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2018年7月21日00時06分 〜
記事 [政治・選挙・NHK248] まんがイラスト ぼうごなつこさん 言うだけの与党、行動する野党
まんがイラスト ぼうごなつこさん 言うだけの与党、行動する野党























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記事 [政治・選挙・NHK248] 内閣府の防災担当、災害対策に関する国会答弁準備で「当省には関係ない」と対応拒否(Business Journal)
内閣府の防災担当、災害対策に関する国会答弁準備で「当省には関係ない」と対応拒否
http://biz-journal.jp/2018/07/post_24149.html
2018.07.20 永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報 文=神澤志万/国会議員秘書 Business Journal


 
   西日本豪雨の被災地を訪問する安倍晋三首相(写真:AFP/アフロ)


 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 毎日、暑いですね。西日本豪雨の被災地をはじめ、猛暑の影響が心配です。みなさま、どうかご安全にお過ごしくださいね。

 国会は会期末(7月22日)まであと2日となり、与野党の駆け引きが激しくなってきました。22日は日曜日なので、実質的には20日の金曜日が山場となりますが、20日中に閉会するのは難しいとみられています。つまり、午前様ですね。

「えーーーっ」

 ある会派の代議士会の場で、そうした一連の事情が伝えられた際、秘書席側から声が漏れ、笑いが起きたそうです。司会をしていた議員が思わず「そうですよね、秘書のみなさまも大変ですよね。ありがとうございます」とフォローし、その場はなごんだようですが、国会では急にスケジュールが変わることは珍しくありません。

 前夜のうちに翌日の会議開催を検討し、「衆議院に本会議が入れば参議院議員が仕切り、参議院に本会議が入れば衆議院議員が仕切りましょう」などと決められますが、翌朝あるいは会議の数時間前にガラリと状況が変わることもよくあります。

 また、会議そのものが中止になることもあります。ゲストを呼んでいる場合などは、せっかく時間を割いていただいていたのに迷惑をかけることになってしまい、「なんで(変更を)予測できなかったのか!」とお叱りを受けることも少なくありません。

 そのため、ゲストに参加を依頼する際は、文面に必ず「国会情勢により、やむを得ず予定を変更することがあります」と入れていますが、さすがに「ドタキャンも頻繁にあります」などとは書けません。

 これだけITや科学技術が発展しても、国会情勢を予測するのはまだまだ至難の業なのです。とはいえ、直前で予定が変われば参加予定者が不愉快になるのも当然です。いつまでたっても、国会の働き方改革は改善の見込みがないのが実情です。

■内閣府防災、災害対策で驚愕の対応

「何が衆議院改革よ! 石破(茂)さんを排除している時点で、もう改革に逆行してるから」

 神澤の秘書仲間がプンプンしていました。被災地への義援金の差し押さえを禁止する法案が議員立法で緊急上程されましたが、各会派の党内手続きが遅くて対応に苦労していたようです。根回しのために各事務所を回ると、なかには「うちの選挙区は被災してないんだよね」といった視野の狭い声もあったといいます。

 最終的には、野党も「内閣不信任案の提出を検討している時期に与党主導の法案に賛成するのはどうも納得できないが、内容が内容だけに特別に賛同する」と言ってきたそうで、これにもがっかりしました。そんなにもったいぶる必要が、果たしてあるのでしょうか。

 義援金というのは、被災者が直接もらえる現金であり、災害で家屋が倒壊したり財産を失ったりした方々の命綱ともいえるものです。同法案は、それを金融機関が差し押さえることを禁止するもので、いわば(借金がある)被災者が義援金を受け取る権利を保護する目的です。これには、与党も野党も関係ありません。しかし、野党は非常時にもかかわらず与党に恩を売ろうとしたわけです。

「どうして、災害対策を駆け引きに利用するの?」

 正義感が強い秘書たちは、みんな怒っていました。

「でも、なんでそこで石破議員の名前が?」と思っていたら、石破議員が以前から提唱している「防災省」の必要性がからんでいるようです。内閣府の防災担当(職員)は各省庁からの出向者が多く、いわば2年限定の寄せ集めなので、経験やノウハウの蓄積が難しい。災害大国の日本こそ、防災行政の専門機関となる「防災省」を設置すべき……というのが石破議員の主張です。

 実際、今回の「平成30年7月豪雨」でも日本の“お役所”の悪い部分が散見されます。秘書仲間によると、「災害対策の国会質問で、答弁書の準備の際に省庁間での押し付け合いがすごく醜い」そうです。

「なかには、わざわざファクスで『この質問項目は、当省には関係ありません』って送りつけてくるところもあるんだよ! それが、なんと内閣府防災からだよ」

 まさに、石破議員のご指摘通りの展開ですね。そんな対応をされたら神澤も怒ります。秘書仲間は、さらに憤りを見せます。

「そうなんだよ。『お前ら、公僕だろ! しっかり仕事せい!』って言いたいけど、秘書の立場じゃねぇ」

 まったく同感です。

■なぜか自民党内で嫌われる石破茂

 それにしても、石破議員は不思議な存在です。国民の人気はもちろん、自民党の一般党員からの評判も上々なのに、なぜか自民党の国会議員たちからは嫌われているようです。

 永田町では、よく「安倍さんの3選には正直反対だけど、石破さんが総裁になるくらいなら、安倍さんを支持する」という意見を耳にします。一応は「石破派」(水月会)もありますが、「筆頭格の後藤田正純議員ですら、本気で石破議員を総裁にしようとは思っていない」ともいわれています。もっとも、後藤田議員は過去の不倫騒動で自民党内に居場所がなく、「仕方なく石破派にいる」との話もあります。

 一方で、石破議員は5月に行われた報道各社の「次の自民党総裁にふさわしい人物」を問う世論調査で安倍晋三首相を抜いて首位に浮上しており、安倍首相の心中は穏やかではないでしょう。安倍首相は、以前から「石破嫌い」を公言していますし、相当ライバル視しているのではないでしょうか。

 問題になった「赤坂自民亭」に初参加したのも、「『亭主』のひとりである石破さんを意識したのでは」ともいわれています。西日本で豪雨災害の危険が高まっていた7月5日夜、東京・赤坂の議員宿舎で開催された宴会で、安倍首相をはじめ、岸田文雄政調会長、小野寺五典防衛大臣らの自民党議員が楽しそうにお酒を飲んでいる様子に非難が集中した一件です。これは、なぜ中止にできなかったのでしょうか。

■小泉進次郎の「6増法案」賛成に批判も

 問題が多すぎますが、ぜひ災害対策と共に衆議院改革を進めていただきたいです。この際、9月の自民党総裁選挙という事情は置いておいて、「本当の衆議院改革」を実行していただきたいと思います。

 今回、「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」の中心メンバーである小泉進次郎議員が参議院議員定数の「6増法案」に党議拘束に従って賛成票を投じたことに対して、一部で批判がありますが、神澤は「衆議院改革はひとりではできないため、『今は造反の時ではない』と、大局を見据えて党の方針に従った」と信じています。

「平成のうちに」のメンバーはなかなかパワフルなので、期待しています。「言うだけ番長」と陰口を叩かれている細野豪志議員も、今度こそ存在感を示すためにがんばってくれると思いたいですし、会長で“ハマコージュニア”の浜田靖一議員の行動力にも期待しています。

 もう何十年も、ひとつも変わっていない衆議院の改革を「平成のうちに」実行して、歴史に名前を残してほしいです。国会女子たちは応援しています。

(文=神澤志万/国会議員秘書)










http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/135.html

記事 [政治・選挙・NHK248] <拡散希望>自衛隊のイラク派遣日報から消された真実(きっこのブログ)




自衛隊のイラク派遣日報から消された真実
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2018/07/post-6d82.html
2018.07.19 きっこのブログ

今の安倍政権は、森友学園問題が解明されないうちに加計学園問題が発覚し、加計学園問題が解明されないうちに自衛隊の南スーダン日報の隠蔽問題が発覚し、自衛隊の南スーダン日報の隠蔽問題が解明されないうちに自衛隊のイラク派遣日報の隠蔽問題が発覚し‥‥という「疑惑のバーゲンセール」のような状態なので、1つの問題を徹底追及、徹底解明している余裕がない。本来なら、どれ1つを取っても、それだけで政権が吹き飛ぶような大問題なのに、そうした大問題が次から次へと連発されるため、国民のほうも感覚が麻痺してきて、大した問題じゃないような錯覚に陥ってくる。

そして、これらの大問題の原因を作った安倍晋三首相のほうは、口先では「丁寧に説明する」「徹底的に膿を出す」などと言いながら、いっさい具体的な説明などせず、野党が求める参考人招致や証人喚問にも断固として応じず、嘘に嘘を重ねて時間稼ぎを続けてきた。ようするに、国民がこれらの問題に飽きるのを待ち、そのままウヤムヤにしてしまおうという作戦なのだ。

まあ、森友学園問題や加計学園問題に関しては、喫緊の5月末の世論調査でも75%前後が「安倍首相の説明は納得できない」と回答しており、国民の大半は「安倍首相や昭恵夫人による政治の私物化が起こした問題」だと認識しているだろう。また、自衛隊の南スーダン日報の隠蔽問題に関しても、国民の大半は「憲法解釈を捻じ曲げてデッチ上げた集団的自衛権に免罪符を与えるために南スーダンの内戦を利用した恥ずかしい問題」だと認識していると思うので、これらの問題に対する安倍首相の説明や対応に納得できない皆さんは、来年の夏の参院選で自分の意思を示せばいい。

でも、最後に発覚した自衛隊のイラク派遣日報の隠蔽問題に関しては、他の問題とはまったく質が違う。他の問題は、どれも安倍首相が自分のために行なった便宜供与疑惑や公文書隠蔽疑惑だけど、自衛隊のイラク派遣日報の隠蔽問題は、その根の深さがまったく違う。そのため、今回は、この問題について、あたしが独自に入手した情報も含めて、徹底的に取り上げたいと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、2006年までの小泉政権以降、これまで10年以上にわたって歴代の自民党政権が「存在しない」と説明し続けてきた自衛隊のイラク派遣の日報が発見された問題で、防衛省は今年4月16日、陸上自衛隊の2004年1月〜2006年9月までの435日分、計1万4929ページを公開した。まず、この自衛隊のイラク派遣の概要について簡単に説明しておくけど、2003年、アメリカがイラク侵攻の口実にした「大量破壊兵器」というデマを鵜呑みにした小泉純一郎首相(当時)が、公明党の神崎武法代表(当時)と手を組み、アメリカに戦争用の莫大な資金援助を行なうと約束した。そして、「日本はカネだけでなく人員も出せ」というブッシュ・ジュニアからの命令に二つ返事で従い、「自衛隊を派遣するイラク南部のサマワは非戦闘地域だ」という大嘘をついて、国民の85%もの反対の声を無視して強行したものだ。

それも、わざわざ「イラク特措法案」を作り、自民党と公明党による数の暴力で可決・成立させ、2003年12月、「1年間の限定」ということで自衛隊を派遣したのだ。そして、1年後の2004年12月には「1年延長」を決め、さらに1年後の2005年12月にも「1年延長」を決め、こうしてズルズルと延長を続けた挙句、「イラク特措法」の期限が切れる2007年6月には、当時の安倍晋三首相が「イラク特措法」を2年延長する改正案を強行採決したのだ。そして、2009年2月、最後の航空自衛隊が帰還し、2年延長した期限が切れ、「イラク特措法」は失効した。

ザックリ言えば、この自衛隊のイラク派遣とは、小泉政権と第1次安倍政権がアメリカの言いなりになって行なった「アメリカの戦争のお手伝い」というワケだ。そして、今回、見つかった日報は、2004年1月〜2006年9月までのものなのだから、まだ他にも2006年10月〜2009年2月までの2年5カ月ぶんの日報が、どこかに隠してあるってワケだ。

さて、今回、防衛省が公開した2004〜06年の陸上自衛隊の日報を見ると、「戦闘」という言葉があちこちに見られるだけでなく、サマワの自衛隊宿営地に迫撃砲やロケット弾が撃ち込まれた様子、銃撃戦の様子、自衛隊の車両が爆弾攻撃を受けた様子、自衛隊員が現地の群集に囲まれて市民から投石を受けた様子などが具体的に記されていた。たとえば、2006年1月22日付の日報には、サマワの治安状況として「英軍車両がパトロールを始めたことに反感を持った民兵が射撃し、戦闘が拡大」と記されており、さらに事態が拡大する可能性も「否定できない」と書かれている。同年6月23日付の日報には、自衛隊の車列で路上に仕掛けられた爆弾が爆発し、車両1台が破損したと記されており、その時の様子として「(破損した車両が)見えないほどの土煙」「活動開始の時間を狙われている可能性」などの記載があり、現場や破損した車両の写真も添付されていた。

一方、これは宿営地のサマワじゃないけど、多国籍軍への攻撃が頻発したイラク南部バスラの空港に派遣されていた自衛隊員が、2006年4月、「弾着音と警報で起こされ、またもほとんど睡眠時間なしで前進する」「更新情報が出るたびに私は慄然(りつぜん)とした。撃たれた(ロケット弾は)2発とも基地内に弾着していた」などと記されており、派遣先が完全に「戦闘地域」であったことが読み取れる。そして、当時の小泉首相が「非戦闘地域」だと強弁したサマワの宿営地に関しても、2005年8月24日付の日報には、「公式には多国籍軍との戦闘は停止しているが、秘密の指示による戦闘の継続も考えられる」と記されていた。

事実、サマワの自衛隊の宿営地は何度も攻撃を受けており、今回、公開された日報の中にも、宿営地内外で十数回に上る砲撃があったと記されていた。2004年10月〜05年7月の約10カ月の間だけでも、自衛隊の宿営地は、少なくとも4回、迫撃砲とロケット弾による攻撃を受けたと明記されている。たとえば、2005年7月4日にロケット弾の攻撃を受けた翌日、7月5日付の日報には「連続発生の可能性は否定できず」と記されているので、現地の自衛隊員は、攻撃は今後も続くと見ていたのだ。だけど、今回、この日報を公開するにあたり、防衛省は「迫撃砲弾やロケット弾と思われる着弾痕などが十数回発見されたが、人的被害は発生せず、無事に任務を終了した」と、事実を歪めた説明をしたのだ。


‥‥そんなワケで、当時、日本のテレビでは、広告塔の「ヒゲの隊長」が現地の人たちに飲料水を配布している平和的な映像しか紹介せず、自衛隊の車両が現地の人たちに囲まれて投石を受けたり、宿営地の看板の「日の丸」が現地の人によって黒いラッカースプレーで塗りつぶされたことなど、現地の市民から日本の自衛隊が反感を買っていた事実については、一切、報じなかった。そして、日本政府は「自衛隊は全員無事に帰還した」と報告したし、2006年には麻生太郎外務相(当時)が「日本の自衛隊は、これまで2年半の間に1人の犠牲者も出さずに人道復興支援をやり遂げてくれた。野球で言えばノーヒットノーランぐらいすごいことだ」とドヤ顔で述べていた。

だけど、実際には、この時点で、多くの自衛隊員が亡くなっていた。この1年後の2007年11月13日、社民党の照屋寛徳衆議院議員(当時)の「イラクから帰還した自衛隊員」に関する質疑に対して、当時の福田康夫首相は「イラクに派遣された隊員のうち在職中に死亡した隊員は35人」と回答している。内わけは「陸上自衛隊14人、海上自衛隊20人、航空自衛隊1人」で、死因は「自殺」が16人、「病死」が7人、「事故又は不明」が12人だった。以前も説明したけど、自殺者の大半は日本に帰還した後に亡くなっているので、正確には「イラク派遣中」ではない。でも、その自殺の原因が「イラク派遣で戦闘の恐怖を体験したことによるPTSD」だったとしたら同じことなのだ。

そして、何よりも理解できないのが、死因が「事故又は不明」の12人だ。まず、「事故又は不明」という書き方では、「事故」が11人で「不明」が1人かもしれないし、その逆かもしれない。防衛庁(現・防衛省)は、どうして死因の分かっている隊員と分からない隊員を一緒に扱ったのだろうか?もしかして、死因を公表することができず、仕方なく「不明」とした自衛隊員の存在を隠すことが目的だったのではないだろうか?


‥‥そんなワケで、ここで、あたしが当時、細かくチェックしていた現地の報道の中から、イラクのレジスタンス(反体制組織)による攻撃状況を詳しく報じていた「イラク・レジスタンス・レポート」の2005年7月8日付の「米国の占領拡大に敵意を増大させたシーア派の武装勢力が日本軍基地を長時間にわたり攻撃」という記事を紹介する。


「8日午後2時30分、イラク南部の都市サマワにある日本占領軍の基地に対して、イラク・レジスタンス勢力は、強力なロケット弾と迫撃砲弾による攻撃を行なった。イスラム・メモのサマワ通信員は、レジスタンスの砲撃は1時間15分ほども続き、施設内にサイレンが鳴り響く中で、濃い煙がたちのぼるとともに、日本占領軍の基地内ではいくつもの二次爆発が発生した。いわゆる「人道支援イラク日本合同司令部」で通訳として働く基地内の情報筋は、イスラム・メモに対して、この砲撃は日本占領兵にも死傷者を出したが、犠牲者のはっきりした数字を示すことができないと語った。」


この後の記事の後半では、「米軍が市民を巻き添えにした無差別攻撃を繰り返しているため、イラクの武装勢力だけでなく市民感情も反米の色が強くなり、その結果として、米軍の下部組織である日本の自衛隊も武装勢力のターゲットになった」と報じられている。また、記事の中で「日本占領軍」と書かれているのは、現地の人たちからは、日本の自衛隊も米軍と一緒になってイラクを占領しようとしていると見られていたからだ。

ここで、先ほど紹介した今回の日報の記述と照らし合わせてほしいのだけど、2005年7月4日にロケット弾の攻撃を受けた翌日、7月5日付の日報に「連続発生の可能性は否定できず」と記されていた。そして、今、あたしが紹介した現地の記事は、その3日後の7月8日なのだ。つまり、サマワの宿営地にいた自衛隊員の「連続発生の可能性は否定できず」という予想は、見事に的中していたことになる。そして、現地の報道が正しければ、この3日後の長時間にわたる攻撃で、自衛隊員に死者や負傷者が出ていたのだ。しかし、今回、防衛省が公開した日報では、自衛隊の宿営地が大規模な攻撃を受けた7月8日の部分がスッポリと抜け落ちているのだ。

さらに言えば、今回、発見されて公開された陸上自衛隊の日報は、「2004年1月〜2006年9月までの435日分、計1万4929ページ」と言われているけど、これって、おかしいと思わない?2004年1月から2006年9月までということは、2年8カ月なのだ。1年は365日、2年8カ月なら「972日」もある。自衛隊の日報は、何も変わったことがなくても「今日はどのような任務をしたか」ということを必ず担当者が記入するため、本来なら、日数ぶんがすべて揃っているのが普通なのだ。

それも「イラク派遣」という特殊任務なのだから、1日も欠かさずに日報を付けていたことは明らかだ。それなのに、全体の半分以上が欠落しているなんて、普通では考えられない。それで、あたしは、公開された日報の日付をすべて確認してみたんだけど、驚いたことに、あたしの手元にある当時の現地の報道と照らし合わせてみると、サマワの自衛隊の宿営地に激しい砲撃があって死傷者が出たと報じられた日や、自衛隊員が銃撃戦に巻き込まれて死傷したと報じられた日など、そうした日の日報ばかりが消えていたことが分かった。

分かりやすい例を挙げると、現地の報道で「サマワの自衛隊の宿営地に対して武装勢力による激しい攻撃が頻発していた時期」と言われている2004年3月〜2005年3月までの約1年間の日報は、ほとんどが欠落していた。あたしが確認した現地の報道によると、サマワを含むイラク南東部では、この1年間は、武装勢力による攻撃がもっとも頻発した時期で、ほぼ毎日、多国籍軍と武装勢力による交戦が続いており、多い時には1カ月に500件を超える戦闘があった。それなのに、その時期の日報だけがスッポリと抜け落ちているのだ。

当然、この時期、サマワの自衛隊の宿営地も繰り返し武装勢力からの攻撃を受けていたけど、2005年7月8日に自衛隊員に死者や負傷者が出たと現地メディアが報じた時の日報と同じく、この時期の日報もスッポリと抜け落ちているため、照らし合わせて検証することができない。皆さん、これ、どう思う?誤解を恐れずに思った通りのことを言わせてもらえば、「自衛隊の宿営地が戦闘地域だった」というだけでも当時の小泉首相や自公政権の政治責任が問われてしまうため、その宿営地が攻撃を受けて自衛隊員に死者が出たなどとは、日本政府は口が裂けても言えない。そこで、当時の自民党政権は、その部分の日報を処分するように防衛庁に指示をして、国内向けに「犠牲者は1人も出なかった」などと嘘の発表をして、ほとぼりがさめた頃に「実は35人、亡くなっていた」と発表し、戦死した自衛隊員の死因を「不明」としたのでは?‥‥などと勘ぐってしまう。


‥‥そんなワケで、先ほど紹介した「イラク・レジスタンス・レポート」の報道が正しければ、1時間以上にも及ぶ激しい攻撃を受けた自衛隊の宿営地では、複数の二次爆発が発生し、複数の死傷者が出た。ちなみに、迫撃砲とは、地上から10メートルほどの空中で爆発し、高熱の破片を飛び散らせることで広範囲にダメージを与える兵器なので、近くにプロパンガスのボンベやガソリンの携行缶などがあれば、簡単に二次爆発を誘発する。こうした基礎知識があれば、この現地報道の「日本占領軍の基地内ではいくつもの二次爆発が発生した」という内容の信憑性が判断できるだろう。

当時、サマワの自衛隊の宿営地が砲撃を受けたというニュースは、日本でも少しだけ報じられたけど、「大したことはなく、負傷者は1人も出ていない」というものだった。でも、現地の報道は、日本での報道とまったく違っていたのだ。そして、その部分を検証して「どちらの報道が正しかったのか」ということを調べようと思っても、防衛省が公開した日報からは、その部分だけが手品のように消えているため、検証することができないのだ。それも、大規模な攻撃があった2005年7月8日の「3日前」までの日報は残っていて、そこには「連続発生の可能性は否定できず」とまで記されているのに、その後の「大規模な攻撃があった日」の日報だけが消えているのだ。

ちなみに、この2005年には、イラクに派遣された自衛隊員が、計8人、亡くなっている。しかし、防衛庁(当時)の発表した報告書には、年度別の死因は記載されていないので、この8人が、全員、日本に帰還してからPTSDで自殺した隊員なのか、現地で「事故又は不明」で亡くなった隊員なのかは、現時点では知ることができない。ただ、ひとつだけ言えることは、2005年にイラク派遣された自衛隊員の死者は「ゼロ」ではない、ということだ。


‥‥そんなワケで、次は、イラクの隣りのサウジアラビアの隣りのドバイ在住の「PINK」さんというハンドルネームの人のブログから、2009年5月2日付の「英国軍イラク撤退」というエントリーの一部を紹介させていただく。これは、タイトルの通り、英国軍がイラクから撤退したことについて書かれているもので、日本人のあたしにとっては、とても耳の痛いことが書かれている。


「911ニューヨーク攻撃犯人は、サウジアラビア人達だと言っておきながら、サウジアラビアは攻めず、イラク人など一人も関わっていなかったにも関わらず、アルカイダの存在も全くなかったにも関わらず、イラクへ侵略した欧米日本...イラク人達の犠牲者の数、イラクの苦悩には一言も触れずに、侵略戦争の成功を神様に感謝しながら祈る牧師の姿は、ヤッパリ戦闘服であるのがヤケにピッタリした感じでもあります。」

(中略)

「そう言えば、ワタシが驚いたのは、日本では自衛隊員の犠牲者は一人もなかった...事になっていると言うことでした。何年頃だったか忘れましたが、日本の外では、BBCもCNNも確かに、初めての自衛隊員の銃撃戦による死亡を伝えるニュースを流したことがありました。 少なくとも一人の自衛隊員がイラクで銃撃戦の犠牲になっているのは事実です。」


安倍首相は、日本の自衛隊を米軍の下部組織として地球の裏側にまで派遣して、米軍の戦争ビジネスの手伝いをさせることを「積極的平和主義」と呼び、戦争を禁じた日本国憲法の解釈変更で「集団的自衛権」を行使することを閣議決定だけで決めてしまった。そして、ポスト安倍の候補の1人でもある石破茂氏は、「アメリカの若者たちだけに戦地で血を流させておいて良いのか?日本の若者たちも血を流すべきではないのか?」などと自論を述べている。

だけど、安倍首相の計画通りに、このまま日本の自衛隊が米軍の下部組織になり、米軍と共に世界各地で戦争ビジネスに参加するようになってしまうと、それ自体も大問題だけど、二次的な問題として、自衛隊員にも多くの死者が出るため、自衛隊員を志す若者が減少し、結果、「徴兵制の復活」という最悪のシナリオへと突き進んでしまう可能性が高いのだ。

たとえば、今も世界各国の軍隊が「集団的自衛権」を大義名分にした戦争に参加しているアフガニスタンでは、これまでに戦死した兵士の人数が、2018年1月現在で、アメリカが2396人、イギリスが455人、カナダが158人、フランスが87人、ドイツが54人、イタリアが48人、ポーランドが44人、デンマークが43人、オーストラリアが41人、スペインが34人、ジョージアが31人、ルーマニアが26人、オランダが25人、トルコが15人、他にもたくさんの国々の兵士が戦死している。そして、こうした兵士の多くは、お国のために命を捧げた屈強な愛国兵士などではなく、大学の学費を免除してもらうために、その見返りとして短期間だけ国軍に入隊した「普通の若者たち」なのだ。


‥‥そんなワケで、こうして死者数だけを羅列しても実体は分からないと思うけど、アメリカの場合は述べ9万人派遣されたうちの2396人が戦死し、イギリスの場合は述べ9500人派遣されたうちの455人が戦死し、カナダの場合は述べ3000人派遣されたうちの158人が戦死している。他の国々を見ても、だいたい派遣された兵士の約5%が戦死している。日本の自衛隊は、イラク派遣が述べ9200人、南スーダン派遣が述べ4000人なので、もしも、これらの派遣が「米軍の下部組織としての参戦」であった場合には、イラク派遣で約460人、南スーダン派遣で約200人の自衛隊員が戦死していたことになるのだ。そして、これを、憲法上でも可能になるように憲法を改悪しようと目論んでいるのが、今の安倍首相であり、自民党政権であり、その背後にある日本会議なのだ。そう考えると、「人道支援」や「平和活動」という名目で自衛隊を派遣したイラクや南スーダンで「戦闘があった」という記述のある日報を国民の目に触れさせないように隠蔽した主犯の顔が、すぐに浮かんでくると思う今日この頃なのだ。
















http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/136.html

記事 [政治・選挙・NHK248] <カジノ法案採決>山本太郎議員「売国法案反対!恥を知れ!」 森ゆうこ議員、糸数慶子議員「カジノより被災者を助けて!」 

参院本会議で、カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案の採決に抗議する(右から)自由党の森ゆうこ氏と
同党の山本太郎氏、糸数慶子氏=2018年7月20日午後9時25分、岩下毅撮影 朝日新聞



カジノを含む統合型リゾート施設整備法の投票で、主張を書いた紙を掲げる自由党の山本共同代表(中央)ら
=20日午後、参院本会議場 産経新聞















「カジノ実施法案」採決 本会議(2018.07.20)

※1:09:30〜山本太郎議員、森ゆうこ議員、糸数慶子議員が壇上で「カジノより被災者を助けて!」
などの垂れ幕を掲げる。再生開始位置設定済み。



【攻防・終盤国会】「カジノより被災者を助けて!」 自由・山本太郎氏らIR実施法投票時に垂れ幕
https://www.sankei.com/politics/news/180720/plt1807200049-n1.html
2018.7.20 23:41 産経新聞

 カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法が成立した20日夜の参院本会議で、自由党の山本太郎、森裕子両氏と参院会派「沖縄の風」の糸数慶子氏が投票時、壇上で「カジノより被災者を助けて!」「カジノより学校にエアコンを!」と書いた垂れ幕を掲げ、「売国法案反対」などと叫んだ。

 伊達忠一議長はその場で「議場の秩序を乱し、議院の品位を傷つける行為として認めざるを得ない」と注意した。

 伊達氏は本会議後、3氏の懲罰案件を参院懲罰委員会に付託することを決めた。ただ、22日の会期末までに同委員会の開催予定はなく、懲罰案件は廃案になる見通しだ。



山本太郎議員らを懲罰委に カジノ実施法の採決で垂れ幕
https://digital.asahi.com/articles/ASL7N7GNFL7NUTFK03M.html
2018年7月20日23時16分 朝日新聞

