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2018年4月09日00時09分 〜
記事 [政治・選挙・NHK242] 陸自が大臣指示に背いてイラク日報を隠蔽したのか 
陸自が大臣指示に背いてイラク日報を隠蔽したのか
https://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/d8105380d375476681b803e52d9a00b6
2018年04月08日 のんきに介護


朝日新聞(asahi shimbun)@asahiさんのツイート。



これを受け、

布施祐仁@yujinfuseさんがツイート。




















立憲・枝野氏「隠蔽なら防衛省・自衛隊幹部総取っ替え」
https://www.asahi.com/articles/ASL476RCLL47UTFK00H.html
2018年4月7日20時57分 朝日新聞

    
オープンミーティングで自衛隊の日報隠蔽問題について語る立憲民主党の枝野幸男代表=さいたま市

立憲民主党・枝野幸男代表(発言録)

 (自衛隊の日報隠蔽(いんぺい)問題で)現場から、誰かにはちゃんと相談したと思っている。当時の稲田防衛相ではなく、もっと上かもしれない。私も官房長官の仕事をしていたが、各役所でらちが明かないことの後始末をするのが、官房長官の一つの大きな仕事だった。

 個別には言わないが、各役所から「うちの大臣では、らちが明かない」と、直接の報告や相談が何件かあった。そうであって欲しい。現場が勝手に大事なことを判断するなんて、許してはいけない。政治には相談していて欲しい。

 政治案件をシビリアンコントロールに反して、隠蔽していたら困る。そうであれば、防衛省も自衛隊も、警察庁や海上保安庁から人を呼んで、幹部を総取っ替えしなければならない。(さいたま市であったオープンミーティングで)













http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/697.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 森友疑惑 菅官房長官が佐川・太田氏から説明受けていた 昨年2月 首相進退答弁の直後 官邸関与示す動き(しんぶん赤旗)
  


森友疑惑 菅官房長官が佐川・太田氏から説明受けていた

昨年2月 首相進退答弁の直後

官邸関与示す動き

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-04-06/2018040602_03_1.html
2018年4月6日 しんぶん赤旗



 学校法人「森友学園」との国有地取引に関する財務省の決裁文書改ざん問題などをめぐって、「官邸に報告したり了承を受けることはない」と官邸側の関与を全否定している佐川宣寿・前理財局長と太田充・現局長が、「森友疑惑」追及が国会で始まった直後の昨年2月22日、菅義偉官房長官に官邸に呼ばれ、国有地売却の経緯などについて説明していたことがわかりました。太田氏は当時、財務省大臣官房総括審議官。疑惑対応で官邸側が具体的にかかわったことを示す動きです。

 菅氏への説明は、安倍晋三首相の「私や妻が関係していれば、総理大臣も国会議員も辞める」という衆院予算委員会での進退答弁から5日後に行われました。国土交通省航空局次長も出席し、国有地から出たごみの撤去処分費用の見積もりなどを説明したといいます。

 安倍首相は菅氏に「(質疑で)特に私の家内の名前も出たから、しっかりと徹底的に調べろという指示をした」(昨年2月24日の衆院財務金融委)と述べており、妻昭恵氏の関与疑惑を意識したことは明らか。安倍首相の指示を受けた菅氏は、佐川氏らから説明を受け、安倍首相に報告をしたことは認めましたが、具体的な日時や説明随行者の氏名は明らかにしてきませんでした。

 しかし、当時総括審議官として佐川氏に随行した太田理財局長は3月30日の衆院財務金融委で「(説明したのは)昨年2月22日」と明らかにし、3日の同委では「財務省で説明を主としてやったのは(佐川)理財局長だが、随行として当時の理財局総務課長、当時大臣官房総括審議官も同席している。官房長官側は官房長官と担当の秘書官」と、自身の名前はあげず答弁しました。

 NHK報道では、菅氏への説明が行われた2日前の昨年2月20日、財務省理財局が学園側に電話して、ごみ撤去でウソの説明をするよう求めていた疑惑が新たに浮上しています。






























http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/698.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 丸川質問とそっくり「防衛省イラク日報」隠ぺい(森功のブログ)
丸川質問とそっくり「防衛省イラク日報」隠ぺい
http://mori13.blog117.fc2.com/blog-entry-2236.html
2018-04-08 森功のブログ


