トップニュース2018年12月29日 / 08:17 / 9時間前更新
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逆イールドと景気後退、米国以外では強い相関なし
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[ロンドン 21日 ロイター] - 国債の利回り曲線で長短金利差が逆転する「逆イールド」は、米国では景気後退の予兆として極めて高い信頼性を誇る。しかしドイツや日本など米国以外の主要経済国ではそれほどでもない。
米国債は先に2年物と10年物の利回り差がわずか9ベーシスポイント(bp)と、2007年以来の水準に縮小した。経済指標が弱いにもかかわらず、米連邦準備理事会(FRB)が利上げに傾いているとの懸念が広がったためだ。
米市場の影響力の強さもあり、米国以外の国でも利回り曲線はフラット化が進み、ドイツでは2年ぶりの水準近くまでフラット化した。
米国では景気後退前にはほぼ必ず逆イールドが発生しており、この例から外れたのは過去50年間で1回しかない。
一方、米国以外の状況は異なる。例えばオーストラリアは1990年以降、逆イールドが4回起きたが、その後景気後退に陥ったのは1回だけ。他の3回は成長鈍化にとどまった。
日本は1991年以降、一度も逆イールドが起きていないが、その間に何度も景気後退に見舞われ、2014年には消費税率引き上げを受けて景気が大幅に悪化した。実際のところ、日本では利回り曲線と景気後退の間に相関を見出すのは難しい。
英国では利回り曲線と景気後退に相関はあるが、米国ほど強くはない。1985年と1997年に逆イールドが発生したが、その後1年以内に景気後退は起きなかった。
ドイツDE2DE10=RRでは2000年代半ばと2009年に逆イールドが起きた際、景気後退に陥った。一方、2012年の欧州債務危機の際には、景気後退には陥ったが逆イールドは発生しなかった。
欧州最大の債券市場を持つイタリアは今年、政治危機などを受けイールドIT2IT10=RR が2011年以降で最もフラット化した。ただ2000年以降をみると逆イールド後に景気後退となったのは5回のうち1回だけだった。
https://jp.reuters.com/article/graphic-yield-recession-idJPKCN1OP0AN
トップニュース2018年12月29日 / 08:17 / 10時間前更新
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米株高支えたETF、今年は押し目買い姿勢を大転換
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[ニューヨーク 20日 ロイター] - 上場投資信託(ETF)は、昨年まで続いた米国株の上昇局面を通じて「押し目買い」によって相場を支えてきた。しかし今年は「下がれば売り」の姿勢に転じている。
2017年は、株価が下がるとETFに資金が流入することが多かった。ゴールドマン・サックスの調査によると、株式ETFは年金基金、ミューチュアルファンド、外国人投資家のいずれに比べても大きな買いの担い手だった。
しかも強気相場期間を通じ、ETFは他の投資家が資金を引き揚げても、一貫して買いに回ってきた。
しかし今年の市場は米利上げ、企業の借り入れ増加、米中貿易摩擦、景気減速などの悪材料に見舞われた。
ファンドの運用担当者は、最高値更新と急落の間で目まぐるしく揺れる市場に対応できず、今年は株式、債券ファンドともに平均リターンがマイナスとなる見通しだ。
リッパーによると、米国を拠点とする株式ファンドは年初から11日までのリターンがマイナス6.3%、同債券ファンドはマイナス0.9%。市場はその後も下落を続けている。
これまでの米国株にとって、最後の頼みの綱だったETFもその役割を果たせなかった。
リッパーの調査サービス責任者、トム・ロシーン氏は、投資家は2008年の世界金融危機のような事態に至るまで待つつもりはない。「過去のように押し目買いはせず、売っている」という。
https://jp.reuters.com/article/etf-buying-switch-graphic-idJPKCN1OP0AX
ビジネス2018年12月29日 / 07:57 / 11時間前更新
ダウ小幅安、不安定な値動き継続 テスラ高い
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[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場は前日と同様、不安定な値動きとなる中、ダウ平均株
価.DJIが小幅安、ハイテク株の多いナスダック総合指数.IXICがほぼ変わらずで取引を終えた。週間では各主要株
価指数とも今月に入り初の値上がりとなった。
全般的に神経質な取引に終始。「上下に振れる材料は山ほどある」(BB&Tウエルスマネジメント)中で、相
場はプラス圏とマイナス圏を行き来するなど方向感に欠けた。ただ「この日を含め過去数日間、安値拾いの買い
は入ってきており、取引可能な底値が形成されつつある」(ステートストリート・グローバルアドバイザーズ)
という。
週間ではダウ平均が2.75%高。ナスダックが3.97%高。S&P総合500種指数.SPXは2.86%高。
一方、月間ではS&Pが9%超安と、2009年2月以来の大幅な落ち込みを記録する勢い。
米中貿易摩擦を巡る懸念や政府機関の一部閉鎖といった政治的不透明さ、米企業業績への不安がマイナス要因と
して根強い。ただ最近の株安に伴いバリュエーションは一段と落ち着いてきているほか、米連邦準備理事会(F
