安倍自公政権下で統計対象企業の偏向などをしているのは、意図的なフェイクニュースをマスメディアを通して世界へ伝えるためだったと海外から指摘されているのだ。

 安倍自公政権は40%フェイクニュースだ、と海外の報道機関が認識したというのは先進国としての体面は大きく傷つけられた。まさしく日本の統計数字は中国並だと認識されているのだ。

 日本国民はもっと真剣に怒った方が良い。テレビの報道番組では日本国内の「内輪」の問題だと認識しているようだが、海外投資家たちにとって統計数字の誤魔化しは由々しき問題だ。

 アベノミクスの汚らしい正体はバレバレだ。それでも10月には消費増税して、実際は部テレカに陥ってもフェイクニュースで「イザナギ景気」を超えてついに戦後最大の好景気だ、とでもブチ上げるつもりなのだろう。

 愚かな日本のマスメディアは政府発表を垂れ流して、海外の報道機関から失笑されるのだろうか。それとも海外投資家たちは潮が退くようにフェイク国家日本に見切りをつけて資金を引き揚げるかも知れない。

 そうすると日銀と年金基金だけで株価を支えることは出来ない。ドッと年金基金が溶けて、国民は大損害のツケを回されることになる。政府による統計数字のフェイクはタダごとではないのだ。



http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/565.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 厚労省が勤労統計の偽造・捏造・改ざん、やっぱり官邸意向の証言が(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2019/02/post-fa7e.html
2019.02.15 


人事権を官邸に握られたからか、官僚が異常に安倍政権に忖
度するようになった。

厚労省の勤労統計の、改ざん・ねつ造手法も、あベ政権に対し
て官僚の異常な忖度があったと思われる証言が出て来た。

官邸意向で見直しか 厚労省勤労統計の手法
              2/15(金) 5:44配信  共同通信

>厚生労働省が毎月勤労統計の調査対象入れ替え方法の変
更を検討した経緯について、同省関係者が14日、共同通信の
取材に「国会でも賃金の話が出ており、何とかしなきゃいけない
と思った」と証言した。公正であるべき統計に経済政策を重んじ
る官邸の意向が影響した可能性が出てきた。2015年、当時の
中江元哉首相秘書官に賃金伸び率の低下を説明した同省幹部
は「アベノミクスで賃金の動きが注目されている」として急きょ
有識者検討会を設け、短期間で結論を出すよう要請していた。


改ざん・ねつ造その物の圧力じゃないか。

安倍首相の息のかかった、「有識者検討会」が 短期間で結論
を出すようにと言えば,人事権を握られている官僚が忖度する
のは目に見えている。

安倍とその周りのお友達に有利なように、数字をねつ造・改ざ
んするように誘導していたと言っても過言ではない。

政府は、しょっちゅう景気が良くなった感を御用メディアに報道
させてきた。

2月13日にも、日経新聞に「景気回復「いざなぎ」超え、正式認
定 戦後2番目の長さ」と報道させている。

記事によると、58カ月もの間、景気回復しているそうだ。

58カ月と言えば,5年弱もの間景気が良くなっているとの見解
だが、まったく!私たち国民にとってそれの何分の一も実感が
ない。

安倍政権になってから、一度として景気が良くなったと思った
時期がないのだ。

まあ、自分とその周りの人間だけだろうかと思ってきたが、TV
やネットで聞こえてくる街の声も、ほとんどの人が実感が無い
と言う。

本当に景気が良くなっていたら、これほど多くの人に景気の良
さが実感できないというのは、どう考えても違和感がある。

麻生大臣は、「景気が良くなったと思わないのはその人の感性」
とか言っているが、そんな単純な問題でもないだろうに。

馬鹿にバカにされる私たち国民。。つくづく情けない。

アベノミクスが成功したように見せかけるために、官邸主導で
勤労統計手法まで改ざんさせて数字をよく見せて、「お前の賃
金が上がらないのは努力が足りないから」と思わせたいのだ
ろうか。