「探索いただき無いことを確認いただいた組織・部署名を本メールに返信する形でご教示いただけますでしょうか」

 とは昨年2月、稲田さんの「日報確認指示」を受けたという「背広組」辰己昌良総括官の部下が自衛隊の統幕、陸幕、空幕の各運用担当部署宛に出したメール。で、以下が佐川さんの証人喚問のときの丸川さんの質問趣旨。

「(財務省の森友決済公文書改ざんで)総理の指示はありませんでしたね」「昭恵夫人にもありませんでしたね」

 やはりよく似ています。「なかったんだよね」あるいは「なかったことになっているんだよね」という念押しの表現のように感じるのは私だけでしょうか。

 そもそも稲田さんから日報の確認指示は口頭なので記録がないといいますが、指示された辰巳さんには少なくとも国会で大問題になっている認識があったはず。「メモ」ぐらいは残しているのでは。




http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/699.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 安倍夫妻によって国家はどこまで壊されるのか――福島のぶゆき×菅野完対談(ハーバービジネス)




安倍夫妻によって国家はどこまで壊されるのか――福島のぶゆき×菅野完対談
https://hbol.jp/163558
2018年04月08日 <取材・文/菅野完 撮影/菊竹規> HARBOR BUSINESS Online

「私や私の妻や私の事務所が関係していたら、総理も議員も辞める」―― 安倍総理の口からこの衝撃的な答弁が出た瞬間、森友問題は一気に政局化した。なにせ総理が自分の首を賭けるというのだ。

 この答弁は単に森友問題を政局化させただけでなく、ここ数回シリーズで検証するように(参照:「政権の『佐川主犯』物語に終止符! 一年前のある発言から明らかになる『綻び』」、「<森友問題>やはり改ざんは2月17日からだった!『酒井弁護士、あなたは嘘を“つかされて”いる』」)、公文書改ざんの契機になった可能性が極めて高い。まさにこの「2017年2月17日安倍晋三答弁こそが「全ての始点」と言えよう。

 今回、この答弁を引き出した福島のぶゆき氏(当時衆議院議員(民進党)・現在落選中)をお招きし、あの当時の国会論戦の様子、そして今後、野党は森友問題に関しどのような戦略をとるべきか、忌憚のないご意見をうかがった。福島氏からは、あの答弁を引き出した当事者という立場からのみならず、元官僚として、そして国家の行く末を憂う一人の市民として、極めて興味深い発言が多数あった。

 森友問題検証の一環として、その様子を2回にわたってお伝えする。

 
       福島のぶゆき氏(右)と菅野氏

菅野 今回は、惜しくも昨年10月の選挙で徹底的に与党からの攻撃を受け落選された希望の党の福島のぶゆき元議員をお招きしました。昨年2月17日の国会審議で、「私や私の妻がこの国有地払い下げに関わっていたら、総理も議員も辞める」といった安倍総理の発言を引き出した福島さんから、ぜひあの頃のことと今後のことをうかがいたいと思います。よろしくおねがいします。

福島 よろしくおねがいします。

菅野 そもそも福島さんが去年2月に、あの総理の答弁を引き出していなかったら、今のようにはなっていませんでしたよね。

福島 実は、私も当時あの答弁を聞いてびっくりしたのです。なぜここまで総理はムキになって否定されるのだろうかと、理解ができませんでした。そもそも私が質問した意図は、あの籠池さんという人物はどう見ても怪しい人間で、エセ保守で、こういう人物に学校を作らせたらいけないという思いからだったのです。安倍総理は被害者なのではないですか、奥さんが暴走したことなのだから、ここでお詫びしたらどうですかと、総理の気持ちを慮ってのことでした。にもかかわらず、総理が突然、私や妻は一切関わっていない、関わっていたら総理大臣も国会議員も辞めると啖呵を切り始めたので大変驚きました。

菅野 確かに、あの質疑の前段階で福島さんは明確に、ひょっとして総理は騙されたのではないですか、被害者なのではないですか、と念を押していました。

福島 場合によっては、訴訟を起こされたらいかがですか、とまで申し上げたのです。総理が当事者という前提で質問していません。むしろ籠池さんの闇を暴きたい思いがありました。それがまさかこんな問題になるとは……。

菅野 私もあのとき取材を始めていましたが、あの質問の少し前、民進党の調査団で福島さんたちが大阪にいらっしゃったときも、土地の問題云々より、あの幼稚園の教育内容は酷いのではないかというのが調査の主目的でしたよね。

