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2019年1月03日00時33分 〜
記事 [政治・選挙・NHK255] なぜ「パリは燃えている」のか? フランス「黄色いベスト運動」と沈黙の国・ニッポンのコントラスト /他2話 
ミサイルにまたがる暴走総理 (第3話より)
  
フランス人は日本をどのように見ているのか、の一端を垣間見させてくれる新旧記事3本、一挙公開!
 
 
(第1話)
なぜ「パリは燃えている」のか? フランス「黄色いベスト運動」と沈黙の国・ニッポンのコントラスト
2018年12月28日 週プレNEWS
取材・文/川喜田 研 撮影/長尾 迪
https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2018/12/28/107930/
  
11月にフランスで発生した、マクロン政権の政策に抗議する全国的なデモ「黄色いベスト運動」は、マクロン大統領が政策変更を表明したあとも、いまだ続いている。
フランスでは大規模ストライキなどの抗議運動が日常茶飯事で、日本人から見るとやや過激に思えるが、対照的な日仏の市民運動のあり方を、フランス人ジャーナリストはどう見ているのか? 「週プレ外国人記者クラブ」第136回は、「ル・モンド」紙の東京特派員、フィリップ・メスメール氏に話を聞いた──。
   
──「黄色いベスト運動」では、デモ隊が治安部隊と衝突し、一部の過激なデモ参加者による破壊行為にまで発展しました。その背景には何があるのでしょうか?
 
メスメール 「黄色いベスト運動」はもともと、マクロン政権が環境政策への財源として打ち出した「燃料税値上げ」に対する抗議運動です。最初のきっかけは今年5月、セーヌ・エ・マルヌ県に住むひとりの女性がインターネットの署名サイト「change.com」で始めた署名活動だったと言われています。そして10月になって、今度はブルターニュ地方に住む別の女性が非常に「感染力の高い」メッセージをフェイスブックに書き込んだことが、この運動の本格的な出発点になりました。
 
こうした抗議の声はSNSを中心としたインターネット上で急激に拡散し、11月ごろからフランス全土で「自然発生的」に、道路の封鎖や大規模なデモなどが行なわれるようになりました。この活動のシンボルとして、道路上の事故などの際に使うため自動車への携行が義務付けられている「黄色い安全ベスト」が使われたので、「黄色いベスト(フランス語でジレ・ジョーヌ)運動」と呼ばれることになったのです。
 
──ただ、「黄色いベスト運動」が抗議しているのは燃料税の値上げだけではなく、マクロン政権の政策全般に及んでいるようですね。
 
メスメール その通りです。今話したように当初は、都会ではなく地方に暮らす、「グローバリズム」とは無縁な、日々の暮らしに自動車の運転が欠かせない人たちを中心とした、燃料税値上げに抗議する運動だった。しかし、次第にマクロン政権の政策全般や、それ以前からフランスに存在していたさまざまな問題も含めた、より幅広い抗議運動へと発展し、その一部が過激化して暴力的な破壊行為を行なうようになってしまいました。
 
大きな視点で言えば、「黄色いベスト運動」の参加者たちが求めているのは「既存の政治、社会システム」への異議申し立てだと言えるでしょう。彼らは今のフランスの政治が富裕層を優遇しすぎていると感じており、地方で病院や郵便局などの公共サービスの縮小が続いていることに対する、かねてからの不満を強く訴えています。
 
しかし、そうした抗議のターゲットとなっているマクロン大統領を生んだのも、既存の政党にはない「新たなシステム」を期待したフランスの有権者たちであったことを考えると、両者の対立は少し皮肉な現象だと言えるかもしれません。
 
──フランスでは労組などによる大規模なストライキが頻繁に行なわれ、日本人から見るとやや過激なデモや抗議運動も多い。この「黄色いベスト運動」もそれらと同じようなものなのでしょうか? 
 
メスメール 「黄色いベスト運動」が特徴的なのは、これが特定の政党や労組などの団体によって組織された運動ではなく、SNSなどを通じて「自然発生的」に広がった運動だという点です。その意味でとても現代的な社会現象だということもできるでしょう。抗議の内容やデモのやり方に組織的な一貫性はなく、政府が交渉しようにも、運動の中心となる人物や組織がないので、コントロールするのは簡単ではありません。また、既存の政党だけでなく、極左や極右もこうした声の受け皿にはなり得ていません。
 
──フランスの国民はストライキやデモなどの抗議活動に対して、意外と寛容だと聞いていますが、「黄色いベスト運動」に対する反応は?
 
メスメール フランス国民の多くはこの運動に一定の理解を示しています。ただし、パリなど一部の都市で見られた破壊を伴う暴力的な行為については批判的な声が圧倒的です。メディアの報道はどうしてもパリなどでの破壊行為に集中してしまうので、誤解している人が多いのですが、過激化しているのはこの運動のごく一部にすぎず、暴力的な行為はむしろ運動の足を引っ張っているとも言える。地方では、より地道な抗議運動が展開されています。
 
また、マクロン政権が燃料税引き上げを行なう理由が「環境政策のための財源確保」なのだから、そもそも、燃料税引き上げに反対すること自体がおかしいと批判する人もいます。ただ、既に述べたように、この運動は途中から年金生活者や低所得者層、学生など「弱い立場の人たち」の政治への不満を表す運動へと変化していますからね......。
 
いずれにせよ、マクロン大統領もこうした抗議の声を無視し続けるわけにはいかず、12月10日のテレビ演説で、「燃料税引き上げの凍結」や「最低賃金の月100ユーロ(約1万2400円)引き上げ」「ボーナスに対する課税控除」などを約束。これにより抗議運動はかなり沈静化しましたが、依然として続いています。
 
──暴力的な抗議行動はともかく、フランスでは「自分たちが選挙で選んだ大統領」であっても、政策に対する不満があれば、市民が徹底的に抗議し、こうして政権を追い詰めることもある。一方、日本では安倍政権による強引な政権運営や森友・加計問題のようなスキャンダルがあっても、市民の抗議運動が広がったり、それが実際に政治に影響力を与えたりすることがほとんどないように思えます。フランスと日本という、対照的なふたつの国をよく知るメスメールさんは、こうした両国の「コントラスト」をどのように見ていますか?
 
メスメール 両国の文化や歴史は異なるので、単純に比較してどちらが良いと言うことは難しいと思います。ただし、私は日本で市民による抗議の声が政治に全く影響を与えられていない、とは思っていません。
 
例えば、安倍首相が進めようとしている「憲法改正」についても、日本には市民の間に根強い反対論や警戒感があり、それが今でも一定の歯止めとして機能している。そうでなければ、議会でも圧倒的な優位を占め、ここ数年は大手メディアもコントロール下に収めつつある安倍政権は、もっと簡単に憲法改正の議論を進めることができているのではないでしょうか?
 
私は以前から「日本という国は、大海に浮かぶ船のようなものだ」と考えてきました。ときに荒波の直撃を受けても、この船に乗っている日本人たちが船を捨てて逃げるのは難しいので、大きな対立や衝突を避けながらも、少しずつ修繕を重ねて航海を続けている。フランス人と比べれば日本人がおとなしいのは事実ですが、だからといって、政治に対する「市民の声」が無力だと考えるのは間違いだと思います。
 
●フィリップ・メスメール
1972年生まれ、フランス・パリ出身。2002年に来日し、夕刊紙「ル・モンド」や雑誌「レクスプレス」の東京特派員として活動している
 
 
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(第2話) 
美輪明宏さん「いいものは色あせない…日本の美意識は誇れるもの」
2019年1月2日 女性自身
https://jisin.jp/entertainment/interview/1698415/

毎年恒例、年末年始の人気企画、麗人・美輪明宏さん(83)による愛のメッセージ。今回のテーマは「新時代を生き抜く知恵」。来年5月の改元で、日本は新時代へと突入する。「昭和」と「平成」という激動の時代を強く生き抜かれた美輪さんが語る、希望の持てる未来とは−−。
  
最近は、“新しいからいい” 、“古いから悪い”といった風潮がありますよね。
 
そもそも新しいとか、古いとかを、良しあしの判断基準にしていること自体がおかしい話です。じゃあ、ミロのヴィーナスやモナ・リザの絵は古いからよくないのですか?
 
そんなことはないわけだし、もし、流行遅れだなんて言ったら笑われますよ。
 
文明や文化がどんどん進化しても、いいものはいつまでもいいままで残り、色あせないのです。
日本の古きよき時代には、素晴らしい文化がありました。
 
ファッションにしても、そう。戦前までは自由で、長髪の男性もいたし、ラッパズボンをはいている人もいました。
 
“モダンボーイ”“モダンガール”なんて言葉もはやりました。そのまま行けば日本は、世界有数の耽美的なおしゃれな国になっていたはずです。
 
ところが、その後の戦争で軍人たちが、“文化は軟弱である。国策に反する”と、進化をストップさせたのです。
 
女性がおしゃれなワンピースなどを着ていると、憲兵に連行されて、強制的にもんぺに着替えさせられたり……。
 
音楽もクラシック、ジャズ、シャンソン、タンゴ、流行歌、すべてダメ。
 
戦時歌謡と軍歌以外は歌ってはならない。そういう状態が、敗戦まで5年間ぐらい続いたわけです。軍人たちが戦争さえ起こさなければ、日本はありとあらゆる分野で、世界的な文化国家になっていたでしょう。
 
彼らの罪は本当に重いですよ。
 
以前、あるフランス人のデザイナーに「日本の文化をどう思う?」と聞いたことがあります。
 
すると、「フランスの文化が世界一だと思っていたけど、日本にはかなわないと思った」と。その理由を尋ねると、「平安時代の十二単の色の数の多さ」だと言いました。
 
日本の十二単の色の数は、ざっと数えて約500種類もあります。
 
たとえば、御納戸色、朱鷺色、そして水浅葱や浅葱色といった、とても詩的な名前が付けられています。
 
そのデザイナーは、「日本人のデリカシー、その美意識の高さには、とても歯が立たない。このような国はほかにない」と言ったものでした。
 
日本人の繊細さ、美意識の高さは誇れるものです。
 
 
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(第3話)..
フランスの時事雑誌に「日本は戦争まっしぐら」という記事が掲載される
2015年10月19日 ブログ 「続 真(ま)フランスの日常」 
http://mafrance.jimab.net/e1140544.html
 
Courrier international クーリエ・アンテルナショナル今週号(10月15日号)の表紙 (第3話より)
http://img01.jimab.net/usr/m/a/f/mafrance/P1010682.JPG
 
http://www.courrierinternational.com/magazine/2015/1302-magazine
 
右上を拡大 ↓
http://img01.jimab.net/usr/m/a/f/mafrance/vastsensguerre.JPG
 
表紙の占有率は低くても、いつもそのセンスに脱帽させられる。281_Anti nukeの旭日旗と「Le Japon s'en va-t-en guerre 日本は戦争まっしぐら」というタイトルに釘付けになりました。
 
記事一ページ目から、ミサイルにまたがる暴走総理が登場! ↓
http://img01.jimab.net/usr/m/a/f/mafrance/P1010681.JPG
 
全6ページに及ぶ中身は、日本の3紙、韓国の1紙、中国の1紙、それぞれの安保法案成立に関する記事の翻訳+領土や軍事に関する図解+281_Anti nukeのイラストで構成されています。
 
前文(リード文)は以下の通り ↓
 
「日本は先日、同盟国、特にアメリカの後方支援のために外国に軍隊を送り込むことができる法律を作った。第二次世界大戦以来続く平和憲法を無視するこの法律は与党の無理強い(強行採決)で成立した。中には「“普通の国”になるための第一歩」だと捉える者もいるが、戦意を露にする日本の再来を近隣国が快く思う様子は微塵もない。」

この法案が問題視されている理由は二つ。
 
まずは、@内容が憲法を無視していて、成立までの与党の態度が立憲主義を否定するものだということ。
 
そして、A近隣国に謝る前に再び戦争をすることを可能にしてしまったこと。
 
何事にも最低限の順序というものがあって、@については違憲にならないように憲法を変えてから成立させるべきだったし、Aについては近隣国にしっかり謝って納得してもらってから審議をするべきでした。
 
安保法が成立してから今日で1ヶ月。
 
10月10日には政府が否定する『南京大虐殺』がユネスコ世界記憶遺産に登録されました。
 
今回のCourrier international の記事といい、ユネスコといい、順序がチグハグなまま我が道を行く国は“普通の国”になるどころか孤立するばかり・・・だということを証明していると思うのです。  
 
http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/685.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 小沢一郎が最後の勝負にかける思いを激白!  
小沢一郎が最後の勝負にかける思いを激白!
https://85280384.at.webry.info/201901/article_26.html
2019/01/02 半歩前へ

▼小沢一郎が最後の勝負にかける思いを激白!

 小沢一郎。かつては自民党の総裁候補3人を並べて「面接試験」をしたくらいの超がつく大物議員だ。

 剛腕と恐れられた。そんな小沢からすると安倍晋三など鼻たれ小僧だ。

 その鼻たれが、今、日本を牛耳っている。しかもやりたい放題。

 オノレの支持率を高めるために年金資金にまで手を付けた。

 株価急落で損失は何兆円になるのか?

 海外に行っては意味のないバラまきで税金を浪費。

 小沢にしては腹立たしくて、何もできない自分が歯がゆくてならないのではないか。彼の思いが痛いほどわかる。

 そんな小沢一郎が今夏の参院選に欠ける思いをぶちまけた。

 安倍を倒すには野党の結束しかないと訴えた。

 おそらくこれが小沢の最後の勝負となろう。

 私はぜひ彼の思いを遂げてやりたい。それが結果的に安倍政権打倒につながる。

*********************

小沢一郎が日刊ゲンダイに応えてこう言った。

 政権交代をもう1回実現するために、僕は何だって一生懸命やる。それまでは政治家を続ける。そうじゃなきゃ、今まで何のために仕事をしてきたのか分からない。年齢ではなく、政権交代をもう一度実現するまで頑張る。

 3度目の政権交代。どうやるのか? 2019年夏には参院選がある。

 やる気になればすぐできる。

 2007年の参院選は29の1人区で野党が23議席を取り、自公を過半数割れに追い込んだ。今回は1人区は32だから、30議席も取れば勝てる。

 そこまでいかなくても、複数区も取るし、比例区で15か16議席取れば、与野党の勢力図はひっくり返せる。

 そのためには、ただ1人区の候補者を一本化するだけではダメ。前回参院選でそれをやったけれど、1人区は11議席しか取れず、自公に3分の2の議席を許してしまった。

 選挙区と比例区の政党名を一致させないと最大限の効果が出ない。

 今、野党がひとつの政党になるのは難しいかもしれないが、最低でも「オリーブの木」方式で参院選の届け出政党をつくって、ひとつの党としてやらないと。

 比例は比例、選挙区は選挙区でそれぞれが戦うと、自分の政党の候補者は熱心に応援するけれど、他党の候補者は応援しなくなる。

 比例もバラバラで戦えば、大政党に有利になる。前回参院選だって野党の比例票を合算すれば、自民党より多かった。

 「あの党は嫌だ」とか、子供の喧嘩みたいなことを言っていてはダメだ。要は、野党の諸君が国民のための権力をどうやって奪還するか、そして国民のためにいかに行使するか。

 その意識の徹底と権力への執着がありさえすれば必ず勝てる。  (以上 日刊ゲンダイ)






















http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/686.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 日本が専守防衛を放棄したことに気が付かない(そりゃおかしいぜ第三章)
日本が専守防衛を放棄したことに気が付かない
https://blog.goo.ne.jp/okai1179/e/4168956e837b89baf66c9fedc6cbb2eb
2019-01-02 そりゃおかしいぜ第三章




これは来年の中学の公民の教科書である。まるで自民党の宣伝パンフレットのように、安倍晋三があちこちに出て国民の皆さんが選んだ首相ですとご満悦顔である。安倍晋三が教育に手を伸ばし始めた。