政権与党の議員は、自分達には大甘だが、国民にはやたら厳
しい。

人でなし集団だと言っても過言ではない。

そんな人でなし集団を賛美したり称賛したりするネトウヨ・ネトサ
ポ。

いつも思うのは、なぜここまで権力を批判しないのか。

なぜ一般国民を代弁して権力を追及する野党を貶すのか。

この人達は日本国民ではないのだろうか。


日本国民だったら、こんな政権に嫌悪感を抱いても、称賛でき
るとは思えないのに。

権力の暴走を厳しく批判する事もなく、曖昧な記事でお茶を濁
すメディアも、ネトウヨ・ネトサポと同じような立ち位置かも。




http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/566.html

記事 [政治・選挙・NHK257] <トランプ大統領がすぐに止めろと言い出すだろう!>辺野古阻止は、マヨネーズ状軟弱岩盤追及で一点突破すべきだ 天木直人








辺野古阻止は、マヨネーズ状軟弱岩盤追及で一点突破すべきだ
http://kenpo9.com/archives/5614
2019-02-15 天木直人のブログ


 いまの安倍・暴政コンビにいくら理論で挑んでも無意味であることはもはや誰もが知っている。

 しかし安倍・菅暴政コンビも自然には逆らえない。

 辺野古強行の前に立ちふさがるものは、まさしく自然の力である。

 サンゴやジュゴンもそうだ。

 しかし、安倍・菅コンビが手も足も出ない決定的な自然の逆襲がある。

 それがマヨネーズ状態と言われる海底岩盤の軟弱性だ。

 安倍・菅暴政コンビも、この事については当初は気づかなかった。

 まさしく想定外だったのだ。

 そして、それが明らかになり、それを認めざるを得なくなって、それでも工法を変えてやろうとしているのが今の安倍・菅暴政コンビだ。

 しかし、自然には逆らえない。

 いまこそ地質学者や土木工事学者は、その科学的知見を結集して、あの場所に埋め立て飛行場を建設する事は不可能であることを国民に知らせるべきだ。

 私は専門家でないから分からないが、専門家なら誰でも無理だとわかるはずだ。

 そして、たとえそれを技術的に克服できるとしても、膨大な経費と、更なる工事期間の延期が不可欠であることを専門家は大声を上げて内外に知らせるべきだ。

 そうすれば、さすがの国民も、こんな税金の無駄遣いはないと言い始める。

 なによりも、それを知らされていなかった米国は、「辺野古しかない」などというバカな事を、米国の国民(米国議会)を前にして言えなくなる。

 そこが米国の素直なところだ。

 トランプ大統領がそれを知れば、すぐに止めろと言い出すだろう。

 トランプ大統領のひとことで、安倍首相は中止を言い出す。

 それこそが、最善、最強で、もっともコストパフォーマンスの高い辺野古阻止運動に違いない。

 辺野古反対派は、マヨネーズ状軟弱岩盤追及で一点突破すべきである(了)



関連記事
辺野古計画は破綻 軟弱地盤に杭6万本打てる船は日本にない(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/458.html


























http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/567.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 安倍首相イージス・アショア導入は「自宅から通えるから」 相次ぐ仰天答弁が波紋(日刊ゲンダイ)
     


安倍首相イージス・アショア導入は「自宅から通えるから」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/247585
2019/02/15 日刊ゲンダイ


相次ぐ仰天答弁が波紋(C)日刊ゲンダイ

 安倍首相のトンデモ答弁が、また波紋を広げている。

 12日の衆院予算委で、総額6000億円超に及ぶともされる地上配備型ミサイル防衛システム「イージス・アショア」導入について、国民民主の泉健太議員にその必要性に疑問を投げかけられると、安倍首相はこう言ってのけた。

「まさに陸上においての勤務となる。これは(洋上勤務となるイージス艦とは)大きな差なんですよ、全然ご存じないかも知れませんがね。(隊員が)自分の自宅から通えるわけですから。勤務状況としては違うんですよ。そういうことも考えていかなければいけない。実際に皆さんは勤務されたことがないから、そんなことをおっしゃっているんでしょうけど」

 何を上から目線で逆ギレ交じりに言っているのか。「アンタも勤務したことないだろう」と突っ込みたくなるが、首相のあきれた答弁にネット上でも「本気で言っているのか?」「戦争も自宅から通える範囲で行います」「聞いてて恥ずかしくなる」などと批判が相次いでいる。

