〔セックス・若者の本音〜世界のミレニアル世代〕7月17日、Nクロ現
セックスについての本音を語り始めた若者たちがいる。背景には何があるのか。
世界規模のアンケート調査(18−34歳対象に23カ国の公共放送機関が連携して実施。およそ100万人が回答)から見えてきたのは、セックスへの戸惑い、悩む日本の若者たちの姿だった。
セックスについて語り合えない、正しい情報が得られない等々。中にはそのことが原因で心や躰に深刻な影響を受ける人もいた。
26歳女性「性欲を処理するために自分っているのかなとどんどん自信が持てなくなった」
別の26歳女性「幼いころから”恥ずべきもの”という感覚とか、”口にするべきことじゃない”というような大人たちの姿勢を感じてきた」
セックスについて性的な印象を語る人が少なくなかった日本の若者たち、セックスに対する知識はどこで覚えたかの設問に、
友人や先輩:58.5%、アダルトビデオ:53.6%、学校:43%。親:4.8%、その他:28.7% となっている。
海外(学校:72.7%、親:28.1%)に比べると、学校、親との回答が特に低かった。信頼できる情報が不足している傾向が見られた。
22歳男性「僕は学校とかで教わっていないので、何が正解でなにが不正解なのか考えてもよくわからない」
22歳女性「私は”性=悪”という環境で育ってきた。親も普通にやっていることなのに何で隠すの という疑問が一番にきました」
30歳男性「どういうセックスがよいかと言われたらDVDを見ることでしか学べない」
31歳女性「今のAVとか、男性が出したら終わりみたいなところがすごく強い。私もそれが普通だと思っていたから自分が気持ちよくならなくてもしょうがないみたいな」
さらに友人やパートナーとセックスについて語ることはあるか? について
海外:ある82%、ない18% に対して
日本:ある55.5%、ない44.5% と大切な相手と本音を語れない傾向が見えてきた。
25歳女性「(男性が)すごくしたいっていう気持ちは分かるんですけど、相手の気持ちも考えずに自分の欲求だけで動いているのもすごく怖いなと。嫌なときに嫌だと言えない、基本的に。言ったら向こうも傷つくというかプライドがあると思うので」
30歳男性「否定されたら怖いじゃないですか。自分で思い当たる節があったときが怖いなと思うので聞かないようにしています」
26歳女性「嫌われてしまうんじゃないかと思って、演技というか声を演技として出しているのがすごく罪悪感を感じていたんですね。罪悪感を感じるのもきつくて性行為に対しては苦手意識がある」
信頼できる情報の不足、そしてセックスについて本音を語り合えない中で深い傷を負ってしまった女性が苦しい胸の裡を明かしてくれた。
30歳女性「クリスマスの日に予約を取ってくれて行った時の写真です。仕事に対して前向きで、そういうところが好きだった」
以前の交際相手とのセックスは望んでいたものとはかけ離れていた。しかしそうした思いを好きな相手に伝えて良いか分からず、拒むことが出来ずにいた。
「(彼は)たぶんAVを見て、これがいいんだろうなというのをやっていて、何か怖かった。アナルに指入れたりとか、どんどんおもちゃも入れるし、セックスの最中なので雰囲気壊すかなと思って、私も”本当に大丈夫なの?”と言えない」
ある日、女性が産婦人科で検診を受けると、医師から思わぬことを告げられた。「膣が汚れている」と。
女性「びっくりして”何でですか?”って聞いたら”とりあえず汚れているから薬飲んで”と。膣洗浄に来てね、みたいな」
「嫌だとか痛いとか言っても結局やめてくれなかったり されたりが多かったから、これからつきあう人にもそういうふうにされることがあるんじゃないかなと思って…」
(以下 海外の取組だがー略)
(仁王像)
本番組からも日本の女性の発言力が弱い(社会的地位がまだまだ低い)と思わざるを得ない。
高岡英夫は現代人の身体能力が著しく低下している視点からこの問題を論じている。
・セックスが気持ちよくない、満足できない現代女性たち/高岡英夫
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/773.html
・セックスで心身ともに満たされていた昔の女性たち/高岡英夫
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/774.html
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/623.html