沖縄県知事選で玉城デニー当選! 卑劣なデマ選挙でも勝てなかった安倍政権、辺野古反対の民意を示した沖縄県民
https://lite-ra.com/2018/09/post-4286.html
2018.09.30 辺野古反対・玉城デニーが沖縄県知事当選!安倍政権の卑劣選挙に負けず リテラ
当選が決まった玉城デニー新沖縄知事(公式HPより)
翁長雄志知事が2015年の県民大会で発した「うちなーんちゅ、うしぇーてぃないびらんどー!」(県民をないがしろにするな)という力強い言葉が、いま、再び響く。──本日、投開票がおこなわれた沖縄県知事選で、亡くなった翁長知事の後継候補だった玉城デニー氏が、“安倍政権の傀儡候補”の佐喜真淳氏を破り、当選を確実にした。
今回の知事選はまさに「県民をないがしろに」した選挙だった。本サイトでも繰り返し伝えてきたが、自民党と公明党、日本維新の会などの佐喜真陣営は、潤沢な選挙資金と組織力にものを言わせたすさまじい物量作戦を展開。自民党は企業・業界団体に、公明党は創価学会に、厳しい締め付けをおこなっただけでなく、選挙期間中におこなわれた安室奈美恵の引退前のラストライブをめぐり、菅義偉官房長官がイベントを企画したセブン-イレブン・ジャパンや音楽プロモーターを通じて“知事選にはかかわるな”と圧力をかけようとしたと報じられたほど。
さらに、もっとも醜悪だったのが、佐喜真応援団がネット上で繰り出した、玉城氏に対するデマ攻撃だ。その詳細は過去記事に詳しいがhttps://lite-ra.com/2018/09/post-4278.html、「小沢一郎の別荘」「隠し子」などの疑惑はすべてデマであることが週刊誌報道などによって判明しているにもかかわらず、選挙戦最終盤までネット上で流布されつづけた。しかも、「小沢別荘」デマを拡散させたのは、公明党の遠山清彦衆院議員というれっきとした国会議員だった。
このような類を見ない物量作戦とネガティブキャンペーンを繰り広げながら、佐喜真氏は見事に敗れた。普通なら、もっと大差をつけて玉城氏が勝利を収めていてもおかしくはないのだ。
なぜ、安倍自民党と公明党がここまで総力戦を展開しながらも、敗北を喫したのか──。それは、佐喜真氏が最後まで最大の争点であった「辺野古新基地建設の是非」について明言を避け、逃げてきた結果だろう。
玉城氏は「辺野古新基地は絶対につくらせない」と明確に訴えてきたが、対する佐喜真氏は辺野古新基地にほとんど言及することなく「普天間飛行場の早期返還」の一点張りで押し通し、告示前におこなわれたJC(日本青年会議所)主催の公開討論会では「安全保障問題は国が決めること。我々には努力の限界がある」などと発言(ちなみに、この討論会で佐喜真氏の口からは「女性の質の向上を目指す」などと女性を下に見るような発言も飛び出した)。他方、辺野古の話をしない代わりに佐喜真氏は「携帯電話料金の4割削減」などという首長にも国にもまったく権限がないデタラメな政策を打ち出すという“騙しの公約”を掲げた。
さらに、佐喜真氏は、「対立から対話へ」というキャッチフレーズを打ち出し、プロモーション動画では、佐喜真氏と菅官房長官が対話をするシーンを織り交ぜ、佐喜真氏が菅官房長官の肩を強く叩くという猿芝居まで披露していた。
しかし、いくら辺野古についてふれず、あたかも「菅官房長官にだって強く出られる」という印象付けをおこなっても、「早期に辺野古への移設と普天間飛行場の返還を実現する考え方に変わりはない」という考えを示してきた菅官房長官が表立って応援していることから佐喜真氏がどういう考えなのかは明々白々。「対立から対話へ」ではなく、「対立から国の言いなりへ」というのが実態だったのだ。
■安倍政権と本土メディアは沖縄県民の辺野古反対の民意を無視するな
こうした嘘にまみれた選挙に対し、沖縄県民があらためて「辺野古新基地建設はさせない」とはっきり打ち出した玉城氏を選んだ意味は、非常に大きい。
だが、この民意が示された選挙結果を受けて、安倍政権がさらに“沖縄いじめ”を激化させることは必至だ。なかでも、翁長知事が命を賭けた沖縄県の辺野古埋め立て承認の撤回に対しては、選挙中は見合わせていた撤回の効力を失わせる執行停止の申し立てなどをさっそくおこなうだろう。
そして、もうひとつ大きな問題は、「本土」メディアの報道姿勢だ。米軍基地問題は沖縄県だけの問題ではけっしてなく、国全体の問題だ。にもかかわらず、今回の沖縄県知事選をクローズアップしてじっくり報じたテレビ番組はごくわずかだった。