福島 そうです。福島さんを始め、逢坂さんや辻元さんそして玉木さんなど旧民進党の方々が、被害者の会の保護者の方々にヒアリングしました。主眼は、なぜこんな教育をする学校が大阪府に認可されるか、です。大阪府の教育庁の担当の皆さんにもヒアリングを行いました。しかしそれより大きな土地の問題がバックグランドにあるとは、そのときは予想だにしませんでした。

菅野 土地の問題にフォーカスがあたっていくのは、理財局長だった佐川さんが2017年3月に答弁し始めてからです。それ以前はむしろ、学校・教育勅語、虐待が国会の論点でした。なぜ売却額が非公開だったのかという議論は2月中もしていましたが、土地の話が主題になってくるのは3月に入ってからです

福島 そうです。発端は、土地の値段が非公開だった話からです。ただそれだけでは、国会で議論するレベルにはなりません。あのようなおかしな学校がなぜ認可されたのかという議論に始まり、安倍昭恵夫人が名誉校長をし、安倍晋三記念小学院という名前で寄付金を集めているなど、安倍という名前が何度も出てくる。また、安倍さんが普段言っている話と学校の教育方針とをシンクロナイズドさせてみると、なにかとんでもないことが起こっているのではないかというのが、そもそもの議論の端緒です。

菅野 安倍晋三記念小学院という名前で学園側がカネを集めていた事実、子どもたちが虐待を受けているのではないかという疑惑、それから例の「安倍首相がんばれ」のビデオが2月の終わりに出てきたことで、確かに最初は教育のことばかり問題になっていました。

福島 それも“愛国教育”と言われるわけです。私自身も日本会議の議員団のメンバーで、日本会議のメンバーでもありましたが、見ていておかしいと感じました。よく、国を本当に愛しているのではなく、国を愛しているということを免罪符にして利益を受ける人たちがいますが――私から見たら彼らはエセ保守なのですが――この安倍晋三記念小学院の問題が、その実例に見えたのです。日の丸を掲げて愛国と言ってみたり、形式上教育勅語が大事だと喧伝したりする人たちは、実はそれを免罪符にして、自分たちの利益を受けているだけなのではないか、その典型的な例が今回の森友学園なのではないか。そういう思いから、この問題を取り上げたのです。しかし、財務省という役所の中の役所がここまで組織的に絡んでいたことで、より大きな構造的な問題が見えてきたということではないでしょうか。

〇本来の決裁文書管理とは?

菅野 ところで福島さんはもともと経済産業省の役人でしたからうかがいますが、決裁文書というものは、あんな粗雑な扱いをされるものではないですよね?


1970年茨城県生まれ。通商産業省(現:経済産業省)を経て2003年に民主党から衆議院議員選挙に出馬。2009年に衆議院議員に。2017年、10月の第48回衆議院議員総選挙では希望の党から茨城1区で出馬するも惜しくも落選。

福島 役所に入所してまず言われるのは、決裁文書は一言一句正確に書かないといけないということです。誤字は一字たりとも許されません。私が若い頃の話ですが、意地悪な上司ですと、打ち間違いがあると、私の机に決裁書の案がそのまま黙っておいてあるのです。誤字を直しても別の誤字を見つけられて何度も返ってくる。どこが間違っているかは教えてくれないのです。私の同期は、誤字のある決裁書をそのまま窓から外にぽんと捨てられてしまった。唖然としていたら、「お前、ゴミはちゃんと拾いに行かないといけないんじゃないか」と拾いに行かされていました。それくらい厳しくて絶対に間違いがあってはいけない。仮に決裁の途中で内容を修正するようなことになったら、もう一度、起案をし直し、最初から決裁取り直しです。それが役所のルールです。一回決裁がおりた文書は、私たちの役所は局ごとに厳格に管理されていました。管理簿があって、勝手に引き出して修正するなんて絶対できません。文書もホチキスで留めるのではなく、こよりで留めて縛ってあるのです。

菅野 一回解くと解いたことがわかるように?

