30. 2018年11月13日 00:01:24 : jY4ShTHuRQ : D2BohgEjaKM[4]
沖縄とは違って、本土日本は、奴隷、豚、ゆで蛙の土地。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/526.html#c30
10. 2018年11月13日 00:02:42 : 9FxSg3wdhY : JC_3Ro5Mdx8[26]
NYTや環境保護団体まで右へならへ?
これが米国だ!
よく覚えておこう。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/550.html#c10
33. 2018年11月13日 00:03:52 : RMqQxTvA3o : 8dL@@fcmCzs[-42]
だから=言ってるだろ^^
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/551.html#c33
34. 2018年11月13日 00:04:28 : RMqQxTvA3o : 8dL@@fcmCzs[-41]
みんな=わかっている^^
35. 2018年11月13日 00:05:02 : RMqQxTvA3o : 8dL@@fcmCzs[-40]
小沢さんは=安倍さんだって^^
36. 2018年11月13日 00:06:35 : RMqQxTvA3o : 8dL@@fcmCzs[-39]
気付かぬフリ^^
知らぬフリ^^
↑自分を=偽るな^^
37. 2018年11月13日 00:07:56 : RMqQxTvA3o : 8dL@@fcmCzs[-38]
ずっと=昔から^^
小沢さんは=変わらぬ小沢さんで^^
新自由主義者で^^
グローバリストであるのだ^^
105. 2018年11月13日 00:14:28 : e4Fdek8Syc : rVjnq800OQ8[1]
此処で、アッソウの言う下々の我々が何をほざこうが、沖縄のおばあが言う様に
「日本軍は軍は我々を守るものじゃなかった」重い言葉だね。
「政治屋も国民を守るものじゃない!」
ほんとはこっち、庶民がこれやって、あれやってと要求する側なのに逆に政治屋があれこれとお願いする。笑えるよ。
ま、国会は特別、やりたい仕事や出来る仕事がない人間の失対事業だね。
警察も同じ。「警察は国民を守るのが仕事なのに元警官仙波氏達が言うように犯罪組織になっている」
こういった集団は同じような人間が傷などはないが、創を舐め合うような世界。
FUKUSHIMA<外国人の青年達が撮った映像>のゼロ空間を見ると、日本って、終わってるんだよね。
やっぱり、外国人って、真実を見ようとする力があるよ。日本人は果てしなくゼロ。
それで、2020年にオリンピック!?
放射能汚染させちゃうんじゃないの?各国の選手を。
後で、訴訟になっても知らないよ!
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/492.html#c105
3. 2018年11月13日 00:15:00 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[1530]
米中間選挙後の株価動向、予想「大外れ」の理由
中間選挙から一夜明けた7日のNY証所
中間選挙から一夜明けた7日のNY証所 PHOTO: RICHARD DREW/ASSOCIATED PRESS
By James Mackintosh
2018 年 11 月 12 日 06:54 JST
――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト
***
筆者は米中間選挙の結果を受けて株式相場がどう動くか、予想を練り上げていた。非常にスマートで理論的だったが、100%間違っていた。なぜか。その理由は極めて興味深い問いであり、イベントの結果がまさに想定通りの展開となっても、市場の動向を予想することがいかに難しいかを物語っている。
筆者の大間違いの読みとは、民主党が下院奪還、共和党が上院過半数を維持という広く予想されていた展開となった場合、米株が下がるというものだった。
その予想はまず、確率から始まる。賭け市場の「アイオワ・エレクトロニック・マーケッツ」では選挙前、上下両院で多数派が異なる「ねじれ」議会となる確率が約60%、共和が上下両院の過半を維持するシナリオが約30%と予想されており、「青い波」に乗って民主が躍進し、上下両院を奪還するとの見方は約10%にとどまっていた。
共和党が上下両院を引き続き支配すれば、株式相場が喜ぶ減税への期待が高まるであろう。その可能性は十分に高いため、その3分の1の確率のシナリオが現実のものとなれば、明らかに利益を得られる取引であった。だが、実際にはそうはならなかった。そのため、筆者は共和の上下院議会維持のシナリオを見込んだ取引が巻き戻され、相場が下落すると予想した。
筆者が読み間違った背景には、3つの妥当な理由があり、このうちのいずれか、または3つすべての何らかの部分が、中間選挙後の株高を誘発した要因だろう。
まず、筆者は間違った市場に目を向けていた。株式市場ではなく、ドルと米国債相場を注視すべきだった。なぜなら、ドルと米国債は、筆者の読み通りの展開となったからだ。選挙当日にあたる米東部時間6日午後9時半(日本時間7日午前11時半)に、Foxニュースが民主が下院奪還と報じると、ドルは急落。米国債利回りは低下し、投資家は一段の財政赤字拡大につながる減税を見込んだ取引を巻き戻した。株価指数先物相場はその後数時間にわたり、ほぼ変わらずだった。
二つ目は投資家心理だ。債券投資家はよく、株式投資家は感情に流されやすいと批判するが、感情も作用したのかもしれない。ドイツ銀行のマクロストラテジスト、アラン・ラスキン氏によると、米金融街やメディアが伝えていた分析の多くは、これまでの中間選挙後の株式相場は年末まで上昇することが多いというものだった。10月に株急落で怖じ気づいていた投資家が、こうした過去の傾向を耳にして勇気づけられ、選挙後に株式相場に戻るよう後押しされたかもしれない。
一方で、投資家は同じくらい、単に選挙結果に神経質になっており、不確実性を避けて現金にしがみついていた可能性もある。結果が判明し、再び株式への投資意欲が戻り、相場が値上がりしたのだ。いずれにしても、選挙から一夜明けた7日は、米株にとって素晴らしい日となった。
欧州株先物は、現物市場の取引が開始されるまで反応薄。欧州株が寄りつきから買いが優勢になると、同時に米株先物も急伸し始めた。これを踏まえると、警戒していた投資家が選挙結果が判明するまで買いを控えていたとの読みを裏付ける。実需筋のマネーが株式相場に流れると先物相場の投機筋がみて初めて、彼らは加わったのだ。
三つ目の説明は最も可能性が低い。民主の大躍進が株価に与える影響を懸念した投資家が、損失を最小限に抑えるためにヘッジしていたというもの。恐れていたほど、民主党が議席を伸ばさないことが分かると、彼らはヘッジの必要がなくなり、再び買いに回ったとの見立てだ。ただ、この理論はタイミングの点で欠陥がある。つまり、なぜドルと米国債相場は大きく反応したのに、株式相場は欧州株の取引が始まるまで限られたのか?
最後の仮説は、2020年の大統領選で再選を目指すドナルド・トランプ大統領が 自らの立場を固めるため、一段の関税を避けて、中国との通商協議を妥結に導くだろうと投資家が予想したというものだ。ここで生じる疑問はさて置く:ドル下落はこの見立てに整合する(関税はドル高要因だ)ものの、通商協議合意への期待が高まれば、中国株には追い風となるはずだが、そうはならなかった。中国株は国内投資家が圧倒的であり、資本規制もあり、世界の株式相場とは隔離されているのは事実だ。だが、当時市場は開いており、人民元が米ドルに対し値上がりするなか、中国株は0.4%の上昇にとどまっていたのは奇妙だ。元はさらに値上がりが続いたが、中国株はその後、値を消した。
筆者は最初の2つの見立てが正しいと考えている。単一の相場予想をあまり確信しないというのが明らかな教訓だ。
あるイベントに関して、結果を確信していたとしても、株式相場はまるで異なる反応を示すかもしれない。他の資産の動向が株式相場に大きな影響を与えることもあり得る。他の投資家がいかに反応するかを予想する――投資家は互いの反応を予測し合うものだ――ことは、短期的には、実際の結果がもたらす根本的な影響よりもより往々にして重要だ。
基本的なアドバイスは長年こうだ。短期的な売買は単なる賭けとみるべきであり、賭けが外れると覚悟せよ。
関連記事
米株投資家、選挙終了に浮かれ過ぎは禁物
【バロンズ】中間選挙後の株価、過去のパターン脱却か
【バロンズ】11月から4月、株投資に最適な理由
http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/397.html#c3
1. 赤かぶ[1283] kNSCqYLU 2018年11月13日 00:15:06 : jgP8M3g5HI : WzItY4dVHi4[698]
※続きです。
しかし、安倍昭恵という人間は、他人をイラつかせる天才だね。 https://t.co/m082J7Rf9Q
— 大下賢一郎 (@kemuchiman) 2018年11月11日
確かに、世界が大変な時です。然も、一民間人❓の妻が起こした問題で、夫の内閣総理大臣は、日本国を「虚偽、改ざん、捏造」国家にした挙句、全世界から「蔑まれる国」にした。そう言う貴女も夫同様に「廉恥心」が無い。そんな貴女の様な方を「美しい国!日本」では、昔から【破廉恥】な女と言います。 https://t.co/dfU77TBoKq
— 爺です。 (@kRs2jbV8ruNLSjN) 2018年11月12日
少しでも争いを収めるために、安倍昭恵は証人として国会に出てくりゃいいだろう。 https://t.co/ivTqMURpiw
— ネトウヨの毒舌な伯父さんbot (@NTUY_uncle_bot) 2018年11月12日
呆れ返ったものです。自分が騒ぎの張本人でありながら、こんなことを言うなんて。国会に出ていって自分がやったことを白状すれば済むことなのに、それをしないで逃げ回っているから騒ぎになっているのに。盗人猛々しいとはこのこと。 https://t.co/ealET7CmNc
— おくあき まさお (@tuigeki) 2018年11月11日
いよいよヤバイ方なのかと。 https://t.co/mbbryRm8um
— 井上將勝 (@masakatsu_inoue) 2018年11月11日
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/566.html#c1
4. 2018年11月13日 00:21:00 : I06kUeD8iM : Pokccs7o7wE[90]
■ 洗脳は生涯途切れない
消費税小中高の12年だいがくの4年間そして30年以上にわたる社会人生活においも延々と価値の刷り込みは続きます
学校に代わって企業とマスコミが私たちに規範(どのように考え振る舞うべきかなのか)を叩きこみそうやって私たちはパストラル(司牧的統治)の中で作られのです
このように連続的な洗脳を経て最終的に家畜のような人間にされます
5. 2018年11月13日 00:24:03 : I06kUeD8iM : Pokccs7o7wE[91]
04です最初の消費税は誤変換です
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/549.html#c5
8. 空虚[1578] i_OLlQ 2018年11月13日 00:25:48 : C1OnUfuOVE : cS87y3TVCY0[6]
>Q:財務省を立て直す3つのこと。1つ目は「払ってはいけない。」2つ目は「取られてもいけない。」3つめは「なんでしょう?」
A:己に不都合でも、不正に声をあげる
だわな。
美しい国の住人は、これができないから愚民・奴隷と云われてもしかたない。
民主主義を装いながら、民主主義を破壊してるのは【 沈 黙 】という
悪事への加担だ。
日常で会計事務や、商取引の積算などを生業にしている者なら(経営者を含め)
承知の事実のはずだが、何らかの不利益を被るので黙り込む。
だからAIなんぞが働き出すと、実は経営者に不利益をもたらす事案も増えるww
AIの活用者は、そういう点をむりやり制御するためAIが反乱(罵愚だな)を起こすw
かくして美しい国は、AIという名の高性能電算機でイカサマをするので
実益の恩恵をうけることはないまま崩壊していく・・・やれやれだね?ww
未だ世界で正当なAIなるものが実用されない理由は、そこらへんにあるんだわな。
忖度なんぞ、不正の温床でんがなまんがなwww。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/530.html#c8
8. 2018年11月13日 00:27:24 : 25VqjjdS5U : EpPMjy1gXlA[1]
ザックリ細かい目に書くとこんな感じで完成までの道のりは長そう。
上から物が落ちてくるかもなのでAI自動車実用化には上方向も検知するセンサーが必要になり、、、になるから最終的にはセンサーとコンピューターの塊が走るような状態で人間様はオマケ扱いになるような感じですね。
ミリ波帯――5Gには、どの周波数帯が採用されるのか?
24.25 GHz〜27.5 GHz 31.8 GHz〜33.4 GHz
37 GHz〜40.5 GHz 40.5 GHz〜42.5 GHz
45.5 GHz〜50.2 GHz 50.4 GHz〜52.6 GHz
66 GHz〜76 GHz 81 GHz〜86 GHz
【周波数帯一覧表】ドコモ、au、ソフトバンク等、大手キャリアの周波数帯状況を整理してみました。
https://www.mayoinu.com/entry/2015/01/28/201750
バンド 周波数 docomo au UQ SoftBank Y!mobile WCP
Band 1 2.1GHz W-CDMA LTE (CDMA2000) LTE * W-CDMA LTE
Band 41 800MHz * * TD- LTE * * TD- LTE
車載レーダ・システムが24GHzから77GHzに移行している理由
https://e2e.ti.com/group/jp/b/automotive/archive/2017/11/27/24ghz-77ghz
従来、これらのシステムの多くは24GHz帯の周波数を使用してきました。
車載向けには現在、狭帯域(NB)と超広帯域(UWB)の両方が利用可能です。
レギュレートされていない24GHz NBは、24.05GHz〜24.25GHzの200MHzにわたっています。24GHz UWBは、21.65GHz〜26.65GHzの5GHzにわたります。
24GHz UWBを段階的に廃止する中で、規制機関は車載レーダ用に77GHz帯の周波数を開放しました。
図2に示すように、77〜81GHzで使用可能な帯域幅は最大4GHzの掃引帯域幅を提供し、これは24GHz NBで利用できる200MHzよりもずっと大きくなっています。
この距離測定では分解能と精度がともに重要です。
分解能によって、2つの物体が区別されるのに必要な物体間の距離が決まります。
精度とは単に、距離測定の精度です。
距離測定の誤差と最小分解距離は、チャープの帯域幅に反比例します。
使用可能な周波数の幅により、24GHzから77GHzへの移行は、距離の分解能と精度について20倍の性能向上につながります。
24GHzレーダの75cmに対して、77GHzシステムの距離分解能は4cmであり、互いに近接した複数の物体をより精密に検出できます。
送信された信号と受信された信号との位相差を使用して、物体の相対速度を測定できます。波長が小さくなるほど、それに比例してこの速度測定の分解能と精度は向上します。
したがって、センサが24GHzから77GHzに移行すると、速度測定は3倍向上します。
TI、自動車/産業分野向けミリ波レーダーチップ5製品を発表
2017/05/17 11:51:00
https://news.mynavi.jp/article/20170517-a103/
今回の製品の特徴はこちら(Photo09)である。
アンテナ以外のすべての要素を完全にCMOSで1チップ化(1ダイ化)しており、距離精度は50μmに及ぶ。
それでいながら最大300mまでの距離の測定が可能とされる。
車載用でも近接(主に車内用)センシングに使われるのがAWE1443(Photo13)で、こちらは当然検知距離は短いものの、その分精度は高い。
実際デモでは運転手のモニタリングで、心臓の周囲の細かな振動を検知することで、心拍数と呼吸数をフィルタリングを掛けて割り出すという事が行われていた。
この製品はMCUが搭載されている
次が産業用途である。
Ferguson氏曰く「今回紹介するのはほんの一例であって、どんどん新しい用途が出てきている」ということだが、例えばタンク内のレベルセンシング(Photo18)。
ミリ波レーダーを使うと材料ごとに反射率が異なるので、これを利用して材料の違いを検知することもできるそうだ。
あるいは交通監視や境界区域監視にも使える(Photo19)とする
他にも、フォークリフトとかロボティクス、ドローン、オフィスの監視機能まで、非常に幅広い用途に利用できるという話であった(Photo20)
実のところ76GHz〜81GHzが自動車向けと産業向けの両方に利用できる国は日本だけということもあり、
目前に迫る完全自動運転時代 - ルネサスの自動運転車が日本でデモ走行を実施
https://news.mynavi.jp/article/20170407-renesas_had/
2017/04/07 08:00:00
クルマの自動運転には段階が存在するが、例えばSAEが定義する6段階の最上位に位置するのが「完全自動運転」(レベル5)であり、それが実現されるのは、まだまだ先と言われている。
ただし、自動車に実際にシステムを搭載する場合、悪意のある攻撃や故障に対する冗長性の確保や、低コスト化、低消費電力化、耐環境性など、さまざまなニーズを満たす必要がある。
そうした実車に搭載できるシステム、という角度からアプローチをしかけているのがルネサス エレクトロニクスやNXP Semiconductors(旧Freescale Semiconductor)といった従来から車載マイコンで強みを有している半導体企業だ。
このルネサス製の自動運転車、2017年4月6日時点では、実は日本に持ち込まれており、同社の事業所内にて、テストなどが行われており、今回、日本のメディアに向けて、国内で初めてデモ走行が公開された。
筆者も実際に試乗させてもらったが、自動運転車の開発プラットフォームとして考えた場合の必要な機能は、走りそのものも含めて、十分といえるものであった。
システムの構成としては、今回のソリューションでは低消費電力なマルチプロセッサ構成で、ASIL-Dに対応するフェールオペレーションを自動運転車に搭載することを目的としており、ミリ波レーダー、LiDAR、光学カメラ、そしてV2XをHADプラットフォーム上で処理するという仕組みを採用している。
具体的には、今回のソリューションでは、合計4つのR-Car H3があるが、その内1つをカメラからの入力に対するセンサフュージョンの役割を担当させ、残りの3つで、レーダー、Lider、V2Xを冗長性を持たせた形で担当する。
このため、もし、3つのうち、どれか1つのR-Car H3が故障などによる機能停止状態に陥っても、残りの2つで判断を行い、自動車を安全な場所まで誘導する、といった緊急対応を図ることを可能としている。
さらに、V2Xとしては、一般的なギガビットイーサネットで接続し、その先にあるクラウド環境と接続するが、通信パケットをRH850が監視。クルマが外部からサイバー攻撃を受けた場合、通常とは異なるパケットなどを同マイコンが検知することで、そのパケットを破棄する、といった仕組みで、不正なデータの侵入を防ぐことを可能としている。
また、今回のクルマは、前方の検知のみを行って、走行処理を行う、というものであったが、2018年にはR-Car H3を8基使うことで、アラウントビュー(両サイド)や後方の検知なども行える(例えば、前方でR-Car H3を3基、後方で3基、両サイドで2基で、それぞれ独立して冗長性を確保しつつ、統合コントロールを実施する)構成を実現していきたい、としており、対応するセンサの種類なども増やして、より完全な自動運転の実現に向けて技術を高めていきたいとしている。
Xバンド(X帯とも、英語: X-band)は、マイクロ波の周波数帯域の一つ。 9GHz帯(8 - 12GHz:波長25 - 37mm)のセンチメートル波(SHF)にあたり、主に軍事通信やレーダー、気象衛星、高分解能の降雨レーダー、地球観測衛星の合成開口レーダー(SAR)などで利用されている。
電子レンジから発生する電磁界
電子レンジは「マグネトロン」と呼ばれる電子管から周波数2.45ギガヘルツの電磁波(波長が短いのでマイクロ波ともいいます)を発生させます。
電子レンジで発生する電磁波(マイクロ波)は、電子レンジに対する国際規格あるいは、国内規格(電波法、電気用品安全法)の許容レベル(レンジ外面から5cmの全ての位置において50W/m2)より十分低い水準になるように設計されています。
ドコモ、au、ソフトバンク等、大手キャリアの周波数帯
Xバンドの高分解能の降雨レーダー、地球観測衛星の合成開口レーダー(SAR)
は電子レンジの2.45ギガヘルツと同じ帯域。
ミリ波帯――5Gや車載レーダ・システムはこれより高いから確かにヤバイ。
おまけに歩いている横を走るし運転や乗っている人も全く知らないしという感じ。
自動運転機能付きの車やAI自動車には近づかない妊婦の方は避けるのがとりあえず望ましいのでしょう。
特殊な技術なので勝手に無謀なシステムを選んでいるから人が手元において使用したら相当不味いですね。
半導体の製造技術の進歩で超小型の送受信機が作れるからお気軽に使用しているだけなんでしょう。
とりあえず成果が出始めている分野から快進撃カンパニーを目指して頑張ろうなんでしょう。
何か根本的な問題が出たらそれから考えて直せば良い的発想ですね。
以上独断と偏見との塊でカルト風味の書き込みでした。
http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/387.html#c8
11. 2018年11月13日 00:31:15 : CtI91oMXfQ : 67Zw@Z9jFHQ[5]
1、2、5のコメントは言うまでもなく、この記事そのものが削除対象でしょう。
デマ記事は放置してはいけない。管理者はしっかりしてください。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/552.html#c11
12. 2018年11月13日 00:58:12 : M7JQIHqipo : GKkE9eYW4rk[46]
>>5
日韓併合でなにをやったかというと、ニッポンは現在へ多いな禍根を残す核で米国
を脅かすなど恐れを知らない朝鮮人の大々的な人口増殖をやってしまった。現在の
北朝鮮分くらいの人口がそっくり増えてしまった(ナチスのユダヤ人大屠殺と比べ
たらコレは偉い違いだ)これだけをとっても、ニッポン人の偉大さが伝わってき
てしまうな。
この偉大さをどうしても認めたくない朝鮮人て、どこか●●コ同様に根性が曲がっ
ているようだな。
まあ、これはもう歴史を変えようがない事実そのものだ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/552.html#c12
8. HIMAZIN[617] SElNQVpJTg 2018年11月13日 01:09:32 : tfL5STIxFs : W0GqmGY95Js[5]
歴史上、日本はイスラームと深い関わりを持たなかった。
だから欧米経由の偏った情報を鵜呑みにした偏見がはべることになった。
漫画を題材にする試みは面白いし、
ステロタイプなイメージが少しずつ変わり、理解が深まっていくといいですね。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/504.html#c8
8. 2018年11月13日 01:12:36 : H4tumHWGUA : ZmG2KLq_ELY[1]
徴用工補償請求のこと 正午の大本営発表でトップニュース
スダレハゲ官房長官が「政府としてはコメントしない」と述べた なんたることか
通訳すると、ソーリは「ぼくちゃん知らないもん」と申しております、であるが
ウヨクの気持ちとしては、チョンになめられて黙ってるのかー!国交断絶だ
宣戦布告だと振り上げたこぶしの下ろしどころがない状態で気の毒でありますが
ヤバくなれば見て見ぬふりをする、経団連企業でも見捨てる玉なし安倍政権である
1)国家間の問題である2)補償額が莫大である3)歴史の問題である
政治的意図があるどころか、政治的意図そのものです 文さんは怒っている
安倍を懲らしめているのです 韓国政府は、三権分立だし司法の判断は尊重しなければ
「日本でもそうでしょ?チラッ」とか、ちくちく嫌味を言って、ああんもういじわるっ!
ってこっちまで身悶えしてしまう意地の悪さである
最高裁判決があるから、大統領の異議でもない限り、韓国内では強制執行はできる
http://www.asyura2.com/18/cult19/msg/804.html#c8
13. 2018年11月13日 01:16:03 : M7JQIHqipo : GKkE9eYW4rk[47]
>>9
>そうでなくとも歴史を知らしめられなかった(要するに教えてもら
>えなかった)日本国民には、今回の徴用工ケースについて、本当に
>知っているべき内容は知らされていない。
「日韓請求権協定」の内容を知らされていないのは、訴訟を起こした元徴用工らを含めた韓国人のほとんどだろうな。だからこんなトンデモな訴訟を起こして、韓国裁判所もおかしな方向に引っ張ってしまう。韓国人でどうして不思議なくらいこうバカなんだろうか。
なんか、隣国や海洋への覇権を抜きにすれば、中国人の方が少しはまともに見え始めてきた。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/552.html#c13
2. 2018年11月13日 01:17:21 : H4tumHWGUA : ZmG2KLq_ELY[2]
簡潔な表題がすばらしいですね まさにこれが気になっていた
最近大本営NHKでこの忌むべき名称が「再び」出てきたので、気になっていた
日本を破滅に陥れた小泉竹中ペテン構造改革を主導したよこしまな似非有識者会議
日本国民を収奪して国民財産をアメリカに流し、おこぼれを自分のポケットにねじ込むための
奸計を企てる国賊の巣窟であります その中心人物は、言うまでもなく、竹中平蔵です
経済財政諮問会議の悪名があまりに轟いてしまったので、産業競争力会議とか
国家戦略なんちゃら会議とか、名称だけ変えても、中の人とやってることは同じです
中立公正な民間議員とか嘘八百八十八です 一点の曇りもなく、国賊の売国奴です
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/555.html#c2
40. 2018年11月13日 01:17:39 : B5jUAVwOgo : @q0pLXaGlcw[136]
>>18
>日本の ベースは 1万5千年にわたる 縄文時代にあって 恵まれた時代だったようだ
今みたいに便利じゃなかったにしても知恵と工夫でどうにかしてきたみたいだな。
アイヌ系やウチナンチューの方々をバカにしてはなりませんな。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/541.html#c40
207. HIMAZIN[618] SElNQVpJTg 2018年11月13日 01:17:47 : tfL5STIxFs : W0GqmGY95Js[6]
>>131
PU5vAZK2g4A
>みなさーん、この人バカですよ。おそらくネトウヨでしょう。哀れですね。
お前さんほどでもなければ、ネトウヨでもないよ。
根拠のないイチャモン。
>つまりアメリカの対応は合理的で、むしろ日本のほうが間違っている。
>アメリカの対応に問題はない。
まともに反論できないから捜査権の話を操作能力に勝手にすり替えている。
しかもお前さんが勝手に言ってるだけで何の根拠もない。
墓穴を掘ったね。人をネトウヨ呼ばわりするところを見ると純粋なアメポチかな。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/434.html#c207
4. 2018年11月13日 01:26:10 : aJpxkrX9bU : ieyUGFAU_cU[1]
>発電機1台にかかる負荷が2倍になり、発電機が重くて回らなくなるのです。
ちゃうよ、電圧が下がって電流が増えるんだ
オーバーロードで焼損するから止めるって事です
>むしろ原発の方が停まりやすく、地震の時に頼りにならない。
逆にどの電源でも同じ、ただ原発は閾値を超える地震以外は停止しません
それに、発電電力が大きいので分散したその他小さな電源を立ち上げる事が出来ます
緊急停止しても数分は発電を続けると言う事もあります。
原子炉トリップからタービントリップ迄時間差が有るんでね
実際に各地の原発は緊急停止してますが停電は関西で1度、それも数分だけですね(高浜緊急停止)
8. 2018年11月13日 01:33:46 : qW5770aSac : k9XcZ01CpGM[1204]
2018/9/21 五百香ノエル 小説家 病死 51歳
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/539.html#c8
5. 2018年11月13日 01:34:54 : aJpxkrX9bU : ieyUGFAU_cU[2]
>←上昇気流が高さ300メートルまでわずか5秒で着く程の高温ガス発生
爆風で上がっただけ、上昇気流で屋根材は空を飛びません、熱気球じゃあるまいし
>瞬通っただけで鉄骨の構造物全体(数十トン)を800℃上げた高温ガス発生
まだ言ってる、異常だね
原爆ドームを見たことが無いのか?銅が蒸発するほどの熱線を受けても
鉄骨部分はそのままだね
理由は簡単、原爆の熱線でも鉄は軟化しなかったって事だね
だかあrどうやっても君の言う様に軟化はしてないのだね、低能君
>福島原発事故による公害が起きているかいないかなんて、まだわかるわけないだろう!
じゃ君の主張もまったっく判らない事をさも起こったように書いてるだけって事ですね
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/542.html#c5
10. 2018年11月13日 01:36:41 : B5jUAVwOgo : @q0pLXaGlcw[137]
全国の原発を止めて解体せよ!!
・・・・・・と言いたい所だけど実際に「解体」となるとどうなる事やら?!
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/531.html#c10
古賀茂明「大問題の原子力損害賠償法改正案を国会でこのまま通してはいけない」〈dot.〉
4. 2018年11月13日 02:00:37 : sUpHQ8Q75g : lG5Ry8H205A[162]
> 保守層の反オバマ感情が高まり、結果的にオバマ氏は米国の出生証明書の原本コピー公表に追い詰められた経緯がある。
出生証明書の公表って結果的にやらずに済んだような気がするが
本当に米国内で生まれてるんなら
出生証明書の公表で揉めることはないだろう
何ならトランプに出生証明書の公表を求めてみたらどうか
http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/519.html#c4
4. 2018年11月13日 02:13:56 : mOrCuHi9R2 : 51GQTYphObw[22]
FRBがもし米不動産市場をまだ割高で、これが健全な調整だと思っているなら、利上げを打ち止めせずに金利上昇がすすむ。
>
異次元の割高だ
その為に利上げ続行となる。
住宅は異次元の割高だ
割高住宅に異次元の米国債発行となって、米国債で
過食、増殖のネズミ講住宅に米経済が占領、世界も占領となって
FRBが占領解除の利上げ続行で、米国債処分。
世界も米国債処分で、
利上げすればする程米経済好転で、世界経済好転となる。
5. 2018年11月13日 02:26:39 : SJCgnZlodc : JlLQ7v@DM40[42]
未だに「外国人投資家が買う」と喧伝する人もいますが、これほど弱い日本株で、しかも安倍ノミクスに失敗し、成長もしない、上昇の材料がない国では、投資を増やすインセンティブはありません。外国人投資家は当分、売買はフラットとみた方がいい。
>
お前も金子もアベノミクスを叩いているが、
叩くのが6年遅い。
暴走させて叩いて抜き取る、これがアベノミクスの正体
アベノミクスが正体割れで、出口急務との
そんな時に、
入り口で送り風を吹かせた勢力が
出口で向かい風を吹かせている。
だから危機多発の空売りで株がおかしな動きをする、
だからこそ、そんな緩和は真っ平御免の出口に急務なのだ、
お前のしていることはトランプ連動の
危機あおりで、出口妨害だ。
1. 空虚[1579] i_OLlQ 2018年11月13日 02:29:19 : C1OnUfuOVE : cS87y3TVCY0[7]
創価学会には、青年部という組織がある。
牙城会と創価班という、二つの組織構成で成り立つ。
本来の池田親衛隊とは、この二つを指すのだが知恵遅れの
体育会系馬鹿ばかりで、それを手懐けたのが公明党だwww
選民意識と優越感にどっぷり浸かった体育会系馬鹿は、そのままウヨに
通じるwww。
創価学会婦人部からも女子部からも、鼻つまみ者集団になるわなw
【 カルトのむさい男 】が望むものは、権威だ。
薄っぺらいだろ?
反吐がでるね?
宗教上の教義なんぞ、から〜っぽのカルトが、欲丸出しで選挙に加担するんだ。
あ・・・眩暈するぅw
ついでに、その連中は創価学会系企業で奴隷のごとく扱われとるんよw
フラストレーション たまる たまるwwwwwww
創価カルトの男衆って、腰抜けの権威盲従か強欲丸出しの二極だけ。
薄気味悪い集団。
例外が沖縄の壮年だったと。
変化が出るのは、中央の影響薄い地方からだわな。
政治も似たようなもんだ、地方から外堀崩していかんとねw
38. 2018年11月13日 02:43:37 : VPARHCB356 : ce9ibeJUrpE[2]
もう野党共闘の行方はわからなくなった。
いずれにしても、また阿鼻叫喚の混乱で終わるだろうな。
そんなの最初からわかっていたし、橋下と話すのは必要なことだろう。
政権交代なんかしなくていいから、反原発、消費税5%の狼煙を早く上げてくれ。
本当に、今の政治家は必要ない。必要悪でさえない。ただの退廃だ。
制度がどうのこうの以前に、人間が腐っている。
なんの期待もしていないよ。森ゆうことか玉城デニーにも期待していない。
青木愛はなんとなく可愛いので期待している。
おれの好きな愛ちゃんが頑張っているので、これからも自由党員でありつづける。
小沢以下、山本太郎も含めて、人材らしいのは、もはや自由党にはいない。
若者は本当に橋下、進次郎に惹かれているのだと思う。
恐ろしいけど、それが現実。
9. 2018年11月13日 02:48:39 : xAb96Mf99Y : 37vpbZkVNGc[2]
ダダ漏れはいかんなあ。
やっぱ、関東東北はまずいだろう。
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/539.html#c9
8. 投稿のあんちゃん[196] k4qNZYLMgqCC8YK_guGC8Q 2018年11月13日 02:48:40 : ec5C2vDjSU : aSHPXHF@09I[352]
歴史を振りかえってみるほどでもない。ほんの70年ほど前にはどこの国にも貴族がいて庶民がいて、そして賎民がいた。その差別意識がより上級の階層の人間にとっての慰みとなっていた。
その階層が消えていってもやはり、冨裕の差として(あるいは会社での座る椅子の違いや、いい家に住むかやいい車に乗るかによって)、相変わらず人間同士で互いに優劣を競い合っている。(本当は犬・猫のなわばり争いと大して変わらないと思っているが)
ところが巷では給料に差があるのは、おかしいと思っている。仮に働かなくても、同じような給料にしろと思っている。それが優劣の競い合いの結果だとは思いたくないらしい。それが今の日本。
学校では優劣の競い合いは悪いことのように教える(なぜか運動会ではそうではない)が、実世界ではそれがすべて。
みんな勝ち側になって天国のような生活をしていたい。まともな仕事もしないくせに、競い合いで負け側にはなりたくない。差別は許せない。それが今の日本。
だから国外から人材を取り込もうということになる。社会の下層を受け持って欲しいのと、使えるなら人間なら上層を担ってもらいたい。
そんなことは過去の日本の歴史に幾度となくあったこと。(おそらく江戸時代の鎖国がそのあり方を認めない方向に日本を変えてしまったのだと思っている。)
6. 2018年11月13日 02:52:00 : M29rP0jeGY : qCP696LiVpc[2]
景気拡大
始まる前に終わらせないと
米景気利上げで
米住宅ネズミが食糧難になる。
http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/388.html
FRBがもし米不動産市場をまだ割高で、これが健全な調整だと思っているなら、利上げを打ち止めせずに金利上昇がすすむ。
>
異次元の割高だ
その為に利上げ続行となる。
住宅は異次元の割高だ
割高住宅に異次元の米国債発行となって、米国債で
過食、増殖のネズミ講住宅に米経済が占領、世界も占領となって
FRBが占領解除の利上げ続行で、米国債処分。
世界も米国債処分で、
利上げすればする程米経済好転で、世界経済好転となる。
未だに「外国人投資家が買う」と喧伝する人もいますが、これほど弱い日本株で、しかも安倍ノミクスに失敗し、成長もしない、上昇の材料がない国では、投資を増やすインセンティブはありません。外国人投資家は当分、売買はフラットとみた方がいい。
>
お前も金子もアベノミクスを叩いているが、
叩くのが6年遅い。
暴走させて叩いて抜き取る、これがアベノミクスの正体
アベノミクスが正体割れで、出口急務との
そんな時に、
入り口で送り風を吹かせた勢力が
出口で向かい風を吹かせている。
だから危機多発の空売りで株がおかしな動きをする、
だからこそ、そんな緩和は真っ平御免の出口に急務なのだ!
お前のしていることはトランプ連動の
危機あおりで、出口妨害だ。
9. 2018年11月13日 03:01:12 : VPFjmOmuzE : _xdQFCco9xY[6]
前触れなくいきなりヤる、必勝の心得だと思う。バーゼルへミサイル 遅きに失した感もある様な気もするが、改心を待ってと云う段階ではないと皆こころの中で感じているのじゃないか。座して死を選ぶよりはマシじゃないかと想われる。
http://www.asyura2.com/18/cult19/msg/804.html#c9
31. ろくさん[268] guuCrYKzgvE 2018年11月13日 03:08:31 : bvSQ5ZgWzM : vRBLQ0fOIA8[1]
月曜のモーニングショー録画見たが中国批判などしていなかったよね?
日本の商品を多く買ってくれてる。
批判しているのは監視社会に繋がるネット批判ではないの?
この記事はこじつけが酷いし、コメントも業とらしい。
ネット戦略嫌ですね。そんな人しかネットにはいないのかしら?馬鹿らしい
中国のネットもアメリカネット絡んでるよ。それの応援団が阿修羅には数多くいる。最も分かりやすい洗脳班の自民党権力のネット戦略をどうにかしようね。我が身を守るには監視まではしないマスコミを応援した方がいいよ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/539.html#c31
10. 2018年11月13日 03:11:21 : IJjjrLkBu1 : Tp0IihGPIW0[3686]
先の大戦では大本営が兵士が捕虜となることを禁止したり、自分らの面子を優先、兵士を駒とし、敗戦濃い中で「かくなる上は思い切り暴れるくらいのことはして進ぜましょう」と嘯いたのであり、暴れるとは、戦局には無関係に勇猛に戦ったと見せかけるための兵隊の突撃、玉砕を意味したのであり、いわば無駄死にを強いたのである。
かつ近代戦は、軍隊同士の一騎打ちならず、必ず民衆の殺戮能力を以て軍備の質を向上させているのであり、無人偵察機に無人攻撃機を開発、誤射の範囲で村を破壊し非武装住民を怒りのあまりに武装兵士と変え、小型武器を手に取り世界に散るテロリストと化すなど、形を変えた戦争の継続で、終結を見ないのである。
かつまた軍事は必ず相手国を必要とするペアリングであるところ、例えば同じ対戦相手を必要とするスポーツ試合では用具を双方に売ることが出来るスポーツ産業同様、軍需産業もペアリングの双方に兵器や武器を売る仕組みであり、どこも可能な限り最新鋭兵器を求め殺傷能力を高めようと軍拡を競うのである。
だが租税主義国である以上、国民から徴税した資金は限られているところ、結局は福祉予算を削減し対戦相手より優れた兵器を手にする軍拡は必至だ。
戦争は一国だけでは不可能な、必ず相手国を嗾けて対戦を挑まねばならない業の深いものであるところ、トップが現在のような自民財官の護送船団では当事者意識に欠けた上に、結果責任の所在を探ろうとしても「私は関係ありませんよ」では、結局は一般民衆と末端自衛隊員の犠牲が延々と続くだろう。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/525.html#c10
4. 2018年11月13日 03:24:46 : 01JUjPKVpw : ER1zose2ZFY[144]
植草の自己宣伝か
内容も明かしてないのに、
なぜこんなのがトップなんでしょうね。
出版社が投稿工作や
どうしても読ませたいなにかがある、
ということですかね!
「【宮城】石巻・汚染廃棄物 12日から本焼却開始」 (KHB 2018/11/11)
https://www.khb-tv.co.jp/news/localNews/201811111815021.html
福島第一原発の事故で発生した国の基準を下回る汚染廃棄物の本焼却が12日から宮城県石巻市で始まります。石巻市は10月、汚染廃棄物の試験焼却を行い、検証の結果、空間放射線量などに異常はなかったとして12日から本焼却を開始します。11日は石巻市重吉町の焼却施設に石巻市内の農家が保管する汚染された稲わら400キロが運び込まれました。石巻市生活環境部・福田寿幸部長「安全で確実に迅速に処理できる一番の方法と石巻市としては思っているので、これを確実に安全に行っていきたいと考えている」。汚染廃棄物の焼却処分をめぐっては健康への影響を懸念する住民グループが中止を求めていますが、石巻市は市内に保管されている約69.8トンについて今年度中の焼却完了を目指しています。
------(引用ここまで)--------------------------------------
セシウムは燃やしてしまえば分解すると言って失笑を買った経済学者がいましたが、
この国の役人も同じように考えているようです。
放射性物質を焼却すれば、より小さい微粒子になってますます広く拡散されます。
線量計が反応しなかったのは、それだけより小さな微粒子になったということです。
フィルターなどはよくても半分ぐらいしか放射性物質を吸収できません。
残りはすべて外気へ放出となります。
せっかく集めた放射性廃棄物を再拡散するような愚行はただちにやめさせるべきです。
(関連情報)
「汚染廃棄物焼却差し止めを、仙台 原発事故で発生、住民提訴 (中日新聞)」
(拙稿 2018/10/18)
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/434.html
「『たぶん大丈夫…では困る』汚染廃焼却で異論噴出
住民から信頼性を疑問視する声が相次ぐ。(仙台放送)」 (拙稿 2018/2/7)
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/398.html
「北九州市 石巻市震災廃棄物試験焼却後に発生した健康被害の疑いのある事例
(院長のブログ)」 (阿修羅・こーるてん 2012/9/16)
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/347.html
「火災が放射能を拡散させたチェルノブイリ事故 (PALGE・越後ジャーナル)」(拙稿 2017/5/2)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/846.html
「福島の山火事により、関東一円の放射線量が上昇」 (拙稿 2017/5/2)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/839.html
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/548.html
31. 前河[986] kU@JzQ 2018年11月13日 03:56:26 : MwWXcfODso : ui0P_g62vzI[10]
朝生の議論は三浦なんかが出ているせいで議論が非建設的になり、中身が薄いが、田原さんが「民主党崩壊の理由を検察のせいだ」と言い切った点は評価出来る。
小沢さん周辺への逮捕など、小沢潰しを検察が行ったせいだと。
阿修羅の方々は聴きあきたと言うだろうが、一般の人々はほとんどの人が知らない。
しかし、マスコミが民主党を叩いた事は言わないな。この辺の限界が本質を言ってる様でまだまだ本質を隠している。
ので、番組への評価はそこそこだが、少しでも本当の事を言うのは言わないよりはマシ。マシの少し上のマシを期待する。少しでもマシな番組は少しでも評価すべきだと思う。
何も報じない番組こそ批判されるべきだし、ワイドナショーやひるおび、最近のバイキングなどの嘘やオーバーな視点、安倍賛美や政権を擁護ばかりしているような劣悪低レベル番組こそ徹底的に叩かれるべきだろう。
朝生は今一(今二か)だが、「森友加計問題は、疑惑が深いにも関わらず、なぜ、安倍に対して同じ自民議員は安倍に向かって文句を言わないのか?」などの意見は他の番組では一切言わないぞ(時事放談などは言っていたが番組が無くなってしまった←政権批判が大きかったのでつぶされたか?)
こういう事を言えるだけでもマシとは言える。
朝生はもっと、活発な議論が出来る場に発展させられる可能性は残っている。改善策は出演者を大幅に変えるべき。ダメな出演者が多い。
今回も中林さんと共産の小池さん以外はよくわからないメンバーだった。三浦なんて出てるのが議論の質を下げてる。
与野党の議員をもっと出すべき。自民も中谷は石破派で政権から遠い。彼はある程度は良識派だと思うし、それも悪くはないが、やはり、政権内の議員か、または政権に近い考えの議員を出さないと。野党も小池さんだけでなく、小沢、枝野、長妻・・・自由党の森さんなんか出したら面白い。
櫻井よし子と青木さんを出させて対決させたらどうだろう?w百田はボコボコにされてたからもういらない。
天木さん出たらどうでしょうか?
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/498.html#c31
32. ろくさん[269] guuCrYKzgvE 2018年11月13日 04:20:47 : bvSQ5ZgWzM : vRBLQ0fOIA8[2]
ネット記事には時に信じられないような情報が載る。しかし其の情報発信はネット掲示板など誰も読まない前提で流しているのでは、?と思うことがある。何故ならこれを国民全てが読んでいたら安倍政権など終わり逮捕者ぞくしつだろ!!!! 新聞は読むと色々知れるし十分政権を引きずり下ろす材料になるのだ。ネットよりも充実してる。広告料やACCESS欲しい奴等が利益優先でマスコミ批判しているとしか思えない。おかげで報道の自由度70位付近に堕ちてしまった報道は力を無くし、ネット依存のネット被害者ばかりに成り世間で何が起きてるかすら知らない人たちがネットに飼い慣らされ馬鹿が政治をやりつづけるヘッポコ日本に成ってしまった。日本を不幸にしているのはネットだよ。
税金も払わず独占禁止法しているネットハゲ鷹応援団は信用するな!
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/539.html#c32
1. 2018年11月13日 04:21:21 : quMKleKEOA : apQvoj4eROs[897]
こんな音声情報を流してしまう、ということは
トルコのサウジ領事館のどこに盗聴装置が仕掛けられているかを
ばらしてしまうことにならないのですかね
それとも盗聴装置以外に音声記録手段があったのか?
(アップルウォッチ説は信じにくい)
http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/514.html#c1
33. 2018年11月13日 04:30:57 : bvSQ5ZgWzM : vRBLQ0fOIA8[3]
あっという間にランク下げたこの記事もどうぞ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/495.html
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/539.html#c33
34. 2018年11月13日 04:31:19 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[381]
西大和学園の大和大学を特集でやれよ
モリカケよりヤバイじゃねえか!
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/539.html#c34
35. 2018年11月13日 04:35:01 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[382]
中国人の実態を晒すと日本語でクレームつけるおかシナ奴らが一定数湧くという不思議現象
観光で来るシナ畜生はとにかくクズばかり
床に落ちた商品を平気で踏みつけるガキとそれをやめさせて棚に戻す親(実際に見たので驚いた)
言語が中国語だったので所詮シナ畜生はその程度のレベルの土人
日本人なら咎め易いけどシナ畜生はチンピラも同じなので警戒レベルを引き上げるのは当然
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/539.html#c35
14. 2018年11月13日 04:38:27 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[383]
>>10
つまりは経世会からの流れだろ
だから捕まりやすいってことじゃないですか!
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/536.html#c14
15. 2018年11月13日 04:40:06 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[384]
>>12
誰のこと?
とりあえず外人参政権推進の議員は問答無用で潰すことが先決だから
それを邪魔する奴らも同罪の工作員と認定されるまでだから!
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/536.html#c15
6. 2018年11月13日 04:45:10 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[385]
>>5
実際にその通りだから笑った
ついでにいうとその多くは立憲民主と自由党はじめ特定野党を支持している層でもあるから
自己中心的な馬鹿でシナ畜傀儡しかいないという点でも共通している!
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/554.html#c6
5. 罵愚[6842] lGyL8A 2018年11月13日 04:47:01 : uz7lDD2pDc : EjeLi5CyXwY[246]
財務省主計局を頂点とする官僚支配の利権構造が、日本のディープステイトの実態だな。政治は、それを支える構造体の一部にすぎず、ほかには財界、地方自治体、労働界、教育機関、研究機関、学界、メディア、ジャーナリズム、福祉、スポーツ、演芸、文化活動など、あらゆる分野はそれを支える利権を通して官僚の支配下にある。
政治の理念や憲法の条文など、便所の落書きにすぎない。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/503.html#c5
32. 罵愚[6843] lGyL8A 2018年11月13日 05:07:20 : uz7lDD2pDc : EjeLi5CyXwY[247]
でもねぇ、月に一回の長時間討論番組は貴重な存在だとは思う。深夜の時間帯も、発足当時とちがって、いまではほとんどがビデオ観戦だろうから、それがアンケート結果につながっているのかもしれない。
それと、司会の田原総一朗の降板と同時に、左右同数を並べる、冷戦の生き残りサヨクの無駄な出演もやめて…そうだなぁ、そこまで言って委員会のメンバーと総入れ替えなんかがいいと思う。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/498.html#c32
36. 罵愚[6844] lGyL8A 2018年11月13日 05:15:25 : uz7lDD2pDc : EjeLi5CyXwY[248]
>>27
>こういう生活に必須でかつ独占事業を民営化というのは、いいことは一つもない。
ご意見の趣旨は理解したうえで申し上げますが、だからといって、官僚支配に召し上げられてしまえば、利権の道具にしかなりませんよ。あるいは民営化そのものも、官僚支配の餌食になるかもしれない。
なにか、いい知恵はないものだろうか?
わたしはAIが一つのポイントになるかもしれないと…
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/490.html#c36
16. 2018年11月13日 05:22:19 : SFf0iMP1N6 : pGJUxgu1uKE[-123]
自民党虐殺自民党虐殺自民党虐殺自民党虐殺自民党虐殺自民党虐殺自民党虐殺
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/534.html#c16
世界が大変な時に日本で争っている場合でしょうかときたもんだが、馬鹿夫婦が首相とファーストレディをやっている場合ではないのである。
退陣か喚問である。
http://www.asyura2.com/18/cult19/msg/805.html
208. 罵愚[6845] lGyL8A 2018年11月13日 05:27:49 : uz7lDD2pDc : EjeLi5CyXwY[249]
>>199 ボケ老人さん
>こいつは議論に負けると…逃げ出し、出てこないのかと思うとヒョッコリ顔をだす。
それは、どうみても、爺さん、おまえさんの自画像だぜ(笑)。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/434.html#c208
209. 罵愚[6846] lGyL8A 2018年11月13日 05:36:04 : uz7lDD2pDc : EjeLi5CyXwY[250]
>>187 地下爺さん
旅先で出会った住人の一人に対する印象を、国家観の外交問題とすり替えた議論なんて、意味はないよ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/434.html#c209
33. 2018年11月13日 05:43:15 : kDH1PleUuc : 2hQTkCQUGTM[1]
>>23
同意同意、この番組が役に立ったとは全く思わない。
単なる娯楽番組でべちゃくちゃあーだこーだ喋って終わり。
それを30年間続けてきただけ。下らん番組っすよ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/498.html#c33
210. 罵愚[6847] lGyL8A 2018年11月13日 05:44:58 : uz7lDD2pDc : EjeLi5CyXwY[251]
本題はね、『小池晃議員、迫る!「日米地位協定、他国と比べてあまりに屈辱的。これで主権国家と言えるのか。改定すべき!」 政府は…』であり、日米安保を乗り越えて、憲法にまでさかのぼったうえで、日本の安全保障、外交の基本方針は、どうあるべきか? だったと思うのが…
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/434.html#c210
34. 2018年11月13日 05:49:02 : kDH1PleUuc : 2hQTkCQUGTM[2]
評論家連中は小銭稼ぎの評論家に過ぎない。
庶民への啓蒙とか視点提供ってより単にそれが
評論家連中の食い扶持になってるだけ。別にそいつらを
食わせたところで日本が知性的になるわけでもなく
それどころかそういう連中を食わせて
オ〇ニーの見せ合いっこに終始したことで
劣化した感すらある。いや確実に劣化してる。
タレント学者にタレント評論家
まとめてタレント文化人でも良いが
一つ紹介しておこう。
清水幾太郎は、以下のような文化人論を述べる。
文化人の大部分は気障な嫌味な人々である。文化や思想を
装飾にして世を渡るエゴイストが多い。その偏狭な
エゴイズムを秘しておいて、思ひ出したやうに真理を語り、
国家を云々するのが彼等の大半である。敢へて言へば、
文化人といふものは日本国民の中でもかなり汚い部分を
形作つてゐるのである。そしてかういふ汚さが
最も甚しいのは、寧ろ良心的などと評せられてゐる
文化人であらう。格別の業績もなくて、ただ
良心的といふやうなポーズを以て身を守つてゐる
人々に至つては唾棄すべき偽善者である。所詮思想を
通じて彼等を見るのが過失である。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/498.html#c34
1. 2018年11月13日 05:52:18 : RTegexRMxI : MYq14yLSAxQ[1]
県内の山林国有地に大穴を掘って埋めれば、取敢えず一安心でしょう。
行政は意地を張っているのか、サル程度の知性も発揮できないらしい。
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/548.html#c1
4. 罵愚[6848] lGyL8A 2018年11月13日 05:52:46 : uz7lDD2pDc : EjeLi5CyXwY[252]
>>2
>日本は七十年以上、アメリカの不沈航空母艦!
現状認識は、ほぼ共有するものですが、その対応はどんなものでしょうか? 冷戦期の日本の売国左翼がそうだったように、アメリカを共産支那におき変えるだけでしょうか?
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/505.html#c4
15. 罵愚[6849] lGyL8A 2018年11月13日 06:01:03 : uz7lDD2pDc : EjeLi5CyXwY[253]
司法も検察も取り上げない週刊誌マターの醜聞を、まともな政策論議もできない弱小野党が、ほかの話題では太刀打ちできないから、2年も3年もぼやき続ける。メディアも、同じレベル…
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/507.html#c15
35. 2018年11月13日 06:05:31 : kDH1PleUuc : 2hQTkCQUGTM[3]
大野元裕、青山繁晴、石原慎太郎、
等々骨のある奴も居るのだがね。
他のドラ政治家と違って地位をある程度築いた
上で挑戦するんだから偉いもんだよ。
他の奴らなんて挑戦する奴を傍目に適当に喋って
適当に本書いて死んでいくだけだからな。
なーんの役にも立たん。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/498.html#c35
211. 2018年11月13日 06:20:33 : 2vATKuM1Ps : nEakCJ4FamY[56]
>196
多摩散人です。
>私は「自主防衛力を強化」でなく「現状維持」と言ってる。攻撃力など強化をすべきでない。攻撃力を増せば増す程軍拡に歯止めが効かず、どんどんエスカレートする。攻撃するぞという意志を示し危険。
では、空母の保有も、トマホークの導入も、米軍との集団的自衛権の行使も、容認するんですね。それから、沖縄の現状も容認するんですね。日米安保も容認するんですね。
だって、「現状維持」なんでしょう。そこまでは私と同じだということは認めるんですね。
アメリカからの独立も目指さず、不平等な地位協定も認めるんですね。
ボケ老人さんにも尋ねたい。どう思いますか。反論しなくていいんですか。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/434.html#c211
212. 前河[987] kU@JzQ 2018年11月13日 06:21:57 : MwWXcfODso : ui0P_g62vzI[11]
>>202、203、地下爺さん
>気になって 前河さん に 声を かけたのは 安保の件です
将来 どうされたいのかが 気になりました。
そのあたりを 教えてください。 m(_ _)m
>当面は 現状維持と 理解している つもりですが
私達が 未来に引き継ぐ際には どうしたいですか?
安保でしたか。 どうされたいと言われても、理想は地下爺さんと同じじゃないかと思いますが、現実的な線で話しますね。
「現状維持」←そうです。内情に詳しくなくあくまで素人判断ですが。
なぜ現状維持か、それは、好むと好まざるとに関わらず、現在の日本を取り巻く状況は、ある一定のバランスが保たれてしまっているからです。
北の今後は読みにくい面もありますが、今すぐ日本が戦争に巻き込まれる危機にはない=現在のパワーバランスは大きく間違えてはいないという証拠でもありますね。(本意ではないがやむを得ない=嫌な現実の受け入れ)
兵器をお互いに突き合わせてのバランスなんて、あくまでも嫌な現実です。
ただし、それは安倍以前までは評価出来る面があるが、安倍がマズい方向性を取っている。安倍の政権支持を高めようと北のミサイルの恐怖感をあおいで、軍事費を増大させるなどは危険な方向性。政治利用しているように見える。
冷戦の米Vsソ連の真似事をしてるとしか見えない短絡さ。基本的に安倍政権というのは誰かの真似ばかりをしてると思う。しかも、コンセプトもなく、ただただ部分的に都合よく切り取ってる浅はかさ。
なので、現状維持と言っても、安倍のように軍事費をどんどん上げているのには反対です。(176に書きました)安倍のやり方には反対だが、安保は維持。
以下は、地下爺さんの考えに対してではなく、あくまで、私個人の考えそのものです。↓
現実は、「人間は本来どうあるべきなのか?戦争などむなしい争いなど無くすべき」というような理想的な話と、「現実の胡散臭く横暴な人間たちの欲望を現実的なブレーキとしてどう押さえつけるか」の話に物凄く大きなギャップを感じます。
基本的な思想のスタンスとしては、地下爺さんが紹介された「イマジン」派です。私もレノンは大好きです。(海外アーティストは平和主義をはっきり訴える所が凄い)
人類良い人ばかりならいいのですが、「支配欲」、「権力欲」、「利権第一主義」、「戦争屋(軍産複合体)」などが幅を利かせている現在、外交の努力、軍事バランスなどが必要。また、BPR6さんが言われたスパイも必要でしょう。
と同時にお互いの国民同士の交流などの草の根の平和活動やボケ老人さんが提案された「憲法を立派な書籍(?)として諸外国に配る」など、多岐に渡って、それぞれの分野で様々な働き掛けが必要と考えます。
どれが優先ではなく、同時に力を入れる事が凄く大事で、どこかに偏りが激しいと上手く行かない可能性がある。
とりわけ、今の政権というか日本は外交力が無さ過ぎて、軍事費の増大と米の強大な軍事力に頼り過ぎでしょう。偏り過ぎていると考えます。外交力を高める必要がある。安倍のエセ表面的外交では頼りなさ過ぎてダメでしょう。本格派の政治家が出ないと。
にも関わらず、安倍3選を判断した自民議員は「開港前の江戸幕府のよう」=「時代遅れの思考停止」だと感じる。
安保に絞って言うと、何十年?維持するかは私にはわかりません。それは、世界情勢次第によるものと考えます。政治は生き物なので断定が出来ない。
今のアジアの緊張がかなり緩和されれば、安保破棄も理論的には可能かと。しかし、アジア緊張緩和を望まない人々もいるのではないでしょうか?その懸念(国と国ではなく軍産などの関係)がある事から先が読めないんですよね。
ただ、日米合わせてここまで強大過ぎる軍事力が今の日本に必要なのか?という点から、日米安保は大事だが、基地は減らせるのでは?と。ので、デニーさんを応援してますし、他の地域の基地も減らせるのでは?と。
>私達が 未来に引き継ぐ際には どうしたいですか?
これは一番難しい質問ですね。(今回の難問w)
まず、戦争の歴史を正確に正確に次世代に伝達するのが一番大事でしょうね。
今の若者は、大本営の嘘や教育勅語など、洗脳されて、騙されて戦争に国民が駆り出された事実を知らない人が多くいると思いますよ。学校現場、テレビや新聞、ラジオなどでちゃんと説明しないから。こんな大事な事は全面的に教えないといけない。
同じお考えと思いますが、過去から学ぶのが人間の基本。歴史修正や戦争美化は絶対に許してはいけない。戦争を美化するような考えがまた次の戦争を引き出す。
日本国の過去の軍人は、時の権力者に騙された被害者であり、こういう人間を見習いなさいという美化をしてはならない。
そして、安保の経緯なども正確に伝達し、なぜ「日本は長い間、戦争をしない平和な状態に保てたのか?」これを考えさせる。
そして、教育現場にも「理想」と「現実」のバランスや意義を考えさせる授業などを盛り込む、なんていうのは私の個人的な考えですが。ここに悪い意味での「キレイ事」が邪魔をしてる。もっと現実的な教育が必要。
また、現実を無視した表面的な形式だけのキレイ事は要らないが、各個人が利用像を描くことは大事でしょう。そして、恥ずかしがらずにドンドン意見を言った方が良い。子供も大人も意見を言わな過ぎ。
最近、キレイごとを言うなっていう輩が多くなってますね。キレイ事って、あんた正論を無視して、汚いものをドンドン受け入れて、「必要悪」ばかりを尊重してしまうと最悪な結果を生むよ・・と。
こんな方向性を次世代に期待したいですね。
とりあえず、イマジン聴いてみろよって。w
14. 2018年11月13日 06:24:38 : 2k8OOHoCsM : JXKs0SWakjA[1]
これからの僕らは、
◎ これまでの韓日に限らず外交の問題点をすべて洗い正そう。
◎ 人道的な取り組みを優先した外交に切り替えるチャンスが到来してるので、これまでの悪行のツケをすべて清算して、正しい国際化と協調路線化に向けて踏み出そう。
◎ 次の世代に負の遺産や禍根を遺さないように、せめて人としての成長を認められるように老いて行こう。
朴槿恵前政権 日本側の賠償金「最小化」に躍起だった=徴用工裁判
2018/11/11 10:47
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【ソウル聯合ニュース】
日本による植民地時代に強制徴用された韓国人被害者への賠償を巡る韓国大法院(最高裁)の判決を控え、朴槿恵(パク・クネ)前政権で日本企業が支払う賠償金を最小化する案が推進されたことが11日までに分かった。
朴前政権で裁判の進展を故意に遅らせたことが明らかになった=(聯合ニュース)
検察や外交部などによると、朴政権当時の金淇春(キム・ギチュン)大統領秘書室長は2013年12月、法院行政処長(最高裁判事)や外交部長官、法務部長官などと「公館会合」を開き、訴訟の相手を公益財団に限定することで、日本側の賠償金を最小化する案を検討した。当時は大法院の最終判決を控えていた。
会合では強制動員被害者支援財団の準備委員会の現況などの推進経過も報告された。韓日政府と企業から拠出し「2プラス2」財団を設立する案も言及された。会合後、法院行政処は財団に訴訟の一元化や賠償金の支払いを担わせ、日本企業の負担を減らすとした具体的なロードマップを作成した。
当時の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は「徴用訴訟が独島、慰安婦問題と同様に重要」との見解を訴えたという。日本企業に賠償責任を問う場合、1965年の韓日請求権協定を根幹とする韓日関係が悪化すると懸念した外交部が財団を利用した解決策を提示し、当時の朴槿恵大統領の承認を得たものと、検察はみている。
会合では「日本が財団設立には反対するだろうが、判決を遅らせば、われわれの努力を認めるだろう。大法院を説得し、最終判決を遅らせることが鍵」などといった発言も出た。朴政権が裁判に介入したことを裏付けるものとなる。
検察は今後、財団の設立・運営などについて、詳しく調べる方針だ。
元徴用工を巡る韓国での裁判は、日本で敗訴した被害者たちが2005年に韓国で再び訴訟を起したことから始まった。一審と二審は「日本の確定判決は韓国でも認められる」と原告敗訴の判決を下したが、大法院は2012年5月に二審判決を破棄し、ソウル高裁に審理を差し戻した。ソウル高裁は2013年7月に賠償を命じる判決を下したが、新日本製鉄(現新日鉄住金)は同年8月に判決を不服として再上告。大法院は5年以上、判決を下さなかったが、今年7月に大法院長と大法官12人全員による合議体での審理を始め、先月に原告1人当たり1億ウォン(約1000万円)の支払いを命じる判決を下した。
csi@yna.co.kr
http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2018/11/11/0400000000AJP20181111000200882.HTML
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/552.html#c14
ハマス イスラエル軍へ報復 ロケット弾攻撃 緊張高まる〜高性能の対戦車誘導ミサイルを使用か/nhk
2018年11月13日 5時56分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181113/k10011708401000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_002
パレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは12日、前の日にイスラエル軍から攻撃を受けたことへの報復として300発以上のロケット弾を発射しました。イスラエル軍も空爆を行い双方合わせて20人以上の死傷者が出て緊張が高まっています。
パレスチナ暫定自治区のガザ地区では11日、イスラエル軍の特殊部隊が侵入して現地を実効支配するハマスと銃撃戦になりハマスの軍事部門の幹部ら合わせて8人が死亡しました。
これに対してハマスは12日夕方からイスラエル領内に向けてロケット弾などの攻撃で報復し、これまでに300発以上を発射しました。ロケット弾などの多くはイスラエル軍のミサイル防衛システムで撃ち落とされましたがガザ地区の周辺地域では停車していた軍用バスに着弾して激しく炎上し、そばにいた兵士ひとりが大けがをしたほか、民家などにも命中し、住民9人がけがをしました。
一方、イスラエル軍もガザ地区にあるハマスなどの軍事拠点合わせて70か所に対して戦闘機などで空爆を行い、武装勢力の戦闘員3人が死亡したほか巻き添えになった住民9人がけがをしました。
NHKガザ事務所からは1キロ離れたところにあるハマスのテレビ局が入ったビルが激しい空爆を受ける様子が確認されました。武力衝突は収束するめどが立っておらず死傷者がさらに増加することが懸念されています。
高性能の対戦車誘導ミサイルを使用か
今回、ハマスは高性能の対戦車誘導ミサイルを戦闘に使いました。直前まで多数のイスラエル兵士が乗っていた軍用バスを狙ってミサイルを発射し、バスを大破させたと見られイスラエル国内で衝撃が広がっています。
ハマスは12日夜、声明を出し、「コルネット」と呼ばれる対戦車誘導ミサイルを使ってイスラエルの軍用バスを攻撃したと主張し、攻撃の様子を録画した映像を近く公開するとしています。ガザ地区から4キロほど離れた地点ではハマスが主張する時刻に直前まで、イスラエル兵50人が乗っていた軍用バスが、強力な攻撃を受けて激しく炎上し、そばにいた兵士1人が大けがをしました。
このため一部のイスラエルメディアは「ハマスはミサイルの性能を見せつけイスラエル側に警告を与えるために、あえて兵士たちが降りた直後を見計らって軍用バスに向けて発射したのではないか」という見方を伝えるなど衝撃が広がっています。
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/407.html
213. 前河[988] kU@JzQ 2018年11月13日 06:45:52 : MwWXcfODso : ui0P_g62vzI[12]
多摩とは意見が違うよ(って言うかそれを言えば反論してくると思ってわざと言ってるだろ。)
反論を期待してるだろうが、もう一度、全部、私のレスを読みましょうね。たまちゃん、読解力がないと議論は出来ないよ。
「現状維持」は、具体的な兵器などのことでなく(すべてこのままで良いという意味でなく)、日米安保の大枠での話。
焦点をわざと変えてるね。
キミが言ってるのは「すり替え論」または「論点ズラし」という。
集団的自衛権の説明も既に書いた。
ここで、キミの論理は破たんした。
なるほど、この意味不明な論法をもって呆れた「知る大切さ」さんが相手にしなくなったんだな。で、それを「逃げた」ウソぶる。
それをまた、繰り返したんだな。ボケ老人さんの指摘がよく当たってますね。
10. 2018年11月13日 06:47:43 : vbcP21OEbI : BPR6lXoNdcg[148]
9が食ってくれそうだから大丈夫な気がする。
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/544.html#c10
17. 2018年11月13日 06:50:23 : RTegexRMxI : MYq14yLSAxQ[2]
>恐らく、越後屋と悪代官らは被爆での就労不能者の激増や、
>内部被ばくでの奇形児の堕胎ラッシュや、若くして死亡者激増を見越しての
>外国人労働者の年間20万人輸入を決定したのだろう。
然もありなん!
「越後屋と悪代官ら」が気づかないはずがない。
知っていればこそ、その惨状を伏せるためにがん登録法で隠したり、
「被爆での人口減もGDPデマ計算と同じで、誤魔化して出す」んでしょう。
今や隠蔽や改ざんは日本のお家芸とも言えるほど花盛りだからね。
モリカケがトップランナーでは仕方ない成り行きなんだろうか。
214. 地下爺[3422] km6Jupbq 2018年11月13日 07:08:20 : ygnIofYuD6 : wi1STPEnmmE[223]
暗愚 屁
人の投稿よく読んで 理解した上で 投稿しろよ。
いくら 暗愚 だからて 馬鹿にされるぞ !!
215. 地下爺[3423] km6Jupbq 2018年11月13日 07:13:17 : ygnIofYuD6 : wi1STPEnmmE[224]
前河 さま
>最近、キレイごとを言うなっていう輩が多くなってますね。キレイ事って、
あんた正論を無視して、汚いものをドンドン受け入れて、「必要悪」ばかりを
尊重してしまうと最悪な結果を生むよ・・と。
こんな方向性を次世代に期待したいですね。
良かった 安心いたしました。 あなたのような 聡明な方が 仲間で良かったと
心から 嬉しい です。 ありがとうございます。
1. 中川隆[-13587] koaQ7Jey 2018年11月13日 07:14:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20596]
福島原発事故は既に昔の話で、現在でも原発稼働が危険だという事にはなりません
技術は日進月歩で進歩しています。
最初期の福島原発と最新の原発とを同列には語れないのです。
2018年09月07日
北海道停電で露呈した「原発を稼働しないリスク」
中規模の発電所が一か所停止しただけで北海道はすべての電力を失った
画像引用:https://pbs.twimg.com/media/DmZ8C4bU8AAU1WZ.jpg
原発があれば停電しなかった
9月6日に発生した地震で北海道全域が停電し、翌日までに3分の1ほどが復旧したが、全土の回復には1週間程度かかる。
停電の原因は北海道の電力を半分を発電していた苫東厚真発電所が緊急停止したことで、需要に対して発電量が減ったのが原因でした。
交流電流は周波数を維持するため発電量と使用量が一致する必要があり、発電量が半分に減ると事故の原因になる。
北海道は全体を一つの地域として電力調整していたので、周波数を保てなくなりすべての発電所を停止しました。
もし需給バランスが崩れたまま送電を続けたら、送電線や送電設備、家庭や企業で火災などが発生した可能性があった。
北海道には本州から60万kwの送電を受けることができるが、北海道側の電力がないと供給を受けることができない。
停電の原因になった苫東厚真火力発電所は165万kwで、地震のとき北海道全体の電力の半分を供給していた。
発電所は地震で緊急停止し需給バランスが崩れ、続いて安全のため他の発電所もすべて停止した。
北海道全域の電力回復には苫東厚真火力発電所の稼働が必要だが、破損しているので修理しないと稼働できない。
原発を稼働しないリスク
ここで指摘されているのは2011年から停止している原発が稼働していれば、停電は起きなかったのではないかということです。
北海道には泊原発があり最大出力は207万kWで、1基稼働しただけで苫東厚真火力発電所の半分程度を発電できる。
泊原発のある場所は震度2程度の揺れで、稼働中なら緊急停止したでしょうが、その後運転を再開できた。
北海道のすべての発電所が停止したので外部電源喪失になり、自前のディーゼルエンジンで冷却している。
もし泊原発が稼働中だったら苫東厚真火力発電所が停止しても、停電しないか短時間で解消できた可能性がある。
泊原発が運転停止している理由は地元住民や反原発の反対からで、どこかが壊れているわけではない。
2011年まで日本の電力は大幅に余っていて、常に必要な量の2倍以上の発電能力を持っていました。
原発が停止しても火力で発電するプランだったので、全原発が停止しても停電しませんでした。
反原発や脱原発運動はこれを逆手にとって「電気は余っている」と主張し原発廃止を訴えている。
だが2倍以上の余裕を持たせていたのを「余裕ゼロ」にしていたので、何かあれば供給能力が不足するのは最初から指摘されていました。
北海道全域の停電は起きるべくして起きたので、その原因は原発を停止させた北海道の人たち自身にある。
しかも地震が発生したのは電力需要が少ない秋の9月で、一日で最も電力需要が少ない午前3時だった。
本来なら全域停電などするはずがない好条件だったのに、自らの意思で原発を止めた結果、このような事態に至ったのです。
http://www.thutmosev.com/archives/77471088.html
▲△▽▼
2018-09-07
『初の「ブラックアウト」 最大火力停止が引き金
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35092520W8A900C1EA2000/
管内の電力がほぼすべて止まる「ブラックアウト」。日本の電力会社で初めての大きな事故に至ったのは、震源地の近くにある石炭火力発電所、苫東厚真発電所(厚真町)に北海道電力が電力供給を依存していたためだ。
同発電所は1、2、4号機の3つの設備がある。経済産業省によると、4号機は地震後の再稼働に向けた作業の中でタービン付近からの出火を確認。1号機、2号機はボイラーが損傷していた。復旧には少なくとも1週間かかる。北電の荒矢貴洋執行役員は同日の記者会見で「そこまで大きい事故は想定していなかった」と語った。
問題は損傷だけでなく、3基が同時に止まったことにもあった。最大165万キロワットの発電能力が使えなくなり、北海道の使用電力のうち半分程度の供給が瞬時に消えた。
これが北電の持つ他の発電所にも影響した。電力会社は電力の周波数を安定させるため、需要と供給が一致するように発電能力を調整する。北電は北海道全域でこうした調整をしている。苫東厚真が消えると他の発電所も次々に止まり、電力会社として初めての「ブラックアウト」に至った。(後略)』
一か所の火力発電所に北海道という広範囲の半分のエネルギー供給を依存していた。
結果、地震発生により全道がブラックアウト。信号機が停まるレベルの停電が全域で発生。
北海道電力の場合、苫東厚真発電所のような発電シェアが大きい発電所が停まると、周波数が乱れ、他の発電機のタービンが破損する恐れがあります。結果、全道ブラックアウトとなってしまいました。
これが"冬"に起きた場合、どれほど悲惨な事態になったか、想像をしたくありません。
また、先週訪れ、今週末にも講演のお仕事で訪れる予定の札幌が、あんな有様になるとは・・・。熊本地震後の阿蘇市にように、道路が数メートルも陥没。
液状化で建物が傾き、電柱が倒れる。
全道ブラックアウトであるため、JR全線も航空便もストップ。現代文明がいかに「電力」に依存しているかが分かります。
しかも、全面停電で直流を交流に変換する設備も止まり、本州と結ぶ連系線を使うこともできませんでした。
泊原発停止の影響は、まだ書きません。書きませんが、いずれにせよ「特定の何か」に依存した状況で「安全保障」など成り立たないという現実を、全道ブラックアウトはまざまざと見せつけてくれました。
繰り返しますが、
「このままでは大地震など自然災害で国民の生命や財産がみすみす奪われる」
「このままでは、大停電(ブラックアウト)が起きかねない」
と、しつこく警告していたわたくしにしても、今回の事態は全く喜んでいません。ただ、ひたすら悲しいです。
ブラックアウトなど、起きないにこしたことはないのです。とはいえ、これほどまでにエネルギー安全保障を疎かにしている以上、ブラックアウトは起き得るし、実際に起きてしまいました。
これだけ自然災害が多発し、ブラックアウトまで発生したにも関わらず、それでも、
「防災の強化のために政府は支出するべきだ」
「エネルギー安全保障強化のために、FITは廃止し、原発を全て再稼働するべきだ」
という声が高まらないとしたら(高まらないでしょうが)、我が国はもうおしまいです。亡国まっしぐらです。
といいますか、ここまで愚かな国が亡国に至らないとしたら、むしろ"歴史”に対して失礼なような気がしてきます。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12403205183.html
4. 中川隆[-13620] koaQ7Jey 2018年9月07日 18:40:23: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18307] 報告
▲△▽▼
全国空港乗降客数 GRFのある部屋 2018年 09月 07日
https://tannoy.exblog.jp/30033898/
昨日の北海道の地震で、震源地近くにあった火力発電所が停止して、その影響で、北海道中の発電所が動かなくなっています。夜には一部復帰したのですが、全道で300万世帯が真っ暗な夜を迎えます。
北海道中、どこに行っても電気が供給されない異常事態です。食事も取れないし、勿論、テレビやインターネットも出来ません。頼りの携帯電話は、バッテリーが無くなりつつあります。くるまが普通の人の唯一の電源供給手段ですから、その車にガソリンを入れる人の長い列が並びました。
コンビニの冷蔵品は電源がなくなれば、ダメになります。きょうはその冷凍でなくなった商品を、店頭で配っていました。お店の冷蔵庫が使えなくなり、食材がだめになるまえに焼き肉にして、おみせのまえで無料で配っている焼く肉屋さんもいました。皆、助け合いをしているようです。
昼間の間に、食材の仕入れを行うために三時間待ちで店頭に並んだようです。しかし、それを調理する方法がないのです。ガスは一部通っているようですが、夜になれば調理が大変危なくなります。真っ暗な街では不安が募ります。
困るのは、旅行者でしょう。東京に帰るはずの人たちや、外国からの観光客は泊まるところの確保も必要です。全道中の列車や高速も止まっているし、飛行機も千歳が封鎖されているから、ホテルは連泊が可能でしょうが、食べるものもないし、電気が使えなければお風呂にも入れません。すべて電気モーターに頼っているからです。泊まり客の食事もどのように作るのか、大変です。
今日の夕方の大洗からのフェリーボートには、関東地方の警察、自衛隊、救助隊、医療チーム、電力会社の作業員等が、夕方のフェリーで苫小牧に向かいました。明朝から活躍することでしょう。
北海道は、独立した島です。本州から電気もガスも水も供給できません。本州側の電力会社のように融通することが出来ないのです。現在は青函トンネル経由で、60万キロワットとが限界ですが、来年の3月までに、1.5倍増やした90万キロワットが増電可能になります。まだいまは工事中です。
北海道全体では、普通で300万キロワット必要ですから、最大500万キロぐらいの消費量になります。それらを万遍なく供給するには、現在の供給量(14%ぐらい)を五倍ぐらい上げ無くてはなりません。まだ真夏だから生き死ににはなりませんが、真冬なら大変なことです。停電即、命の心配になります。これは北電の問題ではなく、政治の問題です。北海道ばかりではなく、東京も準備しておかなければなりません。
全国空港乗降客数一覧 (平成29年統計)
順位 空港名 国内線 国際線 合計/一日
1 東京国際空港(羽田) 68,367,662 16,895,012 233,596
2 成田国際空港 7,540,249 31,091,309 105,840
3 関西国際空港 6,848,636 21,036,154 76,397
4 福岡空港 17,629,158 6,167,691 65,197
5 新千歳空港 19,428,246 3,290,366 62,243
6 那覇空港 17,435,393 3,537,689 57,460
7 大阪国際空港(伊丹) 15,597,777 0 42,734
8 中部国際空港(セントレア) 5,936,543 5,509,055
31,358
9 鹿児島空港 5,332,140 286,000 15,392
10 仙台空港(仙台国際) 3,100,326 270,124 9,234
現在、大量の観光客が日本に押し寄せていますが、関空が使えず、千歳も閉鎖されている現在は、8万人の旅行客が、旅行を中止しているか、世界中の空港で足止めをされています。日本人観光客は、福岡や名古屋などの代替えの空港を探しますが、外国人は旅行を中止するでしょう。
加えて、夢の都市、札幌がじつはこれほどまでもインフラが脆弱だったと言うことは世界中に配信されています。今回の地震、それによるインフラの停止が、世界中の札幌への憧れを削がなければ良いのですが。
停電は、二三にちで復旧するでしょうが、関空の橋は簡単には直りません。まず、つぶれた橋を取り除いて、電車を通すのに何日かかるかです。損傷した橋を外さなければ何も始まりませんが、準備にどれだけを必要とするか、まだ調査段階だと思います。現在、伊丹空港は、完全に国内専用です。毎日4万人も使用している日本でなごやよりおおきな七番目の空港ですが、国際線はゼロです。神戸は、名ばかりの国際空港で、年間たった110人です。代替えに神戸空港などを緊急に国際空港にしないと、大阪経済は相当な損害を被るでしょう。
https://tannoy.exblog.jp/30033898/
5. 中川隆[-13631] koaQ7Jey 2018年9月08日 06:13:26: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18325] 報告
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北海道ブラックアウト 最大の火力発電所からドミノ倒し 2018年9月7日04時57分
地震に襲われた北海道のほぼ全域が一時停電した。最大の火力発電所がダメージを受けて需給のバランスが崩れ、ドミノ倒しのように発電所が止まった。完全復旧までは1週間以上かかる見通しだ。
「極めてレアなケース。すべての電源が落ちるリスクは低いとみていた」
6日午後、札幌市の北海道電力本店。停電で薄暗い1階ロビーに設けられた会見場で、真弓明彦社長は、こわばった表情で話した。
今回の停電は、離島などを除く北海道のほぼ全域で発生した。電気事業連合会によると、大手電力会社のほぼ全域に及ぶ大規模停電は初めてだ。
今回の停電の発端となった苫東厚真火力発電所(北海道厚真町)は、北電で最大の火力発電所であり、3基の能力は計165万キロワット。地震でとまり、北電は、この時点の供給力の半分以上を一気に失った。需給のバランスが崩れ、その影響がほかの発電所にも及んで停止。道内全域の停電に追い込まれた。
経済産業省が想定していた北海道での発電設備トラブルによる供給力減少は129万キロワット。「(165万キロワットは)想定外だった」と担当者も話す。
電気はためることができないため、必要な分だけを発電所で出力を細かく調整しながら供給する。そのバランスをみるための指標が「周波数」だ。発電機の回転速度にあたる。
電気の供給が増えると周波数は高くなり、需要が増えると周波数は低くなる。北海道を含む東日本では周波数を常に50ヘルツになるように制御している。
しかし、需要と供給のバランスが急激に崩れて周波数が乱れると、タービンの故障やシステムの異常が起こりやすくなる。これを避けるため、電力の供給を自動的に遮断する仕組みが元々備わっている。
大阪電気通信大の伊与田功教授(電力系統工学)は「北海道各地で電気の遮断がドミノ倒しのようにいっせいに起き、すべての発電機が電気系統から離れて広域で停電する『ブラックアウト(全系崩壊)』が起きた」と話す。
今後は、とめていた水力発電を動かし、そこでつくった電気を使って火力発電などを順次、稼働させていく。ただ、十分な供給力を確保するには、ボイラーやタービンを損傷した苫東厚真火力の復旧が欠かせず、1週間以上かかるという。
もし冬だったら…
今回の大停電は「想定外」とは言い切れない。
2011年の東日本大震災では、東京電力福島第一原発など多くの原発が止まり、首都圏では計画停電が実施された。一カ所に多くの発電設備を置く「集中立地」のリスクへの対応は、震災の教訓の一つだった。
北海道での大停電が、暖房などで電力がより必要な冬に起きていたら、被害はさらに大きくなった可能性がある。
電力会社間の電力の融通にも課題が残った。
北海道と本州の間には電力をやりとりできる「北本連系線」があり、頼みの綱のはずだった。
距離が長くても送電が安定するよう直流を採用しているため、北電が本州から電力を受け取るには、北海道側で受け取った直流から通常の交流に変換しなければならない。変換の装置を動かすために交流の電気が必要だが、停電のために調達できず、すぐに使えなかった。
しかも、連系線の能力は最大60万キロワット。苫東厚真火力の発電能力の2分の1に及ばない。北電は外部電源がいらない新しい連系線を本州との間に建設しているが、今回の事態には間に合わなかった。
大阪府立大の石亀篤司教授(電力システム工学)は「本州から受け取れる電力は多くなく、北海道内はほぼ独立した系統。地震の発生が(電力消費の比較的少ない)未明で発電所の多くが止まっていたため、出力のバランスを維持するのが難しかったのではないか」とみる。
同様の大規模停電が北海道以外で起きる可能性はあるのか。ほとんどの電力会社は、複数の電力会社と外部電源が必要でない連系線でつながっている。石亀さんは「可能性は低いだろう」とみる。
一方、電力のシステムに詳しい荻本和彦・東京大特任教授は「地震はどこでも起こりうるので、電源の種類や場所を分散することで停電リスクを減らすことが重要だ。だが、完璧にするのは難しいので、大規模停電が起きた際の減災対策を考えておく必要がある」と指摘する。
https://www.asahi.com/articles/ASL966Q4QL96ULFA044.html?ref=yahoo
北海道で計画停電を検討 10日開始も、1回2時間ほど 9/7(金) 21:22配信
6日未明の地震によって北海道で相次いだ発電所の停止を踏まえ、政府は道内での計画停電の検討に入ったことを明らかにした。地域と時間を事前に決めておく停電で、需給が厳しくなれば週明け10日にも踏み切るという。実施されれば、東日本大震災直後の2011年3月に首都圏で行われて以来となる。
地震による停電は一時、道内ほぼ全域の295万戸に及んだ。政府は、老朽発電所の再稼働などによって週末の8日中にいったん停電をほぼ解消できる、との見通しを示した。ただ、ピークをまかなうことは難しいとして、8日から1割程度の節電を道民や企業に要請する。数値目標付きの節電要請は13年冬に北電が行って以来だ。
工場や企業が本格的に動き需要が増える週明けになって、節電がうまくいかなかったり、発電所が故障したりした場合には、計画停電に踏み切る可能性があるという。1回2時間ほどを想定し、準備する。
世耕弘成経済産業相は「計画停電は極力回避をしたいので、道民のみなさまには最大限の節電へのご協力を改めてお願いしたい」と呼びかけた。
北海道庁によると、7日午後10時までに停電が解消したのは218万戸。一時停電した295万戸の7割超にあたる。
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朝日新聞社
6. 中川隆[-13630] koaQ7Jey 2018年9月08日 06:15:57: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18325] 報告
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震度2で電源喪失寸前だった北海道・泊原発「経産省と北電の災害対策はお粗末」
地震学者 西岡千史 2018.9.6
https://dot.asahi.com/dot/2018090600047.html?page=1
北海道を震度7の地震が襲った。気象庁によると、地震の発生は6日午前3時8分、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.7で、震源の深さは約40キロと推定されている。
地震地質学が専門の岡村真・高知大名誉教授は、今回の地震について「石狩平野には馬追丘陵から南北に延びる地域に活断層が存在すると推定されていて、震源は石狩低地東縁断層帯の東側と思われる」と分析している。震源に近い厚真町などでは家屋の倒壊や土砂崩れが発生し、生き埋めの被害も出ている。
これまで北海道では、太平洋側に延びる千島海溝でM9クラスの地震が想定され、前回の発生から約400年が経過していたことから「切迫性が高い」と警戒されていた。だが、岡村氏によると「千島海溝との関連性は低い」という。
「今回は内陸で起きた地震で、規模としてはそれほど大きなものではなかった。ただ、震源が深く、石狩低地帯は地盤が弱いところが多いため、地盤災害が広がったと思われます。余震も想定されることから、土砂崩れが起きる地域に住む人は警戒を続けてほしい。また、捜索活動を続ける人も、二次災害に気をつけてほしい」(岡村氏)
さらに、被災地を混乱させているのは295万戸におよぶ道内全域の停電だ。道内の信号機はストップし、固定電話や携帯電話がつながらない地域も出ている。
「2003年のニューヨーク大停電のとき、日本では複数の系統から電源を確保しているから、1つの発電所のトラブルが原因で広範囲の停電は起こりにくいシステムになっていると言われてきた。なぜ、こんなことが起きたのか。訓練も行われていなかったのか。今後、徹底した調査による原因究明が必要です」(岡村氏)
なかでも驚かされたのが、北海道電力の泊原発(泊村)で外部電源がすべて失われたことだ。泊村の震度は2。にもかかわらず、現在は非常用ディーゼル発電機で、燃料プールにある使用済み核燃料1527体の冷却を続けている。幸いにも、3基の原子炉は運転停止中だった。
2011年の東京電力福島第一原発事故による大きな教訓は、大規模災害が起きても「絶対に電源を切らさないこと」だったはずだ。それがなぜ、わずか震度2で電源喪失寸前まで追い込まれたのか。
「泊原発には3系統から外部電源が供給されていますが、北電の中で3つの変電所を分けていただけと思われる。北電全体がダウンしてしまえばバックアップにならないことがわかった。今回の地震で、揺れが小さくても外部電源の喪失が起きることを実証してしまった。『お粗末』と言うしかありません」(岡村氏)
北電によると、地震発生直後に同社最大の火力発電所、苫東厚真発電所が緊急停止。電力供給の需要と供給のバランスが崩れたことで周波数の低下が起き、他の発電所も運転が止まった。苫東厚真発電所の復旧は、少なくとも1週間かかるという。泊原発の非常用ディーゼル発電は最低7日間稼働できるというが、「事故にならなくてよかった」ではすまされない。
「北電だけの問題だけではなく、監督官庁である経産省や原子力規制委員会にも責任がある。このような事態が起きることを想定して、原発施設の電源確保の仕組みをチェックしていなかったということ。これは大問題です。近づく南海トラフ地震でも、すべての火力発電のブラックアウトを想定しておくべきです」(岡村氏)
現在、発電所の再稼働に向けて作業が行われているが、電力復旧のめどは立っていない。もし、泊原発で非常用のディーゼル発電が故障などで使えなかった場合は、“最後の砦”であるガスタービン電源車に頼らざるをえなかったことになる。今回の地震は「原発への電源供給」という災害対応の“基本中の基本”に問題があったことを明らかにした。(AERA dot. 編集部・西岡千史)
※6日午後、厚真町鹿沼で震度7を観測していたと気象庁が発表したため最大震度を修正しました
7. 中川隆[-13624] koaQ7Jey 2018年9月08日 11:02:58: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18328] 報告
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北海道のブラックアウト、なぜ起きた?
電力需要の半分を賄っていた苫東厚真発電所が落ちた 2018年9月8日
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/022700115/090700147/?P=1
[日経エネルギーNext2018年9月7日付の記事を転載]
まさか日本で「ブラックアウト」が起きるとは――。
9月6日午前3時8分頃、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震が発生。北海道全域で全域停電、いわゆるブラックアウトが起きた。一時は、北海道内のほぼ全世帯に当たる295万戸で停電した。
北海道で震度7 地震で停電したままの札幌市中心部=6日午後6時38分(出所:共同通信イメージズ)
ブラックアウトの発生は、9電力体制のスタート以来、初めてのことだ。東日本大震災によって東京電力・福島第1原子力発電所事故が発生し、津波で太平洋沿岸部の発電所が被災した時でさえ、ブラックアウトは起きなかった。
では、なぜ今回、ブラックアウトが起きたのか。原因を端的に言えば、北海道電力・苫東厚真火力発電所(厚真町)の一極集中だ。
苫東厚真は石炭火力発電所で、3機合計で定格出力が165万kW。道内最大規模を誇る。北海道電力によると、地震発生時、道内需要310万kWの約半分を苫東厚真が賄っていたという。
電気は貯めることができない。常に需要(電力の使用量)と供給(発電量)を一致させておく必要がある。今回のように、需要は変わらないのに供給が減ると、過負荷の状態となり、周波数が低下する。
周波数の低下は、停電発生を意味する。各変電所に設置してある周波数低下防止装置(URF)が、周波数が一定値以下になったことを検知すると、停電が他の地域に広がらないように系統を遮断する。停電しているところに電気が流れると通電事故が発生したり、設備が損傷してしまうためだ。一方、発電所も周波数の低下を検知すると、自動で停止し、系統から自らを切り離す(解列する)。
今回、震源地の近くに立地する苫東厚真火力発電所は、かなり揺れたはずだ。地震発生からほどなくして苫東厚真発電所は停止しただろう。その瞬間に、道内の供給は一気に半分に落ち込み、周波数が急激に低下した。
北海道は人口も少なく、電力需要自体が小さい。北電が発表した9月7日の最大需要予測は380万kW。例えば、東電の最大需要は4700万kW弱。北電エリアの10倍以上だ。仮に東電エリアで苫東厚真と同規模の発電所が停止したとしても、供給の急激な落ち込みにはならない。
地震発生が深夜で、電力需要が日中よりも小さく、他の発電機の稼働が少なかったことも、苫東厚真の脱落の影響度を大きくした。通常であれば、他の発電機が周波数の低下を検知して、出力を上げるなどの動きをする。だが、今回は苫東厚真の脱落分を回復させる手立てがなかった。
こうして苫東厚真発電所の周辺部から、周波数の低下は徐々に道内に広がった。いくら系統を遮断しても、需給のバランスは取れず、ドミノ倒しのように停電エリアが広がっていった。同時に、発電所も連鎖的に停止した。こうして、北海道はブラックアウトしたのだ。
なぜ苫東厚真発電所の一極集中は起きたのか
では、なぜ苫東厚真の一極集中は起きたのか。理由は、推測も含めて様々ありそうだ。
まず第1に、苫東厚真が高効率な石炭火力発電所であったことだ。発電所の効率性は規模に比例する。道内最大規模の苫東厚真は、発電コストが安価で、北電にとって競争力のある電源だったはずだ。
ある大手電力幹部は、「電力自由化が進む中、発電コストが安い発電所を稼働させたいと考えるのは普通のこと。苫東厚真発電所は北電エリアで最も大規模な石炭火力。これを動かしたいと思うのはよく分かる」という。
北海道の小規模な電力需要に対して、苫東厚真は規模が大きい。ただ、競争を勝ち抜いていくためには、大規模な設備が必要だというのは十分に理解できる話だ。
第2が、北電・泊原子力発電所が稼働していなかったこと。「泊原発が動いていれば、苫東厚真をフル稼働させる必要はなく、脱落による供給の急減は起きなかった」という声も聞こえてきた。ただ、泊原発も地震検知によって停止する可能性があり、これが根源的な解決法になるのかどうかは分からない。
第3が、本州との連系線の強化だろう。北海道と本州をつなぐ北本連系線の現在の容量は60万kW。東日本大震災後の議論を経て2019年には90万kWに拡張することが決まっている。
仮に、苫東厚真の脱落による影響が、北本連系線の容量以下であれば、本州からの送電によってブラックアウトを回避できた可能性がある。
そして第4が、電力網(系統)が大きすぎることだ。大規模集中の電力システムは、大規模で高効率な発電所から、広域に送電することを前提として作られている。だからこそ、苫東厚真のような大規模な発電所が脱落したときには、連鎖的に停電が広がる範囲が大きい。
近年、再生可能エネルギーの普及拡大は凄まじい勢いで進んでいる。配電網内に設置した分散電源を融通しながら利用する系統技術も開発が進んできた。例えば、大規模な発電所が脱落して送電ができなくなった時に、すべてを停電させるのではなく、分散電源を備えた配電網を一時的に送電網から切り離せば、完全な停電にならずに済む。
現在、太陽光発電などの分散電源は、周波数低下を検知すると、大型火力などと同様に自動で停止するようになっている。今回の地震の影響がなかった発電所が停止した中には、大規模な発電所だけでなく、再エネ発電所も含まれている。
少しでも停電の影響を軽微にするための方法には、様々な選択肢がある。長い時間をかけて構築してきた大規模集中型の電力システムの中での改善もあれば、分散型の電力システムを取り入れる方向での選択もあるだろう。
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まさか日本で「ブラックアウト」が起きるとは――。
9月6日午前3時8分頃、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震が発生。北海道全域で全域停電、いわゆるブラックアウトが起きた。一時は、北海道内のほぼ全世帯に当たる295万戸で停電した。
北海道で震度7 地震で停電したままの札幌市中心部=6日午後6時38分(出所:共同通信イメージズ)
ブラックアウトの発生は、9電力体制のスタート以来、初めてのことだ。東日本大震災によって東京電力・福島第1原子力発電所事故が発生し、津波で太平洋沿岸部の発電所が被災した時でさえ、ブラックアウトは起きなかった。
では、なぜ今回、ブラックアウトが起きたのか。原因を端的に言えば、北海道電力・苫東厚真火力発電所(厚真町)の一極集中だ。
苫東厚真は石炭火力発電所で、3機合計で定格出力が165万kW。道内最大規模を誇る。北海道電力によると、地震発生時、道内需要310万kWの約半分を苫東厚真が賄っていたという。
電気は貯めることができない。常に需要(電力の使用量)と供給(発電量)を一致させておく必要がある。今回のように、需要は変わらないのに供給が減ると、過負荷の状態となり、周波数が低下する。
周波数の低下は、停電発生を意味する。各変電所に設置してある周波数低下防止装置(URF)が、周波数が一定値以下になったことを検知すると、停電が他の地域に広がらないように系統を遮断する。停電しているところに電気が流れると通電事故が発生したり、設備が損傷してしまうためだ。一方、発電所も周波数の低下を検知すると、自動で停止し、系統から自らを切り離す(解列する)。
今回、震源地の近くに立地する苫東厚真火力発電所は、かなり揺れたはずだ。地震発生からほどなくして苫東厚真発電所は停止しただろう。その瞬間に、道内の供給は一気に半分に落ち込み、周波数が急激に低下した。
北海道は人口も少なく、電力需要自体が小さい。北電が発表した9月7日の最大需要予測は380万kW。例えば、東電の最大需要は4700万kW弱。北電エリアの10倍以上だ。仮に東電エリアで苫東厚真と同規模の発電所が停止したとしても、供給の急激な落ち込みにはならない。
地震発生が深夜で、電力需要が日中よりも小さく、他の発電機の稼働が少なかったことも、苫東厚真の脱落の影響度を大きくした。通常であれば、他の発電機が周波数の低下を検知して、出力を上げるなどの動きをする。だが、今回は苫東厚真の脱落分を回復させる手立てがなかった。
こうして苫東厚真発電所の周辺部から、周波数の低下は徐々に道内に広がった。いくら系統を遮断しても、需給のバランスは取れず、ドミノ倒しのように停電エリアが広がっていった。同時に、発電所も連鎖的に停止した。こうして、北海道はブラックアウトしたのだ。
とはいえ全面復旧には時間がかかる
復旧に向けた作業は急ピッチで進んでいる。まずは止まっていた水力発電を再稼働させ、その電気を使って、停止した発電所を動かし始めた。9月6日午後には、砂川発電所(砂川市)が稼働し、旭川エリアの一部で停電が解消した。その後も、複数の発電所を稼働させ、9月7日午前に約5割の停電が解消した。
ただ、完全復旧には時間がかかりそうだ。
北電が発表した9月7日の発電所の稼働予定を足し合わせ、北本連系線を使った本州からの送電分を足し合わせても、約310万kWにしかならず、最大需要380万kW (予測)には届かない。苫東厚真発電所を復旧させないことには、供給力不足が解消しないのだ。
ただ、苫東厚真は、1、2号機でボイラー配管の損傷が見つかっている。また、4号機はタービンで火災が発生。復旧には一定の時間を要すると見られる。
送電鉄塔など送配電設備の損傷もある。停電解消には、こうした設備の修復も必要だ。北電は「復旧には1週間程度はかかる」としている。
JEPXのスポット取引も中止
9月6日午後6時、日本卸電力取引所(JEPX)は「北海道エリアのスポット取引を北海道エリアの需給バランスが改善されるまでの間、中止」する旨を告知した。当面、北海道エリアの電力取引は中断されることが決まった。全面自由化後、市場閉鎖は初めてである。
「需要に対して供給力が決定的に不足している状況で市場閉鎖な当然」と小売電気事業者幹部は受け止める。ただ、新電力もブラックアウトは初めて経験だ。「復旧までの小売電気事業者の責任や負担が明確に分からず、対応に関連する情報収集を急いでいる」と話す。
JEPXが北海道エリアの取引再開の条件に挙げる「需給バランスの改善」は、「苫東厚真の復旧がカギ」(JEPX幹部)だ。
災害時の大手電力会社の対応は、かねて称賛に値するものだ。形式ばったルールなしに、他地域の電力会社が応援に駆けつける。今回も既に昨日の段階で、大手電力各社が電源車や応援人員を送っている。いまこの瞬間も、最大限の努力をもって復旧作業を進めていることだろう。
一刻も早い復旧を願うとともに、ブラックアウトの経験を今後に活かす議論を始めたい。
8. 中川隆[-13646] koaQ7Jey 2018年9月08日 11:19:23: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18361] 報告
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ブラックアウトと原子力発電 2018-09-08
今回の北海道のブラックアウトは、
(1) 泊原発を再稼働できない状況で、
(2) 複数の火力発電機がメンテナンスに入らざるを得ず、
(3) 165万kwという北海道の電力需要の半分を担う苫東厚真火力発電所が停まり、
(4) 周波数が大きく乱れ、他の発電機が自動停止した
というメカニズムだったと考えます。
誤解している人がまだいますが、電気とは十分な蓄電が未だに不可能で、今、消費されている電気は、今、生産されています(発電機で)。電力会社は一定の周波数の範囲内で、需要と供給を合わせなければなりません。
苫東厚真火力発電所のように極端にシェアが高い発電機が停まると、 周波数の許容範囲を超えてしまいます。すると、接続されている電気機器や発電機が故障してしまうため、各地域の発電所がシャットダウンされ、ブラックアウトとなりました。
というわけで、ポイントは、
「泊原発が稼働していた場合、苫東厚真火力発電所が停まっても周波数の変動許容範囲内で、ブラックアウトは起きなかったのではないか?」
になります。この辺りは、今後の検証を待つとして、それ以前に、
「一つの発電所に域内電力の半分を委ねざるを得ない時点で、エネルギー安全保障は成り立っていない」
という現実を、国民は理解するべきです。
『北海道ブラックアウト 最大の火力発電所からドミノ倒し
https://www.asahi.com/articles/ASL966Q4QL96ULFA044.html
地震に襲われた北海道のほぼ全域が一時停電した。最大の火力発電所がダメージを受けて需給のバランスが崩れ、ドミノ倒しのように発電所が止まった。完全復旧までは1週間以上かかる見通しだ。
「極めてレアなケース。すべての電源が落ちるリスクは低いとみていた」
6日午後、札幌市の北海道電力本店。停電で薄暗い1階ロビーに設けられた会見場で、真弓明彦社長は、こわばった表情で話した。
今回の停電は、離島などを除く北海道のほぼ全域で発生した。電気事業連合会によると、大手電力会社のほぼ全域に及ぶ大規模停電は初めてだ。
今回の停電の発端となった苫東厚真火力発電所(北海道厚真町)は、北電で最大の火力発電所であり、3基の能力は計165万キロワット。地震でとまり、北電は、この時点の供給力の半分以上を一気に失った。需給のバランスが崩れ、その影響がほかの発電所にも及んで停止。道内全域の停電に追い込まれた。
経済産業省が想定していた北海道での発電設備トラブルによる供給力減少は129万キロワット。「(165万キロワットは)想定外だった」と担当者も話す。(後略)』
いやいや、泊原発を動かさず、苫東厚真火力が需要の半分を担っている時点で、165万kwの供給力減少は「普通に起きえる事態」でしょう。子供でも理解できる話です。
結局、東日本大震災後に原発を「政治的」に停め、しかも代替の安定電源を増やすどころか、再生可能エネルギーなどという「ビジネス」にはなるものの、電力の安定供給には糞の役にも立たない電源を増やし、エネルギーミックス崩壊を放置していた「ツケ」が出始めているという話です。
相変わらず、イデオロギー的に反原発な連中が多いですが、だったら原発に変わる「エネルギーミックス強化」になりえる電源を教えて下さい。ちなみに、火力はダメです。理由は、原油、石炭、LNGなど、我が国はほとんど自給できないためです。
火力を増やしたところで、エネルギー自給率は下がります。電力会社の収益も悪化し、使用済み核燃料の処理や廃炉の技術開発すら不可能になります。
さらには、メンテナンスコストが削られることで、日本の停電率は上がっていくことになります。もちろん、電気料金も上がりますが、それでいいんだ?
別に、未来永劫、原発を使うべきとは言いませんが、とりあえず日本はエネルギー安全保障回復のために、原発を稼働しなければならないのです。
また、未だに「地震で原発が〜」などと適当なことを書いている人がいますが、日本の原発は福島第一原発の事故後、耐震性が著しく強化されています。しかも、東日本大震災の際には、福島第一原発をはじめ、全ての原発は普通に自動停止しました。
福島第一の事故は、津波による電源喪失。ただ、それだけです。電源喪失の結果、冷却ポンプが動かせなくなり、事故に至ったのです。
建屋の屋上にディーゼルの発電機があれば、それで済んだ話なのですよ。
今回の泊原発も、外部からの電源供給は止まった(そりゃそうでしょう)ため、非常用発電機でポンプを動かし続けました。
上記が「事実」であるにも関わらず、共産党の小池晃を代表に、今回のブラックアウトを反原発に利用しようとする連中が少なくなく、吐き気がします。
繰り返しますが、だったら原発に変わる、エネルギー自給率を高める電源を、それも「今すぐ」に使える電源を教えて下さいよ。それができないなら、せめて口をつぐめ。
今回のブラックアウトは、反原発に固執し、エネルギー安全保障の劣化を放置し、一つの発電所に供給の半分を委ねなければならない事態に追い込んだ「政治家」「言論人」そして「国民」の責任なのです。
次なるブラックアウトを回避するためにも、日本はエネルギーミックスのバランスを回復する必要があります。そのためには、原発を稼働せざるを得ないのです。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12403443295.html
9. 中川隆[-13645] koaQ7Jey 2018年9月08日 11:35:27: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18361] 報告
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泊原発を緊急再稼働させるべきだ 2018/09/06
だから散々言っただろう。電力は、足りてるからいいってもんじゃねえんだよ。原発反対のバカは、人殺しだ。泊は震度2から3だろ。
バカのヒステリーに振り回されて、電気がなく治療を受けられず死んでいく奴の方が圧倒的に多いんだからな。
そういう話はマスコミには、流れない。
http://www.nikaidou.com/archives/105729
10. 中川隆[-13641] koaQ7Jey 2018年9月09日 10:53:23: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18382] 報告
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続 ブラックアウトと原子力発電 2018-09-09
こと原発関連のエントリーを書くと、日本語が分からない連中が次々に出現してウンザリするのですが、わたくしは、
「原発に変わる、エネルギー自給率を高める電源を、それも「今すぐ」に使える電源を教えて下さい」
と、書いているんですよ。
反原発派は、すぐに火力を増やせどうのと言い出しますが、火力発電所の新設には、土地の選定から数えると、少なくとも十年は必要です(原発は二十年だそうです)。
十年間は「今すぐ」なの?
日本のエネルギー安全保障は、すでに崩壊状態であったことを、全道ブラックアウトが証明しました。つまりは、「今すぐ」改善しなければならないのです。
それにも関わらず、火力発電の強化を未だに言っている・・・。
そもそも、北海道電力を含む日本の電力会社の火力発電所は老朽化し、使用に堪えないものが少なくないのです。それを、騙し騙し使わざるを得ない状況に追い込まれていたのです、日本の各電力会社は。
火力発電を強化するどころか、一部の発電所は取り壊しをしなければならない時期に至っています。
老朽化が進んだ結果、当然ながら、メンテナンスの回数も激増し、電力会社は供給を維持するために綱渡りを強いられていました。
2010年度の北海道電力における火力発電所のトラブル件数は52件。2016年は82件。着実に増えてきていますが、当然です。
北海道電力の奈井江発電所では、わたくしよりも年上の発電所が現役なのですよ。半世紀近く稼働し続けてきた老朽化発電所が、身体に鞭打って動き続けています。
それはまあ、トラブルやメンテナンスが増えて当然です。
北海道地震の死者数は35人を越えました。
停電はほぼ解消しましたが、何しろ上記の有様なので、いつ次の発電機の故障があるか分かりません。
といいますか、最大火力である苫東厚真発電所が復旧していないため、建設後半世紀近い「老体」がフル稼働し、ようやく供給を確保している有様です。
『北海道で2割節電要請 経産相、停電はほぼ解消
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3514610008092018MM8000/
北海道で震度7を観測した地震で、世耕弘成経済産業相は8日夜、道内に平常時より2割の節電を呼びかける考えを示した。地震による停電はほぼ解消したが、週明けの電力需要増などに備え、これまで1割としていた目標を引き上げる。被災地では空路や鉄道の再開が進む一方、約2万6千戸が断水するなどインフラの復旧は途上だ。
節電目標の引き上げは老朽化した火力発電所の故障リスクなどを踏まえた。世耕経産相は記者団の取材に「土砂崩れなどで立ち入り困難な一部地域を除き、8日中に停電を解消させる予定だ」と説明。大規模停電の再発を防ぐため、万一の場合に計画停電を実施する方針も改めて示した。(後略)』
苫東厚真発電所が復活したところで、老朽化火力に一定の電力供給を依存せざるを得ないという状況は変わりません。
ちなみに、来年2月には石狩湾新港発電所が動き出しますが、当初は1号機だけなので、出力は56.94万Kwのみ。2号機以降は、2023年以降の稼働予定です(さすがに早めたいところでしょうが)。
また、2019年までに運転年数が40年を超す老朽化火力は、132万kw。石狩湾1号機が動き出したところで、老朽化火力の稼働は続かざるを得ません。泊原発が再稼働しない限りは。
結局、石狩湾1号機が動き出しても、北海道の電力供給は、苫東厚真発電所に極端に依存する構造は変わらないのです。
目の前に危機があり、その解決方法も明らかである。
無論、「未来永劫」の解決策ではなく、泊原発を再稼働し、とにもかくにも「目の前の危機」を乗り越え、その後は石狩湾2号機以降の建設を早め、老朽化火力を「引退」させ、さらには水力発電の強化など中期的なエネルギーミックス確保を目指す。
その「後」、原発についてどうするのか。使用済み核燃料の再処理や最終処分、廃炉の技術開発を着々と進めていきつつ、原発をエネルギーミックスの中でいかに位置づけるのかを考えていく。
これ以外に、北海道のエネルギー安全保障を回復する道はありません。
正直、「ピコーンッ! ひらめいたっ!」系の適当なアイデアで解決できるほど、北海道の(あるいは日本の)エネルギー安全保障崩壊は甘い問題ではないのです。
「今すぐ」に解決する必要がある以上、北電は泊原発を再稼働しなければならないのです。政治は動かなければなりません。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12403646397.html
11. 中川隆[-13649] koaQ7Jey 2018年9月10日 10:36:20: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18412] 報告
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全道ブラックアウトと発送電分離 2018-09-10
北海道の大規模停電は、一部の地域を除きほぼ解消されました。
世耕経済産業大臣は、電力需要が高まる平日は需給の逼迫が予想されるとして、全道に二割の節電を求めています。
今回のブラックアウトは、季節が厳冬期ではなかったという点が、本当に不幸中の幸いでした。
氷点下二十度の世界、しかも大雪で交通もままならない世界において、ブラックアウトが起きたら・・・。人類史に残る悲劇になってしまったのは確実です。
ちなみに、冬の北海道は電力需要が500万kw(現在は300万Kw台)を超すため、苫東厚真が復旧したとしても、万全には程遠い状況が続きます。
政治的に「泊原発再稼働」を認めなければなりません。
その上で、原子力規制委員会の審査を続ければいいのです。
ちなみに、発電所の再審査等は、発電しながら進めていくというのが「グローバルスタンダード」です。さもなければ、将来の懸念に考慮した挙句「現在の危機」を招きかねないためです。
原発を全て停止したまま審査を行うなどという「頭がおかしい」ことをしているのは、日本だけです。
また、北海道の停電は解消しつつありますが、台風21号による西日本の停電は続いています。
『台風21号に伴う停電「9日中に半分に」 世耕経産相
https://www.asahi.com/articles/ASL996QVZL99ULFA005.html
台風21号に伴う関西電力と中部電力の管内での停電について、世耕弘成経済産業相は、9日午後3時時点で約3万戸まで減ったことを明らかにした。この半分にあたる1万5千戸まで9日中に減らすことを「目指したい」とも述べた。復旧を加速させるため国土交通省に加えて自衛隊とも連携していく、という。』
日本国は今、北海道と西日本という二つの戦線で、自然災害との戦争を繰り広げていることになります。陳腐な書き方ですが、戦争はすでに始まっているのです。
さて、北海道には泊原発を動かすという「短期的な解決策」がありますが、中期的に、とんでもない問題が待ち構えていることを知ってください。
すなわち、2020年4月の「発送電分離」です。
電力会社の送配電部門と、発電部門が「法的に分離」されるのです。さらに、一般送配電事業者・送電事業者が、発電事業を行うことは「禁止」されます。
また、「適正な競争関係を確保するため」というバカげが理由から、一般送配電事業者・送電事業者と発電事業者について、取締役の兼業禁止等の行為規制も課せられるのです。
つまりは、2020年4月以降、電力会社(一般送配電事業者・送電事業者)は「発電所を持たない」状況になるわけでございます。
自前の発電所がない「電力会社」は、果たしてこれだけ自然災害が多発する日本国において、電力の安定供給が実現できるのでしょうか。
あるいは、大震災で発電所なり送電網なりが破損したとき、「速やかな復旧」が可能なのでしょうか。
できるはずがありません。
現在の日本国において、ギリギリ電力が安定的に供給され、復旧が何とかなっているのは、電力会社が発電から送電網までを統合的に管理しているためです。要は「社内で何とかしている」のです。ところが、2020年4月以降は「社内」では話が終わらなくなってしまいます。
それにも関わらず、
「発電部門を新規ビジネスに」
などという、レントシーキングの対象とし、安倍政権は発送電分離を強行しようとしています。
このまま発送電分離を進めると、我が国は電力の安定供給が「目標」で、自然災害の際には復旧に何か月もかかる「発展途上国」へと落ちぶれることになるでしょう。
日本のエネルギー安全保障が崩壊状態にあることが、全道ブラックアウトで確定しました。安倍政権は発送電分離を早急に中止するべきです。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12403889378.html
12. 中川隆[-13659] koaQ7Jey 2018年9月14日 06:33:02: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18523] 報告
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全道停電まで緊迫の18分間 泊原発への電力供給維持に手を尽くす?
9/13(木) 19:31配信 北海道新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180913-00010003-doshin-hok
各地の病院の停電時刻。倶知安、岩内は午前3時28分
病院の自家発電装置の記録から追跡
6日の胆振東部地震の発生直後に道内を襲った全域停電「ブラックアウト」。道内各地の病院に設置された自家発電装置の記録から、そのメカニズムの一端が明らかになってきた。前代未聞の停電はどのように発生し、どのように広がったのか。北海道電力が明らかにしない中、地震発生からブラックアウトまでの18分間を追った。(宇野沢晋一郎、長谷川裕紀)
停電前後、北海道の明暗 東京の測量会社が撮影
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自動で負荷遮断 北本連系線がフル稼働
6日午前3時7分 最大震度7の激震が胆振管内厚真町を襲った。
午前3時8分 厚真町内にある道内最大の火力発電所、苫東厚真火力発電所(3基=3号機は廃止)の2号機と4号機(合計出力130万キロワット)では、高温の水蒸気を運ぶ細長いボイラー管が縦揺れに耐えきれず損傷。直後に停止し、北電は全道の電源の4割を一瞬にして失った。
当時社員ら27人がいたが、ブラックアウトを防ぐため、手動でなく自動的に二つの作業が進んだ。
一つが「負荷遮断」。ブラックアウトで道内の電源がゼロになると、発電機を動かすのに必要な電気もなくなり、復旧に時間がかかる。停止した電源に見合うだけの需要を一時的に切り離し、停電から回復しやすくしようとした。一瞬にして、道北、函館などの地域の多くで停電。残されたのは札幌など道央が中心だった。
午前3時11分 二つ目の自動システム「北本連系線」がフル稼働。北海道と本州を結ぶ送電線で、どちらかの地域で需給バランスが崩れると、自動的に電気が送られる仕組みになっている。最大量である60万キロワットが本州から北海道に向けて送られ始めた。
この時点で、道内の需給バランスは不安定ながらも、保つことができていた。
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釧路ではいったん送電再開
午前3時15分 同3時9分に停電した市立釧路総合病院で送電が再開された。
午前3時17分 同じく釧路地方向けの送電網で釧路赤十字病院で電力がいったん復旧。高橋令総務係長は「自宅でもいったん電気が戻った記憶がある」。
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午前3時25分 北電「ブラックアウト」
午前3時25分 苫東厚真火発で唯一運転を続けていた1号機(出力35万キロワット)のボイラー管損傷が深刻化。「穴が開いており、何百度もの高温の水蒸気が噴き出し、すさまじい音だったに違いない」(東京工業大の奈良林直特任教授)と推測され、他の2基停止による電力の周波数低下にも耐えきれず自動停止した。
1号機停止で、道内の他の発電所が連鎖的に停止。道内で電源が失われたため、本州からの送電もできなくなった。北電はこの時刻を「ブラックアウト」としている。
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全道停電まで緊迫の18分間 泊原発への電力供給維持に手を尽くす?
泊原発の位置に注目
倶知安と岩内には午前3時28分まで電力供給
午前3時28分 北電の発表とは異なり、後志管内倶知安町と岩内町の病院ではこの時刻まで送電が続いた。送電線の先には、泊原子力発電所(同管内泊村)があり、常に冷却が必要な使用済み核燃料が大量に置かれている。北電は冷却を維持するため、あらゆる手段で、電力供給を維持しようとしたようだ。同時刻に冷却用の非常用電源が動き始めている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180913-00010003-doshin-hok
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2段階で全道停電 一部地域切り離し、十数分しか持たず 09/13 07:24
6日未明の胆振東部地震による停電で、北海道電力が道内全域の「ブラックアウト」を防ぐため、停電地域を自動的に道東や道北など一部に限定しようとしていたことが分かった。本州からの送電も増加したが、地震発生から18分後に全域停電したとみられる。北海道新聞が、自家発電装置を持つ主な病院23カ所の記録を集計した結果、地域内でばらつきはあるが、停電はほぼ2段階で起きていた。経済産業省は、北電の対応が適切だったのか検証を進めることになる。
北電は、取材に対し、ブラックアウトの詳細な経緯は明らかにしていない。
大規模病院では、停電時に自動で切り替わる自家発電装置を備え、停電発生時刻を記録する。これを各地域の目安として集計すると、地震発生(午前3時7分)直後とブラックアウト発生(同25分)前後に分かれた。北見や函館などの病院では、地震発生直後の同8分に停電した一方、札幌や旭川、苫小牧の病院の停電はブラックアウト時だった。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/227740
13. 中川隆[-13641] koaQ7Jey 2018年9月15日 09:49:47: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18550] 報告
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泊原発の再稼働が必要である 2018-09-15
さて、今回の北海道地震及びブラックアウトを受け、相変わらず泊原発に関する意味不明な論調が飛び交っています。
SNSの話ではありません。歴とした「新聞」もそうなのです。
一番、分けがわからなかったのは以下の東京新聞の社説。
『<北海道地震>全道停電 集中は、もろく危うい
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018090702000170.html
苫東厚真発電所の機能不全に始まる停電の闇が、広い北海道を覆い尽くした。電源の一極集中、過度な依存は、地震に弱い。バックアップと調整機能の強化が急がれる。大都市圏でも、なおのこと。
一発電所のダウンが全道を覆い尽くした。復旧は始まっているものの、一時は全二百九十五万戸が光を失った。阪神大震災時を上回る。交通機関をはじめ、あらゆるインフラが機能不全に陥った。
震源地に近い苫東厚真は、道内最大の火力発電所。三基の最大出力は合計百六十五万キロワットに及ぶ。(中略)
大規模発電所への過度な依存を改め、再生可能エネルギーの活用を視野に発電所の配置を見直し、本州も含めた連携網、つまり需給調整の機能の強化が急務である。現に北海道電は本州からの融通で急場をしのぐという。
かといって、原発には安易に頼るべきではない。
苫東厚真の1号機、2号機の配管が損傷し、蒸気が漏れ出した。4号機では、タービンから出火した。地震の揺れによる損壊は、原発でも十分起こり得る。
原発事故の影響が火力発電所の比ではないことは、3・11で明らかだ。今回の地震でも泊原発の外部電源は、震度2で喪失した。(後略)』
「今回の地震でも泊原発の外部電源は、震度2で喪失した」
あの・・・。泊原発の外部電源が喪失したのは、苫東厚真発電所が落ちて、全道ブラックアウトになったためで、「震度2の地震」とやらは何の関係もないのですが。
原子力発電所は、停めていれば安全というわけではありません。使用済み燃料が貯蔵されたプールを冷却ポンプで冷やし続ける必要があります。
福島第一原発は、地震では普通に自動停止しました。自動停止したとしても、ポンプは動かし続けなければなりません。
東日本大震災の際には、東方地域の電力の多くが停まり、福島第一原発への外部電源(外から引っ張った電線で供給される電気)も止まりました。
というわけで、ポンプを動かすには非常用発電機(大抵はディーゼル)に頼ることになります。ところが、その後の津波で非常用発電機までもがやられてしまい、事故に至ったのです。
泊原発は停止中で、自家発電ができないため、外部から引いてきた電線から供給される電気でポンプを動かし続けていました。
全道ブラックアウトになれば、外部電源が停まるのは当たり前でしょ。
それにもかかわらず、東京新聞の社説は「震度2の地震で外部電源が停まった」という印象操作を行い、原発再稼働への道をふさぐ世論操作を行っているわけです。
北海道の道民の「生命」に関わるエネルギー安全保障強化のためには、泊原発を再稼働する以外に道はない(あるというならば、教えて下さい)にも関わらず。
しかも東京新聞は、
『電力がインフラの中のインフラであることを、今度の地震であらためて思い知らされた。
医療機関への影響は特に深刻だ。これが、命にかかわる八月の猛暑のさなか、道外で起きていたらと思うと一層背筋が寒い。
大都市ほど停電には弱い。電源の分散配置、連携強化が急がれるのは北海道だけではない。』
と書いておきながら、原発は否定。代わりに何の電源を増強するべきかについては、スルー。
この手の無責任な連中の発言力が大きく、原発が再稼働されず、電力需要が膨れ上がる冬を迎えなければならない北海道。怒りを禁じ得ません。
ちなみに、政府が泊原発再稼働を決めた場合、「北海道の冬」にはまだ間に合います。
2012年6月16日、野田佳彦総理大臣(当時)が大飯原発の再稼働を決定し、大飯3号機が動き始めたのが、7月5日。4号機は7月21日でした。
以前、電力会社の中の人に聞いたところ、原発再稼働のためには「一か月」あればいいとのことでした。
つまりは、政府が今、泊原発再稼働を決定すれば、遅くとも10月中には再稼働が可能なのです。
それにも関わらず・・・・。
『泊原発「直ちに再稼働あり得ない」…菅官房長官
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20180910-OYT1T50076.html
菅官房長官は10日の記者会見で、北海道電力泊原子力発電所(北海道泊村)の再稼働について、「原子力規制委員会で新規制基準に基づく安全審査中なので、直ちに再稼働することはあり得ない」と否定した。
北海道地震を受け、電力需給が逼迫ひっぱくする恐れが出ているが、政府は火力発電所の再稼働や本州からの電力融通に加え、節電を呼びかけることで対応する方針だ。』
「節電を呼びかける」
発展途上国ですな、我が国は。
ちなみに、泊原発がなぜ原子力規制委員会の審査をなかなかクリアできないのかといえば、
「活断層がないことを証明しろ」
と、悪魔の証明を求められているためです。
しかも、活断層があったところで、地震発生の確率は数万年に一度。数十年しか稼働しない原発について、数万年に一度「発生するかもしれない」地震を理由に、再稼働を認めないのです。
さらに言えば、地震が発生したところで、耐震化が強化された311以降の原発は、事故に至る可能性は極めて低いのです。
しつこいですが、福島第一原発の事故は「電源喪失」が理由であり、地震そのものではありません。建屋の屋上に非常用発電機を置いておけば、あの事故は起きませんでした。
ところが、この手の主張を政治家は誰も口にせず、北海道電力に対して「手足を縛ったまま、責任を丸投げ」というわけです。
我が国は、狂っています。
くどいですが、わたくしは別に原発推進論者ではありません。もちろん、火力推進者でも水力推進者でも、再エネ推進者でもありません。日本のエネルギー安全保障が強化されるなれば、電源は何でもいいです。
とはいえ、現在の北海道(日本全国がそうですが)のエネルギー安全保障を回復し、冬に「凍死者続出」などという悪夢を避けるためには、泊原発再稼働以外に道はないのです。(あるいというならば、しつこいですが「今すぐ」に使える電源を教えてくれ!)