 参院の伊達忠一議長は20日、自由党の山本太郎、森ゆうこ両参院議員、参院会派「沖縄の風」の糸数慶子参院議員の3氏について、参院懲罰委員会に付託することを決めた。

 カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法の採決の際、3氏が議長の制止に従わず「カジノより被災者を助けて」などと書かれた垂れ幕を壇上で掲げ続けた行為を懲罰の対象になりうると判断した。





















































カジノ実施法が成立 最大3カ所で設置可能に
https://digital.asahi.com/articles/ASL7N4DWHL7NUTFK012.html
2018年7月20日21時31分 朝日新聞

 カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法が20日夜の参院本会議で、自民、公明の与党と日本維新の会の賛成多数で可決、成立した。

 カジノ実施法の成立により、刑法の賭博罪にあたるカジノについて、国内に最大3カ所の設置が例外的に認められることになる。ギャンブル依存症対策として、入場料を「6千円」とし、「28日間で10回」といった入場回数制限も盛り込まれた。

 政府はカジノ収益で併設する大規模な国際会議場や劇場などを運営する仕組みを想定。訪日外国人を増やす起爆剤として東京五輪後の成長戦略に位置づける。2020年代前半にもIRが開業する見通しだ。






http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/137.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 野田聖子氏周辺に疑惑 仮想通貨「GACKTコイン」接点は?(日刊ゲンダイ)



野田聖子氏周辺に疑惑 仮想通貨「GACKTコイン」接点は?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233722
2018年7月21日 日刊ゲンダイ

 
 GACKTと野田総務相(C)日刊ゲンダイ

 野田聖子総務相の秘書が今年1月、金融庁に圧力をかけていた問題が一気に拡大している。金融庁の調査を受けていた仮想通貨企画会社の関係者を事務所に同席させた上で、金融庁の担当者に説明を求めていた。野田大臣は19日、事実関係を認めた上で、「金融庁の調査への圧力には当たらないと考えている」と述べたが、疑惑は深まる一方だ。

 問題の企画会社は、昨年10月からタレントのGACKTを広告塔にして、独自の仮想通貨を販売していた。仮想通貨は「スピンドル」というもので、通称GACKTコインと呼ばれていた。ところが、今年1月、無登録営業が資金決済法違反の疑いがあるとして、金融庁から通告を受け、書面での回答を求められた。この通告の数日後に、野田大臣の秘書は、企画会社の関係者を同席させた上、金融庁に説明をさせているのだ。特定の業者に肩入れして、“睨み”を利かせたようにも見える。

 野田大臣は、企画会社からの政治献金を否定し、同社と利害関係がないことから、圧力ではないと説明しているが、秘書と企画会社の関係者が知り合いであることは認めている。

 また、朝日新聞に対して、GACKTの名前は伏せているが、企画会社と関わりのある有名芸能人と、野田大臣自身、面識があることも認めている。

 しかし、野田大臣は本当に利害関係者ではないのか。ネット上では、野田大臣の親族がスピンドルの暴落で大損したとの情報も飛び交っている。もし、野田大臣本人や周辺がスピンドルを保有していたら、レッキとした利害関係者だ。

 野田大臣本人、親族、事務所関係者が、現在および過去にGACKTコイン「スピンドル」を保有していたかを野田事務所に質問したが、期限までに回答がなかった。GACKTの事務所とは連絡がつかなかった。

「どうやら、野田聖子氏本人は、仮想通貨とはまったく関わっていないようです。恐らく親族か周辺が関与しているのでしょう。いずれにしろ、このスキャンダルが出たことで、9月の総裁選に出馬するのは、かなり難しくなった。野田聖子氏を出馬させないために、誰かが情報を流したという話も流れています」(政界関係者)

 野田大臣は周辺を含めて、すみやかに保有の有無を説明すべきだ。


















http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/138.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 安倍暴政に終止符を打つための基本戦術はこれだ(植草一秀の『知られざる真実』)
安倍暴政に終止符を打つための基本戦術はこれだ
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-5d8d.html
2018年7月21日 植草一秀の『知られざる真実』


2018年の通常国会は、政治私物化の象徴事案である森友・加計疑惑の全容を解明し、安倍内閣を退場させることが最重要課題であった。

5月の連休前には財務省事務次官のセクハラ行為が認定され、安倍内閣総辞職は秒読み段階に移行した。

ところが、その安倍内閣が存続し、参議院の議員定数を増大させる言語道断の法律、ならびに災害復旧を放り出しての民間賭博場開設法が強行制定されるという暴挙が表面化している。

野党は内閣不信任案を提出したがNHKはその国会審議すら中継しない。

日本の民主主義は完全に崩壊していると言わざるを得ない状況に転落している。

2012年に第2次安倍内閣が発足してから5年半もの時間が経過してしまった。

この5年半に5回の国政選挙が実施されたが、選挙で安倍自民が主権者国民の圧倒的支持を獲得したわけではない。

選挙の図式はほぼ共通しており、主権者の半分が選挙を棄権している。

選挙に行った半分の主権者のうち、半分弱が自公に投票している。

自民党に投票した主権者は主権者全体の18%程度に過ぎない。

主権者の6人に1人しか安倍自民に投票していないのだ。

選挙に行った半分の主権者のうち、半分強は反自公に投票している。

しかし、議席数は自公が約7割、反自公が約3割という状況になっている。

つまり、民意と国会議席配分の間に深刻な「ねじれ」が広がっているわけだ。

この5年半の間に、日本は荒れ地と化してしまった。

「戦争をしない国日本」が「戦争をする国日本」に改変されている。

フクシマの事故がいまなお被害を広げているなかで、全国の原発が安全対策も確保されないまま、全面再稼働され始めている。

「アベノミクス」の掛け声の下で進行してきたのは、普通に暮らす市民の生活水準の大幅な落ち込みである。

労働者一人当たりの実質賃金は、第2次安倍内閣発足後に約5%も減少してしまった。

あの、暗闇に近かった民主党政権時代でも、実質賃金は横ばい推移だったのだ。

アベノミクスはグローバルに活動を拡大する巨大資本の利潤を極大化させるためのもので、労働者を最小のコストで消耗品のように使い捨てにすることを実現するための「働かせ方改悪法」も強行制定されてしまった。

暗黒の日本、地獄絵図の日本を変えるには、どうしたらよいのか。

日本を変えることができるのは、日本の主権者国民だけである。

主権者が現実を知り、現実を変えるために行動すること。

これなくして、地獄からの脱出は難しい。

その私たちが地獄から抜け出すには、選挙に勝つことがどうしても必要だ。

どうしたら選挙に勝つことができるのか。

これをはっきりさせて、実行に移すしかない。

結論を改めて示すが、それは、「共産党を含む共闘体制を構築すること」である。

この方針で行動すると、必ず、「共産党とは共闘しない」とする勢力が登場する。

この勢力こそ、自公政治存続のために行動する勢力である。

与党と野党の間でうごめく「ゆ党」であり、「隠れ与党勢力」、「あいまい勢力」、「鵺(ぬえ)」である。

「たしかな野党」が結集して「あいまい勢力=隠れ与党勢力」を排除すること。

これが勝利を獲得する方程式である。




http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/139.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 日本の市民の皆様へ-その2 2012年1月22日の再投稿
小生2011年から本ウエブサイトで断片的に「日本の市民の皆様へ」と題し一市民が3.11以降日々直面する苦しみとその社会的な背景を記載し続けて来た者です。やっとこの社会問題に対して何とか自分なりに納得出来る結論付けをする事が出来、そして最終の投稿を通して心のケジメが付いたと思っております。しかし何と言う世の中になってしまったのでしょうか?

お母さんのおなかの中にいる小さな胎児がこの世に産まれて来る事を自ら選択した結果、彼らや彼女らが赤ちゃんとしてすくすくと育ち、幼稚園小学校で元気に遊ぶ様になる微笑ましい姿。しかし今は親の暖かい懐のもとで全ての子供達が健全と真直ぐに育つのが当たり前で無くなって来てしまった時代。この現代の日本が、如何に人が人間らしく生きられない世の中になってしまったとのかと言う問いを発したい。その結果の必然として子供にも受難が容赦なく降り懸かって来ている昨今。どうしてこの様な殺伐とした社会風潮となってしまったのか?主な理由は二つある。最終投稿に記載しますが、まず自分でこれらの理由を考えて!

と言う訳で、日本の市民の皆様へ-その2 2012年1月22日の再投稿となります。

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前回の投稿"日本の市民の皆様へ"に引き続き([1]参照の事)第2回目の投稿となり
ます。取り敢えず目次をどうぞ。題名としては、眼の前の出来事へのアプローチ法とでも言いましょうか。眼の前の撒き散らかされた放射能の事を議題とします。ちょっと長い文なのでまず水を沸かしてお茶かコーヒーを入れてこれをすすりながら読み進める事をお勧めします。もし時間が無い場合は8章から読んで下さい。

1.東京電力の不思議
2.磯の香り獣の匂い
3.最大多数の最大幸福
4.教科書の中の危機管理
5.統計中の1サンプルと言う運命、そして忘却され
6.より根源的な事へ
7.恣意的な誘導、意図的な解釈
8.眼の前の事と向き合う(言葉或は知識、そして現象の認識とのギャップ)
9.心の中をマッサラにして(努力して)
10.今 - まず出来る事、その2
11.今回の投稿の最後に

1.東京電力の不思議
判らない、どうしても判らないのだ。北海道から九州まで東京電力以外すべての電力会社にはその地方の名前が付いている。どうして東京電力だけが違うのか?判らない、これも又判らないのだ。何故東京電力はこれほどまでも強欲で、ケチなのか?そんな訳で以上の不思議を調べるため色々とGoogleしてみた。まず分かった事は:日本に於ける電力産業の黎明期に各電力会社が此れ程、悪どい事をやって生き抜いて来たとは知らなかった。この様な記述をウェブで見つける。
『(中略)
この結果、大正時代になると、日本には5大電力会社が誕生しました。東京電灯、東邦電力、大同電力、日本電力、宇治川電気ですな。で、この5社でさらに「電力戦争」と呼ばれる苛烈な戦いが勃発します。たとえば九州北部、近畿、中部に及ぶ事業エリアを誇っていた東邦電力(「電力王」と呼ばれた松永安左エ門が社長)は、本社を東京に設置。昭和2年、子会社の東京電力(投稿者注:ウィキペディアでの日本最大の喧嘩"鶴見騒擾事件"の記述に"現在の東京電力とは別、通称「東力」"と有る)を使って、東京電灯の事業エリアに乱入します。わずか1年ほどで、90万の電灯と12万6000kWの電力を奪取。これで東京電灯とのダンピング競争が始まるは、鉄道省や東京市への政治工作、郊外列車や発電所の奪い合いなど、めちゃくちゃな戦いが起こりました。東京電灯が名古屋進出をもくろむと、今度は関西の日本電力が京浜工業地帯に侵入(昭和4年)。東京電灯は紳士同盟を結んでいた中部・関西の大同電力(福澤諭吉の養子である福澤桃介が社長。こちらも「電気王」)とより強固な同盟を結ぶものの、すぐに顧客の奪い合いで泥沼裁判闘争が始まる……といった感じです。こうした大戦争は、単純な民間企業同士のシェア争いという側面もありましたが、その影には、もちろん当時の政治状況が絡んでいます。上記の日本電力の東京進出は、昭和4年に田中義一内閣(立憲政友会)が倒れ、浜口雄幸内閣(民政党)が成立したことで起きました。日本電力は民政党と仲が良く、わざわざ大同電力との合併話を蹴って東京進出したのでした。』ちょっと長くなりましたが[2]より引用させて頂きました。又"鶴見騒擾事件"に関しては[3]参照の事。何か6大電力会社に刷り込まれている社風と言うか文化の遺伝子がこの頃から培われていたと確信する。政党と仲良しだし生き残りの為には手段を選ばずと言う事に関しては他企業とは比較にならない程抜きん出ていますね。特に[3]は政治と利権の(親分子分と言う社会の関係も)歴史が学べる読み物です。更に東京電力の歴史を紐解いて行くと"電力の鬼"こと松永安左エ門の存在を抜きにして語れないのが判る。武骨な男である。こんな男が日本に居た事に驚く。次の引用は[4]参照の事。この中の記述に
『(中略)
安左エ門は東京に進出し、それを足掛かりとして、電気事業の全国制覇を目指していたのである。その行動の第一歩として、静岡県、山梨県に発電所を持つ早川電力を傘下に収め、続いて、群馬水力を手に入れて、大正14年3月、両社を合併して東京電力を設立し、安左エ門は、その副社長に就任した。この東京電力を拠点にして、周辺の電力会社を合併しながら、だんだん勢力を拡大していった。当時、東京電燈は「東電」、東京電力は「東力」と呼ばれていた。東力は、東京の南部から北部にわたる外輪線を建設して東電包囲態勢を築き、昭和2年1月1日を期して、本格的な供給攻勢を東電にかけて、ついに両社は需要家争奪戦で激突した。当時は、東京電燈は政友会派であり、東邦電力は憲政会派であった。憲政会内閣のときに、東力が東京の南部の供給権を手に入れれば、政友会内閣のときには、東電が名古屋市内のど真ん中に名古屋営業所を開設するなど、政治も絡んだ大抗争に発展していった。
(中略)
銀行は多くの資金を両社に出している。抗争が長引き、どちらかが大きく傷付くと、銀行にとっても責任問題になる。ついに三井銀行の池田成彬が提案者になり、金融界の主だった人たちの申出によって、昭和2年12月に東力は東電に合併した。それによって、東邦電力は、東京電燈の大株主になり、安左エ門は、東京電燈の取締役に就任して、実質的に東京進出を果たした。続いて昭和3年5月には、安左エ門は東邦電力社長に就任した。』とある。この引用[4]及び文献[5]は電力の国家管理の問題が議論されていて、非常に示唆の多い読み物である。以上色々調べてみた処、「東電」と「東力」が合併し東電と言う名前が残った事が分る。東京電力の社名の歴史とその社風の遺伝子は少しは紐解けた様な気がする。

しかし、此処まで調べて来て大局的に物事を見始め出したら私の中でどうしても判らない疑問が生じてきたのだ。どうして原子力発電所の事故は予見されていたのに、我々市民はこの事に気が付かなかったのか?それとも3.11以前、原子力に反対する人々の声は何ゆえ、圧倒的多数の私達市民に届かなかったのか?双方の力が足りなかったのだろうか?今振り返って見ると3.11以前は0.01%の原子力の正体を覚醒していた、しかしながら過激な反対派とラベル張りされた人達と99.99%の原子力の本質の事を不覚醒であったと言う事を知らなかった我々市民がいたのである。なぜこう言う事態が長らく続いていしまったのだろうかを3章の"最大多数の最大幸福"にて少し触れてみたいと思う。

皆様に御願い。この投稿を読むに当って放射能は安全か危険かと言う見方を採らないで下さい。まず自分の頭の中からは放射能と言う言葉と知識も捨て去って、この眼の前のこの現象にマッサラな状態で向き合って見て下さい。核分裂や原子と言う言葉も忘れ去り、その放射能と言う物事と特性を、単に物が時間と共にバラバラに壊れて行くのだと心で理解して下さい。自分の中のその認識から、まず最初の一歩が始まると心して下さい。

2.磯の香り獣の匂い
ところでもし貴方が年配の方であったとしたら、日本が古里の集合体であった時の思い出が、皆さんの心の中に刻まれているかと思います。NHKの新日本紀行と言う水曜夜10時から始まるTV番組が有ったのを御存知だと思います。富田勳の勇ましくも(まるで1日の始まりの徴、日の出の様な)しかしその後に続く切なくもある曲で始まる番組でした。こういう時代が有ったんですよね、このちっちゃな日本で。[6],[7],[8]参照の事。新日本紀行の時代に生きていた日本人は生活者であり、懸命に子供を育て、家族を守り、地域に生きて来た人達と思う。この時代を生きてきた人にとってこのテレビ番組を通して自分達の姿を、多かれ少なかれ漁業農業林業を生業にし、高度経済成長期の工業化の波に翻弄されながら懸命に生きて来た共同体の中一員として見い出していたのだと思う。

その一方、大都市に住んでいると判らないでしょうけれども原子力発電所が在る所の近くには十中八九磯の香りに包まれ、海の幸に恵まれた魚の匂いのする漁業の街が在るんですよね。福島第一第二原子力発電所の近辺には小さな漁港しかない。大きな漁港としては相馬市に有る漁港か。福島より少し遠い所では例えば宮城県牡鹿郡の牡蠣は有名だが、宮城県牡鹿郡女川町には東北電力女川原子力発電所が建っている。そこの地元で漁業を生業とする方々は、綺麗な海とホタテ、牡蠣、サンマ等の漁業、つまり自分達の生活基盤と、そして愛おしい、最も大切な家族と子供を守る為に原子力発電所の立地に対する反対を1969年から続けて来たと言う。[9]参照。自分達の住む場所、古里と再生可能な資源としての漁業を守る為に勇気を持って原子力発電に反対の声を挙げたので或る。母なる海からの賜物が汚れてしまってからでは遅いのだ。その中で自分たちの慎ましいながらも幸せな生活が犠牲になる様な原子力の事故を予見し、もし放射能汚染事故が起きたら汚れた物を食べなきゃならないんだよと、それこそ不転退の覚悟を決め、反対の声を発していただろうと思う。しかしながら多勢に無勢と言うか、歯を食い縛りながら時代の流れにあがなって行こうにも、彼らの反対の声は圧倒的多数の沈黙の中に飲み込まれてしまった。原子力エネルギーの本質に無関心であった沈黙の主我々市民の責任だろう。狭き地域の中の漁村の中で大きなスケールでヨコに繋がる力が弱かったが故力足りず敗北してしまったと彼らを非難する訳には行くまい。その一方原子力に反対する漁師の人々を過激な人々と言って地域の中で村八分して行く。又同時に原子力エネルギーの賛成派、反対派と地域が色分けされてしまい兄弟ながらも仲が悪くなってしまったと言う話も在る位だそうだ。しかし眼の前を大きく見れば、この豊かな自然に恵まれた日本の農業漁業林業は"まだ"再生可能な資源で在ると言う事は何事にも替えられぬ事実だ。それを守る事が、過激な運動と非難されるのであったのなら、日本の食料自給率が限りなく0に近ずいてしまうだろう。ずっと以前に私達市民は彼らの言葉に真剣に耳を傾けるべきであった。例えば"安全だったら東京に原発を建てろ"と言う言葉を言われたのは宮城県女川町漁民の方々だと言う。少し調べたら、多賀井公平さんと言う漁師の方が仰られたと言う。『だいたい電気を使うのは東京なんだよ。おれたちは電気なんて大していらないんだ。夜は早く寝るし、クーラーも入れないしよ。東京の電気は東京で作ってくれよ。女川や柏崎や下北を犠牲にするのは、それはよくないぜ。そういうのを差別とか搾取っていうんだろう。原子力はクリーンで安全なんだろう。霞ヶ関とか皇居で10年20年とか発電してみてよ。それで具合いいようだったらおれたちも考へてみるからよ』[10]参照の事。断っておくが女川原子力発電所は東北電力の発電所であり、今回の福島県を中心とした放射能汚染の事故を引き起こした東京電力の所管ではない。だが今回の海への放射能汚染を見れば汚染源が何処に在ろうとも漁業に多大影響を及ぼす事には変わりないのが判るであろう。

日々無限の海の幸を相手に額に汗し、体から発する己の獣の匂いを隠そうともせず、海からの幸の収穫を悦び、酒を仲間と交し又家族を養い子供を育てながら魚の匂いと磯の香りの中で暮らして来ている人々。人間として直感的に原子力の全体像を看過できていたのである。この前例をまるで再確認するかの様な社説が最近あった。12月13日付けの中日新聞の地球の温暖化の問題を論じた社説"全員参加、次はスピード ポスト京都は2020年"にこの様に記載されている。[11]参照の事。残念ながら以下の指摘は既存の事実なのである。
『(中略)
温暖化はもはや、見えない敵ではなくなった。‘目の前に危機はある’
生き物には、自らの危機を察知し、それを回避する能力が備わっているはずだ。人間だけがその本能を失いつつあるのだろうか。』
日常生活の中で携帯電話などの機械を操作する単なるオペレータとして生きる、又危険を察する本能を忘れ去ってしまった、或は己が獣の匂いのする人間である事を忘れてしまった、都会に住む"差別とか搾取"に無関心な人間の方が圧倒的多数居る事実がこの社説への答えである。

女川町の漁師さん達の予見が、最大多数の最大幸福の声にかき消されて現実となってしまった事に対して貴方は一体何を思うのか。しかし確かな事は私達市民が過去行って来た原子力に対し無関心であると言う行為の積み重ねによる帰結と言う事態に今我々は直面しているのである。つまり覆水盆に帰らず、放射能原子炉に帰らずという帰結を生じてしまったのである。彼ら女川の漁師は女川町の東北電力の原子力発電所の建設を反対する一方で、大きな気持ちで今回の様な放射能汚染事故を覚悟していたのだと思う。事故が起きた時には放射能汚染した地元の海で採れた海産物を涙を流しながら食べるしか選択の余地はなかろうと。何故ここに?原発を建てる?東京ではなくて?不条理?そして自分たちの力が及ばずに原子力を許してしまった敗北の歴史と、今福島の同胞市民が直面する放射能汚染の実態に涙していると思う。経済の成長期における"国策としての原子力"に反対と言う声を挙げるのがどれだけ勇気のいる事であったろうか。遅きに失しているが、彼ら女川の人々をとても勇気ある方々と言いたい。しかし放射能汚染で生業を破壊されてしまった漁業や農業を営む市民の悔しさ、怨念の気持ちが社会の表面に出てこないのは何故なのか?非常に不思議である。この期においても差別されているのか?

この多賀井氏の言葉の行間を見ると、原子力発電と人間との関係を改めて考えさせる。放射能は小さすぎて見えない、匂わない。だからクリーンと言い放つ、この人間の五感の限界に付け込んで来た組織達。今回の放射能汚染事故でもこの五感の限界に乗じて多かれ少なかれ人々自らの遺伝子を傷付ける事を強要している。改めて放射能の前に人間は裸である、と知るべし。放射能は見えない事(認識できない)故、その危険性を予見すると言う人間の能力を行使する事が出来ないのである。又眼の前におこりつつある放射能汚染の拡散と生態系の中の生物による濃縮を見ようとしない人間が圧倒的多数この世にいると言う事。多数の市民は原子力の事など3.11以前、無関心で過ごしながら生を享受してきたが、3.11以降喉元過ぎれば熱さも忘れるのだろうか、健康被害を恐れる事が日常になってしまった事にもまるで無関心であるかの様である。このままの状態即ち現状(目に見えない放射能汚染が日常生活の中に確実に増加してしまった状態)維持でOKと思っているのであろう。

おいオッチャン達、美しくも古き良き日本の古里が東京電力の傲慢さの結果によって不条理にも、けがされてしまったのだよ!どうして彼らに対し怒りの声を上げないのか?ガッツあるのか?それとも魂抜かれて、怒る本能をなくしたのか?

3.最大多数の最大幸福
先日11月20日付け東京新聞にこんな記事があった。[12]参照の事。
『(中略)
原発反対を訴え徒歩で旅をする男性を取り上げた同年四月十四日の佐賀新聞の記事には「目立ちたがりの行動をなぜ写真入り、三段抜きで報道するのか。勝手な反対派を勇気づけるだけで、社会の大多数のための政策の推進を阻害する」と報告した。...』

原子力を国策として推進する人々がどの様に日本の国民を捉えているのかハッキリと判る言葉である。多賀井氏の言葉ではないが、"差別とか搾取"のエネルギー政策の上に都会の市民は自分たちの幸福を築いてきた訳であるが - 別の言い方をすれば、他人の痛みが分らずに - 一転今回の過酷事故の様になれば、いかなる日本の市民も尺度の幅はあるにせよ、自分たちの築き上げてきた幸福がものの見事に打ち砕かれてしまうと言う事実を否定できる人はこの日本には居るまい。原子力教とでも言うべきか。無限できれいなエネルギーと言うスローガンを下界に住む市民の頭の中へ刷り込み学習させ、又市民の為に最大多数の最大幸福を実行していますよ!と。その裏腹に自分達の特権(例えば天下り先)を確保して行く(まるで何処かの宗教団体と変らない)原子力霊山に有る原子力神殿の傲慢不遜な面々。生まれながらにして、他人の痛みが分らずとでも言おうか。そして我々は彼らを無関心という行為を通して支持して来た市民であった事を自覚すべき時でないだろうか。原子力とエネルギーに関しての無関心と言う行為の結果、即ち放射能汚染と言う帰結、の代償を我々市民は将来に渡って払わなければならないのである。そして同時に我々市民はTEPCOと言う会社の傲慢さによって(昔から何か腹黒い会社と言うイメージはありましたけど)生じてしまった帰結に対しても2重に代償を払い続けなければならないのである。私たちも国とTEPCO同様少なからずこの放射能汚染事故の責任がある事を自覚せねばなるまい。

それにしてもどうして貴方と貴方の家族なのか?或は私と私の家族なのか?耐えられない不条理が此処には在る。この不条理に対する怒りを何処に持って行けばよいのか。一方で人間の犯した罪で、放射能汚染されてしまったこの世界に住まわなければならない、全ての生きとし生けるものを考えると市民の無関心と言う代償が途轍もなく巨大に見える。私達人間が犯した生態系に対する罪は途轍もなく深い。今、ここで冷静になって社会の中の異分子として扱われ、地域の中で村八分されながらも国の原子力政策に抵抗していた良心的な市民を最大多数の最大幸福を壊す様な"勝手な反対派"として社会的に葬って行った歴史を改めて考えて見るべき時なのだろうと思う。

3.11以前今まで原子力エネルギーを推進する事により受益を受けて来た側、原子力の本質に無関心であったが故に最大多数の最大幸福を楽しんで来られた側、そして原子力の痛みを押し付けられて来た側。3つの社会の構成層があった訳であるが、悲しいかな3.11以降最大多数の最大不幸となってそれぞれ圧等的な不平等を伴い3つの構成グループの人々自身の上に降り掛かって来た事になったのである。もう最大多数の最大幸福と言う言葉は存在しようがない幻となってしまった事に原子力政策を推進して来た人々も我々市民も気が付くべきだ。

第2章と上記で述べたが、3.11以前には原子力発電の本質を訴えて来た人々は異端視され彼らの声は無視されて来た。そして今3.11以降放射能の本質を訴えている市民の声が、何故圧倒的多数の人々に(敢て大衆と呼ぼう)に届かないのか。これは私の中に有る苛立である。自分達の姿を3.11以前の原子力を推進する、国家の意志に抵抗していた人々の姿と比較して、重ね合わせて見て下さい。どうして貴方の声が、今人々に届かないのか自問してみて下さい?理由は何でしょうか?この議論について少し時間がかかりますが次回の"日本の市民の皆様へ-その3"にて私見を述べたいと思います。くどい様だが改めて言わねばならぬ。原子力の将来と自分たちの将来が明るい未来とはならないであろうと言う予見が、最大多数の最大幸福の御旗の下にかき消されて現実となってしまった事実を自分と自分の家族の問題として直視すべき時だと思う。

