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2019年1月10日00時04分 〜
記事 [政治・選挙・NHK255] 緊急事態宣言で国民の人権を厳しく制限! 
緊急事態宣言で国民の人権を厳しく制限!
https://85280384.at.webry.info/201901/article_87.html
2019/01/09 15:32 半歩前へ

▼緊急事態宣言で国民の人権を厳しく制限!

 弁護士の宮武嶺が自民党改憲草案の危険性を指摘。いったん緊急事態宣言が発せられると、国民の人権を制限できる。恐ろしいことだ。

 宮武は、現在の自由な生活や自由な発言を望むなら、安倍晋三が執念を燃やす改憲を断固、阻止しなければならないと呼びかけた。

**********************

宮武嶺がこう言った。

 自民党草案では、国民の生命や財産を守るための措置について「何人も、国その他公の機関の指示に従わなければならない」とされており、国民の基本的人権が制限されます。

 たとえば、大規模な原発事故が起こった際に内閣総理大臣から緊急事態宣言が出されると、「国民の生命の安全を守るため」という名目のもとに、国民の知る権利や言論の自由が制限でき、情報統制が可能になる結果、国民にとって真に必要な情報が手に入らないことになりかねません。

 また、「国民の生命や財産を守るため」に必要だという名目で、国民の私有財産に対する財産権が奪われ、自分の土地や建物を自衛隊に問答無用で取り上げられ、使われてしまうこともあり得ます。

 さらに、この自民党の基本的人権を制限する2案に共通するのは、内閣総理大臣による「緊急事態宣言」が発せられると、内閣が「法律と同一の効力を有する政令を制定」することができると定め、政府への権限集中を明記した点にもあります。

 つまり、いったん緊急事態宣言が発せられると、国民が選挙で選んだ国民代表の集まる国会の立法した法律によらずに、国民が直接選んでいない内閣の発令する政令だけで国民の人権を制限できることになるのです。

 安倍首相が固執し続ける憲法改悪。

 その最も悪質な条項が、緊急事態条項であり、国民の基本的人権を奪う私権制限です。

 自民党が、まさに国民に対して牙を剥いて来たと言えるでしょう。

 こんな危険な改憲が通る可能性がある憲法改正の発議自体をさせず、絶対に葬らなければなりません。














自民党がその改憲案に最も危険な緊急事態条項・国民の基本的人権制限を盛り込む!
https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/9c9f6d748a8ae2d23893300a5a3c3692





http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/898.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 「山本太郎にケチをつけるな」と談四楼がきつーい一撃!  
「山本太郎にケチをつけるな」と談四楼がきつーい一撃!
https://85280384.at.webry.info/201901/article_92.html
2019/01/10 半歩前へ

▼「山本太郎にケチをつけるな」と談四楼がきつーい一撃!

 ネタミから、厳冬に炊き出しのボランティアを続ける山本太郎を悪く言う輩に談四楼がきつい一撃を見舞った。談四楼のパンチはストレートだから気持ちがいい。

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 山本太郎の厳冬の炊き出しを「売名だ」と言う人がいる。杉良太郎の「売名ですけど、それが何か?」という名言を知らぬのか。

 およそ人の行為はすべて売名であり、山本太郎の売名によって炊き出し先の団体の名が売れ、寄付が集まって続行可能となれば、それを求める人には何よりの幸いではないか。





















































http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/899.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 「一番真っ当な保守は共産党だ」と西部邁!  
「一番真っ当な保守は共産党だ」と西部邁!
https://85280384.at.webry.info/201901/article_94.html
2019/01/10 00:32 半歩前へ

▼「一番真っ当な保守は共産党だ」と西部邁!

談四楼がつぶやいた。

 西部邁先生を喪ったのは痛い。自死については聞いたが、まだ先のことと楽観していた。しかし「保守とはなんぞや」等の話を酒席で聞くのは贅沢な時間だった。「自民党が保守なんかであるもんか。いま一番真っ当な保守は共産党だ」は刺さった。そして私は「保守の安倍嫌い」をそのとき自覚したのだった。

********************

 西部邁は右派の論客だった。私は、思想的には相いれないが、西部邁の言うことは筋が通っていた。

 だから左派やリベラルともひざを突き合わせてよく議論を戦わせた。彼には温もり、人間的な魅力があった。

 左派の論客には西部のファンが少なくなかった。その西部邁が一番嫌ったのが安倍晋三だった。西部邁とは対極の人間だから分かる気がする。













































http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/900.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 前代未聞の大反撃 ゴーンvs検察“劇場型”の全面対決<中>満天下にさらされた途上国のような「人質司法」 :経済板リンク 
前代未聞の大反撃 ゴーンvs検察“劇場型”の全面対決<中>満天下にさらされた途上国のような「人質司法」(日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/18/hasan130/msg/515.html



http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/901.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 政治・選挙・NHK256を起動しました
政治・選挙・NHK256を起動しました

旧板はこちら
http://www.asyura2.com/18/senkyo255/index.html

よろしくお願いします。


http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/101.html
記事 [政治・選挙・NHK255] 政治・選挙・NHK256を起動しました
政治・選挙・NHK256を起動しました

新板はこちら
http://www.asyura2.com/19/senkyo256/index.html

よろしくお願いします。


http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/902.html
記事 [政治・選挙・NHK256] 被曝線量過少、論文修正へ 実際は3倍「意図的でない」 早野龍五・東大名誉教授ら(朝日新聞) :原発板リンク 
被曝線量過少、論文修正へ 実際は3倍「意図的でない」 早野龍五・東大名誉教授ら(朝日新聞) 

http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/749.html



http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/102.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 災いがますます広がり深まることを憂慮する2019年の年始 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ)
 


災いがますます広がり深まることを憂慮する2019年の年始 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/245081
2019/01/10 日刊ゲンダイ


自民党の「仕事始め」で乾杯する安倍首相/(C)共同通信社

 明けましておめでとうございます。と、まあ、型通りに挨拶をしてはみたものの、到底おめでたいとは言えないのが2019年である。昨年の漢字は「災」だったが、今年はその災いがますます広がり深まるのではないか。その最大の根源は米国のトランプ政権で、この1月に発足丸2年を迎えるけれども、すでにまともな閣僚・スタッフは残らず去ってしまい、糸の切れた凧のようになって一体どこへ飛んで行ってしまうのか、もはや誰にも予測不能。このトランプ政権の行方こそが、世界の安全保障と経済安定にとって最大の“脅威”である。

 英国のブレグジットも先行き混沌で、3月にはEUとの離脱条件に関する合意を欠いたままの離脱という破滅的なハードランディングに突き進む公算大。英国と米国という2つのアングロサクソン国家がダッチロール状態に突き進んでいるのは、19世紀と20世紀の覇権国家として世界をリードしてきた両国が、いまだに自分たちがやりたい放題にしても世界は後ろに従ってくるにちがいないという幻覚にとらわれて、世界と自国の関係について落ちついて考えることができない認知障害に陥っているためである。この2つの老大国をどうやって介護して、慢性的徘徊や突発的暴力の危険を抑えられるかどうかが、新年の世界的な中心課題である。

 翻って、日本にとって何が災いかといえば、それはまさに安倍政権である。トランプとの親しさをテコにして、この国を浮揚させようというのは時代錯誤としか言いようがなく、その矛盾は今年早々から、TAG交渉開始などを通じて顕在化するだろう。

 くしくも本コラムは、第2次安倍政権発足直後の13年1月に連載が始まったので、今月で丸6年になる。これだけ毎週のように安倍批判を続けてきても一向に政権が倒れないのだから、言論の力など知れたものだと思うけれども、しかし、このところ都内の街頭や地方の講演会場などで「毎週、日刊ゲンダイを読んでますよ」と激励されることがしばしばある。ほとんどは60〜70代のシルバー世代だが、まことにありがたいことである。この世代の人たちに流行の挨拶は「安倍政権が倒れないうちに死ぬわけにはいかないよね」というもので、逆に今年、仮に安倍が行き詰まって倒れたりすると、この世代の方々が“生きがい”を失ってしまわないか心配である。



高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。














http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/103.html

記事 [政治・選挙・NHK256] これからの日本 退場させるべき政治家・企業・統治機構の峻別(世相を斬る あいば達也)
これからの日本 退場させるべき政治家・企業・統治機構の峻別
https://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/b50d3d3d0c01a46413a91456ce2615f5
2019年01月10日 世相を斬る あいば達也


構造的に成長困難域に入った国をどのように位置づけるかは、かなり難解な作業が待ちうけていることは間違いない。

今まで通り、竹中平蔵勢力(グローバル金融勢力)の言うがままに、日本の貴重な資産と言えるものを民間に移行することで、“鬼が出るか蛇が出るか”まったく判らないカジノ・ルーレットの盤に乗っかろうとしている。正直、最近の傾向を見る限り、この試みは、既遂に近い状況になっている。

安倍政治を牽引する頭脳は、あいも変わらず、小泉時代の新自由主義によるグローバル経済社会の継続を望む勢力に囲まれている。

今回の経済財政諮問会議の顔ぶれの変更も、竹中グループの交代であり、自由貿易経済に身を委ねる方針に変わりはない。

同じ考えの人間だけが集まり、如何にも知恵の出し合いをしているようだが、実は、似たもの同志なのだから、会議は踊るで、土堂巡り、新たなビジョンなど生まれてこない。

或る意味で、新興宗教の教祖に成りすました竹中平蔵のグローバル経済の沼に、ズブズブと沈んでいっている。

信者シンゾウ―“まだ効果が出ませんが、大丈夫でしょうか?”

T教授「まだまだ、これからです。異次元緩和の効果も、労働力の低賃金化も、これからです。米中貿易戦争なんて、まもなく終息します。もう直ぐ経済成長3%程度は楽勝ですよ。いま株価は24,000、25,000円の壁に挑戦中なので、いずれ3万の大台に向かいます。経済は「気」です。国家の首相の何ごとにも引かない姿勢が支持されるでしょう。更に強力に、国家主義と市場原理主義の導入を急ぎましょう。もう、夜明けは近いのです。拝みましょう、ホワイトハウスと伊勢神宮、靖国神社を!」

“今だけ、金だけ、自分だけ”が彼らの行動哲学にさえなっていて、それが醜く悪い行いだと反省する輩がいない。

国民的水準であれば、幾ら合理的コスパを重視するからと言って、10人もよれば3人くらいは、程ほどにしておかないと、と注意喚起が起きるところだが、彼らの集団には、それが皆無だ。

このようなイカレタ集団に、権力が握られていることは、何とも不幸なことだが、この不幸を奇貨として、次々世代の日本を構築し直すビジョンが求められる。

酒屋の三代目集団に、政治権力を握らせたことは、痛恨の極みだが、これも民主主義のなせる業、我々の責任として受けとめ、痛みには耐えていくしかないだろう。

安倍や麻生には、権力の座に上り詰めるために、何をしたかの足跡がない。

ただ、唯々諾々と、祖父、父親の後を継ぎ、番頭らに担ぎ上げられ、政治家になっただけだ。

麻生に代表されるように、“下々の皆さん”なのである。

サンフランシスコ条約も知らないし、ポツダム宣言も知らない。多分、知っているのはナチスの手口だろう。

いや、ウォールストリートの金融資本の脱税方法くらいは知っているのだろう。直ぐにではないが、彼らを政界から追い出す方策を巡らす必要があるのだろう。

2025年から2030年辺りをターゲットにして、自民党を下野させる政治集団が必要だ。

現在は、その先端を立憲民主党の枝野が代表しているように見えるが、新たなリーダーが出てこないと無理だと思う。

彼は、リベラルのように見えて保守寄りだ。保守と言っても、どの辺を守る保守なのか判らないのが困りものだ。

安倍のようなグローバル金融にとって動きやすい(ウィルス活動に有効な土壌づくり)改革は、破壊主義だ。

今後の我が国を考えるのであれば、創造を軸とした政権でなければならない。

どちらかと言えば、日本共産党の考えと、天皇制と徳川幕藩体制の長所を生かした混合的創造改革政党が望ましい。

仮に、そのような政党が政権政党になった場合、まず、三本の法案を強行採決してしまうことだ。

東京地検特捜部の解体と、検察庁、最高裁事務総局、法務省の改革が一つ。

次にNHK及び放送法の改革だ。

そして、三番目が税制の改革だ。

無論、この三つの強行採決は同時進行させなければならない。

これぞ、真の三本の矢だ。

当然、当面の間、内閣人事局は有効に活用すべきだ。

そう、当面は“アベノナチ”を真似るのだ。ここまで壊れた民主主義(毒)を修正するには、「毒を以て毒を制す」気構えが必要になるだろう。そして、法の下に、裁くべき人間を、正義の下、法治国家らしく裁く必要も、教育的見地から不可欠になる。

筆者は、財政問題において、財政赤字改善する必要はあるが、財務省のプロパガンダ報道は許さない。

生まれたての赤ちゃんが900万の借金を抱えて生まれてくると言うなら、同時に、910万円の貯金通帳も持参している、とすべきだ。

累進税は強化すべきだが、消費税も緩やかに段階的にあげる必要はあるが極めて緩やかで充分だ。

グローバル競争からは離脱、質実国家を目指すので、法人税は、大企業が逃げ出すほど上げても構わない。

人生100歳時代の到来だが、90歳上の年金支給の減額(年金受給者本人の費消度確認)は見当に充分値する。

最後に、累進課税について、アゴラ編集部(笑)だが、Noah Smith氏の面白い論考を見つけたので、参考引用しておく。


≪日本に必要なのは、より累進的な所得税だ--- ノア・スミス(Noah Smith)

 日本の赤字国債は、欧米で報道されているような世界の終焉と言うほど大きな問題ではない。GDPの200%超という直近値は、政府関係機関債を含む総公債に対する比率である。純負債のGDP比率は100%をやや上回る程度だ。いずれにしても高比率だが、前代未聞の値というわけではない。これに加え、日本の負債は国内で消化されており低利子を保っている。

