イスラエル国防相 ハマスとの停戦に抗議し辞任〜近年は、より過激な主張を掲げる極右政党が発言力を増して/nhk
2018年11月15日 5時19分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181115/k10011711161000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_051
イスラエルのネタニヤフ首相がイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘の停止に応じたことに抗議して、政権を支える主要閣僚の国防相が、辞任を表明しました。
イスラエルのネタニヤフ首相は、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの激しい武力衝突をめぐり、13日、一部の閣僚の反対を押し切り、戦闘の停止に合意しました。
これに対し、主要閣僚のリーベルマン国防相は14日、記者会見を開いて、「テロリストへの降伏だ」と批判して閣僚を辞任し、みずからが率いる極右政党も連立政権を離脱することを表明しました。
これに対し、ネタニヤフ首相は「政権を担う者は時には、不人気な政策もやらねばならない」と述べて、ハマスとの戦闘の停止に応じたことに理解を求めるとともに、空席となる国防相のポストを兼任することを明らかにしました。
連立政権内では、ほかにも離脱をほのめかす政党も出るなど、不協和音が広がるなか、地元メディアはネタニヤフ首相が解散総選挙に打って出る可能性を伝えていて、政治的な駆け引きが活発化しています。
右派のネタニヤフ首相は9年間におよぶ連立政権を率いていますが、近年は、より過激な主張を掲げる極右政党が発言力を増していて、ハマスへの対応をきっかけに政権運営の難しさを露呈した形となりました。
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