4.教科書の中の危機管理
米国にIEEEと呼ばれるエンジニアの組織がある。IEEEは今回の福島原子力発電所の放射能汚染事故で非常に有意義な記事を発信しているのを発見。[13]参照の事。先日Googleしていた所"IEEE SPECTRUM”と言う月刊誌、11月11日号に福島原子力発電所の事故の記事が載っているのに眼が留まった。[14]参照の事。まずこの"24 Hours at Fukushima"の記事の中に一番最初に載っている写真がある。かわいい女の子がマスクを半掛けして、体全体に付着している放射能の測定をされている写真である。胸が痛む。思わず涙が出て来た。そして最後の4枚つずりの写真の最初の1枚をズームボタンを押して見て頂きたい。全体的に緑がかった水が5m x 25m程と思われるポンプ室を冠水させている写真である。2つポンプに"中温'冷水?'ポンプ"と文字が読める、さらに奥に3つのポンプが有りその5台のポンプが殆ど海水(真水とは思えない)で水没している。ポンプの高さは人間の背丈前後の大きさと思われる(推測です)。これらのポンプが水に浸かって使えないのである。色々ウェブで調べたが、何処のポンプでどれだけ重要な役割を果たしているのかは判らなかった。しかしこの写真を見たときにゾッとしてしまった。理系の方であったら絶対に起ってはならない事であるのが直感できるはずだ。更に3月24日に新潟県妙高市の(株)エアフォートサービスが撮った高解度の福島第一原子力発電所の写真がウェブ上に在った。[15]参照の事。ほんの2~3日だけ公開されていた写真である。既に御覧になった方々が多いと思うが、これらの写真を見ると同じ様にたとえ単独でも絶対に起こってはならない原子炉の溶融事故が3つの炉でほぼ同時に、又核燃料プールの爆発破損1カ所が平行しておこっていた多重事故。と心で理解できるのだが、国や東京電力は心の眼を開いて事態を直視する能力ゼロで、又自分が主張していた安全神話が神話で無ったと言う事実を認める勇気が無いらしく、日本国内ではすぐさま検閲されてしまった。何やら既に起きてしまった核汚染と言う事が、"通常"の状態になってしまう恐ろしいまでの市民に対するマインドコントロールである。全くもって不思議な国だ。何処かの独裁国家よりもスマートに市民を洗脳している。尚、日本国内での検閲後4月2日より米国にある"Cryptome"のウェブでこれらのエアフォートサービス撮影の高解像写真が閲覧できる様になっている。ついでながらもしこれらの写真を御覧になっていないのでしたら、11枚(5MBの大きさ)の写真もダウンロードして観て下さい。[16]参照の事。Cryptomeは他に色々な福島原子力発電所の現場の写真を彼らのウェブに載せている。[17]参照の事。

更にこのSpectrumの11月11日号の記事中の4枚つずりの写真の中で、"高線量注意 高線量(1000mSv/h)の瓦礫につき、この近辺にみだりに近づかないこと"の掲示が出されている写真が有る。この文句を見て思わず、東京電力の面々は本当は危機管理能力の全く無い人達だけでなく、且つ放射能汚染の現状を現場の人達に意図的に過小評価させている人々と思ってしまった。このやり方は現場の人々だけでなく、一般市民への説明にも現れている。全く緊張感の無い掲示版である。瑣末な事だが'みだり'とは東京電力にとって、或は我々にとってどういう意味なのだろうか?1Sv/h?みだり?さっぱり意味判らん。現場は被爆により数時間そこにとどまれば死んでしまう人が出て来る様な所が在った訳だ。ここも其の中の一部であろう。そしてこの記事"24 Hours at Fukushima"の中のレッスンが又優れ物である。その中のレッスン3は"非常用電源車を限りなく発電所に近い所に配置すべし。"と有る。これが対策されていれば多分3号炉と4号炉は救えたのではないかと思える。僅か数千万円をケチりたいが為非常用電源車を発電施設のすぐ傍に配置しなかった事により、長時間の電源喪失を防げず3号炉溶融と4号機核燃料プールの爆発をおこしてしまった事は明らかにTEPCOの怠慢による過失事故である。己の会社を絶対と思い込み、聞く耳を持たなかった故、今回の破局的な放射能汚染が引き起こされたと言っても過言ではない。東京電力は溜息が出るほど一般常識が通用しない会社だ。会社組織を解体して染み付いた企業文化を払拭し、出直せと言うしかなさそうだ。駄目押しでこの記事の全てのレッスンを記載しておく。特にレッスン6の対策が成されていたならベントを周辺住民の避難が終わるまで待つ事無く行えた可能性があり事態が好転できたかもしれない。ちなみに記事"24 Hours at Fukushima"の著者Eliza Stricklandは米国の雑誌"Discover"([18]参照の事)のエネルギーと環境問題を担当していたウェブ編集者からIEEEの"Spectrum"に移って2番目の記事と言う。彼女は原子力に関する記事を書くのは今回が初めてだそうだ。モシモシ?"The Best and the Brightest"を自称する日本の原子力に関わって来た科学者さん(敢て科学屋と呼ぶ。詳しくは8章参照)原子力官僚屋さん?何故貴方には彼女のこの様な客観的な、Analysis Reportが作成できないのか自問した事が在りますか?彼女に自分たちが能無しであると言う事を間接的に証明されてしまった訳ですね。恥ずかしくないのでしょうか。とても視野の狭い、教科書の中でしか危機管理が出来ない、つまり前例が無いと何も出来ない秀才タイプの人達ですね。−そりゃそうだ。書類を作るのが自分たちの仕事で、今までに人命を助けると言う事を一度も仕事としてやって来た経験がないので、日本の市民を守るなんて出来ません...と言う声が聞こえそうだ。でもそれって危機管理そのものじゃあないのか? - 言い訳する事取り繕う事=自分の責任逃れに懸命な様で、大勢の子供達を守ってやれなかった事を一人の親として恥じていないのだろうか。自分の失策を省みる事も出来ない器の小さい連中は失業して然るべきである。
Lesson 1: Emergency generators should be installed at high elevations or in watertight chambers.
Lesson 2: If a cooling system is intended to operate without power, make sure all of its parts can be manipulated without power.
Lessen 3: Keep power trucks on or very close to the power plant site.
Lesson 4: Install independent and secure battery systems to power crucial instruments during emergencies.
Lesson 5: Ensure that catalytic hydrogen recombiners (power-free devices that turn dangerous hydrogen gas back into steam) are positioned at the tops of reactor buildings where gas would be likely collect.
Lesson 6: Install power-free filters on vent lines to remove radioactive materials and allow for venting that won't harm nearby residents.

CryptomeといいIEEEといい海外のメディアからの情報と比較して何故日本の社会の中からは物事を客観的に見れないのか?貴方はそれを自問された事が有りますか?色々理由は複雑だろうが、その根っこに或るのは、私達市民が物事或は現象へアプローチが巧く出来ないからだと思う。その背景を8章で考えてみたい。

5.統計中の1サンプルと言う運命、そして忘却され
先日出張した時に載った飛行機の隣の席の方が、自分は医者でこれから癌学会
へ出席する途中だと言っていました。目的地に近ずいた時に今回の原子力発電の放射能汚染事故はどの様に見ているのかの意見を聞いてみました。少し遠慮してこんな事を言いました。将来に起こるであろう、個人個人の癌の発生を全体で眺めて見、そしてそれら個人の発病の点と点を結んで線にして過去に遡って行くと、3.11.2011の福島と言う1点に辿り着くかも知れない。こんな事はおこらないで欲しいのだがと。

現状では福島第一原子力発電所の放射能汚染事故の人間の体に対する影響の統計的データは存在しない。今在るのは3.11.2011と言う点だけである。何年後何十年後かに集計した統計データを基に癌発生の因果関係を突き詰めると、長時間の調査後に曖昧ながらしかし統計的に有為な因果関係を説明するに足りると言う科学的なデータが揃う事が予想される。しかも昨今遺伝子のどの部分が破損しているのか判る様になったので因果関係が補強される様になるだろう。東京大学の児玉教授の資料[19]参照の事。しかし皆さん御存知だと思います。不特定多数の死なんて無いんです。想像してみて下さい。貴方の、私の或いは私達の子供達の死なのです。病気になった個人の苦しみは統計と言う数字からは決して表立って出て来ないのです。親族だけが苦しむのです。特に言っておかなければならない事は3.11の放射能汚染事故の被害者であるかどうか判別が非常に難しいのです。同じ様な被害者が揃わないと統計的に3.11放射能汚染と他の要因での健康被害との因果関係を峻別できないのです。何とも遣る瀬無いと思いませんか?個の生死;私でなく貴方の遺伝子が、また貴方でなく私の遺伝子が傷ついて、又共に貴方と私の子供達の遺伝子が傷つき、そして双方の家系が癌に成り易い家系となって、それぞれ捨て石の様に統計データの中に置かれ3.11の過酷な放射能汚染事故を将来無言で指し示す事になるかもしれないとは3.11以前誰が予想したでしょうか?

皆さんどうして判らないのですか?個人に病気と言う結果が確率的に降り懸かるのです。間接的な状況証拠が在るだけで(例えば髪の毛や爪、乳歯を取って置いたとしても)、これだけでは十分とは言えない。既に言及しましたが健康の被害を生じた人の数が多くなって初めて統計的に3.11の放射能汚染と健康被害の因果関係がぼんやりと見えて来ると言う事です。そしてソビエト連邦での25年前の事故の前例が在るにも関わらずこれらの統計データを用いようとしない政府。今日本で放射能は危険か安全かと言う議論をしているのはタイタニック号の船の上でこの船は沈まない安全だと議論している様な物。子供と母親、妊婦さんを一刻も早く救命ボートに載せる様な、予防的な手法を採るという事=安全&安心へのアプローチを採るべきだ。だが、関連省庁の官僚は20ミリシーベルトの居住地域なら安全と、数字を振りかざして予防的な事を一切取らない。此処でも国と政府は思いっ切り、人間の認識の限界に付け込んでいます。極悪と言わずして何と言うか。政府や厚生労働省、文部科学省は個人の死など時間が経てば忘却されると思っているのだろう。貴方の子供達の人生が国、官僚、東京電力、地方行政に弄ばれるであろう事を忘れてはならない。しかし我々市民は統計の中の1サンプルになる様な事態を己の生存を賭けて拒否する。こんな事を人間が人間に対して行ってよいのか?まるで日本人が日本人に対してホロコーストを行っているとしか思えないのだが。今からでも己の自己防衛としての予防的手法は間に合う。官僚屋の御信託に構わず、放射能の影響を最小限に出来る様、市民皆の知恵を絞り何とか生き残ろうではないか。さもなくば私や貴方の子供達は統計の中の数字としてしか扱われず、人間として生きて来た証が忘却されるであろう事を心にしっかり留めておけ。

一方、30年後に過去を遡ってみてデータを集める、のは科学である。しかし今後の30年を見据えて、危険を予見し回避する事の出来、不出来の如何は科学と言う道具を用いた政治の力の行使である事を忘れないで欲しい。この僅かながらの市民の意志を今現在原子力官僚屋の巨大な宣伝マシン、"マス"メディアを用いて圧倒的多数の人間を原子力の本質に無関心で居させ続けて置く事で骨抜きにしつつあると思える。何とか出来ないか?

6.より根源的な事へ
この章では、私が勝手に遡り法と呼んでいる方法を紹介します。まず1歩下がって全体を見る事から始めます。そして2つの事柄でどちらの事柄が先立つかと自ら問います。それでは:ある事柄-Aと事柄-Bが眼の前に在るとします。その時にまず事柄-Aの存在を消去してみます。その時には事柄-Bが存在するか?という事を検証する方法です。逆の事もやって見ます。事柄-Bの存在を消去してみます。その時には事柄-Aが存在するか?事柄-Bが事柄-Aに先立って存在するかどうか、もしそうなら、事柄-Bは事柄-Aより根源的な存在であると理解できます。即ち二つの事柄を遡ってみてどちらが根本的、根源的な存在であるかを問うアプローチです。貴方もこのアプローチを実践して見て下さい。但し"ニワトリが先か卵が先か"と言う問いの罠に捕われないで下さい。蛇足ですがこのアプローチを用いるとニワトリと卵とではどちらが根源的なのかハッキリします。つまり答えが出ないと言う事が判ります。議論は堂々巡りだと大局的に見えてきますし、そうしたら、答えは"ニワトリが先か卵が先か"の問いの外に在ると気付く筈です。はい、答えは:"始めにメスとオスありき"です。

さてこの方法を東京電力福島第一原子力発電所の放射能汚染事故に当てはめてみましょう。以下網羅した2つの項目を心の中で比較してみて下さい。又"行為とその帰結"と言う見方(一番最初の投稿4章参照)も参考に。
* 地震 vs. 津波、*地震 vs. 原子力発電、*津波 vs. 原子力発電所、*福島第一原子力発電所 vs. 3.11.11放射能汚染事故、*東京電力 vs. 3.11.11放射能汚染事故、*政府 vs. 3.11.11放射能汚染事故、*通商産業省 vs. 3.11.11放射能汚染事故、*旧科学技術庁、現文部科学省 vs. 3.11.11放射能汚染事故、*原子力と言う国策 vs. 3.11.11放射能汚染事故

*電力会社 vs. 原子力発電、*ゼネコン vs. 原子力発電、*政治家 vs. 原子力発電、*官僚 vs. 原子力発電、*地方自治体 vs. 原子力発電、*金 vs. 原子力発電、*農業、漁業、林業 vs. 原子力発電、*製造業等の工業 vs. 原子力発電、*電気 vs. 原子力発電、*自然放射能 vs. 人間が作り出した放射能、*人間 vs.電気、*生命 vs.原子力発電、*国益 vs. 東京電力の社益、*国益 vs.省庁益、*省庁益 vs. 東京電力の社益、*日本国民 vs. 国会、*日本国民 vs. 官僚、*国会vs. 官僚

遡り法では峻別できないけど敢て比較します。
*安全&安心 vs. 不安、*放射能汚染 vs. 放射能汚染の測定値、*民主主義 vs.原子力発電、*原子力村(原子力神殿) vs. 原子力発電、*核燃料サイクル vs. 原子力発電、*幸せ vs. 原子力発電、*欲望 vs. 原子力発電、*愛 vs. 原子力発電、*自然放射能 vs. 癌、*人間が作り出した放射能 vs. 癌、 *原子力発電 vs.癌、*原子爆弾 vs. 癌、*原子爆弾 vs. 原子力発電、*地方 vs. 都市、現実 vs.言葉、*私 vs. あなた、*私達 vs. 私達の子供達、今 vs. 未来。

そしてこの手法にもとづけば何が何に先立つかの優先順位がハッキリ判る訳だ。より根源的な事を軽視し、後からどうとでもなる根源的でない事を重視する事はより根本的、根源的な事を殺めるに等しい。でもこんな事って常識で判るのですけれども、日本と言う国を動かしている人々はどうも我々市民とは違った思考回路をお持ちの様で、3.11以降日本の幼い子供達、乳幼児、妊婦さんの保護対策を中心とした東京電力福島第一原子力発電所の放射能汚染事故の危機管理よりも自分達の責任逃れの方が根本的、根源的だったのでしょう。さて、古代ギリシャの哲学者ソクラテスが"無知の知"即ち自分は或る事を知らないと言う事を知っているのが大事と言う有名な言葉を残している。[20]参照の事。そこで、次章で違った角度から見た自分達の野心の為の最大多数の最大幸福と言う名前の神をガムシャラに布教する人々、そして我々市民のそれに対する無知の無知を論じてみよう。しかし小生この頃、彼ら原子力エネルギーを生業にする人は自分達が原子力の本質に対し無知の無知状態であったと言う素振りを見せながら、確信犯的に日本の市民の、特に子供の被曝の被害を予防的に回避しようとしなかったと考える様になって来た。

7.恣意的な誘導、意図的な解釈。日本人の弱さから派生する事
まず最初に意図的な解釈について言いたい事が或る。よく原子力発電所を運転しての事故のリスクは車を運転しての事故に遭う事と比較して小さいと主張する人がいる。論理的に決定的に違う。車は自らの責任で自分でハンドルを握り運転する、或は同乗するのである。死にたくないから注意深く運転するものじゃないのか?原子炉は安全の文化が皆無な企業が運転しているのではないか?そして過酷事故が起こってもその責任は取りたくないから、今回の4つの原子炉館屋の完全破壊の経過に対して嘘も平気で言うし、のらりくらりと逃れている、言い訳しているではないか?そんなまるで当て逃げ事故をおこして逃げる様な無責任な連中と、一生懸命真面目に生を生きている我々市民を一緒にしないで欲しい。其処を理解してからリスクの比較を行って欲しかったのだが。

さて此処で今回の放射能汚染事故に対する恣意的な誘導、意図的な解釈をする側とされる側に共通する、幾つかの陥り易い人間の認識の特性を思い付いたまま、列挙してみよう。

[誘導、解釈をする側]
1 未来を真剣に予見しようとしない:何とかなるだろうでは国家は運営できない。"Prepare for the worst, hope for the best."即ち"最悪の事態に備えよ、そして最善の結果になる事を(祈って)期待する"と言う事は、危機管理の初歩の初歩。これが何故国を中心にして出来なかったのでしょうか?最悪に備えておけば安心ではないですか?例えば海から4kmも離れているので押し寄せて来る海水の事は大丈夫と過小評価していたが故におこったと思われる宮城県石巻市立大川小学校の惨事。胸が痛みます。亡くなられた生徒さん皆さんに心から合掌致します。一言で上に立つ人間の力量、最悪の事態に備えよと決断出来るかどうかが問われたのです。本来上から下まで如何なる社会の組織のレベルでも危機管理が出来なければいけない筈。同じ事は次の事にも適用されます。放射能汚染の影響を過小評価、或は安全、安心と宣伝する行為により発生するかもしれない健康への影響がかなり悪い方向になってしまった場合には将来誰が責任を負うのでしょうか?危機管理の精神は一般市民にも備わってなければいけない。よって国が20ミリシーベルトまでの放射能汚染された所に住む事や500ベクレル/Kg以下の放射能汚染された食べ物を食べる事は安全と言う宣伝(あたかも国の命令の様に聞こえてそれに服従してしまう)が自分の本能の声と違っていたなら、躊躇なく自分の本能に従うべき。断言します。私は上に立つ人誰も責任をとらないと思います。**日本人の弱さ**
2 どこの国でも、如何なる時代にも政治家は国民の不満が鬱積した時に必ず行う事が有る:それは国民の目と不満を外、即ち国外にそらす事である。しかし日本の政治を司る人達が、逆に科学屋と官僚屋にこの手法によって手玉に採られているのが判らないとは、情け無い。私はこの記事を読んだ時に思わずアホ!と叫んでしまいました。"低線量被曝のリスク管理の政府作業部会"11月15日。まずこの記事を読んで下さい。[21]参照の事。チェルノブィリの放射線被災者の統計データを参照する事も大切だが、この日本の足下に於いて既に貴重なそれもしっかりした個人の被曝放射線線量が蓄積された形で在るではないか?"実は存在していた「低線量被曝データ」"[22]参照の事。自民党参議院議員の古川俊治氏が8月1日の復興特別委員会で質問。**日本人の弱さ**
3 視野の中で素早く動く物はすぐに認識できる:逆にとてもゆっくり動く物体は視界の全体の中で区別が難しい。例えばこの人間の認識の弱点を利用すると何が出来るか?100%の変化を1日で市民に伝えるのと1%の変化を100日かかって伝える事。つまり少しずつ情報を人間の眼と耳を通して流し込む事によって、皆が気が付かないまま既成事実を積み上げる事。これが原子力体制保持の為の危機管理なのでしょう。だから小出しに遅れて情報を政府は出すのです。**これはTEPCOと政府の恣意的な情報誘導です。**
4 始めに結論ありき:まず安全ですと言う。何処かの国の検察官も似たりよったり。**これは官僚の意図的な解釈**
5 偏見:自分と違った考え方を許容できない。多様な意見に対する寛容性がない。次の聞く耳持たぬと双子の兄弟。**人間の弱さ**
6 聞く耳持たぬ:自分が正しいと思い込む事で相手を見下す事。自分たちと違った意見を持つ方々を排斥するのが得意。そして大王様のTEPCO:良心的な科学者が幾度となく、放射能を大量に放出する過酷事故の危険性を忠告していた筈ですが、聞く耳持たなかった故に不幸が全世界中に振り蒔かれました。一方叱責すべき事は我々市民が原子力エネルギーに対する多様な意見に耳を傾ける能力が無かったと言う事。勿論我々の心の中にも原子力エネルギーに反対していた人々に対する偏見は有ったと思う。**日本人の弱さ**
7 集まる事。集まった側の外は自分と違った人間と思い排除する:タテ社会の派閥やラベル張りの典型。ヨコ社会では市民は利害関係無しに集まれる。**日本人の弱さ**
8 嘘に嘘を重ねると本当らしくなる:嘘でも何十回も言われると人間信じちゃうね、感覚が鈍感になって。又大きな嘘ほど本当の様に聞こえる。**恣意的な誘導**
9 間違えを認めない:間違ったら素直に訂正&修正すると言う事が眼の前の事と向き合う時に必要なんですけど。人間傲慢になると謙虚さが無くなるね。**日本人の弱さ**
10 失敗は成功の母:国家を滅ぼす様な事態になって何事でしょうかね。物には程度ってのがあるんだけどね。私達市民はTEPCOの失敗の生け贄か?そして責任は知らんぷり。**これは官僚の意図的な解釈**
11 木を見て森を見ず:は"木を見させて森を見させず"と言うやり方にも通用する。細かい数字や内容を出して来て大きな所は極力見させない。市民の皆さんに、今進行している事を大局的に見させない目くらまし戦法である。何が起きたか、何が起っているのか、これから何が起るのかを予見させない。実に姑息。**これはTEPCOと原子力官僚による恣意的に我々市民の視点をある処に集中させる誘導法です。**
12 不安を煽るな:そう言われても、まず不安とは何かと定義してから言って欲しい。

[誘導される、解釈を与えられる側]
13 喉下過ぎれば暑さを忘れる:時間が経ったら忘れちゃう。持続する事の難しさも言い表してます。**人間の弱さ**
14 無関心:俺の事ではない。私の事ではない。と思い込む。だが結果は判らないのでそう思い込まない方が良い。そう言う事態が長い間続いて来ているので生存本能が麻痺していますよ。皆さん!**これは人が最も陥り易い罠**
15 動物園の動物の様に一点をグルグル廻わる:ルーチンワークってんですか。携帯電話を操作しながら徘徊する人と同じ。そんな生活していると感受性無くなってしまいますね。おまけに想像力も無くしちゃって。先ず自分で自分の殻を壊してみて下さい。**日本人の弱さ**
16 無知の知:自分は或る事を知らないと言う事を知っている時、自分でその事を探求します。謙虚だし。無知の無知だと人間無関心にもなるし。**人間の弱さ**
17 類推が重なりいつの間にか思い込みになる:自分では分ったつもりになり確認を怠る。**日本人の弱さ**
18 現実を直視し果敢に問題解決:東京大学の児玉氏が国会で怒ったのはこの事。現実からの逃避。上が上だからね〜。と無関心風に言っていたら火の粉が降り掛かって来た時後悔しますよ!**日本人の弱さ**
19 知識と言葉、数字と言う色眼鏡を通して眼の前の事を見る:詳しくは次章。**日本人の弱さ**
20 誰も声を挙げなければ怒っている自分が異常に思える:大衆に埋没する個人の意見。個人のユニークさを大事にしない世の中の証。皆と違った声は皆が無視。敵意の或る時も。**日本人の弱さ**
21 平等と言う名前の、多様性(個人のユニークさ)の否定:横並びでないと御近所の皆様に悪いと変な義理が或る。だから自分の子供を放射能から守る様な事をすると、そうしない近所の人々から変わり者として扱われる。和を乱すと、近所から浮び上がってしまう。集団心理とは正にこの事。**日本人の弱さ**
22 隣の芝生:自分の家と隣家を比較の対象とすべきではない。これをやるから妬みが出て来るのじゃないのか?行ってよいのは過去の自分と今の自分の比較。**日本人の弱さ**
23 情に訴える事:論理がないし議論が無い。特に選挙等人を囲い込む時、金が物を言う世界。情と金で人を囲い込む(悪い奴程良く眠る) vs. 論理と倫理に支えられた人間の良心に基づくヨコ社会。**日本人の弱さ**
24 タテ社会とヨコ社会:タテ社会の弊害を投稿その1にて指摘しましたがトップダウンの命令が理に適わない時、それをヨコに市民同士で繋がる事で彼らの誤りを認めさせ、修正させる事をして行かなければ社会は良くなりません。- 昔から正しくない決断をしてその帰結が不幸に終わった時そのトップの面々は100%責任逃れしますけど - その結果日本の市民は大変な目を見るって事って、日本でどうして頻繁に起こるのでしょうか?その様な結末になる前に市民がヨコに繋がって声を挙げなければ何も良くならないのです。**日本人の弱さ**

[番外]
25 何でニュースを批判的に見ないのか?:単に情報として聞くだけ、読むだけの話のネタ。**日本人の弱さ**
26 そして何故大局的に物事を見ないのか?:上記25に関連して。東京電力女性社員の殺人事件の被疑者であるネパール出身のゴビンダ マイナリ氏のDNAが被害者の女性より見つかった犯人の精液のDNAと不一致と言うニュースがこの7月の時点で流れた。何故この時批判的に又大きく観れないのか?精液のDNA鑑定で更に犯人の民族的特徴も解読できる筈。しっかり心の眼を開け。日本の市民!**日本人の弱さ**
27 何も変えようとしない:官僚と長期政権であった自由民主党。官僚と権力を持った政権との関係が癒着し、中立性を失って久しい。そして彼らは政治を操る組織となった。そして官僚の中立性のチェック機構が無い。だから何時迄経っても私達市民は官僚の奴隷。**日本の弱さ**

これらの市民の弱さを把握していてそれに則り大衆操作する奴らが居る事に気が付いて欲しい。

8.眼の前の事と向き合う(言葉或は知識、そして現象の認識とのギャップ)
この章では高度な認識、そしてそれを恒久的に見過ごしてしまう頭の特性を題材とします。

学生時代に良く遊びに行った研究室の教官がふと漏らした言葉が今でも忘れられない。もし貴方が、或る夜に月を眺めていたとしよう。その時に貴方の頭の中がまっさらな状態で居て(情報も何も前もって知らずに、即ち言葉や知識と言う色眼鏡を通さず)、尚かつその時に月の格好が何か奇妙に変化して来たと感じたとしよう。そして刻一刻と月が暗くなって来た事が判る。暫くの間、頭の中で何が起っているのか判らない状態に置かれていた。不思議である。よくよく月を見ると少し欠けているではないか。そして非常に大きな電気的ショックが頭の中を横切る。何がおこったのか?