 だからと言って、多くの経済学者が主張するように負債が問題でないとも言えない。いくら低利子を保っているとは言え、負債額が巨大化するにつれ、利払いにより政府予算が圧迫されるようになる。更なる不安材料は、日本の家計貯蓄率が0%に近い数値にまで低下していることだ。これは政府借入金が銀行や企業の留保利益に頼っていることを意味する。もし日本の経済成長が加速すれば、これらの企業が国債への投資を止める誘因にもなる。結果として金利の上昇に繋がり、国は債務不履行への経路を辿ることになる。それ故に、負債額が増加傾向にある限り、日本は経済の低成長を維持しなくてはならない。

 こうした陥穽から逃れる唯一の方法は、均衡予算である。現実的に、これを達成するには歳出削減と増税が必須である。幸い日本には経済効率を大幅に妨げることなく増税する余地がある。日本の税収はGDPの28%に過ぎず、先進国の中では非常に低い。

 誰もが日本の増税は必至と考えている。では、対象となる税目は何か? これまで日本の政治家たち、そして国際通貨基金のような国際機関による増税案に目を通してきたが、すべての案で消費税に焦点が置かれている。消費税の引き上げの必要性が語られるのは、日本においてあたかも信仰のようだ。日本の政治家たちはこれを信じ、どの政党が消費税増税に踏み切るか奇妙な押し問答を展開している。当然、これらの交渉は進捗していない。

 問題は、消費税を引き上げる「必然性」に対する国民の反発にある。これは十分に納得できる反発である! 消費税は逆進的な税だ。基本的に、日本の家計を支える労働人口は、1990年代の財政赤字を負担するように言われているようなものである。国民の家計は、所得の減少、職の不安、そして(下降傾向にある)貯蓄のゼロ金利などの打撃をすでに受けている。そして今、政治的な繋がりが強い一部の団体による公的資金の無駄遣いの後始末、というさらなる負担を負うことになる。この問題を政治家はどうしても避けて通りたいのだ! 低経済成長の維持という落とし穴に加え、日本は低率税という罠にもはまっている。

 こうした「檻」から解放される方法として、私は消費税の増税に代わり、累進所得税の引き上げを提案する。 :日本の税制で所得の最高税率は国際的な標準から見ても低く、富裕層が所得税の納税を回避できる法の抜け穴は沢山ある。この最高税率を引き上げ、法の抜け穴を失くせば大きな歳入源となる。

 理由は不明だが、これについて日本で本格的に議論されているのを聞いたことがない。考えられる理由の一つとしては、経済研究調査の中心でもあり意見者でもある保守的な米国経済学者らからの強い反発が考えられる。国際機関と日本の政策担当者らが、所得税の引き上げによる歳入増加は非効率的だと説得させられている、ということも考えられる。この保守的な見解は、ノーベル賞受賞者のエド・プレスコットが掲げる「所得税は労働供給を低下させる」という有名な研究を基にしている。米国の保守派は、米国国民に比べてヨーロッパ諸国の国民が働かないのは高い所得税が理由だと主張としている。

 この理論には、持続性がない、という点で問題がある。1980年以来、米国の所得税の最高税率は著しく低下しているが、労働時間は短縮している。所得税と労働時間の変化を全米レベルで見てみると、相関性はさほどないことに気付く。高額所得者の所得税が増税されても、労働時間も同様に増加している。

 こういったことから、日本の所得税の引き上げは、おそらく国が誇る労働倫理の低下の原因にはならないであろう。では、政治的にどのように所得税を増税すればいいのだろうか? 累進課税は、日本の家計が許諾できる範囲内であれば(おそらく国会で法案が通過するだろう)消費税よりも魅力的である。日本国民は、米国の保守派のように所得税は勤労と成功を戒めるものとして見ているのかもしれない。所得税の引き上げに対して国民の賛同を得るには、別の角度からの説得が必要になる。

 所得税の税率がより累進的になると、どの所得者層が高額の税金を支払うことになるのだろう? 高齢者たちがその一人だ。多くの日本企業が年功序列型賃金を取り入れており、団塊世代は若い世代に比べ、高額の所得を得ている。終身雇用の見直しがゆっくりと進む中で、若年層が団塊世代が受けたような高額かつ自動的な昇給を経験することができるかどうかは疑問だ。さらに、団塊世代には若い世代が経験することのない職の安定があった。この世代に対し、これまで得てきた利益のほんの一部を国に還元するよう求めることは間違っているだろうか?

 さらにこの累進課税では、高齢者以外に誰が高額の税金を支払うことになるのだろう。それは、暗記能力に秀でた人たちだ。日本経済の成功は、大学入試試験の出来次第で決まる。日本の大学入試試験には、卓越した記憶力の良さが求められる。もちろん、高い学費を払って予備校に行き、入学試験での成績を上げることはできる。これもまた運によりけりだが、これには裕福な両親を持っていなければならない。

 このように累進課税は労働を基にした税金というより、団塊世代に生まれた運、高い暗記能力を持って生まれた運、裕福な両親の元に生まれた運、といった「運」に対する税金とも言える。運を基にした課税は、勤労を基にした課税よりも公平に思える。所得はほとんど運によって決まる、と日本国民が説得されれば、より高い税率の累進課税は消費税よりも簡単に浸透するだろう。

 この他に挙げられる理由に、日本の格差社会の進行がある。かつては世界でも有数の均衡社会であった日本は、今やスカンジナビア諸国に比べれば遥かに不均衡であり、西欧諸国と比べてもやや不均衡な社会になってしまった(それでもまだ米国ほどではないが)。格差社会の広がりは、日本が「勝ち組と負け組の社会」になる、との懸念も誘発しているが、目立った消費活動を表に出さない日本では実際にはさほどの憤りは感じられない。米国では富裕層が大きな住宅を購入しがちだが、日本では高額で高品質のブランド品を購入する傾向にあるため、日本の富裕層は「隠れ上流階級」となるわけである。

 しかし、これにもすぐに変化が訪れる。日本の労働者階級の所得が低く抑え続けられれば、所有する車や衣服、その他の物品に著しい格差が表れる。日本の富裕層はより大きな新築住宅を環境の良い場所に購入するようになり、貧困層はより小さく粗末な住居に追いやられる。そして、雇用環境が冷え込み続ければ、これらは国民の怒りの誘因になる。 高い税率の累進課税は、この怒りを緩和する一つの手段となる。課税前所得の差が大きくなればなるほど、国民は政府に対して税制の見直しを要求するだろう。このように、所得に対する累進課税は、財政ギャップを埋める簡単な方策にはなり得ないかもしれないが、日本社会が持つ憤りを軽減することはできる。

 日本が現在追い込まれている政治的かつ経済的な陥穽は、どの先進諸国もこれまで経験したことのない特異なものだ。こうした異例の事態には、革新的な解決策を模索していかねばならない。高い税率の累進課税は、国際機関や米国の保守派経済学者の間では取り上げられていないが、消費税増税の代案として是非考慮すべきである。 ノア・スミス(Noah Smith) Noahpinion

※編集部より:この投稿はノア・スミス氏の「Japan Needs a More Progressive Income Tax」を編集部で和訳したものです。原文は、アゴラトップページのディスカッションペーパーに掲載しています。
 ≫(アゴラ編集部)




http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/104.html

記事 [政治・選挙・NHK256] もはや先進国ではない。なぜ、日本経済はスカスカになったのか?  冷泉彰彦(まぐまぐニュース) :経済板リンク 
もはや先進国ではない。なぜ、日本経済はスカスカになったのか?  冷泉彰彦(まぐまぐニュース)

http://www.asyura2.com/18/hasan130/msg/514.html



http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/105.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 政府が誘導する「沖縄県民投票妨害」/政界地獄耳(日刊スポーツ)

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政府が誘導する「沖縄県民投票妨害」/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201901100000093.html
2019年1月10日8時26分 日刊スポーツ


★沖縄県議会で昨年10月に成立した住民投票条例に基づき2月24日、辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票が行われる。ところが宮古島市、宜野湾市、沖縄市が投票事務を拒否する考えを示した。またうるま市議会は8日の臨時会で投票事務費用を否決したが市長の判断待ち。糸満市議会は同日の臨時会で事務予算を可決した。これでは県民なのに投票できない人とできる人が生まれてしまう。または市長の考えと市民が同じだということになる。そもそも市長が県民の投票権を奪う権利などないのではないか。これでは憲法14条1項が定める「法の下の平等」に反することになる。

★3市長が辺野古埋め立てに賛成しようが、県民の意思を問うている時に自らの意思と違うから協力しないなど法律は想定していない。そもそも県民投票実施に向けて県内の市民で作る「『辺野古』県民投票の会」が条例制定を直接請求するため昨年5月から2カ月間、県内各地で署名を集め有効署名数は既定の4倍の9万2848筆に上った。つまり、県民の意思は既に示されているし、1日、同会が県民対象の電話世論調査したところ投票と回答した人が73・6%に、市長が不参加を表明している宜野湾市でも賛成は約73%だった。このように市長が反対しようとも市内に住む県民の反対票が上回る可能性があることを避けるため、総務省や自民党や官邸が知恵を出したのではないかとおもわれている。

★保守系3市長らの拒否権の行使は法的根拠の希薄ないかがわしい判断と言わざるを得ない。つまり市長がその善しあしに関わるべきことではないのだ。市長や市議会の判断で投票権が行使できなくなる状況に、市民が「投票権を奪うな」と声を上げるのは当然のこと。だが、この健全な地方自治を政府は後押ししてくれることはない。本来は県民投票の結果を見てから判断すべきことを政府は県民投票実施の妨害という形で誘導する。多分、県民投票での民意が明確に表れることを嫌っているのだろう。大きな政策のわりに小さくせこい対応にあきれる。(K)※敬称略



県民投票「不参加」、波立つ民意 「意見表明、大事」「分断を深める」 辺野古移設巡り
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13842598.html
2019年1月10日05時00分 朝日新聞 文字起こし


市役所前で県民投票実施を訴える人たち=9日午後、沖縄県宮古島市、金子淳撮影

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設の賛否を問う沖縄県民投票(2月24日投開票)。トップが不参加の意向を表明している自治体の住民は、県が投開票の事務作業を代行するといった対策をとらなければ、投票の機会が失われる。どう受け止めているのか。▼総合4面=「サンゴ発言」に反発

 宜野湾市は松川正則市長が不参加を明言。元高校教諭の宮城和子(なぎこ)さん(68)は「普天間飛行場移設問題の県民投票なのに、宜野湾市で投票を実施しないなんてショック」と憤る。

 日々、自宅の上空をオスプレイやヘリが行き交う。原則飛ばないことになっている午後10時以降も騒音が響き、テレビの音が遮られる。でも、名護市辺野古への移設には反対の立場だ。どこに基地を移しても、被害のたらい回しだと思う。なぜ、沖縄だけが過重な基地負担をしなければならないのか。「だからこそ、意見を直接表明できる場として県民投票は大事。県民の一人として『基地はいらない』と訴えたい」

 一方、宜野湾市内の派遣社員幸地(こうち)善弘さん(58)は県民投票に懐疑的な立場だ。「県民の分断を深める」と思うからだ。

 確かに、騒音被害はひどい。基地から米軍機のエンジン音が昼夜問わず鳴り響き、頭を悩ませる。「騒音が嫌なら『辺野古移設』に賛成しろ」。そう迫られていると感じる時すらある。

 日米両政府が普天間の返還に合意したのは1996年4月。以来、市民はずっと翻弄(ほんろう)されてきた。「経済発展のため、県内移設はやむを得ない」「お金欲しさで辺野古に基地を押しつけていいのか」。知人同士でも、酒が入ると言い合いになることがある。「(投票すれば)本音だけがむき出しになり、県民がいがみ合う。こんな苦しみはうんざりだ」

 宮古島市の内科医・岸本邦弘さん(57)は、県民投票の実施を求める署名集めに参加。下地敏彦市長が不参加を表明していることに「残念だ」と肩を落とす。

 宮古島市は陸上自衛隊の新たな駐屯地の建設をめぐって市民の賛否は割れている。だからこそ、どんな問題も市民が声をあげて議論していくことが大切だと考えた。県民投票を求める署名は、宮古島市でも全有権者の1割近い約4200筆が集まった。

 ただ、県内41市町村のうち36市町村が投票に参加することには期待している。反対票が不参加自治体を含めた全有権者の過半数に達すれば、それが沖縄の「民意」と言える。「全県実施ではなくても、投票自体には意味はある」と話した。

 一方、市中心部で食品製造業を営む前川勝信さん(53)は開口一番、「投票はやらない方がいい」と言った。県全体の関連予算は5億5千万円。菅義偉官房長官は投票結果が工事に与える影響は「まったくない」と明言しており、政府が工事を止めることはないと思う。「それなら、お金を福祉に回した方がいい。仮に投票が実施されても、行くつもりはない」(成沢解語)

知事が協力要請、宮古島市長拒む

 県民投票をめぐり、玉城デニー知事は9日、沖縄県宮古島市を訪れ、下地敏彦市長に投開票事務への協力を求めた。下地氏は実施しないと表明しているが、知事の説得を受けても方針を変えなかった。実施しないと表明した市長には、これまで副知事らが説明してきたが、玉城氏が直接説得に当たるのは初めて。

3市が不参加表明

 沖縄県内の41市町村のうち、首長が県民投票を実施しないと表明したのは宮古島、宜野湾、沖縄の3市。また、石垣、うるまの2市は議会が関連予算案を認めず、実施するかどうか市長が態度を明らかにしていない。5市長とも玉城デニー知事と距離を置き、安倍政権に近い立場だ。ほかの36市町村は実施する。

 有権者数(昨年9月30日の知事選の時点)は、県全体で114万6815人。うち実施しないとした3市の有権者は計22万7988人で、全体の19・88%にあたる。うるま、石垣両市も含めた5市になれば、計36万3096人(31・66%)に拡大する。













http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/106.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 晋三、いつまでピエロを演じるつもりなのか? 
晋三、いつまでピエロを演じるつもりなのか?
https://85280384.at.webry.info/201901/article_96.html
2019/01/10 09:43 半歩前へ

▼晋三、いつまでピエロを演じるつもりなのか?