 先日の「森羅万象を担当している」の“神宣言”に続く、仰天答弁。やはり、安倍首相のオツムは職務遂行能力が疑われるレベルにある。



泉健太 国民民主党・無所属クラブ 予算委員会 衆議院 2019 02 12

※37:09〜泉健太議員「イージス・アショア」導入質疑。安倍首相の仰天答弁。
再生開始位置設定済み





























http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/568.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 記者の「質問を遮る」ためにわざわざ閣議決定! 
記者の「質問を遮る」ためにわざわざ閣議決定!
https://85280384.at.webry.info/201902/article_146.html
2019/02/15 20:39 半歩前へ

▼記者の「質問を遮る」ためにわざわざ閣議決定!

 ひとりの記者の「質問を遮る」ために、わざわざ閣議決定するなど有り得ないことだ。前代未聞の話だ。

 安倍晋三夫婦が関わった森友事件や加計疑惑について東京新聞の望月衣塑子記者が核心を突く質問をするのがよほどイヤなようだ。

 それにしても内閣の全閣僚を集めて、閣議決定までしたのはどうしてなのか?

 答えは簡単。東京新聞ばかりか、ほかのメディアにも“見える”形で、「圧力」をかけたのである。

 言論の自由、国民の知る権利への明らかな弾圧だ。このような「強権政治」を国民は許してはならない。

 このまま放置していると次は直接、あなた自身に及ぼう。

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 政府は15日の閣議で、東京新聞の特定記者による官房長官記者会見での質問について「必ずしも簡潔とは言えない質問が少なからずある。

 今後とも長官の日程管理の観点からやむを得ない場合、司会者がこれまでと同様に協力呼び掛けなどを通じて、円滑な進行に協力を求める」との答弁書を決定した。

 自由党の山本太郎参院議員が質問主意書で「記者の質問権のみならず国民の知る権利をも侵害されかねない状況だ」と指摘した。

 これに対し、答弁書は「内閣記者会が主催するもので、政府が一方的に質問を制限できる立場にない。あくまで協力依頼にすぎない」と反論した。  (以上 共同通信)






















http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/569.html

記事 [政治・選挙・NHK257] そこまでやるかNHK 安倍首相と「遺恨」残す部署が解体危機(日刊ゲンダイ)





そこまでやるかNHK 安倍首相と「遺恨」残す部署が解体危機
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/247583
2019/02/15 日刊ゲンダイ 文字起こし


「政治的圧力」訴えた長井暁チーフ(当時・写真左)/(C)共同通信社

 NHKが現在、各番組を作る「制作局」の組織改編を検討していることが、日刊ゲンダイの調べで分かった。見過ごせないのは硬派なドキュメンタリー番組を制作してきた部署が事実上、解体されそうなこと。この部署こそ、2005年に発覚した安倍首相が政治介入したとされる番組改変問題の当事者なのだ。

■05年発覚「番組改変」問題の当該部局

 解体されるのは、制作局第1制作センターの「文化・福祉番組部」だ。現在「こころの時代」や「ハートネットTV」などを担当。ETV特集など硬派なドキュメンタリー番組も制作し、昨年は「静かで、にぎやかな世界〜手話で生きる子どもたち〜」が文化庁芸術祭・テレビドキュメンタリー部門の大賞を受賞するなど、これまで数々の賞を総ナメしてきた。

 組織改編について、同部の部長が部員に緊急説明会を開いたのは今月4日のこと。縦割りの弊害をなくし、今年4月から長時間労働を法規制で厳罰化する「働き方改革」に対処するなどの理由で、制作局内の8部署を廃止。局員約630人が「教育・次世代」「ドラマ」「音楽・芸能」など担当ジャンルごとに、新たな6ユニットに振り分けられることを説明したという。

「各ユニット間では人事発令なしにディレクターを年がら年中異動させることが可能となり、上司のサジ加減ひとつでパワハラ人事が起きる可能性もあります」(あるNHK局員)

■硬派ディレクターが「あさイチ」担当に

 8つの部署が6つに分かれる過程で、複数の部署が統合されるのは理解できる。しかし、なぜか文化・福祉部だけ「社会・文化」「科学・ライフ・福祉」の2つのユニットへの分離を検討。ドキュメンタリーに携わってきたディレクターを、視聴率競争が激しく人材不足の「あさイチ」などの制作に回す予定だ。