心がまっさらな時に見ている眼の前の出来事と、"月食"と言う言葉と知識が頭の中の神経回路の発火により、繋がっのだ。だが其れだけではない。より高度なレベルの認識が存在すると言う事実を自分の頭の中で覚醒する。言葉なしでも起こる事は眼の前で起こるのである。

そう、貴方が今観ている事とは"現象としての月が欠ける事"である。つい先日12月10日の月食時もし頭の中には情報が前もって刷り込まれていたのなら、それは単に"月食と言う現象"を見ていたのだ。例えば今朝の新聞に本日夜何時何分に何処の地方から何処までの範囲で部分月食或は皆既月食があります。凡そ何分間続きます。と頭の中に情報が既に刷り込まれている訳だ。依ってその人の採る行動は、月食が始まる5分前になって外に出て月を眺め始めると言う筋書き通りの行動である。時計を見ながらあと何分この月食が楽しめるかなどと、思うに違いない。眼の前の出来事を、既知でない時に目撃する場合(人間にとって神秘な出来事)と比較して、予め予期された既に頭の中に出来上がってしまったイメージで眼の前の現象を観てしまう場合。この二者間の違いは天と地程の差がある。この事態は眼からの経路から生ずるだけでは無い。五感から入って来る"生"の情報全てに当てはまる。現象が前からやって来る。それを心をまっさらにして受け止める。特に自然を相手にする漁業や農業を生業とされる方々は心の眼が開いている故、これに近い経験が出来るのではと思う。その一方頭の中の言葉と知識を通して眼の前の出来事を見ると言う事は色眼鏡を通して"月が欠ける事"を見てしまうと言える。目から鱗とはこの事。

此処で"放射能"と"月食"を置き換えて下さい。"放射能と呼ばれる現象"と言う見方のアプローチを捨てて"現象としての原子が壊れる事"、更に噛み砕いて"現象としての物が壊れる事"と言う見方のアプローチを取って下さい。簡単に言うと頭の中に有る、"安全だ"と言う評論、"危険だ"と言う評論と、頭の中でグルグルと廻っているベクレル、ミリシーベルトなどの数字の事を捨て去って下さい。色眼鏡を通して物事を観る事は思い込みが判断の中に入り込む隙を与えたり、自分がこうなって欲しいと思っている方に傾いて物事を見てしまいがちになってしまい、物事の本質に迫る事が非常に難しくなります。目から鱗を取払い眼の前の出来事にアプローチをして下さい。そこがスタート地点なのです。この立場は英単語で言うと"perceive"日本語で"知覚"と言う言葉で表せます。ですから知覚と言うアプローチで見れば、"人の手によって核分裂で作られた原子核が壊れる事"から始めてそれは生命にとって安全だとか危ないとか言う問いができるのです。分りますか?心をまっさらにして眼の前の事にアプローチする事の大切さが。

次に"月食"を"現象としての放射能汚染"と置き換えてみて下さい。どうですか?心の中に何か響きますか?もっと極端な話にしましょう。"月食"と"津波"と置き換えてみて下さい。特に3.11.2011に直接"押し寄せて来る海水"を目の当たりにした方はもう心の中で理解していると思います。貴方の眼の前の出来事は"津波と言う現象"と言う言葉で言い表すよりも更に心に深く刻まれた"現象としての押し寄せて来る海水"を目撃体験したそのものです。あの空恐ろしいまでの海水の量を直接観た人々は、言葉を用いて物事にアプローチするより眼の前の出来事をそのまま、言葉と知識と言う色眼鏡抜きで受け入れているのがお判りいただけましたでしょうか?また"地震"をマグニチュード幾つの地震と思わず、"現象としての大地が揺れる事"と知覚で捉る様に試みて下さい。同じ解釈を採りますと、3.11以降の放射能汚染事故を"現象としての原子炉の爆発"の結果と言うもっと簡単な表現で知覚する事が出来るでしょうか。これを押し寄せる濁流や大地が大揺れする事と重ね合わせて見て下さい。人間の小ささが判るでしょうし、原子炉即ち機械なんて押し寄せる濁流や大地が大揺れする事で壊れるものだと納得します。

さて現実に戻ろう。この思考習慣は日本社会を覆う最も巨大な弱点である。司法、立法、行政を司る人々が長らく陥っている事態なのである。学者や官僚達の頭の中には既に刷り込まれた判断回路が出来上がっているので、柔軟な思考、物事を違ったアプローチから捉える事が出来ない。おまけに自分が言っている事が間違っているかと検証する意志も無い状態だ。私自身、物事や人々にラベル張りをするつもりは無い。しかし言葉と知識と言う色眼鏡を通して物事を観ている事が自分自身判らない科学者、官僚、政治家の面々を科学屋、官僚屋そして政治屋と呼ばせて頂きます。国中がこの様な状態なので外国からの今回の福島第一の放射能汚染事故の捉え方と日本政府の放射能汚染の捉え方とのギャップが或るのは不思議ではない。例えば"http://ex-skf-jp.blogspot.com<http://ex-skf-jp.blogspot.com/>"と言うウェブにThe New York Timesの12月6日の記事が紹介されていた。[23]参照の事。日本の政府が放射能汚染を如何に色眼鏡を通して解釈しているかが良く判る。その中にこんな記述があった"...Supporters see rehabilitating the area as a chance to showcase the country's formidable determination and superior technical skills - proof that Japan is still a great power...."日本語訳は"地域の除染をサポートする人々はこれが国の並々ならぬ決心と、優れた技術を持つ-日本はまだ大国である、と言う事を証する機会であると考えている。"兎に角物、技術中心の思考で日本の市民の事が思考の中に無い。自国市民を保護すると言う点で5流国であると言う事を3.11以降自ら証明してしまって何を今更大国か、と思う。国力と言う対象を総合的に見ないで技術の面のみから見ている馬鹿者達。同情心も何もない、不信心な道徳に欠ける連中。

まず貴方は"知らない"と言う自覚を持って心をまっさらにして、眼の前の事に対峙する事。次に"現象としての物が壊れて行く事"と言うアプローチ方法によって眼の前の出来事を次章で検証して行く事にする。

9.心の中をマッサラにして(努力して)
まず簡単に:ウラン235を炭に例えましょう。炭を燃やす時酸素を大量に供給して、一瞬に燃やす事と例えられるのが原子爆弾。よって炭は白く燃えつきてしまって燃えカスは余り残りません。一方炭をちょろちょろと燃やすのが原子力発電。この時燃え残りの炭と燃えカスは残っていますよね。そして原子炉の中って主に2つの動的な物理現象が同時進行する格好で発電しています。(1)中性子に依るウラン235の核分裂。(2)ウランの核分裂で生じた核分裂生成物、簡単に言うと燃えカスが更にアルファ線、ベータ線やガンマ線(即ちエネルギー)を出しながらより小さな原子へと壊れて行く物理現象です。もし原子炉に制御棒を挿入すると中性子が発生しなくなり、ウラン235は核分裂を止めます。そうすると1つの物理現象が止まって(1)もう1つの物理現象(2)のみが原子炉内で進行します。つまりこれ以上ウランの核分裂で出来る燃えカスが増えなくなる状態。又(2)のエネルギー、これが崩壊熱。[24],[25],[26],[27],[28]参照の事。

余り算数は得意でないのだが、以下の計算一生懸命やってみた。色々下調べしましたが、小生学者ではないのでもし間違えていたら御指摘下さい。そしてその時は御免なさい。又所謂反原発の本を持っていないので其処からの話の内容とかち合う事も予想されます。その所、御理解下さい。では核分裂生成物=燃えカス=放射能が原子炉の中から表へ出てしまうと言う事はどう言う事か食べ物を通して、そしてその放射能汚染に対する安全宣言に向き合ってみたい。国の暫定基準値では500ベクレル/Kgと言う値になっていて、それ以下なら安全で、それ以上なら安全でないと言う線引きの意味を知覚を通じて考察してみよう。お断り:文献の引用でBqと言う記号が出てきますがベクレルと同じです。以下セシウム137を主な例にとって話を進めて行きます。

Q1)放射性同位元素のセシウム137が1gあるとすると(セシウム137は壊れる時にベータ線即ち電子を放出する)一体何ベクレルなのか?
ベクレルとは皆さんご存知の通り"1s(秒)間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量が1Bqである。"[29]より引用。500ベクレルとは毎秒500個の原子核が壊れてアルフア線、ベータ線やガンマ線等の放射線を出す能力。
A1)セシウム137の半減期は30.1年。これを秒に変換=30.1年x365.24日x24時間x60分x60秒=9.5x10^8秒。1gのセシウム137にはセシウム原子がアボガドロ定数/原子量だけ含まれている=6.02241x10^23/137=4.4x10^21個。依って、1gのセシウム137のベクレル量はlog-e(2)x4.4x10^21/9.5x10^8=3.2x10^12=3.2テラベクレル=3.2兆ベクレル。計算式は[29]参照の事。計算する必要も無かった。3.215TBq(10^12)である。ウィキペディア[30]参照の事。

Q2)1gのセシウム137って大変なベクレル量だけど、重さからすると大した量だとは思えないけど。比較できる具体例は無いか?
A2) ウィキペディアにこんな記述が或る。"チェルノブイリ事故以後のドイツ全土について平均してみると、セシウム137による汚染は、平均で2000-4000Bq/m2となっている。これは1mg/km2に相当し、500gのセシウム137がドイツ全土にばらまかれたことになる。"[30]参照の事。因にドイツは日本より2万平方キロメートル狭い。セシウム137が500gで1607.5テラベクレル。もし1gのセシウム137が体内に取り込まれたのなら500gで500人分。そしてセシウム137、1gが壊れる時に放出されるベータ線、即ち電子が一秒間に3215000000000個放出されるのです。又ベータ線が機関銃の実弾と考えると、判るでしょ、めちゃくちゃ細胞を被弾させていると言う事が。そうすると、細胞がダメージを受けない程度はどの位の重さのセシウム137だったら安心なのかと考えて見るのが自然な流れ。最初から500ベクレル/Kgが安全と決めつけるのは、非常に作為に満ちた手法ではないかと言える。

又[30]のウィキペディアの記述。"現在環境中に存在しているセシウム137などの多くは、1940年代〜1960年代の核実験や核事故で放出された。ただしセシウム134は、半減期の関係で数十年前に放出されたものは殆ど残っていない。1960年代前半に日本人は1日に1Bq以上を摂取していたと推定されている。"1950~60年代の大気圏核実験は壮絶を極めたが、それでも1Bqと言う単位で収まる汚染食品を日本人は1日に"摂取"であったと読み取れる。単純に考えてビキニ環礁の水爆実験の500発分が地球上に撒かれた時の値が500ベクレル/Kgの汚染食料の摂取と考えるのが妥当ではないか。以上の思考検証は500Bq/Kgとは核戦争後に放射能で人が死ぬよりも人が飢え死にしない事を優先した基準と言う記事、東北文教大松田浩平教授のコメント"国の暫定基準値の500Bq/Kgは全面核戦争時の食物の汚染上限"が正しいかどうかの為に行った。[31]参照の事。1ベクレルと500ベクレル。この違いを私達市民はどの様に解釈するのか?これで安全だと言う論拠は何処からくるのか?

さて次に食べ物の汚染が500ベクレル/Kgとはどういうレベルなのか考えてみよう。おっと、そうは行かないよ!もっとシビアに、自分の体の肉に500ベクレル/Kgの放射能が入っていると仮定しよう。だって優に2000ベクレル/Kgを超える野生のイノシシの肉も出て来てるんでしょ?[32]参照の事。可哀想に。自分達が食べる野の食料が放射能で汚れているか汚れていないかなんて峻別できないし。人間も同じ様に食べ物を区別しないで野生の人として500ベクレル/Kg*70Kgの体重*0.3(体の中の肉質の部分が体重の30%とした。投稿者の解釈)=10500ベクレル/1人当たりの放射能を抱えてみれば良い。つまり体の中で毎秒10500個の原子核が壊れているって事。もっと書きたいのですがこれ以上色々調べると頭がパンクしてしまいそうなので、ここで止めておきます。

ここでのポイントは人間の五感 vs. 小さすぎる物;原子、そしてそれが耳かき一杯の重さでも信じられない位大量に原子が在ると言う事。核エネルギーを使うという事はこう言う非常に軽いながら大量な人工の放射性物質を電気エネルギーと引き換えに毎秒毎秒生産していると言う事です。さてもう一度おさらい。中性子が飛び廻らなくなった後の原子炉の燃料棒内のウランペレット(瀬戸物)内での物理現象が、体の中でおこっている事=即ち内部被曝なのです。放射能汚染の強い牛乳を学校で子供達に無理矢理呑ませるのは原子炉での物理現象を体の中に植え付ける様な事をやっているのに等しいのです。更に高放射能汚染地に住むのはまるで原子炉建屋の中に暮らしているよりもひどい状態と聞く。半ば強制的に住まわさせられている子供達が不憫。大人が馬鹿だから子供達は健康に大変なリスクを抱え込まざるを得ない何とも不条理な世の中。これは誰のせいなのでしょうか?自分達の危機管理が出来ない私達市民のせいなのでしょうか?それとも問題を危機と認識しない為ですか?事態を楽観視しているからでしょうか?私にはこの事が群れの中に在る盲目的な精神論の行き着く果ての、遺伝子プールの自己破壊に見えてしまう。

文部科学省(旧科学技術庁を含む)が全国の国立大学主導の放射能汚染の調査の禁止を行っているとしても、いずれ国外から反論しようのない健康被害を予想するデータが提供されるだろう。今この放射能汚染の現実から目を背けて、真実を隠そうとする科学屋達。まだ判らないのか?自分達が信用されなくなって来ている事を。良心的な科学者は自分たちが無能な税金泥棒で無いと、色々社会に対し発言し手持ちの情報を公開して市民の為に仕事をしているとアピールして欲しい。そして横方向に学者同士で連帯して、日本の市民が自らの手で放射能から生き残ろうともがいているのを是非助けて欲しい。そうしない学者は失業させます。そしてTEPCOと言う野獣を野放しにして来た監督官庁は其の責任を取るべき。何故なら今回の様な原子炉の過酷事故対策を全て東京電力に丸投げしていたのじゃないのか?

10. 今 - まず出来る事、その2
(1)海洋のこれ以上の汚染をなんとしてでも食い止める事。除染に金を使うのなら、福島原子力第一発電所から海洋に漏れ出る汚染水を一刻も早く海へ漏れ出ない様遮蔽すべきである。静岡から引き舟で運んで来た1万トン級の長方形のタンカーはどうしたのでしようか?やっぱり汚染水を10万トンクラスのタンカーに移して作業現場の空間線量を減らしてこの地下ダムを作った方が最善なのではないか。まだ人間が現場で作業できる状態なので、今すぐ汚染水の遮蔽工事を実行に移せば、2年後位に工事を終了できるのではないか。それにしても日本は海洋国家ではなかったのですか?海を放射能で過酷に汚して何が海洋国家と言えるのだろうか。

(2)駆け込み出産寺
比較的高い汚染地域にお住まいの御夫婦で、もし奥様が新たに妊娠した事が判った場合に、国が旅費を含めて責任を持って放射能汚染されていない所に設けた保養施設に住まわせて、出産まで面倒見るべきである。

(3)何もしない、除染もしない。瓦礫も移動させない。今出来る事は放射能汚染地区の人々を出来るだけ放射能汚染の少ない地区に永住させる事。エントロピー増大と言う物理の法則が有る。一言で言えば除染しても又汚い所から汚れがそこにやって来ると言う事。例えば1種類の物質は放っておくと他の物質と混じり合い拡散すると言う法則。拡散に係る時間とそのスピードが遅い早いは別にして、原子力発電所に閉じ込められていた放射性物質もこの法則のご多分に漏れなかったと言う事だ(更に言うと原子炉からの放射能漏れを最小にする、即ちエントロピーの増大を抑えるには大変金が懸かると言う事をTEPCOは理解していなかったのである)。チェルノブィリの放射能汚染地帯に比べて放射能汚染が拡散、そして集積する条件が格段に多様な形態で存在する。梅雨、豪雪、台風、季節風、更に真近の山間部、すぐ隣の海岸と太平洋へと。福島、宮城、山形、新潟、栃木、群馬、千葉、埼玉そして東京の地上の形状が全く東ヨーロッパと違っている。前投稿でも指摘して於いた様に、放射能汚染された地域から追われた汚染事故の被害を受けた方々を放射能除染により元の居住場所に戻す様努力する理由は、国と東京電力が被害を受けた方々を他地域に永住させ、不動産に対する補償を行うよりも、遥かに安上がりだからである。例えば1家族の農地と宅地の評価額が2千万円だとすると、百家族で20億円。何十万の家族の農地と漁業権、宅地の評価額だとしたら何10兆円もの出費。これが嫌で除染と言う格好で利権に群がる連中に金をバラまく一方、避難していた広範囲の地域の市民を居住区に帰して彼らの遺伝子を将来に渡り傷つけさせる事を強要する。現状の放射能レベルは安全ですと洗脳された上に遺伝子を傷つけられて居住していた家に戻って元の生活をする事により、帰還者の方々が又将来に渡り差別の悪循環に陥って行ってしまう事が予見される。

(4)徹底的な放射能汚染の除染を行うよりも、放射線管理区域から外に市民を移住させ尚かつ食品への徹底的な放射能汚染の選別(或はランク付け)をやった方が日本国の遺伝子プールを守ると言う観点からすると遥かに効果的。何故これが出来ないのか?後悔しますよ今やらないと。

(5)国政レベルで国難の優先順位を付けて問題解決。国会でTPPと言う議論を行って国民の関心を外へ向けていたのを目の当たりにして、国会は優先順位を付けて物事を処理実行する考え方が全く備わっていないと判明できる。遡り法なんて手法知らんだろうしな。何が今優先度が最も高く、一番大事な事か判ってるのか?失業させます。

(6)食の製造現場の声が聞きたい。どれ位食べ物がキレイなのか、其れとも汚染しているのかが知りたい。市民にとって何か手伝える事がないか?放射能汚染の少ない食品を生産する方々を応援したい。

(7)漁業を生業とする、1970年代より原子力発電所の反対を訴えて来た人々の声が聞きたい。でもこちらから出向かないといけないですね。

(8)無理かもしれないが、原子力を推進する人々と原子力に反対する人々と建設的な対話を始める時ではないか?又都会に住む市民と原子力エネルギーと言う物で差別され、又放射能で更に差別されている放射能汚染地域に住む農業や漁業を営む市民とコミュニケーションを始めるべきである。

(9)8章で述べたが、何か物事を言葉でラベル化すると其の時点で頭の中で思考の回路が停まってしまい建設的、創造的な思考ができなくなる。例えば、"反原発"と言う言葉を用いた時点で、話が進まなくなってしまう。同じ事が"安全神話"を使用した場合にも言えるのだ。この様に言葉を用いず、現実が言葉よりも先に在る事に気がつけば、例えば原子力エネルギーのリスクとかコストとかを原子力を推進する科学者と原子力に反対する科学者の間で真剣に未来の子供達の為に議論ができるのではと思う。この辺は原発先進国のドイツを見習いたい。彼らは頭が柔らかいですね。私には彼らが言葉で説明出来き得ない過酷な事でも起こる事は起こると1986年の経験から心の中では判っているのではと勝手に解釈している。

(10)他国には原子力に対する安全神話があるのだろうか?調べて見る価値はある。

(11)現実を心をマッサラにして見る事ができない人々とどの様に連帯して行くかの方策を考えるべき時。

私達は日本の歴史の中で最も大きな曲がり角に立っている。そしてこれから生ずる困難を1つ1つ解決しなければならないと言う覚悟が必要だと思う。それこそ死に物狂いで今の日本の世の中を改善しなければ。我々の子供達の為に彼らに少しでもましな日本が引き継げる様になって欲しいが故。

11.今回の投稿の最後に
私は顔の無い人間ではありません。"kc.planaria@gmail.com"が小生のemailアドレスです。色々と思う事が有りこの9月よりそれをメモに書き留めてながら整理した事を"日本の市民の皆様へ"と表題し11月4日、阿修羅様に投稿させて頂きました。何しろ一介の会社員の為、自分のウェブもありませんので最初の投稿レポートを何処かのウェブに載せる方法が何かないだろうかと困って居りました所、或るとても親切なウェブの管理人様より、阿修羅に投稿してはと勧められまして前回と今回の2回の投稿に至った訳です。と言う事で、阿修羅様と前出の管理人様にここに感謝致します。

今回の3.11放射能汚染事故を通して日本の中の出来事を眺めてみ、大きく眼を開いて物事を見ようとしない人々が多すぎるのに驚かされました。何回でも言います。頭の中に既に刷り込まれている思考パターンを用い、又頭の中の数字や測定値を判断材料とし、眼の前の出来事を知覚する前に条件反射的に答えを出してしまう習慣を捨て去って下さい。心をまっさらにして、眼の前の出来事を観て下さい。そうすれば世の中で何が本当に起こっているのが判ると思います。そしてためらわず人間の中に有る生存本能の覚醒させて下さい。

そろそろこの長文の筆を置く時ですね。今回の放射能汚染の大局図を眺めて見たいと思う原動力が私を突き動かしています。過去から現在に到るまでの点と点をつなげて線できれば面を描いて行こうと言う気持ちでしょうか。小生の視野が足らない所も有り色々な考え方が統合出来ていないかも知れません。別の見方も有るかもしれません。言い足らなかった処は御容赦下さい。又本文で言及した方々に対する配慮が至りませんでしたら、此処でお詫び申し上げます。

最後に。今の日本の市民の置かれている、見えない、匂わない、感じない放射能汚染した街に住む立場を大局から見ると、グリム童話に載っている"ハーメルンの笛吹男"の事を想像させてしまうのだ。[33]参照の事。1284年ドイツのハーメルンと言う村は異常に繁殖するネズミに悩まされていた。1人の男がネズミを駆除すると住人に申し込んで来た。勿論報酬を約束した住人は彼にネズミの駆除を御願いした。彼は笛を吹きながらネズミを暗示にかけ川まで誘き出し、1匹残らず集団入水自殺させてしまった。この話に例えると今のこの日本で、笛を吹く者は誰だろうか?日本と言う国の原子力神殿に棲む特権階級である。ではネズミは一体誰なのか?皆さんお判りですよね?笛を吹きながら、安心安全と人々の心に取り入り無差別的に人々の遺伝子を傷つけさせている勢力。彼らの暗示から脱して川へ向かう群れから?少し変わっていると呼ばれようとも - 飛び出し、皆を正気に戻さなければ我々市民は集団自殺させられる様な、国によって棄民化される(殺されると言っても過言ではない)運命に陥る。この降りかかって来る人災を市民の力を合わせて振りのけなければ。

ご存知ですよね?"ハーメルンの笛吹男"にはオチが有るんです。ハーメルンの住民が笛吹男に報酬を出さなかった為に今度は住民の宝である子供達を笛で誘い出して村から永遠にさらって行ってしまったんです。放射能の高汚染地区から避難する金は誰も出し惜しんではいけません。

[追記]
本稿は2011年の末に投稿予定でしたが、最終チェックの時間が割けずに今頃の投稿となりました。この間色々と思う事在り、以下2点追記させて頂きます。
*どうして所謂知識人は今回の放射能汚染事故に対して萎縮しているのでしょうか?原子力エネルギーの賛成反対問わずもっと社会に対し発言すべき義務があると思います。そして市民の皆さんもこの問題に対して思考停止に陥らずに、心の眼を開けば科学者よりも物事を大局的に見る事が出来るのに気が付くべきです。
*誰か私の意見が間違っている事を証明して頂けますか?そうすればこの気持ちが穏やかになるのですが。

参考文献等
[1] "日本の市民の皆様へ",阿修羅のウェブより
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/185.html
[2] "電力会社の誕生"、東京電燈
探検コムのウェブサイトより。
http://www.tanken.com/tokyodento.html
[3] "鶴見騒擾事件" ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B6%B4%E8%A6%8B%E9%A8%92%E6%93%BE%E4%BA%8B%E4%BB%B6
[4] "電力に生涯を捧げた男 松永安左エ門 - その生涯と業績 -"より。藤村哲夫
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/3860/biografias/yasuzaemon.html
"電力に生涯を捧げた男 松永安左エ門 (2)"
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/3860/biografias/yasuzaemon2.html
[5] "第1回 「松永安左エ門――官に抗し9電力体制を築いた男(1)」",杉田望及び(2),(3),(4) J-Net 21 中小企業ビジネス支援サイトより
http://j-net21.smrj.go.jp/establish/column/20050111.html
[6] "新日本紀行" ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%B4%80%E8%A1%8C
[7] Youtubeより、NHK新日本紀行〜主題歌オリジナル バージョン
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=2LePkGZ4hvM
[8] Youtubeより、新日本紀行 BGM用
http://www.youtube.com/watch?v=8laXG4wt-3Y
個人的にはこちらのノイズが入っている方が気に入っています。
[9] "「原発反対」の立看板が立つ女川原発ー東日本大震災の歴史的位置"
"東京の「現在」から「歴史」=「過去」を読み解くーPast and Present"より
http://tokyopastpresent.wordpress.com/2011/06/09/%E3%80%8C%E5%8E%9F%E7%99%BA%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E3%80%8D%E3%81%AE%E7%AB%8B%E7%9C%8B%E6%9D%BF%E3%81%8C%E7%AB%8B%E3%81%A4%E5%A5%B3%E5%B7%9D%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%83%BC%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7/
及び"‘女川原発’ カテゴリーのアーカイ
ブ"http://tokyopastpresent.wordpress.com/category/%E9%9C%87%E7%81%BD/%E5%8E%9F%E7%99%BA/%E5%A5%B3%E5%B7%9D%E5%8E%9F%E7%99%BA/
[10] 東京に原発をと言った三人 4月15日 "原発日記" 老人はゆくより資料が手元に無い為、孫引きさせて頂きました。
http://haikairou.blog22.fc2.com/blog-entry-141.html
[11] 中日新聞12月13日社説。
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2011121302000015.html
[12] "反原発の記事 中傷 エネ庁への報告 詳細判明"、東京新聞より時間が経ち、元のリンクが削除されてたので以下参照。
http://sekaitabi.com/tokyonp.html
[13] IEEE Spectrumのウェブサイトより
http://spectrum.ieee.org/static/fukushima-and-the-future-of-nuclear-power
[14] "24 Hours at Fukushima" by Eliza Strickland, IEEE Spectrumより
http://spectrum.ieee.org/energy/nuclear/24-hours-at-fukushima/0
[15] (株)エアフォートサービス ウェブページ
www.yamazaki-k.co.jp/airphoto/
[16] 高解像写真の在るCryptomeウェブサイトより
http://cryptome.org/eyeball/daiichi-npp/daiichi-photos.htm
彼らのホームページには日本国内でお目にかかれない写真が満載している。
[17] Cryptomeのその他の写真
http://cryptome.org/eyeball/
[18] 雑誌"Discover"のウェブサイト
http://discovermagazine.com/
[19] "国土を守り国民とともに生きる5項目提案”、東京大学児玉教授
http://www.cas.go.jp/jp/genpatsujiko/info/twg/dai4/siryou1.pdf
[20] "ソクラテス"、ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%86%E3%82%B9
[21] "「科学的」めぐり、議論白熱=チェルノブイリ事故の影響で−低線量被ばくの作業部会"、時事通信社のウェブサイトより。
www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2011111501047
時事通信社のウェブサイトより削除された場合はこちらを参照。
"低線量被曝のリスク管理の政府の作業部会で、チェルノブイリ事故の科学的影響をめぐり、議論が白熱"
http://ameblo.jp/atom-tokyo/entry-11080825573.html
[22] "【注目記事】 実は存在していた「低線量被曝データ」(週刊SPA!)"
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/dab868abc7592d8b89f2cc974ee47a18
[23] "Japan Split on Hope for Vast Radiation Cleanup," The New York
Timesよりhttp://www.nytimes.com/2011/12/07/world/asia/japans-huge-
nuclear-cleanup-makes-returning-home-a-goal.html?pagewanted=all
[24] “核分裂生成物“ weblio辞書より
http://www.weblio.jp/content/%E6%A0%B8%E5%88%86%E8%A3%82%E7%94%9F%E6%88%90%E7%89%A9
[25] "放射線"、ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A
[26] "アルファ粒子"、ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E7%B2%92%E5%AD%90
[27] "ベータ粒子"、ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%BF%E7%B2%92%E5%AD%90
[28] "ガンマ線"、ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%9E%E7%B7%9A
[29] "ベクレル"、ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/ベクレル
[30] "セシウム137"、ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%A0137
[31] "国の暫定基準値の500Bq/Kgは全面核戦争時の食物の汚染上限"、東北文教大学松田浩平教授
http://ex-skf-jp.blogspot.com/2011/09/500bqkg.html
[32] "【汚染】宮城県 イノシシからセシウム2200ベクレル検出"、セーブ
チャイルドのウェブサイトより。
http://savechild.net/archives/7405.html
[33]"ハーメルンの笛吹き男"、ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%AC%9B%E5%90%B9%E3%81%8D%E7%94%B7
==
追記: それから投稿その1で良心的な官僚の方々に横に繋がって市民を助けて欲しいと申し上げましたが、嬉しい限りです。でも元官僚の方々なのでちょっと話が違いますが。主権在官僚を変えない限り日本は良くならないと思います。
* "橋下市長支える元官僚5人組 「大阪から国を変革」" 編集委員 堀田昇
吾、1月3日、日本経済新聞ウェブより
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819A91E0EAE2E09C8DE1E2E3E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2

http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/140.html

記事 [政治・選挙・NHK248] ばくちと災害対策を同時に議論とは/政界地獄耳(日刊スポーツ)
ばくちと災害対策を同時に議論とは/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201807210000263.html
2018年7月21日9時41分 日刊スポーツ


 ★結局与党は今まで許されなかったばくちを中身はこれからだがやらせて欲しいと、国民の反対を押し切って進めたということになる。16年12月13日の参院内閣委員会で自由党共同代表・山本太郎は「私たちを食べさせてくれてるのは、国を回せているのは税金ですよ。誰の声を聴いて政治をやるんですか。国民の中にカジノ・賭場を開いてくれって声、どれぐらいありました?」と問うても政府から明確な回答はない。国交相・石井啓一の答弁はそっけなく「私としては山本議員の要請に、真摯(しんし)に対応してきた」と繰り返した。

 ★「誰の声を聴いて政治をやるのか」に応えられない閣僚を初めて見た。ましてギャンブル依存症への懸念も大きい。山本は続ける。反対派の医師は「推進派はギャンブル依存症が本人の人生ばかりか家庭をも破壊してしまうほど深刻な病であることを理解していない。そもそも医療で最も重要な課題の1つとなっているのは病気を予防することである。人々が病気にならない政策を実行するのが国をはじめとする行政機関のすべきことであり、我々専門家の仕事である。この法案に賛成する皆さんにお聞きしたい。依存症を作り出さない最大の予防策とは何でしょうか」と問い、「何の必要性があって今国会でカジノを通す必要があるんだ。国会の要請ではなく官邸の命令じゃないか」と指摘した。

 ★19日にも山本は同委員会でカジノ法と災害対策でもそっけない対応をする石井にいら立ちを見せた。党の手柄や内閣の手柄を優先し打ち出したい石井の薄っぺらな対応に対して山本の怒りは「本気を出して欲しい」。ばくちと災害対策を同時に議論し、両方に応える石井の答弁は議会史に残る“滑稽な様子”と記しておきたい。(K)※敬称略





























http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/141.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 日本では古くから賭博を禁止 悪をばらまく経済成長は不要 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ)
 


日本では古くから賭博を禁止 悪をばらまく経済成長は不要 日本外交と政治の正体
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233726
2018年7月21日 日刊ゲンダイ

 
 昨年2月の訪米でガッチリ握手(C)AP

 政府・与党はカジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案を今国会で成立させようと必死だ。

 しかし、どこまで正当化されるのだろうか。歴史をひもとくと、日本では古くから、賭博は社会に悪影響を与えるとして禁止されてきた。「日本史年表」には、持統天皇時代の689年に「双六を禁ず」とあり、徳川幕府も賭博禁止令を出した。そして、今は刑法に賭博を行った者への罰則規定がある。

 賭博は社会に悪を広げる。カジノへの依存症対策をすれば、悪が駆逐されるというものではない。朝日新聞が実施した全国世論調査では、「カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案を今国会で成立させるべきか」を尋ねたところ、「必要はない」が76%だった。経済政策の目標は、国民の生活環境を豊かにすることだ。それを測る指数として、経済成長がある。経済成長が最終目的ではない。国民の生活環境を悪くする経済成長は目指すべきものではない。

 カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案の推進者は誰なのか。それは日本の観光業者ではない。米国などのカジノ業者だ。トランプ大統領はカジノ事業を手掛け、かつ、有力なトランプ支持者はカジノ事業者である。一部報道によると、昨年2月、安倍総理がトランプ大統領と初の首脳会談を行った日の朝食会に、ラスベガス・サンズの会長やMGMリゾーツの会長ら米国カジノ企業のトップ3人が出席。そのうちの1人はトランプ大統領の最大の支援者であり、安倍総理はその場で「カジノ推進の法律をつくった」と紹介したという。

 外国のカジノ企業は、日本の各層に対して献金しているといわれ、カジノ推進法の提案者がカジノ企業から事実上の献金を受け取っていた、との週刊誌報道もあった。

 この法案は公明党が推進役を担っているが、先の世論調査では、公明党支持層の7割余りが「必要はない」と回答している。公明党議員の意識は、どんどん支持層と乖離してきている。

 今の日本は持統天皇の時代、徳川幕府の頃より悪くなっているのではないか。そして、その理由が外国企業を儲けさせるため、なのである。



孫崎享 外交評論家
1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。































http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/142.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 議員でありながら言いたいことが言えない自民党!  
議員でありながら言いたいことが言えない自民党!
http://85280384.at.webry.info/201807/article_151.html
2018/07/21 01:05 半歩前へ

▼議員でありながら言いたいことが言えない自民党!