 【モスクワ時事】ロシアのモルグロフ外務次官は9日、上月豊久駐ロシア大使を外務省に呼び、北方領土交渉をめぐる最近の日本側の発言について、「(日ロ首脳の)合意の本質を乱暴に歪曲(わいきょく)し、両国の世論を惑わせる」と抗議した。

 安倍晋三首相は4日の年頭記者会見で、交渉に関し「(ロシア人の)住民に帰属が変わることを納得、理解してもらうことも必要だ」と述べており、これに強い不快感を示した形だ。 (以上 時事通信)

************************

 国内向けに勝手なことを言う安倍晋三。ロシア側のきつい指摘でまたウソつきがバレタ。

 ここまで言われた相手に、この先何を言わんとするのか?

 日ロ会議など何度やっても無駄だ。税金の無駄遣いをするな。

 晋三、お前はプーチンに相手にされていない。

 役者不足だとプーチンは言っているのだ。早い話が相手にされていない。

 晋三、いつまでピエロを演じるつもりなのか?見苦しい。早く袖に引っ込め!














安倍総理に聞く 北方領土、消費税、ポスト安倍#2
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190102-00000007-ann-pol
1/2(水) 9:00配信 ANN

※1:18〜 北方領土問題 再生開始位置設定済み

























http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/107.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 性差別発言ワーストは麻生氏 政治家対象に学者ら主催のネット投票 2位は、杉田水脈衆院議員 

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性差別発言ワーストは麻生氏 政治家対象に学者ら主催のネット投票
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201901/CK2019011002000126.html
2019年1月10日 東京新聞

   

 政治家の性差別的な言動が相次いでいるのを受け、学者らの有志が特に問題があると考えた2018年中の12の発言についてインターネットで投票を呼び掛け、9日、結果を発表した。ワースト1位には、「(セクハラ発言されて)嫌ならその場から帰ればいい」など、4月に発覚した財務次官(当時)のセクハラ問題をめぐる麻生太郎財務相の一連の発言が選ばれた。

 主催したのは、学者や弁護士ら八人でつくる「公的発言におけるジェンダー差別を許さない会」。昨年末から今月六日までに二千二十六人(女性千二百八十一人、男性六百六十三人、無回答など八十二人)が参加した。一人二票までで、投票総数は三千九百三十三票。

 麻生氏の発言は、千二百八票を集めた。ほかに「本人(セクハラ被害を受けた女性記者)が申し出てこなければ、どうしようもない」「財務省担当はみんな男にすればいい」などとも述べていた。投票理由に、政界で高い地位にある人物が差別を擁護するような発言を繰り返した社会的な影響の大きさを挙げる人が多かったという。

 二位は、杉田水脈(みお)衆院議員(自民)が月刊誌「新潮45」八月号に寄稿した「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるのか。彼ら彼女らは子どもをつくらない、つまり『生産性』がない」(千四十五票)、三位には加藤寛治衆院議員(自民)が五月の細田派会合で発言した「必ず三人以上の子どもを産み育てていただきたい」(三百六十六票)が選ばれた。

 呼びかけ人の一人、中央学院大の皆川満寿美准教授(ジェンダー論)は「平等な社会の実現には政治の力が必要。政治家にも政党にも、差別を終わらせる時期だという認識を持ってほしい」と話している。結果は、同会のホームページで公表している。






















http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/108.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 4島が戻ってこない理由を国民におっ被せてると談四楼! 
4島が戻ってこない理由を国民におっ被せてると談四楼!
https://85280384.at.webry.info/201901/article_93.html
2019/01/10 00:17 半歩前へ

▼4島が戻ってこない理由を国民におっ被せてると談四楼!

 安倍さんが北方4島が戻ってこない理由を国民におっ被せてる。「4島には日本人が住んでいない。ロシア人しかいない中で、その帰属を日本に変えることの困難さを(国民に)よく理解していただいている」んだって。

 つまりプーチンに23回会い、カネをばら撒いても「北方4島は返ってこない」と言ってるんだ。

**************************

 さすが談四楼。このあたりが彼の感性の鋭いところだ。

 誰が2島でいいと言った安倍晋三? お前ただ一人だけだ。

 わが国固有の領土である北方4島を取り戻すと大風呂敷を広げたのを忘れたか? 早く、約束を履行しろ。



安倍首相、北方4島返還「国民、困難さをよく理解」
https://digital.asahi.com/articles/ASLDZ5JM9LDZULFA005.html
2018年12月30日21時21分 朝日新聞 後段文字起こし

 安倍晋三首相は30日に放送されたラジオ日本の番組で、北方領土をめぐる日ロ交渉について「今、残念ながら4島には日本の島民が住んでいない。ロシア人しか住んでいない中で、その帰属を日本に変えることの困難さを(国民に)よく理解していただいているのかなと見ている」と語った。

 首相は11月の日ロ首脳会談で、歯舞(はぼまい)、色丹(しこたん)の2島の日本への引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言を基礎に、平和条約交渉を加速することで合意した。ラジオでは4島返還を求めて合意に反発する世論が大きくなっていないとして、その感想を問われた。

 引き渡し後の歯舞、色丹に日米安全保障条約に基づく米軍基地を置かないことについて、既に米国の了解を得ているのではないかと問われ、首相は「それはありません、まだ」と回答。今後については「交渉に影響があるので答えることは差し控えたい」と述べた。政府は日ロ交渉と並行して、米国と具体的な対応を協議する方針だ。

 衆院解散による来夏の衆参同日選は「解散は頭の片隅にもない」と否定した。








































http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/109.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 消費増税は誰のため?消費税10%をぶった斬る(植草一秀の『知られざる真実』) 
消費増税は誰のため?消費税10%をぶった斬る
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/10-bb0b.html
2019年1月10日 植草一秀の『知られざる真実』


政治の最大の仕事は財政活動である。

主権者から税を徴収し、政府が支出を行う。

国権の最高機関である国会は、立法と予算決定を担う。

国家権力は法を定め、法を執行する。

同時に国家権力は税を徴収し、予算を執行する。

国会での最重要議案は予算の決定である。

予算を決定し、予算を執行する。

これが行政府である。

財政というのは、政治活動の中核なのだ。

その財政に三つの機能がある。

資源配分、所得再分配、景気安定化という三つの機能だ。

この財政のあり方が問われている。

2019年は財源調達に関して、消費税の増税が計画されている。

その是非を考えなければならない。

1月13日の日曜日に、ビジョン21が主催する講演会が横浜市青葉区の東急田園都市線田奈駅隣接の青葉区民交流センターで開催される。

演題は、

「消費増税は誰のため?
−消費税10%をぶった斬る!−」

私が講師を務めさせていただく。

第16回ビジョン21新春講演会
消費税は誰のため?
−消費税10%をぶった斬る!−

1月13日(日)13:30〜16:00
会場:青葉区区民交流センター 第5会議室
資料代:¥500
講師:植草一秀
主催:ビジョン21

E-mail:vision21@ps.catv.ne.jp

社会保障費と、財政健全化に必要という政府。
でも消費税増税にこの二つは無関係。
消費税のからくりを暴きます。



拙著『国家はいつも嘘をつく――日本国民を欺く9のペテン』
(祥伝社新書、税込み907円)
https://amzn.to/2KtGR6k

に、bX「消費税で社会保障」の嘘

を記述した。

市民は、「財政再建のために消費税増税が必要」、「社会保障制度維持のために消費税増税が必要」と聞かされてきた。

この「大本営発表」を鵜呑みにしている国民は多い。

NHKはラジオ番組で、消費税について東京財団政策研究所研究主幹の森信茂樹氏を出演させて語らせている。

しかし、この森信氏は財務省の税務行政のエキスパートだった人物である。

NHKは消費税の解説を装って、行政当局による広報、宣伝活動をしているのである。

まさに「大本営」そのものである。

2009年9月に樹立された鳩山由紀夫内閣。

鳩山内閣は戦後日本政治の基本構造を打破する画期的な方針を明示した。

対米隷属政治からの脱却

官僚支配政治からの脱却

大資本支配政治からの脱却

である。

戦後日本政治を支配してきたのは

米・官・業のトライアングルだ。

この基本構造に根本からメスを入れようとした。

それゆえに、鳩山内閣は既得権勢力の総攻撃の標的にされた。

辺野古米軍基地建設にNOを突き付けた。

財務省の消費税増税にNOを突き付けた。

大資本の政治支配の原動力である企業献金の全面禁止を打ち出した。

だからこそ、既得権勢力の総攻撃を受けたのである。

この鳩山内閣を潰すために、誰が、どのように動いたのか。

この問題と消費税問題が密接に関わっている。

1月13日の講演では、この点にも焦点を当てて、日本政治の深層をえぐり出したいと思っている。

青葉区区民交流センターの定員数は限られている点にはご留意下さるようお願いしたい。



http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/110.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 前代未聞の大反撃 ゴーンvs検察“劇場型”の全面対決<下>地検は二度と立ち上がれない傷を負う恐れ :経済板リンク 
前代未聞の大反撃 ゴーンvs検察“劇場型”の全面対決<下>地検は二度と立ち上がれない傷を負う恐れ(日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/18/hasan130/msg/521.html



http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/111.html

記事 [政治・選挙・NHK256] <きょうの各紙を見て驚いた!>安倍首相の外交下手がすべてをぶち壊した北方領土問題  天木直人 








安倍首相の外交下手がすべてをぶち壊した北方領土問題
http://kenpo9.com/archives/4718
2019-01-10 天木直人のブログ


 このところ北方領土問題に関するロシア側の態度が硬化している。

 その理由は間違いなくプーチン大統領の安倍首相に対する失望だ。

 つまりプーチン大統領は繰り返し安倍首相の覚悟を試した。

 返還した場合、そこに在日米軍を置かないと約束できるかと。

 私は何度も書いた。

 ピンチをチャンスにしろと。

 安倍首相が歯舞、色丹の二島返還で決着する腹を固めたのなら、そこに在日米軍を置かないと約束することは可能だ。

 米軍にとってそこに在日米軍を置く必要性はもはやない。

 だから、トランプ大統領との良好な仲をいまこそ活用してトランプ大統領の了解を取り付け、プーチン大統領に米国を説得した、だから返してくれと迫ればよかったのだ。

 ところが、対米従属の安倍首相は頭からその知恵はなかったと見えて、逆にプーチン大統領を説得しようとした。

 在日米軍はロシアの脅威にはならないから心配いらないと。

 これを聞いたプーチン大統領は、安倍はダメだ、と思ったに違いない。

 決定的な外交ミスだ。

 そう思っていたら、きょう1月10日の各紙を見て驚いた。

 なんと在日米軍トップのマルティネス司令官がきのう9日、日本記者クラブで講演し、次のように語ったというのだ。

 「現在、これらの島に戦力を置く可能性はない」と。

 こんなことを在日米軍トップに先に言われてしまってはおしまいだ。

 いまさら、歯舞、色丹に在日米軍を置かないと米国に約束させます、とは言えなくなった。

 アベはそんなことも米軍から知らされていなかったのか、プーチン大統領は驚いたに違いない。

 百歩譲って、もし安倍首相がその事を米国側から知らされていたとしよう。

 そして、知っていたからこそ、在日米軍はロシアの脅威にはならないプーチン大統領に伝えたとしよう。

 アベは米国の言う事をそのまま繰り返す、米国の使い走りか、と言う事になる。

 どっちに転んでも安倍首相は救いがたい外交下手だ。

 こんなことでは北方領土は一島たりとも取り返せないだろう。

 もはや北方領土解散などありえないということである(了)



在日米軍トップ「北方領土に戦力を置く計画ない」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190109/k10011772601000.html
2019年1月9日 18時35分 NHK



在日アメリカ軍トップのマルティネス司令官は9日、都内の日本記者クラブで記者会見を開きました。このなかで、北方領土交渉を巡りロシア側から北方領土にアメリカ軍基地が置かれる可能性に懸念を示す指摘が出ていることに関連して、将来的な駐留の可能性を問われたのに対し、「現在、アメリカがこれらの島に戦力を置く計画はない」と明らかにしました。



「北方領土に戦力置く計画なし」 在日米軍トップ語る
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20190110-00409375-fnn-pol
1/10(木) 0:24配信 FNN


動画→https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20190110-00409375-fnn-pol

北方領土がロシアから日本に返還されても、「アメリカが北方領土に戦力を置く計画はない」との考えを、在日アメリカ軍のトップが明らかにした。

日本記者クラブで会見した在日アメリカ軍司令官・マルティネス中将は、「アメリカが北方領土に恒久的な軍事基地を置く計画はない。建設的な議論をへて、日ロの両首脳が領土問題解決の方策を見いだすことを願っている」と述べ、日本との平和条約交渉にあたり、ロシアが示している懸念を否定した。

一方、沖縄のアメリカ軍基地問題については、「日本政府が沖縄と協力して解決すべきだ」と述べたうえで、「普天間基地の辺野古移設で住宅密集地での活動を減らすことができる」と強調し、辺野古移設の早期実現に期待感を示した。



「北方領土に戦力を置く可能性はない」在日米軍司令官
https://digital.asahi.com/articles/ASM196CQ1M19UTFK024.html
2019年1月9日20時14分 朝日新聞

 在日米軍のマルティネス司令官は9日、東京都内の日本記者クラブで会見し、北方領土に米軍基地を置く可能性について問われ、「現在、これらの島に戦力を置く可能性はない」と述べた。

 日本とロシアの平和条約交渉では、ロシア側が、北方領土を日本に返した場合に、米軍基地が配備されることに繰り返し懸念を示している。マルティネス氏は「(安倍晋三首相とプーチン大統領の間で)長く続く北方領土問題の解決につながる建設的な対話が行われることを期待する」とも語った。


































http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/112.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 早野龍五・被曝論文の重大誤りに糸井重里は? 福島原発後に“放射能汚染たいしたことない”論を振りまいた責任 :原発板リンク
早野龍五・被曝論文の重大誤りに糸井重里は? 福島原発後に“放射能汚染たいしたことない”論を振りまいた責任(リテラ)

http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/753.html



http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/113.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 改変ソフトまで作成して勤労統計を偽装工作した厚労省の犯罪!!&性差別発言のネット投票で麻生太郎がダントツ1位!! 