RB)の利上げ動向について市場は以前より信頼感を取り戻している点はプラス要因として捉えられるという。
個別銘柄では、電気自動車(EV)のテスラ(TSLA.O)が5.6%高。オラクル(ORCL.N)創業者のラリー・エリ
ソン氏と、ドラッグストアチェーン大手、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA.O)の国際人事部門責任
者、キャサリーン・ウィルソン・トンプソン氏を独立取締役に任命した。
パソコン大手のデル・テクノロジーズDELL.Nはこの日ニューヨーク証券取引所に再上場した。創業者のマイケル
・デル最高経営責任者(CEO)が非公開化してから約6年ぶりとなる。クラスC株は46ドルで寄り付き、リ
フィニティブのデータによると時価総額は160億ドルとなった。終値は45.43ドル。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.97対1の比率で上回った。ナスダックで
も2.23対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は約80億株。直近20営業日の平均は92億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 23062.40 -76.42 -0.33 23213.6 23381. 22981. .DJI
1 88 33
前営業日終値 23138.82
ナスダック総合 6584.52 +5.03 +0.08 6616.79 6684.1 6529.2 .IXIC
8 2
前営業日終値 6579.49
S&P総合500種 2485.74 -3.09 -0.12 2498.77 2520.2 2472.8 .SPX
7 9
前営業日終値 2488.83
ダウ輸送株20種 9109.13 -45.11 -0.49 .DJT
ダウ公共株15種 711.94 +1.05 +0.15 .DJU
フィラデルフィア半導体 1147.37 +7.88 +0.69 .SOX
VIX指数 28.34 -1.62 -5.41 .VIX
NYSE出来高 9.57億株 .AD.N
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 19960 + 120 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物3月限 円建て 19915 + 75 大阪比 <0#NIY:>
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
ビジネス2018年12月29日 / 07:27 / 11時間前更新
円上昇、投資家は身構え姿勢を堅持=NY市場
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[ニューヨーク 28日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では円が上昇。投資家は株式市場の荒い値
動きに対し身構える姿勢を強めている。ドルは下落した。
今週は序盤にS&P総合500種.SPXが20カ月ぶりの安値水準を試し、弱気相場入り寸前となったが、その後
、米主要3株価指数は26日に約10年ぶりとなる大幅な上昇を見せ、翌27日にも続伸するなど荒い値動きと
なった。
円は国内の軟調な鉱工業生産や国債利回りの低下にもかかわらず上昇。日本の指標10年債利回りは2017年
9月以来、初めてマイナスとなった。
スコシア銀(トロント)の主任FXストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は「休暇期間中のボラティリティ
ー拡大に対する保険としての需要が根強く、円を一段と支えている」との見方を示した。
円は対ドルJPY=で0.56%高の1ドル=110.37円。他の安全資産通貨として、スイスフランCHF=が0
.26%高の1ドル=0.9849スイスフラン。
MUFG(ロンドン)のFXストラテジスト、リー・ハードマン氏は「市場のリスク選好度はやや慎重に傾いて
おり、円とスイスフランが上昇している」と述べた。
ドル指数.DXYは0.09%安の96.396。
ドルは米利上げの打ち止め時期が従来想定より早まるとの見方や利上げによる米経済鈍化への懸念を背景にここ
数週間にわたって下落。米政府機関の一部閉鎖や米中貿易摩擦、複雑な英国の欧州連合(EU)離脱なども投資
家の警戒姿勢につながっている。
オズボーン氏は「依然として多くのリスクと不透明要因がくすぶっている」と述べた。
ドル/円 NY終値 110.26/110.29
始値 110.27
高値 110.52
安値 110.15
ユーロ/ドル NY終値 1.1436/1.1440
始値 1.1464
高値 1.1474
安値 1.1430
表はリフィニティブデータに基づいています
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
外国為替2018年12月29日 / 08:02 / 11時間前更新
NY市場サマリー(28日)
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[28日 ロイター] - <為替> 円が上昇。投資家は株式市場の荒い値動き
に対し身構える姿勢を強めている。ドルは下落した。
今週は序盤にS&P総合500種が20カ月ぶりの安値水準を試し、弱気相場
入り寸前となったが、その後、米主要3株価指数は26日に約10年ぶりとなる大幅な上
昇を見せ、翌27日にも続伸するなど荒い値動きとなった。
円は国内の軟調な鉱工業生産や国債利回りの低下にもかかわらず上昇。日本の指標1