 なぜ、正論を吐いた船田元が処分されなければならないのか?

 安倍晋三率いる自民党は議員定数の削減で野党と合意した。それを反古にして6人も増員。人口が減る中、増員する理由が見当たらない。

 船田元は間違ったことを言っていない。安倍晋三になって自民党はますます独裁を強め、異論を一切認めない。議員でありながら言いたいことが言えない自民党。

 今回の措置は「党に逆らうとこの目に遭う」との見せしめの意味があるのではないか?











自民 船田氏を戒告処分 参院定数改正案の採決に「棄権」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180719/k10011540301000.html
2018年7月19日 18時15分 NHK

参議院選挙の1票の格差を是正するため、定数を6増やすなどとした改正公職選挙法の衆議院本会議での採決を棄権した自民党の船田元衆議院議員総会長について、二階幹事長は「党の方針に反した」として、戒告の処分にしました。

自民党の船田元衆議院議員総会長は、参議院選挙の1票の格差を是正するため、定数を6増やすなどとした改正公職選挙法について「定数増は避けるべきだ」などとして、18日に行われた衆議院本会議での採決を棄権しました。

これについて、党内で対応を検討した結果、二階幹事長は「党の方針に反した」として、戒告の処分にすることを決め、19日午後、船田氏に通知しました。





























http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/143.html

記事 [政治・選挙・NHK248] <カジノ法案付帯決議>野党足並み、再び乱れ 国民が賛成に  (毎日)   :  国民民主党が 土壇場で IR法を容認に
             IR法案付帯決議を読み上げる国民民主党議員と、それを非難する他の野党議員 (森裕子)
  
  
  
   
[私のコメント]
   
    
     
■ <カジノ法案付帯決議> 野党足並み、再び乱れ  国民民主が土壇場でIR法を容認に
 
  
> カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案の付帯決議を巡り、野党側の足並みは再び乱れた。

>自民、公明、国民民主、日本維新の会の4党は19日の参院内閣委員会でIR法案の付帯決議を共同提出し、賛成多数で採択された。

> 他の野党議員が決議を朗読する国民の矢田稚子氏に「なぜそんなものを読むのか」とヤジを飛ばし、矢田氏が涙ぐむ場面もあった
。国民は法案自体には反対しており、矢田氏は「野党が一丸で『法案は駄目』と言ってきたが、最後の出口で分かれてしまった」と記者団に語った。
   
  
   
以上の通り、IR法案に国民民主党は反対したものの結局最後はIR法案に付帯決議を付けることに賛成。
  
つまり国民民主党は、付帯決議込みのIR法を容認したわけです。

他の野党議員は決議を朗読する国民民主党議員に「なぜそんなものを読むのか」とヤジを飛ばしたが後の祭り。
  
IR法付帯決議は、自民、公明、国民民主、日本維新の会の4党が賛成し、可決となりました。
  
このように、IR法を巡って野党はバラバラな対応となってしまった。
  
立憲民主党は何をやっているのでしょうか?
野党すらまとめられない、無能な立憲民主党に日本の国政がまとめられるわけもありません。
  
   
    
[記事本文]
   
   
(毎日新聞)
  
  
 立憲民主党など野党6党派は19日、政治資金パーティーの収入を過少申告した疑いが報道された古屋圭司衆院議院運営委員長(自民)の解任決議案を衆院に提出するなど、強硬姿勢をとる与党への抵抗を続けた。森友・加計学園問題など安倍政権の不祥事を受け、20日に野党党首会談を開いて内閣不信任決議案を共同提出する方針。ただ、カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案の付帯決議を巡り、野党側の足並みは再び乱れた。

 野党側は18日には古屋氏の解任決議案提出を見送ったが、「疑惑が払拭(ふっしょく)される見込みが立たない」とみて提出。立憲の辻元清美国対委員長は19日、「『調査中』で逃げ切れるという姿勢では責任を果たせない」と古屋氏を批判。決議案はその後の本会議で否決された。

 IR法案に反対する野党6党派は、石井啓一国土交通相の不信任決議案も衆院に提出。だが衆院議院運営委員会は「6月に一度否決済みだ」として本会議採決を見送った。

 一方、自民、公明、国民民主、日本維新の会の4党は19日の参院内閣委員会でIR法案の付帯決議を共同提出し、賛成多数で採択された。他の野党議員が決議を朗読する国民の矢田稚子氏に「なぜそんなものを読むのか」とヤジを飛ばし、矢田氏が涙ぐむ場面もあった。国民は法案自体には反対しており、矢田氏は「野党が一丸で『法案は駄目』と言ってきたが、最後の出口で分かれてしまった」と記者団に語った。
  
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180719-00000109-mai-pol
   
  

http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/144.html

記事 [政治・選挙・NHK248] IR法は亡国の一里塚だ。(日々雑感(My impressions daily))
https://okita2212.blogspot.com/2018/07/ir_21.html
7月 21, 2018

<カジノを中核とする統合型リゾート(IR)実施法が成立した。

 ギャンブル依存症患者の家族や支援団体からは「回復困難な病気」とカジノ解禁に伴う依存症患者の増加などを懸念する声が上がる。

 「同じ苦しみを受ける人が増えるだけでは」。神奈川県に住む60代の女性は、30代の息子が19歳だった頃、異変に気付いた。居間の引き出しに入れた5万円を発端に自宅で現金が消えていく。問いただしても息子は盗んだと認めない。車の免許取得費用などを口実に金をせびられ、100万円以上を手渡した。

 ある時、息子の指先が黒く変色しているのが目に留まった。スロット機に入れるメダルの汚れだった。依存症と分かってからは治療方針をめぐり夫婦げんかが絶えなくなった。大学を中退して自宅を出た息子は自助グループに加わるなどしたものの、10年以上たっても再発を繰り返している。

 借金をして生活保護を受けたこともあったが、現在の暮らしぶりは詳しく知らないという。「自分の息子だけど、怖い。素直ないい子だったのに」
 ギャンブル依存症患者や家族の支援に携わるNPO法人「ホープヒル」(横浜市)代表の町田政明さん(65)は「依存症は人格が変わり、本人だけでなく周りも苦しめる。政治家も本当の怖さを知らない」と話す。

 日本人客に対しては、カジノへの週3回までの入場制限や6000円の入場料徴収などの抑止策を打ち出しているが、「依存症になるのは回数や量の問題ではない」と効果に疑問を呈する。

 ホープヒルの利用者の中には、ギャンブルにのめり込んだ揚げ句、強盗事件を起こし逮捕された経験を持つ人もいる。政府は経済効果に期待を寄せるが、町田さんは「裁判や治療のコストなども含めると、社会的損失があまりにも大きい。カジノ周辺の治安も悪化するだろう」と危ぶむ。

 「国全体が経済優先に向かう中で、ギャンブルはその最たるもの。お金をもうけることは必ずしも国民の幸せにはつながらない」と訴えた>(以上「時事通信」より引用)


 カジノには反対してきた。それは決して国民を幸せにしない「博奕」だからだ。日本では「博奕」は「勤勉」に対峙する概念として忌み嫌われていた。

 「勤勉」は徳目の一つだが、博奕が徳目の一つとしてとして挙げられたことは日本の歴史の中では決してない。江戸時代、博徒は無宿人として捕縛の対象だった。

 安倍氏は「国民の命と財産を守る」と何度も繰り返している。しかし彼が直截の脅威として上げる北朝鮮の軍事力で今のところ日本国民は誰一人として「命と財産」を奪われていない。しかし国土強靭化を訴えた国土が自然災害により破壊され、結果として多くの日本国民が「命と財産」を毎年のように奪われている。

 そしてカジノでも日本国民の「命と財産」が奪われようとしている。安倍自公政権がやっている治世は日本国民の「命と財産」を奪うことでしかないのか。

 少しばかり抽象的になるが、安倍自公政権下でマスメディアはバブル景気以来の好景気だ、と煽りに煽っているが、国民は民主党政権下よりも貧困化している。労働所得は平均で15万円も減少している。そして少子化対策は一向に実を結ばず、ついに団塊の世代当時は250万人もいた年間新生児数が100万人を切った。

 安倍氏は「政治は結果責任だ」と民主党政権を批判してきたが、そっくり安倍自公政権の五年半にお返ししよう。政治は結果責任だ、結果が出せない政権がいつまでも居座って、恥ずかしくないのだろうか。昔の日本人なら「世間様に顔向けできない」といってサッサと隠居したものだ。

 また安倍氏は「日本を取り戻す」とも言った。誰から日本を取り戻すのか知らないが、彼が取り戻そうとしている日本はGHQ支配下の日本ではないのか。日本人の誇りも何もかも失った当時の無様な「日本」を安倍氏は取り戻そうとしているのではないか。

 博奕狂いを日本中に蔓延させて、「勤勉」を鼻で笑う博奕まがいを増殖させて、何が日本を取り戻す、だ。安倍氏と自公政権により、日本は徹底的に破壊された。右翼を装い改革を叫びつつ、米国の属国化へ加速している。

 大勢の博奕好きな外国人を日本に呼び込んで経済成長だ、などと能天気なことをほざく安倍氏は経済のことなど何も解ってはいない。カジノの胴元にラスベガスのカジノマフィアがなるべく食指を動かしているという。それを手引きしたのはトランプ氏と安倍氏の密約だともいわれている。

 安倍氏は売国奴だ。日本を丸ごと米国の1%に売り渡そうとしている。日本を取り戻すどころか、年端も行かぬ小学低学年から英会話を教える、という。実際に教えているようだが、ゆくゆくは日本の公用語を英語にするつもりなのだろうか。

 普通の高校生の会話に聞き耳を立ててみると良い。少ない語彙と感嘆符付きの叫び以外、論理的な対話など殆どない。そして極端な「ら」抜き言葉だ。美しい日本語は若者世代で確実に失われつつある。そこに危機感を覚えない政治家や教育者とは一体何だろうか。

 IR法を審議する暇があったら、ポスターに大書した「日本を取り戻す」を実践する方策を話し合うべきではないか。「国民の生命と財産」を守ると何度も繰り返す言葉の消えぬ間に、毎年のように国民が災害により「命と財産」を失っている。それもハザードマップで予見された災害で、だ。つまり政治の貧困が招いた災害で、だ。

 IR法に賛成した政治家諸君に問いたい。公営ギャンブルで幸せな家庭を築いた人が何%いるのか。その反対に、公営ギャンブルに手を出して人生を棒に振ったギャンブル依存症は何人いるのか。

 ギャンブルやりたさに犯罪に手を染めた人が犯罪者の何%いるのか。公営ギャンブル場で「家族に笑顔で送られて来ましたか」とアンケートをしたことがあったのなら、その結果を知らせて頂きたい。国民を不幸にし、家庭を破壊するギャンブルをこれ以上日本中に増やしてどうするのか。もっとマトモな経済成長策を考えたらどうなのか。



http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/145.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 「私利私欲」「利権政治」の徒である安倍晋三首相の政治行動は、極めて醜い。「美しい日本」のカケラもない(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/3185848f6233d9001515cea8feaa8b39
2018年07月21日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 南洲翁こと西郷隆盛が荘内旧藩主・家臣に語った「遺訓」の1つ「三五 人を籠絡して陰に事を謀る者は、好し其の事を成し得るとも、慧眼より之れを見れば、醜状著るしきぞ。人に推すに公平至誠を以てせよ。公平ならざれば英雄の心は決して攬られぬもの也」―通常国会の事実上の最終日(7月20日)に、日本政治の劣化を痛感するとともに、ご遺訓が思い起こされた。安倍晋三首相の言動は、文字通り「人を籠絡して陰に事を謀る者」のそれであり、「慧眼より之れを見れば、醜状著るしきぞ」に当たる。世界恒久の平和と繁栄を実現しようと齢95歳のキッシンジャー博士が、安倍晋三首相を「バランスの破壊者、最悪の男」と口を極めて批判し、嫌っているのが、よく分かる。「私利私欲」「利権政治」の徒である安倍晋三首相の政治行動は、極めて醜い。「美しい日本」のカケラもない。理想の現実化を目指すキッシンジャー博士の詰めでも垢でも煎じて飲むがよい。日本国憲法改正論議が、「森友、加計問題追及」でまったく進まなかったのが、唯一の救いである。



http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/146.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 毒饅頭の威力<本澤二郎の「日本の風景」(3041)<西日本大災害放置、カジノ猛進のあっぱれ石井国交相>
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52219055.html
2018年07月21日 「ジャーナリスト同盟」通信

<西日本大災害放置、カジノ猛進のあっぱれ石井国交相>
 太田ショウコウは、特定秘密から自衛隊参戦法、そして共謀罪の強行に突進して、安倍晋三に凱歌を上げさせたが、太田の側近、石井国交相も、西日本豪雨大災害をよそに、日本ギャンブル天国のためのカジノ法案を成立させ、同じく安倍を感動させた。傍から眺めていると、毒饅頭効果を、強く印象付けている。暴政の元凶は毒饅頭か。池田大作氏が説いた大衆・庶民の視点が皆無だ。


<池田裏切りは、太田ショウコウだけでなかった!>
 いまも勘違いしている右翼なのか左翼なのかわからないが、一連の暴政は、自民党・日本会議の腐敗だけではない。安倍ががんばっても、暴政は起きない。公明党創価学会の御利益で3分の2議席を確保、同時に彼らが全面的に安倍支援して、初めて実現したものだ。
 安倍・日本会議や神道の氏子集団が結束しても、特定秘密を強行できない。おわかりか、公明党が全面協力して初めて実現できた。公明党と一体である創価学会の支持で、暴政は具体化したものだ。

 創価学会と公明党をコントロールしてきた池田大作氏が、高齢と健康に災いした中での、裏切り人が権力の頂点である安倍と深く結びついて、一連の戦争法制と、今回の参院定数6増・カジノ法を決着させたものである。池田裏切り集団の成果なのだ。

 安倍晋三ごときアンちゃんに五体をささげた太田ショウコウ、そして石井、さらには山口那津男以下の公明党執行部の間に何があったのか。政界関係者は、臆することなく毒饅頭だと指摘する。
 「彼らは学会婦人部に知られないように、皆秘密の口座を持っている」とうがった指摘をしている。そうかもしれない。特に太田の金庫に注目すると、毒饅頭の中身が見えてくるかもしれない、と事情通は語っている。

<公明・山口執行部に新たな毒饅頭か>
 公明党の役員任期を知らないが、安倍が三選すると、安倍には、その先に改憲発議と憲法改悪国民投票が待ち構えているので、山口体制を存続させる必要が出てくる。
 公明党の内規いかんにかかわらず、太田と山口はこれまで通りの地位を確保させることになろう。異分子、特に池田氏の薫陶を受けた真面目な議員の執行部入りを阻止することになろう。
 あらゆる場面で、毒饅頭効果が出ることになる。それがいとも簡単にできる点が、宗教カルト組織の強みともなる。
 官邸からの毒饅頭が、新たに投入される、と事情通は睨んでいる。日本の政治は、カネの流れを掴まないと、外から見えてこない。

<自民との共闘で2019年選挙は楽勝?>
 「安倍右翼を抑止する」と偽りの宣伝をすることで、内外の識者をまんまと騙してきた太田と山口であるが、その成果が2019年の、12年に一度の「選挙の年」に出てくるという。

 「自民党との連携で統一地方選と続く参院選は楽勝」と捕らぬ狸の皮算用をしているのかもしれない。

 一方で、不気味な風評も飛んでいる。これは安倍内閣参与の飯島が指摘していることであるが、それは政教分離問題である。野党が本気で追及すると、信濃町は瓦解する運命にある。

 小沢一郎は信濃町の奥にも手が届く数少ない人物だ。彼が小泉純一郎と反核で提携した。都知事の小池が連携するのかどうか。福田康夫や細川護熙も、この輪に参画する可能性も出てきている。

 安倍・国家主義・国粋主義の復活に対して、ワシントン・モスクワ・ベルリン・パリ・ロンドン・北京・ソウル・平壌も注視している。安倍・自公の平和憲法破壊工作は、世界を相手にすることでもある。この壁を自公のカルト宗教で押し切れるのかどうか。

<太田も石井も反省なし、大災害はまた繰り返す>
 足元を見れば、今回の西日本大災害は、国交省の怠慢・人災である。安倍の大軍拡予算にひれ伏してしまった結果の人災である。広島・岡山・愛媛の大災害は、想定されていたものである。
 この5年間、防災対策は何もしてこなかった、そのツケでもある。太田と石井が、安倍の暴政に追随して、肝心の足元をほったらかしてきたための大災害である。
 そもそも日本は、常に災害と共にある地形。無用な軍拡をする余地はない。しかし、国土の強靭化は口先ばかりで、実態が共わなかった。太田も石井も猛省してしかるべきだが、国民はそれを聞いていない。
 どうやら二人とも反省していない。反省のないところでは、また繰り返すことになる。

<「池田先生は裏切り者を許さない」と戦争遺児>
 何度でも繰り返すが、それは太田ショウコウという池田裏切者を教えてくれたのは、木更津の戦争遺児である。とても熱心な信仰者で、珍しく公明新聞も購読していた。道路わきの塀には、大きな公明党宣伝の看板がかかっていた。
 2013年12月のことだから、もう4年も前である。彼女は公然と太田裏切りを口にした。おそらく彼女が信濃町グループの最初の太田断罪を叫んだ人物と言えるかもしれない。
 理由は戦争遺児にある。父親の顔を知らないで生きることの辛さ、厳しさを第三者は理解できない。そこからの平和主義はいい加減なものではない。本物の平和主義者なのだ。

<本物の池田氏弟子は毒饅頭・レイプ文化を許さない>
 ゆえに太田ショウコウの正体を見事に暴いたのだ。いま彼女の叫びが信濃町の婦人部の心を揺さぶっている。この一点で、彼女は池田氏の本物の弟子であることを証明した。
 当時、門外漢である筆者は気付かなかったが、一連の安倍暴政に連動した太田ショウコウから、彼女の鋭い指摘に納得、現在は深く敬意を表している。そんな彼女を地獄に突き落としたやくざレイプ犯の浜名と、共犯者の吉田フミエを許せない。それこそ地獄の底まで追及して、極刑に追い込まねばなるまい。
 このことは、日本のレイプ文化を追放するという重大な任務を帯びている点である。やくざを追放する日本女性へと、女の人権意識を高めないと、この国は常に暴政に壟断される宿命を帯びている。このことについての認識が、日本人の識者にはまるで欠落している。
 女性が安心して暮らせる日本、男女平等の日本になることが、政治の民主化と暴政阻止の原動力なのである。

<「歴史に向き合えない日本沈没は確実」と隣人>
 今回の広島の惨状に絡めてか、隣国の信仰者から「日本はいずれ太平洋に沈没するだろう。歴史に背いた報いが原爆投下、それでも歴史と向き合おうとしない日本。これでは神も救済できない」というメッセージだ。
 宗教に向き合えない筆者だが、それでも神の啓示として聞くべきか。

2018年7月21日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)




http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/147.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 枝野が不信任演説で最後の抵抗+安倍自民やりたい放題の最悪の国会も、野党共闘はビミョ〜な状態?(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/27421928/
2018年 07月 21日

 昨日20日、参院本会議でカジノIR法案が成立し、第198回の通常国会が実質的に閉幕した。(・・)

 自民党の二階幹事長が、会期末を迎えたことを踏まえ、「本来、建設的であるべき国会運営に対して難しい問題が次々とあった」ものの、「最重要法案はすべて成立することになった」と成果を強調していたのだけど。(産経7.21より)
<政府が提出した65本の法案のうち、90%余りにあたる60本が成立したんだから、上出来じゃん?(>_<)>

 結局、トンデモない参院6増法案、カジノ法案、高プロつきの働き方改悪法案などを全て通されることに。(あと18歳成年の民法改正も問題ありかも。)
 しかし、財務省の文書改ざんや隠蔽工作、佐川前理財局長や柳瀬元秘書官などの虚偽答弁が明らかになったにもかかわらず、安倍首相や麻生財務大臣はモリカケ問題の責任をきちんと追及することができないまま終わってしまった。 _(。。)_

 野党6党派は、最後の抵抗として、安倍内閣の不信任案を提出。立民党の枝野代表が、同案提出の理由に関して、2時間43分に及ぶ演説を行なった。(・o・)

『衆院では、記録が残る1972年以降で最長の演説となった。
 衆院のこれまでの最長は、立憲の西村智奈美氏が今年5月に加藤勝信厚生労働相不信任決議案の趣旨弁明を行った際の2時間6分で、枝野氏はこれを37分上回った。参院では2004年に自由党の森裕子氏が3時間1分の演説を行っている。(時事通信18年7月20日』

<枝野氏らは西日本の豪雨災害のことを考え、最後まで不信任案提出を迷ったらしい。(民主党政権の時、東日本大震災の復興がまだ大変だったのに、野党の自民党にやられて立腹した&被災者も呆れていたのがわかっているので尚更。)それもあって、本当はもっと長く演説して、深夜まで国会延長させたかったのだけど、2時間半にとどめたとか。^^;>

* * * * *

 枝野代表を応援したくなるのは、こういう場で、mewの言いたいことをしっかりと代弁してくれるからだ。(++)<発言部分は、TBS7.20から引用>

「カジノや恣意的な選挙制度の改悪を、災害対応に優先をさせた。その1点をもっても不信任に値する」

「ウソやごまかし、開き直りを蔓延させれば、必ず歴史に断罪されます」

「総理のような権力者と友人であるなら、あるいは、権力者の配偶者に取り入ることができれば、行政的に有利に取りはからってくれるかもしれないという認識を世の中に生じさせているということであります。その責任は、こうした疑念を生じさせた安倍総理にあるということは間違いない。後の歴史に断罪されることがないように、一刻も早く身を引かれることをおすすめ申し上げます」

 mewは、本当にその通りだと思うのである。(**)

* * * * *

 でも、前も書いたけど。mew周辺を見る限り、モリカケ問題は納得行かないと思う人が多いようだけど。もはや関心が薄れつつあるし。「エライ人が地位を利用して、関係者を優遇しても不思議はない」と思っているような人も少なからずいて。「政権の不正を絶対に許してはいけない」という感じにはなってないし。国民全体もそうなのかも知れない。(ノ_-。)

 また、メディア、特にTVのニュース・ワイド・ショーも、昨年に比べてモリカケ問題を扱う機会はなくなったし。(新たな事実が出てもね。)問題のある法案に関しても、ほとんどスル〜しているような状態で。
 国民の多くは、上に挙げたようなトンデモ法案の問題点が理解しにくかったのではないかと察する。<それでも世論調査を見ると、どの法案も反対の方が多かったけどね。(`´)> 

 まあ、野党のアピールの仕方や戦い方もイマイチだったかも知れないけど。メディアのきちんとした報道がなかった&国民からの後押しを受けられなかったことが、野党の追及の力を弱めることにつながったし。ややピンチに陥りつつあった安倍政権を下から支え、改めて力を与えることになったように思う。(-"-)

 国民党の玉木代表や自由党の小沢代表はこのように述べていたという。(・・)

『国民民主党の玉木雄一郎共同代表は20日、通常国会が事実上の閉会日を迎えたことに関し「権力の私物化、政治の私物化ということが近代日本の中でこれほど目立った国会はなかったのではないか」と語った。国会内で記者団に述べた。

 玉木氏は「国民生活に寄り添うべき政治、国会が災害対策をはじめとした国民の身近な生活に関わることよりも、カジノや自分たちの利益になる参議院の定数増を延長国会の中で押し込んできた。まさに安倍晋三政権の権力の横暴ということが際立った国会だった」と批判。「安倍政権を退陣に追い込み、取って代わる政権を作らなければない。まずは信頼される野党の大きな塊を作る必要性をより強く認識した」と強調した。

 参院で国民民主党が野党第一党をつとめていることについては「国民も納得できないという事案が複数生じているにも関わらず、一人も大臣のクビを取れなかったことは、批判として甘んじて受けないといけない」と述べた。その上で「野党の力をより強く発揮できる結束をどのように作り出していくかが、今後の課題だ」とした。(産経新聞18年7月20日)』

『自由「野党の力不足は否めない」

自由党の小沢代表は記者会見で、「『安倍内閣の権力の私物化と乱用が極まれり』という状況が行政を巻き込んで次々と明るみになったにもかからわず、退陣に追い込めなかったことはわれわれにとっても、国民にとっても非常に残念だ。野党の力不足は否めないので、『安倍政権は国民のためにならない』という思いが同じならば、多少の違いは乗り越えて力を合わせなければならない」と述べました。(NHK18年7月20日)』

<あと社民党の吉川幹事長の「これほど国権の最高機関たる国会が愚弄されたことは過去に例がない」という表現も印象的だった。>

* * * * *

 玉木氏の発言には共感できる部分が多いし。小沢氏も言っているように、今回は野党の力不足を実感させられた部分も大きくて。mewも改めて「信頼される野党の大きな塊を作る必要」があることを感じているし。そのためには、「多少の違いは乗り越えて力を合わせなければならない」とも思うのだけど・・・。

 ただ(そのうちまた書く機会があるかと思うが)、今国会の国民党(特に参院幹部)の行動には疑問や不満を覚えることが少なからずあって。今ままでは、とても玉木氏が言うように「信頼される野党の塊」を作ることは容易ではないように思える。(-"-)