福島 そうです。本当に厳格に管理されている。それは決裁文書が行政の命であって、国家そのものだからです。決裁文書の重なりが国家の歴史であるわけですから、それを改ざんするなどあり得ない話です。昔は天皇陛下の官吏でしたから、その時代からしたら天皇陛下に対して弓を引いたことになる。これは切腹では済まされないことですよ。

菅野 局長というと、昔の勅任官ですからね。勅任官のハンコを改ざんするということは、天皇陛下に対して弓を引くのとまったく同じことです。決裁文書の重なりが国家の歴史とすると、今回の事件は、国家そのものを改ざんしたという話になりますよね。

福島 そうです。クーデターです。革命を起こしたのと同じことです。だからそれほどの大きなことを、誰がなぜやったのか、考えなければいけない。官庁の中の官庁である財務省がやることはあり得ません。

菅野 しかしいま政府は、佐川理財局長の答弁に齟齬が発生したので改ざんしたと言っている。それで利得を受けるのは佐川さんだけじゃないですか。政府の言い訳をそのまま額面通り受け止めるなら、財務省は、理財局長の首を守るためにやったということになるわけですよね? 一年で交代する首を守るためにそんなことをやったなんてあり得ないですよね?

福島 あり得ないです。やったことと守るものの差がこんなにあるなんて。

菅野 強盗が怖いからコンビニ店が核武装するみたいな話ですよね。そんなことあり得ない。だけどそのウソが重ねられていく。これはちょっともう一遍、国会やり直しというような事態だと私は思うのですが。しかしなぜそんな文書改ざんのような大変なことをしてしまったのか。考えれば考えるほど、やはり福島さんが引き出したあの総理答弁につながってしまう。

福島 そうなんです。ただ、安倍総理が何を守ろうとしているのかが、私はいまだにわからない。いまだにわからないんですよ。私は安倍総理が直接なにか影響を及ぼしたとは思っていません。ただ、奥様の昭恵夫人は、名誉校長で森友学園の内部の人ですから明確に関わっています。谷査恵子さんのFAXを見ても、さまざまなやり取りがあったことは明らかですし、決裁文書の中にも出てきました。しかしなぜ総理がそこまで昭恵さんの罪を認めたがらないのか。なぜ安倍昭恵さんを国会に出すのをあれだけ拒むのか。国会まで来なくても、メディアの前で昭恵さん自らの声で釈明したり説明したりしないのか。それがまったく理解できません。特殊な夫婦によって、この国がメチャクチャにされているという、お笑いにもならない日本の姿をどう受け止めればいいのか、よくわかりませんけれども。

〇「マル政」案件

菅野 この事件の場合は、安倍夫妻も籠池夫妻も両方共の夫婦がちょっとヘンですからね。文書の話に戻ると、私は役人の経験はもちろんなくて、サラリーマンの経験しかないのですが、稟議書・決裁書をあげるときに、サラリーマンだとしても「本件の特殊性」という言葉を使うはずがないんですよね。それで決裁が通るはずがない。特殊な案件を通そうとした場合、根回しが完全に終わっているか、あるいは上から押し付けられたもの、そのどちらかしかないと思う。でも、その言葉がいま残っているわけじゃないですか。役人の真実としては、なぜあんな特殊な文言を残してしまったのでしょうか。

福島 それは、本来やってはいけないことをやっている意識があるからです。よく役所で“マル政案件”といわれるものがあります。そういう案件をいかにスマートに処理するかが、役人が出世できるかどうかの分かれ道なんです。それを杓子定規に、できません、と小役人のようなことを言うやつは出世できない。違法なことをやれば捕まります。なら違法ではない方法でどうやるか。私も国会で何度も議論しましたが、確かに法令違反はありません。佐川さんや麻生大臣が何度も答弁しているように、法令違反はないけれど、法令の例外規定を全部つなぎ合わせているわけです。それでストーリーを完成させる。まさにマル政案件で、誰かに言われたものを合法的に処理する知恵を考え、誰かが動いた。それは官僚以外あり得ません。しかもそれは現場の官僚ではない。自殺されたようなノンキャリの人ではなくて、キャリアのかなりできる官僚です。権限も持っているし、能力もあり、政治的にも振る舞える人です。

菅野 となると局長クラス以上?

福島 そうですね。局長クラス以上でないとできないことです。あとは官邸にいる官僚たちです。

菅野 いまは公人ですからバイネームで言うと今井尚哉首相秘書官であるとか。

福島 そうです。谷査恵子さんのようなノンキャリの人では権力も権限もありませんから、ここまでできません。

〇ウヨクビジネス

菅野 しかし先頃公開された決裁文書を読んでいるのですが、これまでずっと取材してきた取材者という立場を除いて、一社会人として見たときに、あの紙は近畿財務局の悲鳴にしか見えません。こんなことをさせらされた、という声なき声がつまっているような気がします。