0年債利回りは2017年9月以来、初めてマイナスとなった。 [nL3N1YX1
SO]
円は対ドルで0.56%高の1ドル=110.37円。他の安全資産通貨とし
て、スイスフランが0.26%高の1ドル=0.9849スイスフラン。
ドル指数は0.09%安の96.396。
ドルは米利上げの打ち止め時期が従来想定より早まるとの見方や利上げによる米経済
鈍化への懸念を背景にここ数週間にわたって下落。米政府機関の一部閉鎖や米中貿易摩擦
、複雑な英国の欧州連合(EU)離脱なども投資家の警戒姿勢につながっている。
NY外為市場:
<債券> 10年債利回りが10カ月超ぶりの低水準を記録した。経済や一部政府機
関閉鎖など政局の混乱に投資家が不安を募らせ、株式相場の変動が引き続き大きかった。
10年債利回りは2.7ベーシスポイント(bp)下がって2.716
%。終盤の取引で一時、2.713%と2月6日以来の低水準を付けた。
2年債利回りは2.518%と、7月2日以来の低水準となった。
調査サービス会社のリッパーが公表した米国拠点ファンドの資金動向調査によると、
26日までの週に米国債投資ファンドに42億ドルが流入し、2015年2月以降で最大
となった。
ブルームバーグとバークレイズがまとめた指数によると、安全資産とされる米国債に
需要が殺到し、月間のトータルリターンは前日時点で1.88%と16年6月以来2年半
ぶりの大幅高、年間でプラス圏となる勢いだ。
米金融・債券市場:
<株式> 前日と同様、不安定な値動きとなる中、ダウ平均株価が小幅安、ハ
イテク株の多いナスダック総合指数がほぼ変わらずで取引を終えた。週間では各
主要株価指数とも今月に入り初の値上がりとなった。
米中貿易摩擦を巡る懸念や政府機関の一部閉鎖といった政治的不透明さ、米企業業績
への不安がマイナス要因として根強い。ただ最近の株安に伴いバリュエーションは一段と
落ち着いてきているほか、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ動向について市場は以前
より信頼感を取り戻している点はプラス要因として捉えられるという。
個別銘柄では、電気自動車(EV)のテスラが5.6%高。オラクル<ORCL.
N>創業者のラリー・エリソン氏と、ドラッグストアチェーン大手、ウォルグリーン・ブー
ツ・アライアンスの国際人事部門責任者、キャサリーン・ウィルソン・トンプソ
ン氏を独立取締役に任命した。 パソコン大手のデル・テクノロジーズ<DEL
L.N>はこの日ニューヨーク証券取引所に再上場した。創業者のマイケル・デル最高経営責
任者(CEO)が非公開化してから約6年ぶりとなる。
米国株式市場:
<金先物> 現物相場は上昇。ドル安に加え、世界的な株価持ち直しの動きが失速し
たことで、安全資産を選好する動きが強まった。
金先物2月きりの清算値は、0.6%高の1281.10ドル。
投資家らの金への信頼感は、世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴール
ド・ トラストの保有高にも反映された。SPDRの金保有高は26日、2.1%増加し
、増加率は2016年7月以来の大きさとなった。
NY貴金属:
<米原油先物> 米エネルギー情報局(EIA)の在庫発表後ももみ合い。米国産標
準油種WTI中心限月の2月物は午前11時10分現在、前日清算値比0.11ドル高の
1バレル=44.72ドル。
EIAの在庫週報によると、最新週の原油在庫は前週比横ばいだった。市場予想(ロ
イ ター通信拡大版調査)は290万バレル減となっていたが、米石油協会(API)が
前日夕に発表した週報では690万バレルの積み増しだったため、市場の反応は限られて
おり、前日清算値付近でもみ合いとなっている。
NYMEXエネルギー:
ドル/円 NY終値 110.26/110.29
始値 110.27
高値 110.52
安値 110.15
ユーロ/ドル NY 1.1436/1.1440
終値
始値 1.1464
高値 1.1474
安値 1.143
米東部時間
30年債(指標銘柄 17時05分 106*30.50 3.0199%
)
前営業日終値 106*24.50 3.0290%
10年債(指標銘柄) 17時05分 103*16.50 2.7164%
前営業日終値 103*09.00 2.7430%
5年債(指標銘柄) 17時05分 100*10.50 2.5547%
前営業日終値 100*05.00 2.5910%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*30.88 2.5182%
前営業日終値 99*29.00 2.5480%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 23062.40 -76.42 -0.33
前営業日終値 23138.82
ナスダック総合 6584.52 +5.03 +0.08
前営業日終値 6579.49
S&P総合500種 2485.74 -3.09 -0.12
前営業日終値 2488.83
COMEX金 2月限 1283.0 +1.9
前営業日終値 1281.1
COMEX銀 3月限 1543.6 +12.6
前営業日終値 1531.0
北海ブレント 2月限 52.20 +0.04
前営業日終値 52.16
米WTI先物 2月限 45.33 +0.72
前営業日終値 44.61
CRB商品指数 170.9661 +0.4801
前営業日終値 170.4860
https://jp.reuters.com/article/ny-stx-us-idJPL3N1YX34U
http://www.asyura2.com/18/hasan130/msg/366.html