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改変ソフトまで作成して勤労統計を偽装工作した厚労省の犯罪!!&性差別発言のネット投票で麻生太郎がダントツ1位!!
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-2f0c.html
2019年1月10日 くろねこの短語

 厚労省の勤労統計偽装工作は、データを正しく装うための改変ソフトまで作成していたってね。改変ソフト作成していたってことは、偽装することが前提なわけで、これはもうどう言い訳しようと、官僚の犯罪だろう。

 森友学園疑獄における公文書改竄や働き方改革のデータ捏造が誰も責任取らずにうやむやになったことを考えれば、今回の厚労省の犯罪も誰一人としてお咎めなしで終わっちまうんだろうか。へたすれば、スケープゴートでノンキャリの職員の命が犠牲になることだってないとは言えない。

 ようするに、霞ヶ関はエリートの皮を被った犯罪者の巣窟なんだね。いやはや、とんでもない国になったものだ。

勤労統計、改変ソフトで偽装 失業給付過少 数十億円

 ところで、昨年1年間における政治家の性差別発言のワーストコンテストがインターネットで実施されて、ひょっとこ麻生の「「(セクハラ発言されて)嫌ならその場から帰ればいい」がワースト1位に輝いたってね。

 それに続くのが、杉田汚水脈の「LGBTは生産性がない」、加藤寛治の「必ず3人以上の子供を産み育てていただきたい」なんだとか。

性差別発言ワーストは麻生氏 政治家対象に学者ら主催のネット投票

 これは「公的発言におけるジェンダー差別を許さない会」が主催したものなんだが、本来なら新聞・TVがしっかりと検証すべきことだ。ところが権力の犬に成り下がったメディアには、そんな気概はまったく期待できませんからね。

 ジャーナリズムが自らの責務を放棄した国というのは哀れなものだ。

関連記事
性差別発言ワーストは麻生氏 政治家対象に学者ら主催のネット投票 2位は、杉田水脈衆院議員 
http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/108.html



勤労統計、改変ソフトで偽装 失業給付過少 数十億円
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019011090065917.html
2019年1月10日 06時59分 東京新聞

     

 賃金や労働時間の動向を把握する毎月勤労統計の調査が不適切だった問題で、この統計を基に算定する雇用保険の失業給付などで過少給付が長期間にわたり、総額が少なくとも数十億円に上ることが九日、分かった。厚生労働省は精査を進めており、さらに過少給付額が膨らむ可能性がある。厚労省は過去にさかのぼって不足分を支払う検討を始めた。

 不適切な調査は二〇〇四年から行われていた。担当者間で十五年間引き継がれてきた可能性があり、データを正しく装うため改変ソフトも作成していた。

 勤労統計は厚労省が毎月、都道府県を通じて調査し、従業員五人以上の事業所が対象で、従業員五百人以上の場合は全てを調べるルール。しかし、東京都内では全数調査の対象が約千四百事業所あったが、実際には三分の一程度しか調べられていなかった。さらに、全数調査に近く見せかけるため、統計上の処理が自動的に行われるようプログラミングされたソフトも作成されていたという。賃金が比較的高いとされる大企業の数が実際より少ないと、実態よりも金額が低く集計される可能性がある。

 勤労統計は、月例経済報告など政府の経済分析の幅広い分野で用いられる国の「基幹統計」。雇用保険の失業給付の上限額や、仕事によるけがや病気で労災認定された場合に支払われる休業補償給付などの算定基準に使われており、十五年間の統計自体が誤っていれば、これらの給付額にも影響が出る。このため厚労省は、統計データを検証するとともに影響が及ぶ人数や金額などの特定を急ぐ。

 厚労省は近く、判明した事実関係について公表する。政府統計を所管する総務省も十七日に専門家らによる統計委員会を開催し、厚労省から説明を求める。

◆経済指標にも利用 賃金、労働時間…影響は多岐に

 厚生労働省の毎月勤労統計は、国の基幹統計であるにもかかわらず約十五年間、本来とは異なる不適切な手法で調査されていた。調査データは失業給付の金額算定や政府の経済指標など多方面で利用されており、政府内では影響を読み切れず、戸惑いの声も出ている。

 「他の統計にどう影響するのか、調査しないといけない」。根本匠厚生労働相は八日の記者会見で、影響の広がりを調べる姿勢を強調した。ただ、利用が多岐にわたっているだけに影響全体を検証するのは容易ではなさそうだ。

 不適切な調査で、これまでの数値に対する信頼性が損なわれるとの指摘に対し、厚労省の担当者は「予断を持たずに確認している」と答えるのが精いっぱいだった。

 勤労統計は賃金、残業代、労働時間などを毎月調べる。失業給付や労災に遭った際の休業補償の金額の算定に加え、月例経済報告や景気動向指数、国家公務員の給与を決める時に参考にされる人事院勧告の基礎資料などに使われている。

 失業給付では「基本手当日額」の最高額や最低額を決める指標として用いられ、年度の平均給与額の変動に応じ、変更される。調査結果の修正で数値が上振れすれば、過少支給分を補填(ほてん)する必要性に迫られることになる。

 勤労統計は、内閣府が国内総生産(GDP)と同時に四半期ごとに公表している雇用者報酬を推計する上でも、主要データの一つとなっている。次回の発表が約一カ月後に迫る中、担当者は「現時点では実際に影響があるかどうか分からない。厚労省の調査結果を待って対応したい」と話す。

 日本総研の村瀬拓人(むらせたくと)副主任研究員は「今回の問題は、行政の統計部門の手薄さが背景にあるのではないか」と指摘する。海外では政策判断の重要材料となる統計をまとめる部門には、多くの人材を配置していると説明。「信頼回復のため、統計部門の拡充を図るべきだ」と提案した。































http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/114.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 県民投票不参加は憲法違反との声も。県民の投票する機会を作るため知事や団体が努力するも(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/27909928/
2019-01-10 15:55

<女子レスリングの吉田沙保里さん(36)が、今日、33年間の現役選手引退を発表した。世界選手権13連覇、オリンピックでも3個の金メダル。最後のリオは銀メダルに終わったのだが、「本人は負けた人の気持ちがわかった。自分を成長させてくれた一番大事なメダルだ」と話すのをきいて、しっかりした人だな〜と。そして、これからいい先輩、指導者になれると思った。(・・)
 吉田沙保里さんは大会で活躍するだけでなく、TVの取材やバラエティ出演にも積極的に応じ、レスリングの普及にも貢献したと思うし。<確か伊調馨さんが、PRの仕事は自分が性格的に苦手なので、吉田にまかせっきりで悪いと思うと言っていたことがあった。>
 乙女の部分もたくさんあるので、今後は、楽しく人生を過ごしてくれればと願っている。(政治家にはならないで欲しいな。^^;)おつかれさまでした。m(__)m】

* * * * *

『沖縄の保守系首長が安倍を忖度。県民の7割以上が実施に賛成の辺野古移設賛否の県民投票の不参加を表明』のつづきを・・・。

 沖縄では、2月24日に普天間移設の賛否を問う県民党票が行われる。しかし、現段階で、宮古島、宜野湾、沖縄市が不参加を表明。このあとも不参加をを表明する市町村が出るのではないかと懸念されている。(-"-)

 何故、県民党票を行うと県議会で決めたのに、市町村単位で投票実施を拒否することができるのか。その市町村に住む県民の意思を表明する機会を奪うことができるのか。
 これが条例の不備なのか、他の自治体でも起き得ることなのか、ちょっと勉強不足で、よくわからない&納得行かない部分があるのだが。今のままだと、首長が不参加だと決めれば、その市町村の住民は県民投票に参加できないという。(>_<)
 
 極端な話、憲法改正の国民投票を行うという時に「XX県とOO県は参加しません」「そこの国民は投票できません」と言われたら、どう思うのか。<まあ、改憲の国民投票は憲法に明記されているから、こういうことは起こらないと思うけどね。>

 mewで言えば、もし東京都で重大問題について都民投票が行われることになって、自分の住むX区が投票不参加とか言い出したら、絶対に納得行かないと思うし。
 これは国の問題ではないけれど、地方自治体にも憲法を守る義務があるわけで。憲法が保障する民主主義の精神や参政権、幸福追求権、法の下の平等などなどの趣旨に沿わないのではないかと思う部分がある。(**)

* * * * *

 昨日9日、沖縄の玉城知事が宮古島市を訪れ、下地市長に投開票事務への協力を求めたが、よい回答を得られなかったとのこと。

『米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設の賛否を問う県民投票(2月24日投開票)をめぐり、玉城デニー知事は9日、宮古島市を訪れ、下地敏彦市長に投開票事務への協力を求めた。下地市長は実施しないと表明しているが、知事の説得を受けても方針を変えなかった。

 実施しないと表明した市長には、これまで副知事らが説明してきたが、玉城氏が直接説得に当たるのは初めて。
 面会は非公開で約20分間。終了後に取材に応じた玉城氏によると、「住民の皆さんの投票する権利は重い」と述べ、投開票事務への協力を求めたが、下地市長は、市議会が関連予算を認めなかったことから、実施しない判断は変えないと答えた。(朝日新聞19年1月9日)』

 一時、県が、投票を認めない自治体の事務を代行するように条例を改正するという話もあったのだが。それも困難であるとのこと。

 地元の市民団体などが、投票所を用意することも検討されているようだが。県民投票の集計には加わえることができないので、意味がないという声もある。<特別な投票所に来る人は「反対」の人が多いに決まっているとか言われだそうしね。(-"-)>

『沖縄県民投票:県、不参加への対応を想定 条例は変えない方針

 沖縄県名護市辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票を巡り、首長の不参加決定で、投票できない自治体が出てきた場合の対応として、県や市民団体の中に、県が投票事務を実施するための県民投票条例改正や、条例に基づかない「自主投票」などの案が想定されていることが分かった。ただ、県幹部は「具体的な検討はない」と一部報道を否定。県は現条例の中で、引き続き全市町村で投票が実現できるよう協力を求める方針。

 条例改正し県が事務を代行するとの一部報道に、玉城デニー知事は8日、「そういう協議はない」と述べた。改正したとしても、投票事務を拒否した市から選挙人名簿の提供を受けられるかは見通せない。「2月24日の実施に間に合わない」との声もある。

 投開票事務などは県民投票条例で「市町村が処理することとする」と規定。条例改正せず、自主投票という形を取れば、結果は「参考値」にしかならず、正式な投票結果には反映されない。

 他にも「『辺野古』県民投票の会」から、最後まで協力を拒否する自治体があれば、住民が投票所を設置したり、投票実施日を変更したりするなどして対応できないかといった意見も挙がっている。(沖縄タイムス19年1月10日)』
  
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
 
 このような状況に関して、憲法の専門家や識者から様々な問題が提起されているのだが。7日に、憲法学者の木村草太氏が沖縄タイムスに、憲法違反に当たるとの指摘をした緊急寄稿をしていたので、是非、参考にしていただきたい。(・・)

『木村草太氏が緊急寄稿 「県民投票不参加は憲法違反」

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設是非を問う県民投票について、下地敏彦宮古島市長が不参加を改めて表明するなど、県が全41市町村の参加を呼び掛ける一方、実施する方針の市町村は現時点で35にとどまる。県民投票の事務処理拒否は、憲法上も問題があると指摘する木村草太首都大学東京教授が本紙に寄稿した。

   ◇    ◇

 沖縄県議会で昨年10月に成立した住民投票条例に基づき2月24日、辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票が実施されることになった。地方自治法252条の17の2は、「都道府県知事の権限に属する事務の一部を、条例の定めるところにより、市町村が処理することとすることができる」とする。今回の住民投票条例13条は、この規定を根拠に、投票に関する事務は「市町村が処理する」こととした。

 なぜそうしたのかと言えば、投票所の設置や投票人名簿の管理は、国や県よりも地元に密着した市町村が得意とする事務だからだ。つまり、今回の事務配分は、各市町村に投票実施の拒否権を与えるためではなく、あくまで県民投票を円滑に実施するためのものだ。

 しかし、宜野湾市や宮古島市で、県民投票の事務処理を拒否する動きが進んでいる。この動きには、地方自治法・県条例のみならず、憲法の観点からも問題がある。

 一番の問題は、憲法14条1項が定める「法の下の平等」に反することだ。一部の市町村で事務執行がなされないと、住んでいる場所によって「投票できる県民」と「投票できない県民」の区別が生じる。「たまたま特定の市や町に住んでいた」という事実は、県条例で与えられた意見表明の権利を否定するだけの「合理的な根拠」とは言えない。したがって、この区別は不合理な区別として、憲法14条1項違反だ。

 この点、投票事務が配分された以上、各市町村は、その区域に居住する県民に投票権を与えるかどうかの選択権(裁量)を持つはずだとの意見もある。しかし、「県条例が、そのような選択権を認めている」という解釈は、県民の平等権侵害であり、憲法14条1項に反する。合憲的に解釈するならば、「県条例は、そのような選択を認めていない」と解さざるを得ない。

 この点については、昭和33年(1958年)の最高裁判決が、「憲法が各地方公共団体の条例制定権を認める以上、地域によって差別を生ずることは当然に予期されることであるから、かかる差別は憲法みずから容認するところ」との判断を示していることから、自治体間の差異は許されるのではないか、との疑問を持つ人もいるかもしれない。

 しかし、この判決は、各自治体の条例内容の差異に基づく区別についての判断だ。今回は、各市町村が自らの事務について独自の条例を定める場面ではなく、県条例で与えられた県民の権利を実現する責任を負う場面だ。最高裁判例の考え方からも、地域による差別は許容されない。