福島 本当はやってはいけないのだけどやっていますよ、と言っているわけです。あれは近畿財務局の誰かが書いたのではないと思います。こういう起案をしなさいと指示されて無理やり書いた。あんな生々しい政治家などの関わりの記述があったら、係長くらいのレベルで「なんだこの怪文書みたいな決裁書は」といって普通は潰されます。

菅野 本当によくこんなこと書けるなというところまで書いてある。

福島 あと言えるのは、菅野さんの愛読者が書いたのではないかと(笑)

菅野 『日本会議の研究』の?(笑)

福島 決裁文書に日本会議の話が出てきて、麻生さんが副会長だとか安倍総理が副会長だとか書かれています。菅野さんの本が出たのとどちらが先かわかりませんが、よく読んでいらっしゃる。そのうちネットでは、菅野完が起案したのではないかなどといった話が出るかも知れません(笑)

菅野 いや、それなら名誉なことです(笑)国有財産を右から左に流す話で、日本会議のメンバーの名前なんてまったく必要ないですからね。でも今回は必要だと思ったから入れられていた。なぜ必要だと思われたのか?

 

福島 それは私が昨年2月17日に質問したきっかけと同じで、政権自体が特定の思想を掲げる人を優遇するような仕組ができているのではないでしょうか。それで日本会議の人間ならいろいろな便宜が受けられるといって、たかっている人がいる。ある意味、ウヨクビジネスなわけです。

菅野 このインタビューは、必然的に私の読者が読む人が多いので断っておきますが、日本会議というのは福島さんもご存知の通り、利権集団ではまったくないですよね。

福島 本来はそうです。

菅野 組織そのものも別に利権の斡旋をする余力も能力もない小さい団体なのですが、会員の人たちが勝手に「君も日本会議、僕も日本会議。じゃあ……」といってうまくいく話などあるのでしょうか。

福島 権力に近くて、俺たちが国を動かしているのだから利益を得られて当然、と膨らんでいっている現実があると思います。中国のように、共産党に入らなければ会社も経営できないから、みんなマルクスも毛沢東も読んだことないけど中国共産党員になります、というのと一緒ですよね。

菅野 日本会議の場合は、行き着く先が毛沢東やマルクスではなく、谷口雅春なわけです。宗教だと言うことでドッチラケするはずなのですが、みんな深みに入っていかないわけですよね?

福島 私はあなたの本を読んでいないからわかりませんが(笑)

菅野 よく言いますよ(笑)。

 福島氏が、昨年の選挙を振り返るとともに、今後の野党の取るべき戦略について語る後編は近日公開予定!

<取材・文/菅野完 撮影/菊竹規>
すがのたもつ●本サイトの連載、「草の根保守の蠢動」をまとめた新書『日本会議の研究』(扶桑社新書)は第一回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞読者賞に選ばれるなど世間を揺るがせた。現在、週刊SPA!にて巻頭コラム「なんでこんなにアホなのか?」好評連載中。また、メルマガ「菅野完リポート」(https://sugano.shop)も、目下どこよりも早く森友問題などを解説するメディアとして注目されている。























































http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/700.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 外務省の嘘つき体質を国民に教えてくれた元農水官僚  天木直人 
外務省の嘘つき体質を国民に教えてくれた元農水官僚
http://kenpo9.com/archives/3543
2018-04-09 天木直人のブログ


 官僚の嘘つき、隠ぺい体質が次々と明るみになっているが、外務省こそ大嘘つきだ。

 何でもかんでも米国のせいにしてウソをつき、国益をそこなうから、そのウソは他の省庁のウソよりたちが悪い。

 こう週刊誌上で証言した元農水官僚が出て来た。

 きょう4月9日発売の週刊プレーボーイ(4月233日号)の連載「池田和隆の斬鉄剣」がそれだ。

 池田和隆氏は故松岡利勝元農水大臣の秘書官をした体験から、松岡大臣が訪米して議員外交をした事を間近に見て来た。

 その松岡大臣がかつて米国の通商代表部(USTR)に、なぜ米国はそれほど日本のコメの自由化にこだわるのかと尋ねたら、通商代表部のナンバー2が、コメも自由化の対象にしてもいいと言って来たのは日本の外務省だぞ!と言い返されたというのだ。

 松岡大臣がその事を当時の宮澤首相に報告しようと首相官邸に行って「コメの自由化は日本側が言い出したようですよ」と話し始めた途端、外務省から出向していた首相秘書官が、「総理、お時間です」と言って無理やり首相を引きずり去ったというのだ。