 狙い撃ちのような解体案に局員は「公共放送としての番組の質の低下につながる」と猛反発。というのも、この部署は安倍首相とは因縁浅からぬ関係にある。

 01年1月放送の「ETV特集シリーズ『戦争をどう裁くか』第2夜『問われる戦時性暴力』」を制作。従軍慰安婦制度を裁く民衆法廷を扱ったことに、安倍首相と中川昭一元財務相(故人)が放送前日にNHK幹部を呼び出し、「偏った内容だ」と注文をつけ、NHKが番組内容を大幅に改変したとされる。この顛末を05年1月に朝日新聞が報道。大騒ぎとなったが、安倍首相もNHKも報道を否定し、いまだ真相は不明のままだ。

「反権力を掲げ『NHK最後の良心』と呼ばれる部署で、以前から潰したいと思っている幹部は数多く、これまでも事あるごとに潰そうとしてきました。正直『またか』の感はありますが、いよいよ解体されてしまうのではと現場は危機感を募らせています」(別のNHK局員)

 13日には制作局長が改めて部員に説明。局長は「もう一度考えさせて欲しい」と語ったが、再検討結果をいつ示すのかは明確にしなかったようだ。現場の声が聞き入れられない組織に嫌気が差し、離職を検討する局員も続出しているという。

 NHKの報道局幹部が安倍官邸におもねり、忖度ニュースをタレ流す中、制作局からも人材が流出すれば、ますます公共放送の質が低下しかねない。NHK広報局は日刊ゲンダイの取材にこう答えた。

「限られた経営資源で最高水準の放送・サービスを継続的に実施していくための最善の業務体制を検討しています。官邸に忖度した組織改編?ご指摘のような意図は一切ありません」

 その言葉を信用できるような組織にいい加減、NHKは生まれ変わって欲しい。





















http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/570.html

記事 [政治・選挙・NHK257] この政権は何でもやる 統計偽装は国家的犯罪の疑惑濃厚(日刊ゲンダイ)
 


この政権は何でもやる 統計偽装は国家的犯罪の疑惑濃厚
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/247580
2019/02/15 日刊ゲンダイ 文字起こし


アベノミクス偽装は首相案件(C)日刊ゲンダイ

「不景気も 統計一つで 好景気」

「合わぬなら 作ってしまえ 偽統計」

「成長率 どれだけ盛れるか 腕次第」

 14日の衆院予算委員会で立憲民主会派の小川淳也議員が読み上げたのは、総務省のツイッターへの書き込みだ。

 総務省は今月1日から、「統計の日」の標語を募集しているが、統計偽装問題が発覚したことで大喜利状態になっている。

「為政者の 望み通りに 数いじる」

「政権の ウソを支える 虚偽統計」

「ウソ統計 総理が言えば ウソじゃない」

「統計の 捏造改竄 誰のため」

 これらの書き込みから分かるのは、実際よりも統計の数値を良く見せるため、官邸主導で国家ぐるみの偽装が行われたと国民が感じていることだ。さらに言えば、安倍政権なら、こうした不正に手を染めても不思議はないという不信感を抱いている。

 なにしろ、公文書も改ざんしてしまう政府なのだ。それも、首相の答弁に合わせて事実を隠蔽した疑いが持たれている。文書やメモが出てきても認めず、「あったこと」も「なかったこと」にしてしまう。都合の悪いファクトから目をそらし、文字や数字をいじって現実の方を歪めようとする。そういう政権のイカサマは、モリカケ問題で嫌というほど見せつけられてきた。

「毎月勤労統計」の問題も、厚労省が組織ぐるみで不正調査を隠蔽していた疑惑から、官邸主導のアベノミクス偽装だった疑いに発展してきた。これまた「首相案件」だった状況証拠が次々と出てきたのだ。

■モリカケ問題と同じ構図

 予算委の質疑を通じ、2015年9月に「毎月勤労統計」の調査対象となる事業所を入れ替えるにあたって、事前に安倍の秘書官が厚労省に「問題意識」を伝えていたことが明らかになった。また出た、首相秘書官!