同じ国民である北海道の人たちが、節電の常態化という発展途上国の暮らしに叩き落されるのは耐えられないのです。冬に同じ国民が次々に凍死していく事態も、何としても回避しなければならないと考えています。
これって、変? 普通の感覚だと思うのですが。
ところが、日本の政治に責任を持つべき政治家は、原発再稼働という「絶対に必要なソリューション」から目をそらし続ける。
繰り返しますが、我が国は狂っています。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12405054313.html
14. 2018年9月15日 23:43:20 : 7IsConGZXQ : kdImzkGWg@Q[3] 報告
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北海道胆振東部地震「泊原発が動いていれば停電はなかった」論はなぜ「完全に間違い」なのか
https://hbol.jp/174509
15. 中川隆[-13612] koaQ7Jey 2018年9月16日 20:40:36: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18598] 報告
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「北電ブラックアウト」は人災だったと言えるこれだけの理由
そろそろ民主党時代の呪いを振り払おう
川口 マーン 惠美
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57521
北海道で台風、地震の被害に遭われた方々には、心よりお見舞いを申し上げます。
台風による被害が収束しないうちにやってきた大地震。北海道は、台風や地震とはそれほど縁のない土地だ。だから地震のショックはもとより、余震の中での電気のない生活はどれほど辛かったか想像に余りある。
電気は貯められない。しかも、多すぎても少なすぎても停電になるので、常に需要に供給量を合わせていかなければならない。読売オンラインは、「電力会社は、発電する量と消費する量がおおむね一致するように調整している」とサラッと書き流していたが、それがどれだけ難しいことか。
電気需要は、まず、季節によって大きく変動するし、寒波や猛暑、高気圧の居座りなど、中期的変動もある。平日と週末でも変わる。1日の中でも、巨大ビルが目覚め、工場が稼働し始めると、それに合わせて各発電所が出力を上げていく。W杯やオリンピックの自国戦があれば、休日や夜間でも、突然、電気の需要はコブのように盛り上がる。さらに昨今は、そこにお天気まかせの再エネが入ってくるので、調整はさらに複雑になった。
今回のブラックアウトは、地震発生当時、全電力需要の半分を発電していた苫東厚真火力が停止してしまったので、他の発電所も発電機の故障を防ぐため、次々に自動停止して起こった。電力会社の社員は、停電をさせてはならないというDNAを持っているので、その瞬間から寝ずの復旧作業が始まった。他の電力会社からも救援のため、同じDNAを持った人たちが発電車両を駆って北海道に向かった。
ブラックアウトの原因
需要と供給を合わせるのが難しいと書いたが、今では多くをコンピューターがやってくれる。しかし、ブラックアウトが起こったあと、一つ一つ発電所を復活させていくのは、誰も経験したことのない、まさに未知の領域だ。
今まで知らなかったが、一度止まってしまった発電機を稼働させるには、種火となる電気が要るそうだ。ところが、今回は北海道全体が停電していた。そんな場合、電気なしに発電を再開できるのは、水力しかない。だから北電では、水力発電所で作った電気を、まさに貴重な火種として、まず、砂川火力発電所を立ち上げた。
ただ、送電したその瞬間にどれぐらいの需要があるかは、やってみなければわからない。家で心細い思いをしていた人々は、冷蔵庫がブーンと唸り出したのを聞いて、「わー、電気、付いた、付いた!」と喜べば済むが、そこで需要と供給のバランスが大きく食い違ったら、また、自動停止となり、元の木阿弥だ。
そこで、一定の範囲に限って慎重に送電し、バランスが上手く取れたとわかったら、発電量と送電の範囲を少しずつ広げていく。針の穴を通すような、緊張の時間だったに違いない。こうして、あの広い北海道で、8日の夜には、ほぼ全域で電気が回復した。まさに神業だった。
なのに、巷には、その北電を非難する声がある。ブラックアウトが起こったのは、北電が、発電を苫東厚真の火力に一極集中していたのが悪いそうだ。
苫東厚真の一極集中は当たっている。それがブラックアウトの直接の原因であったことも確かだ。しかし、北電がそれを望んでやっていたかというと、そうではない。泊原発を動かせないから、一局集中してしまったのだ。
東日本大震災の前、泊原発は北海道の電気の44%を担っていた。それが停止したら、当然、電気が逼迫する。だからといって、火力発電所をすぐに新設できるわけはない。仕方なしに、廃止するはずの老朽火力まで動員して、この6年間、必死でやりくりしてきた。老朽火力はトラブルが多いのに、よくもまあ、今まで大停電も起こさずに頑張ってきたものだと思う。
泊原発は東日本大震災の影響を受けなかったので、福島原発の事故の後も、その翌年のゴールデンウィークまで稼働した。つまり、日本で最後まで頑張った原発だ。それ以来、再稼働を目指し、新規制基準に対応するよう鋭意努力を続けてきた。現在の日本の原発の安全基準は、世界一厳しい。何が起こっても大丈夫なようにと、電源、ポンプ、燃料、水は、これでもかというほど、何重にも確保した。
地震対策も万全だ。泊原発の最大加速度については、今のところ620ガルに耐えられるようにと、必要な補強工事が進められている(ガルというのは、物理学における揺れの激しさを示す単位)。
ちなみに、東日本大震災のときの福島第一原発では最大で550ガルの揺れ。先週の地震の泊の揺れは、1号機、2号機、3号機が、6ガル、および7ガルだった。原子炉建屋など重要な建物は、強固な岩盤に直接くっつけて建設してあるので、泊原発はほとんど揺れなかったと言ってよい。
この原発が稼働していれば、苫東の一極集中もなかったし、ブラックアウトも起こらなかっただろう。
泊原発の再稼働が認可されない理由
ところが、とんでもないデマが飛び交っている。
朝日新聞系列のAERAdot.の9日付の記事では、「2011年の東京電力福島第一原発事故による大きな教訓は、大規模災害が起きても『絶対に電源を切らさないこと』だったはずだ。それがなぜ、わずか震度2で電源喪失寸前まで追い込まれたのか」と書く。タイトルは、「震度2で電源喪失寸前だった北海道・泊原発『経産省と北電の災害対策はお粗末』地震学者」。
繰り返すようだが、泊の原子力発電所は6年間動いていない。3基ある原発には、使用済みとこれから使う燃料棒を保管してある水槽がある。圧力容器ではなく、普通の水槽だ。ここが停電になっても、突然、水が沸騰し、蒸発し、むき出しになった核燃料が爆発の危険に晒されるというようなものでは決してない。
普段、核燃棒の冷却には普通の電気が使われている。ところが、北海道全土が停電になってしまったので、当然、電気が来なくなった。僭越ながら、外部電源喪失というのは停電のことだ。
だから、燃料棒の冷却のため、予備の非常電源を使った。そのどこに問題があるのか? 私は理系の人間ではないが、それでも、福島第一や第二の電源喪失と、泊のそれの違いぐらいはわかる。
ところが、太田某という女性弁護士は、この記事を読んで、「震度2で電源喪失寸前ってどれだけ危ういのか。お粗末という言葉でも足りない。原発持てる国土じゃないって認めようよ」と発信しているので、わからない人もいるらしい。日本が原発を持てる国じゃなければ、どの国が持てるのだろう?
これだけ厳重に安全対策が敷かれている泊原発の再稼働が未だに認可されない理由は、原発の近隣の海岸の地形が、新潟の佐渡島の小木半島、および青森県大戸瀬周辺に似ているからだというのである。この両者は、地震の隆起でできた地形であり、泊も似ているから、ひょっとすると原発の近辺、あるいは真下に活断層があるかもしれないというのが、原子力規制委員会の見解。
発電所敷地内の断層については、北電が念入りに調査したが、いずれも後期更新世(12万6000年前から1万1700万年前まで)以降の活動は認められていない。しかし、原子力規制委員会は2017年3月、北電の提出したデータを認めなかった。規制委というのは、原発を稼働させないことが自分たちの使命だと固く信じている人たちの集まりだ。
資源貧国の生きる道
規制委の不思議な生い立ちを、東京工業大学先導原子力研究所助教授の澤田哲生氏が下記のように説明する。
「規制委は(略)強大な権限を持つ『3条委員会』(府省の大臣などからの指揮や監督を受けず、独立して権限を行使することができる機関・著者注)として発足した。(略)そのことを菅氏は2013年4月30日付の北海道新聞に臆面もなく吐露している。(略)『トントントンと元に戻るかといえば、戻りません。10基も20基も再稼働するなんてあり得ない。そう簡単に戻らない仕組みを民主党は残した。その象徴が原子力安全・保安院をつぶして原子力規制委員会をつくったことです』」(『北海道地震、未曾有の大停電は菅直人にも責任がある』iRONNA9月7日付)
規制委が菅直人の負の遺産と言われる所以だ。
北電の発表では、泊発電所の安全対策工事費の総額見通しは、「2000億円台半ば程度」。これだけしても、規制委がある限り、いつ再稼働できるやらさっぱりわからない。
ただ、幸いなことに、福島第一の事故以前から、つまり、泊が稼働していた時から、北電は石狩湾新港発電所の新設計画を進めていた。完成予定は来年の3月。
元々は、老朽化した石炭火力を止めて、CO2排出の比較的少ないLNG(液化天然ガス)で置き換えるつもりだったが、いまのところ、老朽火力の廃止はあり得ない。そんなことをしたら、たちまち電気が足りなくなる。
私は、今回のブラックアウトは人災だったと思っている。現在の北海道の状態は、元気な主力選手をベンチに引っ込めて、二流選手に発破をかけ、人数が足りないのでとっくに引退した選手まで引っ張り出し、挙げ句の果てに、試合に負けたからと叱責しているようなものだ。
日本のように資源貧国が原子力を使わなければ、徒らに国力を弱める。日本が戦後、平和で、しかも豊かな国になれたのは、決して偶然ではない。その貴重な宝物を、私たちが壊してしまっては、先人にも子孫にも申し訳が立たない。原子力規制委は、一刻も早く菅直人氏の呪いを振り切り、国民の生活を守るためにも、安全な原発の再稼働に踏み切ってほしいと願う。
16. 中川隆[-13607] koaQ7Jey 2018年9月17日 09:06:47: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18604] 報告
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続 泊原発の再稼働が必要である 2018-09-17
さて、改めて北海道の電力需要のピークは516万kwです(12月)。
北海道電力は、苫東東が復旧しない中、とにかく電源をかき集め、350万kwは確保。何とか厳冬期までに苫東東を復活させ、550万kwを確保する計画になっています。
もっとも、上記は老朽化した火力発電が故障しないという前提になっており、十分な電力を確保できるかどうかは「不明」です。
経産省は、
「10月以降は電力需給が正常化する」
としていますが、大規模な発電所の故障がないこと、及び気候が前年並みであることが前提です。つまりは「お天気様次第」なのです。
この状況で、かたくなに泊原発を再稼働しない日本国。泊原発の再稼働について、一切、発言をしようとしない政治家たち。
我が国は、もはや国家の体をなしていません。
『「北電ブラックアウト」は人災だったと言えるこれだけの理由 そろそろ民主党時代の呪いを振り払おう
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57521
北海道で台風、地震の被害に遭われた方々には、心よりお見舞いを申し上げます。
台風による被害が収束しないうちにやってきた大地震。北海道は、台風や地震とはそれほど縁のない土地だ。だから地震のショックはもとより、余震の中での電気のない生活はどれほど辛かったか想像に余りある。
電気は貯められない。しかも、多すぎても少なすぎても停電になるので、常に需要に供給量を合わせていかなければならない。読売オンラインは、「電力会社は、発電する量と消費する量がおおむね一致するように調整している」とサラッと書き流していたが、それがどれだけ難しいことか。
電気需要は、まず、季節によって大きく変動するし、寒波や猛暑、高気圧の居座りなど、中期的変動もある。平日と週末でも変わる。1日の中でも、巨大ビルが目覚め、工場が稼働し始めると、それに合わせて各発電所が出力を上げていく。W杯やオリンピックの自国戦があれば、休日や夜間でも、突然、電気の需要はコブのように盛り上がる。さらに昨今は、そこにお天気まかせの再エネが入ってくるので、調整はさらに複雑になった。
今回のブラックアウトは、地震発生当時、全電力需要の半分を発電していた苫東厚真火力が停止してしまったので、他の発電所も発電機の故障を防ぐため、次々に自動停止して起こった。電力会社の社員は、停電をさせてはならないというDNAを持っているので、その瞬間から寝ずの復旧作業が始まった。他の電力会社からも救援のため、同じDNAを持った人たちが発電車両を駆って北海道に向かった。(中略)
なのに、巷には、その北電を非難する声がある。ブラックアウトが起こったのは、北電が、発電を苫東厚真の火力に一極集中していたのが悪いそうだ。
苫東厚真の一極集中は当たっている。それがブラックアウトの直接の原因であったことも確かだ。しかし、北電がそれを望んでやっていたかというと、そうではない。泊原発を動かせないから、一局集中してしまったのだ。
東日本大震災の前、泊原発は北海道の電気の44%を担っていた。それが停止したら、当然、電気が逼迫する。だからといって、火力発電所をすぐに新設できるわけはない。仕方なしに、廃止するはずの老朽火力まで動員して、この6年間、必死でやりくりしてきた。老朽火力はトラブルが多いのに、よくもまあ、今まで大停電も起こさずに頑張ってきたものだと思う。
泊原発は東日本大震災の影響を受けなかったので、福島原発の事故の後も、その翌年のゴールデンウィークまで稼働した。つまり、日本で最後まで頑張った原発だ。それ以来、再稼働を目指し、新規制基準に対応するよう鋭意努力を続けてきた。現在の日本の原発の安全基準は、世界一厳しい。何が起こっても大丈夫なようにと、電源、ポンプ、燃料、水は、これでもかというほど、何重にも確保した。
地震対策も万全だ。泊原発の最大加速度については、今のところ620ガルに耐えられるようにと、必要な補強工事が進められている(ガルというのは、物理学における揺れの激しさを示す単位)。
ちなみに、東日本大震災のときの福島第一原発では最大で550ガルの揺れ。先週の地震の泊の揺れは、1号機、2号機、3号機が、6ガル、および7ガルだった。原子炉建屋など重要な建物は、強固な岩盤に直接くっつけて建設してあるので、泊原発はほとんど揺れなかったと言ってよい。
この原発が稼働していれば、苫東の一極集中もなかったし、ブラックアウトも起こらなかっただろう。(後略)』
川口先生は、後略部で先日のエントリーでも取り上げた、
「泊原発の外部電源が落ちた(ブラックアウトなのだから当たり前)ことを受け、非常用電源が稼働したことを「批判」し、原発再稼働を妨害しようとする論調」
について、「とんでもないデマ」と、猛烈に批判しています。
くどいですが、泊原発の外部電源が落ちたのは、北海道全域で停電したためで、震度2の地震とやらは何の関係もありません。
それにも関わらず、
「わずか震度2の地震で、外部電源が落ちた!」
と、騒ぎ立て、原発に対する信頼性を貶め、再稼働を防ごうとしているわけです。
川口先生も引用されていましたが、AERAdotは9月6日の記事、
「震度2で電源喪失寸前だった北海道・泊原発「経産省と北電の災害対策はお粗末」地震学者」
と、信じがたい見出しの記事を配信しました。
記事中で、AERAは、
『なかでも驚かされたのが、北海道電力の泊原発(泊村)で外部電源がすべて失われたことだ。泊村の震度は2。にもかかわらず、現在は非常用ディーゼル発電機で、燃料プールにある使用済み核燃料1527体の冷却を続けている。幸いにも、3基の原子炉は運転停止中だった。』
と、書いています。
いやいや、全道ブラックアウトが起き、泊原発の外部電源が失われなければ、そちらの方が驚きです。というか、魔法が必要です。
とはいえ、多くの国民は「外部電源」の意味を理解していないため、メディアが「震度2で外部電源が失われた」と、やられると、普通に「やっぱり原発は安全じゃないんだ」という印象操作をされます。
この種の川口先生風に言うと「デマ」、わたくしに言わせれば「これはもはや『テロ』と呼ぶべきでは」と考えてしまう印象操作により、北海道の住民の方々は「節電生活」「停電時の凍死」という、発展途上国並のリスクを押し付けられているわけです。
くどいですが、わたくしは原発推進論者ではないので、泊原発再稼働無しで「今すぐ」に北海道の電力の安定供給が可能な方法があるならば、それでもいいと思います。
でもね、そんなものはないんだよ。
しかも、「震度2で電源喪失!」といったデマ、テロリズムを叫ぶ連中が後を絶たず、「たった一つの解決策」の道が封じられる。
これが、日本の現実です。
改めて断言します。日本政府は、政治的に泊原発の再稼働を決断しなければなりません。北海道の「同じ国民」を守る気があるならば。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12405511094.html
17. 中川隆[-13603] koaQ7Jey 2018年9月17日 17:46:18: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18610] 報告
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余震も停電もまだある北海道で「今、ストーブが足りない」という大問題
9/17(月) 10:00配信 現代ビジネス
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180917-00057564-gendaibiz-bus_all
北海道・札幌市出身のライター、梅津有希子さんは、9月6日の震災後1週間して、一人暮らしをする母のために帰省をした。その一番の理由は、1年のうち半分必要だというストーブの確保のためだったという――。
9月6日未明に起きた、最大震度7を記録した北海道胆振東部地震。厚真町を中心に甚大な被害となったが、その後の北海道内全域約295万戸にわたる大停電が、道民の防災意識をガラリと変えたといっていいだろう。過去にも北海道南西沖地震や十勝沖地震などの大きな地震はあったが、道内全域の停電は、1951年の北海道電力創設以来初だという。
今回の大規模停電の復旧タイミングは地域によってかなり差があり、「復旧まで少なくとも1週間」という情報も流れるなど、道民の不安は募る一方だった。結局、筆者の札幌の実家は地震発生3日目の夜に復旧したが、道内でも最後のほうだった。
北海道から出たことがなく、これまで大きな災害経験のないひとり暮らしの母は、「札幌で震災は起こらないだろう」と思い込んでおり、防災の備えはゼロ。食べ物と飲み物は問題なかったが、今回の停電でも「家の電話がつながらない」「携帯の充電が切れた」「車で充電しようにも、電動シャッターが開かず車が出せない」「水は出るが電動のトイレが流せない」「テレビもラジオもチェックできない」と、とにかく何もできない。「これは一緒に災害対策をせねば」と、様子が落ち着いてきた1週間後、札幌に帰省したのだ。
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余震も停電もまだある北海道で「今、ストーブが足りない」という大問題
空っぽになったホームセンターのストーブ棚。9月9日現在品切れとあったが、これは9月14日の写真だ 撮影/梅津有希子
もしも真冬にこの大停電が起きたら
わが家と同じような家族はたくさんいたようで、家電量販店やホームセンターはどこも大盛況。各店の棚から一斉に姿を消したのが、ポータブル式の石油ストーブだ。
真っ暗ななか、携帯やスマホの充電も切れ、情報もなかなか入手できず、いつ通電するかもまったくわからない……。
「もしもこの大停電が真冬に起きたら」と、誰もが考えたことだろう。今回は半袖の季節でまだよかったが、厳寒期に停電すると、凍死する人も出てくるかもしれない。暖房の対策が急務だ。
現在、北国の暖房は「FF式」と呼ばれる石油ストーブが主流だ。FFとは、「Forced Flue(強制通気)」の略で、ファンで強制的に給排気を行う暖房のこと。換気の必要がなく、部屋の空気が汚れないことが利点で、気温の低い真冬でも素早く部屋を温めてくれる。FF式でなければ寒さはしのげないといっても過言ではないくらい、北国の冬には欠くことのできないパワフルな暖房器具だ。
ところが、このFF式をはじめとする石油ストーブは、電気がないと使うことができないため、停電時は一発アウト。このため、乾電池で動くポータブルタイプの石油ストーブに道民が殺到し、一瞬で棚から消えたのだ。
いくつかのホームセンターと家電量販店に問い合わせてみたところ、「入荷の予定はあるが、いつ入るかは未定」とのこと。入荷してもすぐに売れてしまうといい、「欲しい時にストーブが買えない」という状況もまた、今回の停電同様、北海道の歴史で前代未聞のことではないだろうか。
FF式が主流の今、ポータブルタイプはあまり需要がない。とある家電量販店のスタッフは、「昨日入荷した10台がすぐに売り切れた」と驚き、「例年ポータブルは大して売れず、こんなことは初めて。しばらくこればかり売る日が続きそうです」と、忙しそうにメーカーに在庫を確認していた。
札幌では9月から4月までが「ストーブ期」
冬の長い北海道は、半年以上ストーブの世話になる。地域や住宅環境によっての差もあるが、札幌の実家(一軒家)の場合だと、9月下旬から4月上旬まではほぼ毎日使い、気温によっては6月まで使うこともよくある。
子どもの頃、道内でも寒さの厳しい芦別市で木造の古い家に住んでいたことがあるが、朝起きると部屋の中で吐く息が白く、布団の端が凍っていた。このような実体験があるため、「ストーブが消えていても、布団をかぶっていれば死ぬことはないらしい」、ということは経験的に理解している。
実家には現在5台のFF式ストーブがあるが、真冬に今回のような停電が起きたら1台も使えない。布団をかぶっていれば死なないであろうとはいえ、電池で動くストーブが1台はあったほうが安心だとすぐにホームセンターに向かったが、棚はもぬけの殻だった。皆考えることは同じなのだ。
それでは、筆者の住んでいる東京に戻ってから購入して送ろうと、東京の家電量販店に問い合わせてみたところ、「ストーブはまだ並んでいません」との返答が。そうだ、札幌にいてうっかり忘れていたが、東京はまだ夏の終わりのような気候だった。そして、震災で宅配便もストップしてしまったため、送るに送れない。ネットショッピングも同様だ(9月15日現在は、一部地域を除きほぼ通常通りの配送)。
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真冬の震災に備えて用意するべきもの
ストーブが入手できないならば、真冬の震災に備えて何を用意すればいいか。まずはカセットコンロとカセットガスだろう。火が使えれば、お湯も沸かせるし暖も取れる。温かいものを口にできるだけでも、精神的にまったく違うだろう。
とりあえず、暖房が使えなくても家の中にいれば風と雪をしのぐことができるので、ダウンジャケットを着てカイロを使えば大丈夫だろう。アウトドア用のダウンパンツもはけば、足腰も温まりさらに安心だ。
今回は、とりあえずはカセットガスとカイロを多めに購入しつつ、札幌滞在中、毎日家電量販店にストーブの入荷を確認していたところ、「昨日入荷して、今なら3台あります」といわれ、すぐに車で向かったのだが、早くも残り1台! 無事入手することができて、まずはひと安心だ。今回の札幌でのミッションを終えた気分である。
多くの道民たちが慌て、防災への意識を高めた今回の大停電。筆者も2011年に揃えた防災グッズを見直し、スマホの充電環境を改めて整えようと思わせられた出来事となった。
18. 中川隆[-13565] koaQ7Jey 2018年9月20日 11:28:39: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18667] 報告
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2018年9月20日【小浜逸郎】泊原発を再稼働すべき理由
北海道胆振東部地震から二週間経ちました。
ライフラインはだいぶ復旧してきたようです。
でも依然として断水が続いている地域があり
ます。
しかし、北海道最大の火力発電所である苫東
厚真発電所の復旧は意外に早く、すでに一部
の供給は始まろうとしています(このメルマ
ガがお手元に届くころは、もう供給されてい
る可能性が高いですね)。
そういえば、関空の復旧もハイスピードで進
んでいますね。
このあたりの日本の技術者、作業員の協力体
制はさすが、まだまだ捨てたもんじゃないな
と思いました。
それはいいのですが、問題は、ハード面に関
するこれからの対応です。
このたびの地震によって生じた全道ブラック
アウトの問題を考えてみましょう。
筆者は、泊原発をすぐにでも再稼働すべきだ
と考えています。
これは、政府が決断しさえすれば、一か月で
こぎつけることができます。
以下に、再稼働すべき理由を述べます。
これは、単純な数字の問題なのです。
苫東厚真の最大出力は165万kW。
地震時(9月6日)、の全道の電力需要は380
万kW。
苫東厚真が担っていた電力は全道の総電力需
要の半分以下でした。
しかし、苫東厚真が損傷を起こしただけで、
全道295万戸が停電してしまいました。
それには、二つの原因があります。
第一に、このような大幅な供給バランスの崩
れによって、他の発電所からの送電の周波数
を一定に保つことができなかったこと。
第二に、もともと北海道電力は、一部の電力
を本州からの供給に頼っていた(はずでした)。
これが機能しなかったのですね。
この本州からの供給を北本連携線といいます。
海底ケーブルのように長距離で絶縁が重要な
ポイントになる送電では、直流が有利ですか
ら、本州から北海道に送電されてくる電機は
直流です。
家庭での電機は交流ですね。
これは発電所から家庭に至るまでに、交流だ
と変圧が容易だからです。
すると北本連携線では、直流を交流に変換し
なくてはなりません。
ところが今回の場合、この変換がうまく行き
ませんでした。
しかし、この北本連携線が仮にうまく作動し
たとしてもその最大出力はわずか60万kW。
ということは、仮に第一の周波数の問題がな
く、かつ第二の北本連携線をうまく利用でき
た場合でも、
380−165+60=275(万kW)
しか確保できなかった計算になります。
残りの105万kWは、不足したわけです。
部分的な停電は避けられなかったでしょう。
ちなみに苫東厚真発電所は、初稼働以来33
年以上を経ていて、かなり老朽化しています。
さらに、不足分を慌てて補った五つの発電所
の年齢はこれよりも古く、38歳から48歳で
す。
一般に火力発電の耐用年数は40年とされて
います。
最大の危機に対応すべく、青息吐息のお年寄
りに頑張ってもらったわけですね。
こんな状態を続けていていいのでしょうか。
何か肝心なことを忘れていませんか。
今回、テレビのニュースを見ていて、初めの
うち、政府筋から原発の「ゲ」の字も出ない
のに驚きました。
10日になってようやく政府見解が出ましたが、
何と泊原発の再稼働は「考えていない」とい
うものでした。
常識的に考えて、こんな大緊急時には、政府
は直ちに泊原発再稼働の議論を開始すべきで
しょう。
原子力規制委員会の審査などを待っている場
合ではありません。
その審査とは、例によって、数十万年前の活
断層の安全性を確かめるという悠長極まるも
のです。
活断層の存在が地震に結びつくかどうかは、
個々の場合で異なります。
ふつう数千年から数万年規模のサイクルで地
震が起きるとして、たとえば5000年周期の
活断層で、2000年前に地震が起きたとした
ら、あと3000年は大丈夫ということになり
ます。
いずれにしても、100年単位くらいの精密さ
で活断層地震の発生確率を計算することはき
わめて困難だということになります。
しかし、もし今回のような地震によるブラッ
クアウトが厳冬の北海道で起きていたら、寒
さのために何人の人が凍死するでしょうか。
ライフラインも途絶え、物流も滞り、道内の
産業は停止し、回復に何か月もかかり、その
間に餓死する人も出るかもしれません。
これらの確率の方がずっと高いことは確実で
す。
冬期の北海道の電力需要は約500万kW超。
今回、青息吐息の老兵たちをかき集めること
と、北本連携線の修復と、相当無理をした節
電によって、ようやく380万kWの需要の9
割を確保したのです。
しかしこんな状況では、とうてい冬の電力需
要を満たすことはできないでしょう。
泊原発の総出力は、207万kW。
苫東厚真が全面回復すれば(11月までには可
能とされています)、苫東厚真プラス泊で、
165+207=342(万kW)
ですから、残り160万kWを他の発電で確保
すればよいことになります。
しかも泊の年齢は1号機29歳、2号機27歳、
4号機9歳です。
若い彼らに頑張ってもらえば、楽々厳しい冬
場をしのげるでしょう。
ちなみに原発の耐用年数は、国際的にも法的
な基準がありませんが、原発を最も活用して
いるフランスでは40年を目途にしようとい
う動きが有力です。
泊原発ではまた(どこの原発でも事情はだい
たい同じですが)、福島事故の教訓を活かして、
16.5メートルの防潮堤、建屋への水の浸入を
防ぐ水密扉、免震重要棟、フィルター付きベ
ントなどの設置・建設をすでに終えています。
できる限りの備えがすでにできているのです。
反原発派は何を言っても100%の安心を求め
ますが、そんなことは神でもない限り不可能
です。
交通事故で毎年4000人以上の人が死ぬのに、
車をなくせという声が盛り上がらないのは、
車の効用が大多数の人に受け入れられている
ためと、交通事故を可能な限り少なくする努
力が現に多方面で行われているためです。
文明の利器にはリスクがつきものですが、私
たちは、便利さや快適さの度合いとリスクの
大きさとを、広い視野と正しい情報をたより
にしながら、常に天秤にかけて生きていくほ
かはないのです。
本当は、北海道電力は、もっと発電設備を増
やさないと危ないのです。
泊も含めた北海道の総発電設備による出力は、
一応780万kWありますが、泊はまったく稼
働していませんから、それ以外の発電所の出
力は、フル稼働して573万kW。
設備利用率は、ここ数年、ピーク時で9割に
達しています。
8%以上は余剰電力としてキープしておくの
がこの業界の常識ですから、
573×(1.00−0.08)=527
となって、ぎりぎりなわけです。
電力は私たちの生活と産業の源です。
悲惨な結果がこれ以上広がらないように、
政府はもっとエネルギー行政にお金をかけ、
知恵をはたらかせなくてはなりません。
https://38news.jp/economy/12419
19. 中川隆[-13580] koaQ7Jey 2018年9月21日 14:22:44: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18736] 報告
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北海道電力、債務超過危機で国有化説も…値上げ連発と全域停電で「道民離れ」加速
https://biz-journal.jp/2018/09/post_24847.html
2018.09.21 文=編集部 Business Journal
苫東厚真発電所(「Wikipedia」より)
9月6日午前3時8分、北海道胆振地方を震源とする震度7の地震が発生した。発生直後、震源地近くにあった北海道電力最大の火力である苫東厚真発電所(厚真町)の1、2、4号機がすべて停止。供給力の4割強が一気に喪失。北海道全域で電力が止まる“ブラックアウト”が起き、道内全世帯に当たる295万戸が一斉に停電した。
ブラックアウトの発生は、戦後の9電力体制(現在は沖縄電力を含めて10電力)がスタートして以来、初めてのことだ。
同日午前8時15分、世耕弘成経済産業相は「数時間以内に電力復旧のめどを立てるよう北電に指示した」と説明した。世耕氏の発言を受けて北電の真弓明彦社長は6日昼すぎ、「全道の電力の復旧には1週間以上かかる。すべての電源が落ちるリスクは低いと考えていた」と述べた。
ところが、同日午前、苫東厚真の4号機のタービン付近から出火。この火災により苫東厚真の完全復旧は11月以降にずれ込むことになった。
「『北電は意思決定が遅く、説明責任の意識が低い』。北電の対応にいらだちを募らせる経産省は、徐々に前面に出ていく。電気をたくさん使う企業への節電要請や計画停電の準備は、経産省が主導した」(9月13日付朝日新聞)
北電は事実上、経産省の管理下に置かれたことになる。世耕氏が北電のスポークスマンであり、真弓社長ら役員たちに指示する北電の最高権力者のようだと話題になった。
世耕氏は電力不足を解消するため、早い段階から計画停電に言及していた。計画停電とは、事前に用途、日時、地域などを定めて、電力の供給を一時停止することだ。しかし、計画停電は企業や家庭にかかる負担が大きい。工場など生産現場の実態を知らない官僚の机上の空論で、企業を殺す“劇薬”との批判が強い。
北電は19日、苫東厚真発電所1号機が再稼働したと発表。これを受けて、電力需要を1割削減するための節電要請は解除された。
■債務超過転落の危機が再来
北海道全域で停電するブラックアウトをもたらした原因は、苫東厚真発電所への一極集中にあると指摘されている。だが、元をたどれば、かつてピーク時の電力需要の4割超を賄っていた泊原子力発電所(泊村)へとたどり着く。2011年の東日本大震災後、泊原発は安全性の審査が進まず、12年以降動いていない。
原発依存度が高かった北電は、経営危機に陥った。原発の稼働停止により、火力発電所の燃料費や他社からの電力購入費が急増。14年3月期の連結最終損益は629億円の赤字(前期は1328億円の赤字)と、3期連続の赤字になった。純資産は1467億円まで減り、自己資本比率は7.58%へと低下した。
15年3月期以降も赤字が続けば、純資産が底をつき、負債が資産を上回る債務超過になってしまう。経営破綻は時間の問題となった。
そこでこの時、政府が救済に乗り出した。北電は14年7月、政府系金融機関である日本政策投資銀行を割当先として、議決権のない優先株を発行して500億円を調達した。さらに同年11月、経産省は北電の電力料金の再値上げを認めた。率にして15.33%だ。北電は13年9月に7.73%値上げしたばかりだった。
政府の救済策によって、北電の15年3月期の連結最終損益はかろうじて29億円の黒字に転換。自己資本比率は9.81%に上昇。債務超過の危機をひとまず切り抜けた。
だが、副作用は大きかった。2度にわたる電気料金の値上げで、北海道の電気料金は全国でも最高水準となった。電気料金の高い負担を嫌った顧客は、比較的安価な新電力へと流れた。
18年3月期の電力10社の決算によると、電力販売量は北陸電力を除く9社で減少した。減少率は2.1%減。新電力に流れたからだ。
もっとも減少率が大きかったのは北電の7.5%減。家庭用の低圧電力が5.2%減少したほか、工場やオフィス向けの高圧・特別高圧が9.7%減と大きく減った。電気代がコストのなかで大きなウェイトを占める小売業で、北電から新電力に切り替える動きが加速した。報道によると、コープさっぽろやセブン-イレブン・ジャパンが道内の大半の店舗で新電力に変更したという。
北電の年間販売電力量248億キロワット時は、北陸電力や四国電力に水を開けられ全国9位。下位には沖縄電力しかいない。
道内全域で停電したことで、北電離れが一段と加速するのは必至。期初に、19年3月期の販売電力量は18年3月期より6.5%減ると見込んでいたが、この程度の落ち込みでは済みそうにない。
地震に伴う復興費用がどれほどかかるかは公表していないが、北電の経営が火の車になることは必定だ。北電の18年6月末時点の純資産は2195億円、自己資本比率は11.0%。復旧費用が膨らめば、この程度の純資産は、すぐに吹き飛んでしまう。
再び、債務超過転落の危機が迫ってきた。前回のような政投銀による優先株の引き受けや電力料金の大幅な値上げという弥縫策では乗り切れないだろう。
戦後の電力業界史上、最悪・最低のブラックアウトを起こした北電に再建策はあるのか。北電を一時、国有化して、抜本的な改革を図るしかないとの見方も流れる。
政府=経産省が北電の再建策の切り札としているのが、泊原発の再稼働だ。原発を1基稼働させれば年間1000億円のコスト削減になるとみられる。だが、再稼働には反発も強い。
北電の救済策は、国有化と泊原発再稼働を軸に進む可能性が高い。
20. 中川隆[-13534] koaQ7Jey 2018年9月24日 14:20:52: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18799] 報告
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北海道地震で工場停電 生乳廃棄悔しい 電力、乳業なぜ停止 危機管理体制再考を
9/24(月) 7:03配信 日本農業新聞
スラリータンクへつながる排水口を見つめる西川さん。2日分の生乳を廃棄した(北海道大樹町で)
北海道地震による大規模停電で生乳廃棄を余儀なくされた全道の酪農家から、乳業メーカーや電力会社に対して、危機管理体制の見直しを求める声が高まっている。酪農家は停電に備え用意していた発電機を使って、搾乳・冷蔵したにもかかわらず、自家発電装置を持たない乳業工場が相次ぎ操業を停止し、生乳を出荷できなかった。農家からは「廃棄は人災」と憤る声も上がる。(川崎勇、大山知香)
「停電に備えて発電機を準備してきた。生乳を出荷できたのに、本当に腹立たしい。残念だ」
北海道大樹町で乳牛約1100頭を飼う日昭牧場の西川久雄理事は、6日未明の停電後50時間ほど、8日朝まで軽油を300リットル以上費やして自家発電機を稼働。通常通り1日2回の搾乳を続けた。2日分の生乳約36トンを泣く泣く廃棄した。同牧場は、2013年に発電機を設置。16年には停電時でも牛舎や搾乳設備の電力を確保しようと、約500万円をかけ大型発電機に更新していた。それだけに、悔しさが募る。所属するJA大樹町では、組合員78戸のうち7割が発電機を導入。隣接する広尾町のJAひろおも71戸の8割以上で設置していた。
同町で乳牛630頭を飼う角倉光記さん(65)も、停電時は自家発電機で通常通り搾乳したが、10トン以上を廃棄した。角倉さんは「酪農家だけでは供給責任を果たせない。危機管理体制を改めて考え直すべきだ」と語気を強める。道によると、6〜10の5日間で全道の生乳廃棄による被害額は21億円ほどに上る。
北海道電力への要望も相次ぐ。別海町の60代の酪農家は、乳業メーカーの対応も含め「今回の生乳廃棄は人災と言っても過言でない。電力の安定供給に向けて対策を進めるべきだ」と憤りを訴える。北海道農業団体災害対策本部は、同電力に対し電力の安定供給に関する要請を実施。万全な発電・通電体制の構築や再発防止などを求める。
農水省によると、北海道内にある日量処理量が2トン以上となる乳業工場39カ所のうち、37カ所が大規模停電時に工場を稼働するための自家発電設備を持っていなかった。9割超の工場が操業を一時的に停止し、酪農家が出荷できなくなる事態に陥った。業界の大規模災害時の危機管理のあり方が問われた形だ。
自家発電設備の導入が進まない背景に巨額の費用負担がある。工場の規模によるが、生産ラインを長い時間稼働させる自家発電設備は「高いもので10億円単位になる」(乳業関係者)。定期的な保守点検費用も大きな負担になる。
地震発生直後も生産ラインを稼働できたのはよつ葉乳業の2工場だけ。自家発電設備を導入していたためだ。しかし多くの工場は、クーラーステーションなど周辺施設用に限定した自家発電設備にとどまっているのが実態だ。「落雷などの数時間の停電は想定できるが、これだけの大規模の災害には備えていなかった」(乳業関係者)と明かす。
今回の被害を受け、対応を検討するメーカーもある。Jミルクは「いかに安定したサプライチェーンにしていくかが大きな課題だ」と話す。
21. 中川隆[-13533] koaQ7Jey 2018年9月24日 14:22:39: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18799] 報告
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北海道地震1週間 乳房炎多発 死亡牛も 回復兆候見せず地域経済に打撃 標茶、別海町
2018年09月13日
体力を消耗し、横たわる牛を見つめる宍戸さん(12日、北海道標茶町で=富永健太郎写す)
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最大震度7を観測した北海道地震は13日で発生から1週間。全道が一時停電したことで、酪農家が深刻な事態に陥っている。停電により満足に搾乳できず、乳量・乳質低下の要因となる乳房炎が多発。淘汰(とうた)された牛や、死亡した牛も発生している。酪農専業地帯では、地域経済への影響が懸念されている。(川崎勇)
「助けを求めるように牛が鳴いていた。乳房炎も多発し、とにかくかわいそうだ」
標茶町で搾乳牛300頭を飼う宍戸豊さん(56)は力なく話す。6日の停電以降、7日夜に発電機を借りて設備を動かし、2日ぶりに搾乳した。だが、出荷できずに、これまでに廃棄した生乳は30トン以上。その間地下水をくみ上げていたポンプも使えず、水の確保にも奔走した。その後停電は解消した。「牛の病気は大丈夫だろうか」。不安は的中した。
搾乳できないことによる乳房炎が50頭ほど発生。死亡した牛も出ている。1日7トン搾っていた乳量は停電前の6、7割に落ち込んだ。体力を消耗し、牛は今も牛床でへたり込む。地震発生から1週間がたとうとしているが、牛の状態は回復の兆候を見せない。
乳房炎は時間を空けて発症する場合も多く、今後も気が抜けない。一般的に治療に1週間から10日間ほど要し、その間生乳は出荷できない。回復しても最悪の場合、元の乳量に戻らないケースもある。「今後どうなってしまうのか」(宍戸さん)。2016年に数億円をかけ牛舎を更新したばかり。被害が収束するめどは立たず、不安が募る。
乳牛頭数が全国の市町村で最も多い別海町。玉置健三さん(60)は、近隣の酪農家から発電機を融通してもらい、停電が復旧した7日夜まで1日1回やっとの思いで搾乳した。ただ、搾乳牛45頭のうち、最大13頭が乳房炎を発症した。停電解消後も乳業工場の受け入れができなかったため、やむを得ず生乳を廃棄した。
玉置さんは「助け合って搾ったのに、受け入れてもらえずショックだった」とうつむく。
道東NOSAIによると、根室地方の9月6〜10日の5日間の乳房炎診断件数は3761件と先月の同時期より1400件ほど増えた。別海町が最も多く、前月比8割増の2457件。潜在的な発生数はさらに多いとみられる。同町が管轄の根室南部事業センターは「診断件数は平時より大幅に増え、一時的に薬の在庫がなくなった。こんなことは初めてだ」と被害の大きさを訴える。
JAしべちゃの千葉孝一組合長は「処理した生乳に対する補償や、電力の供給方法の見直しが必要だ」と強調する。別海町を管内に持つJA道東あさひでは、生乳生産量が25%ほど減少した。JAの原井松純組合長は「二度とこうしたことが起きないよう、インフラ整備を充実してほしい」と訴える。
同町は「地域経済に何かしらの影響があるだろう。町の産業の根幹を担う酪農家が一日も早く元に戻れるよう支援していきたい」(農政課)と強調する。
北海道地震は大規模な土砂崩れなどで41人が死亡し、一時は道全域の約295万戸が停電した。停電はほぼ解消したが、電力の供給は綱渡りの状況が続き、節電が長期化する可能性もある。生活再建に向けた動きが進む一方、現在も1590人が避難し、完全復旧までの道は遠い。
22. 中川隆[-13518] koaQ7Jey 2018年9月25日 13:09:13: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18805] 報告
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北海道を脱原発の実験場にするな --- 森 修 2018年09月20日
私は北海道で生まれ育ち、大学卒業後就職し各地を転勤したが、東日本大震災の年に札幌の子会社に転籍となり、今回の地震を札幌で経験した。最初に思ったことは真冬でなくて本当に良かった。電気が無くともまだ寒くない。犠牲になった方には本当に申し訳ないが、これは天の啓示に違いない。
もし厳冬期の吹雪の夜に同じことが起きたら、高齢者や生活弱者を中心に10万人単位での凍死者が出るだろう。今の暖房機器は電気がなければ全く稼働しないのだ。これは北海道で生活したものでないと実感できないと思う。
また台風一過後で比較的に天候に恵まれたことも不幸中の幸いだった。もし猛吹雪だったら除雪車も出動できず復旧作業は大幅に遅れていただろう。道東の猛吹雪で車が立ち往生し、死人がでた記憶も道民には生々しいが、内地の方には記憶の彼方になった出来事であろう(北海道では本州3島を内地という)。
運転停止中の泊原発(北電サイトより:編集部)
今回は3日ほどで全道概ね通電したが、吹雪が3日も続けば通電もそれだけ遅れ、飲み水も全て凍ってしまう。氷の世界で人は何時間生きていけるのだろうか?内地の方には想像すらできないことだろう。
復旧の目途が立ったころ、民放のアナウンサーが「コストのことを考えて原発を稼働すべきという人がいるが、大丈夫です、電気は足りています。安心して暮らしてください」という趣旨のコメントをしていた。
こいつは道民を馬鹿にしていると思った。
少なくとも供給力と需要のバランスを示し「厳冬期を想定しても十分な供給余力があるので、不需要期の今は大丈夫です」程度のコメントならわかるが、根拠もなく大丈夫は無いでしょう。冗談でなく戦争中に「大和魂で日本は必ず勝つ」の類です。真っ暗な冷凍倉庫に入って、凍っていくペットボトルを抱え、一晩過ごしてからもう一度コメントして下さい。
もっとも北海道電力の供給余力は泊原発が稼働してこそ生まれるのであって、脱原発のマスコミは根拠を示すことは出来ない。だからデマを流して道民を惑わす。あえて脱原発の是非については述べないが、北海道と内地をつなぐ送電線は60万kwの能力しかない。こんな閉じられた供給システムの中で、脱原発の実証実験はやめてもらいたい。道民はモルモットではありません。
脱原発を目指すならば十分な準備をしてやって下さい。東日本大震災以降、順次原発が休止するなか、たまたま電力の供給力不足による停電は発生していないが、北海道電力だけでなくどの地域も綱渡りの需給バランスだったようだ。今回の地震で内地の人も目を覚まして欲しい。
首都圏直下型の地震や東海、東南海地震が起きた時、日本はヨーロッパとは違い他国から電力供給をうけることができない。日本が北海道になるのです。その時、北海道からは60万kwしか応援できません。今回、道民は分かりました。「原発を止めても電力は足りている」は全くのデマです。日本国民も目を覚ますべきです。道民同様モルモットではありません。
高橋知事へのお願いです。今年の冬は道民の命と生活を守るために、泊原発を再稼働させてください。北海道の冬は、空気や水が必須であるように、電気が無ければ生きていけません。根室沖地震の発生確率がまた上がりました。熊本のように胆振東部地震の本震や札幌周辺で誘発地震があるかもしれません。想定外のことは起こるのです。
原発が無くても電力の供給力が十分につくまでは、内地からの応援が無いに等しい北海道を、脱原発の実験場にするのを止めさせて下さい。実験結果は既に出ました。失敗です。マスメディアのデマから道民の生活を守ってください。
宜しくお願いします。
http://agora-web.jp/archives/2034796.html
23. 中川隆[-13525] koaQ7Jey 2018年9月27日 08:49:37: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18853] 報告
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「原発は動かさない」という思考停止からの脱却を 2018-09-27
北海道電力の苫東厚真発電所の4号機が稼働し、北海道の電力供給は「一息」ついています。
また、北電はメンテナンス中だった知内発電所2号機を、予定を一か月以上も早めて9月25日に再稼働。
結果、電力供給力は461万キロワットとなり、9月の想定ピーク需要は確保が可能となっています。
もっとも、北海道の電力需要は、これから冬にかけて膨張していきます。18年1月のピーク時は、525万キロワットに達しました。
全ての(老朽化発電所含む)の発電機を動かしたとしても、「ギリギリ」の状況が続くだけです。北海道の方々は、突発的な停電やブラックアウトに怯えながら、「北海道の冬」を乗り切らなければなりません。
まさに、発展途上国です。
泊原発を再稼働するしかありません。
『動かぬ原発、老朽火力頼み 思考停止が大規模停電招く エネルギー日本の選択 北海道地震が問う危機(上)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3568510023092018SHA000/
6日午前3時すぎ、緊急地震速報のアラームがなった。「震源は苫東厚真火力発電所に近い」。この情報に北海道電力の社員は身構えた。今の北海道電にとって苫東厚真の役割が重いことを知っていたからだ。
苫東厚真発電所の停止が大規模停電を引き起こした(北海道電力提供)
北海道全域で295万戸が停電するブラックアウト。最大の原因は発電能力の過度な集中だった。電力供給の約半分を出力165万キロワットの苫東厚真火力が一手に背負う。砂上の楼閣のようなアンバランスがなぜ放置されていたのか。
「泊原発が最優先だった」。電力関係者は指摘する。207万キロワットの出力をもちながら停止中の泊原発が再稼働すれば供給が安定するのは確か。問題は安全審査の通過が見通せず再稼働時期がまったくわからないのに、現実を直視した対策を打たなかったことだ。(後略)』
「思考停止が大規模停電招く」という見出しだったため、
「思考停止的に原発を停止していたため、ブラックアウトが起きた」
と、反省の弁を述べるのかと思いましたが、何と、
「思考停止的に原発に固執したから、ブラックアウトが起きた」
という、斜め上の記事でございました。
あのね、火力発電所の建設は場所の選定から含めると、十年はかかるのですよ。
菅直人が「不法」に原発を停止させ、北海道電力は手足を縛られた状況で、北海道民の生活やビジネスを守るためにやれることをやってきました。
2011年時点では原子力規制委員会が、ここまで頭がおかしい(活断層がないことを証明しろ!)組織となるなど、誰にも予想がつきませんでした。しかも、自民党政権になったため、政治がもう少しまともに動く(原発を再稼働させる)と期待しても、仕方がない話です。
そもそも、原発が停止した時点で火力発電の建設に手を付けても、2018年には間に合いませんでした。しかも、火力発電は原油はLNGの輸入を増やすため、北海道の電気料金は確実に上昇します。
北海道電力は、「電力の安定供給」と「電気料金上昇を防ぐ」という課題を「手足を縛られたまま」達成しようとし、原発の耐震化や防災に投資を集中させたのです。それを非専門家の部外者(しかも、道民でもない)日系の記者が、
『再稼働に向けた工事を優先し、他の発電所への投資は後回しになった。当然、全体の電源バランスの改善は進まない。』
などと、偉そうに書く。
吐き気がします。
しかも、日経の記事は、
『原発はいつ、何基を再稼働できるかわからない。頼みの火力発電も老朽化で停止リスクを抱え、特に石炭火力は世界的な地球温暖化対策の流れのなか新設も難しい。早急に思考停止を脱し、災害にも強い電力システムの将来像を固めなければ、日本のエネルギー危機は回避できない。』
ろいう文章で記事を絞めているくせに、原発再稼働には一言も触れない。
「早急に思考停止を脱し、災害にも強い電力システムの将来像を固める」
ために、どうしたらいいのかは一言も書かない。原発再稼働無しで、災害に強い電力システムを早急に構築できるはずがないでしょう。
思考停止に陥っているのは、むしろ日経新聞の方です。
思考停止から脱し、現実の北海道電力危機を解決するために、政府が泊原発の再稼働を決断すれば「冬」にはまだ間に合うのです。
「原発は動かさない」という思考停止からの脱却を!
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12407855100.html
24. 中川隆[-13531] koaQ7Jey 2018年9月29日 08:27:16: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18898] 報告
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北海道の復旧、復興、発展のために(前編)2018-09-29
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12408244056.html
「北海道電力は泊原発を再稼働しなければならない」
と、主張すると、
「北海道に住んだこともない東京都民が何を嘴を突っ込んでいるんだ!」
と、反発する人がいるかも知れませんが、わたくしは小学校は「千歳小学校」です。(もちろん千歳市立千歳小学校)
た〜な〜び〜くけ〜む〜り〜、たるまえの〜。という、千歳小学校の校歌は未だに歌えます。ちなみに、千歳小学校百周年の記念パレードの際に、先頭で大太鼓を叩いていたのはわたくしです。
小学校の頃は、千歳の市民スキー場(まだあるのかな?)やモーラップスキー場で、スキーに明け暮れていました。雪が積もった校庭を踏み固め、スケートリンクを作る「あの儀式」も、何度も経験しています。
というわけで、北海道の「冬」がいかなるものかは嫌というほど知っているのです。金属を触ると、手に貼りつくという極寒も、未だに身体が覚えていますよ。
北海道の冬がいかに残酷であるかを理解しているからこそ、泊原発を動かさなければならないと主張しているのです。
泊原発を再稼働するためには、まずは「地元」が声を上げる必要があります。つまりは、道議会と北海道知事です。
『全道停電「北電の責任重い」 道議会で知事 地震被害1500億円超
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/230038
高橋はるみ知事は20日の道議会代表質問で、胆振東部地震に伴ってブラックアウト(大規模停電)が発生したことに関し「深刻な事態だ。北海道電力の責任は極めて重い」と述べ、北電の責任に初めて言及した。ブラックアウトを含めた今回の災害対応について検証する委員会を早期に設置する意向も示した。
知事は、ブラックアウト発生に関する道の責任をただされ、「道としては、大規模停電の影響をできるだけ緩和していけるよう停電対応のあり方や非常時の備えなどについて検証し、必要な対策を講じる」と述べるにとどめた。』
いや、「必要な対策を講じる」というならば、道議会や道知事は泊原発の再稼働を政府に求めなければならないでしょう。
といいますか、他に「ソリューション(解決策)」があるというならば、是非とも伺いたいところです。現実には、そんなものはありはしません。
結局のところ、緊縮財政、規制緩和、自由貿易というグローバリズムのトリニティを推進してきた日本政府は、地方自治体を含め、
「政府が国民の生命や財産を守る」
という、基本的な義務を放棄したとしか思えません。
ある「専門家」の方に聞いたところ、厳冬期の北海道で今回のようなブラックアウトが起きた場合、死者は数千人(!)にのぼるだろう、とのことでした。
政府の役割を「小さくする」ことを善と考える現在の日本政府や北海道庁にしてみれば、大停電で大勢の住民が凍死する事態になったとしても、
「そんなものは、自己責任」
で済んでしまうのでしょうか。
ならば、政府などいらない。国民を守るために最大限の努力をする。これは政府の「義務」だと信じているわけですが、すでに日本には「政府」は存在しないも同然なのですか?
今回の全道ブラックアウトや、台風により吹き飛ぶ太陽光パネルの数々を見ていて、改めて理解できました。
小さな政府だの、原発を動かさないだのといった「贅沢」は、平時にしか通用しないのです。現在の日本は、すでに「非常事態」に突入しています。
何しろ、厳冬期に北海道電力の老朽化火力発電が緊急停止すると、数千人の「同じ国民」の生命が奪われかねない状況なのです。
ちなみに、未だに「原発再稼働はまかりならない! 太陽光で〜」とか頭のおかしいことを主張する人がいますが、冬の北海道で太陽光発電は役に立ちません。
そもそもが、ベースロード電源になりえないことに加え、雪がパネルに積もるだけで発電不可能になります。しかも、夜はいずれにしても発電できません。
それにも関わらず、イデオロギー的に原発再稼働に反発し、まともな代替案も出さない反原発派や、無策放置主義の北海道知事や道議会には怒りしかわいてきません。
日本国は、北海道に暮らす数百万の「同じ国民」を守るために、原発再稼働を決断しなければならないのです。
その上で、北海道の復旧、復興、発展のために何をするべきかについては、明日、書きたいと思います。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12408244056.html
25. 中川隆[-13530] koaQ7Jey 2018年9月30日 18:17:05: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18922] 報告
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北海道の復旧、復興、発展のために(中編)2018-09-30
9月27日に電事連が「北海道胆振東部地震における 大規模停電の発生について 」という調査報告書を公表しました。
同報告書によって、(電事連は言っていませんが)、
「泊原発を稼働していれば、全道ブラックアウトは起きなかった」
ことが確定しました、電事連や電力関係者は口にしないでしょうから、あえて大声で言います。
「泊原発を稼働していれば、全道ブラックアウトは起きなかった」
電事連の報告書によると、ブラックアウトまでの経緯は以下の通りです。
@ 地震発生直後(地震発生〜周波数回復)
1. 苫東厚真2,4号機停止(発電:▲116万kW:タービン振動検知) により周波数が急低下した。加えて苫東厚真1号機の出力が低下した(発電:▲5万kW:推定)
2. 北本連系設備から緊急的に電力を受電した
3. 周波数の低下により負荷遮断を行なった(需要:▲130万kW)
4. 狩勝幹線、新得追分線、日高幹線の送電線故障により、道東エリア及び北⾒エリアが停電(需要:▲約13万kW)、水力が停止した(発電:水力▲43万kW)
5. 周波数の低下により風力が停止した(発電:風力▲17万kW)
6. 周波数の低下が46.13Hzで止まり、回復方向に切り替わった
7. 中央給電指令所よりバランス停止中の水力・火力発電機に起動指令を行った
8. 北本連系設備や水力のAFC機能により周波数が一時的に50Hzでバランスした
A 地震発生直後(送配電線再送電〜負荷遮断2回目)
9. 狩勝幹線、新得追分線、日高幹線ほかの事故復旧(自動)により道東エリアが復電した
10. 需要増加により徐々に周波数が低下した
11. 中央給電指令所の指令により火力の出力が増加した
12. 苫東厚真1号機の出力が低下した(発電:▲20万kW推定)
13. 周波数の低下により負荷遮断を行った(需要:▲16万kW)
B ブラックアウトまで
14. 苫東厚真1号機停止(発電:▲10万kW推定)したため再び周波数が低下した
15. 周波数の低下により負荷遮断を行った(需要:▲6万kW)
16. 知内1号機、伊達2号機、奈井江1号機が停止した(発電:▲34万kW)
17. 周波数の低下により水力(主に46Hz以下)等が停止するとともに北本連系設備が運転不能となった
18. 北海道エリアがブラックアウトに至った
改めて、電力とは供給側と需要側が一定の周波数の範囲内(北海道は50kh)内で安定させなければなりません。さもなければ、電気機器や発電機が破損します。
ブラックアウトに至るまでの周波数の変動は、以下の通り。
【全道ブラックアウトに至るまでの北海道電力の周波数の変動】
http://mtdata.jp/data_61.html#blackout
周波数の動きを見ると、ブラックアウトの「危機」が三回あったことが分かります(三回目で力尽きた)。
一つ目は、地震により苫東2、4号機が停止し、116万kWが失われた時点。
二つ目が、苫東1号機の出力低下。
三つ目が、苫東1号機の停止を受けた周波数低下による水力の停止と、北本連系設備の停止(本州と北海道を結ぶ線)。
泊原発が稼働していた場合、何しろ200万kwのベースロード電源の発電機が動いているわけですから、苫東厚真のシェアははるかに低かったでしょう。
ということは、そもそも@が起きなかったのです。何しろ、発端は苫東厚真の116万kwの喪失なのです。
しかも、泊原発がある地域の震度は「2」であったため、原発は停止せず、苫東厚真2、4号機の喪失をカバーすることが可能でした。あるいは、他の発電機が出力を上げることで、周波数の低下は起きなかったはずなのです。
もちろん、苫東厚真の1号機が「根性」で発電を続け、周波数が維持された場合、周波数の低下を受けた各発電機の「負荷遮断」の連鎖は起きず、ブラックアウトまでには至らなかったかも知れません。最終的には、苫東厚真1号機が力尽きたことで、ブラックアウトとなりました。
とはいえ、そもそも当初の時点で苫東厚真2、4号機の停止をカバーすることさえできれば、その後のブラックアウトに繋がる負荷遮断の連鎖は起き得なかったのです。
というわけで、泊原発を稼働していれば、今回の全道ブラックアウトは起きませんでした。
それでもなお、
「泊原発が動いていても、ブラックアウトに至った」
「厳冬期の北海道の住民などどうでもいい。とにかく、原発を動かしてはいけない」
と、主張するのですか?
主張するのでしょう。頭がおかしい反原発派のイデオロギー的反原発論により、日本国のエネルギー安全保障は壊され、このままでは北海道は再度のブラックアウトの危機に怯えながら、厳冬期を迎えることになります。
北海道の方々を「同じ国民」「救わなければならない国民」と認識するならば、声に出さなければなりません。
泊原発が稼働していれば、ブラックアウトは起きなかったという「真実」について。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12408547550.html
26. 中川隆[-13434] koaQ7Jey 2018年10月05日 10:09:38: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-19024] 報告
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<北海道地震>原発停止、再生エネ後手…政策の課題映す
10/4(木) 22:34配信 毎日新聞
苫東厚真火力発電所=北海道厚真町で2018年9月12日、本社機「希望」から梅村直承撮影
北海道内で9月6日の地震直後に全域停電(ブラックアウト)が発生してから約1カ月が経過した。今回の問題の背景には原発が動かない中で火力発電に過度に依存する一方、再生可能エネルギーも活用しきれていない実態がある。北海道電力だけでなく、国のエネルギー政策の課題を映し出している。【和田憲二】
◇火発依存リスク 全国に
経済産業省の認可団体「電力広域的運営推進機関」が設置した第三者委員会の分析などによると、地震直後に苫東厚真(とまとうあつま)火力2、4号機(計116万キロワット)が停止し、送電線故障で水力発電計約43万キロワットも停止。地震直前の需要・供給量(約309万キロワット)の半分を失った。一部地域で強制停電を行い綱渡りの調整をしたが、苫東厚真1号機(35万キロワット)も故障で止まり、ブラックアウトに至った。
浮かび上がるのは、泊原発(計207万キロワット)が長期停止する中で、大規模火力の苫東厚真に過度に依存していた問題だ。原発再稼働を見込んで設備投資を控える一方、小規模火力より効率の良い苫東厚真を重視し、コスト優先の供給体制を築いていた。2016年の電力小売り全面自由化後は他社に顧客を奪われ、経営は厳しい。
他電力の関係者は「地震後に起きた発電設備や送電線の故障は設備投資を絞っていた結果」(幹部)と指摘する。ただ、自由化後の競争激化でコスト抑制を追求せざるを得ないのは他電力も同じだ。
再エネの活用にも課題を残した。道内には太陽光と風力で計170万キロワット超の発電設備があるが、地震直後に機器の故障を防ぐため自動停止した。太陽光などは天候による出力変動が大きく、これを調整するには火力発電などの稼働が必要で、太陽光などを全面的に使うまで約1週間かかった。
国は、30年度に再エネを「主力電源化」する方針を掲げ、蓄電池などの技術革新や電力会社間の融通強化を促してきた。しかし、今回の地震で、非常時に安定供給できる体制が確立されていない現状が改めて示された。経産省は「現時点での再エネの実力と課題が明らかになった」として、必要な対策を急ぐ考えだ。
◇牛乳、もろい供給体制 停電で工場稼働できず
全国の生乳(牛乳・乳製品の原料)生産量の半分を占める酪農王国・北海道が被災し、牛乳が一時品薄になった首都圏のスーパーの店頭などでは販売がほぼ正常化した。ただ、他の都府県での生産が先細りする中、北海道に依存する供給体制のもろさが露呈した格好だ。
農林水産省によると2017年度の生乳生産量は前年度比0.7%減の729万トンで、その53%が北海道産。道内で搾られた生乳は毎日専用の貨物船で茨城県の日立港、一般の客船で関西へそれぞれ輸送されている。
台風などで出航できないこともしばしばで、地震直前も台風21号の影響で船が欠航していた。また、牛は暑さに弱く、業界団体Jミルクによると、7〜9月の本州の生産量は前年比2.7%減。そこに北海道地震が追い打ちをかけた。北海道では乳業メーカーの工場が停電で稼働できず9月6〜10日に生乳2万トンが廃棄された。
供給体制の回復が遅れ、首都圏や関西圏で展開するスーパーは「地震後1〜2週間は一部商品が品薄になり、購入できる点数を限って販売したが、9月末には通常の8〜9割に回復した」と話す。
1990年代以降、酪農家と飼育頭数は減少傾向で、この10年で酪農家は3割、飼育頭数は1割減った。高齢化や後継者難への対策も急務となっている。ホクレン農業協同組合連合会は「乳牛を増やして生産量を拡大してきたが、他の都府県の生産を何とか維持してもらいたい」と全国的な供給体制の改善を訴えている。
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2. 中川隆[-13586] koaQ7Jey 2018年11月13日 07:15:21 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20596]
福島原発事故は既に昔の話で、現在でも原発稼働が危険だという事にはなりません
技術は日進月歩で進歩しています。
最初期の福島原発と最新の原発とを同列には語れないのです。
2018年09月07日
北海道停電で露呈した「原発を稼働しないリスク」
中規模の発電所が一か所停止しただけで北海道はすべての電力を失った
画像引用:https://pbs.twimg.com/media/DmZ8C4bU8AAU1WZ.jpg
原発があれば停電しなかった
9月6日に発生した地震で北海道全域が停電し、翌日までに3分の1ほどが復旧したが、全土の回復には1週間程度かかる。
停電の原因は北海道の電力を半分を発電していた苫東厚真発電所が緊急停止したことで、需要に対して発電量が減ったのが原因でした。
交流電流は周波数を維持するため発電量と使用量が一致する必要があり、発電量が半分に減ると事故の原因になる。
北海道は全体を一つの地域として電力調整していたので、周波数を保てなくなりすべての発電所を停止しました。
もし需給バランスが崩れたまま送電を続けたら、送電線や送電設備、家庭や企業で火災などが発生した可能性があった。
北海道には本州から60万kwの送電を受けることができるが、北海道側の電力がないと供給を受けることができない。
停電の原因になった苫東厚真火力発電所は165万kwで、地震のとき北海道全体の電力の半分を供給していた。
発電所は地震で緊急停止し需給バランスが崩れ、続いて安全のため他の発電所もすべて停止した。
北海道全域の電力回復には苫東厚真火力発電所の稼働が必要だが、破損しているので修理しないと稼働できない。
原発を稼働しないリスク
ここで指摘されているのは2011年から停止している原発が稼働していれば、停電は起きなかったのではないかということです。
北海道には泊原発があり最大出力は207万kWで、1基稼働しただけで苫東厚真火力発電所の半分程度を発電できる。
泊原発のある場所は震度2程度の揺れで、稼働中なら緊急停止したでしょうが、その後運転を再開できた。
北海道のすべての発電所が停止したので外部電源喪失になり、自前のディーゼルエンジンで冷却している。
もし泊原発が稼働中だったら苫東厚真火力発電所が停止しても、停電しないか短時間で解消できた可能性がある。
泊原発が運転停止している理由は地元住民や反原発の反対からで、どこかが壊れているわけではない。
2011年まで日本の電力は大幅に余っていて、常に必要な量の2倍以上の発電能力を持っていました。
原発が停止しても火力で発電するプランだったので、全原発が停止しても停電しませんでした。
反原発や脱原発運動はこれを逆手にとって「電気は余っている」と主張し原発廃止を訴えている。
だが2倍以上の余裕を持たせていたのを「余裕ゼロ」にしていたので、何かあれば供給能力が不足するのは最初から指摘されていました。
北海道全域の停電は起きるべくして起きたので、その原因は原発を停止させた北海道の人たち自身にある。
しかも地震が発生したのは電力需要が少ない秋の9月で、一日で最も電力需要が少ない午前3時だった。
本来なら全域停電などするはずがない好条件だったのに、自らの意思で原発を止めた結果、このような事態に至ったのです。
http://www.thutmosev.com/archives/77471088.html
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2018-09-07
『初の「ブラックアウト」 最大火力停止が引き金
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35092520W8A900C1EA2000/
管内の電力がほぼすべて止まる「ブラックアウト」。日本の電力会社で初めての大きな事故に至ったのは、震源地の近くにある石炭火力発電所、苫東厚真発電所(厚真町)に北海道電力が電力供給を依存していたためだ。
同発電所は1、2、4号機の3つの設備がある。経済産業省によると、4号機は地震後の再稼働に向けた作業の中でタービン付近からの出火を確認。1号機、2号機はボイラーが損傷していた。復旧には少なくとも1週間かかる。北電の荒矢貴洋執行役員は同日の記者会見で「そこまで大きい事故は想定していなかった」と語った。
問題は損傷だけでなく、3基が同時に止まったことにもあった。最大165万キロワットの発電能力が使えなくなり、北海道の使用電力のうち半分程度の供給が瞬時に消えた。
これが北電の持つ他の発電所にも影響した。電力会社は電力の周波数を安定させるため、需要と供給が一致するように発電能力を調整する。北電は北海道全域でこうした調整をしている。苫東厚真が消えると他の発電所も次々に止まり、電力会社として初めての「ブラックアウト」に至った。(後略)』
一か所の火力発電所に北海道という広範囲の半分のエネルギー供給を依存していた。
結果、地震発生により全道がブラックアウト。信号機が停まるレベルの停電が全域で発生。
北海道電力の場合、苫東厚真発電所のような発電シェアが大きい発電所が停まると、周波数が乱れ、他の発電機のタービンが破損する恐れがあります。結果、全道ブラックアウトとなってしまいました。
これが"冬"に起きた場合、どれほど悲惨な事態になったか、想像をしたくありません。
また、先週訪れ、今週末にも講演のお仕事で訪れる予定の札幌が、あんな有様になるとは・・・。熊本地震後の阿蘇市にように、道路が数メートルも陥没。
液状化で建物が傾き、電柱が倒れる。
全道ブラックアウトであるため、JR全線も航空便もストップ。現代文明がいかに「電力」に依存しているかが分かります。
しかも、全面停電で直流を交流に変換する設備も止まり、本州と結ぶ連系線を使うこともできませんでした。
泊原発停止の影響は、まだ書きません。書きませんが、いずれにせよ「特定の何か」に依存した状況で「安全保障」など成り立たないという現実を、全道ブラックアウトはまざまざと見せつけてくれました。
繰り返しますが、
「このままでは大地震など自然災害で国民の生命や財産がみすみす奪われる」
「このままでは、大停電(ブラックアウト)が起きかねない」
と、しつこく警告していたわたくしにしても、今回の事態は全く喜んでいません。ただ、ひたすら悲しいです。
ブラックアウトなど、起きないにこしたことはないのです。とはいえ、これほどまでにエネルギー安全保障を疎かにしている以上、ブラックアウトは起き得るし、実際に起きてしまいました。
これだけ自然災害が多発し、ブラックアウトまで発生したにも関わらず、それでも、
「防災の強化のために政府は支出するべきだ」
「エネルギー安全保障強化のために、FITは廃止し、原発を全て再稼働するべきだ」
という声が高まらないとしたら(高まらないでしょうが)、我が国はもうおしまいです。亡国まっしぐらです。
といいますか、ここまで愚かな国が亡国に至らないとしたら、むしろ"歴史”に対して失礼なような気がしてきます。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12403205183.html
4. 中川隆[-13620] koaQ7Jey 2018年9月07日 18:40:23: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18307] 報告
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全国空港乗降客数 GRFのある部屋 2018年 09月 07日
https://tannoy.exblog.jp/30033898/
昨日の北海道の地震で、震源地近くにあった火力発電所が停止して、その影響で、北海道中の発電所が動かなくなっています。夜には一部復帰したのですが、全道で300万世帯が真っ暗な夜を迎えます。
北海道中、どこに行っても電気が供給されない異常事態です。食事も取れないし、勿論、テレビやインターネットも出来ません。頼りの携帯電話は、バッテリーが無くなりつつあります。くるまが普通の人の唯一の電源供給手段ですから、その車にガソリンを入れる人の長い列が並びました。
コンビニの冷蔵品は電源がなくなれば、ダメになります。きょうはその冷凍でなくなった商品を、店頭で配っていました。お店の冷蔵庫が使えなくなり、食材がだめになるまえに焼き肉にして、おみせのまえで無料で配っている焼く肉屋さんもいました。皆、助け合いをしているようです。
昼間の間に、食材の仕入れを行うために三時間待ちで店頭に並んだようです。しかし、それを調理する方法がないのです。ガスは一部通っているようですが、夜になれば調理が大変危なくなります。真っ暗な街では不安が募ります。
困るのは、旅行者でしょう。東京に帰るはずの人たちや、外国からの観光客は泊まるところの確保も必要です。全道中の列車や高速も止まっているし、飛行機も千歳が封鎖されているから、ホテルは連泊が可能でしょうが、食べるものもないし、電気が使えなければお風呂にも入れません。すべて電気モーターに頼っているからです。泊まり客の食事もどのように作るのか、大変です。
今日の夕方の大洗からのフェリーボートには、関東地方の警察、自衛隊、救助隊、医療チーム、電力会社の作業員等が、夕方のフェリーで苫小牧に向かいました。明朝から活躍することでしょう。
北海道は、独立した島です。本州から電気もガスも水も供給できません。本州側の電力会社のように融通することが出来ないのです。現在は青函トンネル経由で、60万キロワットとが限界ですが、来年の3月までに、1.5倍増やした90万キロワットが増電可能になります。まだいまは工事中です。
北海道全体では、普通で300万キロワット必要ですから、最大500万キロぐらいの消費量になります。それらを万遍なく供給するには、現在の供給量(14%ぐらい)を五倍ぐらい上げ無くてはなりません。まだ真夏だから生き死ににはなりませんが、真冬なら大変なことです。停電即、命の心配になります。これは北電の問題ではなく、政治の問題です。北海道ばかりではなく、東京も準備しておかなければなりません。
全国空港乗降客数一覧 (平成29年統計)
順位 空港名 国内線 国際線 合計/一日
1 東京国際空港(羽田) 68,367,662 16,895,012 233,596
2 成田国際空港 7,540,249 31,091,309 105,840
3 関西国際空港 6,848,636 21,036,154 76,397
4 福岡空港 17,629,158 6,167,691 65,197
5 新千歳空港 19,428,246 3,290,366 62,243
6 那覇空港 17,435,393 3,537,689 57,460
7 大阪国際空港(伊丹) 15,597,777 0 42,734
8 中部国際空港(セントレア) 5,936,543 5,509,055
31,358
9 鹿児島空港 5,332,140 286,000 15,392
10 仙台空港(仙台国際) 3,100,326 270,124 9,234
現在、大量の観光客が日本に押し寄せていますが、関空が使えず、千歳も閉鎖されている現在は、8万人の旅行客が、旅行を中止しているか、世界中の空港で足止めをされています。日本人観光客は、福岡や名古屋などの代替えの空港を探しますが、外国人は旅行を中止するでしょう。
加えて、夢の都市、札幌がじつはこれほどまでもインフラが脆弱だったと言うことは世界中に配信されています。今回の地震、それによるインフラの停止が、世界中の札幌への憧れを削がなければ良いのですが。
停電は、二三にちで復旧するでしょうが、関空の橋は簡単には直りません。まず、つぶれた橋を取り除いて、電車を通すのに何日かかるかです。損傷した橋を外さなければ何も始まりませんが、準備にどれだけを必要とするか、まだ調査段階だと思います。現在、伊丹空港は、完全に国内専用です。毎日4万人も使用している日本でなごやよりおおきな七番目の空港ですが、国際線はゼロです。神戸は、名ばかりの国際空港で、年間たった110人です。代替えに神戸空港などを緊急に国際空港にしないと、大阪経済は相当な損害を被るでしょう。
https://tannoy.exblog.jp/30033898/
5. 中川隆[-13631] koaQ7Jey 2018年9月08日 06:13:26: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18325] 報告
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北海道ブラックアウト 最大の火力発電所からドミノ倒し 2018年9月7日04時57分
地震に襲われた北海道のほぼ全域が一時停電した。最大の火力発電所がダメージを受けて需給のバランスが崩れ、ドミノ倒しのように発電所が止まった。完全復旧までは1週間以上かかる見通しだ。
「極めてレアなケース。すべての電源が落ちるリスクは低いとみていた」
6日午後、札幌市の北海道電力本店。停電で薄暗い1階ロビーに設けられた会見場で、真弓明彦社長は、こわばった表情で話した。
今回の停電は、離島などを除く北海道のほぼ全域で発生した。電気事業連合会によると、大手電力会社のほぼ全域に及ぶ大規模停電は初めてだ。
今回の停電の発端となった苫東厚真火力発電所(北海道厚真町)は、北電で最大の火力発電所であり、3基の能力は計165万キロワット。地震でとまり、北電は、この時点の供給力の半分以上を一気に失った。需給のバランスが崩れ、その影響がほかの発電所にも及んで停止。道内全域の停電に追い込まれた。
経済産業省が想定していた北海道での発電設備トラブルによる供給力減少は129万キロワット。「(165万キロワットは)想定外だった」と担当者も話す。
電気はためることができないため、必要な分だけを発電所で出力を細かく調整しながら供給する。そのバランスをみるための指標が「周波数」だ。発電機の回転速度にあたる。
電気の供給が増えると周波数は高くなり、需要が増えると周波数は低くなる。北海道を含む東日本では周波数を常に50ヘルツになるように制御している。
しかし、需要と供給のバランスが急激に崩れて周波数が乱れると、タービンの故障やシステムの異常が起こりやすくなる。これを避けるため、電力の供給を自動的に遮断する仕組みが元々備わっている。
大阪電気通信大の伊与田功教授(電力系統工学)は「北海道各地で電気の遮断がドミノ倒しのようにいっせいに起き、すべての発電機が電気系統から離れて広域で停電する『ブラックアウト(全系崩壊)』が起きた」と話す。
今後は、とめていた水力発電を動かし、そこでつくった電気を使って火力発電などを順次、稼働させていく。ただ、十分な供給力を確保するには、ボイラーやタービンを損傷した苫東厚真火力の復旧が欠かせず、1週間以上かかるという。
もし冬だったら…
今回の大停電は「想定外」とは言い切れない。
2011年の東日本大震災では、東京電力福島第一原発など多くの原発が止まり、首都圏では計画停電が実施された。一カ所に多くの発電設備を置く「集中立地」のリスクへの対応は、震災の教訓の一つだった。
北海道での大停電が、暖房などで電力がより必要な冬に起きていたら、被害はさらに大きくなった可能性がある。
電力会社間の電力の融通にも課題が残った。
北海道と本州の間には電力をやりとりできる「北本連系線」があり、頼みの綱のはずだった。
距離が長くても送電が安定するよう直流を採用しているため、北電が本州から電力を受け取るには、北海道側で受け取った直流から通常の交流に変換しなければならない。変換の装置を動かすために交流の電気が必要だが、停電のために調達できず、すぐに使えなかった。
しかも、連系線の能力は最大60万キロワット。苫東厚真火力の発電能力の2分の1に及ばない。北電は外部電源がいらない新しい連系線を本州との間に建設しているが、今回の事態には間に合わなかった。
大阪府立大の石亀篤司教授(電力システム工学)は「本州から受け取れる電力は多くなく、北海道内はほぼ独立した系統。地震の発生が(電力消費の比較的少ない)未明で発電所の多くが止まっていたため、出力のバランスを維持するのが難しかったのではないか」とみる。
同様の大規模停電が北海道以外で起きる可能性はあるのか。ほとんどの電力会社は、複数の電力会社と外部電源が必要でない連系線でつながっている。石亀さんは「可能性は低いだろう」とみる。
一方、電力のシステムに詳しい荻本和彦・東京大特任教授は「地震はどこでも起こりうるので、電源の種類や場所を分散することで停電リスクを減らすことが重要だ。だが、完璧にするのは難しいので、大規模停電が起きた際の減災対策を考えておく必要がある」と指摘する。
https://www.asahi.com/articles/ASL966Q4QL96ULFA044.html?ref=yahoo
北海道で計画停電を検討 10日開始も、1回2時間ほど 9/7(金) 21:22配信
6日未明の地震によって北海道で相次いだ発電所の停止を踏まえ、政府は道内での計画停電の検討に入ったことを明らかにした。地域と時間を事前に決めておく停電で、需給が厳しくなれば週明け10日にも踏み切るという。実施されれば、東日本大震災直後の2011年3月に首都圏で行われて以来となる。
地震による停電は一時、道内ほぼ全域の295万戸に及んだ。政府は、老朽発電所の再稼働などによって週末の8日中にいったん停電をほぼ解消できる、との見通しを示した。ただ、ピークをまかなうことは難しいとして、8日から1割程度の節電を道民や企業に要請する。数値目標付きの節電要請は13年冬に北電が行って以来だ。
工場や企業が本格的に動き需要が増える週明けになって、節電がうまくいかなかったり、発電所が故障したりした場合には、計画停電に踏み切る可能性があるという。1回2時間ほどを想定し、準備する。
世耕弘成経済産業相は「計画停電は極力回避をしたいので、道民のみなさまには最大限の節電へのご協力を改めてお願いしたい」と呼びかけた。
北海道庁によると、7日午後10時までに停電が解消したのは218万戸。一時停電した295万戸の7割超にあたる。
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朝日新聞社
6. 中川隆[-13630] koaQ7Jey 2018年9月08日 06:15:57: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18325] 報告
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震度2で電源喪失寸前だった北海道・泊原発「経産省と北電の災害対策はお粗末」
地震学者 西岡千史 2018.9.6
https://dot.asahi.com/dot/2018090600047.html?page=1
北海道を震度7の地震が襲った。気象庁によると、地震の発生は6日午前3時8分、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.7で、震源の深さは約40キロと推定されている。
地震地質学が専門の岡村真・高知大名誉教授は、今回の地震について「石狩平野には馬追丘陵から南北に延びる地域に活断層が存在すると推定されていて、震源は石狩低地東縁断層帯の東側と思われる」と分析している。震源に近い厚真町などでは家屋の倒壊や土砂崩れが発生し、生き埋めの被害も出ている。
これまで北海道では、太平洋側に延びる千島海溝でM9クラスの地震が想定され、前回の発生から約400年が経過していたことから「切迫性が高い」と警戒されていた。だが、岡村氏によると「千島海溝との関連性は低い」という。
「今回は内陸で起きた地震で、規模としてはそれほど大きなものではなかった。ただ、震源が深く、石狩低地帯は地盤が弱いところが多いため、地盤災害が広がったと思われます。余震も想定されることから、土砂崩れが起きる地域に住む人は警戒を続けてほしい。また、捜索活動を続ける人も、二次災害に気をつけてほしい」(岡村氏)
さらに、被災地を混乱させているのは295万戸におよぶ道内全域の停電だ。道内の信号機はストップし、固定電話や携帯電話がつながらない地域も出ている。
「2003年のニューヨーク大停電のとき、日本では複数の系統から電源を確保しているから、1つの発電所のトラブルが原因で広範囲の停電は起こりにくいシステムになっていると言われてきた。なぜ、こんなことが起きたのか。訓練も行われていなかったのか。今後、徹底した調査による原因究明が必要です」(岡村氏)
なかでも驚かされたのが、北海道電力の泊原発(泊村)で外部電源がすべて失われたことだ。泊村の震度は2。にもかかわらず、現在は非常用ディーゼル発電機で、燃料プールにある使用済み核燃料1527体の冷却を続けている。幸いにも、3基の原子炉は運転停止中だった。
2011年の東京電力福島第一原発事故による大きな教訓は、大規模災害が起きても「絶対に電源を切らさないこと」だったはずだ。それがなぜ、わずか震度2で電源喪失寸前まで追い込まれたのか。
「泊原発には3系統から外部電源が供給されていますが、北電の中で3つの変電所を分けていただけと思われる。北電全体がダウンしてしまえばバックアップにならないことがわかった。今回の地震で、揺れが小さくても外部電源の喪失が起きることを実証してしまった。『お粗末』と言うしかありません」(岡村氏)
北電によると、地震発生直後に同社最大の火力発電所、苫東厚真発電所が緊急停止。電力供給の需要と供給のバランスが崩れたことで周波数の低下が起き、他の発電所も運転が止まった。苫東厚真発電所の復旧は、少なくとも1週間かかるという。泊原発の非常用ディーゼル発電は最低7日間稼働できるというが、「事故にならなくてよかった」ではすまされない。
「北電だけの問題だけではなく、監督官庁である経産省や原子力規制委員会にも責任がある。このような事態が起きることを想定して、原発施設の電源確保の仕組みをチェックしていなかったということ。これは大問題です。近づく南海トラフ地震でも、すべての火力発電のブラックアウトを想定しておくべきです」(岡村氏)
現在、発電所の再稼働に向けて作業が行われているが、電力復旧のめどは立っていない。もし、泊原発で非常用のディーゼル発電が故障などで使えなかった場合は、“最後の砦”であるガスタービン電源車に頼らざるをえなかったことになる。今回の地震は「原発への電源供給」という災害対応の“基本中の基本”に問題があったことを明らかにした。(AERA dot. 編集部・西岡千史)
※6日午後、厚真町鹿沼で震度7を観測していたと気象庁が発表したため最大震度を修正しました
7. 中川隆[-13624] koaQ7Jey 2018年9月08日 11:02:58: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18328] 報告
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北海道のブラックアウト、なぜ起きた?
電力需要の半分を賄っていた苫東厚真発電所が落ちた 2018年9月8日
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/022700115/090700147/?P=1
[日経エネルギーNext2018年9月7日付の記事を転載]
まさか日本で「ブラックアウト」が起きるとは――。
9月6日午前3時8分頃、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震が発生。北海道全域で全域停電、いわゆるブラックアウトが起きた。一時は、北海道内のほぼ全世帯に当たる295万戸で停電した。
北海道で震度7 地震で停電したままの札幌市中心部=6日午後6時38分(出所:共同通信イメージズ)
ブラックアウトの発生は、9電力体制のスタート以来、初めてのことだ。東日本大震災によって東京電力・福島第1原子力発電所事故が発生し、津波で太平洋沿岸部の発電所が被災した時でさえ、ブラックアウトは起きなかった。
では、なぜ今回、ブラックアウトが起きたのか。原因を端的に言えば、北海道電力・苫東厚真火力発電所(厚真町)の一極集中だ。
苫東厚真は石炭火力発電所で、3機合計で定格出力が165万kW。道内最大規模を誇る。北海道電力によると、地震発生時、道内需要310万kWの約半分を苫東厚真が賄っていたという。
電気は貯めることができない。常に需要(電力の使用量)と供給(発電量)を一致させておく必要がある。今回のように、需要は変わらないのに供給が減ると、過負荷の状態となり、周波数が低下する。
周波数の低下は、停電発生を意味する。各変電所に設置してある周波数低下防止装置(URF)が、周波数が一定値以下になったことを検知すると、停電が他の地域に広がらないように系統を遮断する。停電しているところに電気が流れると通電事故が発生したり、設備が損傷してしまうためだ。一方、発電所も周波数の低下を検知すると、自動で停止し、系統から自らを切り離す(解列する)。
今回、震源地の近くに立地する苫東厚真火力発電所は、かなり揺れたはずだ。地震発生からほどなくして苫東厚真発電所は停止しただろう。その瞬間に、道内の供給は一気に半分に落ち込み、周波数が急激に低下した。
北海道は人口も少なく、電力需要自体が小さい。北電が発表した9月7日の最大需要予測は380万kW。例えば、東電の最大需要は4700万kW弱。北電エリアの10倍以上だ。仮に東電エリアで苫東厚真と同規模の発電所が停止したとしても、供給の急激な落ち込みにはならない。
地震発生が深夜で、電力需要が日中よりも小さく、他の発電機の稼働が少なかったことも、苫東厚真の脱落の影響度を大きくした。通常であれば、他の発電機が周波数の低下を検知して、出力を上げるなどの動きをする。だが、今回は苫東厚真の脱落分を回復させる手立てがなかった。
こうして苫東厚真発電所の周辺部から、周波数の低下は徐々に道内に広がった。いくら系統を遮断しても、需給のバランスは取れず、ドミノ倒しのように停電エリアが広がっていった。同時に、発電所も連鎖的に停止した。こうして、北海道はブラックアウトしたのだ。
なぜ苫東厚真発電所の一極集中は起きたのか
では、なぜ苫東厚真の一極集中は起きたのか。理由は、推測も含めて様々ありそうだ。
まず第1に、苫東厚真が高効率な石炭火力発電所であったことだ。発電所の効率性は規模に比例する。道内最大規模の苫東厚真は、発電コストが安価で、北電にとって競争力のある電源だったはずだ。
ある大手電力幹部は、「電力自由化が進む中、発電コストが安い発電所を稼働させたいと考えるのは普通のこと。苫東厚真発電所は北電エリアで最も大規模な石炭火力。これを動かしたいと思うのはよく分かる」という。
北海道の小規模な電力需要に対して、苫東厚真は規模が大きい。ただ、競争を勝ち抜いていくためには、大規模な設備が必要だというのは十分に理解できる話だ。
第2が、北電・泊原子力発電所が稼働していなかったこと。「泊原発が動いていれば、苫東厚真をフル稼働させる必要はなく、脱落による供給の急減は起きなかった」という声も聞こえてきた。ただ、泊原発も地震検知によって停止する可能性があり、これが根源的な解決法になるのかどうかは分からない。
第3が、本州との連系線の強化だろう。北海道と本州をつなぐ北本連系線の現在の容量は60万kW。東日本大震災後の議論を経て2019年には90万kWに拡張することが決まっている。
仮に、苫東厚真の脱落による影響が、北本連系線の容量以下であれば、本州からの送電によってブラックアウトを回避できた可能性がある。
そして第4が、電力網(系統)が大きすぎることだ。大規模集中の電力システムは、大規模で高効率な発電所から、広域に送電することを前提として作られている。だからこそ、苫東厚真のような大規模な発電所が脱落したときには、連鎖的に停電が広がる範囲が大きい。
近年、再生可能エネルギーの普及拡大は凄まじい勢いで進んでいる。配電網内に設置した分散電源を融通しながら利用する系統技術も開発が進んできた。例えば、大規模な発電所が脱落して送電ができなくなった時に、すべてを停電させるのではなく、分散電源を備えた配電網を一時的に送電網から切り離せば、完全な停電にならずに済む。
現在、太陽光発電などの分散電源は、周波数低下を検知すると、大型火力などと同様に自動で停止するようになっている。今回の地震の影響がなかった発電所が停止した中には、大規模な発電所だけでなく、再エネ発電所も含まれている。
少しでも停電の影響を軽微にするための方法には、様々な選択肢がある。長い時間をかけて構築してきた大規模集中型の電力システムの中での改善もあれば、分散型の電力システムを取り入れる方向での選択もあるだろう。
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まさか日本で「ブラックアウト」が起きるとは――。
9月6日午前3時8分頃、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震が発生。北海道全域で全域停電、いわゆるブラックアウトが起きた。一時は、北海道内のほぼ全世帯に当たる295万戸で停電した。
北海道で震度7 地震で停電したままの札幌市中心部=6日午後6時38分(出所:共同通信イメージズ)
ブラックアウトの発生は、9電力体制のスタート以来、初めてのことだ。東日本大震災によって東京電力・福島第1原子力発電所事故が発生し、津波で太平洋沿岸部の発電所が被災した時でさえ、ブラックアウトは起きなかった。
では、なぜ今回、ブラックアウトが起きたのか。原因を端的に言えば、北海道電力・苫東厚真火力発電所(厚真町)の一極集中だ。
苫東厚真は石炭火力発電所で、3機合計で定格出力が165万kW。道内最大規模を誇る。北海道電力によると、地震発生時、道内需要310万kWの約半分を苫東厚真が賄っていたという。
電気は貯めることができない。常に需要(電力の使用量)と供給(発電量)を一致させておく必要がある。今回のように、需要は変わらないのに供給が減ると、過負荷の状態となり、周波数が低下する。
周波数の低下は、停電発生を意味する。各変電所に設置してある周波数低下防止装置(URF)が、周波数が一定値以下になったことを検知すると、停電が他の地域に広がらないように系統を遮断する。停電しているところに電気が流れると通電事故が発生したり、設備が損傷してしまうためだ。一方、発電所も周波数の低下を検知すると、自動で停止し、系統から自らを切り離す(解列する)。
今回、震源地の近くに立地する苫東厚真火力発電所は、かなり揺れたはずだ。地震発生からほどなくして苫東厚真発電所は停止しただろう。その瞬間に、道内の供給は一気に半分に落ち込み、周波数が急激に低下した。
北海道は人口も少なく、電力需要自体が小さい。北電が発表した9月7日の最大需要予測は380万kW。例えば、東電の最大需要は4700万kW弱。北電エリアの10倍以上だ。仮に東電エリアで苫東厚真と同規模の発電所が停止したとしても、供給の急激な落ち込みにはならない。
地震発生が深夜で、電力需要が日中よりも小さく、他の発電機の稼働が少なかったことも、苫東厚真の脱落の影響度を大きくした。通常であれば、他の発電機が周波数の低下を検知して、出力を上げるなどの動きをする。だが、今回は苫東厚真の脱落分を回復させる手立てがなかった。
こうして苫東厚真発電所の周辺部から、周波数の低下は徐々に道内に広がった。いくら系統を遮断しても、需給のバランスは取れず、ドミノ倒しのように停電エリアが広がっていった。同時に、発電所も連鎖的に停止した。こうして、北海道はブラックアウトしたのだ。
とはいえ全面復旧には時間がかかる
復旧に向けた作業は急ピッチで進んでいる。まずは止まっていた水力発電を再稼働させ、その電気を使って、停止した発電所を動かし始めた。9月6日午後には、砂川発電所(砂川市)が稼働し、旭川エリアの一部で停電が解消した。その後も、複数の発電所を稼働させ、9月7日午前に約5割の停電が解消した。
ただ、完全復旧には時間がかかりそうだ。
北電が発表した9月7日の発電所の稼働予定を足し合わせ、北本連系線を使った本州からの送電分を足し合わせても、約310万kWにしかならず、最大需要380万kW (予測)には届かない。苫東厚真発電所を復旧させないことには、供給力不足が解消しないのだ。
ただ、苫東厚真は、1、2号機でボイラー配管の損傷が見つかっている。また、4号機はタービンで火災が発生。復旧には一定の時間を要すると見られる。
送電鉄塔など送配電設備の損傷もある。停電解消には、こうした設備の修復も必要だ。北電は「復旧には1週間程度はかかる」としている。
JEPXのスポット取引も中止
9月6日午後6時、日本卸電力取引所(JEPX)は「北海道エリアのスポット取引を北海道エリアの需給バランスが改善されるまでの間、中止」する旨を告知した。当面、北海道エリアの電力取引は中断されることが決まった。全面自由化後、市場閉鎖は初めてである。
「需要に対して供給力が決定的に不足している状況で市場閉鎖な当然」と小売電気事業者幹部は受け止める。ただ、新電力もブラックアウトは初めて経験だ。「復旧までの小売電気事業者の責任や負担が明確に分からず、対応に関連する情報収集を急いでいる」と話す。
JEPXが北海道エリアの取引再開の条件に挙げる「需給バランスの改善」は、「苫東厚真の復旧がカギ」(JEPX幹部)だ。
災害時の大手電力会社の対応は、かねて称賛に値するものだ。形式ばったルールなしに、他地域の電力会社が応援に駆けつける。今回も既に昨日の段階で、大手電力各社が電源車や応援人員を送っている。いまこの瞬間も、最大限の努力をもって復旧作業を進めていることだろう。
一刻も早い復旧を願うとともに、ブラックアウトの経験を今後に活かす議論を始めたい。
8. 中川隆[-13646] koaQ7Jey 2018年9月08日 11:19:23: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18361] 報告
▲△▽▼
ブラックアウトと原子力発電 2018-09-08
今回の北海道のブラックアウトは、
(1) 泊原発を再稼働できない状況で、
(2) 複数の火力発電機がメンテナンスに入らざるを得ず、
(3) 165万kwという北海道の電力需要の半分を担う苫東厚真火力発電所が停まり、
(4) 周波数が大きく乱れ、他の発電機が自動停止した
というメカニズムだったと考えます。
誤解している人がまだいますが、電気とは十分な蓄電が未だに不可能で、今、消費されている電気は、今、生産されています(発電機で)。電力会社は一定の周波数の範囲内で、需要と供給を合わせなければなりません。
苫東厚真火力発電所のように極端にシェアが高い発電機が停まると、 周波数の許容範囲を超えてしまいます。すると、接続されている電気機器や発電機が故障してしまうため、各地域の発電所がシャットダウンされ、ブラックアウトとなりました。
というわけで、ポイントは、
「泊原発が稼働していた場合、苫東厚真火力発電所が停まっても周波数の変動許容範囲内で、ブラックアウトは起きなかったのではないか?」
になります。この辺りは、今後の検証を待つとして、それ以前に、
「一つの発電所に域内電力の半分を委ねざるを得ない時点で、エネルギー安全保障は成り立っていない」
という現実を、国民は理解するべきです。
『北海道ブラックアウト 最大の火力発電所からドミノ倒し
https://www.asahi.com/articles/ASL966Q4QL96ULFA044.html
地震に襲われた北海道のほぼ全域が一時停電した。最大の火力発電所がダメージを受けて需給のバランスが崩れ、ドミノ倒しのように発電所が止まった。完全復旧までは1週間以上かかる見通しだ。
「極めてレアなケース。すべての電源が落ちるリスクは低いとみていた」
6日午後、札幌市の北海道電力本店。停電で薄暗い1階ロビーに設けられた会見場で、真弓明彦社長は、こわばった表情で話した。
今回の停電は、離島などを除く北海道のほぼ全域で発生した。電気事業連合会によると、大手電力会社のほぼ全域に及ぶ大規模停電は初めてだ。
今回の停電の発端となった苫東厚真火力発電所(北海道厚真町)は、北電で最大の火力発電所であり、3基の能力は計165万キロワット。地震でとまり、北電は、この時点の供給力の半分以上を一気に失った。需給のバランスが崩れ、その影響がほかの発電所にも及んで停止。道内全域の停電に追い込まれた。
経済産業省が想定していた北海道での発電設備トラブルによる供給力減少は129万キロワット。「(165万キロワットは)想定外だった」と担当者も話す。(後略)』
いやいや、泊原発を動かさず、苫東厚真火力が需要の半分を担っている時点で、165万kwの供給力減少は「普通に起きえる事態」でしょう。子供でも理解できる話です。
結局、東日本大震災後に原発を「政治的」に停め、しかも代替の安定電源を増やすどころか、再生可能エネルギーなどという「ビジネス」にはなるものの、電力の安定供給には糞の役にも立たない電源を増やし、エネルギーミックス崩壊を放置していた「ツケ」が出始めているという話です。
相変わらず、イデオロギー的に反原発な連中が多いですが、だったら原発に変わる「エネルギーミックス強化」になりえる電源を教えて下さい。ちなみに、火力はダメです。理由は、原油、石炭、LNGなど、我が国はほとんど自給できないためです。
火力を増やしたところで、エネルギー自給率は下がります。電力会社の収益も悪化し、使用済み核燃料の処理や廃炉の技術開発すら不可能になります。
さらには、メンテナンスコストが削られることで、日本の停電率は上がっていくことになります。もちろん、電気料金も上がりますが、それでいいんだ?
別に、未来永劫、原発を使うべきとは言いませんが、とりあえず日本はエネルギー安全保障回復のために、原発を稼働しなければならないのです。
また、未だに「地震で原発が〜」などと適当なことを書いている人がいますが、日本の原発は福島第一原発の事故後、耐震性が著しく強化されています。しかも、東日本大震災の際には、福島第一原発をはじめ、全ての原発は普通に自動停止しました。
福島第一の事故は、津波による電源喪失。ただ、それだけです。電源喪失の結果、冷却ポンプが動かせなくなり、事故に至ったのです。
建屋の屋上にディーゼルの発電機があれば、それで済んだ話なのですよ。
今回の泊原発も、外部からの電源供給は止まった(そりゃそうでしょう)ため、非常用発電機でポンプを動かし続けました。
上記が「事実」であるにも関わらず、共産党の小池晃を代表に、今回のブラックアウトを反原発に利用しようとする連中が少なくなく、吐き気がします。
繰り返しますが、だったら原発に変わる、エネルギー自給率を高める電源を、それも「今すぐ」に使える電源を教えて下さいよ。それができないなら、せめて口をつぐめ。
今回のブラックアウトは、反原発に固執し、エネルギー安全保障の劣化を放置し、一つの発電所に供給の半分を委ねなければならない事態に追い込んだ「政治家」「言論人」そして「国民」の責任なのです。
次なるブラックアウトを回避するためにも、日本はエネルギーミックスのバランスを回復する必要があります。そのためには、原発を稼働せざるを得ないのです。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12403443295.html
9. 中川隆[-13645] koaQ7Jey 2018年9月08日 11:35:27: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18361] 報告
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泊原発を緊急再稼働させるべきだ 2018/09/06
だから散々言っただろう。電力は、足りてるからいいってもんじゃねえんだよ。原発反対のバカは、人殺しだ。泊は震度2から3だろ。
バカのヒステリーに振り回されて、電気がなく治療を受けられず死んでいく奴の方が圧倒的に多いんだからな。
そういう話はマスコミには、流れない。
http://www.nikaidou.com/archives/105729
10. 中川隆[-13641] koaQ7Jey 2018年9月09日 10:53:23: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18382] 報告
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続 ブラックアウトと原子力発電 2018-09-09
こと原発関連のエントリーを書くと、日本語が分からない連中が次々に出現してウンザリするのですが、わたくしは、
「原発に変わる、エネルギー自給率を高める電源を、それも「今すぐ」に使える電源を教えて下さい」
と、書いているんですよ。
反原発派は、すぐに火力を増やせどうのと言い出しますが、火力発電所の新設には、土地の選定から数えると、少なくとも十年は必要です(原発は二十年だそうです)。
十年間は「今すぐ」なの?
日本のエネルギー安全保障は、すでに崩壊状態であったことを、全道ブラックアウトが証明しました。つまりは、「今すぐ」改善しなければならないのです。
それにも関わらず、火力発電の強化を未だに言っている・・・。
そもそも、北海道電力を含む日本の電力会社の火力発電所は老朽化し、使用に堪えないものが少なくないのです。それを、騙し騙し使わざるを得ない状況に追い込まれていたのです、日本の各電力会社は。
火力発電を強化するどころか、一部の発電所は取り壊しをしなければならない時期に至っています。
老朽化が進んだ結果、当然ながら、メンテナンスの回数も激増し、電力会社は供給を維持するために綱渡りを強いられていました。
2010年度の北海道電力における火力発電所のトラブル件数は52件。2016年は82件。着実に増えてきていますが、当然です。
北海道電力の奈井江発電所では、わたくしよりも年上の発電所が現役なのですよ。半世紀近く稼働し続けてきた老朽化発電所が、身体に鞭打って動き続けています。
それはまあ、トラブルやメンテナンスが増えて当然です。
北海道地震の死者数は35人を越えました。
停電はほぼ解消しましたが、何しろ上記の有様なので、いつ次の発電機の故障があるか分かりません。
といいますか、最大火力である苫東厚真発電所が復旧していないため、建設後半世紀近い「老体」がフル稼働し、ようやく供給を確保している有様です。
『北海道で2割節電要請 経産相、停電はほぼ解消
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3514610008092018MM8000/
北海道で震度7を観測した地震で、世耕弘成経済産業相は8日夜、道内に平常時より2割の節電を呼びかける考えを示した。地震による停電はほぼ解消したが、週明けの電力需要増などに備え、これまで1割としていた目標を引き上げる。被災地では空路や鉄道の再開が進む一方、約2万6千戸が断水するなどインフラの復旧は途上だ。
節電目標の引き上げは老朽化した火力発電所の故障リスクなどを踏まえた。世耕経産相は記者団の取材に「土砂崩れなどで立ち入り困難な一部地域を除き、8日中に停電を解消させる予定だ」と説明。大規模停電の再発を防ぐため、万一の場合に計画停電を実施する方針も改めて示した。(後略)』
苫東厚真発電所が復活したところで、老朽化火力に一定の電力供給を依存せざるを得ないという状況は変わりません。
ちなみに、来年2月には石狩湾新港発電所が動き出しますが、当初は1号機だけなので、出力は56.94万Kwのみ。2号機以降は、2023年以降の稼働予定です(さすがに早めたいところでしょうが)。
また、2019年までに運転年数が40年を超す老朽化火力は、132万kw。石狩湾1号機が動き出したところで、老朽化火力の稼働は続かざるを得ません。泊原発が再稼働しない限りは。
結局、石狩湾1号機が動き出しても、北海道の電力供給は、苫東厚真発電所に極端に依存する構造は変わらないのです。
目の前に危機があり、その解決方法も明らかである。
無論、「未来永劫」の解決策ではなく、泊原発を再稼働し、とにもかくにも「目の前の危機」を乗り越え、その後は石狩湾2号機以降の建設を早め、老朽化火力を「引退」させ、さらには水力発電の強化など中期的なエネルギーミックス確保を目指す。
その「後」、原発についてどうするのか。使用済み核燃料の再処理や最終処分、廃炉の技術開発を着々と進めていきつつ、原発をエネルギーミックスの中でいかに位置づけるのかを考えていく。
これ以外に、北海道のエネルギー安全保障を回復する道はありません。
正直、「ピコーンッ! ひらめいたっ!」系の適当なアイデアで解決できるほど、北海道の(あるいは日本の)エネルギー安全保障崩壊は甘い問題ではないのです。
「今すぐ」に解決する必要がある以上、北電は泊原発を再稼働しなければならないのです。政治は動かなければなりません。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12403646397.html
11. 中川隆[-13649] koaQ7Jey 2018年9月10日 10:36:20: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18412] 報告
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全道ブラックアウトと発送電分離 2018-09-10
北海道の大規模停電は、一部の地域を除きほぼ解消されました。
世耕経済産業大臣は、電力需要が高まる平日は需給の逼迫が予想されるとして、全道に二割の節電を求めています。
今回のブラックアウトは、季節が厳冬期ではなかったという点が、本当に不幸中の幸いでした。
氷点下二十度の世界、しかも大雪で交通もままならない世界において、ブラックアウトが起きたら・・・。人類史に残る悲劇になってしまったのは確実です。
ちなみに、冬の北海道は電力需要が500万kw(現在は300万Kw台)を超すため、苫東厚真が復旧したとしても、万全には程遠い状況が続きます。
政治的に「泊原発再稼働」を認めなければなりません。
その上で、原子力規制委員会の審査を続ければいいのです。
ちなみに、発電所の再審査等は、発電しながら進めていくというのが「グローバルスタンダード」です。さもなければ、将来の懸念に考慮した挙句「現在の危機」を招きかねないためです。
原発を全て停止したまま審査を行うなどという「頭がおかしい」ことをしているのは、日本だけです。
また、北海道の停電は解消しつつありますが、台風21号による西日本の停電は続いています。
『台風21号に伴う停電「9日中に半分に」 世耕経産相
https://www.asahi.com/articles/ASL996QVZL99ULFA005.html
台風21号に伴う関西電力と中部電力の管内での停電について、世耕弘成経済産業相は、9日午後3時時点で約3万戸まで減ったことを明らかにした。この半分にあたる1万5千戸まで9日中に減らすことを「目指したい」とも述べた。復旧を加速させるため国土交通省に加えて自衛隊とも連携していく、という。』
日本国は今、北海道と西日本という二つの戦線で、自然災害との戦争を繰り広げていることになります。陳腐な書き方ですが、戦争はすでに始まっているのです。
さて、北海道には泊原発を動かすという「短期的な解決策」がありますが、中期的に、とんでもない問題が待ち構えていることを知ってください。
すなわち、2020年4月の「発送電分離」です。
電力会社の送配電部門と、発電部門が「法的に分離」されるのです。さらに、一般送配電事業者・送電事業者が、発電事業を行うことは「禁止」されます。
また、「適正な競争関係を確保するため」というバカげが理由から、一般送配電事業者・送電事業者と発電事業者について、取締役の兼業禁止等の行為規制も課せられるのです。
つまりは、2020年4月以降、電力会社(一般送配電事業者・送電事業者)は「発電所を持たない」状況になるわけでございます。
自前の発電所がない「電力会社」は、果たしてこれだけ自然災害が多発する日本国において、電力の安定供給が実現できるのでしょうか。
あるいは、大震災で発電所なり送電網なりが破損したとき、「速やかな復旧」が可能なのでしょうか。
できるはずがありません。
現在の日本国において、ギリギリ電力が安定的に供給され、復旧が何とかなっているのは、電力会社が発電から送電網までを統合的に管理しているためです。要は「社内で何とかしている」のです。ところが、2020年4月以降は「社内」では話が終わらなくなってしまいます。
それにも関わらず、
「発電部門を新規ビジネスに」
などという、レントシーキングの対象とし、安倍政権は発送電分離を強行しようとしています。
このまま発送電分離を進めると、我が国は電力の安定供給が「目標」で、自然災害の際には復旧に何か月もかかる「発展途上国」へと落ちぶれることになるでしょう。
日本のエネルギー安全保障が崩壊状態にあることが、全道ブラックアウトで確定しました。安倍政権は発送電分離を早急に中止するべきです。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12403889378.html
12. 中川隆[-13659] koaQ7Jey 2018年9月14日 06:33:02: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18523] 報告
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全道停電まで緊迫の18分間 泊原発への電力供給維持に手を尽くす?
9/13(木) 19:31配信 北海道新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180913-00010003-doshin-hok
各地の病院の停電時刻。倶知安、岩内は午前3時28分
病院の自家発電装置の記録から追跡
6日の胆振東部地震の発生直後に道内を襲った全域停電「ブラックアウト」。道内各地の病院に設置された自家発電装置の記録から、そのメカニズムの一端が明らかになってきた。前代未聞の停電はどのように発生し、どのように広がったのか。北海道電力が明らかにしない中、地震発生からブラックアウトまでの18分間を追った。(宇野沢晋一郎、長谷川裕紀)
停電前後、北海道の明暗 東京の測量会社が撮影
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自動で負荷遮断 北本連系線がフル稼働
6日午前3時7分 最大震度7の激震が胆振管内厚真町を襲った。
午前3時8分 厚真町内にある道内最大の火力発電所、苫東厚真火力発電所(3基=3号機は廃止)の2号機と4号機(合計出力130万キロワット)では、高温の水蒸気を運ぶ細長いボイラー管が縦揺れに耐えきれず損傷。直後に停止し、北電は全道の電源の4割を一瞬にして失った。
当時社員ら27人がいたが、ブラックアウトを防ぐため、手動でなく自動的に二つの作業が進んだ。
一つが「負荷遮断」。ブラックアウトで道内の電源がゼロになると、発電機を動かすのに必要な電気もなくなり、復旧に時間がかかる。停止した電源に見合うだけの需要を一時的に切り離し、停電から回復しやすくしようとした。一瞬にして、道北、函館などの地域の多くで停電。残されたのは札幌など道央が中心だった。
午前3時11分 二つ目の自動システム「北本連系線」がフル稼働。北海道と本州を結ぶ送電線で、どちらかの地域で需給バランスが崩れると、自動的に電気が送られる仕組みになっている。最大量である60万キロワットが本州から北海道に向けて送られ始めた。
この時点で、道内の需給バランスは不安定ながらも、保つことができていた。
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釧路ではいったん送電再開
午前3時15分 同3時9分に停電した市立釧路総合病院で送電が再開された。
午前3時17分 同じく釧路地方向けの送電網で釧路赤十字病院で電力がいったん復旧。高橋令総務係長は「自宅でもいったん電気が戻った記憶がある」。
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午前3時25分 北電「ブラックアウト」
午前3時25分 苫東厚真火発で唯一運転を続けていた1号機(出力35万キロワット)のボイラー管損傷が深刻化。「穴が開いており、何百度もの高温の水蒸気が噴き出し、すさまじい音だったに違いない」(東京工業大の奈良林直特任教授)と推測され、他の2基停止による電力の周波数低下にも耐えきれず自動停止した。
1号機停止で、道内の他の発電所が連鎖的に停止。道内で電源が失われたため、本州からの送電もできなくなった。北電はこの時刻を「ブラックアウト」としている。
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全道停電まで緊迫の18分間 泊原発への電力供給維持に手を尽くす?
泊原発の位置に注目
倶知安と岩内には午前3時28分まで電力供給
午前3時28分 北電の発表とは異なり、後志管内倶知安町と岩内町の病院ではこの時刻まで送電が続いた。送電線の先には、泊原子力発電所(同管内泊村)があり、常に冷却が必要な使用済み核燃料が大量に置かれている。北電は冷却を維持するため、あらゆる手段で、電力供給を維持しようとしたようだ。同時刻に冷却用の非常用電源が動き始めている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180913-00010003-doshin-hok
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2段階で全道停電 一部地域切り離し、十数分しか持たず 09/13 07:24
6日未明の胆振東部地震による停電で、北海道電力が道内全域の「ブラックアウト」を防ぐため、停電地域を自動的に道東や道北など一部に限定しようとしていたことが分かった。本州からの送電も増加したが、地震発生から18分後に全域停電したとみられる。北海道新聞が、自家発電装置を持つ主な病院23カ所の記録を集計した結果、地域内でばらつきはあるが、停電はほぼ2段階で起きていた。経済産業省は、北電の対応が適切だったのか検証を進めることになる。
北電は、取材に対し、ブラックアウトの詳細な経緯は明らかにしていない。
大規模病院では、停電時に自動で切り替わる自家発電装置を備え、停電発生時刻を記録する。これを各地域の目安として集計すると、地震発生(午前3時7分)直後とブラックアウト発生(同25分)前後に分かれた。北見や函館などの病院では、地震発生直後の同8分に停電した一方、札幌や旭川、苫小牧の病院の停電はブラックアウト時だった。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/227740
13. 中川隆[-13641] koaQ7Jey 2018年9月15日 09:49:47: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18550] 報告
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泊原発の再稼働が必要である 2018-09-15
さて、今回の北海道地震及びブラックアウトを受け、相変わらず泊原発に関する意味不明な論調が飛び交っています。
SNSの話ではありません。歴とした「新聞」もそうなのです。
一番、分けがわからなかったのは以下の東京新聞の社説。
『<北海道地震>全道停電 集中は、もろく危うい
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018090702000170.html
苫東厚真発電所の機能不全に始まる停電の闇が、広い北海道を覆い尽くした。電源の一極集中、過度な依存は、地震に弱い。バックアップと調整機能の強化が急がれる。大都市圏でも、なおのこと。
一発電所のダウンが全道を覆い尽くした。復旧は始まっているものの、一時は全二百九十五万戸が光を失った。阪神大震災時を上回る。交通機関をはじめ、あらゆるインフラが機能不全に陥った。
震源地に近い苫東厚真は、道内最大の火力発電所。三基の最大出力は合計百六十五万キロワットに及ぶ。(中略)
大規模発電所への過度な依存を改め、再生可能エネルギーの活用を視野に発電所の配置を見直し、本州も含めた連携網、つまり需給調整の機能の強化が急務である。現に北海道電は本州からの融通で急場をしのぐという。
かといって、原発には安易に頼るべきではない。
苫東厚真の1号機、2号機の配管が損傷し、蒸気が漏れ出した。4号機では、タービンから出火した。地震の揺れによる損壊は、原発でも十分起こり得る。
原発事故の影響が火力発電所の比ではないことは、3・11で明らかだ。今回の地震でも泊原発の外部電源は、震度2で喪失した。(後略)』
「今回の地震でも泊原発の外部電源は、震度2で喪失した」
あの・・・。泊原発の外部電源が喪失したのは、苫東厚真発電所が落ちて、全道ブラックアウトになったためで、「震度2の地震」とやらは何の関係もないのですが。
原子力発電所は、停めていれば安全というわけではありません。使用済み燃料が貯蔵されたプールを冷却ポンプで冷やし続ける必要があります。
福島第一原発は、地震では普通に自動停止しました。自動停止したとしても、ポンプは動かし続けなければなりません。
東日本大震災の際には、東方地域の電力の多くが停まり、福島第一原発への外部電源(外から引っ張った電線で供給される電気)も止まりました。
というわけで、ポンプを動かすには非常用発電機(大抵はディーゼル)に頼ることになります。ところが、その後の津波で非常用発電機までもがやられてしまい、事故に至ったのです。
泊原発は停止中で、自家発電ができないため、外部から引いてきた電線から供給される電気でポンプを動かし続けていました。
全道ブラックアウトになれば、外部電源が停まるのは当たり前でしょ。
それにもかかわらず、東京新聞の社説は「震度2の地震で外部電源が停まった」という印象操作を行い、原発再稼働への道をふさぐ世論操作を行っているわけです。
北海道の道民の「生命」に関わるエネルギー安全保障強化のためには、泊原発を再稼働する以外に道はない(あるというならば、教えて下さい)にも関わらず。
しかも東京新聞は、
『電力がインフラの中のインフラであることを、今度の地震であらためて思い知らされた。
医療機関への影響は特に深刻だ。これが、命にかかわる八月の猛暑のさなか、道外で起きていたらと思うと一層背筋が寒い。
大都市ほど停電には弱い。電源の分散配置、連携強化が急がれるのは北海道だけではない。』
と書いておきながら、原発は否定。代わりに何の電源を増強するべきかについては、スルー。
この手の無責任な連中の発言力が大きく、原発が再稼働されず、電力需要が膨れ上がる冬を迎えなければならない北海道。怒りを禁じ得ません。
ちなみに、政府が泊原発再稼働を決めた場合、「北海道の冬」にはまだ間に合います。
2012年6月16日、野田佳彦総理大臣(当時)が大飯原発の再稼働を決定し、大飯3号機が動き始めたのが、7月5日。4号機は7月21日でした。
以前、電力会社の中の人に聞いたところ、原発再稼働のためには「一か月」あればいいとのことでした。
つまりは、政府が今、泊原発再稼働を決定すれば、遅くとも10月中には再稼働が可能なのです。
それにも関わらず・・・・。
『泊原発「直ちに再稼働あり得ない」…菅官房長官
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20180910-OYT1T50076.html
菅官房長官は10日の記者会見で、北海道電力泊原子力発電所(北海道泊村)の再稼働について、「原子力規制委員会で新規制基準に基づく安全審査中なので、直ちに再稼働することはあり得ない」と否定した。
北海道地震を受け、電力需給が逼迫ひっぱくする恐れが出ているが、政府は火力発電所の再稼働や本州からの電力融通に加え、節電を呼びかけることで対応する方針だ。』
「節電を呼びかける」
発展途上国ですな、我が国は。
ちなみに、泊原発がなぜ原子力規制委員会の審査をなかなかクリアできないのかといえば、
「活断層がないことを証明しろ」
と、悪魔の証明を求められているためです。
しかも、活断層があったところで、地震発生の確率は数万年に一度。数十年しか稼働しない原発について、数万年に一度「発生するかもしれない」地震を理由に、再稼働を認めないのです。
さらに言えば、地震が発生したところで、耐震化が強化された311以降の原発は、事故に至る可能性は極めて低いのです。
しつこいですが、福島第一原発の事故は「電源喪失」が理由であり、地震そのものではありません。建屋の屋上に非常用発電機を置いておけば、あの事故は起きませんでした。
ところが、この手の主張を政治家は誰も口にせず、北海道電力に対して「手足を縛ったまま、責任を丸投げ」というわけです。
我が国は、狂っています。
くどいですが、わたくしは別に原発推進論者ではありません。もちろん、火力推進者でも水力推進者でも、再エネ推進者でもありません。日本のエネルギー安全保障が強化されるなれば、電源は何でもいいです。
とはいえ、現在の北海道(日本全国がそうですが)のエネルギー安全保障を回復し、冬に「凍死者続出」などという悪夢を避けるためには、泊原発再稼働以外に道はないのです。(あるいというならば、しつこいですが「今すぐ」に使える電源を教えてくれ!)
同じ国民である北海道の人たちが、節電の常態化という発展途上国の暮らしに叩き落されるのは耐えられないのです。冬に同じ国民が次々に凍死していく事態も、何としても回避しなければならないと考えています。
これって、変? 普通の感覚だと思うのですが。
ところが、日本の政治に責任を持つべき政治家は、原発再稼働という「絶対に必要なソリューション」から目をそらし続ける。
繰り返しますが、我が国は狂っています。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12405054313.html
14. 2018年9月15日 23:43:20 : 7IsConGZXQ : kdImzkGWg@Q[3] 報告
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北海道胆振東部地震「泊原発が動いていれば停電はなかった」論はなぜ「完全に間違い」なのか
https://hbol.jp/174509
15. 中川隆[-13612] koaQ7Jey 2018年9月16日 20:40:36: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18598] 報告
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「北電ブラックアウト」は人災だったと言えるこれだけの理由
そろそろ民主党時代の呪いを振り払おう
川口 マーン 惠美
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57521
北海道で台風、地震の被害に遭われた方々には、心よりお見舞いを申し上げます。
台風による被害が収束しないうちにやってきた大地震。北海道は、台風や地震とはそれほど縁のない土地だ。だから地震のショックはもとより、余震の中での電気のない生活はどれほど辛かったか想像に余りある。
電気は貯められない。しかも、多すぎても少なすぎても停電になるので、常に需要に供給量を合わせていかなければならない。読売オンラインは、「電力会社は、発電する量と消費する量がおおむね一致するように調整している」とサラッと書き流していたが、それがどれだけ難しいことか。
電気需要は、まず、季節によって大きく変動するし、寒波や猛暑、高気圧の居座りなど、中期的変動もある。平日と週末でも変わる。1日の中でも、巨大ビルが目覚め、工場が稼働し始めると、それに合わせて各発電所が出力を上げていく。W杯やオリンピックの自国戦があれば、休日や夜間でも、突然、電気の需要はコブのように盛り上がる。さらに昨今は、そこにお天気まかせの再エネが入ってくるので、調整はさらに複雑になった。
今回のブラックアウトは、地震発生当時、全電力需要の半分を発電していた苫東厚真火力が停止してしまったので、他の発電所も発電機の故障を防ぐため、次々に自動停止して起こった。電力会社の社員は、停電をさせてはならないというDNAを持っているので、その瞬間から寝ずの復旧作業が始まった。他の電力会社からも救援のため、同じDNAを持った人たちが発電車両を駆って北海道に向かった。
ブラックアウトの原因
需要と供給を合わせるのが難しいと書いたが、今では多くをコンピューターがやってくれる。しかし、ブラックアウトが起こったあと、一つ一つ発電所を復活させていくのは、誰も経験したことのない、まさに未知の領域だ。
今まで知らなかったが、一度止まってしまった発電機を稼働させるには、種火となる電気が要るそうだ。ところが、今回は北海道全体が停電していた。そんな場合、電気なしに発電を再開できるのは、水力しかない。だから北電では、水力発電所で作った電気を、まさに貴重な火種として、まず、砂川火力発電所を立ち上げた。
ただ、送電したその瞬間にどれぐらいの需要があるかは、やってみなければわからない。家で心細い思いをしていた人々は、冷蔵庫がブーンと唸り出したのを聞いて、「わー、電気、付いた、付いた!」と喜べば済むが、そこで需要と供給のバランスが大きく食い違ったら、また、自動停止となり、元の木阿弥だ。
そこで、一定の範囲に限って慎重に送電し、バランスが上手く取れたとわかったら、発電量と送電の範囲を少しずつ広げていく。針の穴を通すような、緊張の時間だったに違いない。こうして、あの広い北海道で、8日の夜には、ほぼ全域で電気が回復した。まさに神業だった。
なのに、巷には、その北電を非難する声がある。ブラックアウトが起こったのは、北電が、発電を苫東厚真の火力に一極集中していたのが悪いそうだ。
苫東厚真の一極集中は当たっている。それがブラックアウトの直接の原因であったことも確かだ。しかし、北電がそれを望んでやっていたかというと、そうではない。泊原発を動かせないから、一局集中してしまったのだ。
東日本大震災の前、泊原発は北海道の電気の44%を担っていた。それが停止したら、当然、電気が逼迫する。だからといって、火力発電所をすぐに新設できるわけはない。仕方なしに、廃止するはずの老朽火力まで動員して、この6年間、必死でやりくりしてきた。老朽火力はトラブルが多いのに、よくもまあ、今まで大停電も起こさずに頑張ってきたものだと思う。
泊原発は東日本大震災の影響を受けなかったので、福島原発の事故の後も、その翌年のゴールデンウィークまで稼働した。つまり、日本で最後まで頑張った原発だ。それ以来、再稼働を目指し、新規制基準に対応するよう鋭意努力を続けてきた。現在の日本の原発の安全基準は、世界一厳しい。何が起こっても大丈夫なようにと、電源、ポンプ、燃料、水は、これでもかというほど、何重にも確保した。
地震対策も万全だ。泊原発の最大加速度については、今のところ620ガルに耐えられるようにと、必要な補強工事が進められている(ガルというのは、物理学における揺れの激しさを示す単位)。
ちなみに、東日本大震災のときの福島第一原発では最大で550ガルの揺れ。先週の地震の泊の揺れは、1号機、2号機、3号機が、6ガル、および7ガルだった。原子炉建屋など重要な建物は、強固な岩盤に直接くっつけて建設してあるので、泊原発はほとんど揺れなかったと言ってよい。
この原発が稼働していれば、苫東の一極集中もなかったし、ブラックアウトも起こらなかっただろう。
泊原発の再稼働が認可されない理由
ところが、とんでもないデマが飛び交っている。
朝日新聞系列のAERAdot.の9日付の記事では、「2011年の東京電力福島第一原発事故による大きな教訓は、大規模災害が起きても『絶対に電源を切らさないこと』だったはずだ。それがなぜ、わずか震度2で電源喪失寸前まで追い込まれたのか」と書く。タイトルは、「震度2で電源喪失寸前だった北海道・泊原発『経産省と北電の災害対策はお粗末』地震学者」。
繰り返すようだが、泊の原子力発電所は6年間動いていない。3基ある原発には、使用済みとこれから使う燃料棒を保管してある水槽がある。圧力容器ではなく、普通の水槽だ。ここが停電になっても、突然、水が沸騰し、蒸発し、むき出しになった核燃料が爆発の危険に晒されるというようなものでは決してない。
普段、核燃棒の冷却には普通の電気が使われている。ところが、北海道全土が停電になってしまったので、当然、電気が来なくなった。僭越ながら、外部電源喪失というのは停電のことだ。
だから、燃料棒の冷却のため、予備の非常電源を使った。そのどこに問題があるのか? 私は理系の人間ではないが、それでも、福島第一や第二の電源喪失と、泊のそれの違いぐらいはわかる。
ところが、太田某という女性弁護士は、この記事を読んで、「震度2で電源喪失寸前ってどれだけ危ういのか。お粗末という言葉でも足りない。原発持てる国土じゃないって認めようよ」と発信しているので、わからない人もいるらしい。日本が原発を持てる国じゃなければ、どの国が持てるのだろう?