嘘を平気で言い続け、法案の説明すらロクにしない、出来ない、無視する、そんな男を堂々と教科書に掲載する。偏向教育も良いところである。

そして何よりも、すでに安倍晋三は実質的に改憲を終えていると言って過言ではない。集団的自衛権行使容認を閣議決定し、公明党の御託を聞いたふりして、一連の安保関連法案を強行採決した時点で、最も大きな憲法の壁をなくしたといえる。アーミテージが邪魔だと言った九条の壁をなくしたのである。

自衛隊の専守防衛を否定した時点で国民の憲法への感覚を麻痺させ、艦船を空母に作り替え、全く機能しないであろう設置型イージスアショア建設を二基建設に取り組み、世界中のどの国も二の足を踏み注文がない145億円するF35Bを109機購入をトランプに確約する。これらの一連が全て憲法違反である。

アメリカの要請があれば、何処にでも出かけることができる。実質どんな紛争や戦争でも武器を持って自衛隊が出掛けることができる。今更国民の60%以上が憲法に手を加えることに反対しているのに、手を出すことはないだろう。そうした読みがあるのだろう。このところ改憲への動きが鈍い。

折角敗戦を経験したのに、今度は上手くやれば勝てると思い始めるのは、為政者たちに戦争の実感が薄くなってきたためでないかと思われる。

自衛以外の戦争はこの100年起きていない。相手行が悪いという理論は、相手国も同じである。そうした当たり前のことに盲目にさせるのは、愛国心や脅威論などを教科書を通じて叩き込まれるからである。








http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/687.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 労働運動よ、興れ、輝け、もっともっと強くなれ。(澤藤統一郎の憲法日記)
労働運動よ、興れ、輝け、もっともっと強くなれ。
http://article9.jp/wordpress/?p=11838
2019年1月2日 澤藤統一郎の憲法日記


未来を口にすることなく過去をのみ語るのは、まぎれもなく老いの徴候である。しかし、何かしら昔の記憶を書き残しておくことも、無駄ではなかろうと思う。正月くらい、昔話もゆるされよう。

もう死語になったのかも知れないが、「労働弁護士」という言葉があった。略して「労弁」である。私が弁護士を志した学生のころ、伝え聞く「労弁」は神聖な存在だった。「労弁」(労働弁護士)とは、「労働者側で労働訴訟に携わる弁護士」という平板な理解を超えて、「労働者階級の解放闘争に寄り添い、階級闘争に献身的に寄与する専門家集団」という響きを持っていた。

労働弁護士ともなれば、富貴栄達とは縁が無く、求道者のごとくひたすら身を捨てて、労働者階級のために尽くさなければならない。まことしやかに、そんなふうにささやかれていた。
私は、現実の労働弁護士と邂逅する機会をもたぬまま修習を終え、東京南部(蒲田)で労働弁護士となった。さすがに、自分の立場を神秘めいたものとは毛頭考えなかったが、理念型としての労働弁護士像は捨てきれず胸に秘めていたように思う。

その労働弁護士としての仕事は、実に多彩で楽しかった。これは自分の天職だと思った。ときは70年代の初め。安保闘争や学園闘争の余韻さめやらぬころ。総評を支持基盤とする日本社会党が、常に自民党の半数の議席を獲得して、議会内に「改憲を許さぬ3分の1の壁」をつくっていた。72年の総選挙では日本共産党が38名の当選者を出している。東京・京都・大阪・愛知に革新知事が生まれてもいた。国労や日教組を先頭とする、官公労が労働運動をリードし、民間の労組もこれに続いていた。春闘華やかなりし往時である。

今にして思うのだ。労働弁護士の神聖性のイメージは、労働運動に対する敬意に伴うものであったのだ。労働運動の未来は明るかった。その運動の発展は、議会も法も変えて、明るい未来をつくるに違いない。労働弁護士は、その偉大な事業の遂行に奉仕するものとしての反射的な敬意を獲得していたのではなかったか。

そんな時世の1971年春闘から労使対決の現場に投げ込まれた。ストの現場にも、ロックアウトの現場にも出かけた。どこに行っても黙って見ているわけにはいかない。どこの現場でも、まずは企業側に向かってなにがしかのことをしゃべらなければならない。「我々は、憲法と労組法に定められた争議権を行使している。これに介入することは、不当労働行為として許されない」「ピケは許された争議行為だ。争議に伴う防衛的な実力行使は当然に合法である。些細な行為を違法とする会社側こそ違法なのだ」「先制的ロックアウトは違法である。すみやかに、解除しなければ全額の賃金を請求することになる。」…。

そして、現場の労働者に向かって、連帯と励ましの挨拶をする。私の記憶では、先輩弁護士の後にくっついて、その背後でしゃべったことはない。それこそ、即戦力としていきなり現場に投入されたのだ。

修習の時代には、労働弁護士の働く場は、裁判所と労働委員会だろうと思っていたが、実際には大まちがいだった。労組結成のための学習会の講師活動をいくつも経験した。組合活動家が用意した舞台に乗っての講義だが、身の引き締まる思いだった。組合結成となれば、会社側の労務担当から、どんなイヤガラセがあるかも知れない。そのとき、どうすべきか。法はどこまで守ってくれるのか。その知識があれば、自信をもって組合を結成し、役員を引き受けることかできる。学者は、もっと素晴らしい講義ができるだろう。しかし、いざというときに法的援助をしてくれる弁護士の実践的な話しは、大きな励ましとなるのだ。

問題によっては、団体交渉にも出席した。鮮明な記憶があるのは、BA(英国航空)がまだBOACと称していた時代。法的に面倒な問題があって、団体交渉出席を依頼された。これは面白い。支社がはいっている日比谷のビルの一室での団体交渉に出席した。

怪訝そうな顔をしている支社長に、最初は準備していた英語で自己紹介をしてみた。「私は、組合から依頼を受けた自由法曹団に所属する弁護士である。」「自由法曹団とは資本の横暴に苦しむ労働者や、異民族の不当な支配に憤る国民の利益を擁護するための法律家団体である」と言った。そしたら、正面の支店長が「I agree with you.」(「あなたの言うとおり」)と言われて驚いた。実は驚くことはなく、「ああそうかい」くらいのニュアンスだったのかも知れない。

あとは通訳入りの団体交渉だった。冒頭、「労組法6条は、『労働組合の委任を受けた者は、交渉する権限を有する。』と定めています。私は、組合から正式に委任を受けた者ですから、弁護士との団体交渉は認めないと言えば、団交拒否の不当労働行為になります」と言ったが、会社側の姿勢は極めて紳士的なものだった。

春闘のたびに、国労からの要請で、ストの拠点に泊まり込んだ。これも得がたい経験だった。蒲田駅は、国鉄(京浜東北)と私鉄(東急電鉄)の結節点。もちろん、私鉄労働者には争議権があるが、国鉄労働者にはないこととされている。そして毎年の春闘では、争議権のある東急(私鉄労連)ではストはなく、争議権を認められない国鉄労組がストを打つ。私たちは、国鉄労働者の心意気に感動し、毎年支援に出かけた。職場集会には参加したが、混乱に巻き込まれた記憶はない。

太田は町工場の街であり、多くの町工場に全金(全国金属労働組合)の分会ができていた。糀谷・下丸子・羽田などに、地域支部があって春闘の折には、労組の赤旗が林立した。ときに、組合の幹部と激励にまわった。分会の集会で、オルグが演説でこう言う。「今やベア(基本給のベースアップ)1万円は最低の要求だ。1万円のベアもできない会社には、労働者を傭う資格はない。そんな会社はつぶれてしまえ」。これに現場が拍手する。そういう雰囲気だった。

いくつもの組合の、いくつもの解雇事件や、不当労働行為事件、組合間差別事件を担当した。付き合いのあった組合はすべて民間労働者のもので、国労からの要請でスト支援に行くことを除けば、官公労との関係はなかった。

最も付き合いの深かった単産と言えば、民航労連(民間航空労働組合連合)である。私はひそかに、「一つの単産と一つの法律事務所がかくも緊密に連携している例は他にないのではないか」と思っていた。当時私は相当量の酒を嗜んだ。組合の役員とはよく飲んで、「労働運動は酒場から」の格言を実行していた。

その頃、労働組合こそが社会進歩の正規部隊で、労働運動の昂揚こそが社会進歩の原動力だと信じて疑わなかった。平和も民主主義も人権も、これを快く思わぬ支配勢力の横暴と闘ってこそ勝ち取られる。その闘いの中心勢力こそが労働組合である。労働者は団結し連帯して闘うことによって、自らを解放して平和も民主主義も人権も勝ち取ることになる。労働弁護士は労働者の組織と運動の側にいて、その大きな事業の手伝いをするのだ。

それが今、労組組合の組織率が低迷し、労働運動がかつての権威を有していないことがさびしくてならない。改憲阻止も、平和運動も、脱原発も、政教分離も、格差と貧困の解消も、そして野党共闘や、歴史修正主義批判も、天皇制の跳梁阻止も、正規部隊たる労働運動が中心となって推し進めるべきではないのか。

資本主義ある限り、労働組合・労働運動の存在は必然である。労働運動が活性化し輝いてこそ、明日が開ける。その日の近いからんことを祈る思いである。

以上が、元労働弁護士の正月の繰り言である。

(2019年1月2日)



http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/688.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 韓国、日本に謝罪要求 海自機が「威嚇」と主張 「日本はこれ以上、事実をゆがめる行為を中断すべきだ」
韓国、日本に謝罪要求 海自機が「威嚇」と主張
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019010201001028.html
2019年1月2日 20時23分 東京新聞


韓国海軍の駆逐艦から海自哨戒機が火器管制レーダーを照射された問題で、防衛省が公開した映像=18年12月20日、石川県・能登半島沖(防衛省提供)

 【ソウル共同】韓国国防省は2日、韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制レーダーを照射したとされる問題で、日本側が一方的な主張を繰り返しているとして照射を否定し、遺憾の意を示すと同時に、救助活動中の駆逐艦に対して海自機が「威嚇的な低空飛行をした」として謝罪を求める声明を発表した。

 声明は「日本はこれ以上、事実をゆがめる行為を中断すべきだ」とする一方で、引き続き防衛当局間の実務協議で話し合うべきだとの見解も示した。

 また「1日のテレビ朝日のインタビューに高位当局者まで出てきて一方的主張を続けたことに強い遺憾の意を示す」とも指摘した。





























http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/689.html

記事 [政治・選挙・NHK255] ペテン発言、連発! <テレ朝・独占 安倍総理に聞く>「大乱世の安倍4選」に満面の笑顔! ダブル選、頭の片隅にもない 

















































日本の舵取りどう進めるのか? 安倍晋三総理に聞く
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190101-00000035-ann-pol
1/1(火) 17:34配信 ANN



 2019年は消費増税や北方領土問題など、内政・外交のターニングポイントとなる一年です。再登板から7年目を迎えた安倍総理大臣は、どう日本のかじ取りを進めるのか、テレビ朝日の独占インタビューに答えました。



安倍総理に聞く 北方領土、消費税、ポスト安倍#1
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190102-00000008-ann-pol
1/2(水) 9:00配信 ANN



 新年の抱負は「日本の明日を切り拓く」。皇位の継承やG20の日本開催などを控えた2019年を「新たな国づくりを始めるスタートの年としたい」と語った安倍総理のインタビューの模様をノーカットでお伝えします。

くわしくは動画で…



安倍総理に聞く 北方領土、消費税、ポスト安倍#2
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190102-00000007-ann-pol
1/2(水) 9:00配信 ANN





安倍総理に聞く 北方領土、消費税、ポスト安倍#3
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190102-00000009-ann-pol
1/2(水) 9:00配信 ANN





安倍首相「今年は歴史の大きな転換点」
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20190102-00000022-nnn-pol
1/2(水) 15:16配信 NNN


※再生開始に映像乱れがあります。

安倍首相は2日、経団連の御手洗名誉会長らと新年初となるゴルフを楽しみ、「今年は歴史の大きな転換点だ。日々全力を尽くしていく」と抱負を述べた。

安倍首相「(Q.新年最初のゴルフですが?)一番最初の打ち始めは良かったですよ。(Q.4月1日に元号発表?)まだそれについては申し上げられません。とにかく今年は皇位の継承やG20等ですね、まさに日本が大きな転換点を迎えますから、総理大臣として日々全力を尽くしていきたいと思います」

安倍首相はこのように述べ、「平成」に代わる新しい元号の発表時期については明言を避けたが、4日の年頭記者会見で、4月1日に事前公表することを明らかにする方針。

また、今月下旬には日露首脳会談が行われる見通しで、北方領土問題を含む平和条約交渉など、安倍政権にとって外交面でも重要な1年が始まる。



衆参ダブル選、頭の片隅にもない=安倍首相
https://jp.reuters.com/article/pm-abe-election-russia-us-idJPKCN1OT030
2018年12月30日 / 12:21 ロイター


 12月30日、安倍晋三首相(写真)は同日放送のラジオ日本の番組に出演し、2019年に衆参ダブル選を実施する可能性について「頭の片隅にもない」と否定した。2014年11月撮影(2018年 ロイター/Damir Sagolj)

[東京 30日 ロイター] - 安倍晋三首相は30日放送のラジオ日本の番組に出演し、2019年に衆参ダブル選を実施する可能性について「頭の片隅にもない」と否定した。北方領土返還後に米軍基地を置かないようロシア側が求めていることについては、トランプ米大統領から了解は得られていないとも述べた。

安倍首相はダブル選の可能性を問われ、「これまでも平和安全法制や消費税の使い道の見直しによる教育無償化など、国論を二分するような改革について国政選挙を通じて信を問うことで実現し、民主主義のダイナミズムを身をもって感じることができた」と述べた。その上で「衆院解散は頭の片隅にもない。来年は皇位の継承や20カ国・地域(G20)サミット、消費税引き上げもあり、こうしたことで頭がいっぱいだ」と述べた。






http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/690.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 公明山口代表「数の力で押し切るような国会運営は慎むべき」。行動と違うことをよくぞ言えるものだ。(かっちの言い分)
公明山口代表「数の力で押し切るような国会運営は慎むべき」。行動と違うことをよくぞ言えるものだ。
https://31634308.at.webry.info/201901/article_3.html


自民党にイソギンチャクのようについて離れなく、いつも自民に塩を送っている公明党山口代表が、また自分たちの日頃の行いと真逆な弁解を行った。

何を言ったかと言うと、「数の力で一辺倒に押し切るような強引な国会運営は慎むべき」と街頭演説したそうだ。日頃の行動を棚に上げて、よくもしゃーしゃーと言えるものだ。秘密保護法、安全保障関連法、入管法改正、水道法などなど、一度として公明党は上記の言葉を行動で示したことがあるのかと言いたい。全て数の力の中に、公明党議員が含まれている。本当に腹立たしい。

新宿駅前の恒例の街頭演説というから、そこに集まっているのは動員されたのは創価学会の会員がほとんどだろう。仲間内で今回はこういうことを言うことを周知させて、外向けの嘘の話をしただけだ。公明党は自民のチェック機能を果たすといつも言うが、言っていることとやっていることがいつも違う。
公明党が発足したときの理念の「公明」が泣いている。


強引な国会運営は慎むべきだ…公明の山口代表が新年恒例の街頭演説
https://mainichi.jp/articles/20190102/k00/00m/010/074000c
毎日新聞2019年1月2日
 公明党の山口那津男代表は2日、東京・JR新宿駅前での新年恒例の街頭演説で国会運営に言及し、「数の力で一辺倒に押し切るような運営は厳に慎まないといけない。果断な意思決定が必要な場合もあるが、国会では真摯(しんし)に議論を尽くして幅広い合意形成を作り出していくのも重要な役割だ」と述べ、強引な国会運営は慎むべきだとした。

http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/691.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 中国の「天命」思想を日本国民は知るべきだ。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/01/blog-post_3.html
1月 03, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<台湾の蔡英文総統は2日、台北の総統府で談話を発表し、中国の習近平国家主席が演説で呼びかけた一国二制度について「台湾は絶対に受け入れない」と拒否した。