 さらに、平等権以外にも、問題となる権利がある。県民投票は、県民全てに開かれた意見表明の公的な場である。県民の投票へのアクセスを否定することは、憲法21条1項で保障された「表現の自由」の侵害と認定される可能性もある。さらに、憲法92条の規定する住民自治の理念からすれば、「県政の決定に参加する権利」は、新しい権利として憲法13条によって保護されるという解釈も成り立ちうる。

 このように考えると、各市町村の長や議会には、県民の憲法上の権利を実現するために、「県民投票に関わる事務を遂行する義務」がある。議会が関連する予算案を否決したり、長が地方自治法177条の原案執行を拒否したりするのは、この義務に反する。訴訟を検討する住民もいると報道されているが、市町村が事務執行を拒否した場合、裁判所も厳しい判断をする可能性がある。

 もちろん、「県民投票反対の市民の声を代表しなくてはならない」との責任感を持つ市町村長や議員の方々がいるのは理解できる。しかし、宜野湾市や宮古島市にも、県民投票に参加したいと考える市民は多くいる。そうした市民の声にも耳を傾けるべきだろう。

 ちなみに、県条例は棄権の自由を認めているから、県民投票反対の県民は、市長や市議会議員に代表してもらわなくても、棄権という形で抗議の意思を表明できる。市民全員に棄権を強制することは不合理だ。

 前回の参議院議員選挙では、徳島県と合区選挙となった高知県で、大量に「合区反対」と書いた棄権票が投じられたことが話題となった。今回の県民投票でも、棄権票に「県民投票反対」と書いて、強い反対の意思を表示することもできる。宜野湾市で、千単位、万単位のそのような棄権票が出れば、大きな話題となるはずだ。

 県民投票は、県民の重要な意見表明の機会だ。沖縄県内の市町村長・議会議員の方々には、ぜひ、県民の権利を実現する憲法上の義務のことも考えてほしい。(首都大学東京教授、憲法学者)

 きむら・そうた 1980年、横浜市生まれ。東京大学法学部卒業、同大助手を経て2006年から首都大学東京准教授、16年4月から教授。主な著書に「憲法の創造力」や共著「憲法の条件―戦後70年から考える」など多数。本紙に「憲法の新手」連載中。ブログは「木村草太の力戦憲法」。ツイッターは@SotaKimura。』

 どうかこの問題を他人事ではなく、いつか自分にも同じような状況が起きるかもしれないという観点から考えて欲しいと思うmewなのだった。(@@)

  THANKS



http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/115.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 安倍氏の愚かさにロシア当局が怒っているようだ。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/01/blog-post_55.html
1月 10, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<ロシアのモルグロフ外務次官は9日、上月豊久駐ロシア大使を外務省に呼び、北方領土交渉をめぐる最近の日本側の発言について、「(日ロ首脳の)合意の本質を乱暴に歪曲(わいきょく)し、両国の世論を惑わせる」と抗議した。安倍晋三首相は4日の年頭記者会見で、交渉に関し「(ロシア人の)住民に帰属が変わることを納得、理解してもらうことも必要だ」と述べており、これに強い不快感を示した形だ。

 河野太郎外相が14日にモスクワでラブロフ外相と会談するのを前に日本側をけん制する意図もありそうだ。

 ロシア外務省の発表によると、モルグロフ氏は「『島の領有権の日本への移行』に関し、南クリール(北方領土)の住民の『理解を得る』必要性について述べた日本指導部の発言を注視している」と指摘した。日本側が今年は日ロ平和条約交渉の「転機」になると述べていることや、日本政府が北方四島に関する賠償請求権の放棄を提案する方針を固めたとするメディア報道にも言及。領土引き渡しを前提としたような発言や報道に警戒感をあらわにした。

 その上で、こうした発言などが1956年の日ソ共同宣言を基礎とした交渉の加速化という両首脳の合意の本質を歪曲するものだと批判。「平和条約問題に関する雰囲気を故意にあおり、自らのシナリオを他方に押し付ける試み」と断じた。

 モルグロフ氏は平和条約締結のためには、日本側が北方領土におけるロシアの主権を認め、第2次大戦の結果を無条件に受け入れることが必要との認識を改めて示した>(以上「時事通信」より引用)


 口先総理の異名に恥じず、安倍氏がまたやらかしたようだ。上記記事によると、安倍晋三首相は4日の年頭記者会見で、交渉に関し「(ロシア人の)住民に帰属が変わることを納得、理解してもらうことも必要だ」と述べた、という。

 こんな荒唐無稽な話が通用すると考える安倍氏の方こそ「イカレている」と批判せざるを得ない。圧倒的多数のロシア人を抱えたまま、北方領土返還を実現したところで、クリミア半島の例を見るまでもなく、即座に「住民投票による帰属先」を選択されて、民主的にロシアに併合されるだろう。

 ロシア当局は「日本側が今年は日ロ平和条約交渉の「転機」になると述べていることや、日本政府が北方四島に関する賠償請求権の放棄を提案する方針を固めたとするメディア報道にも言及。領土引き渡しを前提としたような発言や報道に警戒感をあらわにした」というではないか。

 安倍氏の新年記者会見は韓国政府にも劣らない「ファンタジー」塗れだったという証拠ではないか。それを無批判に報道した日本のマスメディアもどうかしている。なぜ「実務者協議などでロシア当局と摺り合わせてもいない事柄」を安倍氏は言及したのか、と疑問を呈すくらいの見識があって然るべきではないか。

 時事通信の記事によると「モルグロフ氏は平和条約締結のためには、日本側が北方領土におけるロシアの主権を認め、第2次大戦の結果を無条件に受け入れることが必要との認識を改めて示した」という。

 先の大戦はポツダム宣言を受諾した1945年8月15日に終結したのであって、当日に旧ソ連軍は北方四島を占領していなかった。つまり終戦後のドサクサに紛れて軍事侵略したに過ぎない。だから日本は北方四島のロシアによる「主権」を認めるわけにはいかない。単に「国際法違反の不法占拠」しているだけだからだ。

 しかも旧ソ連は「連合国」の一員としてポツダム宣言の起草に参加している。自国に都合の悪い「ポツダム宣言の受諾」のサイン会には参加しない、といった姑息な手法を現在に到るまで押し通すジコチューを演じていてロシア政府とロシア国民は恥と感じないのだろうか。

 当然ながら日本の独立を国際社会が認めたサンフランシスコ条約にも旧ソ連は参加していない。だから日ロ平和条約を現在に到るも締結していないのも当たり前だ。そうした過程をスッ飛ばして、平和条約締結をしようと性急な安倍氏の思惑とは一体何だろうか。こんな歴史を軽視するような愚昧な男に日本の首相をいつまでやらせておくつもりだ。



http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/116.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 「日韓請求権協定」を破った韓国司法の日本企業への資産差し押さえの命令で、日韓両政府の対決鮮明化へ            
「日韓請求権協定」を破った韓国司法の日本企業への資産差し押さえの命令で、日韓両政府の対決鮮明化へ・・・解決済み徴用工問題を政治問題化させた当事国・韓国の文大統領が日本の対応を逆に批判(かいけつの いまどきにゅうす かわらばん)
https://gansokaiketu-jp.com/kankokushihouno-nikkan-kihonjouyakuwo-hogonisuru-motochouyoushaya-sonoizokukarano-soshoumondai-naiyou.htm#2019-01-10-%E6%97%A5%E9%9F%93%E8%AB%8B%E6%B1%82%E6%A8%A9%E5%8D%94%E5%AE%9A%E3%82%92%E7%A0%B4%E3%81%A3%E3%81%9F%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%8F%B8%E6%B3%95%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%B3%87%E7%94%A3%E5%B7%AE%E3%81%97%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E5%91%BD%E4%BB%A4%E3%81%A7%E3%80%81%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%83%BB%E6%97%A5%E9%9F%93%E4%B8%A1%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%81%AE%E5%AF%BE%E6%B1%BA%E9%AE%AE%E6%98%8E%E5%8C%96%E3%81%B8

文在寅氏、日本軽視の姿勢「政治争点化」と批判
https://special.sankei.com/a/international/article/20190110/0001.html?_ga=2.113996679.165517172.1547100072-937368229.1547100072

【ソウル=名村隆寛】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、大統領府で行った年頭の記者会見で、いわゆる徴用工をめぐり韓国最高裁が日本企業に賠償を命じた判決について、初めて外国メディアなどに自らの見解を語った。

 ただ、文氏は徴用工の問題について「韓国政府が招いた問題ではなく、歴史が作った問題だ」と指摘。問題の根源が日本による朝鮮半島統治にあるとの見解を示し、「日本の不法な植民地支配」を判決理由とした韓国最高裁の判決を支持する考えを見せた。

http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/117.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 日本を「褒め殺」すのか。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/01/blog-post_39.html
1月 10, 2019 日々雑感(My impressions daily)

 我が家にはテレビがないため、世間の動向に疎い面があるのは否めない。だから友人のお宅にお邪魔して仲間と一杯飲んでいる時、居間で付けっ放しになっているテレビに驚くことがある。

 これほど日本礼賛番組があることに、今更ながら驚かされた。日本製品が世界で頑張っている、という番組だったようだが、それは間違いだ。

 確かに一部の特殊な電子部品は日本でしか作れないものが多々ある。しかし、それはあくまでも部品でしかない。製品の組み立てて日本ブランドで売る白物家電やPCなどは見る影もない。

 しかも電子部品に関しても、東芝製のHDDやメモリーなどは中国企業に売却してしまった。液晶テレビで一世を風靡したシャープも、もはや日本の企業ではない。富士通ブランドも身売りしてしまいそうだ。日立は当の昔にPC部門から撤退している。

 かろうじて自動車生産でメイドインジャパン・ブランドを保っているが、それすらもCO2プロパガンダに踊らされる日本のマスメディアに圧されて未来はドンドン暗くなっている。唯一水素で駆動する自動車エンジンを有するマツダのロータリーエンジンを、日本のマスメディアはなぜか世界へ積極的に発信しようとしない。

 国内産業はプラザ合意の日本衰退計画にマンマと乗せられた「国際分業論」で日本の製造部門が海外移転して、アッという間に日本はスカスカになった。企業利益は最大化しているが、国民所得にそれは一切反映されず、国民は貧困化している。

 それでもテレビに「日本礼賛番組」が氾濫しているのはリクルート事件の際に右翼が竹下登総理を「褒め殺し」したのが思い出される。

「人を堕落させるのは批判ではない、賞賛の万雷の拍手だ」とは良くいったものだ。自画自賛して日本国民は少しばかり好い気になって、自滅の坂道を転がり落ちている。ごく一部の特殊部品供給国に成り下がった日本の哀れな実像を、なぜマスメディアは国民に気づかせないのだろうか。それともマスメディアこそが「反日勢力」で、日本を「褒め殺し」ているのかも知れない。テレビを見ながら背筋が寒くなった。



http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/118.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 日本のツートップが日本一の大嘘付き・日本一の差別発言者、これが「美しい国」の正体か(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2019/01/post-2eab.html
2019.01.10 


安倍首相の、息を吐くように嘘を吐く人間だという認識は多くの
人にあると思うが、副総理の麻生も安倍同様、政治家の中で
日本一の差別発言者と認定された。

政治家の性差別発言「生産性」は2位 ワーストは麻生氏
        岡林佐和 2019年1月9日23時00分  朝日新聞

>2018年の政治家による性差別の問題発言についてのネット
投票の結果が9日、公表された。「ワースト発言」に選ばれたの
は、財務事務次官のセクハラ問題にからむ、麻生太郎財務相の
一連の発言だった。

>麻生財務相の「(被害者が特定可能な)相手の声が出て来な
ければ、どうしようもない」「財務省担当はみんな男にすればい
い」などの発言は、最も多い1208票を集め、投票総数の30・
7%を占めた。

>主催者は「政界で高い地位にある人物が、セクシュアルハラ
スメント被害者への不適切な対応を繰り返す。これが社会にもた
らす悪影響を懸念する人がとても多かった」と分析している。

>2026人が一人最大2票を投じ、投票総数は3933票だった。


麻生は一連の財務相としての発言だけではなく、普通に口を開
けば問題発言をしている人間で、良い年して一般社会の常識を
まったく知らない。

この人特有の「俺さま」的思考が、多くの庶民を傷つけて来た。

傷つけたことを知ろうともしないし、ひょっとしたら傷つけて来たと
言う認識もない、とんでもなくごう慢な人間で、今回1位になった
のも、当然と言えば当然だ。

懲りるという事から一番遠いところにある議員で、たぶん一生
直らないだろう。

なんで有権者がこんな浮世離れした雲の上の意識しか持てない
人間を選ぶのか、それも疑問だし。

有権者も悪いかも知れないが、記者はもっと悪い。

どれだけ傲慢発言をしても、「麻生節」とか「べらんめえ」とか言っ
て持ち上げる事はあっても、批判したり、糾弾してこなかった。

そりゃあ、本人も勘違いしてしまうよなあ。。。

大体が、安倍・麻生と言えば、自分の実力ではなく有名政治家
の血縁者と言うだけで選挙に勝っては来たが、何の実績があっ
たのか。

安倍首相は、「外交の安倍」「拉致の安倍」とメディアが勝手に
冠を付けただけだし、麻生外務大臣だって、何か一つでも功績
があったとは思えない程、歴史的には影が薄い。

悪家老の様な菅官房長官は、何があっても「問題ない」で言論
を封じて来たし、答えに窮すると、「答弁を差し控える」。

後世の人から見たら今の時代の歴史は粉飾そのもので、日本
を壊したツートップ・官房長官として語り継がれるだろう。



http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/119.html

記事 [政治・選挙・NHK256] <東京新聞、目から鱗の落ちる記事を見つけた!>米国が日本の司法に従わない本当の理由  天木直人 

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米国が日本の司法に従わない本当の理由
http://kenpo9.com/archives/4735
2019-01-10 天木直人のブログ