これだけ厳重に安全対策が敷かれている泊原発の再稼働が未だに認可されない理由は、原発の近隣の海岸の地形が、新潟の佐渡島の小木半島、および青森県大戸瀬周辺に似ているからだというのである。この両者は、地震の隆起でできた地形であり、泊も似ているから、ひょっとすると原発の近辺、あるいは真下に活断層があるかもしれないというのが、原子力規制委員会の見解。
発電所敷地内の断層については、北電が念入りに調査したが、いずれも後期更新世(12万6000年前から1万1700万年前まで)以降の活動は認められていない。しかし、原子力規制委員会は2017年3月、北電の提出したデータを認めなかった。規制委というのは、原発を稼働させないことが自分たちの使命だと固く信じている人たちの集まりだ。
資源貧国の生きる道
規制委の不思議な生い立ちを、東京工業大学先導原子力研究所助教授の澤田哲生氏が下記のように説明する。
「規制委は(略)強大な権限を持つ『3条委員会』(府省の大臣などからの指揮や監督を受けず、独立して権限を行使することができる機関・著者注)として発足した。(略)そのことを菅氏は2013年4月30日付の北海道新聞に臆面もなく吐露している。(略)『トントントンと元に戻るかといえば、戻りません。10基も20基も再稼働するなんてあり得ない。そう簡単に戻らない仕組みを民主党は残した。その象徴が原子力安全・保安院をつぶして原子力規制委員会をつくったことです』」(『北海道地震、未曾有の大停電は菅直人にも責任がある』iRONNA9月7日付)
規制委が菅直人の負の遺産と言われる所以だ。
北電の発表では、泊発電所の安全対策工事費の総額見通しは、「2000億円台半ば程度」。これだけしても、規制委がある限り、いつ再稼働できるやらさっぱりわからない。
ただ、幸いなことに、福島第一の事故以前から、つまり、泊が稼働していた時から、北電は石狩湾新港発電所の新設計画を進めていた。完成予定は来年の3月。
元々は、老朽化した石炭火力を止めて、CO2排出の比較的少ないLNG(液化天然ガス)で置き換えるつもりだったが、いまのところ、老朽火力の廃止はあり得ない。そんなことをしたら、たちまち電気が足りなくなる。
私は、今回のブラックアウトは人災だったと思っている。現在の北海道の状態は、元気な主力選手をベンチに引っ込めて、二流選手に発破をかけ、人数が足りないのでとっくに引退した選手まで引っ張り出し、挙げ句の果てに、試合に負けたからと叱責しているようなものだ。
日本のように資源貧国が原子力を使わなければ、徒らに国力を弱める。日本が戦後、平和で、しかも豊かな国になれたのは、決して偶然ではない。その貴重な宝物を、私たちが壊してしまっては、先人にも子孫にも申し訳が立たない。原子力規制委は、一刻も早く菅直人氏の呪いを振り切り、国民の生活を守るためにも、安全な原発の再稼働に踏み切ってほしいと願う。
16. 中川隆[-13607] koaQ7Jey 2018年9月17日 09:06:47: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18604] 報告
▲△▽▼
続 泊原発の再稼働が必要である 2018-09-17
さて、改めて北海道の電力需要のピークは516万kwです(12月)。
北海道電力は、苫東東が復旧しない中、とにかく電源をかき集め、350万kwは確保。何とか厳冬期までに苫東東を復活させ、550万kwを確保する計画になっています。
もっとも、上記は老朽化した火力発電が故障しないという前提になっており、十分な電力を確保できるかどうかは「不明」です。
経産省は、
「10月以降は電力需給が正常化する」
としていますが、大規模な発電所の故障がないこと、及び気候が前年並みであることが前提です。つまりは「お天気様次第」なのです。
この状況で、かたくなに泊原発を再稼働しない日本国。泊原発の再稼働について、一切、発言をしようとしない政治家たち。
我が国は、もはや国家の体をなしていません。
『「北電ブラックアウト」は人災だったと言えるこれだけの理由 そろそろ民主党時代の呪いを振り払おう
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57521
北海道で台風、地震の被害に遭われた方々には、心よりお見舞いを申し上げます。
台風による被害が収束しないうちにやってきた大地震。北海道は、台風や地震とはそれほど縁のない土地だ。だから地震のショックはもとより、余震の中での電気のない生活はどれほど辛かったか想像に余りある。
電気は貯められない。しかも、多すぎても少なすぎても停電になるので、常に需要に供給量を合わせていかなければならない。読売オンラインは、「電力会社は、発電する量と消費する量がおおむね一致するように調整している」とサラッと書き流していたが、それがどれだけ難しいことか。
電気需要は、まず、季節によって大きく変動するし、寒波や猛暑、高気圧の居座りなど、中期的変動もある。平日と週末でも変わる。1日の中でも、巨大ビルが目覚め、工場が稼働し始めると、それに合わせて各発電所が出力を上げていく。W杯やオリンピックの自国戦があれば、休日や夜間でも、突然、電気の需要はコブのように盛り上がる。さらに昨今は、そこにお天気まかせの再エネが入ってくるので、調整はさらに複雑になった。
今回のブラックアウトは、地震発生当時、全電力需要の半分を発電していた苫東厚真火力が停止してしまったので、他の発電所も発電機の故障を防ぐため、次々に自動停止して起こった。電力会社の社員は、停電をさせてはならないというDNAを持っているので、その瞬間から寝ずの復旧作業が始まった。他の電力会社からも救援のため、同じDNAを持った人たちが発電車両を駆って北海道に向かった。(中略)
なのに、巷には、その北電を非難する声がある。ブラックアウトが起こったのは、北電が、発電を苫東厚真の火力に一極集中していたのが悪いそうだ。
苫東厚真の一極集中は当たっている。それがブラックアウトの直接の原因であったことも確かだ。しかし、北電がそれを望んでやっていたかというと、そうではない。泊原発を動かせないから、一局集中してしまったのだ。
東日本大震災の前、泊原発は北海道の電気の44%を担っていた。それが停止したら、当然、電気が逼迫する。だからといって、火力発電所をすぐに新設できるわけはない。仕方なしに、廃止するはずの老朽火力まで動員して、この6年間、必死でやりくりしてきた。老朽火力はトラブルが多いのに、よくもまあ、今まで大停電も起こさずに頑張ってきたものだと思う。
泊原発は東日本大震災の影響を受けなかったので、福島原発の事故の後も、その翌年のゴールデンウィークまで稼働した。つまり、日本で最後まで頑張った原発だ。それ以来、再稼働を目指し、新規制基準に対応するよう鋭意努力を続けてきた。現在の日本の原発の安全基準は、世界一厳しい。何が起こっても大丈夫なようにと、電源、ポンプ、燃料、水は、これでもかというほど、何重にも確保した。
地震対策も万全だ。泊原発の最大加速度については、今のところ620ガルに耐えられるようにと、必要な補強工事が進められている(ガルというのは、物理学における揺れの激しさを示す単位)。
ちなみに、東日本大震災のときの福島第一原発では最大で550ガルの揺れ。先週の地震の泊の揺れは、1号機、2号機、3号機が、6ガル、および7ガルだった。原子炉建屋など重要な建物は、強固な岩盤に直接くっつけて建設してあるので、泊原発はほとんど揺れなかったと言ってよい。
この原発が稼働していれば、苫東の一極集中もなかったし、ブラックアウトも起こらなかっただろう。(後略)』
川口先生は、後略部で先日のエントリーでも取り上げた、
「泊原発の外部電源が落ちた(ブラックアウトなのだから当たり前)ことを受け、非常用電源が稼働したことを「批判」し、原発再稼働を妨害しようとする論調」
について、「とんでもないデマ」と、猛烈に批判しています。
くどいですが、泊原発の外部電源が落ちたのは、北海道全域で停電したためで、震度2の地震とやらは何の関係もありません。
それにも関わらず、
「わずか震度2の地震で、外部電源が落ちた!」
と、騒ぎ立て、原発に対する信頼性を貶め、再稼働を防ごうとしているわけです。
川口先生も引用されていましたが、AERAdotは9月6日の記事、
「震度2で電源喪失寸前だった北海道・泊原発「経産省と北電の災害対策はお粗末」地震学者」
と、信じがたい見出しの記事を配信しました。
記事中で、AERAは、
『なかでも驚かされたのが、北海道電力の泊原発(泊村)で外部電源がすべて失われたことだ。泊村の震度は2。にもかかわらず、現在は非常用ディーゼル発電機で、燃料プールにある使用済み核燃料1527体の冷却を続けている。幸いにも、3基の原子炉は運転停止中だった。』
と、書いています。
いやいや、全道ブラックアウトが起き、泊原発の外部電源が失われなければ、そちらの方が驚きです。というか、魔法が必要です。
とはいえ、多くの国民は「外部電源」の意味を理解していないため、メディアが「震度2で外部電源が失われた」と、やられると、普通に「やっぱり原発は安全じゃないんだ」という印象操作をされます。
この種の川口先生風に言うと「デマ」、わたくしに言わせれば「これはもはや『テロ』と呼ぶべきでは」と考えてしまう印象操作により、北海道の住民の方々は「節電生活」「停電時の凍死」という、発展途上国並のリスクを押し付けられているわけです。
くどいですが、わたくしは原発推進論者ではないので、泊原発再稼働無しで「今すぐ」に北海道の電力の安定供給が可能な方法があるならば、それでもいいと思います。
でもね、そんなものはないんだよ。
しかも、「震度2で電源喪失!」といったデマ、テロリズムを叫ぶ連中が後を絶たず、「たった一つの解決策」の道が封じられる。
これが、日本の現実です。
改めて断言します。日本政府は、政治的に泊原発の再稼働を決断しなければなりません。北海道の「同じ国民」を守る気があるならば。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12405511094.html
17. 中川隆[-13603] koaQ7Jey 2018年9月17日 17:46:18: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18610] 報告
▲△▽▼
余震も停電もまだある北海道で「今、ストーブが足りない」という大問題
9/17(月) 10:00配信 現代ビジネス
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180917-00057564-gendaibiz-bus_all
北海道・札幌市出身のライター、梅津有希子さんは、9月6日の震災後1週間して、一人暮らしをする母のために帰省をした。その一番の理由は、1年のうち半分必要だというストーブの確保のためだったという――。
9月6日未明に起きた、最大震度7を記録した北海道胆振東部地震。厚真町を中心に甚大な被害となったが、その後の北海道内全域約295万戸にわたる大停電が、道民の防災意識をガラリと変えたといっていいだろう。過去にも北海道南西沖地震や十勝沖地震などの大きな地震はあったが、道内全域の停電は、1951年の北海道電力創設以来初だという。
今回の大規模停電の復旧タイミングは地域によってかなり差があり、「復旧まで少なくとも1週間」という情報も流れるなど、道民の不安は募る一方だった。結局、筆者の札幌の実家は地震発生3日目の夜に復旧したが、道内でも最後のほうだった。
北海道から出たことがなく、これまで大きな災害経験のないひとり暮らしの母は、「札幌で震災は起こらないだろう」と思い込んでおり、防災の備えはゼロ。食べ物と飲み物は問題なかったが、今回の停電でも「家の電話がつながらない」「携帯の充電が切れた」「車で充電しようにも、電動シャッターが開かず車が出せない」「水は出るが電動のトイレが流せない」「テレビもラジオもチェックできない」と、とにかく何もできない。「これは一緒に災害対策をせねば」と、様子が落ち着いてきた1週間後、札幌に帰省したのだ。
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余震も停電もまだある北海道で「今、ストーブが足りない」という大問題
空っぽになったホームセンターのストーブ棚。9月9日現在品切れとあったが、これは9月14日の写真だ 撮影/梅津有希子
もしも真冬にこの大停電が起きたら
わが家と同じような家族はたくさんいたようで、家電量販店やホームセンターはどこも大盛況。各店の棚から一斉に姿を消したのが、ポータブル式の石油ストーブだ。
真っ暗ななか、携帯やスマホの充電も切れ、情報もなかなか入手できず、いつ通電するかもまったくわからない……。
「もしもこの大停電が真冬に起きたら」と、誰もが考えたことだろう。今回は半袖の季節でまだよかったが、厳寒期に停電すると、凍死する人も出てくるかもしれない。暖房の対策が急務だ。
現在、北国の暖房は「FF式」と呼ばれる石油ストーブが主流だ。FFとは、「Forced Flue(強制通気)」の略で、ファンで強制的に給排気を行う暖房のこと。換気の必要がなく、部屋の空気が汚れないことが利点で、気温の低い真冬でも素早く部屋を温めてくれる。FF式でなければ寒さはしのげないといっても過言ではないくらい、北国の冬には欠くことのできないパワフルな暖房器具だ。
ところが、このFF式をはじめとする石油ストーブは、電気がないと使うことができないため、停電時は一発アウト。このため、乾電池で動くポータブルタイプの石油ストーブに道民が殺到し、一瞬で棚から消えたのだ。
いくつかのホームセンターと家電量販店に問い合わせてみたところ、「入荷の予定はあるが、いつ入るかは未定」とのこと。入荷してもすぐに売れてしまうといい、「欲しい時にストーブが買えない」という状況もまた、今回の停電同様、北海道の歴史で前代未聞のことではないだろうか。
FF式が主流の今、ポータブルタイプはあまり需要がない。とある家電量販店のスタッフは、「昨日入荷した10台がすぐに売り切れた」と驚き、「例年ポータブルは大して売れず、こんなことは初めて。しばらくこればかり売る日が続きそうです」と、忙しそうにメーカーに在庫を確認していた。
札幌では9月から4月までが「ストーブ期」
冬の長い北海道は、半年以上ストーブの世話になる。地域や住宅環境によっての差もあるが、札幌の実家(一軒家)の場合だと、9月下旬から4月上旬まではほぼ毎日使い、気温によっては6月まで使うこともよくある。
子どもの頃、道内でも寒さの厳しい芦別市で木造の古い家に住んでいたことがあるが、朝起きると部屋の中で吐く息が白く、布団の端が凍っていた。このような実体験があるため、「ストーブが消えていても、布団をかぶっていれば死ぬことはないらしい」、ということは経験的に理解している。
実家には現在5台のFF式ストーブがあるが、真冬に今回のような停電が起きたら1台も使えない。布団をかぶっていれば死なないであろうとはいえ、電池で動くストーブが1台はあったほうが安心だとすぐにホームセンターに向かったが、棚はもぬけの殻だった。皆考えることは同じなのだ。
それでは、筆者の住んでいる東京に戻ってから購入して送ろうと、東京の家電量販店に問い合わせてみたところ、「ストーブはまだ並んでいません」との返答が。そうだ、札幌にいてうっかり忘れていたが、東京はまだ夏の終わりのような気候だった。そして、震災で宅配便もストップしてしまったため、送るに送れない。ネットショッピングも同様だ(9月15日現在は、一部地域を除きほぼ通常通りの配送)。
.
真冬の震災に備えて用意するべきもの
ストーブが入手できないならば、真冬の震災に備えて何を用意すればいいか。まずはカセットコンロとカセットガスだろう。火が使えれば、お湯も沸かせるし暖も取れる。温かいものを口にできるだけでも、精神的にまったく違うだろう。
とりあえず、暖房が使えなくても家の中にいれば風と雪をしのぐことができるので、ダウンジャケットを着てカイロを使えば大丈夫だろう。アウトドア用のダウンパンツもはけば、足腰も温まりさらに安心だ。
今回は、とりあえずはカセットガスとカイロを多めに購入しつつ、札幌滞在中、毎日家電量販店にストーブの入荷を確認していたところ、「昨日入荷して、今なら3台あります」といわれ、すぐに車で向かったのだが、早くも残り1台! 無事入手することができて、まずはひと安心だ。今回の札幌でのミッションを終えた気分である。
多くの道民たちが慌て、防災への意識を高めた今回の大停電。筆者も2011年に揃えた防災グッズを見直し、スマホの充電環境を改めて整えようと思わせられた出来事となった。
18. 中川隆[-13565] koaQ7Jey 2018年9月20日 11:28:39: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18667] 報告
▲△▽▼
2018年9月20日【小浜逸郎】泊原発を再稼働すべき理由
北海道胆振東部地震から二週間経ちました。
ライフラインはだいぶ復旧してきたようです。
でも依然として断水が続いている地域があり
ます。
しかし、北海道最大の火力発電所である苫東
厚真発電所の復旧は意外に早く、すでに一部
の供給は始まろうとしています(このメルマ
ガがお手元に届くころは、もう供給されてい
る可能性が高いですね)。
そういえば、関空の復旧もハイスピードで進
んでいますね。
このあたりの日本の技術者、作業員の協力体
制はさすが、まだまだ捨てたもんじゃないな
と思いました。
それはいいのですが、問題は、ハード面に関
するこれからの対応です。
このたびの地震によって生じた全道ブラック
アウトの問題を考えてみましょう。
筆者は、泊原発をすぐにでも再稼働すべきだ
と考えています。
これは、政府が決断しさえすれば、一か月で
こぎつけることができます。
以下に、再稼働すべき理由を述べます。
これは、単純な数字の問題なのです。
苫東厚真の最大出力は165万kW。
地震時(9月6日)、の全道の電力需要は380
万kW。
苫東厚真が担っていた電力は全道の総電力需
要の半分以下でした。
しかし、苫東厚真が損傷を起こしただけで、
全道295万戸が停電してしまいました。
それには、二つの原因があります。
第一に、このような大幅な供給バランスの崩
れによって、他の発電所からの送電の周波数
を一定に保つことができなかったこと。
第二に、もともと北海道電力は、一部の電力
を本州からの供給に頼っていた(はずでした)。
これが機能しなかったのですね。
この本州からの供給を北本連携線といいます。
海底ケーブルのように長距離で絶縁が重要な
ポイントになる送電では、直流が有利ですか
ら、本州から北海道に送電されてくる電機は
直流です。
家庭での電機は交流ですね。
これは発電所から家庭に至るまでに、交流だ
と変圧が容易だからです。
すると北本連携線では、直流を交流に変換し
なくてはなりません。
ところが今回の場合、この変換がうまく行き
ませんでした。
しかし、この北本連携線が仮にうまく作動し
たとしてもその最大出力はわずか60万kW。
ということは、仮に第一の周波数の問題がな
く、かつ第二の北本連携線をうまく利用でき
た場合でも、
380−165+60=275(万kW)
しか確保できなかった計算になります。
残りの105万kWは、不足したわけです。
部分的な停電は避けられなかったでしょう。
ちなみに苫東厚真発電所は、初稼働以来33
年以上を経ていて、かなり老朽化しています。
さらに、不足分を慌てて補った五つの発電所
の年齢はこれよりも古く、38歳から48歳で
す。
一般に火力発電の耐用年数は40年とされて
います。
最大の危機に対応すべく、青息吐息のお年寄
りに頑張ってもらったわけですね。
こんな状態を続けていていいのでしょうか。
何か肝心なことを忘れていませんか。
今回、テレビのニュースを見ていて、初めの
うち、政府筋から原発の「ゲ」の字も出ない
のに驚きました。
10日になってようやく政府見解が出ましたが、
何と泊原発の再稼働は「考えていない」とい
うものでした。
常識的に考えて、こんな大緊急時には、政府
は直ちに泊原発再稼働の議論を開始すべきで
しょう。
原子力規制委員会の審査などを待っている場
合ではありません。
その審査とは、例によって、数十万年前の活
断層の安全性を確かめるという悠長極まるも
のです。
活断層の存在が地震に結びつくかどうかは、
個々の場合で異なります。
ふつう数千年から数万年規模のサイクルで地
震が起きるとして、たとえば5000年周期の
活断層で、2000年前に地震が起きたとした
ら、あと3000年は大丈夫ということになり
ます。
いずれにしても、100年単位くらいの精密さ
で活断層地震の発生確率を計算することはき
わめて困難だということになります。
しかし、もし今回のような地震によるブラッ
クアウトが厳冬の北海道で起きていたら、寒
さのために何人の人が凍死するでしょうか。
ライフラインも途絶え、物流も滞り、道内の
産業は停止し、回復に何か月もかかり、その
間に餓死する人も出るかもしれません。
これらの確率の方がずっと高いことは確実で
す。
冬期の北海道の電力需要は約500万kW超。
今回、青息吐息の老兵たちをかき集めること
と、北本連携線の修復と、相当無理をした節
電によって、ようやく380万kWの需要の9
割を確保したのです。
しかしこんな状況では、とうてい冬の電力需
要を満たすことはできないでしょう。
泊原発の総出力は、207万kW。
苫東厚真が全面回復すれば(11月までには可
能とされています)、苫東厚真プラス泊で、
165+207=342(万kW)
ですから、残り160万kWを他の発電で確保
すればよいことになります。
しかも泊の年齢は1号機29歳、2号機27歳、
4号機9歳です。
若い彼らに頑張ってもらえば、楽々厳しい冬
場をしのげるでしょう。
ちなみに原発の耐用年数は、国際的にも法的
な基準がありませんが、原発を最も活用して
いるフランスでは40年を目途にしようとい
う動きが有力です。
泊原発ではまた(どこの原発でも事情はだい
たい同じですが)、福島事故の教訓を活かして、
16.5メートルの防潮堤、建屋への水の浸入を
防ぐ水密扉、免震重要棟、フィルター付きベ
ントなどの設置・建設をすでに終えています。
できる限りの備えがすでにできているのです。
反原発派は何を言っても100%の安心を求め
ますが、そんなことは神でもない限り不可能
です。
交通事故で毎年4000人以上の人が死ぬのに、
車をなくせという声が盛り上がらないのは、
車の効用が大多数の人に受け入れられている
ためと、交通事故を可能な限り少なくする努
力が現に多方面で行われているためです。
文明の利器にはリスクがつきものですが、私
たちは、便利さや快適さの度合いとリスクの
大きさとを、広い視野と正しい情報をたより
にしながら、常に天秤にかけて生きていくほ
かはないのです。
本当は、北海道電力は、もっと発電設備を増
やさないと危ないのです。
泊も含めた北海道の総発電設備による出力は、
一応780万kWありますが、泊はまったく稼
働していませんから、それ以外の発電所の出
力は、フル稼働して573万kW。
設備利用率は、ここ数年、ピーク時で9割に
達しています。
8%以上は余剰電力としてキープしておくの
がこの業界の常識ですから、
573×(1.00−0.08)=527
となって、ぎりぎりなわけです。
電力は私たちの生活と産業の源です。
悲惨な結果がこれ以上広がらないように、
政府はもっとエネルギー行政にお金をかけ、
知恵をはたらかせなくてはなりません。
https://38news.jp/economy/12419
19. 中川隆[-13580] koaQ7Jey 2018年9月21日 14:22:44: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18736] 報告
▲△▽▼
北海道電力、債務超過危機で国有化説も…値上げ連発と全域停電で「道民離れ」加速
https://biz-journal.jp/2018/09/post_24847.html
2018.09.21 文=編集部 Business Journal
苫東厚真発電所(「Wikipedia」より)
9月6日午前3時8分、北海道胆振地方を震源とする震度7の地震が発生した。発生直後、震源地近くにあった北海道電力最大の火力である苫東厚真発電所(厚真町)の1、2、4号機がすべて停止。供給力の4割強が一気に喪失。北海道全域で電力が止まる“ブラックアウト”が起き、道内全世帯に当たる295万戸が一斉に停電した。
ブラックアウトの発生は、戦後の9電力体制(現在は沖縄電力を含めて10電力)がスタートして以来、初めてのことだ。
同日午前8時15分、世耕弘成経済産業相は「数時間以内に電力復旧のめどを立てるよう北電に指示した」と説明した。世耕氏の発言を受けて北電の真弓明彦社長は6日昼すぎ、「全道の電力の復旧には1週間以上かかる。すべての電源が落ちるリスクは低いと考えていた」と述べた。
ところが、同日午前、苫東厚真の4号機のタービン付近から出火。この火災により苫東厚真の完全復旧は11月以降にずれ込むことになった。
「『北電は意思決定が遅く、説明責任の意識が低い』。北電の対応にいらだちを募らせる経産省は、徐々に前面に出ていく。電気をたくさん使う企業への節電要請や計画停電の準備は、経産省が主導した」(9月13日付朝日新聞)
北電は事実上、経産省の管理下に置かれたことになる。世耕氏が北電のスポークスマンであり、真弓社長ら役員たちに指示する北電の最高権力者のようだと話題になった。
世耕氏は電力不足を解消するため、早い段階から計画停電に言及していた。計画停電とは、事前に用途、日時、地域などを定めて、電力の供給を一時停止することだ。しかし、計画停電は企業や家庭にかかる負担が大きい。工場など生産現場の実態を知らない官僚の机上の空論で、企業を殺す“劇薬”との批判が強い。
北電は19日、苫東厚真発電所1号機が再稼働したと発表。これを受けて、電力需要を1割削減するための節電要請は解除された。
■債務超過転落の危機が再来
北海道全域で停電するブラックアウトをもたらした原因は、苫東厚真発電所への一極集中にあると指摘されている。だが、元をたどれば、かつてピーク時の電力需要の4割超を賄っていた泊原子力発電所(泊村)へとたどり着く。2011年の東日本大震災後、泊原発は安全性の審査が進まず、12年以降動いていない。
原発依存度が高かった北電は、経営危機に陥った。原発の稼働停止により、火力発電所の燃料費や他社からの電力購入費が急増。14年3月期の連結最終損益は629億円の赤字(前期は1328億円の赤字)と、3期連続の赤字になった。純資産は1467億円まで減り、自己資本比率は7.58%へと低下した。
15年3月期以降も赤字が続けば、純資産が底をつき、負債が資産を上回る債務超過になってしまう。経営破綻は時間の問題となった。
そこでこの時、政府が救済に乗り出した。北電は14年7月、政府系金融機関である日本政策投資銀行を割当先として、議決権のない優先株を発行して500億円を調達した。さらに同年11月、経産省は北電の電力料金の再値上げを認めた。率にして15.33%だ。北電は13年9月に7.73%値上げしたばかりだった。
政府の救済策によって、北電の15年3月期の連結最終損益はかろうじて29億円の黒字に転換。自己資本比率は9.81%に上昇。債務超過の危機をひとまず切り抜けた。
だが、副作用は大きかった。2度にわたる電気料金の値上げで、北海道の電気料金は全国でも最高水準となった。電気料金の高い負担を嫌った顧客は、比較的安価な新電力へと流れた。
18年3月期の電力10社の決算によると、電力販売量は北陸電力を除く9社で減少した。減少率は2.1%減。新電力に流れたからだ。
もっとも減少率が大きかったのは北電の7.5%減。家庭用の低圧電力が5.2%減少したほか、工場やオフィス向けの高圧・特別高圧が9.7%減と大きく減った。電気代がコストのなかで大きなウェイトを占める小売業で、北電から新電力に切り替える動きが加速した。報道によると、コープさっぽろやセブン-イレブン・ジャパンが道内の大半の店舗で新電力に変更したという。
北電の年間販売電力量248億キロワット時は、北陸電力や四国電力に水を開けられ全国9位。下位には沖縄電力しかいない。
道内全域で停電したことで、北電離れが一段と加速するのは必至。期初に、19年3月期の販売電力量は18年3月期より6.5%減ると見込んでいたが、この程度の落ち込みでは済みそうにない。
地震に伴う復興費用がどれほどかかるかは公表していないが、北電の経営が火の車になることは必定だ。北電の18年6月末時点の純資産は2195億円、自己資本比率は11.0%。復旧費用が膨らめば、この程度の純資産は、すぐに吹き飛んでしまう。
再び、債務超過転落の危機が迫ってきた。前回のような政投銀による優先株の引き受けや電力料金の大幅な値上げという弥縫策では乗り切れないだろう。
戦後の電力業界史上、最悪・最低のブラックアウトを起こした北電に再建策はあるのか。北電を一時、国有化して、抜本的な改革を図るしかないとの見方も流れる。
政府=経産省が北電の再建策の切り札としているのが、泊原発の再稼働だ。原発を1基稼働させれば年間1000億円のコスト削減になるとみられる。だが、再稼働には反発も強い。
北電の救済策は、国有化と泊原発再稼働を軸に進む可能性が高い。
20. 中川隆[-13534] koaQ7Jey 2018年9月24日 14:20:52: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18799] 報告
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北海道地震で工場停電 生乳廃棄悔しい 電力、乳業なぜ停止 危機管理体制再考を
9/24(月) 7:03配信 日本農業新聞
スラリータンクへつながる排水口を見つめる西川さん。2日分の生乳を廃棄した(北海道大樹町で)
北海道地震による大規模停電で生乳廃棄を余儀なくされた全道の酪農家から、乳業メーカーや電力会社に対して、危機管理体制の見直しを求める声が高まっている。酪農家は停電に備え用意していた発電機を使って、搾乳・冷蔵したにもかかわらず、自家発電装置を持たない乳業工場が相次ぎ操業を停止し、生乳を出荷できなかった。農家からは「廃棄は人災」と憤る声も上がる。(川崎勇、大山知香)
「停電に備えて発電機を準備してきた。生乳を出荷できたのに、本当に腹立たしい。残念だ」
北海道大樹町で乳牛約1100頭を飼う日昭牧場の西川久雄理事は、6日未明の停電後50時間ほど、8日朝まで軽油を300リットル以上費やして自家発電機を稼働。通常通り1日2回の搾乳を続けた。2日分の生乳約36トンを泣く泣く廃棄した。同牧場は、2013年に発電機を設置。16年には停電時でも牛舎や搾乳設備の電力を確保しようと、約500万円をかけ大型発電機に更新していた。それだけに、悔しさが募る。所属するJA大樹町では、組合員78戸のうち7割が発電機を導入。隣接する広尾町のJAひろおも71戸の8割以上で設置していた。
同町で乳牛630頭を飼う角倉光記さん(65)も、停電時は自家発電機で通常通り搾乳したが、10トン以上を廃棄した。角倉さんは「酪農家だけでは供給責任を果たせない。危機管理体制を改めて考え直すべきだ」と語気を強める。道によると、6〜10の5日間で全道の生乳廃棄による被害額は21億円ほどに上る。
北海道電力への要望も相次ぐ。別海町の60代の酪農家は、乳業メーカーの対応も含め「今回の生乳廃棄は人災と言っても過言でない。電力の安定供給に向けて対策を進めるべきだ」と憤りを訴える。北海道農業団体災害対策本部は、同電力に対し電力の安定供給に関する要請を実施。万全な発電・通電体制の構築や再発防止などを求める。
農水省によると、北海道内にある日量処理量が2トン以上となる乳業工場39カ所のうち、37カ所が大規模停電時に工場を稼働するための自家発電設備を持っていなかった。9割超の工場が操業を一時的に停止し、酪農家が出荷できなくなる事態に陥った。業界の大規模災害時の危機管理のあり方が問われた形だ。
自家発電設備の導入が進まない背景に巨額の費用負担がある。工場の規模によるが、生産ラインを長い時間稼働させる自家発電設備は「高いもので10億円単位になる」(乳業関係者)。定期的な保守点検費用も大きな負担になる。
地震発生直後も生産ラインを稼働できたのはよつ葉乳業の2工場だけ。自家発電設備を導入していたためだ。しかし多くの工場は、クーラーステーションなど周辺施設用に限定した自家発電設備にとどまっているのが実態だ。「落雷などの数時間の停電は想定できるが、これだけの大規模の災害には備えていなかった」(乳業関係者)と明かす。
今回の被害を受け、対応を検討するメーカーもある。Jミルクは「いかに安定したサプライチェーンにしていくかが大きな課題だ」と話す。
21. 中川隆[-13533] koaQ7Jey 2018年9月24日 14:22:39: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18799] 報告
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北海道地震1週間 乳房炎多発 死亡牛も 回復兆候見せず地域経済に打撃 標茶、別海町
2018年09月13日
体力を消耗し、横たわる牛を見つめる宍戸さん(12日、北海道標茶町で=富永健太郎写す)
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最大震度7を観測した北海道地震は13日で発生から1週間。全道が一時停電したことで、酪農家が深刻な事態に陥っている。停電により満足に搾乳できず、乳量・乳質低下の要因となる乳房炎が多発。淘汰(とうた)された牛や、死亡した牛も発生している。酪農専業地帯では、地域経済への影響が懸念されている。(川崎勇)
「助けを求めるように牛が鳴いていた。乳房炎も多発し、とにかくかわいそうだ」
標茶町で搾乳牛300頭を飼う宍戸豊さん(56)は力なく話す。6日の停電以降、7日夜に発電機を借りて設備を動かし、2日ぶりに搾乳した。だが、出荷できずに、これまでに廃棄した生乳は30トン以上。その間地下水をくみ上げていたポンプも使えず、水の確保にも奔走した。その後停電は解消した。「牛の病気は大丈夫だろうか」。不安は的中した。
搾乳できないことによる乳房炎が50頭ほど発生。死亡した牛も出ている。1日7トン搾っていた乳量は停電前の6、7割に落ち込んだ。体力を消耗し、牛は今も牛床でへたり込む。地震発生から1週間がたとうとしているが、牛の状態は回復の兆候を見せない。
乳房炎は時間を空けて発症する場合も多く、今後も気が抜けない。一般的に治療に1週間から10日間ほど要し、その間生乳は出荷できない。回復しても最悪の場合、元の乳量に戻らないケースもある。「今後どうなってしまうのか」(宍戸さん)。2016年に数億円をかけ牛舎を更新したばかり。被害が収束するめどは立たず、不安が募る。
乳牛頭数が全国の市町村で最も多い別海町。玉置健三さん(60)は、近隣の酪農家から発電機を融通してもらい、停電が復旧した7日夜まで1日1回やっとの思いで搾乳した。ただ、搾乳牛45頭のうち、最大13頭が乳房炎を発症した。停電解消後も乳業工場の受け入れができなかったため、やむを得ず生乳を廃棄した。
玉置さんは「助け合って搾ったのに、受け入れてもらえずショックだった」とうつむく。
道東NOSAIによると、根室地方の9月6〜10日の5日間の乳房炎診断件数は3761件と先月の同時期より1400件ほど増えた。別海町が最も多く、前月比8割増の2457件。潜在的な発生数はさらに多いとみられる。同町が管轄の根室南部事業センターは「診断件数は平時より大幅に増え、一時的に薬の在庫がなくなった。こんなことは初めてだ」と被害の大きさを訴える。
JAしべちゃの千葉孝一組合長は「処理した生乳に対する補償や、電力の供給方法の見直しが必要だ」と強調する。別海町を管内に持つJA道東あさひでは、生乳生産量が25%ほど減少した。JAの原井松純組合長は「二度とこうしたことが起きないよう、インフラ整備を充実してほしい」と訴える。
同町は「地域経済に何かしらの影響があるだろう。町の産業の根幹を担う酪農家が一日も早く元に戻れるよう支援していきたい」(農政課)と強調する。
北海道地震は大規模な土砂崩れなどで41人が死亡し、一時は道全域の約295万戸が停電した。停電はほぼ解消したが、電力の供給は綱渡りの状況が続き、節電が長期化する可能性もある。生活再建に向けた動きが進む一方、現在も1590人が避難し、完全復旧までの道は遠い。
22. 中川隆[-13518] koaQ7Jey 2018年9月25日 13:09:13: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18805] 報告
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北海道を脱原発の実験場にするな --- 森 修 2018年09月20日
私は北海道で生まれ育ち、大学卒業後就職し各地を転勤したが、東日本大震災の年に札幌の子会社に転籍となり、今回の地震を札幌で経験した。最初に思ったことは真冬でなくて本当に良かった。電気が無くともまだ寒くない。犠牲になった方には本当に申し訳ないが、これは天の啓示に違いない。
もし厳冬期の吹雪の夜に同じことが起きたら、高齢者や生活弱者を中心に10万人単位での凍死者が出るだろう。今の暖房機器は電気がなければ全く稼働しないのだ。これは北海道で生活したものでないと実感できないと思う。
また台風一過後で比較的に天候に恵まれたことも不幸中の幸いだった。もし猛吹雪だったら除雪車も出動できず復旧作業は大幅に遅れていただろう。道東の猛吹雪で車が立ち往生し、死人がでた記憶も道民には生々しいが、内地の方には記憶の彼方になった出来事であろう(北海道では本州3島を内地という)。
運転停止中の泊原発(北電サイトより:編集部)
今回は3日ほどで全道概ね通電したが、吹雪が3日も続けば通電もそれだけ遅れ、飲み水も全て凍ってしまう。氷の世界で人は何時間生きていけるのだろうか?内地の方には想像すらできないことだろう。
復旧の目途が立ったころ、民放のアナウンサーが「コストのことを考えて原発を稼働すべきという人がいるが、大丈夫です、電気は足りています。安心して暮らしてください」という趣旨のコメントをしていた。
こいつは道民を馬鹿にしていると思った。
少なくとも供給力と需要のバランスを示し「厳冬期を想定しても十分な供給余力があるので、不需要期の今は大丈夫です」程度のコメントならわかるが、根拠もなく大丈夫は無いでしょう。冗談でなく戦争中に「大和魂で日本は必ず勝つ」の類です。真っ暗な冷凍倉庫に入って、凍っていくペットボトルを抱え、一晩過ごしてからもう一度コメントして下さい。
もっとも北海道電力の供給余力は泊原発が稼働してこそ生まれるのであって、脱原発のマスコミは根拠を示すことは出来ない。だからデマを流して道民を惑わす。あえて脱原発の是非については述べないが、北海道と内地をつなぐ送電線は60万kwの能力しかない。こんな閉じられた供給システムの中で、脱原発の実証実験はやめてもらいたい。道民はモルモットではありません。
脱原発を目指すならば十分な準備をしてやって下さい。東日本大震災以降、順次原発が休止するなか、たまたま電力の供給力不足による停電は発生していないが、北海道電力だけでなくどの地域も綱渡りの需給バランスだったようだ。今回の地震で内地の人も目を覚まして欲しい。
首都圏直下型の地震や東海、東南海地震が起きた時、日本はヨーロッパとは違い他国から電力供給をうけることができない。日本が北海道になるのです。その時、北海道からは60万kwしか応援できません。今回、道民は分かりました。「原発を止めても電力は足りている」は全くのデマです。日本国民も目を覚ますべきです。道民同様モルモットではありません。
高橋知事へのお願いです。今年の冬は道民の命と生活を守るために、泊原発を再稼働させてください。北海道の冬は、空気や水が必須であるように、電気が無ければ生きていけません。根室沖地震の発生確率がまた上がりました。熊本のように胆振東部地震の本震や札幌周辺で誘発地震があるかもしれません。想定外のことは起こるのです。
原発が無くても電力の供給力が十分につくまでは、内地からの応援が無いに等しい北海道を、脱原発の実験場にするのを止めさせて下さい。実験結果は既に出ました。失敗です。マスメディアのデマから道民の生活を守ってください。
宜しくお願いします。
http://agora-web.jp/archives/2034796.html
23. 中川隆[-13525] koaQ7Jey 2018年9月27日 08:49:37: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18853] 報告
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「原発は動かさない」という思考停止からの脱却を 2018-09-27
北海道電力の苫東厚真発電所の4号機が稼働し、北海道の電力供給は「一息」ついています。
また、北電はメンテナンス中だった知内発電所2号機を、予定を一か月以上も早めて9月25日に再稼働。
結果、電力供給力は461万キロワットとなり、9月の想定ピーク需要は確保が可能となっています。
もっとも、北海道の電力需要は、これから冬にかけて膨張していきます。18年1月のピーク時は、525万キロワットに達しました。
全ての(老朽化発電所含む)の発電機を動かしたとしても、「ギリギリ」の状況が続くだけです。北海道の方々は、突発的な停電やブラックアウトに怯えながら、「北海道の冬」を乗り切らなければなりません。
まさに、発展途上国です。
泊原発を再稼働するしかありません。
『動かぬ原発、老朽火力頼み 思考停止が大規模停電招く エネルギー日本の選択 北海道地震が問う危機(上)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3568510023092018SHA000/
6日午前3時すぎ、緊急地震速報のアラームがなった。「震源は苫東厚真火力発電所に近い」。この情報に北海道電力の社員は身構えた。今の北海道電にとって苫東厚真の役割が重いことを知っていたからだ。
苫東厚真発電所の停止が大規模停電を引き起こした(北海道電力提供)
北海道全域で295万戸が停電するブラックアウト。最大の原因は発電能力の過度な集中だった。電力供給の約半分を出力165万キロワットの苫東厚真火力が一手に背負う。砂上の楼閣のようなアンバランスがなぜ放置されていたのか。
「泊原発が最優先だった」。電力関係者は指摘する。207万キロワットの出力をもちながら停止中の泊原発が再稼働すれば供給が安定するのは確か。問題は安全審査の通過が見通せず再稼働時期がまったくわからないのに、現実を直視した対策を打たなかったことだ。(後略)』
「思考停止が大規模停電招く」という見出しだったため、
「思考停止的に原発を停止していたため、ブラックアウトが起きた」
と、反省の弁を述べるのかと思いましたが、何と、
「思考停止的に原発に固執したから、ブラックアウトが起きた」
という、斜め上の記事でございました。
あのね、火力発電所の建設は場所の選定から含めると、十年はかかるのですよ。
菅直人が「不法」に原発を停止させ、北海道電力は手足を縛られた状況で、北海道民の生活やビジネスを守るためにやれることをやってきました。
2011年時点では原子力規制委員会が、ここまで頭がおかしい(活断層がないことを証明しろ!)組織となるなど、誰にも予想がつきませんでした。しかも、自民党政権になったため、政治がもう少しまともに動く(原発を再稼働させる)と期待しても、仕方がない話です。
そもそも、原発が停止した時点で火力発電の建設に手を付けても、2018年には間に合いませんでした。しかも、火力発電は原油はLNGの輸入を増やすため、北海道の電気料金は確実に上昇します。
北海道電力は、「電力の安定供給」と「電気料金上昇を防ぐ」という課題を「手足を縛られたまま」達成しようとし、原発の耐震化や防災に投資を集中させたのです。それを非専門家の部外者(しかも、道民でもない)日系の記者が、
『再稼働に向けた工事を優先し、他の発電所への投資は後回しになった。当然、全体の電源バランスの改善は進まない。』
などと、偉そうに書く。
吐き気がします。
しかも、日経の記事は、
『原発はいつ、何基を再稼働できるかわからない。頼みの火力発電も老朽化で停止リスクを抱え、特に石炭火力は世界的な地球温暖化対策の流れのなか新設も難しい。早急に思考停止を脱し、災害にも強い電力システムの将来像を固めなければ、日本のエネルギー危機は回避できない。』
ろいう文章で記事を絞めているくせに、原発再稼働には一言も触れない。
「早急に思考停止を脱し、災害にも強い電力システムの将来像を固める」
ために、どうしたらいいのかは一言も書かない。原発再稼働無しで、災害に強い電力システムを早急に構築できるはずがないでしょう。
思考停止に陥っているのは、むしろ日経新聞の方です。
思考停止から脱し、現実の北海道電力危機を解決するために、政府が泊原発の再稼働を決断すれば「冬」にはまだ間に合うのです。
「原発は動かさない」という思考停止からの脱却を!
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12407855100.html
24. 中川隆[-13531] koaQ7Jey 2018年9月29日 08:27:16: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18898] 報告
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北海道の復旧、復興、発展のために(前編)2018-09-29
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12408244056.html
「北海道電力は泊原発を再稼働しなければならない」
と、主張すると、
「北海道に住んだこともない東京都民が何を嘴を突っ込んでいるんだ!」
と、反発する人がいるかも知れませんが、わたくしは小学校は「千歳小学校」です。(もちろん千歳市立千歳小学校)
た〜な〜び〜くけ〜む〜り〜、たるまえの〜。という、千歳小学校の校歌は未だに歌えます。ちなみに、千歳小学校百周年の記念パレードの際に、先頭で大太鼓を叩いていたのはわたくしです。
小学校の頃は、千歳の市民スキー場(まだあるのかな?)やモーラップスキー場で、スキーに明け暮れていました。雪が積もった校庭を踏み固め、スケートリンクを作る「あの儀式」も、何度も経験しています。
というわけで、北海道の「冬」がいかなるものかは嫌というほど知っているのです。金属を触ると、手に貼りつくという極寒も、未だに身体が覚えていますよ。
北海道の冬がいかに残酷であるかを理解しているからこそ、泊原発を動かさなければならないと主張しているのです。
泊原発を再稼働するためには、まずは「地元」が声を上げる必要があります。つまりは、道議会と北海道知事です。
『全道停電「北電の責任重い」 道議会で知事 地震被害1500億円超
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/230038
高橋はるみ知事は20日の道議会代表質問で、胆振東部地震に伴ってブラックアウト(大規模停電)が発生したことに関し「深刻な事態だ。北海道電力の責任は極めて重い」と述べ、北電の責任に初めて言及した。ブラックアウトを含めた今回の災害対応について検証する委員会を早期に設置する意向も示した。
知事は、ブラックアウト発生に関する道の責任をただされ、「道としては、大規模停電の影響をできるだけ緩和していけるよう停電対応のあり方や非常時の備えなどについて検証し、必要な対策を講じる」と述べるにとどめた。』
いや、「必要な対策を講じる」というならば、道議会や道知事は泊原発の再稼働を政府に求めなければならないでしょう。
といいますか、他に「ソリューション(解決策)」があるというならば、是非とも伺いたいところです。現実には、そんなものはありはしません。
結局のところ、緊縮財政、規制緩和、自由貿易というグローバリズムのトリニティを推進してきた日本政府は、地方自治体を含め、
「政府が国民の生命や財産を守る」
という、基本的な義務を放棄したとしか思えません。
ある「専門家」の方に聞いたところ、厳冬期の北海道で今回のようなブラックアウトが起きた場合、死者は数千人(!)にのぼるだろう、とのことでした。
政府の役割を「小さくする」ことを善と考える現在の日本政府や北海道庁にしてみれば、大停電で大勢の住民が凍死する事態になったとしても、
「そんなものは、自己責任」
で済んでしまうのでしょうか。
ならば、政府などいらない。国民を守るために最大限の努力をする。これは政府の「義務」だと信じているわけですが、すでに日本には「政府」は存在しないも同然なのですか?
今回の全道ブラックアウトや、台風により吹き飛ぶ太陽光パネルの数々を見ていて、改めて理解できました。
小さな政府だの、原発を動かさないだのといった「贅沢」は、平時にしか通用しないのです。現在の日本は、すでに「非常事態」に突入しています。
何しろ、厳冬期に北海道電力の老朽化火力発電が緊急停止すると、数千人の「同じ国民」の生命が奪われかねない状況なのです。
ちなみに、未だに「原発再稼働はまかりならない! 太陽光で〜」とか頭のおかしいことを主張する人がいますが、冬の北海道で太陽光発電は役に立ちません。
そもそもが、ベースロード電源になりえないことに加え、雪がパネルに積もるだけで発電不可能になります。しかも、夜はいずれにしても発電できません。
それにも関わらず、イデオロギー的に原発再稼働に反発し、まともな代替案も出さない反原発派や、無策放置主義の北海道知事や道議会には怒りしかわいてきません。
日本国は、北海道に暮らす数百万の「同じ国民」を守るために、原発再稼働を決断しなければならないのです。
その上で、北海道の復旧、復興、発展のために何をするべきかについては、明日、書きたいと思います。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12408244056.html
25. 中川隆[-13530] koaQ7Jey 2018年9月30日 18:17:05: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18922] 報告
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北海道の復旧、復興、発展のために(中編)2018-09-30
9月27日に電事連が「北海道胆振東部地震における 大規模停電の発生について 」という調査報告書を公表しました。
同報告書によって、(電事連は言っていませんが)、
「泊原発を稼働していれば、全道ブラックアウトは起きなかった」
ことが確定しました、電事連や電力関係者は口にしないでしょうから、あえて大声で言います。
「泊原発を稼働していれば、全道ブラックアウトは起きなかった」
電事連の報告書によると、ブラックアウトまでの経緯は以下の通りです。
@ 地震発生直後(地震発生〜周波数回復)
1. 苫東厚真2,4号機停止(発電:▲116万kW:タービン振動検知) により周波数が急低下した。加えて苫東厚真1号機の出力が低下した(発電:▲5万kW:推定)
2. 北本連系設備から緊急的に電力を受電した
3. 周波数の低下により負荷遮断を行なった(需要:▲130万kW)
4. 狩勝幹線、新得追分線、日高幹線の送電線故障により、道東エリア及び北⾒エリアが停電(需要:▲約13万kW)、水力が停止した(発電:水力▲43万kW)
5. 周波数の低下により風力が停止した(発電:風力▲17万kW)
6. 周波数の低下が46.13Hzで止まり、回復方向に切り替わった
7. 中央給電指令所よりバランス停止中の水力・火力発電機に起動指令を行った
8. 北本連系設備や水力のAFC機能により周波数が一時的に50Hzでバランスした
A 地震発生直後(送配電線再送電〜負荷遮断2回目)
9. 狩勝幹線、新得追分線、日高幹線ほかの事故復旧(自動)により道東エリアが復電した
10. 需要増加により徐々に周波数が低下した
11. 中央給電指令所の指令により火力の出力が増加した
12. 苫東厚真1号機の出力が低下した(発電:▲20万kW推定)
13. 周波数の低下により負荷遮断を行った(需要:▲16万kW)
B ブラックアウトまで
14. 苫東厚真1号機停止(発電:▲10万kW推定)したため再び周波数が低下した
15. 周波数の低下により負荷遮断を行った(需要:▲6万kW)
16. 知内1号機、伊達2号機、奈井江1号機が停止した(発電:▲34万kW)
17. 周波数の低下により水力(主に46Hz以下)等が停止するとともに北本連系設備が運転不能となった
18. 北海道エリアがブラックアウトに至った
改めて、電力とは供給側と需要側が一定の周波数の範囲内(北海道は50kh)内で安定させなければなりません。さもなければ、電気機器や発電機が破損します。
ブラックアウトに至るまでの周波数の変動は、以下の通り。
【全道ブラックアウトに至るまでの北海道電力の周波数の変動】
http://mtdata.jp/data_61.html#blackout
周波数の動きを見ると、ブラックアウトの「危機」が三回あったことが分かります(三回目で力尽きた)。
一つ目は、地震により苫東2、4号機が停止し、116万kWが失われた時点。
二つ目が、苫東1号機の出力低下。
三つ目が、苫東1号機の停止を受けた周波数低下による水力の停止と、北本連系設備の停止(本州と北海道を結ぶ線)。
泊原発が稼働していた場合、何しろ200万kwのベースロード電源の発電機が動いているわけですから、苫東厚真のシェアははるかに低かったでしょう。
ということは、そもそも@が起きなかったのです。何しろ、発端は苫東厚真の116万kwの喪失なのです。
しかも、泊原発がある地域の震度は「2」であったため、原発は停止せず、苫東厚真2、4号機の喪失をカバーすることが可能でした。あるいは、他の発電機が出力を上げることで、周波数の低下は起きなかったはずなのです。
もちろん、苫東厚真の1号機が「根性」で発電を続け、周波数が維持された場合、周波数の低下を受けた各発電機の「負荷遮断」の連鎖は起きず、ブラックアウトまでには至らなかったかも知れません。最終的には、苫東厚真1号機が力尽きたことで、ブラックアウトとなりました。
とはいえ、そもそも当初の時点で苫東厚真2、4号機の停止をカバーすることさえできれば、その後のブラックアウトに繋がる負荷遮断の連鎖は起き得なかったのです。
というわけで、泊原発を稼働していれば、今回の全道ブラックアウトは起きませんでした。
それでもなお、
「泊原発が動いていても、ブラックアウトに至った」
「厳冬期の北海道の住民などどうでもいい。とにかく、原発を動かしてはいけない」
と、主張するのですか?
主張するのでしょう。頭がおかしい反原発派のイデオロギー的反原発論により、日本国のエネルギー安全保障は壊され、このままでは北海道は再度のブラックアウトの危機に怯えながら、厳冬期を迎えることになります。
北海道の方々を「同じ国民」「救わなければならない国民」と認識するならば、声に出さなければなりません。
泊原発が稼働していれば、ブラックアウトは起きなかったという「真実」について。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12408547550.html
26. 中川隆[-13434] koaQ7Jey 2018年10月05日 10:09:38: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-19024] 報告
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<北海道地震>原発停止、再生エネ後手…政策の課題映す
10/4(木) 22:34配信 毎日新聞
苫東厚真火力発電所=北海道厚真町で2018年9月12日、本社機「希望」から梅村直承撮影
北海道内で9月6日の地震直後に全域停電(ブラックアウト)が発生してから約1カ月が経過した。今回の問題の背景には原発が動かない中で火力発電に過度に依存する一方、再生可能エネルギーも活用しきれていない実態がある。北海道電力だけでなく、国のエネルギー政策の課題を映し出している。【和田憲二】
◇火発依存リスク 全国に
経済産業省の認可団体「電力広域的運営推進機関」が設置した第三者委員会の分析などによると、地震直後に苫東厚真(とまとうあつま)火力2、4号機(計116万キロワット)が停止し、送電線故障で水力発電計約43万キロワットも停止。地震直前の需要・供給量(約309万キロワット)の半分を失った。一部地域で強制停電を行い綱渡りの調整をしたが、苫東厚真1号機(35万キロワット)も故障で止まり、ブラックアウトに至った。
浮かび上がるのは、泊原発(計207万キロワット)が長期停止する中で、大規模火力の苫東厚真に過度に依存していた問題だ。原発再稼働を見込んで設備投資を控える一方、小規模火力より効率の良い苫東厚真を重視し、コスト優先の供給体制を築いていた。2016年の電力小売り全面自由化後は他社に顧客を奪われ、経営は厳しい。
他電力の関係者は「地震後に起きた発電設備や送電線の故障は設備投資を絞っていた結果」(幹部)と指摘する。ただ、自由化後の競争激化でコスト抑制を追求せざるを得ないのは他電力も同じだ。
再エネの活用にも課題を残した。道内には太陽光と風力で計170万キロワット超の発電設備があるが、地震直後に機器の故障を防ぐため自動停止した。太陽光などは天候による出力変動が大きく、これを調整するには火力発電などの稼働が必要で、太陽光などを全面的に使うまで約1週間かかった。
国は、30年度に再エネを「主力電源化」する方針を掲げ、蓄電池などの技術革新や電力会社間の融通強化を促してきた。しかし、今回の地震で、非常時に安定供給できる体制が確立されていない現状が改めて示された。経産省は「現時点での再エネの実力と課題が明らかになった」として、必要な対策を急ぐ考えだ。
◇牛乳、もろい供給体制 停電で工場稼働できず
全国の生乳(牛乳・乳製品の原料)生産量の半分を占める酪農王国・北海道が被災し、牛乳が一時品薄になった首都圏のスーパーの店頭などでは販売がほぼ正常化した。ただ、他の都府県での生産が先細りする中、北海道に依存する供給体制のもろさが露呈した格好だ。
農林水産省によると2017年度の生乳生産量は前年度比0.7%減の729万トンで、その53%が北海道産。道内で搾られた生乳は毎日専用の貨物船で茨城県の日立港、一般の客船で関西へそれぞれ輸送されている。
台風などで出航できないこともしばしばで、地震直前も台風21号の影響で船が欠航していた。また、牛は暑さに弱く、業界団体Jミルクによると、7〜9月の本州の生産量は前年比2.7%減。そこに北海道地震が追い打ちをかけた。北海道では乳業メーカーの工場が停電で稼働できず9月6〜10日に生乳2万トンが廃棄された。
供給体制の回復が遅れ、首都圏や関西圏で展開するスーパーは「地震後1〜2週間は一部商品が品薄になり、購入できる点数を限って販売したが、9月末には通常の8〜9割に回復した」と話す。
1990年代以降、酪農家と飼育頭数は減少傾向で、この10年で酪農家は3割、飼育頭数は1割減った。高齢化や後継者難への対策も急務となっている。ホクレン農業協同組合連合会は「乳牛を増やして生産量を拡大してきたが、他の都府県の生産を何とか維持してもらいたい」と全国的な供給体制の改善を訴えている。
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1. 中川隆[-13585] koaQ7Jey 2018年11月13日 07:15:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20596]
福島原発事故は既に昔の話で、現在でも原発稼働が危険だという事にはなりません
技術は日進月歩で進歩しています。
最初期の福島原発と最新の原発とを同列には語れないのです。
2018年09月07日
北海道停電で露呈した「原発を稼働しないリスク」
中規模の発電所が一か所停止しただけで北海道はすべての電力を失った
画像引用:https://pbs.twimg.com/media/DmZ8C4bU8AAU1WZ.jpg
原発があれば停電しなかった
9月6日に発生した地震で北海道全域が停電し、翌日までに3分の1ほどが復旧したが、全土の回復には1週間程度かかる。
停電の原因は北海道の電力を半分を発電していた苫東厚真発電所が緊急停止したことで、需要に対して発電量が減ったのが原因でした。
交流電流は周波数を維持するため発電量と使用量が一致する必要があり、発電量が半分に減ると事故の原因になる。
北海道は全体を一つの地域として電力調整していたので、周波数を保てなくなりすべての発電所を停止しました。
もし需給バランスが崩れたまま送電を続けたら、送電線や送電設備、家庭や企業で火災などが発生した可能性があった。
北海道には本州から60万kwの送電を受けることができるが、北海道側の電力がないと供給を受けることができない。
停電の原因になった苫東厚真火力発電所は165万kwで、地震のとき北海道全体の電力の半分を供給していた。
発電所は地震で緊急停止し需給バランスが崩れ、続いて安全のため他の発電所もすべて停止した。
北海道全域の電力回復には苫東厚真火力発電所の稼働が必要だが、破損しているので修理しないと稼働できない。
原発を稼働しないリスク
ここで指摘されているのは2011年から停止している原発が稼働していれば、停電は起きなかったのではないかということです。
北海道には泊原発があり最大出力は207万kWで、1基稼働しただけで苫東厚真火力発電所の半分程度を発電できる。
泊原発のある場所は震度2程度の揺れで、稼働中なら緊急停止したでしょうが、その後運転を再開できた。
北海道のすべての発電所が停止したので外部電源喪失になり、自前のディーゼルエンジンで冷却している。
もし泊原発が稼働中だったら苫東厚真火力発電所が停止しても、停電しないか短時間で解消できた可能性がある。
泊原発が運転停止している理由は地元住民や反原発の反対からで、どこかが壊れているわけではない。
2011年まで日本の電力は大幅に余っていて、常に必要な量の2倍以上の発電能力を持っていました。
原発が停止しても火力で発電するプランだったので、全原発が停止しても停電しませんでした。
反原発や脱原発運動はこれを逆手にとって「電気は余っている」と主張し原発廃止を訴えている。
だが2倍以上の余裕を持たせていたのを「余裕ゼロ」にしていたので、何かあれば供給能力が不足するのは最初から指摘されていました。
北海道全域の停電は起きるべくして起きたので、その原因は原発を停止させた北海道の人たち自身にある。
しかも地震が発生したのは電力需要が少ない秋の9月で、一日で最も電力需要が少ない午前3時だった。
本来なら全域停電などするはずがない好条件だったのに、自らの意思で原発を止めた結果、このような事態に至ったのです。
http://www.thutmosev.com/archives/77471088.html
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2018-09-07
『初の「ブラックアウト」 最大火力停止が引き金
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35092520W8A900C1EA2000/
管内の電力がほぼすべて止まる「ブラックアウト」。日本の電力会社で初めての大きな事故に至ったのは、震源地の近くにある石炭火力発電所、苫東厚真発電所(厚真町)に北海道電力が電力供給を依存していたためだ。
同発電所は1、2、4号機の3つの設備がある。経済産業省によると、4号機は地震後の再稼働に向けた作業の中でタービン付近からの出火を確認。1号機、2号機はボイラーが損傷していた。復旧には少なくとも1週間かかる。北電の荒矢貴洋執行役員は同日の記者会見で「そこまで大きい事故は想定していなかった」と語った。
問題は損傷だけでなく、3基が同時に止まったことにもあった。最大165万キロワットの発電能力が使えなくなり、北海道の使用電力のうち半分程度の供給が瞬時に消えた。
これが北電の持つ他の発電所にも影響した。電力会社は電力の周波数を安定させるため、需要と供給が一致するように発電能力を調整する。北電は北海道全域でこうした調整をしている。苫東厚真が消えると他の発電所も次々に止まり、電力会社として初めての「ブラックアウト」に至った。(後略)』
一か所の火力発電所に北海道という広範囲の半分のエネルギー供給を依存していた。
結果、地震発生により全道がブラックアウト。信号機が停まるレベルの停電が全域で発生。
北海道電力の場合、苫東厚真発電所のような発電シェアが大きい発電所が停まると、周波数が乱れ、他の発電機のタービンが破損する恐れがあります。結果、全道ブラックアウトとなってしまいました。
これが"冬"に起きた場合、どれほど悲惨な事態になったか、想像をしたくありません。
また、先週訪れ、今週末にも講演のお仕事で訪れる予定の札幌が、あんな有様になるとは・・・。熊本地震後の阿蘇市にように、道路が数メートルも陥没。
液状化で建物が傾き、電柱が倒れる。
全道ブラックアウトであるため、JR全線も航空便もストップ。現代文明がいかに「電力」に依存しているかが分かります。
しかも、全面停電で直流を交流に変換する設備も止まり、本州と結ぶ連系線を使うこともできませんでした。
泊原発停止の影響は、まだ書きません。書きませんが、いずれにせよ「特定の何か」に依存した状況で「安全保障」など成り立たないという現実を、全道ブラックアウトはまざまざと見せつけてくれました。
繰り返しますが、
「このままでは大地震など自然災害で国民の生命や財産がみすみす奪われる」
「このままでは、大停電(ブラックアウト)が起きかねない」
と、しつこく警告していたわたくしにしても、今回の事態は全く喜んでいません。ただ、ひたすら悲しいです。
ブラックアウトなど、起きないにこしたことはないのです。とはいえ、これほどまでにエネルギー安全保障を疎かにしている以上、ブラックアウトは起き得るし、実際に起きてしまいました。
これだけ自然災害が多発し、ブラックアウトまで発生したにも関わらず、それでも、
「防災の強化のために政府は支出するべきだ」
「エネルギー安全保障強化のために、FITは廃止し、原発を全て再稼働するべきだ」
という声が高まらないとしたら(高まらないでしょうが)、我が国はもうおしまいです。亡国まっしぐらです。
といいますか、ここまで愚かな国が亡国に至らないとしたら、むしろ"歴史”に対して失礼なような気がしてきます。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12403205183.html
4. 中川隆[-13620] koaQ7Jey 2018年9月07日 18:40:23: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18307] 報告
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全国空港乗降客数 GRFのある部屋 2018年 09月 07日
https://tannoy.exblog.jp/30033898/
昨日の北海道の地震で、震源地近くにあった火力発電所が停止して、その影響で、北海道中の発電所が動かなくなっています。夜には一部復帰したのですが、全道で300万世帯が真っ暗な夜を迎えます。
北海道中、どこに行っても電気が供給されない異常事態です。食事も取れないし、勿論、テレビやインターネットも出来ません。頼りの携帯電話は、バッテリーが無くなりつつあります。くるまが普通の人の唯一の電源供給手段ですから、その車にガソリンを入れる人の長い列が並びました。
コンビニの冷蔵品は電源がなくなれば、ダメになります。きょうはその冷凍でなくなった商品を、店頭で配っていました。お店の冷蔵庫が使えなくなり、食材がだめになるまえに焼き肉にして、おみせのまえで無料で配っている焼く肉屋さんもいました。皆、助け合いをしているようです。
昼間の間に、食材の仕入れを行うために三時間待ちで店頭に並んだようです。しかし、それを調理する方法がないのです。ガスは一部通っているようですが、夜になれば調理が大変危なくなります。真っ暗な街では不安が募ります。
困るのは、旅行者でしょう。東京に帰るはずの人たちや、外国からの観光客は泊まるところの確保も必要です。全道中の列車や高速も止まっているし、飛行機も千歳が封鎖されているから、ホテルは連泊が可能でしょうが、食べるものもないし、電気が使えなければお風呂にも入れません。すべて電気モーターに頼っているからです。泊まり客の食事もどのように作るのか、大変です。
今日の夕方の大洗からのフェリーボートには、関東地方の警察、自衛隊、救助隊、医療チーム、電力会社の作業員等が、夕方のフェリーで苫小牧に向かいました。明朝から活躍することでしょう。
北海道は、独立した島です。本州から電気もガスも水も供給できません。本州側の電力会社のように融通することが出来ないのです。現在は青函トンネル経由で、60万キロワットとが限界ですが、来年の3月までに、1.5倍増やした90万キロワットが増電可能になります。まだいまは工事中です。
北海道全体では、普通で300万キロワット必要ですから、最大500万キロぐらいの消費量になります。それらを万遍なく供給するには、現在の供給量(14%ぐらい)を五倍ぐらい上げ無くてはなりません。まだ真夏だから生き死ににはなりませんが、真冬なら大変なことです。停電即、命の心配になります。これは北電の問題ではなく、政治の問題です。北海道ばかりではなく、東京も準備しておかなければなりません。
全国空港乗降客数一覧 (平成29年統計)
順位 空港名 国内線 国際線 合計/一日
1 東京国際空港(羽田) 68,367,662 16,895,012 233,596
2 成田国際空港 7,540,249 31,091,309 105,840
3 関西国際空港 6,848,636 21,036,154 76,397
4 福岡空港 17,629,158 6,167,691 65,197
5 新千歳空港 19,428,246 3,290,366 62,243
6 那覇空港 17,435,393 3,537,689 57,460
7 大阪国際空港(伊丹) 15,597,777 0 42,734
8 中部国際空港(セントレア) 5,936,543 5,509,055
31,358
9 鹿児島空港 5,332,140 286,000 15,392
10 仙台空港(仙台国際) 3,100,326 270,124 9,234
現在、大量の観光客が日本に押し寄せていますが、関空が使えず、千歳も閉鎖されている現在は、8万人の旅行客が、旅行を中止しているか、世界中の空港で足止めをされています。日本人観光客は、福岡や名古屋などの代替えの空港を探しますが、外国人は旅行を中止するでしょう。
加えて、夢の都市、札幌がじつはこれほどまでもインフラが脆弱だったと言うことは世界中に配信されています。今回の地震、それによるインフラの停止が、世界中の札幌への憧れを削がなければ良いのですが。
停電は、二三にちで復旧するでしょうが、関空の橋は簡単には直りません。まず、つぶれた橋を取り除いて、電車を通すのに何日かかるかです。損傷した橋を外さなければ何も始まりませんが、準備にどれだけを必要とするか、まだ調査段階だと思います。現在、伊丹空港は、完全に国内専用です。毎日4万人も使用している日本でなごやよりおおきな七番目の空港ですが、国際線はゼロです。神戸は、名ばかりの国際空港で、年間たった110人です。代替えに神戸空港などを緊急に国際空港にしないと、大阪経済は相当な損害を被るでしょう。
https://tannoy.exblog.jp/30033898/
5. 中川隆[-13631] koaQ7Jey 2018年9月08日 06:13:26: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18325] 報告
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北海道ブラックアウト 最大の火力発電所からドミノ倒し 2018年9月7日04時57分
地震に襲われた北海道のほぼ全域が一時停電した。最大の火力発電所がダメージを受けて需給のバランスが崩れ、ドミノ倒しのように発電所が止まった。完全復旧までは1週間以上かかる見通しだ。
「極めてレアなケース。すべての電源が落ちるリスクは低いとみていた」
6日午後、札幌市の北海道電力本店。停電で薄暗い1階ロビーに設けられた会見場で、真弓明彦社長は、こわばった表情で話した。
今回の停電は、離島などを除く北海道のほぼ全域で発生した。電気事業連合会によると、大手電力会社のほぼ全域に及ぶ大規模停電は初めてだ。
今回の停電の発端となった苫東厚真火力発電所(北海道厚真町)は、北電で最大の火力発電所であり、3基の能力は計165万キロワット。地震でとまり、北電は、この時点の供給力の半分以上を一気に失った。需給のバランスが崩れ、その影響がほかの発電所にも及んで停止。道内全域の停電に追い込まれた。
経済産業省が想定していた北海道での発電設備トラブルによる供給力減少は129万キロワット。「(165万キロワットは)想定外だった」と担当者も話す。
電気はためることができないため、必要な分だけを発電所で出力を細かく調整しながら供給する。そのバランスをみるための指標が「周波数」だ。発電機の回転速度にあたる。
電気の供給が増えると周波数は高くなり、需要が増えると周波数は低くなる。北海道を含む東日本では周波数を常に50ヘルツになるように制御している。
しかし、需要と供給のバランスが急激に崩れて周波数が乱れると、タービンの故障やシステムの異常が起こりやすくなる。これを避けるため、電力の供給を自動的に遮断する仕組みが元々備わっている。
大阪電気通信大の伊与田功教授(電力系統工学)は「北海道各地で電気の遮断がドミノ倒しのようにいっせいに起き、すべての発電機が電気系統から離れて広域で停電する『ブラックアウト(全系崩壊)』が起きた」と話す。
今後は、とめていた水力発電を動かし、そこでつくった電気を使って火力発電などを順次、稼働させていく。ただ、十分な供給力を確保するには、ボイラーやタービンを損傷した苫東厚真火力の復旧が欠かせず、1週間以上かかるという。
もし冬だったら…
今回の大停電は「想定外」とは言い切れない。
2011年の東日本大震災では、東京電力福島第一原発など多くの原発が止まり、首都圏では計画停電が実施された。一カ所に多くの発電設備を置く「集中立地」のリスクへの対応は、震災の教訓の一つだった。
北海道での大停電が、暖房などで電力がより必要な冬に起きていたら、被害はさらに大きくなった可能性がある。
電力会社間の電力の融通にも課題が残った。
北海道と本州の間には電力をやりとりできる「北本連系線」があり、頼みの綱のはずだった。
距離が長くても送電が安定するよう直流を採用しているため、北電が本州から電力を受け取るには、北海道側で受け取った直流から通常の交流に変換しなければならない。変換の装置を動かすために交流の電気が必要だが、停電のために調達できず、すぐに使えなかった。
しかも、連系線の能力は最大60万キロワット。苫東厚真火力の発電能力の2分の1に及ばない。北電は外部電源がいらない新しい連系線を本州との間に建設しているが、今回の事態には間に合わなかった。
大阪府立大の石亀篤司教授(電力システム工学)は「本州から受け取れる電力は多くなく、北海道内はほぼ独立した系統。地震の発生が(電力消費の比較的少ない)未明で発電所の多くが止まっていたため、出力のバランスを維持するのが難しかったのではないか」とみる。
同様の大規模停電が北海道以外で起きる可能性はあるのか。ほとんどの電力会社は、複数の電力会社と外部電源が必要でない連系線でつながっている。石亀さんは「可能性は低いだろう」とみる。
一方、電力のシステムに詳しい荻本和彦・東京大特任教授は「地震はどこでも起こりうるので、電源の種類や場所を分散することで停電リスクを減らすことが重要だ。だが、完璧にするのは難しいので、大規模停電が起きた際の減災対策を考えておく必要がある」と指摘する。
https://www.asahi.com/articles/ASL966Q4QL96ULFA044.html?ref=yahoo
北海道で計画停電を検討 10日開始も、1回2時間ほど 9/7(金) 21:22配信
6日未明の地震によって北海道で相次いだ発電所の停止を踏まえ、政府は道内での計画停電の検討に入ったことを明らかにした。地域と時間を事前に決めておく停電で、需給が厳しくなれば週明け10日にも踏み切るという。実施されれば、東日本大震災直後の2011年3月に首都圏で行われて以来となる。
地震による停電は一時、道内ほぼ全域の295万戸に及んだ。政府は、老朽発電所の再稼働などによって週末の8日中にいったん停電をほぼ解消できる、との見通しを示した。ただ、ピークをまかなうことは難しいとして、8日から1割程度の節電を道民や企業に要請する。数値目標付きの節電要請は13年冬に北電が行って以来だ。
工場や企業が本格的に動き需要が増える週明けになって、節電がうまくいかなかったり、発電所が故障したりした場合には、計画停電に踏み切る可能性があるという。1回2時間ほどを想定し、準備する。
世耕弘成経済産業相は「計画停電は極力回避をしたいので、道民のみなさまには最大限の節電へのご協力を改めてお願いしたい」と呼びかけた。
北海道庁によると、7日午後10時までに停電が解消したのは218万戸。一時停電した295万戸の7割超にあたる。
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朝日新聞社
6. 中川隆[-13630] koaQ7Jey 2018年9月08日 06:15:57: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18325] 報告
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震度2で電源喪失寸前だった北海道・泊原発「経産省と北電の災害対策はお粗末」
地震学者 西岡千史 2018.9.6
https://dot.asahi.com/dot/2018090600047.html?page=1
北海道を震度7の地震が襲った。気象庁によると、地震の発生は6日午前3時8分、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.7で、震源の深さは約40キロと推定されている。
地震地質学が専門の岡村真・高知大名誉教授は、今回の地震について「石狩平野には馬追丘陵から南北に延びる地域に活断層が存在すると推定されていて、震源は石狩低地東縁断層帯の東側と思われる」と分析している。震源に近い厚真町などでは家屋の倒壊や土砂崩れが発生し、生き埋めの被害も出ている。
これまで北海道では、太平洋側に延びる千島海溝でM9クラスの地震が想定され、前回の発生から約400年が経過していたことから「切迫性が高い」と警戒されていた。だが、岡村氏によると「千島海溝との関連性は低い」という。
「今回は内陸で起きた地震で、規模としてはそれほど大きなものではなかった。ただ、震源が深く、石狩低地帯は地盤が弱いところが多いため、地盤災害が広がったと思われます。余震も想定されることから、土砂崩れが起きる地域に住む人は警戒を続けてほしい。また、捜索活動を続ける人も、二次災害に気をつけてほしい」(岡村氏)
さらに、被災地を混乱させているのは295万戸におよぶ道内全域の停電だ。道内の信号機はストップし、固定電話や携帯電話がつながらない地域も出ている。
「2003年のニューヨーク大停電のとき、日本では複数の系統から電源を確保しているから、1つの発電所のトラブルが原因で広範囲の停電は起こりにくいシステムになっていると言われてきた。なぜ、こんなことが起きたのか。訓練も行われていなかったのか。今後、徹底した調査による原因究明が必要です」(岡村氏)
なかでも驚かされたのが、北海道電力の泊原発(泊村)で外部電源がすべて失われたことだ。泊村の震度は2。にもかかわらず、現在は非常用ディーゼル発電機で、燃料プールにある使用済み核燃料1527体の冷却を続けている。幸いにも、3基の原子炉は運転停止中だった。
2011年の東京電力福島第一原発事故による大きな教訓は、大規模災害が起きても「絶対に電源を切らさないこと」だったはずだ。それがなぜ、わずか震度2で電源喪失寸前まで追い込まれたのか。
「泊原発には3系統から外部電源が供給されていますが、北電の中で3つの変電所を分けていただけと思われる。北電全体がダウンしてしまえばバックアップにならないことがわかった。今回の地震で、揺れが小さくても外部電源の喪失が起きることを実証してしまった。『お粗末』と言うしかありません」(岡村氏)
北電によると、地震発生直後に同社最大の火力発電所、苫東厚真発電所が緊急停止。電力供給の需要と供給のバランスが崩れたことで周波数の低下が起き、他の発電所も運転が止まった。苫東厚真発電所の復旧は、少なくとも1週間かかるという。泊原発の非常用ディーゼル発電は最低7日間稼働できるというが、「事故にならなくてよかった」ではすまされない。
「北電だけの問題だけではなく、監督官庁である経産省や原子力規制委員会にも責任がある。このような事態が起きることを想定して、原発施設の電源確保の仕組みをチェックしていなかったということ。これは大問題です。近づく南海トラフ地震でも、すべての火力発電のブラックアウトを想定しておくべきです」(岡村氏)
現在、発電所の再稼働に向けて作業が行われているが、電力復旧のめどは立っていない。もし、泊原発で非常用のディーゼル発電が故障などで使えなかった場合は、“最後の砦”であるガスタービン電源車に頼らざるをえなかったことになる。今回の地震は「原発への電源供給」という災害対応の“基本中の基本”に問題があったことを明らかにした。(AERA dot. 編集部・西岡千史)
※6日午後、厚真町鹿沼で震度7を観測していたと気象庁が発表したため最大震度を修正しました
7. 中川隆[-13624] koaQ7Jey 2018年9月08日 11:02:58: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18328] 報告
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北海道のブラックアウト、なぜ起きた?
電力需要の半分を賄っていた苫東厚真発電所が落ちた 2018年9月8日
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/022700115/090700147/?P=1
[日経エネルギーNext2018年9月7日付の記事を転載]
まさか日本で「ブラックアウト」が起きるとは――。
9月6日午前3時8分頃、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震が発生。北海道全域で全域停電、いわゆるブラックアウトが起きた。一時は、北海道内のほぼ全世帯に当たる295万戸で停電した。
北海道で震度7 地震で停電したままの札幌市中心部=6日午後6時38分(出所:共同通信イメージズ)
ブラックアウトの発生は、9電力体制のスタート以来、初めてのことだ。東日本大震災によって東京電力・福島第1原子力発電所事故が発生し、津波で太平洋沿岸部の発電所が被災した時でさえ、ブラックアウトは起きなかった。
では、なぜ今回、ブラックアウトが起きたのか。原因を端的に言えば、北海道電力・苫東厚真火力発電所(厚真町)の一極集中だ。
苫東厚真は石炭火力発電所で、3機合計で定格出力が165万kW。道内最大規模を誇る。北海道電力によると、地震発生時、道内需要310万kWの約半分を苫東厚真が賄っていたという。
電気は貯めることができない。常に需要(電力の使用量)と供給(発電量)を一致させておく必要がある。今回のように、需要は変わらないのに供給が減ると、過負荷の状態となり、周波数が低下する。
周波数の低下は、停電発生を意味する。各変電所に設置してある周波数低下防止装置(URF)が、周波数が一定値以下になったことを検知すると、停電が他の地域に広がらないように系統を遮断する。停電しているところに電気が流れると通電事故が発生したり、設備が損傷してしまうためだ。一方、発電所も周波数の低下を検知すると、自動で停止し、系統から自らを切り離す(解列する)。
今回、震源地の近くに立地する苫東厚真火力発電所は、かなり揺れたはずだ。地震発生からほどなくして苫東厚真発電所は停止しただろう。その瞬間に、道内の供給は一気に半分に落ち込み、周波数が急激に低下した。
北海道は人口も少なく、電力需要自体が小さい。北電が発表した9月7日の最大需要予測は380万kW。例えば、東電の最大需要は4700万kW弱。北電エリアの10倍以上だ。仮に東電エリアで苫東厚真と同規模の発電所が停止したとしても、供給の急激な落ち込みにはならない。
地震発生が深夜で、電力需要が日中よりも小さく、他の発電機の稼働が少なかったことも、苫東厚真の脱落の影響度を大きくした。通常であれば、他の発電機が周波数の低下を検知して、出力を上げるなどの動きをする。だが、今回は苫東厚真の脱落分を回復させる手立てがなかった。
こうして苫東厚真発電所の周辺部から、周波数の低下は徐々に道内に広がった。いくら系統を遮断しても、需給のバランスは取れず、ドミノ倒しのように停電エリアが広がっていった。同時に、発電所も連鎖的に停止した。こうして、北海道はブラックアウトしたのだ。
なぜ苫東厚真発電所の一極集中は起きたのか
では、なぜ苫東厚真の一極集中は起きたのか。理由は、推測も含めて様々ありそうだ。
まず第1に、苫東厚真が高効率な石炭火力発電所であったことだ。発電所の効率性は規模に比例する。道内最大規模の苫東厚真は、発電コストが安価で、北電にとって競争力のある電源だったはずだ。
ある大手電力幹部は、「電力自由化が進む中、発電コストが安い発電所を稼働させたいと考えるのは普通のこと。苫東厚真発電所は北電エリアで最も大規模な石炭火力。これを動かしたいと思うのはよく分かる」という。
北海道の小規模な電力需要に対して、苫東厚真は規模が大きい。ただ、競争を勝ち抜いていくためには、大規模な設備が必要だというのは十分に理解できる話だ。
第2が、北電・泊原子力発電所が稼働していなかったこと。「泊原発が動いていれば、苫東厚真をフル稼働させる必要はなく、脱落による供給の急減は起きなかった」という声も聞こえてきた。ただ、泊原発も地震検知によって停止する可能性があり、これが根源的な解決法になるのかどうかは分からない。
第3が、本州との連系線の強化だろう。北海道と本州をつなぐ北本連系線の現在の容量は60万kW。東日本大震災後の議論を経て2019年には90万kWに拡張することが決まっている。
仮に、苫東厚真の脱落による影響が、北本連系線の容量以下であれば、本州からの送電によってブラックアウトを回避できた可能性がある。
そして第4が、電力網(系統)が大きすぎることだ。大規模集中の電力システムは、大規模で高効率な発電所から、広域に送電することを前提として作られている。だからこそ、苫東厚真のような大規模な発電所が脱落したときには、連鎖的に停電が広がる範囲が大きい。
近年、再生可能エネルギーの普及拡大は凄まじい勢いで進んでいる。配電網内に設置した分散電源を融通しながら利用する系統技術も開発が進んできた。例えば、大規模な発電所が脱落して送電ができなくなった時に、すべてを停電させるのではなく、分散電源を備えた配電網を一時的に送電網から切り離せば、完全な停電にならずに済む。
現在、太陽光発電などの分散電源は、周波数低下を検知すると、大型火力などと同様に自動で停止するようになっている。今回の地震の影響がなかった発電所が停止した中には、大規模な発電所だけでなく、再エネ発電所も含まれている。
少しでも停電の影響を軽微にするための方法には、様々な選択肢がある。長い時間をかけて構築してきた大規模集中型の電力システムの中での改善もあれば、分散型の電力システムを取り入れる方向での選択もあるだろう。
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まさか日本で「ブラックアウト」が起きるとは――。
9月6日午前3時8分頃、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震が発生。北海道全域で全域停電、いわゆるブラックアウトが起きた。一時は、北海道内のほぼ全世帯に当たる295万戸で停電した。
北海道で震度7 地震で停電したままの札幌市中心部=6日午後6時38分(出所:共同通信イメージズ)
ブラックアウトの発生は、9電力体制のスタート以来、初めてのことだ。東日本大震災によって東京電力・福島第1原子力発電所事故が発生し、津波で太平洋沿岸部の発電所が被災した時でさえ、ブラックアウトは起きなかった。
では、なぜ今回、ブラックアウトが起きたのか。原因を端的に言えば、北海道電力・苫東厚真火力発電所(厚真町)の一極集中だ。
苫東厚真は石炭火力発電所で、3機合計で定格出力が165万kW。道内最大規模を誇る。北海道電力によると、地震発生時、道内需要310万kWの約半分を苫東厚真が賄っていたという。
電気は貯めることができない。常に需要(電力の使用量)と供給(発電量)を一致させておく必要がある。今回のように、需要は変わらないのに供給が減ると、過負荷の状態となり、周波数が低下する。
周波数の低下は、停電発生を意味する。各変電所に設置してある周波数低下防止装置(URF)が、周波数が一定値以下になったことを検知すると、停電が他の地域に広がらないように系統を遮断する。停電しているところに電気が流れると通電事故が発生したり、設備が損傷してしまうためだ。一方、発電所も周波数の低下を検知すると、自動で停止し、系統から自らを切り離す(解列する)。
今回、震源地の近くに立地する苫東厚真火力発電所は、かなり揺れたはずだ。地震発生からほどなくして苫東厚真発電所は停止しただろう。その瞬間に、道内の供給は一気に半分に落ち込み、周波数が急激に低下した。
北海道は人口も少なく、電力需要自体が小さい。北電が発表した9月7日の最大需要予測は380万kW。例えば、東電の最大需要は4700万kW弱。北電エリアの10倍以上だ。仮に東電エリアで苫東厚真と同規模の発電所が停止したとしても、供給の急激な落ち込みにはならない。
地震発生が深夜で、電力需要が日中よりも小さく、他の発電機の稼働が少なかったことも、苫東厚真の脱落の影響度を大きくした。通常であれば、他の発電機が周波数の低下を検知して、出力を上げるなどの動きをする。だが、今回は苫東厚真の脱落分を回復させる手立てがなかった。
こうして苫東厚真発電所の周辺部から、周波数の低下は徐々に道内に広がった。いくら系統を遮断しても、需給のバランスは取れず、ドミノ倒しのように停電エリアが広がっていった。同時に、発電所も連鎖的に停止した。こうして、北海道はブラックアウトしたのだ。
とはいえ全面復旧には時間がかかる
復旧に向けた作業は急ピッチで進んでいる。まずは止まっていた水力発電を再稼働させ、その電気を使って、停止した発電所を動かし始めた。9月6日午後には、砂川発電所(砂川市)が稼働し、旭川エリアの一部で停電が解消した。その後も、複数の発電所を稼働させ、9月7日午前に約5割の停電が解消した。
ただ、完全復旧には時間がかかりそうだ。
北電が発表した9月7日の発電所の稼働予定を足し合わせ、北本連系線を使った本州からの送電分を足し合わせても、約310万kWにしかならず、最大需要380万kW (予測)には届かない。苫東厚真発電所を復旧させないことには、供給力不足が解消しないのだ。
ただ、苫東厚真は、1、2号機でボイラー配管の損傷が見つかっている。また、4号機はタービンで火災が発生。復旧には一定の時間を要すると見られる。
送電鉄塔など送配電設備の損傷もある。停電解消には、こうした設備の修復も必要だ。北電は「復旧には1週間程度はかかる」としている。
JEPXのスポット取引も中止
9月6日午後6時、日本卸電力取引所(JEPX)は「北海道エリアのスポット取引を北海道エリアの需給バランスが改善されるまでの間、中止」する旨を告知した。当面、北海道エリアの電力取引は中断されることが決まった。全面自由化後、市場閉鎖は初めてである。
「需要に対して供給力が決定的に不足している状況で市場閉鎖な当然」と小売電気事業者幹部は受け止める。ただ、新電力もブラックアウトは初めて経験だ。「復旧までの小売電気事業者の責任や負担が明確に分からず、対応に関連する情報収集を急いでいる」と話す。
JEPXが北海道エリアの取引再開の条件に挙げる「需給バランスの改善」は、「苫東厚真の復旧がカギ」(JEPX幹部)だ。
災害時の大手電力会社の対応は、かねて称賛に値するものだ。形式ばったルールなしに、他地域の電力会社が応援に駆けつける。今回も既に昨日の段階で、大手電力各社が電源車や応援人員を送っている。いまこの瞬間も、最大限の努力をもって復旧作業を進めていることだろう。
一刻も早い復旧を願うとともに、ブラックアウトの経験を今後に活かす議論を始めたい。
8. 中川隆[-13646] koaQ7Jey 2018年9月08日 11:19:23: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18361] 報告
▲△▽▼
ブラックアウトと原子力発電 2018-09-08
今回の北海道のブラックアウトは、
(1) 泊原発を再稼働できない状況で、
(2) 複数の火力発電機がメンテナンスに入らざるを得ず、
(3) 165万kwという北海道の電力需要の半分を担う苫東厚真火力発電所が停まり、
(4) 周波数が大きく乱れ、他の発電機が自動停止した
というメカニズムだったと考えます。
誤解している人がまだいますが、電気とは十分な蓄電が未だに不可能で、今、消費されている電気は、今、生産されています(発電機で)。電力会社は一定の周波数の範囲内で、需要と供給を合わせなければなりません。
苫東厚真火力発電所のように極端にシェアが高い発電機が停まると、 周波数の許容範囲を超えてしまいます。すると、接続されている電気機器や発電機が故障してしまうため、各地域の発電所がシャットダウンされ、ブラックアウトとなりました。
というわけで、ポイントは、
「泊原発が稼働していた場合、苫東厚真火力発電所が停まっても周波数の変動許容範囲内で、ブラックアウトは起きなかったのではないか?」
になります。この辺りは、今後の検証を待つとして、それ以前に、
「一つの発電所に域内電力の半分を委ねざるを得ない時点で、エネルギー安全保障は成り立っていない」
という現実を、国民は理解するべきです。
『北海道ブラックアウト 最大の火力発電所からドミノ倒し
https://www.asahi.com/articles/ASL966Q4QL96ULFA044.html
地震に襲われた北海道のほぼ全域が一時停電した。最大の火力発電所がダメージを受けて需給のバランスが崩れ、ドミノ倒しのように発電所が止まった。完全復旧までは1週間以上かかる見通しだ。
「極めてレアなケース。すべての電源が落ちるリスクは低いとみていた」
6日午後、札幌市の北海道電力本店。停電で薄暗い1階ロビーに設けられた会見場で、真弓明彦社長は、こわばった表情で話した。
今回の停電は、離島などを除く北海道のほぼ全域で発生した。電気事業連合会によると、大手電力会社のほぼ全域に及ぶ大規模停電は初めてだ。
今回の停電の発端となった苫東厚真火力発電所(北海道厚真町)は、北電で最大の火力発電所であり、3基の能力は計165万キロワット。地震でとまり、北電は、この時点の供給力の半分以上を一気に失った。需給のバランスが崩れ、その影響がほかの発電所にも及んで停止。道内全域の停電に追い込まれた。
経済産業省が想定していた北海道での発電設備トラブルによる供給力減少は129万キロワット。「(165万キロワットは)想定外だった」と担当者も話す。(後略)』
いやいや、泊原発を動かさず、苫東厚真火力が需要の半分を担っている時点で、165万kwの供給力減少は「普通に起きえる事態」でしょう。子供でも理解できる話です。
結局、東日本大震災後に原発を「政治的」に停め、しかも代替の安定電源を増やすどころか、再生可能エネルギーなどという「ビジネス」にはなるものの、電力の安定供給には糞の役にも立たない電源を増やし、エネルギーミックス崩壊を放置していた「ツケ」が出始めているという話です。
相変わらず、イデオロギー的に反原発な連中が多いですが、だったら原発に変わる「エネルギーミックス強化」になりえる電源を教えて下さい。ちなみに、火力はダメです。理由は、原油、石炭、LNGなど、我が国はほとんど自給できないためです。
火力を増やしたところで、エネルギー自給率は下がります。電力会社の収益も悪化し、使用済み核燃料の処理や廃炉の技術開発すら不可能になります。
さらには、メンテナンスコストが削られることで、日本の停電率は上がっていくことになります。もちろん、電気料金も上がりますが、それでいいんだ?
別に、未来永劫、原発を使うべきとは言いませんが、とりあえず日本はエネルギー安全保障回復のために、原発を稼働しなければならないのです。
また、未だに「地震で原発が〜」などと適当なことを書いている人がいますが、日本の原発は福島第一原発の事故後、耐震性が著しく強化されています。しかも、東日本大震災の際には、福島第一原発をはじめ、全ての原発は普通に自動停止しました。
福島第一の事故は、津波による電源喪失。ただ、それだけです。電源喪失の結果、冷却ポンプが動かせなくなり、事故に至ったのです。
建屋の屋上にディーゼルの発電機があれば、それで済んだ話なのですよ。
今回の泊原発も、外部からの電源供給は止まった(そりゃそうでしょう)ため、非常用発電機でポンプを動かし続けました。
上記が「事実」であるにも関わらず、共産党の小池晃を代表に、今回のブラックアウトを反原発に利用しようとする連中が少なくなく、吐き気がします。
繰り返しますが、だったら原発に変わる、エネルギー自給率を高める電源を、それも「今すぐ」に使える電源を教えて下さいよ。それができないなら、せめて口をつぐめ。
今回のブラックアウトは、反原発に固執し、エネルギー安全保障の劣化を放置し、一つの発電所に供給の半分を委ねなければならない事態に追い込んだ「政治家」「言論人」そして「国民」の責任なのです。
次なるブラックアウトを回避するためにも、日本はエネルギーミックスのバランスを回復する必要があります。そのためには、原発を稼働せざるを得ないのです。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12403443295.html
9. 中川隆[-13645] koaQ7Jey 2018年9月08日 11:35:27: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18361] 報告
▲△▽▼
泊原発を緊急再稼働させるべきだ 2018/09/06
だから散々言っただろう。電力は、足りてるからいいってもんじゃねえんだよ。原発反対のバカは、人殺しだ。泊は震度2から3だろ。
バカのヒステリーに振り回されて、電気がなく治療を受けられず死んでいく奴の方が圧倒的に多いんだからな。
そういう話はマスコミには、流れない。
http://www.nikaidou.com/archives/105729
10. 中川隆[-13641] koaQ7Jey 2018年9月09日 10:53:23: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18382] 報告
▲△▽▼
続 ブラックアウトと原子力発電 2018-09-09
こと原発関連のエントリーを書くと、日本語が分からない連中が次々に出現してウンザリするのですが、わたくしは、
「原発に変わる、エネルギー自給率を高める電源を、それも「今すぐ」に使える電源を教えて下さい」
と、書いているんですよ。
反原発派は、すぐに火力を増やせどうのと言い出しますが、火力発電所の新設には、土地の選定から数えると、少なくとも十年は必要です(原発は二十年だそうです)。
十年間は「今すぐ」なの?
日本のエネルギー安全保障は、すでに崩壊状態であったことを、全道ブラックアウトが証明しました。つまりは、「今すぐ」改善しなければならないのです。
それにも関わらず、火力発電の強化を未だに言っている・・・。
そもそも、北海道電力を含む日本の電力会社の火力発電所は老朽化し、使用に堪えないものが少なくないのです。それを、騙し騙し使わざるを得ない状況に追い込まれていたのです、日本の各電力会社は。
火力発電を強化するどころか、一部の発電所は取り壊しをしなければならない時期に至っています。
老朽化が進んだ結果、当然ながら、メンテナンスの回数も激増し、電力会社は供給を維持するために綱渡りを強いられていました。
2010年度の北海道電力における火力発電所のトラブル件数は52件。2016年は82件。着実に増えてきていますが、当然です。
北海道電力の奈井江発電所では、わたくしよりも年上の発電所が現役なのですよ。半世紀近く稼働し続けてきた老朽化発電所が、身体に鞭打って動き続けています。
それはまあ、トラブルやメンテナンスが増えて当然です。
北海道地震の死者数は35人を越えました。
停電はほぼ解消しましたが、何しろ上記の有様なので、いつ次の発電機の故障があるか分かりません。
といいますか、最大火力である苫東厚真発電所が復旧していないため、建設後半世紀近い「老体」がフル稼働し、ようやく供給を確保している有様です。
『北海道で2割節電要請 経産相、停電はほぼ解消
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3514610008092018MM8000/
北海道で震度7を観測した地震で、世耕弘成経済産業相は8日夜、道内に平常時より2割の節電を呼びかける考えを示した。地震による停電はほぼ解消したが、週明けの電力需要増などに備え、これまで1割としていた目標を引き上げる。被災地では空路や鉄道の再開が進む一方、約2万6千戸が断水するなどインフラの復旧は途上だ。
節電目標の引き上げは老朽化した火力発電所の故障リスクなどを踏まえた。世耕経産相は記者団の取材に「土砂崩れなどで立ち入り困難な一部地域を除き、8日中に停電を解消させる予定だ」と説明。大規模停電の再発を防ぐため、万一の場合に計画停電を実施する方針も改めて示した。(後略)』
苫東厚真発電所が復活したところで、老朽化火力に一定の電力供給を依存せざるを得ないという状況は変わりません。
ちなみに、来年2月には石狩湾新港発電所が動き出しますが、当初は1号機だけなので、出力は56.94万Kwのみ。2号機以降は、2023年以降の稼働予定です(さすがに早めたいところでしょうが)。
また、2019年までに運転年数が40年を超す老朽化火力は、132万kw。石狩湾1号機が動き出したところで、老朽化火力の稼働は続かざるを得ません。泊原発が再稼働しない限りは。
結局、石狩湾1号機が動き出しても、北海道の電力供給は、苫東厚真発電所に極端に依存する構造は変わらないのです。
目の前に危機があり、その解決方法も明らかである。
無論、「未来永劫」の解決策ではなく、泊原発を再稼働し、とにもかくにも「目の前の危機」を乗り越え、その後は石狩湾2号機以降の建設を早め、老朽化火力を「引退」させ、さらには水力発電の強化など中期的なエネルギーミックス確保を目指す。
その「後」、原発についてどうするのか。使用済み核燃料の再処理や最終処分、廃炉の技術開発を着々と進めていきつつ、原発をエネルギーミックスの中でいかに位置づけるのかを考えていく。
これ以外に、北海道のエネルギー安全保障を回復する道はありません。
正直、「ピコーンッ! ひらめいたっ!」系の適当なアイデアで解決できるほど、北海道の(あるいは日本の)エネルギー安全保障崩壊は甘い問題ではないのです。
「今すぐ」に解決する必要がある以上、北電は泊原発を再稼働しなければならないのです。政治は動かなければなりません。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12403646397.html
11. 中川隆[-13649] koaQ7Jey 2018年9月10日 10:36:20: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18412] 報告
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全道ブラックアウトと発送電分離 2018-09-10
北海道の大規模停電は、一部の地域を除きほぼ解消されました。
世耕経済産業大臣は、電力需要が高まる平日は需給の逼迫が予想されるとして、全道に二割の節電を求めています。
今回のブラックアウトは、季節が厳冬期ではなかったという点が、本当に不幸中の幸いでした。
氷点下二十度の世界、しかも大雪で交通もままならない世界において、ブラックアウトが起きたら・・・。人類史に残る悲劇になってしまったのは確実です。
ちなみに、冬の北海道は電力需要が500万kw(現在は300万Kw台)を超すため、苫東厚真が復旧したとしても、万全には程遠い状況が続きます。
政治的に「泊原発再稼働」を認めなければなりません。
その上で、原子力規制委員会の審査を続ければいいのです。
ちなみに、発電所の再審査等は、発電しながら進めていくというのが「グローバルスタンダード」です。さもなければ、将来の懸念に考慮した挙句「現在の危機」を招きかねないためです。
原発を全て停止したまま審査を行うなどという「頭がおかしい」ことをしているのは、日本だけです。
また、北海道の停電は解消しつつありますが、台風21号による西日本の停電は続いています。
『台風21号に伴う停電「9日中に半分に」 世耕経産相
https://www.asahi.com/articles/ASL996QVZL99ULFA005.html
台風21号に伴う関西電力と中部電力の管内での停電について、世耕弘成経済産業相は、9日午後3時時点で約3万戸まで減ったことを明らかにした。この半分にあたる1万5千戸まで9日中に減らすことを「目指したい」とも述べた。復旧を加速させるため国土交通省に加えて自衛隊とも連携していく、という。』
日本国は今、北海道と西日本という二つの戦線で、自然災害との戦争を繰り広げていることになります。陳腐な書き方ですが、戦争はすでに始まっているのです。
さて、北海道には泊原発を動かすという「短期的な解決策」がありますが、中期的に、とんでもない問題が待ち構えていることを知ってください。
すなわち、2020年4月の「発送電分離」です。
電力会社の送配電部門と、発電部門が「法的に分離」されるのです。さらに、一般送配電事業者・送電事業者が、発電事業を行うことは「禁止」されます。
また、「適正な競争関係を確保するため」というバカげが理由から、一般送配電事業者・送電事業者と発電事業者について、取締役の兼業禁止等の行為規制も課せられるのです。
つまりは、2020年4月以降、電力会社(一般送配電事業者・送電事業者)は「発電所を持たない」状況になるわけでございます。
自前の発電所がない「電力会社」は、果たしてこれだけ自然災害が多発する日本国において、電力の安定供給が実現できるのでしょうか。
あるいは、大震災で発電所なり送電網なりが破損したとき、「速やかな復旧」が可能なのでしょうか。
できるはずがありません。
現在の日本国において、ギリギリ電力が安定的に供給され、復旧が何とかなっているのは、電力会社が発電から送電網までを統合的に管理しているためです。要は「社内で何とかしている」のです。ところが、2020年4月以降は「社内」では話が終わらなくなってしまいます。
それにも関わらず、
「発電部門を新規ビジネスに」
などという、レントシーキングの対象とし、安倍政権は発送電分離を強行しようとしています。
このまま発送電分離を進めると、我が国は電力の安定供給が「目標」で、自然災害の際には復旧に何か月もかかる「発展途上国」へと落ちぶれることになるでしょう。
日本のエネルギー安全保障が崩壊状態にあることが、全道ブラックアウトで確定しました。安倍政権は発送電分離を早急に中止するべきです。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12403889378.html
12. 中川隆[-13659] koaQ7Jey 2018年9月14日 06:33:02: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18523] 報告
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全道停電まで緊迫の18分間 泊原発への電力供給維持に手を尽くす?
9/13(木) 19:31配信 北海道新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180913-00010003-doshin-hok
各地の病院の停電時刻。倶知安、岩内は午前3時28分
病院の自家発電装置の記録から追跡
6日の胆振東部地震の発生直後に道内を襲った全域停電「ブラックアウト」。道内各地の病院に設置された自家発電装置の記録から、そのメカニズムの一端が明らかになってきた。前代未聞の停電はどのように発生し、どのように広がったのか。北海道電力が明らかにしない中、地震発生からブラックアウトまでの18分間を追った。(宇野沢晋一郎、長谷川裕紀)
停電前後、北海道の明暗 東京の測量会社が撮影
.
自動で負荷遮断 北本連系線がフル稼働
6日午前3時7分 最大震度7の激震が胆振管内厚真町を襲った。
午前3時8分 厚真町内にある道内最大の火力発電所、苫東厚真火力発電所(3基=3号機は廃止)の2号機と4号機(合計出力130万キロワット)では、高温の水蒸気を運ぶ細長いボイラー管が縦揺れに耐えきれず損傷。直後に停止し、北電は全道の電源の4割を一瞬にして失った。
当時社員ら27人がいたが、ブラックアウトを防ぐため、手動でなく自動的に二つの作業が進んだ。
一つが「負荷遮断」。ブラックアウトで道内の電源がゼロになると、発電機を動かすのに必要な電気もなくなり、復旧に時間がかかる。停止した電源に見合うだけの需要を一時的に切り離し、停電から回復しやすくしようとした。一瞬にして、道北、函館などの地域の多くで停電。残されたのは札幌など道央が中心だった。
午前3時11分 二つ目の自動システム「北本連系線」がフル稼働。北海道と本州を結ぶ送電線で、どちらかの地域で需給バランスが崩れると、自動的に電気が送られる仕組みになっている。最大量である60万キロワットが本州から北海道に向けて送られ始めた。
この時点で、道内の需給バランスは不安定ながらも、保つことができていた。
.
釧路ではいったん送電再開
午前3時15分 同3時9分に停電した市立釧路総合病院で送電が再開された。
午前3時17分 同じく釧路地方向けの送電網で釧路赤十字病院で電力がいったん復旧。高橋令総務係長は「自宅でもいったん電気が戻った記憶がある」。
.
午前3時25分 北電「ブラックアウト」
午前3時25分 苫東厚真火発で唯一運転を続けていた1号機(出力35万キロワット)のボイラー管損傷が深刻化。「穴が開いており、何百度もの高温の水蒸気が噴き出し、すさまじい音だったに違いない」(東京工業大の奈良林直特任教授)と推測され、他の2基停止による電力の周波数低下にも耐えきれず自動停止した。
1号機停止で、道内の他の発電所が連鎖的に停止。道内で電源が失われたため、本州からの送電もできなくなった。北電はこの時刻を「ブラックアウト」としている。
.
全道停電まで緊迫の18分間 泊原発への電力供給維持に手を尽くす?
泊原発の位置に注目
倶知安と岩内には午前3時28分まで電力供給
午前3時28分 北電の発表とは異なり、後志管内倶知安町と岩内町の病院ではこの時刻まで送電が続いた。送電線の先には、泊原子力発電所(同管内泊村)があり、常に冷却が必要な使用済み核燃料が大量に置かれている。北電は冷却を維持するため、あらゆる手段で、電力供給を維持しようとしたようだ。同時刻に冷却用の非常用電源が動き始めている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180913-00010003-doshin-hok
____
2段階で全道停電 一部地域切り離し、十数分しか持たず 09/13 07:24
6日未明の胆振東部地震による停電で、北海道電力が道内全域の「ブラックアウト」を防ぐため、停電地域を自動的に道東や道北など一部に限定しようとしていたことが分かった。本州からの送電も増加したが、地震発生から18分後に全域停電したとみられる。北海道新聞が、自家発電装置を持つ主な病院23カ所の記録を集計した結果、地域内でばらつきはあるが、停電はほぼ2段階で起きていた。経済産業省は、北電の対応が適切だったのか検証を進めることになる。
北電は、取材に対し、ブラックアウトの詳細な経緯は明らかにしていない。
大規模病院では、停電時に自動で切り替わる自家発電装置を備え、停電発生時刻を記録する。これを各地域の目安として集計すると、地震発生(午前3時7分)直後とブラックアウト発生(同25分)前後に分かれた。北見や函館などの病院では、地震発生直後の同8分に停電した一方、札幌や旭川、苫小牧の病院の停電はブラックアウト時だった。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/227740
13. 中川隆[-13641] koaQ7Jey 2018年9月15日 09:49:47: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18550] 報告
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泊原発の再稼働が必要である 2018-09-15
さて、今回の北海道地震及びブラックアウトを受け、相変わらず泊原発に関する意味不明な論調が飛び交っています。
SNSの話ではありません。歴とした「新聞」もそうなのです。
一番、分けがわからなかったのは以下の東京新聞の社説。
『<北海道地震>全道停電 集中は、もろく危うい
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018090702000170.html
苫東厚真発電所の機能不全に始まる停電の闇が、広い北海道を覆い尽くした。電源の一極集中、過度な依存は、地震に弱い。バックアップと調整機能の強化が急がれる。大都市圏でも、なおのこと。
一発電所のダウンが全道を覆い尽くした。復旧は始まっているものの、一時は全二百九十五万戸が光を失った。阪神大震災時を上回る。交通機関をはじめ、あらゆるインフラが機能不全に陥った。
震源地に近い苫東厚真は、道内最大の火力発電所。三基の最大出力は合計百六十五万キロワットに及ぶ。(中略)
大規模発電所への過度な依存を改め、再生可能エネルギーの活用を視野に発電所の配置を見直し、本州も含めた連携網、つまり需給調整の機能の強化が急務である。現に北海道電は本州からの融通で急場をしのぐという。
かといって、原発には安易に頼るべきではない。
苫東厚真の1号機、2号機の配管が損傷し、蒸気が漏れ出した。4号機では、タービンから出火した。地震の揺れによる損壊は、原発でも十分起こり得る。
原発事故の影響が火力発電所の比ではないことは、3・11で明らかだ。今回の地震でも泊原発の外部電源は、震度2で喪失した。(後略)』
「今回の地震でも泊原発の外部電源は、震度2で喪失した」
あの・・・。泊原発の外部電源が喪失したのは、苫東厚真発電所が落ちて、全道ブラックアウトになったためで、「震度2の地震」とやらは何の関係もないのですが。
原子力発電所は、停めていれば安全というわけではありません。使用済み燃料が貯蔵されたプールを冷却ポンプで冷やし続ける必要があります。
福島第一原発は、地震では普通に自動停止しました。自動停止したとしても、ポンプは動かし続けなければなりません。
東日本大震災の際には、東方地域の電力の多くが停まり、福島第一原発への外部電源(外から引っ張った電線で供給される電気)も止まりました。
というわけで、ポンプを動かすには非常用発電機(大抵はディーゼル)に頼ることになります。ところが、その後の津波で非常用発電機までもがやられてしまい、事故に至ったのです。
泊原発は停止中で、自家発電ができないため、外部から引いてきた電線から供給される電気でポンプを動かし続けていました。
全道ブラックアウトになれば、外部電源が停まるのは当たり前でしょ。
それにもかかわらず、東京新聞の社説は「震度2の地震で外部電源が停まった」という印象操作を行い、原発再稼働への道をふさぐ世論操作を行っているわけです。
北海道の道民の「生命」に関わるエネルギー安全保障強化のためには、泊原発を再稼働する以外に道はない(あるというならば、教えて下さい)にも関わらず。
しかも東京新聞は、
『電力がインフラの中のインフラであることを、今度の地震であらためて思い知らされた。
医療機関への影響は特に深刻だ。これが、命にかかわる八月の猛暑のさなか、道外で起きていたらと思うと一層背筋が寒い。
大都市ほど停電には弱い。電源の分散配置、連携強化が急がれるのは北海道だけではない。』
と書いておきながら、原発は否定。代わりに何の電源を増強するべきかについては、スルー。
この手の無責任な連中の発言力が大きく、原発が再稼働されず、電力需要が膨れ上がる冬を迎えなければならない北海道。怒りを禁じ得ません。
ちなみに、政府が泊原発再稼働を決めた場合、「北海道の冬」にはまだ間に合います。
2012年6月16日、野田佳彦総理大臣(当時)が大飯原発の再稼働を決定し、大飯3号機が動き始めたのが、7月5日。4号機は7月21日でした。
以前、電力会社の中の人に聞いたところ、原発再稼働のためには「一か月」あればいいとのことでした。
つまりは、政府が今、泊原発再稼働を決定すれば、遅くとも10月中には再稼働が可能なのです。
それにも関わらず・・・・。
『泊原発「直ちに再稼働あり得ない」…菅官房長官
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20180910-OYT1T50076.html
菅官房長官は10日の記者会見で、北海道電力泊原子力発電所(北海道泊村)の再稼働について、「原子力規制委員会で新規制基準に基づく安全審査中なので、直ちに再稼働することはあり得ない」と否定した。
北海道地震を受け、電力需給が逼迫ひっぱくする恐れが出ているが、政府は火力発電所の再稼働や本州からの電力融通に加え、節電を呼びかけることで対応する方針だ。』
「節電を呼びかける」
発展途上国ですな、我が国は。
ちなみに、泊原発がなぜ原子力規制委員会の審査をなかなかクリアできないのかといえば、
「活断層がないことを証明しろ」
と、悪魔の証明を求められているためです。
しかも、活断層があったところで、地震発生の確率は数万年に一度。数十年しか稼働しない原発について、数万年に一度「発生するかもしれない」地震を理由に、再稼働を認めないのです。
さらに言えば、地震が発生したところで、耐震化が強化された311以降の原発は、事故に至る可能性は極めて低いのです。
しつこいですが、福島第一原発の事故は「電源喪失」が理由であり、地震そのものではありません。建屋の屋上に非常用発電機を置いておけば、あの事故は起きませんでした。
ところが、この手の主張を政治家は誰も口にせず、北海道電力に対して「手足を縛ったまま、責任を丸投げ」というわけです。
我が国は、狂っています。
くどいですが、わたくしは別に原発推進論者ではありません。もちろん、火力推進者でも水力推進者でも、再エネ推進者でもありません。日本のエネルギー安全保障が強化されるなれば、電源は何でもいいです。
とはいえ、現在の北海道(日本全国がそうですが)のエネルギー安全保障を回復し、冬に「凍死者続出」などという悪夢を避けるためには、泊原発再稼働以外に道はないのです。(あるいというならば、しつこいですが「今すぐ」に使える電源を教えてくれ!)
同じ国民である北海道の人たちが、節電の常態化という発展途上国の暮らしに叩き落されるのは耐えられないのです。冬に同じ国民が次々に凍死していく事態も、何としても回避しなければならないと考えています。
これって、変? 普通の感覚だと思うのですが。
ところが、日本の政治に責任を持つべき政治家は、原発再稼働という「絶対に必要なソリューション」から目をそらし続ける。
繰り返しますが、我が国は狂っています。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12405054313.html
14. 2018年9月15日 23:43:20 : 7IsConGZXQ : kdImzkGWg@Q[3] 報告
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北海道胆振東部地震「泊原発が動いていれば停電はなかった」論はなぜ「完全に間違い」なのか
https://hbol.jp/174509
15. 中川隆[-13612] koaQ7Jey 2018年9月16日 20:40:36: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18598] 報告
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「北電ブラックアウト」は人災だったと言えるこれだけの理由
そろそろ民主党時代の呪いを振り払おう
川口 マーン 惠美
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57521
北海道で台風、地震の被害に遭われた方々には、心よりお見舞いを申し上げます。
台風による被害が収束しないうちにやってきた大地震。北海道は、台風や地震とはそれほど縁のない土地だ。だから地震のショックはもとより、余震の中での電気のない生活はどれほど辛かったか想像に余りある。
電気は貯められない。しかも、多すぎても少なすぎても停電になるので、常に需要に供給量を合わせていかなければならない。読売オンラインは、「電力会社は、発電する量と消費する量がおおむね一致するように調整している」とサラッと書き流していたが、それがどれだけ難しいことか。
電気需要は、まず、季節によって大きく変動するし、寒波や猛暑、高気圧の居座りなど、中期的変動もある。平日と週末でも変わる。1日の中でも、巨大ビルが目覚め、工場が稼働し始めると、それに合わせて各発電所が出力を上げていく。W杯やオリンピックの自国戦があれば、休日や夜間でも、突然、電気の需要はコブのように盛り上がる。さらに昨今は、そこにお天気まかせの再エネが入ってくるので、調整はさらに複雑になった。
今回のブラックアウトは、地震発生当時、全電力需要の半分を発電していた苫東厚真火力が停止してしまったので、他の発電所も発電機の故障を防ぐため、次々に自動停止して起こった。電力会社の社員は、停電をさせてはならないというDNAを持っているので、その瞬間から寝ずの復旧作業が始まった。他の電力会社からも救援のため、同じDNAを持った人たちが発電車両を駆って北海道に向かった。
ブラックアウトの原因
需要と供給を合わせるのが難しいと書いたが、今では多くをコンピューターがやってくれる。しかし、ブラックアウトが起こったあと、一つ一つ発電所を復活させていくのは、誰も経験したことのない、まさに未知の領域だ。
今まで知らなかったが、一度止まってしまった発電機を稼働させるには、種火となる電気が要るそうだ。ところが、今回は北海道全体が停電していた。そんな場合、電気なしに発電を再開できるのは、水力しかない。だから北電では、水力発電所で作った電気を、まさに貴重な火種として、まず、砂川火力発電所を立ち上げた。
ただ、送電したその瞬間にどれぐらいの需要があるかは、やってみなければわからない。家で心細い思いをしていた人々は、冷蔵庫がブーンと唸り出したのを聞いて、「わー、電気、付いた、付いた!」と喜べば済むが、そこで需要と供給のバランスが大きく食い違ったら、また、自動停止となり、元の木阿弥だ。
そこで、一定の範囲に限って慎重に送電し、バランスが上手く取れたとわかったら、発電量と送電の範囲を少しずつ広げていく。針の穴を通すような、緊張の時間だったに違いない。こうして、あの広い北海道で、8日の夜には、ほぼ全域で電気が回復した。まさに神業だった。
なのに、巷には、その北電を非難する声がある。ブラックアウトが起こったのは、北電が、発電を苫東厚真の火力に一極集中していたのが悪いそうだ。
苫東厚真の一極集中は当たっている。それがブラックアウトの直接の原因であったことも確かだ。しかし、北電がそれを望んでやっていたかというと、そうではない。泊原発を動かせないから、一局集中してしまったのだ。
東日本大震災の前、泊原発は北海道の電気の44%を担っていた。それが停止したら、当然、電気が逼迫する。だからといって、火力発電所をすぐに新設できるわけはない。仕方なしに、廃止するはずの老朽火力まで動員して、この6年間、必死でやりくりしてきた。老朽火力はトラブルが多いのに、よくもまあ、今まで大停電も起こさずに頑張ってきたものだと思う。
泊原発は東日本大震災の影響を受けなかったので、福島原発の事故の後も、その翌年のゴールデンウィークまで稼働した。つまり、日本で最後まで頑張った原発だ。それ以来、再稼働を目指し、新規制基準に対応するよう鋭意努力を続けてきた。現在の日本の原発の安全基準は、世界一厳しい。何が起こっても大丈夫なようにと、電源、ポンプ、燃料、水は、これでもかというほど、何重にも確保した。
地震対策も万全だ。泊原発の最大加速度については、今のところ620ガルに耐えられるようにと、必要な補強工事が進められている(ガルというのは、物理学における揺れの激しさを示す単位)。
ちなみに、東日本大震災のときの福島第一原発では最大で550ガルの揺れ。先週の地震の泊の揺れは、1号機、2号機、3号機が、6ガル、および7ガルだった。原子炉建屋など重要な建物は、強固な岩盤に直接くっつけて建設してあるので、泊原発はほとんど揺れなかったと言ってよい。
この原発が稼働していれば、苫東の一極集中もなかったし、ブラックアウトも起こらなかっただろう。
泊原発の再稼働が認可されない理由
ところが、とんでもないデマが飛び交っている。
朝日新聞系列のAERAdot.の9日付の記事では、「2011年の東京電力福島第一原発事故による大きな教訓は、大規模災害が起きても『絶対に電源を切らさないこと』だったはずだ。それがなぜ、わずか震度2で電源喪失寸前まで追い込まれたのか」と書く。タイトルは、「震度2で電源喪失寸前だった北海道・泊原発『経産省と北電の災害対策はお粗末』地震学者」。
繰り返すようだが、泊の原子力発電所は6年間動いていない。3基ある原発には、使用済みとこれから使う燃料棒を保管してある水槽がある。圧力容器ではなく、普通の水槽だ。ここが停電になっても、突然、水が沸騰し、蒸発し、むき出しになった核燃料が爆発の危険に晒されるというようなものでは決してない。
普段、核燃棒の冷却には普通の電気が使われている。ところが、北海道全土が停電になってしまったので、当然、電気が来なくなった。僭越ながら、外部電源喪失というのは停電のことだ。
だから、燃料棒の冷却のため、予備の非常電源を使った。そのどこに問題があるのか? 私は理系の人間ではないが、それでも、福島第一や第二の電源喪失と、泊のそれの違いぐらいはわかる。
ところが、太田某という女性弁護士は、この記事を読んで、「震度2で電源喪失寸前ってどれだけ危ういのか。お粗末という言葉でも足りない。原発持てる国土じゃないって認めようよ」と発信しているので、わからない人もいるらしい。日本が原発を持てる国じゃなければ、どの国が持てるのだろう?