 蔡氏は、一国二制度は「台湾の絶対的多数の民意が断固として反対しており、コンセンサスだ」と強調。習氏が提案した台湾の党派や団体との政治対話も「台湾人民の授権と監督」を経た当局間の対話でなければならないと否定した。

 また、対話は「望んでいる」としつつも、平和的で対等な方式であるべきで、「圧力や威嚇を用いて台湾人民を屈服させる企てであってはならない」と述べた。

 蔡氏は昨年11月の統一地方選の結果は「台湾の民意が主権を放棄するという意味では絶対にない」とし、与党、民主進歩党の惨敗を受けて統一攻勢を強めようとする中国を牽(けん)制(せい)した。

 蔡氏は習氏の演説を前に1日にも談話を発表しており、2日連続で談話を出す異例の対応となった>(以上「産経新聞」より引用)


 蔡英文総統が二日続けて演説をしたのは一日に習主席が「台湾は独立を指向せず中共政府の「一国二制度」に従うべきだ、さもなくば武力行使する」と演説で台湾に言及したからだ。

 独立国家の要件が「徴税権、軍事統帥権、関税自主権」の三権の確保とするなら、中共政府が独立国家を宣言する以前から、台湾は中華民国の一部ながら「独立国」だった。ただ共産党軍が中国大陸の覇権争いで中華民国の国民党を台湾へ追い落としたから台湾も中国の一部だ、と主張しているのだろうが、それは強欲な妄想というものだ。

 台湾は先の大戦終了まで日本が併合していた。そして先の大戦終了時に中国大陸の覇権を制した国民党の中華民国が台湾の支配権を得た。しかし台湾に進駐して来た国民党軍は前支配者の日本とは異なり、治世者として粗暴な振舞いが多かった。

 そして中国大陸で1948年に国民党政権を倒して共産党政権が樹立されると、国民党政権の幹部たちが台湾に逃げ込んだ、という経緯がある。長らく台湾は国民党による支配が続いていたが、1987年に完全自由化を果たし民主国家となった。

 国連は実質的な中国の支配者は1970年代に中共政府だと認めて「中華人民共和国」を国連加盟国とした。それと同時に中華民国は国連を脱退した。

 国連のありようはこの中国の承認と脱退を見ただけでも如実に分かるだろう。つまり軍事力で勝利した政権を「是認する」という帝国主義そのものでしかない。

 しかし台湾は厳然とした独立国だ。国家の独立要件たる三権を有し、世界第22位のGDP572.594億ドル(2017年)で、2,358万人が暮らしている。

 政治体制も異なる地域や国を軍事侵略により併合して来た歴史を持つ中共政府なら台湾も脅せば何とかなる、と考えているのかも知れないが、それは誤りだ。

 台湾はオランダが植民地としたりスペインが支配していたりしたが、日清戦争の勝利により1895年4月17日に清国から割譲され日本が併合した。日本による統治は先の大戦の敗北により終わり、中華民国の一部に取り込まれた。

 台湾の人口構成は先に大戦以前から台湾に移り棲んでいる漢族の「本省人」が86%で、国共戦争に敗れて台湾に逃れた漢族の外省人が12%で原住民が2%となっている。長らく台湾総統は外省人が就いていたが、現在の蔡英文総統は本省人だ。

 だから本省人が主として話す福建省の言葉と外省人が用いる北京語などの中国語が台湾の言語となっているが、それでも台湾は中共政府の一部ではない。

 ただ中国には「天命」思想がある。「天命」とはこの国に数千年前からも存在し三千年前の「詩経」に「普天之下,莫非王土」と記されている。

 つまり「全ての領土は、ひとりの王に属する」ということだ。中国の支配者は、昔中国にあり、漢民族が住んでいる全ての領土はコントロールするのが基本的な責任、それを宣言しない政権は、「天命」がない不法政権として人民に捨てられる、というものだ。

 だから、もし台湾が中国から独立を宣言したら「中華人民共和国」は必ず台湾に戦争を宣言する。そうしない限り中共政権が「天命」を失い、人民を裏切る政権になるからだ。

 そういう「天命」思想が中国を巨大国家として存続なら占めて来た「原理」だ。当然のことながら台湾の国民党も中共支配の中国を統一すると宣言している。それが中国人の観念する政権のあり方だ。

 それは日本に大量移民している中国人の思考回路にも組み込まれている。未来のいつか、中国系「新日本人」が多数になった時点で、中共政府が「日本は中国の一部」だと主張しないとも限らない。なぜ習近平氏が年頭演説で台湾支配に言及したのか。その根本的な思考回路を日本国民は知るべきだ。



http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/692.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 天皇陛下は、新年恒例の一般参賀で平成最多の15万4800人に笑顔で手を振り、あいさつ、安倍晋三首相はゴルフ三昧…
天皇陛下は、新年恒例の一般参賀で平成最多の15万4800人に笑顔で手を振り、あいさつ、安倍晋三首相はゴルフ三昧、通常国会を先延ばしにして「海外逃亡→国会軽視」の姿勢
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/927a450ca6687eac018e272dfb98b5eb
2019年01月03日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
「新年おめでとう。晴れ渡った空のもと、皆さんとともに新年を祝うことを誠にうれしく思います。本年が少しでも多くの人々にとり、良い年となるよう願っています。年頭にあたり、我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」−天皇陛下は1月2日、新年恒例の一般参賀を皇居で行われ、皇居を訪れた平成最多の15万4800人に笑顔で手を振り、あいさつされた。陛下がベランダに出るのは5回の予定だったが、大勢の人に対応するため7回に変更された。詰めかけた人たちのなかから、「有難うございます」「お疲れ様でした」など天皇、皇后両陛下への感謝の声が発せられた。4月末に譲位される天皇陛下にとって在位中最後の出席となり、天皇陛下は皇后さまや皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻らと宮殿・長和殿のベランダに立たれた。

 一方、「安倍政権は、いろんな意味で結構厳しい」と憂慮されているなか、安倍晋三首相は2日朝から、神奈川県茅ケ崎市のゴルフ場で、経団連の御手洗冨士夫名誉会長らと今年最初のゴルフを楽しんだ。12月29日からの冬休み期間中、趣味のゴルフは3度目。おまけに、1月25日開会予定だった通常国会を28日開会に先延ばしして、英国、スイスなどへの外遊日程を組み、またもや「海外逃亡→国会軽視」の姿勢を続けようとしている。

(沖縄米軍普天間飛行場の辺野古新基地移設の是非を問う2月24日の県民投票まで、工事を停止するようトランプ米大統領に求める電子署名サイトは、以下の通り。署名は、サイトで名前とメールアドレスを入力。確認のメールが届いた後、指定されたリンクをクリックすれば完了する。1月7日まで)
「沖縄での県民投票実施まで、辺野古・大浦湾の埋め立て停止を」
https://petitions.whitehouse.gov/petition/stop-landfill-henoko-oura-bay-until-referendum-can-be-held-okinawa



http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/693.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 小沢さんは 繰り返し今度も「連合」に煮え湯を飲まされる 
小沢さんは 繰り返し今度も「連合」に煮え湯を飲まされる
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51963838.html
2019年01月03日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


連合は「反共」であり「経団連」の下部組織です

消費税増税推進 原発を裏支持し「反共前面」に菅民主党を大敗させ

野田わざと負け選挙では 希望の党を支持しながら 知らんぷりし共産含み全滅させ
裏約束小池とはニギリッコ

この時暗躍したのが橋下で 維新東京を含み 前原・橋下ポスターだらけとなり
負けたらシーンと身を潜めたのが 野田・細野・前原・橋下 そして裏親分の「連合」

****

キーポイントは「連合」と問題児 橋下・前原・細野・野田たちだ

お人よし人情右翼らしい 小沢氏は 認知症になったのか
このことに対して「感情欠落不感症」となっている

普通の正義を愛する国民も 共産党も
「小沢さん又連合の振り込め詐欺に振り込むの」・・

もうもみたくないでしょ その結果
@枝野 菅氏が「野田と裏酒のみのみ」党内民主主義無視し 
A連合が小沢と枝野の上に君臨し
B大負けし 又潜水連合・前原・橋下が裏ボーナスガッポリ
C小沢氏岩手で負ける

連合頂点排除すればいいだけなのに 
金魚の糞野党ホームレス議員や連合スパイ議員だらけの野党です
これが日本自滅の真因です



http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/694.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 低賃金で単純労働 外国人労働者大量来日シミュレーション 平成の終焉がもたらす大激動(日刊ゲンダイ)





低賃金で単純労働 外国人労働者大量来日シミュレーション 平成の終焉がもたらす大激動
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244608
2019/01/03 日刊ゲンダイ


クビも真っ先に切られ(C)共同通信社

 安倍政権が強行成立させた外国人労働者受け入れ拡大の改正入管法。技能実習生の過酷な労働環境が次々に露呈したが、彼らにも増して、ひどい待遇を強いられているのは“偽装留学生”たちだ。

 歴代政権の「留学生30万人計画」の下、ベトナムなどアジアの新興国から出稼ぎ目的で来日する偽装留学生が急増。今や低賃金、単純労働の「3K職場」は彼ら頼み。さらに安倍政権は「留学生の就職率5割」を成長戦略に掲げ、改正入管法の施行と同じ19年4月からの「留学生の就職条件緩和」を目指す。

「優秀な外国人材の確保」という建前で、大卒なら「年収300万円以上」であれば職種は無制限、専門学校卒も「クールジャパン関連」なる曖昧な定義が認められれば、どんな仕事にも就けるようになる。

「牛丼を母国で広めたい」「日本の弁当文化を学びたい」という理由も「クールジャパン」とみなされかねない。簡単に就労ビザが下り、在学中と同様に牛丼チェーンや弁当工場で働き続けることは可能だ。

「こうして改正入管法で定める新在留資格の14業種から漏れた職種でも、外国人に単純労働を強いるのです。狙いは偽装留学生を日本に引き留め、低賃金の単純労働を担わせること。安倍政権は産業界が欲する通り、外国人を労働市場の底辺に固定させたいだけなのです」(外国人労働に詳しいジャーナリスト・出井康博氏)

 野放図に来日する外国人労働者に引きずられるように、やがて日本人の賃金も抑えられる。イカサマ政権の毒は、じわじわと国民に回ってくるのだ。










関連記事
海外人材を増やすなら技能実習は廃止せよ 類似制度を入れた韓国は廃止済み(PRESIDENT Online)
http://www.asyura2.com/18/hasan130/msg/404.html





http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/695.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 79原子力施設廃止に1.9兆円 総費用は増加必至、全て国民負担 原子力機構が試算を初公表 :原発板リンク 
79原子力施設廃止に1.9兆円 総費用は増加必至、全て国民負担 原子力機構が試算を初公表  こちら原発取材班(東京新聞)

http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/731.html



http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/696.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 日露首脳会談前にギブアップ!?/政治地獄耳(日刊スポーツ)
日露首脳会談前にギブアップ!?/政治地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201901030000131.html
2019年1月3日9時35分 日刊スポーツ


★年末年始にかけて、今年を占う発言を首相・安倍晋三がしている。7年目の安倍政治とはどんなものなのか。首相は1日の年頭所感で「6年が経(た)ち、経済は成長し、若者たちの就職率は過去最高水準だ。この春の中小企業の皆さんの賃上げ率は20年間で最高となった。生産農業所得はこの19年間で最も高くなっている」とした。

★これに対して年末に収録したテレビ朝日政治部長の単独インタビューで、アベノミクスについて6割近くの人が好景気を実感できていないのではないかとの問いに首相は「景気についていろいろな感じ方をしておられる方々がいらっしゃると思う。例えば内閣府の調査においては75%の方々が『今の生活に満足している』と答えていただいている」とした。首相は昨年の8月24日に内閣府が発表した「国民生活に関する世論調査」の現在の生活に満足している74・7%を指しているのだろうが回答者の持ち家率81・7%、そのうち一戸建て所有率82・0%も承知しておいていただきたい。

★また懸案の日露の北方領土問題については同インタビューで「まだ交渉の過程ですから、今から6月のG20の際にプーチン大統領の訪日時にどういう内容になっているか申し上げられないが、1月の首脳会談において具体的な進展を見たいと思っているし、両国で領土問題の解決、平和条約については、両国の国民から理解されなければならないもの。お互いに100点ということはない」とした。

★年末30日放送のラジオ日本の番組では「今、残念ながら4島には日本の島民が住んでいない。ロシア人しか住んでいない中で、その帰属を日本に変えることの困難さを(国民に)よく理解していただいているのかなと見ている」とギブアップともとれる発言もしている。自信みなぎる首相だが選挙イヤーの今年、小さなかじ取りのミスが広がる可能性もある。まずは今月の日露外相会談、日露首脳会談が最初のヤマ場だ。(K)※敬称略















安倍総理に聞く 北方領土、消費税、ポスト安倍#2

※1:18〜 北方領土問題 再生開始位置設定済み


安倍首相、北方4島返還「国民、困難さをよく理解」
https://digital.asahi.com/articles/ASLDZ5JM9LDZULFA005.html
2018年12月30日21時21分 朝日新聞 後段文字起こし

 安倍晋三首相は30日に放送されたラジオ日本の番組で、北方領土をめぐる日ロ交渉について「今、残念ながら4島には日本の島民が住んでいない。ロシア人しか住んでいない中で、その帰属を日本に変えることの困難さを(国民に)よく理解していただいているのかなと見ている」と語った。

 首相は11月の日ロ首脳会談で、歯舞(はぼまい)、色丹(しこたん)の2島の日本への引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言を基礎に、平和条約交渉を加速することで合意した。ラジオでは4島返還を求めて合意に反発する世論が大きくなっていないとして、その感想を問われた。

 引き渡し後の歯舞、色丹に日米安全保障条約に基づく米軍基地を置かないことについて、既に米国の了解を得ているのではないかと問われ、首相は「それはありません、まだ」と回答。今後については「交渉に影響があるので答えることは差し控えたい」と述べた。政府は日ロ交渉と並行して、米国と具体的な対応を協議する方針だ。

 衆院解散による来夏の衆参同日選は「解散は頭の片隅にもない」と否定した。











http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/697.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 紀伊国屋書店がフェイク本の宣伝ツイートで炎上…「数の力で押し切るような国会運営は厳に慎まないといけない」山口公明党委員長


紀伊国屋書店がフェイク本の宣伝ツイートで炎上・・・田辺茂一が泣いてるぞ!&「数の力で押し切るような国会運営は厳に慎まないといけない」(山口公明党委員長)・・・どの口が言うか!!&沖縄県民投票賛成は74%。投票の権利を妨げる権利は誰にもない!!
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-83f2.html
2019年1月 3日 くろねこの短語


 大学ラグビーは10連覇を狙う帝京が敗れ、箱根駅伝は5連覇がかかる青学が往路でまさかの6位。波乱の予感のする年明けである。

 それはともかく、紀伊国屋書店が売文芸人の百田シェンシェイと有本香のサイン本に欣喜雀躍のツイートして呆れられている。節操のカケラもなくなっちまったんだなあ。田辺茂一が草葉の陰で泣いてるぞ!!



