EU 難民受け入れ制度見直しで各国の立場の違い埋まらず/nhk
2018年6月25日 6時04分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180625/k10011494461000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_013
EU=ヨーロッパ連合は、加盟国の間で対立が深まっている移民や難民の受け入れ制度の見直しについて臨時の会議を開きましたが、各国の立場の違いは埋まりませんでした。
ベルギーの首都ブリュッセルにあるEU本部で24日に開かれた会議には、ドイツやフランスなどのほか、移民や難民にとってEUの「玄関口」となっているイタリアやギリシャなど16か国の首脳が参加する一方、移民の受け入れを拒否しているハンガリーなど中東欧の4か国は参加しませんでした。
EUでは、中東やアフリカからの難民が漂着するイタリアなどが公平な負担をすべきだと不満を強めているのに対し、難民の流入を抑えるよう求める世論が強まったドイツなどはこれ以上の受け入れに消極的で、各国の対立が続いています。
会議のあと、ギリシャのチプラス首相は「大きなジレンマを抱えており、解決しなければならない」と述べ、各国の立場の違いが埋まらなかったことを明らかにしました。
一方、ドイツのメルケル首相は「2〜3か国ごとの合意が不可欠だ」と述べ、全体の合意を目指す前にイタリアなどと個別に協議し事態を打開したいという考えを示しました。
EUは今月末に開かれる首脳会議での合意を目指していますが、各国の立場は大きく隔たったままで、足並みをそろえるのは困難な状況が続いています。
http://www.asyura2.com/18/kokusai23/msg/347.html