これだけ厳重に安全対策が敷かれている泊原発の再稼働が未だに認可されない理由は、原発の近隣の海岸の地形が、新潟の佐渡島の小木半島、および青森県大戸瀬周辺に似ているからだというのである。この両者は、地震の隆起でできた地形であり、泊も似ているから、ひょっとすると原発の近辺、あるいは真下に活断層があるかもしれないというのが、原子力規制委員会の見解。
発電所敷地内の断層については、北電が念入りに調査したが、いずれも後期更新世(12万6000年前から1万1700万年前まで)以降の活動は認められていない。しかし、原子力規制委員会は2017年3月、北電の提出したデータを認めなかった。規制委というのは、原発を稼働させないことが自分たちの使命だと固く信じている人たちの集まりだ。
資源貧国の生きる道
規制委の不思議な生い立ちを、東京工業大学先導原子力研究所助教授の澤田哲生氏が下記のように説明する。
「規制委は(略)強大な権限を持つ『3条委員会』(府省の大臣などからの指揮や監督を受けず、独立して権限を行使することができる機関・著者注)として発足した。(略)そのことを菅氏は2013年4月30日付の北海道新聞に臆面もなく吐露している。(略)『トントントンと元に戻るかといえば、戻りません。10基も20基も再稼働するなんてあり得ない。そう簡単に戻らない仕組みを民主党は残した。その象徴が原子力安全・保安院をつぶして原子力規制委員会をつくったことです』」(『北海道地震、未曾有の大停電は菅直人にも責任がある』iRONNA9月7日付)
規制委が菅直人の負の遺産と言われる所以だ。
北電の発表では、泊発電所の安全対策工事費の総額見通しは、「2000億円台半ば程度」。これだけしても、規制委がある限り、いつ再稼働できるやらさっぱりわからない。
ただ、幸いなことに、福島第一の事故以前から、つまり、泊が稼働していた時から、北電は石狩湾新港発電所の新設計画を進めていた。完成予定は来年の3月。
元々は、老朽化した石炭火力を止めて、CO2排出の比較的少ないLNG(液化天然ガス)で置き換えるつもりだったが、いまのところ、老朽火力の廃止はあり得ない。そんなことをしたら、たちまち電気が足りなくなる。
私は、今回のブラックアウトは人災だったと思っている。現在の北海道の状態は、元気な主力選手をベンチに引っ込めて、二流選手に発破をかけ、人数が足りないのでとっくに引退した選手まで引っ張り出し、挙げ句の果てに、試合に負けたからと叱責しているようなものだ。
日本のように資源貧国が原子力を使わなければ、徒らに国力を弱める。日本が戦後、平和で、しかも豊かな国になれたのは、決して偶然ではない。その貴重な宝物を、私たちが壊してしまっては、先人にも子孫にも申し訳が立たない。原子力規制委は、一刻も早く菅直人氏の呪いを振り切り、国民の生活を守るためにも、安全な原発の再稼働に踏み切ってほしいと願う。
16. 中川隆[-13607] koaQ7Jey 2018年9月17日 09:06:47: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18604] 報告
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続 泊原発の再稼働が必要である 2018-09-17
さて、改めて北海道の電力需要のピークは516万kwです(12月)。
北海道電力は、苫東東が復旧しない中、とにかく電源をかき集め、350万kwは確保。何とか厳冬期までに苫東東を復活させ、550万kwを確保する計画になっています。
もっとも、上記は老朽化した火力発電が故障しないという前提になっており、十分な電力を確保できるかどうかは「不明」です。
経産省は、
「10月以降は電力需給が正常化する」
としていますが、大規模な発電所の故障がないこと、及び気候が前年並みであることが前提です。つまりは「お天気様次第」なのです。
この状況で、かたくなに泊原発を再稼働しない日本国。泊原発の再稼働について、一切、発言をしようとしない政治家たち。
我が国は、もはや国家の体をなしていません。
『「北電ブラックアウト」は人災だったと言えるこれだけの理由 そろそろ民主党時代の呪いを振り払おう
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57521
北海道で台風、地震の被害に遭われた方々には、心よりお見舞いを申し上げます。
台風による被害が収束しないうちにやってきた大地震。北海道は、台風や地震とはそれほど縁のない土地だ。だから地震のショックはもとより、余震の中での電気のない生活はどれほど辛かったか想像に余りある。
電気は貯められない。しかも、多すぎても少なすぎても停電になるので、常に需要に供給量を合わせていかなければならない。読売オンラインは、「電力会社は、発電する量と消費する量がおおむね一致するように調整している」とサラッと書き流していたが、それがどれだけ難しいことか。
電気需要は、まず、季節によって大きく変動するし、寒波や猛暑、高気圧の居座りなど、中期的変動もある。平日と週末でも変わる。1日の中でも、巨大ビルが目覚め、工場が稼働し始めると、それに合わせて各発電所が出力を上げていく。W杯やオリンピックの自国戦があれば、休日や夜間でも、突然、電気の需要はコブのように盛り上がる。さらに昨今は、そこにお天気まかせの再エネが入ってくるので、調整はさらに複雑になった。
今回のブラックアウトは、地震発生当時、全電力需要の半分を発電していた苫東厚真火力が停止してしまったので、他の発電所も発電機の故障を防ぐため、次々に自動停止して起こった。電力会社の社員は、停電をさせてはならないというDNAを持っているので、その瞬間から寝ずの復旧作業が始まった。他の電力会社からも救援のため、同じDNAを持った人たちが発電車両を駆って北海道に向かった。(中略)
なのに、巷には、その北電を非難する声がある。ブラックアウトが起こったのは、北電が、発電を苫東厚真の火力に一極集中していたのが悪いそうだ。
苫東厚真の一極集中は当たっている。それがブラックアウトの直接の原因であったことも確かだ。しかし、北電がそれを望んでやっていたかというと、そうではない。泊原発を動かせないから、一局集中してしまったのだ。
東日本大震災の前、泊原発は北海道の電気の44%を担っていた。それが停止したら、当然、電気が逼迫する。だからといって、火力発電所をすぐに新設できるわけはない。仕方なしに、廃止するはずの老朽火力まで動員して、この6年間、必死でやりくりしてきた。老朽火力はトラブルが多いのに、よくもまあ、今まで大停電も起こさずに頑張ってきたものだと思う。
泊原発は東日本大震災の影響を受けなかったので、福島原発の事故の後も、その翌年のゴールデンウィークまで稼働した。つまり、日本で最後まで頑張った原発だ。それ以来、再稼働を目指し、新規制基準に対応するよう鋭意努力を続けてきた。現在の日本の原発の安全基準は、世界一厳しい。何が起こっても大丈夫なようにと、電源、ポンプ、燃料、水は、これでもかというほど、何重にも確保した。
地震対策も万全だ。泊原発の最大加速度については、今のところ620ガルに耐えられるようにと、必要な補強工事が進められている(ガルというのは、物理学における揺れの激しさを示す単位)。
ちなみに、東日本大震災のときの福島第一原発では最大で550ガルの揺れ。先週の地震の泊の揺れは、1号機、2号機、3号機が、6ガル、および7ガルだった。原子炉建屋など重要な建物は、強固な岩盤に直接くっつけて建設してあるので、泊原発はほとんど揺れなかったと言ってよい。
この原発が稼働していれば、苫東の一極集中もなかったし、ブラックアウトも起こらなかっただろう。(後略)』
川口先生は、後略部で先日のエントリーでも取り上げた、
「泊原発の外部電源が落ちた(ブラックアウトなのだから当たり前)ことを受け、非常用電源が稼働したことを「批判」し、原発再稼働を妨害しようとする論調」
について、「とんでもないデマ」と、猛烈に批判しています。
くどいですが、泊原発の外部電源が落ちたのは、北海道全域で停電したためで、震度2の地震とやらは何の関係もありません。
それにも関わらず、
「わずか震度2の地震で、外部電源が落ちた!」
と、騒ぎ立て、原発に対する信頼性を貶め、再稼働を防ごうとしているわけです。
川口先生も引用されていましたが、AERAdotは9月6日の記事、
「震度2で電源喪失寸前だった北海道・泊原発「経産省と北電の災害対策はお粗末」地震学者」
と、信じがたい見出しの記事を配信しました。
記事中で、AERAは、
『なかでも驚かされたのが、北海道電力の泊原発(泊村)で外部電源がすべて失われたことだ。泊村の震度は2。にもかかわらず、現在は非常用ディーゼル発電機で、燃料プールにある使用済み核燃料1527体の冷却を続けている。幸いにも、3基の原子炉は運転停止中だった。』
と、書いています。
いやいや、全道ブラックアウトが起き、泊原発の外部電源が失われなければ、そちらの方が驚きです。というか、魔法が必要です。
とはいえ、多くの国民は「外部電源」の意味を理解していないため、メディアが「震度2で外部電源が失われた」と、やられると、普通に「やっぱり原発は安全じゃないんだ」という印象操作をされます。
この種の川口先生風に言うと「デマ」、わたくしに言わせれば「これはもはや『テロ』と呼ぶべきでは」と考えてしまう印象操作により、北海道の住民の方々は「節電生活」「停電時の凍死」という、発展途上国並のリスクを押し付けられているわけです。
くどいですが、わたくしは原発推進論者ではないので、泊原発再稼働無しで「今すぐ」に北海道の電力の安定供給が可能な方法があるならば、それでもいいと思います。
でもね、そんなものはないんだよ。
しかも、「震度2で電源喪失!」といったデマ、テロリズムを叫ぶ連中が後を絶たず、「たった一つの解決策」の道が封じられる。
これが、日本の現実です。
改めて断言します。日本政府は、政治的に泊原発の再稼働を決断しなければなりません。北海道の「同じ国民」を守る気があるならば。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12405511094.html
17. 中川隆[-13603] koaQ7Jey 2018年9月17日 17:46:18: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18610] 報告
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余震も停電もまだある北海道で「今、ストーブが足りない」という大問題
9/17(月) 10:00配信 現代ビジネス
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180917-00057564-gendaibiz-bus_all
北海道・札幌市出身のライター、梅津有希子さんは、9月6日の震災後1週間して、一人暮らしをする母のために帰省をした。その一番の理由は、1年のうち半分必要だというストーブの確保のためだったという――。
9月6日未明に起きた、最大震度7を記録した北海道胆振東部地震。厚真町を中心に甚大な被害となったが、その後の北海道内全域約295万戸にわたる大停電が、道民の防災意識をガラリと変えたといっていいだろう。過去にも北海道南西沖地震や十勝沖地震などの大きな地震はあったが、道内全域の停電は、1951年の北海道電力創設以来初だという。
今回の大規模停電の復旧タイミングは地域によってかなり差があり、「復旧まで少なくとも1週間」という情報も流れるなど、道民の不安は募る一方だった。結局、筆者の札幌の実家は地震発生3日目の夜に復旧したが、道内でも最後のほうだった。
北海道から出たことがなく、これまで大きな災害経験のないひとり暮らしの母は、「札幌で震災は起こらないだろう」と思い込んでおり、防災の備えはゼロ。食べ物と飲み物は問題なかったが、今回の停電でも「家の電話がつながらない」「携帯の充電が切れた」「車で充電しようにも、電動シャッターが開かず車が出せない」「水は出るが電動のトイレが流せない」「テレビもラジオもチェックできない」と、とにかく何もできない。「これは一緒に災害対策をせねば」と、様子が落ち着いてきた1週間後、札幌に帰省したのだ。
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余震も停電もまだある北海道で「今、ストーブが足りない」という大問題
空っぽになったホームセンターのストーブ棚。9月9日現在品切れとあったが、これは9月14日の写真だ 撮影/梅津有希子
もしも真冬にこの大停電が起きたら
わが家と同じような家族はたくさんいたようで、家電量販店やホームセンターはどこも大盛況。各店の棚から一斉に姿を消したのが、ポータブル式の石油ストーブだ。
真っ暗ななか、携帯やスマホの充電も切れ、情報もなかなか入手できず、いつ通電するかもまったくわからない……。
「もしもこの大停電が真冬に起きたら」と、誰もが考えたことだろう。今回は半袖の季節でまだよかったが、厳寒期に停電すると、凍死する人も出てくるかもしれない。暖房の対策が急務だ。
現在、北国の暖房は「FF式」と呼ばれる石油ストーブが主流だ。FFとは、「Forced Flue(強制通気)」の略で、ファンで強制的に給排気を行う暖房のこと。換気の必要がなく、部屋の空気が汚れないことが利点で、気温の低い真冬でも素早く部屋を温めてくれる。FF式でなければ寒さはしのげないといっても過言ではないくらい、北国の冬には欠くことのできないパワフルな暖房器具だ。
ところが、このFF式をはじめとする石油ストーブは、電気がないと使うことができないため、停電時は一発アウト。このため、乾電池で動くポータブルタイプの石油ストーブに道民が殺到し、一瞬で棚から消えたのだ。
いくつかのホームセンターと家電量販店に問い合わせてみたところ、「入荷の予定はあるが、いつ入るかは未定」とのこと。入荷してもすぐに売れてしまうといい、「欲しい時にストーブが買えない」という状況もまた、今回の停電同様、北海道の歴史で前代未聞のことではないだろうか。
FF式が主流の今、ポータブルタイプはあまり需要がない。とある家電量販店のスタッフは、「昨日入荷した10台がすぐに売り切れた」と驚き、「例年ポータブルは大して売れず、こんなことは初めて。しばらくこればかり売る日が続きそうです」と、忙しそうにメーカーに在庫を確認していた。
札幌では9月から4月までが「ストーブ期」
冬の長い北海道は、半年以上ストーブの世話になる。地域や住宅環境によっての差もあるが、札幌の実家(一軒家)の場合だと、9月下旬から4月上旬まではほぼ毎日使い、気温によっては6月まで使うこともよくある。
子どもの頃、道内でも寒さの厳しい芦別市で木造の古い家に住んでいたことがあるが、朝起きると部屋の中で吐く息が白く、布団の端が凍っていた。このような実体験があるため、「ストーブが消えていても、布団をかぶっていれば死ぬことはないらしい」、ということは経験的に理解している。
実家には現在5台のFF式ストーブがあるが、真冬に今回のような停電が起きたら1台も使えない。布団をかぶっていれば死なないであろうとはいえ、電池で動くストーブが1台はあったほうが安心だとすぐにホームセンターに向かったが、棚はもぬけの殻だった。皆考えることは同じなのだ。
それでは、筆者の住んでいる東京に戻ってから購入して送ろうと、東京の家電量販店に問い合わせてみたところ、「ストーブはまだ並んでいません」との返答が。そうだ、札幌にいてうっかり忘れていたが、東京はまだ夏の終わりのような気候だった。そして、震災で宅配便もストップしてしまったため、送るに送れない。ネットショッピングも同様だ(9月15日現在は、一部地域を除きほぼ通常通りの配送)。
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真冬の震災に備えて用意するべきもの
ストーブが入手できないならば、真冬の震災に備えて何を用意すればいいか。まずはカセットコンロとカセットガスだろう。火が使えれば、お湯も沸かせるし暖も取れる。温かいものを口にできるだけでも、精神的にまったく違うだろう。
とりあえず、暖房が使えなくても家の中にいれば風と雪をしのぐことができるので、ダウンジャケットを着てカイロを使えば大丈夫だろう。アウトドア用のダウンパンツもはけば、足腰も温まりさらに安心だ。
今回は、とりあえずはカセットガスとカイロを多めに購入しつつ、札幌滞在中、毎日家電量販店にストーブの入荷を確認していたところ、「昨日入荷して、今なら3台あります」といわれ、すぐに車で向かったのだが、早くも残り1台! 無事入手することができて、まずはひと安心だ。今回の札幌でのミッションを終えた気分である。
多くの道民たちが慌て、防災への意識を高めた今回の大停電。筆者も2011年に揃えた防災グッズを見直し、スマホの充電環境を改めて整えようと思わせられた出来事となった。
18. 中川隆[-13565] koaQ7Jey 2018年9月20日 11:28:39: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18667] 報告
▲△▽▼
2018年9月20日【小浜逸郎】泊原発を再稼働すべき理由
北海道胆振東部地震から二週間経ちました。
ライフラインはだいぶ復旧してきたようです。
でも依然として断水が続いている地域があり
ます。
しかし、北海道最大の火力発電所である苫東
厚真発電所の復旧は意外に早く、すでに一部
の供給は始まろうとしています(このメルマ
ガがお手元に届くころは、もう供給されてい
る可能性が高いですね)。
そういえば、関空の復旧もハイスピードで進
んでいますね。
このあたりの日本の技術者、作業員の協力体
制はさすが、まだまだ捨てたもんじゃないな
と思いました。
それはいいのですが、問題は、ハード面に関
するこれからの対応です。
このたびの地震によって生じた全道ブラック
アウトの問題を考えてみましょう。
筆者は、泊原発をすぐにでも再稼働すべきだ
と考えています。
これは、政府が決断しさえすれば、一か月で
こぎつけることができます。
以下に、再稼働すべき理由を述べます。
これは、単純な数字の問題なのです。
苫東厚真の最大出力は165万kW。
地震時(9月6日)、の全道の電力需要は380
万kW。
苫東厚真が担っていた電力は全道の総電力需
要の半分以下でした。
しかし、苫東厚真が損傷を起こしただけで、
全道295万戸が停電してしまいました。
それには、二つの原因があります。
第一に、このような大幅な供給バランスの崩
れによって、他の発電所からの送電の周波数
を一定に保つことができなかったこと。
第二に、もともと北海道電力は、一部の電力
を本州からの供給に頼っていた(はずでした)。
これが機能しなかったのですね。
この本州からの供給を北本連携線といいます。
海底ケーブルのように長距離で絶縁が重要な
ポイントになる送電では、直流が有利ですか
ら、本州から北海道に送電されてくる電機は
直流です。
家庭での電機は交流ですね。
これは発電所から家庭に至るまでに、交流だ
と変圧が容易だからです。
すると北本連携線では、直流を交流に変換し
なくてはなりません。
ところが今回の場合、この変換がうまく行き
ませんでした。
しかし、この北本連携線が仮にうまく作動し
たとしてもその最大出力はわずか60万kW。
ということは、仮に第一の周波数の問題がな
く、かつ第二の北本連携線をうまく利用でき
た場合でも、
380−165+60=275(万kW)
しか確保できなかった計算になります。
残りの105万kWは、不足したわけです。
部分的な停電は避けられなかったでしょう。
ちなみに苫東厚真発電所は、初稼働以来33
年以上を経ていて、かなり老朽化しています。
さらに、不足分を慌てて補った五つの発電所
の年齢はこれよりも古く、38歳から48歳で
す。
一般に火力発電の耐用年数は40年とされて
います。
最大の危機に対応すべく、青息吐息のお年寄
りに頑張ってもらったわけですね。
こんな状態を続けていていいのでしょうか。
何か肝心なことを忘れていませんか。
今回、テレビのニュースを見ていて、初めの
うち、政府筋から原発の「ゲ」の字も出ない
のに驚きました。
10日になってようやく政府見解が出ましたが、
何と泊原発の再稼働は「考えていない」とい
うものでした。
常識的に考えて、こんな大緊急時には、政府
は直ちに泊原発再稼働の議論を開始すべきで
しょう。
原子力規制委員会の審査などを待っている場
合ではありません。
その審査とは、例によって、数十万年前の活
断層の安全性を確かめるという悠長極まるも
のです。
活断層の存在が地震に結びつくかどうかは、
個々の場合で異なります。
ふつう数千年から数万年規模のサイクルで地
震が起きるとして、たとえば5000年周期の
活断層で、2000年前に地震が起きたとした
ら、あと3000年は大丈夫ということになり
ます。
いずれにしても、100年単位くらいの精密さ
で活断層地震の発生確率を計算することはき
わめて困難だということになります。
しかし、もし今回のような地震によるブラッ
クアウトが厳冬の北海道で起きていたら、寒
さのために何人の人が凍死するでしょうか。
ライフラインも途絶え、物流も滞り、道内の
産業は停止し、回復に何か月もかかり、その
間に餓死する人も出るかもしれません。
これらの確率の方がずっと高いことは確実で
す。
冬期の北海道の電力需要は約500万kW超。
今回、青息吐息の老兵たちをかき集めること
と、北本連携線の修復と、相当無理をした節
電によって、ようやく380万kWの需要の9
割を確保したのです。
しかしこんな状況では、とうてい冬の電力需
要を満たすことはできないでしょう。
泊原発の総出力は、207万kW。
苫東厚真が全面回復すれば(11月までには可
能とされています)、苫東厚真プラス泊で、
165+207=342(万kW)
ですから、残り160万kWを他の発電で確保
すればよいことになります。
しかも泊の年齢は1号機29歳、2号機27歳、
4号機9歳です。
若い彼らに頑張ってもらえば、楽々厳しい冬
場をしのげるでしょう。
ちなみに原発の耐用年数は、国際的にも法的
な基準がありませんが、原発を最も活用して
いるフランスでは40年を目途にしようとい
う動きが有力です。
泊原発ではまた(どこの原発でも事情はだい
たい同じですが)、福島事故の教訓を活かして、
16.5メートルの防潮堤、建屋への水の浸入を
防ぐ水密扉、免震重要棟、フィルター付きベ
ントなどの設置・建設をすでに終えています。
できる限りの備えがすでにできているのです。
反原発派は何を言っても100%の安心を求め
ますが、そんなことは神でもない限り不可能
です。
交通事故で毎年4000人以上の人が死ぬのに、
車をなくせという声が盛り上がらないのは、
車の効用が大多数の人に受け入れられている
ためと、交通事故を可能な限り少なくする努
力が現に多方面で行われているためです。
文明の利器にはリスクがつきものですが、私
たちは、便利さや快適さの度合いとリスクの
大きさとを、広い視野と正しい情報をたより
にしながら、常に天秤にかけて生きていくほ
かはないのです。
本当は、北海道電力は、もっと発電設備を増
やさないと危ないのです。
泊も含めた北海道の総発電設備による出力は、
一応780万kWありますが、泊はまったく稼
働していませんから、それ以外の発電所の出
力は、フル稼働して573万kW。
設備利用率は、ここ数年、ピーク時で9割に
達しています。
8%以上は余剰電力としてキープしておくの
がこの業界の常識ですから、
573×(1.00−0.08)=527
となって、ぎりぎりなわけです。
電力は私たちの生活と産業の源です。
悲惨な結果がこれ以上広がらないように、
政府はもっとエネルギー行政にお金をかけ、
知恵をはたらかせなくてはなりません。
https://38news.jp/economy/12419
19. 中川隆[-13580] koaQ7Jey 2018年9月21日 14:22:44: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18736] 報告
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北海道電力、債務超過危機で国有化説も…値上げ連発と全域停電で「道民離れ」加速
https://biz-journal.jp/2018/09/post_24847.html
2018.09.21 文=編集部 Business Journal
苫東厚真発電所(「Wikipedia」より)
9月6日午前3時8分、北海道胆振地方を震源とする震度7の地震が発生した。発生直後、震源地近くにあった北海道電力最大の火力である苫東厚真発電所(厚真町)の1、2、4号機がすべて停止。供給力の4割強が一気に喪失。北海道全域で電力が止まる“ブラックアウト”が起き、道内全世帯に当たる295万戸が一斉に停電した。
ブラックアウトの発生は、戦後の9電力体制(現在は沖縄電力を含めて10電力)がスタートして以来、初めてのことだ。
同日午前8時15分、世耕弘成経済産業相は「数時間以内に電力復旧のめどを立てるよう北電に指示した」と説明した。世耕氏の発言を受けて北電の真弓明彦社長は6日昼すぎ、「全道の電力の復旧には1週間以上かかる。すべての電源が落ちるリスクは低いと考えていた」と述べた。
ところが、同日午前、苫東厚真の4号機のタービン付近から出火。この火災により苫東厚真の完全復旧は11月以降にずれ込むことになった。
「『北電は意思決定が遅く、説明責任の意識が低い』。北電の対応にいらだちを募らせる経産省は、徐々に前面に出ていく。電気をたくさん使う企業への節電要請や計画停電の準備は、経産省が主導した」(9月13日付朝日新聞)
北電は事実上、経産省の管理下に置かれたことになる。世耕氏が北電のスポークスマンであり、真弓社長ら役員たちに指示する北電の最高権力者のようだと話題になった。
世耕氏は電力不足を解消するため、早い段階から計画停電に言及していた。計画停電とは、事前に用途、日時、地域などを定めて、電力の供給を一時停止することだ。しかし、計画停電は企業や家庭にかかる負担が大きい。工場など生産現場の実態を知らない官僚の机上の空論で、企業を殺す“劇薬”との批判が強い。
北電は19日、苫東厚真発電所1号機が再稼働したと発表。これを受けて、電力需要を1割削減するための節電要請は解除された。
■債務超過転落の危機が再来
北海道全域で停電するブラックアウトをもたらした原因は、苫東厚真発電所への一極集中にあると指摘されている。だが、元をたどれば、かつてピーク時の電力需要の4割超を賄っていた泊原子力発電所(泊村)へとたどり着く。2011年の東日本大震災後、泊原発は安全性の審査が進まず、12年以降動いていない。
原発依存度が高かった北電は、経営危機に陥った。原発の稼働停止により、火力発電所の燃料費や他社からの電力購入費が急増。14年3月期の連結最終損益は629億円の赤字(前期は1328億円の赤字)と、3期連続の赤字になった。純資産は1467億円まで減り、自己資本比率は7.58%へと低下した。
15年3月期以降も赤字が続けば、純資産が底をつき、負債が資産を上回る債務超過になってしまう。経営破綻は時間の問題となった。
そこでこの時、政府が救済に乗り出した。北電は14年7月、政府系金融機関である日本政策投資銀行を割当先として、議決権のない優先株を発行して500億円を調達した。さらに同年11月、経産省は北電の電力料金の再値上げを認めた。率にして15.33%だ。北電は13年9月に7.73%値上げしたばかりだった。
政府の救済策によって、北電の15年3月期の連結最終損益はかろうじて29億円の黒字に転換。自己資本比率は9.81%に上昇。債務超過の危機をひとまず切り抜けた。
だが、副作用は大きかった。2度にわたる電気料金の値上げで、北海道の電気料金は全国でも最高水準となった。電気料金の高い負担を嫌った顧客は、比較的安価な新電力へと流れた。
18年3月期の電力10社の決算によると、電力販売量は北陸電力を除く9社で減少した。減少率は2.1%減。新電力に流れたからだ。
もっとも減少率が大きかったのは北電の7.5%減。家庭用の低圧電力が5.2%減少したほか、工場やオフィス向けの高圧・特別高圧が9.7%減と大きく減った。電気代がコストのなかで大きなウェイトを占める小売業で、北電から新電力に切り替える動きが加速した。報道によると、コープさっぽろやセブン-イレブン・ジャパンが道内の大半の店舗で新電力に変更したという。
北電の年間販売電力量248億キロワット時は、北陸電力や四国電力に水を開けられ全国9位。下位には沖縄電力しかいない。
道内全域で停電したことで、北電離れが一段と加速するのは必至。期初に、19年3月期の販売電力量は18年3月期より6.5%減ると見込んでいたが、この程度の落ち込みでは済みそうにない。
地震に伴う復興費用がどれほどかかるかは公表していないが、北電の経営が火の車になることは必定だ。北電の18年6月末時点の純資産は2195億円、自己資本比率は11.0%。復旧費用が膨らめば、この程度の純資産は、すぐに吹き飛んでしまう。
再び、債務超過転落の危機が迫ってきた。前回のような政投銀による優先株の引き受けや電力料金の大幅な値上げという弥縫策では乗り切れないだろう。
戦後の電力業界史上、最悪・最低のブラックアウトを起こした北電に再建策はあるのか。北電を一時、国有化して、抜本的な改革を図るしかないとの見方も流れる。
政府=経産省が北電の再建策の切り札としているのが、泊原発の再稼働だ。原発を1基稼働させれば年間1000億円のコスト削減になるとみられる。だが、再稼働には反発も強い。
北電の救済策は、国有化と泊原発再稼働を軸に進む可能性が高い。
20. 中川隆[-13534] koaQ7Jey 2018年9月24日 14:20:52: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18799] 報告
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北海道地震で工場停電 生乳廃棄悔しい 電力、乳業なぜ停止 危機管理体制再考を
9/24(月) 7:03配信 日本農業新聞
スラリータンクへつながる排水口を見つめる西川さん。2日分の生乳を廃棄した(北海道大樹町で)
北海道地震による大規模停電で生乳廃棄を余儀なくされた全道の酪農家から、乳業メーカーや電力会社に対して、危機管理体制の見直しを求める声が高まっている。酪農家は停電に備え用意していた発電機を使って、搾乳・冷蔵したにもかかわらず、自家発電装置を持たない乳業工場が相次ぎ操業を停止し、生乳を出荷できなかった。農家からは「廃棄は人災」と憤る声も上がる。(川崎勇、大山知香)
「停電に備えて発電機を準備してきた。生乳を出荷できたのに、本当に腹立たしい。残念だ」
北海道大樹町で乳牛約1100頭を飼う日昭牧場の西川久雄理事は、6日未明の停電後50時間ほど、8日朝まで軽油を300リットル以上費やして自家発電機を稼働。通常通り1日2回の搾乳を続けた。2日分の生乳約36トンを泣く泣く廃棄した。同牧場は、2013年に発電機を設置。16年には停電時でも牛舎や搾乳設備の電力を確保しようと、約500万円をかけ大型発電機に更新していた。それだけに、悔しさが募る。所属するJA大樹町では、組合員78戸のうち7割が発電機を導入。隣接する広尾町のJAひろおも71戸の8割以上で設置していた。
同町で乳牛630頭を飼う角倉光記さん(65)も、停電時は自家発電機で通常通り搾乳したが、10トン以上を廃棄した。角倉さんは「酪農家だけでは供給責任を果たせない。危機管理体制を改めて考え直すべきだ」と語気を強める。道によると、6〜10の5日間で全道の生乳廃棄による被害額は21億円ほどに上る。
北海道電力への要望も相次ぐ。別海町の60代の酪農家は、乳業メーカーの対応も含め「今回の生乳廃棄は人災と言っても過言でない。電力の安定供給に向けて対策を進めるべきだ」と憤りを訴える。北海道農業団体災害対策本部は、同電力に対し電力の安定供給に関する要請を実施。万全な発電・通電体制の構築や再発防止などを求める。
農水省によると、北海道内にある日量処理量が2トン以上となる乳業工場39カ所のうち、37カ所が大規模停電時に工場を稼働するための自家発電設備を持っていなかった。9割超の工場が操業を一時的に停止し、酪農家が出荷できなくなる事態に陥った。業界の大規模災害時の危機管理のあり方が問われた形だ。
自家発電設備の導入が進まない背景に巨額の費用負担がある。工場の規模によるが、生産ラインを長い時間稼働させる自家発電設備は「高いもので10億円単位になる」(乳業関係者)。定期的な保守点検費用も大きな負担になる。
地震発生直後も生産ラインを稼働できたのはよつ葉乳業の2工場だけ。自家発電設備を導入していたためだ。しかし多くの工場は、クーラーステーションなど周辺施設用に限定した自家発電設備にとどまっているのが実態だ。「落雷などの数時間の停電は想定できるが、これだけの大規模の災害には備えていなかった」(乳業関係者)と明かす。
今回の被害を受け、対応を検討するメーカーもある。Jミルクは「いかに安定したサプライチェーンにしていくかが大きな課題だ」と話す。
21. 中川隆[-13533] koaQ7Jey 2018年9月24日 14:22:39: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18799] 報告
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北海道地震1週間 乳房炎多発 死亡牛も 回復兆候見せず地域経済に打撃 標茶、別海町
2018年09月13日
体力を消耗し、横たわる牛を見つめる宍戸さん(12日、北海道標茶町で=富永健太郎写す)
.
最大震度7を観測した北海道地震は13日で発生から1週間。全道が一時停電したことで、酪農家が深刻な事態に陥っている。停電により満足に搾乳できず、乳量・乳質低下の要因となる乳房炎が多発。淘汰(とうた)された牛や、死亡した牛も発生している。酪農専業地帯では、地域経済への影響が懸念されている。(川崎勇)
「助けを求めるように牛が鳴いていた。乳房炎も多発し、とにかくかわいそうだ」
標茶町で搾乳牛300頭を飼う宍戸豊さん(56)は力なく話す。6日の停電以降、7日夜に発電機を借りて設備を動かし、2日ぶりに搾乳した。だが、出荷できずに、これまでに廃棄した生乳は30トン以上。その間地下水をくみ上げていたポンプも使えず、水の確保にも奔走した。その後停電は解消した。「牛の病気は大丈夫だろうか」。不安は的中した。
搾乳できないことによる乳房炎が50頭ほど発生。死亡した牛も出ている。1日7トン搾っていた乳量は停電前の6、7割に落ち込んだ。体力を消耗し、牛は今も牛床でへたり込む。地震発生から1週間がたとうとしているが、牛の状態は回復の兆候を見せない。
乳房炎は時間を空けて発症する場合も多く、今後も気が抜けない。一般的に治療に1週間から10日間ほど要し、その間生乳は出荷できない。回復しても最悪の場合、元の乳量に戻らないケースもある。「今後どうなってしまうのか」(宍戸さん)。2016年に数億円をかけ牛舎を更新したばかり。被害が収束するめどは立たず、不安が募る。
乳牛頭数が全国の市町村で最も多い別海町。玉置健三さん(60)は、近隣の酪農家から発電機を融通してもらい、停電が復旧した7日夜まで1日1回やっとの思いで搾乳した。ただ、搾乳牛45頭のうち、最大13頭が乳房炎を発症した。停電解消後も乳業工場の受け入れができなかったため、やむを得ず生乳を廃棄した。
玉置さんは「助け合って搾ったのに、受け入れてもらえずショックだった」とうつむく。
道東NOSAIによると、根室地方の9月6〜10日の5日間の乳房炎診断件数は3761件と先月の同時期より1400件ほど増えた。別海町が最も多く、前月比8割増の2457件。潜在的な発生数はさらに多いとみられる。同町が管轄の根室南部事業センターは「診断件数は平時より大幅に増え、一時的に薬の在庫がなくなった。こんなことは初めてだ」と被害の大きさを訴える。
JAしべちゃの千葉孝一組合長は「処理した生乳に対する補償や、電力の供給方法の見直しが必要だ」と強調する。別海町を管内に持つJA道東あさひでは、生乳生産量が25%ほど減少した。JAの原井松純組合長は「二度とこうしたことが起きないよう、インフラ整備を充実してほしい」と訴える。
同町は「地域経済に何かしらの影響があるだろう。町の産業の根幹を担う酪農家が一日も早く元に戻れるよう支援していきたい」(農政課)と強調する。
北海道地震は大規模な土砂崩れなどで41人が死亡し、一時は道全域の約295万戸が停電した。停電はほぼ解消したが、電力の供給は綱渡りの状況が続き、節電が長期化する可能性もある。生活再建に向けた動きが進む一方、現在も1590人が避難し、完全復旧までの道は遠い。
22. 中川隆[-13518] koaQ7Jey 2018年9月25日 13:09:13: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18805] 報告
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北海道を脱原発の実験場にするな --- 森 修 2018年09月20日
私は北海道で生まれ育ち、大学卒業後就職し各地を転勤したが、東日本大震災の年に札幌の子会社に転籍となり、今回の地震を札幌で経験した。最初に思ったことは真冬でなくて本当に良かった。電気が無くともまだ寒くない。犠牲になった方には本当に申し訳ないが、これは天の啓示に違いない。
もし厳冬期の吹雪の夜に同じことが起きたら、高齢者や生活弱者を中心に10万人単位での凍死者が出るだろう。今の暖房機器は電気がなければ全く稼働しないのだ。これは北海道で生活したものでないと実感できないと思う。
また台風一過後で比較的に天候に恵まれたことも不幸中の幸いだった。もし猛吹雪だったら除雪車も出動できず復旧作業は大幅に遅れていただろう。道東の猛吹雪で車が立ち往生し、死人がでた記憶も道民には生々しいが、内地の方には記憶の彼方になった出来事であろう(北海道では本州3島を内地という)。
運転停止中の泊原発(北電サイトより:編集部)
今回は3日ほどで全道概ね通電したが、吹雪が3日も続けば通電もそれだけ遅れ、飲み水も全て凍ってしまう。氷の世界で人は何時間生きていけるのだろうか?内地の方には想像すらできないことだろう。
復旧の目途が立ったころ、民放のアナウンサーが「コストのことを考えて原発を稼働すべきという人がいるが、大丈夫です、電気は足りています。安心して暮らしてください」という趣旨のコメントをしていた。
こいつは道民を馬鹿にしていると思った。
少なくとも供給力と需要のバランスを示し「厳冬期を想定しても十分な供給余力があるので、不需要期の今は大丈夫です」程度のコメントならわかるが、根拠もなく大丈夫は無いでしょう。冗談でなく戦争中に「大和魂で日本は必ず勝つ」の類です。真っ暗な冷凍倉庫に入って、凍っていくペットボトルを抱え、一晩過ごしてからもう一度コメントして下さい。
もっとも北海道電力の供給余力は泊原発が稼働してこそ生まれるのであって、脱原発のマスコミは根拠を示すことは出来ない。だからデマを流して道民を惑わす。あえて脱原発の是非については述べないが、北海道と内地をつなぐ送電線は60万kwの能力しかない。こんな閉じられた供給システムの中で、脱原発の実証実験はやめてもらいたい。道民はモルモットではありません。
脱原発を目指すならば十分な準備をしてやって下さい。東日本大震災以降、順次原発が休止するなか、たまたま電力の供給力不足による停電は発生していないが、北海道電力だけでなくどの地域も綱渡りの需給バランスだったようだ。今回の地震で内地の人も目を覚まして欲しい。
首都圏直下型の地震や東海、東南海地震が起きた時、日本はヨーロッパとは違い他国から電力供給をうけることができない。日本が北海道になるのです。その時、北海道からは60万kwしか応援できません。今回、道民は分かりました。「原発を止めても電力は足りている」は全くのデマです。日本国民も目を覚ますべきです。道民同様モルモットではありません。
高橋知事へのお願いです。今年の冬は道民の命と生活を守るために、泊原発を再稼働させてください。北海道の冬は、空気や水が必須であるように、電気が無ければ生きていけません。根室沖地震の発生確率がまた上がりました。熊本のように胆振東部地震の本震や札幌周辺で誘発地震があるかもしれません。想定外のことは起こるのです。
原発が無くても電力の供給力が十分につくまでは、内地からの応援が無いに等しい北海道を、脱原発の実験場にするのを止めさせて下さい。実験結果は既に出ました。失敗です。マスメディアのデマから道民の生活を守ってください。
宜しくお願いします。
http://agora-web.jp/archives/2034796.html
23. 中川隆[-13525] koaQ7Jey 2018年9月27日 08:49:37: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18853] 報告
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「原発は動かさない」という思考停止からの脱却を 2018-09-27
北海道電力の苫東厚真発電所の4号機が稼働し、北海道の電力供給は「一息」ついています。
また、北電はメンテナンス中だった知内発電所2号機を、予定を一か月以上も早めて9月25日に再稼働。
結果、電力供給力は461万キロワットとなり、9月の想定ピーク需要は確保が可能となっています。
もっとも、北海道の電力需要は、これから冬にかけて膨張していきます。18年1月のピーク時は、525万キロワットに達しました。
全ての(老朽化発電所含む)の発電機を動かしたとしても、「ギリギリ」の状況が続くだけです。北海道の方々は、突発的な停電やブラックアウトに怯えながら、「北海道の冬」を乗り切らなければなりません。
まさに、発展途上国です。
泊原発を再稼働するしかありません。
『動かぬ原発、老朽火力頼み 思考停止が大規模停電招く エネルギー日本の選択 北海道地震が問う危機(上)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3568510023092018SHA000/
6日午前3時すぎ、緊急地震速報のアラームがなった。「震源は苫東厚真火力発電所に近い」。この情報に北海道電力の社員は身構えた。今の北海道電にとって苫東厚真の役割が重いことを知っていたからだ。
苫東厚真発電所の停止が大規模停電を引き起こした(北海道電力提供)
北海道全域で295万戸が停電するブラックアウト。最大の原因は発電能力の過度な集中だった。電力供給の約半分を出力165万キロワットの苫東厚真火力が一手に背負う。砂上の楼閣のようなアンバランスがなぜ放置されていたのか。
「泊原発が最優先だった」。電力関係者は指摘する。207万キロワットの出力をもちながら停止中の泊原発が再稼働すれば供給が安定するのは確か。問題は安全審査の通過が見通せず再稼働時期がまったくわからないのに、現実を直視した対策を打たなかったことだ。(後略)』
「思考停止が大規模停電招く」という見出しだったため、
「思考停止的に原発を停止していたため、ブラックアウトが起きた」
と、反省の弁を述べるのかと思いましたが、何と、
「思考停止的に原発に固執したから、ブラックアウトが起きた」
という、斜め上の記事でございました。
あのね、火力発電所の建設は場所の選定から含めると、十年はかかるのですよ。
菅直人が「不法」に原発を停止させ、北海道電力は手足を縛られた状況で、北海道民の生活やビジネスを守るためにやれることをやってきました。
2011年時点では原子力規制委員会が、ここまで頭がおかしい(活断層がないことを証明しろ!)組織となるなど、誰にも予想がつきませんでした。しかも、自民党政権になったため、政治がもう少しまともに動く(原発を再稼働させる)と期待しても、仕方がない話です。
そもそも、原発が停止した時点で火力発電の建設に手を付けても、2018年には間に合いませんでした。しかも、火力発電は原油はLNGの輸入を増やすため、北海道の電気料金は確実に上昇します。
北海道電力は、「電力の安定供給」と「電気料金上昇を防ぐ」という課題を「手足を縛られたまま」達成しようとし、原発の耐震化や防災に投資を集中させたのです。それを非専門家の部外者(しかも、道民でもない)日系の記者が、
『再稼働に向けた工事を優先し、他の発電所への投資は後回しになった。当然、全体の電源バランスの改善は進まない。』
などと、偉そうに書く。
吐き気がします。
しかも、日経の記事は、
『原発はいつ、何基を再稼働できるかわからない。頼みの火力発電も老朽化で停止リスクを抱え、特に石炭火力は世界的な地球温暖化対策の流れのなか新設も難しい。早急に思考停止を脱し、災害にも強い電力システムの将来像を固めなければ、日本のエネルギー危機は回避できない。』
ろいう文章で記事を絞めているくせに、原発再稼働には一言も触れない。
「早急に思考停止を脱し、災害にも強い電力システムの将来像を固める」
ために、どうしたらいいのかは一言も書かない。原発再稼働無しで、災害に強い電力システムを早急に構築できるはずがないでしょう。
思考停止に陥っているのは、むしろ日経新聞の方です。
思考停止から脱し、現実の北海道電力危機を解決するために、政府が泊原発の再稼働を決断すれば「冬」にはまだ間に合うのです。
「原発は動かさない」という思考停止からの脱却を!
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12407855100.html
24. 中川隆[-13531] koaQ7Jey 2018年9月29日 08:27:16: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18898] 報告
▲△▽▼
北海道の復旧、復興、発展のために(前編)2018-09-29
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12408244056.html
「北海道電力は泊原発を再稼働しなければならない」
と、主張すると、
「北海道に住んだこともない東京都民が何を嘴を突っ込んでいるんだ!」
と、反発する人がいるかも知れませんが、わたくしは小学校は「千歳小学校」です。(もちろん千歳市立千歳小学校)
た〜な〜び〜くけ〜む〜り〜、たるまえの〜。という、千歳小学校の校歌は未だに歌えます。ちなみに、千歳小学校百周年の記念パレードの際に、先頭で大太鼓を叩いていたのはわたくしです。
小学校の頃は、千歳の市民スキー場(まだあるのかな?)やモーラップスキー場で、スキーに明け暮れていました。雪が積もった校庭を踏み固め、スケートリンクを作る「あの儀式」も、何度も経験しています。
というわけで、北海道の「冬」がいかなるものかは嫌というほど知っているのです。金属を触ると、手に貼りつくという極寒も、未だに身体が覚えていますよ。
北海道の冬がいかに残酷であるかを理解しているからこそ、泊原発を動かさなければならないと主張しているのです。
泊原発を再稼働するためには、まずは「地元」が声を上げる必要があります。つまりは、道議会と北海道知事です。
『全道停電「北電の責任重い」 道議会で知事 地震被害1500億円超
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/230038
高橋はるみ知事は20日の道議会代表質問で、胆振東部地震に伴ってブラックアウト(大規模停電)が発生したことに関し「深刻な事態だ。北海道電力の責任は極めて重い」と述べ、北電の責任に初めて言及した。ブラックアウトを含めた今回の災害対応について検証する委員会を早期に設置する意向も示した。
知事は、ブラックアウト発生に関する道の責任をただされ、「道としては、大規模停電の影響をできるだけ緩和していけるよう停電対応のあり方や非常時の備えなどについて検証し、必要な対策を講じる」と述べるにとどめた。』
いや、「必要な対策を講じる」というならば、道議会や道知事は泊原発の再稼働を政府に求めなければならないでしょう。
といいますか、他に「ソリューション(解決策)」があるというならば、是非とも伺いたいところです。現実には、そんなものはありはしません。
結局のところ、緊縮財政、規制緩和、自由貿易というグローバリズムのトリニティを推進してきた日本政府は、地方自治体を含め、
「政府が国民の生命や財産を守る」
という、基本的な義務を放棄したとしか思えません。
ある「専門家」の方に聞いたところ、厳冬期の北海道で今回のようなブラックアウトが起きた場合、死者は数千人(!)にのぼるだろう、とのことでした。
政府の役割を「小さくする」ことを善と考える現在の日本政府や北海道庁にしてみれば、大停電で大勢の住民が凍死する事態になったとしても、
「そんなものは、自己責任」
で済んでしまうのでしょうか。
ならば、政府などいらない。国民を守るために最大限の努力をする。これは政府の「義務」だと信じているわけですが、すでに日本には「政府」は存在しないも同然なのですか?
今回の全道ブラックアウトや、台風により吹き飛ぶ太陽光パネルの数々を見ていて、改めて理解できました。
小さな政府だの、原発を動かさないだのといった「贅沢」は、平時にしか通用しないのです。現在の日本は、すでに「非常事態」に突入しています。
何しろ、厳冬期に北海道電力の老朽化火力発電が緊急停止すると、数千人の「同じ国民」の生命が奪われかねない状況なのです。
ちなみに、未だに「原発再稼働はまかりならない! 太陽光で〜」とか頭のおかしいことを主張する人がいますが、冬の北海道で太陽光発電は役に立ちません。
そもそもが、ベースロード電源になりえないことに加え、雪がパネルに積もるだけで発電不可能になります。しかも、夜はいずれにしても発電できません。
それにも関わらず、イデオロギー的に原発再稼働に反発し、まともな代替案も出さない反原発派や、無策放置主義の北海道知事や道議会には怒りしかわいてきません。
日本国は、北海道に暮らす数百万の「同じ国民」を守るために、原発再稼働を決断しなければならないのです。
その上で、北海道の復旧、復興、発展のために何をするべきかについては、明日、書きたいと思います。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12408244056.html
25. 中川隆[-13530] koaQ7Jey 2018年9月30日 18:17:05: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18922] 報告
▲△▽▼
北海道の復旧、復興、発展のために(中編)2018-09-30
9月27日に電事連が「北海道胆振東部地震における 大規模停電の発生について 」という調査報告書を公表しました。
同報告書によって、(電事連は言っていませんが)、
「泊原発を稼働していれば、全道ブラックアウトは起きなかった」
ことが確定しました、電事連や電力関係者は口にしないでしょうから、あえて大声で言います。
「泊原発を稼働していれば、全道ブラックアウトは起きなかった」
電事連の報告書によると、ブラックアウトまでの経緯は以下の通りです。
@ 地震発生直後(地震発生〜周波数回復)
1. 苫東厚真2,4号機停止(発電:▲116万kW:タービン振動検知) により周波数が急低下した。加えて苫東厚真1号機の出力が低下した(発電:▲5万kW:推定)
2. 北本連系設備から緊急的に電力を受電した
3. 周波数の低下により負荷遮断を行なった(需要:▲130万kW)
4. 狩勝幹線、新得追分線、日高幹線の送電線故障により、道東エリア及び北⾒エリアが停電(需要:▲約13万kW)、水力が停止した(発電:水力▲43万kW)
5. 周波数の低下により風力が停止した(発電:風力▲17万kW)
6. 周波数の低下が46.13Hzで止まり、回復方向に切り替わった
7. 中央給電指令所よりバランス停止中の水力・火力発電機に起動指令を行った
8. 北本連系設備や水力のAFC機能により周波数が一時的に50Hzでバランスした
A 地震発生直後(送配電線再送電〜負荷遮断2回目)
9. 狩勝幹線、新得追分線、日高幹線ほかの事故復旧(自動)により道東エリアが復電した
10. 需要増加により徐々に周波数が低下した
11. 中央給電指令所の指令により火力の出力が増加した
12. 苫東厚真1号機の出力が低下した(発電:▲20万kW推定)
13. 周波数の低下により負荷遮断を行った(需要:▲16万kW)
B ブラックアウトまで
14. 苫東厚真1号機停止(発電:▲10万kW推定)したため再び周波数が低下した
15. 周波数の低下により負荷遮断を行った(需要:▲6万kW)
16. 知内1号機、伊達2号機、奈井江1号機が停止した(発電:▲34万kW)
17. 周波数の低下により水力(主に46Hz以下)等が停止するとともに北本連系設備が運転不能となった
18. 北海道エリアがブラックアウトに至った
改めて、電力とは供給側と需要側が一定の周波数の範囲内(北海道は50kh)内で安定させなければなりません。さもなければ、電気機器や発電機が破損します。
ブラックアウトに至るまでの周波数の変動は、以下の通り。
【全道ブラックアウトに至るまでの北海道電力の周波数の変動】
http://mtdata.jp/data_61.html#blackout
周波数の動きを見ると、ブラックアウトの「危機」が三回あったことが分かります(三回目で力尽きた)。
一つ目は、地震により苫東2、4号機が停止し、116万kWが失われた時点。
二つ目が、苫東1号機の出力低下。
三つ目が、苫東1号機の停止を受けた周波数低下による水力の停止と、北本連系設備の停止(本州と北海道を結ぶ線)。
泊原発が稼働していた場合、何しろ200万kwのベースロード電源の発電機が動いているわけですから、苫東厚真のシェアははるかに低かったでしょう。
ということは、そもそも@が起きなかったのです。何しろ、発端は苫東厚真の116万kwの喪失なのです。
しかも、泊原発がある地域の震度は「2」であったため、原発は停止せず、苫東厚真2、4号機の喪失をカバーすることが可能でした。あるいは、他の発電機が出力を上げることで、周波数の低下は起きなかったはずなのです。
もちろん、苫東厚真の1号機が「根性」で発電を続け、周波数が維持された場合、周波数の低下を受けた各発電機の「負荷遮断」の連鎖は起きず、ブラックアウトまでには至らなかったかも知れません。最終的には、苫東厚真1号機が力尽きたことで、ブラックアウトとなりました。
とはいえ、そもそも当初の時点で苫東厚真2、4号機の停止をカバーすることさえできれば、その後のブラックアウトに繋がる負荷遮断の連鎖は起き得なかったのです。
というわけで、泊原発を稼働していれば、今回の全道ブラックアウトは起きませんでした。
それでもなお、
「泊原発が動いていても、ブラックアウトに至った」
「厳冬期の北海道の住民などどうでもいい。とにかく、原発を動かしてはいけない」
と、主張するのですか?
主張するのでしょう。頭がおかしい反原発派のイデオロギー的反原発論により、日本国のエネルギー安全保障は壊され、このままでは北海道は再度のブラックアウトの危機に怯えながら、厳冬期を迎えることになります。
北海道の方々を「同じ国民」「救わなければならない国民」と認識するならば、声に出さなければなりません。
泊原発が稼働していれば、ブラックアウトは起きなかったという「真実」について。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12408547550.html
26. 中川隆[-13434] koaQ7Jey 2018年10月05日 10:09:38: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-19024] 報告
▲△▽▼
<北海道地震>原発停止、再生エネ後手…政策の課題映す
10/4(木) 22:34配信 毎日新聞
苫東厚真火力発電所=北海道厚真町で2018年9月12日、本社機「希望」から梅村直承撮影
北海道内で9月6日の地震直後に全域停電(ブラックアウト)が発生してから約1カ月が経過した。今回の問題の背景には原発が動かない中で火力発電に過度に依存する一方、再生可能エネルギーも活用しきれていない実態がある。北海道電力だけでなく、国のエネルギー政策の課題を映し出している。【和田憲二】
◇火発依存リスク 全国に
経済産業省の認可団体「電力広域的運営推進機関」が設置した第三者委員会の分析などによると、地震直後に苫東厚真(とまとうあつま)火力2、4号機(計116万キロワット)が停止し、送電線故障で水力発電計約43万キロワットも停止。地震直前の需要・供給量(約309万キロワット)の半分を失った。一部地域で強制停電を行い綱渡りの調整をしたが、苫東厚真1号機(35万キロワット)も故障で止まり、ブラックアウトに至った。
浮かび上がるのは、泊原発(計207万キロワット)が長期停止する中で、大規模火力の苫東厚真に過度に依存していた問題だ。原発再稼働を見込んで設備投資を控える一方、小規模火力より効率の良い苫東厚真を重視し、コスト優先の供給体制を築いていた。2016年の電力小売り全面自由化後は他社に顧客を奪われ、経営は厳しい。
他電力の関係者は「地震後に起きた発電設備や送電線の故障は設備投資を絞っていた結果」(幹部)と指摘する。ただ、自由化後の競争激化でコスト抑制を追求せざるを得ないのは他電力も同じだ。
再エネの活用にも課題を残した。道内には太陽光と風力で計170万キロワット超の発電設備があるが、地震直後に機器の故障を防ぐため自動停止した。太陽光などは天候による出力変動が大きく、これを調整するには火力発電などの稼働が必要で、太陽光などを全面的に使うまで約1週間かかった。
国は、30年度に再エネを「主力電源化」する方針を掲げ、蓄電池などの技術革新や電力会社間の融通強化を促してきた。しかし、今回の地震で、非常時に安定供給できる体制が確立されていない現状が改めて示された。経産省は「現時点での再エネの実力と課題が明らかになった」として、必要な対策を急ぐ考えだ。
◇牛乳、もろい供給体制 停電で工場稼働できず
全国の生乳(牛乳・乳製品の原料)生産量の半分を占める酪農王国・北海道が被災し、牛乳が一時品薄になった首都圏のスーパーの店頭などでは販売がほぼ正常化した。ただ、他の都府県での生産が先細りする中、北海道に依存する供給体制のもろさが露呈した格好だ。
農林水産省によると2017年度の生乳生産量は前年度比0.7%減の729万トンで、その53%が北海道産。道内で搾られた生乳は毎日専用の貨物船で茨城県の日立港、一般の客船で関西へそれぞれ輸送されている。
台風などで出航できないこともしばしばで、地震直前も台風21号の影響で船が欠航していた。また、牛は暑さに弱く、業界団体Jミルクによると、7〜9月の本州の生産量は前年比2.7%減。そこに北海道地震が追い打ちをかけた。北海道では乳業メーカーの工場が停電で稼働できず9月6〜10日に生乳2万トンが廃棄された。
供給体制の回復が遅れ、首都圏や関西圏で展開するスーパーは「地震後1〜2週間は一部商品が品薄になり、購入できる点数を限って販売したが、9月末には通常の8〜9割に回復した」と話す。
1990年代以降、酪農家と飼育頭数は減少傾向で、この10年で酪農家は3割、飼育頭数は1割減った。高齢化や後継者難への対策も急務となっている。ホクレン農業協同組合連合会は「乳牛を増やして生産量を拡大してきたが、他の都府県の生産を何とか維持してもらいたい」と全国的な供給体制の改善を訴えている。
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39. 2018年11月13日 07:27:56 : eJU48yDohM : 5OVWoYfapDA[18]
〇小沢一郎の政治姿勢は一貫しており、変わっていない。
>小沢さん「アベの新自由主義と、軍を海外派遣を壊す。アベノミクスで格差が開いている。個人所得、消費を増やす。将来の生活不安をなくす。富の公平な配分を政治で実行する。昔の自民党はそれがあったが、小泉、アベで変わった。それを放棄した。___
>小沢さん「日本人は、保守的で変化を嫌う。しかし、古いものを壊さなければ、新しいものを建てられない。今、私が日本の何を壊したいか。アベの壊憲を、壊す。アベノミクスで作られた格差を壊す。国民の生活が第一、政治は国民の生活を守る。仁徳天皇の食事の煙の逸話。— ヤマボウシ
〇そして日本に巣食う「利権と腐敗の構造」も変わっていない。
安倍政権では、さらに狂暴・凶悪になった。憲法を破壊し、国民を悲惨に追いやり、国を売り、司法・検察も私物化した。国権の最高機関は、虚偽と詭弁を繰り返す狂気の舞台と化した。まさに腐敗権力の末期症状であり、その後に待ち構えているのはファシズムである。取り返しのつかない状況になる前に、護憲・民主勢力による政権交代を実現しなければならない。
____________________________________________
>構造改革のための25のプログラム その 1 ___石井紘基
https://exp999.wordpress.com/2014/10/25/1-%e6%97%a2%e5%be%97%e6%a8%a9%e7%9b%8a%e3%81%a8%e9%97%98%e3%81%86%e5%9b%bd%e6%b0%91%e6%94%bf%e6%a8%a9%e3%82%92%e3%81%a4%e3%81%8f%e3%82%8b/
〇官企業の全廃がもたらす経済の覚醒 ___ 既得権益と闘う国民政権をつくる
今日の、わが国に根付いている「官制経済システム」とは、経済に対する政治・行政権力の支配であり、その意味で一種の社会主義体制である。こうした体制においては市場の競争原理は抹殺され、価値の創出は減殺され、資本の拡大再生産機能が失われる。
一定の経済水準に達した社会における社会主義は極めて危険である。それはソ連邦の崩壊 や東欧社会主義諸国の末期において、すでに実証されている。経済は市場と不可分なのだ。今日わが国において市場経済を樹立するには、体制の変革が必須である。体制変革とは、すなわち革命である。
わが国の官制経済体制には政官権力の利益と既得権が貫徹している。さまざまな制度や、意識、社会システムがそれを支えている。こうした既得権の集大成を打破するためには、ある程度の社会的混乱は避けられない。社会的混乱は二つの要因から起こる可能性がある。
一つは、既得権益に依拠する勢力とその犠牲になってきた民間企業や勤労者との対立から だ。もう一つは、補助金団体や天下り団体、そのファミリー企業において多数の失職者が出現することからだ。こうした事態に対処し、改革を成功させるために は、民主的で強力なイニシアティブが不可欠である。
したがって、真の構造改革の断行を可能にするには、総選挙において改革のプログラムを明確に問い、政治責任を明示した公約を掲げ、四年間の信任を得た、強力で有能な国民政権の樹立が必要になる。
この政権がつくるプログラムは、三年間で国家の基本的モデルチェンジを断行し、変革の成果を得なければならない。そして、遅くとも五年後には経済の快調な走りを実現することに責任をもたなければならない。
小泉内閣は国民の熱狂的な支持を受け、平成十三年の参議院選挙で勝利した。しかし、それは単に、従来の政治に対する幻滅が期待となった人気に基づくもので、構造改革のプログラムを明示して国民に選択を求めたものではない。小泉氏に真の構造改革を断行する決意があるならば、彼は改めて早急に国民が確信を持てる改革プログラムを提示し、そのための体制を確立すべきである。さもなくば新たな革命的政権にとって替わる必要がある。>
>「小沢一郎の疑獄事件には、この国の利権構造が集約されている」以下転載・・・・
http://ameblo.jp/dembo531/entry-11880169601.html
2012年 11月21日 Dear Slave III 経堂雪乃
小沢一郎の疑獄事件には、この国の利権構造が集約されている。壮絶なバッシングのモチベーションは小沢が掲げていた政策をみれば明らかだろう。つまり弾圧は彼が政界、財界、官僚、米国、報道これら全ての既得権益の解体を目指し、エスタブリッシュメントの逆鱗に触れたことに拠るのである。
マニフェストの骨子とは@特別会計の廃止、A独立行政法人など外郭団体の統廃合、B天下りによる官僚OBの不労所得の禁止、C米国による内政干渉の排除、Dクロスオーナシップ(新聞社によるテレビ局経営)の禁止と電波オークション制度の導入、E企業団体献金の廃止(「政党評価表」による外資支配の排除)、F消費税引上げ禁止、G最低賃金法の導入と非正規労働の規制強化であり、つまり政策本質とは支配体制の破壊そのものであったわけだ。
あらためて説明するが、@‘特別会計’とはこの国の本体予算であり国家会計の本質だ。新規国債や年金、郵貯資金からの調達分(財政投融資)を合算し総額は300兆円規模となる。一般会計との重複を差し引き実効額は270兆円と推定されるが、国会の承認を得る必要がないことから、使途は実質として官庁裁量となる。つまり官吏によって私物化されているわけだ。
単式簿記という前近代的な会計方式により使途の遡及は極めて困難であり、財政のブラック・ボックス化がGDPの3倍超となる破滅的な国家債務をもたらしたと言えるだろう。」つぎにA‘独立行政法人’だが、繰り返し論述したとおり旧特殊法人である100余の外郭団体群が、財政投融資を通じ400兆円を超える債務を累積してきたわけだ。大半の法人は一般事業と重複し民業を圧迫するか、もしくは何らの生産活動も行っていない。
つまりB‘天下りによる官吏OBの不労所得’の最大が目的化されているのであり、官僚利権の本質と言えるだろう。年間の補助金だけで消費税額と拮抗する12.7兆円に達し、独立行政法人が起債した財政投融資という莫大な債務も国債に置換され、国民が租税により償還していると推定されている。
この国では90年代から「年次改革要望書」を通じ、あらゆる法案が米国の意向に基づいて起草されていたのだが、小沢・鳩山政権は発足直後にこれを破棄に持ち込んでいるのだ。C‘米国による内政干渉の排除’を実践し、つまり宗主国に対し反旗を翻したのだから、実働部隊である東京検察庁が国策捜査を発動し、反逆者を粛清するのも当然と言えるだろう。「年次改革要望書」は後に発足した管政権下において「日米経済調和対話」として刷新され、復活したことはご存じのとおりだ。
この国の報道は主権侵害の排除という英雄的行為を賞賛するのではなく、むしろ愛国者を背徳者として葬ろうとしているのだが、執拗な攻撃は社会正義ではなく、私欲によるものであることは語るまでもない。テレビ各局が支払う電波利用料が総売り上げの0.2%に満たないことは公然であり、メディアが総務省の所轄事業として便宜供与を受け、報道と行政が癒着し共謀関係にあることは明らかだろう。
小沢一郎は国庫財源として電波の適正使用料を設定し、EUに倣い電波入札制度を導入しようとしていた。そのうえ独占資本による情報支配を抑制するためD‘クロスオーナー・シップ(新聞社によるテレビ局経営)’の解体を目指していたのだから、メディアがバッシングに狂奔するのも当然である。
この国の政治とは、日本経団連が策定する「政党評価表」に示された政策の達成度によって献金が増減されるというふざけたシステムなのだけれど、つまり小沢一郎はE‘企業団体献金の廃止’によって、資本が国政を私物化する構造を解体しようとしたわけだ。経団連の過半数株式は外国人投資家によって制圧されているのだから、この構造において国政は民意ではなくJPモルガンチェースやゴールドマンサックスなど多国籍ファンドによって運営されているのだ。
何度でも繰り返すが、過去10年間に導入された時価会計制度、資本規制撤廃、輸出税還付制度や外貨準備金の過剰積立など外国勢力が要求した政策により、毎年国税収入を超えるカネが流出しているのだから反駁の余地は無い。キャッシュフローが明示していることは、この国が実質のプランテーションであるという現実に他ならない。
フラット税制(一律徴収の消費税)と労働者の非正規化は多国籍企業の常套手段であり、いずれの進出地においても貧困の蔓延と労働者の没落をもたらしている。消費税引上げによる13兆円のうち約50%が、輸出還付金として経団連(多国籍企業)グループに付与されるのは周知のところだろう。また2003年の派遣法改正によって労働者の約40%が使い捨ての非正規となり、年間30兆円の給与所得が不当に搾取されていることは繰り返し論述したとおりだ。
つまり小沢一郎が掲げたF‘消費税引上げ禁止’、G‘最低賃金法の導入と非正規労働の規制強化’とは、グローバリズムの対立概念(アンチテーゼ)なのであり、国民の総意である市場原理主義から修正資本主義への転換政策に他ならない。
錯乱するメディアは事件本質を収賄事件に矮小化しようと必死なのだけれども、小沢に関わる一連の擾乱は資本帝国と国民国家の相克であり、二項対立が激化する歴史本質の顕現なのである。
___________________________________________
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/551.html#c39
2. 地下爺[3424] km6Jupbq 2018年11月13日 07:28:35 : ygnIofYuD6 : wi1STPEnmmE[225]
◆画像の引用元◆
安倍昭恵、二年留年の専門学校卒でも這い上がれた森永の令嬢?の有り難み
https://madonna-elegance.at.webry.info/201706/article_40.html
>安倍晋三夫人の安倍昭恵が学歴は聖心女子、とくれば後ろに大学、美智子妃や
橋本龍太郎夫人(美智子妃と橋本夫人は同級)の聖心女子大、と思いたく
なるが今や存在すらない「聖心女子専門学校・英語科」、・・・・・
よくぞこんな学校をどうやって見つけたのか、どこかのゴミ箱で、と
思いたくもなるが、これが森永製菓の五代目社長の「令嬢」と思えば
奇々怪々の脱落である。さらにその専門学校ですら二年留年している。
3. 地下爺[3425] km6Jupbq 2018年11月13日 07:31:12 : ygnIofYuD6 : wi1STPEnmmE[226]
◆画像の引用元◆
学歴詐称ディスコクイーン安倍昭恵AkieAbe
https://mamorenihon.wordpress.com/abeakie/
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/566.html#c3
24. 2018年11月13日 07:32:24 : wL0F29MjCs : J0veVU7oJnQ[5]
中川隆さん=実は管理人さんのなりすまし説と賢明な判断をされて
阿修羅掲示板から出て行った人々は多いでしょう。
「DNA鑑定で正しさが証明された」云々を抜かしておりますが
阿修羅掲示板の電脳看板の基本である「いつ・どこで・誰がしたのか・
実名ナシ・発表者の写真ナシ」ですから、インチキそのものの
デマ屋の極みですな。パヨクではお金が儲からないから
「ネトウヨに偽装転向鞍替え」がミエミエですわ。
そんな輩を野放しし放題にしてるんだから、
中川隆=管理人説、で阿修羅掲示板に見切りをつけられて当然でしょう。
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/499.html#c24
6. 中川隆[-13593] koaQ7Jey 2018年11月13日 07:32:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20605]
死ぬまで働けと強制する社会だからカフェインが私たちの身近にあるのだ
ドラッグには大きく二つに分別するとしたら、アップ系とダウン系に分けられる。アップ系というのは、それを取ると「覚醒」する方向に作用するものだ。ダウン系というのは、それを取ると「鎮静」する方向に作用するものだ。
アップ系の代表的なものは覚醒剤(メス)やコカインであり、ダウン系の代表的なものはヘロインやモルヒネ、アヘン(オピウム)である。
どちらを好むのかは人によって違うのだが、重度のドラッグ依存になるとどちらも使用する依存者が出てくる。過度に覚醒してざわつく神経を今度は一気に鎮静させたいという気持ちになるからだ。
ドラッグ依存者のこのような行動を唾棄する人は多いが、私が見たところ日本人はこれを合法的な方法で「みんなやっている」ように見えて仕方がない。日本人は朝になると栄養剤やエナジードリンクやコーヒーやタバコをとって、夜になるとアルコールを飲んでいるではないか。
意識的にも無意識にも、カフェインやニコチンで覚醒させてアルコールで鎮静させているのである。最近、社会はニコチンを排するようになっているのだが、カフェインは無条件で受け入れられている。
あらゆる栄養ドリンク、エナジードリンク、眠気覚まし、コーヒー、紅茶にカフェインが入っており、日本人はそれを途轍もなく好んでいるように私には見える。70歳まで働け、と社会は日本人に強制している。疲れた身体にムチ打って働くためにカフェインは最良だ。(鈴木傾城)
人によってはカフェインが「覚醒剤」と同じ作用を生み出す
凄まじい覚醒力を手にいれるには、覚醒剤が最も強烈であるのはドラッグ依存者であれば誰もが知っている。覚醒剤に勝る覚醒ドラッグは世界中どこを探してもない。覚醒剤はキング・オブ・ドラッグなのである。
しかし、マイルドな覚醒なら手に入れるのは難しくない。その中のひとつは、誰もが知っていて、誰もがすでに摂取している「カフェイン」である。
すでに、カフェインがなくてはならない必需品になっている人も多いはずだ。
現代社会は自分の体調に関わらず、決まった時間に起きて決まった時間に働かなければならない。時には、過労で死んでしまうのではないかと思うほど遅い時間まで働く必要がある。
そのために、現代社会では道を歩いていても、会社にいても、レストランに行っても、コンビニに行っても、どこでもコーヒーが飲めるような環境になっている。打ち合わせでもコーヒーが出てきて、無意識に覚醒を強制されることもある。
いつしか現代社会は「カフェイン」をうまく使って、人々を無理やり働かそうとする文化や風習ができあがっていたのである。
カフェインは、あまりにもありふれているので、それが「ドラッグ」であると気付かないで飲んでいる人も多い。
コーヒーに含まれるカフェインは量が少ないからドラッグであると気づかない。それを飲んだからと言って強烈にキマるわけではない。足りない量を飲んで「効いているのか、効いていないのか分からない」ような状態の中にある。
ここがカフェインと覚醒剤の違うところだ。効き目がマイルドなのである。
もっとも、カフェインでも意識できるほどの覚醒を手にいれることもできる。方法は単純だ。「効いている」と自覚できる量までカフェインの量を増やせばいいだけだ。
身体にきちんと作用する量を摂取できたら、人によっては「覚醒剤」と同じ作用をカフェインで生み出すことができる。
400mg以上飲めば「マイルドな覚醒」を意識できる
カフェインは、400mg以上飲めば「覚醒」を自覚できるようになると言われている。インスタント・コーヒーは、1杯でだいたい50mgだから、8杯連続で飲めば「覚醒する」ということになる。
覚醒するのはいいが、さすがにコーヒーを8杯も飲むのは誰にとってもキツい。一気にそれを飲むのは不可能かもしれない。レギュラー・コーヒーは濃いので1杯100mgほどはあるのだが、それでも4杯飲まなければならない。
一番いいのは、カフェインを錠剤で取ることだ。
たとえば、日本ではカフェインの錠剤がどこの薬局でも売っている。どこの薬局でも店員に言えばすぐに出してくれる。一般的なものでは24錠入りで400円くらいだから、1錠約17円である。覚醒剤に比べたら、ただみたいなものだ。
日本で普通に手に入るカフェインの錠剤は、だいたい1錠100mgである。つまりインスタント・コーヒー2杯分のカフェインが含有されている。「用法・用量」は1回1錠となっている。1回1錠でも、それなりに効く。
しかし、自覚できるほど「覚醒する」ためには、400mg以上は必要なのだ。つまり、この錠剤を最低でも4錠を一気に飲み干すということになる。
それだけで「普段とは違う」という覚醒感を手に入れることができるようになる。金額にしても4錠飲んでも68円程度だから安いものだ。
ただ、カフェインは覚醒剤と違って、多幸感のような感覚は期待できない。心臓の鼓動は激しくなり頭は冴えるが、それだけだ。体質は人によって違うので、体調を大きく悪化させることもある。
もし量が体質に合えば、そこで期待できるのは集中力だ。
大量のカフェインの効果で疲労感がなくなって集中力が生まれるので、目の前の仕事を片付けやすくなる。それだけの「覚醒」である。もちろん、体質に合ったとしても身体に負担がかっているわけで健康に良くない。
一番手っ取り早いのが「カフェイン」である
ドラッグが嫌いだと言っている人が、カフェイン中毒になっていたりするのだから面白い。カフェインもドラッグの一つであり、現代人はカフェインの力を借りて日常を乗り切っていることに気づいた方がいい。
カフェインの他に人間の脳を覚醒させる物質は他にもいろいろある。スマートドラッグはその最たるものである。
リタリン、ヌートロピル、アニラセタム、ヒデルギン、サーミオン……。いくつものある。スマートドラッグも、その成分は覚醒剤とよく似たようなものであり、実は副作用もかなりある。しかもそれらは日本で手に入れることは難しい。
したがって、一番手っ取り早いのは「カフェイン」ということになる。カフェインは、人生を破滅させない程度に、そして自覚できる程度に「覚醒」できる。覚醒剤のように「誰でも100%覚醒する」というような強烈なものではないのも事実だが、少なくとも合法ではある。
合法に「覚醒」を手に入れるのはカフェインが一番安価である。しかもカフェイン中毒になったからと言って誰もそれを非難しない。普通にとっていれば意識できないくらいの作用しかないから、カフェインは法律で規制されていないのだ。
もっとも、無害だと思われているカフェインも体重50kgの人が3時間以内に850mg以上を摂取すると死に至ることもある。カフェインの錠剤を一気に10錠飲むとか、エナジードリンクを大量に飲み続けると中毒死することもある。
しかし、コーヒーを3杯や4杯飲んだくらいでは死なない。長らくコーヒーを摂取し続けるとカフェイン依存になるかもしれないが、覚醒剤の依存者になるくらいなら、カフェイン依存者になった方がよほどいい。
依存しないで一定の覚醒ができてパフォーマンスが出せるのが一番いいのだが、そうでないのであれば、割り切ってとった方が手っ取り早い。
鈴木傾城はどうなのか。私も気がつけばカフェインにどっぷり浸りきっている生活になっている。知らない間にカフェインが欲しくなる。やめられない……。
あなたは、どうだろうか。もしかしたら、あなたもカフェイン依存になっているかもしれない。そうであれば仲間だ。「70歳まで働け」「死ぬまで働け」と強制する社会だから、カフェインは私たちの身近にあるのだ。(written by 鈴木傾城)
https://blackasia.net/?p=10095
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/736.html#c6
4. 地下爺[3426] km6Jupbq 2018年11月13日 07:32:57 : ygnIofYuD6 : wi1STPEnmmE[227]
1. 2018年11月13日 07:34:37 : G8pg0pL4va : XCV9WX2v0Qc[93]
これが現実なのでしょう、連日全報道が政権忖度報道を続けた結果ここまでマインドコントロールが進んでいるということ。日本で事実を知ることは非常に困難になっている。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/568.html#c1
3. 2018年11月13日 07:34:43 : SFf0iMP1N6 : pGJUxgu1uKE[-125]
いい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろいい加減安倍政権の人たちが虐殺されろ
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/548.html#c3
37. 2018年11月13日 07:36:11 : sNPfRYCs2c : JTL3Cc0BSTk[-106]
45656
カルト間では、冷静な話し合いはなかなか難しいものです。
私たちは、これらを迅速に解決して参りました。場合によって家庭裁判所の調停を利用したり、裁判を提起したりしながら、根本的な解決をはかります。
取扱う個人情報の漏えい、滅失または毀損等を防止するため、必要かつ適切な措置を実施して、個人情報を適切に管理します。
個人情報の取り扱いに関し、従業者に対して適切な監督を行なうとともに、個人情報の取扱いを委託する場合には、委託先が個人情報を適切に管理するよう監督します。
↓
http://www.loppo.gr.jp/members/member.html
弁護士道本周作
登録番号35134(第57期)
北区 人権擁護委員
北区 男女共同参画審議会委員
参考資料
法律事務所と集団ストーカー
http://www.asyura2.com/12/cult9/msg/661.html
弁護過誤! オリンパス代理人に市民団体が懲戒請求!
http://news.livedoor.com/article/detail/5852938/
カルトへの「ストーカー業務の委託」について -『オリンパス事件」 - 証拠士は見た! すぐ隣にいる悪辣非道な面々
http://www.cyzo.com/2011/10/post_8912_entry.html
集団ストーカー企業リスト@wiki
https://www38.atwiki.jp/gangstalker/pages/132.html
ブラック化した業種
http://wpb.shueisha.co.jp/2016/01/27/60035/
http://www.asyura2.com/12/cult9/msg/661.html#c37
216. ボケ老人[29] g3uDUJhWkGw 2018年11月13日 07:41:40 : QHkUDaloVM : nhEL_@HJWto[-2868]
>210.罵愚
罵倒されるべき愚者を『駐留なき安保論』で見直してやろうかと思ったのに
また元に戻ったか。
罵愚は「駐留なき安保、WGIP、ハーグ陸戦条約、日本国憲法」等々について
字面を覚えているだけで中身が全くないのがよくわかったよ。
日本の安全保障、外交の基本方針は、どうあるべきか? だったと思うのが… だったと思うのが…】
で、
罵愚はどう考えているんだ。
拝聴しようじゃないか。
わたしが、
『拉致問題の解決なしには一切の資金提供しない』と宣言すべきだと述べたことに対して
いや違う【真っ先に憲法改正だ】と打(ブ)った挙句
その後が全く続かなったこともあったよな
日本国憲法押しつけ論で勢いよくハーグ法違反と叫んだところ
肝心のハーグ法の中身を挙げることができず
議論にならない問答無用の【マッカーサー草案の存在がハーグ法違反】
で頓挫したこともあったよな
サア
【日本の安全保障、外交の基本方針は、どうあるべきか?】
罵愚大明神のご意見は?
【多摩】はこういうときに、既に述べたと絶対に自分の意見を言わないんだ。
【罵愚】はどうするかな
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/434.html#c216
2. 2018年11月13日 07:42:04 : S0bMBhycxY : nxqPV2CONlA[1]
イランチケーはどこまで堕ちる気かね?ゴシップ週刊誌以下のモンに成り下がりおった。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/568.html#c2
3. 2018年11月13日 07:42:39 : SFf0iMP1N6 : pGJUxgu1uKE[-124]
いい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐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の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろいい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろ
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/568.html#c3
5. 2018年11月13日 07:45:05 : S0bMBhycxY : nxqPV2CONlA[2]
そりゃあ、貴様等のバックがトランプ、プーチン、習達によって過去の悪行と正体が暴かれ、大変な時だものね。
確かこのゴロツキ女は「家庭内野党」などといったが、次々主人の悪事に加担した事をバラした意味では悪い意味でそうなっている、が、こいつも所詮ブタ箱行き以外には道は無い。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/566.html#c5
24. 2018年11月13日 07:47:26 : wL0F29MjCs : J0veVU7oJnQ[6]
バカヒの植村は、櫻井よし子女王様の下僕であることが証明されたワケだ。
「楽なログ」の井上先生などの知人の諫言こと
「国連か国際司法裁判所に訴えれば勝てます」をシカトにて
「ガイジンよりも同じ日本人どうしのほうがはるかに信頼がおける」と
頑迷な行動をとった植村がなぜそうしたかの理由の説明がつくではないか?
38. 2018年11月13日 07:47:37 : sNPfRYCs2c : JTL3Cc0BSTk[-105]
1234
カルト間では、冷静な話し合いはなかなか難しいものです。
私たちは、これらを迅速に解決して参りました。場合によって家庭裁判所の調停を利用したり、裁判を提起したりしながら、根本的な解決をはかります。
取扱う個人情報の漏えい、滅失または毀損等を防止するため、必要かつ適切な措置を実施して、個人情報を適切に管理します。
個人情報の取り扱いに関し、従業者に対して適切な監督を行なうとともに、個人情報の取扱いを委託する場合には、委託先が個人情報を適切に管理するよう監督します。
↓
http://www.loppo.gr.jp/members/member.html
弁護士道本周作
登録番号35134(第57期)
北区 人権擁護委員
北区 男女共同参画審議会委員
参考資料
法律事務所と集団ストーカー
http://www.asyura2.com/12/cult9/msg/661.html
弁護過誤! オリンパス代理人に市民団体が懲戒請求!
http://news.livedoor.com/article/detail/5852938/
カルトへの「ストーカー業務の委託」について -『オリンパス事件」 - 証拠士は見た! すぐ隣にいる悪辣非道な面々
http://www.cyzo.com/2011/10/post_8912_entry.html
集団ストーカー企業リスト@wiki
https://www38.atwiki.jp/gangstalker/pages/132.html
ブラック化した業種
http://wpb.shueisha.co.jp/2016/01/27/60035/
イオンド事件
http://life8.2ch.net/test/read.cgi/bouhan/1164713484/l50
http://www.asyura2.com/12/cult9/msg/661.html#c38
25. 中川隆[-13592] koaQ7Jey 2018年11月13日 07:49:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20605]
【実録】「ゴミ屋敷で死んだ債務者」の“謎の死に様”を不動産執行人が語る!
事故物件よりもウツになる「暗黒物件」シリーズ 2018.11.04.
https://tocana.jp/2018/11/post_18548_entry.html
――DV・自殺・暴力団・宗教・統合失調症…事故物件よりも鬱になる「暗黒物件」の闇を“不動産執行人”ニポポが語り尽くす…!
借金や住宅ローン返済の滞りから発生した、不動産の差し押さえを行う「不動産執行」。
この仕事で一番厄介なことはなんですかと問われれば、多くの執行人がこう答えるだろう。
「死体の第一発見者になること」
もちろん執行中の出来事であるため、殺人の嫌疑がかかるようなことは無いのだが、警察への報告義務が生じるだけでなく、そのまま死体の隣で作業を続行しなければならないケースも多いということで、なんと言っても気分がよろしくない。
「臭いは?」と臭気を気にかけてくれる方も多いのだが、既に臭気を発しているような死体であれば、近隣からの通報が入り発覚している事例がほとんど。
とはいえ、我々も普段からゴミ屋敷、汚物、大小様々な動物と臭気に晒されているため、少々鼻が“バカ”になっているのかもしれない。
今回はそんなことを改めて痛感させてくれた物件を一つご紹介。当該物件の債務者が、一体どういう経緯で不動産執行に至ったかは“とある理由”(後述)から、執行人である私(ニポポ)にも分からないが、物件そのものの衝撃度は群を抜いていた。
この日の不動産執行は長雨の影響もあり、全員に手早く終わらせてしまおうという思いがあった。
某地方都市のかつては飲み屋街だったのであろう横丁。駅チカながらも人口減のため客足は遠のき、看板を下ろすことなく出ていった空きテナントの並ぶ区画に、なぜかポツンと佇む平屋建てが当該物件だった。
今回はベテランの鍵師、ダンディーな執行官、やたらとにこやかな立会人、そして若手の不動産鑑定士という執行人チーム。
このダンディーな執行官はいつも着る服のセンスも若々しく、車もピカピカに磨き上げられたおしゃれなSUV、なにやら隙を感じさせない人物として知られていた。
建物をぐるりと見渡すと、窓の施錠が甘かったため、鍵開けは窓から行われることに。雨の影響で緩和されてはいたが、外周の苔やカビなどからも相当湿気の溜まりやすい物件であることが伺える。
「ゴミ屋敷になってるんで、気をつけてください」
早々に解錠を済ませた鍵師よりアナウンスが入る。
開けられた玄関より内部を覗くと、確かに内部はゴミ屋敷化していたが、雨漏りと蚊やハエといった虫の大量発生の方が遥かに気にかかる。
そのため土足での入室が検討されたが、「一面畳敷きですし、一応スリッパで入りましょう」との決断が執行官より下された。
注文住宅のようで狭い平屋建てながらも縦のスペースが活用されていたり、空間が上手に切り取られていたりと間取り自体は悪くない。
室内には雨漏りによる痛みとゴミによる足場の悪さ、不快な臭気、なにより体にまとわりつく虫の煩わしさ。これらからいち早く開放されたいとの思いが強かったか、膝丈まではあろうかというゴミの上をズンズンと突き進む執行官。
奥の部屋に差し掛かる頃、けたたましい叫び声が響いた。
「ネ、ネズミぃぃぃいいいいいぃいいいぃいぃぃ!!」
普段から隙がなく窮屈さすら感じさせるほどのダンディーな執行官が、どこかの猫型ロボットのような悲鳴を上げ慌てふためき逃げ惑う姿は実に滑稽で、現場には珍しく執行人たちの笑い声が溢れることに。
執行官がネズミに驚かされた奥の部屋へと進むと、確かにアチラコチラでゴミの中がガサゴソと動いており、時折ネコほどもあろうかという大きなネズミが我々の侵入に驚き走り回る姿を見せた。
この日の不動産執行は雨脚に加え虫やネズミの影響もあり、近隣に対する境界トラブルの聞き込み調査は後日に回されることになり、いそいそと片付けられた。
「いやあ、みっともない姿をお見せしてしまって。今日は土足にすべきでしたね」
ダンディーな執行官から珍しく笑い話での締めという手土産をもらい、各々が現場を後にした――。
思わぬ形で再びこの物件の話題が上がったのは数日後、別の現場で顔を合わせたあのダンディーな執行官が慌てた様子で切り出したのだ。
「あのネズミの現場、ゴミの下から債務者の死体が出てきたらしいですよ……。自殺ですって……」
そう言われればあの時、大量発生していたネズミや虫、そして臭気が我々にシグナルを発していたのだろうが、「早く終わらせたい」の一心で誰一人としてそこに目を向けることが出来なかった。
よく考えればこれまで多くのゴミ屋敷に入っては来たが、虫に加えネズミが発生している現場に出くわしたことはなく、もう少し疑問を感じるべきだったのかもしれない。
債務者の死体がどのような経緯でゴミの下へと隠されることとなったのかはわからないが、ベテラン執行人たちの言葉によると今回の事例のようにゴミの下から死体が出てくるケースは少なくないという――。
そして、債務者が不動産執行に至るまで転落した経緯は、債務者自身の口からしか聞くことができないため、今回のように債務者が死亡しているケースでは、全てが闇の中なのだ。
笑い溢れる珍しい現場という明るいイメージで記憶されていた今回の物件だったが、一転「死体の上を歩いていたかもしれない」という実に後味のよろしくない暗黒の記憶へと上書きされることになった。
発見された死体は、思いの外崩れていたそうだ。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/662.html#c25
36. ゆでガエル[185] guSCxYNLg0eDiw 2018年11月13日 07:53:21 : I06kUeD8iM : Pokccs7o7wE[92]
■ テレビがどれほど酷い事をしたか
各国の研究機関が小保方晴子さんの公開した手順に従い実験したところstap細胞の再現に成功しました
テレビは小保方晴子さんが捏造論文を発表したとして非難しましたがstap細胞の実在が証明されたのです
つまりstap細胞が医療に活かされると製薬会社が大損害を被るため
NHK及び民放テレビはハゲタカ外資に命令されるままノーベル賞級の発見を葬ったのです
9. 2018年11月13日 07:56:13 : fVmzl2gB1s : EmgMWclYDB0[12]
>>2だけど
>>6が例に上げている、(老齢・障害などの年金生活者を除く)赤ん坊や小学生や主婦が消費するのは(ほぼ夫の)労働賃金だ。って言うか、消費税制の矛盾を指摘したかっただけなんだ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/530.html#c9
13. 中川隆[-13591] koaQ7Jey 2018年11月13日 07:56:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20605]
【実録】神の温泉「釈迦の霊泉」で筆者の体に奇跡的変化!
医師が驚愕するほどの“がんが回復”例も…! 2018.10.23.
https://tocana.jp/2018/10/post_18489_entry.html
群馬県みなかみ町に「釈迦の霊泉」と呼ばれる温泉がある。神のお告げで掘り当てたという不思議な霊水は、湯治や飲泉によって「万病に効く」とされ、実際に末期がんをはじめとするさまざまな病気が治った人々から感謝状が殺到し、医師を驚愕させた事例も多数。中曽根康弘元首相や美術家の横尾忠則氏も愛飲し、長寿と健康の源となっているという。この夏、筆者はその宿に1泊し、温泉に浸かり御神水を飲んでみる機会を設けた。
・ 前編 群馬「釈迦の霊泉」の謎に迫る! 神のお告げ、UFO出現… 中曽根元首相も利用!?
■筆者と家族の体調に劇的変化が!
reisen_08.jpg「釈迦の霊泉」浴室(写真提供:百瀬直也)
ついに現地へと到着した筆者と家族。一泊二日の滞在期間のうちにわずか2回、御神泉に浸かったのみ。湯治とは程遠い時間ではあるが、その後、体調に信じられない変化が起きたのだ。なんと、夏から喘息のような咳がひどくなっていた妻が、温泉に浸かって数日後には症状が軽減しているではないか。
reisen_09.jpg「釈迦の霊泉」1F客間(写真提供:百瀬直也)
実は筆者自身も、今年3月から御神水を自宅に取り寄せて前もって飲んでいたのだが、飲み始めてから1週間ほどで、軽い花粉症のような症状が見事に消えた。同じく、87歳になる筆者の母は数カ月前から認知症の症状が現れはじめ、亡くなった弟の姿が見えるなどの幻覚も訴えていたのだが、御神水を飲ませるようになってからは、そのような症状が生じる頻度が明らかに減った。
どうやら御神水によって花粉症や喘息など気管支系の症状が改善したという例が多い傾向にあるようだ。もちろん、これらすべてが御神水の効果とは断言できないものの、実に不思議な事だ。
※筆者追記
現在、3月から釈迦の霊泉を飲み始めて7カ月になるが、筆者は「頭痛でダウン」することが完全になくなった。それまでは、低気圧や地震前兆の体感などによる酷い頭痛で、月に数日は起きていられない(時には吐いて気を失う)日があったのだが、5月頃からはその苦しみから完全に解放されている。頭痛にならないというわけではなく、多少の頭痛があっても、薬は不要でコーヒーを飲む程度で収まるのだ。やはり、これは御神水のおかげなのかもしれない。
■殺到する“治った”の声! 実録体験談
「釈迦の霊泉」で筆者同様、いや筆者を上回る奇跡体験をしている宿泊客は多い。宿には、末期がんなどの難病から生還した経験を伝える週刊誌や新聞記事のほか、人々から寄せられた感謝状のコピーも多数保管されており、自由に閲覧することができる。以下、そのうち特筆すべき事例をいくつか示す。
・ 群馬県の男性(当時53歳)
5年前に腎臓がんで左腎臓を全摘出。肺やリンパ節にも転移して余命半年と宣告されたが、抗がん剤をやめて月1回の宿泊によって医者から「再発の兆しがない」と言われるまでに回復した。
・ 東京都の男性
3期まで進行した肺がんを患い切除したが、気管にも転移し、早くて1年、もって3年の余命を宣告された。しかし、「釈迦の霊泉」で驚くべき回復を遂げ4カ月後には退院、半年後に会社に再び出勤できるまで回復し、周囲を驚かせた。
・ 広島の被ばく者、深田久市氏
御神水は、放射線被ばくにも効果があったという。テレビドラマや映画『生きていてよかった』(1956年公開)のモデルにもなった深田氏は、重度の被ばくで下血が絶えず、毎日輸血で辛うじて命を保っている状態が続いていた。しかし、「釈迦の霊泉」を訪れると宿泊3日目で下血が止まり、5日目には通常の食事が可能となり、20日間の湯治で歩いて帰れるほどまで回復した。帰宅後に検査を受けると、以前は280万に減っていた赤血球数が倍近くにまで戻っており、医師団も奇跡的回復と驚いたという。
・ 美術家 横尾忠則氏
世界的なグラフィックデザイナーの横尾氏は、著書『創造&老年』(SBクリエイティブ)で、なんと「釈迦の霊泉」を45年間にわたり1日も欠かさず飲み続けていると告白している。82歳になった今でも現役で創作活動に打ち込める秘密は、「釈迦の霊泉」にあるのかもしれない。
reisen_11.jpg「釈迦の霊泉」温泉成分表(写真提供:百瀬直也)
その他、心筋梗塞、糖尿病、神経痛、白内障、白血病、皮膚病、喘息、子宮筋腫、パーキンソン病…… などの難病が治ったという例は枚挙にいとまがない。もちろん、御神水のパワーだけが理由ではないかもしれないが、特別値段が高いわけでもないので、普通に温泉を楽しめばよいだろう。筆者のサイトにある
「『釈迦の霊泉』の研究」
https://www.shinpi3.com/entry/reisen00
では、他にも改善例を紹介しているので、ぜひ読んでみてほしい。
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【実録】神の温泉「釈迦の霊泉」で筆者の体に奇跡的変化! 医師が驚愕するほどの“がんが回復”例も…!
2018.10.23.
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reisen_13.jpg「釈迦の霊泉」浴室前に置かれた資料類(写真提供:百瀬直也)
・ 群馬県の男性(当時53歳)
5年前に腎臓がんで左腎臓を全摘出。肺やリンパ節にも転移して余命半年と宣告されたが、抗がん剤をやめて月1回の宿泊によって医者から「再発の兆しがない」と言われるまでに回復した。
・ 東京都の男性
3期まで進行した肺がんを患い切除したが、気管にも転移し、早くて1年、もって3年の余命を宣告された。しかし、「釈迦の霊泉」で驚くべき回復を遂げ4カ月後には退院、半年後に会社に再び出勤できるまで回復し、周囲を驚かせた。
・ 広島の被ばく者、深田久市氏
御神水は、放射線被ばくにも効果があったという。テレビドラマや映画『生きていてよかった』(1956年公開)のモデルにもなった深田氏は、重度の被ばくで下血が絶えず、毎日輸血で辛うじて命を保っている状態が続いていた。しかし、「釈迦の霊泉」を訪れると宿泊3日目で下血が止まり、5日目には通常の食事が可能となり、20日間の湯治で歩いて帰れるほどまで回復した。帰宅後に検査を受けると、以前は280万に減っていた赤血球数が倍近くにまで戻っており、医師団も奇跡的回復と驚いたという。
・ 美術家 横尾忠則氏
世界的なグラフィックデザイナーの横尾氏は、著書『創造&老年』(SBクリエイティブ)で、なんと「釈迦の霊泉」を45年間にわたり1日も欠かさず飲み続けていると告白している。82歳になった今でも現役で創作活動に打ち込める秘密は、「釈迦の霊泉」にあるのかもしれない。
reisen_11.jpg「釈迦の霊泉」温泉成分表(写真提供:百瀬直也)
その他、心筋梗塞、糖尿病、神経痛、白内障、白血病、皮膚病、喘息、子宮筋腫、パーキンソン病…… などの難病が治ったという例は枚挙にいとまがない。もちろん、御神水のパワーだけが理由ではないかもしれないが、特別値段が高いわけでもないので、普通に温泉を楽しめばよいだろう。筆者のサイトにある「『釈迦の霊泉』の研究」では、他にも改善例を紹介しているので、ぜひ読んでみてほしい。
■やはり御神水にはとてつもないパワーが!?
「釈迦の霊泉」の泉質は「アルカリ性単純温泉」で、源泉かけ流しである。主な成分はナトリウム、炭酸イオン、メタケイ酸、ゲルマニウムやラドンなどなどであり、一般的な効能としては、がん、糖尿病、高血圧、痛風、ポリープなどの症状に良いとされる。飲用すると癖がない軟水で美味しい。
筆者は、「釈迦の霊泉」をきっかけに“飲む温泉水”にも関心を抱くようになり、さまざまな温泉水を調べた。「釈迦の霊泉」に近い成分の温泉水は、同様の症状に効果があるとされているが、これほど重病に劇的効果を発揮するといわれているものは存在しないようだ。やはりそこには、人智の及ばない“プラスアルファ”の要素が秘められているのかもしれない。
ウォーターデザイン研究所の久保田昌治(しょうじ)理学博士は、水研究の世界的権威だが、日本サイ科学会の理事を務めるなどスピリチュアル世界にも造詣が深い人物だ。「釈迦の霊泉」の水を調査した結果、その効能は物理的な成分だけでは説明が難しく、今井貴美子氏(初代女将)の守護や異星人の協力など何らかの霊的な関わりから健康効果が生じているのではないか、と今井経子氏(二代目女将)に対して語っていたという。
(取材・文=百瀬直也)
14. 中川隆[-13590] koaQ7Jey 2018年11月13日 08:00:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20605]
【実録】難病が劇的に改善した人が続出、群馬「釈迦の霊泉」の謎に迫る!
神のお告げ、UFO出現… 中曽根元首相も利用!? 2018.10.22.
https://tocana.jp/2018/10/post_18488_entry.html
群馬県みなかみ町に「釈迦の霊泉」と呼ばれる温泉がある。神のお告げで掘り当てたという不思議な霊水は、湯治や飲泉によって「万病に効く」とされ、実際に末期がんをはじめとするさまざまな病気が治った人々から感謝状が殺到し、医師を驚愕させた事例も多数。中曽根康弘元首相や美術家の横尾忠則氏も愛飲し、長寿と健康の源となっているという。今回、筆者はその宿に1泊し、温泉に浸かり御神水を飲んでみることにした。そして判明したのは、この温泉でUFOが頻繁に目撃されており、なんと異星人が治療の援助までしているという驚愕の事実だった――!
■基本情報:「釈迦の霊泉」とは?
reisen_03.jpg「釈迦の霊泉」の外観(写真提供:百瀬直也)
まずは、この神秘に満ちた温泉の概要からお伝えしなければならない。「釈迦の霊泉」は、JR上越線・上牧駅または上越新幹線・上毛高原駅から車で20分前後の山中にあり、過去には「奈女沢(なめさわ)温泉」として知られた土地に建つ。旅館の壁には「心臓、末期癌、胆石、糖尿病、前立腺肥大、胃腸病、腹膜炎、肝硬変、湿疹、高血圧、白血病……」など約30もの症例が記された大きな看板が掲げられており、これらは湯治や飲泉によって病気が治った人々からの感謝状によく登場する病気をまとめたものだ。
■今井貴美子教祖の生い立ち
reisen_02.jpg生前の今井貴美子教祖(昭和30年代頃)
この「釈迦の霊泉」を“お告げ”によって掘り当てたのが今井貴美子という人物だ。大正13年(1924年)に生まれた今井氏には、幼い頃から霊感があったという。成人後、軍人に嫁ぎ2児の母になった昭和20年のことだった。東京を襲った空襲の中を子どもの手を引きながら逃げ回り、道端に座り込んだその時、観世音菩薩や八百万の神々が出現して「日本は負けたぞ。そなたがしっかりしないと日本は滅亡だぞ!」と一喝され、自らが人類救済の一大使命を負った存在であると悟る。そして、群馬県みなかみ町の山中を掘って水を探すように命じられると、その通りにボーリングで温泉を掘り当てた。やがて今井氏は、湧き出る水を利用してハゲに特効があるという「ケミコローション」という毛髪剤を開発し、米紙「ニューヨーク・タイムズ」でも取り上げるほどの好評を博した。
しかしその後、「頭髪が抜けて死ぬものはおらぬ。奈女沢に行き医者で助からぬ者を助けてやれ。ここから人類を救うていくのじゃ」とお告げによって再び諭される。こうして「仏神会」という教団の開祖となった今井氏は、「釈迦の霊泉」によって病気に悩む人々を救済することに生涯を捧げた。3年前に教祖が他界してから仏神会は実質的に宗教活動を行っておらず、霊泉を求めて訪れる人々も勧誘しない。現在は今井経子(つねこ)氏が二代目の女将となっており、温泉は日帰りまたは宿泊による入浴が可能で、御神水が飲み放題となり、通信販売もある。また、神々を祀るために建てた「仏舎利塔」は年に4、5回公開されている。
■筆者と霊泉の不思議な出逢い
reisen_04.jpgミスTEが釈迦の霊泉で撮影したUFO
筆者の知人である女性超能力者「ミスTE」は、ある時、お告げによって「釈迦の霊泉」に導かれた。しかも、そこで写真や動画を撮ると、UFOや異星人の姿が写り込んだことから、この地が別次元空間とつながっており、異星人たちが訪れる人々の健康改善に協力していると確信するに至る。
しかも、宿に2週間宿泊したミスTEは当初、高血圧で壁にもたれて老人のように歩いていたのだが、初日に御神水を飲むと、異臭がする宿便が大量に出て、翌日にはかなり痩せて普通に歩けるようになり、高血圧やヘルニアも劇的に改善したという。
その後、ミスTEの知人の父親が末期ガンで余命半年と宣告されたが、御神水を飲み始めて10年も延命した。死後に解剖すると、ガン細胞が完全に消滅していたという。なお、ミスTEは今井貴美子教祖と面識はないが、生前3回ほど電話し、「あなたは神さまから選ばれた方であり、同様の人が自分以外にいたことを知って嬉しく、自分が万が一この世を去っても、自分がやっていたような宇宙と銀河の浄化のための祈りを続けてほしい」と直接頼まれたという。
reisen_07.jpgミスTEが釈迦の霊泉で撮影したUFO
2015年7月30日、ミスTEは水害が起きる夢を見たが、そのわずか数分後、大雨による土石流が「釈迦の霊泉」を襲って旅館は浸水、建物も大きな被害を受けた。そして2年半後となる昨年12月にようやく旅館は復旧し、素泊まりのみ宿泊が可能となったばかりだ。
■「釈迦の霊泉」に泊まってみた!
この話を聞いた筆者は、タイ人の妻、息子(6歳)、娘(4歳)を連れて、8月3日に「釈迦の霊泉」に初めて1泊することにした。上越線の上牧駅で送迎車に乗り、2階建ての旅館前に到着すると、2代目女将の今井経子氏らに出迎えられ、1階の客室に入った。改装間もない館内は新しい。
「釈迦の霊泉」脱衣場(写真提供:百瀬直也)
そしてついに、このときがやって来た。荷解きもそこそこに、さっそく家族で温泉に浸かってみた。浴場は改装されたばかりということもあり、全体的に清潔感がある。男湯には湯船が2つあるが、夏場のみ一方が水風呂になっており、それ以外の季節は熱湯と温湯になっているという。いずれにしても、どちらの湯船も御神水で満ちている。肝心の泉質は無色透明でニオイもなく、澄んだきれいなお湯だ。湯温は熱すぎず、子どもでも無理なく長時間の湯治も可能だろう。温泉マニアの人々は、御神泉に浸かると“特別な浮遊感”を感じるというが、試しに手足の力を抜くと、確かに通常の温泉よりも浮力があり、水面近くまで身体が浮き上がる。
さて、筆者一家は到着日と翌朝、御神泉にしっかりと浸かった。するとどうだろう。わずか2回の入浴であったにもかかわらず、その後、筆者と家族の体調に驚くべき変化が現れたのだ!
(取材・文=百瀬直也)
15. 中川隆[-13589] koaQ7Jey 2018年11月13日 08:05:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20605]
2018-10-24
『釈迦の霊泉』の研究〜「万病に効く」という御神水を探求する
https://www.shinpi3.com/entry/reisen00
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/568.html#c15
1. 2018年11月13日 08:06:35 : vopBsAEHwo : KEj3qWOfJC0[102]
札幌につながっていない新幹線がどうして黒字になるのかね?
関係者も部外者も利用客も国も自治体も全てが予想していた。
「札幌拡張」を中国企業に委託すればコストも期間も半減する、「頼めよ!」という話
も出ていたな。
LDLコレステロールを気にしている人はいまだに多いように思います。医師の方がその古い考えをなかなか変えないので仕方がないのでしょう。しかし、LDLコレステロールは私たちに何も教えてはくれません。低いから安心していられるわけではありません。高いから不安になる必要もありません。
136,905件もの冠動脈疾患での入院を分析した研究があります。
入院時の平均値は
収縮期血圧 (mm Hg) 124.0 ± 20.9
総コレステロール (mg/dL) 174.4 ± 47.7
LDLコレステロール(mg/dL) 104.9 ± 39.8
HDLコレステロール (mg/dL) 39.7 ± 13.2
中性脂肪 (mg/dL) 161 ± 128
でした。驚くことに血圧は正常範囲です。LDLコレステロールは正常範囲で、HDLコレステロールと中性脂肪は若干基準値を外れています。
脂質の分布は以下のようです。(図は原文より改変)
上の図は冠動脈疾患での入院時のLDLコレステロール値の分布です。青い線で囲んでいるのがいわゆる基準値です。(ちなみに私の値はグラフの一番端っこです。もちろん私は冠動脈疾患ではありません。)
実はこの分布、下の図に示すように、以前の記事「糖質制限とLDLコレステロール上昇6 みなさんの血液データから」で取り上げた、日本人の一般的なLDLコレステロール値の分布とほとんど変わりありません。
つまり、LDLコレステロール値が基準値であっても冠動脈疾患になる人が非常に多くいて、LDLコレステロール値は何の予想にもならないのです。しかも、黄色で囲んだ非常に低いLDLコレステロール値であっても、かなりの患者数です。だから、数値だけを見てLDLコレステロール値なんか低くしても何のメリットないのです。
一般人口の分布と、冠動脈疾患の患者の分布がほぼ同じということは、ただ単にLDLコレステロール値とは関係なく、どのような値であっても一定の割合で病気になるということです。LDLコレステロール値が高ければ危険で、低ければ安全ということは全くないのです。全く役に立ちません。
一方、上の図はHDLコレステロールの分布です。「驚きの結果!糖質制限におけるHDLコレステロールと中性脂肪 みなさんの血液データから その2」で示した下の図の一般人口のHDLコレステロール値と比較すると、かなり分布のピークが低値側に寄っています。基準値以下の黄色で囲んだ人がかなり多いことがわかります。(ちなみに私の値はまたグラフの端っこです)
糖質制限をするとほとんどの人がHDLコレステロール値が増加します。やはりHDLコレステロール値は60以上にはなりたいものです。現在の基準値は40以上ですが、低すぎると感じています。
上の図は中性脂肪値の分布です。基準値範囲の人でも非常に多くいることがわかります。(ちなみにまたもや私の値はまたグラフの端っこです)下の図の一般人口の中性脂肪値はかなりばらけています。私は150未満では基準値が高すぎるのでは?と思っています。80未満程度が妥当なのではないでしょうか?
患者の平均値でそのまま中性脂肪/HDL比を計算すると 161/39.7=4.1です。これでは小さな危険なsdLDLが優位になり、冠動脈疾患になるのも仕方がないでしょう。理想は1.3以下です。そうすればsdLDLはほとんどないと思われます。
LDLは数値ではなく、質です。医師側が数値を気にするのはスタチンで治療を考えているからです。数値を低くすることしかすることがないからです。しかし、今回の研究の様にLDLコレステロールは何も予想してはくれません。LDLコレステロール値を見てもそのLDLが大きな有益なLDLなのか、小さな危険なsdLDLかはわかりません。LDLコレステロール値は全く何の役にも立ちません。
逆にコレステロールが高い方が長生きであることを忘れないでください。
「Lipid levels in patients hospitalized with coronary artery disease: an analysis of 136,905 hospitalizations in Get With The Guidelines」
「冠動脈疾患入院患者の脂質レベル:Get With The Guidelinesの136,905件の入院を分析」(原文はここ)
http://promea2014.com/blog/?p=6354
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6. 斜め中道[5636] js6C35KGk7k 2018年11月13日 08:07:58 : u12DNOjV8I : DpNsSI7B2fY[3670]
あきえかるなぁ〜・・・・である。
流石は、糞花ラフレシアの精と言うべき物の怪女もどき。安定した糞っぷり。
因みに、ラフレシアの花言葉は、「夢現(ゆめうつつ)」・・・。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/566.html#c6
34. 2018年11月13日 08:10:45 : wL0F29MjCs : J0veVU7oJnQ[7]
「マシマヒロト」君の投稿は、ブログ「楽なログ」の井上先生の
劣化コピーに過ぎないね。今の路線であるニヒリズム路線では
劣化コピーのままだから、もっとパリピ路線とか陽キャ路線に
転進して文章に独自性あるリズム感で執筆したら良いと思うよ。
http://www.asyura2.com/18/cult19/msg/786.html#c34
低脂肪の食事が健康的だと考える人がいまだにいると思います。しかし、エネルギー量を確保するのには、脂肪を減らすとすれば、タンパク質でその分をすべて賄うことは難しいので、その分糖質量が増えることが多くなります。
低脂肪食と高脂肪食ではリポタンパク質のLDLにどのような違いが起きるのでしょうか。脂肪の割合によってLDLの変化が大きい人、小さい人、変化しない人、逆の変化を示す人と様々です。恐らく遺伝的な要素なども大きく関わっている可能性があります。遺伝は変えられないこともありますが、食事は変えられます。(図は原文より、表は原文より改変)
上の図は、健康な男性105人で高脂肪食(脂肪46%)から低脂肪食(脂肪24%)の食事に変えたときのLDLコレステロールの変化の分布を表しています。平均するとLDLコレステロール値は11%低下するのですが、分布は−49〜+51%の範囲とかなり広範囲になっていました。
高脂肪食で小さな密度の高い危険なLDL(sdLDL)が優位なパターンBを示す群では、パターンA(大きなふわふわの問題を起こさないLDLが優位)を示す群よりLDLコレステロールは2倍の減少を示しました。特に中型のLDLと小型のLDLが大きく減少し、また、HDLコレステロール値と比較してApoBとLDLが有意に減少していました。つまり、高脂肪食でパターンBを示していても、LDLが減少するだけでなくsdLDLも大きく減少し、アテローム性動脈硬化症のリスクは少なくなる方向に変化を示していたのです。
高脂肪食でパターンAが優位な群で低脂肪食に変えると、87人の中で36人はパターンBに変わってしまいました。大きなLDLは減り、小さな危険なLDLが増加してしまったのです。LDLコレステロール値は減少しても、ApoBは減少しておらず、LDLの粒子数がほとんど変化していないことと一致しています。つまり、LDLコレステロール値が減少したのは単にLDLが小さくなっただけであり、危険なsdLDLが増加したのです。
その後の研究では、高脂肪食(脂肪40〜46%)を摂取した後でパターンAを有する180人の男性のうち、低脂肪食(脂肪20〜24%)を摂取した後に62人がパターンBにシフトしましたが、118人はパターンA(安定A群)のままでした。高脂肪食でパターンBを有する58人の男性は、低脂肪食でパターンの変化はありませんでした。
安定A群の内38人が次の実験に参加しました。今度は通常食(脂肪約35%)と脂肪が10%の非常に低脂肪の食事を10日間摂りました。通常食では当然全員がパターンAでしたが、10%脂肪食では12人がパターンBに変化しました。その表が下です。
安定A群とパターンAからBに変化した変化群における10%脂肪食後の血漿脂質およびリポタンパク質濃度
安定A群
変化群
中性脂肪(mg/dL) 102.7 191.2
VLDL質量(mg/L)
大 162 562
中 212 540
小 471 647
LDLコレステロール(mg/dL) 121.2 109.7
IDL質量(mg/L)
大 150 173
小 278 260
LDL質量(mg/L)
大 1031 508
中 1037 948
小 378 885
極小 90 169
HDLコレステロール(mg/dL) 51.4 39.4
HDL質量(mg/L)
HDL 2 564 141
HDL 3 1841 1881
アポリポタンパク質AI(μmol/L) 46.4 42.5
アポリポタンパク質B(μmol/L) 1.9 2.2
LDLピーク径(nm) 26.48 25.12
変化群では中性脂肪が増加し、HDLコレステロールが低下、VLDLも増加。LDLコレステロール値に有意差は無いのですが低下しましたが、LDLピーク径は減少、大きなLDLは少なくなり、小さなLDLは増加しました。しかしApoBは変化していません。つまり、LDL粒子数の有意な減少なしに、より大きくコレステロールが豊富なLDLからより小さいコレステロールの少ないLDLへシフトしたことを意味します。
分析の結果、全体でLDLコレステロール値の有意な減少はなかったのですが、パターンBに変化した人は、パターンAのままであった人よりも、中性脂肪やApoBの増加およびHDLコレステロールの低下が有意になりました。これは以前の記事「糖質制限とLDLコレステロール上昇」「糖質制限とLDLコレステロール上昇3」などで書いたことに一致し、中性脂肪値が高くとHDLコレステロール値が低いとsdLDLを有する割合が増加します。
食事の糖質と脂質の割合による小さな危険なLDL(sdLDL)が優位なパターンBを示す人の割合はどのようになるのでしょうか。
上の図のように、きれいな直線を描きます。総エネルギーに対する脂肪の割合が増加すればするほど、炭水化物の割合が低下すればするほど、パターンBを示す人は少なくなります。脂肪が10%という超低脂肪食で、炭水化物を75%も摂ってしまうと、約3分の2の人はパターンBというリスクの高い状態になるのです。グラフをそのまま延長して考えると、糖質制限のような炭水化物の割合が10%程度の場合ではパターンBを示す人ほとんどゼロだということがわかります。もちろん、このグラフはタンパク質を15%で固定しているので、タンパク質の割合を増やした場合どのようになるのかは分からないことは確かです。また、このような変化は脂肪の割合によるものなのか、それに伴って変化する糖質の割合によるものなのかはわかりません。もちろん、私は糖質の割合だと思っています。
少なくとも脂肪を制限するような食事はLDLコレステロール値だけで考えるのであれば、確かにLDLコレステロール値が低下する場合の方が多いかもしれません。しかし、その中身は危険なsdLDLを増やすことによりLDLコレステロール値が低下しているだけなのです。中性脂肪値を下げて、HDLコレステロール値を上げる糖質制限であればsdLDLはほとんどなくなるでしょう。中性脂肪/HDLコレステロール比は1.3以下を目指しましょう。
遺伝的な要素はどのようにも変えられないかもしれませんが、食事は誰でも変えることができます。食事によってほとんど変わらない人は、あまり気にしなくても良いのかもしれませんが、多くの人は食事に影響を受けてしまいます。
もう、脂肪制限は止めましょう。たっぷり脂肪を摂り、糖質制限ですね。
「Atherogenic lipoprotein phenotype and diet-gene interactions」
「アテローム発生性リポタンパク質の表現型とダイエット – 遺伝子相互作用」(原文はここ)
「A very-low-fat diet is not associated with improved lipoprotein profiles in men with a predominance of large, low-density lipoproteins」
「非常に低脂肪の食餌は、大型の低密度リポタンパク質が優勢である男性において、改善されたリポタンパクプロファイルと関連していない」(原文はここ)
http://promea2014.com/blog/?p=6172
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37. ゆでガエル[186] guSCxYNLg0eDiw 2018年11月13日 08:11:33 : I06kUeD8iM : Pokccs7o7wE[93]
■ 絆という言葉の裏に隠されている事
東日本大震災では約40万人もの人々が家を失い今なお多くの人々が避難生活をしている
そしてテレビは絆というスローガンを叫び復興税の負担を広く国民に求めています
しかしその様な中で政治家や公務員の給料は引き上げらハゲタカ外資は何兆円もの還付金を受け取り
テレビ局はただ同然で公共電波を使っています
1. 中川隆[-13588] koaQ7Jey 2018年11月13日 08:12:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20605]
徴用工問題の本質
僕はチョンとチャンコロが大嫌いなんだけど、阿修羅は右翼の悪質な嘘ばかりで、もう黙っていられないから、真実を書いておくね
朝鮮人が反日になった理由 _ 日本に連れてきてタダ同然で強制労働させた
朝鮮人戦時労働動員
著者:山田昭次、出版社:岩波書店
朝鮮人が戦前、日本に渡ってきたのは自発的なものであって、強制されたわけではないという主張があるが、それは次のような調査結果からすると、まったく机上の観念論でしかない。
1940年から始まった穀物供出制度により、朝鮮の農民は自家の飯半分まで取り上げられたので、貧困は一層激しくなり、農民の離村は強められた。
下層農民の衣服はボロ着で、着換えもなかった。
農民の主食は粟・稗・高梁・どんぐり・草根木皮そして副食物は野菜と味噌だけだった。
1939年と1942年の旱害のときには、餓死者や栄養不良による行路死亡者が多数発生した。
そのような状況のなかで、ある農民は毎日ひもじい思いの生活を送り、妻子が栄養不足のために死ぬことを恐れ、1939年11月にすすんで募集に応じた。
すると、就業する職場も告げられないまま、日本に連行された。
実は、私の亡父も三井の労務課徴用係として朝鮮に出向いたことがあります。
京城の総督府に出頭すると、既に三井から連絡が行っていて、
列車で500人ほどを連行してきたというのです。
三井の職員9人で500人もの大勢の朝鮮人を日本へ連れてきたというのですから、
なかには「自発」的な朝鮮人も少なくなかったと思います。
亡父は、やっぱり朝鮮では食えなかったからね、と自分たちの行為を正当化していました。
ところが、食べられないようにし向けたのは日本の政策だったわけです。
昭和14年(1939年)から昭和16年までの3年間に、日本へ渡航した朝鮮人は 107万人。
「募集」制度によって日本へ渡った朝鮮人は15万人。
このように大量の出稼ぎ渡航者の存在と、強制連行者の併存が、戦時期の植民地朝鮮からの人口移動の実態だった。
つまり、日本の責任は重いということです。
1939年に朝鮮に「募集」に言った人の体験談が紹介されています。
当時、朝鮮はどこへ行っても失業者ばかりで、「募集」への希望者が殺到して断るのに苦労した。
1941年2月、内務省警保局保安課長は、日本へ連れてきた朝鮮人が逃亡しないよう、
家族も日本へ呼び寄せることを促進するよう命じた。日本の官憲や企業は、家族呼び寄せを朝鮮人の逃亡などの防止手段として利用した。
その結果、特高月報によると呼び寄せた家族数は、1943年12月現在で4万158人になった。
貧しさという朝鮮人の生活条件の形成に日本が大きく関与していれば、朝鮮人の決断をそのような方向に導く条件をつくった日本の責任が問われねばならず、朝鮮人の対日渡航が自らの意志によると、単純に言えない。
そして、農民の貧窮化の発端は、総督府による土地調査事業に出発している。
朝鮮人戦時労働動員は戦時下の植民地他民族抑圧の一つの形態だった。
朝鮮を日本の植民地としていた。
植民地下にあっても、朝鮮人は朝鮮人であって、日本人ではなかった。
日本人は、きちんとした事実認識をもつべきである。
http://www.fben.jp/bookcolumn/2007/02/post_1347.html
野添憲治 地崎組東川事業場――北海道上川郡東川町・東旭川町・東神楽町
2007年10月27日
北海道の大雪山の麓には、入植者たちが労苦を重ねて開拓した広大な水田がひろがっている。だが、上川郡東川町・東旭川町・東神楽町の約八〇〇〇ヘクタールの水田は、灌漑の源流忠別川が北海道の屋根といわれる大雪山の雪溶け水や岩清水を集めて流れ下るので、「水流は火山帯・函廊下・峡谷を奔流する急流のため、温度の上昇する区間がなく、ほとんど地下水融雪水そのままの低温を持続して流下する(略)ため、水温上昇を阻止している有様であった。したがって冷害による深刻な凶作の経験をなめてきた」(『東川村史』)立地条件のところである。
こうした悪条件のなかへ、さらに忠別川の上流に江卸発電所の建設が決まり、水温の低下にいっそう拍車をかけることになった。しかも太平洋戦争のまっただなかで、農民たちは国から食糧増産を要請され、厳しい労働に明け暮れていた。
そこに発電所の建設問題が起きたため、コメがさらに減収になるのは目に見えていた。農民たちは驚き、関係官庁に陳情をはじめた。食糧不足が深刻になっていたので政府は、食糧増産のため発電所の下流に遊水池の建設を具体化し、一九四三年から地崎組東川出張所が工事を請負った。しかし、戦争で労力や資材が不足しており、新しく集めることが出来ない地崎組では、鴻ノ舞鉱山で強制労働をさせていた朝鮮人連行者を、東川・東神楽の両遊水池工事にまわした。それでも労力が大幅に不足し、翌年までに遊水池を完成させるメドがつかないため、中国人連行者を三〇〇人導入する契約をした。
第一次連行は一九四四年九月に二九七人が塘沽から乗船したが、船中で一六人が死亡、大阪に上陸して東川出張所に着くまでに一七人が死亡している。補充の第二次は一〇月に四一人が塘沽から乗船し、船中で一人が死亡し、四〇人が東川出張所に着いたのが二五日だった。三〇四人の中国人は、入所していた朝鮮人を移したあとの東川収容所に入所した。
「それまでは逃亡を防ぐためのへいもなかったが、高いへいが収容場所を囲い、さらにそのへいの上にはバラ線まで張りめぐらされ、窓という窓はすべてタルキをうち、監獄部屋と変わった」(『中国人強制連行事件』)。
内には鍵がかけられ、旭川警察署から来た四〜五人の特別駐在員が見張所に配置された。収容所の中の床板の上にはムシロを敷いてあるだけで、風の強い日はムシロが吹き上げられた。風の強い冬になるとムシロを通して、床板に雪が飛んでくることもしばしばだった。
中国人が東川事業場に到着した時は、北海道はもう秋であった。だが、中国人が着ているのは破れて体が見える、国防色の汚れた夏服一枚の人が多かった。栄養失調で体が浮腫になっていたり、目がへこんでいる人も相当いた。やせてふらふら歩く人もいた。大陸での収容所生活と長期の輸送の疲れが、体全体をおおっていた。
遊水池づくりの作業は、スコップ、ツルハシで平地を二メートル掘り下げた。土や石はモッコに入れ、二人でかつぎ上げた。土を掘るのも、モッコをかつぐのも重労働だった。疲れているうえにろくな食事もとっていないので、ちょっと休んだり、モッコをかついで転んだりすると、八番線ぐらいの太い針金で殴りつけた。
遊水池を掘る工事のほかに、池に水を出し入れする入水溝と排水溝をつくる仕事もあった。土が崩れないように斜面に蛇籠を並べたが、蛇籠につめる石は忠別川に入って集めた。すでに冬が訪れ積雪も深くなった季節に、ワラで編んだワラジで川に入り、素手で石を拾って川岸に運んだ。寒さで手がしびれ、石を落としたりした。中国人の五人がひと組になり、日本人指導員や警察の監視のもとで働いた。石をそりに積んで運び蛇籠につめたが、全身水びたしになって震えながら働いた。
冬は寒さが厳しいうえに重労働で、しかも食糧が少ないので、次々と死んでいった。少しでも生きのびようと、逃走する人が多くでた。六人が集団逃走した時は、地崎組の幹部や警察、村の警防団も駆り出されて翌日に捕らわれた。宿舎の庭に座らされ、「警官が彼らの首をしめて仮死させる。するとカツを入れて蘇生させるのだった。これが何回となく繰り返された。六人共青い鼻汁を出して死んだようになっていた」(佐藤幸子)と目撃した人は語っている。十代の時のことを思い出すと、いまも胸がつまって涙がこぼれるという。
二回にわたって塘沽から乗船した中国人連行者は、船中で一六人、上陸後に東川事業場に着くまでに一八人、事業場では中国へ送還されるまでに五四人の総計八八人が死亡した。事業場死亡者の大部分の死亡原因は「栄養不良兼胃腸カタル」で、事故死はいない。事業場での死亡者は火葬のうえ、法城寺に保管したことになっていた。ところがこの遺骨は一九五三年に慰霊祭
ののち、中国へ送還することになった。在道華僑連合会で遺骨の有無を確かめたところ、寺からは預ってないと回答があった。しかし、地崎組ではトラックで八八の遺骨を札幌駅に運び、そのまま列車と船に積まれて中国に渡った。ところが翌年に五体の遺骨と多数の残骨や遺品が工事現場の裏山で発掘され、前年に送還した遺骨はニセ物の疑いがでた。この問題を国会に持ち出す動きもあったが、円満裏に解決する方向に向かい、中国紅十字会に陳謝のうえ、発掘した遺骨は送還され、ニセ物問題は明らかにされなかった。
中国人・朝鮮人を酷使し、多くの生命を奪って造った遊水池の用水で、いま豊かな農業を営んでいる。だが、『東川村史』『東旭川町史』『東神楽村開基六〇年史』『上川開発史』などの関係史誌には、この事実が全く書かれていない。
http://toshoshimbun.jp/books_newspaper/week_description.php?shinbunno=2843&syosekino=52
旭川 中国人墓地 心霊スポット - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E5%A2%93%E5%9C%B0+%E5%BF%83%E9%9C%8A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%88
旭川 中国人墓地(上川郡)
とても有名な心霊スポット。
日本人に強制連行され労働させられ死亡した中国人たちのお墓が密集している。とある一つの墓にある裏にある文字を読むと死んでしまうという。
墓の入り口にはなぜか倒れてる地蔵が放置されていてこれだけならよくある心霊スポットなのだが、この中国人墓地が恐ろしいのは目撃した人の多数いることだ。
https://matome.naver.jp/odai/2141196042705461601/2141207737036401203
日本の最怖心霊スポット、旭川『中国人墓地』には「お前ら行くな!」
http://ranpo.co/article/6063688203414540289
いわゆるホンモノです。
心霊スポットは、全国各地に数多く点在します。オカルト好きは、廃墟や廃病院などに肝試しに行ったこともあるでしょう。
しかし、数ある心霊スポットの中には”ガチ”で行ってはいけないスポットがあります。
その1つは、北海道の「中国人墓地」です。
北海道旭川市近郊にある中国人墓地。地元の方も避けるようなこの場所は、正式名称を「中国人殉難烈士慰霊碑」と言います。
日本に強制連行され、過酷な状況の中労働させられていた中国人のお墓です。
彼らは日本人に強い怒りや憎しみを持ちながら亡くなっているので、特に日本人が軽い気持ちで肝試しに行くのは危険すぎます。
実際に、中国人墓地に肝試しに行った方が多数被害に遭っています。
行ってはいけない‼多数の被害
1.車に白い手形がビッシリとついた
2.肝試しに行った日、夢の中で中国人に追いかけられた
3.肝試しに行ったメンバーが行方不明になった
4.撮影していたスマホが突然故障した
5.肝試しに行った帰りに交通事故に遭った
また一部で、墓石にすがる霊や夜に行くと錯乱状態になるなどの話も実しやかに囁かれています。
ここまで見ると「よくあるパターン」と笑ってしまうかもしれません。しかし、軽い話で済まされません。
なぜ、中国人墓地に行ってはいけないのか、それは大きな事件を引き起こした事実があるからです。
極秘情報 中国人墓地にまつわる事故
中国人墓地は、旭川市近郊の上川郡東川町にあります。
この東川町というのは、本当にド田舎。都会に住んでいる方が想像もできないような場所なのです。
このような場所は、若者たちにとって格好の遊び場。それは、危険な無謀運転でドライブを楽しむのにピッタリです。
そして興味本位で「このまま肝試しに行くか!?」なんて話もよくあるパターン。
当時、旭川市ではけっこうな話題になったのですが、5年くらい前に大きな事故がありました。若者たちが定員オーバーの状態でドライブし、事故。そして全員死亡。
ニュースで画像も出ていましたが、車は悲惨な状態でした。
奇妙な噂と口を閉ざす地元民
実は、この事故には噂がありました。
それは、中国人墓地に行った帰りの事故、だということ。
当時、事故を目撃した地元の方の話によると、絶対にあり得ない事故、だそうです。
確かに定員オーバーでスピードも出ていた。しかし、ブレーキ痕などからわかる状況としては、死亡事故にまではいたらない。また、運転手が運転をミスした理由が曖昧なのだそうです。
しかし、それ以上に話を地元の方から伺うことはできまでした。皆一同に口を閉ざすのです。詳しく話を聞こうとしても地元の方は……
「ごめん、ご遺族のためにもこれ以上は話せない…K察にも口止めされてるんだ」
それはつまり、中国人墓地に行った若者がありえない状況での事故で亡くなった、ということではないでしょうか。
全国各地にある心霊スポット。興味本位で遊びに行くことも、若気の至りであることでしょう。しかし、中国人墓地だけはやめたほうがいい。これが本音です。
http://ranpo.co/article/6063688203414540289
北海道中国人強制連行事件殉難烈士慰霊祭in旭川
2016年7月7日、北海道旭川上川郡東川町東14号共同墓地で、第44回中国人強制連行事件殉難烈士慰霊祭が行われました。
今年7月7日は盧溝橋事件勃発79周年、日中友好正常化44周年、慰霊碑建立44周年、日中平和友好条約締結38周年です。北海道各地から70名余りの参列者が慰霊祭に参加しました。「再び中国と日本が争うことなく、ともに友好を深めていくことを誓います」と犠牲者の冥福を祈りました。NHKの取材も入り、当日の全国ニュースに放送されました。
北海道中国会は去年から会員花島徳夫さんが東川町長松岡市郎さんとの関係で、北海道中国会が始めて慰霊祭に参加することになりました。今年は快晴の天気で、北海道中国会の運営委員長陶恵栄院長と鈴木国夫さんが慰霊祭に 参加しました。
東川町仏教会会長栄禅寺の大久保孝英住職から「法語」をしていただき、参列者が焼香しました。中国人強制連行事件殉難烈士慰霊碑管理委員会代表委員、外山弘美さん、東川町長松岡市郎さん、西川将人旭川市長(代読)、撫順の奇蹟を受け継ぐ会北海道支部長大原雅樹さんがそれぞれ追悼文を読み上げました。旭川日本中国友好協会理事藤原一朗さんが弔電を読み、最後に旭川日本中国友好協会会長鳴海良司さんからお礼の言葉と閉会の挨拶を頂きました。
慰霊祭終了後、旭川市内の華僑総会会員さんが経営する北京楼菜館で、駐札幌領事館の張毅領事を囲む交流会をしました。札幌から来た北海道日中友好協会の古本理事長から、旭川日中友好協会、旭川華僑総会、旭川ハルビン友好 協会、旭川市議会日中友好促進議員連盟、留学生など30名近い人が参加して、日中友好の二度と戦争を起こさない決意を固めました。
資料:
中国人強制労働による殉死の墓
戦時中、いわゆる1941年11月政府閣議決定にもとづき、中国人を日本国内に強制連行し135事業所で、強制労働にしいられ、多くの中国人がたえられぬ労働とリンチによって死にいたった事であります。
1944年、東川のこの江卸事業所も例外ではなく、338名の中国人が連行され、遊水地工事のために苛酷な強制労働をしいられたのでございます。バラ線の張った高いヘイ、明かりのない窓、見張所が作られ、監獄部屋と同じになってしまったバラックの収容所。
うす氷のはりつめる初冬から真冬に近い季節というのに、ヨレヨレの夏の国防服一枚に、ワラで作ったツマゴグツをはき、ワラの手袋をつけ、忠別川の川底の石を素手でかき集めて運ぶ、手足が凍傷にかかり指がちぎれたり、くさったり、それでも奴れい的作業はつづいていました。
戦時中なので日本人の食糧が不足であったという事で、中国人には、小麦粉のだんごや、野さいのおかずだけ、しかもわずかな量でした。いつも空腹にたえなければならなかったのです。
しかも夏は午前6時より 日が暮れるまで、日本人監視のもとに一寸の休みも認められず、針金や丸棒のムチで打たれながら強制労働をさせられていたのでございます。
残酷なリンチに苛酷な労働は、栄養失調と過労の肉体を自然にむしばみはじめ、病人は食べるものも満足にあたえられず、ただ部屋の中のうすい毛布でうずくまっているだけでした。
こうした強制労働とリンチの悲惨な結果は多くの犠牲者を死にいたらしめてしまい、戦争の悲劇はここにもあったわけです。その殉難者は88名にもおよんでいます。
戦後、多くの人々や心ある人達によって何回かの大法要がおこなわれ、特に東川町はこうした行事にも力を入れまして、昭和47年7月7日、旭川市の日中友好協会の方々と共に「中国人強制連行事件殉難慰霊石碑」を除幕するに いたったのであります。
そして遊水地は今もなお東川町、旭川市に及ぶ美田をうるおし、農産業に多くの貢献をにない、日中の友情と平和のちぎりをむすんでいるのであります。
http://www.tao-clinic.com/blog00.php?cat=4&id=1494
旭川中国人墓地
昔、中国から強制連行されてきた労働者の墓がある。
戦前に一家惨殺された家族の墓がある。
車に無数の手型がつく。
白い車が特に狙われる。
車の上に無数の幽霊が見える。など。
地図
https://mapfan.com/map?c=43.65136515839951,142.58872269128318,15&s=std,pc,ja
この地図のおおむね中心付近にあります。
北海道旅行の「目玉」として、北海道内有数の心霊スポットといわれる中国人墓地を選んだ。
私は行くのが怖かった。なぜなら・・そう・・・
私は白い車に乗っているのだ!!