 そして池田氏はこう締めくくっている。

 外務省が米国一辺倒の外交方針を変えようとしないのは、出世コースである北米局の幹部が米国重視の外交路線を変えようとしないからだと。

 そんなくだらない理由のため、外務省は国と国民を欺いて国益を犠牲にしてきたのだと。

 この記事を読んだ国民は驚くに違いない。

 しかし、これはほんの氷山の一角である。

 私は外務官僚を35年間務めていたから、池田和隆氏以上の様々な事を知っている。

 米国が言ってもいない事をあたかも言っているというウソ情報を日本政府に流して、自らの保身を図った外務次官も知っている。

 そんな外務官僚が、いま完全に行き詰まっている。

 なぜか。

 それは米国にトランプ大統領が現れ、外務省の相手である国務省が機能しなくなったからだ。

 だからといって外務官僚には国務省の官僚に代わる人脈はゼロだ。

 もちろん谷内正太郎内閣安全保障局長もゼロだ。

 そしてそのことは日本の政治家にも当てはまる。

 外務省におんぶにだっこの政治家たちは、まるで米国に人脈がない。

 いまや日本の政治家の中で一番トランプ大統領と意思疎通できるのは安倍首相だ。

 しかし、その安倍首相が北朝鮮問題や輸入規制問題で、トランプ大統領から相手にされていない事が明らかになった。

 そんな安倍首相が頭を下げて実現した4月17−18日の首脳会談だ。

 こんどの訪米が、日本にとって利益をもたらすものになるはずがない。

 しかし、今の安倍首相にとって、訪米の失敗は許されない。

 メディアを使って、失敗を成功だと言って乗り切ろうとするだろう。

 これこそが、米国の虎の威を借りた保身の為の究極のウソということになる。

 そのことが、あと一週間もすれ明らかにされる(了)



http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/701.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 世界から「粉飾民主主義国家」/政界地獄耳(日刊スポーツ)
世界から「粉飾民主主義国家」/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201804090000221.html
2018年4月9日9時27分 日刊スポーツ


 ★森友学園の疑惑は、公文書改ざんの全容がおぼろげながら見えてきそうだが、実態は財務省理財局と国交省航空局を軸とした両省の疑惑と言えそうだ。防衛省の日誌隠蔽(いんぺい)はシビリアンコントロールの視点から見ても現場を掌握できていない大臣と幹部たちの責任は重い。いずれも国民には見せられない資料やデータは隠すか破棄するか、いや破棄したことにして隠し通すが日常的にまかり通っているという実態があぶり出された。

 ★厚労省のデータ改ざんにしても国民や国会議員をだましてでも省益や国益につながるものがあるという発想が中央官庁に根強いということだろう。そうだとすれば首相・安倍晋三が繰り出す好景気を象徴するアベノミクス成功、または効果があることがうかがえる数値やデータの数々も「これ本物ですか」と疑ってみることが必要になる。OECDや国連加盟国でのさまざまな“国家の作成したデータに基づく”我が国の序列にさえ変化が出てくるのではなかろうか。そして世界からの我が国に対しての評価やレッテルは粉飾民主主義国家ということになろう。

 ★無論、現在も含めて改ざんや隠蔽、粉飾データを使い続けている国はあるだろう。しかし民主主義の充実とともに、そういった方法で先進国に近づこうという考えは消えていく。だが我が国は成熟国家になってから粉飾を始めた相当情けない国家なのではないか。実行犯である官僚、それをつかさどるべき政治家。いずれの劣化も相当ひどい。またそれを問題ないとかこの程度のこととうそぶく政治家や国民も相当まひがひどいといえる。防衛省は第1次安倍政権時代の07年に防衛庁から昇格した。やはりまだ早すぎたのかもしれない。今回の日報隠蔽は相当の人事的処分の覚悟が必要だが、内閣府防衛庁への組織降格も本気で考える必要もあるかもしれない。(K)※敬称略



http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/702.html

記事 [政治・選挙・NHK242] さようなら国民の生活が台無しアベノミクス(植草一秀の『知られざる真実』)
さようなら国民の生活が台無しアベノミクス
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2018/04/post-ee9f.html
2018年4月 9日 植草一秀の『知られざる真実』


4月19日にオールジャパン学習会の第2弾を開催する。

市民が変える日本の政治
オールジャパン学習会

「さようならアベノミクス」

日時 2018年4月19日(木)
   午後5時30分〜午後7時30分

場所 衆議院第二議員会館多目的会議室

講演 植草一秀(オールジャパン平和と共生運営委員)