 実際、こんな記事も出ていた。

『国民民主党・玉木共同代表:「(Q.今国会の野党連携の点数は?)70点!」「何とか及第点。まだまだ勉強が足りないということで、勉強して80点、90点にしたい」

 また、いわゆるカジノ実施法案の審議で国民民主党が提案して実現した付帯決議を巡り、立憲民主党などの野党からやじが向けられたことについて「認識にずれが生じたことは残念だ」「一緒に食事でもしたらいい」と述べました。ある国民民主党の幹部は「参議院の連携に関して言えば0点だ」などと厳しい声も上がっていて、今後、野党がどのように連携を強化していくか課題を残した国会となりました。(ANN18年7月20日)』

『可決直後、国民民主党の要求で盛り込まれた付帯決議を同党の矢田稚子(わかこ)参院議員が読み上げている最中、自由党の森裕子参院会長らが声を張り上げた。
 「何を読んでいるの!」
 野党側からのヤジに矢田氏は思わず涙ぐんだ。付帯決議で少しでも「実」を取ろうとした国民民主党と、採決阻止を目的とする他党の温度差は広がった。(産経新聞18年7月19日)』

 NHK(7,20)の記事より、野党の反応 <mew注・読みやすくするために、小見出しに☆、段落の冒頭で改行をした。>
 一応、希望と維新も野党に入れておいたけど。この2党は「よ党」だ。(-"-)

『☆ 立民「国会を早期に再開すべきだ」

 立憲民主党の辻元国会対策委員長は、記者団に対し、「圧倒的多数の与党に対し、安倍総理大臣や官僚の不祥事などの真相究明を行うのは非常に困難だったが、裁量労働制の適用業務の拡大を法案から切り離させるなど、国会論戦を通じてやってきたことには意味があった。野党第1党が、衆議院と参議院で違ったことで進めにくいところもあったが、5党1会派の国会対策委員長の信頼関係が最後まで崩れなかったことで乗り越えられた」と述べました。
 そのうえで、辻元氏は「自民党は総裁選挙にうつつを抜かすのではなく、国民のほうを向いて、国会を早期に再開すべきだ」と述べました。

☆ 国民「野党の結束が今後の課題」

 国民民主党の玉木共同代表は記者会見で、「国会の果たすべき役割をないがしろにし、安倍政権の権力の横暴が際立った国会だった。安倍政権に取って代わる政権を作らなければならず、信頼される野党の大きなかたまりの必要性をより強く認識した。野党間の調整に一定の労力を割かなければならない現実があったのは事実で、野党の力をより強く発揮できる結束をどのように作り出していくのかが今後の課題だ」と述べました。』

『☆ 共産「戦後かつてない『異常国会』」

 共産党の志位委員長は記者団に対し、「戦後かつてない『異常国会』で、改ざん、隠蔽、虚偽答弁と、議会制民主主義と国民主権を踏みつけにする異常事態が安倍政権のもとで引き起こされた。野党の行動は、国民の批判や怒りを代弁した大義ある行動だったし、一連の疑惑の問題は引き続き追及していく。市民と野党の本気の共闘を実現することが、今の状況を変える大きなカギだ」と述べました。

☆ 維新「今後もいいことはいい、悪いことは悪いというスタンス」

 日本維新の会の馬場幹事長は記者団に対し、「働き方改革関連法やギャンブル依存症対策の法律など、国民にとって本当に必要な法律は与党側と修正協議し、成立させることができた。一方、与党側は参議院の定数を6増やす悪法を成立させた。今後も『いいことはいい、悪いことは悪い』というスタンスで臨み、抜本的な国会改革を進めたい」と述べました。

☆ 自由「野党の力不足は否めない」

 自由党の小沢代表は記者会見で、「『安倍内閣の権力の私物化と乱用が極まれり』という状況が行政を巻き込んで次々と明るみになったにもかからわず、退陣に追い込めなかったことはわれわれにとっても、国民にとっても非常に残念だ。野党の力不足は否めないので、『安倍政権は国民のためにならない』という思いが同じならば、多少の違いは乗り越えて力を合わせなければならない」と述べました。

☆ 希望「重要法案の審議内容が充実していなかった」

 希望の党の松沢代表は記者団に対し、「森友学園や加計学園の問題で、政府からはあまりにも説明がなさすぎたが、一部の野党もこだわりすぎて、議論の多くの時間を占めてしまったのは残念で、重要法案の審議内容が充実していなかった。通年国会であれば、日程闘争や強行採決がなくなり熟議がなされると思うので、国会改革のテーマにしたい」と述べました。

☆ 社民「これほど国会が愚弄されたことはない」

 社民党の吉川幹事長は記者団に対し、「これほど国権の最高機関たる国会が愚弄されたことは過去に例がない。残念ながら、内閣不信任決議案は否決されたが、安倍政権が続くかぎり、次から次に問題が起きるのは火を見るより明らかで、1日も早い退陣を求め、ほかの野党と協力しながら戦っていかないといけない」と述べました。

☆ 無所属の会「立民 国民はトップどうしが信頼関係を」

 衆議院の会派「無所属の会」の岡田代表は記者団に対し、「森友学園や加計学園の問題では国会全体として、財務省や安倍総理大臣に怒りを表さなければならず、この程度で済んでしまうと、『これからもうそを言っていいんだ』となってしまいかねない。野党も結束が十分でなかったという意味では反省しなければならず、野党第1党の立憲民主党と第2党の国民民主党は、トップどうしが信頼関係をつくってほしい」と述べました。』

 自民党はここから安倍氏の3選がかかった総裁選の戦いが始まるわけだが。<てか、もう始まっているけど。> 果たして、野党はしっかりと共闘して行けるのか。チョット複雑な思いを抱きながら、各党の動きを見守っているmewなのだった。(@@)

  THANKS



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記事 [政治・選挙・NHK248] 安倍首相を悩ませる 金正恩の「拉致問題」への対応一変(日刊ゲンダイ) 


安倍首相を悩ませる 金正恩の「拉致問題」への対応一変
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233721
2018年7月21日 日刊ゲンダイ

 
 米朝会議でトランプに仲介を頼んだばかりに……(ロイター=共同)

 安倍官邸は内心、困っているのではないか――。「拉致問題の解決」を最重要課題に掲げている安倍首相。これまで北朝鮮は「拉致問題は解決済み」という態度だったが、ここにきて一転「拉致について日本に説明する」と態度を変えている。北朝鮮の変化が安倍を窮地に追い込むのではないか、という見方が広がっている。

 金正恩朝鮮労働党委員長は昨年、「拉致問題は取り上げず、対話せず、交渉もするな」という“特別な指示”を関連部署に出していた。ところが突然、「2014年のストックホルム合意に基づく調査結果を改めて日本側に説明するように」と指示したという。今月中旬、韓国の拉致被害者家族会の代表が明らかにした。

 安倍周辺が危惧しているのは、「調査結果の中身」と「トランプリスク」だ。

 ストックホルム合意に基づいて2014年、特別調査委員会を設置した北朝鮮は、日本側に「調査結果報告書」を渡そうとしたが、日本は受け取りを拒否したと報道されている。とても日本側が納得できる中身ではなかったからだとみられている。

 朝鮮半島問題に詳しいジャーナリストの太刀川正樹氏が言う。

「まだ帰国していない政府認定の拉致被害者は12人います。調査結果を改めて日本側に説明するとしている北朝鮮は、以前、日本に渡そうとした調査結果と同じものを提出する可能性が高い。問題は、その時、日本政府が“調査結果は信用できない”と受け取りを拒否するかどうかです。安倍首相はトランプ大統領に、“拉致問題”について金正恩委員長に伝えて欲しいと依頼し、トランプ大統領も伝えています。事実上、トランプ大統領が“仲介役”になっただけに、受け取りを拒否できるかどうか。受け取ったら北朝鮮の調査結果を事実と認めることにもなりかねない。安倍首相は悩ましいはずです」

 横田早紀江さんは、きのう(19日)、「めぐみちゃんら全員が生存して誰ひとり欠けることなく帰ってくるのは難しいかもしれない」と苦しい心情を打ち明けている。安倍は、どうするのか。




























http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/149.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 朝日のスクープが潰した野田聖子総裁候補の皮肉  天木直人 
    



朝日のスクープが潰した野田聖子総裁候補の皮肉
http://kenpo9.com/archives/4010
2018-07-21 天木直人のブログ


 不毛な国会が終わったと思ったら、すぐに不毛な自民党総裁選が始まる。

 8月初めにも安倍首相が総裁選出馬宣言をするらしい。

 何をいまさら出馬宣言だと思わせるような自民党総裁選であるが、その総裁選をさらに不毛にさせる野田聖子総務相大スキャンダルがさく裂した。

 すなわち、7月19日の朝日が一面で、野田聖子総務相の事務所が、無登録で仮想通貨交換業をしていた疑いで金融庁から調査を受けていた企画会社の関係者を同席させたうえで、金融庁の担当者を呼び、説明させていたことがわかったというのだ。

 現役閣僚側による行政調査への圧力と取られかねない行為であり、致命的なスキャンダルだ。

 おまけに、この企画会社(東京都)は有名芸能人を広告塔にして話題を呼んでいたという。

 朝日新聞は、知っていながらあえてその芸能人の名前を明かさなかったが、きのうの日刊ゲンダイ(7月21日号)がその芸能人はGACKTだとバラシタ。

 いまのところ、この野田聖子総務相のスキャンダルについては朝日新聞以外のメディアは追及せず、野党も騒がないが、そのうち週刊誌などが書くだろう。

 たとえ書かなくても、これで野田総務相の総裁選の目はなくなった。

 ただでさえ不能な自民党総裁選であるが、これでますます不毛になった。

 安倍・石破の一騎打ちでは勝負は見えている。

 考えて見れば、安倍首相の仇敵であの朝日新聞が、安倍首相の総裁3選に手を貸すように野田聖子潰しのスクープ報道を流したのは皮肉だ。

 それほど野田聖子総務相の行為は悪質だということだ。

 いくら安倍首相に有利に働くとしても、朝日としては書かざるを得なかったほどアウトだったということだ。

 それにしても、安倍首相がここまで暴政をくり返しているというのに、それに代わるまともな総裁候補はいないのだろうか。

 そう思わせるほどの自民党の劣化である。

 野党に至っては、もはや国民の多くは安倍政権を倒せるとは思っていない。

 みな安倍首相と負け比べをしているのだ。

 負け比べをして負けているのだ。

 これが安倍一強の現実である。

 これから9月末の総裁選までの2か月あまりは、これ以上ない政治空白と時間の無駄遣いとなるだろう。

 戦後70年経って、日本の政治がここまで酷くなるとは誰が予想しただろう。

 そして、政治がよくなる兆しはまるで見えてこない。

 誰かが何とかしなくてはいけない(了)



野田聖子氏、説明に窮する場面も 公開請求情報の漏出
https://digital.asahi.com/articles/ASL7N6DC7L7NUTIL049.html
2018年7月20日20時19分 朝日新聞


閣議後会見に臨む野田聖子総務相=2018年7月20日午前、首相官邸、松本俊撮影

 情報公開制度を所管する組織のトップが、知らないはずの請求内容を知っていた。しかも、自らに関わる公開請求の内容だ。野田聖子総務相をめぐって明らかになった問題。本来、情報の漏出防止を指導する立場の野田氏は、さらに第三者に知り得た情報を漏らしていた。制度をめぐって漏出の事例は後を絶たないが、事態はより深刻だ。

「まとめてお答えしたいと思う」

 20日朝に官邸で行われた閣議後会見。朝日新聞が情報公開請求した内容を第三者に漏らした経緯について質問されると、野田氏は事前に用意していた紙を手に説明した。

 「私の事務所の活動について情報公開請求が行われていると聞き、懇親会の席で話題に提供したことは記憶している。ただ、時期、誰からというのは定かではない。様々な関係者がいるなかで、色々な端々の中で出てきた話題の一つ」

 よどみない説明はここまでだった。

 総務省は、情報公開法を所管する。そのトップとして、請求内容が漏れ伝わったことについて調査する意向があるかを問われると、「それは明確に事実が、漏出しているということではなかったわけで、そういう話があるような、そんなような感じ、みたいな」

 時折、両目を閉じて答えに窮する場面もあった。

 朝日新聞は約1カ月前の6月19日に請求内容の漏出について把握している内容を詳細に記した質問状を野田氏の事務所に送り、見解を求めた。しかし、その後、繰り返し要請しても回答も連絡も一切なかった。この日の会見で記者が質問し、初めて答えた。

 野田氏は5月の閣議後会見で、安倍晋三首相と学校法人「加計学園」について聞かれ、こう述べている。「説明責任を果たしていくことが一番大事だ」(長谷文、沢伸也)



















関連記事
<菅野完氏 アウトやんw>「よく読んだら、捜査対象の業者を同席させてたのか」 総務相秘書 役人呼び説明要求 
http://www.asyura2.com/18/senkyo247/msg/890.html

野田聖子氏周辺に疑惑 仮想通貨「GACKTコイン」接点は?(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/138.html




http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/150.html

記事 [政治・選挙・NHK248] カジノ法案成立で国会閉幕。国会議員、とりわけ赤坂自民亭出席者はとっとと被災地に駆けつけて泥まみれになれ!!…
カジノ法案成立で国会閉幕。国会議員、とりわけ赤坂自民亭出席者はとっとと被災地に駆けつけて泥まみれになれ!!&太田理財局長が主計局長に栄転&枝野幸男の内閣不信任案趣旨説明をなぜNHKは中継しないのか!!
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-7256.html
2018年7月21日 くろねこの短語


 賭場法案もといカジノ法案が刑法の賭博罪を無視して成立。ペテン総理が記者会見で官僚の作文を棒読みして国会はこれにて閉幕。いやはや、これが議会制民主主義の成れの果てってやつです。

安倍首相の会見要旨 通常国会が事実上閉会

懸念残しカジノ法成立 制度運用331項目、政省令任せ


東京新聞より

 でもって、議場で「カジノより被災者を助けて」の垂れ幕を掲げたってんで、参議院議長が突貫小僧・山本太郎君たちを「参院懲罰委員会に付託することを決めた」ってね。笑わせるんじゃねえ。豪雨で西日本が泥沼状態になっている最中に宴会開いてたろくでなしどもはどうする。喫煙問題で参考人のがん患者に「いい酢加にしろ!」って野次飛ばしたジョイフル穴見はお咎めなしか!

山本太郎議員らを懲罰委に カジノ実施法の採決で垂れ幕

 それに引き換え、ペテン総理に阿る連中はとことん優遇するそうで、なんと森友学園疑獄でご活躍の茶坊主・太田理財局長が、財務省主計局長にご栄転だそうだ。そして、シュレッダー佐川君に対す偽証罪による告発は、自民党が握りつぶしやがりました。

安倍首相を守り栄転 太田理財局長は“論功行賞”で主計局長

 こんな内閣に不信任案を提出するのは当然で、エダノンの趣旨説明演説は2時間43分という異例の長さになったのもむべなるかなってことだ。ところが、この気迫のこもった演説をイヌアッチイケーは中継しないんだよね。なんのための公共放送なのかねえ。

枝野代表3時間近くの演説も、安倍内閣不信任案を否決

内閣不信任案趣旨説明 「民主主義の履き違え」の部分の書き起こし


安倍「内閣不信任」枝野幸男(立憲)ほか【全267分】:7/20衆院・本会議



 森友・加計学園疑獄はそのままに、これで国会閉じて秋までサヨナラでいいのかねえ。閉会中審査で、しっかりと説明責任を果たしてもらわなくちゃいけないんじゃないのか。なぜ、そうした論調がメディアから出てこないんだろう。

 国会が閉幕して、果たして何人の自民党のシェンシェイたちが西日本の被災地で汗を流すことだろう。ボランティアが足りないって言ってるんだから、とっとと被災地に駆けつけて泥まみれになってみろ!!


懸念残しカジノ法成立 制度運用331項目、政省令任せ
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018072190071314.html
2018年7月21日 東京新聞

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法は二十日の参院本会議で、自民、公明の与党、日本維新の会などの賛成多数で可決、成立した。ギャンブル依存症が拡大するとして野党が反対する中、自公が採決を押し切った。立憲民主党などは内閣不信任決議案を提出したが衆院本会議で否決された。通常国会は二十二日の会期末を前に事実上閉幕した。

 法律はカジノを刑法の賭博罪の適用対象から外し、解禁することが柱。IRは全国三カ所を上限に整備し、日本人から一回入場料六千円を徴収する。

 カジノ事業者には利用客への金銭貸し付け業務を認める。二〇二〇年代半ばにも第一弾が開業する見通しだ。

 競馬などの公営ギャンブルとは別に、民間企業の賭博営業を合法化するのは初めて。カジノ営業を免許制としており、政府は今後、事業者の管理監督や、法令違反があった際の免許取り消しといった行政処分を担う「カジノ管理委員会」を新設する。

 カジノを巡る詳細は今後、三百三十一項目の政令や省令、規則で定める。法律と違い政令や省令は、国会審議なしに政府の判断で改正することも可能なため、野党は「政府が白紙委任を取り付けた」と反発する。

 政省令や規則で決まる重要な内容は、IR全体に占めるカジノ面積の割合上限だ。巨大カジノが建設される懸念に配慮し、政府は国会審議で、国際会議場やホテルなどが複合的に設置されるIRでカジノを「IRの延べ床面積の3%以下」にすると説明した。だが、国会審議なしに政府が変更できる。

 バカラなど、どのようなカジノゲームを認めるかも対象となる。

 カジノ事業者が貸金業を担い、賭け金が不足した客に施設内で融資できる「特定金融業務」も可能にするが、制度設計は「カジノ管理委員会」に委ねられる。融資限度額などはカジノ事業者が個別に設定する見通しだ。

 不信任案は立民、国民民主、共産、自由、社民の野党五党と衆院会派「無所属の会」の党首らの会談を経て、共同提出された。一連の不祥事に触れ「安倍内閣は議会制民主主義の根幹を破壊した。前代未聞の蛮行で、断じて許されるものではない」とした。与党や維新の反対多数で否決された。

 通常国会は一月二十二日に召集された。対決法案となった働き方法や参院六増法は与党が野党の反対を押し切って成立させた。会期は七月二十二日まで延長された。

◆森友・加計、解明なく実質閉会

 「森友学園」への国有地売却などに関する財務省の決裁文書改ざんを巡り、自民党は二十日、衆参両院の予算委員会理事会で、野党が求める佐川宣寿(のぶひさ)・前国税庁長官を議院証言法違反(偽証)で告発することについて「慎重であるべきだ」との見解を示し、事実上、拒否した。森友問題では、なぜ改ざんが行われたのか、安倍晋三首相の妻昭恵氏の関与や官僚の忖度(そんたく)はあったのかなど、多くの疑問が残されている。加計(かけ)問題を巡る疑惑も解明されないまま、今国会は幕を閉じる。

 野党は三月に証人喚問した佐川氏の証言と財務省が六月に公表した決裁文書改ざんの調査結果を比較。衆院で五カ所、参院で四カ所の偽証があったと指摘する。佐川氏は国有地売却に関して「安倍晋三首相や昭恵首相夫人の話はなかった」と国会で説明したが、財務省の調査結果と異なると認定。与党に告発への協力を呼びかけていた。

 理事会の出席者によると、与党は「佐川氏は記憶に反する証言はしていない」と主張。市民からの告発を受け、虚偽公文書作成容疑などで捜査していた大阪地検が不起訴としたことも踏まえ「収賄などの重大事件でない限り、告発は慎重に扱うべきだ」などと、消極的な姿勢に終始した。告発には委員会で出席議員の三分の二以上の賛成が必要なため、告発が見送られることが確実になった。

 衆院予算委の野党筆頭理事で、立憲民主党の逢坂誠二氏は本紙の取材に「与党の言い分では、『記憶の限り』という枕ことばをつければ、国会でいくらでもうそを言って良いことになってしまう。真実を明らかにするため、どう対応するか考えるべきだ」と批判した。 (生島章弘)

   




































http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/151.html

記事 [政治・選挙・NHK248] マンガで見る安倍晋三のクズっぷり!(simatyan2のブログ)
マンガで見る安倍晋三のクズっぷり!
https://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12392298062.html
2018-07-21 13:05:24NEW ! simatyan2のブログ


安倍晋三の口ぐせではありませんが、

「まさにクズ!」
「いわばクズ!」

がよくわかります。









第一次安倍内閣をバックレた時から、逃げる口実が「病気」なのは
変わってませんね。

こんな男でも権力を持ってしまうと、その権力の下で甘い汁を吸う
輩が一大勢力となって援護しまくります。
ある組織は金のため、ある組織は出世のため、ある組織は宗教の

ため、事あるごとに安倍晋三を庇い、嘘を吐いてまで持ち上げ、

批判する者を批判します。

野党に対する批判も、その一つです。

20日、立憲民主党の枝野幸男代表は、衆院本会議で安倍内閣

不信任決議案の趣旨弁明に立ち、2時間43分にわたって演説しました。



立憲民主・枝野代表の演説2時間43分、衆院最長=国会
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180720-00000119-jij-pol

【7つの大罪 文字起こし】2時間43分演説 立憲・枝野代表「安倍内閣不信任決議案」(2018年7月20日)
https://note.mu/jun21101016/n/n2782bfee0c00

この全てが正論で非常に聞き取りやすい枝野氏の主張に対し、
反論を披露した金田勝利の非常に見苦しく聞き取りづらいこと。

この全てが正論で非常に聞き取りやすい枝野氏の主張に対し、
反論を披露した金田勝利の非常に見苦しく聞き取りづらいこと。



やっと聞き取れたかと思うと、ネトウヨが常に言ってる、

「批判のための批判」
「野党は対案を出さない」

とかの主張です。

しかし、これは嘘も甚だしいと言わざるを得ません。

なぜなら、今国会で衆院に提出された議員提出法案は計45本で、
このうち野党主体の法案は29本もあるのです。

そして審議入りには与野党の合意が必要なのですが、与党が黙殺
して、ほぼ全ての法案がお蔵入りになっています。

つまり、野党が対案を出しても与党が反対するので審議すらされない
のです。

こういう風に首相以下、嘘を吐いて逃げ回っているのが政権与党
なのです。

この事実を国民は知るべきですが、電通以下広告代理店と下請け
業者などが「政府ステマ」で国民の目を曇らせ、何とか持ちこたえて
いるのが現状です。




http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/152.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 野田総務相に「情報漏洩」疑惑…開示請求の内容が事前に(日刊ゲンダイ)




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野田総務相に「情報漏洩」疑惑…開示請求の内容が事前に
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233827
2018年7月21日 日刊ゲンダイ

 
 情報公開法を所管する役所のトップが…(C)日刊ゲンダイ

 情報公開を所管する役所のトップとしていかがなものか――。野田聖子総務相の秘書が今年1月、金融庁から調査を受けていた仮想通貨関連会社の関係者を同席させ、同庁担当者に説明を求めていた問題。

 野田総務相は20日、この問題を巡って情報公開を求められていたことについて、開示決定される前に「請求が出ているようだと人づてに聞いた」と明らかにした。

 今年5月、朝日新聞が金融庁に対して、野田事務所が同庁担当者に説明させた際の面会記録の開示を要求。この情報が、同庁から野田氏側に漏れていたのである。

 野田総務相は20日の会見で、詳しい請求内容は知らされていなかったとして、「うわさ話やデマのひとつとして捉えた」「(聞いた内容は)そういうことが言われているよという話」などとと釈明。

 一方で、「私の事務所の活動について情報公開請求が行われていると聞き、懇親会の席で話題にしたと記憶している」と説明し、自身について情報公開請求されていることを第三者に伝えていたことを認めた。

 総務省は情報公開法を所管する役所だ。請求内容の漏出防止を指導する立場の人間がこんな問題を起こすなんて、本末転倒じゃないか。



野田聖子氏、説明に窮する場面も 公開請求情報の漏出
https://digital.asahi.com/articles/ASL7N6DC7L7NUTIL049.html
2018年7月20日20時19分 朝日新聞


閣議後会見に臨む野田聖子総務相=2018年7月20日午前、首相官邸、松本俊撮影

 情報公開制度を所管する組織のトップが、知らないはずの請求内容を知っていた。しかも、自らに関わる公開請求の内容だ。野田聖子総務相をめぐって明らかになった問題。本来、情報の漏出防止を指導する立場の野田氏は、さらに第三者に知り得た情報を漏らしていた。制度をめぐって漏出の事例は後を絶たないが、事態はより深刻だ。

「まとめてお答えしたいと思う」

 20日朝に官邸で行われた閣議後会見。朝日新聞が情報公開請求した内容を第三者に漏らした経緯について質問されると、野田氏は事前に用意していた紙を手に説明した。

 「私の事務所の活動について情報公開請求が行われていると聞き、懇親会の席で話題に提供したことは記憶している。ただ、時期、誰からというのは定かではない。様々な関係者がいるなかで、色々な端々の中で出てきた話題の一つ」

 よどみない説明はここまでだった。

 総務省は、情報公開法を所管する。そのトップとして、請求内容が漏れ伝わったことについて調査する意向があるかを問われると、「それは明確に事実が、漏出しているということではなかったわけで、そういう話があるような、そんなような感じ、みたいな」

 時折、両目を閉じて答えに窮する場面もあった。

 朝日新聞は約1カ月前の6月19日に請求内容の漏出について把握している内容を詳細に記した質問状を野田氏の事務所に送り、見解を求めた。しかし、その後、繰り返し要請しても回答も連絡も一切なかった。この日の会見で記者が質問し、初めて答えた。

 野田氏は5月の閣議後会見で、安倍晋三首相と学校法人「加計学園」について聞かれ、こう述べている。「説明責任を果たしていくことが一番大事だ」(長谷文、沢伸也)
































http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/153.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 3人の行動は名誉の懲罰動議だ!「名誉のブーイング」とは月とスッポン(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2018/07/post-292c.html
2018年7月21日


山本太郎、森ゆうこ,糸数慶子、この3人はよくやった!



胸がすく思いだし心が熱くなった。

山本太郎議員らを懲罰委に カジノ実施法の採決で垂れ幕
                         7/20(金) 23:16配信

>参院の伊達忠一議長は20日、自由党の山本太郎、森ゆうこ
両参院議員、参院会派「沖縄の風」の糸数慶子参院議員の3氏
について、参院懲罰委員会に付託することを決めた。


何が懲罰動議だよ。

足立康吏のあの聞くに堪えない野党罵り発言とは大違いで、こ
の3人は本当に国民のことを考えている。

特に山本太郎と、森ゆうこは国会質問で孤軍奮闘していた。

参議院の定数6増法について「国民をなめてはいけない」と言っ
て、いかにも国民視点があるようなふりをしてきた小泉進次郎
が、衆議院本会議の採決で、あっと驚く賛成票を投じたのとは
大違いで、体を張って抗議している。

が、この2人がどんなに厳しい質問を投げかけても、相手はの
らりくらり、暖簾に腕押しで人を食ったような答弁に終始していた。
見ている方が思わず殴ってやろうかと思うほど、人の心をどこか
に置いてけぼりにしたような大臣、官僚たちの態度。

山本太郎・森ゆうこには本当に頭が下がる。

この二人がいなかったら国会なんて砂漠で漂う遭難者のような
もので、国会はただのアリバイ作りに変節していた。

一条の光であり、救いであった。

それにしても野党議員は何をやっているんだ。

この3人を見殺しにするのか。

毎度毎度の与党の横暴に怒りが湧いていたなら、すべての議員
がこれをやって欲しかった。

「反対ばかりの野党」「採決時のパフォーマンス」「カメラを意識
してプラカードを掲げる」
どの声に惑わされるな。

これは与党の戦略だと開き直ればいいのに、そんな声に委縮
してしまって良い人ぶる野党。

全員懲罰動議、これこそ、名誉の勲章みたいなものだし、メディ
アも取り上げる。

野党は大人しすぎるのだ。

参議院定数増も決まったし、野党が大人しくしていたら座して死
を待つだけになるのが分からないのか。

相手はメディア戦略に長けているし、メディアのトップと頻繁に
会食して手懐けている。

頭を働かせよ!

メディアが取り上げるように引っ掻き回し続けなきゃあ。


枝野は、(リテラより引用)
>衆院本会議でおこなわれた内閣不信任決議案の賛成討論で
は、枝野代表が、なんと2時間45分にもわたるフィリバスターを
決行。


したそうで、Twitterで高い評価がされていたと。

しかし、本丸はテレビだよなぁ。。。

テレビがどうにもこうにも腐りきっていて、本当に国民に知らせ
なければいけないニュースを出さない。

テレビでどんどん報道すれば、この政権の悪行はあっという間
に広がって地方にも波及するのに。

と言っている間に与党がやりたい放題して国会は閉会してしま
った。

安倍首相は、無事、股関節炎も直りゴルフに興じるのだろう。





http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/154.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 最後は借金漬けとなり、自己破産か首つり自殺! 
最後は借金漬けとなり、自己破産か首つり自殺!
http://85280384.at.webry.info/201807/article_150.html
2018/07/21 00:15 半歩前へ

▼最後は借金漬けとなり、自己破産か首つり自殺!