 節操がないとくれば公明党だ。なんと、山口メンバーが新年早々の街頭演説で、

「数の力で一辺倒に押し切るような運営は厳に慎まないといけない」
「国会では真摯(しんし)に議論を尽くして幅広い合意形成を作り出していくのも重要な役割だ」

 とさ。いけ図々しいと言うかなんと言うか。その前に、まずは下駄の雪と揶揄される我が身を振り返ってみやがれ、ってなもんです。こやつらにはいずれ仏罰が下ることは間違いない。

強引な国会運営は慎むべきだ…公明の山口代表が新年恒例の街頭演説

 最後に、沖縄県の世論調査で、辺野古新基地建設をめぐる県民投票への賛成が74%とか。投票への不参加を表明している宜野湾市でも賛成は73%、宮古島でも63%と、県民の投票への期待は大きいんだよね。

県民投票「賛成」74% 宜野湾73%、宮古63% 連絡会が世論調査

 民意を無視して自治体のボスどもが勝手に投票不参加を決定するという愚かな行為に、これまた天罰が下ることを切に願う正月3日の朝である。



強引な国会運営は慎むべきだ…公明の山口代表が新年恒例の街頭演説
https://mainichi.jp/articles/20190102/k00/00m/010/074000c
毎日新聞 2019年1月2日 18時19分(最終更新 1月2日 20時27分)

 公明党の山口那津男代表は2日、東京・JR新宿駅前での新年恒例の街頭演説で国会運営に言及し、「数の力で一辺倒に押し切るような運営は厳に慎まないといけない。果断な意思決定が必要な場合もあるが、国会では真摯(しんし)に議論を尽くして幅広い合意形成を作り出していくのも重要な役割だ」と述べ、強引な国会運営は慎むべきだとした。

 また山口氏はロシアとの平和条約締結交渉について「北方四島の帰属問題をはっきりさせたうえで、ぜひとも推進すべきだ」と述べ、政府を後押し。消費税率10%への引き上げに関し「社会保障の安定的財源を確保し維持・強化していく大局的意味で重要。ぜひとも実施すべきだ」と述べたうえで、プレミアム付き商品券の導入などを通じて経済対策に万全を期す考えを示した。【村尾哲】















































http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/698.html

記事 [政治・選挙・NHK255] シビリアンコントロール無き米国と安倍首相の危うさ  天木直人 
シビリアンコントロール無き米国と安倍首相の危うさ
http://kenpo9.com/archives/4700
2019-01-03 天木直人のブログ


 事実上の書き始めであるきょうのブログの最初のテーマは、やはり日米同盟に関するものになった。

 きょう1月3日の読売新聞が教えてくれた。

 昨年12月31日に米国の国防長官を退任したマティス氏が国防総省の職員に対し、次のようなメッセージを伝えていたというのだ。

 「国への忠誠を貫き、同盟国としてしっかり連携して、敵に立ち向かってほしい」と。

 私が驚いたのは、そのメッセージの冒頭で、マティス氏が、1865年にリンカーン大統領が南北戦争で北軍を率いたグラント将軍に宛てた次の電報を紹介したことだ。

 「あなた方の軍事行動や計画を漏らしたり、変更したり、邪魔したり、遅らせたりはしない」

 これを要するに、米国と言う国は、誕生した時点から軍人優先の国であり、シビリアンコントロールなどというものは存在しない国だったということである。

 そして、マティス前国防長官は、シビリアンコントロールの意識などまったくない軍人だということだ。

 彼がトランプ大統領のシリアからの撤退を公然と批判し、米国の軍事同盟国との関係を重視するのも、まさしくシビリアンコントロール無視の証拠だ。

 そして、そんな米国に徹底的に従属する安倍首相は、慎重だった防衛省に命じてレーダー照射動画を公開させたことから分かるように、みずからがシビリアンコントロールを逸脱する首相だ。

 シビリアンコントロール無き米国と安倍首相。

 これほど危険なものはない。

 そして、そんな米国と安倍首相の日米同盟深化を、メディアは歓迎し、野党は本気になって阻止しようとしない。

 こんな危険な状況はない。

 新年こそ、新党憲法9条が安倍首相の前に立ちふさがる年でなければいけない(了)



マティス長官退任、「忠誠を貫き同盟国と連携」
https://www.yomiuri.co.jp/world/20190102-OYT1T50057.html
2019年01月02日 18時31分 読売新聞

 【ワシントン=花田吉雄】米国のマティス国防長官は昨年12月31日に退任し、国防総省の職員に向けたメッセージで「国への忠誠を貫き、同盟国としっかりと連携して、敵に立ち向かってほしい」と述べ、日本などとの同盟関係を重視していくよう求めた。

 マティス氏は冒頭、「あなた方の軍事行動や計画を漏らしたり、変更したり、邪魔したり、遅らせたりはしない」と、1865年にリンカーン大統領が南北戦争で北軍を率いたグラント将軍に宛てた電報を紹介した。米軍の海外駐留を負担とみなすトランプ大統領を暗に批判したものとみられる。

 マティス氏の後任としてシャナハン国防副長官が1日に長官代行に就任した。シャナハン氏は声明で「トランプ大統領の構想を実行に移すため、ともに働けることを楽しみにしている」と述べた。













関連記事
「国を信じ、同盟国と共に」=マティス米国防長官が退任(時事通信)
http://www.asyura2.com/19/kokusai25/msg/103.html





http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/699.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 9条改憲よりもっと恐ろしい”毒薬”がこれだ! 
9条改憲よりもっと恐ろしい”毒薬”がこれだ!
https://85280384.at.webry.info/201901/article_30.html
2019/01/03 13:00 半歩前へ

▼9条改憲よりもっと恐ろしい”毒薬”がこれだ!

2019年の年の初めに当たってみなさんに伝えたいことがある。

これだ。2年前の暮れに投稿したものだ。大事なことなので、今一度、警鐘を鳴らす。

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仰天!自民改憲案に“猛毒”が仕込んである!
<< 作成日時 : 2017/12/21 11:22 >>

 きのうの新聞各紙は自民党の改憲について以下のようにごくあっさり片づけた。自民党の改憲推進本部は20日の全体会合で、自衛隊の明記など「改憲4項目」についての「中間取りまとめ」を示した。

 9条については、1項と2項を残して自衛隊を明記する安倍晋三の案と、2012年の党改憲草案に沿って2項を削除する2案を併記し、方向性を示さなかった。

 緊急事態条項でも国会議員の任期延長や選挙期日の特例を規定する案と、政府へ権限を集中したり、私権を制限したりする「国家緊急権」を設ける案を並べた。  4項目は、●自衛隊の明記●緊急事態条項●教育無償化●参院選「合区」解消。

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 これではどこが問題なのか分からない。

 最大の「猛毒」は緊急事態条項である。

 私はこれまで何度も口が酸っぱくなるほど繰り返し警告した。

 私たちの生活に直接、かかわる重大なことなのでまだ、知らない者のために私の記事を再録する。

 「緊急事態条項」は、考えれば考えるほど恐ろしい条項だ。

 ヒトラーの「国家緊急権」をそっくり真似ている。

 憲法9条ばかりに目が向いていたが、「緊急事態条項」はそれ以上に怖い内容だ。

 いともたやすく国民の権利と自由を拘束して「戒厳令」を敷くことが出来るからである。

 自民党の改憲草案にはこう記してある。緊急事態宣言が発せられた時は、政令一つで政府は何でもできるというのだ。

 そして「何人も、公の機関の指示に従わなければならない」。つまり「政府の命令に従え」というのだ。

 さらに国会はどうかと言えば、「衆議院は解散されない」。つまり議会は機能停止状態に置かれる。すべての権限を時の内閣、分かり易く言うと首相一人に集中するというわけである。

 どういうことか?今の衆参両院議員の勢力(自民党圧倒のまま)でずーと続く。改選はない。

 文句を言おうものなら「ちょっと来い」と警察に引っ張られる恐れがある。

 発言や表現の自由などない。それどころか外出の自由さえ制限される可能性がある。

 外国のニュースでよく見かけるクーデターなどによる「戒厳令」。あの状態だ。

 日本がそんな社会になっていいのか? 

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参考  自民党の改憲草案

第九十八条
内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる。

第九十九条
1  緊急事態の宣言が発せられたときは、法律の定めるところにより、内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができるほか、内閣総理大臣は財政上必要な支出その他の処分を行い、地方自治体の長に対して必要な指示をすることができる。

2 前項の政令の制定及び処分については、法律の定めるところにより、事後に国会の承認を得なければならない。

3 緊急事態の宣言が発せられた場合には、何人も、法律の定めるところにより、当該宣言に係る事態において国民の生命、身体及び財産を守るために行われる措置に関して発せられる国その他公の機関の指示に従わなければならない。この場合においても、第十四条、第十八条、第十九条、第二十一条その他の基本的人権に関する規定は、最大限に尊重されなければならない。

4 緊急事態の宣言が発せられた場合においては、法律の定めるところにより、その宣言が効力を有する期間、衆議院は解散されないものとし、両議院の議員の任期及びその選挙期日の特例を設けることができる。
















http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/700.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 「ほめ殺し」のし甲斐がないダメな安倍首相  天木直人 







「ほめ殺し」のし甲斐がないダメな安倍首相
http://kenpo9.com/archives/4701
2019-01-03 天木直人のブログ


 ほめ殺し(ほめごろし)という言葉の意味は、辞書によれば、元々は対象をほめることによりその対象を「だめにしてしまうこと」を指していたが、後に、だめにすることを目的として「ほめる」ことをも意味するようになった、となっている。

 いずれにしても相手をダメにすることらしい。

 しかし、私はあえてこの言葉を、安倍首相に対しては、褒め、おだてあげて、その気にさせるという意味に使って来た。

 少しでもいい外交、内政をして欲しいからだ。

 しかし、このニュースを知って、私はつくづく思った。

 安倍首相ほどほめ殺しのし甲斐がない、どうしようもないダメ人間はいないと。

 安倍首相は元旦に放送されたテレビ朝日のインタビューでロシアとの平和条約締結交渉を巡り、プーチン大統領にこう説明した事を明らかにしたらしい。

 「(在日米軍は)ロシアに敵対的なものではない」と。

 もしこれが事実なら、安倍首相は私が提唱した事の真逆をやっていたということだ。

 私はかつて安倍首相をこうほめ殺した。

 プーチン大統領の脅しを逆手にとって、トランプ大統領をこう説得しろと。

 もはや米国にとってのロシアの脅威は、北方領土にはないと。

 だから北方領土二島が返還されたあかつきには、そこに在日米軍は不要であり、だから配置しないとひとこと言ってくれと。

 ついでに言えば、主権を放棄したと批判したプーチン大統領の間違いを正すために、辺野古移設も取り止めると言ってくれと。

 そう明言してくれたら、日ロ関係も日米関係も歴史的に改善し、それは米ロ関係の改善にもつながると。

 相手は雇用、経済重視のトランプ大統領のことだ。

 外交・安保にまるで無知、無関心なトランプ大統領のことだ。

 防衛予算を増やし、さらなる米国産武器の購入を約束すれば、あっさり応じるかも知れないと。

 そうすれば、安倍首相は在日米軍基地の縮小と北方領土返還という2大政治目標を同時に達成でき、これでさらなる長期政権間違いなしだと。

 それはトランプさん、あなたにとっても助けになると。

 実際のところ、安倍首相はトランプ大統領とも、プーチン大統領とも「良好な信頼関係」を築いたと自慢している。

 だからこそ、安倍首相がそう決断すれば、それは可能なのだと。

 残念ながら、この私の「ほめ殺し」は安倍首相に通用しなかったようだ。

 トランプ大統領がプーチン大統領に直接そう約束するならともかく、対米従属の安倍首相がそう説明して、プーチン大統領が乗って来るはずがない。

 プーチン大統領の安倍首相に対する信頼感は木っ端みじんに吹き飛んで、北方領土問題の解決は、もはや絶望的になった。

 密約でごまかす事すら出来なくなった。

 もちろん北方領土問題の解決で国民の信を問う事は出来なくなった。

 私の「ほめ殺し」は、辞書の意味の通りになったという事である(了)



在日米軍「敵対的でない」と首相 ロシア大統領に説明
https://this.kiji.is/452773951823758433
2019/1/1 19:01 共同通信

 安倍晋三首相は1日に放送されたテレビ朝日のインタビューで、ロシアとの平和条約締結交渉を巡り、プーチン大統領に在日米軍について「ロシアに敵対的なものではない」と説明したと明らかにした。プーチン氏は昨年末の記者会見で、北方領土の一部を日本に引き渡した場合の米軍展開に懸念を示している。

 首相はインタビューで「在日米軍は日本や極東の平和と安全を守るために存在し、決してロシアに敵対的なものではない」と強調。「今までもプーチン氏に説明してきた。必ず理解いただけると思う」と述べた。説明の時期には触れなかった。















安倍総理に聞く 北方領土、消費税、ポスト安倍#2
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190102-00000007-ann-pol
1/2(水) 9:00配信 ANN

※1:18〜 北方領土問題 再生開始位置設定済み





http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/701.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 庶民の力結集で2019日本政治に激震走る(植草一秀の『知られざる真実』)
庶民の力結集で2019日本政治に激震走る
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/2019-236c.html
2019年1月 3日 植草一秀の『知られざる真実』


政治決戦の年となる2019年の内外政治経済金融情勢の大きな流れを展望しておこう。

国内では重要イベントが相次ぐが、安倍内閣にとっては受難の年になるだろう。

5月1日に新元号に移行する。

4月1日になるまで新元号は明らかにされない。

新元号情報が漏洩すれば、その元号の採用は取りやめになる。

民間企業の事務負担は膨大だ。

参院選は7月21日投票が有力である。

拙著『日本を直撃する「複合崩壊」の正体』(ビジネス社)
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に7月21日が投票日になるとの見通しの根拠を詳述した。

通常国会は1月28日に召集され、通常国会会期末は6月27日が会期末になる可能性が高い。

6月28−29日には大阪でG20首脳会議が開催される。

日本が初めて議長国になる。

7月21日は参院選の投票日になることが想定されるが、通常国会がこの日程で開かれる場合、衆参ダブル選が実施されることも否定できない。

そして、10月に消費税率が10%に引き上げされることになっている。

ただし、安倍首相は、過去2回、消費税率10%への移行を延期しており、3度目の延期が決定される可能性は低くない。

安倍首相は参院選で勝利して参議院の3分の2以上議席を改憲勢力で占有することを目指す。

安倍首相は2020年の改定憲法施行を目指しており、参院選に勝利することが必須の過大になっている。

しかし、情勢は甘くなく、そのために衆参ダブル選が企図される可能性がある。

この7月決戦の前に、4月に統一地方選と衆院補選が実施される。

4月7日に、北海道、神奈川、福井、三重、奈良、鳥取、島根、徳島、福岡、大分の10道県での知事選と、岩手、宮城、福島、茨城、東京、沖縄を除く41道府県での道府県議選が実施される。

さらに、4月7日には、札幌、相模原、静岡、浜松、広島の5つの政令市で市長選が行わるとともに、大阪府知事選、大阪市長選が行われる可能性がある。

4月21日には、その他の市区町村の首長・議員選と衆院補選が行われる。

衆院補選は4月21日に、大阪12区と沖縄3区で実施されることが確定している。

安倍政治の本質は「大資本のための政治」である。

したがって、利益を供与される大資本が安倍政治を全面支援するのは順当であると言える。

しかし、このことは、安倍政治が「庶民の利益を損なう政治」であることを意味している。

2019年の政治決戦の勝敗を左右する鍵を握るのは「庶民」の動きである。

「庶民」が結束して2019政治決戦に立ち向かうと、日本政治が激変することになる。

安倍首相は外交に活路を見出そうとしているが、環境は甘いものでない。

米国のトランプ大統領は総力戦を展開した2018年11月の中間選挙で勝利を掴むことができなかった。

上院過半数は維持したが、下院で民主党に完敗した。

下院の多数議席を民主党が占有し、トランプ大統領に対する追及を激化させる可能性が高い。

中間選挙での最大の注目点は、大統領選の結果を左右する中西部激戦州で、共和党が軒並み敗北したことである。

トランプ大統領の再選に黄信号が灯る状況が生じている。

その米国が日本とFTA(自由貿易協定)交渉を行う。

安倍首相はFTAでないと強弁しているが、実態は明白にFTAである。

米国は新協定に「為替条項」を盛り込むことを主張してくる可能性が高い。

為替が円高に振れて日本株価がさらに下落する可能性が高まっている。

対ロシア交渉で、安倍首相は従来の日本政府の主張を取り下げて、1956年日ロ共同宣言に回帰する方針を示した。

「4島の帰属問題を決着して平和条約締結」との主張を取り下げて、「平和条約を締結して2島の引き渡し」の路線に変節した。

ロシアは仮に2島を引き渡しても、2島の主権を譲らない可能性が高い。

これは「2島マイナス無限大」であり、安倍首相は国内保守派から総攻撃される可能性が高い。

2019政治決戦では、日本の庶民の力が結集され、日本政治に激震が走る可能性が高いと思われる。



http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/702.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 「新元号4月1日公表」報道にあらためて思う「お言葉」の重大さ  天木直人 
「新元号4月1日公表」報道にあらためて思う「お言葉」の重大さ
http://kenpo9.com/archives/4702
2019-01-03 天木直人


