「太陽の塔」の次はどんなマヌケな遺産シンボルが残るのか 井筒和幸の「怒怒哀楽」劇場
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/241840/1
2018/11/17 日刊ゲンダイ
人が何と言おうと、大阪・千里のあの忌まわしき1970年万博の跡地に居残ってしまった「太陽の塔」は田んぼのかかしより役立たずのまま、マヌケ面して突っ立ってるのが悲しくなる。そして、たまに近くで眺めても、世界中に「こんなニッポンになってもうて、ほんまにすんまへんな」と両手を上げて降参したように、世界中に謝っているようにも見え、一層、マヌケに見えるのだ。 ひょっとしたら、このマヌケな太陽の作者・岡本太郎こそ、とっくの昔にブザマな今日の社会を予想していたのかもしれない。こんなに人間の生き方や暮らしに格差あり過ぎの差別社会のあらゆる矛盾にまみれながら、トチ狂った家族殺人や無差別殺人ばかり起きている、どうしようもなく「不幸」で「不憫」な未来しか見えない社会を当時からもう見限っていて、そんな未来を警告していたのかもと思えてくる。 当時の万博のテーマは「進歩と調和」だった。我ら過敏でラジカル思考の「造反有理」(反対するのは理由がある)と叫んでいた過激な高校生には片腹痛かった。何が進歩だ、アメリカ館の、月から持ち帰った「月の石ころ」を何百万人が行列をつくって見る最中も、石も知らない米軍の若い海兵隊員が1日に何百人もベトナムの密林で殺されてるんだぞ! 沖縄の嘉手納基地にその戦死者が死体バッグに詰められて帰って来るんだ。進歩どころか退化だろうが! 何が“平和の祭典”だ。三波春夫が能天気な声で「世界の国からこんにちは」と歌おうと、どのツラさげて誰にこんにちはと挨拶しろっていうんだ、と、万博に造反する「反パク」運動も大阪で起きていたのだった。 「調和」というテキトーお題目のおかげで何が取り返しのつかないことになり果てているのか? 調和のない“格差と差別”“自分ファースト”、異教への不寛容と敵意、世界中で後を絶たない「あおり運転」が調和か。自動車メーカーの技術のごまかしが進歩か。政治家は退化するばかり。最低なことばっかりだ。 あの「マヌケの太陽」をおっ立てたままにしてきた大阪がここにきて、その内部を復元させて一般公開し、大阪万博の開催誘致に税金を使い出している。55年間、大企業も何の反省をしてきたか知らないが、「夢よ再び」と大阪とアベ政府はその気になってあおっている。大阪の臨海部の人工島を、「夢洲」と名付けて会場にするとか。東京には、ゴミの島と呼ばれる処分場だった「夢の島」があるが、大阪もそこにまた、文明のゴミを捨てに行くんだ。次はどんなマヌケな遺産シンボルが残るのか、見ものだわ。 井筒和幸 映画監督 1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。 |
今朝の素晴らしいニュース📰 大阪で2025年 万博が開催決定🎊と😁👏🎌 思えば前回の大阪万博では、このオヤジ二十歳👨 大阪勤務で🚗免許取り立て🤣万博会場周遊道路を練習兼ねて 何回も周遊🚗した記憶が🈶💫 東京オリンピックは中学の卒業旅行でサッカー観戦👏 7年後2回目の万博楽しみに長生き💪🤗 pic.twitter.com/2k58J3jdwt
— s・ueno (@sueno45136062) 2018年11月23日
大阪万博
— vison (@vison_japan) 2018年11月23日
2025日本万国博覧会決定
経済効果2兆円ともいわれる万博
招致費用35億円が実りましたね
これで夢洲の再開発を進むでしょう。#大阪万博 pic.twitter.com/DRsImrX6WM
1970年の大阪万博
— 長 高弘 (@ChouIsamu) 2018年11月24日
実行委員の1人だった小松左京は当時39歳
太陽の塔を設計した岡本太郎でさえ59歳
……で、この写真が、1970年と2025年の大阪万博のナニが違うかを象徴してると思う pic.twitter.com/b40lLtWGQ2
大阪万博の会場予定地である、夢洲(ゆめしま)。https://t.co/quIP9N859r
— にしだ (@sabbathtoheaven) 2018年11月24日
この形、どこかで見覚えがありませんか?
そうです。北海道の五稜郭と同じです。つまり五芒星を表しています。https://t.co/ao0ixVGiNS
万博はイルミナティのイベントです。https://t.co/JTTFKdepKw#大阪万博 #イルミナティ pic.twitter.com/aFLhjIs1zz
昨日の、お気に入りの写真の1枚。\(о|о)/🌷🌱🌷🌱🌷🌷🌠(*📷^*) #大阪万博 #太陽の塔 pic.twitter.com/xPw7GFFmvB
— ⚾英二🎸🎶 (@acotoramusicman) 2018年11月24日
大阪万博!決まりましたね
— studioBG (@STUDIOBG_osaka) 2018年11月24日
2025年5月3日〜11月3日
大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)で開催する予定
1970年の大阪万博は生まれていないですが
太陽の塔は好きで撮影で行く度に撮ったりスケッチしたりしています。#studiobg#カメラマン募集#大阪万博1970#大阪万博2025#太陽の塔#未来現在過去 pic.twitter.com/Z9XLj4OCOH
大阪万博の夢洲の計画調べてみたが、1兆じゃきかんレベルだこれ pic.twitter.com/LQVjVGLOAI
— みずちゃん@三重住み (@mizuchan21) 2018年11月23日