公開処刑。なぜ、その上、麻原彰晃死刑囚の三女を責めるのか
https://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/4ddf2da2c0069c7a965b33e24541bb3a
2018年07月07日 のんきに介護
白石草@hamemenさんのツイート。
7人が同時に絞首刑となったのは、48年のA級戦犯7人の処刑のみと。
— 白石草 (@hamemen) 2018年7月6日
戦後最大規模の死刑執行、世界に衝撃 非人道的と批判も:朝日新聞デジタル https://t.co/JmE5eCWasS
公開処刑を敢行した意義は、
次の三つではないか。
(1)見せしめ。
(2)国民の目を失政から逸らすためにあてがうサーカス。
(3)自己正当化。
三つ目の
「自己正当化」の意味が分かり難いかな。
これは、
松本智津夫を戦後最大の詐欺師と
責め立てることで
あたかも自分がそうでないかのように見せかける
ごまかしだ。
この点につき、死刑廃止論と絡めて
墨東公安委員会@bokukouiさんがツイートする。
権力が誰かを「悪」として排除するのに便乗することで、自分が「正義」だと思いあがって悦に入る人間の醜さが、小生の死刑廃止の論拠ですが、まさに今、その陋醜の実例が示されています。https://t.co/bMOz1ZhjuK
— 墨東公安委員会 (@bokukoui) 2018年7月6日
アーチャリーと呼ばれた
麻原彰晃死刑囚の三女に石をぶつけるような真似をするのは、
安倍晋三の
この醜い心を忖度した結果も知れない。
石を投げつけられている
この娘さんが
こんなことを言っている。
――私が16歳の時まで教団にいたから、今も教団にいるだろうと推測で言われますが、アレフ内部では私を「悪魔」と言っているという噂を聞いています。私の本も読まないように言っているみたいですし。私自身がアレフに利用されないためにFacebookやTwitterをやって、社会のここにいるというアピールをしているのかもしれないです。
(被害者に謝罪しないのかという社会の声に対して)考えに考えたんですよ。「謝るってなんだろう」って。やっぱり自分がやっていないことについて、自分が知らないことについて謝るのはあまりにも無責任だと。儀礼的に謝って自分の身の安全を図るのは、誠実な態度と思えなかったんです。
単なる人間、単なる日本人に、いつかなりたいというのが夢ですね。とにかく人間になるところから、何かに関わっていきたい。――
☆ 記事URL:https://www.huffingtonpost.jp/2018/07/05/matsumoto_a_23475830/
たとえ、血の繋がりがあっても親と子は互いに別人格であり、
親のしたことにつき、
子が一々、責任を負えることではないよ。
その一線を超えて責めるのは、カルトではなかろうか。
<追記>
DS@mannersDSさんのツイート。
いくら死刑囚の娘とは言え松本麗華に避難を浴びせるのも違うよなあ。親父の麻原彰晃のおかげで小学校にも行けず、中学の年齢でも平仮名しか書けず。大学受験で合格しても素性を知ると入学拒否。ひたすらアーレフとの関係も切ろうとして団体からも敵視されている。この状況で娘に矛先が行くのは違うわ。
— DS (@mannersDS) 2018年7月6日
これを受けて、
盛田隆二@product1954さんが
同感です。地下鉄サリン事件の時、松本麗華さんは11歳。当時は死ぬことばかり考えていたと。そんな彼女を叩き追い詰めるリプを送っている輩の性根の腐り方は尋常じゃない
— 盛田隆二 (@product1954) 2018年7月6日
>アーチャリーと呼ばれた麻原彰晃死刑囚の三女、Twitterアカウントに誹謗中傷が相次ぐ(ハフポスト)→https://t.co/htysHTMCYL https://t.co/qNfXXDnuyx
とツイート。
だな。
弱い者苛めが過ぎる。
2018年7月7日朝 記
戦後最大規模の死刑執行、世界に衝撃 非人道的と批判も
https://digital.asahi.com/articles/ASL766R87L76UTIL055.html
2018年7月7日05時00分 朝日新聞
オウム真理教元代表の松本智津夫死刑囚ら7人の死刑執行について、会見する上川陽子法相=2018年7月6日午後1時28分、東京・霞が関、北村玲奈撮影
オウム真理教元代表の松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚ら教団元幹部7人の死刑執行を、海外の主要メディアも速報で伝えた。
地下鉄サリン事件について、英BBCは「治安の良さを誇りにしていた日本にショックを与えた」と伝えた。またAFP通信は「日本の首都機能を麻痺(まひ)させた。人々が空気を求めて地上に出てくる姿はまるで戦場だった」と振り返った。
一方で、死刑という手法には厳しいまなざしも向けられた。
独シュピーゲル電子版は「日本は死刑を堅持する数少ない先進国だ」としたうえで、「アサハラの死は、支持者には殉教と映り、新たな指導者を生みかねない」とする専門家の声を紹介した。
欧州連合(EU)加盟28カ国とアイスランド、ノルウェー、スイスは6日、今回の死刑執行を受けて「被害者やその家族には心から同情し、テロは厳しく非難するが、いかなる状況でも死刑執行には強く反対する。死刑は非人道的、残酷で犯罪の抑止効果もない」などとする共同声明を発表した。そのうえで「同じ価値観を持つ日本には、引き続き死刑制度の廃止を求めていく」とした。