 新年の最大の政治ニュースは、新元号の公表が4月1日になったことだ。

 その決定の背景に何があったのか。

 それをもっとも正確に伝えてくれたのがきょう1月3日の読売新聞だ。

 衛藤晟一前首相補佐官に代表される「保守派」は、5月1日の新天皇による政令の公布によってはじめて公表されるべきだと、最後まで強く訴えたという。

 天皇一代に元号一つを定める「一世一元」制を守るには、新天皇がみずから新元号を公布しなければいけないからだ。

 なぜ、こんな重大な問題が生じたのか。

 それは2016年8月8日の、天皇陛下のあの「おことば」によって、生前退位の意思が示され、それが世論の受け入れるところとなったからである。

 私は日本の天皇制について深い造詣も特別の思い入れもないが、あの「おことば」は天皇制の根幹にかかわる重大な意味合いがあったことをあらためて認識させられる。

 そして、その天皇制の根幹が、「保守派」たちの強い反対にも関わらず、「保守派」を支持基盤とする安倍首相の手によって、「国民生活に影響するシステム改修」を最優先する理由であっさりに変えられた事に注目する。

 読売新聞の記事によれば、安倍首相は最後まで悩んだという。

 その背中を押したのは、自らも事前公表に否定的な麻生副総理だったという。

 「陛下は国民が混乱することは望んでおられません。4月1日に(事前公表)すればいいんじゃないですか」。

 「麻生さんがそう言うなら」と安倍首相が応じたという。

 これを読売新聞は、「4月1日公表」が決まった瞬間だった、と書いている。

 なんという大げさな書き方か。

 そして、なんといういい加減な形で天皇制の根幹が崩された事か。

 保守派がどんなに抵抗しても、安倍首相と麻生副総理の二人が決めれば決まるのだ。

 安倍首相と麻生副総理の二人が天皇制の根幹を崩したのだ。

 そして、その理由は国民生活の最優先である。

 まさしく天皇制より国民生活が優先されたのだ。

 そして、その原因を作ったのは天皇陛下のあの「おことば」だったのだ。

 つまり天皇陛下が、おそらく後に続く皇太子たちの為に、自分の手で天皇制の根幹を変えようとされたのだ。

 安倍政権は、その天皇陛下の「おことば」に抵抗し、生前退位は今上天皇限りすると決定した。

 しかし、それを決めるのは国民だ。

 国民が今後も生前退位を認めるなら、いかなる政権もその国民の意思に反す事は出来ない。

 天皇陛下の「おことば」は国民にその決断を求めたのだ。

 最後に問われるのは国民の意識であり決断である。

 天皇制の未来を決めるのはこの国の「保守派」ではない。

 国民であるという事である(了)



新元号、4月1日公表へ 影響考え「準備1カ月」に
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201901/CK2019010302000102.html
2019年1月3日 東京新聞

 政府は五月一日の新天皇即位に伴って改める新元号を四月一日に閣議決定し、事前公表する方針を固めた。国民生活への影響を考慮し、一カ月の準備期間を確保する。安倍晋三首相が最終判断した。事前公表の段取りは首相が四日の年頭記者会見で発表する方向で調整する。関係者が一日未明、明らかにした。公明党の山口那津男代表は二日の街頭演説で四月一日の事前公表を明言した。 

 今回の改元は天皇の逝去ではなく、あらかじめ期日が定まった退位に基づいて行われる。政府は退位特例法に関する国会での付帯決議で「改元に伴って国民生活に支障が生ずることがないようにする」とされた点を重視。改元一カ月前の公表を想定し、情報システム改修の準備を進めていた。

 これに対し自民党保守派は、元号は天皇と「一体不可分」との伝統を尊重し、五月一日の新天皇即位後の改元政令公布を主張。四月十日に開く天皇陛下即位三十年「感謝の集い」の後に新元号を公表することも求めた。政府は保守派に配慮し、公表時期を十日程度繰り下げるのは可能とみて調整。四月十一日以降とする案が有力だったが、公表時期を「一カ月前」と「二十日前」に分けて精査した結果、年金給付などで支障を来す懸念が生じ「システム改修の準備期間は一カ月必要」とする最終的な調査結果を昨年末にまとめた。

 政府は四月一日に数個の新元号原案を有識者や衆参両院の正副議長らに示して意見を聴取。その後、改元政令を閣議決定し、今の天皇陛下が公布する段取りを想定している。改元は新天皇即位と同時の五月一日午前零時とする。























http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/703.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 映画やゴルフ三昧を宣言したら労われ、年末の炊き出しに参加したら売名と言われ(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2019/01/post-286e.html
2019.01.03


ネトウヨの星の安倍首相は、2日続けて映画鑑賞、そしてゴル
フ三昧。



ネトウヨコピペ本まで宣伝しているのに、誰からも異論が出な
い美しい国ニッポン。

一方、年末の炊き出しに参加すると売名と言われる美しい国
ニッポン。




本当に変な国だ。

一方は豪華なホテルに泊まり、ぬくぬくした部屋で、歴史修正主
義者のどっかからコピペした内容で埋め尽くした本を読むと言っ
たり、連日映画鑑賞に励み、その後はゴルフ三昧。

まったく、国民への視点が一切ないこの国のトップ。

それでも、どこでこんなバカげた判断をするのか分からないが
「安倍首相しか政治を任せる人はいない」とか「自民党しか政権
を担えない」
と心から思っている人達。

何を根拠にしているのか知らないが、本当にそう思っている人が
一定数いて、どこの世界の話をしているのだろうと思ったりもする。

一方で、困った人へ炊き出しをしたりすると売名だと言われる。

普通、本当に困った人への気持ちが無いなら、こんな寒空にわ
ざわざ、炊き出しには参加しないよね。

気候の良いときならいざ知らず、身も心も震え上がるような屋外
での活動は、並大抵の覚悟がなければできない。

安倍首相なら1時間もできないだろう。

それを売名だというゲスがいるみたいだが、首相が優雅に遊び
まくる姿をみて反感を持たないのだろうか。

社会の底辺にいる人に寄り添う政治家、国民視点がまったくな
く、暇さえあればゴルフや映画鑑賞に明け暮れる政治家。

どちらが、真の政治家か分かりそうなものを。。。

人間らしいまっとうな政治家を売名と呼ぶゲス連中。


すっかり安倍ウィルスにやられてしまって、善悪の判断もつか
ないようだ。





http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/704.html

記事 [政治・選挙・NHK255] ビートたけしが年末特番で差別用語を使った酷いLGBT差別を連発! これでなぜ問題にならないのか(リテラ)
ビートたけしが年末特番で差別用語を使った酷いLGBT差別を連発! これでなぜ問題にならないのか
https://lite-ra.com/2019/01/post-4468.html
2019.01.03 たけしの性差別発言はなぜ問題にならない? リテラ

    
    たけしが差別発言連発の『チマタの噺SP』(テレビ東京)


 いったいなぜこんなとんでもない発言が批判も受けずに放置されているのか。2018年12月26日深夜に放送された『チマタの噺SP』(テレビ東京)で、ビートたけしがフィギュアスケートの羽生結弦選手に対して「ホモだろう!」と叫ぶなど、LGBT差別発言を連発したのだ。

 この番組は、笑福亭鶴瓶とたけしが2018年のニュースを振り返るというもの。たけしのLGBT差別が飛び出したのは、そのなかでスポーツ界のパワハラ事件の話題をとりあげたときのことだった。日大アメフトタックル事件について、こんなことを言い始めたのだ。

「内田とさあ、日大相撲部の監督(田中理事長)、あとコーチもいるだろ、寺尾みたいな顔してるコーチ(井上コーチ)。これ、全部ホモだろ、こいつら3人とも。この内田監督も独身らしいよ」

 なんの脈絡もなく日大の田中英壽理事長、アメフト部の内田正人元監督、井上奨元コーチの3人をゲイだと言い出すたけし。しかもわざわざ“ホモ”という差別語を使って、である。

 続けてパワハラ加害者の3人だけでなく、被害者である選手たちのこともこう揶揄した。

「で、関西学院大学にタックルした奴もケツ抱きしめて(笑)、こうやって頬ずりしてたって(笑)」

 抱きしめるようなジェスチャーをしながら、危険タックル行為を性行為になぞらえたのだ。鶴瓶は立ち上がって制止しようとするが、たけしはおかまいなしで重ねていく。

「その後ろから式守伊之助がまた(抱きしめる仕草)数珠つなぎになって、ジェンカ踊ってたって(笑)。のこったのこったって言って、ケツ押してるほうが勝っちゃった。間違えて押しちゃった」

 若手行司にセクハラ行為を行ったとして処分された大相撲行司の式守伊之助の名前を持ち出し、危険タックル問題や行事セクハラ問題を同性愛者の問題であるかのようにまとめて揶揄したのである(ちなみに日大のパワハラについてはそれ以外の論評は一切なく、貴ノ岩の暴力も「別に普通」と言い放っていた)。

 そのあと、たけし軍団やビートきよしのエピソード、今、執筆中だという戦国時代の小説などを語る際にも、たけしは「ホモ」という差別語を連発し、男性同士の性行為を身振り手振りまで使って事細かに揶揄しまくった。

 なかでも、唖然としたのが、羽生結弦選手への一言だった。平昌五輪で活躍した日本人選手を振り返るくだりで、鶴瓶が「羽生はすごい」と言うと、たけしはまた大きな声で「これは、ホモだろう!」と叫んだのだ。

 スタジオはこの発言に、この日もっとも大きな爆笑が巻き起こったが、たけしが羽生選手について語ったのはこの一言だけ。ようするに、たけしは羽生選手の競技のことなどどうでもよく、差別用語を口にしたかった、同性愛を侮蔑したかった、それだけなのである。

■「保毛尾田保毛男」以上に悪質なたけしのLGBT差別

 まったく呆れるほかはない。杉田水脈衆院議員の「LGBTには生産性がない」発言が問題になったのも記憶に新しいし、お笑い界においても2017年に、とんねるずの番組で「保毛尾田保毛男」というゲイを揶揄したキャラクターを復活登場させ大炎上。フジテレビが謝罪文を出すという事態も起きた。

 そのときも「まさか2017年にもなってテレビで『ホモ』という言葉を耳にすることがあるとは……」という声も上がっていた。しかし、今回のたけしの一連の発言の悪質性は、「保毛尾田保毛男」問題以上だろう。

「保毛尾田保毛男」問題はLGBTに対する偏見が今以上に強く差別に対する問題意識も低かった30 年ほど前に流行したキャラクターを、そのまま無自覚に現代のテレビに登場させてしまったことから起きた問題だったが、今回のたけしは確信犯だった可能性が高い。「ゲイ」や「LGBT」などではなく、差別語「ホモ」で通したのもわざとだろう。

 たけし自身も「保毛尾田保毛男」問題のとき、「もうちょっと、笑うような寛容さがほしいけどな」と発言していたし、今回の『チマタの噺SP』のなかでも、昨今のコンプライアンスについて疑問を呈する場面があった。

「昔はだけどスポンサーの悪口言ったって平気だったけどね」
「なんかもう、うるさいんだよ一言一言が」

 現在のテレビがスポンサーへの配慮や政権・公権力への忖度が過剰なのは事実でそれは大問題だが、この日たけしが“コンプライアンスを突破して”やってみせたことは、スポンサーや政権といった強者に対する悪口や批判ではなく、性的マイノリティを嘲笑し差別しただけだ(実際、番組中に街の声として、安倍批判を口にする男性が登場したが、たけしはこの話題をスルーし、ホームレスの悪口を始める始末だった)。

 こんな紛れもない差別発言を垂れ流したテレビ東京もテレビ東京だ。しかも、羽生選手について「こいつホモだろう」と言っている場面などは、番組冒頭やCM前後などでジングルのように何度も使い番組の目玉扱いすらしていた。番組冒頭に「これってコンプライアンス的に怒られないのかなあ」というナレーションを入れていたが、テレ東は“タブーを破るチャレンジングな企画”くらいに考えているのだろうか。

 こういうまぎれもない差別発言を「攻めてる」「奔放」「毒舌」などと思っているのなら、勘違いも甚だしい。

■たけしの差別に触れないマスコミ、ネットも「たけし節」「毒舌」「痛快」と

 さらに問題なのは、このたけしの大量の差別発言をメディアがスルーし、全く問題視していないことだ。羽生選手について「ホモだろう」と発言したことを取り上げたネット記事はあったが、それも「たけし節」「毒舌」「痛快」などと半ば持ち上げるようなトーンだった。あとは中国メディアの翻訳記事で「中国ファンも激怒」と報じるようなものだけ。

 テレビやスポーツ紙にいたっては、1週間以上たった今もまったく報じていない日頃『新・情報7DAYS ニュースキャスター』(TBS)などでの毒にも薬にもならない時事コメントをありがたがって記事にしているくせに、だ。

 たけしは売れっこ大物芸能人というのにくわえて、映画監督として世界的に評価され文化人的なポジションも得ている。世界的映画監督でもあるたけしを批判してはいけないという自主規制がはたらいているのではないか。実際、こうした空気はネット空間も支配しているようで、SNSでも今回のたけし発言に対する批判は、その発言の酷さに比して非常に少ない。

 同じく売れっ子大物芸能人である明石家さんまの旧態依然とした女性観をベースにした発言が女性蔑視的だとしてネット上で批判されることがあるのに対し、たけしの今回の差別発言はスルーされていると言ってもいい。

 大物芸能人や世界的映画監督という権威をバックに、完全な差別発言を「毒舌」「奔放」「たけし節」などとして持ち上げたり、スルーする風潮が、差別を温存していることをメディアは自覚するべきだろう。

 ハッキリ言うが、たけしはお笑い芸人としてはもちろん知識人としても完全に終わっている。そもそも今回のLGBT差別発言の背景にあるのは、同性愛と暴力的性支配の混同など、「性的マイノリティ」についての無知だ。こんな人間を知識人としてありがたがることがどういう結果をもたらすか、メディアはわかっているのか。

 たけしは3年後に新作映画を世界に向けて発表すると言っていたが、とんでもない時代錯誤の差別観を世界にさらし、“世界のキタノ”ブランドを毀損するようなことにならないといいのだが……。

(編集部)























http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/705.html

記事 [政治・選挙・NHK255] 近代失敗国家 感情が動員された日本だが敗戦近し(世相を斬る あいば達也)
近代失敗国家 感情が動員された日本だが敗戦近し
https://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/ca5ec5fbe0a0b93db151cf2946a3db02
2019年01月03日 世相を斬る あいば達也


★ 謹賀新年 ★

以下は、朝日新聞デジタルから引用した、大塚英志氏のインタビュー記事である。長時間のインタビュー記事なので、筆者の意見を挟むことは差し控える。大塚氏の考えを、個々の読者が、かくようにも読んで貰えば良いな、との感想を持った。たしかに、同氏の本は売れないかもしれない(笑)。言い回しが、同氏独特で、なんどか読み直す部分があった。しかし、世の中を、論理的に理屈っぽく、よく観察していると感心した。