それゆえ、もしかしたら狙われるのかも・・・と心配していた。
しかし、自分の車がまさかあんな姿になろうとは・・・・
8月1日
内地(爆)では猛暑だと言うのに
この北海道では相変わらず涼しい
私とSKYLINE氏は中国人墓地の正確な場所を割り出すため、
東川町にある、北海道ローカルコンビ二【セイコーマート】にて
詳しい場所を聞くことにした。
ちなみにこのセイコーマート、茨城にも多数ある・・・
コンビニの店員曰く、
この中国人墓地は「東8号の第3小学校付近だったと思うのですが・・」
我々は早速、現地へ向かった。
しかし、それらしいものは何処にも無い。
その代わり、なぜかヘリコプター十数機が保管されている
ヘリコプター基地にたどり着いてしまった。
これは見たい!!見なければならない!!
早速車から降り、ヘリコプターを見物しようとしたそのとき!!
『ごるぅぁぁああああ!!!!』
天地を揺るがす雄叫と共に突如、前方の扉が開き、
中から怪物が飛び出してきた!?
これはもしや?北海道名物「クマ!?」
驚いた私は「スイマセン!スイマセン!」と平謝り・・・
出てきた熊・・・ではなく警備会社のオッチャンに
事情を説明したところ、ヘリにいたずらする奴がいるため警備中との事だった。
早速オッチャンに中国人墓地の場所を聞くと
山の上で、なおかつ隣町の東神楽に近いところだと言う・・
ちなみにヘリは農薬散布用とのこと。
我々は早速東神楽へ向かったが、それらしい場所は無い。
やっぱり夜に探すのは厳しいのか!?
我々はいったん撤収し、明日昼間に探すことにした。
そして次の日、
旭川ローカルデパート「マルカツ」にて1/25000地図を購入。
東川の墓地という墓地をすべてチェック、
しらみつぶしに探す作戦に出た。
【小高い丘、峠道、東神楽の近く】
事前情報からこの3つの条件をみたす墓地を探すことにした。
一つ目、二つ目ははずれだった・・・
そろそろガソリンも無くなって来たので
ガソリンを入れるため北海道ローカルGS【ホクレン】にて給油することにした。
給油中、私は「北海道大学 歴史研究会」を名乗って
店長らしき人物に中国人墓地の場所を尋ねる。
すると、
店長:「ああ、あそこね・・・あんまり遊び半分で行かないほうがいいよ・・
中国人の慰霊碑と、あと【一家惨殺の墓】があるんだよ・・・
行くんなら、道わかんないだろうから、後ついてきて・・」
とのこと。
早速我々は店長の車の後をつけた。
交通量の多い(北海道にしては)道道(=県道)から、
丘の上に登っていく狭い(北海道にしては)道を進むと
店長は車を停め、我々の方へ向かってきた。
そして右手の細い(本当に)砂利道を指差し、
店長:「この先が墓地だから。あんまりふざけた気持ちはもたないこった」
と言い、再び車に乗ると、細い砂利道を進んでいった。もちろん我々も後に続く。
細い森の中の道を100mくらい進んだところに墓地があった。
店長:「これが中国人の慰霊碑で、こっちの7つの地蔵が一家惨殺の奴ね・・
じゃあ、気ィつけてね・・・」
そして、店長は去っていった。
我々は墓地を一通り見た後、帰る事にした。
特に、霊的にヤバイ感じは無かったが、
車のリアガラスを見た我々は凍りついた!!
沢山の手形が着いているではない
か!!!!!
私は恐怖と共に車のリアガラスを見つめると
「ポタッ、ジワ〜」
「ポタッ、ジワ〜」
なんと手形の正体は上の木の枝から落ちてきた雨水であった・・・
ボンネットを見ると、確かに雨水が無数の「手形」を作っている。
確かに噂どおり、水垢がつきやすい「白い車」のほうが手形は目立つだろう。
そして夜ならば夜露が雨水の代わりをし、同じように手形を作るに違いない。
でも、夜なら夜露が手形を作る瞬間は暗くて見えないだろうし、
帰ってからこの手形を見つけたのではビビるのも無理は無かろう。
ふと、ボンネットに目をやると、エンジンの熱で温められ、白い湯気が立っていた。
「なるほど、これが幽霊か・・・・」
幽霊の正体を暴いた我々は、意気揚揚と引き上げ、そして夜にもう一度行くことにした。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/4641/page013.html
91. 中川隆[-6460] koaQ7Jey 2017年9月09日 10:50:07: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
▲△▽▼
旭川市郊外にある「強制連行」の跡標 (1) [北の街] 2005-10-14
http://55-marku.blog.so-net.ne.jp/2005-10-14
旭川市から南東(空港から少し東側方向)に向かうと東川町があります。市から外れるとすぐ穏やかな田園が広がっていて車で走っていても心が和む場所です。
ところが、そこは戦前戦中をとうしてや朝鮮半島から、騙されたり、強制的に連れてこられた人が過酷な労働を強いられて、多くの人が命を落とした所でもあります。その人たちは、ある所では石炭掘り、山林の伐採などをさせられました。
そしてここでは、田んぼに必要な水を溜めておく遊水池を掘らせれていました。また、それに必要な道路整備やその水を市内に流す放水路作りにも強制的携わらせられたのです。その過酷さは、聞いただけでも見もよだつ思いです。さぞや辛かったろう、さぞや日本人を憎んだろうと思わせます。
その一つの証言を紹介します。そのTさんは、その当時中学生ぐらいでした、御年77歳になります。学徒動員でその年なりの仕事をしたいたそうで。そのとき見た光景は今でも脳裏から離れずに記憶は鮮明に残っているそうです。
何があったのか!!その頃は何につけ「兵隊のために」が合言葉のようになっていました。ここは農地ですので当然お米の生産に全力を上げていました。お米には水が欠かせません。それには雄大な大雪から湧き出る水やつき解けで流れる水をどこかで堰き止め、溜めておく必要があります。
そこで遊水池が必要になったわけです。働き盛りの青年や成人の男どもは戦地に持っていかれていますから、残っているのは一部の兵隊さんと農家の女性と子どもしかいません。そこに、連れてこられたのが中国人や朝鮮人の人たちだったのです。その過酷さは次で紹介します。
このに見える放水路がその一つです
http://55-marku.blog.so-net.ne.jp/2005-10-14
旭川市郊外にある「強制連行」の跡標 (2) [北の街]
http://55-marku.blog.so-net.ne.jp/2005-10-17
今回は、過酷な労働から出来た遊水池について。では一見分かりづらいのですが、池はかなり深く掘られています。
それはこの辺一帯の田んぼを潤す水を蓄えるわけですから、当然でしょう。同じような池がこの他にもあり、それが中国人や朝鮮人を連れてきて掘らせたわけです。Tさんはこう話してくれました。
「真冬なんてかわいそうなもんだった。布で作った靴しか与えられなくてな、そんなの何回も土を運んでいるうちすぐ穴が開いてしまうわ。足の指真っ赤に腫らしてな、凍傷なんていうもんじゃない、半分腐っていたもんもいたさ。ずいぶん酷いことしたもんだ。見ていられんかったもんな」
「ずいぶん堤が高いしな、土は他の所へかなり運んだんだけれど、手が間に合わなくて土手に積み上げたんだ」
堤が高いということは、かなり深くまで掘った土を、掘った人間が上まで運んだということです。当たり前と思うかも知れませんが、現代のようにユンボがある訳もなくすべて手作業です。ましてや、鉄製のも使わせなかったと聞いています。と言うより、鉄が戦車や鉄砲を創るため、拠出させられていたので、鉄そのものが無かったのだと思います。
それだけを考えただけでも、どれほど重労働だったか推し量れます。
この写真が強制連行にあったことを物語る跡標です。
これが遊水池です。今でも水が満々としています。
http://55-marku.blog.so-net.ne.jp/2005-10-17
旭川市近郊にある「強制連行」の跡標 (3) [北の街]
http://55-marku.blog.so-net.ne.jp/2005-10-24
ここまで酷いことをするのか、人間は出来るのかとーー
国が違う国を支配する。そうするとこういうことが、何の躊躇もなく行なわれてしまうのかと考えてしまいます。Tさんの話を続けます。
「冬になっても足には草鞋しかはかせないで、素足のままだ。凍傷になって足は真っ赤に腫れ上がっていた。そうなったら長くはもたんな。当然死ぬよ。死んだら穴を掘って捨てるように埋めていた。まったく酷いことをしたもんだ。可哀そうにな」
「戦争が始まった頃、道路拡張の工事があってだいぶん進んでいた頃なんだわ、こっちの方がもっと悲惨だったんじゃないかな」と話します。
「強制労働者は、天秤棒を担がされて、その両端には砂袋だ。それに掘り起こした土を詰め込んで運ばされていたんだ。一日に何回も往復させられていたさ。それを続けて何日もやらされるもんだから、肩は真っ赤に腫上がって水脹(ぶく)れになっていた」
「そりゃ毎日だからな、水脹れが破れて中の肉がでてきてただれてしまっていた。そりゃ酷いもんだったさ。それでも天秤棒を担がされてな、血がたれていたよな」
そこでも、日本の軍人はただ命令するだけで、誰一人として助けようとはしなかったのですか、と聞くと、「それどころか、その赤く腫れあがったところに、煮えきった油をかけていたのさ。酷いなんちゅうものじゃなかった。そうしたほうが、その水脹れが早く治るっていうんだと言ってな」
彼らは、その繰り返しだったらしいのです。当然長くは続けることは困難でした。
「菌が入ったらもうおしまいだ。そうなったら長くはもたんな。当然死ぬよ。死んだら穴を掘って捨てるように埋めていた。まったく酷いことをしたもんだ」。 T さんは「可哀そうにな」と、今でも思い出さない日はないと言います。
今では、「中国人殉難裂士」の慰霊碑が建てられています。しかし、ここには「観音堂」があったらしいのですが、Tさんは、今はどこへ行ったのか分からないそうです。
そして、そこから細い道を登っていくと、中国人墓地があります。ひっそりと静まり返っています。林の中に、ぽつんと墓石が立てられているだけです。もう私たちの記憶の中から、忘れられています。
そう言う私も、昨年Tさんから話しを聞くまでは、「中国人墓地」があるのは聞いていました。ただ、それはにある外人墓地的な感覚でした。連れて行ってもらって、始めてそこに何故「中国人墓地」が存在するのかを知りました。
またその先には、今は日本一の設備を有するのではないか、と言われている忠別ダム工事が行なわれています。その先に見えるのが、今まで旭川を含めて近郊の電力をまかなってきた、忠別発電所があります。
そこでは、強制連行されてきた朝鮮人の人たちが、中国人強制労働者と同じような犠牲を強いられてきていた過去があります。
どんな戦争でも、領土の奪い合いは民族間の支配関係を露わにします。支配する側は、支配される方を奴隷同様の扱いをし、自らの国家を「神の国」扱いにしたがります。だから、お前らは俺達の言うことを聞けと。
しかし、歴史を見ても、たとえ一時それが最頂期を迎えたとしても、いずれは廃れます。そこに、また新しい怨念の連鎖が始まるだけなのです。
3日にわたって、旭川の近郊で起きたことを書きました。是非、戦争の悲惨さを若い人に伝えたくて書きました。今、イラクでも同じようなことが起きています。
中国人殉難裂士慰霊碑
忠別発電所
中国人墓地
http://55-marku.blog.so-net.ne.jp/2005-10-24
92. 中川隆[-6462] koaQ7Jey 2017年9月09日 11:41:05: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
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朝鮮人強制動員被害のはなし 過酷な た こ部屋は 11カ所あ っ た - 東川町
https://town.higashikawa.hokkaido.jp/living/.../2010-12-06KYOUSEI_ROUDOU.pdf
太平洋戦争前の戦前から戦後にかけて、忠別川流域の東川町内であったといわれる朝鮮人強制労働の実態解明調査を行っている「江卸発電所・忠別川 遊水池・朝鮮人強制連行・動員の歴史を掘る会」(近藤伸生代表)は昨年 10 月、掘る会メンバー6人と、東川町から企画総務課長も同行して慶尚南道に 調査へ行きました。
タコ部屋近くに住んでいた方、仕事 でたこ部屋に出入りしていた方からの 証言では、東川町内 11 カ所、旭川市東 旭川忠別地区遊水池の近く1カ所、東 神楽町3カ所の存在が今までに明らか になっている。およその位置は以下のようだった。
@東9号第一遊水池側(東川の方の証 言)
A東8号第一遊水池の向かい(同) 遊水池工事は、中国人を強制連行し てくる前は朝鮮人が働かされていた。 韓国で聞き取りの中でも当時朝鮮から 動員された方が証言している。
B東6号南(同) 第2頭首工から東川の 第2遊水池に向かう用水 路の一部では朝鮮人が働 かされていた。当時、中国人や朝鮮人がとてもひ もじそうだったので、工 事現場近くの農家の方が 日本人監督の分も含めて かぼちゃ、じゃが芋を蒸 かしたものを鍋に入れて人数分用意し、 そっと差し入れしたこともあった。
C志比内橋のふもと、東川寄り(元忠 別村の方の証言) 鉄条網を周りに張り巡らし、逃亡を 防ぐため囲いの中に犬が放されていた。 複数の方から犬と金網の証言が出てく る。江卸の工事現場から逃げ出した朝 鮮人を探すため、山狩りにはよく犬が 使われていた。
D熊の沢つり橋の手前(東川の方の証 言)
Eピウケナイ取水口の近く=2つたこ 部屋(同)
Fノカナンの沢取水口(同)
G小桧山温泉近く=ノカナンの沢の奥 (同)
H旧江卸発電所放水路の上(札幌市内 在住の方の証言) 学徒動員の学生と発電所技術者用の 小屋、その隣に朝鮮人のたこ部屋があ った。当時現場で学徒動員の学生と朝 鮮人が一緒になることはなかった。
I旧江卸発電所放水路の下(東川の方 の証言)
Jノカナンの沢と忠別川の合流点そば (元忠別村の方の証言)
ノカナン、ピウケナイから出た土砂 で大きなずり山ができている。忠別湖畔の散策広場から対岸のずり山が見え る。親からは工事でなくなった朝鮮人 もあの中に埋まっていると聞かされた ことがある。
当時、忠別村には江卸発電所の工事 現場から逃げてきた朝鮮人が何人もい たようだ。戦後、村の中で戦時中のこ とを自由に話せるようになって、初め てかくまって逃がしていた家が何軒もあったことが分かったという。
この村 では、朝鮮人が逃げてきたという密告 は一件もなかった。
戦後しばらくたってから、
「逃げてきた人にご飯を食べさせ、母親が夜なべしてその人に合うように父親の服を 縫い直して着せて逃がした、というこ とが数回あった」
と親から聞いて当時 の事情を初めて知ったという人もいた。 逃がした朝鮮の人が、戦後お礼にやっ てきたことがあったという。 逃げてきた朝鮮人も、逃がした日本人も命がけの時代だった。
母親から
「やせてシラミだらけの服 で命ごいをする朝鮮人を見て、『人間 をこんなにまでして』と思うと、とて も警察に突き出すことはできなかった」
と聞かされた。
江卸発電所・忠別川遊水池・朝鮮人強 制連行・動員の歴史を掘る会 代表 近藤伸生
93. 中川隆[-6458] koaQ7Jey 2017年9月09日 18:08:37: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
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北海道で行われた強制労働について 2011年06月19日
北海道は今やクルマ社会であるといえるが、かつては、鉄道があちこちに張り巡らされて、道路が完全に整備されていなかった昭和30年代頃までは、鉄道が地域住民の足として機能していた。その鉄道建設工事の影には、たいてい強制労働がつきまとっていた。
ここでは、北海道の強制労働の歴史について触れながら、私が入手した資料と現地で見聞きして得た、強制労働の実態を取り上げるものとする。
北海道は、明治時代になって本州から移住民による開拓が行われるようになった。だが、未開の地であった為に道路がなかったので、まず囚人を使って道路を敷設する事にした。
小樽から札幌の北を経て旭川方面に至る道路、旭川から北見峠を越えてオホーツク海の湧別・網走に至る道路、更に網走から標茶を経て釧路に至る道路等は、囚人の手によって造り上げられ、開拓民や屯田兵は、囚人の造り上げた道路を使って奥地を開拓し、入植をしていった。
また、北海道の森林資源や鉱石・石炭資源が着目されて、鉱山等でも囚人労働が行われ、あらゆる土木工事で囚人労働が行われるようになった。
ここで、鉄道トンネルに人柱が立てられた石北本線の常紋トンネル付近の鉄道工事がいかに過酷であったか、湧別線建設概要から漢字を平易化して抜粋する事にする。
…奔無加上生田原間ハ北見国常呂、紋別両郡境前後ノ深山幽谷ナルヲ以テ分水嶺ニ延長千六百六十余呎ノ隧道ヲ穿チ上リ下リ共四十ノ一乃至五十分ノ一ノ急勾配ヲ設クルモ尚ホ高築堤、深切取ヲ要シタル
此ノ区間ハ密林鬱蒼トシテ昼尚ホ暗ク時ニ猛獣出没スルアリ
人跡未タ至ラス固ヨリ既成道路ノ材料ノ運搬ニ特別ノ考慮ヲ要シ工事施行上困難ヲ極メタリ…
この強制労働で使われた囚人は、明治政府の方針に反対して捕らえられた政治犯が多かったという。鎖に繋がれて死ぬまで労働をさせるので、死刑よりも過酷であるこの刑には反対の声が上がり、また、土木工事での労働力の不足から、明治中期には囚人労働はなくなった。
しかし、未開の地であった事から、人を募集しても人が集まらない事は目に見えていたし、途中で脱落者が生ずる事も考えられた。また、公共の職業斡旋の形態ができあがっていなかった事もあり、民間業者が労働力をかき集めてある場所に幽閉し、劣悪な労働環境下で酷使する、いわゆるタコ部屋労働が行われるようになった。
本州でも、タコ部屋労働はあったが、北海道では未開の地であった等の理由で労働者が敬遠する為に、後々まで行われたのである。
民間の職業斡旋業者が、騙したり強引に連れ去ったりして確保したタコは、土木業者に引き渡されて、監獄のように鉄格子を窓にはめ込んだ建物に閉じ込められた。
このように、強制労働は、囚人を使った囚人労働から、騙す等の違法な手段によって集めて働かせたタコ部屋労働へと変貌していったが、これだけでは終わらず、ついに外国人を強制労働に使うようになった。
タコ部屋労働に使われた外国人は、朝鮮人を中心に、中国人や連合国捕虜も含まれている。日韓併合によって「日本国民」にされた朝鮮人の場合には、朱鞠内歴史保存委員会のパンフレットによると、昭和14年09月に「募集」、昭和17年02月には「官斡旋」という名目で強制連行され、更に昭和19年09月には「国民徴用令」を朝鮮半島に適用して強制連行が行われたらしい。
いずれにしても、タコとされた労働者は、粗末な食事で長時間労働をさせられて、過酷な労働に耐え切れずに逃亡を図ったり、不満を言った者には、管理者である世話役や棒頭から激しい暴行を加えられた。
このような光景を目撃した地元住民も多く、警察は事実を知っていても表沙汰にする事はほとんどなかった。そればかりか、警察が逃亡したタコを追跡する事例があったらしい。
暴行を目撃したり苛酷な労働を目撃した地元住民にとっては、この世の光景でなかっただろう。中にはこのような事実を話したくない方も非常に多いに違いないが、このような事は、今後絶対にあってはならないのだから、後世に語り継ぐ必要がある。
私は、そのような思いで、鉄道の跡地の探索の時間を削ってでも聞き取り調査を優先している。ここで、私が実際に聞いた目撃談を2つ紹介する。
北海道河西郡更別村 国鉄広尾線鉄道工事現場における事例
この辺りでもタコ部屋労働が行われ、労働者には朝鮮の人も含まれていた。朝、小学校に通学する際に、仕事場へと向かう労働者(7時位から仕事をしていたらしい)とすれ違っていたが、10月(※当時 現在の十勝地方の11月位の気温に相当か?)なのに衣服は赤い腰巻だけであった。
この付近の工事は難航し、南4線川になかなか橋を架ける事が出来なかったので、とうとう6人の人柱を立てる事にした。人柱は、橋の台座へお経を唱えられながら埋められた。また、この付近の工事では死人が続出したので、そこいらに穴を掘って埋めてそのままにしていった。
広尾線が開通し、戦争もたけなわになって村から多くの男子が兵士として出征していった頃の事、駅長が終列車に老男性が乗っていたのを見たはずなのに実際には乗っていないとか、終列車の後に線路の点検をしながら歩いていると、火の玉を見たり足音を聞いたりしたとか、変な事が立て続けに起こった。
あまりにもこのような事が続いたので、当時の更別駅長が地元の方々に慰霊碑の建立を依頼してきた。そこで、ささやかな祠を建立したところ、このような事はなくなった…。
北海道宗谷郡猿払村 旧軍浅茅野飛行場建設工事現場における事例
当時は重機もないので、飛行場の滑走路は人の手で土を運んで均していった。この作業は真冬でも除雪しながら行われたが、彼らの服装は、むしろ(?)を体に巻きつけただけで、裸足(?)のままで作業を行った。
滑走路は複数用意しようとしたらしく、滑走路が1本完成したのに続いてもう1本着工したが、完成までには至らなかった。
今回聞き出した事例は、暴行の事例ではなかったものの、季節に関係なく服装が粗末であった点が共通している事から、タコ部屋労働は劣悪な環境であった事がうかがえる。実際、雨竜ダム建設工事を始めとするタコ部屋労働における犠牲者の死亡原因は、ビタミン不足が原因で起こる脚気が多かったらしい。
空知民衆史講座のパンフレットによれば、胆振縦貫鉄道(→国鉄胆振線)建設工事では、温泉がある大滝村北湯沢の熱湯の湧き出すトンネル工事で1時間に50人の朝鮮人労働者の突入を繰り返した事例があったそうだ。
「人柱」の事例は、科学が発達していなかった迷信や神仏が信じられていた時代ならともかく、人類が空を飛ぶ20世紀になって「人柱」がまかり通っていた事実は信じ難い。
人柱に関する情報として、国鉄瀬棚線の建設工事では、花石〜北住吉間の鉄橋(一説には、第一白川橋梁)に人柱が埋められたという噂がまことしやかにささやかれているが、既に撤去された今となっては、確認のしようがない。
また、前出のパンフレットによれば、自衛隊の矢臼別演習場の前身である陸軍種馬場建設工事で、朝鮮人労働者を人柱にした等の残虐な行為があったらしいし、北海道雨竜郡幌加内町の雨竜ダム建設工事では、コンクリートに埋め込まれた人もいるとの証言がある。
さて、住民から国鉄広尾線建設工事のタコ部屋労働の事例をとりあげてみたが、広尾線建設概要では当該工事現場を含めて全ての工区で犠牲者が出たとか工事が難航した事は書かれていない。という事は、故意にとりあげなかったのではなかろうか? ここで、タコ部屋労働が行なわれた国鉄瀬棚線の鉄道建設工事について、瀬棚線建設概要から漢字を平易化して抜粋する事にする。
…国縫起点自三一粁五○○米至三二粁,自三五粁七○○米至三六粁三○○米,自三六粁六七○米至四五粁二○○米附近の場所は何れも泥炭地帯にして築堤の沈下を見又三三粁○五○米附近の切取箇所は流水甚しく工事の進捗を阻ぐるものがあつた
殊に大正一五年一一月一四日本線二粁四○○米附近の切取に於て又同年一二月十二日五粁八○○米附近用地外土取場に於て更に昭和二年四月十二日二粁三○○米附近用地外裏込石採集場に於て何れも岩石崩壊し之が為め前後三日を通じ人夫三名の死者と重傷者二名を出した事は昭和五年九月四日二五粁五七○米附近「下ハカイマツプ」川橋梁四○呎四連の架渡工事中桁転落の為め職員一名即死人夫二名の重軽傷者を出した事と共に本線建設工事の一大犠牲であつた…
この文書を単純に読むだけでは、鉄道工事が容易ではなかった事しか読み取れないだろうが、瀬棚線の工事現場は凄惨を極めた。
昭和50年代後半から本格的に始まった国鉄赤字ローカル線の整理に対して、瀬棚線を守る住民会議が設立された際に、住民会議の事務局の仕事をしていた方がタコ部屋労働に関する噂を聞きつけ、工事に従事したり工事に関係した人達を探し出して、当時棒頭をしていた方からやっと聞き出す事ができた工事の実態は、ひどいものであった。
何でも、1号トロに3分間で1.5リューベ積みこむ、今の10倍位の労働であったそうで、少しでも遅れれば殴られた。また、労働時間は06時から18時までという名目であったが、実際には03時から始められたそうだ。
また、逃亡者が多くタコ5人に棒頭が1人ついていたそうで、逃亡してもすぐに捕まって、見せしめとして派手に暴行を加えられて、大怪我を負って働けない状態になっても翌日には現場に連れて行かれたそうだ。
そればかりか、逃亡に失敗して捕まったタコを首だけ残して埋められた実例がいくつかあり、実際に、証言者は首だけ残して埋められたタコを足蹴にしたという。
囚人労働でとりあげた湧別線建設概要の本文やタコ部屋労働でとりあげた瀬棚線建設概要の本文でわかるように、公文書では、往々にして自分達に都合の悪い事はほとんど触れないようなので、文章の背後に潜む事実を推測する必要があるかも知れない。
いずれにしても、北海道では、日本が太平洋戦争で敗北するまで、鉱山や土木工事等ではタコ部屋労働が日常的に行なわれ、満足に栄養が与えられず劣悪な衛生環境でかつ、劣悪な工事環境で、利潤を生み出す「道具」として長時間働かされて、多くの犠牲者を出した。
私は、戦前に着工されていた北海道の旧国鉄路線では、たとえ記録として残っていなくてもタコ部屋労働が行なわれたと思っており、特に、戦争中に何らかの工事が行なわれていた国鉄路線では、必ずタコ部屋労働が行なわれたと確信している。
また、工事の際には人柱もあちこちに立てられたと思っている。人柱が立てられるようになった歴史的経緯を考えると、鉄道工事では地形の険しい箇所の長大トンネル工事や主要橋梁に人柱が立てられたのではなかろうか。
過去に自分が体験した事が余りにも荷が重過ぎるかも知れないし、タコは親不孝者や怠け者の成れの果てと教え込まれて無意識のうちにタコの話をしたくない方もいるかも知れない。タコ部屋労働が過ちであったと思う気持ちが少しでもあれば、今からでも遅くはない。誰かに伝えるべきである。
過ちを過ちと認めないのは愚かな事であり、同じ人間なのに人格を否定されてタコとしてむごい最期を遂げられた労働者がいつまでも浮かばれない。もし、今からでも歴史の過ちを後世に伝える気持ちがあったら、情報をお願いします。
ささいな情報でも構いません。あなた自身若しくはあなたの先祖が見た光景が、歴史の重要な証言となります。
最近、後世に「負の歴史」を伝える行為を「自虐的」であるとする風潮があるようだが、私は決してそのように思わない。
人間は高度な知識と知恵を有する動物だが、人間がとる行動は全て正しい訳ではない。長い間生きていれば失敗する事も必ずある。過去の失敗を振り返って反省する行為は、人間がより賢くなろうとする純粋な行為であり、決して恥ずべき行為ではないと確信している。
http://blog.goo.ne.jp/80k700/e/0285e5b12f4510db384f391e977c8287
【笹の墓標】
戦前、北海道の雨竜ダム建設工事で亡くなった強制労働犠牲者の遺骨発掘に参加した神沼公一郎は、作業中に腐乱死体を発見。
遺体はなんと神沼の元恋人で、東京で変死した葦原奈美のいたクラブ「銀馬車」の従業員・上月良彦だった!
道警の星野と宮川は「銀馬車」の顧客リストを捜査、その中に、強制労働に関係し、奈美とも接点を持つ北海道政財界の大物三人の名を発見した! 五十数年前の悪夢と現在を結ぶ忌まわしい過去とは? 時間と空間を超えて投影された運命の非情を描く森村文学の神髄!
序章
深夜、山の方角の中腹に火が見えた。通常、火を焚く場所ではない。
火が見える夜は、工事現場や飯場に死者が出たときである。労働者たちは、あそこで死体が焼かれているのだと噂し合った。だが、噂の真偽を確かめた者はいない。労働者たちは、自分がいつ、
あの火の燃料にされるのかとおののいた。
宿舎の格子窓が白むころ、労働者は叩き起こされる。
「起きろ。働け」
棒頭や取締人と呼ばれる班長が、六角棒を手に容赦なく労働者を叩き起こす。中にはせんべい蒲団をまくられ、六角棒で叩かれても動かない者がいる。ほとんど虫の息になっていて、動きたくとも動けないのである。時には、夜のうちに死んでいる者もいた。
土工夫(労働者)たちからタコ部屋と呼ばれている宿舎は粗末な仮小屋で、逃亡を防ぐために窓には鉄格子がはめられ、夜間出入口には閂がかかる。板張りの床には筵が敷かれただけで、冬は容赦なく吹き込む隙間風が筵を吹き上げた。
タコ(強制)労働者と強制連行された朝群人労働者の宿舎は分けられているが、実態はほとんど同じである。
宿舎は中央の土間を挟んで左右両翼に分かれる。左手が親方や棒頭の個室、右手が労働者の寝室に当てられていた。
前日の重労働が重く澱んでいる睡眠不足の身体を無理やりに奮い立たせ、洗面器1杯の水で何人もが顔を洗う間もなく、「飯上げ」(朝食)の号令がかかる。
食事の内容は米3、麦、芋等7の割合の飯盛り切り1杯、味噌2、塩8の味噌汁1杯、漬物2切れ。弁当は前記割合の握り飯1個である。労働者たちはいずれも栄養失調で、腹が脹らんでいた。
食事も食物を味わう余裕などはない。ただ、最低限の生命を維持するためだけに動物の餅にも劣るような粗食を大急ぎでかき込む。労働実績のよい者は上飯台と呼ばれる部屋で食べ、中程度の者は中飯台と称するテーブルに座って食べ、最下級の老は下飯台と呼ばれ、立って食う。
「おれはもうだめだよ」
朝鮮の郷里から騙されて連行されてきた李景信が、朴命水に力なく言った。
李は48歳で、この朝鮮人部屋では最年長である。李の衰弱は最近とみに著しい。李は風邪をこじらせ、熱があった。だが、そんなことは仕事を休む口実にはならない。
高齢に、粗食と重労働を重ねて、もはや李の身体は使いものにならなくなっていた。これまで若い朴が庇ってきたので、辛うじて今日まで生きてこられたのである。
「李さん、なに言ってるんだ。そんな弱音を吐いちゃいけない。頑張れ。生きてさえいればチャンスはある」
朴は李の耳に口を寄せて励ました。
朴は信用人夫と呼ばれる自由契約の労働者であるが、タコ部屋に入れられて、信用人夫もタコ労働者もほとんど差のないことを知った。信用人夫は契約であるから、いやならばいつでもやめられるはずであるが、そんなことを言い出そうものなら、棒頭のリンチが待っている。
今日は労働者がアヒルと呼んでいる水中作業である。厳寒期の水中作業で、李の足は凍傷が悪化して肉が崩れ、足の指の骨が見えている。骨が露出した部位に藁を巻きつけて作業現場まで這いずるように歩いて行き、水中に入るので、凍傷は悪化する一方である。
厳寒期にもかかわらず、衣類はジュート麻の生地で、豆や米を入れる南京袋の繊維である。保温性はきわめて低い。ジュート作業衣をまとったタコ労働者が並んで歩いていると、南京袋の行列のように見えた。
李景信は朴命水に担がれるようにして、とにかく作業現場まで行った。
現場に着いたところで、李の体力は尽きた。身体は高熱を発して燃えるように熱い。
「この身体ではアヒルは無理です」
朴は棒頭に訴えた。
「なんだと、この野郎。ふざけやがって。仮病をつかってサボろうとしやがっても、そうはいかねえぞ。立て。働け」
労働者たちから鬼頭と呼ばれて恐れられている北山という棒頭は、持っていた鞭で李を殴りつけた。だが、李は動けない。棒頭はますます激しく殴りつけた。
「棒頭、李さんが死んでしまいます」
朴は鞭を振るう棒頭の手を押えた。
「この野郎。きさまも痛い目を見てえのか」
棒頭の容赦ない鞭が朴の顔面を打った。火を当てられたような苦痛に耐えながら、
「李さんの分まで私が働きますから、休ませてやってください」
となおも訴えた。さすがの鬼頭も死なせてはまずいとおもったらしく、舌打ちをして、
「きさま、いまの言葉を忘れるな。その役立たずを小屋に運んで、2倍働け」
と朴に命じた。
宿舎に担ぎ込まれた李は、奄々たる気息の下から言った。
「朴さん、おれはもう助からない」
「なにを言うんだ。ちょっと熱が出ただけだよ。すぐ元気になる。2人で一緒にこのタコ部屋から逃げようと言った約束はどうしたんだ。頑張れ」
「おれはもう約束を果たせない。あんた1人で逃げてくれ」
「おれが李さんを残して逃げるとおもっているのか」
「一緒に行きたいが、おれはもうついて行けないよ。頼みがある」
「1人で逃げろと言ったって、だめだよ」
「おれは遅く結婚したので、郷里に今年10歳になる娘がいる。娘の名は貞媛。あんた、このタコ部屋から逃げられたら、おれの郷里へ行って、娘にこれを渡してくれ。娘にいっぱい土産物を買って帰ろうとおもっていたが、これしか買えなかった」
李は1本の赤い珊瑚の櫛を差し出した。
「李さん」
「世話になった。あんたに会えてよかった。あんたは若い。こんなタコ部屋で死んじゃあいけないよ。あんた1人ならきっと脱走できる。この戦争は間もなく終わる。平和になったら、あんたのような若い力が必要になる。あんたの活躍をあの世から見守っているよ」
朴の手を握った李の手が急速に弱くなった。李はその夜死んだ。
死体は近くの寺の本堂に一夜仮安置された後、いずこかへ運ばれて行った。
翌日の深夜、朴は山の方角の山腹に火を見た。その火を見つめながら、朴は、
「李さん、許してくれ。あんたと一緒に逃げるという約束を守れなかった」
と涙をこぼした。闇の奥の火がまたたいた。朴にはそれが、
「約束を守れなくなったのはおれのほうだよ。許してくれ」
と李が答えたようにおもえた。
朴は幼いころ両親に連れられて来日した。23歳のとき、横浜で沖仲仕をして働いていたが、仕事がなくてぶらぶらしているとき、1人の男から肩を叩かれた。
「兄さん、閑そうだね。いま、なにをしているんだい」
一見40代の上等な服を着た羽振りのよさそうな男が問いかけてきた。
「べつになにもしていないよ」
朴が答えると、
「北海道へ来ないかい。いい仕事を世話してやるぜ。1日5円、働きぶりによっては8円、10円も稼げる。いま北海道は人手が足りないから、いい金になるよ」
当時、公務員の初任給が75円の時代である。庶民の食べ物であるカレーライスも20銭から30銭である。
「1日5円から10円だって」
朴は目を丸くした。
「そうとも。それもうまい飯付きだ。白い飯を腹一杯食って、肉や魚や酒も付くぞ」
男は甘い餌を、仕事にあぶれていた朴の前に並べ立てた。朴はその場で男と1年の契約をした。
だが、男に北海道の雨竜ダムのタコ部屋に送り込まれた朴は、男に騙されたことを知った。1日5円どころか2円50銭。しかもその日給から食費、蒲団代、地下足袋代などを差し引かれると、ほとんど手許に残らない。前借りのある者は利子を差し引かれるので、必死に働いても賃金が利息においつかない。朴は契約して出稼ぎに来たつもりであったのが、朝鮮人狩りに引っかかったことを悟った。
朴が送り込まれたのは、北海道北部山間の雨竜発電所工事現場であった。この工事は陸海軍の拠点飛行場建設にも匹敵するような、北海道最大の土建工事である。折から戦時下の労働力不足もあって、大量の人間が朝鮮や東北地方、また京阪の都市部から「人間狩り」と言えるような募集によってかき集められてきた。
朴は契約労働者であったが、李景信は郷里の朝群南部の村から北海道北部の工事現場に強制的に送り込まれたのである。工事を担当した元請けの下に、下請け、孫請けと多数の業者が犇めき、人狩り屋(周旋業)と提携して不法に集めた労働力を確保していた。
雨竜ダム工事の飯場に送り込まれた朴と李は騙されたことを悟り、逃亡の機会を狙っていたが、監視が厳しく、果たせないでいる間に、李は死んでしまった。
飯場からの逃亡者はあとを絶たなかった。厳しい監視の目を潜って逃亡しても、たいてい警察や憲兵、棒頭や犬の追っ手に捕まって連れ戻された。強制連行労働者の5分の1は逃走を図ったが、北海道の逃走成功率は全国平均の半分以下で、極めて逃走が困難である。逃亡を企てた者は見せしめのために凄まじいリンチに遭う。
「お国のための工事から逃げようなんて、太え了見だ。その根性を叩き直してやる」
棒頭は全労働者の見守る中で、連れ戻された労働者を六角棒や鞭で殴りつけ、気を失えば水をかけ、水を一杯に入れた洗面器を捧げ持たせてコンクリート床に正座させた。姿勢を崩すと、また六角棒や鞭が飛ぶ。あまりの苦しさに自殺を図る者もあった。
逃亡を決意した朴に、朝鮮人の強制労働者が耳打ちした。
「旭川手前の近文にあさひ屋食堂といううどん屋がある。そこは夕張炭鉱に連行された朝群人たちが結成した救援委員会の出先だ。そこへ逃げ込めば、逃走の手引きをしてくれるぞ」
朝鮮人労働者の救援委員会があるということは密かにささやかれていたが、具体的な出先を聞いたのは初めてである。仲がよかった李に死なれて、朴は逃亡の意志を固めた。この飯場から逃亡に成功した者はほとんどいない。
飯場の監視に油断はなかった。脱走の機会をつかめぬまま、朴に過酷な日々がつづいた。
起床は夏が午前5時、冬は5時半、食事は常に下飯台で立ったまま。6時ごろから日没まで重労働を強いられ、夜は垢と脂でてかてかに光る、綿が団子のように固まったせんべい蒲団にくるまって眠る。いつも腹をへらし、番犬の飯を盗み食いした。
冬は寒さに耐えられず、労働者同士で衣服を盗み合った。稀に許される入浴も、衣服を盗まれるので入らない。枕にする四寸角の木材も暖をとるために燃やしてしまい、枕なしで眠る。人間性を無視した最底辺の環境でも、労働者は生きていた。
ようやく長い冬が終わって、北辺に短い春が訪れると、労働者はほっと一息つく。ともかく寒気という最強の敵から逃れた。
だが、春から夏にかけては逃亡が多くなるので、監視も厳しくなる。逃げるとすれば冬季以外にはなかった。凍死は免れたものの、また次の冬がくるまで自由は遠ざかる。
現場で作業開始に際して、棒頭から言い含められた上飯台が立ち、
「シャツを脱げ。ズボンを取れ」
と命じて、褌1本でしばらく働いた後、
「褌を取れ」
と号令が下る。全裸の異様な男の集団がスコップを振るい、土を運ぶ。疲れてくると、棒頭の合図によって、
「気合いを出せ」
と号令がかかる。労働者たちは一斉に、えいえいえいと掛け声を発する。全裸ならば逃亡できない。人間性を無視した牛馬に劣る労働であった。
異様な労働者の集団が泥塗れになって働いているかたわらを、若い女子作業員が通り過ぎて行くことがあった。近くの女学校から動員された女子奉仕隊である。若い娘の群は面を伏せて、強制労働者の方を見ないようにして通り過ぎて行ったが、朴にとっては全身が震えるような屈辱であった。
日が没して飯場へ帰る途中、数人の動員女子奉仕隊が歩いていた。
まったく女っ気のないタコ部屋労働で、若い女性と遭遇して、労働者たちの心は久し振りに和んだ。南京袋ながら、いまは衣服を身に着けている。緑濃い山のかなたにまだ夕映えが残り、湖の方角から涼しい風が吹いてきている。
そのとき前を歩く娘たちが新聞紙の包みを落として行った。なにかとおもって棒頭の目を潜って拾い上げた朴たちが、新聞紙を開いてみると、中から握り飯が出てきた。朴たちが夕闇の中に遠ざかる娘たちの一群に、感謝の意をこめて手を振ると、娘たちも手を振って応えた。
そんなことがあってから、娘たちはときどき新聞紙に包んだ握り飯を落として行ってくれた。言葉こそ交わさなかったが、強制労働者と若い娘たちの淡い交流であった。
強制労働者にまた恐ろしい冬がめぐってきた。女子奉仕隊も帰ってしまった。山は雪に覆われ、ダムにせき止められて出現した湖が氷結した。だが、朴にとっては待ち望んでいた冬であった。
朴は春から秋にかけて逃走路を充分に研究していた。
まず、南方の深川の方へ逃げる。追っ手を躱すために道路は避け、山を越えて行く。雪中の厳しい山越えとなるが、朴は体力には自信があった。安全圏にたどり着いたところで列車に乗る。深川まで行けば成功の確率は高くなる。
朴は脱走に備えて、密かに食糧を溜めた。飯や握り飯を少しずつ残して団子をつくり、雪の中に隠しておいた。食糧は約3日分備蓄した。
飯場に送り込まれてから爪に火を灯すようにして25円はど貯めた。このころは上野・青森間が7円25銭であるから、列車に乗りさえすれば交通費は充分である。
南京袋の作業衣ではすぐ露見してしまうので、飯場に送り込まれて来たとき着てきた私服を、この日のために隠し持っていた。
朴は脱走に備えて、棒頭や取締人に気に入られるように従順に、熱心に働いた。日本語も自由に操れるので、彼は棒頭や取締人の信頼を得ていた。
若いながら上飯台に昇格した。鬼棒頭も朴には心を許し、上飯台の上の模範台への昇格をほのめかした。
模範台になれば食事内容も幹部並みになる。平土工夫のように泥に塗れてスコップを振るい、もっこを担ぐこともない。入浴や洗面も頻繁に許される。なによりも監視の目が緩む。棒頭や取締人も、まさか模範台侯補者が脱走の機会を狙っているとはおもわない。そこがつけ目であった。
冬は監視が緩むといっても、厳寒期は無理である。山に雪は残っていても、気温の緩む3月下旬から4月上旬にかけてが狙い目である。このころになると、厳寒期のような凄まじい風雪はなくなる。
4月5日の夜、飯場が寝静まったのを待って、朴は便所へ行くふりをして、便所の窓から宿舎を抜け出した。便所の窓の格子を1本、用便の都度緩めておいた。外から見ただけではわからないが、はずせるようにしておいた。抜け出した後、格子は元どおりにはめた。
最も恐ろしいのは犬であるが、平素から犬を手なずけておいた。番犬も朴が手を出すと舐めるまでに懐いている。
首尾よく宿舎を抜け出した朴は、雪明かりを頼りに山中へ入った。途中まで雪の解けた道を歩き、足跡をたどれないようにする。これまでの経験からこの天気が2、3日つづくことを知っている。
月はないが、雪明かりで充分明るい。
おそらく明日の朝の起床時間までは時間を稼げるであろう。その間にできるだけ遠方まで距離を稼ぐ。もし脱走に失敗すれば、尋常のリンチではすまないだろう。鬼頭が信頼していただけに、裏切られた怒りがどんなものか、描まったら命はないものと覚悟しなければならない。
朴は歩きに歩いた。私服の上にジュート麻の作業衣を重ね着していた。零下に冷え込んでいるにもかかわらず汗にまみれるほどであった。
かなり距離は稼いだが、道路や集落に出るのは危険である。朴は食糧のつづくかぎり、3日間山中で過ごす覚悟であった。
これまで飛びっちょ(逃亡者)が出ると、駐在所に通報すると同時に、作業を中止して、上板台2、3人を留守番に残して、棒頭以下、全員が捜索に出る。3日間探して見つからないと、あとは警察や憲兵に委ねて、作業へ戻るのが常であった。
警察や憲兵は不審の者を見かければ、尋問したり捕えたりするが、積極的に捜査をするわけではない。3日間逃げ延びられれば、まずは第一関門はクリアしたことになる。
山中を3日間歩き通して4日目に、朴は疲労でふらふらになりながら里へ出た。農家の納屋から作物を盗んで胃袋を騙し、4日目の早朝、駅の待合室に入った。ジュート麻の作業衣は山中に脱ぎ捨てたので、一般人と変わりない服装になっているが、そのぶん寒い。
駅の待合室にはまだだれもいなかった。下りの1番列車が間もなく来る時間である。駅員が出札口のカーテンを開き、窓口に眠そうな顔を見せた。ちょうど折よく1人の老女が待合室に入って来た。朴は咄嗟におもいついて、老女に5円札を渡して、
「お婆ちゃん、悪いけど、稚内まで1枚切符を買ってくれないかな」
と頼んだ。これまでの逃亡者のほとんどは、駅までたどり着いても札幌方面へ逃げる。朴は逃亡先を隠すために、故意に逆方向の稚内までの切符を買ってもらった。
老女はなんの疑いも持たず、稚内までの切符を一緒に買ってくれた。
1番列車が白い蒸気を吐きながらホームに入って来た。脱走後最も緊張する瞬間であった。車内に追手が待ち構えていたら、万事休すである。だが、追っ手らしい気配はなく、朴は無事に乗り込んだ。
客室内にいるのは危険なので、便所に隠れていた。早朝の車内は乗客はまばらで、追っ手が来れば一発で捕まってしまう。
幸いになにごともなく、救援委員会の出先があるという近文駅に降りた。あさひ屋食堂は駅の近くの狭い路地にあった。早朝であったが、起きている気配であった。
朴が表のガラス戸を叩くと、戸が開かれて、若い娘が顔を出した。
「あっ、あなたは」
「あのとき握り飯の新聞包みを落としてくれた」
顔を見合わせた2人は、同時に声を発した。若い娘は作業現場で出会った女子奉仕隊員の1人であった。
娘は朴を見て、直ちに事情を察したらしく、周囲に目を配ると、家の中に招き入れた。彼女の両親もすでに起きていて、飢えて冷えきっている朴のために、温かいうどんをつくってくれた。
肉と野菜をたっぷり入れた熱いうどんを、朴はつづけて3杯おかわりした。朴は生まれてからこんなにうまい食物を食したことがなかった。細胞の1つ1つに沁み渡っていくような味であった。
「ゆっくり食べなさい。まだいくらでもあるよ」
娘の父親が言った。
ようやく人心地ついた朴に、娘の父親は、
「私はこの娘の母親と結婚して、日本人の名前を名乗っていますが、じつは徐東雲という朝鮮全羅
南道の出身者です。妻は清美、娘は朝子と申します」
と徐東雲は自己紹介を兼ねて、妻と娘を朴に引き合わせた。
「申し遅れてすみません。私は朴命水と申します。両親と一緒に横浜に住んでいましたが、人買いに騙されて雨竜ダムの飯場に送り込まれました。飯場で仲間から密かに救援委員会のことを聞いて、逃げてまいりました。お嬢さんと飯場近くの路上で出会って、握り飯を何度かもらいました」
「ここへ来たからには、もう安心です。安全なところへ逃がしてあげますから、うちでゆっくりと疲れを癒やしていってください」
と徐はいたわるように言った。
地獄の飯場から決死の雪中脱走を試みて、ようやく救援委員会の徐の許にたどり着いた朴は、ほっとすると同時に緊張が解け、これまでの疲労がどっと発した。彼はそれから死んだように眠った。
ときどき朝子に起こされて食事を摂ったが、また昏々と眠り込んだ。
2、3日眠ったかとおもわれたところで、朴は激しく揺り起こされた。
「朴さん、すぐ逃げてください。どうやらうちが目をつけられたらしいの。朴さんが捕まったら命はないわ。警察が来る前に、これを持って逃げて。ひとまず北竜の本島組の現場を頼って。本島組の親方は救援委員会の1人よ」
と朝子は慌しく告げて、握り飯の包みといくばくかの金を渡した。
「金はあるよ。それより、朝子さんやお父さんはどうなるの」
「私たちのことは心配しないで。お金はいくらあっても邪鹿にならないわ。さあ、早く行って」
そこへ徐東雲が来た。
「朴さん、すまないね。もう少しうちで休ませてあげたかったが、ここも安全ではなくなった。どうやら協和会に嗅ぎつけられたらしい。本島組を頼れば大丈夫だ」
と徐東雲は言った。
朴は事態の深刻なことを悟った。もし朴がこの家で捕まれば、徐東雲一家は言い逃れができなくなる。救援委員会は貴重な拠点を1つ失ってしまう。
「お世話になりました。このご恩は一生忘れません」
「礼などいいから、早く行きなさい。協和会にはくれぐれも気をつけなさい」
協和会とは、朝群人でありながら同胞をタコ部屋に売っている人狩り屋である。
「元気でね」
朝子が言った。
「また機会があれば、お会いしたいとおもいます」
「朴さん、絶対捕まらないでね」
朝子がすがりつくように言った。
「捕まるもんか。またきっと会いに来るよ。この戦争は間もなく終わる。それまで皆さんも元気で」
「待ってるわ」
朴は徐東雲一家3人に見送られて、あさひ屋食堂を去った。
間一髪で協和会に先導された警官隊があさひ屋食堂に踏み込んで来た。
そして50数年が経過した。
http://www5c.biglobe.ne.jp/~mo0405/s/16.htm
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日本統治時代の朝鮮人徴用(抜粋)
日中戦争期
労務動員計画
「労務動員計画」を参照
1937年に日中戦争がはじまると、1938年3月南次郎朝鮮総督が日本内地からの求めに応じ、朝鮮人渡航制限の解除を要請し、1934年の朝鮮人移入制限についての閣議決定を改正した[24][18]。1938年4月には国家総動員法が、1939年7月には国民徴用令が日本本土で施行された(朝鮮では1944年9月から実施[25])。同じ1939年7月、朝鮮総督府は労務動員計画を施行し、朝鮮から労働者が日本に渡るようになった[26][18]。1939年以降、日本政府の労務動員計画によって毎年人員・配置先が決定され、朝鮮総督府によって地域が割り当てられ計画人員の達成が目標とされた[27]。水野直樹はこの当時、「募集方式の段階から会社・事業所の募集は行政機関、警察の支援を得ていた」としている[27]。
山口公一[28]もまた「1939年に開始される朝鮮人強制連行は戦争の長期化によって日本の労働力不足が深刻化すると同時に朝鮮内での軍需工業の拡張にともない、朝鮮人を労働力として強制的に動員するためのものであった。」と説明している。山口は、日本政府の労務動員計画を3段階に分け、@39年1月からの「募集形式」A42年からの「官斡旋方式」B44年9月からの「徴用令方式」があったとし、その最初の募集の段階から、行政・警察当局による強力な勧誘があった。したがって「募集とは言っても実態は強制連行」であると主張している[29][30]。
≪↑募集で応募した場合でも、実態は強制連行だったという事 ≫
松代大本営建設の徴用
1944年11月11日から着工された松代大本営建設における徴用の場合、当初は朝鮮人約7,000人と日本人約3,000人が、1945年4月頃は日本人・朝鮮人1万人が交代で作業した。延べ人数では西松組・鹿島組県土木部工事関係12万人、付近の住民などの勤労奉仕隊7万9600人、西松組鹿島組関係15万7000人、朝鮮人労務者25万4000人、合計延べ61万0600人だった[50]。
「勤労報国隊」「勤労報国会」そして学生や生徒,児童などの日本人も工事に携わっていた[51]。しかしその労働は過酷であり[52]、松代大本営の地下壕の掘削は、そのほとんどが朝鮮人の手で進められたという[53]。
「松代」で働かされていた朝鮮人の中には、給金がもらえるものがいたし、「怪我や病気なんかするとすぐに病院にいけた」と言う者もいた[54]。しかし一方でその生活は極めて劣悪であり、3k労働である上に、食事はコーリャンに塩をかけたもので、量も少なく栄養失調や目が見えなくなった人もいたという[55]。
また、朝鮮語を話しただけでもリンチを受け、あまりに酷い扱いに耐え切れず逃げ出すと見せしめに拷問を受けたという証言もある[56][57]。そして天皇の「ご座所」を掘った朝鮮人180名は、秘密漏洩を防ぐため殺害されたとも言われている[58]。
≪↑こりゃ なんぼ やり玉に挙げられても文句は言えないな ≫
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%B5%B1%E6%B2%BB%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E4%BA%BA%E5%BE%B4%E7%94%A8
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以上 このリンクを 徹底的に読めば 弁解の余地など微塵もない労働搾取であった事は明白である
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徴用工問題の公正な解決を求める――韓国の最高裁判決について
2018年11月1日 日本共産党幹部会委員長 志位和夫
(1)
https://www.jcp.or.jp/web_download/2018/11/20181102_choyoko-1.jpg
https://www.jcp.or.jp/web_download/2018/11/20181102_choyoko.pdf
PDF(記者の質問と答えも収録)
10月30日、韓国の最高裁判所は、日本がアジア・太平洋地域を侵略した太平洋戦争中に、「徴用工として日本で強制的に働かされた」として、韓国人4人が新日鉄住金に損害賠償を求めた裁判で、賠償を命じる判決を言い渡した。
安倍首相は、元徴用工の請求権について、「1965年の日韓請求権・経済協力協定によって完全かつ最終的に解決している」とのべ、「判決は国際法に照らしてありえない判断だ」として、全面的に拒否し、韓国を非難する姿勢を示した。
こうした日本政府の対応には、重大な問題がある。
(2)
日韓請求権協定によって、日韓両国間での請求権の問題が解決されたとしても、被害にあった個人の請求権を消滅させることはないということは、日本政府が国会答弁などで公式に繰り返し表明してきたことである。
たとえば、1991年8月27日の参院予算委員会で、当時の柳井俊二外務省条約局長は、日韓請求権協定の第2条で両国間の請求権の問題が「完全かつ最終的に解決」されたとのべていることの意味について、「これは日韓両国が国家として持っている外交保護権を相互に放棄したということ」であり、「個人の請求権そのものを国内法的な意味で消滅させたものではない」と明言している。
強制連行による被害者の請求権の問題は、中国との関係でも問題になってきたが、2007年4月27日、日本の最高裁は、中国の強制連行被害者が西松建設を相手におこした裁判について、日中共同声明によって「(個人が)裁判上訴求する権能を失った」としながらも、「(個人の)請求権を実体的に消滅させることまでを意味するものではない」と判断し、日本政府や企業による被害の回復にむけた自発的対応を促した。この判決が手掛かりとなって、被害者は西松建設との和解を成立させ、西松建設は謝罪し、和解金が支払われた。
たとえ国家間で請求権の問題が解決されたとしても、個人の請求権を消滅させることはない――このことは、日本政府自身が繰り返し言明してきたことであり、日本の最高裁判決でも明示されてきたことである。
日本政府と該当企業は、この立場にたって、被害者の名誉と尊厳を回復し、公正な解決をはかるために努力をつくすべきである。
(3)
韓国の最高裁判決は、原告が求めているのは、未払い賃金や補償金ではなく、朝鮮半島に対する日本の不法な植民地支配と侵略戦争の遂行に直結した日本企業の反人道的な不法行為――強制動員に対する慰謝料を請求したものだとしている。そして、日韓請求権協定の交渉過程で、日本政府は植民地支配の不法性を認めず、強制動員被害の法的賠償を根本的に否定したと指摘し、このような状況では、強制動員の慰謝料請求権が請求権協定の適用対象に含まれると見なすことはできないと述べている。
1965年の日韓基本条約および日韓請求権協定の交渉過程で、日本政府は植民地支配の不法性について一切認めようとせず、謝罪も反省も行わなかったことは、動かすことのできない歴史の事実である。
徴用工の問題――強制動員の問題は、戦時下、朝鮮半島や中国などから、多数の人々を日本本土に動員し、日本企業の工場や炭鉱などで強制的に働かせ、劣悪な環境、重労働、虐待などによって少なくない人々の命を奪ったという、侵略戦争・植民地支配と結びついた重大な人権問題であり、日本政府や該当企業がこれらの被害者に対して明確な謝罪や反省を表明してこなかったことも事実である。
今年は、「日本の韓国への植民地支配への反省」を日韓両国の公式文書で初めて明記した「日韓パートナーシップ宣言」(1998年、小渕恵三首相と金大中大統領による宣言)がかわされてから、20周年の節目の年である。
日本政府と該当企業が、過去の植民地支配と侵略戦争への真摯で痛切な反省を基礎にし、この問題の公正な解決方向を見いだす努力を行うことを求める。
日本共産党の志位和夫委員長は11月1日の記者会見で、徴用工問題の見解に関し、記者の質問に答えました。
「被害者個人の請求権は消滅せず」の一致点で解決に努力を
志位委員長の一問一答
日韓両政府、両最高裁ともに「個人の請求権は消滅せず」では一致
――(日韓請求権協定では)「個人の請求権」が残っているのは日本の最高裁も韓国の大法院も一緒だと思いますが、裁判上の訴求権について日本の最高裁は失っているとする一方、韓国大法院は認めています。委員長としてはこの大法院の判決は当然という考えですか。
志位 裁判上の訴求権の問題については、日韓それぞれの立場があることはおっしゃるとおりだと思います。
ただ、裁判上の訴求権について認めなかった(2007年4月27日の)日本の最高裁判決でも「(個人の)請求権を実体的に消滅させることまでを意味するものではない」とし、「任意の自発的な対応をすることは妨げられない」と指摘しているところが重要です。だから西松建設のような和解も成立したわけです。
「任意の自発的な対応」がもし(判決に)入っていないと、西松建設のような和解をした場合に、株主側から訴えられるという立場にたたされる危険もありますが、「任意の自発的な対応」を最高裁がオーソライズ(公認化)したために和解に道が開かれました。
裁判上の訴求権については日韓の立場に違いはありますが、「被害者個人の請求権は消滅していない」ということでは一致しています。日本政府、日本の最高裁、韓国政府、韓国の大法院、すべてが一致している。ここが大切なところです。
この問題で不一致点をいたずらに拡大したり、あおったりするのではなく、「被害者個人の請求権は消滅していない」という一致点から出発し、被害者の名誉と尊厳を回復するための具体的措置を日韓両国で話し合って見いだしていくという態度が大事ではないでしょうか。
国家間の請求権と個人の請求権をきちんと分けた冷静な議論を
――発表された見解の中では、日本政府と該当企業に対する解決方法を見いだす努力を求めていますが、韓国政府に対して求めるものは現段階では何でしょうか。
志位 私たちは、まず日本政府に(党見解に述べたような)要求をしています。
同時に、その解決はもちろん、日本政府だけでなしうるものではありません。日韓双方が、被害者の尊厳と名誉を回復するという立場で冷静で真剣な話し合いを行っていく努力が必要だと思います。
私は、率直に言って、(徴用工問題の)日本政府や日本メディアの対応を見ると、国と国との請求権の問題と、個人としての請求権の問題がごちゃごちゃになっていると思います。国家の請求権と個人の請求権をいっしょくたにして、「すべて1965年の日韓請求権協定で解決ずみだ」「個人の請求権もない」という調子で、問答無用の議論になっている。国と国との請求権の問題と、個人の請求権の問題をきちんと分けて考えないと、この問題の冷静な解決方法が見えてこないのです。
先ほど述べたように、日本政府、日本の最高裁、韓国政府、韓国の大法院の4者とも被害者個人の請求権は認めているわけです。だからこの一致点を大事にしながら解決の方法を探るべきです。そこをごちゃごちゃにして、ただ相手を非難するやり方は大変によくないと思っています。
国家間の請求権についてどう考えるか
――共産党として、日韓請求権協定で国と国との請求権がなくなっているという立場にたっているのですか。
志位 国と国においても請求権の問題は解決していないという判断を下したのが韓国の最高裁判決です。
韓国の最高裁判決は二重にできていて、まず個人としての請求権は消滅していないというのが一つある。同時に、国としての請求権も請求権協定の適用対象に含まれないと判定を下しました。これは2012年の韓国最高裁の判決と同じですが、その立場を表明したわけです。
その論理は、原告が求めているのは未払い賃金などではなく、朝鮮半島に対する日本の不法な植民地支配と侵略戦争の遂行に直結した日本企業の反人道的な行為――強制動員に対する慰謝料であり、請求権協定の交渉過程で日本は植民地支配を不法なものだとは認めてこなかった、こういう状況では強制動員の慰謝料請求権が請求権協定で放棄した対象に含まれるとみなすことはできないという論理なのです。私は、この論理は検討されるべき論理だと考えています。
私の見解では、この問題について、1965年の日韓基本条約・日韓請求権協定の交渉過程で日本政府が植民地支配の不法性について一切認めなかったこと、徴用工の問題について被害者への明確な謝罪や反省を表明してこなかったという、二つの事実を指摘しています。
ただこの問題について大切なのは、たとえ国家間の請求権問題が解決されていたとしても、個人の請求権を消滅させることはないというのは、日韓とも一致しているのですから、この一致点でまず解決方法を見いだす。そのうえで日本が植民地支配を反省してこなかったという問題が根本的な問題としてあります。植民地支配の真摯(しんし)な反省のうえに立って、より根本的な解決の道を見いだすべきだという、二段構えでの論理で、今日の見解を組み立てました。
https://www.jcp.or.jp/web_policy/2018/11/post-793.html
245. 中川隆[-13585] koaQ7Jey 2018年11月12日 19:23:13: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20587] 報告
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「日韓併合」の正当性を唱える人たちへの最終メッセージ 2013年10月28日
松本 徹三
ここ数週間はデジタル教科書問題を書いてきたが、その前の6週間は日韓問題ばかり書いた。その為に今でも私のTwitterではこの関係の議論が多い。
そこでの最も典型的な私への反論は、「日本による韓国の併合は正当なものであり、あの時代に韓国が自らの力で完全な独立を維持する事は元々不可能だったのだから、韓国にとってもむしろ一番良いシナリオだった。だから日本があれは悪い事だった等と認める必要はないし、謝罪等は論外」という趣旨のものだ。
しかし、日本人がこう言い募っている限りは、日韓のわだかまりは永久になくならないだろう。しかも、こういう人たちに限って、当時の韓国人の近代文明への理解の低さをあげつらって、無神経な論調に終始するのだから、反発が収まらないのは当然だ。
いつも申し上げているように、私は歴史問題を議論する時には「事実関係」と「評価(善悪)」を明快に切り分けて議論すべきだと考えている。
「慰安婦問題」などで韓国側が言い立てている事(元を質せば、一人の奇妙な日本人が売名の為に言い出し、朝日新聞などが自らの思惑によって拡散し、最後は宮澤首相—河野官房長官が「臭いものに蓋」の感覚で認めてしまった事なのではあるが)は、「事実関係」が歪められている故に、韓国と韓国人に対して相当強い親近感を持つ私自身でさえも承服し難いのだが、「日韓併合の正当性」という事になると、これは「評価(善悪)」の問題になるから、これを肯定する多くの日本人と私は真っ向から議論したい。
「日韓併合の正当性」を肯定する論者の論点は、
1.遅ればせながら世界の列強の仲間入りをしつつあった日本としては、至極当たり前の行動であり、列強もこれを認めたのだから、今から遡ってとやかく言われる筋合いのものではない(まして「謝罪」を求められるのは筋違い。それなら、欧米各国は、アジア、アフリカ、中南米の各国にそれに数百倍する謝罪を繰り返さなければならない事になる)。
2.当時の日本にもしそうするだけの国力がなかったら、当然ロシアが韓国を支配下に置いたであろうし、自国と合体させて多額の投資を行った日本に比べ、ロシアの場合は単に植民地として収奪の対象としただけだっただろうから、韓国民にとっては遥かに良かった筈だ。そのように考えると、日本による併合は、結果として韓国民の為に良かった筈なのだから、感謝こそされ、恨まれる筋合いはない。
3.日韓併合は、「二国間の条約」に基づいてなされたものであり、国際法に照らしても合法である。韓国の皇帝はハーグの国際司法裁判所に密使を送ってこの非をなじろうとしたが受け入れられず、頼みのロシア皇帝の支援も取り付けられなかったのだから仕方がない。当時の韓国は国際世論から見捨てられていたのだから、その事実を遡って覆そうとしても無理。
上記の何れに対しても、私は、特に「事実関係」が歪められているとは思っていない。しかし、上記に言われていない事が下記の通り幾つかあるので、その事をきっちりと付け加えた上で、あらためて「評価(善悪)」の議論に進みたい。
1.当時の大韓帝国(清の冊封国家だった李氏朝鮮が、日清戦争の結果として清がその地位を失った為、清と同格の帝国となった)の主権者は皇帝の高宗であり、彼と彼を支える人たちは日本の支配を望まず、むしろロシアとの関係強化を望んでいた。
2.しかし、日露開戦を間近に控えた日本にとっては、兵站の輸送経路である韓国が「局外中立」であっては絶対に困るので、武力を背景に威嚇し、日本側が望む形での「議定書」を締結。日露戦争に勝利した後は、欧米諸国の暗黙の了承のもとに、次第に権益を拡大して、遂には「併合条約」の締結に至った。その全ての局面で、韓国政府は常に武力による恫喝の下で交渉せざるを得なかった。
3.「併合条約」締結後は「大韓帝国」は国号を「朝鮮」と改称させられ、朝鮮総督府が支配する「植民地」として運営された。伊藤博文等は、悪質な日本人が善良な韓国人の利益を不当に害する事のないように気を使ってはいたが、実際には悪質な日本人も多かったので、恨みを買う事も多かった。
4.また、この間、日本の歴史学者たちは、「日韓同祖論」をベースに、強引な「同化政策」の推進に加担した。「同祖論」といっても、「神功皇后による三韓征伐(日本書紀)」という真偽も定かでない一つの「伝承」だけをベースに「古来日本は韓国を支配下においていた」と論ずるとか、その時点での経済力のみを比較して「日本は成功した本家で、朝鮮は落ちぶれた分家」と勝手に決め付けたりしての議論であり、際立って公正さを欠いていた。
さて、私は、「日韓併合条約」は「日本が自らの利己的な目的(国益)の為に、独立国であった大韓帝国の主権者の意志に反して、武力による威嚇を背景に強制的に締結したものである」と理解している。この理解が正しくないと考える人は、上記に含まれる「利己的な目的」「主権侵害」「武力による威嚇」の三要素がなかったと主張されるのだろうから、もしそうであるなら、その根拠を示して頂きたい。先ずは、「それが事実だったかどうか」のみに絞って議論して頂き、その上でその事の「善悪」についてのコメントが欲しい。
次に、私は、日韓併合を正当化する論者に、私が追加した上記四点の最終項目である4)と、日韓併合期間中に日本人の多くが持っていたと思われる「日本人の優越意識と朝鮮人蔑視」についてのコメントを聞きたい。先ずは「そういう事実はあったのかなかったのか」についての考えを聞かせて頂き、次に、その事の「妥当性」及び「善悪」についてはどう考えられるかを聞きたい。
そして、最後に、正当化論者が常に挙げる前述の三点についての私の見解を下記の通り申し上げたい。
1.当時は列強による植民地争奪戦が世界の常識だったのだから、日本人がこの事に何等「道義的な罪悪感」を持っていなかったのは当然であり、私もその事を難詰するつもりはない。しかし、もし現時点で、「それが道義的に良い事だったかどうか」と問われれば、控え目に言っても「現時点での道義観から言えば、良い事ではなかったと思う」と答えるのが当然ではないだろうか?
ちなみに、「インカ帝国を滅ぼして大量の金を奪ったスペインの行為をどう思うか」「清国に対してアヘン戦争を仕掛けた英国の行為をどう思うか」という質問も同時にすればよい。肯定であれ否定であれ、この二つの質問に対する答えは、「日韓併合」についての質問に対する答と同じであるのが当然だ。
要するに、これまでの人類の歴史は、「基本的に暴力が全て正当化される歴史」だった訳だが、現代においてはそれが反省され、暴力ではなく「法と正義」「人道と人権」が全ての行動規範となるべきだというのが世界の常識になっている。そうであれば、「日韓併合」を今の時点で論じるに際しては、そのような「現時点での道議的評価」がなされて然るべきだ。
「謝罪」については、「英国やスペインが謝罪していないのだから、我々も謝罪する必要はない」とするのは全く意味をなさない。他者がどうであれ、自らが「謝罪に値する」と考えれば謝罪すればよく、そう思わなければしなければよいのだ。それは自らの認識と評価の問題である。その上で「欧米列強も過去の行為に関しては、日本同様に公式に遺憾の意を表するべきだ」とコメントするのは一向差し支えないし、むしろそうするべきだろう。
(なお、かつての大日本帝国の行いを何とかして正当化し、美化したい人たちの中には、「米英に対する日本の戦争(大東亜戦争)は、アジア人を欧米人の頸から解放する為の戦争だった」と今なお強弁する人もいるが、こんな欺瞞に満ちた綺麗事を言うのはやめてほしい。もしそうなら、蒋介石政府と事を構える必要はなく、そのまま仏印や蘭印に攻め込めばよかった訳だし、韓国には「韓国人による韓国人の為の政府」を作るように促せばよかったのだ。「欧米の真似をして植民地が欲しかった」と正直に言った方が、余程話が簡単になる)
2.当時の日本が韓国を支配下におさめようとしなかったら、ロシアがそうしたであろう事は勿論だろう。しかし、当時の韓国の主権者がそれを望んだのだとしたら、それが結果として韓国の民衆の為になったかどうかは別として、それを尊重すべきというのが道義的には妥当である。
当時は「民主主義」は普遍的な価値観としては未だ確立されていなかったので、「絶対君主が民衆の利益を害している事が明らかなら、周辺国がその事態を正そうとするのは道義的に妥当」という論議は、誰が「民衆の利益」についての判断をするかが明確でないので、容易には受け入れられないだろう。
現在でも、「他国の主権尊重の原則」に優先するのは、「自国の主権に対する侵害」「自国の安全への直接的な脅威」「国際法への明確な抵触」「人道と人権の侵害」「核兵器、生物兵器の拡散の可能性」位である(「民族自決原則の侵害」は微妙なところ)。また、これらの理由があっても、実力行使に至るまでには、国際連合等の場での誠実な協議が求められている。
しかし、この議論に関連してそれ以上に問題なのは、「ロシアの支配より日本の支配の方が良かった筈」という「日本人の立場からの決め付け」をする「独断的な姿勢」である。そんな事は、日本人ではなく、当の韓国人が考える事だ。
成る程、「支配層だけと手を結んで、ひたすら民衆からの収奪だけを考えただろう当時の帝政ロシアの支配」よりは、「資本主義に目覚めつつあった日本の支配」の方が、経済的には韓国にプラスとなったかもしれないが、人間は経済のみによって生きるものではない。
日本人の優越性を露骨に前面に打ち出して、一方的な同化政策を推進し、先祖伝来の姓を捨てさせたり、神社への参拝を強制したりする日本よりは、そんな事には関心のないロシアのほうが、韓国人にとっては「誇りを傷つけられる」事がないだけ良かったかもしれないではないか。
3.これは簡単な問題で、条約の形式的な合法性などには、誰も関心を持っていない。誰がやろうと、外部からの批判を受けぬよう、形式を整えるのは当然の事だからだ。武力による威嚇をもってすれば(場合によれば反対者を事故を装って謀殺したり、或いは決定的な場面に居合わせる事が出来ないように幽閉したりすれば)このような形式を整える事は比較的容易である(アメリカのハワイ併合条約も、反対者だった女王を監禁する事によって締結が実現したと聞いている)。
以上、私がこの問題に殊更熱心なのには理由がある。自己本位で、「相手の心情を推し量ろう」等という考えはさらさらなさそうな「国粋的(国家主義的)な人たち」の、過去を引き摺った「上から目線」の「論の立て方」と「言葉遣い」に、心底辟易しているからだ。この人たちの存在は、日本が「公正で偏らない判断をベースにした是々非々の議論」を行い、近隣諸国との友好関係を確立する事の阻害要因になっている。
http://agora-web.jp/archives/1565424.html
http://www.asyura2.com/16/hihyo15/msg/463.html#c1
11. 2018年11月13日 08:13:03 : Hi3gcgZTWU : aB8VA4Ib51o[4]
>>7
同意!
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/550.html#c11
1. 中川隆[-13587] koaQ7Jey 2018年11月13日 08:13:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20605]
徴用工問題の本質
僕はチョンとチャンコロが大嫌いなんだけど、阿修羅は右翼の悪質な嘘ばかりで、もう黙っていられないから、真実を書いておくね
朝鮮人が反日になった理由 _ 日本に連れてきてタダ同然で強制労働させた
朝鮮人戦時労働動員
著者:山田昭次、出版社:岩波書店
朝鮮人が戦前、日本に渡ってきたのは自発的なものであって、強制されたわけではないという主張があるが、それは次のような調査結果からすると、まったく机上の観念論でしかない。
1940年から始まった穀物供出制度により、朝鮮の農民は自家の飯半分まで取り上げられたので、貧困は一層激しくなり、農民の離村は強められた。
下層農民の衣服はボロ着で、着換えもなかった。
農民の主食は粟・稗・高梁・どんぐり・草根木皮そして副食物は野菜と味噌だけだった。
1939年と1942年の旱害のときには、餓死者や栄養不良による行路死亡者が多数発生した。
そのような状況のなかで、ある農民は毎日ひもじい思いの生活を送り、妻子が栄養不足のために死ぬことを恐れ、1939年11月にすすんで募集に応じた。
すると、就業する職場も告げられないまま、日本に連行された。
実は、私の亡父も三井の労務課徴用係として朝鮮に出向いたことがあります。
京城の総督府に出頭すると、既に三井から連絡が行っていて、
列車で500人ほどを連行してきたというのです。
三井の職員9人で500人もの大勢の朝鮮人を日本へ連れてきたというのですから、
なかには「自発」的な朝鮮人も少なくなかったと思います。
亡父は、やっぱり朝鮮では食えなかったからね、と自分たちの行為を正当化していました。
ところが、食べられないようにし向けたのは日本の政策だったわけです。
昭和14年(1939年)から昭和16年までの3年間に、日本へ渡航した朝鮮人は 107万人。
「募集」制度によって日本へ渡った朝鮮人は15万人。
このように大量の出稼ぎ渡航者の存在と、強制連行者の併存が、戦時期の植民地朝鮮からの人口移動の実態だった。
つまり、日本の責任は重いということです。
1939年に朝鮮に「募集」に言った人の体験談が紹介されています。
当時、朝鮮はどこへ行っても失業者ばかりで、「募集」への希望者が殺到して断るのに苦労した。
1941年2月、内務省警保局保安課長は、日本へ連れてきた朝鮮人が逃亡しないよう、
家族も日本へ呼び寄せることを促進するよう命じた。日本の官憲や企業は、家族呼び寄せを朝鮮人の逃亡などの防止手段として利用した。
その結果、特高月報によると呼び寄せた家族数は、1943年12月現在で4万158人になった。
貧しさという朝鮮人の生活条件の形成に日本が大きく関与していれば、朝鮮人の決断をそのような方向に導く条件をつくった日本の責任が問われねばならず、朝鮮人の対日渡航が自らの意志によると、単純に言えない。
そして、農民の貧窮化の発端は、総督府による土地調査事業に出発している。
朝鮮人戦時労働動員は戦時下の植民地他民族抑圧の一つの形態だった。
朝鮮を日本の植民地としていた。
植民地下にあっても、朝鮮人は朝鮮人であって、日本人ではなかった。
日本人は、きちんとした事実認識をもつべきである。
http://www.fben.jp/bookcolumn/2007/02/post_1347.html
野添憲治 地崎組東川事業場――北海道上川郡東川町・東旭川町・東神楽町
2007年10月27日
北海道の大雪山の麓には、入植者たちが労苦を重ねて開拓した広大な水田がひろがっている。だが、上川郡東川町・東旭川町・東神楽町の約八〇〇〇ヘクタールの水田は、灌漑の源流忠別川が北海道の屋根といわれる大雪山の雪溶け水や岩清水を集めて流れ下るので、「水流は火山帯・函廊下・峡谷を奔流する急流のため、温度の上昇する区間がなく、ほとんど地下水融雪水そのままの低温を持続して流下する(略)ため、水温上昇を阻止している有様であった。したがって冷害による深刻な凶作の経験をなめてきた」(『東川村史』)立地条件のところである。
こうした悪条件のなかへ、さらに忠別川の上流に江卸発電所の建設が決まり、水温の低下にいっそう拍車をかけることになった。しかも太平洋戦争のまっただなかで、農民たちは国から食糧増産を要請され、厳しい労働に明け暮れていた。
そこに発電所の建設問題が起きたため、コメがさらに減収になるのは目に見えていた。農民たちは驚き、関係官庁に陳情をはじめた。食糧不足が深刻になっていたので政府は、食糧増産のため発電所の下流に遊水池の建設を具体化し、一九四三年から地崎組東川出張所が工事を請負った。しかし、戦争で労力や資材が不足しており、新しく集めることが出来ない地崎組では、鴻ノ舞鉱山で強制労働をさせていた朝鮮人連行者を、東川・東神楽の両遊水池工事にまわした。それでも労力が大幅に不足し、翌年までに遊水池を完成させるメドがつかないため、中国人連行者を三〇〇人導入する契約をした。
第一次連行は一九四四年九月に二九七人が塘沽から乗船したが、船中で一六人が死亡、大阪に上陸して東川出張所に着くまでに一七人が死亡している。補充の第二次は一〇月に四一人が塘沽から乗船し、船中で一人が死亡し、四〇人が東川出張所に着いたのが二五日だった。三〇四人の中国人は、入所していた朝鮮人を移したあとの東川収容所に入所した。
「それまでは逃亡を防ぐためのへいもなかったが、高いへいが収容場所を囲い、さらにそのへいの上にはバラ線まで張りめぐらされ、窓という窓はすべてタルキをうち、監獄部屋と変わった」(『中国人強制連行事件』)。
内には鍵がかけられ、旭川警察署から来た四〜五人の特別駐在員が見張所に配置された。収容所の中の床板の上にはムシロを敷いてあるだけで、風の強い日はムシロが吹き上げられた。風の強い冬になるとムシロを通して、床板に雪が飛んでくることもしばしばだった。
中国人が東川事業場に到着した時は、北海道はもう秋であった。だが、中国人が着ているのは破れて体が見える、国防色の汚れた夏服一枚の人が多かった。栄養失調で体が浮腫になっていたり、目がへこんでいる人も相当いた。やせてふらふら歩く人もいた。大陸での収容所生活と長期の輸送の疲れが、体全体をおおっていた。
遊水池づくりの作業は、スコップ、ツルハシで平地を二メートル掘り下げた。土や石はモッコに入れ、二人でかつぎ上げた。土を掘るのも、モッコをかつぐのも重労働だった。疲れているうえにろくな食事もとっていないので、ちょっと休んだり、モッコをかついで転んだりすると、八番線ぐらいの太い針金で殴りつけた。
遊水池を掘る工事のほかに、池に水を出し入れする入水溝と排水溝をつくる仕事もあった。土が崩れないように斜面に蛇籠を並べたが、蛇籠につめる石は忠別川に入って集めた。すでに冬が訪れ積雪も深くなった季節に、ワラで編んだワラジで川に入り、素手で石を拾って川岸に運んだ。寒さで手がしびれ、石を落としたりした。中国人の五人がひと組になり、日本人指導員や警察の監視のもとで働いた。石をそりに積んで運び蛇籠につめたが、全身水びたしになって震えながら働いた。
冬は寒さが厳しいうえに重労働で、しかも食糧が少ないので、次々と死んでいった。少しでも生きのびようと、逃走する人が多くでた。六人が集団逃走した時は、地崎組の幹部や警察、村の警防団も駆り出されて翌日に捕らわれた。宿舎の庭に座らされ、「警官が彼らの首をしめて仮死させる。するとカツを入れて蘇生させるのだった。これが何回となく繰り返された。六人共青い鼻汁を出して死んだようになっていた」(佐藤幸子)と目撃した人は語っている。十代の時のことを思い出すと、いまも胸がつまって涙がこぼれるという。
二回にわたって塘沽から乗船した中国人連行者は、船中で一六人、上陸後に東川事業場に着くまでに一八人、事業場では中国へ送還されるまでに五四人の総計八八人が死亡した。事業場死亡者の大部分の死亡原因は「栄養不良兼胃腸カタル」で、事故死はいない。事業場での死亡者は火葬のうえ、法城寺に保管したことになっていた。ところがこの遺骨は一九五三年に慰霊祭
ののち、中国へ送還することになった。在道華僑連合会で遺骨の有無を確かめたところ、寺からは預ってないと回答があった。しかし、地崎組ではトラックで八八の遺骨を札幌駅に運び、そのまま列車と船に積まれて中国に渡った。ところが翌年に五体の遺骨と多数の残骨や遺品が工事現場の裏山で発掘され、前年に送還した遺骨はニセ物の疑いがでた。この問題を国会に持ち出す動きもあったが、円満裏に解決する方向に向かい、中国紅十字会に陳謝のうえ、発掘した遺骨は送還され、ニセ物問題は明らかにされなかった。
中国人・朝鮮人を酷使し、多くの生命を奪って造った遊水池の用水で、いま豊かな農業を営んでいる。だが、『東川村史』『東旭川町史』『東神楽村開基六〇年史』『上川開発史』などの関係史誌には、この事実が全く書かれていない。
http://toshoshimbun.jp/books_newspaper/week_description.php?shinbunno=2843&syosekino=52
旭川 中国人墓地 心霊スポット - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E5%A2%93%E5%9C%B0+%E5%BF%83%E9%9C%8A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%88
旭川 中国人墓地(上川郡)
とても有名な心霊スポット。
日本人に強制連行され労働させられ死亡した中国人たちのお墓が密集している。とある一つの墓にある裏にある文字を読むと死んでしまうという。
墓の入り口にはなぜか倒れてる地蔵が放置されていてこれだけならよくある心霊スポットなのだが、この中国人墓地が恐ろしいのは目撃した人の多数いることだ。
https://matome.naver.jp/odai/2141196042705461601/2141207737036401203
日本の最怖心霊スポット、旭川『中国人墓地』には「お前ら行くな!」
http://ranpo.co/article/6063688203414540289
いわゆるホンモノです。
心霊スポットは、全国各地に数多く点在します。オカルト好きは、廃墟や廃病院などに肝試しに行ったこともあるでしょう。
しかし、数ある心霊スポットの中には”ガチ”で行ってはいけないスポットがあります。
その1つは、北海道の「中国人墓地」です。
北海道旭川市近郊にある中国人墓地。地元の方も避けるようなこの場所は、正式名称を「中国人殉難烈士慰霊碑」と言います。
日本に強制連行され、過酷な状況の中労働させられていた中国人のお墓です。
彼らは日本人に強い怒りや憎しみを持ちながら亡くなっているので、特に日本人が軽い気持ちで肝試しに行くのは危険すぎます。
実際に、中国人墓地に肝試しに行った方が多数被害に遭っています。
行ってはいけない‼多数の被害
1.車に白い手形がビッシリとついた
2.肝試しに行った日、夢の中で中国人に追いかけられた
3.肝試しに行ったメンバーが行方不明になった
4.撮影していたスマホが突然故障した
5.肝試しに行った帰りに交通事故に遭った
また一部で、墓石にすがる霊や夜に行くと錯乱状態になるなどの話も実しやかに囁かれています。
ここまで見ると「よくあるパターン」と笑ってしまうかもしれません。しかし、軽い話で済まされません。
なぜ、中国人墓地に行ってはいけないのか、それは大きな事件を引き起こした事実があるからです。
極秘情報 中国人墓地にまつわる事故
中国人墓地は、旭川市近郊の上川郡東川町にあります。
この東川町というのは、本当にド田舎。都会に住んでいる方が想像もできないような場所なのです。
このような場所は、若者たちにとって格好の遊び場。それは、危険な無謀運転でドライブを楽しむのにピッタリです。
そして興味本位で「このまま肝試しに行くか!?」なんて話もよくあるパターン。
当時、旭川市ではけっこうな話題になったのですが、5年くらい前に大きな事故がありました。若者たちが定員オーバーの状態でドライブし、事故。そして全員死亡。
ニュースで画像も出ていましたが、車は悲惨な状態でした。
奇妙な噂と口を閉ざす地元民
実は、この事故には噂がありました。
それは、中国人墓地に行った帰りの事故、だということ。
当時、事故を目撃した地元の方の話によると、絶対にあり得ない事故、だそうです。
確かに定員オーバーでスピードも出ていた。しかし、ブレーキ痕などからわかる状況としては、死亡事故にまではいたらない。また、運転手が運転をミスした理由が曖昧なのだそうです。
しかし、それ以上に話を地元の方から伺うことはできまでした。皆一同に口を閉ざすのです。詳しく話を聞こうとしても地元の方は……
「ごめん、ご遺族のためにもこれ以上は話せない…K察にも口止めされてるんだ」
それはつまり、中国人墓地に行った若者がありえない状況での事故で亡くなった、ということではないでしょうか。
全国各地にある心霊スポット。興味本位で遊びに行くことも、若気の至りであることでしょう。しかし、中国人墓地だけはやめたほうがいい。これが本音です。
http://ranpo.co/article/6063688203414540289
北海道中国人強制連行事件殉難烈士慰霊祭in旭川
2016年7月7日、北海道旭川上川郡東川町東14号共同墓地で、第44回中国人強制連行事件殉難烈士慰霊祭が行われました。
今年7月7日は盧溝橋事件勃発79周年、日中友好正常化44周年、慰霊碑建立44周年、日中平和友好条約締結38周年です。北海道各地から70名余りの参列者が慰霊祭に参加しました。「再び中国と日本が争うことなく、ともに友好を深めていくことを誓います」と犠牲者の冥福を祈りました。NHKの取材も入り、当日の全国ニュースに放送されました。
北海道中国会は去年から会員花島徳夫さんが東川町長松岡市郎さんとの関係で、北海道中国会が始めて慰霊祭に参加することになりました。今年は快晴の天気で、北海道中国会の運営委員長陶恵栄院長と鈴木国夫さんが慰霊祭に 参加しました。
東川町仏教会会長栄禅寺の大久保孝英住職から「法語」をしていただき、参列者が焼香しました。中国人強制連行事件殉難烈士慰霊碑管理委員会代表委員、外山弘美さん、東川町長松岡市郎さん、西川将人旭川市長(代読)、撫順の奇蹟を受け継ぐ会北海道支部長大原雅樹さんがそれぞれ追悼文を読み上げました。旭川日本中国友好協会理事藤原一朗さんが弔電を読み、最後に旭川日本中国友好協会会長鳴海良司さんからお礼の言葉と閉会の挨拶を頂きました。
慰霊祭終了後、旭川市内の華僑総会会員さんが経営する北京楼菜館で、駐札幌領事館の張毅領事を囲む交流会をしました。札幌から来た北海道日中友好協会の古本理事長から、旭川日中友好協会、旭川華僑総会、旭川ハルビン友好 協会、旭川市議会日中友好促進議員連盟、留学生など30名近い人が参加して、日中友好の二度と戦争を起こさない決意を固めました。
資料:
中国人強制労働による殉死の墓
戦時中、いわゆる1941年11月政府閣議決定にもとづき、中国人を日本国内に強制連行し135事業所で、強制労働にしいられ、多くの中国人がたえられぬ労働とリンチによって死にいたった事であります。
1944年、東川のこの江卸事業所も例外ではなく、338名の中国人が連行され、遊水地工事のために苛酷な強制労働をしいられたのでございます。バラ線の張った高いヘイ、明かりのない窓、見張所が作られ、監獄部屋と同じになってしまったバラックの収容所。
うす氷のはりつめる初冬から真冬に近い季節というのに、ヨレヨレの夏の国防服一枚に、ワラで作ったツマゴグツをはき、ワラの手袋をつけ、忠別川の川底の石を素手でかき集めて運ぶ、手足が凍傷にかかり指がちぎれたり、くさったり、それでも奴れい的作業はつづいていました。
戦時中なので日本人の食糧が不足であったという事で、中国人には、小麦粉のだんごや、野さいのおかずだけ、しかもわずかな量でした。いつも空腹にたえなければならなかったのです。
しかも夏は午前6時より 日が暮れるまで、日本人監視のもとに一寸の休みも認められず、針金や丸棒のムチで打たれながら強制労働をさせられていたのでございます。
残酷なリンチに苛酷な労働は、栄養失調と過労の肉体を自然にむしばみはじめ、病人は食べるものも満足にあたえられず、ただ部屋の中のうすい毛布でうずくまっているだけでした。
こうした強制労働とリンチの悲惨な結果は多くの犠牲者を死にいたらしめてしまい、戦争の悲劇はここにもあったわけです。その殉難者は88名にもおよんでいます。
戦後、多くの人々や心ある人達によって何回かの大法要がおこなわれ、特に東川町はこうした行事にも力を入れまして、昭和47年7月7日、旭川市の日中友好協会の方々と共に「中国人強制連行事件殉難慰霊石碑」を除幕するに いたったのであります。
そして遊水地は今もなお東川町、旭川市に及ぶ美田をうるおし、農産業に多くの貢献をにない、日中の友情と平和のちぎりをむすんでいるのであります。
http://www.tao-clinic.com/blog00.php?cat=4&id=1494
旭川中国人墓地
昔、中国から強制連行されてきた労働者の墓がある。
戦前に一家惨殺された家族の墓がある。
車に無数の手型がつく。
白い車が特に狙われる。
車の上に無数の幽霊が見える。など。
地図
https://mapfan.com/map?c=43.65136515839951,142.58872269128318,15&s=std,pc,ja
この地図のおおむね中心付近にあります。
北海道旅行の「目玉」として、北海道内有数の心霊スポットといわれる中国人墓地を選んだ。
私は行くのが怖かった。なぜなら・・そう・・・
私は白い車に乗っているのだ!!
それゆえ、もしかしたら狙われるのかも・・・と心配していた。
しかし、自分の車がまさかあんな姿になろうとは・・・・
8月1日
内地(爆)では猛暑だと言うのに
この北海道では相変わらず涼しい
私とSKYLINE氏は中国人墓地の正確な場所を割り出すため、
東川町にある、北海道ローカルコンビ二【セイコーマート】にて
詳しい場所を聞くことにした。
ちなみにこのセイコーマート、茨城にも多数ある・・・
コンビニの店員曰く、
この中国人墓地は「東8号の第3小学校付近だったと思うのですが・・」
我々は早速、現地へ向かった。
しかし、それらしいものは何処にも無い。
その代わり、なぜかヘリコプター十数機が保管されている
ヘリコプター基地にたどり着いてしまった。
これは見たい!!見なければならない!!
早速車から降り、ヘリコプターを見物しようとしたそのとき!!
『ごるぅぁぁああああ!!!!』
天地を揺るがす雄叫と共に突如、前方の扉が開き、
中から怪物が飛び出してきた!?
これはもしや?北海道名物「クマ!?」
驚いた私は「スイマセン!スイマセン!」と平謝り・・・
出てきた熊・・・ではなく警備会社のオッチャンに
事情を説明したところ、ヘリにいたずらする奴がいるため警備中との事だった。
早速オッチャンに中国人墓地の場所を聞くと
山の上で、なおかつ隣町の東神楽に近いところだと言う・・
ちなみにヘリは農薬散布用とのこと。
我々は早速東神楽へ向かったが、それらしい場所は無い。
やっぱり夜に探すのは厳しいのか!?
我々はいったん撤収し、明日昼間に探すことにした。
そして次の日、
旭川ローカルデパート「マルカツ」にて1/25000地図を購入。
東川の墓地という墓地をすべてチェック、
しらみつぶしに探す作戦に出た。
【小高い丘、峠道、東神楽の近く】
事前情報からこの3つの条件をみたす墓地を探すことにした。
一つ目、二つ目ははずれだった・・・
そろそろガソリンも無くなって来たので
ガソリンを入れるため北海道ローカルGS【ホクレン】にて給油することにした。
給油中、私は「北海道大学 歴史研究会」を名乗って
店長らしき人物に中国人墓地の場所を尋ねる。
すると、
店長:「ああ、あそこね・・・あんまり遊び半分で行かないほうがいいよ・・
中国人の慰霊碑と、あと【一家惨殺の墓】があるんだよ・・・
行くんなら、道わかんないだろうから、後ついてきて・・」
とのこと。
早速我々は店長の車の後をつけた。
交通量の多い(北海道にしては)道道(=県道)から、
丘の上に登っていく狭い(北海道にしては)道を進むと
店長は車を停め、我々の方へ向かってきた。
そして右手の細い(本当に)砂利道を指差し、
店長:「この先が墓地だから。あんまりふざけた気持ちはもたないこった」
と言い、再び車に乗ると、細い砂利道を進んでいった。もちろん我々も後に続く。
細い森の中の道を100mくらい進んだところに墓地があった。
店長:「これが中国人の慰霊碑で、こっちの7つの地蔵が一家惨殺の奴ね・・
じゃあ、気ィつけてね・・・」
そして、店長は去っていった。
我々は墓地を一通り見た後、帰る事にした。
特に、霊的にヤバイ感じは無かったが、
車のリアガラスを見た我々は凍りついた!!
沢山の手形が着いているではない
か!!!!!
私は恐怖と共に車のリアガラスを見つめると
「ポタッ、ジワ〜」
「ポタッ、ジワ〜」
なんと手形の正体は上の木の枝から落ちてきた雨水であった・・・
ボンネットを見ると、確かに雨水が無数の「手形」を作っている。
確かに噂どおり、水垢がつきやすい「白い車」のほうが手形は目立つだろう。
そして夜ならば夜露が雨水の代わりをし、同じように手形を作るに違いない。
でも、夜なら夜露が手形を作る瞬間は暗くて見えないだろうし、
帰ってからこの手形を見つけたのではビビるのも無理は無かろう。
ふと、ボンネットに目をやると、エンジンの熱で温められ、白い湯気が立っていた。
「なるほど、これが幽霊か・・・・」
幽霊の正体を暴いた我々は、意気揚揚と引き上げ、そして夜にもう一度行くことにした。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/4641/page013.html
91. 中川隆[-6460] koaQ7Jey 2017年9月09日 10:50:07: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
▲△▽▼
旭川市郊外にある「強制連行」の跡標 (1) [北の街] 2005-10-14
http://55-marku.blog.so-net.ne.jp/2005-10-14
旭川市から南東(空港から少し東側方向)に向かうと東川町があります。市から外れるとすぐ穏やかな田園が広がっていて車で走っていても心が和む場所です。
ところが、そこは戦前戦中をとうしてや朝鮮半島から、騙されたり、強制的に連れてこられた人が過酷な労働を強いられて、多くの人が命を落とした所でもあります。その人たちは、ある所では石炭掘り、山林の伐採などをさせられました。
そしてここでは、田んぼに必要な水を溜めておく遊水池を掘らせれていました。また、それに必要な道路整備やその水を市内に流す放水路作りにも強制的携わらせられたのです。その過酷さは、聞いただけでも見もよだつ思いです。さぞや辛かったろう、さぞや日本人を憎んだろうと思わせます。
その一つの証言を紹介します。そのTさんは、その当時中学生ぐらいでした、御年77歳になります。学徒動員でその年なりの仕事をしたいたそうで。そのとき見た光景は今でも脳裏から離れずに記憶は鮮明に残っているそうです。
何があったのか!!その頃は何につけ「兵隊のために」が合言葉のようになっていました。ここは農地ですので当然お米の生産に全力を上げていました。お米には水が欠かせません。それには雄大な大雪から湧き出る水やつき解けで流れる水をどこかで堰き止め、溜めておく必要があります。
そこで遊水池が必要になったわけです。働き盛りの青年や成人の男どもは戦地に持っていかれていますから、残っているのは一部の兵隊さんと農家の女性と子どもしかいません。そこに、連れてこられたのが中国人や朝鮮人の人たちだったのです。その過酷さは次で紹介します。
このに見える放水路がその一つです
http://55-marku.blog.so-net.ne.jp/2005-10-14
旭川市郊外にある「強制連行」の跡標 (2) [北の街]
http://55-marku.blog.so-net.ne.jp/2005-10-17
今回は、過酷な労働から出来た遊水池について。では一見分かりづらいのですが、池はかなり深く掘られています。
それはこの辺一帯の田んぼを潤す水を蓄えるわけですから、当然でしょう。同じような池がこの他にもあり、それが中国人や朝鮮人を連れてきて掘らせたわけです。Tさんはこう話してくれました。
「真冬なんてかわいそうなもんだった。布で作った靴しか与えられなくてな、そんなの何回も土を運んでいるうちすぐ穴が開いてしまうわ。足の指真っ赤に腫らしてな、凍傷なんていうもんじゃない、半分腐っていたもんもいたさ。ずいぶん酷いことしたもんだ。見ていられんかったもんな」
「ずいぶん堤が高いしな、土は他の所へかなり運んだんだけれど、手が間に合わなくて土手に積み上げたんだ」
堤が高いということは、かなり深くまで掘った土を、掘った人間が上まで運んだということです。当たり前と思うかも知れませんが、現代のようにユンボがある訳もなくすべて手作業です。ましてや、鉄製のも使わせなかったと聞いています。と言うより、鉄が戦車や鉄砲を創るため、拠出させられていたので、鉄そのものが無かったのだと思います。
それだけを考えただけでも、どれほど重労働だったか推し量れます。
この写真が強制連行にあったことを物語る跡標です。
これが遊水池です。今でも水が満々としています。
http://55-marku.blog.so-net.ne.jp/2005-10-17
旭川市近郊にある「強制連行」の跡標 (3) [北の街]
http://55-marku.blog.so-net.ne.jp/2005-10-24
ここまで酷いことをするのか、人間は出来るのかとーー
国が違う国を支配する。そうするとこういうことが、何の躊躇もなく行なわれてしまうのかと考えてしまいます。Tさんの話を続けます。
「冬になっても足には草鞋しかはかせないで、素足のままだ。凍傷になって足は真っ赤に腫れ上がっていた。そうなったら長くはもたんな。当然死ぬよ。死んだら穴を掘って捨てるように埋めていた。まったく酷いことをしたもんだ。可哀そうにな」
「戦争が始まった頃、道路拡張の工事があってだいぶん進んでいた頃なんだわ、こっちの方がもっと悲惨だったんじゃないかな」と話します。
「強制労働者は、天秤棒を担がされて、その両端には砂袋だ。それに掘り起こした土を詰め込んで運ばされていたんだ。一日に何回も往復させられていたさ。それを続けて何日もやらされるもんだから、肩は真っ赤に腫上がって水脹(ぶく)れになっていた」
「そりゃ毎日だからな、水脹れが破れて中の肉がでてきてただれてしまっていた。そりゃ酷いもんだったさ。それでも天秤棒を担がされてな、血がたれていたよな」
そこでも、日本の軍人はただ命令するだけで、誰一人として助けようとはしなかったのですか、と聞くと、「それどころか、その赤く腫れあがったところに、煮えきった油をかけていたのさ。酷いなんちゅうものじゃなかった。そうしたほうが、その水脹れが早く治るっていうんだと言ってな」
彼らは、その繰り返しだったらしいのです。当然長くは続けることは困難でした。
「菌が入ったらもうおしまいだ。そうなったら長くはもたんな。当然死ぬよ。死んだら穴を掘って捨てるように埋めていた。まったく酷いことをしたもんだ」。 T さんは「可哀そうにな」と、今でも思い出さない日はないと言います。
今では、「中国人殉難裂士」の慰霊碑が建てられています。しかし、ここには「観音堂」があったらしいのですが、Tさんは、今はどこへ行ったのか分からないそうです。
そして、そこから細い道を登っていくと、中国人墓地があります。ひっそりと静まり返っています。林の中に、ぽつんと墓石が立てられているだけです。もう私たちの記憶の中から、忘れられています。
そう言う私も、昨年Tさんから話しを聞くまでは、「中国人墓地」があるのは聞いていました。ただ、それはにある外人墓地的な感覚でした。連れて行ってもらって、始めてそこに何故「中国人墓地」が存在するのかを知りました。
またその先には、今は日本一の設備を有するのではないか、と言われている忠別ダム工事が行なわれています。その先に見えるのが、今まで旭川を含めて近郊の電力をまかなってきた、忠別発電所があります。
そこでは、強制連行されてきた朝鮮人の人たちが、中国人強制労働者と同じような犠牲を強いられてきていた過去があります。
どんな戦争でも、領土の奪い合いは民族間の支配関係を露わにします。支配する側は、支配される方を奴隷同様の扱いをし、自らの国家を「神の国」扱いにしたがります。だから、お前らは俺達の言うことを聞けと。
しかし、歴史を見ても、たとえ一時それが最頂期を迎えたとしても、いずれは廃れます。そこに、また新しい怨念の連鎖が始まるだけなのです。
3日にわたって、旭川の近郊で起きたことを書きました。是非、戦争の悲惨さを若い人に伝えたくて書きました。今、イラクでも同じようなことが起きています。
中国人殉難裂士慰霊碑
忠別発電所
中国人墓地
http://55-marku.blog.so-net.ne.jp/2005-10-24
92. 中川隆[-6462] koaQ7Jey 2017年9月09日 11:41:05: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
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朝鮮人強制動員被害のはなし 過酷な た こ部屋は 11カ所あ っ た - 東川町
https://town.higashikawa.hokkaido.jp/living/.../2010-12-06KYOUSEI_ROUDOU.pdf
太平洋戦争前の戦前から戦後にかけて、忠別川流域の東川町内であったといわれる朝鮮人強制労働の実態解明調査を行っている「江卸発電所・忠別川 遊水池・朝鮮人強制連行・動員の歴史を掘る会」(近藤伸生代表)は昨年 10 月、掘る会メンバー6人と、東川町から企画総務課長も同行して慶尚南道に 調査へ行きました。
タコ部屋近くに住んでいた方、仕事 でたこ部屋に出入りしていた方からの 証言では、東川町内 11 カ所、旭川市東 旭川忠別地区遊水池の近く1カ所、東 神楽町3カ所の存在が今までに明らか になっている。およその位置は以下のようだった。
@東9号第一遊水池側(東川の方の証 言)
A東8号第一遊水池の向かい(同) 遊水池工事は、中国人を強制連行し てくる前は朝鮮人が働かされていた。 韓国で聞き取りの中でも当時朝鮮から 動員された方が証言している。
B東6号南(同) 第2頭首工から東川の 第2遊水池に向かう用水 路の一部では朝鮮人が働 かされていた。当時、中国人や朝鮮人がとてもひ もじそうだったので、工 事現場近くの農家の方が 日本人監督の分も含めて かぼちゃ、じゃが芋を蒸 かしたものを鍋に入れて人数分用意し、 そっと差し入れしたこともあった。
C志比内橋のふもと、東川寄り(元忠 別村の方の証言) 鉄条網を周りに張り巡らし、逃亡を 防ぐため囲いの中に犬が放されていた。 複数の方から犬と金網の証言が出てく る。江卸の工事現場から逃げ出した朝 鮮人を探すため、山狩りにはよく犬が 使われていた。
D熊の沢つり橋の手前(東川の方の証 言)
Eピウケナイ取水口の近く=2つたこ 部屋(同)
Fノカナンの沢取水口(同)
G小桧山温泉近く=ノカナンの沢の奥 (同)
H旧江卸発電所放水路の上(札幌市内 在住の方の証言) 学徒動員の学生と発電所技術者用の 小屋、その隣に朝鮮人のたこ部屋があ った。当時現場で学徒動員の学生と朝 鮮人が一緒になることはなかった。
I旧江卸発電所放水路の下(東川の方 の証言)
Jノカナンの沢と忠別川の合流点そば (元忠別村の方の証言)
ノカナン、ピウケナイから出た土砂 で大きなずり山ができている。忠別湖畔の散策広場から対岸のずり山が見え る。親からは工事でなくなった朝鮮人 もあの中に埋まっていると聞かされた ことがある。
当時、忠別村には江卸発電所の工事 現場から逃げてきた朝鮮人が何人もい たようだ。戦後、村の中で戦時中のこ とを自由に話せるようになって、初め てかくまって逃がしていた家が何軒もあったことが分かったという。
この村 では、朝鮮人が逃げてきたという密告 は一件もなかった。
戦後しばらくたってから、
「逃げてきた人にご飯を食べさせ、母親が夜なべしてその人に合うように父親の服を 縫い直して着せて逃がした、というこ とが数回あった」
と親から聞いて当時 の事情を初めて知ったという人もいた。 逃がした朝鮮の人が、戦後お礼にやっ てきたことがあったという。 逃げてきた朝鮮人も、逃がした日本人も命がけの時代だった。
母親から
「やせてシラミだらけの服 で命ごいをする朝鮮人を見て、『人間 をこんなにまでして』と思うと、とて も警察に突き出すことはできなかった」
と聞かされた。
江卸発電所・忠別川遊水池・朝鮮人強 制連行・動員の歴史を掘る会 代表 近藤伸生
93. 中川隆[-6458] koaQ7Jey 2017年9月09日 18:08:37: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
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北海道で行われた強制労働について 2011年06月19日
北海道は今やクルマ社会であるといえるが、かつては、鉄道があちこちに張り巡らされて、道路が完全に整備されていなかった昭和30年代頃までは、鉄道が地域住民の足として機能していた。その鉄道建設工事の影には、たいてい強制労働がつきまとっていた。
ここでは、北海道の強制労働の歴史について触れながら、私が入手した資料と現地で見聞きして得た、強制労働の実態を取り上げるものとする。
北海道は、明治時代になって本州から移住民による開拓が行われるようになった。だが、未開の地であった為に道路がなかったので、まず囚人を使って道路を敷設する事にした。
小樽から札幌の北を経て旭川方面に至る道路、旭川から北見峠を越えてオホーツク海の湧別・網走に至る道路、更に網走から標茶を経て釧路に至る道路等は、囚人の手によって造り上げられ、開拓民や屯田兵は、囚人の造り上げた道路を使って奥地を開拓し、入植をしていった。
また、北海道の森林資源や鉱石・石炭資源が着目されて、鉱山等でも囚人労働が行われ、あらゆる土木工事で囚人労働が行われるようになった。
ここで、鉄道トンネルに人柱が立てられた石北本線の常紋トンネル付近の鉄道工事がいかに過酷であったか、湧別線建設概要から漢字を平易化して抜粋する事にする。
…奔無加上生田原間ハ北見国常呂、紋別両郡境前後ノ深山幽谷ナルヲ以テ分水嶺ニ延長千六百六十余呎ノ隧道ヲ穿チ上リ下リ共四十ノ一乃至五十分ノ一ノ急勾配ヲ設クルモ尚ホ高築堤、深切取ヲ要シタル
此ノ区間ハ密林鬱蒼トシテ昼尚ホ暗ク時ニ猛獣出没スルアリ
人跡未タ至ラス固ヨリ既成道路ノ材料ノ運搬ニ特別ノ考慮ヲ要シ工事施行上困難ヲ極メタリ…
この強制労働で使われた囚人は、明治政府の方針に反対して捕らえられた政治犯が多かったという。鎖に繋がれて死ぬまで労働をさせるので、死刑よりも過酷であるこの刑には反対の声が上がり、また、土木工事での労働力の不足から、明治中期には囚人労働はなくなった。
しかし、未開の地であった事から、人を募集しても人が集まらない事は目に見えていたし、途中で脱落者が生ずる事も考えられた。また、公共の職業斡旋の形態ができあがっていなかった事もあり、民間業者が労働力をかき集めてある場所に幽閉し、劣悪な労働環境下で酷使する、いわゆるタコ部屋労働が行われるようになった。
本州でも、タコ部屋労働はあったが、北海道では未開の地であった等の理由で労働者が敬遠する為に、後々まで行われたのである。
民間の職業斡旋業者が、騙したり強引に連れ去ったりして確保したタコは、土木業者に引き渡されて、監獄のように鉄格子を窓にはめ込んだ建物に閉じ込められた。
このように、強制労働は、囚人を使った囚人労働から、騙す等の違法な手段によって集めて働かせたタコ部屋労働へと変貌していったが、これだけでは終わらず、ついに外国人を強制労働に使うようになった。
タコ部屋労働に使われた外国人は、朝鮮人を中心に、中国人や連合国捕虜も含まれている。日韓併合によって「日本国民」にされた朝鮮人の場合には、朱鞠内歴史保存委員会のパンフレットによると、昭和14年09月に「募集」、昭和17年02月には「官斡旋」という名目で強制連行され、更に昭和19年09月には「国民徴用令」を朝鮮半島に適用して強制連行が行われたらしい。
いずれにしても、タコとされた労働者は、粗末な食事で長時間労働をさせられて、過酷な労働に耐え切れずに逃亡を図ったり、不満を言った者には、管理者である世話役や棒頭から激しい暴行を加えられた。
このような光景を目撃した地元住民も多く、警察は事実を知っていても表沙汰にする事はほとんどなかった。そればかりか、警察が逃亡したタコを追跡する事例があったらしい。
暴行を目撃したり苛酷な労働を目撃した地元住民にとっては、この世の光景でなかっただろう。中にはこのような事実を話したくない方も非常に多いに違いないが、このような事は、今後絶対にあってはならないのだから、後世に語り継ぐ必要がある。
私は、そのような思いで、鉄道の跡地の探索の時間を削ってでも聞き取り調査を優先している。ここで、私が実際に聞いた目撃談を2つ紹介する。
北海道河西郡更別村 国鉄広尾線鉄道工事現場における事例
この辺りでもタコ部屋労働が行われ、労働者には朝鮮の人も含まれていた。朝、小学校に通学する際に、仕事場へと向かう労働者(7時位から仕事をしていたらしい)とすれ違っていたが、10月(※当時 現在の十勝地方の11月位の気温に相当か?)なのに衣服は赤い腰巻だけであった。
この付近の工事は難航し、南4線川になかなか橋を架ける事が出来なかったので、とうとう6人の人柱を立てる事にした。人柱は、橋の台座へお経を唱えられながら埋められた。また、この付近の工事では死人が続出したので、そこいらに穴を掘って埋めてそのままにしていった。
広尾線が開通し、戦争もたけなわになって村から多くの男子が兵士として出征していった頃の事、駅長が終列車に老男性が乗っていたのを見たはずなのに実際には乗っていないとか、終列車の後に線路の点検をしながら歩いていると、火の玉を見たり足音を聞いたりしたとか、変な事が立て続けに起こった。
あまりにもこのような事が続いたので、当時の更別駅長が地元の方々に慰霊碑の建立を依頼してきた。そこで、ささやかな祠を建立したところ、このような事はなくなった…。
北海道宗谷郡猿払村 旧軍浅茅野飛行場建設工事現場における事例
当時は重機もないので、飛行場の滑走路は人の手で土を運んで均していった。この作業は真冬でも除雪しながら行われたが、彼らの服装は、むしろ(?)を体に巻きつけただけで、裸足(?)のままで作業を行った。
滑走路は複数用意しようとしたらしく、滑走路が1本完成したのに続いてもう1本着工したが、完成までには至らなかった。
今回聞き出した事例は、暴行の事例ではなかったものの、季節に関係なく服装が粗末であった点が共通している事から、タコ部屋労働は劣悪な環境であった事がうかがえる。実際、雨竜ダム建設工事を始めとするタコ部屋労働における犠牲者の死亡原因は、ビタミン不足が原因で起こる脚気が多かったらしい。
空知民衆史講座のパンフレットによれば、胆振縦貫鉄道(→国鉄胆振線)建設工事では、温泉がある大滝村北湯沢の熱湯の湧き出すトンネル工事で1時間に50人の朝鮮人労働者の突入を繰り返した事例があったそうだ。
「人柱」の事例は、科学が発達していなかった迷信や神仏が信じられていた時代ならともかく、人類が空を飛ぶ20世紀になって「人柱」がまかり通っていた事実は信じ難い。
人柱に関する情報として、国鉄瀬棚線の建設工事では、花石〜北住吉間の鉄橋(一説には、第一白川橋梁)に人柱が埋められたという噂がまことしやかにささやかれているが、既に撤去された今となっては、確認のしようがない。
また、前出のパンフレットによれば、自衛隊の矢臼別演習場の前身である陸軍種馬場建設工事で、朝鮮人労働者を人柱にした等の残虐な行為があったらしいし、北海道雨竜郡幌加内町の雨竜ダム建設工事では、コンクリートに埋め込まれた人もいるとの証言がある。
さて、住民から国鉄広尾線建設工事のタコ部屋労働の事例をとりあげてみたが、広尾線建設概要では当該工事現場を含めて全ての工区で犠牲者が出たとか工事が難航した事は書かれていない。という事は、故意にとりあげなかったのではなかろうか? ここで、タコ部屋労働が行なわれた国鉄瀬棚線の鉄道建設工事について、瀬棚線建設概要から漢字を平易化して抜粋する事にする。
…国縫起点自三一粁五○○米至三二粁,自三五粁七○○米至三六粁三○○米,自三六粁六七○米至四五粁二○○米附近の場所は何れも泥炭地帯にして築堤の沈下を見又三三粁○五○米附近の切取箇所は流水甚しく工事の進捗を阻ぐるものがあつた
殊に大正一五年一一月一四日本線二粁四○○米附近の切取に於て又同年一二月十二日五粁八○○米附近用地外土取場に於て更に昭和二年四月十二日二粁三○○米附近用地外裏込石採集場に於て何れも岩石崩壊し之が為め前後三日を通じ人夫三名の死者と重傷者二名を出した事は昭和五年九月四日二五粁五七○米附近「下ハカイマツプ」川橋梁四○呎四連の架渡工事中桁転落の為め職員一名即死人夫二名の重軽傷者を出した事と共に本線建設工事の一大犠牲であつた…
この文書を単純に読むだけでは、鉄道工事が容易ではなかった事しか読み取れないだろうが、瀬棚線の工事現場は凄惨を極めた。
昭和50年代後半から本格的に始まった国鉄赤字ローカル線の整理に対して、瀬棚線を守る住民会議が設立された際に、住民会議の事務局の仕事をしていた方がタコ部屋労働に関する噂を聞きつけ、工事に従事したり工事に関係した人達を探し出して、当時棒頭をしていた方からやっと聞き出す事ができた工事の実態は、ひどいものであった。
何でも、1号トロに3分間で1.5リューベ積みこむ、今の10倍位の労働であったそうで、少しでも遅れれば殴られた。また、労働時間は06時から18時までという名目であったが、実際には03時から始められたそうだ。
また、逃亡者が多くタコ5人に棒頭が1人ついていたそうで、逃亡してもすぐに捕まって、見せしめとして派手に暴行を加えられて、大怪我を負って働けない状態になっても翌日には現場に連れて行かれたそうだ。
そればかりか、逃亡に失敗して捕まったタコを首だけ残して埋められた実例がいくつかあり、実際に、証言者は首だけ残して埋められたタコを足蹴にしたという。
囚人労働でとりあげた湧別線建設概要の本文やタコ部屋労働でとりあげた瀬棚線建設概要の本文でわかるように、公文書では、往々にして自分達に都合の悪い事はほとんど触れないようなので、文章の背後に潜む事実を推測する必要があるかも知れない。
いずれにしても、北海道では、日本が太平洋戦争で敗北するまで、鉱山や土木工事等ではタコ部屋労働が日常的に行なわれ、満足に栄養が与えられず劣悪な衛生環境でかつ、劣悪な工事環境で、利潤を生み出す「道具」として長時間働かされて、多くの犠牲者を出した。
私は、戦前に着工されていた北海道の旧国鉄路線では、たとえ記録として残っていなくてもタコ部屋労働が行なわれたと思っており、特に、戦争中に何らかの工事が行なわれていた国鉄路線では、必ずタコ部屋労働が行なわれたと確信している。
また、工事の際には人柱もあちこちに立てられたと思っている。人柱が立てられるようになった歴史的経緯を考えると、鉄道工事では地形の険しい箇所の長大トンネル工事や主要橋梁に人柱が立てられたのではなかろうか。
過去に自分が体験した事が余りにも荷が重過ぎるかも知れないし、タコは親不孝者や怠け者の成れの果てと教え込まれて無意識のうちにタコの話をしたくない方もいるかも知れない。タコ部屋労働が過ちであったと思う気持ちが少しでもあれば、今からでも遅くはない。誰かに伝えるべきである。
過ちを過ちと認めないのは愚かな事であり、同じ人間なのに人格を否定されてタコとしてむごい最期を遂げられた労働者がいつまでも浮かばれない。もし、今からでも歴史の過ちを後世に伝える気持ちがあったら、情報をお願いします。
ささいな情報でも構いません。あなた自身若しくはあなたの先祖が見た光景が、歴史の重要な証言となります。
最近、後世に「負の歴史」を伝える行為を「自虐的」であるとする風潮があるようだが、私は決してそのように思わない。
人間は高度な知識と知恵を有する動物だが、人間がとる行動は全て正しい訳ではない。長い間生きていれば失敗する事も必ずある。過去の失敗を振り返って反省する行為は、人間がより賢くなろうとする純粋な行為であり、決して恥ずべき行為ではないと確信している。
http://blog.goo.ne.jp/80k700/e/0285e5b12f4510db384f391e977c8287
【笹の墓標】
戦前、北海道の雨竜ダム建設工事で亡くなった強制労働犠牲者の遺骨発掘に参加した神沼公一郎は、作業中に腐乱死体を発見。
遺体はなんと神沼の元恋人で、東京で変死した葦原奈美のいたクラブ「銀馬車」の従業員・上月良彦だった!