EUは死刑を「基本的人権の侵害」と位置づける。EUによると、欧州で死刑を執行しているのは、ベラルーシだけだ。死刑廃止はEU加盟の条件になっている。加盟交渉中のトルコのエルドアン大統領が2017年、死刑制度復活の可能性に言及したことで、関係が急激に悪化したこともある。
法制度上は死刑があっても、死刑判決を出すのをやめたり、執行を中止していたりしている国もある。
ロシアでは、1996年に当時のエリツィン大統領が、人権擁護機関の欧州評議会に加盟するため、大統領令で死刑執行の猶予を宣言した。プーチン大統領もこれを引き継いだ。2009年には憲法裁判所が各裁判所に死刑判決を出すことを禁じた。
韓国では97年12月、23人に執行したのを最後に死刑は執行されていない。05年には国家人権委員会が死刑制度廃止を勧告した。
今回の死刑執行を伝えた米CNNは、日本の死刑執行室の写真をウェブに掲載。「日本では弁護士や死刑囚の家族に知らせないまま、秘密裏に死刑が執行される」と指摘した。またロイター通信は、「主要7カ国(G7)で死刑制度があるのは日本と米国の2カ国だけだ」と指摘。日本政府の15年の調査で、国民の80・3%が死刑を容認していると示す一方で、日弁連が20年までの死刑廃止を提言していることも報じた。
98年以降は4人が最多
「午後、面会に行く予定だったのに……」。中川智正死刑囚(55)の一審の弁護人を務めた河原昭文弁護士(岡山弁護士会)は、執行に驚きを隠せなかった。朝、広島拘置所に行った支援者から「面会の受け付けをしたが、会えなかった」と聞かされた。「国会が閉会したら執行されるかもしれない」と思い、17日にも面会を約束していた。「あまりに早かった。残念だ」
戦後最大規模の執行だった。戦前には、社会主義者が弾圧された「大逆(たいぎゃく)事件」で1911年に12人が執行された例はある。48年にはA級戦犯7人が絞首刑になったが、連合国の裁判による死刑だった。現行刑法のもと、法務省が執行を公表するようになった98年以降は4人が最多。刑場が一つという東京拘置所では、午前中だけで松本死刑囚ら3人が立て続けに執行されたことになる。
同じ組織の一連の事件という事情もあり、当初から大量執行は想定されていた。法務省は今年3月、東京にいた死刑囚13人のうち7人を刑場のある仙台、名古屋、大阪、広島、福岡の拘置所に分散して移送。複数箇所での同時執行ができる状態になっていた。
70年代に刑務官を務めた野口善国弁護士(兵庫県弁護士会)は、「当時もこれほどの人数を同時執行した例は聞かない」という。
1度だけ執行に立ち会った。別の刑務官が死刑囚に手錠と目隠しをして首に縄をかけ、3人が絞首台の足場を開く3本のレバーをそれぞれ引いた。誰が直接に命を奪ったか分からないようにする仕組みだった。野口弁護士は、落ちた勢いで揺れる縄を押さえていた。
この間、数十分。絞首刑という方法は当時から変わっておらず、午前中だけで3人の執行をすることは可能とみる。「ただ心理的負担は重く、刑務官には人を殺しているという実感がある。1人の執行で耐えるのがやっとだろう」
国際人権団体アムネスティ・インターナショナル日本は6日、声明を発表。「1日に7人の大量処刑は近年類を見ない。罪を償うのは当然だが、真相究明の機会を奪う死刑は、正義とは程遠い」と批判した。
この日に会見したNPO法人監獄人権センター代表の海渡雄一弁護士は、日弁連が今年6月に上川陽子法相に対し、松本死刑囚らには心神喪失やその疑いがあり、執行をやめるよう勧告していたと指摘。「精神状態をきちんと判定もせず7人の執行をしたのはきわめて重大な人権侵害」と述べた。
死刑大量執行だけではない。街頭にあふれるヘイトスピーチ、閣僚の差別発言、レイブもみ消し、高級官僚のセクハラ、外国人労働者への不当な扱い。世界が日本社会に問うているのは人権意識の低さだ。このまま内向き姿勢を続けたら「野蛮な国」へ転落してしまう。https://t.co/HApQKnDRrR
— 鮫島浩 (@SamejimaH) 2018年7月7日
「戦前には社会主義者が弾圧された大逆事件で12人が執行された例がある。戦後には連合軍による裁判でA級戦犯7人が絞首刑に。法務省が執行を公表し始めた98年以降は1日4人が最多。刑場が一つの東京拘置所では午前中だけで松本死刑囚ら3人が立て続けに執行されたことになる」https://t.co/JRbmtaaUTB
— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) 2018年7月6日
人を殺すことはいけないと言いながら、法と正義の名のもとに人を殺す。考えたら恐ろしい制度(だから死刑は抑止力として働く、という意味ではない)。でも、一方で、麻原たちのような人間はどこまで更生するのかという大きな疑問もある。https://t.co/6TGit0DpN4
— jphk20 (@jphk205) 2018年7月7日
死刑というものは、執行に意味があるのではなく、判決にこそ意味がある。
— lupin the Z (@lupin_the_ukz) 2018年7月7日
だから執行自体は世間に通知しなくてもいい。
反省と改心を認めない死刑の存在意義は、報復でなく究極の犯罪抑止なのだから。
戦後最大規模の死刑執行、世界に衝撃 非人道的と批判も #SmartNews https://t.co/9jVGuF3D4L
このEU+アイスランド、ノルウェー、スイスが言ってくれてる〈同じ価値観を持つ日本〉てのがこの頃、ちょっと怪しくなってきてるんですよね。大変な問題だと思います。https://t.co/uuD7V4HHqz
— 松井計 (@matsuikei) 2018年7月7日