最後の方で、現在の安倍官邸内部に、近衛文麿の大政翼賛体制の知識を持つ者が何人かいて、出来の悪い大政翼賛に繋がるメディアミックスが行われている。つまり、まんまと大政翼賛体制に、我々は引き摺り込まれていると云うことだ。半分以上抜け出せないかもと分析している。そして、この大政翼賛体制が闘う相手は、中国や北朝鮮ではなく、グローバル資本が相手であったようだから、もう既に敗戦前夜となっていることを指摘している。この点は、まったく同意のひと言だ。


≪感情が政権と一体化、近代に失敗しすぎた日本 大塚英志

 「泣ける」「感動する」――。そんなキャッチフレーズがあふれている。政治家は怒りや敵意をむき出しにし、天皇陛下が退位の意向をにじませた「お気持ち」に国民の多くが共感した。私たちの社会を「感情」が支配してはいないか。私たちは「感動」にどう向き合えばいいのか。『感情化する社会』(太田出版、2016年)の著者でまんが原作者・批評家の大塚英志さんに聞いた。


批評家の大塚英志さん=山本和生撮影

 ――社会の至るところで、感情がむき出しになっているように見えます。

 「感情によって共感し、非言語的な関係を作っていくというのは、近代以前の社会から普遍的にあったものです。むしろ、言語的なコミュニケーションで他者と理解しあうということの方が近代の新しい作法ですよね」

 「よく学生たちに、『近代とは何か』と説明するときは、こんな話をします。近代以前の小さな村で、田んぼのあぜ道を向こうから誰かが歩いてきたら、名前どころか、その家が田んぼを何町歩持っていて、じいちゃんやばあちゃんが誰かまで全部わかっている。その人は誰なのか、いちいち『理解』をする必要がないわけです。ところが、近代に入ってその村を飛び出して、都市のような新しい場所にやってきたら、下宿で隣り合った人や街ですれ違った人は誰かわからない。それは、実は怖い。もしかしたら、ポケットの中にナイフを忍ばせていて、いきなりあなたを殺すかもしれない、という恐怖が潜在的にある。その嫌な感じが『他者』なんです。近代とは他者への恐怖を抱え込む時代です。でも、『じゃあこっちも同じようにナイフを持って』というのはやめよう、そこで、お互いに相手が何を考えてるのか、言葉と言葉で理解し合おうという社会のルールが生まれる。わかりやすく言うと、それが『近代』なんだよね、と」

 「ただ、近代になっても、感情と感情の非言語的コミュニケーションはなくなったわけではありません。『何なにするのに言葉はいらない』的な言葉があるように、言葉で丁寧に理解するのは面倒くさいんですよ。そして、言葉で丁寧に理解し合う『やり方』が不在なまま、感情による共感がコミュニケーションに対し支配的になる。そうやって、人々がお互いに感情でつながることを求め、その感情が社会を動かす最上位のエンジンになる状態を『感情化』と呼んでいます。そうなると、合理とか論理のような感情以外のコミュニケーションは意味をなさない。例えばフェイクニュースはある人々にとって気持ちがいいわけです。だから共感を呼ぶ。そこでファクトチェックし事実を示しても感情が勝ちますから、説得力はないわけです」

 ――共感や感動は、なぜ浮上してくるのでしょうか。

 「さっきいったように、言葉によるコミュニケーションより楽だからですよ。言葉によってきちんと他者と対話する約束事の上に社会を作っていくことに関して、多分この国は近代を通じてサボってきた。そのツケやほころびが、『感情化』で、今に始まったことではない」

 「ひと世代前の若者が使った『空気を読む』という言い方がありますが、『空気』って言葉のこのような語法自体がかつての戦時下に、世論操作のために『空気を醸成する』のような使われ方で広がったもので、この国が自ら醸成した空気にあらがえず非言語的なコンセンサスであの戦争に突っ走っていったわけでしょう。じゃあ、当時の日本人たちが言葉や論理を軽視していたかって言ったら、実は全然違う。思想としての是非はともかく、大政翼賛会などのプロパガンダに関わった人々は極めて論理的で精緻(せいち)な言葉を使い、それに基づく宣伝戦略を立てている。戦時下はメディア理論や論理的な思考が一方では発達した。大政翼賛会は国家と国民の協力体制、つまり『協同』による戦時総力戦体制を構築しよう、と新体制運動をしたわけですが、そもそも近衛文麿首相による近衛新体制の思想統制の軸の一つは軍事・産業だけでなく、あらゆるもの、生活に至るまでの科学化、合理化ですよ。よく、戦後、アメリカの持ち込んだ合理主義のおかげで、日本人の美徳が消えた的な言い方をするけれど、そうじゃない。しかし一方で戦時下、非言語的なコミュニケーションみたいなものが優位に進む。まあ、感情の同一化を導くプロパガンダ理論が高度に発達したこともありますが、基本『楽だ』が大きいと思う。考えないのは『楽』なんです」

 ――日本では、「公共性」を作ることに失敗したと指摘されています。

 「日本だけじゃないですけどもね。近代の中で、従来のお上や王や神とは違う公共性を作らなきゃいけなかったんだけども、なかなか難しかった。そういう意味で本当に成功した国なんて世界中どこにもありゃしないわけですよ」

 「そもそも、『公』の考え方には2種類あります。一つはあらかじめ、『公』みたいなものがあって、そこに『私』というものを帰属させていく考え方です。その公は、神だったり、王だったり天皇だったり、あるいは国家だったりした。それが戦争中の言葉でいえば、『滅私奉公』っていう極端な形になる」

 「一方で、自立した個人、他者同士が、互いに対話しながら、コンセンサスを形成して自ら作っていく『公』みたいなものがある。民主主義っていうのは、後者の方を選択しようっていう決まり事、努力目標だったわけですよね。ただし、もちろんヨーロッパやアメリカにおいてだって、神様という『公』から離れることに抵抗した人はたくさんいた。それが例えばトランプを支える人たちの一部なのかもしれない」

 ――日本で公共性を作れなかった要因を天皇制に見ていますね。

 「日本では、パブリックなものを天皇に委託することで済ませてしまった。委託するだけで判断停止した。無論、天皇に照らし合わせることによって、自分を律する、そういう公共性、倫理性の余地だってあったかもしれない。ヨーロッパでいうと、キリスト教的な神にあたるようなものですね。でも、今の日本人が『陛下に恥ずかしくない日本人でありたい』なんて古い民族派の人たち以外、思っていないでしょう。口で言う人はいても」

 「僕は、ある時期まで、戦後憲法下の天皇制に対し、一種の二重権力だからこそ、政治権力の暴走を抑止する装置として有効かもしれないという理由で、肯定的でした。しかし、10年ぐらい前から、結局は、公共性を作ることに対して有権者が怠惰であり続ける要因になるから、天皇制を断念するべきだと考えるようになりました。今の安倍政権を見ていると、平成の天皇の方がリベラルに見える。ネットでは天皇を左翼呼ばわりする『保守』や、天皇の言動が彼らの意にそぐわずいらだつ右派も散見しますよね。自称『保守』の人には彼らの意思にそぐわない天皇が邪魔そうには見えます。しかもそれを隠そうとしない。安倍政権周りに至っては、『お気持ち』発言も含め、平然とスルーしているとしか見えない。だから、天皇の存在が、政権の抑止になってるのかといったら、そうなっていない。政治から象徴天皇が切断されている以上、天皇に政治は忖度(そんたく)しなくていい」

 ――実際に抑止力として機能したら、それはまさに政治ですよね。

 「そうです。天皇で右派を牽制(けんせい)する左派の立場も天皇の政治利用となりかねず、象徴天皇制とも矛盾する。だから、天皇制は断念し、自力で権力をチェックする当たり前の民主主義を有権者は選択するしかない」 ――社会の至るところで、感情がむき出しになっているように見えます。

 「感情によって共感し、非言語的な関係を作っていくというのは、近代以前の社会から普遍的にあったものです。むしろ、言語的なコミュニケーションで他者と理解しあうということの方が近代の新しい作法ですよね」

 「よく学生たちに、『近代とは何か』と説明するときは、こんな話をします。近代以前の小さな村で、田んぼのあぜ道を向こうから誰かが歩いてきたら、名前どころか、その家が田んぼを何町歩持っていて、じいちゃんやばあちゃんが誰かまで全部わかっている。その人は誰なのか、いちいち『理解』をする必要がないわけです。ところが、近代に入ってその村を飛び出して、都市のような新しい場所にやってきたら、下宿で隣り合った人や街ですれ違った人は誰かわからない。それは、実は怖い。もしかしたら、ポケットの中にナイフを忍ばせていて、いきなりあなたを殺すかもしれない、という恐怖が潜在的にある。その嫌な感じが『他者』なんです。近代とは他者への恐怖を抱え込む時代です。でも、『じゃあこっちも同じようにナイフを持って』というのはやめよう、そこで、お互いに相手が何を考えてるのか、言葉と言葉で理解し合おうという社会のルールが生まれる。わかりやすく言うと、それが『近代』なんだよね、と」

 「ただ、近代になっても、感情と感情の非言語的コミュニケーションはなくなったわけではありません。『何なにするのに言葉はいらない』的な言葉があるように、言葉で丁寧に理解するのは面倒くさいんですよ。そして、言葉で丁寧に理解し合う『やり方』が不在なまま、感情による共感がコミュニケーションに対し支配的になる。そうやって、人々がお互いに感情でつながることを求め、その感情が社会を動かす最上位のエンジンになる状態を『感情化』と呼んでいます。そうなると、合理とか論理のような感情以外のコミュニケーションは意味をなさない。例えばフェイクニュースはある人々にとって気持ちがいいわけです。だから共感を呼ぶ。そこでファクトチェックし事実を示しても感情が勝ちますから、説得力はないわけです」

 ――共感や感動は、なぜ浮上してくるのでしょうか。

 「さっきいったように、言葉によるコミュニケーションより楽だからですよ。言葉によってきちんと他者と対話する約束事の上に社会を作っていくことに関して、多分この国は近代を通じてサボってきた。そのツケやほころびが、『感情化』で、今に始まったことではない」

 「ひと世代前の若者が使った『空気を読む』という言い方がありますが、『空気』って言葉のこのような語法自体がかつての戦時下に、世論操作のために『空気を醸成する』のような使われ方で広がったもので、この国が自ら醸成した空気にあらがえず非言語的なコンセンサスであの戦争に突っ走っていったわけでしょう。じゃあ、当時の日本人たちが言葉や論理を軽視していたかって言ったら、実は全然違う。思想としての是非はともかく、大政翼賛会などのプロパガンダに関わった人々は極めて論理的で精緻(せいち)な言葉を使い、それに基づく宣伝戦略を立てている。戦時下はメディア理論や論理的な思考が一方では発達した。大政翼賛会は国家と国民の協力体制、つまり『協同』による戦時総力戦体制を構築しよう、と新体制運動をしたわけですが、そもそも近衛文麿首相による近衛新体制の思想統制の軸の一つは軍事・産業だけでなく、あらゆるもの、生活に至るまでの科学化、合理化ですよ。よく、戦後、アメリカの持ち込んだ合理主義のおかげで、日本人の美徳が消えた的な言い方をするけれど、そうじゃない。しかし一方で戦時下、非言語的なコミュニケーションみたいなものが優位に進む。まあ、感情の同一化を導くプロパガンダ理論が高度に発達したこともありますが、基本『楽だ』が大きいと思う。考えないのは『楽』なんです」

 ――日本では、「公共性」を作ることに失敗したと指摘されています。

 「日本だけじゃないですけどもね。近代の中で、従来のお上や王や神とは違う公共性を作らなきゃいけなかったんだけども、なかなか難しかった。そういう意味で本当に成功した国なんて世界中どこにもありゃしないわけですよ」

 「そもそも、『公』の考え方には2種類あります。一つはあらかじめ、『公』みたいなものがあって、そこに『私』というものを帰属させていく考え方です。その公は、神だったり、王だったり天皇だったり、あるいは国家だったりした。それが戦争中の言葉でいえば、『滅私奉公』っていう極端な形になる」

 「一方で、自立した個人、他者同士が、互いに対話しながら、コンセンサスを形成して自ら作っていく『公』みたいなものがある。民主主義っていうのは、後者の方を選択しようっていう決まり事、努力目標だったわけですよね。ただし、もちろんヨーロッパやアメリカにおいてだって、神様という『公』から離れることに抵抗した人はたくさんいた。それが例えばトランプを支える人たちの一部なのかもしれない」

 ――日本で公共性を作れなかった要因を天皇制に見ていますね。

 「日本では、パブリックなものを天皇に委託することで済ませてしまった。委託するだけで判断停止した。無論、天皇に照らし合わせることによって、自分を律する、そういう公共性、倫理性の余地だってあったかもしれない。ヨーロッパでいうと、キリスト教的な神にあたるようなものですね。でも、今の日本人が『陛下に恥ずかしくない日本人でありたい』なんて古い民族派の人たち以外、思っていないでしょう。口で言う人はいても」

 「僕は、ある時期まで、戦後憲法下の天皇制に対し、一種の二重権力だからこそ、政治権力の暴走を抑止する装置として有効かもしれないという理由で、肯定的でした。しかし、10年ぐらい前から、結局は、公共性を作ることに対して有権者が怠惰であり続ける要因になるから、天皇制を断念するべきだと考えるようになりました。今の安倍政権を見ていると、平成の天皇の方がリベラルに見える。ネットでは天皇を左翼呼ばわりする『保守』や、天皇の言動が彼らの意にそぐわずいらだつ右派も散見しますよね。自称『保守』の人には彼らの意思にそぐわない天皇が邪魔そうには見えます。しかもそれを隠そうとしない。安倍政権周りに至っては、『お気持ち』発言も含め、平然とスルーしているとしか見えない。だから、天皇の存在が、政権の抑止になってるのかといったら、そうなっていない。政治から象徴天皇が切断されている以上、天皇に政治は忖度(そんたく)しなくていい」

 ――実際に抑止力として機能したら、それはまさに政治ですよね。

 「そうです。天皇で右派を牽制(けんせい)する左派の立場も天皇の政治利用となりかねず、象徴天皇制とも矛盾する。だから、天皇制は断念し、自力で権力をチェックする当たり前の民主主義を有権者は選択するしかない」

国民全部が相手の天皇の感情労働

 ――天皇陛下の退位に関する「お気持ち」発言に共感した国民が大多数だったことを「感情化」の表れと指摘しました。

 「いまの天皇は、象徴天皇とは何かということを考え抜いたと思います。彼ほど象徴天皇制について考え抜いた人はいないという点で心から尊敬します。事実、最後の誕生日での会見でも自身の在位期間を『日本国憲法の下で象徴と位置付けられた天皇の望ましい在り方を求めながらその務めを行い、今日までを過ごしてき』た、と総括しています。象徴天皇は政治への関与はできない、つまり、具体的に、何か政策を実行することにコミットできず、じゃあ何が天皇にできるかといったら、ひたすら、国民の感情に寄り添い慰撫(いぶ)するしか選択肢はない。だから、それが、戦後憲法下の象徴天皇の職能だと理解し、実践してきたわけです。しかし、この、慰撫する、癒やす、励ますことで相手の感情に作用することこそ『感情労働』なのです。感情労働とは、『ひたすら相手の感情をくみ続ける行為』で、脱工業化社会に起きる現象だと言われています。マクドナルドの『スマイル0円』がよく引き合いに出されるけれど、今はその意味で過剰に相手に『感情労働』を求めますよね。サービスを受ける側が、相手の感情労働が当然の権利となっています。しかし、介護や看護などは感情労働としての側面が強く要求され、それが働く側の負担になり、専門職化を阻んでもいるわけです」