 山が崩れ土石流が2メートルの高さまで堆積した西日本豪雨の被災地を置き去りにしてバクチ法案の成立に血道を上げる安倍晋三。気が触れたかと思ったがそうではない。

 ラスベガスの顔役、「カジノ王」シェルドン・アデルソンがトランプの後援者で、日米首脳会談にも同席していた。

 その席でトランプから「法案成立に期待している」とクギを刺された。安倍にとってトランプは「絶対の存在」だ。その結果、豪雨被害よりバクチ法案の成立を優先させた。

 安倍晋三は一体どこの国の首相なのか?おそらく自分でもよくわからないのではないか。

 とりあえず試験的に全国に3カ所、カジノを新設する。日本人は週3日に限定したと言うが、1回がまるまる24時間の計算だから、夜来たら翌日まで2日にわたって遊べるわけだ。

 これを繰り返したら、週のうち6日バクチ場がよいと言うわけだ。こんなカラクリ細工をしてまで、国民をゴマカソウとする安倍晋三はとんでもない男だ。

 まだある。賭場では掛け金がなくなれば、「快くカネを貸してくれる」そうだ。賭け事は、一端はまり込むとついつい熱くなり、我を忘れる。「損を取り戻そう」と焦り、倍額を継ぎ込むなどということがないと言えるか?

 賭け事の怖さがここにある。最後は借金漬けとなり、自己破産か首つり自殺。そんな落とし穴がある仕掛けをなぜ、わざわざ今から作る必要があるのか?



































http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/155.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 政官財が利権狙い…カジノ管理委は新たな天下り組織になる(日刊ゲンダイ)


政官財が利権狙い…カジノ管理委は新たな天下り組織になる
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233824
2018年7月21日 日刊ゲンダイ

 
 監視する必要がある(C)日刊ゲンダイ

 安倍政権が西日本豪雨災害の被災者そっちのけで国会審議を強行した「カジノ法案」が20日、参院本会議で自民党や公明党などの賛成多数で可決、成立した。あらためて政府が旗振り役となって国民にバクチを推奨する意味がまったく分からないが、ハッキリしていることは、この先、強大な権力とカネを牛耳る新たな「天下り組織」がつくられ、血税が投じられる可能性があることだ。

 カジノ事業は、施設の管理運営はもちろん、関連機器の製造など、幅広い分野で高い透明性の確保が求められる。マネロン対策などを行う警察庁や法務省、観光振興を担う観光庁など、関係するとみられる役所は幅広い。法案では、カジノ施設関係者を規制するための「カジノ管理委員会」を内閣府の外局に新設する、としている。

 この委員会が、カジノ事業免許の審査や違反行為時の免許取り消しといった行政処分の権限を持ち、事業者の監督などを行うわけだ。しかし、国家公安委員会や原子力規制委員会など、こうした委員会で度々、問題視されるのが、天下りと多額の交付金(税金)投入の問題だろう。何せ、数兆円規模のカネが動くとされるカジノ事業だ。利権を狙っているのは民間事業者だけじゃなく、政治家や官僚の中にもゴロゴロいるだろう。

 カジノ管理委員会の委員長や委員は衆参両院の同意を得て、総理大臣が任命するとなっているが、今の政権であれば任命権者は希代のペテン師である安倍首相。とてもじゃないが、マトモな人選になるはずがない。そうなれば政官財が一体となって、カネも権力もやりたい放題だ。ジャーナリストの若林亜紀氏はこう言う。

「カジノ管理委員会をわざわざ外局でつくる必要はないでしょう。カジノ法案を成立させ、運用していくには官僚の協力は不可欠。そのためにつくられる『天下り団体』と言ってもいい。カジノは利権の裾野が広く、将来、『カジノ振興センター』などの名称で関連の天下り団体ができる可能性もあります」

 国民もよ〜く監視する必要がある。















































http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/156.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 本末転倒! 垂れ幕を掲げた野党議員に対する懲罰 
本末転倒! 垂れ幕を掲げた野党議員に対する懲罰
https://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/b103d7c3b55e8c2e714169dc1affee70
2018年07月21日 のんきに介護


きっこ@kikko_no_blogさんのツイート。



国会議員諸氏は、

民主主義の何たるかについて

説明した

次の譬え話、よく考えて欲しい。

きむらとも@kimuratomoさんがツイートしていた。





























http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/157.html

記事 [政治・選挙・NHK248] “三選”か“一寸先は闇”となるか…注目は小沢、小泉に船田元(日刊ゲンダイ)


“三選”か“一寸先は闇”となるか…注目は小沢、小泉に船田元
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233823
2018年7月21日 日刊ゲンダイ 文字起こし

 
 この局面でよく笑える(不信任案の趣旨弁明で)/(C)日刊ゲンダイ


 通常国会の会期は22日までだが、20日事実上、閉幕した。そのフィナーレを飾ったのがカジノ法案の成立だ。国民の7割がカジノに反対しているのに、例によって与党は数の力で法案成立を押し切った。もはや見慣れた感さえある強行だが、最後まで、最低最悪だったこの国会を象徴するような光景で締めくくられた。

 これに先立ち、野党は最後の抵抗として、5党1会派が共同で内閣不信任決議案を衆院に提出。趣旨弁明に立った立憲民主党の枝野代表は、2時間43分にわたる演説を行った。衆院では、記録が残る72年以降で最長の演説となったが、これは、議事進行を遅らせる目的の「フィリバスター」ではない。安倍政権の悪行を一つ一つ挙げていったら、半日では足らないくらいなのだ。枝野はよく3時間以内の演説にまとめたと言うべきだろう。

 アベノミクス失敗で国内経済は停滞し、賃金が上がらない国民は負担増だけを押し付けられている。外交でも、誇れるのは訪問した国の数だけで、拉致問題も領土問題も行き詰まり。激動する世界情勢から取り残され、日本は国際社会で相手にされなくなってしまった。

 森友問題も加計問題も結局、疑惑は何ひとつ解明されていない。安倍首相夫妻が関わっていたことで公文書まで改ざんされ、莫大な公金が投入されているのに、政府や自民党は口を拭い、ウヤムヤにして国会閉幕で逃げ切りをはかる。

■何度退陣してもおかしくない不祥事

 思えば、疑惑の打ち消しに躍起になり、不都合な事実は隠蔽し、平然と嘘をつき、周囲にも嘘を言わせ、議会制民主主義を否定して蹂躙のかぎりを尽くしてきた通常国会だった。

 やったことと言えば、データ捏造が発覚しても働き方改革関連法案を強行成立させ、自民党現職議員を当選させるために参院の定数を6増させるお手盛りの公選法改正を強行、カジノ法案も生煮えのまま強行するという暴挙だけだ。

「通常国会では、幾度となく内閣不信任案が出されてもおかしくないデタラメが露呈しました。西日本の未曽有の豪雨災害でも、安倍首相が総裁選の足固めをするための酒盛りで初動が遅れ、多くの国民の命が失われた。それなのに、この非常事態に国交大臣をカジノ法案に張り付けて、復旧よりも米国のためのバクチ法を優先させるという横暴には、はらわたが煮えくり返る思いです。そうでなくても、モリ、カケ、スパコン、レイプもみ消し疑惑、公文書改ざん、災害対応の致命的ミス……と、この政権は何度、退陣していてもおかしくない不祥事だらけなのです。普通なら、とっくに自民党内から倒閣運動が起きているのに、盲目的に安倍首相に追従しているのは気味が悪い。参院の定数6増に反対して、採決を棄権したのが船田元経企庁長官だけというのも情けない。船田氏と投票行動を共にするような気骨のある政治家が自民党内にいないから、悪の権化がのさばっていられるのです」(政治評論家・本澤二郎氏)

 かくして、スキャンダルまみれの安倍が長い通常国会を乗り切り、秋の総裁選3選も濃厚になっている。防災にも場当たり対応しかできない無能政権が生き永らえ、安倍がまだふんぞり返っているなんて、信じられないが、これが現実なのだ。

 
 老練な2人だけに…(C)日刊ゲンダイ

マトモな議員が結束して声を上げれば1強はもろい

 参院定数6増という公選法改悪の採決を棄権した船田元・元経企庁長官は昨年、本紙のインタビューに応じ、誰も反対の声を上げない自民党内の異常な状況をこう語っていた。

「自民党の正式な場で発言できれば、いいんだと思いますけれども。現状では、なかなか勇気がいりますよ。小選挙区制の弊害で、1選挙区1人ということは、同じ考え方をみんなが共有しなければいけない。少しでも違うと、候補者差し替え、となったり。お金配りも、ポスト配りも、官邸と党本部の力が非常に強くなって、どんどんやれる。党内で議論を戦わせたり、政府に対して、ここは違うよ、と言える人も言える場所もほとんどない状況です。役所だけでなく、自民党議員が忖度しているんですね」

「自民党が一色に染まってしまっているので、急には色を変えることができなくなっています。安倍さんに、もしものことがあった時に、どうするのか。次は誰がやるのかが見えない。今の自民党は非常にもろい状況だと思います」

 自民党議員の中にも、現状がマズイと考えている政治家はいる。国権の最高機関である国会が、独裁者の下請け機関に成り下がってしまった。やりたい放題で嘘の答弁がまかり通り、虚偽の文書で国会が欺かれるという民主主義の危機に瀕しているのだ。

 それでも、与党議員は誰も怒りの声を上げない、上げられない。

「総理に盾突けば、徹底的に干されるという恐怖支配も蔓延しています。実際、党内の“反安倍潰し”はハンパない。総裁選への立候補が確実視される石破さんなんて、目の敵にされていますよ。党本部には、都道府県連から石破さんに講演などの要請があっても断るよう指示しているそうです。それでも石破さんを呼ぶ県連はあるのですが、そこにはもれなく安倍総理のビデオレターが届く。さすがに流さないわけにはいかず、それで石破さんの講演時間が削られてしまう。こんなセコイ手まで使って潰しにかかるのだから、政敵のスキャンダルをメディアにリークすることも、いとわないでしょう」(自民党中堅議員)

 そこまでやるか、というえげつなさだ。

■歴史の断罪を待ってはいられない

 この独裁暴政を止めるには、一体どうすればいいのか。国会の尊厳を踏みにじり、露骨なまでの政敵潰しを仕掛ける安倍の総裁3選を容認している自民党に自浄作用を期待しても無理というもの。

 そんな中で、注目されているのが、脱原発で握手した小沢一郎と小泉純一郎の動きだ。

「老練で政局勘に長けた2人が、長年の恩讐を乗り越えて手を結んだ。小沢氏は政権交代、小泉氏は原発ゼロのためで、それぞれの立場は違えど、安倍政治を終わらせないと日本に未来はないという見解では一致しているはずです。脱原発ならば、立憲民主党や共産党とも足並みをそろえることができる。たとえば原発ゼロへのロードマップをつくるというワンイシューで政権を樹立することも可能です。ひとつの内閣で大きな仕事がひとつできればいいのです。政策ごとに連立を組むのが当たり前になれば、自民党も割れざるを得ない。小沢氏と小泉氏のタッグが起爆剤になり、与野党を巻き込んだ大きなうねりになっていけば、1強独裁体制は意外と簡単に砕けるかもしれません」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 不信任案の趣旨弁明で、枝野は「これ以上、目先の権力闘争ばかりを重視して国民生活に禍根を残し、嘘やごまかしや開き直りを蔓延させてモラルハザードを生じさせれば、必ずや歴史に断罪される」と訴えた。

「本当にその通りで、『ボク知らない』『やってないもん』という小学生の言い訳が政治の世界で成立してしまう怖さを感じます。権力者が嘘を言い続ければ逃げ切れるなんて、戦後70年以上も民主主義国家を標榜してきた国とは思えない。国民の政治不信は増大する一方です。政治がこれでは、社会全体もおかしくなっていきますよ。ズルをしてでも儲けようという考えになってしまう。膿は一般社会にも浸透していく。『他にいないから』などという消極的な理由で現政権を支持していたら、どんどんひどい世の中になってしまいます」(山田厚俊氏=前出)

 現状で安倍の3選は盤石に見えるが、政界の「一寸先は闇」だ。小沢と小泉が今後どう動くのか。そして、自民党内でも船田に続いてマトモな行動を起こす議員が出てくれば、あっという間に流れは変わる。最後は世論の力だ。

 ハッキリしているのは、あと3年も安倍政権が続けば、この国は完全に独裁国家になってしまうということだ。歴史に断罪されるのを待つ猶予はない。



















 




http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/158.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 安倍首相政治「道半ば」言うがもうコリゴリだ。戦後最悪の政治だ(かっちの言い分)。
安倍首相政治「道半ば」言うがもうコリゴリだ。戦後最悪の政治だ。
http://31634308.at.webry.info/201807/article_20.html



安倍首相がカジノ法案を通して、やりたい放題の国会を閉めるに当たり、記者会見を開いた。ここで、森友、加計の話をしたが、全て自分のせいではなく官僚のせいにした。如何にも政治一家に生まれ、おぼっちゃんと言われて育ち、自分の過ちで叱られたこともないし、謝ったこともないのであろう。言い訳だけは一人前である。


その安倍首相が、自民党本部で行われた「政令指定都市議員連絡協議会」の懇親会に出席し、アベノミクスなど安倍政権の政策について「まだまだ道半ばだ」と述べ、引き続き政権を担う意欲を示したという。こんな言葉を聞くと、恐怖さえ覚える。


しかし、未だに「アベノミクス」などという失敗し、カビの生えた言葉を未だに使っている。「未だ道半ば」というが、自身が関与した疑惑、強行採決では、戦後国会が始まって以来の「最悪内閣」」であった。やりたいことは全てやっただろう。これで、道半ばなどと言われては堪らない。


もう、国民は、安倍首相にはこりごりである。国民は、民主党政権では内部抗争でバラバラで、もうコリゴリと思っているだろうが、民主党も分解して、自民シンパは分離されている。次期政権を狙う野党は、立憲、自由、社民、共産で連合体を作り、受皿を作ればいい。今度は、学習効果を働かして、内部抗争を止めて、政権を維持してくれるだろう。


次期総裁に総裁任期規則まで変えて3期目をやろうとしている。安倍首相である限り、加計、森友は終わらない。国の損失である。自民議員は、安倍首相にヒラメの目状態かもしれないが、地方の自民党員の中には安倍首相にうんざりしている党員もたくさんいるだろう。是非、安倍首相を替えてほしいものだ。それが国益となる。



「安倍政権まだ道半ば」=首相
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180720-00000145-jij-pol
7/20(金) 20:21配信
 安倍晋三首相は20日、自民党本部で行われた「政令指定都市議員連絡協議会」の懇親会に出席し、アベノミクスなど安倍政権の政策について「まだまだ道半ばだ」と述べ、引き続き政権を担う意欲を示した。




http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/159.html

記事 [政治・選挙・NHK248] くりぃむ上田晋也が安倍首相の赤坂自民亭を一刀両断!「えひめ丸事故の森首相と同レベル」「大阪の地震でも食事会」(リテラ)
くりぃむ上田晋也が安倍首相の赤坂自民亭を一刀両断!「えひめ丸事故の森首相と同レベル」「大阪の地震でも食事会」
http://lite-ra.com/2018/07/post-4140.html
2018.07.21 くりぃむ上田が赤坂自民亭を一刀両断! リテラ

     
     TBS『上田晋也のサタデージャーナル』番組サイトより


 高プロ、参院定数6増に続いて、国民の大半が反対しているカジノ法案も今国会で成立してしまった。豪雨被害そっちのけでカジノ法案まで強行するとは……その国民不在の姿勢にはもはや言葉もないが、こんな暴挙が許された最大の原因は、マスコミがこの間の安倍政権の災害対応をほとんど批判しなかったからだ。

 とくに、今月5日、安倍首相と小野寺五典防衛相が対策をほったらかして「赤坂自民亭」のどんちゃん騒ぎに参加していた問題は、数日間、TBSの一部の番組をのぞいて、全く報道されなかった。

 野党が国会で追及し始めた10日頃からようやく、他局も報じ始めたが、申し訳程度に「野党が批判している」とか「ネットで非難を浴びている」と紹介しただけ。メディアがきちんと批判する姿勢は全く見せなかった。

 モリカケで一時弱まったかに見える安倍政権忖度が完全に復活している印象だが、そんななか、安倍首相に対して、敢然と批判の声を上げた大物芸能人がいる。それはくりぃむしちゅーの上田晋也だ。あまり政治的な話に踏み込むイメージのない上田だが、7月14日に放送された『上田晋也のサタデージャーナル』(TBS)でこう語った。

「以前、えひめ丸の事故のとき、森喜朗首相がゴルフやってて退陣まで追い込まれたじゃないですか。僕はまったく同レベルの話だと思うんですよ」

 この日の『サタデージャーナル』は、「政治家としての“感覚”を問う 災害対策は? 豪雨の夜に“赤坂自民亭”」と題し、ジャーナリストの龍崎孝、元衆議院議員の金子恵美、脚本家・CMディレクターの大宮エリーをパネラーに迎えて安倍首相らの赤坂自民亭参加について議論が行われた。

 批判の口火を切ったのは、大宮エリーだった。

「気象庁が発表した時点で動いてなくちゃいけないわけじゃないですか。リーダーシップをとって。国が一番最初に情報を掴んでなくちゃいけないのに、結局その時点ではこんなになるとは思わなかったって発言があったりとかして、怒りを通り越して呆れているというか悲しい」
「全然学習してないし、どんどんひどくなってる。信じられるか、られらないかだと、もう信じられないし、辞めてほしい。首相って、国を守る人じゃないですか、普通はあの時間にもっと打ち合わせしてなくちゃいけないじゃないですか、もしくは、もう打ち合わせ終わって飛び散ってなくちゃいけないのに、宴会してるっていうのが、もう言葉がない」

 もう信じられないし、辞めてほしい──。まさに大宮の言う通りだろう。さらに、番組では、赤坂自民亭の様子を説明するくだりで、岸田文雄政調会長が地元広島の日本酒「賀茂鶴」を差し入れ、また、安倍首相は地元山口の「獺祭」を差し入れたため、参加者は「どっちを飲むんだ?」とプレッシャーをかけられながらも、どちらの酒も美味しく飲んだという解説がなされる。すると、その言葉を受けて上田はこう切って捨てた。

「どうでもいいですしね、本当に。そんなどころじゃないよっていう話なんですけれども」

 そして、上田は大阪の地震のときの対応も引き合いに出しながら、こう語ったのである。

「先日の大阪の地震のときもね、安倍総理と岸田さんお食事会してらしたわけでしょ。で、今回のコレでしょ。僕はね、以前、えひめ丸の事故のとき、森喜朗首相がゴルフやってて退陣まで追い込まれたじゃないですか。僕はまったく同レベルの話だと思うんですよ」

 えひめ丸の事故というのは、2001年2月、愛媛県立宇和島水産高等学校の漁業練習船えひめ丸が、浮上したアメリカ海軍の原子力潜水艦グリーンビルと衝突して沈没。この事故により、えひめ丸に乗っていた高校生ら9名が死亡したが、森喜朗首相(当時)は事故の連絡を受けたにもかかわわらず、休暇中に訪れていたゴルフ場から動かなかったことで猛批判を浴び、退陣に追い込まれた。

 上田は国民の命が危険に晒されているのにも関わらず、自民党の仲間内で宴会を優先させる安倍首相の姿勢はこのときの森首相と同じ、つまり、安倍首相の行為も退陣に値すると批判したのだ。この間、さまざまな評論家やコメンテーターたちが「赤坂自民亭」についてコメントしていたが、ここまで踏み込んで正論を吐いたのは、上田だけだろう。

■くりぃむ上田が安倍政権の言い訳に「国民に響くものはなかった」「誤解じゃないし」

 しかも、上田の批判は、赤坂自民亭が問題になった後の、安倍首相ら参加者の言い訳にも向けられた。

「いろんな釈明がありましたけれども、我々国民に響くようなものはないと言いましょうかね。いつもそうですよね。世間が怒ったから、取り敢えずかたちだけ謝っておこうっていうような、芯から感じているというふうには思えないんですよね」

 そのうえで、番組が取り上げたのが、赤坂自民亭の様子をツイートした西村康稔官房副長官の「誤解を招いた」発言だった。

 これについても、上田は番組のなかで「えっ? 我々が誤解してたの? 誤解じゃないと思うんですけどね。間違えて解釈したこっちが悪いんだといわれてる気もするし」とコメントした。

 ふだん、政治的な発言をあまりしない印象のある上田がここまで辛辣な安倍批判をしたというのは、やはり、今回の安倍政権の対応について相当な怒りを抱いたということだろう。

 実際、それも当然で、安倍政権の対応は本当に酷いものだった。安倍首相は気象庁が異例の会見を開いて「厳重警戒」を呼びかける中、赤坂自民亭の宴会に率先して参加しただけでなく、被害がどんどん拡大し始めたその翌日もたった15分しか会議をせずにさっさと私邸に帰ってのんびり過ごしていた。

 しかも、ひどかったのが言い訳だ。安倍首相は宴会の直後、自らマスコミに上機嫌で「和気あいあいだった」と答えておきながら、国会で追及されると、西村同様「ツイートが誤解を招いた」などとまるで宴会がなかったかのような嘘を吐いた。また、小野寺防衛相は「赤坂自民亭からずっと指示を出していた」と言い張ったが、防衛省内部の証言で「指示がなかった」ことが明らかになっている。

 これらは、上田が引き合いに出した「えひめ丸事故」のあとの森喜朗と同じく、即刻、退陣につながってもおかしくない失態だろう

 しかし現実は、そうはならなかった。それどころか、本来であれば豪雨災害に専念させるべき石井啓一国交相にカジノ法案の審議に出席させ、被災者おざなりを続けたのである。そして、そのまま冒頭で言ったように、カジノ法案を成立させてしまった。

 もはや、やりたい放題であり、民主主義が死に瀕しているともいえる異常事態ではないか。

 上田は番組終盤、「こういった時こそね、本当に政治家としての資質が問われるんじゃないかと思うんですがどうでしょうか」と言っていた。

 これまで目立って政権批判をしていなかったくりぃむしちゅー上田までが怒りの拳をあげた、安倍首相の暴挙。これでも他のマスコミは黙ったままでいるのだろうか。

(編集部)















http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/160.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 安倍晋三 / 「(新国立競技場の整備計画の見直しをめぐり)多少暑くても冷暖房はなくてもいいんじゃないか…」 
安倍晋三 / 「(新国立競技場の整備計画の見直しをめぐり)多少暑くても冷暖房はなくてもいいんじゃないか…」
https://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/462eabdeb24294797617a8ef504a41a9
2018年07月21日 のんきに介護


笹沼 弘志@sansabrisizさんのツイート。




首相「冷暖房はなくてもいいんじゃないか…」 土壇場で工費カット 驚く遠藤五輪相
https://www.sankei.com/smp/politics/news/150828/plt1508280044-s.html
2015.8.28 21:51 産経新聞



 2651億円→1640億→1595億円→1550億円。新国立競技場の整備計画の見直しをめぐっては、ギリギリまで総工費の削減が図られた。遠藤利明五輪相は安倍晋三首相の指示で、お盆明けから2回も新計画案を作り直したという。首相自ら新計画の発表前日となる27日、冷暖房設備のカットを指示するなど土壇場まで調整を続けた結果、旧計画から1101億円もの削減が実現した。

 「冷暖房はなくてもいいんじゃないか…」

 首相は27日、官邸で新計画案を説明した遠藤氏にこう指摘した。これ以上ない削減を行ったと思っていた遠藤氏は驚いた。首相の手元には、冷暖房を盛り込み「総工費1595億円」などと書かれた新計画案のペーパーがあった。

 遠藤氏は7月21日、関係閣僚会議の議長に就任し、新計画作りに着手。お盆明けには、鋼鉄製「キールアーチ」の中止などを盛り込み、「総工費1640億円」との原案をまとめた。

 しかし首相は、平成25年末に財務省と文部科学省が合意した「総工費1625億円」より高額なことから、即座に再検討を指示。遠藤氏は外装などを簡素化する案を作り直し、27日に首相を再訪していたのだ。

 冷暖房設備は、競技場の座席の足元から冷暖気を流し、観客席全体の空調を行う。密閉型屋根のない競技場の座席に空調を入れた例は、世界でほとんどない。

 それでも、下村博文文部科学相と遠藤氏は26日、東京五輪が7月末から始まることを踏まえ、「障害者のためにも必要」などとして導入を確認した。冷暖房が日本の先進技術を世界にアピールする機会になるとも考えたためだ。一方、首相は大会の開閉会式が夜に行われることなどを考慮し、27日の最終打ち合わせまで考えた末に、冷暖房の中止を決断。仕様を落としても節約を優先させた形だ。

 「1595億円」案から冷暖房を外したことで、総工費の見積もりは1540億円に縮減した。ただ、政府は万一の熱中症対策として休憩所などの増設費用を同日中に積算し、ようやく27日夕に「1550億円」案がまとまった。

 関係者によると、複数の自民党幹部は冷暖房を入れた「1595億円」案の段階で了承していたという。首相周辺は「暑さを多少我慢してもらっても、費用の有効活用策を探る。それが首相の肌感覚だ」と語る。(水内茂幸)



安倍の言うことをまともに信じて、

挙句に果ての結末は、

(あ〜あ、死んじゃった、アハハ)だろう。

首相の号令で怖いのは、

影響が当該工事に関わっている人に止まらないこと。

すなわち、新国立競技場の

外にいる公務員の耳にも届くということだ。

たとえば、

小学校の生徒たちの指導現場。

水筒もエアコンもプール授業の上着も禁止、外遊びを強要するという

(下記〔資料〕参照)。

恐らく、

学校長の頭の中は、

学校の運営や勤務評定などのことで頭がいっぱいなんだろう。

小学生の子どもを持つ母親たちへの取材で、

学校現場における

サバイバルゲームのような過酷な実態が見えてきという。

地獄は、

子どもばっかりじゃない。

高齢者もだ。

西日本豪雨災害で、

水没した近くの系列施設から高齢者が避難する。

政府が

手当てしてくれればいいけれど、

そういうところは放ったらかしになっている

(下記〔資料−2〕参照)。

時事通信社が

次のように報告する。

―― 元の施設に戻るには数カ月以上かかるといい、施設長の武本和憲さん(46)は「住環境の変化で、高齢者のストレスはたまる一方。認知症が進まないか心配だ」と不安げに話す。施設職員の約3割が被災し、浸水した自宅の片付けもあり、職員は疲労が蓄積している。
 特別養護老人ホーム「落合の里」(同県高梁市)は豪雨で1階部分が水没。水は引いたが1階は使えず、25人いる高齢者は2階で過ごす。部屋が足りず、個室に2人入居してやりくりする。
 調理場は水に漬かって使えず、食事はレトルトカレーや缶詰などでしのぐ。食器は紙皿だ。風呂も入れず、職員が専用シートで高齢者の体を拭く。施設長の男性(44)は「栄養は足りず、衛生面に不安があり感染症が怖い。復旧時期も見通せない」と頭を抱えた ――

☆ 記事URL:https://www.msn.com/ja-jp/news/national/疲弊する高齢者施設%ef%bc%9d西日本豪雨で定員超え、衛生環境悪化%ef%bc%8d岡山/ar-BBKSRDP?ocid=st#page=2

これも安倍の災害救助は後回しの肌感覚が影響しているだろう。

軽微なところばかり訪れて、

支援と言えば、

コンビニの商品棚に物を並べる援助だものな。

消費過程にいる高齢者など

購買力としか

見ていないのだろう。


〔資料〕

「水筒もエアコンもプール授業の上着も禁止、外遊び強要…熱中症軽視する小学校の過酷な夏ルール」

   BUSINESS INSIDER(7/20(金) 17:01配信 )

☆ 記事URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180720-00010003-binsider-soci

7月17日、愛知県豊田市の公立小学校で1年生の男子児童が亡くなった。「虫捕り」の校外学習に行った後、熱射病で倒れたのだ。その後も全国各地で熱中症で病院に搬送される児童・生徒が後を絶たない。

最高気温が40度近くになるという記録的な猛暑というのに、エアコンのない教室も多い。それだけでなく、登下校中の水筒の使用が禁止されたり、休み時間には外遊びを強要されたりといった、今となっては“危険”なルールが放置される学校もある。