 きよう1月10日の東京新聞に目から鱗の落ちる記事を見つけたので紹介したい。

 その記事は、田原牧特報部長の書いた「ゴーン事件と(日米)地位協定」と題する随筆である。

 その要旨はこうだ。

 防衛省の研究機関である防衛研究所が2010年度に作成した「日米同盟の実務に関する歴史的考察」と題する報告書があるらしい。

 それを軍事問題に精通する知人から紹介されたという。

 その中に次のような興味深い指摘があるという。

 つまり、他国の例と比較してもきわめて不平等になっている日米地位協定であるが、その中の最大の問題は米軍は日本の司法に従わないところだ。

 そして、それは日米地位協定の前身である日米行政協定(1952年発効)時代から引き継がれている。

 なぜか。その理由を報告書はこう分析しているという。

 「(米国には)蛮行をいとわないおそれのある(日本の)司法官憲に大切な自国民の身柄を委ねることは、基地の効果的運用、兵員の士気の維持に重大な影響を及ぼしかねないとの懸念があると考えられる」と。

 つまり当時から、米国は日本の司法制度、特に人権擁護に対する関心度の度合いへの不信感が強く、それが、平等な方向に改正されたドイツなどと日本との地位協定の不平等さの違いになってきたというのだ。

 そして、田原特報部長はこう書いている。

 なんだ。役所(防衛省)も分かっているのか。しかし、見下されてもこびを売り、地位協定を力の源泉とする政治権力に役人たちは頭が上がらないと。

 まさしく、これこそが、日本に主権が及ばない日米地位協定の本質であり、いつまでたっても日本がその改正を求めようとしない、求めても米国が応じない、本当の理由だったのだ。

 田原牧特報部長はこう締めくくっている。

 「ゴーン事件でも行使された『人質司法』は自らの首を絞める事につながっていないか」と。

 ゴーン事件の事は私にはわからない。

 しかし、日米地位協定については、そんな理由でいつまでも不平等を放置することは日本の恥である。

 その意味からも、一刻もはやく改正されなければいけないという事である(了)










http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/120.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 室井佑月「気づいて!」〈週刊朝日〉 
       
室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中


       
        イラスト/小田原ドラゴン


室井佑月「気づいて!」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190109-00000010-sasahi-pol
AERA dot. 1/10(木) 7:00配信 週刊朝日  2019年1月18日号


 作家・室井佑月氏は、安倍政権が国民の望まぬことばかりを進めていると憂う。

*  *  *
 あけましておめでとうございます。といっても、このコラムを書いているのは12月の半ば。

 正月の準備は、真空パックのサトウの鏡餅小を買って、テレビの前に置いとくだけ。

 お正月がやってくるというのに晴れやかな気分になれないのは、安倍政権が沖縄の辺野古の海に土砂を強行的に投入しはじめたからかもしれない(今、12月17日。土砂投入は14日から)。

 ニュースを観ていて、綺麗な辺野古の海が埋められていく様子を、今のこの国と重ねてしまった。

 安倍政権は、あたしたちが望んでいないことばかりを進めていく。

 外国人労働者たちに対する差別をそのままにし、これから大量の外国人を入れる。それはこの国の人間の、労働環境の悪化や、賃金低下も意味している。

 世界で失敗ばかりしている、水道の民営化。地産地消できなくなりそうな、種子法廃止。そして、日米地位協定の見直しもせず、沖縄への米軍基地の押しつけ。

 そのくせ、国策として力を入れていた、原発の海外輸出はすべてご破算となりそうだ。

 ご破算になって良かった。海外の原発輸出先で、事故が起こったらどうする? 厭な、居たたまれないような気分になっただろう。

 安倍政権が力を入れる政策って、多くの人間が不幸になるものばかりだ。

 カジノ解禁もそう。博打は人の不幸で成り立つ商売だもん。

 でもって、我々の社会保障費を削りまくり、そのくせアメリカからリボ払いで武器を大量に購入。

 みんな気づいて! もう、ちょっとずつ、我々は不幸になってきているんだよ。

<2人以上世帯の可処分所得は1997年の月額49万円をピークに、毎年引き上げられてきた社会保険料の負担増などで、2016年は42万9517円と月7万円も減ってしまった。年間84万円ものガタ減りである>(2018年1月3日付の日刊ゲンダイDIGITAL)

 この5年で、低賃金の非正規雇用ばかりが増えている。貯金ゼロ世帯が、30%を超えた。時代の流れに合わせれば、うちのお正月も細やかになるわけだ。

 年始から暗いことばかり書いてごめん。でも、年が変わっても、忘れちゃいけないことだから。

 テレビは年末年始の番組ばかりになり、お正月番組が終われば、東京オリンピックの話題一色になるだろう。けれど、その間にも、辺野古の土砂投入は進められていく。そして、細やかなお正月もできない人々は増えてゆく。

 働いているのに、年収が300万円以下の人が40%。年収122万円未満の可処分所得しかない相対的貧困率は、15.7%。子どもの貧困は13.9%で7人に1人(15年厚生労働省調べ)。

 世界第3位の経済大国でありながら、これだよ。あたしたちが望んでいるのは、こんなに格差の激しい国だった?

























































http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/121.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 日韓両政府の反目で、国民レベルで悪感情醸成は不幸の極みである。(かっちの言い分)
日韓両政府の反目で、国民レベルで悪感情醸成は不幸の極みである。
https://31634308.at.webry.info/201901/article_10.html


今日のNHKニュースで文大統領が年頭の記者会見を行ったことを報道した。文大統領が記者からの質問を答えるものだった。この中で、当然日本、韓国で大きな問題となっている元徴用訴訟について、当然質問があると思っていたが、韓国記者からの質問はなかったという。NHKの現地記者は、その状況に非常な違和感を覚えたと述べた。韓国記者が誰も聞かなかったので、NHK記者がこの問題の対応を聞いた。

その答えは、「日本の政治家、指導者ら」が元徴用工訴訟問題などで韓国批判を繰り返していることに対し、「政治争点化し、さらに論議の種にして拡散していることは賢明な態度ではない」と不満を表明し、最高裁判決への日本側の反応について「日本の指導者たちがこれを政治争点化し、問題を拡散させていくのは賢明な態度ではない」と述べ、日本が協議を申し入れていることも何も言及しなかった。

これでは日本は完全に無視された感じである。韓国の政治体制は、大きく左右に振れる。歴代大統領が政権が替わる度に、逮捕され有罪判決を受ける。それにより自殺者まで出てくる。文大統領は左派中の左派であり、安倍首相は超右派である。元々、反りが合わないのはわかるが、自衛隊P1哨戒機がレーダー照射されたことに対して韓国の反論ビデオなどは明らかに安倍政権に敵対したものであることは間違いない。そういう勇ましい姿を見せないと人気が出ないからだ。

このブログで安倍政権を批判しているが、そういう大衆に対しても韓国の態度は明らかに安倍政権を飛び越して感情を逆撫でしている。韓国から日本へ多くの環境客に来て頂いているが、日本から韓国への観光客はこれからどんどん減少すると思われる。

一時期、冬のソナタ以降、国民の中で親韓ムードが盛り上がったが、今はすっかり冷めていると思われる。政権同士の不仲で、両国民全体が不仲になることは不幸なことである。日韓の関係が改善するには、日韓両政府の体制が変わらなければ改善は見込まれないと思われる。不幸の極みである。

http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/122.html

記事 [政治・選挙・NHK256] 御用エコノミストたちも、ついに政府統計の不正確さを批判した。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/01/blog-post_83.html
1月 10, 2019  日々雑感(My impressions daily)

<厚生労働省が「毎月勤労統計」の一部調査を不適切な方法で実施していた問題。この統計は賃金の動向を示す国の基幹統計の一つで、政府の政策判断にも影響する。景気を分析するアナリストからは困惑や憤りの声が上がった。

 この統計はデフレ脱却を目指す「アベノミクス」にとっても重要な指標だ。SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは「賃金水準が不明確なままでは、伸び悩む消費への対策など、政府が正しい対策を打てなくなる」と指摘する。

 勤労統計を巡っては、今回判明した不適切調査のほかに、昨年1月から従業員499人以下の事業所についてサンプルを大幅に入れ替えた際、調査対象が賃金や業績が比較的高水準の企業に偏ってしまった可能性がある。宮前氏は「統計に二重のゆがみが生じ、賃金の実勢が読み取りにくくなった」と批判する。

 第一生命経済研究所の伊藤佑隼(ゆうと)エコノミストは「賃金データは注目度が高く、調査手法が不適切というだけでエコノミストの分析は信用されなくなる。政府が早急に原因を説明し、チェック体制を整えてほしい」と求めた>(以上「毎日新聞」より引用)


 厚労省の勤労統計がサンプルすべてを調査したものでなかったことは先日このブログで批判した。遅ればせながら、民間シンクタンクのアナリストたちも「経済分析」が不正確になる、と批判している。

 統計数字を明らかに捏造している中共政府を常々嘲笑してきた。中国のGDP統計が当てらならないことは国際社会で周知の事実だ。しかし日本の経済統計も当てにならないというのでは国家の威信にかかわる。

 アベノミクスをヨイショしているエコノミストたちは安倍自公政権が「イザナギ景気超え」と発表しても沈黙を守ってきた。腹の中では「景気は少しも良くなっていない」と「実感」していたはずだ。それでも政権批判しないでテレビのコメンテータを干されない方が優先される。テレビに出ていれば地方の馬鹿な自治体担当者や商工会議所が「講演」の講師として呼んでくれる。そうすればアゴ・アシ別で百万円程度の小遣いが入る。

 ゆえに日本のマスメディアは政府発表通り「イザナギ景気超え」を一斉に報じた。世界のGDPに占める日本のGDPの割合が安倍氏治世の六年間も低下し続けて、ついに5%を割り込んだ、という報道は皆無だ。現実には日本経済はデフレ下で衰亡の坂道を転がり落ちている、というのにも拘らず。

 しかし数字の嘘は口先で誤魔化すわけにはいかない。統計資料が不正確なら、統計を基にして論じられる議論も不正確だ。

 厚労省は年金履歴でもヤラカシ、残業統計でもヤラカシ、そして技能実習生の逃亡原因でもヤラカシた。防衛省は日報問題でヤラカシ、財務省は国有地売却でヤラカシた。日本の官僚制度はどうなっているのだろうか。どうも日本は根幹の部分で箍が外れたようだ。



http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/123.html

記事 [政治・選挙・NHK256] ローラ辺野古発言の波紋 安倍政治に口をつぐむ異様な国(日刊ゲンダイ)


ローラ辺野古発言の波紋 安倍政治に口をつぐむ異様な国
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/245143
2019/01/10 日刊ゲンダイ 文字起こし


署名を呼びかけたローラ(C)日刊ゲンダイ

<土砂投入が始まって、SNSでは停止を求める署名が広がりました。タレントのローラさんが署名を呼びかけていましたが、偉いですよね。日本では「袋だたき」に遭うのが怖くて口をつぐむ人も多い>

 9日の朝日新聞社会面に載った音楽家・坂本龍一氏の言葉だ。辺野古への土砂投入など、沖縄をテーマにしたインタビューで、国家の暴力に異を唱えることについて、坂本氏はこう続ける。

<米国では、国民の半分近くはトランプ大統領支持ですから、バッシングは日本の比ではない。それでも芸能人やスポーツ選手が政治的な発言をすることが当たり前です。立場を表明しない人はかえって愚かだと相手にされません>

<世界ではいま、「声がデカい人の意向が通る」という政治が横行しています。真実を追求しようとするメディアには「ウソつき」と繰り返すなど、一方的な対応が目立ちます。反対する者とまともに議論しようとしない日本政府の姿勢は、トランプ大統領のマネをしているんでしょう。たがが外れていますよね>

 そして、「そのことに多くの国民が気づいていないことが一番大きな問題」だと指摘する。

 批判の声に耳を傾けず、力で押し切る政府の姿勢に疑問を感じないどころか、メディアや一般市民までもが権力者を守る側に回って、批判の声を弾圧しにかかる。摩訶不思議な現象が、この国の日常になっているからだ。

■政権批判の発言だけが叩かれる

 ローラが署名を呼びかけたのは、昨年12月14日から土砂投入が始まった名護市辺野古沿岸の新基地建設について、2月24日の県民投票まで工事を停止するようホワイトハウスに求める請願サイト。8日時点で20万筆を超えたが、ローラが自身のインスタグラムで「みんなで沖縄をまもろう」「美しい沖縄の埋め立てを止めることができるかもしれないの」などと訴えたところ、バッシングの嵐に見舞われた。「芸能人は政治的発言を控えろ」というのである。有名人が政治的な発言をするのが当たり前の米国とは対極的だ。

「辺野古工事反対の請願署名には、世界的ロックバンド『クイーン』のブライアン・メイ氏もツイッター協力を呼びかけましたが、ローラさんに対して脅迫めいたことを言っていた人たちも、彼には『政治的発言をするな』と噛みつかない。イビツなダブルスタンダードの上に成り立ったバッシングであり、日本の有名人が現政権に批判的な言動をすると、“政治的”と問題視される。安倍政権をヨイショするタレントの発言だって政治的なのに、そちらは決して攻撃されないのです。ローラさんの『きれいな海を守りたい』という気持ちは政権批判とは別物ですが、現政権が進めることに異を唱えた途端にやり玉に挙げられる。本来なら、そういう言論弾圧には毅然と対峙し、自由な発言を守るべきメディアが腰砕けだから、どうしようもありません」(高千穂大教授・五野井郁夫氏=国際政治学) 

 政権にとって不都合な“政治的発言”をすると、「芸能活動に影響が出ないといいが……」と心配するフリをするが、それ自体が同調圧力となって発言者を追い込んでいく。中立や公平を持ち出して、テレビ番組にも呼ばなくなる。それが大メディアのやり方だ。