 「他人の感情と向かい合い、受け止め、快適さを与えるって、めちゃくちゃしんどいですよ。まして国民全部が相手となる天皇の感情労働は極めてハードワークです。国民どころか、時にはアジアのかつての戦地を回って人々の心を慰撫してきた。この国の戦争責任を感情労働であがなおうとしてきた。『お気持ち』発言では、天皇の務めについて『機能』という言い方をしています。いわば天皇機関説を天皇自身が語っている。象徴天皇の機関としての役目は国民への感情労働であり、しかし、天皇職は機関である以上、その機能を担っていくのは人間だということです。それを充全(じゅうぜん)に行うには体力や人間としての寿命に限界があり、機能が停滞することがあってはならないから、役職としての定年みたいなものを設けて、天皇職が適切に『職能』を全うできる体制を考えてほしい。つまり、『お気持ち発言』は、私は私なりに象徴天皇制をこう考え実践してきた、国民の皆さんも象徴天皇制のあり方と制度設計について議論してほしい、ということだったと思います。それは象徴天皇制について考え抜き実践したという自負に立った上での切実な『お気持ち』であり、しかし、象徴天皇制への制度的言及はそれ自体が政治的な発言で、その『機能を有』さないから『お気持ち』というトリッキーなロジックを使わざるを得なかった。けれど皮肉にも国民には『お気持ち』、つまり感情だけが届いて、『お疲れさまでした』で終わっちゃった。安倍首相も自分の気持ちの忖度は求めても天皇の『お気持ち』は忖度せずスルーした。その結果、彼の象徴天皇制の定義と提言という、極めて理性的な部分は届かなかった。ぼくはそういう彼にただ『同情』しても意味はないので、『感情化する社会』に急きょ、一章を追加して、『お気持ち』を言葉として理解し、論じたわけです」

 ――その解釈を巡って本来はもっと論争があるべきだった、と。

 「ええ。象徴天皇制というのは一体今後どうあるべきなのかっていう理性的な議論ができなかったことが、感情化した社会を皮肉にも体現している。確かに、国民の感情に向かい合うことを真摯(しんし)に推し進めてきたのが平成の天皇だった。だから国民は『感情』以外で、つまり理性や論理で天皇制に向かいあわないことに慣れてしまった。まだ、昭和天皇の時代なら天皇制の是非について議論はあったわけでしょう。でも、平成の世は天皇制を自明にしてしまうことで、制度としての象徴天皇制を考えることをサボタージュしてやり過ごした気がします。天皇制を存続させたいなら、『万世一系』で済ませるのでなく、冷静な制度設計が必要でしょう」

 「しかし、近代の天皇制はひるがえってみれば結局のところ『感情』による統合だったわけです。だから敗戦も昭和天皇の感情の吐露に国民が共感するという形しか取れなかった。敗戦を決断をする人がいなかったわけです。これも戦争の負け方を合理的に設計できなかったツケです。戦後の天皇制は、まさに、昭和天皇の『感情労働』から始まったわけです。その意味で感情労働としての象徴天皇制は戦後的だとさえ言える」

 ――国民の側もそれを望んで、共感してきた、と。

 「近代の海外の日本人論をたどっていくと、『個』でないことが日本人なんだ、という基調イメージがある。明治期には日本人は『個我』が未発達で進化論的に劣勢なんだって西欧の日本文化論は語っていた。パーシバル・ローエルの『極東の魂』とかね。レイシズムですよ、一種の。それを日本人は肯定的にとって、個を超えて一体化する非言語的なコミュニケーションや集団性が、日本人の特性なんだという日本人論が生まれてくる。そういう自己像があるから、昭和の初頭ならば、近衛新体制運動が西欧的な個人主義を否定していくことになる」

 「いまもそうですよね。新自由主義は、徹底した個人主義だから自己責任論が可能なんです。しかし安倍内閣を支持するこの空気は、個人主義を徹底して否定します。だから自己責任論は福祉や社会が人を見捨てるロジックとしてのみ使われます」

 ――矛盾しているように思えます。

 「一見矛盾しているけども、その矛盾が不成立なのは、まさに感情、気持ちによって安倍さんへの共感が成立しているから、なわけでしょう。安倍さんやその周辺は慰安婦や徴用工問題で韓国の、普天間基地移転問題で沖縄の、まさに『感情』を蹂躙(じゅうりん)することで求心力を作ってきたわけです。ヘイトスピーチとかも含め、実は、『負の感情労働』が提供される社会になっている。嫌な言い方ですが、誰か、特に弱者やマイノリティーが蹂躙されるのは『気持ちがいい』のですよ。いじめもね。問題は負の感情が選挙で民意となることです。アメリカやヨーロッパでも移民への『負の感情』が民意として国家の将来の選択に作用しているでしょう」


批評家の大塚英志さん=山本和生撮影

 「結局、『感情的』でない選挙は果たして可能なのかという大きな宿題に行き着くわけです。昭和の初頭に普通選挙が実施されて、男性だけとはいえ、国民は普通選挙権を持ちます。個人として自分で考えて投票しなければいけない責任を有権者は当然持ちますが、朝日の論説委員として社説などで普通選挙実現の論陣を張った柳田国男は、昭和6年に刊行された『明治大正史世相篇(へん)』のなかで、国民が個人としてでなく、同調圧力に従って、魚の群れのように考えなしで皆の行く方に投票してしまったことに怒り狂いました」

 「『選挙民』じゃなくて『選挙群』じゃないかって。民主主義の前提として、個人が自分の考えを持ち、そして他者とコミュニケーションをとりながら合意をしていく、その最終局面として選挙がある。だから柳田は自分の本の最後に、普通選挙施行の公示を見上げる子供らの写真をかかげ『一等むつかしい宿題』とキャプションを付したのです。個人を作りえないまま民主主義のシステムを稼働させてしまったので、それがうまく機能せず、いわば、宿題をサボった状態のまま、普通選挙制度の下この国は民意として、戦争を遂行する議会を選択したわけです。その意味でポピュリズムとは、民主主義の『感情化』です」

『共感』を促すインフラ

 ――現在に続く「感情化」は、いつから起こってきたんでしょうか。

 「繰り返しますが、感情化は、近代を通じてあった問題です。ただ、現在の状況は、『インターネット以降』の要因が作用はしているでしょう。インターネットは個人が発言するという意味で、登場当初、特に左派の人たちによって、いわば発言権の民主化みたいなことをもたらす希望のツールだとみられたわけです。個人が自分の見解を持ち、正しい材料のもとに、冷静に他者とコミュニケーションをし、合意を形成していく。そのスキルがあれば、なんらインターネットは問題なく民主主義のインフラになったはずです」

 「しかしインフラは用意されたけれども、それを使う側が近代をサボっていた。それがネットをみんなが使うことで顕在化した。ネットでコミュニケーションをとらなくちゃいけなくなったときに、人々が選択したのは、実は非言語的なコミュニケーションだったっていうことですよ。例えば『いいね!』という意思表示。顔のマークを使って感情をもう少し細分化しているサイトもあります。ことばもニコニコ動画のコメントがそうであったように感情を短く身内の言葉で表出する。アマゾンその他の星の数での評価とか、ラインのスタンプとかインスタの写真とか、言葉による『合意』ではなくて、感情的な『共感』を促すインフラにネット自体が一斉に向かっていっている」

 「そもそも、感情で共感しあうってことが、人間の生きる根源的な能力だとすれば、『共感』は簡単なんですよね。東日本大震災の後は、『絆』や『つながり』という名前を与えて賛美するわけでしょう。何がつながって入るかって、気持ち、でしょう。元気をあげる、もらうって『感情』のやりとりでしょう。そのイメージがインターネットのネットワークと重なって何か『つながり』が実態のあるものに錯誤される。例えばここ何年かヒットした曲では常に『つながる』ことが繰り返し歌われる。でもそれは、逆に『個』がつながっていないことが、むしろ実感としてむき出しになっているからなのかなとも思います」

 ――確かにインターネットで社会は変わりました。

 「変わったのは私たちです。私たちはみんなメディアの発信者になってしまったのです。そのことに無自覚なのが一番まずい。かつて新聞などのマスメディアが求められたメディアとしての責任を個人が負うという厳しい局面に、人々は準備なく入り込んでしまった上に、みんなサボっている。というか、責任ってネットでは『ことば』に負わなくていいという空気を作ってしまった」

 「事実、ネットで『メディア』として君臨しているプラットフォームの責任は長く不問でした。場所を提供してるだけなので、ヘイト投稿に対する責任は自分らにない、というロジックでした。ようやく最近プラットフォームの責任が問われるようになってきたけども、発言者も当然、不特定多数に発信している以上、メディアとしての責任がある。朝日新聞が追及されたのと同じ責任をネットの投稿で追及した個人も負う。一方、旧メディアが何を怠ってきたかといえば、『メディアとしての責任』のあり方はこうなんだと示すことです。アメリカでは旧メディアは政権をチェックする役割を果たすことが責任なんだ、と示した。それで信頼を取り戻しているわけです。無論、過去の報道の責任も当然問われる。だからこそ、例えば、『朝日』が戦時中の翼賛体制にどう関与したか、当時と『今』が似ているからこそ、『かつて』新聞はいかに間違えたかを検証し、示せばいい。そういうことって、昭和の頃はもう少し各社できていたでしょう」

 「でも、責任を持って発信するってとても面倒くさいんですよ。受け止める側も。世の中は基本的に面倒くさくない方に行きますから。『いいね』の方が楽。そして対立したくなければ、ツイッターをブロックして、自分たちだけが『気持ちがいい』まとめサイトにそれぞれが集っていく。この感情的なすみ分けが、ここまで可能になったインフレが出来上がったときに、どうすればいいのか、なかなか難しいと思いますよ」

 ――現実には、インターネットやSNSは、感情の発露の場所という側面が強くなっています。

 「例えば右派の人たちが大好きな『日本』にしたって、きっともう少し日本の『中身』でつながりようがあるわけですよ。『好き』以外の感情を許さない、感情化された『日本』っていうのか、内実はそれこそ戦時下の劣化版みたいな『日本』でしかない。中身がないから『反日』『親日』のように、隣の国の否定や、反日というファクターを作ることによってしか『日本』を定義できない。あと外国人に『ここがスゴイ』と言ってもらうとか。快・不快で『日本』がかろうじて輪郭を結ぶわけです」


批評家の大塚英志さん=山本和生撮影

 「だから、今の『保守』の人たちが言う『日本』がぼくには本当にわからないんですよ。種子法が廃止され、『移民』法、水道の民営化が国会を通過し、北方領土は2島返還でいいという空気になっている。ネトウヨはTPPも多くは推進派だった。普通、『米』『水』とか『領土』とか、ぼくは同意できないけど、『反移民』とかは『右』が命かけて守るものでしょう。それが全部、ないがしろにされて、大丈夫なのかなって、左派の方が心配しているくらいでしょう。少なくとも今回は、国会の前を安保法制の時のリベラルのように右翼たちが大挙して囲んでいなくちゃいけない状況だった気がします。でも、そうならないのは、それは多分、安倍政権は、安倍さんと日本と支持者の自我がきれいに重なって一体化している、つまり、感情的共感に支えられた感情化した政権だからでしょう」

 「なんだか今のこの国を見てると、車を運転する人って、ハンドルを握った瞬間にちょっと人格変わるじゃないですか。車と自我が一体化してしまう。つい強気になってあおり運転しちゃう。あんな感じですよね。あえて単純化して風刺漫画風に言えば、日本っていう自動車に安倍さんと国民が乗ってて、ちょっとあおられたらキレる、みたいなそんな感じの国でしょ?」

文学がサプリメント化

 ――いまの文学や映画には、「泣ける」「感動する」というキャッチコピーがあふれています。

 「『感情化する社会』では、『文学がサプリメント化した』と書きました。つまり、機能性食品みたいなね。サプリメントみたいなものに文学が行っている。感情的というのとサプリメント的というのがちょっと重なっている」

 「感情化の問題というのは、結局、論理的展開のプロセス遮断でしょ? 機能性食品は、これを飲んだら痩せるというように、その間の科学的プロセスの説明は要らない。そういう短期的な結論を急ぐ感じは今の社会のあり方ですね。研究者もそうだし、『国益』という考え方もそう。今言われている『国益』ってコスパとか確定利回りとかみたいに聞こえてませんか」

 ――実感として、映画や文学に対して「わけが分からないから嫌だ」という人が増えています。

 「それは感情が揺り動かされることに困惑しているわけです。大体の文学なんて読後感がスッキリしないというのが普通だったわけです。『感情』は、本来はわけのわからないもので、結構不愉快です。でも、えたいのしれない感情が揺り動かされてどうしようもない、みたいなものに対して否定的でしょう? それを中二病と切り捨てるし、伏線が回収されていない文句は言う。それも気持ちよくないからです」

 ――感情そのものを否定しても仕方ないわけですよね。

 「もちろんですよ。感情自体は大事でしょ。つまり、それは、一方では他者への共感力でもある。でも共感だって練習ですから。練習が出来ていないだけでしょう」

 ――「感情化」に、どう立ち向かえばいいんでしょうか。

 「うーん。あなたが言う『立ち向かう』っていう立ち位置がよくわからないです。例えば、最近、朝日新聞の記者に取材を受けて、戦時中の朝日を批判的に引き合いに出すとカチンと来る人がいました。それは朝日新聞と一体化している記者たちの感情が傷つけられてカチンとくるわけでしょ。何か、感情的な人間たちと違う理性的な私たちがいるっていう立ち位置そのものが僕はおかしいと思います」

 「僕だってまんが業界の人間だから、まんがってジャンルに対して何か批判的なことを言われると、やはりカチンときます。若いときに、宮崎勤(元死刑囚)の事件に深入りをして彼を過剰に擁護したのも、要は、何かおたくとかまんがとかたたかれていると自分がたたかれた気がしてね。そういうところはみんなあるわけです」

 「やはり、脆弱(ぜいじゃく)な自我を無自覚に何かに重ねているところが、私たちにはある。そこに何かが触れるときに、感情みたいなものが暴発するわけですよね。不確かで不徹底で非常に脆弱な自我を、私たちはみんな抱えているわけですよ。近代の中で、その自我をきちんと作ってこられなかったし、確立された自我なんて近代の理想論ですからね。ぼくは、いつも近代は努力目標だからって言います。でも、努力は止めちゃだめねって」

 ――「感情化」に違和感を覚えつつも、自分たち自身の中にもある感情や共感をどう考えればいいのか、迷いがあります。

 「そういったものを考える思想はないというよりも、かつてあったんだから、それを勉強し直せばいい。結局、戻るところは、明治の青年たちが東京にやってきて、『あっ、今ここで一人なんだ、俺』『周り誰も知らない』『東京こえー』と思った、他者と社会を作らなきゃいけないんだって運命付けられた近代の始まりこそが、『今』が立ち返る場所ですよ。それ以降、この国も、あるいはどこの国でも、たくさんの思想や文学の形で近代をめぐる試行錯誤を足跡として残してきたんだから、それを勉強すればいいだけです」

 「『近代文学』も含めて『近代』を生きた人もさぼらずちゃんと努力していた人はいて、便利なことにそれらのいくつかは青空文庫で無料で読めます。『あんたの言ってることって、明治の作家は、こう言ってたよ』とわかります。『他人とつながっていなくて悲しい』『世界がバラバラになってしまった』なんて、明治の終わりとか大正の若者が死ぬほど言ってるんだから、と確かめられます」

 ――明治期に、同じ課題に取り組んだ人たちがいたわけですね。

 「明治には、優勝劣敗の思想に抵抗する考え方があった。優勝劣敗っていうのは、帝国主義の時代に、ダーウィンの進化論を社会に当てはめた俗流ダーウィニズム、社会進化論の思想です。つまり、人間もまた弱肉強食である。だから強い国は弱い国を支配して当然であり、強い人々が弱い人たちを支配して当然なんだって考え方ですね。負けた方が悪い。それが帝国主義の一番基本にある。社会ダーウィニズムは資本主義、自由主義を補完する思想でした。ヨーロッパでは、しかし自由主義経済がもたらす問題に対し、負けた方が悪いでなく、それを解決していく責任主体としての社会という考え方が生まれる。それが社会政策論です。それが過激化していくと社会主義になる」