小学生の子どもを持つ母親たちへの取材で見えてきたのは、サバイバルゲームのような過酷な実態だった。

報道などによると、豊田市の事故の翌日18日には、宮城県名取市の公立小学校で38人が熱中症の症状を訴えて病院に搬送された。市制60年を記念する「人文字」の空撮をしていたという。19日には東京都の都立高校で、体育館で「詐欺被害防止に関する講演会」を開催した後、25人が熱中症のような症状を訴え、うち10人が病院に搬送された(朝日新聞デジタルより)。

学校の暑さ対策がいかに不十分かを物語る事態だが、各地の学校にはさらなる被害を生みそうな独自ルールもある。

なぜ登下校中に水やお茶を飲んではいけないのか

神奈川県の公立小学校に娘を通わせるAさん(女性)は、水筒に関する決まりに憤っている。中身は水かお茶しか許されておらず、登下校中は飲むこともできない。熱中症対策に効果的と言われているスポーツドリンクなどは禁止されているが、その理由は説明されていない。

小学校1年生の娘の通学路は坂道も多く、徒歩で片道約15分かかる。気温35度を超える日に、重いランドセルを背負いながら歩くのは相当な負担だろう。

「娘はいつも通学中に喉が渇くと言っています。でも、私が『飲んでも良いんだよ』と伝えても、『先生に言われたことだから』と絶対に飲もうとしないんです。決まりを破ったらいけないと思っているんでしょうね。学校にルールを変えてもらわないと、親はどうしようもありません」(Aさん)

19〜20日の2日間は「特別」に、登下校中も水筒を使っていいと学校から児童に説明があったそうだ。愛知県豊田市の男児の死亡を受けての緊急対応だとAさんは見ているが、なぜ「特別」なのか。子どもが喉が乾いたと感じたら自分の判断で飲んでもいい、となぜルールを変えられないのだろうか。

水筒については、今回、取材した複数の保護者から、Aさんと同じように水やお茶のみが許可されていたり、休み時間など教師が許可したときしか飲めないという声があった。

ラッシュガードも日焼け止めも禁止、見学も過酷なプール授業

Bさん(女性)の息子は小学校1年生。東京都の公立小学校に通っているが、最も心配なのが体育のプールの授業だ。プールは屋上にあり、日差しが強い。

にも関わらず、日焼け止めを塗ることも、肌を守り体温調節をするためのラッシュガードを羽織ることも「原則禁止」されている。日焼け止めは登校前に塗らせているが、汗で落ちる上に、プールの授業は2時間連続で行われることもあり、効果は見込めない。息子から「水は冷たいけど、外はすごく暑い」と聞くたびに不安になっため、連絡帳を通じてラッシュガードの着用を申し出た。学校からの承諾は得たものの、息子は「みんなが着てないから嫌だ」と、着用には消極的なままだ。

体調が悪いときはプールサイドで見学しないといけないのも気がかりだ。息子からは日陰はあると聞いているが、どの程度のものか分からない。風邪ぎみでプールに入るより、炎天下のプールサイドで見学をさせた方が体調を崩すのではないか、そんな不安がよぎる。

ツイッターにも、プールを日向で見学していて気分が悪くなったり、生理でプールに入れない代わりに校庭を走らされるなどの投稿が数多くあった。

「子どもが自分からSOSを出せるとは限らないし、教師が児童全員を見渡せる環境ではないと思います。それなのに、どうしてこんなに過酷な状況に子どもたちを追い込むんでしょうか。涼しくて安全な場所で学んで欲しい、私たち親の願いはただそれだけなのに」(Bさん)

文部科学省によると、全国の公立小中学校の教室で冷房があるのは41.7%と半数にも満たない。体育館や武道場に至っては、わずか1.2%だ。設置率の地域格差も大きく、東京都の84.5%に対し、男児が死亡した愛知県は27.8%だった。「クーラーはあるが熱風が出ている」「クーラーのない体育館での体育の授業や、交通安全教室などが心配」という保護者の声も寄せられている。

休み時間に外遊びを強要、「評価もつける」と教員

連日、猛暑日が続く東京都。東京消防庁によると、18日には熱中症の疑いで救急搬送された人が今年最多の317人(速報値)に達している。そんな中、休み時間や昼休みに「外遊び」を強要されている児童たちがいる。

都内の公立小学校に息子を通わせるCさん(女性)によると、「天気の良い日」は「風邪などで具合の悪い児童以外」は外で遊ぶよう指導されているというのだ。他のクラスのママ友によるとそのような決まりはなく、室内でお絵書きをしている児童もいるそうで、女性は担任独自の指導だと考えている。

「この時期ですし、息子も暑いと言っているので心配です。しかも、先生からは通知表などの成績には関係ないけれど、外遊びをしない場合は評価を下げると言われているようで、子どもたちも拒否しずらい状況のようなんです」(Cさん)

保護者の声をどう学校に伝えるか

前出のBさんはプールの授業や体育館へのエアコン設置など、学校と話し合いたいと感じている点は多い。小学校1年生の息子が話す内容は正確かどうか分からないため、安全面などを情報共有する場が必要だとも感じている。しかし、学校側とどうコミュニケーションをとったらいいのか分からないという。

子どもが1年生なのでPTAに深いつながりがあるわけでもなく、校長に手紙を書くのもハードルが高い。今後のことを考えると関係性が悪くなるのは避けたいが、愛知県の児童のことを考えると、「今こそ親が出しゃばるとき」だとも思う。最も恐れているのは、夏休みが始まって議論がうやむやになることだ。

まずは、ママ友と一緒に自治体のホームページの意見投稿欄に要望を出そうと相談している。

「子どもが帰って来ないかもしれないと思うと、仕事をしていても気が気じゃありません。午後1時から3時くらいの間に学校は終わるのですが、あの炎天下に下校するのは本当に危険ですよね。専業主婦のお母さんたちは迎えに行ってますが、私は働いているのでそれもできなくて。放課後は学童保育に行っているからいいのですが、4年生以降は学童もないのでどうしたらいいか不安です。子どもの命より大切なものなんてない。学校はこの問題にしっかり向き合って欲しいと思います」(Bさん)

(文・竹下郁子)


〔資料−2〕

「疲弊する高齢者施設=西日本豪雨で定員超え、衛生環境悪化−岡山 」

   時事通信社(2018/07/21 14:14 )

☆ 記事URL:https://www.msn.com/ja-jp/news/national/疲弊する高齢者施設%ef%bc%9d西日本豪雨で定員超え、衛生環境悪化%ef%bc%8d岡山/ar-BBKSRDP?ocid=st#page=2

 西日本豪雨で被害を受けた岡山県の高齢者施設が苦しい運営を強いられている。浸水した施設から受け入れた高齢者で定員超過となり、職員の業務量は増大。衛生環境が良くない施設もあり、関係者は「高齢者にストレスがかかり、認知症が進行する恐れがある」と懸念している。

 広範囲が浸水した同県倉敷市真備町地区。高台で被害を免れた特別養護老人ホーム「シルバーセンター後楽」には、水没した近くの系列施設から約30人の高齢者が避難する。もともと定員に近い約100人が入所。身を寄せた高齢者は施設のホールに置いたベッドで慣れない生活を続け、プライバシーも確保されない。

 元の施設に戻るには数カ月以上かかるといい、施設長の武本和憲さん(46)は「住環境の変化で、高齢者のストレスはたまる一方。認知症が進まないか心配だ」と不安げに話す。施設職員の約3割が被災し、浸水した自宅の片付けもあり、職員は疲労が蓄積している。

 特別養護老人ホーム「落合の里」(同県高梁市)は豪雨で1階部分が水没。水は引いたが1階は使えず、25人いる高齢者は2階で過ごす。部屋が足りず、個室に2人入居してやりくりする。

 調理場は水に漬かって使えず、食事はレトルトカレーや缶詰などでしのぐ。食器は紙皿だ。風呂も入れず、職員が専用シートで高齢者の体を拭く。施設長の男性(44)は「栄養は足りず、衛生面に不安があり感染症が怖い。復旧時期も見通せない」と頭を抱えた。 



http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/161.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 安倍による党利党略の悪法!国民置き去りの暴挙! 
安倍による党利党略の悪法!国民置き去りの暴挙! 
http://85280384.at.webry.info/201807/article_155.html
2018/07/21 22:44 半歩前へ

▼安倍による党利党略の悪法!国民置き去りの暴挙! 

 人口減少が進む時代に逆行した自民党の党利党略の悪法。みなさんは、議員定数の6増案がよくわからないのではないか?

 これについて新潟日報が分かりやすく解説したので紹介する。ところどころ私が補足、加筆した。

**********************

 この悪法は、埼玉選挙区を2増(改選時1増)、比例代表の一部に新たな「特定枠」を設けて4増(改選時2増)し、総定数を6増する内容だ。

 「もし一般の有権者に選挙制度を考えさせたら、こんな案が出てくるはずがない」

 参院特別委に参考人として出た元自民参院幹事長の言葉が自民案の性格を表している。

 改革の最大の眼目は1票の格差の是正だ。ところが自民は党内事情から優先的な当選順位を事前に決める拘束名簿式の特定枠の設置に踏み切った。

 「鳥取・島根」「徳島・高知」の合区で選挙区から出馬できない2県の候補を特定枠で確実に当選させ、救済するというのが悪法の肝だ。

 仮にほとんどが特定枠となれば、得票順に当選が決まる非拘束名簿式の利点が阻害される。

 候補者名票がゼロで当選する可能性もあれば、特定枠外の候補が100万票を得ても落選する逆転現象が起きる。

 比例の2制度混在が有権者の混乱につながる懸念がある。身を切る改革が叫ばれ、人口減の中で定数増への反発も強い。

 そもそもの問題は、来夏の参院選を前にした自民党の党利党略としか映らないことだ。

  自民は定数6増の理由に「参院の行政監視機能の強化」を挙げた。しかし今国会で行政監視委員会を開いたのはたった1回で約10分。有権者をバカにした話だ。

 選挙制度は民主主義の根幹に関わる。それだけに各党が党利党略を離れ、真に国民、有権者の側に立ち、あるべき制度の議論を重ねる必要がある。

 野党が求めたあっせん案の提示を議長の伊達忠一が拒否し、結果的に出身の自民を利した。多数で押し切るのは、国民を置き去りにした暴挙と言える。




関連記事
世界に例がない"史上最悪"の選挙制度改革 「議員定数増」だけの問題ではない(PRESIDENT Online)
http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/111.html



http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/162.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 山本太郎らを懲罰にかける? 笑わせるな! 

参院本会議で、カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案の採決に抗議する(右から)自由党の森ゆうこ氏と同党の山本太郎氏、糸数慶子氏=2018年7月20日午後9時25分、岩下毅撮影 朝日新聞


山本太郎らを懲罰にかける? 笑わせるな!
http://85280384.at.webry.info/201807/article_154.html
2018/07/21 22:24 半歩前へ

▼山本太郎らを懲罰にかける? 笑わせるな!

 山本太郎ら野党の3議員を懲罰にかけるといった。理由は壇上「カジノより被災者を助けて」などと書いた垂れ幕を掲げたことだという。

 どこが懲罰に値すると言うのか?

 平成になって最悪の犠牲者と被害を出した西日本豪雨についてろくな対策も講じずに、バクチ法案を強行採決した与党こそ懲罰に値する。

 「少数野党の意見の尊重」という民主主義の基本さえ踏みにじる安倍晋三こそ懲罰に値する。

 与党の横暴は見て見ぬふりをして野党を恫喝する安倍自民党。数の力で、何でもかんでも押し通す。

 「懲罰」を道具に野党を脅す安倍自民党に負けてはならない。

 立憲民主党や共産党などはスクラムを組んで反撃すべきだ。結束の強さを示すべきだ。

 ちなみに議長の伊達忠一は、党利党略で自民党が持ち出した議員定数6増案について野党が求めたあっせん案の提示をが拒否。

 出身母体の自民を利した札付きだ。伊達忠一は紛れのない安倍晋三のロボット、傀儡である。そんな輩が生意気な口を利く資格などない!

*****************

 参院の伊達忠一議長は20日、自由党の山本太郎、森ゆうこ両参院議員、参院会派「沖縄の風」の糸数慶子参院議員の3氏について、参院懲罰委員会に付託することを決めた。

 カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法の採決の際、3氏が議長の制止に従わず「カジノより被災者を助けて」などと書かれた垂れ幕を壇上で掲げ続けた行為を懲罰の対象になりうると判断した。  (以上 朝日新聞)

























http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/163.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 日本政府に見捨てられた「公安スパイ」の悲惨すぎる肉声 中国で実刑判決を受けると、どうなるか(週刊現代)


日本政府に見捨てられた「公安スパイ」の悲惨すぎる肉声 中国で実刑判決を受けると、どうなるか
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56616
2018.07.20 桜坂 拳太朗, 週刊現代  :現代ビジネス


「懲役5年」「懲役12年」—。中国でスパイ罪に問われた日本人に、続々と判決が言い渡されている。日本の政府機関に雇われた協力者=スパイだ。隠蔽される「スパイごっこ」の実態を、本日発売の週刊現代でフリージャーナリストの桜坂拳太朗氏が明らかにしている。

妻の極秘面会

2ヵ月に一度、ふたりの男は横浜から神奈川県某所に向かう。彼らにとって憂鬱な日だ。 

用意した部屋に女性がやってくる。沈痛な面持ちの女性を前に、50代の男がメモを見ながら話す。

「旦那さまは特別注文で、食べたいものを食べているそうです。肉や魚、野菜をバランスよく食べて、食事については不自由ないそうです。ビタミン剤も飲んでいます。インスタントコーヒーも飲めるし、バターやジャムも買っているようですよ」

ふたりの男は関東公安調査局・横浜公安調査事務所の調査官。相対する女性は2015年5月、中国に拘束されたM氏(57歳)の妻だ。

調査官たちは、在瀋陽日本総領事館が2ヵ月に一度行う「M氏との領事面会」の内容を伝えているのだ。調査官は妻を安心させるため、獄中のM氏の快適な生活を強調するのだが、妻は納得しない。

「体調はどうですか?」「精神状態は?」

調査官は、外務省から聞いた真実を妻に話さざるを得なくなった。

「……疲労は溜まっていて、耳鳴りを訴えています。睡眠薬を飲んでいるそうです」

両者の間に沈黙が訪れる。公安調査庁の幹部はこう明かす。

「M氏は横浜(公安調査事務所)が運用していた協力者だから、彼らが家族のケアを担当している。だが我々の対応に、奥さんも息子さんも不満を持っており、連絡担当者も次々と変わっています」

M氏は公安調査庁に雇われた協力者=スパイだった。妻はこう叫ぶ。

「夫は日本のため、拉致被害者を救うために働いていたのです。なぜ助けられないのですか」

M氏は今月13日、遼寧省の丹東市中級人民法院で懲役5年の実刑判決を受けた。同じく、浙江省温州市でスパイ容疑で拘束された愛知県のI氏(54歳)も今月10日、懲役12年の実刑判決を受けている。

この2人以外に、中国では、6人の日本人がスパイ罪や国家機密等窃盗罪で拘束されている。

「これは氷山の一角です。'13年以降、日本から中国に入国した20人以上が中国当局に身柄を拘束されています。その大半は公安調査庁のエージェント(協力者)です」(日本政府関係者)

拘束されたのは、日本人だけでなく、日本に帰化した元中国人、在日中国人もいる。その多くが、公安調査庁に協力を依頼されて、情報収集をしていた協力者だというのだ。

謝礼は月15万円

M氏は北朝鮮から脱北した日本人だ。M氏の母は在日朝鮮人の夫とともに、帰還事業で北に渡った、いわゆる日本人妻だ。北朝鮮に渡ったとき、M氏はまだ子供だった。

「Mの父親は金日成像の建設工事中に労災死した。その功績で、Mは朝鮮人民軍総政治局傘下の幹部候補に抜擢された」(公安調査庁関係者)

だが、やがてM氏は家族で脱北し、日本に戻った。苦労して息子も育て上げ、M氏は脱北者の妻と神奈川県内のマンションで暮らしていた。ようやく掴んだ幸せだった。

だが、北朝鮮との縁は切れなかった。朝鮮語が堪能なため、中朝国境地帯に頻繁に行き、北朝鮮事情を集めては、日本の報道関係者に情報提供するようになった。

      
      公安調査庁は法務省の傘下にある photo by iStock

霞が関内部の権力構造では末席に置かれるが、自らをCIAのカウンターパートと名乗り、スパイを使った人的諜報=ヒューミントに力を入れている。

「Mは北朝鮮にいた頃、日本出身者としては異例の高位にいて、軍の内情などを知り尽くしていた。瀋陽や丹東など中朝国境地帯に行き、北朝鮮から出てくる軍関係の知り合いと会い、北朝鮮の内部情報をとれる稀有な存在だった」(前出・公安調査庁関係者)

公安調査庁が提示した謝礼は月15万円。命がけの仕事には見合わない額だ。妻の実家がパチンコ関連の仕事をしていて、生活には困らなかったM氏だが、「日本のため」「拉致被害者を救おう」という誘い文句に応じた。

'10年頃から、公安調査庁の運用担当者は対北情報収集のための危険な任務を次々と依頼する。M氏はこれに応じ、たびたび中朝国境地帯に飛んだ。

中朝国境地帯は、対北朝鮮インテリジェンス関係者の間では「ホットスポット」だ。中国の諜報機関・国家安全部だけでなく、北朝鮮の防諜機関・国家保衛省も暗躍する。

公安調査庁と犬猿の仲にある警視庁公安部外事第二課の捜査員はこう指摘する。

「公安調査庁の運用は乱暴すぎる。協力者を金で買って、国外に送り込んでリスクの高いことをやらせる。我々ならば協力者を守るために『防衛』(護衛要員)を配置するし、拘束されたときのマニュアルを叩き込む。だが彼らは単独で行動させるだけで、リスク管理がまるでできていない」

'15年5月、M氏は突如、遼寧省で失踪した。中朝国境地帯で日本製品を販売するビジネスを立ち上げるために現地を訪れていたが、裏では公安調査庁の依頼で、情報源である朝鮮族のブローカーと接触していたと見られている。

中国国家安全部に身柄を拘束されていることが明らかになったのは、しばらくたってからだ。

「M氏は当初、予防拘束のような形で、ホテルで取り調べを受けた。そして、日本政府の協力者であることを自供したところで、正式に逮捕された。身柄は遼寧省丹東の刑事施設に置かれていた」(前出・日本政府関係者)

中国でスパイとして拘束された者はいかなる獄中生活を送るのか。これを経験した人物がいる。

残留孤児二世として日本に帰国した田原博氏(仮名)だ。日本政府に協力して中国に送り込まれ、スパイとして拘束、投獄された。田原氏が語る。

「'96年、北京で情報収集して、日本に帰国しようと北京空港に到着したとき、周囲を取り囲まれた。荷物の中から機密書類が出てきたため、安全部の施設に連行されました。4日間、黙秘しました」

週刊現代8月4日発売号では、中国でスパイ拘束された者の、壮絶なる獄中生活の実態が明かされている。

「週刊現代」2018年8月4日号より

















































































http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/164.html

記事 [政治・選挙・NHK248] 今国会を締めくくる言葉 ― 「憲政史上最悪の国会」「国民を愚弄するにも程がある」(澤藤統一郎の憲法日記)
今国会を締めくくる言葉 ― 「憲政史上最悪の国会」「国民を愚弄するにも程がある」
http://article9.jp/wordpress/?p=10782
2018年7月21日 澤藤統一郎の憲法日記


第196通常国会が、昨日(7月20日(金))事実上閉会した。思い起こせば、アベ政治の醜態極まれりという、「憲政史上最悪の国会」。これでいよいよアベ政権も終わりかと思わせる事態は何度もあった。が、膿にまみれ満身創痍となりながらも、アベ政権は持ちこたえた。内閣支持率は下げ止まり、やや上昇の傾向さえ見せている。アベ政治を許し、アベを政権の座にから追い落とせない、これが日本の民主主義の水準なのだ。

本日の朝日は、
「通常国会、事実上閉会」「森友・加計など疑惑解明置き去り」「政権の強引さ、際だった」「野党『憲政史上、最悪の国会』」
の見出しで、こう報じている。

 公文書が改ざん、廃棄され、「ない」とされた文書が見つかる。答弁のうそが明らかになる。国会審議の前提は根底から覆された。過労死を招きかねないと指摘された制度やギャンブル依存症が増えかねないカジノ新設を認める法律も野党の反対を押し切って成立。安倍政権の国会軽視が際立つ通常国会だった。

 巨大与党に少数野党。野党が提出した内閣不信任決議案が否決されるのは目に見えている。それでも憲法に基づいた手続きであることには変わりない。

 立憲民主党の枝野幸男代表が不信任案の趣旨説明をしている最中、安倍晋三首相は隣の閣僚と談笑した。「何笑ってんだよ」。野党席からヤジが飛んだ。「憲政史上、最悪の国会になってしまった」。枝野氏は2時間43分にわたった趣旨説明をこう締めくくった。


毎日新聞は、
「政府強引、国会に禍根」「森友・加計、疑惑解明至らず」「働き方・参院6増・カジノ… 重要法熟議なく」
とよく似た見出しで、今国会をこう総括している。

 通常国会は20日に事実上閉会した。学校法人「森友学園」「加計学園」を巡る問題で、政府・与党は疑惑解明に後ろ向きな姿勢を取り続け、真相究明には至らなかった。約半年にわたった国会論議が深まることはなく、与党は働き方改革関連法や参院定数を「6増」する改正公職選挙法など、問題を数多く抱える法を熟議なく強引に成立させた。政府が提出する法案や行政機関に対する立法府としてのチェック機能に課題を残した。

 立憲民主党の枝野幸男代表は20日の衆院本会議で、安倍内閣不信任決議案の趣旨説明を2時間43分にわたって行った。枝野氏は、不信任の理由は「数え切れないほどある」としたうえで、森友・加計学園問題など7点を挙げて「この国会は民主主義と立憲主義の見地から憲政史上最悪の国会になってしまった」と批判した。


そして、東京新聞。本日(7月21日)の社説が、厳しく力のはいったものとなっている。

   国会あす閉会 政権の横暴が極まった

通常国会があす閉会する。与党は延長会期中、国民への影響が懸念される「悪法」の成立を強行する一方、森友、加計問題の解明にはふたをしてしまった。安倍政権の横暴が極まったのではないか。

 あす会期末を迎える通常国会はきのう事実上閉会した。実質的な最終日、与党が成立を図ったのがカジノを中核とする統合型リゾート施設(IR)整備法案だった。

 そもそも刑法が禁じる賭博を一部合法化する危険性や、ギャンブル依存症患者を増やす恐れがある法案だ。地域振興や外国人の集客に本当に役立つのか、審議を通じても疑問は解消されない。法案成立後に政令などで決める事項が約三百三十項目にも上る。そんな法案を成立させていいのか。

 延長国会の期間中、西日本を豪雨が襲い、二百人以上が亡くなった。猛暑の中、多くの被災者が生活再建を急ぐ。避難生活を余儀なくされている方は依然多い。

 生活再建や復旧、復興に向けた策を練り、法の不備を補い、予算を確保することこそが、国会が優先すべき課題ではなかったか。

 しかし、会期末の限られた時間は安倍政権が優先した「カジノ法案」の審議に費やされ、寸断された道路や鉄道、堤防が決壊した河川を所管する石井啓一国土交通相が答弁に追われた。災害対策より賭博か、との批判が出て当然だ。

 西日本豪雨では、気象庁が厳重警戒を呼び掛けた五日夜、自民党議員が「赤坂自民亭」と題する宴会を開き、安倍晋三首相や小野寺五典防衛相らが参加していた。

 豪雨発生時から緊張感を持って災害対応に当たっていたのか、疑問を抱かせる振る舞いだ。

 与党は延長国会で参院議員定数を六増やし、比例代表の一部に優先的に当選できる「特定枠」を導入する改正公職選挙法も成立させた。法律が求める抜本改革に程遠く、「合区」対象選挙区で公認漏れした自民党現職議員の救済策にほかならない。こんな制度をつくり、恥じることはないのか。

 森友学園をめぐる問題では財務省の公文書改ざんが明らかになり、佐川宣寿前国税庁長官による国会での偽証も指摘されている。加計学園は愛媛県に嘘(うそ)をついたと主張する。国民の多くが疑念を抱くのに、与党はなぜ事実を解明しないのか。政治権力を集める首相や官邸への配慮なのか。

 国会で多数を占めれば、何をやっても許される。政権がそんな考えで国会を運営したとしたら、国民を愚弄するにも程がある。


確かに、数を恃んだアベの横暴の国会。しかし、当初はこの国会に「憲法改正原案の発議」がなされる恐れが報じられていたのだ。1か月余の会期を延長してなお、今国会に憲法改正原案の発議はできなかった。衆参両院の憲法審査会も実質審議の場となっていない。そもそも、自民党案さえ確定に至っていない。

 昨夕、安倍晋三は、通常国会の実質閉会を受けて、官邸で記者会見し、改憲について「九月の自民党総裁選で大きな争点になる」と強調した。自民党がまとめた自衛隊明記など改憲四項目の条文案に関しては「(各党間で)取りまとめを加速すべきだ」と述べ、与野党に発議に向けた議論を呼び掛けた。と報道されている。

何度でも繰り返したい。改憲派にとっては、「アベが総理総裁でいるうち、改憲派の議席が両院ともに3分の2を超えているうち」が千載一遇のチャンスなのだ。

「アベが失脚する」か、「改憲派の議席が衆参のどちらかで3分の2を割る」ことになれば、改憲の危機は遠のくことになる。

アベ政権は、今国会で悪法成立の強行と引き換えに、「憲政史上最悪の国会」「国民を愚弄するにも程がある」との酷評にも晒されているのだ。アベ改憲の阻止は、十分に可能と考えられる。

(2018年7月21日)




http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/165.html

記事 [政治・選挙・NHK248] アチラにネットを占拠されて悔しくないのか? 
アチラにネットを占拠されて悔しくないのか?
http://85280384.at.webry.info/201807/article_156.html
2018/07/21 23:46 半歩前へ


▼アチラにネットを占拠されて悔しくないのか?

 ウソとごまかしが日本中に蔓延。株やネット長者がいる反面、若者の間でも貧困が進行している。格差社会が日本の未来を閉ざしている。安倍晋三による日本破壊が進んでいる。

 私のブログ「半歩前へ」を読んで、本当に「安倍の破壊から日本を守らねば、民主主義を守らねば」と感じた人は情報を発信してもらいたい。

 フェイスブックの仲間内で「いいね!」を繰り返しても反撃にはならない。アチラには何の影響もない。自己満足でしかない。こんなことは時間の無駄。新あたしことをするヒマがあればテキに反論しよう。アチラをやっつけよう。

 ネトウヨかどうか知らないが、アチラはどんどん発信している。ネットの8割がアチラのものだ。圧倒的にアチラが勝っている。情報力が世論を作る。政治を動かす。

 麻生太郎が言う通り、今の若者は新聞も本も読まない。情報を得るのはもっぱらネットである。スマホをいじくって検索。

 「安倍さんは頑張っている」「安倍さんはすごい」−。若者たちは、こんな一方的でデタラメな情報を疑うことなく信じ込む。そして選挙になればまがうことなく自民党に投票する。その結果、安倍政権は圧倒的な勝利を重ねた。

 だが、自民党の圧勝予測をいまだに「マスコミのねつ造だ」と言い、選挙結果が出ても「不正投票だ」といまだに眠たいことを言い、現実を認めようとしない者たちがいる。

 不思議なことに、彼らはフェイスブックという仲間内に不満、不平を並べ立てるるが、チラに対して反撃しない。意見や思いをつづって反論しない。たた、今起きている現状を苦々しく追認するだけ。

 完全にアチラの圧勝だ。アチラにやられっぱなしだ。口惜しくないのか?どうして反撃しないのか? ネット社会をアチラに占拠されて悔しくないのか?

 ネットは情報量がものを言う。ウソでも100回繰り返されると大衆は真実だと思い込む。ナチスが使った手口だ。テキのプロパガンダは巧妙だ。指をくわえて見ているだけでは一歩も前に進まない。

 悔しければ発信せよ。アチラの好きにさせないためには、何でもいいから、一行でいいからテキに向けてネットで発信しよう。若者をテキの催眠術から解放するために、ひと役買おうではないか。アチラに負けるな!




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