参加費 無料

国民にとってもっとも切実な経済問題を取り上げる。

安倍内閣は今国会に「働き方改革法案」を提出予定だが、こうした言葉のマジックに騙されてはならない。

「働き方改革法案」ではなく「働かせ方改悪法案」と呼ぶのが正しい。

これも「アベノミクス」の一環である。

アベノミクスは私たちに何をもたらしたのか。

そもそもアベノミクスは正しい政策であるのか。

私たちは、正しい評価をして、正しい選択を示してゆかねばならない。

ものごとには必ず表と裏がある。陽の側面があれば、その裏側に必ず陰の側面がある。

表と裏、陰と陽を正しく把握して、初めて真実を掴むことができる。

アベノミクスは大資本の利益を極大化させるための方策である。

したがって、大資本から見ればアベノミクスは理想に近い政策であるが、これを裏から見ると、アベノミクスは労働者である一般市民にとっては、悪魔の政策体系と言っても過言でない、百害あって一利のない政策体系なのである。

インフレ誘導は、企業の実質賃金コストを低減させる効果を持つ。

同時に、企業の実質債務残高を減少させる効果を持つ。

したがって、資本の側に利益を供与する政策なのである。

しかし、これは裏を返せば、労働者の実質賃金を減少させ、庶民の貯蓄の実質残高を減少させる政策であるから、庶民にとっては悪魔の現象でしかない。

したがって、一般国民がインフレ誘導政策に賛成することは愚の骨頂なのである。

安倍内閣は当初、財政政策の活用をアベノミクスのひとつの柱として掲げた。

2013年はその効果で経済の改善が観測された。

しかし、2014年には消費税の大増税を実施して日本経済を撃墜してしまった。

鉱工業生産指数の推移を見ると、日本経済が2014年1月から2016年5月までの約2年半の間、景気調整局面を経過したことが分かる。

安倍政権は2012年11月以来、日本経済の回復が持続しているとして、回復期間が「いざなぎ景気」の57ヵ月を超えて、戦後2番目の長さを記録しているとするが、これは事実でない。



日本経済は2014年1月から2016年5月に景気調整局面を迎えており、今回の景気回復は20カ月程度しか持続していないのだ。

そして、いまなお安倍政権は消費税率をさらに10%に引き上げる方針を変えていない。

現状では、2019年10月に消費税率が10%に引き上げられることとされており、このまま消費税再増税が実施されるなら、日本経済は完全に崩壊することになるだろう。

私たちは消費税増税の正体を正確に見抜かなければならない。

消費税増税は、財政再建のため、社会保障費の財源確保のために実行されてきたのではない。

日本経済を支配する1%勢力の負担を減らし、これを一般庶民に押し付けるためだけに実行されてきた。

私たちは、この税制政策が正しいのかどうかを判断しなければならないのである。

そして、アベノミクスの核心部分にあたるのが「成長戦略」である。

「成長戦略」と表現すると聞こえは良いのだが、誰の成長なのか、何の成長なのかを正確に見極めることが大事だ。

アベノミクスの成長戦略は、「大資本利益の成長」を目指すものであって、「一般庶民の所得の成長」や「一般庶民の幸福の成長」を目指すものではない。

この事実を正しく認識することが何よりも重要だ。

「成長戦略」の中身は、1.農業の改変、2.医療の改変、3.労働規制の改変、4.法人税減税、5.特区の創設であるが、これらのすべてが、一般国民の利益の成長ではなく、大資本の利益の成長を目指すものになっている。

アベノミクスは「国民の生活が第一」の考えに基づいて策定されたものではなく、「国民の生活が台無し」の帰結をもたらすものなのである。



http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/703.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 森友文書改ざんのすべてを語る近畿財務局職員の遺書  天木直人 
森友文書改ざんのすべてを語る近畿財務局職員の遺書
http://kenpo9.com/archives/3545
2018-04-09 天木直人のブログ