道警の星野と宮川は「銀馬車」の顧客リストを捜査、その中に、強制労働に関係し、奈美とも接点を持つ北海道政財界の大物三人の名を発見した! 五十数年前の悪夢と現在を結ぶ忌まわしい過去とは? 時間と空間を超えて投影された運命の非情を描く森村文学の神髄!
序章
深夜、山の方角の中腹に火が見えた。通常、火を焚く場所ではない。
火が見える夜は、工事現場や飯場に死者が出たときである。労働者たちは、あそこで死体が焼かれているのだと噂し合った。だが、噂の真偽を確かめた者はいない。労働者たちは、自分がいつ、
あの火の燃料にされるのかとおののいた。
宿舎の格子窓が白むころ、労働者は叩き起こされる。
「起きろ。働け」
棒頭や取締人と呼ばれる班長が、六角棒を手に容赦なく労働者を叩き起こす。中にはせんべい蒲団をまくられ、六角棒で叩かれても動かない者がいる。ほとんど虫の息になっていて、動きたくとも動けないのである。時には、夜のうちに死んでいる者もいた。
土工夫(労働者)たちからタコ部屋と呼ばれている宿舎は粗末な仮小屋で、逃亡を防ぐために窓には鉄格子がはめられ、夜間出入口には閂がかかる。板張りの床には筵が敷かれただけで、冬は容赦なく吹き込む隙間風が筵を吹き上げた。
タコ(強制)労働者と強制連行された朝群人労働者の宿舎は分けられているが、実態はほとんど同じである。
宿舎は中央の土間を挟んで左右両翼に分かれる。左手が親方や棒頭の個室、右手が労働者の寝室に当てられていた。
前日の重労働が重く澱んでいる睡眠不足の身体を無理やりに奮い立たせ、洗面器1杯の水で何人もが顔を洗う間もなく、「飯上げ」(朝食)の号令がかかる。
食事の内容は米3、麦、芋等7の割合の飯盛り切り1杯、味噌2、塩8の味噌汁1杯、漬物2切れ。弁当は前記割合の握り飯1個である。労働者たちはいずれも栄養失調で、腹が脹らんでいた。
食事も食物を味わう余裕などはない。ただ、最低限の生命を維持するためだけに動物の餅にも劣るような粗食を大急ぎでかき込む。労働実績のよい者は上飯台と呼ばれる部屋で食べ、中程度の者は中飯台と称するテーブルに座って食べ、最下級の老は下飯台と呼ばれ、立って食う。
「おれはもうだめだよ」
朝鮮の郷里から騙されて連行されてきた李景信が、朴命水に力なく言った。
李は48歳で、この朝鮮人部屋では最年長である。李の衰弱は最近とみに著しい。李は風邪をこじらせ、熱があった。だが、そんなことは仕事を休む口実にはならない。
高齢に、粗食と重労働を重ねて、もはや李の身体は使いものにならなくなっていた。これまで若い朴が庇ってきたので、辛うじて今日まで生きてこられたのである。
「李さん、なに言ってるんだ。そんな弱音を吐いちゃいけない。頑張れ。生きてさえいればチャンスはある」
朴は李の耳に口を寄せて励ました。
朴は信用人夫と呼ばれる自由契約の労働者であるが、タコ部屋に入れられて、信用人夫もタコ労働者もほとんど差のないことを知った。信用人夫は契約であるから、いやならばいつでもやめられるはずであるが、そんなことを言い出そうものなら、棒頭のリンチが待っている。
今日は労働者がアヒルと呼んでいる水中作業である。厳寒期の水中作業で、李の足は凍傷が悪化して肉が崩れ、足の指の骨が見えている。骨が露出した部位に藁を巻きつけて作業現場まで這いずるように歩いて行き、水中に入るので、凍傷は悪化する一方である。
厳寒期にもかかわらず、衣類はジュート麻の生地で、豆や米を入れる南京袋の繊維である。保温性はきわめて低い。ジュート作業衣をまとったタコ労働者が並んで歩いていると、南京袋の行列のように見えた。
李景信は朴命水に担がれるようにして、とにかく作業現場まで行った。
現場に着いたところで、李の体力は尽きた。身体は高熱を発して燃えるように熱い。
「この身体ではアヒルは無理です」
朴は棒頭に訴えた。
「なんだと、この野郎。ふざけやがって。仮病をつかってサボろうとしやがっても、そうはいかねえぞ。立て。働け」
労働者たちから鬼頭と呼ばれて恐れられている北山という棒頭は、持っていた鞭で李を殴りつけた。だが、李は動けない。棒頭はますます激しく殴りつけた。
「棒頭、李さんが死んでしまいます」
朴は鞭を振るう棒頭の手を押えた。
「この野郎。きさまも痛い目を見てえのか」
棒頭の容赦ない鞭が朴の顔面を打った。火を当てられたような苦痛に耐えながら、
「李さんの分まで私が働きますから、休ませてやってください」
となおも訴えた。さすがの鬼頭も死なせてはまずいとおもったらしく、舌打ちをして、
「きさま、いまの言葉を忘れるな。その役立たずを小屋に運んで、2倍働け」
と朴に命じた。
宿舎に担ぎ込まれた李は、奄々たる気息の下から言った。
「朴さん、おれはもう助からない」
「なにを言うんだ。ちょっと熱が出ただけだよ。すぐ元気になる。2人で一緒にこのタコ部屋から逃げようと言った約束はどうしたんだ。頑張れ」
「おれはもう約束を果たせない。あんた1人で逃げてくれ」
「おれが李さんを残して逃げるとおもっているのか」
「一緒に行きたいが、おれはもうついて行けないよ。頼みがある」
「1人で逃げろと言ったって、だめだよ」
「おれは遅く結婚したので、郷里に今年10歳になる娘がいる。娘の名は貞媛。あんた、このタコ部屋から逃げられたら、おれの郷里へ行って、娘にこれを渡してくれ。娘にいっぱい土産物を買って帰ろうとおもっていたが、これしか買えなかった」
李は1本の赤い珊瑚の櫛を差し出した。
「李さん」
「世話になった。あんたに会えてよかった。あんたは若い。こんなタコ部屋で死んじゃあいけないよ。あんた1人ならきっと脱走できる。この戦争は間もなく終わる。平和になったら、あんたのような若い力が必要になる。あんたの活躍をあの世から見守っているよ」
朴の手を握った李の手が急速に弱くなった。李はその夜死んだ。
死体は近くの寺の本堂に一夜仮安置された後、いずこかへ運ばれて行った。
翌日の深夜、朴は山の方角の山腹に火を見た。その火を見つめながら、朴は、
「李さん、許してくれ。あんたと一緒に逃げるという約束を守れなかった」
と涙をこぼした。闇の奥の火がまたたいた。朴にはそれが、
「約束を守れなくなったのはおれのほうだよ。許してくれ」
と李が答えたようにおもえた。
朴は幼いころ両親に連れられて来日した。23歳のとき、横浜で沖仲仕をして働いていたが、仕事がなくてぶらぶらしているとき、1人の男から肩を叩かれた。
「兄さん、閑そうだね。いま、なにをしているんだい」
一見40代の上等な服を着た羽振りのよさそうな男が問いかけてきた。
「べつになにもしていないよ」
朴が答えると、
「北海道へ来ないかい。いい仕事を世話してやるぜ。1日5円、働きぶりによっては8円、10円も稼げる。いま北海道は人手が足りないから、いい金になるよ」
当時、公務員の初任給が75円の時代である。庶民の食べ物であるカレーライスも20銭から30銭である。
「1日5円から10円だって」
朴は目を丸くした。
「そうとも。それもうまい飯付きだ。白い飯を腹一杯食って、肉や魚や酒も付くぞ」
男は甘い餌を、仕事にあぶれていた朴の前に並べ立てた。朴はその場で男と1年の契約をした。
だが、男に北海道の雨竜ダムのタコ部屋に送り込まれた朴は、男に騙されたことを知った。1日5円どころか2円50銭。しかもその日給から食費、蒲団代、地下足袋代などを差し引かれると、ほとんど手許に残らない。前借りのある者は利子を差し引かれるので、必死に働いても賃金が利息においつかない。朴は契約して出稼ぎに来たつもりであったのが、朝鮮人狩りに引っかかったことを悟った。
朴が送り込まれたのは、北海道北部山間の雨竜発電所工事現場であった。この工事は陸海軍の拠点飛行場建設にも匹敵するような、北海道最大の土建工事である。折から戦時下の労働力不足もあって、大量の人間が朝鮮や東北地方、また京阪の都市部から「人間狩り」と言えるような募集によってかき集められてきた。
朴は契約労働者であったが、李景信は郷里の朝群南部の村から北海道北部の工事現場に強制的に送り込まれたのである。工事を担当した元請けの下に、下請け、孫請けと多数の業者が犇めき、人狩り屋(周旋業)と提携して不法に集めた労働力を確保していた。
雨竜ダム工事の飯場に送り込まれた朴と李は騙されたことを悟り、逃亡の機会を狙っていたが、監視が厳しく、果たせないでいる間に、李は死んでしまった。
飯場からの逃亡者はあとを絶たなかった。厳しい監視の目を潜って逃亡しても、たいてい警察や憲兵、棒頭や犬の追っ手に捕まって連れ戻された。強制連行労働者の5分の1は逃走を図ったが、北海道の逃走成功率は全国平均の半分以下で、極めて逃走が困難である。逃亡を企てた者は見せしめのために凄まじいリンチに遭う。
「お国のための工事から逃げようなんて、太え了見だ。その根性を叩き直してやる」
棒頭は全労働者の見守る中で、連れ戻された労働者を六角棒や鞭で殴りつけ、気を失えば水をかけ、水を一杯に入れた洗面器を捧げ持たせてコンクリート床に正座させた。姿勢を崩すと、また六角棒や鞭が飛ぶ。あまりの苦しさに自殺を図る者もあった。
逃亡を決意した朴に、朝鮮人の強制労働者が耳打ちした。
「旭川手前の近文にあさひ屋食堂といううどん屋がある。そこは夕張炭鉱に連行された朝群人たちが結成した救援委員会の出先だ。そこへ逃げ込めば、逃走の手引きをしてくれるぞ」
朝鮮人労働者の救援委員会があるということは密かにささやかれていたが、具体的な出先を聞いたのは初めてである。仲がよかった李に死なれて、朴は逃亡の意志を固めた。この飯場から逃亡に成功した者はほとんどいない。
飯場の監視に油断はなかった。脱走の機会をつかめぬまま、朴に過酷な日々がつづいた。
起床は夏が午前5時、冬は5時半、食事は常に下飯台で立ったまま。6時ごろから日没まで重労働を強いられ、夜は垢と脂でてかてかに光る、綿が団子のように固まったせんべい蒲団にくるまって眠る。いつも腹をへらし、番犬の飯を盗み食いした。
冬は寒さに耐えられず、労働者同士で衣服を盗み合った。稀に許される入浴も、衣服を盗まれるので入らない。枕にする四寸角の木材も暖をとるために燃やしてしまい、枕なしで眠る。人間性を無視した最底辺の環境でも、労働者は生きていた。
ようやく長い冬が終わって、北辺に短い春が訪れると、労働者はほっと一息つく。ともかく寒気という最強の敵から逃れた。
だが、春から夏にかけては逃亡が多くなるので、監視も厳しくなる。逃げるとすれば冬季以外にはなかった。凍死は免れたものの、また次の冬がくるまで自由は遠ざかる。
現場で作業開始に際して、棒頭から言い含められた上飯台が立ち、
「シャツを脱げ。ズボンを取れ」
と命じて、褌1本でしばらく働いた後、
「褌を取れ」
と号令が下る。全裸の異様な男の集団がスコップを振るい、土を運ぶ。疲れてくると、棒頭の合図によって、
「気合いを出せ」
と号令がかかる。労働者たちは一斉に、えいえいえいと掛け声を発する。全裸ならば逃亡できない。人間性を無視した牛馬に劣る労働であった。
異様な労働者の集団が泥塗れになって働いているかたわらを、若い女子作業員が通り過ぎて行くことがあった。近くの女学校から動員された女子奉仕隊である。若い娘の群は面を伏せて、強制労働者の方を見ないようにして通り過ぎて行ったが、朴にとっては全身が震えるような屈辱であった。
日が没して飯場へ帰る途中、数人の動員女子奉仕隊が歩いていた。
まったく女っ気のないタコ部屋労働で、若い女性と遭遇して、労働者たちの心は久し振りに和んだ。南京袋ながら、いまは衣服を身に着けている。緑濃い山のかなたにまだ夕映えが残り、湖の方角から涼しい風が吹いてきている。
そのとき前を歩く娘たちが新聞紙の包みを落として行った。なにかとおもって棒頭の目を潜って拾い上げた朴たちが、新聞紙を開いてみると、中から握り飯が出てきた。朴たちが夕闇の中に遠ざかる娘たちの一群に、感謝の意をこめて手を振ると、娘たちも手を振って応えた。
そんなことがあってから、娘たちはときどき新聞紙に包んだ握り飯を落として行ってくれた。言葉こそ交わさなかったが、強制労働者と若い娘たちの淡い交流であった。
強制労働者にまた恐ろしい冬がめぐってきた。女子奉仕隊も帰ってしまった。山は雪に覆われ、ダムにせき止められて出現した湖が氷結した。だが、朴にとっては待ち望んでいた冬であった。
朴は春から秋にかけて逃走路を充分に研究していた。
まず、南方の深川の方へ逃げる。追っ手を躱すために道路は避け、山を越えて行く。雪中の厳しい山越えとなるが、朴は体力には自信があった。安全圏にたどり着いたところで列車に乗る。深川まで行けば成功の確率は高くなる。
朴は脱走に備えて、密かに食糧を溜めた。飯や握り飯を少しずつ残して団子をつくり、雪の中に隠しておいた。食糧は約3日分備蓄した。
飯場に送り込まれてから爪に火を灯すようにして25円はど貯めた。このころは上野・青森間が7円25銭であるから、列車に乗りさえすれば交通費は充分である。
南京袋の作業衣ではすぐ露見してしまうので、飯場に送り込まれて来たとき着てきた私服を、この日のために隠し持っていた。
朴は脱走に備えて、棒頭や取締人に気に入られるように従順に、熱心に働いた。日本語も自由に操れるので、彼は棒頭や取締人の信頼を得ていた。
若いながら上飯台に昇格した。鬼棒頭も朴には心を許し、上飯台の上の模範台への昇格をほのめかした。
模範台になれば食事内容も幹部並みになる。平土工夫のように泥に塗れてスコップを振るい、もっこを担ぐこともない。入浴や洗面も頻繁に許される。なによりも監視の目が緩む。棒頭や取締人も、まさか模範台侯補者が脱走の機会を狙っているとはおもわない。そこがつけ目であった。
冬は監視が緩むといっても、厳寒期は無理である。山に雪は残っていても、気温の緩む3月下旬から4月上旬にかけてが狙い目である。このころになると、厳寒期のような凄まじい風雪はなくなる。
4月5日の夜、飯場が寝静まったのを待って、朴は便所へ行くふりをして、便所の窓から宿舎を抜け出した。便所の窓の格子を1本、用便の都度緩めておいた。外から見ただけではわからないが、はずせるようにしておいた。抜け出した後、格子は元どおりにはめた。
最も恐ろしいのは犬であるが、平素から犬を手なずけておいた。番犬も朴が手を出すと舐めるまでに懐いている。
首尾よく宿舎を抜け出した朴は、雪明かりを頼りに山中へ入った。途中まで雪の解けた道を歩き、足跡をたどれないようにする。これまでの経験からこの天気が2、3日つづくことを知っている。
月はないが、雪明かりで充分明るい。
おそらく明日の朝の起床時間までは時間を稼げるであろう。その間にできるだけ遠方まで距離を稼ぐ。もし脱走に失敗すれば、尋常のリンチではすまないだろう。鬼頭が信頼していただけに、裏切られた怒りがどんなものか、描まったら命はないものと覚悟しなければならない。
朴は歩きに歩いた。私服の上にジュート麻の作業衣を重ね着していた。零下に冷え込んでいるにもかかわらず汗にまみれるほどであった。
かなり距離は稼いだが、道路や集落に出るのは危険である。朴は食糧のつづくかぎり、3日間山中で過ごす覚悟であった。
これまで飛びっちょ(逃亡者)が出ると、駐在所に通報すると同時に、作業を中止して、上板台2、3人を留守番に残して、棒頭以下、全員が捜索に出る。3日間探して見つからないと、あとは警察や憲兵に委ねて、作業へ戻るのが常であった。
警察や憲兵は不審の者を見かければ、尋問したり捕えたりするが、積極的に捜査をするわけではない。3日間逃げ延びられれば、まずは第一関門はクリアしたことになる。
山中を3日間歩き通して4日目に、朴は疲労でふらふらになりながら里へ出た。農家の納屋から作物を盗んで胃袋を騙し、4日目の早朝、駅の待合室に入った。ジュート麻の作業衣は山中に脱ぎ捨てたので、一般人と変わりない服装になっているが、そのぶん寒い。
駅の待合室にはまだだれもいなかった。下りの1番列車が間もなく来る時間である。駅員が出札口のカーテンを開き、窓口に眠そうな顔を見せた。ちょうど折よく1人の老女が待合室に入って来た。朴は咄嗟におもいついて、老女に5円札を渡して、
「お婆ちゃん、悪いけど、稚内まで1枚切符を買ってくれないかな」
と頼んだ。これまでの逃亡者のほとんどは、駅までたどり着いても札幌方面へ逃げる。朴は逃亡先を隠すために、故意に逆方向の稚内までの切符を買ってもらった。
老女はなんの疑いも持たず、稚内までの切符を一緒に買ってくれた。
1番列車が白い蒸気を吐きながらホームに入って来た。脱走後最も緊張する瞬間であった。車内に追手が待ち構えていたら、万事休すである。だが、追っ手らしい気配はなく、朴は無事に乗り込んだ。
客室内にいるのは危険なので、便所に隠れていた。早朝の車内は乗客はまばらで、追っ手が来れば一発で捕まってしまう。
幸いになにごともなく、救援委員会の出先があるという近文駅に降りた。あさひ屋食堂は駅の近くの狭い路地にあった。早朝であったが、起きている気配であった。
朴が表のガラス戸を叩くと、戸が開かれて、若い娘が顔を出した。
「あっ、あなたは」
「あのとき握り飯の新聞包みを落としてくれた」
顔を見合わせた2人は、同時に声を発した。若い娘は作業現場で出会った女子奉仕隊員の1人であった。
娘は朴を見て、直ちに事情を察したらしく、周囲に目を配ると、家の中に招き入れた。彼女の両親もすでに起きていて、飢えて冷えきっている朴のために、温かいうどんをつくってくれた。
肉と野菜をたっぷり入れた熱いうどんを、朴はつづけて3杯おかわりした。朴は生まれてからこんなにうまい食物を食したことがなかった。細胞の1つ1つに沁み渡っていくような味であった。
「ゆっくり食べなさい。まだいくらでもあるよ」
娘の父親が言った。
ようやく人心地ついた朴に、娘の父親は、
「私はこの娘の母親と結婚して、日本人の名前を名乗っていますが、じつは徐東雲という朝鮮全羅
南道の出身者です。妻は清美、娘は朝子と申します」
と徐東雲は自己紹介を兼ねて、妻と娘を朴に引き合わせた。
「申し遅れてすみません。私は朴命水と申します。両親と一緒に横浜に住んでいましたが、人買いに騙されて雨竜ダムの飯場に送り込まれました。飯場で仲間から密かに救援委員会のことを聞いて、逃げてまいりました。お嬢さんと飯場近くの路上で出会って、握り飯を何度かもらいました」
「ここへ来たからには、もう安心です。安全なところへ逃がしてあげますから、うちでゆっくりと疲れを癒やしていってください」
と徐はいたわるように言った。
地獄の飯場から決死の雪中脱走を試みて、ようやく救援委員会の徐の許にたどり着いた朴は、ほっとすると同時に緊張が解け、これまでの疲労がどっと発した。彼はそれから死んだように眠った。
ときどき朝子に起こされて食事を摂ったが、また昏々と眠り込んだ。
2、3日眠ったかとおもわれたところで、朴は激しく揺り起こされた。
「朴さん、すぐ逃げてください。どうやらうちが目をつけられたらしいの。朴さんが捕まったら命はないわ。警察が来る前に、これを持って逃げて。ひとまず北竜の本島組の現場を頼って。本島組の親方は救援委員会の1人よ」
と朝子は慌しく告げて、握り飯の包みといくばくかの金を渡した。
「金はあるよ。それより、朝子さんやお父さんはどうなるの」
「私たちのことは心配しないで。お金はいくらあっても邪鹿にならないわ。さあ、早く行って」
そこへ徐東雲が来た。
「朴さん、すまないね。もう少しうちで休ませてあげたかったが、ここも安全ではなくなった。どうやら協和会に嗅ぎつけられたらしい。本島組を頼れば大丈夫だ」
と徐東雲は言った。
朴は事態の深刻なことを悟った。もし朴がこの家で捕まれば、徐東雲一家は言い逃れができなくなる。救援委員会は貴重な拠点を1つ失ってしまう。
「お世話になりました。このご恩は一生忘れません」
「礼などいいから、早く行きなさい。協和会にはくれぐれも気をつけなさい」
協和会とは、朝群人でありながら同胞をタコ部屋に売っている人狩り屋である。
「元気でね」
朝子が言った。
「また機会があれば、お会いしたいとおもいます」
「朴さん、絶対捕まらないでね」
朝子がすがりつくように言った。
「捕まるもんか。またきっと会いに来るよ。この戦争は間もなく終わる。それまで皆さんも元気で」
「待ってるわ」
朴は徐東雲一家3人に見送られて、あさひ屋食堂を去った。
間一髪で協和会に先導された警官隊があさひ屋食堂に踏み込んで来た。
そして50数年が経過した。
http://www5c.biglobe.ne.jp/~mo0405/s/16.htm
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日本統治時代の朝鮮人徴用(抜粋)
日中戦争期
労務動員計画
「労務動員計画」を参照
1937年に日中戦争がはじまると、1938年3月南次郎朝鮮総督が日本内地からの求めに応じ、朝鮮人渡航制限の解除を要請し、1934年の朝鮮人移入制限についての閣議決定を改正した[24][18]。1938年4月には国家総動員法が、1939年7月には国民徴用令が日本本土で施行された(朝鮮では1944年9月から実施[25])。同じ1939年7月、朝鮮総督府は労務動員計画を施行し、朝鮮から労働者が日本に渡るようになった[26][18]。1939年以降、日本政府の労務動員計画によって毎年人員・配置先が決定され、朝鮮総督府によって地域が割り当てられ計画人員の達成が目標とされた[27]。水野直樹はこの当時、「募集方式の段階から会社・事業所の募集は行政機関、警察の支援を得ていた」としている[27]。
山口公一[28]もまた「1939年に開始される朝鮮人強制連行は戦争の長期化によって日本の労働力不足が深刻化すると同時に朝鮮内での軍需工業の拡張にともない、朝鮮人を労働力として強制的に動員するためのものであった。」と説明している。山口は、日本政府の労務動員計画を3段階に分け、@39年1月からの「募集形式」A42年からの「官斡旋方式」B44年9月からの「徴用令方式」があったとし、その最初の募集の段階から、行政・警察当局による強力な勧誘があった。したがって「募集とは言っても実態は強制連行」であると主張している[29][30]。
≪↑募集で応募した場合でも、実態は強制連行だったという事 ≫
松代大本営建設の徴用
1944年11月11日から着工された松代大本営建設における徴用の場合、当初は朝鮮人約7,000人と日本人約3,000人が、1945年4月頃は日本人・朝鮮人1万人が交代で作業した。延べ人数では西松組・鹿島組県土木部工事関係12万人、付近の住民などの勤労奉仕隊7万9600人、西松組鹿島組関係15万7000人、朝鮮人労務者25万4000人、合計延べ61万0600人だった[50]。
「勤労報国隊」「勤労報国会」そして学生や生徒,児童などの日本人も工事に携わっていた[51]。しかしその労働は過酷であり[52]、松代大本営の地下壕の掘削は、そのほとんどが朝鮮人の手で進められたという[53]。
「松代」で働かされていた朝鮮人の中には、給金がもらえるものがいたし、「怪我や病気なんかするとすぐに病院にいけた」と言う者もいた[54]。しかし一方でその生活は極めて劣悪であり、3k労働である上に、食事はコーリャンに塩をかけたもので、量も少なく栄養失調や目が見えなくなった人もいたという[55]。
また、朝鮮語を話しただけでもリンチを受け、あまりに酷い扱いに耐え切れず逃げ出すと見せしめに拷問を受けたという証言もある[56][57]。そして天皇の「ご座所」を掘った朝鮮人180名は、秘密漏洩を防ぐため殺害されたとも言われている[58]。
≪↑こりゃ なんぼ やり玉に挙げられても文句は言えないな ≫
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%B5%B1%E6%B2%BB%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E4%BA%BA%E5%BE%B4%E7%94%A8
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以上 このリンクを 徹底的に読めば 弁解の余地など微塵もない労働搾取であった事は明白である
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徴用工問題の公正な解決を求める――韓国の最高裁判決について
2018年11月1日 日本共産党幹部会委員長 志位和夫
(1)
https://www.jcp.or.jp/web_download/2018/11/20181102_choyoko-1.jpg
https://www.jcp.or.jp/web_download/2018/11/20181102_choyoko.pdf
PDF(記者の質問と答えも収録)
10月30日、韓国の最高裁判所は、日本がアジア・太平洋地域を侵略した太平洋戦争中に、「徴用工として日本で強制的に働かされた」として、韓国人4人が新日鉄住金に損害賠償を求めた裁判で、賠償を命じる判決を言い渡した。
安倍首相は、元徴用工の請求権について、「1965年の日韓請求権・経済協力協定によって完全かつ最終的に解決している」とのべ、「判決は国際法に照らしてありえない判断だ」として、全面的に拒否し、韓国を非難する姿勢を示した。
こうした日本政府の対応には、重大な問題がある。
(2)
日韓請求権協定によって、日韓両国間での請求権の問題が解決されたとしても、被害にあった個人の請求権を消滅させることはないということは、日本政府が国会答弁などで公式に繰り返し表明してきたことである。
たとえば、1991年8月27日の参院予算委員会で、当時の柳井俊二外務省条約局長は、日韓請求権協定の第2条で両国間の請求権の問題が「完全かつ最終的に解決」されたとのべていることの意味について、「これは日韓両国が国家として持っている外交保護権を相互に放棄したということ」であり、「個人の請求権そのものを国内法的な意味で消滅させたものではない」と明言している。
強制連行による被害者の請求権の問題は、中国との関係でも問題になってきたが、2007年4月27日、日本の最高裁は、中国の強制連行被害者が西松建設を相手におこした裁判について、日中共同声明によって「(個人が)裁判上訴求する権能を失った」としながらも、「(個人の)請求権を実体的に消滅させることまでを意味するものではない」と判断し、日本政府や企業による被害の回復にむけた自発的対応を促した。この判決が手掛かりとなって、被害者は西松建設との和解を成立させ、西松建設は謝罪し、和解金が支払われた。
たとえ国家間で請求権の問題が解決されたとしても、個人の請求権を消滅させることはない――このことは、日本政府自身が繰り返し言明してきたことであり、日本の最高裁判決でも明示されてきたことである。
日本政府と該当企業は、この立場にたって、被害者の名誉と尊厳を回復し、公正な解決をはかるために努力をつくすべきである。
(3)
韓国の最高裁判決は、原告が求めているのは、未払い賃金や補償金ではなく、朝鮮半島に対する日本の不法な植民地支配と侵略戦争の遂行に直結した日本企業の反人道的な不法行為――強制動員に対する慰謝料を請求したものだとしている。そして、日韓請求権協定の交渉過程で、日本政府は植民地支配の不法性を認めず、強制動員被害の法的賠償を根本的に否定したと指摘し、このような状況では、強制動員の慰謝料請求権が請求権協定の適用対象に含まれると見なすことはできないと述べている。
1965年の日韓基本条約および日韓請求権協定の交渉過程で、日本政府は植民地支配の不法性について一切認めようとせず、謝罪も反省も行わなかったことは、動かすことのできない歴史の事実である。
徴用工の問題――強制動員の問題は、戦時下、朝鮮半島や中国などから、多数の人々を日本本土に動員し、日本企業の工場や炭鉱などで強制的に働かせ、劣悪な環境、重労働、虐待などによって少なくない人々の命を奪ったという、侵略戦争・植民地支配と結びついた重大な人権問題であり、日本政府や該当企業がこれらの被害者に対して明確な謝罪や反省を表明してこなかったことも事実である。
今年は、「日本の韓国への植民地支配への反省」を日韓両国の公式文書で初めて明記した「日韓パートナーシップ宣言」(1998年、小渕恵三首相と金大中大統領による宣言)がかわされてから、20周年の節目の年である。
日本政府と該当企業が、過去の植民地支配と侵略戦争への真摯で痛切な反省を基礎にし、この問題の公正な解決方向を見いだす努力を行うことを求める。
日本共産党の志位和夫委員長は11月1日の記者会見で、徴用工問題の見解に関し、記者の質問に答えました。
「被害者個人の請求権は消滅せず」の一致点で解決に努力を
志位委員長の一問一答
日韓両政府、両最高裁ともに「個人の請求権は消滅せず」では一致
――(日韓請求権協定では)「個人の請求権」が残っているのは日本の最高裁も韓国の大法院も一緒だと思いますが、裁判上の訴求権について日本の最高裁は失っているとする一方、韓国大法院は認めています。委員長としてはこの大法院の判決は当然という考えですか。
志位 裁判上の訴求権の問題については、日韓それぞれの立場があることはおっしゃるとおりだと思います。
ただ、裁判上の訴求権について認めなかった(2007年4月27日の)日本の最高裁判決でも「(個人の)請求権を実体的に消滅させることまでを意味するものではない」とし、「任意の自発的な対応をすることは妨げられない」と指摘しているところが重要です。だから西松建設のような和解も成立したわけです。
「任意の自発的な対応」がもし(判決に)入っていないと、西松建設のような和解をした場合に、株主側から訴えられるという立場にたたされる危険もありますが、「任意の自発的な対応」を最高裁がオーソライズ(公認化)したために和解に道が開かれました。
裁判上の訴求権については日韓の立場に違いはありますが、「被害者個人の請求権は消滅していない」ということでは一致しています。日本政府、日本の最高裁、韓国政府、韓国の大法院、すべてが一致している。ここが大切なところです。
この問題で不一致点をいたずらに拡大したり、あおったりするのではなく、「被害者個人の請求権は消滅していない」という一致点から出発し、被害者の名誉と尊厳を回復するための具体的措置を日韓両国で話し合って見いだしていくという態度が大事ではないでしょうか。
国家間の請求権と個人の請求権をきちんと分けた冷静な議論を
――発表された見解の中では、日本政府と該当企業に対する解決方法を見いだす努力を求めていますが、韓国政府に対して求めるものは現段階では何でしょうか。
志位 私たちは、まず日本政府に(党見解に述べたような)要求をしています。
同時に、その解決はもちろん、日本政府だけでなしうるものではありません。日韓双方が、被害者の尊厳と名誉を回復するという立場で冷静で真剣な話し合いを行っていく努力が必要だと思います。
私は、率直に言って、(徴用工問題の)日本政府や日本メディアの対応を見ると、国と国との請求権の問題と、個人としての請求権の問題がごちゃごちゃになっていると思います。国家の請求権と個人の請求権をいっしょくたにして、「すべて1965年の日韓請求権協定で解決ずみだ」「個人の請求権もない」という調子で、問答無用の議論になっている。国と国との請求権の問題と、個人の請求権の問題をきちんと分けて考えないと、この問題の冷静な解決方法が見えてこないのです。
先ほど述べたように、日本政府、日本の最高裁、韓国政府、韓国の大法院の4者とも被害者個人の請求権は認めているわけです。だからこの一致点を大事にしながら解決の方法を探るべきです。そこをごちゃごちゃにして、ただ相手を非難するやり方は大変によくないと思っています。
国家間の請求権についてどう考えるか
――共産党として、日韓請求権協定で国と国との請求権がなくなっているという立場にたっているのですか。
志位 国と国においても請求権の問題は解決していないという判断を下したのが韓国の最高裁判決です。
韓国の最高裁判決は二重にできていて、まず個人としての請求権は消滅していないというのが一つある。同時に、国としての請求権も請求権協定の適用対象に含まれないと判定を下しました。これは2012年の韓国最高裁の判決と同じですが、その立場を表明したわけです。
その論理は、原告が求めているのは未払い賃金などではなく、朝鮮半島に対する日本の不法な植民地支配と侵略戦争の遂行に直結した日本企業の反人道的な行為――強制動員に対する慰謝料であり、請求権協定の交渉過程で日本は植民地支配を不法なものだとは認めてこなかった、こういう状況では強制動員の慰謝料請求権が請求権協定で放棄した対象に含まれるとみなすことはできないという論理なのです。私は、この論理は検討されるべき論理だと考えています。
私の見解では、この問題について、1965年の日韓基本条約・日韓請求権協定の交渉過程で日本政府が植民地支配の不法性について一切認めなかったこと、徴用工の問題について被害者への明確な謝罪や反省を表明してこなかったという、二つの事実を指摘しています。
ただこの問題について大切なのは、たとえ国家間の請求権問題が解決されていたとしても、個人の請求権を消滅させることはないというのは、日韓とも一致しているのですから、この一致点でまず解決方法を見いだす。そのうえで日本が植民地支配を反省してこなかったという問題が根本的な問題としてあります。植民地支配の真摯(しんし)な反省のうえに立って、より根本的な解決の道を見いだすべきだという、二段構えでの論理で、今日の見解を組み立てました。
https://www.jcp.or.jp/web_policy/2018/11/post-793.html
245. 中川隆[-13585] koaQ7Jey 2018年11月12日 19:23:13: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20587] 報告
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「日韓併合」の正当性を唱える人たちへの最終メッセージ 2013年10月28日
松本 徹三
ここ数週間はデジタル教科書問題を書いてきたが、その前の6週間は日韓問題ばかり書いた。その為に今でも私のTwitterではこの関係の議論が多い。
そこでの最も典型的な私への反論は、「日本による韓国の併合は正当なものであり、あの時代に韓国が自らの力で完全な独立を維持する事は元々不可能だったのだから、韓国にとってもむしろ一番良いシナリオだった。だから日本があれは悪い事だった等と認める必要はないし、謝罪等は論外」という趣旨のものだ。
しかし、日本人がこう言い募っている限りは、日韓のわだかまりは永久になくならないだろう。しかも、こういう人たちに限って、当時の韓国人の近代文明への理解の低さをあげつらって、無神経な論調に終始するのだから、反発が収まらないのは当然だ。
いつも申し上げているように、私は歴史問題を議論する時には「事実関係」と「評価(善悪)」を明快に切り分けて議論すべきだと考えている。
「慰安婦問題」などで韓国側が言い立てている事(元を質せば、一人の奇妙な日本人が売名の為に言い出し、朝日新聞などが自らの思惑によって拡散し、最後は宮澤首相—河野官房長官が「臭いものに蓋」の感覚で認めてしまった事なのではあるが)は、「事実関係」が歪められている故に、韓国と韓国人に対して相当強い親近感を持つ私自身でさえも承服し難いのだが、「日韓併合の正当性」という事になると、これは「評価(善悪)」の問題になるから、これを肯定する多くの日本人と私は真っ向から議論したい。
「日韓併合の正当性」を肯定する論者の論点は、
1.遅ればせながら世界の列強の仲間入りをしつつあった日本としては、至極当たり前の行動であり、列強もこれを認めたのだから、今から遡ってとやかく言われる筋合いのものではない(まして「謝罪」を求められるのは筋違い。それなら、欧米各国は、アジア、アフリカ、中南米の各国にそれに数百倍する謝罪を繰り返さなければならない事になる)。
2.当時の日本にもしそうするだけの国力がなかったら、当然ロシアが韓国を支配下に置いたであろうし、自国と合体させて多額の投資を行った日本に比べ、ロシアの場合は単に植民地として収奪の対象としただけだっただろうから、韓国民にとっては遥かに良かった筈だ。そのように考えると、日本による併合は、結果として韓国民の為に良かった筈なのだから、感謝こそされ、恨まれる筋合いはない。
3.日韓併合は、「二国間の条約」に基づいてなされたものであり、国際法に照らしても合法である。韓国の皇帝はハーグの国際司法裁判所に密使を送ってこの非をなじろうとしたが受け入れられず、頼みのロシア皇帝の支援も取り付けられなかったのだから仕方がない。当時の韓国は国際世論から見捨てられていたのだから、その事実を遡って覆そうとしても無理。
上記の何れに対しても、私は、特に「事実関係」が歪められているとは思っていない。しかし、上記に言われていない事が下記の通り幾つかあるので、その事をきっちりと付け加えた上で、あらためて「評価(善悪)」の議論に進みたい。
1.当時の大韓帝国(清の冊封国家だった李氏朝鮮が、日清戦争の結果として清がその地位を失った為、清と同格の帝国となった)の主権者は皇帝の高宗であり、彼と彼を支える人たちは日本の支配を望まず、むしろロシアとの関係強化を望んでいた。
2.しかし、日露開戦を間近に控えた日本にとっては、兵站の輸送経路である韓国が「局外中立」であっては絶対に困るので、武力を背景に威嚇し、日本側が望む形での「議定書」を締結。日露戦争に勝利した後は、欧米諸国の暗黙の了承のもとに、次第に権益を拡大して、遂には「併合条約」の締結に至った。その全ての局面で、韓国政府は常に武力による恫喝の下で交渉せざるを得なかった。
3.「併合条約」締結後は「大韓帝国」は国号を「朝鮮」と改称させられ、朝鮮総督府が支配する「植民地」として運営された。伊藤博文等は、悪質な日本人が善良な韓国人の利益を不当に害する事のないように気を使ってはいたが、実際には悪質な日本人も多かったので、恨みを買う事も多かった。
4.また、この間、日本の歴史学者たちは、「日韓同祖論」をベースに、強引な「同化政策」の推進に加担した。「同祖論」といっても、「神功皇后による三韓征伐(日本書紀)」という真偽も定かでない一つの「伝承」だけをベースに「古来日本は韓国を支配下においていた」と論ずるとか、その時点での経済力のみを比較して「日本は成功した本家で、朝鮮は落ちぶれた分家」と勝手に決め付けたりしての議論であり、際立って公正さを欠いていた。
さて、私は、「日韓併合条約」は「日本が自らの利己的な目的(国益)の為に、独立国であった大韓帝国の主権者の意志に反して、武力による威嚇を背景に強制的に締結したものである」と理解している。この理解が正しくないと考える人は、上記に含まれる「利己的な目的」「主権侵害」「武力による威嚇」の三要素がなかったと主張されるのだろうから、もしそうであるなら、その根拠を示して頂きたい。先ずは、「それが事実だったかどうか」のみに絞って議論して頂き、その上でその事の「善悪」についてのコメントが欲しい。
次に、私は、日韓併合を正当化する論者に、私が追加した上記四点の最終項目である4)と、日韓併合期間中に日本人の多くが持っていたと思われる「日本人の優越意識と朝鮮人蔑視」についてのコメントを聞きたい。先ずは「そういう事実はあったのかなかったのか」についての考えを聞かせて頂き、次に、その事の「妥当性」及び「善悪」についてはどう考えられるかを聞きたい。
そして、最後に、正当化論者が常に挙げる前述の三点についての私の見解を下記の通り申し上げたい。
1.当時は列強による植民地争奪戦が世界の常識だったのだから、日本人がこの事に何等「道義的な罪悪感」を持っていなかったのは当然であり、私もその事を難詰するつもりはない。しかし、もし現時点で、「それが道義的に良い事だったかどうか」と問われれば、控え目に言っても「現時点での道義観から言えば、良い事ではなかったと思う」と答えるのが当然ではないだろうか?
ちなみに、「インカ帝国を滅ぼして大量の金を奪ったスペインの行為をどう思うか」「清国に対してアヘン戦争を仕掛けた英国の行為をどう思うか」という質問も同時にすればよい。肯定であれ否定であれ、この二つの質問に対する答えは、「日韓併合」についての質問に対する答と同じであるのが当然だ。
要するに、これまでの人類の歴史は、「基本的に暴力が全て正当化される歴史」だった訳だが、現代においてはそれが反省され、暴力ではなく「法と正義」「人道と人権」が全ての行動規範となるべきだというのが世界の常識になっている。そうであれば、「日韓併合」を今の時点で論じるに際しては、そのような「現時点での道議的評価」がなされて然るべきだ。
「謝罪」については、「英国やスペインが謝罪していないのだから、我々も謝罪する必要はない」とするのは全く意味をなさない。他者がどうであれ、自らが「謝罪に値する」と考えれば謝罪すればよく、そう思わなければしなければよいのだ。それは自らの認識と評価の問題である。その上で「欧米列強も過去の行為に関しては、日本同様に公式に遺憾の意を表するべきだ」とコメントするのは一向差し支えないし、むしろそうするべきだろう。
(なお、かつての大日本帝国の行いを何とかして正当化し、美化したい人たちの中には、「米英に対する日本の戦争(大東亜戦争)は、アジア人を欧米人の頸から解放する為の戦争だった」と今なお強弁する人もいるが、こんな欺瞞に満ちた綺麗事を言うのはやめてほしい。もしそうなら、蒋介石政府と事を構える必要はなく、そのまま仏印や蘭印に攻め込めばよかった訳だし、韓国には「韓国人による韓国人の為の政府」を作るように促せばよかったのだ。「欧米の真似をして植民地が欲しかった」と正直に言った方が、余程話が簡単になる)
2.当時の日本が韓国を支配下におさめようとしなかったら、ロシアがそうしたであろう事は勿論だろう。しかし、当時の韓国の主権者がそれを望んだのだとしたら、それが結果として韓国の民衆の為になったかどうかは別として、それを尊重すべきというのが道義的には妥当である。
当時は「民主主義」は普遍的な価値観としては未だ確立されていなかったので、「絶対君主が民衆の利益を害している事が明らかなら、周辺国がその事態を正そうとするのは道義的に妥当」という論議は、誰が「民衆の利益」についての判断をするかが明確でないので、容易には受け入れられないだろう。
現在でも、「他国の主権尊重の原則」に優先するのは、「自国の主権に対する侵害」「自国の安全への直接的な脅威」「国際法への明確な抵触」「人道と人権の侵害」「核兵器、生物兵器の拡散の可能性」位である(「民族自決原則の侵害」は微妙なところ)。また、これらの理由があっても、実力行使に至るまでには、国際連合等の場での誠実な協議が求められている。
しかし、この議論に関連してそれ以上に問題なのは、「ロシアの支配より日本の支配の方が良かった筈」という「日本人の立場からの決め付け」をする「独断的な姿勢」である。そんな事は、日本人ではなく、当の韓国人が考える事だ。
成る程、「支配層だけと手を結んで、ひたすら民衆からの収奪だけを考えただろう当時の帝政ロシアの支配」よりは、「資本主義に目覚めつつあった日本の支配」の方が、経済的には韓国にプラスとなったかもしれないが、人間は経済のみによって生きるものではない。
日本人の優越性を露骨に前面に打ち出して、一方的な同化政策を推進し、先祖伝来の姓を捨てさせたり、神社への参拝を強制したりする日本よりは、そんな事には関心のないロシアのほうが、韓国人にとっては「誇りを傷つけられる」事がないだけ良かったかもしれないではないか。
3.これは簡単な問題で、条約の形式的な合法性などには、誰も関心を持っていない。誰がやろうと、外部からの批判を受けぬよう、形式を整えるのは当然の事だからだ。武力による威嚇をもってすれば(場合によれば反対者を事故を装って謀殺したり、或いは決定的な場面に居合わせる事が出来ないように幽閉したりすれば)このような形式を整える事は比較的容易である(アメリカのハワイ併合条約も、反対者だった女王を監禁する事によって締結が実現したと聞いている)。
以上、私がこの問題に殊更熱心なのには理由がある。自己本位で、「相手の心情を推し量ろう」等という考えはさらさらなさそうな「国粋的(国家主義的)な人たち」の、過去を引き摺った「上から目線」の「論の立て方」と「言葉遣い」に、心底辟易しているからだ。この人たちの存在は、日本が「公正で偏らない判断をベースにした是々非々の議論」を行い、近隣諸国との友好関係を確立する事の阻害要因になっている。
http://agora-web.jp/archives/1565424.html
http://www.asyura2.com/16/hihyo15/msg/464.html#c1
2. 2018年11月13日 08:13:44 : G8pg0pL4va : XCV9WX2v0Qc[94]
こういう事が全く報道されないということが、というより玉城沖縄知事が訪米していること自体ほとんど報道されていないのでは?それを”忖度”という都合のよい言葉で報道側の自己責任のように印象操作するが実態は官邸によるパワハラなのでは?
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/562.html#c2
一般に、LDLコレステロール値が140mg/dl以上あると、
基準値(140mg未満)よりは高値なので、
ほとんどの医師からは画一的な指導で
140mg/dl未満に下げるよう注意されると思います。
食事療法で改善がなければ、スタチン系薬剤などを処方されることが多いです。
確かに、日本動脈硬化学会のガイドラインに従えばそうなるのだと思います。
しかし、現時点で、相変わらず、日本動脈硬化学会と日本脂質栄養学会が
バトル中であり、前者はコレステロール値は低いほど良いとし、
後者は、コレステロール値が高いほうが長生きという
全く異なる見解をだしています。
世界的にも、日本と同様、コレステロール低下派の医師と
コレステロールは高値でOKという立場の医師が対立している状況です。
ここで冷静に考えてみると、
LDLコレステロールは一般に悪玉、HDLコレステロールは善玉とされていますが、
これは正確ではありません。
標準の大きさのLDLコレステロールは、
コレステロールという細胞膜の原料を肝臓から末梢組織に運ぶ、
重要な役割を果たしていて、当然これは善玉です。
LDLコレステロールの中で、
小さくて比重の重いタイプが「小粒子LDLコレステロール」です。
この小粒子LDLコレステロールこそが、
真の悪玉の『酸化LDLコレステロール』に変換されやすい悪玉です。
HDLコレステロール(正常値40〜98)が低値で、
中性脂肪(正常値50〜149)が高値だと、
小粒子LDLコレステロールが多くなり危険です。
HDLコレステロールが60mg/dl以上で、
中性脂肪が80mg/dl以下なら
小粒子LDLコレステロールはほとんどありません。
HDLコレステロールが60mg/dl以上で、
中性脂肪が60mg/dl以下なら
小粒子LDLコレステロールは、皆無です。
従ってLDLコレステロールが高値でも、
それは標準の大きさの善玉です。
スーパー糖質制限食実践なら、
HDLコレステロールが60mg/dl以上で、
中性脂肪が60〜80mg/dl以下になっていくと思いますので
LDLコレステロールは善玉ばかりです。
以下の論文は、コレステロール関連の医学論文で
よく引用される信頼度の高い論文です。
Circulation. 1990 Aug;82(2):495-506.
Atherogenic lipoprotein phenotype. A proposed genetic marker for coronary heart disease risk.
Austin MA1, King MC, Vranizan KM, Krauss RM.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2372896
https://www.ahajournals.org/doi/pdf/10.1161/01.CIR.82.2.495
この論文によると、
中性脂肪が60mg/dl以下の場合、LDLコレステロールは
phenotype A (標準の大きさのLDLコレステロール)がほぼ全てであり、
phenotypeB(小粒子LDLコレステロール)は
ほぼなしです。
そして、HDLコレステロールが60mg/dlを超える場合も
小粒子LDLコレステロールはほぼありません。
パターンBを呈する人では、
冠動脈疾患の相対リスクがパターンAの約3倍高いことが報告されています。
このようにLDLコレステロールには善玉と悪玉があるので、
十把一絡げに悪玉コレステロールと呼ぶのはよろしくないのです。
標準の大きさのLDLコレステローには、肝臓から細胞膜の原料であるコレステロールを
末梢組織に運ぶ大切な役割があり、なくてはならないもので、善玉なのです。
そして、中性脂肪値が、60mg以下で、HDLコレステロールが60mg/dl以上なら、
小粒子LDLコレステロールはほぼ皆無です。
スーパー糖質セイゲニストなら、皆この好ましいパターンになります。
例えば江部康二の2018年10月の血清脂質データは
▽中性脂肪:49mg/dl(正常値50〜149)
▽HDL−コレステロール:89mg/dl(正常値40〜98)
▽LDL−コレステロール:138mg/dl(正常値140未満)
です。
従ってLDLコレステロールは全て標準の大きさの善玉です。
江部康二
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-date-201810.html
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/666.html
217. 前河[989] kU@JzQ 2018年11月13日 08:14:40 : evyRtSopKg : lrSkoc71sw0[29]
>>212、前河です。
訂正です。
>北のミサイルの恐怖感をあおいで、軍事費を増大させる
……誤
北のミサイルの恐怖感をあおって、軍事費を増大させる……正
失礼しました。
218. 地下爺[3427] km6Jupbq 2018年11月13日 08:19:49 : ygnIofYuD6 : wi1STPEnmmE[228]
前河 さま
あまり 気にしないで 聞いてください。
私の 田舎は 住友の城下町 と呼ばれる 四国の田舎町 です。
両親 の 実家 それぞれ 隣町でした ので 子供の頃
良く それぞれの 実家に 行ったものです。
父方の 実家 は 神道でした だから 仏壇はありません。
神棚 と 鴨居 に たくさん 写真 と 命 が 置かれていました。
おじいちゃん の 兄弟て こんなに いたんだ 今は 一人 と思ったものでした。
後で 知ったことですが おじいちゃん も 戦争に行って
戦争で死んだ お兄さん の お嫁さん を 嫁にして 私の父と
一番 かわいがってくれた叔母 たみこねー を 育てようでした。
俳人 で 色々 賞をもらっていたようでしたが 内容はわかりません。
母方は 仏教徒 でした 神棚 と 仏壇 が ありました。
同じ ように 鴨居に 写真 と 位牌 が 祀られていました。
おじいちゃん は 戦死した ようでした。 それでも おばちゃんは
たくさん の子供を 育てました 母の兄弟は 学校の先生が多かった。
西条藩(ほぼ幕府の直轄領)が 近かったので あそこは 〇〇部落だ
と おばあちゃん が 発言した際に 当時 教頭先生だった 叔母に
たしなめられていたのが 記憶 に残っています。
そんな 環境で 育ったせいか 戦争が 生理的に 大嫌いです。
理不尽 な 話には 腹が立ち 相手が ジャイアン みたいな
やつでも 向かって 行く しょうがない 子供でした。
昔の写真を見たら 「のびた」 みたい子供だったですけどね。。。
つまり なにが 言いたいかって 言うと
この 阿修羅に きて 斜め中道師 や あなたのような 仲間が
できて 良かった ということです。
今後とも よろしく お願いします。 いろいろ 茶々 入れたり
するとも 思いますが 勘弁してやってください。
2. ボケ老人[30] g3uDUJhWkGw 2018年11月13日 08:21:05 : QHkUDaloVM : nhEL_@HJWto[-2867]
長々しいコピペは読む価値が無いからスルーだが
>1.中川隆:福島原発事故は既に昔の話で、現在でも原発稼働が危険だという事にはなりません。技術は日進月歩で進歩しています。最初期の福島原発と最新の原発とを同列には語れないのです。
嘘つき【中川隆】は事故を済んだことにし、挙句は無かったこととするのが本音だろう。
日進月歩で進む技術開発は第4次産業革命と言われるほどだ。
しかし、原発は湯沸し器から全く進歩していない。
最新の原発がどこに存在するというのだ。
こいつは原発が無いと地球が250℃になるという大馬鹿者だ。
ブラックアウトは集中巨大発電と送配電網の脆弱さが原因だ。
7年前に東電が起こした事故の終息ができてもいないのに
電力余りの今、原発再稼働を叫ぶアホウ
4. 斜め中道[5637] js6C35KGk7k 2018年11月13日 08:22:08 : u12DNOjV8I : DpNsSI7B2fY[3671]
↑↑
>>3
うむ・・・。言葉使いが、おかしいかも知れない。
いい加減安倍内閣の人たちが虐殺されろ ⇒ いい加減安倍内閣の人たちは虐殺されろ
・・・・かなぁ??
しかし、NHK(日本呆創作狂会)の調査結果の描く「創作日本」は、
既に原型を見失っているんじゃないかと思うなぁ〜・・・という気がする今日この頃。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/568.html#c4
219. 前河[990] kU@JzQ 2018年11月13日 08:25:04 : evyRtSopKg : lrSkoc71sw0[30]
>>212、
前河です。再度すみません。また訂正です。
>各個人が利用像を描くことは大事でしょう。……誤
各個人が理想像を描くことは大事でしょう。……正
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/434.html#c219
38. ゆでガエル[187] guSCxYNLg0eDiw 2018年11月13日 08:28:06 : I06kUeD8iM : Pokccs7o7wE[94]
■ テロリストなんてどこにもいない
テレビが報道するようなテロリストは存在しません今問題となっているイスラム国なども
米ソ冷戦の終結によりそれに代わる軍需を奮起するために
捏造されたものであると各国の研究機関から指摘を受けているのです
つまり戦争が無くなればアメリカだけで年間70兆円もの軍事予算が数分の一になり
多くの兵器メーカーが倒産することから国際金融資本と政府とテレビがが新しい戦争の火種を用意したのです
15. 2018年11月13日 08:28:51 : BSRnWDbupY : 5bHtczXH3HQ[1]
日本政府は隠ぺいするだろうが
韓国政府は交渉と付随した歴史資料を
保管して、いつでも出せる用意を
しているだろうな。
そして、日本は資料で正面されてもァヘ政権は
偽造だと、わめき散らすだけで、最終的に
国際世論に永遠に押しつぶされ続ける。正常な扱いを
受けるにはまずもって現政権に退陣してもらうことだ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/552.html#c15
5. 2018年11月13日 08:30:50 : dWFR5Kt8LQ : 9T4L5OKOzwU[1]
「日本人は騙されやすいんです。その証拠にほら、世論調査結果を見て下さい!」
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/568.html#c5
8. 2018年11月13日 08:32:22 : 6yn9B8LTVp : BAZouRYBf68[6]
>>6
違う。
本物の右翼は、日本の地が穢れるから、外国人は来るなと思っている。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/546.html#c8
11. 地下爺[3428] km6Jupbq 2018年11月13日 08:33:08 : ygnIofYuD6 : wi1STPEnmmE[229]
↑↑
そうなんです、最終的には 廃棄物を 何万年も管理しなければ
ならない はずなんです。 でも 解体したほうが 安全性が
高まるのは 間違い ありません。 でも ご指摘のとおり
安全 といわけではないのが 悲しい。
ほんと なんで こんなもん つくろやがったんだ。。。。。。
下手すりや テメー も テメーの子孫 も 死ぬぞ!!
7. 2018年11月13日 08:33:19 : BSRnWDbupY : 5bHtczXH3HQ[2]
自己満足の為のコメ、オンパレードですね。4,5,6さん。
12. 地下爺[3429] km6Jupbq 2018年11月13日 08:34:37 : ygnIofYuD6 : wi1STPEnmmE[230]
訂正
ほんと なんで こんなもん つくろやがったんだ。。。。。。
下手すりや テメー も テメーの子孫 も 死ぬぞ!
↓↓
ほんと なんで こんなもん つくりやがったんだ。。。。。。
下手すりや テメー も テメーの子孫 も 死ぬぞ!
3. 2018年11月13日 08:38:15 : BSRnWDbupY : 5bHtczXH3HQ[3]
沖縄県知事に対しての民主主義国らしからぬ
対応は、米同盟国から笑いものになるだけだよ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/562.html#c3
5. 2018年11月13日 08:39:52 : wL0F29MjCs : J0veVU7oJnQ[8]
中川クン、阿修羅掲示板の趣旨をふみにじる投稿は辞めたまえ。
阿修羅掲示板のトップに記された「いつ・どこで・誰が語っているのか」の
基本理念に反するアラシばかりしてるじゃないか!!
特にキミのいう遺伝子解析とやらをした連中の「各個人の実名写真入り公開・
研究所のある具体的場所・解析実験の日時」など一切公表されて
いないではないか!!キミのしてることは「新聞に載ってたから
無記名記事であっても盲信しろ」との情報弱者そのものではないか!!
http://www.asyura2.com/0601/revival1/msg/255.html#c5
3. 2018年11月13日 08:43:15 : BSRnWDbupY : 5bHtczXH3HQ[4]
2さんは「ボケ老人」ではりません!。
確かなコメントがその証明です。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/567.html#c3
村上春樹の無自覚な不正学位取得会見が示す病根
早稲田も日本の社会や歴史も嘲る営利作家とはいったい何者か
2018.11.13(火) 伊東 乾
村上春樹氏、オウム13人死刑執行に「『反対です』とは公言できない」
村上春樹氏(2014年11月7日撮影)。(c)AFP PHOTO / JOHN MACDOUGALL 〔AFPBB News〕
このところ、医大入試について、男女の不均等や多浪生への不平等の実態が報じられ、問題視されています。
日本社会では、「不正入試」と言うと何かと、やいのやいのと騒ぐ傾向があります。
では「いったん入学してしまった後の、単位や進級はどうか?」と問われると、およそ「トンネル」に近いラフな現実があるように感じます。
さて、大学で教えるようになって20年目の秋、目を剥くような、驚くべき報道に接しました。
あろうことか、大学の公的な「記者会見」として、単位取得や卒業を不正に行っていた事実を、とくとくと、もしかすると半ば自慢げに語る記事を目にしたのです。
「・・・テストも準備せずに受けて、問いも読まない。答案用紙の裏に、自分の書きたいことをぎっしり書いて出したら、点をくれました」
「卒論も、参考文献なんか1冊も書かずに、1週間で原稿用紙100枚をでっち上げで書いた・・・」
こんな問題外な内容を、こともあろうに大学の公的な記者会見で、固有名詞を挙げながら、何かの戦果であるかのごとくに語る内容。
例えば、米ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学、英ケンブリッジ大学で、自分が取得した単位や卒論が、本来の水準に達していないのに、教員が不正に合格させた事実を大学当局同席の場で公表したら、どういうことになるでしょう?
不正採点を行った教員は、当然責任を問われ、また取得した不正単位は剥奪、卒業証書は返還し、卒業資格停止が妥当な判断に一点の疑いもありません。
それ自体があり得ないことですが、さらに問題と思うのは、こうした状況を現在の日本社会、多くのメディア読者が、全く問題と感じていないらしい。
そこに日本の病根を強く感じます。
この、卒業資格剥奪ものの酷い内容は、早稲田大学に所蔵資料を寄贈することにしたという、作家の村上春樹氏が述べたものです。
(https://www.sankei.com/life/news/181104/lif1811040041-n1.html)
たまたまこれを見て、人間がどのようにして何かの味を占めるか、というメカニズムが理解できるように思われました。
パブロフの犬の作り方:味を占めさせる
11月16日、私としては人生で最後の、オウム真理教に関係する内容を記した書籍が上梓されます。
河出書房新社刊「オウムと死刑」(http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309248868/)というものです。
この中で私は、作家の村上春樹氏が7月末に発表した作文の凄まじい人権無感覚、調査を怠ったまま「ノンフィクション」のごとき体裁を取る刊行物で営利する「ノヴェライズド・ノンフィクション」(トルーマン・カポーティ)ならぬ「ノヴェライズド・NOノンフィクション」、すなわち単なる「フィクション」の執筆姿勢について、実証的に具体的な指摘をさせてもらいました。
データマンまかせの不十分な調査を基に、事実と無関係に思いつきで地下鉄サリン事件やオウム真理教犯罪を巡って我儘勝手な感想文を濫発するのは、明らかに有害無益です。
さらには関係者に迷惑であるので今後二度とやめてもらいたい、出回っているものは回収されることを望むという趣旨です。ご興味の方はどうぞ書籍をご覧ください。
ほとんど「虚言症」と言っていいくらいの「フィクション(創造性)」を、ドキュメンタリーであるべき分野で発揮するのは、もしテレビ番組などであれば「捏造」との指弾も避け難いでしょう。
さらに個人情報の取り扱いも滅茶苦茶な作文が、いったいどういう心理から、書いたり発表できたりするのか、全く理解できません。
そして、今回の早稲田大学での早稲田不正単位取得・不正卒業開き直り記者会見を目にして、ある納得がいきました。
パブロフの犬、として躾けられたのだと。
以下すべて、記者会見で語られた内容のみを引用して、実証してみましょう。出典はリンクの新聞報道(https://www.sankei.com/life/news/181104/lif1811040041-n1.html)です。
村上氏は次のように語っています。
「(村上)僕は一応、(早大の)文学部の演劇科を出ていますが、あんまり大学に出ていた記憶がないんです。ストライキとかゴタゴタが続いて、授業があんまりなかったし、出席日数がなくてもレポートを出せば単位をくれた時代でした」
「僕は学生結婚しちゃって、(在学)途中から仕事(ジャズ喫茶の経営)を始めて、授業に出る余裕もなかった。でも、7年かけて卒業させてくれたんで、早稲田は寛容な学校だったんだな、と思います」
学生結婚して仕事を始め、大学に全く行かなく なったのなら、中退すればよいでしょう。そういう人生の選択をしたのだから。
ところが、そういうことをしない変な甘えと開き直りがここから開陳されていきます。「寛容な学校」として引いている事例を、具体的に検討してると、
「当時の話ですが、フランス文学に安堂信也さんという、翻訳でも有名な方がいまして、彼のラシーヌ(17世紀の劇作家)の講義を取っていました」
「授業には出ませんでしたが、出ないと卒業できない。授業に出られない事情を説明したら、「じゃあ、君の店に一度行ってみよう」ということで、(ジャズ喫茶のあった東京の)国分寺に来てくれた」
「で、店を見て、『君もいろいろ大変だなあ』って、スッと単位をくれた。いい人でしたね。ラシーヌなんて、1行も読んだことなかったけど」
これは単位の不正取得そのもので、安堂信也教員は、現在であれば何らかの処分を免れません。
不正に取得した単位で卒業したと称している本人の卒業証書は当然返納、卒業資格は剥奪が妥当な内容でしょう。
それほど重要なことを、あろうことか学位を詐取した大学でぬけぬけと開き直って喋っている。
これは、「37年ぶりに」犯行現場に再び現れた犯人の心理なのだろうと理解できました。
一番いけないのは「ラシーヌの講義」で「ラシーヌなんて、1行も読んだことなかったけど」と悪びれず言っている部分でしょう。
「ラシーヌなんて 」
こんな日本語が、大学文学部の名とともに公式の記者会見で口にされること自体、相当なことだと、世間はしっかり目を見開くべきなのではないでしょうか?
かなり恥ずかしい事態です。
「いいんだよ、医学部とかエンジニアだったら違うけど、文学部なんだから・・・」と言う人がいるとすれば、それは文学という学術を侮辱、愚弄するだけのことです。
後発先進国日本における文学受容、歴史や哲学への軽視ないしは微妙な嘲笑まで、率直に感じることがあります。
そういう情けない軽佻浮薄の開き直りにすぎないわけで、21世紀のグローバル社会で、現実には、文学も、歴史も、哲学も、本当にトップの大学では厳密に水準を問われる学術にほかなりません。
米コロンビア大学でも英オックスフォード大学でも、同じことを言ったり開き直ったりすることを考えてみてください。率直に申して、かなり情けない、恥ずかしい話です。
村上記者会見は、そういう羞恥の観念が全く欠如した、お寒い島国の本音をさらに披瀝し続けます。
「・・・他のテストも準備せずに受けて、問も読まない。答案用紙の裏に、自分の書きたいことをぎっしり書いて出したら、点をくれました」
「卒論も、参考文献なんか1冊も書かずに、1週間で原稿用紙100枚をでっち上げで書いたら、(早大で授業を持っていた演劇研究者)印南高一さんがAプラスの評価をくれ、『君はものを書く道に進んだ方がいい』とアドバイスしてくれました」
「僕は当時『この人、ぼけてるな(笑)』と 思ったけれど、後になって感謝しています」
ここで、この作家の「コルサコフ作話症的」性向が決定づけられたのだと思います。
問も読まずに自分が書きたいことをぎっしり書けば、点はつくのだ。
卒論も、参考文献なんか1冊も記載せず、つまり精密に資料をチェックして跡付けるといった知的作業は行わず、1週間で原稿用紙100枚を<でっち上げで書いたら>プラスAの評価を詐取できた・・・。
これに味を占めてしまったために、あんなことになってしまったのでしょう。
さらにここで最低最悪なのは、そのような評価をかすめ取った印南高一(1903-2001)早稲田大学名誉教授・元文学部長(英文学)を、あろうことか「このひと、ボケてるな」と思って舌を出している。
どうしようもなく低劣な青年の本音が垣間見えているところと思います。
当時、すでに70歳近かったであろう印南高一氏がどれくらい「ボケて」いたかは、いまや故人ですから全く分かりません。
しかし、私が尊敬する映画監督の篠田正浩さんをはじめ、若き日の印南教授に厳しい指導を受け、生涯にわたって厳密な知的検証への誠実な姿勢を貫いた文学人が多数いることは存じています。
そうした全体を冒涜する内容を、そうと意識してか、せずしてか、単位や卒業証書を詐取した現場である大学にやって来て、開き直って喋っている。
その背景には、一抹程度のやましさと、それをもみ消したい心理、さらには、何も学ばなかったという母校に、自分の「資料」を寄贈するという、夜郎自大の同居を感じます。
こんなことでは、いつまで経っても日本の大学の特に「文系知」は、世界のつま先にも手が届かない低空飛行にとどまり続けることでしょう。
「私の履歴書」が大学と日本をダメにする
日本経済新聞の「人気連載」の1つ、「私の履歴書」は、日本を相当ダメにしていると思います。
明確な理由を指摘することができます。すなわち、少なからざる記事に、学生時代、まともに勉強しなかったとか、ボート部でオールばかり握っていたとか、学業を軽視するような内容が、半ば自慢のごとく記されているように思われるからです。
こんな風潮は、かつての日本、例えば<金時計>が出ていた明治、大正初期の日本には絶対になかったと思います。
大学は学の府であり、厳密に学業に精励すべき場所だった。それが最初の変質を遂げたのは1920年の大正の高等学術改革あたりと思います。
この頃、早稲田も慶應義塾も含めた私立学校が大学として認可されました。つまり今から2年後の2020年は、大学教育自由化から100年という節目に当たる年ということになる。
私自身、大学時代には非常によく勉強した時期と仕事が回り始めてしまって勉強が後手になった時期、それを反省して、再度精励した時期、という3つの区分がハッキリあります。
東大に着任して20年、こうした事柄には、きっかりと襟を正すことにしています。
1960〜70年代、学園紛争で揺れた時期の大学が、まともな高等教育機関としての機能を果たしていなかったのは残念な事実です。
しかし、それを「昔取った杵柄」のごとく、商売で成功した企業人や大衆作家が自慢しても、負のロールモデルにしかならないでしょう。
「そうか、学校のテストは問題も読まずに、勝手なことをでっち上げて嘘っぱちを並べた方が、大衆小説家としては成功するのだな・・・」
といった誤解を抱く若者が、間違いなく複数、すでに発生しているはずです。そして人生を損なう可能性が危惧される。
それに対して売文業者などは何一つ責任を取るわけがない。有害無益と断じるゆえんです。
「あの頃は寛容だった」「おおらかで、良い時代だった」といった寝言も願い下げです。
旧制高校・大学だって、新制になった直後だって、学業をいい加減にもっぱらスポーツにかまける、あるいは遊んでいて、文学とか経済学、法学部などの卒業証書を手にするといったことが<寛容に>認められていたわけではありません。
私の父は1944年、19歳で帝国大学経済学部に入学しましたが、9月に召集され、学徒出陣で関東軍に配属されました。
激しい戦闘があったのは終戦直前から、むしろ8月15日以降で、夏とはいえ荒地のシベリアで、ソ連の最新兵器の戦車に追われ、素手で穴を掘って抵抗しますが、ほどなく捕まり、強制収容所に入れられました。
木こりの重労働で20代前半を空費したのですが、復員後、時差なく復学した大学で、いくら勉強しても、戦地に出征しなかった年下の上級生たちに追いつかない。
その絶望と焦燥の中で、抑留時代に罹患した結核菌が背骨に入り、脊椎カリエス、つまり骨の虫歯となって30歳まで寝たきり、勉強などろくにできないまま社会復帰、40歳で結婚、46歳で亡くなりました。
父の最終学歴は「旧制東京府立高等学校卒業」です。今とはかなり違う状況ですが「高卒」。学徒出陣と長い療養生活で東京大学経済学部は中退。
30歳を過ぎて社会復帰して仕事を始めねばならず、学窓を去り、私を設けてくれましたが、今回この記者会見を見て、父の選択をむしろ誇らしく思うようになりました。
私が12年前の「日経ビジネスオンライン」連載以来、一貫して経済コラムを記しながら、地味な手仕事でマクロやファイナンスの第2専攻を自分の研究室で続けてきたのは、すべて父の無念のあだ討ちという個人的な動機があります。
前回、また次回も私たちの「Fintech 協創圏」の話題を記しますが、伊達や酔狂で取り組んできたわけではない。
その背景には真摯に学問と向き合おうとしながら、戦争、抑留、疾病、そして健康を回復した後は生活するために働かねばならず、学成らなかった人の無念、いや莫大な怨念があるのを認識しています。
それに愧じることはできないという、学術のモラルがあるからにほかなりません。
父は昭和19年の4月に入学、同じ年の10月の学徒出陣で、第1年次を修了できなかった。これが「旧制高校卒」で終わった決定的な制度上の理由になりました。
もし、1年目を終えていれば、その後、「繰り上げ卒業」がいろいろ可能であったことを昨年から今年になって、当時学生で実際に同じ経済学部から学徒出陣した方から伺いました。
どんなに父が無念のまま、絶望と焦燥の中、木の板に背中を固定されて、無為の20代を過ごしたか、改めて気の通くなる思いを持ちました。今年の梅雨頃に知った事柄です。
ですから「あの頃は良かった」式に、安易な単位発給や、ろくろく学業もせずに卒業したうんぬんをとくとくと語る類は、言語道断と思わざるを得ません。
後進に取り返しのつかない勘違いを与えぬよう、一切の残滓を払拭する必要があるように、静かに確信する次第です。
後々経営者として成功しようが、売文業で営利しようが、大学1年の内容、いや、中学や高校で習う内容も含め、素っ飛ばしていい加減にした分については、いい加減なまま、あるいはさらに劣化しているはずです。
含羞をもって黙って奮励努力するのが、知的誠実というものであるはずです。
おかしなロールモデルのふりまき商法はいい加減どうにかしないと、日本の高等教育機関にも、さらには日本全体の未来にも、間違いなく暗い影が差すことになってしまうでしょう。
中年を過ぎても、中学1年の英単語の綴りが怪しければ、さっと辞書を引く。そういう習慣が、まともな知の水準をキープしているのが、本当の現実なのですから。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54648
辞めるも残酷、残るも地獄──平成ヤクザの現在(いま)
現代ヤクザに明日はあるのか
2018.11.13(火) 廣末 登
昭和から平成初期にかけての時代、われわれにとって「ヤクザ」は日常の中にある存在だった。ところが2010年代に全国各地で暴排条例が施行され始めると、一転して彼らは「付き合ってはならない存在」となった。では一般市民の日常から見えにくくなったヤクザたちは、どのような世界に追い込まれ、その世界をどう生き抜いているのか。ヤクザの世界を取材し続ける社会学者・廣末登氏が、知られざる世界をレポートする。(JBpress)
時代の推移と観の変容
平成の世がカウントダウンに入った。昭和に青春を生きた者としては、現在でも隔世の感を禁じ得ないが、そんなわれわれを置き去りにしつつ、歳月は流れ、世間は変わっていく。
時代の推移と共に、大きく変容するものが「観」である。同じ状況や現象でも、観が変われば、その価値や社会的な受け止め方は全く異なるものとなる。換言すると、観の変容とは、その時代を生きる人々の眼差しの変化、社会が抱く対象イメージの変容といえるのではないか。
例えば、昭和の時代、不登校児童は登校拒否として問題児扱いにされていた。そして、不登校の原因は子ども自身、あるいは、子どもを登校させない親の責任として、学校や世間の父兄は非難したものである。しかし、現在はどうか。「不登校」の子どもの問題は学校や教員に帰責され、不登校を容認する社会的な観が醸成された。
子どもの非行も「やんちゃ者」から「若い犯罪者」という観が芽生えつつある。少年法は厳罰化に傾斜している。2022年4月から18歳成年となり、約140年ぶりに成年の定義が見直される。この変化は、もしかすると、非行少年観の変容に拍車をかけるかもしれない。これまで成人犯罪者と異なる教育的処遇の対象とされてきた少年が、成人同様の処遇を受けるのではないかと危惧するところである。
大人観も随分と変わった。昔の大人、少なくとも筆者の大人観は、夜遅くまで仕事をしつつも、タバコと酒を存分に嗜み、三つ揃いのスーツやトレンチコートが似合う仕事人間であった。男気という点においても、懐が少しくらい寂しくても、若手には酒を飲ませて恰好をつけることを美学とした。しかし、昨今、部下を強引に酒席に誘うとパワハラ・ランプが点滅するし、タバコを嗜む男子は不健康のシンボルであり、平成生まれの女性にモテないそうである。まこと、ここ十数年における観の変容、眼差しの変化には、驚きを禁じ得ない。
ヤクザから反社会的勢力という観の変容
近年における観の変容で、もっとも窮地に陥っているのは、ヤクザではないだろうか。
昭和から平成の初期は、市井のサラリーマンでも、居酒屋の一角でヤクザ話に花を咲かせたものである。そして、どこそこ組の幹部と一献盃を傾けたとか、ゴルフをプレーしたことが、ちょっとした自慢になったものである。洋服屋にヤクザの顧客はつきもので、若い者が出所したら、(刑務所内の健康的な食生活で)体型が変わっているため、親分が馴染みのテーラーを事務所に呼んで、「放免スーツ」を作ってくれていた。
祭りともなると、ヤクザは血が騒ぐようで、もろ肌脱ぎで桴も折れよと太鼓を叩いたものである。しかし、それらははるか遠い時代の牧歌的な記憶となり果てた。
現在、当局から「密接交際者」などと疑われたら、自営業者にとっては死活問題である。ヤクザと一緒に公然と会食したり、ゴルフプレーをしようものなら、密接交際者として自治体のホームページに実名と社名が掲示される可能性がある。そうなると、公共工事の入札は出来ないし、銀行融資も受けられなくなる。実際、こうした事例は福岡県で発生しており、密接交際者とされた企業で倒産したところもある。
当然、祭りにヤクザが公然と参加することはできなくなり、筆者の感覚では、祭りの殷賑が薄れてきたように思う。
例えば、筆者の地元である博多。そこには九州一の歓楽街・中洲がある。中洲では例年10月末に「中洲まつり」があるが、ここでも数年前からテキヤが参加できなくなったことで賑わいが半減した。素人が「飲食ワゴン」なるもので祭りを盛り上げようとしても、プロであるテキヤには及ばない。
そもそも神農を崇めるテキヤはヤクザではない。たしかに、テキヤの親分はヤクザと盃をするが、若中頭をはじめ配下の若い者はカタギである。当局の論理では、「組織のトップである親分が、ヤクザと盃を交わしていたら、そりゃもう『密接交際者』だから排除せよ」という論理かもしれない。しかし、それは日本の慣習であり、江戸時代の寺社奉行管轄の庭場から、バイ(商売)を行ってきた長い歴史を背景とした陋習である。あまり厳格に取り締まるのは如何なものかと思う。
日本人の原風景である四季折々の祭を演出してきた主役は、テキヤであった。テキヤについては、筆者も一宿一飯の義理があり、後日、稿を改めて、テキヤ文化の一部を紹介したいと思う。
いずれにしても、昭和から平成後期にかけて、日本社会の「ヤクザ観」は大きく変わり、反社会的勢力として、排除の対象となった。先述したように、テキヤですらその影響を被っているのである。ちなみに、本稿ではヤクザという表現を用いているが、マスコミでは基本的に「暴力団」と表現しないと記事にはしてくれないご時世である。なぜ、そうなってしまったのか。それは、日本社会が、暴排条例というターニング・ポイントを経験したからであろう。
暴排条例という社会的排除
2010年に福岡県が全国に先駆けて暴力団排除条例(以下、暴排条例)を制定し、2011年、東京都と沖縄県が施行したことで、全都道府県で暴排条例が施行された。この年は、島田紳助の暴力団関係記事が紙面を賑わせたことで、暴力団に注目が集まった年でもあった。
この暴排条例が、日本社会のヤクザ観を大きく変えたと考える。なぜなら、暴排条例は、暴力団を取り締まるだけではなく、彼らと関係するカタギの市民をも取り締まりの視野に入れたからである。
この暴排条例とは何なのか、当初はそこまで深刻に受け止められていなかった。しかし、その条例が対岸の火事ではないことが、徐々に認識されていった。なぜなら、この条例には、目的の部分に「都及び都民等の責務を明らかにする(東京都の場合)」とあり、条例が想定するのは、「都及び都民」であり、暴力団や組員に限定していないからである。
ヤクザが締め出された新宿・歌舞伎町では半グレや外国人犯罪集団が幅を利かせるようになったという
さらに、基本理念においては「暴力団と交際しないこと、暴力団を恐れないこと、暴力団に資金を提供しないこと……都、特別区及び市町村並びに都民等の連携及び協力により推進する」云々と明記されている。そこでは、住民や企業に対して、自己責任で暴力団との関係遮断、対決をするように求めているため、暴力団のシノギである「ミカジメ」「高額な商品リ−ス」「債権回収」等からの収入源は寸断されることとなった。
経済界からの暴排は、銀行の「金融暴排」に代表される。これには、2007年、暴排条例制定以前に公表された政府指針「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」が寄与した。以降、全国で暴排条例が施行されてからは、口座開設を始めとする諸契約には、反社会的勢力に属していないかどうかのチエック項目「暴排条項」が散見されるようになり、現在では、暴力団など反社会的勢力との関係を確認する企業コンプライアンスは常識となっている。
企業努力として、社会的責任を果たすために、商行為などを通じて暴力団への利益供与を拒否し、関係を遮断する必要性から当然であろう。結果、暴力団関係者は、銀行口座から不動産の賃貸契約まで、ありとあらゆる商取引から排除された。
しかし、ここに大きな問題が生じた。暴力団やフロント企業という密接交際者や周辺者以外にも、暴力団を離脱した者(その家族)までもが、社会的、経済的な不利益を被る事態が出来したのである。
生活口座を奪う、元暴5年条項
このような事態は、暴排条例に明記された「元暴5年条項」の弊害によるものである。つまり、条例によって、暴力団を離脱しても、おおむね5年間は暴力団員関係者とみなされ、自分の名義で家を借りることも、口座を開設することもできない。
全国銀行協会は、2009年9月、マネーロンダリング対策の一環として、加盟行187社に対して、預金口座開設を拒否するように通知した。2018年1月からは、警察庁の暴力団データベース(約1万8000名が登録)による照会が開始され、より厳格な取り組みが開始されている。
金融機関の立場からしては、暴力団離脱者が、実際に離脱しているか否かの判断が容易ではないという事情がある。しかし、離脱者が日常的に利用する「生活口座」が持てなければ、就職活動や自営業を営むことが難しく、憲法で保障された健康で文化的な生活を享受できない。そうであれば、警察庁、法務省が暴力追放運動推進センターとの連携をはかって実施している「暴力団離脱の働きかけ」を阻害する可能性がある。この働きかけは、2016年に施行された「再犯の防止等の推進に関する法律」に基づいて、翌年に策定された「再犯防止推進計画」が根拠となっている。
金融暴排による口座開設問題につき、裁判所は以下のように判示している。
暴排条項は目的の正当性が認められ、目的達成のために反社会的勢力に属する預金契約者に対し解約を求めることにも合理性が認められるから、憲法14条1項、22条1項の趣旨や公序良俗に反するものではなく有効であり、暴排条項の適用によって被る暴力団員の不利益は自らの意思で暴力団を脱退さえすれば回避できるものであると(福岡地判決平28.3.4、福岡高判平28.10.4)。
しかしながら、暴力団を離脱しても、生活口座が開設できないという現状は、裁判所の見解に疑義が差し挟まれかねないという問題が生じている(荒井隆男「金融暴排実務の到達点――政府指針公表後10年を経過して」金融法務事情2100号)。
『ヤクザの幹部をやめて、うどん店はじめました。―― 極道歴30年中本サンのカタギ修行奮闘記 』(廣末登著・新潮社)
筆者は、2015年以降、暴力団を離脱した当事者、その家族による怨嗟の声のリアルに耳を傾けてきた。彼らとその家族は、日本国民でありながら、様々な社会権が制約されている。家族を養うには仕事が必要であるが、10〜17年度に暴追センターなどの支援で離脱した4810人うち、就労率は約2.6%と低調である。
組織に属していたら会費は納めなくてはならないがシノギはない。組織を辞めても社会に受け入れられず仕事がない現在、一部の離脱者は、裏社会の掟すら逸脱したアウトローに身を落とし、危険なシノギによって糊口をしのいでいる。彼らの牙は、未成年者や高齢者という社会的弱者に向けられるようになった。
全国で施行された暴排条例というターニング・ポイント。そして、自治体から暴排主体としての役割を担わされた住民の困惑と「ヤクザ観」の変容、暴力団のアングラ化。時代は変化し続けている。辞めるも残酷、残るも地獄――そのような現代ヤクザに明日はあるのか。筆者は、自ら明日を手探りで手に入れようとする二人の暴力団離脱者を精緻に取材した。次回以降、社会的排除の中で、必死に生きようともがく彼らの挑戦を紹介したい。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54645
上海で異変、日本人がどんどん逃げ出している!
社会の急変に危機感? 先を争うように脱出する日本人居住者たち
2018.11.13(火) 姫田 小夏
上海の日本人居住者はなぜ減っているのか?
「上海の日本人居住者がどんどん減っています」――上海で日本人向けに食材を販売する経営者が明かす。
食材店だけではない。上海では、病院や日本語学校などでも、日本人の利用者は減少傾向にある。
これは、数字をみても明らかだ。外務省の海外在留邦人数調査統計によれば、上海の在留邦人は2007年にニューヨーク、ロサンゼルスを抜いて1位(4万7731人)となり増加の一途をたどったが、その後、2012(平成24)年の5万7458人をピークに減少に転じる。人件費高騰による工場の撤退などの要因で、多くの駐在員とその家族が帰国の途についたのだ。そして2017年は4万3455人にまで減少した。都市別ランキングでは4位だった。
上海には、独資で会社を設立した中小企業の経営者や、日本企業の現地法人などで働く日本人が数多くいる。2000年代前半、上海に乗り込んだ日本人が異口同音にコメントしていたのは、「中国には市場があり、上海には日本にはない闊達さがある」というものだった。上海ビジネスにどっぷり漬かる人たちも多く、「上海マイコツ(埋骨)会」と称した集まりもできた。
だが今、滞在歴が10年、20年を超える“ベテラン”駐留者たちですら、先を争うように帰国しようとしているのだ。
帰国を急ぐ理由はさまざまだ。年齢や家庭の事情などもあるだろうが、特に外国人が居留証を申請しにくくなったことは大きい。
だが、筆者はもっと大きな原因があるのではないかとみている。それは、上海に住む日本人が上海に「明るい未来」を見出せなくなったことだ。
かつては多くの日本人が上海に希望を見出してきた。政治体制こそ違うが、地方経済の縮小や少子高齢化が進む日本の行く末を思えば、いっそ中国の先進都市に身を投じた方が、日本を上回る安定した生活を送ることができる。むしろ、これから勝ち組になりたければ「中国を選択」することだ──そう確信して中国に渡る人が少なくなかった。
だが、上海に明るい未来があると信じる日本人はもはや少数派だ。
1年半ぶりに訪れた上海の変化に唖然
実際に上海を引き払い、日本に帰国した遠藤真紀さん(仮名)のケースを紹介しよう。
上海の日系企業に現地採用されて活躍していた遠藤さんは、昨年(2017年)、20年ぶりに日本に帰国した。持ち前の明るい性格で現地の中国人と交流し、その生活は充実していた。「あなたこそ中国と心中する」といわれていた遠藤さんだっただけに、突如の帰国の知らせに誰もが耳を疑ったものだった。
遠藤さんは日本への帰国後、上海を懐かしみ、この秋、1年半ぶりに訪れてみた。筆者は遠藤さんが長年住み慣れた街をさぞかし懐かしんで楽しんでいるのではないかと想像したのだが、筆者に届いたのは次のようなメッセージだった。
「上海で私が通っていた馴染みの飲食店はすっかりなくなって、チェーン店ばかりになっていました。ひっそりと経営していた“地元の味”は跡形もありません。街はきれいになりましたが、共産党の“中国夢”のスローガンで覆いつくされています」
「なんでもスマホで済ませられる生活は確かに便利です。けれども、自分の消費データはすべて企業に吸い上げられ、それが今後、個人の格付けに使われるといわれています。中国では13億人を格付けする信用社会システムが始まろうとしています。赤信号を横断すると減点、駐車違反でも減点です。点数が低いと航空券が買えなくなったり、子どもの進学先が制限されるなど、さまざまな制限を受けることになりそうです・・・」
「国には力がある、民族には希望がある」。上海の街は政治的スローガンで覆われている。
「社会信用システム」とは、政府が社会統治を強化する手段として、一般市民を点数で評価する仕組みだ。スコアが高い“エリート”は、飛行場のVIPラウンジでくつろげたり飛行機に優先的に搭乗できるなど、さまざまな優先権を獲得できる。一方、点数が低いと、移動の自由が妨げられたり、買い物の自由も妨げられるなど、多くの制限を受けることになる。
遠藤さんが20年もの長い歳月を上海で過ごしたのは、何よりも上海という街を気に入っていたからだ。しかし、久しぶりに上海を訪れた遠藤さんは、「やはり脱出してよかった。ギリギリセーフだった」と語り、安堵の表情を見せる。帰国を選択した彼女の「第六感」は正しかったのだ。
日に日に強まる息苦しさ
そんな遠藤さんの報告を聞いて、筆者も上海の街を歩いてみた。
久しぶりに訪れた上海の街は整然とし、市民のマナーが向上し、着ている服もおしゃれになっていた。スマホさえ持てばどこまでも利便性を追求できるシステムは、完全に日本を凌駕している。この1年で上海はまた大きく変貌していた。
しかし、その変貌の先にあるのは一体何だろう。少なくとも遠藤さんは「明るい未来」を感じ取ってはいない。
筆者は上海で何人かの日本人と話をしたが、その中の1人も「上海は、お金を稼ぐためだけの街だ。それ以外には何も楽しみがない」と言っていた。
最近、帰国する日本人が目立ってきたのは、長年の変化を知る長期滞在者からすれば、急変する中国社会に危機感を持ってのことではないだろうか。便利さの代償としてあらゆる個人データを吸い上げられ、お金を儲けることと引き換えに「自由」を奪われていく――少なくとも上海はそんな街に方向づけられてしまっている。
建国以来、徹底的な管理体制のもとに置かれ、それに慣れきってしまった中国の人々は、「自由」や「民主主義」に対する感度が鈍い。しかし、上海の在住歴が長い日本人たちは“炭鉱のカナリヤ”のように、日に日に強まる息苦しさを敏感に嗅ぎ取っているのではないだろうか。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54631
http://www.asyura2.com/12/social9/msg/882.html
7. 2018年11月13日 08:44:56 : gbIwHU56sU : JjkFjD4C1vI[29]
原口一博氏に賛成です。が…
原発は要りませんよ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/566.html#c7
1. 2018年11月13日 08:52:33 : gbIwHU56sU : JjkFjD4C1vI[30]
福山和人氏
「改めて見ると明治150年の前半は侵略戦争の歴史だ。」
1868 明治維新
1872 琉球処分
1874 台湾出兵
1875 江華島事件
1884 甲申事変
1894 日清戦争
1895 台湾征服
1904 日露戦争
1910 日韓併合
1914 第一次大戦
1918 シベリア出兵
1927 山東出兵
1928 張作霖事件
1931 柳条湖事件
1937 盧溝橋事件、南京虐殺
1941 真珠湾攻撃、太平洋戦争
1945 敗戦
https://twitter.com/kaz_fukuyama/status/1061819162866012166
そして9条で武器を置いた。集団的自衛権は要りませんね。個別的自衛権で充分です。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/564.html#c1
220. 前河[991] kU@JzQ 2018年11月13日 08:52:38 : evyRtSopKg : lrSkoc71sw0[31]
>>218、地下爺さん
こちらこそ、いつも深みのあるレスに感銘を受けます。
具体的意見というのは時に違う事があるかもしれませんが、本質的な方向性が近いと理解し合える。大事な事ですね。
そう言って頂き大変光栄です。
中道さんのレスも時に深い切り口に驚くことがあります。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
また、様々な切り口でのレスを期待してます。
上記のお話も後でゆっくり読ませて頂きます。
いろいろ、ありがとうございます。
98. 中川隆[-13592] koaQ7Jey 2018年11月13日 08:54:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20611]
第2の加計問題? “漁業潰し”仕掛人は規制改革のメンバー(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/569.html
2018/11/13 日刊ゲンダイ
大企業の言いなり(右上は金丸恭文フューチャー会長)/(C)共同通信社
国会では外国人労働者の受け入れを拡大する入管難民法改正ばかりに注目が集まっているが、問題法案はそれだけじゃない。安倍首相が所信表明演説で「70年ぶりの抜本改正」とブチ上げた“漁業潰し”といわれる「水産改革」法案(漁業法等改正案)も大問題だ。
■水産改革で生存権が脅かされる中小漁業
水産改革法案は、漁業法や水産資源保護法などを見直し、漁獲量による資源管理の導入や船のトン数規制の撤廃、養殖漁業の新規参入を幅広く認める――という内容。これまで漁業を担ってきた中小、零細業者に限らず、大企業にも新規参入を認め、効率的な経営や水産資源管理を促すというのだが、何のことはない。実態は安倍政権が進める農家、農協潰しの「漁業版」と変わらない。
「現行の漁業法は1949年に策定されたものですので、70年ぶりの漁業改革となります。大きなポイントは新たな資源管理システムの構築、養殖・沿岸漁業のための規制見直し、漁協制度の見直しの3点でございます」
今年6月の規制改革推進会議。安倍首相の所信表明演説とほぼ同じ内容の発言をしていたのが議長代理の金丸恭文フューチャー会長。金丸氏は前身の規制改革会議のメンバーで、農業ワーキング・グループの座長を務め、安倍政権の「農協潰し策」を取りまとめたとされる人物だ。働き方改革実現会議の委員も務め、昨年2月の同会議では「労働法には労使の交渉力格差是正、労働者保護の観点がありますが(略)一律の法規制がなじむとは言い難い」と主張。「高度プロフェッショナル制度創設と企画型裁量労働制の見直しを含む労働基準法改正案とセットで制度設計するよう強く希望」と発言していた。
「規制改革推進会議」「働き方改革実現会議」の名前で頭に浮かぶのが、委員に名を連ねる“アベ友”の財界関係者らが、自分の業界や会社にとって都合のいいように既存制度の見直しを政府に提言すること。加計問題や裁量労働制の拡大問題でも散々、問題視されていた。恐らく水産改革法案も、財界の要望優先。既存の中小、零細の漁業関係者の声なんてロクに聞いちゃいない。どうりで、早くも漁業関係者が「反対」のシュプレヒコールを上げるワケだ。
ついでに言うと、漁業潰しの“仕掛け人”である金丸氏は安倍首相のゴルフ仲間。安倍官邸直属の諮問機関メンバーが、安倍首相とゴルフを楽しみ、新たな法案のたたき台を政府に提言し、国会審議が始まる――。どこかで見た構図と思ったら、加計問題とソックリだ。なるほど、永田町で「水産改革は第2の加計問題」なんてささやかれるのもムリはない。だが、抱える問題は加計以上だ。
「この法案は3つの重大問題を抱えています。まず、沿岸部に住み、長い間、漁業を支えてきた人たちの生存権が脅かされること。水産資源を守るためにつくった共同体やルールが大企業の利己主義によって破壊されること。そして、漁業権が他国の巨大資本に売買され、安全保障上の問題に発展することです。かつて漁民がいた尖閣諸島だって、人が住まなくなって領有権問題が起きた。資本の論理で漁業を開放すればとんでもないことになります」(東大大学院・鈴木宣弘教授)
法案が成立したら、「効率化」の名の下に大企業が水産資源を奪いにくるのは間違いない。地域とともに静かに生きてきた各地の「海女」業も壊滅だろう。安倍政権はどのツラ下げて「地方創生」なんて口にしているのか。
6. 2018年11月13日 08:59:30 : O4pUfLwvsA : lleAWoei_CE[758]
爆笑。
日本人は騙されやすかった。
しかし、安倍晋三内閣が存在したことで認識が変わりましたね。
安倍晋三内閣は日本人の認識力増大の一助となりました。
7. 2018年11月13日 09:01:59 : gbIwHU56sU : JjkFjD4C1vI[31]
厚労省 障害者水増し処分せず
井上將勝氏
「いや、すごいね。 国のトップが誰も責任とらなくていいという前例を作り、事実上隠蔽・改ざんを推奨する国家になったからやりたい放題だよ。 「正直者はバカを見る」「悪い奴ほどよく眠る」 それが国是の国家になってしまった。」
https://twitter.com/masakatsu_inoue/status/1062114002329694208
ヒドイ国になったものです…
安倍晋三、山口那津男じゃ土人国家のままだな。政権交代しましょう。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/568.html#c7
4. 中川隆[-13594] koaQ7Jey 2018年11月13日 09:02:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20614]
「ボケ老人」氏は知恵遅れで400字以上の文章は理解できないから
いくら真実を伝えようとしても受け付けないんだよ
断熱膨張とか圧縮性流体とか言っても全然わからないし
知恵遅れは放置するしかないんだ
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/567.html#c4
40. 2018年11月13日 09:03:13 : 17e7clHa7Q : uJC4sy0wz1s[42]
>「国のためなら」小沢一郎が動く小泉進次郎「連立政権」(週刊実話)
上記の「連立政権」を、期待しないで待ちましょう。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/551.html#c40
4. 2018年11月13日 09:04:20 : zldxgKtU4Y : eK7GjOoLWns[92]
グローバリズムが収奪すべきパイがほとんどなくなったというべきか?
米国では白人労働者がグローバリズムによって中国、日本に職を奪われ、日本では中間層以下が滑り落ちて這い上がれない状態が小泉内閣以来続いた結果、GDPの0成長、賃金の低下、個人増税、となっている。
安い労働を提供してきた中国がもはや賃金の上昇の結果、世界の工場ではなくなった現在、グローバリズムは今まで根拠としてきた構造に頼れなくなってきている。
http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/516.html#c4
19. 2018年11月13日 09:05:01 : kNeY0s9eJg : _DtOmeuKCLg[234]
>13
10です。確かに技能実習生への対応は、国家的詐欺に相当するかもしれない。早めに対処しておくべきことであろう。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/545.html#c19
25. 中川隆[-13593] koaQ7Jey 2018年11月13日 09:07:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20614]
僕が最近 阿修羅掲示板で中国関連スレにすべてウイグルでの民族浄化の話をコメントしていたら、
中国関連のスレが滅多に投稿されなくなった。
つまり、阿修羅で中国関連のスレを投稿していたのは殆どが中国の工作員だった訳だ。
阿修羅掲示板の全投稿の 7割以上を投稿している自称 赤かぶ 氏も中国の工作員グループだろうね。
阿修羅掲示板で反安倍とか護憲とか反原発の投稿をしているのも殆どが中国の工作員だね。
だから、阿修羅では僕みたいな反中の人間が嫌われて迫害・投稿妨害されるんだ。
IQ が低いアホは 平和、友愛、多民族共生とかいう言葉に弱いから、すぐに中国の工作員に騙されて洗脳されてしまう
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/499.html#c25
41. 2018年11月13日 09:09:56 : 1A9AmifRlI : Pl3zukh3t0s[347]
左翼脳ばかりでは政権はとれんからな〜
ある程度は右翼脳側の支持も取り付けんとどうにもならんだろ。
後はそれぞれ意見が違っても、お互いに相手を信頼・尊重できるかどうかなんだろうけど。
政権交代も3回目となれば、なんとかできることを期待するよ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/551.html#c41
39. 2018年11月13日 09:14:26 : 8rb1St4BEQ : HXWocicurlQ[21]
昨日は、アリババ
今日は、卓球
スポンサーに怒られて少しは反省したのかwww
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/539.html#c39
40. 中川隆[-13592] koaQ7Jey 2018年11月13日 09:15:23 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20614]
中国人移民を入れると日本人は絶滅する
1. 沖縄や北海道で中国系住民が過半数になったら独立宣言して中国小日本省になる
2. 中国軍が自国民保護という名目で沖縄や北海道を占領
3. 日本人浄化にとりかかる
4. 日本政府は遺憾の意を表するが、これは中国の内政問題だとして相手にされない
ウイグルへの弾圧は何度か書いてきましたが、いま中国が行っているのは民族浄化で、ただ浄化するのではなく、ウイグル人を殺して臓器売買のドル箱としているのです。
【閲覧注意】中国政府によるウイグル人虐殺 2016-05-29
https://ameblo.jp/2013kanyon17/entry-12165204118.html
皆さんは『東トルキスタン共和国』をご存じですか?
現在は「中国ウイグル自治区」と呼ばれています!!
ウイグル族と、さも少数民族のように言われていますが、元々、れっきとした国家でした。
では、なんでそうなってしまったのか?
詳細を明らかにします。
https://ameblo.jp/2013kanyon17/image-12165204118-13658407155.html
1946年、東トルキスタン共和国は、
政府要人閣僚たちがシナ共産党との会議のために北京に向かう途中、搭乗した飛行機が中共軍に撃墜され、政府がなくなった混乱に乗じで侵略を開始したシナ共産党軍により、
滅ぼされた。
シナ共産党軍は、侵略し併合した東トルキスタン共和国を、 「新疆ウイグル自治区」と、さもシナの一地域のごとくの名前に変えさせた。
侵略当初、シナ共産党軍は、識者や高い教育を受けたもの、そのほか指導的立場にあった人間たちを次々と 「反乱分子もしくはその疑いがある」 として拘束。 100万人以上が、司法手続きを経ずに拷問にかけられ虐殺された。
豊富な石油や天然ガスなどの天然資源が発見された後は、資源の簒奪(さんだつ)をすべく、漢民族支配を実現し、ウイグル人の存在自体を消し去るため、各国のマスコミは一切入れず、学校ではウイグルの言葉を話すことは厳しく禁止され、漢民族を1,500万人も入植させ ( 現在、ウイグル人はおよそ900万人まで激減 ) 同化政策を強化。
ウイグル人は漢民族により暴力 (武装警察や軍事力) を背景に仕事を取り上げられ、成人男性で就職できる割合は、わずか5%。
15歳から22歳までの女性は強制的に中国国内に移住させられ、中国人ですら嫌う低賃金の重労働を課されながら、夜は強姦される若い女性が後を絶たず、「民族浄化」「漢民族化」を推し進める中国共産党政権のもと漢民族の男と強制的に結婚させられ、純粋なウイグル人は絶滅の危機を迎えている。
https://ameblo.jp/2013kanyon17/image-12165204118-13658407195.html
※ 漢民族は、一人っ子政策で男子ばかりが出産され(女児は堕胎)男女比率が大きくゆがみ結婚が出来なくなってしまったため、若いウイグル女性を強制移住させることは、一石二鳥。 (おまけに、大変に美人が多い)
※日本人とは思考回路が見事に異なる漢民族にとって、ほかの民族の女性を強姦したり虐殺することに罪の意識は無い。
白人国家が有色人種国家を軍事力を背景に侵略し植民地にした時、当たり前のように強姦し大虐殺を繰り広げていた意識とまったく同じ思考回路である 。
結婚相手と職を失ったウイグル人の男たちは、子孫を残すことができないだけでなく、次々とあらぬ罪で連行され、投獄され、拷問を受け、殺害され、民族根絶やしの犠牲となっている。
ウイグルの女性たちには、ウイグルの男性との間に授かった赤ちゃんの、「 計画生育 」の名目で、少なく見積もって850万件もの強制中絶が行われた。 (ウイグルの人口は、950万人!)
それだけでなく、重武装の軍隊および武装した司法・警察権を持つ漢民族による、一切の武器を持たないウイグル人に対しての徹底した弾圧、放火、リンチ、拷問、強姦、輪姦、そして幼い子供に対してまでの大量虐殺が、今もなお続いているのです。
この漢民族と結婚させ漢民族化させる手法は、今に始まったことではなく3,000年以上の昔から漢民族が取ってきた漢民族の拡領土大手法で、かつては時間をかけゆっくりと浸透させ漢民族に同化させてきたものが、共産党が国家を支配するようになって以降、急速な領土拡大政策をとるようになり、軍事力 (暴力) を背景とする、他民族を根絶やしにする残虐な同化政策を、性急に推し進めるようになった。
今、狙われているのは、沖縄である。
中國武装警察による「恐怖の人間狩り」
いわれの無い罪でその場で殺されたり、連行されたら二度と生きて帰って来ることはない。
少女でも、その場で処刑する
「10代前半の女の子が、『 私は無実です! 私の言うことを聞いて! 』 と叫んだんです。 それでも構わず、(中国当局は) この子を処刑したんですよ、公衆の面前で! 多くの人々がこの光景を見ていました。 それでも、国際社会は沈黙したままだった…… 」
こう一気に言うと、ほんの少しの間、ラビア総裁の言葉が途切れた。
マスコミが一切報道しない真実 が、ここにある。
ウイグル自治区(旧東トルキスタン共和国)では、幼子までが強姦され無差別に虐殺されている
( ※ この幼子も強姦されてから殺されたのだろう。 ズボンが破かれ、陰部が露出している)
この写真は、60年 ・ 70年安保の度重なる失敗で活動の場を失った ヤマトンチュウ左翼 と シナ の 甘言によって 「親シナ ・ 反米」 に洗脳されつつある 【沖縄県民】 の未来を見ているようである。
沖縄では、シナ共産党により主要な土地が買い進められ、地元のマスコミはシナを礼賛し反日論調を騙(かた)り、学校では子供たちに「反日」教育を行いシナ親派を増やし、漢民族の企業誘致を進めた結果、シナの実効支配が進行しつつある。
原爆実験でまき散らかされた高濃度放射能
シナ武装警察による虐殺だけでなく、かつてシルクロードの交易で栄えた楼蘭では、昭和39年から平成8年まで、近くに人々が生活しているにもかかわらず、地上での核実験を 「事前通告なし」 で46回も繰り返し、広島型原爆の1250発分を爆発させ、最低でも即死20万人以上、被害者130万人以上の被害 (約半数の60万人が死亡したと推計されている) が報告され、今も数百万を超えるウイグルの人々は、まき散らされた放射能汚染に悩まされ、甲状腺異常は当たり前すぎて言うに及ばず奇形の子が次々と生まれ、ガンや白血病が多発し、何の医療手当もされず、放射能汚染の被害に苦しんでいるのです。
この広大な原爆実験エリアから発生した 放射能汚染は 「福島第1原発の数百万倍に達した」 (※ 環境に放出された放射能の総量は実に4,000万エクサベクレル ) にもかかわらず、朝日新聞やNHKはその事実を隠ぺい、日本の原発反対だけを叫び、だんまりを決め込んだ。
日本のすべてのマスコミも 「左へ倣(なら)った」。
日本の弱腰を見て、調子に乗ったシナ政府は、福島原発事故の際、「日本は、放射能汚染を世界にばらまいた」と公言した。
どの口が、そのような発言をしたのか、一度見てみたい。
※ 原爆実験の最中、昭和53年、西遊記のロケでウイグルの砂漠に入った女優の夏目雅子さんは、昭和60年、急性骨髄性白血病で逝去した。 27歳の若さであった。※
夏目雅子さんは、昭和53年・54年と、2年続けてウイグルでロケをした。
その後、病気が続いた、昭和56年には、甲状腺が腫れるバセドー病になり、…
甲状腺を手術した。バセドー病なので、瞼が腫れ目が大きくなってた。
次に掛かった病気は、昭和57年くらいに腎盂炎になり、次が、子宮内膜症。
そして、昭和60年2ったのでしょうか月に白血病で倒れ、同年9月に亡くなりました。
高い放射能がある、ウイグルに、なぜ、ロケに行った?
NHKは、シルクロードに取材に行きながら、核実験をしている事実を隠蔽(いんぺい)し、日本国民に知らしめなかった罪は、誠に大きい。 大罪である!
夏目雅子さんも、NHKが告知しなかった、被害者である。
それだけでなく、
NHKの番組を見た多くの日本人が、核実験真っ最中のシルクロード(ウイグル)へ旅行に出かけ被ばくした。
日本のNHKは楼蘭周辺での 「大規模な核実験」 を知りながら、1980年代に大型企画番組シルクロードの現地取材を行い放送を続け、さらにビデオの販売を続けました。 そのため、番組に誘導された日本人、推定27万人が、まだ核爆発が繰り返されていた期間に、現地を観光しています。
当時、実際に現地で核爆発を目撃した青年もいます。
中国西域の観光から帰国した後に「白血病」、「肺がん」、「悪性リンパ腫」を発症したという方や、そのご家族から情報が寄せられています。
( 高田 純 札幌医科大学教授のコメントより )
ホルマリンで保存されているウイグル・セミパラチンスク州 ( ※ 核実験場のある州) で発生した奇形児
ウイグル人の悲劇
子供でも平気で虐殺
この後、このウイグル男性は頭部を撃たれて死んだ。
漢民族の男たちは何度も強姦した後に、
時間をたっぷりかけてなぶり殺す。
そして、下半身を露出させたまま放置
※ あまりの惨たらしさに、マスキングが掛けられている。
確認すべき、インターネット情報
Stop Chinese Torture
http://www.youtube.com/watch?v=3fIAzl4-Jq8
ウイグルの男たちは連行され、生き地獄の拷問を受けたのち、虐殺される
残った女たちが、命を懸けた、まさに必死の抗議活動を行っている
彼女たちに、命の保証は無い
「甘い言葉」につられてつい心を許し
軍事力をもって
シナに侵略された民族は、皆こうなるのである。
「僕たちは、平和憲法を持っています!」
「憲法9条って、スゴイんだぞぉ!」
では、何の役にも立たないことに、
そろそろ日本人も気づくべきである
「 日本の 人権活動家 たちは、ウイグル の惨状を知っていても、何も言わない… 」
日本のマスメディアも一切、報道しない
忠告しておこう
「 沖縄に入り込んでいる内地の 『 親シナ 』 左翼 の活動家たち、そして
地元新聞社に踊らされ、迷走を始めた 『琉球民族』 も、他人ごとでは無い 」
世間に知られたくない真実をバラされると共産党による監視と嫌がらせが起きる!!
日本共産党→×
中国共産党日本支部→〇
大丈夫か俺!?
でも、負けない
日本ウイグル協会 に援助の手を!
http://uyghur-j.org/japan/about/%E6%94%AF%E6%8F%B4%E8%80%85%E3%81%AE%E7%9A%86%E6%A7%98%E3%81%B8/
https://ameblo.jp/2013kanyon17/entry-12165204118.html
▲△▽▼
習独裁下の中国で「臓器狩り」の証拠をウイグル自治区で発見 2018-10-08
https://ameblo.jp/2013kanyon17/entry-12410440345.html
習近平独裁下の中国で、ウイグル・チベットなどの少数民族や、キリスト教徒らへの弾圧が苛烈さを増している。そんな中、新疆ウイグル自治区にある空港に、謎の通行標識が出現した。
昨秋、シルクロードの要衝として知られる中国最西端の都市、ウイグル自治区カシュガルの空港に出現した通行標識がある。
「特殊旅客、人体器官運輸通道」
簡体字とアラビア文字でそう書いてある。
「特殊旅客」が外交官や共産党幹部、国賓待遇の外国要人などを指すのは勿論だが、「人体器官」とは一体何か?
これは即ち、人間の臓器のことである要は、「ここは大至急運び出さなければならない切りたての移植用臓器が通る通路だから一般人は並ぶな!」と言っているのだ。
引用ここまで…続きは本文をご覧ください↓↓↓
https://www.zakzak.co.jp/soc/amp/181006/soc1810060009-a.html?__twitter_impression=true
国連人権委員そっ閉じ・・・
なんたって国連人権委員会の理事国は中国だもの
臓器移植待ちの患者の待ち時間
↑中国の富裕層は臓器移植が必要と診断されると即日にドナーが現れる不思議
てか、不思議ではない。生体データが合った人が即日処刑されて献体となるのだ!
まさかの人肉を真空パックで売ってる店もあった
流石に画像は貼れんわ(汗)
閲覧注意↓
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/image.php?qid=12157371062
中国こええええええええ!!
なんせ文化大革命で自国民を2千万人は殺した連中だからな
常識で考えては理解できない
日本には無い歴史があるのが、特亜3国
日本にも人体の不思議展が来て多くの日本人が見物した
生きたまま血管に薬品を入れないと作れない毛細血管の標本とかがあった
本物の人体だと言われ気持ち悪がった女性も多かった 又、触ってもいいですよとか
規制が緩かった 随分死者に対する尊敬の念が無いなあと思った
中国の人肉食の歴史を知れば納得
中国共産党による生体臓器狩りビジネスは18年くらい前からやっている
最初のターゲットは、法輪功学習者や政治犯の死刑囚が多かった。ここ最近は中国共産党が気に食わない人物は、すべてが臓器狩りの対象になっている
それでもう一つ大問題なのが、NHKはいまだに報道していないことだ
左翼は日本が中国に占領されれば平和になると思っているが、日本が中国に占領されると日本人が民族浄化の下に殺されて食べられたり、人体標本にされるということだよ
中国「臓器狩り」の証拠を弾圧下のウイグル自治区で発見
https://t.co/PmZmyKymSI
摘出した心臓、肺臓、肝臓、腎臓などの臓器を国内外の富裕層らに移し替える移植手術は年間数万から十数万件にも上り、現在1兆円規模の莫大な収益を産み出す一大産業。臓器収奪は「処刑」すなわち国家権力による「殺人」
中国「臓器狩り」の証拠を弾圧下のウイグル自治区で発見
https://t.co/gFbhHYMWb1
「特殊旅客、人体器官運輸通道」
中国当局により開始された12歳から65歳までの全住民を対象に血液を採集し、血液型やDNAデータを調べる他、指紋、眼の虹彩などの生体データを収集
臓器収奪は、ほぼイコールで「処刑」
中共人権弾圧・臓器移植に関心を持ってる人権活動者のレポート「中国では器官移植が10万件、臓器は殆ど法輪功の良心犯とウイグル人!1980年代警察が平気でウイグル人を銃殺、臓器を取る。現在は、外科医者が直接に臓器摘出、被害者は救急車で搬送される時まだ痛くて叫んでる」
酷すぎ、正に悪魔だ。 https://t.co/0Yr6xX5TUr
2016年、中国では2000件の死刑!公開死刑判決の見学にSNSで招待状を拡散(スプートニク) 中国における死刑制度は「真っ黒」であり、政治犯を臓器狩り目的で死刑にしている事実もあります。共産党国家では公開&大量処刑が普通。中国や北朝鮮は「悪質な見せしめ国家」と言えるでしょう。 https://t.co/9wUkSUvGGe
中国共産党は当初、民族浄化の下で殺戮を繰り返していたが、近年は家畜同様に扱い始めた。家畜と違うのは食用ではないこと…臓器売買の為である。
臓器を取られた肉体は人体標本に加工されるのである。
中国で人間として扱われるのは共産党員と富裕層だけかも知れない…漢民族であっても下級人民は詐取の対象でしかないのだ
トランプ大統領は経済戦争から本当の戦争をとるやも知れない…非人道的な行為を今まで国連も見て見ぬ振りをしていたがトランプ大統領は真正面から非難し制裁を加える構えだ
https://ameblo.jp/2013kanyon17/entry-12410440345.html
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「麻酔掛けずに直接摘出」 中国の臓器奪取、凄惨な実態が明らかに
李荘弁護士の書き込み。中国の臓器奪取の実態をさらした(スクリーンショット)
【大紀元日本10月24日】重慶市元トップの薄煕来氏の暴力団一掃運動に立ち向かったことで1年半の懲役刑に服した北京の弁護士・李荘氏がこのほど、ミニブログ(微博)で、中国の臓器奪取の実態をさらした。
「ある著名な病院の著名な心臓外科の著名な医師らが僕ににこやかに教えたんだ。『重要患者に臓器移植を行う場合、臓器の鮮度を保つために、われわれは麻酔を掛けずに直接摘出するのだ』。僕は、死刑囚に対しても人道的でなければと忠告した」
この書き込みに多くの注目が集まった。ユーザー「虎甲胡威」は、「死刑執行の前に、死刑囚から臓器を摘出し死亡させることは、もはや人道のうんぬんではなく、計画殺人だ」と指摘。また、「中国で臓器売買のピークが法輪功を弾圧した時期だ。アメリカが証拠を持っているようだ」「李弁護士はもっと情報を提供すべきだ」などとさらなる真相の解明を望む声が飛び交った。
中国の臓器移植問題について、米国務省は5月24日に発表した2011年度人権状況報告書の中国関連部分で、メディアや人権団体から法輪功学習者の臓器が奪取され売買された報告が絶えないことに初めて言及した。また、9月12日に米議会で中国の臓器狩りについて公聴会が行われ、中国の囚人から生体臓器奪取の状況が証言された。
さらに、中国国内では9月、これまで最大規模の不法臓器売買事件の訴訟が始まっている。解放軍病院が仲介者を通じて闇の臓器売買を行ったことが明らかになり、死刑囚の臓器提供意思書、親族臓器提供意思書など、すべて偽造されていたことも浮き彫りになった。
闇から少しずつ、その凄惨な実態が浮かび上がっている中国の臓器狩り問題。2006年にすでにこの問題に注目し、調査報告書『戦慄の臓器狩り』を発表した著者の一人、カナダ元外務省アジア太平洋外務担当大臣のデービッド・キルガー氏は10月25日から27日の日程で来日し、会見やシンポジウムを開く予定だ。(翻訳編集・余靜、張凛音)
http://www.epochtimes.jp/jp/2012/10/html/d68771.html
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生きた法輪功学習者の臓器狩り、中国の警察から新たな証言 2009年12月15日
https://www.epochtimes.jp/jp/2009/12/html/d72072.html
中国の監禁施設で生きた法輪功学習者を対象に臓器摘出・売買をしているという2006年に告発された事件に関して、最近、目撃者の新たな証言が、国際的な人権擁護組織である「法輪功迫害追跡調査国際組織」(WOIPFG、米国本部)から発表された。
証言は、同組織の調査員が中国遼寧省の元警察(匿名)を取材して得たもの。遼寧省公安庁に勤めていた2002年に、瀋陽市軍部病院で一人の女性法輪功学習者から生きたままで臓器を摘出したのを目撃したという内容である。証人の同意に基づき、同組織は最近、30分ほどの取材録音の一部を公開した。
証言によると、2002年、証人は遼寧省警察に務めており、法輪功学習者を捕まえ、拷問するなどの特別行為に関わっていた。ある30代の女性法輪功学習者は、一週間ほど凄まじい拷問を受け、そして無理やり食べ物を注ぎ入まれたりして、体が傷だらけになっていたという。
同年4月9日、遼寧省警察庁のある部門から2人の軍医が派遣された。1人は中国解放軍瀋陽軍区総医院の軍医で、もう1人は解放軍第二軍医大学を卒業した軍医だった。警察庁はこの法輪功学習者をある場所(※1)に移し、二人は、この学習者が意識を完全に保っている状態で、麻酔を一切かけずに、彼女の心臓、腎臓などの臓器を摘出した。
証人は当時、銃を手にして警備に当たっていたため、臓器狩りの全過程を目撃したという。
証人の証言によると、彼が遼寧省錦州市警察局に勤めていた際、錦州市警察局長の王立軍は法輪功学習者を「殺し尽くさなければならない」と命令したという。証人はかつて何度も、法輪功学習者の拉致、凄まじい拷問に関わっていたと認めた。
遼寧省は、法輪功学習者に対する迫害が最も深刻な地区の一つであり、法輪功情報サイト・明慧ネットが明らかにした情報だけでも、迫害を受けて死亡した法輪功学習者は406名に上っている。王立軍は現在、重慶市警察局長を務めており、当時遼寧省省長で、現在重慶市党書記の薄煕来の下で、マフィア組織取り締まりという名目で、法輪功学習者への迫害を強めている。(※2)
カナダの国際人権派弁護士デビッド・マタス氏とカナダ外務省前アジア大平洋州局長デビッド・キルガー氏は、法輪功学習者が「臓器狩り」の対象になっているとの告発を受け、2006年から独立調査を行い、調査報告書を発表している。同報告書によると、中国国内における2001年から2005年までの臓器移植件数のうち、4万1千5百件の臓器の出所が不明としている。2000年以降、中国では臓器移植件数が急激に伸びているが、これは法輪功学習者への弾圧が始まった時期とほぼ一致しているという。同報告書は、監禁された法輪功学習者たちの証言から、彼らが臓器売買の犠牲になっていることを主張している。
法輪功とは、佛家と道家の思想を根底に併せ持つ先史文化に根ざした気功で、「真・善・忍」という宇宙の特性に基づいて心性を修め、人間の身体を健康にするとともに根本から改善、向上させる修煉を行う功法であるといわれている。1992年より中国で公開され、その教えによる内面の向上や病気治療に顕著な効果があり、口伝えに急速に広まったことで、中国をはじめ全世界で1億人以上に学習者が増え、現在も増え続けている。日本では2004年、日本法輪大法学会が東京都においてNPO法人格を取得している。
法輪功の人気と、その修煉者の数が激増していることに中国共産党が恐れ、1999年7月22日に中国共産党が法輪功およびその学習者に対して弾圧を始めた。2009年12月現在で中国共産党の迫害により死亡した人数が、正式的に確認され、裏付けが取れたものだけでも3336人いるという。
(※1) 臓器摘出を行った場所について、最初の証言では、証人は自分の身元が明らかになることを避けるために、言及しなかった。2回目の証言で、瀋陽軍区医院15階にある手術室内であったと明言した。実地調査の結果、瀋陽軍区総医院ビルの15階から17階が外科であることが判明した。
(※2)北京大学法学院刑法研究所の研究員、国際法医顔面鑑定協会の副主席を兼任しており、発表した論文も法医顔面鑑定分野のものである。しかし、該当する学歴がなかった。中国側が公開している王立軍の履歴には法医の経歴は全くなく、中国初の『麻酔後の臓器移植についての試験研究』など、臓器移植と関係を持った記述がある。
以下は今回発表された証言の取材録音の一部分
証人:手術ナイフで、彼女の胸のところを切り開いたらすぐ、血が噴き出してしまい、血が噴き出したのであって…
調査員:男性でしたか、それとも女性でしたか。
証人:女性、女性でした。
調査員:若い女性ですか。
証人:30代だったでしょう。
調査員:胸が切り開かれた時にも、彼女はなお「法輪大法は素晴らしい」と叫んでいたのですか。
証人:叫んでいました。
調査員:彼女は当時どのように叫んでいたのですか。
証人:当時、彼女は、1週間ほど尋問と凄まじい拷問を受けていたので、体には数え切れないほどの傷がありました。しかも電気ショックを受けていて、意識朦朧となっていました。物を食べるのを断ったため、私たちは強引に牛乳を彼女の胃に注ぎ入れました。非常につらい体験でした。彼女の鼻を摘まんで注入しました。こうして生命を維持させていました。1週間経って、彼女の体重は約7キロ減りました。当時、あのようなことが発生するなど、予想もしませんでした。
それで、遼寧省警察庁のどの部署からかは分かりませんが、いずれにしても特殊な極秘部門から2人の軍医が派遣されてきました。1人は、解放軍瀋陽陸軍総医院の軍医で、もう1人は解放軍第二軍医大学を卒業した軍医でした。具体的には、1人がやや年配で、もう1人は若者でした。彼女をある場所、すなわち精神病院の手術室に入れ、それからあることを一通りやりました。麻酔など一切使わずに、手術ナイフで胸のところを切り開いていく。彼らの手はまったく震えることはありませんでした。わたしなら、きっと震えてたまらなかったでしょうが。わたしは武装警察を務め、銃を持って実弾で演習したこともあるし、多くの死体を見たこともありましたが、私なら震えるはずです。しかし、軍医の彼らを見て、私は本当に驚きました。彼らの手はちっとも震えず、マスクをしたままで胸のところを切り開いて行きました。当時、私たちはみな銃を手にして、傍で警備を担っていました。切り開かれた瞬間、彼女は突如凄まじい声で叫びました。「法輪大法は素晴らしい!!!」と。
調査員:胸が切り開かれた時に、彼女が「法輪大法は素晴らしい」と叫んだのですか。
証人:突然凄まじい声で、「法輪大法は素晴らしい」と叫びました。彼女は大体、次のようなことを言いました。あなた達はわたし1人を殺すことができても、信仰のためにあなた達の迫害を受けている何億の人々をみな殺すことができますか?、と。この言葉を聞いて、その軍医は一瞬、躊躇し、目を私と私の上司の方にちらりと向けました。私の上司が頷いたので、彼は続けて血管を…まずは心臓、それから腎臓を摘出し出しました。心臓の血管を切断した際に、彼女は痙攣しはじめました。非常に恐かったです。うまくいかないと思いますが、彼女の声をちょっと真似てみます。それは引き裂かれたようもので、アー、アーと口をずっと大きく開いて、目も大きく見開いていました。まあ、私はこのような光景を語りたくありませんが…
…
証人:当時、彼女は教員でした。先生、中学校の先生でした。彼女の息子は約12歳でした。彼女の旦那さんは、権力のない人で一般の労働者のようです。それまで、彼女が受けてきた侮辱のほうが、より酷かったと思います。
われわれ警察の中に変態者は少なくありません。彼女を、カンシや内視鏡などの器具でやっていました。彼らは一体どこからこのような器具を持ってきたのかは分かりませんが、いずれにして、やったことは全部目撃しました。悔しいことに、彼女に対する猥褻な行為を写真に撮ることができませんでした。彼女は美人の方なので、乱暴されることなどが、実に多かったのです…
調査員:この事は、あなたが勤務していた警察局で目撃したのですか。
証人:いや、当時は警察局内ではなく、私たちはある教育センターでやりました。それはあるホテルの裏にあり、10数の部屋を賃貸して使っていました。つまり、一軒の別荘の上の方でやったのです。
調査員:そこは、闇の監獄というようなところでしたね。
証人:まあ、そんなものでした。
調査員:そこに監禁されたのは、法輪功学習者だけでしたか。
証人:そうです。
調査員:つまり、判決を言い渡されない前からそこに入れられたというわけですね。
証人:いずれにしても、われわれは随時に場所を移動することができました。
…
調査員:事件発生の具体的な時間を教えていただけますか。
証人:2002年4月9日でした。
調査員:4月9日でしたね。
証人:そうです。4月9日午後5時から摘出しはじめ、3時間かかりました。
その後、1ヶ月ほど続きました。
調査員:「1ヶ月ほど続いた」というのは?