 中立・公平というのなら、政権に好意的な意見も批判的な意見もあっていい。大体、日本の美しい海を埋め立て、日本国民の税金を使って米国様のために、必要かどうかも分からない基地を建設するなんて、愛国者ほど黙っていられないはずだ。それなのに「辺野古反対」すら言えないなんて、一体この国はどうなっているのか。


また外遊(C)共同通信社

政府のフェイク垂れ流しに協力するメディアの罪

「およそ民主主義国家とは思えない異様な言論状況の元凶が、政権の意向を忖度する大メディアです。安倍首相がデタラメ答弁を繰り返す国会審議はマトモに報じないのに、辺野古湾への土砂投入は生中継して基地新設を既成事実化したい政府をアシストする。政府がおかしなことをすれば糾弾するのが当たり前なのに、大メディアが共犯者になって政権を守っている。とりわけひどいのがNHKで、国民から税金のように受信料を徴収しておいて、政府の言い分をそのまま垂れ流す広報機関になり下がっています。多くの国民はNHKが嘘を流すはずがないと信じているから、コロッとだまされてしまう。そこが問題です。この国のメディアが真実を伝える役割を放棄したために、嘘にまみれた安倍政権が6年も続き、やりたい放題を続けているのです」(政治評論家・本澤二郎氏)

 6日のNHK「日曜討論」は、まさに御用メディアの本領発揮だった。辺野古の埋め立てによって海域の希少サンゴや絶滅危惧種が死滅する恐れについて、「サンゴについては(他の場所に)移している。絶滅危惧種は(砂を)さらって別の浜に移していく」という安倍の発言をそのまま流したのだ。しかし、これは事実ではない。

 地元紙「琉球新報」によれば、埋め立て海域全体で必要な約7万4000群体の移植は行われておらず、移植されたのは別の区域の9群体だけ。砂をさらって生物を移す作業もしていないという。

 ここまで堂々と国民に嘘を言う首相もどうかと思うが、NHKもそろそろ公共放送の看板を下ろして“政権放送”と認めてはどうか。くだんの「日曜討論」の安倍放言は事前収録だった。ファクトチェックする時間はあったはずなのだ。嘘だと気付かなかったのか、分かっていてフェイクニュースに加担したのか。

■当たり前の批判が「勇敢」とされる異常

 安倍のサンゴ発言については、8日の官房長官会見でも「事実誤認なら改めて見解を出すつもりはあるか」と質問が出たが、菅官房長官の回答は「報道によれば、の質問に政府として答えることはない。報道に問い合わせをして欲しい」という信じられないものだった。

「いまだ収束のメドも見えない福島第1原発事故の汚染水について、安倍首相が『アンダーコントロール』と言い切ったことを思い出します。その場しのぎの嘘をメディアが批判しないから、言ったもん勝ちのフェイクがまかり通ってしまう。批判すれば政権支持者から袋叩きにされるから、誰もが口をつぐんでしまう。恐ろしいのは、国民が安倍政権の嘘や暴力政治に慣れ、マヒしていることです。何を言っても暖簾に腕押しで嘘をまき散らし、首相が外遊三昧の政権が、どんな横暴を働いても唯々諾々と従い、批判する人を叩く風潮が横行している。こうやって、民主主義は切り崩されていくのです。メディアも言論活動を放棄してしまったこの国は、もはや“民主主義のフリ”をしているだけ。厚顔無恥に権力を振りかざし、正論が通用しないトップに対し、心ある国民はどう対処すべきか、真剣に考えなければなりません」(五野井郁夫氏=前出) 

 忖度メディアに守られたペテン首相は、きょうもヌクヌク外遊三昧だ。9日に政府専用機で英蘭歴訪に向かい、オランダに到着。出発前に安倍は「6月に大阪で開かれるG20の成功に向けた協力を確認したい」とか言っていたが、オランダはG20参加国ではない。物見遊山で血税を浪費されてはたまらないのだが、批判の声は上がらない。誰も文句を言おうとしない。

 これでは、嘘とゴマカシ答弁でアリバイ的に日程を消化し、強行採決が当たり前という国会軽視が常態化するのは当然という気がしてくる。民意をナメているから、国会を愚弄し、辺野古への土砂投入も問題なし、サンゴ移植の嘘も問題なし。そんな暴力政治への批判をつぶやくのは一国民として当たり前の感覚なのに、それが“勇敢”なんて言われてしまうことが、この国の異様さを物語っている。








































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記事 [政治・選挙・NHK256] 新年平和対談 ・反戦の党 応援したい なかにし礼さん(作詩家・直木賞作家)vs小池晃さん(共産党書記局長・参院議員)



新年平和対談

■反戦の党 応援したい  しんぶん赤旗・日曜版 2019年01月13日号 3から5面 

 がんを生き、戦争体験書くのが使命 作詩家・直木賞作家 なかにし礼さん


 旧満州引き上げの本読み"地獄"だと 共産党書記局長・参院議員 小池晃さん

 日本共産党の小池晃書記局長が、作詩家で直木賞作家のなかにし礼さんと対談しました。「二度のがん闘病を経験した私が持つ使命は、理不尽と闘うことだ」というなかにしさん。戦争、憲法、野党共闘などについて熱く語り合いました。

兄が代々木でレストラン
共産党に毎日出前 なかにし

なかにし 昔、兄貴が代々木の明治通り沿いでレストランをやっていました。僕も大学に通いながら住み込みで働いていたんですよ。
小池 共産党本部の前が明治通りです。どのあたりですか?
なかにし 共産党本部のすぐそばです。僕は毎日、共産党本部に昼食の出前を届けていました。大学に入学した19歳のころなので、1958年の春から夏の話です。
小池 日曜版発刊が59年3月ですからその前年。党本部がまだ古い建物のころです。
なかにし 働いている人たちも新聞記者風で、ワイシャツを腕まくりしていました。
小池 当時は赤旗編集局も同じ建物にあったようですからね。
なかにし それがこんな立派なビルになるなんて…。だめな兄貴で店は僕に任せっきり。すぐ店はつぶれました。僕は大学の授業料を納められなくなり、退学しました。
小池 先日出版された、なかにしさんの『がんに生きる』(小学館)を読みました。「がんは人を成長させる」「ものの見方が変わる」と書かれています。私も医者として、多くのがん患者を診ました。そういう人たちにとって、すごく力のわくメッセージで励ましになると思います。
なかにし ありがとうございます。私は2度がんになって変わりました。がんはつらい病気ですが、新しい自己を発見させてくれる。死を考えることで、自分の人生をもう一度見直すことができる。病気の体である自分と、精神的活動をする自分が四六時中向き合うことで、絶え間なく成長させられました。
小池 本では「二度のがん闘病を経験した私が持つ使命は、理不尽と闘うことだ」と書かれています。それで平和を脅かし、過去を否定する動きとたたかう決意をされたと…。
なかにし 昭和が終わったときに、作詩家をいったん辞めました。僕は昭和という時代に翻弄(ほんろう)される一方で、昭和に生かされ、脚光も浴びた。夏目漱石の「こころ」の「明治の精神」に殉じた
「先生」ではありませんが、僕も歌書きを終わりにしようと。だけど戦争体験を語らずに死んだら申し訳ない。小説に書き残そうと心に決め、猛勉強を始めました。
小池 なかにしさんの旧満州(現中国東北部)からの引き揚げ体験を書いた本を読むと“戦争が地獄”であることがよくわかります。絶対に繰り返してはいけない。
なかにし 戦争という巨大な暴力の前では入間なんて藻屑(もくず)みたいなもの。いま、戦争を知らない政治家が危機をあおり、戦争を是とする国論をつくろうとしている。だから、戦争に反対するまともな政党を応援したくなるんです。

 4面につづく

なかにし礼さん 共産党が政権に入らないとダメ

死屍累々の中を走る列車すさまじい 小池
子どもにも人殺しの手伝い、戦争は醜悪 なかにし

 3面のつづき

小池 なかにしさんは幼少期を過ごした満州で、日本人に対する中国の人たちの強い反感を感じたと本に書かれています。当時から日本の行いは正しくない、という感覚を持っておられたのですか。
なかにし それは自然に分かります。満州では中国人がいっぱいいる中に日本人がぽつんといた。日本人は軍事力と警察力で支配していたんです。だから僕は、町を駆け回って遊んだことがありません。小学校に行くときも、子守の王(ワン)さんという中国人が"用心棒″で付き添ってくれました。
 1945年、夏が近づくと電信柱に「七有八無」と書いた紙がベタベタ張られました。王さんに聞くと「7月まで日本は有るが、8月には日本は無い」という意味だという。8月9日にソ連軍が攻めてきて目の前に爆弾が落ち、「ああ、これか」と思いました。
小池 ソ連国境に近い牡丹江(ぼたんこう、現・中国黒竜江省)にいらっしゃった。引き揚げてくる時、死屍累々(ししるいるい)の中を列車が走っていく光景の描写はすさまじかったです。
なかにし 乗っていた列車が機銃掃射を受け、ダーツと天井から床まで撃ち抜かれる。目の前で軍人が頭を撃たれて死にました。
 その列車に乗せてくれ、としがみつく日本人の開拓団民の指を乗客たちが引きはがした。軍人の命令でね。開拓団民はみんな線路に倒れていった。待っているのは死です。僕も手伝わされた。人殺しの手助けをしたという意識は子ども心にもありました。子どもにそういうことをやらせる戦争の醜悪さ、残酷さを語っていかないとだめです。
 敗戦を機に日本国憲法ができ、基本的人権や非戦の思想が盛り込まれました。私たちは憲法を、もっと宝物のように扱わないといけません。

憲法「世界で愛される国であれ」なかにし
戦後の出発点 安倍首相の行動は全く逆 小池


小池 その憲法を安倍(晋三)首相は、「北朝鮮の脅威」などを口実に変えようとしています。
なかにし 憲法前文には「国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ」と書いています。分かりやすく言うと「世界において愛される国であれ」ということです。
小池 そうですね。
なかにし それまで日本は、戦争を起こす「鬼っ子」のような存在でした。今度は世界から愛される国になろう、と誓ったのが日本国憲法だと思います。
小池 一切の戦力を放棄して、もう二度と戦争をしないことで世界の信頼を得る。それを憲法は戦後の出発点にすえました。安倍首相がやっていることはそれと全く逆です。
なかにし 戦前・戦中の政治を肯定し、そこに回帰するなんてとんでもない。そんな政権が「世界において愛される国であれ」と世界に誓った憲法を変える資格はありません。

  異常な憲法論

小池 本当にそうです。しかも安倍首相は、憲法を全く理解していない。昨年秋の臨時国会冒頭の所信表演説で「国の理想を語るものは憲法」と言いました。全く違います。安倍さんのような人が勝手なことをしないよう、権力を縛るのが憲法です。これが立憲主義の考え方です。
 安倍首相は改憲を議論することが「国会議員の責任」だとも言いました。これも違います。憲法99条には「…国務大臣、国会議員…は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」と書かれています。国会議員の責任は憲法を守ることです。
なかにし 総理が改憲を主張するなんて変ですよ。憲法に縛られる側が「変える」と言っているんですから。
小池 暮れのNHK「日曜討論」(12月9日)で自民党の萩生田光一幹事長代行が、世論調査で「安倍首相が進める」憲法改定についてどう思うかと聞くと賛成が少なくなる、と嘆いていました。
 当たり前です。安倍首相は、"現憲法のもとでは集団的自衛権の行使はできない"という歴代自民党政権の憲法解釈を変え、安保法制を強行し、集団的自衛権の行使を可能にしました。そんな人に憲法をいじらせたら大変なことになる、と国民は見抜いています。
なかにし 見抜いているでしょうね。
小池 安倍政権は昨年、国会で改憲案を発議することに執念を燃やしていました。しかし臨時国会でも自民党改憲案を説明することができなかった。これは安倍9条改憲反対の国民の世論と、野党が足並みをそろえて反対した大きな成果です。

日ロ領土問題 道理がなく大破綻 小池

小池 安倍外交も大破綻に陥っています。
 そのひとつが日口領土問題です。昨年11月の日口首脳会談後、安倍首相は“1956年の日ソ共同宣言を基礎に平和条約締結交渉を加速させることで合意した″と言いだしました。
 北海道の一部である歯舞(はぼまい)群島と色丹(しこたん)島の2島の返還を先行的に求めることはありうることですが、その場合も中間的な友好条約で処理すべきです。国境線の画定となる平和条約を結ぶことは絶対にやってはいけない。
 歯舞群島と色丹島、国後(くなしり)島、択捉(えとろふ)島の「4島返還」を求めてきた従来の自民党の路線すら否定するもので、ロシア側への全面屈服です。しかし、河野太郎外相は平和条約を結ぶまで国会では答弁しないといいます。
なかにし 国会軽視です。そんなことがあっていいのですか。
小池 外交の大方針を転換するなら、国会できちんと議論しなければなりません。国民の支持を得られない外交交渉が成功するわけがありません。
 1875年の樺太・千島交換条約で、北千島を含め千島列島全体が日本領と平和的に確定しました。それをソ連が第2次世界大戦の際、ヤルタ協定(1945年)を根拠に、連合国の戦後処理の大原則だった「領土不拡大」を鋳みにじり、千島列島、さらには北海道の一部である歯舞、色丹まで占拠しました。
 そのヤルタ協定に縛られて、日本政府はサンフランシスコ平和条約(51年)で千島列島を放棄しました。
 こうした戦後処理の不公正を正面から正してこそ、回り道に見えても、問題を解決し、択捉、国後が戻ってくる道も開けます。
 いまのような交渉を続けていたら、歯舞、色丹の「2島先行」ではなく、「2島で決着」になってしまいます。
 真相が明らかになれば国民の批判が高まるから答弁もしないということでしょう。昨年の臨時国会で安倍政権は、領土問題だけでなく、ほかの問題でもまともな答弁ができませんでした。