 加計学園問題では、経産省出身の柳瀬唯夫秘書官(当時)が、15年4月に加計学園の獣医学部新設を巡って、愛媛県の担当者らと官邸で面会。やりとりを記録した愛媛県の文書に「本件は、首相案件」などとの発言が記載されていたが、国会では「記憶にない」とスットボケ続けた。

 この時期の官邸では、よほど「首相案件」がはやっていたのか、同じ年の3月末、厚労省から「毎月勤労統計」について事前説明を受けていたのが、財務省出身の中江元哉秘書官(現財務省関税局長)だ。賃金に関する数値改善の可能性などについて「問題意識」を伝えていたという。

「秘書官の耳に入るということは、役所では“総理ご関心事項”と言うんですよ」と指摘したのは、財務省出身の大串博志議員(立憲民主)である。実際、秘書官が説明を受けた直後から、統計の見直しが一気に進んだのだ。

「役所の忖度なのか、官邸が直接・間接の指示をしていたのか、いなかったのか。いずれにせよ、秘書官が動き、アベノミクスで上がるはずの賃金が上昇しないという懸案は解消されていった。モリカケ問題とまったく同じ構図です」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 “総理のご意向”が働いたのではないかと追及された安倍は、「勤労統計について指示したことはまったくない」と強調。14日の予算委に閣僚の補佐役として出席していた中江関税局長は、小川から「問題意識」発言の真意などを問いただされたが、「関税局長として出席している。所管外のことは差し控える」と言い、数回にわたって答弁を拒否した。


東芝関連企業に天下り(柳瀬元秘書官)/(C)日刊ゲンダイ

公文書も統計も信じられない国は終わっている

 野党の求めで、中江関税局長は15日にも「元秘書官」の立場で予算委に出席することが決まったが、どうせ何も話しはしない。だからこそ、与党側も参考人招致に応じたのだ。黙って首相を守れば、出世の道と、輝かしい天下り人生のご褒美が待っている。

「官僚人事を握った官邸に権力が集中し、首相が『こうする』と決めたら、ルール違反もいとわずに役所が全力で望みをかなえるイビツな行政になってしまった。厚労省の統計不正問題も、04年から始まったとされるズサンな調査と、18年からの調査方法変更は別問題です。調査方法の変更によって、統計上の賃金が上振れし、それを根拠に『景気がいいから』と、消費税10%への増税が行われようとしている。納税者からすれば、やりきれない話です。納税する気もなくなります」(山田厚俊氏=前出)

 見逃せないのは、統計上の賃金が低く出ることに首相秘書官が「問題意識」を表明した15年は、自民党の総裁選が9月に行われ、安倍が無投票再選を決めたことだ。直後に打ち出した「新・3本の矢」で、「GDP600兆円」という数値目標を掲げた。そして、10月の経済財政諮問会議で、麻生財務相が「毎月勤労統計」の調査手法に文句をつけ、「具体的な改善方策を早急に検討していただきたい」と発言。ちょうど、アベノミクス後の数字が悪化した頃だった。思うように賃金が上がらないことにイラだっていたのだ。 

 それから、トントン拍子で“統計改革”が進められていく。16年の「経済財政運営と改革の基本方針=骨太の方針」には、成長戦略としてTPPなどとともに「経済統計の改善」が挙げられ、厚労省は統計委員会に調査手法の変更を諮問、同委員会も承認した。かくして実質賃金は上振れ、GDPもカサ上げされ、アベノミクスの成功を偽装するかのような統計が発表されることになる。

■GDPプラス速報も信用できない

「政府が発表する統計は、公正で正しいものだと信じられてきました。だから、それを基に議会審議や政策立案が行われるのに、今や国家の土台がヒビ割れて、大きな亀裂が入っている状態です。公文書も統計も信じられない国なんて、国際社会からも信用されません。保身と功名心のために国家の基幹を歪め、政府の信用を失ったことは、安倍政権の最大の罪だと思う。国家的犯罪ですよ。徹底追及が必要です」(政治学者・五十嵐仁氏) 