証人:続けて(他の学習者に対して)1ヶ月ほど拷問などを行っていました。
…
調査員:法輪功学習者たちへの拷問は、一度だけやったのですか、それとも数回やったのですか。
証人:多くやりました。当時、王立軍、現在重慶市公安庁長は、「殺し尽くさなければならない」と厳令を下しましたから。
(翻訳編集・小林)
https://www.epochtimes.jp/jp/2009/12/html/d72072.html
▲△▽▼
詳細は
中国人のウイグルでの民族浄化の手口
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/280.html
中国企業が欧米や日本の最先端技術を手に入れる手口
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/283.html
高利貸 中国が低開発国の資産を乗っ取る手口
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/281.html
中国は世界史上最悪の階級社会
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/269.html
日本は近い将来、中国小日本省になる
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/888.html
因みに、僕が最近 阿修羅掲示板で中国関連スレにすべてウイグルでの民族浄化の話をコメントしていたら、
中国関連のスレが滅多に投稿されなくなった。
つまり、阿修羅で中国関連のスレを投稿していたのは殆どが中国の工作員だった訳だ。
阿修羅掲示板の全投稿の 7割以上を投稿している自称 赤かぶ 氏も中国の工作員グループだろうね。
阿修羅掲示板で反安倍とか護憲とか反原発の投稿をしているのも殆どが中国の工作員だね。
だから、阿修羅では僕みたいな反中の人間が嫌われて迫害・投稿妨害されるんだ。
IQ が低いアホは 平和、友愛、多民族共生とかいう言葉に弱いから、すぐに中国の工作員に騙されて洗脳されてしまう
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/539.html#c40
4. 2018年11月13日 09:15:55 : 17e7clHa7Q : uJC4sy0wz1s[43]
>小沢一郎「安倍内閣の新閣僚の問題,野党としてきちっと追及していかなくちゃいかん」(銅のはしご)
野党の追及や如何に? 結果を待ちましょう。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/522.html#c4
福島県知事2期目の課題
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2710.html
2018/11/12(月) 19:53:11 めげ猫「タマ」の日記
今日(11月12日)から、現福島県知事の2期目が始まります(1)。そこで2期目の課題をまとめると(2)、近々の課題は福島第一汚染水の海洋放出問題への対処、中期的には復興を今後も続けること、長期的には女性の安心を取り戻すことが課題だと思います。さらには、後継にめどをつける事もあります。
福島は事故によって汚染されました。
事故から7年8ヶ月以上が過ぎて汚染されている福島
※1(3)の数値データを元に(4)に示す手法で11月1日時点に換算
※2 旧避難区域は(5)による
図−1 事故から7年8ヶ月以上が過ぎて汚染されたままの福島
図に示す様に国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(6)を超えた地域が広がっています。事故から7年8ヶ月以上が過ぎましたが、福島は汚染されたままです。こうした汚染の広がりは、福島に独特の課題を生じさせました。解決に努力はしているようですが、この7年8ヶ月を見ているとあまり成果は上がっていません。
10月28日に福島県知事選が行われ、現福島県知事が再選されました。今日(11月12日)から2期目が始まります。そこで、2期目の課題を(=^・^=)なりに、ピックアップしてみました。
課題1.福島第一汚染水の海洋放出問題
福島第一では地下水が山から流れて来て、原子炉やタービン建屋に流入しています。あるいは海までに達しています。海に達した汚染水は汲みあげ浄化装置を通した後で海に流しています。ただし全ての放射性物質が浄化できる訳ではありません。東京電力はトリチウムは浄化できないとしています(7)。浄化しても排水基準(8)を満たさない汚染地下水は、タービン建屋に送っています(9)。
地下水がタービン建屋に流れ込んだり、海岸の井戸からタービン建屋に送り込んだ地下水で汚染水は増えていきます。
※(10)(11)を集計
図―2 どんどん増える福島第一汚染水
最新の発表(12)を集計すると東京ドーム(体積124万立方メートル(13))の一杯分に近い総量で約115万トンに達します。汚染水は処理装置で中に含まれる放射能を低減していますが、すくなくともトリチウムは取り切れません(11)。以下に濃度を示します。
200(Bq/l)のトリチウムを含む福島第一汚染水
※(15)(16)を集計
図―3 福島第一汚染水のトリチウム濃度
いったんは下がったのですが、再び上昇し1リットル当たり200万ベクレルを超えてしまいました。法定限度は1リットル当たり6万ベクレルですので(17)、30〜40倍の高濃度です。このままでは海には流せないので、福島第一敷地内に汚染水タンクを作り続け保管しています(18)。このままでは、福島第一原発は汚染水タンクで埋まってしまいやがて「限界」に達します。政府は2020年ごろ限界になるとみているそうです(1)。安倍出戻り内閣は法定限度以下になるように薄めて、海へ流すことを目論んでいるようです。この件について8月30日、31日に福島と東京で公聴会が開かれました。そこでは海洋放出に反対する意見が相次ぎました(19)。福島県の地方紙・福島民報が実施した世論調査では、福島第一汚染水の海洋放出について「反対」53.8%「賛成」17.1% で(20)、多くの福島県民が反対しています。福島にとって最も負担にならない解決策は、福島県外(例えば東京湾や山口県沖)の海洋で放出することだと思います。でも、実現は無理です。もし、(=^・^=)の住む街の海に福島第一汚染水を放出する事態になれば、刑務所入り覚悟で阻止します。結局は放出先は福島の海しかありません。一方で、このまま放置すれば溢れてしまいます。
報道を見る限り、この件の直接の当事者は国(経済産業省)、東京電力、福島の漁業者で(21)、福島県は入っていません。今の所は、福島県知事は9月3日の定例記者会見で
「県漁連を始め、県民を含めた多くの出席者の方々から、海洋放出に反対という意見が出されました。国及び東京電力においては、こうした声を受け止め、環境や風評への影響などについて議論と説明を尽くしながら、慎重に検討を進めていただきたいと考えております。」
と述べるにとどめています(22)
※注:強調は(=^・^=)が付けました。
福島県はこの件では当事者ではありません。でも、放置すれば福島第一から汚染水が溢れだす事態が想定されます。福島の除染で出た廃棄物を「保管」する中間貯蔵施設は「国の責任」で設置するもので(23)、福島県は受け入れ要請をうけただけで(24)、直接の当事者でなかったはずです。でも、(=^・^=)が見る限り、実質は福島県が主導して実現したと思います(25)。前福島県知事は2014年9月4日の不出馬会見で「大きな課題の中間貯蔵施設の前進にメドがついた」と発言し(26)、福島県の関与を認めています。汚染水について、国の動きを(27)見ていると福島の皆様を納得させることはできそうにありません。汚染水が溢れだすとの最悪の事態を避けるために、中間貯蔵施設と同様に福島県主導で進める事が必要です。
課題2 復興を今後も続けること
事故によって福島県には3本の金脈ができました。すなわち
@福島復興予算
A東京電力原発賠償
B廃炉費用
です。
以下に福島県の予算・決算額の推移を示します。
※1 2009年から15年度は決算(歳出)額(28)
※2 2016・17年度は補正後の予算額(29)
※3 2017年度は(30)による。
図−4 福島県の予算・決算額
図に示す通り、事故前は8,000億円台でしたが事故後は2兆円前後で推移しています。2009年、10年の平均と11年から18年の平均の差額をとりと、1年間で8,210億円です。これが、事故のより復興の為に使われたお金です。
以下に賠償費用の支払い状況を示します。
どんどん減り続ける東京電力の賠償支払い額
※(31)を集計
図−5 福島第一事故の賠償支払い額
2017年度末までの累積で、除染を除き65,194億円です。1年の平均で、9,313億円です。
2018年度以降は東京電力は廃炉にかかる見込み費用を示しています。
2018年度 2,183億円(内予備費 270億円)
2019年度 2,411億円(内予備費 300億円)
2020年度 2,439億円(内予備費 300億円)
で合計7,033億円です(32)。年平均で2,344億円です。以上をまとめると
@福島復興費用 年間8,210億円
A東電賠償(除染を除く)年間9,313億円
B廃炉費用 年間2,344億円
合計 年間19,868億円
福島県の県内総生産額が78,236億円(2015年度)(33)、人口が190万人弱なので(34)、県内総生産の25%、県民一人当たり100万円を超えるお金がつぎ込まれました。その分だけ、福島県民は経済的には豊になっています。福島県の一人当たりの県民所得2010年度に比べ2015年度は12.3%増えています(33)。所得の上昇には事故によって福島に注ぎ込まれたお金が相当程度寄与しているはずです。
図―4に示しす様に福島県の予算・決算額は2017,18年と2年連続で減っています。図―5に示す様に東京電力の賠償支払い額は年々減っています。福島につながった3本の金脈のうち2本はやせ細っています。さらのは2年4ヶ月後の2020年3月末には「復興創生期間」が終わり(34)、復興が一つの区切りを迎えます。このままでは、福島は貧しくなります。福島県知事は、「復興」とゆう金脈を守り抜く必要があります。
福島では事故後に一人の女性が産む子供の数の平均を示す、合計特殊出生率(35)が、事故前に比べ高くなっています。
事故前より上昇した福島の合計特殊出生率
※(33)を引用
図―6 事故前に比べ上昇した福島の合計特殊出生率
色々な要因があると思いますが、福島が事故前に比べ経済的には豊かになったことも影響しているかもしれません。
課題3 女性の安心を取り戻すこと
福島県の地方紙・福島民友は11月10日付の社説で
「総務省の2017年の人口移動報告によれば、本県は転出者が転入者を上回る『転出超過』が8395人で、全国で最も多かった。人口流出は深刻な状況だ。」
と論じていました(35)。でも、事態はもっと深刻です。以下に2018年1−9月のの社会的増減(転入者―転出者)を示します。
※(36)を集計
図―7 2018年1〜9月の福島県の社会的増減
図に示す様に20代前半女性で顕著です。2018年1〜9月の福島県の20代前半の社会増減を福島県の発表(36)から集計すると
男性 △1,146人減
女性 △1,936人減
で、男性の1.7倍の20代前半女性が福島から逃げたしています。
20歳前後は就職や大学進学といった新たな一歩を踏み出す時期です。福島の方には福島に残るか、福島を出るか選択を迫られる時でもあります。そして多くの若い女性が福島県外からのスタートを決断したようです。
今から5年前の2013年10月に福島には49,214人の10代後半女性がいました。5年が経ち彼女達は20代前半になっています。今年(2018年)10月の福島の20代前半女性は32,507人で、残ったのは66%です。2013年10月当時で10代後半だった福島の女性のうち、3分の1以上がこの5年間で福島から逃げ出しています。以下に福島の10代後半の方が5年後に残っている割合を示します。
事故後に減った10代前半女性が福島に残る割合
※1(36)を集計
※2 日付けは10代後半時点
図―8 福島の10代後半の方が5年後に残っている割合
事故前から若い方の福島脱出はありました。事故前の2001年から2006年3月までの平均を取ると男性75%、女性74%で、男女に大きな差はありませんでした。事故後の2011年4月から13年10月までの平均を取ると、10代後半の方が5年後に福島に残っている割合は男性74%、女性65%で、男性はそれ程に変わりませんが、女性は大きく落ち込みました。事故後に福島の若い女性の逃げ出しています。若い女性が福島からいなくなれば、子供が生まれなくなります。福島の合計特殊出生率は図―6に示す様に1.57です。福島の若い女性が福島を去って行くことは、将来は彼女が産むであろう1.57人の子どもも去っていくことを意味します。福島の若い女性の1人が去って行くことは本人も合わせ実質は2.57人が福島を去って行くことを意味します。
若い女性は就職や進学を機に福島から逃げ出すことができます。だだし、就職したりパトーナーに恵まれた女性は簡単には福島から出れないと思います。
(=^・^=)の住む街の農業は、全国的に強い産品と地産地消の二本立てだと思います。福島も同じような気がします。福島県は地産地消をPRしています(37)。でも、うまくいってないようです。
福島県いわき市は福島県最大のネギの産地です(38)。同市産のネギは「甘く柔らかく太い」そうです(39)。福島県は福島産ネギは「安全」だと主張しています。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産ネギはありません。
他県産はあっても福島産ネギが無い福島県いわき市のスーパーのチラシA 他県産はあっても福島産ネギが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ@
(a) (b)
※(a)は(40)、(b)は(41)を引用
図―9 福島産ネギが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
スーパーに出かけるのは女性が多いと思います。福島の女性は福島産ネギを避けているようです。統計をとった訳ではありませんが、福島のスーパーのチラシには福島産が少ない気がします。福島の女性は福島産を避けているようです。
事故後に男性は増えていませんが、女性の福島脱出が増えました。これは福島の大幅な人口減に繋がります。福島の女性は福島産の避けているようです。これでは福島の農業が持ちません。
彼女達がこのような行動をとるのは、福島を「安心」とは思ってないからだと思います。福島を復興させるには女性の安心を取り戻すことが重要です。
課題4 後継にめどをつける
前知事は2期8年で退任しました(1)。「権不十年(権力の座に10年以上つかない)」という座右の銘を引き、「2期8年で最大限」を、3選に出なかった理由にしています(26)。この理由の一つに前知事の前任も元知事が5期を務め、途中で汚職が発覚し、最終的に有罪判決が確定した(42)ことが影響しているかもしれません。すると、現知事も2期で終わりにするかもしれません。中央官僚出身で、その後に地元に戻り知事をされているかたは多くいます(43)。現知事は長野県出身で、その後に総務省から福島県に出向し、福島県知事になられた方です(44)。長野県出身で、元官僚なので、長野県知事の可能性もあると思います。現知事は前知事が事実上後継に指名で立候補し、当選して知事になりました(45)。2期8年で辞めるなら、後継にめどをつける必要があります。
課題3に記載の通り、福島復興には女性の「安心」を取り戻すことが必須です。できれば、女性が良いかと思いまいます。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
今の福島県の対応では、福島の皆様の「安心」を得ることは無理なきがします。福島県はうつくしまライシーホワイトのお姉さんご出席のもと、福島産米などの福島産のキャンペーンを11月10日に、福島県全域で実施したようです(46)。でも、上手くはいってないようです。
福島県棚倉町産米の全量全袋検査数が13万件を超えました(47)。同町は人口14,173人の町(48)なので、町民が食べるには充分な量です。同町阿当たりのお米は美味しいそうです(49)福島県は福島産は「安全」だと主張しています(50)。でも、福島県棚倉町のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ
※(51)を引用
図―10 福島産米が無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県棚倉町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2710.html
(1)福島県知事一覧 - Wikipedia
(2)(社説)福島の汚染水 海洋放出ありきでなく:朝日新聞デジタル
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日〜11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(5)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(7)サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げ|東京電力
(8)サンプリングによる監視|東京電力
(9)建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入等の推移 - 廃炉プロジェクト|公表資料|東京電力ホールディングス株式会社
(10)プレスリリース|リリース・お知らせ一覧|東京電力ホールディングス株式会社中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について」
(11)福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について - 廃炉プロジェクト|公表資料|東京電力ホールディングス株式会社
(12)(11)中の2018年⇒11月⇒12日
(13)東京ドーム (単位) - Wikipedia
(14)地下水ドレンからの地下水汲み上げ - 廃炉プロジェクト|廃炉作業の状況|東京電力ホールディングス株式会社
(15)福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果|アーカイブ|東京電力中、各月の「水処理設備の放射能濃度測定結果 」
(16)福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果アーカイブ|データ|東京電力ホールディングス株式会社中の「水処理設備の分析結果」
(17)周辺の分析結果ー分析結果 - 廃炉プロジェクト|データ|東京電力ホールディングス株式会社
(18)第56回特定原子力施設監視・評価検討会 | 原子力規制委員会中の「資料6:フランジ型タンクに関するリスク低減策の進捗[東京電力]【PDF:2MB】」
(19)多核種除去設備等処理水の取扱いに係る説明・公聴会 (METI/経済産業省)
(20)トリチウム水処理法「わからない」51.1% 県民世論調査 | 県内ニュース | 福島民報
(21)トリチウム水:海洋放出 福島の漁業者、危機感強く - 毎日新聞
(22)知事記者会見 平成30年9月3日(月) - 福島県ホームページ
(23)中間貯蔵施設建設 国が責任を | 東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース | NHK 40年後の未来へ 福島第一原発の今
(24)中間貯蔵施設に係るこれまでの経緯|中間貯蔵施設情報サイト:環境省
(25)めげ猫「タマ」の日記 中間貯蔵施設受け入れ―最後の仕上げは知事不出場?
(26)佐藤・福島県知事不出馬、直前まで胸中揺れる :日本経済新聞
(27)福島第一原子力発電所における汚染水対策 (METI/経済産業省)
(28)決算関係資料 - 福島県ホームページ
(29)予算の概要 - 福島県ホームページ
(30)平成30年度当初予算の概要 - 福島県ホームページ
(31)賠償金のお支払い状況|東京電力
(32)廃炉等積立金制度に基づく取戻し計画の承認について|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(32)10の指標にみる福島県のいまVer.32を掲載しました。 - 福島県ホームページ中の 10の指標にみる福島県のいまVer.32 [PDFファイル/321KB]
(33)福島県 - Wikipedia
(34)大臣設置を要望 復興庁後継組織 内堀知事、国と詳細協議へ | 県内ニュース | 福島民報
(35)【11月10日付社説】県の来年度予算/効果とメリハリある編成を:社説:福島民友新聞社 みんゆうNet
(36)福島県の推計人口(平成30年10月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(37)地産地消関連情報 - 福島県ホームページ
(38)「いわきいちご いわきねぎフェスティバス2018」今週末開催!! | いわき市 観光情報サイト IWAKI
(39)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中のやさい編 [PDFファイル/173KB]
(40)マルト 平尼子店のチラシ・特売情報 | トクバイ
(41)ヨークベニマル/お店ガイド
(42)佐藤栄佐久 - Wikipedia
(43)都道府県知事の一覧 - Wikipedia
(44)内堀雅雄 - Wikipedia
(45)福島知事に内堀氏が初当選 前副知事、与野党相乗り :日本経済新聞
(46)農産物流通課 - 福島県
(47)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(48)トップページ | 棚倉町公式ホームページ
(49)みりょく満点ブランド|JA東西しらかわ
(50)全量全袋検査に関するよくある質問 - 福島県ホームページ
(51)エコス
41. 2018年11月13日 09:19:04 : RLRvWaOozg : zdJmYNDwZWs[167]
13は新共産主義クラブ?らしいがコテハン使わないレスはいつもとはテイストが違うようだ。中国のイヌであることは同じだが。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/539.html#c41
11. 2018年11月13日 09:20:12 : rCxQ6bz4nA : 0oDewUT2q0g[1047]
>>10
回収した汚染栃餅を俺のところに持ってきな、ガンガン食ってやるぞ、この低脳のクズ野郎がwww
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/544.html#c11
7. 2018年11月13日 09:21:10 : ktHJTw4A0A : 3D0PCQJmwpY[62]
リサイクルに出すバッグは
小型が良く売れるという話しか?
ブランド物はデザインが悪い、いまいちセンスが無いと思うんだが。
園遊会に行くときクライしか使えそうも無い。
http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/395.html#c7
42. 2018年11月13日 09:37:27 : ktHJTw4A0A : 3D0PCQJmwpY[63]
朝の情報番組といえば、
羽鳥モーニングくらいしか、
我慢して見ていられなかったが、
加計以降、変質したね。
三文週刊紙的番組になった。
羽鳥の誘導的なコメントも多い。
日本で起こることは擁護するくせに、
韓国、中国、アジアで起こること
は蔑視的な差別発言も多い。
中国がAIIBや社会事業で成功を収めると妬ましいが、
欠点を見つけると嬉しそうに、傷を批判する、ヨシズミや玉川さんまで。
ちっぽけな島の人間しかいない、日本に比べ、
大国の人口を食わせなきゃならない中国の発想は時に大胆で横暴であるが、それが理解できない小国。
そのくせ、独身の日には、まんまと経済に参入する日本への批判は無し。貧相でこすい。
羽鳥モーニングもスタッフも盲目
の集団になっている。
43. ゆでガエル[188] guSCxYNLg0eDiw 2018年11月13日 09:39:03 : I06kUeD8iM : Pokccs7o7wE[95]
新聞社テレビ局は広告業者であって報道機関ではないここを理解しないと本質が見えてこない
新聞社もテレビ局も営利を(金儲け)を目的とする企業で本業は報道ではなく広告ですから
読者や視聴者よりもクライアント(広告を出してくれる団体)を大事にします
報道機関と勝手に思っているのは読者や視聴者なのですから・・・
またテレビ局は総務省の管轄にある免許事業なので公共電波を実質タダで使用させてもらっている事から
そのお礼として官庁に言われるままの事を報道します
8. 2018年11月13日 09:39:36 : xzbZaYK6qA : jXwgKR5Kj0s[1]
”NHKに抗議し、その解体に向け立ちあがろう”
怪しげな世論調査なる手法で、政治路線と国民意識の誘導はかるNHKは、解体に向け動きだそう。世論調査が全て悪ではない、問題の論点が広く公開され、論議が尽くされた時は、世論調査実施は意味もつ。が、今回の徴用工や入管法の問題は、問題の本質や経過、背景や影響が、国民に十分に明らかにされ、論議され尽くしたとは言えない。この時点で、こうしたテーマに関し世論調査を実施する、1000人余を対象とした調査で、反対や賛成が多いとか少ないとか、数値の根拠も信頼できず、説得力に乏しい。ただ数字だけを、時の政権に都合いいように、一人歩きさせる。安倍チャンネルとしての、NHKの本領発揮だ。NHKが、時の政権に阿り忖度すればするほど、国益は失われ、国力は低下し、国民は損失を被る。このまま手を拱いて、傍観してていいのか。心ある国民は、もし国家国民を愛するなら、速やかにNHKへの抗議集会に参加し、その解体に動きだそう。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/568.html#c8
8. 2018年11月13日 09:48:54 : EHQlatypVv : KosOVT1TgT8[36]
仲間が多数逮捕された、
大麻明恵は、
いつ逮捕されて収監されるんですか??
それをしない捜査機関も犯罪もみ消しの現行犯●罪者です! カ?
せっかくなので、
全国民の皆様で、しっかりと周知し、議論してください。
よろしくお願いします。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/566.html#c8
9. 2018年11月13日 09:49:27 : hU4wQmpHiQ : mnKMRwmqV2o[1]
NHKは電通に乗っ取られているうじゃないのかしらと思うのはわたしだけであろうか・・・。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/568.html#c9
44. 2018年11月13日 09:49:32 : ktHJTw4A0A : 3D0PCQJmwpY[64]
「報道機関ではない事を理解しては いけない」
うなずいてはいけない。「広告機関だと認めてはいけない。
おりこうさんになってはいけない。
広告産業の奴隷になってはいけない。
経済の上に「愛」が来なくては
1. 中川隆[-13594] koaQ7Jey 2018年11月13日 09:50:12 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20617]
福島原発事故は既に昔の話で、現在でも原発稼働が危険だという事にはなりません
技術は日進月歩で進歩しています。
最初期の福島原発と最新の原発とを同列には語れないのです。
2018年09月07日
北海道停電で露呈した「原発を稼働しないリスク」
中規模の発電所が一か所停止しただけで北海道はすべての電力を失った
画像引用:https://pbs.twimg.com/media/DmZ8C4bU8AAU1WZ.jpg
原発があれば停電しなかった
9月6日に発生した地震で北海道全域が停電し、翌日までに3分の1ほどが復旧したが、全土の回復には1週間程度かかる。
停電の原因は北海道の電力を半分を発電していた苫東厚真発電所が緊急停止したことで、需要に対して発電量が減ったのが原因でした。
交流電流は周波数を維持するため発電量と使用量が一致する必要があり、発電量が半分に減ると事故の原因になる。
北海道は全体を一つの地域として電力調整していたので、周波数を保てなくなりすべての発電所を停止しました。
もし需給バランスが崩れたまま送電を続けたら、送電線や送電設備、家庭や企業で火災などが発生した可能性があった。
北海道には本州から60万kwの送電を受けることができるが、北海道側の電力がないと供給を受けることができない。
停電の原因になった苫東厚真火力発電所は165万kwで、地震のとき北海道全体の電力の半分を供給していた。
発電所は地震で緊急停止し需給バランスが崩れ、続いて安全のため他の発電所もすべて停止した。
北海道全域の電力回復には苫東厚真火力発電所の稼働が必要だが、破損しているので修理しないと稼働できない。
原発を稼働しないリスク
ここで指摘されているのは2011年から停止している原発が稼働していれば、停電は起きなかったのではないかということです。
北海道には泊原発があり最大出力は207万kWで、1基稼働しただけで苫東厚真火力発電所の半分程度を発電できる。
泊原発のある場所は震度2程度の揺れで、稼働中なら緊急停止したでしょうが、その後運転を再開できた。
北海道のすべての発電所が停止したので外部電源喪失になり、自前のディーゼルエンジンで冷却している。
もし泊原発が稼働中だったら苫東厚真火力発電所が停止しても、停電しないか短時間で解消できた可能性がある。
泊原発が運転停止している理由は地元住民や反原発の反対からで、どこかが壊れているわけではない。
2011年まで日本の電力は大幅に余っていて、常に必要な量の2倍以上の発電能力を持っていました。
原発が停止しても火力で発電するプランだったので、全原発が停止しても停電しませんでした。
反原発や脱原発運動はこれを逆手にとって「電気は余っている」と主張し原発廃止を訴えている。
だが2倍以上の余裕を持たせていたのを「余裕ゼロ」にしていたので、何かあれば供給能力が不足するのは最初から指摘されていました。
北海道全域の停電は起きるべくして起きたので、その原因は原発を停止させた北海道の人たち自身にある。
しかも地震が発生したのは電力需要が少ない秋の9月で、一日で最も電力需要が少ない午前3時だった。
本来なら全域停電などするはずがない好条件だったのに、自らの意思で原発を止めた結果、このような事態に至ったのです。
http://www.thutmosev.com/archives/77471088.html
▲△▽▼
2018-09-07
『初の「ブラックアウト」 最大火力停止が引き金
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35092520W8A900C1EA2000/
管内の電力がほぼすべて止まる「ブラックアウト」。日本の電力会社で初めての大きな事故に至ったのは、震源地の近くにある石炭火力発電所、苫東厚真発電所(厚真町)に北海道電力が電力供給を依存していたためだ。
同発電所は1、2、4号機の3つの設備がある。経済産業省によると、4号機は地震後の再稼働に向けた作業の中でタービン付近からの出火を確認。1号機、2号機はボイラーが損傷していた。復旧には少なくとも1週間かかる。北電の荒矢貴洋執行役員は同日の記者会見で「そこまで大きい事故は想定していなかった」と語った。
問題は損傷だけでなく、3基が同時に止まったことにもあった。最大165万キロワットの発電能力が使えなくなり、北海道の使用電力のうち半分程度の供給が瞬時に消えた。
これが北電の持つ他の発電所にも影響した。電力会社は電力の周波数を安定させるため、需要と供給が一致するように発電能力を調整する。北電は北海道全域でこうした調整をしている。苫東厚真が消えると他の発電所も次々に止まり、電力会社として初めての「ブラックアウト」に至った。(後略)』
一か所の火力発電所に北海道という広範囲の半分のエネルギー供給を依存していた。
結果、地震発生により全道がブラックアウト。信号機が停まるレベルの停電が全域で発生。
北海道電力の場合、苫東厚真発電所のような発電シェアが大きい発電所が停まると、周波数が乱れ、他の発電機のタービンが破損する恐れがあります。結果、全道ブラックアウトとなってしまいました。
これが"冬"に起きた場合、どれほど悲惨な事態になったか、想像をしたくありません。
また、先週訪れ、今週末にも講演のお仕事で訪れる予定の札幌が、あんな有様になるとは・・・。熊本地震後の阿蘇市にように、道路が数メートルも陥没。
液状化で建物が傾き、電柱が倒れる。
全道ブラックアウトであるため、JR全線も航空便もストップ。現代文明がいかに「電力」に依存しているかが分かります。
しかも、全面停電で直流を交流に変換する設備も止まり、本州と結ぶ連系線を使うこともできませんでした。
泊原発停止の影響は、まだ書きません。書きませんが、いずれにせよ「特定の何か」に依存した状況で「安全保障」など成り立たないという現実を、全道ブラックアウトはまざまざと見せつけてくれました。
繰り返しますが、
「このままでは大地震など自然災害で国民の生命や財産がみすみす奪われる」
「このままでは、大停電(ブラックアウト)が起きかねない」
と、しつこく警告していたわたくしにしても、今回の事態は全く喜んでいません。ただ、ひたすら悲しいです。
ブラックアウトなど、起きないにこしたことはないのです。とはいえ、これほどまでにエネルギー安全保障を疎かにしている以上、ブラックアウトは起き得るし、実際に起きてしまいました。
これだけ自然災害が多発し、ブラックアウトまで発生したにも関わらず、それでも、
「防災の強化のために政府は支出するべきだ」
「エネルギー安全保障強化のために、FITは廃止し、原発を全て再稼働するべきだ」
という声が高まらないとしたら(高まらないでしょうが)、我が国はもうおしまいです。亡国まっしぐらです。
といいますか、ここまで愚かな国が亡国に至らないとしたら、むしろ"歴史”に対して失礼なような気がしてきます。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12403205183.html
4. 中川隆[-13620] koaQ7Jey 2018年9月07日 18:40:23: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18307] 報告
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全国空港乗降客数 GRFのある部屋 2018年 09月 07日
https://tannoy.exblog.jp/30033898/
昨日の北海道の地震で、震源地近くにあった火力発電所が停止して、その影響で、北海道中の発電所が動かなくなっています。夜には一部復帰したのですが、全道で300万世帯が真っ暗な夜を迎えます。
北海道中、どこに行っても電気が供給されない異常事態です。食事も取れないし、勿論、テレビやインターネットも出来ません。頼りの携帯電話は、バッテリーが無くなりつつあります。くるまが普通の人の唯一の電源供給手段ですから、その車にガソリンを入れる人の長い列が並びました。
コンビニの冷蔵品は電源がなくなれば、ダメになります。きょうはその冷凍でなくなった商品を、店頭で配っていました。お店の冷蔵庫が使えなくなり、食材がだめになるまえに焼き肉にして、おみせのまえで無料で配っている焼く肉屋さんもいました。皆、助け合いをしているようです。
昼間の間に、食材の仕入れを行うために三時間待ちで店頭に並んだようです。しかし、それを調理する方法がないのです。ガスは一部通っているようですが、夜になれば調理が大変危なくなります。真っ暗な街では不安が募ります。
困るのは、旅行者でしょう。東京に帰るはずの人たちや、外国からの観光客は泊まるところの確保も必要です。全道中の列車や高速も止まっているし、飛行機も千歳が封鎖されているから、ホテルは連泊が可能でしょうが、食べるものもないし、電気が使えなければお風呂にも入れません。すべて電気モーターに頼っているからです。泊まり客の食事もどのように作るのか、大変です。
今日の夕方の大洗からのフェリーボートには、関東地方の警察、自衛隊、救助隊、医療チーム、電力会社の作業員等が、夕方のフェリーで苫小牧に向かいました。明朝から活躍することでしょう。
北海道は、独立した島です。本州から電気もガスも水も供給できません。本州側の電力会社のように融通することが出来ないのです。現在は青函トンネル経由で、60万キロワットとが限界ですが、来年の3月までに、1.5倍増やした90万キロワットが増電可能になります。まだいまは工事中です。
北海道全体では、普通で300万キロワット必要ですから、最大500万キロぐらいの消費量になります。それらを万遍なく供給するには、現在の供給量(14%ぐらい)を五倍ぐらい上げ無くてはなりません。まだ真夏だから生き死ににはなりませんが、真冬なら大変なことです。停電即、命の心配になります。これは北電の問題ではなく、政治の問題です。北海道ばかりではなく、東京も準備しておかなければなりません。
全国空港乗降客数一覧 (平成29年統計)
順位 空港名 国内線 国際線 合計/一日
1 東京国際空港(羽田) 68,367,662 16,895,012 233,596
2 成田国際空港 7,540,249 31,091,309 105,840
3 関西国際空港 6,848,636 21,036,154 76,397
4 福岡空港 17,629,158 6,167,691 65,197
5 新千歳空港 19,428,246 3,290,366 62,243
6 那覇空港 17,435,393 3,537,689 57,460
7 大阪国際空港(伊丹) 15,597,777 0 42,734
8 中部国際空港(セントレア) 5,936,543 5,509,055
31,358
9 鹿児島空港 5,332,140 286,000 15,392
10 仙台空港(仙台国際) 3,100,326 270,124 9,234
現在、大量の観光客が日本に押し寄せていますが、関空が使えず、千歳も閉鎖されている現在は、8万人の旅行客が、旅行を中止しているか、世界中の空港で足止めをされています。日本人観光客は、福岡や名古屋などの代替えの空港を探しますが、外国人は旅行を中止するでしょう。
加えて、夢の都市、札幌がじつはこれほどまでもインフラが脆弱だったと言うことは世界中に配信されています。今回の地震、それによるインフラの停止が、世界中の札幌への憧れを削がなければ良いのですが。
停電は、二三にちで復旧するでしょうが、関空の橋は簡単には直りません。まず、つぶれた橋を取り除いて、電車を通すのに何日かかるかです。損傷した橋を外さなければ何も始まりませんが、準備にどれだけを必要とするか、まだ調査段階だと思います。現在、伊丹空港は、完全に国内専用です。毎日4万人も使用している日本でなごやよりおおきな七番目の空港ですが、国際線はゼロです。神戸は、名ばかりの国際空港で、年間たった110人です。代替えに神戸空港などを緊急に国際空港にしないと、大阪経済は相当な損害を被るでしょう。
https://tannoy.exblog.jp/30033898/
5. 中川隆[-13631] koaQ7Jey 2018年9月08日 06:13:26: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18325] 報告
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北海道ブラックアウト 最大の火力発電所からドミノ倒し 2018年9月7日04時57分
地震に襲われた北海道のほぼ全域が一時停電した。最大の火力発電所がダメージを受けて需給のバランスが崩れ、ドミノ倒しのように発電所が止まった。完全復旧までは1週間以上かかる見通しだ。
「極めてレアなケース。すべての電源が落ちるリスクは低いとみていた」
6日午後、札幌市の北海道電力本店。停電で薄暗い1階ロビーに設けられた会見場で、真弓明彦社長は、こわばった表情で話した。
今回の停電は、離島などを除く北海道のほぼ全域で発生した。電気事業連合会によると、大手電力会社のほぼ全域に及ぶ大規模停電は初めてだ。
今回の停電の発端となった苫東厚真火力発電所(北海道厚真町)は、北電で最大の火力発電所であり、3基の能力は計165万キロワット。地震でとまり、北電は、この時点の供給力の半分以上を一気に失った。需給のバランスが崩れ、その影響がほかの発電所にも及んで停止。道内全域の停電に追い込まれた。
経済産業省が想定していた北海道での発電設備トラブルによる供給力減少は129万キロワット。「(165万キロワットは)想定外だった」と担当者も話す。
電気はためることができないため、必要な分だけを発電所で出力を細かく調整しながら供給する。そのバランスをみるための指標が「周波数」だ。発電機の回転速度にあたる。
電気の供給が増えると周波数は高くなり、需要が増えると周波数は低くなる。北海道を含む東日本では周波数を常に50ヘルツになるように制御している。
しかし、需要と供給のバランスが急激に崩れて周波数が乱れると、タービンの故障やシステムの異常が起こりやすくなる。これを避けるため、電力の供給を自動的に遮断する仕組みが元々備わっている。
大阪電気通信大の伊与田功教授(電力系統工学)は「北海道各地で電気の遮断がドミノ倒しのようにいっせいに起き、すべての発電機が電気系統から離れて広域で停電する『ブラックアウト(全系崩壊)』が起きた」と話す。
今後は、とめていた水力発電を動かし、そこでつくった電気を使って火力発電などを順次、稼働させていく。ただ、十分な供給力を確保するには、ボイラーやタービンを損傷した苫東厚真火力の復旧が欠かせず、1週間以上かかるという。
もし冬だったら…
今回の大停電は「想定外」とは言い切れない。
2011年の東日本大震災では、東京電力福島第一原発など多くの原発が止まり、首都圏では計画停電が実施された。一カ所に多くの発電設備を置く「集中立地」のリスクへの対応は、震災の教訓の一つだった。
北海道での大停電が、暖房などで電力がより必要な冬に起きていたら、被害はさらに大きくなった可能性がある。
電力会社間の電力の融通にも課題が残った。
北海道と本州の間には電力をやりとりできる「北本連系線」があり、頼みの綱のはずだった。
距離が長くても送電が安定するよう直流を採用しているため、北電が本州から電力を受け取るには、北海道側で受け取った直流から通常の交流に変換しなければならない。変換の装置を動かすために交流の電気が必要だが、停電のために調達できず、すぐに使えなかった。
しかも、連系線の能力は最大60万キロワット。苫東厚真火力の発電能力の2分の1に及ばない。北電は外部電源がいらない新しい連系線を本州との間に建設しているが、今回の事態には間に合わなかった。
大阪府立大の石亀篤司教授(電力システム工学)は「本州から受け取れる電力は多くなく、北海道内はほぼ独立した系統。地震の発生が(電力消費の比較的少ない)未明で発電所の多くが止まっていたため、出力のバランスを維持するのが難しかったのではないか」とみる。
同様の大規模停電が北海道以外で起きる可能性はあるのか。ほとんどの電力会社は、複数の電力会社と外部電源が必要でない連系線でつながっている。石亀さんは「可能性は低いだろう」とみる。
一方、電力のシステムに詳しい荻本和彦・東京大特任教授は「地震はどこでも起こりうるので、電源の種類や場所を分散することで停電リスクを減らすことが重要だ。だが、完璧にするのは難しいので、大規模停電が起きた際の減災対策を考えておく必要がある」と指摘する。
https://www.asahi.com/articles/ASL966Q4QL96ULFA044.html?ref=yahoo
北海道で計画停電を検討 10日開始も、1回2時間ほど 9/7(金) 21:22配信
6日未明の地震によって北海道で相次いだ発電所の停止を踏まえ、政府は道内での計画停電の検討に入ったことを明らかにした。地域と時間を事前に決めておく停電で、需給が厳しくなれば週明け10日にも踏み切るという。実施されれば、東日本大震災直後の2011年3月に首都圏で行われて以来となる。
地震による停電は一時、道内ほぼ全域の295万戸に及んだ。政府は、老朽発電所の再稼働などによって週末の8日中にいったん停電をほぼ解消できる、との見通しを示した。ただ、ピークをまかなうことは難しいとして、8日から1割程度の節電を道民や企業に要請する。数値目標付きの節電要請は13年冬に北電が行って以来だ。
工場や企業が本格的に動き需要が増える週明けになって、節電がうまくいかなかったり、発電所が故障したりした場合には、計画停電に踏み切る可能性があるという。1回2時間ほどを想定し、準備する。
世耕弘成経済産業相は「計画停電は極力回避をしたいので、道民のみなさまには最大限の節電へのご協力を改めてお願いしたい」と呼びかけた。
北海道庁によると、7日午後10時までに停電が解消したのは218万戸。一時停電した295万戸の7割超にあたる。
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朝日新聞社
6. 中川隆[-13630] koaQ7Jey 2018年9月08日 06:15:57: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18325] 報告
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震度2で電源喪失寸前だった北海道・泊原発「経産省と北電の災害対策はお粗末」
地震学者 西岡千史 2018.9.6
https://dot.asahi.com/dot/2018090600047.html?page=1
北海道を震度7の地震が襲った。気象庁によると、地震の発生は6日午前3時8分、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.7で、震源の深さは約40キロと推定されている。
地震地質学が専門の岡村真・高知大名誉教授は、今回の地震について「石狩平野には馬追丘陵から南北に延びる地域に活断層が存在すると推定されていて、震源は石狩低地東縁断層帯の東側と思われる」と分析している。震源に近い厚真町などでは家屋の倒壊や土砂崩れが発生し、生き埋めの被害も出ている。
これまで北海道では、太平洋側に延びる千島海溝でM9クラスの地震が想定され、前回の発生から約400年が経過していたことから「切迫性が高い」と警戒されていた。だが、岡村氏によると「千島海溝との関連性は低い」という。
「今回は内陸で起きた地震で、規模としてはそれほど大きなものではなかった。ただ、震源が深く、石狩低地帯は地盤が弱いところが多いため、地盤災害が広がったと思われます。余震も想定されることから、土砂崩れが起きる地域に住む人は警戒を続けてほしい。また、捜索活動を続ける人も、二次災害に気をつけてほしい」(岡村氏)
さらに、被災地を混乱させているのは295万戸におよぶ道内全域の停電だ。道内の信号機はストップし、固定電話や携帯電話がつながらない地域も出ている。
「2003年のニューヨーク大停電のとき、日本では複数の系統から電源を確保しているから、1つの発電所のトラブルが原因で広範囲の停電は起こりにくいシステムになっていると言われてきた。なぜ、こんなことが起きたのか。訓練も行われていなかったのか。今後、徹底した調査による原因究明が必要です」(岡村氏)
なかでも驚かされたのが、北海道電力の泊原発(泊村)で外部電源がすべて失われたことだ。泊村の震度は2。にもかかわらず、現在は非常用ディーゼル発電機で、燃料プールにある使用済み核燃料1527体の冷却を続けている。幸いにも、3基の原子炉は運転停止中だった。
2011年の東京電力福島第一原発事故による大きな教訓は、大規模災害が起きても「絶対に電源を切らさないこと」だったはずだ。それがなぜ、わずか震度2で電源喪失寸前まで追い込まれたのか。
「泊原発には3系統から外部電源が供給されていますが、北電の中で3つの変電所を分けていただけと思われる。北電全体がダウンしてしまえばバックアップにならないことがわかった。今回の地震で、揺れが小さくても外部電源の喪失が起きることを実証してしまった。『お粗末』と言うしかありません」(岡村氏)
北電によると、地震発生直後に同社最大の火力発電所、苫東厚真発電所が緊急停止。電力供給の需要と供給のバランスが崩れたことで周波数の低下が起き、他の発電所も運転が止まった。苫東厚真発電所の復旧は、少なくとも1週間かかるという。泊原発の非常用ディーゼル発電は最低7日間稼働できるというが、「事故にならなくてよかった」ではすまされない。
「北電だけの問題だけではなく、監督官庁である経産省や原子力規制委員会にも責任がある。このような事態が起きることを想定して、原発施設の電源確保の仕組みをチェックしていなかったということ。これは大問題です。近づく南海トラフ地震でも、すべての火力発電のブラックアウトを想定しておくべきです」(岡村氏)
現在、発電所の再稼働に向けて作業が行われているが、電力復旧のめどは立っていない。もし、泊原発で非常用のディーゼル発電が故障などで使えなかった場合は、“最後の砦”であるガスタービン電源車に頼らざるをえなかったことになる。今回の地震は「原発への電源供給」という災害対応の“基本中の基本”に問題があったことを明らかにした。(AERA dot. 編集部・西岡千史)
※6日午後、厚真町鹿沼で震度7を観測していたと気象庁が発表したため最大震度を修正しました
7. 中川隆[-13624] koaQ7Jey 2018年9月08日 11:02:58: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18328] 報告
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北海道のブラックアウト、なぜ起きた?
電力需要の半分を賄っていた苫東厚真発電所が落ちた 2018年9月8日
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/022700115/090700147/?P=1
[日経エネルギーNext2018年9月7日付の記事を転載]
まさか日本で「ブラックアウト」が起きるとは――。
9月6日午前3時8分頃、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震が発生。北海道全域で全域停電、いわゆるブラックアウトが起きた。一時は、北海道内のほぼ全世帯に当たる295万戸で停電した。
北海道で震度7 地震で停電したままの札幌市中心部=6日午後6時38分(出所:共同通信イメージズ)
ブラックアウトの発生は、9電力体制のスタート以来、初めてのことだ。東日本大震災によって東京電力・福島第1原子力発電所事故が発生し、津波で太平洋沿岸部の発電所が被災した時でさえ、ブラックアウトは起きなかった。
では、なぜ今回、ブラックアウトが起きたのか。原因を端的に言えば、北海道電力・苫東厚真火力発電所(厚真町)の一極集中だ。
苫東厚真は石炭火力発電所で、3機合計で定格出力が165万kW。道内最大規模を誇る。北海道電力によると、地震発生時、道内需要310万kWの約半分を苫東厚真が賄っていたという。
電気は貯めることができない。常に需要(電力の使用量)と供給(発電量)を一致させておく必要がある。今回のように、需要は変わらないのに供給が減ると、過負荷の状態となり、周波数が低下する。
周波数の低下は、停電発生を意味する。各変電所に設置してある周波数低下防止装置(URF)が、周波数が一定値以下になったことを検知すると、停電が他の地域に広がらないように系統を遮断する。停電しているところに電気が流れると通電事故が発生したり、設備が損傷してしまうためだ。一方、発電所も周波数の低下を検知すると、自動で停止し、系統から自らを切り離す(解列する)。
今回、震源地の近くに立地する苫東厚真火力発電所は、かなり揺れたはずだ。地震発生からほどなくして苫東厚真発電所は停止しただろう。その瞬間に、道内の供給は一気に半分に落ち込み、周波数が急激に低下した。
北海道は人口も少なく、電力需要自体が小さい。北電が発表した9月7日の最大需要予測は380万kW。例えば、東電の最大需要は4700万kW弱。北電エリアの10倍以上だ。仮に東電エリアで苫東厚真と同規模の発電所が停止したとしても、供給の急激な落ち込みにはならない。
地震発生が深夜で、電力需要が日中よりも小さく、他の発電機の稼働が少なかったことも、苫東厚真の脱落の影響度を大きくした。通常であれば、他の発電機が周波数の低下を検知して、出力を上げるなどの動きをする。だが、今回は苫東厚真の脱落分を回復させる手立てがなかった。
こうして苫東厚真発電所の周辺部から、周波数の低下は徐々に道内に広がった。いくら系統を遮断しても、需給のバランスは取れず、ドミノ倒しのように停電エリアが広がっていった。同時に、発電所も連鎖的に停止した。こうして、北海道はブラックアウトしたのだ。
なぜ苫東厚真発電所の一極集中は起きたのか
では、なぜ苫東厚真の一極集中は起きたのか。理由は、推測も含めて様々ありそうだ。
まず第1に、苫東厚真が高効率な石炭火力発電所であったことだ。発電所の効率性は規模に比例する。道内最大規模の苫東厚真は、発電コストが安価で、北電にとって競争力のある電源だったはずだ。
ある大手電力幹部は、「電力自由化が進む中、発電コストが安い発電所を稼働させたいと考えるのは普通のこと。苫東厚真発電所は北電エリアで最も大規模な石炭火力。これを動かしたいと思うのはよく分かる」という。
北海道の小規模な電力需要に対して、苫東厚真は規模が大きい。ただ、競争を勝ち抜いていくためには、大規模な設備が必要だというのは十分に理解できる話だ。
第2が、北電・泊原子力発電所が稼働していなかったこと。「泊原発が動いていれば、苫東厚真をフル稼働させる必要はなく、脱落による供給の急減は起きなかった」という声も聞こえてきた。ただ、泊原発も地震検知によって停止する可能性があり、これが根源的な解決法になるのかどうかは分からない。
第3が、本州との連系線の強化だろう。北海道と本州をつなぐ北本連系線の現在の容量は60万kW。東日本大震災後の議論を経て2019年には90万kWに拡張することが決まっている。
仮に、苫東厚真の脱落による影響が、北本連系線の容量以下であれば、本州からの送電によってブラックアウトを回避できた可能性がある。
そして第4が、電力網(系統)が大きすぎることだ。大規模集中の電力システムは、大規模で高効率な発電所から、広域に送電することを前提として作られている。だからこそ、苫東厚真のような大規模な発電所が脱落したときには、連鎖的に停電が広がる範囲が大きい。
近年、再生可能エネルギーの普及拡大は凄まじい勢いで進んでいる。配電網内に設置した分散電源を融通しながら利用する系統技術も開発が進んできた。例えば、大規模な発電所が脱落して送電ができなくなった時に、すべてを停電させるのではなく、分散電源を備えた配電網を一時的に送電網から切り離せば、完全な停電にならずに済む。
現在、太陽光発電などの分散電源は、周波数低下を検知すると、大型火力などと同様に自動で停止するようになっている。今回の地震の影響がなかった発電所が停止した中には、大規模な発電所だけでなく、再エネ発電所も含まれている。
少しでも停電の影響を軽微にするための方法には、様々な選択肢がある。長い時間をかけて構築してきた大規模集中型の電力システムの中での改善もあれば、分散型の電力システムを取り入れる方向での選択もあるだろう。
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まさか日本で「ブラックアウト」が起きるとは――。
9月6日午前3時8分頃、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震が発生。北海道全域で全域停電、いわゆるブラックアウトが起きた。一時は、北海道内のほぼ全世帯に当たる295万戸で停電した。
北海道で震度7 地震で停電したままの札幌市中心部=6日午後6時38分(出所:共同通信イメージズ)
ブラックアウトの発生は、9電力体制のスタート以来、初めてのことだ。東日本大震災によって東京電力・福島第1原子力発電所事故が発生し、津波で太平洋沿岸部の発電所が被災した時でさえ、ブラックアウトは起きなかった。
では、なぜ今回、ブラックアウトが起きたのか。原因を端的に言えば、北海道電力・苫東厚真火力発電所(厚真町)の一極集中だ。
苫東厚真は石炭火力発電所で、3機合計で定格出力が165万kW。道内最大規模を誇る。北海道電力によると、地震発生時、道内需要310万kWの約半分を苫東厚真が賄っていたという。
電気は貯めることができない。常に需要(電力の使用量)と供給(発電量)を一致させておく必要がある。今回のように、需要は変わらないのに供給が減ると、過負荷の状態となり、周波数が低下する。
周波数の低下は、停電発生を意味する。各変電所に設置してある周波数低下防止装置(URF)が、周波数が一定値以下になったことを検知すると、停電が他の地域に広がらないように系統を遮断する。停電しているところに電気が流れると通電事故が発生したり、設備が損傷してしまうためだ。一方、発電所も周波数の低下を検知すると、自動で停止し、系統から自らを切り離す(解列する)。
今回、震源地の近くに立地する苫東厚真火力発電所は、かなり揺れたはずだ。地震発生からほどなくして苫東厚真発電所は停止しただろう。その瞬間に、道内の供給は一気に半分に落ち込み、周波数が急激に低下した。
北海道は人口も少なく、電力需要自体が小さい。北電が発表した9月7日の最大需要予測は380万kW。例えば、東電の最大需要は4700万kW弱。北電エリアの10倍以上だ。仮に東電エリアで苫東厚真と同規模の発電所が停止したとしても、供給の急激な落ち込みにはならない。
地震発生が深夜で、電力需要が日中よりも小さく、他の発電機の稼働が少なかったことも、苫東厚真の脱落の影響度を大きくした。通常であれば、他の発電機が周波数の低下を検知して、出力を上げるなどの動きをする。だが、今回は苫東厚真の脱落分を回復させる手立てがなかった。
こうして苫東厚真発電所の周辺部から、周波数の低下は徐々に道内に広がった。いくら系統を遮断しても、需給のバランスは取れず、ドミノ倒しのように停電エリアが広がっていった。同時に、発電所も連鎖的に停止した。こうして、北海道はブラックアウトしたのだ。
とはいえ全面復旧には時間がかかる
復旧に向けた作業は急ピッチで進んでいる。まずは止まっていた水力発電を再稼働させ、その電気を使って、停止した発電所を動かし始めた。9月6日午後には、砂川発電所(砂川市)が稼働し、旭川エリアの一部で停電が解消した。その後も、複数の発電所を稼働させ、9月7日午前に約5割の停電が解消した。
ただ、完全復旧には時間がかかりそうだ。
北電が発表した9月7日の発電所の稼働予定を足し合わせ、北本連系線を使った本州からの送電分を足し合わせても、約310万kWにしかならず、最大需要380万kW (予測)には届かない。苫東厚真発電所を復旧させないことには、供給力不足が解消しないのだ。
ただ、苫東厚真は、1、2号機でボイラー配管の損傷が見つかっている。また、4号機はタービンで火災が発生。復旧には一定の時間を要すると見られる。
送電鉄塔など送配電設備の損傷もある。停電解消には、こうした設備の修復も必要だ。北電は「復旧には1週間程度はかかる」としている。
JEPXのスポット取引も中止
9月6日午後6時、日本卸電力取引所(JEPX)は「北海道エリアのスポット取引を北海道エリアの需給バランスが改善されるまでの間、中止」する旨を告知した。当面、北海道エリアの電力取引は中断されることが決まった。全面自由化後、市場閉鎖は初めてである。
「需要に対して供給力が決定的に不足している状況で市場閉鎖な当然」と小売電気事業者幹部は受け止める。ただ、新電力もブラックアウトは初めて経験だ。「復旧までの小売電気事業者の責任や負担が明確に分からず、対応に関連する情報収集を急いでいる」と話す。
JEPXが北海道エリアの取引再開の条件に挙げる「需給バランスの改善」は、「苫東厚真の復旧がカギ」(JEPX幹部)だ。
災害時の大手電力会社の対応は、かねて称賛に値するものだ。形式ばったルールなしに、他地域の電力会社が応援に駆けつける。今回も既に昨日の段階で、大手電力各社が電源車や応援人員を送っている。いまこの瞬間も、最大限の努力をもって復旧作業を進めていることだろう。
一刻も早い復旧を願うとともに、ブラックアウトの経験を今後に活かす議論を始めたい。
8. 中川隆[-13646] koaQ7Jey 2018年9月08日 11:19:23: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18361] 報告
▲△▽▼
ブラックアウトと原子力発電 2018-09-08
今回の北海道のブラックアウトは、
(1) 泊原発を再稼働できない状況で、
(2) 複数の火力発電機がメンテナンスに入らざるを得ず、
(3) 165万kwという北海道の電力需要の半分を担う苫東厚真火力発電所が停まり、
(4) 周波数が大きく乱れ、他の発電機が自動停止した
というメカニズムだったと考えます。
誤解している人がまだいますが、電気とは十分な蓄電が未だに不可能で、今、消費されている電気は、今、生産されています(発電機で)。電力会社は一定の周波数の範囲内で、需要と供給を合わせなければなりません。
苫東厚真火力発電所のように極端にシェアが高い発電機が停まると、 周波数の許容範囲を超えてしまいます。すると、接続されている電気機器や発電機が故障してしまうため、各地域の発電所がシャットダウンされ、ブラックアウトとなりました。
というわけで、ポイントは、
「泊原発が稼働していた場合、苫東厚真火力発電所が停まっても周波数の変動許容範囲内で、ブラックアウトは起きなかったのではないか?」
になります。この辺りは、今後の検証を待つとして、それ以前に、
「一つの発電所に域内電力の半分を委ねざるを得ない時点で、エネルギー安全保障は成り立っていない」
という現実を、国民は理解するべきです。
『北海道ブラックアウト 最大の火力発電所からドミノ倒し
https://www.asahi.com/articles/ASL966Q4QL96ULFA044.html
地震に襲われた北海道のほぼ全域が一時停電した。最大の火力発電所がダメージを受けて需給のバランスが崩れ、ドミノ倒しのように発電所が止まった。完全復旧までは1週間以上かかる見通しだ。
「極めてレアなケース。すべての電源が落ちるリスクは低いとみていた」
6日午後、札幌市の北海道電力本店。停電で薄暗い1階ロビーに設けられた会見場で、真弓明彦社長は、こわばった表情で話した。
今回の停電は、離島などを除く北海道のほぼ全域で発生した。電気事業連合会によると、大手電力会社のほぼ全域に及ぶ大規模停電は初めてだ。
今回の停電の発端となった苫東厚真火力発電所(北海道厚真町)は、北電で最大の火力発電所であり、3基の能力は計165万キロワット。地震でとまり、北電は、この時点の供給力の半分以上を一気に失った。需給のバランスが崩れ、その影響がほかの発電所にも及んで停止。道内全域の停電に追い込まれた。
経済産業省が想定していた北海道での発電設備トラブルによる供給力減少は129万キロワット。「(165万キロワットは)想定外だった」と担当者も話す。(後略)』
いやいや、泊原発を動かさず、苫東厚真火力が需要の半分を担っている時点で、165万kwの供給力減少は「普通に起きえる事態」でしょう。子供でも理解できる話です。
結局、東日本大震災後に原発を「政治的」に停め、しかも代替の安定電源を増やすどころか、再生可能エネルギーなどという「ビジネス」にはなるものの、電力の安定供給には糞の役にも立たない電源を増やし、エネルギーミックス崩壊を放置していた「ツケ」が出始めているという話です。
相変わらず、イデオロギー的に反原発な連中が多いですが、だったら原発に変わる「エネルギーミックス強化」になりえる電源を教えて下さい。ちなみに、火力はダメです。理由は、原油、石炭、LNGなど、我が国はほとんど自給できないためです。
火力を増やしたところで、エネルギー自給率は下がります。電力会社の収益も悪化し、使用済み核燃料の処理や廃炉の技術開発すら不可能になります。
さらには、メンテナンスコストが削られることで、日本の停電率は上がっていくことになります。もちろん、電気料金も上がりますが、それでいいんだ?
別に、未来永劫、原発を使うべきとは言いませんが、とりあえず日本はエネルギー安全保障回復のために、原発を稼働しなければならないのです。
また、未だに「地震で原発が〜」などと適当なことを書いている人がいますが、日本の原発は福島第一原発の事故後、耐震性が著しく強化されています。しかも、東日本大震災の際には、福島第一原発をはじめ、全ての原発は普通に自動停止しました。
福島第一の事故は、津波による電源喪失。ただ、それだけです。電源喪失の結果、冷却ポンプが動かせなくなり、事故に至ったのです。
建屋の屋上にディーゼルの発電機があれば、それで済んだ話なのですよ。
今回の泊原発も、外部からの電源供給は止まった(そりゃそうでしょう)ため、非常用発電機でポンプを動かし続けました。
上記が「事実」であるにも関わらず、共産党の小池晃を代表に、今回のブラックアウトを反原発に利用しようとする連中が少なくなく、吐き気がします。
繰り返しますが、だったら原発に変わる、エネルギー自給率を高める電源を、それも「今すぐ」に使える電源を教えて下さいよ。それができないなら、せめて口をつぐめ。
今回のブラックアウトは、反原発に固執し、エネルギー安全保障の劣化を放置し、一つの発電所に供給の半分を委ねなければならない事態に追い込んだ「政治家」「言論人」そして「国民」の責任なのです。
次なるブラックアウトを回避するためにも、日本はエネルギーミックスのバランスを回復する必要があります。そのためには、原発を稼働せざるを得ないのです。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12403443295.html
9. 中川隆[-13645] koaQ7Jey 2018年9月08日 11:35:27: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18361] 報告
▲△▽▼
泊原発を緊急再稼働させるべきだ 2018/09/06
だから散々言っただろう。電力は、足りてるからいいってもんじゃねえんだよ。原発反対のバカは、人殺しだ。泊は震度2から3だろ。
バカのヒステリーに振り回されて、電気がなく治療を受けられず死んでいく奴の方が圧倒的に多いんだからな。
そういう話はマスコミには、流れない。
http://www.nikaidou.com/archives/105729
10. 中川隆[-13641] koaQ7Jey 2018年9月09日 10:53:23: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18382] 報告
▲△▽▼
続 ブラックアウトと原子力発電 2018-09-09
こと原発関連のエントリーを書くと、日本語が分からない連中が次々に出現してウンザリするのですが、わたくしは、
「原発に変わる、エネルギー自給率を高める電源を、それも「今すぐ」に使える電源を教えて下さい」
と、書いているんですよ。
反原発派は、すぐに火力を増やせどうのと言い出しますが、火力発電所の新設には、土地の選定から数えると、少なくとも十年は必要です(原発は二十年だそうです)。
十年間は「今すぐ」なの?
日本のエネルギー安全保障は、すでに崩壊状態であったことを、全道ブラックアウトが証明しました。つまりは、「今すぐ」改善しなければならないのです。
それにも関わらず、火力発電の強化を未だに言っている・・・。
そもそも、北海道電力を含む日本の電力会社の火力発電所は老朽化し、使用に堪えないものが少なくないのです。それを、騙し騙し使わざるを得ない状況に追い込まれていたのです、日本の各電力会社は。
火力発電を強化するどころか、一部の発電所は取り壊しをしなければならない時期に至っています。
老朽化が進んだ結果、当然ながら、メンテナンスの回数も激増し、電力会社は供給を維持するために綱渡りを強いられていました。
2010年度の北海道電力における火力発電所のトラブル件数は52件。2016年は82件。着実に増えてきていますが、当然です。
北海道電力の奈井江発電所では、わたくしよりも年上の発電所が現役なのですよ。半世紀近く稼働し続けてきた老朽化発電所が、身体に鞭打って動き続けています。
それはまあ、トラブルやメンテナンスが増えて当然です。
北海道地震の死者数は35人を越えました。
停電はほぼ解消しましたが、何しろ上記の有様なので、いつ次の発電機の故障があるか分かりません。
といいますか、最大火力である苫東厚真発電所が復旧していないため、建設後半世紀近い「老体」がフル稼働し、ようやく供給を確保している有様です。
『北海道で2割節電要請 経産相、停電はほぼ解消
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3514610008092018MM8000/
北海道で震度7を観測した地震で、世耕弘成経済産業相は8日夜、道内に平常時より2割の節電を呼びかける考えを示した。地震による停電はほぼ解消したが、週明けの電力需要増などに備え、これまで1割としていた目標を引き上げる。被災地では空路や鉄道の再開が進む一方、約2万6千戸が断水するなどインフラの復旧は途上だ。
節電目標の引き上げは老朽化した火力発電所の故障リスクなどを踏まえた。世耕経産相は記者団の取材に「土砂崩れなどで立ち入り困難な一部地域を除き、8日中に停電を解消させる予定だ」と説明。大規模停電の再発を防ぐため、万一の場合に計画停電を実施する方針も改めて示した。(後略)』
苫東厚真発電所が復活したところで、老朽化火力に一定の電力供給を依存せざるを得ないという状況は変わりません。
ちなみに、来年2月には石狩湾新港発電所が動き出しますが、当初は1号機だけなので、出力は56.94万Kwのみ。2号機以降は、2023年以降の稼働予定です(さすがに早めたいところでしょうが)。
また、2019年までに運転年数が40年を超す老朽化火力は、132万kw。石狩湾1号機が動き出したところで、老朽化火力の稼働は続かざるを得ません。泊原発が再稼働しない限りは。
結局、石狩湾1号機が動き出しても、北海道の電力供給は、苫東厚真発電所に極端に依存する構造は変わらないのです。
目の前に危機があり、その解決方法も明らかである。
無論、「未来永劫」の解決策ではなく、泊原発を再稼働し、とにもかくにも「目の前の危機」を乗り越え、その後は石狩湾2号機以降の建設を早め、老朽化火力を「引退」させ、さらには水力発電の強化など中期的なエネルギーミックス確保を目指す。
その「後」、原発についてどうするのか。使用済み核燃料の再処理や最終処分、廃炉の技術開発を着々と進めていきつつ、原発をエネルギーミックスの中でいかに位置づけるのかを考えていく。
これ以外に、北海道のエネルギー安全保障を回復する道はありません。
正直、「ピコーンッ! ひらめいたっ!」系の適当なアイデアで解決できるほど、北海道の(あるいは日本の)エネルギー安全保障崩壊は甘い問題ではないのです。
「今すぐ」に解決する必要がある以上、北電は泊原発を再稼働しなければならないのです。政治は動かなければなりません。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12403646397.html
11. 中川隆[-13649] koaQ7Jey 2018年9月10日 10:36:20: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18412] 報告
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全道ブラックアウトと発送電分離 2018-09-10
北海道の大規模停電は、一部の地域を除きほぼ解消されました。
世耕経済産業大臣は、電力需要が高まる平日は需給の逼迫が予想されるとして、全道に二割の節電を求めています。
今回のブラックアウトは、季節が厳冬期ではなかったという点が、本当に不幸中の幸いでした。
氷点下二十度の世界、しかも大雪で交通もままならない世界において、ブラックアウトが起きたら・・・。人類史に残る悲劇になってしまったのは確実です。
ちなみに、冬の北海道は電力需要が500万kw(現在は300万Kw台)を超すため、苫東厚真が復旧したとしても、万全には程遠い状況が続きます。
政治的に「泊原発再稼働」を認めなければなりません。
その上で、原子力規制委員会の審査を続ければいいのです。
ちなみに、発電所の再審査等は、発電しながら進めていくというのが「グローバルスタンダード」です。さもなければ、将来の懸念に考慮した挙句「現在の危機」を招きかねないためです。
原発を全て停止したまま審査を行うなどという「頭がおかしい」ことをしているのは、日本だけです。
また、北海道の停電は解消しつつありますが、台風21号による西日本の停電は続いています。
『台風21号に伴う停電「9日中に半分に」 世耕経産相
https://www.asahi.com/articles/ASL996QVZL99ULFA005.html
台風21号に伴う関西電力と中部電力の管内での停電について、世耕弘成経済産業相は、9日午後3時時点で約3万戸まで減ったことを明らかにした。この半分にあたる1万5千戸まで9日中に減らすことを「目指したい」とも述べた。復旧を加速させるため国土交通省に加えて自衛隊とも連携していく、という。』
日本国は今、北海道と西日本という二つの戦線で、自然災害との戦争を繰り広げていることになります。陳腐な書き方ですが、戦争はすでに始まっているのです。
さて、北海道には泊原発を動かすという「短期的な解決策」がありますが、中期的に、とんでもない問題が待ち構えていることを知ってください。
すなわち、2020年4月の「発送電分離」です。
電力会社の送配電部門と、発電部門が「法的に分離」されるのです。さらに、一般送配電事業者・送電事業者が、発電事業を行うことは「禁止」されます。
また、「適正な競争関係を確保するため」というバカげが理由から、一般送配電事業者・送電事業者と発電事業者について、取締役の兼業禁止等の行為規制も課せられるのです。
つまりは、2020年4月以降、電力会社(一般送配電事業者・送電事業者)は「発電所を持たない」状況になるわけでございます。
自前の発電所がない「電力会社」は、果たしてこれだけ自然災害が多発する日本国において、電力の安定供給が実現できるのでしょうか。
あるいは、大震災で発電所なり送電網なりが破損したとき、「速やかな復旧」が可能なのでしょうか。
できるはずがありません。
現在の日本国において、ギリギリ電力が安定的に供給され、復旧が何とかなっているのは、電力会社が発電から送電網までを統合的に管理しているためです。要は「社内で何とかしている」のです。ところが、2020年4月以降は「社内」では話が終わらなくなってしまいます。
それにも関わらず、
「発電部門を新規ビジネスに」
などという、レントシーキングの対象とし、安倍政権は発送電分離を強行しようとしています。
このまま発送電分離を進めると、我が国は電力の安定供給が「目標」で、自然災害の際には復旧に何か月もかかる「発展途上国」へと落ちぶれることになるでしょう。
日本のエネルギー安全保障が崩壊状態にあることが、全道ブラックアウトで確定しました。安倍政権は発送電分離を早急に中止するべきです。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12403889378.html
12. 中川隆[-13659] koaQ7Jey 2018年9月14日 06:33:02: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18523] 報告
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全道停電まで緊迫の18分間 泊原発への電力供給維持に手を尽くす?
9/13(木) 19:31配信 北海道新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180913-00010003-doshin-hok
各地の病院の停電時刻。倶知安、岩内は午前3時28分
病院の自家発電装置の記録から追跡
6日の胆振東部地震の発生直後に道内を襲った全域停電「ブラックアウト」。道内各地の病院に設置された自家発電装置の記録から、そのメカニズムの一端が明らかになってきた。前代未聞の停電はどのように発生し、どのように広がったのか。北海道電力が明らかにしない中、地震発生からブラックアウトまでの18分間を追った。(宇野沢晋一郎、長谷川裕紀)
停電前後、北海道の明暗 東京の測量会社が撮影
.
自動で負荷遮断 北本連系線がフル稼働
6日午前3時7分 最大震度7の激震が胆振管内厚真町を襲った。
午前3時8分 厚真町内にある道内最大の火力発電所、苫東厚真火力発電所(3基=3号機は廃止)の2号機と4号機(合計出力130万キロワット)では、高温の水蒸気を運ぶ細長いボイラー管が縦揺れに耐えきれず損傷。直後に停止し、北電は全道の電源の4割を一瞬にして失った。
当時社員ら27人がいたが、ブラックアウトを防ぐため、手動でなく自動的に二つの作業が進んだ。
一つが「負荷遮断」。ブラックアウトで道内の電源がゼロになると、発電機を動かすのに必要な電気もなくなり、復旧に時間がかかる。停止した電源に見合うだけの需要を一時的に切り離し、停電から回復しやすくしようとした。一瞬にして、道北、函館などの地域の多くで停電。残されたのは札幌など道央が中心だった。
午前3時11分 二つ目の自動システム「北本連系線」がフル稼働。北海道と本州を結ぶ送電線で、どちらかの地域で需給バランスが崩れると、自動的に電気が送られる仕組みになっている。最大量である60万キロワットが本州から北海道に向けて送られ始めた。
この時点で、道内の需給バランスは不安定ながらも、保つことができていた。
.
釧路ではいったん送電再開
午前3時15分 同3時9分に停電した市立釧路総合病院で送電が再開された。
午前3時17分 同じく釧路地方向けの送電網で釧路赤十字病院で電力がいったん復旧。高橋令総務係長は「自宅でもいったん電気が戻った記憶がある」。
.
午前3時25分 北電「ブラックアウト」
午前3時25分 苫東厚真火発で唯一運転を続けていた1号機(出力35万キロワット)のボイラー管損傷が深刻化。「穴が開いており、何百度もの高温の水蒸気が噴き出し、すさまじい音だったに違いない」(東京工業大の奈良林直特任教授)と推測され、他の2基停止による電力の周波数低下にも耐えきれず自動停止した。
1号機停止で、道内の他の発電所が連鎖的に停止。道内で電源が失われたため、本州からの送電もできなくなった。北電はこの時刻を「ブラックアウト」としている。
.
全道停電まで緊迫の18分間 泊原発への電力供給維持に手を尽くす?
泊原発の位置に注目
倶知安と岩内には午前3時28分まで電力供給
午前3時28分 北電の発表とは異なり、後志管内倶知安町と岩内町の病院ではこの時刻まで送電が続いた。送電線の先には、泊原子力発電所(同管内泊村)があり、常に冷却が必要な使用済み核燃料が大量に置かれている。北電は冷却を維持するため、あらゆる手段で、電力供給を維持しようとしたようだ。同時刻に冷却用の非常用電源が動き始めている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180913-00010003-doshin-hok
____
2段階で全道停電 一部地域切り離し、十数分しか持たず 09/13 07:24
6日未明の胆振東部地震による停電で、北海道電力が道内全域の「ブラックアウト」を防ぐため、停電地域を自動的に道東や道北など一部に限定しようとしていたことが分かった。本州からの送電も増加したが、地震発生から18分後に全域停電したとみられる。北海道新聞が、自家発電装置を持つ主な病院23カ所の記録を集計した結果、地域内でばらつきはあるが、停電はほぼ2段階で起きていた。経済産業省は、北電の対応が適切だったのか検証を進めることになる。
北電は、取材に対し、ブラックアウトの詳細な経緯は明らかにしていない。
大規模病院では、停電時に自動で切り替わる自家発電装置を備え、停電発生時刻を記録する。これを各地域の目安として集計すると、地震発生(午前3時7分)直後とブラックアウト発生(同25分)前後に分かれた。北見や函館などの病院では、地震発生直後の同8分に停電した一方、札幌や旭川、苫小牧の病院の停電はブラックアウト時だった。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/227740
13. 中川隆[-13641] koaQ7Jey 2018年9月15日 09:49:47: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18550] 報告
▲△▽▼
泊原発の再稼働が必要である 2018-09-15
さて、今回の北海道地震及びブラックアウトを受け、相変わらず泊原発に関する意味不明な論調が飛び交っています。
SNSの話ではありません。歴とした「新聞」もそうなのです。
一番、分けがわからなかったのは以下の東京新聞の社説。
『<北海道地震>全道停電 集中は、もろく危うい
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018090702000170.html
苫東厚真発電所の機能不全に始まる停電の闇が、広い北海道を覆い尽くした。電源の一極集中、過度な依存は、地震に弱い。バックアップと調整機能の強化が急がれる。大都市圏でも、なおのこと。
一発電所のダウンが全道を覆い尽くした。復旧は始まっているものの、一時は全二百九十五万戸が光を失った。阪神大震災時を上回る。交通機関をはじめ、あらゆるインフラが機能不全に陥った。
震源地に近い苫東厚真は、道内最大の火力発電所。三基の最大出力は合計百六十五万キロワットに及ぶ。(中略)
大規模発電所への過度な依存を改め、再生可能エネルギーの活用を視野に発電所の配置を見直し、本州も含めた連携網、つまり需給調整の機能の強化が急務である。現に北海道電は本州からの融通で急場をしのぐという。
かといって、原発には安易に頼るべきではない。
苫東厚真の1号機、2号機の配管が損傷し、蒸気が漏れ出した。4号機では、タービンから出火した。地震の揺れによる損壊は、原発でも十分起こり得る。
原発事故の影響が火力発電所の比ではないことは、3・11で明らかだ。今回の地震でも泊原発の外部電源は、震度2で喪失した。(後略)』
「今回の地震でも泊原発の外部電源は、震度2で喪失した」
あの・・・。泊原発の外部電源が喪失したのは、苫東厚真発電所が落ちて、全道ブラックアウトになったためで、「震度2の地震」とやらは何の関係もないのですが。
原子力発電所は、停めていれば安全というわけではありません。使用済み燃料が貯蔵されたプールを冷却ポンプで冷やし続ける必要があります。
福島第一原発は、地震では普通に自動停止しました。自動停止したとしても、ポンプは動かし続けなければなりません。
東日本大震災の際には、東方地域の電力の多くが停まり、福島第一原発への外部電源(外から引っ張った電線で供給される電気)も止まりました。
というわけで、ポンプを動かすには非常用発電機(大抵はディーゼル)に頼ることになります。ところが、その後の津波で非常用発電機までもがやられてしまい、事故に至ったのです。
泊原発は停止中で、自家発電ができないため、外部から引いてきた電線から供給される電気でポンプを動かし続けていました。
全道ブラックアウトになれば、外部電源が停まるのは当たり前でしょ。
それにもかかわらず、東京新聞の社説は「震度2の地震で外部電源が停まった」という印象操作を行い、原発再稼働への道をふさぐ世論操作を行っているわけです。
北海道の道民の「生命」に関わるエネルギー安全保障強化のためには、泊原発を再稼働する以外に道はない(あるというならば、教えて下さい)にも関わらず。
しかも東京新聞は、
『電力がインフラの中のインフラであることを、今度の地震であらためて思い知らされた。
医療機関への影響は特に深刻だ。これが、命にかかわる八月の猛暑のさなか、道外で起きていたらと思うと一層背筋が寒い。
大都市ほど停電には弱い。電源の分散配置、連携強化が急がれるのは北海道だけではない。』
と書いておきながら、原発は否定。代わりに何の電源を増強するべきかについては、スルー。
この手の無責任な連中の発言力が大きく、原発が再稼働されず、電力需要が膨れ上がる冬を迎えなければならない北海道。怒りを禁じ得ません。
ちなみに、政府が泊原発再稼働を決めた場合、「北海道の冬」にはまだ間に合います。
2012年6月16日、野田佳彦総理大臣(当時)が大飯原発の再稼働を決定し、大飯3号機が動き始めたのが、7月5日。4号機は7月21日でした。
以前、電力会社の中の人に聞いたところ、原発再稼働のためには「一か月」あればいいとのことでした。
つまりは、政府が今、泊原発再稼働を決定すれば、遅くとも10月中には再稼働が可能なのです。
それにも関わらず・・・・。
『泊原発「直ちに再稼働あり得ない」…菅官房長官
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20180910-OYT1T50076.html
菅官房長官は10日の記者会見で、北海道電力泊原子力発電所(北海道泊村)の再稼働について、「原子力規制委員会で新規制基準に基づく安全審査中なので、直ちに再稼働することはあり得ない」と否定した。
北海道地震を受け、電力需給が逼迫ひっぱくする恐れが出ているが、政府は火力発電所の再稼働や本州からの電力融通に加え、節電を呼びかけることで対応する方針だ。』
「節電を呼びかける」
発展途上国ですな、我が国は。
ちなみに、泊原発がなぜ原子力規制委員会の審査をなかなかクリアできないのかといえば、
「活断層がないことを証明しろ」
と、悪魔の証明を求められているためです。
しかも、活断層があったところで、地震発生の確率は数万年に一度。数十年しか稼働しない原発について、数万年に一度「発生するかもしれない」地震を理由に、再稼働を認めないのです。
さらに言えば、地震が発生したところで、耐震化が強化された311以降の原発は、事故に至る可能性は極めて低いのです。
しつこいですが、福島第一原発の事故は「電源喪失」が理由であり、地震そのものではありません。建屋の屋上に非常用発電機を置いておけば、あの事故は起きませんでした。
ところが、この手の主張を政治家は誰も口にせず、北海道電力に対して「手足を縛ったまま、責任を丸投げ」というわけです。
我が国は、狂っています。
くどいですが、わたくしは別に原発推進論者ではありません。もちろん、火力推進者でも水力推進者でも、再エネ推進者でもありません。日本のエネルギー安全保障が強化されるなれば、電源は何でもいいです。
とはいえ、現在の北海道(日本全国がそうですが)のエネルギー安全保障を回復し、冬に「凍死者続出」などという悪夢を避けるためには、泊原発再稼働以外に道はないのです。(あるいというならば、しつこいですが「今すぐ」に使える電源を教えてくれ!)
同じ国民である北海道の人たちが、節電の常態化という発展途上国の暮らしに叩き落されるのは耐えられないのです。冬に同じ国民が次々に凍死していく事態も、何としても回避しなければならないと考えています。
これって、変? 普通の感覚だと思うのですが。
ところが、日本の政治に責任を持つべき政治家は、原発再稼働という「絶対に必要なソリューション」から目をそらし続ける。
繰り返しますが、我が国は狂っています。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12405054313.html
14. 2018年9月15日 23:43:20 : 7IsConGZXQ : kdImzkGWg@Q[3] 報告
▲△▽▼
北海道胆振東部地震「泊原発が動いていれば停電はなかった」論はなぜ「完全に間違い」なのか
https://hbol.jp/174509
15. 中川隆[-13612] koaQ7Jey 2018年9月16日 20:40:36: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18598] 報告
▲△▽▼
「北電ブラックアウト」は人災だったと言えるこれだけの理由
そろそろ民主党時代の呪いを振り払おう
川口 マーン 惠美
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57521
北海道で台風、地震の被害に遭われた方々には、心よりお見舞いを申し上げます。
台風による被害が収束しないうちにやってきた大地震。北海道は、台風や地震とはそれほど縁のない土地だ。だから地震のショックはもとより、余震の中での電気のない生活はどれほど辛かったか想像に余りある。
電気は貯められない。しかも、多すぎても少なすぎても停電になるので、常に需要に供給量を合わせていかなければならない。読売オンラインは、「電力会社は、発電する量と消費する量がおおむね一致するように調整している」とサラッと書き流していたが、それがどれだけ難しいことか。
電気需要は、まず、季節によって大きく変動するし、寒波や猛暑、高気圧の居座りなど、中期的変動もある。平日と週末でも変わる。1日の中でも、巨大ビルが目覚め、工場が稼働し始めると、それに合わせて各発電所が出力を上げていく。W杯やオリンピックの自国戦があれば、休日や夜間でも、突然、電気の需要はコブのように盛り上がる。さらに昨今は、そこにお天気まかせの再エネが入ってくるので、調整はさらに複雑になった。
今回のブラックアウトは、地震発生当時、全電力需要の半分を発電していた苫東厚真火力が停止してしまったので、他の発電所も発電機の故障を防ぐため、次々に自動停止して起こった。電力会社の社員は、停電をさせてはならないというDNAを持っているので、その瞬間から寝ずの復旧作業が始まった。他の電力会社からも救援のため、同じDNAを持った人たちが発電車両を駆って北海道に向かった。
ブラックアウトの原因
需要と供給を合わせるのが難しいと書いたが、今では多くをコンピューターがやってくれる。しかし、ブラックアウトが起こったあと、一つ一つ発電所を復活させていくのは、誰も経験したことのない、まさに未知の領域だ。
今まで知らなかったが、一度止まってしまった発電機を稼働させるには、種火となる電気が要るそうだ。ところが、今回は北海道全体が停電していた。そんな場合、電気なしに発電を再開できるのは、水力しかない。だから北電では、水力発電所で作った電気を、まさに貴重な火種として、まず、砂川火力発電所を立ち上げた。
ただ、送電したその瞬間にどれぐらいの需要があるかは、やってみなければわからない。家で心細い思いをしていた人々は、冷蔵庫がブーンと唸り出したのを聞いて、「わー、電気、付いた、付いた!」と喜べば済むが、そこで需要と供給のバランスが大きく食い違ったら、また、自動停止となり、元の木阿弥だ。
そこで、一定の範囲に限って慎重に送電し、バランスが上手く取れたとわかったら、発電量と送電の範囲を少しずつ広げていく。針の穴を通すような、緊張の時間だったに違いない。こうして、あの広い北海道で、8日の夜には、ほぼ全域で電気が回復した。まさに神業だった。
なのに、巷には、その北電を非難する声がある。ブラックアウトが起こったのは、北電が、発電を苫東厚真の火力に一極集中していたのが悪いそうだ。
苫東厚真の一極集中は当たっている。それがブラックアウトの直接の原因であったことも確かだ。しかし、北電がそれを望んでやっていたかというと、そうではない。泊原発を動かせないから、一局集中してしまったのだ。
東日本大震災の前、泊原発は北海道の電気の44%を担っていた。それが停止したら、当然、電気が逼迫する。だからといって、火力発電所をすぐに新設できるわけはない。仕方なしに、廃止するはずの老朽火力まで動員して、この6年間、必死でやりくりしてきた。老朽火力はトラブルが多いのに、よくもまあ、今まで大停電も起こさずに頑張ってきたものだと思う。
泊原発は東日本大震災の影響を受けなかったので、福島原発の事故の後も、その翌年のゴールデンウィークまで稼働した。つまり、日本で最後まで頑張った原発だ。それ以来、再稼働を目指し、新規制基準に対応するよう鋭意努力を続けてきた。現在の日本の原発の安全基準は、世界一厳しい。何が起こっても大丈夫なようにと、電源、ポンプ、燃料、水は、これでもかというほど、何重にも確保した。
地震対策も万全だ。泊原発の最大加速度については、今のところ620ガルに耐えられるようにと、必要な補強工事が進められている(ガルというのは、物理学における揺れの激しさを示す単位)。
ちなみに、東日本大震災のときの福島第一原発では最大で550ガルの揺れ。先週の地震の泊の揺れは、1号機、2号機、3号機が、6ガル、および7ガルだった。原子炉建屋など重要な建物は、強固な岩盤に直接くっつけて建設してあるので、泊原発はほとんど揺れなかったと言ってよい。
この原発が稼働していれば、苫東の一極集中もなかったし、ブラックアウトも起こらなかっただろう。
泊原発の再稼働が認可されない理由
ところが、とんでもないデマが飛び交っている。
朝日新聞系列のAERAdot.の9日付の記事では、「2011年の東京電力福島第一原発事故による大きな教訓は、大規模災害が起きても『絶対に電源を切らさないこと』だったはずだ。それがなぜ、わずか震度2で電源喪失寸前まで追い込まれたのか」と書く。タイトルは、「震度2で電源喪失寸前だった北海道・泊原発『経産省と北電の災害対策はお粗末』地震学者」。
繰り返すようだが、泊の原子力発電所は6年間動いていない。3基ある原発には、使用済みとこれから使う燃料棒を保管してある水槽がある。圧力容器ではなく、普通の水槽だ。ここが停電になっても、突然、水が沸騰し、蒸発し、むき出しになった核燃料が爆発の危険に晒されるというようなものでは決してない。
普段、核燃棒の冷却には普通の電気が使われている。ところが、北海道全土が停電になってしまったので、当然、電気が来なくなった。僭越ながら、外部電源喪失というのは停電のことだ。
だから、燃料棒の冷却のため、予備の非常電源を使った。そのどこに問題があるのか? 私は理系の人間ではないが、それでも、福島第一や第二の電源喪失と、泊のそれの違いぐらいはわかる。
ところが、太田某という女性弁護士は、この記事を読んで、「震度2で電源喪失寸前ってどれだけ危ういのか。お粗末という言葉でも足りない。原発持てる国土じゃないって認めようよ」と発信しているので、わからない人もいるらしい。日本が原発を持てる国じゃなければ、どの国が持てるのだろう?
これだけ厳重に安全対策が敷かれている泊原発の再稼働が未だに認可されない理由は、原発の近隣の海岸の地形が、新潟の佐渡島の小木半島、および青森県大戸瀬周辺に似ているからだというのである。この両者は、地震の隆起でできた地形であり、泊も似ているから、ひょっとすると原発の近辺、あるいは真下に活断層があるかもしれないというのが、原子力規制委員会の見解。
発電所敷地内の断層については、北電が念入りに調査したが、いずれも後期更新世(12万6000年前から1万1700万年前まで)以降の活動は認められていない。しかし、原子力規制委員会は2017年3月、北電の提出したデータを認めなかった。規制委というのは、原発を稼働させないことが自分たちの使命だと固く信じている人たちの集まりだ。
資源貧国の生きる道
規制委の不思議な生い立ちを、東京工業大学先導原子力研究所助教授の澤田哲生氏が下記のように説明する。
「規制委は(略)強大な権限を持つ『3条委員会』(府省の大臣などからの指揮や監督を受けず、独立して権限を行使することができる機関・著者注)として発足した。(略)そのことを菅氏は2013年4月30日付の北海道新聞に臆面もなく吐露している。(略)『トントントンと元に戻るかといえば、戻りません。10基も20基も再稼働するなんてあり得ない。そう簡単に戻らない仕組みを民主党は残した。その象徴が原子力安全・保安院をつぶして原子力規制委員会をつくったことです』」(『北海道地震、未曾有の大停電は菅直人にも責任がある』iRONNA9月7日付)
規制委が菅直人の負の遺産と言われる所以だ。
北電の発表では、泊発電所の安全対策工事費の総額見通しは、「2000億円台半ば程度」。これだけしても、規制委がある限り、いつ再稼働できるやらさっぱりわからない。
ただ、幸いなことに、福島第一の事故以前から、つまり、泊が稼働していた時から、北電は石狩湾新港発電所の新設計画を進めていた。完成予定は来年の3月。
元々は、老朽化した石炭火力を止めて、CO2排出の比較的少ないLNG(液化天然ガス)で置き換えるつもりだったが、いまのところ、老朽火力の廃止はあり得ない。そんなことをしたら、たちまち電気が足りなくなる。
私は、今回のブラックアウトは人災だったと思っている。現在の北海道の状態は、元気な主力選手をベンチに引っ込めて、二流選手に発破をかけ、人数が足りないのでとっくに引退した選手まで引っ張り出し、挙げ句の果てに、試合に負けたからと叱責しているようなものだ。
日本のように資源貧国が原子力を使わなければ、徒らに国力を弱める。日本が戦後、平和で、しかも豊かな国になれたのは、決して偶然ではない。その貴重な宝物を、私たちが壊してしまっては、先人にも子孫にも申し訳が立たない。原子力規制委は、一刻も早く菅直人氏の呪いを振り切り、国民の生活を守るためにも、安全な原発の再稼働に踏み切ってほしいと願う。
16. 中川隆[-13607] koaQ7Jey 2018年9月17日 09:06:47: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18604] 報告
▲△▽▼
続 泊原発の再稼働が必要である 2018-09-17
さて、改めて北海道の電力需要のピークは516万kwです(12月)。
北海道電力は、苫東東が復旧しない中、とにかく電源をかき集め、350万kwは確保。何とか厳冬期までに苫東東を復活させ、550万kwを確保する計画になっています。
もっとも、上記は老朽化した火力発電が故障しないという前提になっており、十分な電力を確保できるかどうかは「不明」です。
経産省は、
「10月以降は電力需給が正常化する」
としていますが、大規模な発電所の故障がないこと、及び気候が前年並みであることが前提です。つまりは「お天気様次第」なのです。
この状況で、かたくなに泊原発を再稼働しない日本国。泊原発の再稼働について、一切、発言をしようとしない政治家たち。
我が国は、もはや国家の体をなしていません。
『「北電ブラックアウト」は人災だったと言えるこれだけの理由 そろそろ民主党時代の呪いを振り払おう
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57521
北海道で台風、地震の被害に遭われた方々には、心よりお見舞いを申し上げます。
台風による被害が収束しないうちにやってきた大地震。北海道は、台風や地震とはそれほど縁のない土地だ。だから地震のショックはもとより、余震の中での電気のない生活はどれほど辛かったか想像に余りある。
電気は貯められない。しかも、多すぎても少なすぎても停電になるので、常に需要に供給量を合わせていかなければならない。読売オンラインは、「電力会社は、発電する量と消費する量がおおむね一致するように調整している」とサラッと書き流していたが、それがどれだけ難しいことか。
電気需要は、まず、季節によって大きく変動するし、寒波や猛暑、高気圧の居座りなど、中期的変動もある。平日と週末でも変わる。1日の中でも、巨大ビルが目覚め、工場が稼働し始めると、それに合わせて各発電所が出力を上げていく。W杯やオリンピックの自国戦があれば、休日や夜間でも、突然、電気の需要はコブのように盛り上がる。さらに昨今は、そこにお天気まかせの再エネが入ってくるので、調整はさらに複雑になった。
今回のブラックアウトは、地震発生当時、全電力需要の半分を発電していた苫東厚真火力が停止してしまったので、他の発電所も発電機の故障を防ぐため、次々に自動停止して起こった。電力会社の社員は、停電をさせてはならないというDNAを持っているので、その瞬間から寝ずの復旧作業が始まった。他の電力会社からも救援のため、同じDNAを持った人たちが発電車両を駆って北海道に向かった。(中略)
なのに、巷には、その北電を非難する声がある。ブラックアウトが起こったのは、北電が、発電を苫東厚真の火力に一極集中していたのが悪いそうだ。
苫東厚真の一極集中は当たっている。それがブラックアウトの直接の原因であったことも確かだ。しかし、北電がそれを望んでやっていたかというと、そうではない。泊原発を動かせないから、一局集中してしまったのだ。
東日本大震災の前、泊原発は北海道の電気の44%を担っていた。それが停止したら、当然、電気が逼迫する。だからといって、火力発電所をすぐに新設できるわけはない。仕方なしに、廃止するはずの老朽火力まで動員して、この6年間、必死でやりくりしてきた。老朽火力はトラブルが多いのに、よくもまあ、今まで大停電も起こさずに頑張ってきたものだと思う。
泊原発は東日本大震災の影響を受けなかったので、福島原発の事故の後も、その翌年のゴールデンウィークまで稼働した。つまり、日本で最後まで頑張った原発だ。それ以来、再稼働を目指し、新規制基準に対応するよう鋭意努力を続けてきた。現在の日本の原発の安全基準は、世界一厳しい。何が起こっても大丈夫なようにと、電源、ポンプ、燃料、水は、これでもかというほど、何重にも確保した。
地震対策も万全だ。泊原発の最大加速度については、今のところ620ガルに耐えられるようにと、必要な補強工事が進められている(ガルというのは、物理学における揺れの激しさを示す単位)。
ちなみに、東日本大震災のときの福島第一原発では最大で550ガルの揺れ。先週の地震の泊の揺れは、1号機、2号機、3号機が、6ガル、および7ガルだった。原子炉建屋など重要な建物は、強固な岩盤に直接くっつけて建設してあるので、泊原発はほとんど揺れなかったと言ってよい。
この原発が稼働していれば、苫東の一極集中もなかったし、ブラックアウトも起こらなかっただろう。(後略)』
川口先生は、後略部で先日のエントリーでも取り上げた、
「泊原発の外部電源が落ちた(ブラックアウトなのだから当たり前)ことを受け、非常用電源が稼働したことを「批判」し、原発再稼働を妨害しようとする論調」
について、「とんでもないデマ」と、猛烈に批判しています。
くどいですが、泊原発の外部電源が落ちたのは、北海道全域で停電したためで、震度2の地震とやらは何の関係もありません。
それにも関わらず、
「わずか震度2の地震で、外部電源が落ちた!」
と、騒ぎ立て、原発に対する信頼性を貶め、再稼働を防ごうとしているわけです。
川口先生も引用されていましたが、AERAdotは9月6日の記事、
「震度2で電源喪失寸前だった北海道・泊原発「経産省と北電の災害対策はお粗末」地震学者」
と、信じがたい見出しの記事を配信しました。
記事中で、AERAは、
『なかでも驚かされたのが、北海道電力の泊原発(泊村)で外部電源がすべて失われたことだ。泊村の震度は2。にもかかわらず、現在は非常用ディーゼル発電機で、燃料プールにある使用済み核燃料1527体の冷却を続けている。幸いにも、3基の原子炉は運転停止中だった。』
と、書いています。
いやいや、全道ブラックアウトが起き、泊原発の外部電源が失われなければ、そちらの方が驚きです。というか、魔法が必要です。
とはいえ、多くの国民は「外部電源」の意味を理解していないため、メディアが「震度2で外部電源が失われた」と、やられると、普通に「やっぱり原発は安全じゃないんだ」という印象操作をされます。
この種の川口先生風に言うと「デマ」、わたくしに言わせれば「これはもはや『テロ』と呼ぶべきでは」と考えてしまう印象操作により、北海道の住民の方々は「節電生活」「停電時の凍死」という、発展途上国並のリスクを押し付けられているわけです。
くどいですが、わたくしは原発推進論者ではないので、泊原発再稼働無しで「今すぐ」に北海道の電力の安定供給が可能な方法があるならば、それでもいいと思います。
でもね、そんなものはないんだよ。
しかも、「震度2で電源喪失!」といったデマ、テロリズムを叫ぶ連中が後を絶たず、「たった一つの解決策」の道が封じられる。
これが、日本の現実です。
改めて断言します。日本政府は、政治的に泊原発の再稼働を決断しなければなりません。北海道の「同じ国民」を守る気があるならば。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12405511094.html
17. 中川隆[-13603] koaQ7Jey 2018年9月17日 17:46:18: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18610] 報告
▲△▽▼
余震も停電もまだある北海道で「今、ストーブが足りない」という大問題
9/17(月) 10:00配信 現代ビジネス
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180917-00057564-gendaibiz-bus_all
北海道・札幌市出身のライター、梅津有希子さんは、9月6日の震災後1週間して、一人暮らしをする母のために帰省をした。その一番の理由は、1年のうち半分必要だというストーブの確保のためだったという――。
9月6日未明に起きた、最大震度7を記録した北海道胆振東部地震。厚真町を中心に甚大な被害となったが、その後の北海道内全域約295万戸にわたる大停電が、道民の防災意識をガラリと変えたといっていいだろう。過去にも北海道南西沖地震や十勝沖地震などの大きな地震はあったが、道内全域の停電は、1951年の北海道電力創設以来初だという。
今回の大規模停電の復旧タイミングは地域によってかなり差があり、「復旧まで少なくとも1週間」という情報も流れるなど、道民の不安は募る一方だった。結局、筆者の札幌の実家は地震発生3日目の夜に復旧したが、道内でも最後のほうだった。
北海道から出たことがなく、これまで大きな災害経験のないひとり暮らしの母は、「札幌で震災は起こらないだろう」と思い込んでおり、防災の備えはゼロ。食べ物と飲み物は問題なかったが、今回の停電でも「家の電話がつながらない」「携帯の充電が切れた」「車で充電しようにも、電動シャッターが開かず車が出せない」「水は出るが電動のトイレが流せない」「テレビもラジオもチェックできない」と、とにかく何もできない。「これは一緒に災害対策をせねば」と、様子が落ち着いてきた1週間後、札幌に帰省したのだ。
.
余震も停電もまだある北海道で「今、ストーブが足りない」という大問題
空っぽになったホームセンターのストーブ棚。9月9日現在品切れとあったが、これは9月14日の写真だ 撮影/梅津有希子
もしも真冬にこの大停電が起きたら
わが家と同じような家族はたくさんいたようで、家電量販店やホームセンターはどこも大盛況。各店の棚から一斉に姿を消したのが、ポータブル式の石油ストーブだ。
真っ暗ななか、携帯やスマホの充電も切れ、情報もなかなか入手できず、いつ通電するかもまったくわからない……。
「もしもこの大停電が真冬に起きたら」と、誰もが考えたことだろう。今回は半袖の季節でまだよかったが、厳寒期に停電すると、凍死する人も出てくるかもしれない。暖房の対策が急務だ。
現在、北国の暖房は「FF式」と呼ばれる石油ストーブが主流だ。FFとは、「Forced Flue(強制通気)」の略で、ファンで強制的に給排気を行う暖房のこと。換気の必要がなく、部屋の空気が汚れないことが利点で、気温の低い真冬でも素早く部屋を温めてくれる。FF式でなければ寒さはしのげないといっても過言ではないくらい、北国の冬には欠くことのできないパワフルな暖房器具だ。
ところが、このFF式をはじめとする石油ストーブは、電気がないと使うことができないため、停電時は一発アウト。このため、乾電池で動くポータブルタイプの石油ストーブに道民が殺到し、一瞬で棚から消えたのだ。
いくつかのホームセンターと家電量販店に問い合わせてみたところ、「入荷の予定はあるが、いつ入るかは未定」とのこと。入荷してもすぐに売れてしまうといい、「欲しい時にストーブが買えない」という状況もまた、今回の停電同様、北海道の歴史で前代未聞のことではないだろうか。
FF式が主流の今、ポータブルタイプはあまり需要がない。とある家電量販店のスタッフは、「昨日入荷した10台がすぐに売り切れた」と驚き、「例年ポータブルは大して売れず、こんなことは初めて。しばらくこればかり売る日が続きそうです」と、忙しそうにメーカーに在庫を確認していた。
札幌では9月から4月までが「ストーブ期」
冬の長い北海道は、半年以上ストーブの世話になる。地域や住宅環境によっての差もあるが、札幌の実家(一軒家)の場合だと、9月下旬から4月上旬まではほぼ毎日使い、気温によっては6月まで使うこともよくある。
子どもの頃、道内でも寒さの厳しい芦別市で木造の古い家に住んでいたことがあるが、朝起きると部屋の中で吐く息が白く、布団の端が凍っていた。このような実体験があるため、「ストーブが消えていても、布団をかぶっていれば死ぬことはないらしい」、ということは経験的に理解している。
実家には現在5台のFF式ストーブがあるが、真冬に今回のような停電が起きたら1台も使えない。布団をかぶっていれば死なないであろうとはいえ、電池で動くストーブが1台はあったほうが安心だとすぐにホームセンターに向かったが、棚はもぬけの殻だった。皆考えることは同じなのだ。
それでは、筆者の住んでいる東京に戻ってから購入して送ろうと、東京の家電量販店に問い合わせてみたところ、「ストーブはまだ並んでいません」との返答が。そうだ、札幌にいてうっかり忘れていたが、東京はまだ夏の終わりのような気候だった。そして、震災で宅配便もストップしてしまったため、送るに送れない。ネットショッピングも同様だ(9月15日現在は、一部地域を除きほぼ通常通りの配送)。
.
真冬の震災に備えて用意するべきもの
ストーブが入手できないならば、真冬の震災に備えて何を用意すればいいか。まずはカセットコンロとカセットガスだろう。火が使えれば、お湯も沸かせるし暖も取れる。温かいものを口にできるだけでも、精神的にまったく違うだろう。
とりあえず、暖房が使えなくても家の中にいれば風と雪をしのぐことができるので、ダウンジャケットを着てカイロを使えば大丈夫だろう。アウトドア用のダウンパンツもはけば、足腰も温まりさらに安心だ。
今回は、とりあえずはカセットガスとカイロを多めに購入しつつ、札幌滞在中、毎日家電量販店にストーブの入荷を確認していたところ、「昨日入荷して、今なら3台あります」といわれ、すぐに車で向かったのだが、早くも残り1台! 無事入手することができて、まずはひと安心だ。今回の札幌でのミッションを終えた気分である。
多くの道民たちが慌て、防災への意識を高めた今回の大停電。筆者も2011年に揃えた防災グッズを見直し、スマホの充電環境を改めて整えようと思わせられた出来事となった。
18. 中川隆[-13565] koaQ7Jey 2018年9月20日 11:28:39: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18667] 報告
▲△▽▼
2018年9月20日【小浜逸郎】泊原発を再稼働すべき理由
北海道胆振東部地震から二週間経ちました。
ライフラインはだいぶ復旧してきたようです。
でも依然として断水が続いている地域があり
ます。
しかし、北海道最大の火力発電所である苫東
厚真発電所の復旧は意外に早く、すでに一部
の供給は始まろうとしています(このメルマ
ガがお手元に届くころは、もう供給されてい
る可能性が高いですね)。
そういえば、関空の復旧もハイスピードで進
んでいますね。
このあたりの日本の技術者、作業員の協力体
制はさすが、まだまだ捨てたもんじゃないな
と思いました。
それはいいのですが、問題は、ハード面に関
するこれからの対応です。
このたびの地震によって生じた全道ブラック
アウトの問題を考えてみましょう。
筆者は、泊原発をすぐにでも再稼働すべきだ
と考えています。
これは、政府が決断しさえすれば、一か月で
こぎつけることができます。
以下に、再稼働すべき理由を述べます。
これは、単純な数字の問題なのです。
苫東厚真の最大出力は165万kW。
地震時(9月6日)、の全道の電力需要は380
万kW。
苫東厚真が担っていた電力は全道の総電力需
要の半分以下でした。
しかし、苫東厚真が損傷を起こしただけで、
全道295万戸が停電してしまいました。
それには、二つの原因があります。
第一に、このような大幅な供給バランスの崩
れによって、他の発電所からの送電の周波数
を一定に保つことができなかったこと。
第二に、もともと北海道電力は、一部の電力
を本州からの供給に頼っていた(はずでした)。
これが機能しなかったのですね。
この本州からの供給を北本連携線といいます。
海底ケーブルのように長距離で絶縁が重要な
ポイントになる送電では、直流が有利ですか
ら、本州から北海道に送電されてくる電機は
直流です。
家庭での電機は交流ですね。
これは発電所から家庭に至るまでに、交流だ
と変圧が容易だからです。
すると北本連携線では、直流を交流に変換し
なくてはなりません。
ところが今回の場合、この変換がうまく行き
ませんでした。
しかし、この北本連携線が仮にうまく作動し
たとしてもその最大出力はわずか60万kW。
ということは、仮に第一の周波数の問題がな
く、かつ第二の北本連携線をうまく利用でき
た場合でも、
380−165+60=275(万kW)
しか確保できなかった計算になります。
残りの105万kWは、不足したわけです。
部分的な停電は避けられなかったでしょう。
ちなみに苫東厚真発電所は、初稼働以来33
年以上を経ていて、かなり老朽化しています。
さらに、不足分を慌てて補った五つの発電所
の年齢はこれよりも古く、38歳から48歳で
す。
一般に火力発電の耐用年数は40年とされて
います。
最大の危機に対応すべく、青息吐息のお年寄
りに頑張ってもらったわけですね。
こんな状態を続けていていいのでしょうか。
何か肝心なことを忘れていませんか。
今回、テレビのニュースを見ていて、初めの
うち、政府筋から原発の「ゲ」の字も出ない
のに驚きました。
10日になってようやく政府見解が出ましたが、
何と泊原発の再稼働は「考えていない」とい
うものでした。
常識的に考えて、こんな大緊急時には、政府
は直ちに泊原発再稼働の議論を開始すべきで
しょう。
原子力規制委員会の審査などを待っている場
合ではありません。
その審査とは、例によって、数十万年前の活
断層の安全性を確かめるという悠長極まるも
のです。
活断層の存在が地震に結びつくかどうかは、
個々の場合で異なります。
ふつう数千年から数万年規模のサイクルで地
震が起きるとして、たとえば5000年周期の
活断層で、2000年前に地震が起きたとした
ら、あと3000年は大丈夫ということになり
ます。
いずれにしても、100年単位くらいの精密さ
で活断層地震の発生確率を計算することはき
わめて困難だということになります。
しかし、もし今回のような地震によるブラッ
クアウトが厳冬の北海道で起きていたら、寒
さのために何人の人が凍死するでしょうか。
ライフラインも途絶え、物流も滞り、道内の
産業は停止し、回復に何か月もかかり、その
間に餓死する人も出るかもしれません。
これらの確率の方がずっと高いことは確実で
す。
冬期の北海道の電力需要は約500万kW超。
今回、青息吐息の老兵たちをかき集めること
と、北本連携線の修復と、相当無理をした節
電によって、ようやく380万kWの需要の9
割を確保したのです。
しかしこんな状況では、とうてい冬の電力需
要を満たすことはできないでしょう。
泊原発の総出力は、207万kW。
苫東厚真が全面回復すれば(11月までには可
能とされています)、苫東厚真プラス泊で、
165+207=342(万kW)
ですから、残り160万kWを他の発電で確保
すればよいことになります。
しかも泊の年齢は1号機29歳、2号機27歳、
4号機9歳です。
若い彼らに頑張ってもらえば、楽々厳しい冬
場をしのげるでしょう。
ちなみに原発の耐用年数は、国際的にも法的
な基準がありませんが、原発を最も活用して
いるフランスでは40年を目途にしようとい
う動きが有力です。
泊原発ではまた(どこの原発でも事情はだい
たい同じですが)、福島事故の教訓を活かして、
16.5メートルの防潮堤、建屋への水の浸入を
防ぐ水密扉、免震重要棟、フィルター付きベ
ントなどの設置・建設をすでに終えています。
できる限りの備えがすでにできているのです。
反原発派は何を言っても100%の安心を求め
ますが、そんなことは神でもない限り不可能
です。
交通事故で毎年4000人以上の人が死ぬのに、
車をなくせという声が盛り上がらないのは、
車の効用が大多数の人に受け入れられている
ためと、交通事故を可能な限り少なくする努
力が現に多方面で行われているためです。
文明の利器にはリスクがつきものですが、私
たちは、便利さや快適さの度合いとリスクの
大きさとを、広い視野と正しい情報をたより
にしながら、常に天秤にかけて生きていくほ
かはないのです。
本当は、北海道電力は、もっと発電設備を増
やさないと危ないのです。
泊も含めた北海道の総発電設備による出力は、
一応780万kWありますが、泊はまったく稼
働していませんから、それ以外の発電所の出
力は、フル稼働して573万kW。
設備利用率は、ここ数年、ピーク時で9割に
達しています。
8%以上は余剰電力としてキープしておくの
がこの業界の常識ですから、
573×(1.00−0.08)=527
となって、ぎりぎりなわけです。
電力は私たちの生活と産業の源です。
悲惨な結果がこれ以上広がらないように、
政府はもっとエネルギー行政にお金をかけ、
知恵をはたらかせなくてはなりません。
https://38news.jp/economy/12419
19. 中川隆[-13580] koaQ7Jey 2018年9月21日 14:22:44: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18736] 報告
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北海道電力、債務超過危機で国有化説も…値上げ連発と全域停電で「道民離れ」加速
https://biz-journal.jp/2018/09/post_24847.html
2018.09.21 文=編集部 Business Journal
苫東厚真発電所(「Wikipedia」より)
9月6日午前3時8分、北海道胆振地方を震源とする震度7の地震が発生した。発生直後、震源地近くにあった北海道電力最大の火力である苫東厚真発電所(厚真町)の1、2、4号機がすべて停止。供給力の4割強が一気に喪失。北海道全域で電力が止まる“ブラックアウト”が起き、道内全世帯に当たる295万戸が一斉に停電した。
ブラックアウトの発生は、戦後の9電力体制(現在は沖縄電力を含めて10電力)がスタートして以来、初めてのことだ。
同日午前8時15分、世耕弘成経済産業相は「数時間以内に電力復旧のめどを立てるよう北電に指示した」と説明した。世耕氏の発言を受けて北電の真弓明彦社長は6日昼すぎ、「全道の電力の復旧には1週間以上かかる。すべての電源が落ちるリスクは低いと考えていた」と述べた。
ところが、同日午前、苫東厚真の4号機のタービン付近から出火。この火災により苫東厚真の完全復旧は11月以降にずれ込むことになった。
「『北電は意思決定が遅く、説明責任の意識が低い』。北電の対応にいらだちを募らせる経産省は、徐々に前面に出ていく。電気をたくさん使う企業への節電要請や計画停電の準備は、経産省が主導した」(9月13日付朝日新聞)
北電は事実上、経産省の管理下に置かれたことになる。世耕氏が北電のスポークスマンであり、真弓社長ら役員たちに指示する北電の最高権力者のようだと話題になった。
世耕氏は電力不足を解消するため、早い段階から計画停電に言及していた。計画停電とは、事前に用途、日時、地域などを定めて、電力の供給を一時停止することだ。しかし、計画停電は企業や家庭にかかる負担が大きい。工場など生産現場の実態を知らない官僚の机上の空論で、企業を殺す“劇薬”との批判が強い。
北電は19日、苫東厚真発電所1号機が再稼働したと発表。これを受けて、電力需要を1割削減するための節電要請は解除された。
■債務超過転落の危機が再来
北海道全域で停電するブラックアウトをもたらした原因は、苫東厚真発電所への一極集中にあると指摘されている。だが、元をたどれば、かつてピーク時の電力需要の4割超を賄っていた泊原子力発電所(泊村)へとたどり着く。2011年の東日本大震災後、泊原発は安全性の審査が進まず、12年以降動いていない。
原発依存度が高かった北電は、経営危機に陥った。原発の稼働停止により、火力発電所の燃料費や他社からの電力購入費が急増。14年3月期の連結最終損益は629億円の赤字(前期は1328億円の赤字)と、3期連続の赤字になった。純資産は1467億円まで減り、自己資本比率は7.58%へと低下した。
15年3月期以降も赤字が続けば、純資産が底をつき、負債が資産を上回る債務超過になってしまう。経営破綻は時間の問題となった。
そこでこの時、政府が救済に乗り出した。北電は14年7月、政府系金融機関である日本政策投資銀行を割当先として、議決権のない優先株を発行して500億円を調達した。さらに同年11月、経産省は北電の電力料金の再値上げを認めた。率にして15.33%だ。北電は13年9月に7.73%値上げしたばかりだった。
政府の救済策によって、北電の15年3月期の連結最終損益はかろうじて29億円の黒字に転換。自己資本比率は9.81%に上昇。債務超過の危機をひとまず切り抜けた。
だが、副作用は大きかった。2度にわたる電気料金の値上げで、北海道の電気料金は全国でも最高水準となった。電気料金の高い負担を嫌った顧客は、比較的安価な新電力へと流れた。
18年3月期の電力10社の決算によると、電力販売量は北陸電力を除く9社で減少した。減少率は2.1%減。新電力に流れたからだ。
もっとも減少率が大きかったのは北電の7.5%減。家庭用の低圧電力が5.2%減少したほか、工場やオフィス向けの高圧・特別高圧が9.7%減と大きく減った。電気代がコストのなかで大きなウェイトを占める小売業で、北電から新電力に切り替える動きが加速した。報道によると、コープさっぽろやセブン-イレブン・ジャパンが道内の大半の店舗で新電力に変更したという。
北電の年間販売電力量248億キロワット時は、北陸電力や四国電力に水を開けられ全国9位。下位には沖縄電力しかいない。
道内全域で停電したことで、北電離れが一段と加速するのは必至。期初に、19年3月期の販売電力量は18年3月期より6.5%減ると見込んでいたが、この程度の落ち込みでは済みそうにない。
地震に伴う復興費用がどれほどかかるかは公表していないが、北電の経営が火の車になることは必定だ。北電の18年6月末時点の純資産は2195億円、自己資本比率は11.0%。復旧費用が膨らめば、この程度の純資産は、すぐに吹き飛んでしまう。
再び、債務超過転落の危機が迫ってきた。前回のような政投銀による優先株の引き受けや電力料金の大幅な値上げという弥縫策では乗り切れないだろう。
戦後の電力業界史上、最悪・最低のブラックアウトを起こした北電に再建策はあるのか。北電を一時、国有化して、抜本的な改革を図るしかないとの見方も流れる。
政府=経産省が北電の再建策の切り札としているのが、泊原発の再稼働だ。原発を1基稼働させれば年間1000億円のコスト削減になるとみられる。だが、再稼働には反発も強い。
北電の救済策は、国有化と泊原発再稼働を軸に進む可能性が高い。
20. 中川隆[-13534] koaQ7Jey 2018年9月24日 14:20:52: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18799] 報告
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北海道地震で工場停電 生乳廃棄悔しい 電力、乳業なぜ停止 危機管理体制再考を
9/24(月) 7:03配信 日本農業新聞
スラリータンクへつながる排水口を見つめる西川さん。2日分の生乳を廃棄した(北海道大樹町で)
北海道地震による大規模停電で生乳廃棄を余儀なくされた全道の酪農家から、乳業メーカーや電力会社に対して、危機管理体制の見直しを求める声が高まっている。酪農家は停電に備え用意していた発電機を使って、搾乳・冷蔵したにもかかわらず、自家発電装置を持たない乳業工場が相次ぎ操業を停止し、生乳を出荷できなかった。農家からは「廃棄は人災」と憤る声も上がる。(川崎勇、大山知香)
「停電に備えて発電機を準備してきた。生乳を出荷できたのに、本当に腹立たしい。残念だ」
北海道大樹町で乳牛約1100頭を飼う日昭牧場の西川久雄理事は、6日未明の停電後50時間ほど、8日朝まで軽油を300リットル以上費やして自家発電機を稼働。通常通り1日2回の搾乳を続けた。2日分の生乳約36トンを泣く泣く廃棄した。同牧場は、2013年に発電機を設置。16年には停電時でも牛舎や搾乳設備の電力を確保しようと、約500万円をかけ大型発電機に更新していた。それだけに、悔しさが募る。所属するJA大樹町では、組合員78戸のうち7割が発電機を導入。隣接する広尾町のJAひろおも71戸の8割以上で設置していた。
同町で乳牛630頭を飼う角倉光記さん(65)も、停電時は自家発電機で通常通り搾乳したが、10トン以上を廃棄した。角倉さんは「酪農家だけでは供給責任を果たせない。危機管理体制を改めて考え直すべきだ」と語気を強める。道によると、6〜10の5日間で全道の生乳廃棄による被害額は21億円ほどに上る。
北海道電力への要望も相次ぐ。別海町の60代の酪農家は、乳業メーカーの対応も含め「今回の生乳廃棄は人災と言っても過言でない。電力の安定供給に向けて対策を進めるべきだ」と憤りを訴える。北海道農業団体災害対策本部は、同電力に対し電力の安定供給に関する要請を実施。万全な発電・通電体制の構築や再発防止などを求める。
農水省によると、北海道内にある日量処理量が2トン以上となる乳業工場39カ所のうち、37カ所が大規模停電時に工場を稼働するための自家発電設備を持っていなかった。9割超の工場が操業を一時的に停止し、酪農家が出荷できなくなる事態に陥った。業界の大規模災害時の危機管理のあり方が問われた形だ。
自家発電設備の導入が進まない背景に巨額の費用負担がある。工場の規模によるが、生産ラインを長い時間稼働させる自家発電設備は「高いもので10億円単位になる」(乳業関係者)。定期的な保守点検費用も大きな負担になる。
地震発生直後も生産ラインを稼働できたのはよつ葉乳業の2工場だけ。自家発電設備を導入していたためだ。しかし多くの工場は、クーラーステーションなど周辺施設用に限定した自家発電設備にとどまっているのが実態だ。「落雷などの数時間の停電は想定できるが、これだけの大規模の災害には備えていなかった」(乳業関係者)と明かす。
今回の被害を受け、対応を検討するメーカーもある。Jミルクは「いかに安定したサプライチェーンにしていくかが大きな課題だ」と話す。
21. 中川隆[-13533] koaQ7Jey 2018年9月24日 14:22:39: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18799] 報告
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北海道地震1週間 乳房炎多発 死亡牛も 回復兆候見せず地域経済に打撃 標茶、別海町
2018年09月13日
体力を消耗し、横たわる牛を見つめる宍戸さん(12日、北海道標茶町で=富永健太郎写す)
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最大震度7を観測した北海道地震は13日で発生から1週間。全道が一時停電したことで、酪農家が深刻な事態に陥っている。停電により満足に搾乳できず、乳量・乳質低下の要因となる乳房炎が多発。淘汰(とうた)された牛や、死亡した牛も発生している。酪農専業地帯では、地域経済への影響が懸念されている。(川崎勇)
「助けを求めるように牛が鳴いていた。乳房炎も多発し、とにかくかわいそうだ」
標茶町で搾乳牛300頭を飼う宍戸豊さん(56)は力なく話す。6日の停電以降、7日夜に発電機を借りて設備を動かし、2日ぶりに搾乳した。だが、出荷できずに、これまでに廃棄した生乳は30トン以上。その間地下水をくみ上げていたポンプも使えず、水の確保にも奔走した。その後停電は解消した。「牛の病気は大丈夫だろうか」。不安は的中した。
搾乳できないことによる乳房炎が50頭ほど発生。死亡した牛も出ている。1日7トン搾っていた乳量は停電前の6、7割に落ち込んだ。体力を消耗し、牛は今も牛床でへたり込む。地震発生から1週間がたとうとしているが、牛の状態は回復の兆候を見せない。
乳房炎は時間を空けて発症する場合も多く、今後も気が抜けない。一般的に治療に1週間から10日間ほど要し、その間生乳は出荷できない。回復しても最悪の場合、元の乳量に戻らないケースもある。「今後どうなってしまうのか」(宍戸さん)。2016年に数億円をかけ牛舎を更新したばかり。被害が収束するめどは立たず、不安が募る。
乳牛頭数が全国の市町村で最も多い別海町。玉置健三さん(60)は、近隣の酪農家から発電機を融通してもらい、停電が復旧した7日夜まで1日1回やっとの思いで搾乳した。ただ、搾乳牛45頭のうち、最大13頭が乳房炎を発症した。停電解消後も乳業工場の受け入れができなかったため、やむを得ず生乳を廃棄した。
玉置さんは「助け合って搾ったのに、受け入れてもらえずショックだった」とうつむく。
道東NOSAIによると、根室地方の9月6〜10日の5日間の乳房炎診断件数は3761件と先月の同時期より1400件ほど増えた。別海町が最も多く、前月比8割増の2457件。潜在的な発生数はさらに多いとみられる。同町が管轄の根室南部事業センターは「診断件数は平時より大幅に増え、一時的に薬の在庫がなくなった。こんなことは初めてだ」と被害の大きさを訴える。
JAしべちゃの千葉孝一組合長は「処理した生乳に対する補償や、電力の供給方法の見直しが必要だ」と強調する。別海町を管内に持つJA道東あさひでは、生乳生産量が25%ほど減少した。JAの原井松純組合長は「二度とこうしたことが起きないよう、インフラ整備を充実してほしい」と訴える。
同町は「地域経済に何かしらの影響があるだろう。町の産業の根幹を担う酪農家が一日も早く元に戻れるよう支援していきたい」(農政課)と強調する。
北海道地震は大規模な土砂崩れなどで41人が死亡し、一時は道全域の約295万戸が停電した。停電はほぼ解消したが、電力の供給は綱渡りの状況が続き、節電が長期化する可能性もある。生活再建に向けた動きが進む一方、現在も1590人が避難し、完全復旧までの道は遠い。
22. 中川隆[-13518] koaQ7Jey 2018年9月25日 13:09:13: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18805] 報告
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北海道を脱原発の実験場にするな --- 森 修 2018年09月20日
私は北海道で生まれ育ち、大学卒業後就職し各地を転勤したが、東日本大震災の年に札幌の子会社に転籍となり、今回の地震を札幌で経験した。最初に思ったことは真冬でなくて本当に良かった。電気が無くともまだ寒くない。犠牲になった方には本当に申し訳ないが、これは天の啓示に違いない。
もし厳冬期の吹雪の夜に同じことが起きたら、高齢者や生活弱者を中心に10万人単位での凍死者が出るだろう。今の暖房機器は電気がなければ全く稼働しないのだ。これは北海道で生活したものでないと実感できないと思う。
また台風一過後で比較的に天候に恵まれたことも不幸中の幸いだった。もし猛吹雪だったら除雪車も出動できず復旧作業は大幅に遅れていただろう。道東の猛吹雪で車が立ち往生し、死人がでた記憶も道民には生々しいが、内地の方には記憶の彼方になった出来事であろう(北海道では本州3島を内地という)。
運転停止中の泊原発(北電サイトより:編集部)
今回は3日ほどで全道概ね通電したが、吹雪が3日も続けば通電もそれだけ遅れ、飲み水も全て凍ってしまう。氷の世界で人は何時間生きていけるのだろうか?内地の方には想像すらできないことだろう。
復旧の目途が立ったころ、民放のアナウンサーが「コストのことを考えて原発を稼働すべきという人がいるが、大丈夫です、電気は足りています。安心して暮らしてください」という趣旨のコメントをしていた。
こいつは道民を馬鹿にしていると思った。
少なくとも供給力と需要のバランスを示し「厳冬期を想定しても十分な供給余力があるので、不需要期の今は大丈夫です」程度のコメントならわかるが、根拠もなく大丈夫は無いでしょう。冗談でなく戦争中に「大和魂で日本は必ず勝つ」の類です。真っ暗な冷凍倉庫に入って、凍っていくペットボトルを抱え、一晩過ごしてからもう一度コメントして下さい。
もっとも北海道電力の供給余力は泊原発が稼働してこそ生まれるのであって、脱原発のマスコミは根拠を示すことは出来ない。だからデマを流して道民を惑わす。あえて脱原発の是非については述べないが、北海道と内地をつなぐ送電線は60万kwの能力しかない。こんな閉じられた供給システムの中で、脱原発の実証実験はやめてもらいたい。道民はモルモットではありません。
脱原発を目指すならば十分な準備をしてやって下さい。東日本大震災以降、順次原発が休止するなか、たまたま電力の供給力不足による停電は発生していないが、北海道電力だけでなくどの地域も綱渡りの需給バランスだったようだ。今回の地震で内地の人も目を覚まして欲しい。
首都圏直下型の地震や東海、東南海地震が起きた時、日本はヨーロッパとは違い他国から電力供給をうけることができない。日本が北海道になるのです。その時、北海道からは60万kwしか応援できません。今回、道民は分かりました。「原発を止めても電力は足りている」は全くのデマです。日本国民も目を覚ますべきです。道民同様モルモットではありません。
高橋知事へのお願いです。今年の冬は道民の命と生活を守るために、泊原発を再稼働させてください。北海道の冬は、空気や水が必須であるように、電気が無ければ生きていけません。根室沖地震の発生確率がまた上がりました。熊本のように胆振東部地震の本震や札幌周辺で誘発地震があるかもしれません。想定外のことは起こるのです。
原発が無くても電力の供給力が十分につくまでは、内地からの応援が無いに等しい北海道を、脱原発の実験場にするのを止めさせて下さい。実験結果は既に出ました。失敗です。マスメディアのデマから道民の生活を守ってください。
宜しくお願いします。
http://agora-web.jp/archives/2034796.html
23. 中川隆[-13525] koaQ7Jey 2018年9月27日 08:49:37: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18853] 報告
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「原発は動かさない」という思考停止からの脱却を 2018-09-27
北海道電力の苫東厚真発電所の4号機が稼働し、北海道の電力供給は「一息」ついています。
また、北電はメンテナンス中だった知内発電所2号機を、予定を一か月以上も早めて9月25日に再稼働。
結果、電力供給力は461万キロワットとなり、9月の想定ピーク需要は確保が可能となっています。
もっとも、北海道の電力需要は、これから冬にかけて膨張していきます。18年1月のピーク時は、525万キロワットに達しました。
全ての(老朽化発電所含む)の発電機を動かしたとしても、「ギリギリ」の状況が続くだけです。北海道の方々は、突発的な停電やブラックアウトに怯えながら、「北海道の冬」を乗り切らなければなりません。
まさに、発展途上国です。
泊原発を再稼働するしかありません。
『動かぬ原発、老朽火力頼み 思考停止が大規模停電招く エネルギー日本の選択 北海道地震が問う危機(上)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3568510023092018SHA000/
6日午前3時すぎ、緊急地震速報のアラームがなった。「震源は苫東厚真火力発電所に近い」。この情報に北海道電力の社員は身構えた。今の北海道電にとって苫東厚真の役割が重いことを知っていたからだ。
苫東厚真発電所の停止が大規模停電を引き起こした(北海道電力提供)
北海道全域で295万戸が停電するブラックアウト。最大の原因は発電能力の過度な集中だった。電力供給の約半分を出力165万キロワットの苫東厚真火力が一手に背負う。砂上の楼閣のようなアンバランスがなぜ放置されていたのか。
「泊原発が最優先だった」。電力関係者は指摘する。207万キロワットの出力をもちながら停止中の泊原発が再稼働すれば供給が安定するのは確か。問題は安全審査の通過が見通せず再稼働時期がまったくわからないのに、現実を直視した対策を打たなかったことだ。(後略)』
「思考停止が大規模停電招く」という見出しだったため、
「思考停止的に原発を停止していたため、ブラックアウトが起きた」
と、反省の弁を述べるのかと思いましたが、何と、
「思考停止的に原発に固執したから、ブラックアウトが起きた」
という、斜め上の記事でございました。
あのね、火力発電所の建設は場所の選定から含めると、十年はかかるのですよ。
菅直人が「不法」に原発を停止させ、北海道電力は手足を縛られた状況で、北海道民の生活やビジネスを守るためにやれることをやってきました。
2011年時点では原子力規制委員会が、ここまで頭がおかしい(活断層がないことを証明しろ!)組織となるなど、誰にも予想がつきませんでした。しかも、自民党政権になったため、政治がもう少しまともに動く(原発を再稼働させる)と期待しても、仕方がない話です。
そもそも、原発が停止した時点で火力発電の建設に手を付けても、2018年には間に合いませんでした。しかも、火力発電は原油はLNGの輸入を増やすため、北海道の電気料金は確実に上昇します。
北海道電力は、「電力の安定供給」と「電気料金上昇を防ぐ」という課題を「手足を縛られたまま」達成しようとし、原発の耐震化や防災に投資を集中させたのです。それを非専門家の部外者(しかも、道民でもない)日系の記者が、
『再稼働に向けた工事を優先し、他の発電所への投資は後回しになった。当然、全体の電源バランスの改善は進まない。』
などと、偉そうに書く。
吐き気がします。
しかも、日経の記事は、
『原発はいつ、何基を再稼働できるかわからない。頼みの火力発電も老朽化で停止リスクを抱え、特に石炭火力は世界的な地球温暖化対策の流れのなか新設も難しい。早急に思考停止を脱し、災害にも強い電力システムの将来像を固めなければ、日本のエネルギー危機は回避できない。』
ろいう文章で記事を絞めているくせに、原発再稼働には一言も触れない。
「早急に思考停止を脱し、災害にも強い電力システムの将来像を固める」
ために、どうしたらいいのかは一言も書かない。原発再稼働無しで、災害に強い電力システムを早急に構築できるはずがないでしょう。
思考停止に陥っているのは、むしろ日経新聞の方です。
思考停止から脱し、現実の北海道電力危機を解決するために、政府が泊原発の再稼働を決断すれば「冬」にはまだ間に合うのです。
「原発は動かさない」という思考停止からの脱却を!