批評家の大塚英志さん=山本和生撮影

 「近代という時代は、だから、マルクス主義や社会民主主義、修正資本主義みたいなものを、いろんな国が作ろうとしてきた歴史でもあるわけです。日本でいえば、柳田国男がそうでした。彼は文学を捨てた後で民俗学者になったんじゃなくて、農政学をやって社会政策論者になるわけですよ。そして、民主主義システムを作っていくために、人々が自分の生活を自分で記録し、そして社会改革のためのデータを自分でそろえて、人々とコンセンサスを作っていくための手段としての学問を作ろうとした。民俗学は社会や公共性を設計に参画できる個人を作る学問です。あるいは、近衛新体制でさえ、ある種の社会主義、修正資本主義みたいな思想が含まれている。正しいと言いませんけどね。いろいろな模索も失敗もあった」

 ――過去の分析に処方箋(しょほうせん)があると。

 「分析じゃなくやり直しです。いまの新自由主義ってのは、『やっぱ弱肉強食でいいや』という風に一回戻ったわけですよね。社会ダーウィニズムの復興です。だから様々な弱者にとてつもなく残酷になったでしょう。そういう感情を隠さなくなった。だから、そこに対して今度は何ができるのかと言ったらば、やり直しでしょう」

 「日本に限って言っても、どうも『近代』というものがいくら努力目標だとしても、ちょっと失敗しすぎです。だから失敗の過程とその時に選択できなかった可能性を洗っていけばいいだけの話でもあるわけです。過去を学ぶことでしか答えはないわけですね。誰も知らないでしょうが、ぼくがずっと戦時下のメディア研究にのめり込んでいるのもそういう理由です。まんがやアニメが戦時下、どういう選択や過ちをしたかは知る必要がある。さっき、青空文庫の話をしましたが、今は戦時下の研究資料だって簡単に手に入る。ノートパソコン、wi―fiにつないだら、国会図書館の資料が検索できてコピーはメールで注文できるし、一級品の一次資料もデジタル化され自宅で閲覧できる。国会の過去の記録や戦前の公文書も見られる。古典もよめるし、古本はどんどん安くなっていて、パソコンで検索すれば神保町を一日回ってやっと見つかったような資料がすぐに入手できる。過去を考える材料が、いくらでも転がっていて、パソコンの前に座ってれば、安価で簡単に手に入る。そこから先がめんどくさいんだけど、とにかく材料を集めるインフラはある。普通選挙があり、言論の自由や民主主義を可能にする個人を担保するツールとしても、研究者以外が資料を入手する手段としてもウェブはある。本当に、近代をやり直すに十分なインフラがある。だからあとは、どう使うかです」

 ――批評が感情に対置されるものだ、とも書かれています。

 「批評というのは、理性です。それを根拠づけるのが内省です。ネットの若い人たちの『批評』を見ていると、格闘技でマウントをとるみたいなことをやる。相手に優位なポジションをどうとるか相対的な勝利を求めるみたいな気がしてならない。そうじゃなくて、歴史を内省する。それこそ、柳田の考える学問です。私たちの歴史はここで間違ったからこうしたほうがよかったんだよね、と、その内省ができなくなっている。過去を見るのに自分は間違っていないと『感情』が優位になり、歴史への内省を自虐史観とさげすんでしまう。でも、ちゃんと『個人』、つまり近代を生きる人になって考えて、様々な資料をもとにして冷静に判断しましょう、そして、自分や自分たちの歴史を内省しながら未来を設計しましょう、という当たり前で、すごくつまらないことしか言えない。だから、僕の本は売れない(笑)」

 「結局は、近代的な個人っていう一番クラシックなあり方みたいなものを作っていくしかない。一回、自分たちは個にならなければならないと柳田は吐き捨てるように言いました。昭和の初めの最初の普通選挙の後ですよ。みんなが『群れ』として考えなしに投票して怒ったあとでです」

 「最近、しみじみ思うのは、庵野秀明が『新世紀エヴァンゲリオン』で描いたディストピアのこと。彼は正しい洞察をしていたんだなって思います。一番最後、人類補完計画で互いの自我の境界が溶け合って、みんなが一つになる世界を、主人公のシンジが拒否するわけです。そうすると、他者の象徴として、アスカが残って『気持ち悪い』と言われて終わる。あの、いやぁな、共感できない終わり方というのは、今にして思えばよくやったよなと思いますよね。個になるのは怖いけど、個じゃないとダメだよねというぎりぎりの選択を提示して終わっていった」

 「多分、みんな、その先の、次の思想が欲しいんでしょう。でも、ぼくは近代のやり直し、以上のことは言えません。でも、未来は多分来るんだろうから、新しい未来の見取り図みたいなのを書いてくれるべき思想が出てこないといけないんですけど、出てこない。何でだろうというときに、本当にポストモダンで歴史の概念が崩壊しちゃうの?って思うときもありますよ」

     
     批評家の大塚英志さん=山本和生撮影

 ――2020年に東京五輪があります。「感情労働」を思わせる「おもてなし」という言葉が使われたりしています。無償ボランティアにも批判がありますね。

 「あれ自体は戦争中の動員と同じだから、それ以上のものではないですが。政策的には安倍政権はずっと近衛新体制の劣化版的借用ですからね」

 「そもそも改革というキーワードでナショナリズムに突っ走るというのは、近衛新体制と同じ。近衛新体制が『革新』への大衆の欲求と右派思想を結びつけて成功したことはずいぶん昔に指摘されています。『協働』という言葉の復興や家事・育児のシェア、地域の復興など安倍さんがやってる政策も近衛新体制の借用ですよ。税金は戦争に使うから家事育児シェアしようって近衛新体制の政治ですよ。『朝日』の戦争中の記事、検索すれば書いてある。多分、経産省か内閣府かに確信犯で『分かっている』人たちが少数いるんでしょう。単語も政策もかぶり過ぎていますからね。それにしちゃあずさんですけど。でも今の状況、近衛新体制の人たちが見たら、ああ、俺たちの夢がかなったって思うでしょう。かつて翼賛会が見た夢が半端に果たされている気がします」

 ――動員の問題も、80年代の『物語消費論』で大塚さんが論じたテーマですね。

 「考える問題としては持続していますが、大きく僕の立場は変わりました。あのとき、ぼくは広告代理店や出版社の周辺で、人を動員する理論について考えて実践するのが仕事だった。作品のテーマや中身、人の心を本当に打つことをしなくても、つまり、空っぽのもので、人は動員できるんだよな、と考えていた。それがメディアミックスの技術論です。しかし、当時自分で考えた新しい理論のつもりだった動員の技術が実は戦時下によく似たものとしてあったことに気がつき、『大政翼賛会のメディアミックス』という本を書きました」

 「大政翼賛会は昭和15年、近衛新体制の発足に合わせて『翼賛一家』という読者参加型のメディアミックスを作り出しました。翼賛会がキャラクターや世界観の『版権』を持っていて、古川ロッパが音楽を作ったりね。朝日、読売、毎日に漫画が連載されたり単行本も出たりして、まんが家なら横山隆一のような売れっ子のみならず、新人の長谷川町子や無名の酒井七馬たちの名前もありました。しかし、朝日は『このキャラクターを使って、漫画を投稿してください』と『二次創作』の『投稿』を呼びかけた。『投稿』という、今、ネットで私たちが普通に使うことばは実は新体制用語です。『素人』というのも翼賛体制独特の用語で、『翼賛一家』は、アマチュアに翼賛会が二次創作的な参加を求め、動員するプロパガンダの技法です。ですから漫画だけでなく『素人』が『翼賛一家』の人形劇を人形から作るためのマニュアルも販売されました。アマチュアだった手塚治虫は『翼賛一家』を習作として書き残しています。つまり、創作する『素人』の『投稿』参加型動員企画だったのです」

 「このように翼賛会のプロパガンダにアマチュアの創作的参加を組み込むことが、これも新体制用語でいう『協同(協働)』でした。『欲しがりません勝つまでは』は、戦後、『暮しの手帖』を創刊する花森安治が翼賛会にいて投稿から選んだものですよね。戦時標語は多くが『投稿』です。国民歌謡も、川柳、ポスターも投稿。それから映画のシナリオの投稿がすごく多い。漫画だとか、模型とか、秘密兵器のアイデアとか、あらゆるものの『投稿』が公募されました。大抵、翼賛会や軍、情報局とともに各新聞社が主催、共催する『協働』です。『投稿』の専門誌やハウツー本もあった。そういう参加型のファシズムを戦時下翼賛会がつくったんですよ」

 ――そのほうが共感や一体感が出る。

 「そうです。そのときに、理屈はいいんだ、みんなで何かをやることで感情が一つになるんだということです。『感情』という言葉も、実は近衛新体制の文献の中で、よく目にするキーワードです」

 ――一見、「個」と親和性がありそうです。

 「近衛新体制は個を否定しますが矛盾しません。『翼賛一家』ならキャラクター、標語ならその時々のプロパガンダのテーマがある。それをシェアする。そして、『個人』としての作家、芸術家の作ったものでなく、みんなで投稿して、みんなで作ったものだから共有できるよねって」

 「重要なのは、稚拙でいいんだ、あなたの気持ちをぶつけてください、ということです。それを投稿していく、共有していく、気持ちが一体化していくというのは、いまでも、ツイッター含めたSNSで繰り返されているでしょ? この『協働』って単語は、2000年代以降は代表的クールジャパン用語です。二次創作は『協働』なんだそうです、クールジャパン的には」

 ――戦争に向かうときにも使えるわけですよね。

 「かつては。ただ、武力の戦争というものは、もう出来ないでしょう。リスクに対してメリットが小さすぎる」

 「中国や北朝鮮が攻めてくる的イメージがずっと繰り返されてきましたが、『攻めてくる』のは、無国籍なグローバルな経済の波です。その意味での『見えない戦争』はとっくに始まっていて、もう負けていますね。さっき言ったように『移民』法は成立、水、固有種の種子といった、いわば国家の基本をなすようものはどんどん外資に譲り渡す流れになっている。日本の中で『勝っている』人は確かにいるけれど、それはグローバルな経済の方に飛び乗った人たちで、私たちの大半はもう『負けて』いる。だからここにあるのは、もう焼け野原なのかもしれない。でも、かつての『戦後』はこの国が『近代』をやり直すチャンスだったわけで、もう一回、『近代』及び『戦後』をやってみるしかないでしょう」

 ≫(朝日新聞:聞き手=滝沢文那、小峰健二)






































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記事 [政治・選挙・NHK255] 政界再編 橋下徹が小沢一郎とタッグで亥年に新党党首へ(週刊実話)
政界再編 橋下徹が小沢一郎とタッグで亥年に新党党首へ
https://wjn.jp/article/detail/3680575/
週刊実話 2019年1月10・17日合併号


 橋下徹前大阪市長

「2019年政界再進出間違いなし」と言われている橋下徹前大阪市長。しかし、いつ誰とどう組むのかは、本人が「政界進出はない」と宣言していることもあり、これまで憶測はあっても全く不透明だった。ところが、年の瀬になって小沢一郎共同代表率いる自由党、野党第2党の国民民主党(玉木雄一郎代表)と組み、橋下氏が党首で新党を結成するのでは、という情報が永田町を駆け巡ったのだ。

 この新情報に自民党や小沢氏らと一線を画す野党第1党の立憲民主党(枝野幸男代表)は真っ青。実現すれば、’19年春の統一地方選や’19年夏の参院選に向け、「橋下・小沢・玉木」新党が政界再編を引き起こす台風の目になる可能性が極めて高くなるからだ。

 この一連の背景を連合関係者が解説する。

「橋下氏の参院選出馬の可能性は、『政権奪取論 強い野党の作り方』を今秋に出版したときから徐々に強まっていました。さらに最近、自分が持つネット番組で『産まれてから大学まで全部無償にするため、今度の消費増税2%分をぶち当てたらいい』などと政治的発言を強めていることから出馬は確実視されている。だが、どんな形で政界再参戦するのか、それが定かではなかったのです」

 というのも、橋下氏は世間から猛批判にさらされた森友・加計学園疑惑で安倍首相に苦言を呈していた。例えば、某メディアでは森友問題絡みで『昭恵夫人が名誉校長を引き受けたことが間違い。昭恵さんが(森友の)広告塔になった責任は免れない』と痛烈批判していた。

 その一方、安倍首相とは年に1度か2度、節目節目で菅義偉官房長官も交えて会食する間柄。また、大阪府知事、大阪市長時代に猛烈プッシュした大阪万博が決定すると、「安倍官邸が全力で取り組んでくれた。官邸パワーはすごい」とべた褒めするなど、与党寄りなのか、野党寄りなのかスタンスが見えにくかった。

 だが、橋下氏の立場を明確にすべき出来事が今年終盤に相次ぎ、「橋下氏の野党新党結成の腹がいよいよ固まった」(前出・連合関係者)という。

「11月に橋下氏と小沢氏が都内のフランス料理店で極秘会食したことは、菅官房長官も衝撃を受けたそうです。当時は何が話し合われたのか全く漏れ伝わってこなかったが、最近になってようやく会談の一部が浮上してきた。要は、立憲民主党も含め野党統一候補が出せないなら、国民民主党と自由党のみで橋下氏を党首に担ぎ上げる新党話が出たというのです」(同)

 国民民主党関係者も、この連合関係者の話を追認してこう明かす。

「小沢氏は、安倍自民から政権をもう1度奪取したい。そのために肌が合わない立憲の枝野氏とも月に1度の割合で会食を重ねていた。11月の橋下会談前にも枝野氏と会い、野党合流を持ち掛けたが、枝野氏は速攻で断ったそうです。小沢氏は橋下会談後も、再度統一候補を出すため、各政党候補者間で予備選を行い、候補者を絞り込む案を枝野氏に提案したが、またまた“NO”だった」

 独自路線にこだわる立憲民主党を象徴するいい例がある。’19年夏の参院京都選挙区だ。12月16日、立憲は経済評論家の勝間和代氏のパートナーでLGBT活動家の増原裕子氏を公認候補者とした。

「しかし、同選挙区は国民民主党の前原誠司氏のお膝元。国民民主は前原氏の元秘書で斎藤勇士アレックス氏の擁立を決めていた。改選数は2だが、自民はベテランで選挙に強い西田昌司氏が立つ。共産党も現職擁立の方向です。野党は立憲と国民と共産で残り1議席を争う構図となり、野党共闘どころではない仁義なき戦いとなる。こうした立憲のスタンスに小沢、橋下、前原の各氏も、最終的に立憲と共産を除く新党の腹を固めたと聞きます」(前出・国民民主党関係者)

 橋下氏が安倍自民党と一線を画し、野党新党に動いた決定的理由については、『文藝春秋』(11月号)にもヒントがあるという。橋下氏は『安倍首相への忠言』という特別寄稿を寄せているのだが、その中で都道府県制度から全国を9〜10のブロックに分けて地方分権を進める道州制を改めて強く主張しているのだ。

 橋下氏は、今の安倍政権は中央集権の度合いを強めすぎていると警告。本来は地方レベルの森友、加計学園問題が国家レベルの疑惑となり、政権を苦しめているとも指摘している。

「橋下氏に言わせれば、今の政権下では半永久的に道州制は無理。結果、日本が行き詰まる。だから道州制可能な政権樹立を目指すのが橋下論です」(同)

 表向きは政策だが、表裏一体で“カネと人”にも橋下氏はぬかりない。

「国民民主党の金庫には、旧民進党資金などで100億円説も飛び出すほど潤沢にある。このカネに加え、衆参59人の国会議員と全国網、バックには連合がいる。豊富なカネと人、支持率だけない国民民主党を巻き込んだ橋下新党なら勝てると、算盤をはじいている」(全国紙政治担当記者)

 安倍政権の強引な国会運営や沖縄・辺野古強行埋め立て問題で支持率は一気に5〜6%減。自民党内からも「統一地方選、参院選は大丈夫か」という不安の声が噴出し始めた。

「橋下氏がトップで小沢氏が控える新党が動き出せば、国民の期待は一気に橋下新党に移る」(政界関係者)

 政界再編へ猪突猛進。


































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