この背景にあるのは、基地問題を沖縄に押し付けつづける「本土」メディアの姿勢にくわえ、政権からの“圧力”に怯えたせいだろう。基地問題を争点として伝えた場合、どうしても佐喜真氏の欺瞞が露わになってしまう。そうすれば、安倍政権からどんな恫喝を受けるか──。そう考えた結果、忖度して“報道しない”という選択をとったのではないか。
「本土」メディアがこの調子では、これから玉城新知事が安倍政権と対峙し、米軍基地問題や日米地位協定について日本全体の問題だといくら訴えても、この国はいつまでも沖縄にその重荷を背負わせつづけることになる。その一方、安倍政権がさらに沖縄報道に目を光らせていくことはあきらかだ。
今後は、沖縄の問題に向き合わない「本土」メディアの報道姿勢にも、よりいっそう注視する必要があるだろう。
(編集部)
沖縄県知事選で玉城デニー当選! 卑劣なデマ選挙でも勝てなかった安倍政権、辺野古反対の民意を示した沖縄県民 https://t.co/9RIFCUiDX4 @litera_webさんから
— 天地人★アルデバラン★星花愛 (@arudebaran60y) 2018年9月30日
※「うちなーんちゅ、うしぇーてぃないびらんどー!」(県民をないがしろにするな)という力強い言葉が、いま、再び響く。
知事選で玉城デニー当選! 卑劣なデマ選挙でも勝てなかった安倍政権、辺野古反対の民意を示した沖縄県民 https://t.co/KpdBVlBvmi 玉城知事誕生!卑劣なデマ選挙でも勝てなかった安倍一味。今沖縄から、安倍一味の手から国民の手に日本を取り戻す本当の戦いが始まる。#アベトモ天国を終わらせよう
— 光頭半兵衛云々 (@hage3826) 2018年9月30日
デニーさん、当選おめでとう!
— pueblounido (@pueblounido5) 2018年9月30日
当確速報見て涙出てしまいました。
とりあえずホッとしました。https://t.co/kd3eWULEb7
沖縄の人たちは、騙されないよ‼️これからもね!沖縄県外の私たちが見習わなければ‼️沖縄の後に続け❣️👍❣️👍 https://t.co/Fi4u203LGM
— aquaapple (@aquaapple) 2018年9月30日
本当に良かった。皆が #玉城デニー さんを押し上げようと頑張ってたし、私も応援コメントの動画も公開したり、今日もデニーズに行ったり?w
— alto 肉球新党 (@altoext) 2018年9月30日
沖縄県知事選で玉城デニー当選! 卑劣なデマ選挙でも勝てなかった安倍政権、辺野古反対の民意を示した沖縄県民 https://t.co/FrwkW7ZOuS @litera_web
こうした嘘にまみれた選挙に対し、沖縄県民があらためて「辺野古新基地建設はさせない」とはっきり打ち出した玉城氏を選んだ意味は、非常に大きい。
— 吾輩は人である 母国はまだ無い (@Suspended1917) 2018年9月30日
だが、この民意が示された選挙結果を受けて、安倍政権がさらに“沖縄いじめ”を激化させることは必至だ。https://t.co/TkFcqxlHaE
沖縄にこそ日本の未来がある。オール沖縄の発想を拡大させれば、オール日本国民になる。国が主役ではなく国民が主役の政治。日本会議の思想はその対局にある。#沖縄知事選
— MUSASABI (@musasabi234) 2018年9月30日
左翼でも右翼でもない一般の本土人ですが。玉城さんへの、誹謗中傷は、相手候補の名前忘れるくらい酷いコメントでした。デマを流すとか、これ犯罪でしょう。公明党とか創価学会とか宗教は人を救う行為ですよね?これで宗教の仮面をかぶった犯罪集団とわかった。ネトウヨ、自民党も同罪だ。
— ロク (@7JVHlYoqDOJbmbb) 2018年9月30日
政治でこんなに喜ばしいことは最近じゃなかった!!
— H☆K (@HajimeKanetake) 2018年9月30日
これに続いて参院選、地方選も勝とう!!
沖縄に民主主義意識が強く感じる!喝采を送りたい気持ちです(^ ^)!
— 森友問題➕加計問題を見過ごす訳に行かない (@kusoseikenn1010) 2018年9月30日
玉城さん、ご当選おめでとうございます。俺は沖縄県民ではないので今まで静観して来たが、玉城氏当確の情報は誠に喜ばしい。辺野古基地増設反対の意思を守り抜き、普天間基地の国外移設、土地浄化を実現して行って頂きたいです。それにしても完敗したサキマよ、対抗馬の吉報に祝意を送れよ。
— 唐辛子1号 (@toutoukyouwakok) 2018年9月30日
辺野古の地元、名護でも圧勝‼️
— まひろ@Es tun. (@14da39chan) 2018年9月30日
万歳🙌万歳🙌万歳🙌デニー万歳🙌
— 李舜臣 安重根 (@gisianjyunegisi) 2018年9月30日