文科省汚職が他省に飛び火か 渦中のコンサルがパイプ自慢
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2018年7月29日 日刊ゲンダイ
新たに逮捕された川端容疑者に文科省は大揺れ(C)共同通信社
文科省の汚職事件が他省に飛び火するのではないかと、霞が関は戦々恐々だ。
短期間に省内トップ10に入る高級幹部が2人も逮捕される前代未聞の不祥事で大揺れの文科省。26日に収賄容疑で逮捕されたのは、文科省前国際統括官の川端和明容疑者(57)だ。宇宙航空研究開発機構(JAXA)に出向中の2016年、東京医科大の創立100周年記念イベントに宇宙飛行士を派遣した見返りなどで、医療コンサルティング業者から飲食や風俗など約140万円相当の接待を受けていた疑いがある。東京地検特捜部は27日、JAXAを家宅捜索した。
東京医科大をめぐっては、すでに前局長の佐野太被告(59)が、私大支援事業の選定で便宜を図る見返りに息子を不正に入学させた受託収賄の疑いで逮捕・起訴されている。
この2つの事件には、同一人物が関わっている。佐野被告とともに受託収賄幇助罪で逮捕・起訴された医療コンサル会社元役員の谷口浩司被告(47)だ。
「収賄幇助に続き、川端容疑者に対する贈賄容疑でも再逮捕された谷口被告は、霞が関の幹部官僚と民間業者をつなぐ“ブローカー”のような仕事をしていた。ずいぶん金回りが良く、銀座の高級クラブや高級風俗などで官僚を接待して籠絡し、口利きの窓口になっていました。それが成功した際には、紹介料などの名目で民間業者側から多額の謝礼を受け取っていたようです」(捜査事情通)
■「厚労省には太いパイプがある」
川端容疑者や佐野被告とは家族ぐるみの付き合いをしていたというが、他にも谷口被告の“お世話”になった官僚は大勢いるとみられる。
「特捜部は谷口被告から押収した資料を解析して、調べを進めているはずです。谷口被告は日頃から『文科省と厚労省には太いパイプがある』と周囲に自慢していたそうで、芋づる式に汚職官僚が摘発される可能性があります」(全国紙社会部記者)
医療コンサルを名乗っていたことから分かるように、どちらかというと厚労省の幹部の方が谷口被告とズブズブだったという見方もある。厚労省内では、業者との付き合いがやたらと多い幹部職員に疑いの目が向けられるなど、浮足立っているという。
「ただ、一介の医療コンサルが局長クラスの幹部といきなり会えるはずがない。そのため、谷口被告と幹部官僚の間を取り持った政治家の存在にも特捜部は注目しています。具体的には、与党の厚労族議員や、医師資格を持つ野党議員の名前などが挙がっています」(前出の全国紙社会部記者)
裏口入学と140万円の接待という文科省の汚職は、現職幹部がいきなり逮捕される案件にしてはチンケな気もしてしまうが、特捜部の本命は厚労省か、あるいはバッジなのか。枕を高くして寝られない人がたくさんいそうだ。
短期間に高級幹部が2人も逮捕される前代未聞の不祥事で大揺れの文科省。この2つの事件には医療コンサルを名乗る同一人物が関わっていたことがわかっています。「文科省と厚労省に太いパイプがある」と周囲に話しているようです。 https://t.co/jSf6aEou7E #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2018年7月28日
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— いたにのりお (@je3gnu) 2018年7月28日
文部科学省の底なしのスキャンダル、こんなのを根本から調べ上げて多少の関連も調べて送検されるべきだ。やり得は許されない、アベの悪事模範を見習ったかのようだ
文科省汚職が他省に飛び火か 渦中のコンサルがパイプ自慢
— 平岡 (@hiraoka10) 2018年7月28日
ウソツキ信三はポチ検察を使い事実を捻じ曲げ自己保身(政権維持)のため政治利用するのではないか?検察に公平性を求めても無理ではないか。政権を変えれば検察も変わる可能性はある。https://t.co/QaJPIsJieU #日刊ゲンダイDIGITAL