 国家の足元が揺らいでいるというのに、天皇の謝罪を要請した韓国の文喜相国会議長や、白血病を公表した競泳の池江璃花子選手の話題がテレビを席巻。そんな中、14日午前のテレビ画面に「速報」のテロップが流れた。

 内閣府が発表した18年10〜12月期のGDP速報値が、実質で前期比0.3%、年率換算で1.4%増になったというニュースだ。

 2四半期ぶりにプラス成長に転じたというが、これだけ統計のインチキが明らかになっているのに、どうやってこの数字を信じろというのか。コトここに至っても、政府発表の数値に何の疑問も呈さず速報する大メディアは、大本営発表というほかない。

 日刊ゲンダイ連載コラムでジャーナリストの高野孟氏も
<政府が発表する統計というのは多かれ少なかれ“大本営発表”というか、政府の都合のいいように操作されたものだと思ったほうがいい>と書いていた。

 数字は嘘をつかないと言われるが、権力者と詐欺師が数字を悪用するのは世の常だ。統計は国家の意思で動く。ましてや、このイカサマ政権は何でもやる。

 世論調査では、景気拡大を感じられないという声が8割に達する。GDPの数値がプラスに転じても、われわれ庶民には何の恩恵もない。ほくそ笑むのは安倍だけなのだ。


































 



http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/571.html

記事 [政治・選挙・NHK257] よく考えて行動し連帯すれば世界は変わる(植草一秀の『知られざる真実』)
よく考えて行動し連帯すれば世界は変わる
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-9bf9.html
2019年2月15日 植草一秀の『知られざる真実』


東洋大学で深い考えに基づいて勇気ある行動をとった船橋秀人さんがIB Newsサイト上に

【東洋大立て看事件】学生が大学に抗議と質問状、
「事実関係を残したい」
https://www.data-max.co.jp/article/27800?rct=nation

と題する記事を掲載されているが、さゆふらっとまうんど氏も同氏が主宰するYoutube配信動画上で解説されているのでご高覧賜りたい。

「国士現る!竹中平蔵を批判した東洋大学・船橋秀人さん」
https://www.youtube.com/watch?v=cxKQ_XF6iUE

高橋氏とさゆふらっとまうんど氏は現在ともにオールジャパン平和と共生の運営委員を務めてくださっている。

オールジャパン平和と共生は、3月2日(土)午後1時半より東京神保町の日本教育会館一ツ橋ホールにおいて総決起集会を開催する。

消費税廃止へ!
2019政治決戦必勝!総決起集会
ガーベラ革命で共生社会を実現しよう

日 時 2019年3月2日
    午後1時開場 午後1時半開会
会 場 日本教育会館一ツ橋ホール
    地下鉄メトロ神保町駅A1出口徒歩2分
参加費 無料

ご案内状は
https://bit.ly/2X0tUXI

チラシは
https://bit.ly/2GHnRRX

「戦争と弱肉強食」の日本政治を「平和と共生」の日本政治に刷新するために、大きな連帯運動を繰り広げることを呼びかけている。

3月2日総決起集会のご案内文章を転載させていただと

消費税廃止へ!
2019政治決戦必勝!総決起集会
ガーベラ革命で共生社会を実現しよう

亥年の2019年は日本政治を刷新する為の政治決戦の年になります。第2次安倍内閣が発足して6年の時間が経過しましたが、アベノミクスのかけ声とは裏腹に最低最悪の日本経済がもたらされています。経済成長率の実績はかつての民主党政権時代を大幅に下回り、私たちの生活を支える実質賃金は大幅減少を続けてきました。

「もりかけ疑惑」で、国有地の不正払い下げや情実による獣医学部新設認可が明らかになったにもかかわらず、刑事司法の不当支配から事件は無罪放免とされ、誰一人責任を取らないという現実が広がってきました。さらに安倍内閣が、実質賃金減少持続という「不都合な真実」を覆い隠すために経済統計まで改ざんしていた事実も露見しました。

第2次安倍内閣発足後の6年間に一人当たり実質賃金が5%も減少した一方で企業利益は2倍の水準に激増しました。増えた雇用の7割が非正規雇用であり、労働者全体に占める非正規労働者の比率は上昇の一途を辿っています。

