細野豪志氏、野党分断の“A級戦犯&鼻つまみ者”…自民党入党の情けない末路
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2019.02.04 細野豪志、自民党入党の情けない末路 Business Journal
細野豪志氏のオフィシャルブログ
民主党政権で大臣や幹事長まで務めた衆院議員の細野豪志氏(47)が、自民党入りを目指していることが明らかになった。細野氏の選挙区である静岡5区には浪人中の自民党の次期公認予定者がいて、細野の動きに地元の自民党組織は反発している。そのため、まずは無所属のまま自民党二階派の特別会員として派閥に所属することになり、1月31日の同派例会で了承された。
細野氏といえば、2017年10月の衆院総選挙で小池百合子東京都知事の立ち上げた「希望の党」に結成メンバーとして参加した。
「『排除の論理』を振りかざして、今に至る立憲民主党と国民民主党の分断の原因をつくった“A級戦犯”といっていい。この総選挙後、希望の党は凋落。細野氏は旧民主党関係者の間では鼻つまみ者になり、無所属暮らしのなかで自民党入りしか生きる道がなくなったわけだ」(永田町筋)
旧民主党出身で二階派の特別会員から自民党入党を実現した先輩には、兵庫12区選出の衆院議員・山口壮氏がいる。二階派ではないが兵庫11区選出の元外務大臣・松本剛明氏も無所属で自民党会派入りの後、正式に入党している。この2人と細野氏の共通項は、いずれも選挙に強く、小選挙区で勝ち上れることだ。参院議員では野田政権の初代復興大臣を務めた平野達男氏(岩手選挙区)も二階氏との関係で自民党に入党し、二階派入りしている。
もっとも、旧民主党出身者が自民党入りするのは、細野氏のような有名議員に限らない。今夏の参院選、自民党の比例候補者名簿には、旧民主党の3人の元議員の名前が並んでいる。
元参院議員(大阪選挙区)の尾立源幸氏。民主党(民進党含む)議員として2期務めたが2016年に落選。元衆院議員(比例北陸信越ブロック)の糸川正晃氏。国民新党から民主党へ移り、野田内閣では厚労政務官を務めた。3期目を目指した12年の総選挙で落選。元衆院議員(大阪1区)の熊田篤嗣氏。09年の政権交代選挙で初当選し、1期務めたが、12年に落選。
自民党が彼らの参院選擁立を決めた背景には、野党系の人材を取り込むことで票の掘り起こしを図る狙いがあるとみられるが、旧民主党関係者はこう嘆く。
「結局、議員バッジを再び付けるためには野党よりも自民党が近道、ということですよ。安易に流れるのは情けない。とはいえ、政権奪取の可能性が見えない今の野党にも問題はあるんですが」
細野氏とともに希望の党の創設メンバーだった衆院議員・長島昭久氏(東京21区)や衆院議員・笠浩史氏(神奈川9区)も、細野氏同様に自民党入りを目指しているとされる。立憲民主党と国民民主党の主導権争いなど、野党がバラバラの状態では、こうした自民党への移籍の動きはまだまだ続きそうだ。
(文=編集部)
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— biz-journal (@biz_journal) 2019年2月4日