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12407855100.html
24. 中川隆[-13531] koaQ7Jey 2018年9月29日 08:27:16: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18898] 報告
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北海道の復旧、復興、発展のために(前編)2018-09-29
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12408244056.html
「北海道電力は泊原発を再稼働しなければならない」
と、主張すると、
「北海道に住んだこともない東京都民が何を嘴を突っ込んでいるんだ!」
と、反発する人がいるかも知れませんが、わたくしは小学校は「千歳小学校」です。(もちろん千歳市立千歳小学校)
た〜な〜び〜くけ〜む〜り〜、たるまえの〜。という、千歳小学校の校歌は未だに歌えます。ちなみに、千歳小学校百周年の記念パレードの際に、先頭で大太鼓を叩いていたのはわたくしです。
小学校の頃は、千歳の市民スキー場(まだあるのかな?)やモーラップスキー場で、スキーに明け暮れていました。雪が積もった校庭を踏み固め、スケートリンクを作る「あの儀式」も、何度も経験しています。
というわけで、北海道の「冬」がいかなるものかは嫌というほど知っているのです。金属を触ると、手に貼りつくという極寒も、未だに身体が覚えていますよ。
北海道の冬がいかに残酷であるかを理解しているからこそ、泊原発を動かさなければならないと主張しているのです。
泊原発を再稼働するためには、まずは「地元」が声を上げる必要があります。つまりは、道議会と北海道知事です。
『全道停電「北電の責任重い」 道議会で知事 地震被害1500億円超
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/230038
高橋はるみ知事は20日の道議会代表質問で、胆振東部地震に伴ってブラックアウト(大規模停電)が発生したことに関し「深刻な事態だ。北海道電力の責任は極めて重い」と述べ、北電の責任に初めて言及した。ブラックアウトを含めた今回の災害対応について検証する委員会を早期に設置する意向も示した。
知事は、ブラックアウト発生に関する道の責任をただされ、「道としては、大規模停電の影響をできるだけ緩和していけるよう停電対応のあり方や非常時の備えなどについて検証し、必要な対策を講じる」と述べるにとどめた。』
いや、「必要な対策を講じる」というならば、道議会や道知事は泊原発の再稼働を政府に求めなければならないでしょう。
といいますか、他に「ソリューション(解決策)」があるというならば、是非とも伺いたいところです。現実には、そんなものはありはしません。
結局のところ、緊縮財政、規制緩和、自由貿易というグローバリズムのトリニティを推進してきた日本政府は、地方自治体を含め、
「政府が国民の生命や財産を守る」
という、基本的な義務を放棄したとしか思えません。
ある「専門家」の方に聞いたところ、厳冬期の北海道で今回のようなブラックアウトが起きた場合、死者は数千人(!)にのぼるだろう、とのことでした。
政府の役割を「小さくする」ことを善と考える現在の日本政府や北海道庁にしてみれば、大停電で大勢の住民が凍死する事態になったとしても、
「そんなものは、自己責任」
で済んでしまうのでしょうか。
ならば、政府などいらない。国民を守るために最大限の努力をする。これは政府の「義務」だと信じているわけですが、すでに日本には「政府」は存在しないも同然なのですか?
今回の全道ブラックアウトや、台風により吹き飛ぶ太陽光パネルの数々を見ていて、改めて理解できました。
小さな政府だの、原発を動かさないだのといった「贅沢」は、平時にしか通用しないのです。現在の日本は、すでに「非常事態」に突入しています。
何しろ、厳冬期に北海道電力の老朽化火力発電が緊急停止すると、数千人の「同じ国民」の生命が奪われかねない状況なのです。
ちなみに、未だに「原発再稼働はまかりならない! 太陽光で〜」とか頭のおかしいことを主張する人がいますが、冬の北海道で太陽光発電は役に立ちません。
そもそもが、ベースロード電源になりえないことに加え、雪がパネルに積もるだけで発電不可能になります。しかも、夜はいずれにしても発電できません。
それにも関わらず、イデオロギー的に原発再稼働に反発し、まともな代替案も出さない反原発派や、無策放置主義の北海道知事や道議会には怒りしかわいてきません。
日本国は、北海道に暮らす数百万の「同じ国民」を守るために、原発再稼働を決断しなければならないのです。
その上で、北海道の復旧、復興、発展のために何をするべきかについては、明日、書きたいと思います。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12408244056.html
25. 中川隆[-13530] koaQ7Jey 2018年9月30日 18:17:05: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18922] 報告
▲△▽▼
北海道の復旧、復興、発展のために(中編)2018-09-30
9月27日に電事連が「北海道胆振東部地震における 大規模停電の発生について 」という調査報告書を公表しました。
同報告書によって、(電事連は言っていませんが)、
「泊原発を稼働していれば、全道ブラックアウトは起きなかった」
ことが確定しました、電事連や電力関係者は口にしないでしょうから、あえて大声で言います。
「泊原発を稼働していれば、全道ブラックアウトは起きなかった」
電事連の報告書によると、ブラックアウトまでの経緯は以下の通りです。
@ 地震発生直後(地震発生〜周波数回復)
1. 苫東厚真2,4号機停止(発電:▲116万kW:タービン振動検知) により周波数が急低下した。加えて苫東厚真1号機の出力が低下した(発電:▲5万kW:推定)
2. 北本連系設備から緊急的に電力を受電した
3. 周波数の低下により負荷遮断を行なった(需要:▲130万kW)
4. 狩勝幹線、新得追分線、日高幹線の送電線故障により、道東エリア及び北⾒エリアが停電(需要:▲約13万kW)、水力が停止した(発電:水力▲43万kW)
5. 周波数の低下により風力が停止した(発電:風力▲17万kW)
6. 周波数の低下が46.13Hzで止まり、回復方向に切り替わった
7. 中央給電指令所よりバランス停止中の水力・火力発電機に起動指令を行った
8. 北本連系設備や水力のAFC機能により周波数が一時的に50Hzでバランスした
A 地震発生直後(送配電線再送電〜負荷遮断2回目)
9. 狩勝幹線、新得追分線、日高幹線ほかの事故復旧(自動)により道東エリアが復電した
10. 需要増加により徐々に周波数が低下した
11. 中央給電指令所の指令により火力の出力が増加した
12. 苫東厚真1号機の出力が低下した(発電:▲20万kW推定)
13. 周波数の低下により負荷遮断を行った(需要:▲16万kW)
B ブラックアウトまで
14. 苫東厚真1号機停止(発電:▲10万kW推定)したため再び周波数が低下した
15. 周波数の低下により負荷遮断を行った(需要:▲6万kW)
16. 知内1号機、伊達2号機、奈井江1号機が停止した(発電:▲34万kW)
17. 周波数の低下により水力(主に46Hz以下)等が停止するとともに北本連系設備が運転不能となった
18. 北海道エリアがブラックアウトに至った
改めて、電力とは供給側と需要側が一定の周波数の範囲内(北海道は50kh)内で安定させなければなりません。さもなければ、電気機器や発電機が破損します。
ブラックアウトに至るまでの周波数の変動は、以下の通り。
【全道ブラックアウトに至るまでの北海道電力の周波数の変動】
http://mtdata.jp/data_61.html#blackout
周波数の動きを見ると、ブラックアウトの「危機」が三回あったことが分かります(三回目で力尽きた)。
一つ目は、地震により苫東2、4号機が停止し、116万kWが失われた時点。
二つ目が、苫東1号機の出力低下。
三つ目が、苫東1号機の停止を受けた周波数低下による水力の停止と、北本連系設備の停止(本州と北海道を結ぶ線)。
泊原発が稼働していた場合、何しろ200万kwのベースロード電源の発電機が動いているわけですから、苫東厚真のシェアははるかに低かったでしょう。
ということは、そもそも@が起きなかったのです。何しろ、発端は苫東厚真の116万kwの喪失なのです。
しかも、泊原発がある地域の震度は「2」であったため、原発は停止せず、苫東厚真2、4号機の喪失をカバーすることが可能でした。あるいは、他の発電機が出力を上げることで、周波数の低下は起きなかったはずなのです。
もちろん、苫東厚真の1号機が「根性」で発電を続け、周波数が維持された場合、周波数の低下を受けた各発電機の「負荷遮断」の連鎖は起きず、ブラックアウトまでには至らなかったかも知れません。最終的には、苫東厚真1号機が力尽きたことで、ブラックアウトとなりました。
とはいえ、そもそも当初の時点で苫東厚真2、4号機の停止をカバーすることさえできれば、その後のブラックアウトに繋がる負荷遮断の連鎖は起き得なかったのです。
というわけで、泊原発を稼働していれば、今回の全道ブラックアウトは起きませんでした。
それでもなお、
「泊原発が動いていても、ブラックアウトに至った」
「厳冬期の北海道の住民などどうでもいい。とにかく、原発を動かしてはいけない」
と、主張するのですか?
主張するのでしょう。頭がおかしい反原発派のイデオロギー的反原発論により、日本国のエネルギー安全保障は壊され、このままでは北海道は再度のブラックアウトの危機に怯えながら、厳冬期を迎えることになります。
北海道の方々を「同じ国民」「救わなければならない国民」と認識するならば、声に出さなければなりません。
泊原発が稼働していれば、ブラックアウトは起きなかったという「真実」について。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12408547550.html
26. 中川隆[-13434] koaQ7Jey 2018年10月05日 10:09:38: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-19024] 報告
▲△▽▼
<北海道地震>原発停止、再生エネ後手…政策の課題映す
10/4(木) 22:34配信 毎日新聞
苫東厚真火力発電所=北海道厚真町で2018年9月12日、本社機「希望」から梅村直承撮影
北海道内で9月6日の地震直後に全域停電(ブラックアウト)が発生してから約1カ月が経過した。今回の問題の背景には原発が動かない中で火力発電に過度に依存する一方、再生可能エネルギーも活用しきれていない実態がある。北海道電力だけでなく、国のエネルギー政策の課題を映し出している。【和田憲二】
◇火発依存リスク 全国に
経済産業省の認可団体「電力広域的運営推進機関」が設置した第三者委員会の分析などによると、地震直後に苫東厚真(とまとうあつま)火力2、4号機(計116万キロワット)が停止し、送電線故障で水力発電計約43万キロワットも停止。地震直前の需要・供給量(約309万キロワット)の半分を失った。一部地域で強制停電を行い綱渡りの調整をしたが、苫東厚真1号機(35万キロワット)も故障で止まり、ブラックアウトに至った。
浮かび上がるのは、泊原発(計207万キロワット)が長期停止する中で、大規模火力の苫東厚真に過度に依存していた問題だ。原発再稼働を見込んで設備投資を控える一方、小規模火力より効率の良い苫東厚真を重視し、コスト優先の供給体制を築いていた。2016年の電力小売り全面自由化後は他社に顧客を奪われ、経営は厳しい。
他電力の関係者は「地震後に起きた発電設備や送電線の故障は設備投資を絞っていた結果」(幹部)と指摘する。ただ、自由化後の競争激化でコスト抑制を追求せざるを得ないのは他電力も同じだ。
再エネの活用にも課題を残した。道内には太陽光と風力で計170万キロワット超の発電設備があるが、地震直後に機器の故障を防ぐため自動停止した。太陽光などは天候による出力変動が大きく、これを調整するには火力発電などの稼働が必要で、太陽光などを全面的に使うまで約1週間かかった。
国は、30年度に再エネを「主力電源化」する方針を掲げ、蓄電池などの技術革新や電力会社間の融通強化を促してきた。しかし、今回の地震で、非常時に安定供給できる体制が確立されていない現状が改めて示された。経産省は「現時点での再エネの実力と課題が明らかになった」として、必要な対策を急ぐ考えだ。
◇牛乳、もろい供給体制 停電で工場稼働できず
全国の生乳(牛乳・乳製品の原料)生産量の半分を占める酪農王国・北海道が被災し、牛乳が一時品薄になった首都圏のスーパーの店頭などでは販売がほぼ正常化した。ただ、他の都府県での生産が先細りする中、北海道に依存する供給体制のもろさが露呈した格好だ。
農林水産省によると2017年度の生乳生産量は前年度比0.7%減の729万トンで、その53%が北海道産。道内で搾られた生乳は毎日専用の貨物船で茨城県の日立港、一般の客船で関西へそれぞれ輸送されている。
台風などで出航できないこともしばしばで、地震直前も台風21号の影響で船が欠航していた。また、牛は暑さに弱く、業界団体Jミルクによると、7〜9月の本州の生産量は前年比2.7%減。そこに北海道地震が追い打ちをかけた。北海道では乳業メーカーの工場が停電で稼働できず9月6〜10日に生乳2万トンが廃棄された。
供給体制の回復が遅れ、首都圏や関西圏で展開するスーパーは「地震後1〜2週間は一部商品が品薄になり、購入できる点数を限って販売したが、9月末には通常の8〜9割に回復した」と話す。
1990年代以降、酪農家と飼育頭数は減少傾向で、この10年で酪農家は3割、飼育頭数は1割減った。高齢化や後継者難への対策も急務となっている。ホクレン農業協同組合連合会は「乳牛を増やして生産量を拡大してきたが、他の都府県の生産を何とか維持してもらいたい」と全国的な供給体制の改善を訴えている。
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2018年11月13日(火)
暴走する安倍政権へ退場の審判を、東海第二原発の再稼働許さない――茨城県議選挙へのご支援をよろしくお願いします
日本共産党中央委員会 茨城県委員会
2018年11月12日
統一地方選挙に先立って30日告示、12月9日投票で茨城県議選挙がたたかわれます。県議選は、統一地方選挙にむけて勝利の流れをつくり出す上でも特別重要な全国的意義をもつ選挙戦です。県民の命と暮らしがかかった選挙であるとともに、9条改憲や消費税の10%への増税問題など安倍政権への怒りの審判が最大の焦点となるなかでたたかわれます。さらに稼働から40年を経過した東海第二原発の再稼働容認は、県民の激しい怒りとなっており、県議選の大きな争点となっています。
前回、2014年の県議選は、総選挙と同日選挙となり1議席から3議席へと躍進しました。前回39票差で勝利した取手選挙区は定数が3から2になり、水戸市・城里町、つくば市の現職区も従来にない激戦となっており、3現職区とも議席獲得できるかどうかは、これからの奮闘にかかっています。選挙戦には8人が立候補し、新たな議席獲得に挑戦します。
県議選は告示まで2週間余りとなり、勝利の条件は県議選の争点と共産党予定候補の実績と政策を語る圧倒的な宣伝と対話・支持拡大の輪を広げぬくことができるかにかかっています。告示前に志位委員長、山下副委員長、告示後に小池書記局長、田村副委員長も応援にかけつけます。
県議選勝利のために、予定候補者への支持を広げてください。電話作戦、宣伝ボランティア(アナウンサーのご協力も)、選挙支援の募金にご協力ください。よろしくお願いします。
県議選予定候補者 水戸市・城里町=江尻かな(現)、つくば市=山中たい子(現)、取手市=上野たかし(現)、日立市=千葉たつお(新)、古河市=山口みちこ(新)、筑西市=石嶋いわお(新)、牛久市=谷口誠一(新)、東海村=川崎あつ子(新)
県議選と同日選挙で笠間市、稲敷市、坂東市議選がたたかわれます。
(1)ボランティアは、茨城県委員会(電話029−247−6523)から各選挙区の案内をします。
(2)募金の送り先は、下記のとおりです。
●日本共産党中央委員会
郵便振替 口座番号
00170−7−98422
加入者名「日本共産党中央委員会」
●日本共産党茨城県委員会
郵便振替 口座番号
00320−4−30863
加入者名「日本共産党茨城県委員会」
※通信欄に「茨城募金」と記し、氏名、住所、職業を明記してください。
●日本共産党のホームページから、クレジットカードでの送金も可能です。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-11-13/2018111304_05_0.html
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/536.html#c3
1. 2018年11月13日 09:54:04 : b0DWGsT58Q : EyPf2f@z8cc[195]
>このタイミングで米国のマイク・ペンス副大統領が12日午後7時前、米軍横田基地に到着した
また横田基地か
以下は、アメリカンセンターHPよりコピペ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
歴代米国大統領の訪日 – オバマ大統領 2010年11月12日-14日
12日午後 韓国より羽田空港着
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
4. 2018年11月13日 09:55:02 : wTqrxDwRMY : vEeN2335v8Q[1579]
消費税 20%に上げて BIを 月に10万円 出せば 日本は 良い国になる
===
消費税を上げれば 「たくさん使う人」(たくさんの所得ではない)から 税金が取れる
たくさん儲ける人よりも 沢山使う人が 「実質の金持ち」なのだ
===
例えば やくざは たくさん所得がないのに たくさん使う
政治家も 所得がないのに ポケットから 現金を出して 沢山使う
利権で潤う 土建屋も 一族郎党が 贅沢に金を使う
会社の 役員は 給料以外に 会社の交際費で 贅沢をするし 高級車にも 乗る
===
所得に 税金をかけるよりも 消費に税金をかけるほうが 税金の漏れが少ない
消費税が 一番 公平で 理論的にも正しい 税金だ
===
消費税を沢山取ると 貧乏人が 困るので それ以上に BIで 現金を渡す
実質 所得が 月に 10万円 BIを出すと 年間 120万円で
600万以下の所得なら 無税だ〜〜
===
1000万の所得なら 400万円に 20%だから 80万円で 実質8%の消費税になる
1億600万の 収入なら 2000万円の 消費税がかかるので 実質 20%になる
http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/405.html#c4
7. 2018年11月13日 09:56:31 : MwqM2u5ylY : dQ69spG4nR8[91]
安倍、麻生が未だに地位に恋々としがみ付いている事自体この国の検察、警察の正義は何処へ行ったのか、ここまで平気で居座る神経も普通ではない、それを責任を取らせない与党議員の自己保身といい加減さと堕落には言う言葉もない。これでは何をしても良い、という安倍政権、麻生役立たずの議員はいらない、如何に議員としての仕事をしていない人間の多い事か、税金の無駄だ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/532.html#c7
5. 2018年11月13日 10:00:29 : wTqrxDwRMY : vEeN2335v8Q[1580]
理想形は 30%の消費税で 国民全員に BI 月に10万円だろうね〜〜
そうすれば 社会保険も 必要ない 生活保護もなし 年金も 無くする
===
社会保険 年金 生活保護などに 従事している 公務員 100万人が
必要なくなる => 外国人を 入れる必要はない
===
BIにすれば 外国人の労働者を 入れないで済むのだ by 愛
http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/405.html#c5
12. 2018年11月13日 10:00:39 : ktHJTw4A0A : 3D0PCQJmwpY[65]
当然、横槍は入れてくるでしょうね。
米国と同様、日本でも分断されているから。
民主党が勝利して、メキシコの「橋の行進」は今、アメリカの良心が試されている。
どうするのか、世界が見守っている。
そこへカリフォルニアの山火事だ。いい具合に富裕層への山火事の試練が覆いかぶさってきた。
人々は「失う」ということの悲しさ、厳しさを経験させられる。
アメリカの良心、それを待っている。
デニーさんとその仲間たちも
辺野古の美しい海や自然、
住む人々の平安を
トランプが
倒れ、「米国の良心」が芽吹くのを心から待っている。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/550.html#c12
1. 中川隆[-13596] koaQ7Jey 2018年11月13日 10:03:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20620]
江部康二は似非学者の詐欺師
2017-10-05
"「糖質制限」論争に幕?"で引用された論文は糖質制限を勧めてなどいない
http://oishiku-protein.hatenablog.com/entry/lancet_article_in_tk
検証よみもの-食事法
先日、東洋経済オンラインで以下の記事を読みました。
「糖質制限」論争に幕?一流医学誌に衝撃論文
「炭水化物は危険、脂質は安全」の波紋
江部 康二 : 高雄病院理事長
http://toyokeizai.net/articles/-/190605
記事を読むと「医学系の一流ジャーナルであるLancetに」「糖質制限を肯定する”衝撃論文”が発表された」という主張です。 内容を疑わしく思い、Lancetに掲載された元論文を入手して読んでみたのでそれについて書きます。
これね。
www.ncbi.nlm.nih.gov
※論文の電子版は、大学等の研究機関に所属している場合はその大学が権利を購入していれば大学図書館等からアクセスできます。一般の利用者は個人でジャーナルに購読料を払って読むか、国立国会図書館で無償で入手できます。
結論としては「一流ジャーナルであるLancetに」「炭水化物の摂取量が多すぎると死亡率ないし心臓疾患の発生率が上がるという論文が発表された」は正しい情報だけど、「糖質制限を肯定する」の部分は完全なる虚偽です。消防署の方から来ました、レベルの話でちょっと本気でびびる。こんな話がオンラインとはいえ雑誌に載り、医師の個人名で発表されるんだな、情報社会こわい。
途上国の栄養ガイドラインについての話だよ
まず当該論文が何を明らかにするために、どんな調査をしたかをざっくり説明します。主に論文2ページ目の”Added value of this study”の欄から引用すると、
•現在の国際的な栄養ガイドラインでは「脂肪摂取量を少なくすること(カロリー摂取量の30%以下)」や、「飽和脂肪酸の摂取量をカロリー摂取量の10%以下にして、代わりに不飽和脂肪酸をとること」を勧めている
•これらのガイドラインが根拠としているデータは米国およびヨーローッパにおける調査データであるが、米国やヨーロッパでは栄養の過剰摂取に注意が払われている
•このガイドラインを、栄養失調が一般的であるような国(注:要は貧しい国)でもそのまま使えるかは疑問である
という話で、要は「貧しくて炭水化物摂取の割合が非常に高い国の人たちの栄養を考えるときに、食べ過ぎの欧米人のデータを使って『脂肪の摂取量を減らしましょう』と言うのは正しいの?明らかに炭水化物をとりすぎている人たちに対しては、脂肪の摂取等が勧められるべきだったりしないの?」というのがこのチームが明らかにしたいことです。それらを検証するために、東洋経済の記事でも書かれているように、5大陸18カ国13万人の膨大な食事データが調査されています。
引用原文
Current guidelines recommended a low fat diet (<30% of energy) and limiting saturated ratty acids to less than 10% of energy intake by replacing them with unsaturated fatty acids. The recommendation is based on findings from some American and European countries where nutrition excess is of concern. It is not clear whether this can be extrapolated to other countries where undernutrition is common. Moreover, North Americans and European populations consume a lower carbon hydrate diet than populations elsewhere most people consume very high carbohydrate diets mainly from refined sources.
で、調査の結果がどうだったかというと、こちらは9ページ以降の”Discussion”から引用すると、
•従来言われてきた「脂肪の総摂取量をカロリー摂取量の30%以下、飽和脂肪酸をカロリー摂取量の10%以下」という方針と反する結果が出た(注:脂肪の総摂取量、飽和脂肪酸の摂取量が高いグループで死亡率や心臓病の発生率が下がった)
•炭水化物の摂取量が多い人(注:カロリー摂取量の60%以上、その分、脂肪やタンパク質の摂取量が少ない)は、炭水化物を減らして脂肪の摂取を増やした方がメリットがある(注:死亡率が減る)と思われる
•われわれの調査の中で収入が少ない国、収入が中程度の国では非常に炭水化物の割合の高い食事(60%以上)が取られていて、特に白米や白いパンなどの精製された原料が多かったが、これら精製された原料は死亡率や心臓病の発生率を上げると従来の研究で示されている
•だから炭水化物の代わりに脂肪やタンパク質(注:炭水化物より高価)を取ることが可能な場合(経済的に可能で、かつ入手できる環境の場合に)においては、炭水化物を少なくしようという栄養指導が正しいと思われる
としています。(補足すると、食事に気を使っている人は他にも健康のための取り組みをしていのかもとか、炭水化物の摂取割合の高さはシンプルに貧しさを反映してしまっているのかも等も議論されています。)
引用原文
Our findings do not support the current recommendation to limit total fat intake to less than 30% of energy and saturated fat intake to less than 10% of energy. Individuals with high carbohydrate intake might benefit from a reduction in carbohydrate intake and increase in the consumption of fats. (中略) Moreover, our study most participants from low-income and middle-income countries consumed a very high carbohydrate diet ( at least 60% of energy), especially from refined sources ( such as white rice and white bread), which have been shown to be associated with increase risk of total mortality and cardiovascular events. Therefore, recommending lowering carbohydrate might be particularly applicable to such settings if replacement foods from fats and protein are available and affordable.
極端な糖質制限については論文中で明確に否定されている
さらに同じくDiscussionからですが、論文著者は極端な糖質制限について明確に否定しているので引用します。
•炭水化物の摂取量がカロリー摂取量の50%以下の場合に死亡率等が上がらなかったことは、極端に炭水化物の少ない食事が良いと示すものではない
•重要なことだが、一定量の炭水化物の摂取は運動による短期的なエネルギー需要を満たすために必要なので、ほどほどの炭水化物の摂取(カロリー摂取量の50-55%等)は、非常に高い摂取量や非常に低い摂取量より適切であると思われる
ちなみに日本人の平均がどれくらいかというと、厚労省の国民健康・栄養調査を見ると58-59%くらいです。なので、炭水化物を取りすぎの自覚がある人は少し控えて、その分、肉や脂肪からエネルギー摂取するというのは正しそうです。
www.mhlw.go.jp
引用原文
However, the absence of association between low carbohydrate intake (eg, <50% of energy) and health outcomes dose not provide support for very low carbohydrate diets. Importantly, a certain amount of carbohydrate is necessary to meet short-term energy demands during physical activity and so moderate intakes (eg, 50-55% of energy) are likely to be more appropriate than either very high or very low carbohydrate intakes.
で、そもそも論なんですけど、この論文を発表したチームと同じチームが同じタイミングでもう1報論文を出していて、それがこれ
www.ncbi.nlm.nih.gov
こっちは「果物、野菜、豆を食べると死亡率や心臓病の発生率が下がる」という話をしています。まあ炭水化物だよね。ちなみにこっちの結論は、これまで400gから800g/日の摂取が勧められてきたけどこれは貧しい国の人には結構大変な水準であり、われわれは375g/日で従来の研究同様に死亡率や心臓病発生率を下げる効果があることを示せたが、貧しい国の人々にとっては400g/日が375g/日にほんの少し減るだけで大きなインパクトがあるだろう、とかそういう話をしています。
ここまで読んでいただけるとわかると思うんですけど、東洋経済の記事を書いた医師は引用した論文を読んでいないか、読んでいて意図的に内容を捻じ曲げたか、論文を徹底的に誤読しているかのいずれかであると思われます。
第三者の視点では「肉と性格では」という指摘も
ついでにもう1つ、面白かったので同じLancetに掲載された第三者のこの研究に関するCommentを紹介しておくと
www.ncbi.nlm.nih.gov
こちらでは上記の2つの論文を出したPUREチーム(PURE: Prospective Urban Rural Epidemiology、例の18カ国13万件調査)の北米とヨーロッパ以外を含む大規模調査の功績を認めつつ、
•動物性食品(牛肉、羊肉、乳製品を含む)はPUREの調査した地域のほとんどにおいて、飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪の主要な摂取源である
•飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪、動物性タンパク質の全てが死亡率と逆相関したということは、実際には単に「肉と乳製品の摂取量が生存率と相関する」というだけなのでは?
•この質問に答えるためには、PUREチームは動物性食品の種類別の摂取量と死亡率の関係を調査する必要がある
•微量栄養素の欠乏はPUREの調査対象の多くの国で重要な問題になっている
•動物性食品は亜鉛や吸収可能な鉄分、ビタミンK12、ビタミンB12を豊富に含むが、これらの摂取は炭水化物を多く摂取する国々では最適化されない(注:炭水化物の割合が多い分、動物性食品の割合が少ないため、十分に摂取できない)
•従って、栄養豊富な肉を食べることが1つ以上の栄養の欠乏をカバーした、とPUREの結果(飽和脂肪酸等の摂取量割合が高い群で死亡率が低減した)を説明できる可能性がある
という指摘等がされていて、要は「もっと細かく見ないと何とも言えないね」みたいな話がされています。
引用原文
Animal products (including beef, lamb, and dairy) are the major sources of saturated fatty acids and monounsaturated fatty acids in most populations studied in PURE. Since saturated fatty acids, monounsaturated fatty acids, and animal protein were all inversely associated with mortality, is the real finding simply that meat and dairy intakes were associated with increased survival? To answer this question, PURE team needs to complete a thorough analysis relating intakes of different animal products to mortality. Micronutrient malnutrition is an important problem in many of the countries included in PURE. Animal products are rich sources of zinc, bioavailable iron, vitamin K2, and vitamin B12, which might be suboptimal in populations consuming high carbohydrate diets. Therefore, one potential explanation for the PURE results is that nutrient-dense meats corrected one or more nutrient deficiencies.
それからちょっと面白かったのが、
•Conscientiousness(以下、真面目さと訳します*1)が長寿をもっともよく説明する因子である
•例えば日本では、真面目さが「高い」「中程度」「低い」で被験者を3群に分けたときに、「低い」群に比べて「高い」群は54%、「中程度」の群は50%死亡率が低かった調査がある
•真面目な人は健康に結びつく様々な行動をとる、例えば、医師の指示にしたがったり、薬をきちんと飲んだり、睡眠習慣が良かったり、アルコールや薬物の乱用をしない
•何より、真面目な人は食べるべきとされた食品を食べることがより多く、食べてはいけないとされた食品を食べることがより少ない
という話がされていて、栄養教育の進んだ国じゃないと真面目でも何食べていいかわかんないよねとか続くんだけど、長生きはパーソナリティ次第、というの結構面白い話だなと思いました。逆に考えると、トンデモ医療に遭遇したときにこういうタイプほど影響が大きいのかもしれない。
引用原文
Conscientiousness is among the best predictors of longevity. For example, in a Japanese population, highly and moderately conscientious individuals had 54% and 50% lower mortality, respectively, compared with the least conscientious tertile. Conscientious individuals exhibit numerous health-related behaviors ranging from adherence to physicians’ recommendations and medication regimens, to better sleep habits, to less alcohol and substance misuse. Importantly, conscientious individuals tend to eat more recommended foods and fewer restricted foods.
おわりに
ということで、Lancetに糖質制限を推奨する論文が出た、なんて情報は完全に虚偽でした。なんでこんなことするのかな、一般人は英語で書かれた学術論文なんて読みもしないだろうから簡単に騙されると思ってるのかな。ひどいよね。
f:id:shepherdess:20171005173551p:plain
ちなみにこれTipsですけど、健康本を書いてテレビに出たりして「アメリカの◯◯大学の最新の研究によって私の提唱する健康法が正しいと証明された」とかそれ系のことを言う医師は信用しないのが良いと思います。本当に人々の健康や長寿に貢献する圧倒的な健康法があったとして、ちゃんとした医師は
•健康法の実施結果のデータを取って
•論文にまとめてちゃんとした論文誌に発表して
•その健康法が世界のスタンダードになるようにする
と思うんです。だからそれを紹介する本を書いたときも「私が◯◯(論文誌)に発表した論文では・・・」と言う話をするはずで、そうでなく「最新のアメリカの研究では・・・」等と言うことは結局その健康法が「データで立証できない仮説止まりの話」ということではないでしょうか。
仮説を思いつくのは自由ですが、「臨床経験豊富な医師が思いついた仮説だから正しいだろう」「一般人が思いついた仮説だから誤りだろう」というスタンスは明確に誤りで、誰が思いつこうが検証されていない仮説は仮説であり、実証された事実とは異なるので、ただの仮説があたかも事実のように流布されるのはひどい話だなーと思います。以上です。
http://oishiku-protein.hatenablog.com/entry/lancet_article_in_tk
エビデンスもなしに眉唾な内容の本を出している連中は、ちょっとでも都合の良さそうな論文が出てくると大はしゃぎするよな。
江部康二氏は二枚舌。糖質制限で総死亡が増える論文については「(それほど糖質は制限されていないから)糖質制限食の論文ではない」。じゃあこの論文だってそうじゃん。江部氏は近藤誠枠だと思っていたほうがいい。
じゃあ、何で日本人の寿命は長いんだよ。
その論文に日本人が入っていないこと、日本人の寿命が長いことから、日本人が糖質とりすぎで寿命縮んでるとは考えづらい気がする。もう少しデータがほしい。
参照されている論文のタイトルと要約では心臓血管の疾患/死についてだけ書かれているように読めた.人間は心臓血管疾患だけが原因で死ぬわけではないと思うのだが
糖質で6割って三食パスタ食うくらいのイメージだからな。この研究はむしろ普通の日替わり定食食っててもリスクは上がらないのを示してる。米・パン・麺でお腹を膨らしてるとリスクがあるって当たり前の話。
端的に言って、この記事を真に受けると大腸がんになるはず。慎重に原典を読むことが必須。とくに便通に自信がない人は注意を。
論文本文確認したが、一応炭水化物の過剰摂取と動物由来の脂肪の不足は貧困と結びついている可能性は否定できないってエクスキューズは入っているのな
これ貧しい人たちはどうしても炭水化物過剰食物繊維不足の食事になるというあたりの影響を排除できてないでしょ/現代の炭水化物摂取における問題は食物繊維不足でしょう
糖質というより炭水化物の塊のような食品は安い物が多いので、貧困でそういうものばかり食べている人が寿命が短くなっている可能性はないのだろうか
糖質制限がかえって死亡リスクを高めるという結論に関しては、前向きコホート研究でもメタ解析でもごろごろ研究あるみたいだけどなw 東洋経済ほんとにひでえわw
論文に対するこの記事は糖質制限派の方が肩入れして書いてる感じする。栄養素は毒物じゃないんだから、過剰に取らなければ危険なんてことないのに、ただ炭水化物は危険と書けば一般の方に誤解される。
炭水化物6割以上は死亡のリスク増っていうけど、食事摂取基準を基にすれば炭水化物の目安は全体の約6割だから、過剰摂取による弊害ってだけで、糖質制限を肯定するというよりバランスのいい食事がいいってだけなんじゃないの?
http://h.yea.tokyo/%E5%AD%A6%E3%81%B3/2017/10/08/%E7%B3%96%E8%B3%AA%E5%88%B6%E9%99%90-%E8%AB%96%E4%BA%89%E3%81%AB%E5%B9%95-%E4%B8%80%E6%B5%81%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E8%AA%8C%E3%81%AB%E8%A1%9D%E6%92%83%E8%AB%96%E6%96%87-%E5%81%A5%E5%BA%B7-%E6%9D%B1.html
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炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇/Lancet
提供元:ケアネット公開日:2017/09/08
炭水化物摂取量の多さは全死亡リスク上昇と、また総脂質および脂質の種類別の摂取は全死亡リスクの低下と関連する。さらに総脂質および脂質の種類は、心血管疾患(CVD)、心筋梗塞、CVD死と関連していないが、飽和脂質は脳卒中と逆相関していることが確認された。カナダ・マックマスター大学のMahshid Dehghan氏らが、5大陸18ヵ国で全死亡および心血管疾患への食事の影響を検証した大規模疫学前向きコホート研究(Prospective Urban Rural Epidemiology:PURE)の結果、報告した。主要栄養素とCVDや死亡との関連性については、これまでのデータのほとんどが栄養過剰の傾向にある欧州や北米の集団からのもので、他の集団にも当てはまるか不明であった。著者は、「今回の結果を踏まえ、世界的な食事ガイドラインを再検討すべきである」と提言している。Lancet誌オンライン版2017年8月29日号掲載の報告。
18ヵ国の13万5千例以上を約7年半追跡
研究グループは、2003年1月1日〜2013年3月31日に、高所得国(カナダ、スウェーデン、アラブ首長国連邦)、中所得国(アルゼンチン、ブラジル、チリ、中国、コロンビア、イラン、マレーシア、パレスチナ自治区、ポーランド、南アフリカ、トルコ)、低所得国(バングラデシュ、インド、パキスタン、ジンバブエ)の計18の国・地域において、35〜70歳の13万5,335例を登録し、食事摂取量を食事摂取頻度調査票(FFQ)により調査した後、中央値7.4年(IQR:5.3〜9.3)追跡した。
主要アウトカムは、全死亡(total mortality)および主要心血管イベント(致死的CVD、非致死的心筋梗塞、脳卒中、心不全)。副次アウトカムは、心筋梗塞、脳卒中、CVD死、非CVD死であった。
炭水化物、脂質(総脂質と種類別[飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸])およびタンパク質の摂取量を、エネルギー比に基づき5分位で分類し、摂取量と各評価項目との関連について多変量Cox frailtyモデルを用いハザード比(HR)を算出した。
全死亡リスクは、炭水化物の摂取量が多いほど増加、逆に脂質では低下
追跡期間中に、死亡が5,796例、主要心血管イベントの発生が4,784例記録された。炭水化物は、摂取量が多いほど全死亡リスクが高く、最低5分位群(エネルギー比中央値46.4%)に対する最高5分位群(同77.2%)のHRは1.28(95%信頼区間[CI]:1.12〜1.46、傾向のp=0.0001)であった。CVDまたはCVD死のリスクとの関連は確認されなかった。
一方、脂質は総脂質および種類別のいずれも、摂取量が多いほど全死亡リスクは低かった。最低5分位群に対する最高5分位群のHRは、総脂質が0.77(95%CI:0.67〜0.87、傾向のp<0.0001)、飽和脂肪酸は0.86(95%CI:0.76〜0.99、傾向のp=0.0088)、一価不飽和脂肪酸は0.81(95%CI:0.71〜0.92、傾向のp<0.0001)、多価不飽和脂肪酸は0.80(95%CI:0.71〜0.89、傾向のp<0.0001))であった。
また、飽和脂肪酸は、摂取量が多いほど脳卒中のリスクが低い関連が認められた(最高5分位群 vs.最低5分位群のHR:0.79、95%CI:0.64〜0.98、傾向のp=0.0498)。総脂質、飽和および不飽和脂肪酸の摂取量は、心筋梗塞またはCVD死のリスクと有意な関連はみられなかった。
なお著者は、FFQは絶対的摂取量を測定した調査ではないことや、食事摂取量の調査がベースライン時のみで、またトランス脂肪酸の摂取量は未測定であることなどを研究の限界として挙げている。
▲△▽▼
上記を纏めると
東洋経済の記事を書いた医師 (江部康二 : 高雄病院理事長) は引用した論文を読んでいないか、読んでいて意図的に内容を捻じ曲げたか、論文を徹底的に誤読しているかのいずれかであると思われます。
結論としては
「一流ジャーナルであるLancetに」「炭水化物の摂取量が多すぎると死亡率ないし心臓疾患の発生率が上がるという論文が発表された」
は正しい情報だけど、
「糖質制限を肯定する」の部分は完全なる虚偽です。
消防署の方から来ました、レベルの話でちょっと本気でびびる。こんな話がオンラインとはいえ雑誌に載り、医師の個人名で発表されるんだな、情報社会こわい。
Lancetに糖質制限を推奨する論文が出た、なんて情報は完全に虚偽でした。なんでこんなことするのかな、一般人は英語で書かれた学術論文なんて読みもしないだろうから簡単に騙されると思ってるのかな。ひどいよね。
http://oishiku-protein.hatenablog.com/entry/lancet_article_in_tk
糖質制限教の教祖 江部康二 高雄病院理事長 は嘘と改竄捏造の常習犯だった
スーパー糖質制限の嘘八百 2016/07/12
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-648.html
先日、糖質バカさんのブログを読んでいたら、聞き捨てならん、いや見捨てならんものを見つけてしまいました。
↓
鳩山邦夫氏の訃報についてDr.糖尿モヤシ教祖が書いた記事のコメント欄がただひたすら凄かった
http://toshitsubaka.blog.fc2.com/blog-entry-179.html
この記事の中で引用しているモヤシ教祖のブログ記事、
鳩山邦夫氏の死去及び糖質制限食の有効性・安全性に関して。
http://toshitsubaka.blog.fc2.com/blog-entry-179.html
の中の、以下の記述です。
3)
@米国糖尿病学会は、2007年まで
糖尿病の食事療法において 糖質制限食は推奨しないとしていました。
A2008年、「食事療法に関する声明2008」において、「減量が望まれる糖尿病患者には
低カロリー食、もしくは低炭水化物食によるダイエットが推奨される」と、
1年の期限付きで、糖質制限食の有効性を認める見解を記載しました。
B2011年、肥満を伴う糖尿病患者に2年間の期限付きで
糖質制限食の有効性を容認しました。
C2013年、「食事療法に関する声明2013」において期限や限定なしで、
糖質制限食を容認しました。
(中略)
3)により、米国糖尿病学会が、6年間をかけて、肯定・否定含めて、様々な多数の研究論文を検証して、 糖質制限食を容認したプロセスがわかります。
つまり、米国糖尿病学会は、2013年、糖質制限食の有効性と安全性を正式に容認しました。
ここにおいて、日本糖尿病学会がどのような見解を出そうと世界的には、糖質制限食の有効性・安全性は担保されたと言え、この論争に関しては勝負はついたということです。
米国糖尿病学会のサイトを読んだことがある人なら、「よくもまぁ、こんな大嘘を堂々と書けるものだ。」と、あきれ返ることだと思います。
信者が阿呆なのを良いことに、デタラメ、捏造やりたい放題です。
このカルト教団がやっていることは、米国糖尿病学会が全体として何を言っているのか?ということには何の理解も関心もなく、ただ都合の良いように解釈できそうな文節を抜き出し、都合の良いように捏造解釈しているだけです。
考えようによっては、朝日新聞の捏造記事よりタチが悪いと言えます。
で、この嘘に関しては、過去記事においても度々指摘して来ましたが、いまだにこんな大嘘を垂れ流しているのは社会悪にしかなりませんから、今一度ハッキリさせておきましょう。
まず、
糖質制限の嘘八百!米国糖尿病学会は本当は何と言っているのか?
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-524.html
でも述べました様に、米国で「ローカーボ」と言うと、普通の食事から単に炭水化物量を減らすというだけで、スーパー糖質制限とはかなり違います。
カルト教団公式ブログによれば、スーパー糖質制限というのは、毎回の食事の糖質量(炭水化物量ではなく糖質量)を20g以内に抑え、総摂取カロリーの比率を「糖質12% 脂質56% タンパク質32% 」とするものらしいです。
無論、「飽和脂肪酸は素晴らしい!ケトン体万歳!」と、ブログ全般で書かれています。
米国でこの考えとほぼ同じものと言うと、「ケトジェニックダイエット」と呼びます。
とは言え、「ケトジェニックダイエット」と限定すると、米国糖尿病学会の公式サイトには、ただのひと言も出て来ませんから、ここで話が終わってしまいます(笑)
それだと、この記事が続きませんし、面白くもない結果になるので、ここは一つ、カルト側へのハンディキャップとして、その辺はうやむやにして話を続けます。
阿呆相手だと、ハンディもいちいちこちらが考えないといけないので大変なのです(笑)
では、まず最初に、
B2011年、肥満を伴う糖尿病患者に2年間の期限付きで
糖質制限食の有効性を容認しました。
という寝言を見てみましょう。
これは、米国糖尿病学会の Standards of Medical Care in Diabetes 2013 のMedical Nutrition Therapy(医学的栄養療法)のセクションのENERGY BALANCE, OVERWEIGHT, AND OBESITY(エネルギーバランス、過体重、肥満)の章に出て来ます。
原文では何と書いてあるかと言いますと、
For weight loss, either low-carbohydrate, low-fat calorie-restricted, or Mediterranean diets may be effective in the short-term (up to 2 years).
(体重減には、ローカーボ、低脂肪カロリー制限、地中海式ダイエットが2年までの短期間において効果的です。)
For patients on low-carbohydrate diets, monitor lipid profiles, renal function, and protein intake (in those with nephropathy) and adjust hypoglycemic therapy as needed.
そして次の文では、ローカーボダイエットを行う患者については、脂質プロファイル(総コレステロール値、LDLコレステロール値、HDLコレステロール値、中性脂肪値等)、タンパク質摂取量、腎機能を監視し、必要に応じて低血糖に対処する必要がある、と言っています。
更に同セクション、MACRONUTRIENTS IN DIABETES MANAGEMENT(糖尿病管理における主要栄養素)では、
Saturated fat intake should be <7% of total calories.
飽和脂肪酸摂取量は、総摂取カロリーの7%未満にすべきである。
と言っています。
飽和脂肪酸摂取量を総摂取カロリーの7%未満にして、総脂質摂取を56%にするなんてことは、普通の食事からは不可能ですから、米国糖尿病学会のガイドラインに従う限り、2013年の時点ではスーパー糖質制限など、お話になっていない訳です。
ちなみに、2型糖尿病の予防に関する推奨事項では、
定期的な運動とカロリー制限、脂肪摂取を控えることは2型糖尿病のリスクを減らします。
2型糖尿病リスクのある人は、14g/1000kcalの食物繊維摂取と、炭水化物摂取の半分を全粒穀物にすることを推奨します。
等と書かれています。
ほんじゃぁ、現在はどうなっているのかと言いますと、カルト教団によれば、米国糖尿病学会は期限や限定なしで糖質制限食を容認しているはずです。
Standards of Medical Care in Diabetes—2016
http://care.diabetesjournals.org/content/39/Supplement_1/S4
を見てみましょう。
糖質制限を容認どころか、ケトジェニックダイエットはおろか、「ローカーボ」の記述まで無くなってしまいました(笑)
これでは私も引用のしようがありません。
医学的栄養療法のセクションには何が書かれているかといいますと、「女性の1日のカロリー摂取量は1,200–1,500 kcal、男性は 1,500–1,800 kcalにした方がいいよ。」とか、炭水化物、脂肪、タンパク質、ナトリウムと、それぞれの栄養素について記述があります。
何が書かれているのかと言いますと、別段目新しいことはなく、「精製された炭水化物よりも全粒穀物の方がいいよ。」とか、「飽和脂肪酸摂取量を減らす。」(オメガ3等の必須脂肪酸摂取は推奨)等です。
ちなみに、「心疾患の予防」セクションでも「飽和脂肪酸を減らせ」と言っています。
こんなはずではないので、こうなったら米国糖尿病学会の糖尿病患者・一般人向けのサイトを見てみましょう。
米国糖尿病学会
http://www.diabetes.org/
とは言え、ここでもこんなことが書かれています。
The goal for people with and without diabetes is to eat less than 10% of calories from saturated fat.
For most people, eating this is about 20 grams of saturated fat per day.
糖尿病のあるなしに関わらず、飽和脂肪酸摂取量は総摂取カロリーの10%未満を目指すべきで、g換算すると、おおよそ1日に20g程度らしいです。
「7%未満」という2013年頃の記述に比べれば幾分緩和されましたが、それでもかなりキツイ数字です。
と言いますのも、一方で米国糖尿病学会はオメガ3系等の不飽和脂肪酸の摂取は推奨していますが、不飽和脂肪酸を多く含む食材にも飽和脂肪酸は含まれますから、注意していないと「総摂取カロリーの10%未満」は、なかなか守れないのです。
(例えば、1日の総摂取カロリーが1500kcalの人なら、1日の飽和脂肪酸摂取量は17g未満です。)
米国糖尿病学会の勧告に従い、スーパー糖質制限を行うとすれば、糖質12%、飽和脂肪酸10%で、残りの78%は何を食えばいいのでしょうか?(笑)
これでスーパー糖質制限を実際にやろうとすれば、1日2回茹でたササミ、1回は青魚、毎回オメガ3-6-9系の脂肪酸をガブ飲みするしかやり様がありません(笑)
間違っても牛肉、豚肉、加工肉など食えないです。
更に、カルト教団が「素晴らしい!」とオシッコちびっているケトン体については、米国糖尿病学会は何と言っているのでしょうか?
米国糖尿病学会はケトン体について何と言っているのか?
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-534.html
という記事の中でも紹介しました通り、米国糖尿病学会は、
Moderate or large amounts are a danger sign.
They upset the chemical balance of your blood and can poison the body.
Never exercise when your urine checks show moderate or large amounts of ketones and your blood glucose is high.
These are signs that your diabetes is out of control.
Talk to your doctor at once if your urine results show moderate or large amounts of ketones.
中程度、あるいは大量のケトン体は危険な兆候です。
それらは血液のケミカルバランスを狂わし、身体を害します。
尿中に中程度または大量のケトン体があり、高血糖の場合は運動を行ってはいけません。
これらは糖尿病が制御不能であることを意味します。
ケトン体が検出された場合は、直ちに主治医に相談して下さい。
と言っています。
つまり、カルト教団が喧伝する、
米国糖尿病学会は、2013年、糖質制限食の有効性と安全性を正式に容認しました。
ここにおいて、日本糖尿病学会がどのような見解を出そうと世界的には、糖質制限食の有効性・安全性は担保されたと言え、この論争に関しては勝負はついたということです。
というのは、真っ赤な嘘。
「勝負はついた」というのは、ある面、勝負はついたと言えますが(笑)、カルト教団がどんな大嘘をつこうとも、糖質制限の有効性・安全性を担保する糖尿病学会など世界のどこにも存在しませんし、ましてスーパー糖質制限を容認する糖尿病学会など世界のどこにも存在しません。
寝言は寝て言え、という話なのです。
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-648.html
つまり、糖質制限教の教祖 江部康二 高雄病院理事長 は詐欺師である事が証明されました。
6. 2018年11月13日 10:03:51 : wTqrxDwRMY : vEeN2335v8Q[1581]
スエーデンで BIの実験をしているのだが その結果
ベンチャー企業が でてきそうなのだ
芸術家 音楽家 スポーツ選手にも BIが 助けになる
http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/405.html#c6
10. 2018年11月13日 10:05:15 : fVmzl2gB1s : EmgMWclYDB0[13]
>>9に追記
消費税に及ばず“税“のありようが間違ってるんだ。所得税も市民税も人に掛かる税金を全て廃止して法人税だけを財源とすれ良いんだよ。国民の7割(年金生活者を除く)がサラリーマンとその扶養家族なんだから回り回って同じことだ。結局、手間ばかり増やして中抜きをしたいんだ。税務署だって法人だけを監視するなら徴収も楽だし脱税も難しくなる。でも経団連御用達の自民党じゃ出来るはずもない。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/530.html#c10
1. 中川隆[-13595] koaQ7Jey 2018年11月13日 10:06:14 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20620]
カロリーの大部分を炭水化物から摂取する人たちが世界で一番健康だった :
「世界で最も健康な心臓」を持つボリビアの先住民族の食事に関する5年間に渡る医学的調査が結実:2018年11月5日
https://indeep.jp/what-suggestins-of-indigenous-population-tsimane-diet/
食事の支度中のアマゾンの先住民族チマネ族
南米ボリビアに「チマネ族」という先住民族がいます。
私は今回のニュースリリースで初めて知った人たちなのですけれど、調べてみると、すでに、このチマネ族という人たちは「地球上で最も健康な体を持つ人たち」として知られているようです。
特に「心臓と血管の疾患と無縁の人々」ということで、数年前から医学関係の研究者たちの間で注目されている人たちだったようです。
そのチマネ族についての、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校と、アメリカ保健福祉省や国立衛生研究所などとの共同プロジェクトとして、その「保険と健康に関しての調査」が行われていたのですが、数日前に、その研究の結果が大学のウェブサイトに記事として掲載されていました。
場合によっては興味深い内容かもしれないその記事をご紹介しようと思います。
研究は 5年に渡り現地で調査が続けられたもので、その最大のテーマは、
「彼らは何を食べているのか」
ということでした。
「心臓疾患や糖尿病と無縁の彼らの基礎を作る食事は何か」
ということを徹底して調べたのです。
いわゆる日本やアメリカを含めた主要国での、「健康に良い食べ物」というような概念はありますが、そのようなものと合致しているのか、ということを調べたといっていいです。
かなり長いものですので、まずは本文をご紹介しようと思いますが、結果を書いておきますと、チマネ族は栄養摂取の品目が実に少ないのですが、
「そのカロリーの大部分を、炭水化物から摂取している」
ということになっていたのでした。
ただし、この炭水化物には、精製されたコメや小麦粉などの単純な炭水化物はほとんど含まれておらず、「プランテン」というイモのようなバナナのような、熱帯では多くの地域で主食となっているものが主流です。
それでも、炭水化物は炭水化物。しかも「それを大量に食べる」ようで、カロリー摂取量はかなりのものなのです。
日本などでは、よく栄養に関して、
・たくさんの種類の品目を食べる
・野菜をたくさん食べる
などというようなことも言われますが、その逆ともいえるような生活で、これが「世界で最も健康な人たち」を作っているということになっています。
まずは、そのカリフォルニア大学サンタバーバラ校のニュースリリースをご紹介します。
Food for Thought
UC Santa Barbara 2018/11/02
食物に対しての考察
アマゾンに住む先住民族たちの食生活から、私たちは、西洋の食生活が健康や健康にどのように影響するかを垣間見ることができる。
心臓の健康という観点から見ると、ボリビアのアマゾン地域に住む先住民族であるチマネ族は理想的な人々だ。知られている限り、彼らは世界で最も心臓病になる率が低い。
彼らは、血圧も総じて低く、肥満率、コレステロールレベルも優良で、さらには、2型糖尿病の発生率も最小限のレベルだ。
そして、彼らの場合、加齢と共にこれらの数値が悪化していくということもないように見える。
今回、私たちは、チマネ族の心臓と血管の健康を、彼らの食生活の観点から考慮してみた。そして、彼らのような先住民族の社会もまた、グローバリゼーションと、市場の力にさらされるようになるにつれ、どのように影響を受けるのか。
心臓の健康と食事
このブロジェクトはもカリフォルニア大学サンタバーバラ校の人類学者、トーマス・クラフト(Thomas Kraft)教授と、マイケル・ガーヴェン(Michael Gurven)教授によって行われた。これは、アメリカ国立衛生研究所が支援するプロジェクトの一環だ。
ガーベン教授は以下のように言う。
「以前から、チマネ族が最も健康な人々であることが研究によって示されていましたが、なぜそうなのかということを理解することは大変に興味深いことでした」
この研究で明らかに最初の候補となることは、
「彼らは何を食べているのか?」
ということで、そして、
「彼らは心臓の健康に最も良いと私たちが考えているようなものをを食べているのだろうか?」
ということだ。
「チマネ族の食生活の詳細な分析を行い、現代の典型的なアメリカ人たちの食生活と比較し、そして、アメリカなどにおいて、心臓にとって健康だと主張されている食生活と比較したのです」と、ガーベン教授は言う。
これまでも、パレオや、日本の沖縄などの食生活は健康上のメリットがあるものだとして推奨されることがあったが、チマネ族の場合もそのように心臓の健康にいいものを彼らが積極的に食べているのか。
彼らはよく食べる
アメリカ疾病管理予防センター (CDC)とアメリカ保健福祉省によりおこなわれた「全国健康栄養調査」で採用されたのと同じ測定方法を用いて、過去 24時間に食べたか、あるいは飲酒したものについて、1299人のチマネ族と 229人のモセテン族に、それぞれ複数回のインタビューをした。
そして、栄養推定値とすべての品目と、その量に関して推定するさまざまな方法を用いて、彼らの 1日の食物摂取量の詳細な内訳を描き出した。
それによると、チマネ族の 1日の平均摂取カロリーは 2,433 - 2,738 キロカロリーと高カロリーであり、これは、炭水化物の摂取量が多いこと、および高タンパク、そして脂肪の摂取量が少ないことに特徴づけられた。
チマネ族のエネルギー摂取のそれぞれの割合は、
・炭水化物からのカロリー摂取が 64%
・タンパク質からのカロリー摂取が 21%
・脂質からのカロリー摂取が 15%
という内訳だった。
さらに、チマネ族は、平均的なアメリカ人と比較すると、多種多様な食品を食べて「いない」ことも特徴だ。
彼らのカロリーの約 3分の 2は炭水化物(複雑な炭水化物)、特にプランテン(熱帯やアフリカで主食として食べられているバナナのような形をした果実)とキャッサバに由来している。
他に、カロリー摂取の 16%は 40種以上の魚から、そして 6%は野生の果実や木の実からのものだった。
市場などで購入したものは 8%だけだった。
このように、チマネ族の食事は多様性は低いが、しかし、研究者たちの調査では、チマネ族には微量栄養素欠乏症などの兆候はほとんどみられなかった。
彼らには、カルシウムといくつかのビタミン(ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK)が不足していたが、心臓血管の健康につながるカリウム、マグネシウム、セレンの摂取量は、平均的なアメリカ人の摂取レベルをはるかに上回っていた。
食物繊維の摂取量は、平均的なアメリカ人のほぼ 2倍だった。
この研究は 5年間にわたって続けられたが、その期間の中で、チマネ族の摂取する総エネルギー量と炭水化物の摂取量が特に市町村に近い場所にあるチマネ族の村では、大幅に増加するのが見出されていた。
これは、流通の発達が、アマゾンの先住民族たちんが住む地域にまで拡大していることが原因だ。
それと共に、食品添加物(ラード、油、砂糖、塩)の消費量も大幅に増加した。
数量と品質
結論 : 炭水化物を多く含む高カロリー食は、少なくとも身体活動的な生活習慣と結びついた場合は、心血管疾患のリスクの低下と関連する。
チマネ族の成人は 1日平均 1万7000歩あるく。平均的なアメリカ人が 1日に歩く数は 5,100歩だ。
しかし彼らでも、移住などにより、現在の食事のような食生活(植物繊維が豊富で、脂肪が少なく、塩分と砂糖を使用しない食生活)から離れることは重大な健康上のリスクとなる。
実際、ボリビアでの人々の栄養摂取状態の変遷は、ボリビアの人々の体脂肪および体質指数の上昇傾向と一致している。チマネ族も、そのような状態になれば、心血管疾患の低い罹患率は存続しない可能性がある。
ガーバン教授は、食事やライフスタイルを変えることのによる危険性を避けることは、チマネ族のような民族集団には不可欠なことだと言う。
彼らだけではなく、南米やアフリカ、東南アジアの他の先住民族たちも同様の状況に置かれている場合が多い。
先住民族たちの中でも、肥満、2型糖尿病、心臓病の割合は、伝統的な食事をしなくなっている先住民グループの中で高いことが見出されている。例えば、アメリカの先住民族や、オーストラリアのアボリジニなどがそうだ。
そして、チマネ族においても、そのような変化が近づいている。
クラフト教授は、こう言う。
「今は重要な時期です。昔に比べて道路が整備され、川においてもボートでの物流が頻繁となっているため、先住民族が以前のように孤立することがなくなっているのです。早いペースで彼らの食生活は変化しています」
食事に加わる砂糖と脂肪
世界で最も健康だったチマネ族だが、プロジェクトの医療チームは、チマネ族の間に糖尿病患者が発生しているのを見始めている。
これもまた、研究の期間の中で、チマネ族の生活に入り込んだ「精製された砂糖」と「脂肪」を彼らが定期的に摂取するようになり、次第にその摂取量が増加したためだと考えられている。
チマネ族が、砂糖と食用油を大量に購入する能力を持つことにより、これらの製品の消費量が 300%増加すると研究者たちは計算している。
それまでの彼らの生活にはなかった、揚げ物や、砂糖をたくさん使った食事が増加していく可能性があるのだ。
なお、現在のチマネ族の高い炭水化物の摂取は、「(心臓の健康という意味から考えて)前例のないものではない」とクラフト教授は述べている。
「たとえば、日本の沖縄は、心臓血管疾患の率が低い地域として有名ですが、彼らの食事は約 85%が炭水化物として出されます。しかし、その共通の特徴は、ほぼ全面的に複雑な炭水化物であることです。それは沖縄の食事であるサツマイモです。そして、ここチマネ族では、それがプランテンとキャッサバにあたるのです」
全体として、今回の知見は、単一の食事の方法論が健康への鍵を提供するものではないことを示唆している。それはとても複雑なものだ。「この研究は、心臓血管の健全性と両立する食事の多様性を明らかにしました」とクラフト教授は語る。
ここまでです。
なお、このクラフト教授の最後の、「この研究は、心臓血管の健全性と両立する食事の多様性を明らかにしました」という言葉は、もっとわかりやすく書くと、どのようになると思われますか?
これは実際には、
「健康に良い食事というのが何だかわからなくなってしまいました」
という意味がそこに含まれていると私は見ています。「多様性」というのは、結局は、「健康的な身体を維持している食事が、想定外だった」ということと一致しているはずです。
何しろ、彼らチマネ族の食生活の基本は、「炭水化物をカロリーたっぷり、たくさん食べる」というものなのですから。
言ってみれば、宮沢賢治さんの「雨ニモマケズ」の、
「一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ」
というような世界ですかね(一日に四合は大食いレベルの食べ過ぎですが)。
ただ、チマネ族の炭水化物は、プランテンとかキャッサバなどの、いわゆる「複雑な炭水化物」というものであり、現在の私たちが摂取している精製されたコメや小麦粉とは違います。
プランテンというのは、馴染みがないものですけれど、プランテン - Wikipedia には以下のようにあります。
熱帯地方の主食であり、主食としては世界第10位に位置する。味や食感を含めてジャガイモと同様に扱われ、未熟なものは蒸す・茹でる・揚げるといった調理法が採られる。赤道地帯のアフリカやアンデス地方では、一般的な主食である。
アフリカでは 7000万人以上の炭水化物の必要量である25%以上が、プランテンとバナナによって賄われている
プランテンの前で食事をとるボリビアの子どもたち
・telesurenglish.net
宮沢賢治さんは、玄米4合という非常識な大食いでしたが、このプランテンも 1本が 200から 300キロカロリー程度のものが主流だとすると、チマネ族の人たちも結構、本数を食べていそうで、「チマネの宮沢賢治」なら、
「一日にプランテン8本とキャッサバと少しのナマズを食べ」
というような食生活なのだと思われます。
興味深かったのは、今回の研究の「結論」の以下の部分です。
結論 : 炭水化物を多く含む高カロリー食は、少なくとも身体活動的な生活習慣と結びついた場合は、心血管疾患のリスクの低下と関連する。
これはつまり、
「体をよく動かしているのなら、高いカロリーの食事をした方が、心臓と血管の健康のためには良い」
と書かれてあるわけです。
栄養とカロリーの世界も混沌としてきている感もあります。
なお、私自身は、以前書いたこともあるかもしれないですが、グルテン不耐性というような妙なものであることに気づいた時(数カ月前のことです)から、小麦粉を完全にとらない生活が続いています。
それに加えて、理由についての詳細を記すのは避けますが、お米も今ちょっと食べていなくて、つまり、炭水化物を著しく摂取していない生活になってしまっています。
そして、このような生活の中で初めて気づくのが、
「炭水化物の偉大さ」
なのです。
糖質と植物繊維が同時に摂取できて、腹持ちも良く、エネルギー効率もいい。
私は、精製された砂糖の摂取はわりと否定しますけれど、糖質は全然否定しないどころか、糖質が人類(というより地球の生命の細胞)の根源的な栄養素だと考えていますので、炭水化物をとらない生活の中で糖質をとるというのがいかに大変かわかるのです。
炭水化物以外で、炭水化物と同様の糖質をとるのは大変なんです。
私自身は、場合によっては、ずっと炭水化物をとらない人生を送ることになってしまうのかもしれないですが、普通の健康な方々には、炭水化物を目の敵にしないでいてほしいという気持ちがあります。
ただ、今回のチマネ族の食生活の報告からわかるのは、炭水化物だとかタンパク質だとかビタミンだとかの問題よりも、単に、
「いかに加工品を食べていないか」
というところにあるようには思います。
食事や食物に関しては主義や主張も多く存在しますでしょうし、どれが良い食事の方法なのかということについては、人それぞれの確信に基づけば、それでいいのではないかとは思っています。そんなことで人と争ったりする必要はないです。
食べ物のことごときで人と争っていては、チマネ族に笑われます。
https://indeep.jp/what-suggestins-of-indigenous-population-tsimane-diet/
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/664.html#c1
2. 2018年11月13日 10:06:17 : wTqrxDwRMY : vEeN2335v8Q[1582]
国営にするしかないだろうね〜〜
http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/407.html#c2
13. 2018年11月13日 10:06:33 : MwqM2u5ylY : dQ69spG4nR8[92]
04さんに同意。安倍がやりそうな事、沖縄知事選でも菅官邸が汚い手を使い金と権力を否応なく使いありもしない中傷までした、安倍は自分の外遊は毎月の様に夫婦で出かけ行かなくてもいい所や行く必要もないのに血税を使いまくっている。外務省官僚も辺野古利権に絡んで自分の出世を県民無視の為に使っている。安倍や官僚は国民の為でなく米国の為に尽くしている。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/550.html#c13
1. 中川隆[-13594] koaQ7Jey 2018年11月13日 10:06:47 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20620]
カロリーの大部分を炭水化物から摂取する人たちが世界で一番健康だった :
「世界で最も健康な心臓」を持つボリビアの先住民族の食事に関する5年間に渡る医学的調査が結実:2018年11月5日
https://indeep.jp/what-suggestins-of-indigenous-population-tsimane-diet/
食事の支度中のアマゾンの先住民族チマネ族
南米ボリビアに「チマネ族」という先住民族がいます。
私は今回のニュースリリースで初めて知った人たちなのですけれど、調べてみると、すでに、このチマネ族という人たちは「地球上で最も健康な体を持つ人たち」として知られているようです。
特に「心臓と血管の疾患と無縁の人々」ということで、数年前から医学関係の研究者たちの間で注目されている人たちだったようです。
そのチマネ族についての、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校と、アメリカ保健福祉省や国立衛生研究所などとの共同プロジェクトとして、その「保険と健康に関しての調査」が行われていたのですが、数日前に、その研究の結果が大学のウェブサイトに記事として掲載されていました。
場合によっては興味深い内容かもしれないその記事をご紹介しようと思います。
研究は 5年に渡り現地で調査が続けられたもので、その最大のテーマは、
「彼らは何を食べているのか」
ということでした。
「心臓疾患や糖尿病と無縁の彼らの基礎を作る食事は何か」
ということを徹底して調べたのです。
いわゆる日本やアメリカを含めた主要国での、「健康に良い食べ物」というような概念はありますが、そのようなものと合致しているのか、ということを調べたといっていいです。
かなり長いものですので、まずは本文をご紹介しようと思いますが、結果を書いておきますと、チマネ族は栄養摂取の品目が実に少ないのですが、
「そのカロリーの大部分を、炭水化物から摂取している」
ということになっていたのでした。
ただし、この炭水化物には、精製されたコメや小麦粉などの単純な炭水化物はほとんど含まれておらず、「プランテン」というイモのようなバナナのような、熱帯では多くの地域で主食となっているものが主流です。
それでも、炭水化物は炭水化物。しかも「それを大量に食べる」ようで、カロリー摂取量はかなりのものなのです。
日本などでは、よく栄養に関して、
・たくさんの種類の品目を食べる
・野菜をたくさん食べる
などというようなことも言われますが、その逆ともいえるような生活で、これが「世界で最も健康な人たち」を作っているということになっています。
まずは、そのカリフォルニア大学サンタバーバラ校のニュースリリースをご紹介します。
Food for Thought
UC Santa Barbara 2018/11/02
食物に対しての考察
アマゾンに住む先住民族たちの食生活から、私たちは、西洋の食生活が健康や健康にどのように影響するかを垣間見ることができる。
心臓の健康という観点から見ると、ボリビアのアマゾン地域に住む先住民族であるチマネ族は理想的な人々だ。知られている限り、彼らは世界で最も心臓病になる率が低い。
彼らは、血圧も総じて低く、肥満率、コレステロールレベルも優良で、さらには、2型糖尿病の発生率も最小限のレベルだ。
そして、彼らの場合、加齢と共にこれらの数値が悪化していくということもないように見える。
今回、私たちは、チマネ族の心臓と血管の健康を、彼らの食生活の観点から考慮してみた。そして、彼らのような先住民族の社会もまた、グローバリゼーションと、市場の力にさらされるようになるにつれ、どのように影響を受けるのか。
心臓の健康と食事
このブロジェクトはもカリフォルニア大学サンタバーバラ校の人類学者、トーマス・クラフト(Thomas Kraft)教授と、マイケル・ガーヴェン(Michael Gurven)教授によって行われた。これは、アメリカ国立衛生研究所が支援するプロジェクトの一環だ。
ガーベン教授は以下のように言う。
「以前から、チマネ族が最も健康な人々であることが研究によって示されていましたが、なぜそうなのかということを理解することは大変に興味深いことでした」
この研究で明らかに最初の候補となることは、
「彼らは何を食べているのか?」
ということで、そして、
「彼らは心臓の健康に最も良いと私たちが考えているようなものをを食べているのだろうか?」
ということだ。
「チマネ族の食生活の詳細な分析を行い、現代の典型的なアメリカ人たちの食生活と比較し、そして、アメリカなどにおいて、心臓にとって健康だと主張されている食生活と比較したのです」と、ガーベン教授は言う。
これまでも、パレオや、日本の沖縄などの食生活は健康上のメリットがあるものだとして推奨されることがあったが、チマネ族の場合もそのように心臓の健康にいいものを彼らが積極的に食べているのか。
彼らはよく食べる
アメリカ疾病管理予防センター (CDC)とアメリカ保健福祉省によりおこなわれた「全国健康栄養調査」で採用されたのと同じ測定方法を用いて、過去 24時間に食べたか、あるいは飲酒したものについて、1299人のチマネ族と 229人のモセテン族に、それぞれ複数回のインタビューをした。
そして、栄養推定値とすべての品目と、その量に関して推定するさまざまな方法を用いて、彼らの 1日の食物摂取量の詳細な内訳を描き出した。
それによると、チマネ族の 1日の平均摂取カロリーは 2,433 - 2,738 キロカロリーと高カロリーであり、これは、炭水化物の摂取量が多いこと、および高タンパク、そして脂肪の摂取量が少ないことに特徴づけられた。
チマネ族のエネルギー摂取のそれぞれの割合は、
・炭水化物からのカロリー摂取が 64%
・タンパク質からのカロリー摂取が 21%
・脂質からのカロリー摂取が 15%
という内訳だった。
さらに、チマネ族は、平均的なアメリカ人と比較すると、多種多様な食品を食べて「いない」ことも特徴だ。
彼らのカロリーの約 3分の 2は炭水化物(複雑な炭水化物)、特にプランテン(熱帯やアフリカで主食として食べられているバナナのような形をした果実)とキャッサバに由来している。
他に、カロリー摂取の 16%は 40種以上の魚から、そして 6%は野生の果実や木の実からのものだった。
市場などで購入したものは 8%だけだった。
このように、チマネ族の食事は多様性は低いが、しかし、研究者たちの調査では、チマネ族には微量栄養素欠乏症などの兆候はほとんどみられなかった。
彼らには、カルシウムといくつかのビタミン(ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK)が不足していたが、心臓血管の健康につながるカリウム、マグネシウム、セレンの摂取量は、平均的なアメリカ人の摂取レベルをはるかに上回っていた。
食物繊維の摂取量は、平均的なアメリカ人のほぼ 2倍だった。
この研究は 5年間にわたって続けられたが、その期間の中で、チマネ族の摂取する総エネルギー量と炭水化物の摂取量が特に市町村に近い場所にあるチマネ族の村では、大幅に増加するのが見出されていた。
これは、流通の発達が、アマゾンの先住民族たちんが住む地域にまで拡大していることが原因だ。
それと共に、食品添加物(ラード、油、砂糖、塩)の消費量も大幅に増加した。
数量と品質
結論 : 炭水化物を多く含む高カロリー食は、少なくとも身体活動的な生活習慣と結びついた場合は、心血管疾患のリスクの低下と関連する。
チマネ族の成人は 1日平均 1万7000歩あるく。平均的なアメリカ人が 1日に歩く数は 5,100歩だ。
しかし彼らでも、移住などにより、現在の食事のような食生活(植物繊維が豊富で、脂肪が少なく、塩分と砂糖を使用しない食生活)から離れることは重大な健康上のリスクとなる。
実際、ボリビアでの人々の栄養摂取状態の変遷は、ボリビアの人々の体脂肪および体質指数の上昇傾向と一致している。チマネ族も、そのような状態になれば、心血管疾患の低い罹患率は存続しない可能性がある。
ガーバン教授は、食事やライフスタイルを変えることのによる危険性を避けることは、チマネ族のような民族集団には不可欠なことだと言う。
彼らだけではなく、南米やアフリカ、東南アジアの他の先住民族たちも同様の状況に置かれている場合が多い。
先住民族たちの中でも、肥満、2型糖尿病、心臓病の割合は、伝統的な食事をしなくなっている先住民グループの中で高いことが見出されている。例えば、アメリカの先住民族や、オーストラリアのアボリジニなどがそうだ。
そして、チマネ族においても、そのような変化が近づいている。
クラフト教授は、こう言う。
「今は重要な時期です。昔に比べて道路が整備され、川においてもボートでの物流が頻繁となっているため、先住民族が以前のように孤立することがなくなっているのです。早いペースで彼らの食生活は変化しています」
食事に加わる砂糖と脂肪
世界で最も健康だったチマネ族だが、プロジェクトの医療チームは、チマネ族の間に糖尿病患者が発生しているのを見始めている。
これもまた、研究の期間の中で、チマネ族の生活に入り込んだ「精製された砂糖」と「脂肪」を彼らが定期的に摂取するようになり、次第にその摂取量が増加したためだと考えられている。
チマネ族が、砂糖と食用油を大量に購入する能力を持つことにより、これらの製品の消費量が 300%増加すると研究者たちは計算している。
それまでの彼らの生活にはなかった、揚げ物や、砂糖をたくさん使った食事が増加していく可能性があるのだ。
なお、現在のチマネ族の高い炭水化物の摂取は、「(心臓の健康という意味から考えて)前例のないものではない」とクラフト教授は述べている。
「たとえば、日本の沖縄は、心臓血管疾患の率が低い地域として有名ですが、彼らの食事は約 85%が炭水化物として出されます。しかし、その共通の特徴は、ほぼ全面的に複雑な炭水化物であることです。それは沖縄の食事であるサツマイモです。そして、ここチマネ族では、それがプランテンとキャッサバにあたるのです」
全体として、今回の知見は、単一の食事の方法論が健康への鍵を提供するものではないことを示唆している。それはとても複雑なものだ。「この研究は、心臓血管の健全性と両立する食事の多様性を明らかにしました」とクラフト教授は語る。
ここまでです。
なお、このクラフト教授の最後の、「この研究は、心臓血管の健全性と両立する食事の多様性を明らかにしました」という言葉は、もっとわかりやすく書くと、どのようになると思われますか?
これは実際には、
「健康に良い食事というのが何だかわからなくなってしまいました」
という意味がそこに含まれていると私は見ています。「多様性」というのは、結局は、「健康的な身体を維持している食事が、想定外だった」ということと一致しているはずです。
何しろ、彼らチマネ族の食生活の基本は、「炭水化物をカロリーたっぷり、たくさん食べる」というものなのですから。
言ってみれば、宮沢賢治さんの「雨ニモマケズ」の、
「一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ」
というような世界ですかね(一日に四合は大食いレベルの食べ過ぎですが)。
ただ、チマネ族の炭水化物は、プランテンとかキャッサバなどの、いわゆる「複雑な炭水化物」というものであり、現在の私たちが摂取している精製されたコメや小麦粉とは違います。
プランテンというのは、馴染みがないものですけれど、プランテン - Wikipedia には以下のようにあります。
熱帯地方の主食であり、主食としては世界第10位に位置する。味や食感を含めてジャガイモと同様に扱われ、未熟なものは蒸す・茹でる・揚げるといった調理法が採られる。赤道地帯のアフリカやアンデス地方では、一般的な主食である。
アフリカでは 7000万人以上の炭水化物の必要量である25%以上が、プランテンとバナナによって賄われている
プランテンの前で食事をとるボリビアの子どもたち
・telesurenglish.net
宮沢賢治さんは、玄米4合という非常識な大食いでしたが、このプランテンも 1本が 200から 300キロカロリー程度のものが主流だとすると、チマネ族の人たちも結構、本数を食べていそうで、「チマネの宮沢賢治」なら、
「一日にプランテン8本とキャッサバと少しのナマズを食べ」
というような食生活なのだと思われます。
興味深かったのは、今回の研究の「結論」の以下の部分です。
結論 : 炭水化物を多く含む高カロリー食は、少なくとも身体活動的な生活習慣と結びついた場合は、心血管疾患のリスクの低下と関連する。
これはつまり、
「体をよく動かしているのなら、高いカロリーの食事をした方が、心臓と血管の健康のためには良い」
と書かれてあるわけです。
栄養とカロリーの世界も混沌としてきている感もあります。
なお、私自身は、以前書いたこともあるかもしれないですが、グルテン不耐性というような妙なものであることに気づいた時(数カ月前のことです)から、小麦粉を完全にとらない生活が続いています。
それに加えて、理由についての詳細を記すのは避けますが、お米も今ちょっと食べていなくて、つまり、炭水化物を著しく摂取していない生活になってしまっています。
そして、このような生活の中で初めて気づくのが、
「炭水化物の偉大さ」
なのです。
糖質と植物繊維が同時に摂取できて、腹持ちも良く、エネルギー効率もいい。
私は、精製された砂糖の摂取はわりと否定しますけれど、糖質は全然否定しないどころか、糖質が人類(というより地球の生命の細胞)の根源的な栄養素だと考えていますので、炭水化物をとらない生活の中で糖質をとるというのがいかに大変かわかるのです。
炭水化物以外で、炭水化物と同様の糖質をとるのは大変なんです。
私自身は、場合によっては、ずっと炭水化物をとらない人生を送ることになってしまうのかもしれないですが、普通の健康な方々には、炭水化物を目の敵にしないでいてほしいという気持ちがあります。
ただ、今回のチマネ族の食生活の報告からわかるのは、炭水化物だとかタンパク質だとかビタミンだとかの問題よりも、単に、
「いかに加工品を食べていないか」
というところにあるようには思います。
食事や食物に関しては主義や主張も多く存在しますでしょうし、どれが良い食事の方法なのかということについては、人それぞれの確信に基づけば、それでいいのではないかとは思っています。そんなことで人と争ったりする必要はないです。
食べ物のことごときで人と争っていては、チマネ族に笑われます。
https://indeep.jp/what-suggestins-of-indigenous-population-tsimane-diet/
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/665.html#c1
3. 2018年11月13日 10:09:35 : SKI2GjWrn6 : KoIpEdXzMXE[329]
>02
そうですね、小泉竹中が政府の上に経済財政諮問会議を設置し、そこで全てを決めた。バブルがはじけ不良債権を抱え弱っているところにルールを変えて銀行を中心にすべての企業に追い打ちをかけて企業を弱体化させ株価を下げ日本企業を外資に叩き売った。その外資の資金も日本から送金したというあり得ない売国行為を小泉竹中たった二人でやった、それが経済財政諮問会議だ。世界に冠たる日本の銀行を次々潰してたった3行にし銀行は博打場とサラ金に変身、銀行傘下の企業はほとんどすべて外資の手に移った。それが今でも日本の生き血をチュウチュウ吸っている。上からだけでなく下からも、それまでやくざの口入やっていなかった賃金のピンハネを合法化しあっと言う間に5万5千社もの派遣会社が生まれた、労働者の奴隷化である、社会構造の大変革である。賃金の40%もピンハネして生活が苦しくなるのは当たり前、しかも終身雇用の崩壊で生活も不安定かつ不安になった。政治と国民の間に大きな溝を作った。経済財政諮問会議は日本略奪組織として設定されそれが今も機能し生きているのだ。独裁権力を振るう悪魔の組織であることは間違いない。何の前兆もなく突然不条理なルールや法律が出てくるのもここだ、もちろん年次改革要望書の意向を完璧に実行していることも間違いない。
国民は経済財政諮問会議と言う官民合同の何かいいものが出来たと期待したが、それはひどい誤解だった。国民はお上に頼っていればお上は国民を何とか良い方向に持って行ってくれるという国民に根付いた気持ちを裏切るとんでもない奴らなのだ。小泉竹中以来国民は政府を信じてはいけない日本になっているのだ。20年もたった、国民もそろそろ目を覚まさなければならない、自民党清和会とんでもない集まりだ、結局自民党に政権を与えてはいけないとの結論だ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/555.html#c3
10. ゆでガエル[189] guSCxYNLg0eDiw 2018年11月13日 10:11:25 : I06kUeD8iM : Pokccs7o7wE[96]
新聞テレビは知能を破壊する
テレビを見るほど馬鹿になる
テレビが報道する愛で地球が救えるはずがない
お金の為ならどんな嘘でも流すテレビ局
テレビ局が国民に知られてはならない事
私達は生まれてからずっとテレビと言う精神の牢獄にいる
14. 2018年11月13日 10:15:26 : MwqM2u5ylY : dQ69spG4nR8[93]
これは各新聞一面に出して国民に嫌でも知らせるべき事だ。増税だと言っている傍から絶対無駄と言うこの大雑把な莫大な税金の使い方は何故議員達も黙っているのか、安倍の保身のためにどれだけ無駄な税金が使われている事か、その分もっと使い方がある。本当に腹立たしい。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/523.html#c14
2. 2018年11月13日 10:19:44 : 2jsyC3W62I : zKTwKE1Cl7U[16]
小沢一郎さん
自公をぶっ潰して
日本を救ってください!!
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/572.html#c2
221. 2018年11月13日 10:21:39 : 2vATKuM1Ps : nEakCJ4FamY[57]
>216
多摩散人です。
>【多摩】はこういうときに、既に述べたと絶対に自分の意見を言わないんだ。
何を言ってるのか。22で既に述べたから、もう言う必要はない。それじゃあ、特別に、もう一回書いてあげよう。
>日本はアメリカとの対等な関係を目指すべきだ。その為には、アメリカの軍事力に過度に依存しない、まともな戦力を充実しなければならない。今の「専守防衛」は攻撃力を米軍人頼っているので、日本のアメリカに対する立場は弱い。攻撃力、つまり、空母、長距離爆撃機、遠洋艦隊、中距離ミサイル、その他、詳しくは知らないが、そういうものを持つ必要がある。攻撃力のない防衛というのは、成り立たないからである。(22)
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/434.html#c221
11. 2018年11月13日 10:21:51 : sIBP8FVPfU : fhZjpBQJPOU[51]
麻山桜が咲き乱れ、間もなく森・加計へと流れて行く。
これで支持率が上がるとは到底思えない。
それこそ改ざん物。
何れ信用はしていないが・・・。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/568.html#c11
6. 2018年11月13日 10:22:30 : 32gaobLF6I : n57cn6vWo0E[663]
>血筋なら麻生さんも負けていないが、本人はいま一つのようだ。
●名も知れぬ芸者の子・吉田茂の孫のどこが血筋がいいのかい?
吉田茂は、土佐藩(だったか)の地下侍と芸者の間に生まれた子だ。
たまたま、横浜の外国系武器商人(だったか)の大富豪・吉田家に養子でもらわれて育てられた。
そんなわけで、イギリスのエージェントとして育てられ、養父が早く亡くなったので巨大な財産も引き継いだ。
どういうわけか、東大に無試験で入って卒業しているといういかがわしさだ。
はてさて、こんな輩の孫である麻生太郎のどこが血筋が良いのかわからん。
麻生の態度を見ていれば分かるとおり、血筋は極めて悪い!
<参考>「吉田茂」(Wikipedia)
http://www.asyura2.com/16/hihyo15/msg/462.html#c6
4. 2018年11月13日 10:26:15 : 290hVBOxS2 : LmUHYpuvBjo[4]
>>1
>福島原発事故は既に昔の話で、現在でも原発稼働が危険だという事ではありません
コメント欄を膨大な戯言で埋め尽くしたためアラシ認定され、
てたちまち消されてしまったけど、上のような戯言のたまわ
ってるのをみると>>1のばか川はやはりバカじゃねーの?www
アホな戯言吐くばか川は、ニポン軍はメチャ負けしてるのに
「まだ勝ってる」みたいな自暴自棄状態だなwww
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/538.html#c4
1. 中川隆[-13602] koaQ7Jey 2018年11月13日 10:27:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20629]
中国人移民を入れると日本人は絶滅する
1. 沖縄や北海道で中国系住民が過半数になったら独立宣言して中国小日本省になる
2. 中国軍が自国民保護という名目で沖縄や北海道を占領
3. 日本人浄化にとりかかる
4. 日本政府は遺憾の意を表するが、これは中国の内政問題だとして相手にされない
ウイグルへの弾圧は何度か書いてきましたが、いま中国が行っているのは民族浄化で、ただ浄化するのではなく、ウイグル人を殺して臓器売買のドル箱としているのです。
【閲覧注意】中国政府によるウイグル人虐殺 2016-05-29
https://ameblo.jp/2013kanyon17/entry-12165204118.html
皆さんは『東トルキスタン共和国』をご存じですか?
現在は「中国ウイグル自治区」と呼ばれています!!
ウイグル族と、さも少数民族のように言われていますが、元々、れっきとした国家でした。
では、なんでそうなってしまったのか?
詳細を明らかにします。
https://ameblo.jp/2013kanyon17/image-12165204118-13658407155.html
1946年、東トルキスタン共和国は、
政府要人閣僚たちがシナ共産党との会議のために北京に向かう途中、搭乗した飛行機が中共軍に撃墜され、政府がなくなった混乱に乗じで侵略を開始したシナ共産党軍により、
滅ぼされた。
シナ共産党軍は、侵略し併合した東トルキスタン共和国を、 「新疆ウイグル自治区」と、さもシナの一地域のごとくの名前に変えさせた。
侵略当初、シナ共産党軍は、識者や高い教育を受けたもの、そのほか指導的立場にあった人間たちを次々と 「反乱分子もしくはその疑いがある」 として拘束。 100万人以上が、司法手続きを経ずに拷問にかけられ虐殺された。
豊富な石油や天然ガスなどの天然資源が発見された後は、資源の簒奪(さんだつ)をすべく、漢民族支配を実現し、ウイグル人の存在自体を消し去るため、各国のマスコミは一切入れず、学校ではウイグルの言葉を話すことは厳しく禁止され、漢民族を1,500万人も入植させ ( 現在、ウイグル人はおよそ900万人まで激減 ) 同化政策を強化。
ウイグル人は漢民族により暴力 (武装警察や軍事力) を背景に仕事を取り上げられ、成人男性で就職できる割合は、わずか5%。
15歳から22歳までの女性は強制的に中国国内に移住させられ、中国人ですら嫌う低賃金の重労働を課されながら、夜は強姦される若い女性が後を絶たず、「民族浄化」「漢民族化」を推し進める中国共産党政権のもと漢民族の男と強制的に結婚させられ、純粋なウイグル人は絶滅の危機を迎えている。
https://ameblo.jp/2013kanyon17/image-12165204118-13658407195.html
※ 漢民族は、一人っ子政策で男子ばかりが出産され(女児は堕胎)男女比率が大きくゆがみ結婚が出来なくなってしまったため、若いウイグル女性を強制移住させることは、一石二鳥。 (おまけに、大変に美人が多い)
※日本人とは思考回路が見事に異なる漢民族にとって、ほかの民族の女性を強姦したり虐殺することに罪の意識は無い。
白人国家が有色人種国家を軍事力を背景に侵略し植民地にした時、当たり前のように強姦し大虐殺を繰り広げていた意識とまったく同じ思考回路である 。
結婚相手と職を失ったウイグル人の男たちは、子孫を残すことができないだけでなく、次々とあらぬ罪で連行され、投獄され、拷問を受け、殺害され、民族根絶やしの犠牲となっている。
ウイグルの女性たちには、ウイグルの男性との間に授かった赤ちゃんの、「 計画生育 」の名目で、少なく見積もって850万件もの強制中絶が行われた。 (ウイグルの人口は、950万人!)
それだけでなく、重武装の軍隊および武装した司法・警察権を持つ漢民族による、一切の武器を持たないウイグル人に対しての徹底した弾圧、放火、リンチ、拷問、強姦、輪姦、そして幼い子供に対してまでの大量虐殺が、今もなお続いているのです。
この漢民族と結婚させ漢民族化させる手法は、今に始まったことではなく3,000年以上の昔から漢民族が取ってきた漢民族の拡領土大手法で、かつては時間をかけゆっくりと浸透させ漢民族に同化させてきたものが、共産党が国家を支配するようになって以降、急速な領土拡大政策をとるようになり、軍事力 (暴力) を背景とする、他民族を根絶やしにする残虐な同化政策を、性急に推し進めるようになった。
今、狙われているのは、沖縄である。
中國武装警察による「恐怖の人間狩り」
いわれの無い罪でその場で殺されたり、連行されたら二度と生きて帰って来ることはない。
少女でも、その場で処刑する
「10代前半の女の子が、『 私は無実です! 私の言うことを聞いて! 』 と叫んだんです。 それでも構わず、(中国当局は) この子を処刑したんですよ、公衆の面前で! 多くの人々がこの光景を見ていました。 それでも、国際社会は沈黙したままだった…… 」
こう一気に言うと、ほんの少しの間、ラビア総裁の言葉が途切れた。
マスコミが一切報道しない真実 が、ここにある。
ウイグル自治区(旧東トルキスタン共和国)では、幼子までが強姦され無差別に虐殺されている
( ※ この幼子も強姦されてから殺されたのだろう。 ズボンが破かれ、陰部が露出している)
この写真は、60年 ・ 70年安保の度重なる失敗で活動の場を失った ヤマトンチュウ左翼 と シナ の 甘言によって 「親シナ ・ 反米」 に洗脳されつつある 【沖縄県民】 の未来を見ているようである。
沖縄では、シナ共産党により主要な土地が買い進められ、地元のマスコミはシナを礼賛し反日論調を騙(かた)り、学校では子供たちに「反日」教育を行いシナ親派を増やし、漢民族の企業誘致を進めた結果、シナの実効支配が進行しつつある。
原爆実験でまき散らかされた高濃度放射能
シナ武装警察による虐殺だけでなく、かつてシルクロードの交易で栄えた楼蘭では、昭和39年から平成8年まで、近くに人々が生活しているにもかかわらず、地上での核実験を 「事前通告なし」 で46回も繰り返し、広島型原爆の1250発分を爆発させ、最低でも即死20万人以上、被害者130万人以上の被害 (約半数の60万人が死亡したと推計されている) が報告され、今も数百万を超えるウイグルの人々は、まき散らされた放射能汚染に悩まされ、甲状腺異常は当たり前すぎて言うに及ばず奇形の子が次々と生まれ、ガンや白血病が多発し、何の医療手当もされず、放射能汚染の被害に苦しんでいるのです。
この広大な原爆実験エリアから発生した 放射能汚染は 「福島第1原発の数百万倍に達した」 (※ 環境に放出された放射能の総量は実に4,000万エクサベクレル ) にもかかわらず、朝日新聞やNHKはその事実を隠ぺい、日本の原発反対だけを叫び、だんまりを決め込んだ。
日本のすべてのマスコミも 「左へ倣(なら)った」。
日本の弱腰を見て、調子に乗ったシナ政府は、福島原発事故の際、「日本は、放射能汚染を世界にばらまいた」と公言した。
どの口が、そのような発言をしたのか、一度見てみたい。
※ 原爆実験の最中、昭和53年、西遊記のロケでウイグルの砂漠に入った女優の夏目雅子さんは、昭和60年、急性骨髄性白血病で逝去した。 27歳の若さであった。※
夏目雅子さんは、昭和53年・54年と、2年続けてウイグルでロケをした。
その後、病気が続いた、昭和56年には、甲状腺が腫れるバセドー病になり、…
甲状腺を手術した。バセドー病なので、瞼が腫れ目が大きくなってた。
次に掛かった病気は、昭和57年くらいに腎盂炎になり、次が、子宮内膜症。
そして、昭和60年2ったのでしょうか月に白血病で倒れ、同年9月に亡くなりました。
高い放射能がある、ウイグルに、なぜ、ロケに行った?
NHKは、シルクロードに取材に行きながら、核実験をしている事実を隠蔽(いんぺい)し、日本国民に知らしめなかった罪は、誠に大きい。 大罪である!
夏目雅子さんも、NHKが告知しなかった、被害者である。
それだけでなく、
NHKの番組を見た多くの日本人が、核実験真っ最中のシルクロード(ウイグル)へ旅行に出かけ被ばくした。
日本のNHKは楼蘭周辺での 「大規模な核実験」 を知りながら、1980年代に大型企画番組シルクロードの現地取材を行い放送を続け、さらにビデオの販売を続けました。 そのため、番組に誘導された日本人、推定27万人が、まだ核爆発が繰り返されていた期間に、現地を観光しています。
当時、実際に現地で核爆発を目撃した青年もいます。
中国西域の観光から帰国した後に「白血病」、「肺がん」、「悪性リンパ腫」を発症したという方や、そのご家族から情報が寄せられています。
( 高田 純 札幌医科大学教授のコメントより )
ホルマリンで保存されているウイグル・セミパラチンスク州 ( ※ 核実験場のある州) で発生した奇形児
ウイグル人の悲劇
子供でも平気で虐殺
この後、このウイグル男性は頭部を撃たれて死んだ。
漢民族の男たちは何度も強姦した後に、
時間をたっぷりかけてなぶり殺す。
そして、下半身を露出させたまま放置
※ あまりの惨たらしさに、マスキングが掛けられている。
確認すべき、インターネット情報
Stop Chinese Torture
http://www.youtube.com/watch?v=3fIAzl4-Jq8
ウイグルの男たちは連行され、生き地獄の拷問を受けたのち、虐殺される
残った女たちが、命を懸けた、まさに必死の抗議活動を行っている
彼女たちに、命の保証は無い
「甘い言葉」につられてつい心を許し
軍事力をもって
シナに侵略された民族は、皆こうなるのである。
「僕たちは、平和憲法を持っています!」
「憲法9条って、スゴイんだぞぉ!」
では、何の役にも立たないことに、
そろそろ日本人も気づくべきである
「 日本の 人権活動家 たちは、ウイグル の惨状を知っていても、何も言わない… 」
日本のマスメディアも一切、報道しない
忠告しておこう
「 沖縄に入り込んでいる内地の 『 親シナ 』 左翼 の活動家たち、そして
地元新聞社に踊らされ、迷走を始めた 『琉球民族』 も、他人ごとでは無い 」
世間に知られたくない真実をバラされると共産党による監視と嫌がらせが起きる!!
日本共産党→×
中国共産党日本支部→〇
大丈夫か俺!?
でも、負けない
日本ウイグル協会 に援助の手を!
http://uyghur-j.org/japan/about/%E6%94%AF%E6%8F%B4%E8%80%85%E3%81%AE%E7%9A%86%E6%A7%98%E3%81%B8/
https://ameblo.jp/2013kanyon17/entry-12165204118.html
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習独裁下の中国で「臓器狩り」の証拠をウイグル自治区で発見 2018-10-08
https://ameblo.jp/2013kanyon17/entry-12410440345.html
習近平独裁下の中国で、ウイグル・チベットなどの少数民族や、キリスト教徒らへの弾圧が苛烈さを増している。そんな中、新疆ウイグル自治区にある空港に、謎の通行標識が出現した。
昨秋、シルクロードの要衝として知られる中国最西端の都市、ウイグル自治区カシュガルの空港に出現した通行標識がある。
「特殊旅客、人体器官運輸通道」
簡体字とアラビア文字でそう書いてある。
「特殊旅客」が外交官や共産党幹部、国賓待遇の外国要人などを指すのは勿論だが、「人体器官」とは一体何か?
これは即ち、人間の臓器のことである要は、「ここは大至急運び出さなければならない切りたての移植用臓器が通る通路だから一般人は並ぶな!」と言っているのだ。
引用ここまで…続きは本文をご覧ください↓↓↓
https://www.zakzak.co.jp/soc/amp/181006/soc1810060009-a.html?__twitter_impression=true
国連人権委員そっ閉じ・・・
なんたって国連人権委員会の理事国は中国だもの
臓器移植待ちの患者の待ち時間
↑中国の富裕層は臓器移植が必要と診断されると即日にドナーが現れる不思議
てか、不思議ではない。生体データが合った人が即日処刑されて献体となるのだ!
まさかの人肉を真空パックで売ってる店もあった
流石に画像は貼れんわ(汗)
閲覧注意↓
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/image.php?qid=12157371062
中国こええええええええ!!
なんせ文化大革命で自国民を2千万人は殺した連中だからな
常識で考えては理解できない
日本には無い歴史があるのが、特亜3国
日本にも人体の不思議展が来て多くの日本人が見物した
生きたまま血管に薬品を入れないと作れない毛細血管の標本とかがあった
本物の人体だと言われ気持ち悪がった女性も多かった 又、触ってもいいですよとか
規制が緩かった 随分死者に対する尊敬の念が無いなあと思った
中国の人肉食の歴史を知れば納得
中国共産党による生体臓器狩りビジネスは18年くらい前からやっている
最初のターゲットは、法輪功学習者や政治犯の死刑囚が多かった。ここ最近は中国共産党が気に食わない人物は、すべてが臓器狩りの対象になっている
それでもう一つ大問題なのが、NHKはいまだに報道していないことだ
左翼は日本が中国に占領されれば平和になると思っているが、日本が中国に占領されると日本人が民族浄化の下に殺されて食べられたり、人体標本にされるということだよ
中国「臓器狩り」の証拠を弾圧下のウイグル自治区で発見
https://t.co/PmZmyKymSI
摘出した心臓、肺臓、肝臓、腎臓などの臓器を国内外の富裕層らに移し替える移植手術は年間数万から十数万件にも上り、現在1兆円規模の莫大な収益を産み出す一大産業。臓器収奪は「処刑」すなわち国家権力による「殺人」
中国「臓器狩り」の証拠を弾圧下のウイグル自治区で発見
https://t.co/gFbhHYMWb1
「特殊旅客、人体器官運輸通道」
中国当局により開始された12歳から65歳までの全住民を対象に血液を採集し、血液型やDNAデータを調べる他、指紋、眼の虹彩などの生体データを収集
臓器収奪は、ほぼイコールで「処刑」
中共人権弾圧・臓器移植に関心を持ってる人権活動者のレポート「中国では器官移植が10万件、臓器は殆ど法輪功の良心犯とウイグル人!1980年代警察が平気でウイグル人を銃殺、臓器を取る。現在は、外科医者が直接に臓器摘出、被害者は救急車で搬送される時まだ痛くて叫んでる」
酷すぎ、正に悪魔だ。 https://t.co/0Yr6xX5TUr
2016年、中国では2000件の死刑!公開死刑判決の見学にSNSで招待状を拡散(スプートニク) 中国における死刑制度は「真っ黒」であり、政治犯を臓器狩り目的で死刑にしている事実もあります。共産党国家では公開&大量処刑が普通。中国や北朝鮮は「悪質な見せしめ国家」と言えるでしょう。 https://t.co/9wUkSUvGGe
中国共産党は当初、民族浄化の下で殺戮を繰り返していたが、近年は家畜同様に扱い始めた。家畜と違うのは食用ではないこと…臓器売買の為である。
臓器を取られた肉体は人体標本に加工されるのである。
中国で人間として扱われるのは共産党員と富裕層だけかも知れない…漢民族であっても下級人民は詐取の対象でしかないのだ
トランプ大統領は経済戦争から本当の戦争をとるやも知れない…非人道的な行為を今まで国連も見て見ぬ振りをしていたがトランプ大統領は真正面から非難し制裁を加える構えだ
https://ameblo.jp/2013kanyon17/entry-12410440345.html
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「麻酔掛けずに直接摘出」 中国の臓器奪取、凄惨な実態が明らかに
李荘弁護士の書き込み。中国の臓器奪取の実態をさらした(スクリーンショット)
【大紀元日本10月24日】重慶市元トップの薄煕来氏の暴力団一掃運動に立ち向かったことで1年半の懲役刑に服した北京の弁護士・李荘氏がこのほど、ミニブログ(微博)で、中国の臓器奪取の実態をさらした。
「ある著名な病院の著名な心臓外科の著名な医師らが僕ににこやかに教えたんだ。『重要患者に臓器移植を行う場合、臓器の鮮度を保つために、われわれは麻酔を掛けずに直接摘出するのだ』。僕は、死刑囚に対しても人道的でなければと忠告した」
この書き込みに多くの注目が集まった。ユーザー「虎甲胡威」は、「死刑執行の前に、死刑囚から臓器を摘出し死亡させることは、もはや人道のうんぬんではなく、計画殺人だ」と指摘。また、「中国で臓器売買のピークが法輪功を弾圧した時期だ。アメリカが証拠を持っているようだ」「李弁護士はもっと情報を提供すべきだ」などとさらなる真相の解明を望む声が飛び交った。
中国の臓器移植問題について、米国務省は5月24日に発表した2011年度人権状況報告書の中国関連部分で、メディアや人権団体から法輪功学習者の臓器が奪取され売買された報告が絶えないことに初めて言及した。また、9月12日に米議会で中国の臓器狩りについて公聴会が行われ、中国の囚人から生体臓器奪取の状況が証言された。
さらに、中国国内では9月、これまで最大規模の不法臓器売買事件の訴訟が始まっている。解放軍病院が仲介者を通じて闇の臓器売買を行ったことが明らかになり、死刑囚の臓器提供意思書、親族臓器提供意思書など、すべて偽造されていたことも浮き彫りになった。
闇から少しずつ、その凄惨な実態が浮かび上がっている中国の臓器狩り問題。2006年にすでにこの問題に注目し、調査報告書『戦慄の臓器狩り』を発表した著者の一人、カナダ元外務省アジア太平洋外務担当大臣のデービッド・キルガー氏は10月25日から27日の日程で来日し、会見やシンポジウムを開く予定だ。(翻訳編集・余靜、張凛音)
http://www.epochtimes.jp/jp/2012/10/html/d68771.html
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生きた法輪功学習者の臓器狩り、中国の警察から新たな証言 2009年12月15日
https://www.epochtimes.jp/jp/2009/12/html/d72072.html
中国の監禁施設で生きた法輪功学習者を対象に臓器摘出・売買をしているという2006年に告発された事件に関して、最近、目撃者の新たな証言が、国際的な人権擁護組織である「法輪功迫害追跡調査国際組織」(WOIPFG、米国本部)から発表された。
証言は、同組織の調査員が中国遼寧省の元警察(匿名)を取材して得たもの。遼寧省公安庁に勤めていた2002年に、瀋陽市軍部病院で一人の女性法輪功学習者から生きたままで臓器を摘出したのを目撃したという内容である。証人の同意に基づき、同組織は最近、30分ほどの取材録音の一部を公開した。
証言によると、2002年、証人は遼寧省警察に務めており、法輪功学習者を捕まえ、拷問するなどの特別行為に関わっていた。ある30代の女性法輪功学習者は、一週間ほど凄まじい拷問を受け、そして無理やり食べ物を注ぎ入まれたりして、体が傷だらけになっていたという。
同年4月9日、遼寧省警察庁のある部門から2人の軍医が派遣された。1人は中国解放軍瀋陽軍区総医院の軍医で、もう1人は解放軍第二軍医大学を卒業した軍医だった。警察庁はこの法輪功学習者をある場所(※1)に移し、二人は、この学習者が意識を完全に保っている状態で、麻酔を一切かけずに、彼女の心臓、腎臓などの臓器を摘出した。
証人は当時、銃を手にして警備に当たっていたため、臓器狩りの全過程を目撃したという。
証人の証言によると、彼が遼寧省錦州市警察局に勤めていた際、錦州市警察局長の王立軍は法輪功学習者を「殺し尽くさなければならない」と命令したという。証人はかつて何度も、法輪功学習者の拉致、凄まじい拷問に関わっていたと認めた。
遼寧省は、法輪功学習者に対する迫害が最も深刻な地区の一つであり、法輪功情報サイト・明慧ネットが明らかにした情報だけでも、迫害を受けて死亡した法輪功学習者は406名に上っている。王立軍は現在、重慶市警察局長を務めており、当時遼寧省省長で、現在重慶市党書記の薄煕来の下で、マフィア組織取り締まりという名目で、法輪功学習者への迫害を強めている。(※2)
カナダの国際人権派弁護士デビッド・マタス氏とカナダ外務省前アジア大平洋州局長デビッド・キルガー氏は、法輪功学習者が「臓器狩り」の対象になっているとの告発を受け、2006年から独立調査を行い、調査報告書を発表している。同報告書によると、中国国内における2001年から2005年までの臓器移植件数のうち、4万1千5百件の臓器の出所が不明としている。2000年以降、中国では臓器移植件数が急激に伸びているが、これは法輪功学習者への弾圧が始まった時期とほぼ一致しているという。同報告書は、監禁された法輪功学習者たちの証言から、彼らが臓器売買の犠牲になっていることを主張している。
法輪功とは、佛家と道家の思想を根底に併せ持つ先史文化に根ざした気功で、「真・善・忍」という宇宙の特性に基づいて心性を修め、人間の身体を健康にするとともに根本から改善、向上させる修煉を行う功法であるといわれている。1992年より中国で公開され、その教えによる内面の向上や病気治療に顕著な効果があり、口伝えに急速に広まったことで、中国をはじめ全世界で1億人以上に学習者が増え、現在も増え続けている。日本では2004年、日本法輪大法学会が東京都においてNPO法人格を取得している。
法輪功の人気と、その修煉者の数が激増していることに中国共産党が恐れ、1999年7月22日に中国共産党が法輪功およびその学習者に対して弾圧を始めた。2009年12月現在で中国共産党の迫害により死亡した人数が、正式的に確認され、裏付けが取れたものだけでも3336人いるという。
(※1) 臓器摘出を行った場所について、最初の証言では、証人は自分の身元が明らかになることを避けるために、言及しなかった。2回目の証言で、瀋陽軍区医院15階にある手術室内であったと明言した。実地調査の結果、瀋陽軍区総医院ビルの15階から17階が外科であることが判明した。
(※2)北京大学法学院刑法研究所の研究員、国際法医顔面鑑定協会の副主席を兼任しており、発表した論文も法医顔面鑑定分野のものである。しかし、該当する学歴がなかった。中国側が公開している王立軍の履歴には法医の経歴は全くなく、中国初の『麻酔後の臓器移植についての試験研究』など、臓器移植と関係を持った記述がある。
以下は今回発表された証言の取材録音の一部分
証人:手術ナイフで、彼女の胸のところを切り開いたらすぐ、血が噴き出してしまい、血が噴き出したのであって…
調査員:男性でしたか、それとも女性でしたか。
証人:女性、女性でした。
調査員:若い女性ですか。
証人:30代だったでしょう。
調査員:胸が切り開かれた時にも、彼女はなお「法輪大法は素晴らしい」と叫んでいたのですか。
証人:叫んでいました。
調査員:彼女は当時どのように叫んでいたのですか。
証人:当時、彼女は、1週間ほど尋問と凄まじい拷問を受けていたので、体には数え切れないほどの傷がありました。しかも電気ショックを受けていて、意識朦朧となっていました。物を食べるのを断ったため、私たちは強引に牛乳を彼女の胃に注ぎ入れました。非常につらい体験でした。彼女の鼻を摘まんで注入しました。こうして生命を維持させていました。1週間経って、彼女の体重は約7キロ減りました。当時、あのようなことが発生するなど、予想もしませんでした。
それで、遼寧省警察庁のどの部署からかは分かりませんが、いずれにしても特殊な極秘部門から2人の軍医が派遣されてきました。1人は、解放軍瀋陽陸軍総医院の軍医で、もう1人は解放軍第二軍医大学を卒業した軍医でした。具体的には、1人がやや年配で、もう1人は若者でした。彼女をある場所、すなわち精神病院の手術室に入れ、それからあることを一通りやりました。麻酔など一切使わずに、手術ナイフで胸のところを切り開いていく。彼らの手はまったく震えることはありませんでした。わたしなら、きっと震えてたまらなかったでしょうが。わたしは武装警察を務め、銃を持って実弾で演習したこともあるし、多くの死体を見たこともありましたが、私なら震えるはずです。しかし、軍医の彼らを見て、私は本当に驚きました。彼らの手はちっとも震えず、マスクをしたままで胸のところを切り開いて行きました。当時、私たちはみな銃を手にして、傍で警備を担っていました。切り開かれた瞬間、彼女は突如凄まじい声で叫びました。「法輪大法は素晴らしい!!!」と。
調査員:胸が切り開かれた時に、彼女が「法輪大法は素晴らしい」と叫んだのですか。
証人:突然凄まじい声で、「法輪大法は素晴らしい」と叫びました。彼女は大体、次のようなことを言いました。あなた達はわたし1人を殺すことができても、信仰のためにあなた達の迫害を受けている何億の人々をみな殺すことができますか?、と。この言葉を聞いて、その軍医は一瞬、躊躇し、目を私と私の上司の方にちらりと向けました。私の上司が頷いたので、彼は続けて血管を…まずは心臓、それから腎臓を摘出し出しました。心臓の血管を切断した際に、彼女は痙攣しはじめました。非常に恐かったです。うまくいかないと思いますが、彼女の声をちょっと真似てみます。それは引き裂かれたようもので、アー、アーと口をずっと大きく開いて、目も大きく見開いていました。まあ、私はこのような光景を語りたくありませんが…
…
証人:当時、彼女は教員でした。先生、中学校の先生でした。彼女の息子は約12歳でした。彼女の旦那さんは、権力のない人で一般の労働者のようです。それまで、彼女が受けてきた侮辱のほうが、より酷かったと思います。
われわれ警察の中に変態者は少なくありません。彼女を、カンシや内視鏡などの器具でやっていました。彼らは一体どこからこのような器具を持ってきたのかは分かりませんが、いずれにして、やったことは全部目撃しました。悔しいことに、彼女に対する猥褻な行為を写真に撮ることができませんでした。彼女は美人の方なので、乱暴されることなどが、実に多かったのです…
調査員:この事は、あなたが勤務していた警察局で目撃したのですか。
証人:いや、当時は警察局内ではなく、私たちはある教育センターでやりました。それはあるホテルの裏にあり、10数の部屋を賃貸して使っていました。つまり、一軒の別荘の上の方でやったのです。
調査員:そこは、闇の監獄というようなところでしたね。
証人:まあ、そんなものでした。
調査員:そこに監禁されたのは、法輪功学習者だけでしたか。
証人:そうです。
調査員:つまり、判決を言い渡されない前からそこに入れられたというわけですね。
証人:いずれにしても、われわれは随時に場所を移動することができました。
…
調査員:事件発生の具体的な時間を教えていただけますか。
証人:2002年4月9日でした。
調査員:4月9日でしたね。
証人:そうです。4月9日午後5時から摘出しはじめ、3時間かかりました。
その後、1ヶ月ほど続きました。
調査員:「1ヶ月ほど続いた」というのは?
証人:続けて(他の学習者に対して)1ヶ月ほど拷問などを行っていました。
…
調査員:法輪功学習者たちへの拷問は、一度だけやったのですか、それとも数回やったのですか。
証人:多くやりました。当時、王立軍、現在重慶市公安庁長は、「殺し尽くさなければならない」と厳令を下しましたから。
(翻訳編集・小林)
https://www.epochtimes.jp/jp/2009/12/html/d72072.html
▲△▽▼
詳細は
中国人のウイグルでの民族浄化の手口
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/280.html
中国企業が欧米や日本の最先端技術を手に入れる手口
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/283.html
高利貸 中国が低開発国の資産を乗っ取る手口
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/281.html
中国は世界史上最悪の階級社会
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/269.html
日本は近い将来、中国小日本省になる
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/888.html
因みに、僕が最近 阿修羅掲示板で中国関連スレにすべてウイグルでの民族浄化の話をコメントしていたら、
中国関連のスレが滅多に投稿されなくなった。
つまり、阿修羅で中国関連のスレを投稿していたのは殆どが中国の工作員だった訳だ。
阿修羅掲示板の全投稿の 7割以上を投稿している自称 赤かぶ 氏も中国の工作員グループだろうね。
阿修羅掲示板で反安倍とか護憲とか反原発の投稿をしているのも殆どが中国の工作員だね。
だから、阿修羅では僕みたいな反中の人間が嫌われて迫害・投稿妨害されるんだ。
IQ が低いアホは 平和、友愛、多民族共生とかいう言葉に弱いから、すぐに中国の工作員に騙されて洗脳されてしまう
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/576.html#c1