消費税が導入されて30年の時間が経過しますが、この間の税収推移を調べてみると消費税増税の税収すべてが法人税減税と所得税減税に注がれてきたことが分かります。1%の富裕層だけを優遇して圧倒的多数の国民を下流へ下流へと押し流しているのがアベノミクスの実態です。経済大国なのに貧困大国であるという現実が生じています。

戦争と弱肉強食に突き進む安倍政治を排除して平和と共生の政治を実現しようではありませんか。色とりどりのガーベラの花は多様性の象徴であるとともに、前進、希望、限りなき挑戦という花言葉を有します。日本政治を刷新し、誰もが笑顔で生きてゆける社会、政治を実現しようではありませんか。

2019政治決戦では私たちが求める政策を明示する候補者に私たちの清き一票を集中させる必要があります。主権者である私たちが主導して愛・夢・希望の市民政権を樹立してゆきましょう。「ガーベラ革命で共生社会を実現しよう」を合言葉に主権者が結集し、新しい政治のうねりを生み出してゆきましょう。一人でも多くの市民の集会参加を強く希望します。ご家族、ご友人、お知り合いにお声かけくださり総決起集会にお運びくださいますよう心よりお願い申し上げます。

安倍政治は「戦争と弱肉強食」に特色を持つが、この路線に反対である主権者は多数である。

対立する政策路線が「平和と共生」である。

主権者にとって経済問題は死活問題でもある。

経済政策に焦点を当てて、主権者の決起行動を促したい。

とりわけ強く訴えたいポイントは

消費税廃止へ!の方針と

最低賃金全国一律1500円実現

そして、

奨学金徳政令発布

だ。

財政構造を見直すことで、これらの施策を実現できる。

主権者が主導して日本政治を刷新しよう。




http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/572.html

記事 [政治・選挙・NHK257] 北海道知事選挙は石川知裕候補で 佐藤のりゆき氏にも一緒に応援して欲しい(弁護士 猪野 亨のブログ)
北海道知事選挙は石川知裕候補で 佐藤のりゆき氏にも一緒に応援して欲しい
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-3880.html
2019/02/15 23:14 弁護士 猪野 亨のブログ


 北海道知事選挙は、野党候補は一本化され、石川知裕氏でまとまっています。
 私もこの候補一本化に期待しています。

 ところで先に名が上がっていた佐藤のりゆき氏がまた再び市民団体の要請を受けて熟考ということが報じられていました。

<道知事選>佐藤のりゆき氏「出馬を熟慮」 市民団体が再要請」(北海道新聞2019年2月13日)

「市民団体「道民のちから改革会議」は13日、2015年の前回知事選に出馬したフリーキャスターの佐藤のりゆき氏(69)に再び立候補を要請した。佐藤氏は要請を受けた後の記者会見で「(支援者の)みなさんと相談しながら、出馬したほうがいいのかどうか熟慮、検討する」と述べた。」

 自公系の鈴木直道氏はともかく野党統一候補の石川知裕氏が気に入らないというのが佐藤氏の本音のようです。

 まだ断念したという報道もありません。佐藤氏に立候補を要請した団体のメンバーが知事選挙の説明会に顔を出していたとも報じられていました。

 この道民のちから改革会議ですが、最近、結成されたばかりのようです。
https://www.dominryoku.com/

 活動目的は、メンバーを見ましたが、今ひとつ何を目的としているのかがわかりません。その活動目的は候補者として何故、佐藤のりゆき氏なのだろうとは思います。

 佐藤氏も当初は固辞しておきながら、野党統一候補が石川知裕氏に決まるや、自分がという気持ちになったのかもしれませんが、いずれにせよ固辞した段階で既に選択肢からは外れたのに、今さら名乗り上げるのは、単に分裂にしかなりません。

 佐藤氏によれば立候補できる環境にないということのようで、現実に立候補するとは思えませんが、政党主導で候補が決められたことへの反発なのかもしれませんが、私はこうした今さらながらの行動、表明には疑問を禁じ得ません。

 是非、佐藤のりゆき氏にも一緒に石川知裕氏を応援してもらいたいです。

少しずつですが暖かくなりました 暖かい北海道へ 2019年2月15日撮影


北海道知事選挙 石川知裕候補に期待 泊原発、カジノ、JR路線





http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/573.html

   

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