野党共闘勝利で民主主義は新段階に 小池晃さん

外国人実習生 一種の奴隷 なかにし

なかにし 臨時国会はひどかった。全部強行採決で、本当にみっともないですよ。
小池 外国人労働者の受け入れを拡大する改定出入国管理法(入管法)の衆院採決の直前、法務委員会筆頭理事だった自民党の議員が「この問題は議論したらきりがない。いくらでも問題が出てくる」といいました。
 問題が出るから議論しないなんて、映画「男はつらいよ」の寅さんじゃないけど、「それを言っちゃあおしまいよ」という話です。
なかにし 外国人技能実習生たちの実態はあまりにもひどい。最低賃金以下で働かせたり、約束にない放射能除染の仕事をやらせたり…。そのため年間7千人が失踪しているんでしょう。そんな働き方を拡大すれば、本当に働き手が来なくなります。
小池 入管法改定を提唱したのは経団連です。狙いは外国人労働者を雇用の調整弁として都合よく利用することです。雇用が足りなくなったら入れて、余ったらバサッと切る。
なかにし 勝手すぎます。
小池 外国人にも家族があり、人生もあります。
なかにし 人間の尊厳もある。これは、一種の奴隷制ですよ。

  真相隠し異常

小池 米国務省の2018年の人身売買の年次報告書は、日本の技能実習制度で強制労働が発生していると指摘しています。政府は、昨年失踪した7千人余のうち2870人から失踪理由などを聞き取り、聴取票をつくっています。それをもとに政府は最初、最低賃金以下は22人だけだと説明しました。しかし野党議員が、コピー不可とされた聴取票を書き写し、集計すると22人どころか1927人が最低賃金以下だったことが分かりました。
なかにし 最近、役所は真相隠しをやりすぎです。
小池 国会前で「うそをつくな」のシュプレヒコールが上がるのは異常ですよ。

徴用工問題 日韓で話し合わないと なかにし
「個人請求権は消滅せず」の一致点で解決を 小池


なかにし 日本と韓国の間では徴用工問題が大きな問題になっています。
小池 日本は戦前、朝鮮半島を植民地支配していました。朝鮮の人たちを徴用工として日本に連れてきて、軍需工場や炭鉱などで強制的に働かせました。被害者たちが損害賠償を求めた裁判で韓国大法院(最高裁)は賠償を認めました。日本政府は「国際法に照らしてあり得ない」「断じて受け入れられない」などと韓国を非難しています。
なかにし 木で鼻をくくったような門前払いはだめです。どうするかを話し合わなくてはなりません。日本の最高裁も07年、個人の請求権はあると認めたわけでしょう。
小池 おっしゃる通りです。西松建設による中国人強制連行の裁判で最高裁は、日中共同声明(72年)によって「(個人が)裁判上訴求する権利を失った」としながらも「(個人の)請求権を実態的に消滅させることまでを意味するものではな(い)」としました。これを手掛かりに被害者は和解し、西松建設は謝罪、和解金を支払いました。
 先の臨時国会でも日本共産党の穀田恵二衆院議員の質問に河野外相は、「個人の請求権が消滅したと申し上げるわけではない」と答弁しました。
 昨年末に、日本共産党の志位和夫委員長は、超党派の日韓議連の一員として訪韓しました。そして、文在寅(ムン・ジェイン)大統領との会談で、志位委員長が「個人の請求権が消滅していないことを日本政府は最近も表明している。日韓両政府の一致点を大切にした冷静な話し合いが必要だ」と述べ、文大統領も「個人の請求権が消滅していないことは重要だ。この立場に立てば円満な解決がはかられるの
ではないか」と応じました。私たちは、被害者の名誉と尊厳を回復するための具体的措置を、日韓両国で話し合って見いだしていくべきだと提起しています。
なかにし 日本が朝鮮半島で犯した過ちは大きい。それを忘れてはいけません。

対立軸示しているのは共産党/もっとがんがんやってほしい なかにし
統一地方選、参院選何としても勝つ 小池


小池 今年は統一地方選、参院選があります。一刻も早く安倍政権は終わらせなくてはいけません。国会での野党共闘はかなり前進しています。しかし安倍政権を倒すところまでは、まだまだです。

なかにし 何が足りないですか。
小池 選挙に向けた「本気の共闘」です。昨年9月の沖縄県知事選では、8万票の大差をつけ玉城デニーさんが勝ちました。「辺野古に米軍新基地はつくらせない」という旗印を明確にし、保守、革新の立場を超えた「オール沖縄」でたたかいました。
 亡くなった前知事の翁長雄志さんは、自民党沖縄県連幹事長をつとめた自民党の大幹部でした。私も街頭演説でご一緒しましたが、身じろぎもせずに共産党の私と並んで訴えておられました。お互いの立場を尊重し、心ひとつに力を合わせました。こういうたたかいを全国でやれば、安倍政権を倒せると思っています。
なかにし 僕も沖縄県知事選での勝利は大事だ、突破口だと思っています。野党共闘をなんとか実現させましょうよ。これまでの2回の選挙(16年の参院選、17年の総選挙)で共産党は候補者を降ろしてまで頑張っているのに、共産党と組むのは嫌だなんていう党があるのはおかしい。自分たちの利益しか考えていないのではないですか。
小池 各野党の共闘への本気度が問われていると思っています。共産党への注文があれば、この機会にお聞かせください。
なかにし 「もっとがんがんやれ」といいたいです。なぜなら自民党に対する明確な対立軸を示しているのは共産党しかありません。あとの政党はいつでも自民党になれる、と僕には思えます。
小池 辺野古の米軍新基地建設強行に象徴される「アメリカいいなり」、外国人労働者の受け入れ拡大にみられる「財界中心の政治」という自民党政治の根本を批判しているのが共産党です。日本共産党は企業・団体献金を一切もらっていません。財界にもタブーなくモノが言えます。
なかにし 共産党は先鋭的な部分が魅力です。思いを込めた強い言葉でものが言えるのは共産党しかありません。いま日本を危険な目に遭わせようとしている政権を一度倒して、まっとうな政治をやるべきです。その政権には共産党も入らないとだめですよ。
小池 いまわれわれが取り組んでいる野党共闘は、日本の政治史の中で初めて、共産党も加わった、思想信条を超えた本当の意味の共闘になっていると思います。これが勝利したら、日本の民主主義はまったく新しいステージに進みます。
 そういう意味でも今年の統一地方選、参院選はとても大事です。何としても市民と野党の本気の共闘と共産党の躍進で、破綻した安倍政権と自民党政治を一刻も早く終わらせたいと思っています。
なかにし 頑張ってください。今日は小池さんとお会いするのを非常に楽しみにして来ました。うちのかみさんには、「あなた、勢い余って入党して帰ってこないでね」といわれました。(笑い)
小池 がんばります。今日はありがとうございました。



http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/125.html
記事 [政治・選挙・NHK256] 何も語らず、何も言えない文在寅大統領! 
何も語らず、何も言えない文在寅大統領!
https://85280384.at.webry.info/201901/article_100.html
2019/01/10 20:59 半歩前へ

▼何も語らず、何も言えない文在寅大統領!

 【ソウル共同】韓国の文在寅大統領は10日の年頭記者会見で、元徴用工訴訟問題での韓国政府の対応は「状況が落ち着くのを見守って判断」と述べた。

 元徴用工への賠償を命じる判決が確定した日本企業に経済的損失が出ることを懸念する日本からの早期の対応要求に応じない姿勢だ。

 訴訟では、賠償金支払いを拒む新日鉄住金の韓国内の資産に対し、原告側が求めた差し押さえの措置の効力が9日に発生。これを受けた日本政府は1965年の日韓請求権協定に基づく初協議を韓国に要請した。文在寅は会見で、この要請に応じるか否かを明らかにしなかった。  (以上 共同通信)

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 韓国の歴代政府は1965年の日韓請求権協定に基づき「すべて解決済み」と確約。外交と韓国内の反日派との間で板挟みになっている文在寅は、身動きが取れない状態だ。結果、「見守る」と言うしかない。

 必要以上に反日派を煽ったため、思わぬ炎上に遭遇し、やけどを負った。北朝鮮の非核化問題では、ひたすら金正恩の使い走りを続けて、国内から「どっちに顔が向いているのか」と批判される始末。

 金正恩は習近平詣でを繰り返し、綿密な作戦会議。非核化に関して韓国は完全に蚊帳の外だ。こんな文在寅を見てトランプもあきれ顔。

 それもこれも文在寅自身が自分で蒔いた種だ。軸足が定まらない哀れな指導者の姿である。






















http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/126.html

記事 [政治・選挙・NHK256] <琉球新報が社説で糾弾!>首相サンゴ移植発言 フェイク発信許されない <政府、打ち消しに懸命だが崖っぷち!>






<社説>首相サンゴ移植発言 フェイク発信許されない
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-858590.html
2019年1月9日 06:01 琉球新報

 安倍晋三首相がNHK番組「日曜討論」で、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の埋め立てについて「土砂投入に当たって、あそこのサンゴは移している」と、事実と異なる発言をした。一国の首相が自らフェイク(うそ)の発信者となることは許されない。

 NHK解説副委員長の質問に対して首相は、土砂を投入している区域のサンゴは移植しており、砂浜に生息する絶滅危惧種を砂ごと移す努力もしていると述べた。これらは事実ではない。

 現在土砂が投入されている区域ではサンゴの移植は行われていない。埋め立て海域全体で約7万4千群体の移植が必要で、終わっているのは別の区域の9群体のみだ。他のサンゴ移植は沖縄県が許可していない。砂ごと生物を移す事業も実施していない。

 首相の発言は準備されていたはずである。簡単に確認でき、すぐに間違いと指摘されることを、なぜ堂々と言うのだろうか。県民の意向を無視し違法を重ねて強行している工事の実態から国民の目をそらすため、意図的に印象操作を図っているのではないか。

 首相は「全く新しく辺野古に基地を造ることを進めている」との誤解が国民にあると述べ「誤解を解かなければいけない」として、危険な普天間飛行場を返還するために辺野古に基地を造るのだと強調した。

 この点についても多くの疑問や批判が沖縄側から出されてきた。移設先が県内でなければならない理由はないこと、普天間にない軍港や弾薬庫などの機能が備えられること、新基地の完成時期が見通せないこと、完成しても普天間が返還される保証がないことなどだ。

 これらに対する説明を避けたまま、政府は普天間固定化か新基地かという身勝手な二者択一論を押し付けてきた。それが今回も繰り返された。

 政府首脳による事実と異なる発言はこれまでも続いてきた。菅義偉官房長官は普天間飛行場返還合意のきっかけを、少女乱暴事件ではなく事故だったと強弁し続けた。

 普天間飛行場の5年以内の運用停止について首相は「最大限努力する」と約束していたが、実現の見通しのない空手形だった。これも意図的なうそだったのではないか。

 首相が頻繁に口にし、今回も最後に述べた「沖縄の皆さんの気持ちに寄り添っていく」「理解を得るようさらに努力する」という言葉も、フェイクにしか聞こえない。

 今回、もう一つ問題があった。事前収録インタビューであるにもかかわらず、間違いとの指摘も批判もないまま公共の電波でそのまま流されたことだ。いったん放映されると訂正や取り消しをしても影響は残る。放送前に事実を確認し適切に対応すべきだったのではないか。放置すれば、放送局が政府の印象操作に加担する形になるからだ。



安倍首相のサンゴ移植発言が波紋 政府、打ち消しに懸命
https://mainichi.jp/articles/20190110/k00/00m/010/220000c
毎日新聞 2019年1月10日 20時12分(最終更新 1月10日 22時13分)


安倍晋三首相=兵藤公治撮影

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を巡って、安倍晋三首相が6日のNHK番組で「土砂の投入にあたって、あそこのサンゴは移している」と述べたことが波紋を広げている。実際に防衛省沖縄防衛局が移植したのは土砂投入区域外の一部のサンゴ。首相による「印象操作」と受け取られかねない発言だけに、政府は打ち消しに懸命だ。

 番組では、辺野古沿岸部での昨年12月14日の土砂投入開始を踏まえ司会者が「沖縄県民の理解をどう得るか」と質問。首相はサンゴの移植に言及するとともに、「絶滅危惧種が砂浜に存在していたが、砂をさらって別の浜に移していくという環境の負担をなるべく抑える努力もしている」と述べた。

 沖縄県水産課などによると、埋め立て予定海域全体では約7万4000群体のサンゴの移植が必要。このうち県が許可して沖縄防衛局が移植したのは絶滅危惧種のオキナワハマサンゴ9群体だけで、いずれも今回の土砂投入区域にあったサンゴではないという。

 沖縄防衛局は昨年12月、土砂投入が始まっていない埋め立て予定海域の約3万9600群体の移植許可を申請したが、県は許可していない。沖縄防衛局が移植対象にしたのは直径1メートル以上のサンゴと一部の希少サンゴ。県は「移植対象や移植先の選定が不適切」と指摘し、環境保全措置の不備を埋め立て承認撤回の理由に挙げた。玉城デニー知事はツイッターで首相の発言を「現実はそうなっていない」と批判した。

 土砂投入区域には沖縄防衛局の移植対象になるサンゴはなく、「あそこのサンゴ」という首相の発言は正確性を欠く。国民民主党の玉木雄一郎代表は「首相がいかなる根拠と事実に基づいて発言したか明らかにしていきたい」と語る。菅義偉官房長官は10日の記者会見で「辺野古側の埋め立て区域に生息していた移植対象のサンゴはすべて移植しており、環境保全措置にも最大限配慮しながら対応している。(首相は)そういう趣旨の発言をされたのだろう」と苦しい説明に追われた。

 サンゴの生態に詳しい東京経済大の大久保奈弥准教授は「サンゴを移植しても長期生存率は低い。環境保全措置としては不十分だ」と政府の対応を疑問視している。【佐野格、木下訓明】

安倍晋三首相の6日の発言

 土砂を投入していくにあたって、あそこのサンゴは移している。また、絶滅危惧種が砂浜に存在していたが、これは砂をさらってしっかりと別の浜に移していくという環境の負担をなるべく抑える努力もしながら、行っているということだ。















































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