 きょう4月9日発売の週刊現代(4月21日号)の「ジャーナリストの目」連載第381号で森功氏が教えてくれた。

 大阪地検特捜部関係者が森功氏に漏らしたと言う。

 森友事件は3月に不起訴処分で終わらせるはずだったと。

 ところが朝日新聞のスクープ報道で方向転換をせざるを得なくなったのだと。

 この記事には驚いた。

 私は朝日にスクープのネタ元は大阪地検特捜部による内部告発ではないかとてっきり思っていたからだ。

 ところがそれどころか、大阪地検特捜部は朝日のスクープを見て、3月末の不起訴処分を見送ったというのだ。

 大阪地検特捜部はすでに昨年の4月から関係者からの事情聴取や資料押収で改ざんの事実をつかんでいたという。

 押収したパソコンのデータ解析が文書改ざんの決め手になったという。

 それにもかかわらず、官邸の圧力により3月末の不起訴処分が決定済みだったという。

 それが朝日のスクープで見送られたというのだ。

 と言う事は、朝日は大阪地検特捜部とは別の誰から得た確かな情報で、あのスクープ記事を書いた事になる。

 その誰かとは誰か。

 財務省の内部告発しかない。

 そしてその財務省の告発者と言えば自殺した近畿財務局の男性職員以外には考えられない。

 だからこそ朝日新聞はスクープ情報の情報源について黙して語らないのだ。

 私にそう確信させた週刊現代の森功氏の「ジャーナリストの目」だったが、いまから思えば、ちょうど一週間前に送られて来た月刊情報誌「選択」の「政界スキャン」連載398号の記事が極めて暗示的である。

 その記事は、NHKの独自取材を引用して、近畿財務局職員が残したとされるメモ(遺書)の内容について次のように書いていた。

 「決裁文書の調書の部分が詳しすぎると言われ、上司に書き直させられた」

 「勝手にやったのではなく、財務相からの指示があった」

 「資料は残しているはずで、ないこことはあり得ない」

 「このままでは自分一人の責任にされてしまう」

 「冷たい」

 などと書かれていたという。

 このメモ、つまり遺書は、警察が押収し、検察にわたっているはずだ。

 遺族がそれを見たかどうかわからないが、おそらく口止めされているか、それとも遺族が見る前に押収されたかどちらかだ。

 しかし、このNHKの独自取材から分かるように、その内容は一部伝えられているい。

 しかし、それはあくまでも聞き込みの一部情報でしかない。

 その全文を知っているのは警察、検察であり、もちろんそれら組織から官邸に報告されているに違いない。

 このメモ(遺書)の全文が公開すれば、文書改ざんのを支持した責任者がおのずと明らかになる。

 佐川元国税庁長官をはじめとした関係者のおためごかしの証人喚問など吹っ飛ぶことになる。

 なぜ野党はメモ(遺書)の公開を政府に求めようとしないのか。

 なぜ朝日新聞は情報源を明らかにしないのか。

 なぜメディアは自殺した職員のメモについて、もっと騒がないのか。

 故人に対する冒とくと考えて封印するのは、むしろ故人が命を懸けて訴えた遺志に反するのではないか。

 「選択」のその記事は、「殺人組織」の責任者は、理財局長だった佐川国税庁長官と麻生財務省だと書いている。

 しかし、本当の責任者は安倍首相夫妻だ。

 やはり近畿財務局職員の自殺は大きかった。

 だからこそ、このメモ(遺書)については野党でさえ触れないのかも知れない。

 さぞや故人は無念であるだろう(了)







http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/704.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 今回の高等学校学習指導要領は…「現代社会」を廃止…「公共」を必修科目として新設 
今回の高等学校学習指導要領は…「現代社会」を廃止…「公共」を必修科目として新設
https://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/c8fdd150a06a8e3daf9c1ec8fc85120f
2018年04月09日 のんきに介護


木村草太@SotaKimuraさんのツイート。



これを受けて、

町山智浩@TomoMachiさんが

こんなツイート。



人権を教えないで、

「公共」

のみを伝えたら、

民主主義が消えるだろう。



「新高校学習指導要領の問題点」(視点・論点)
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/293696.html
2018年04月02日 (月) 解説委員室 NHK

名古屋大学大学院 教授 中嶋 哲彦

今年2月、文部科学省が高等学校と特別支援学校高等部の学習指導要領案を公表しました。新しい学習指導要領は2022年度から年次進行で実施される予定です。なお、小・中学校及び特別支援学校の小学部・中学部についても、昨年3月に新学習指導要領が公示されており、小学校と特別支援学校小学部は2020年度から、中学校と特別支援学校中学部は2021年度から全面実施されることになっています。

学校はそれぞれ、児童生徒や地域の実情を考慮して、どういった知識や技能が身につくようにするか、また年間を通じてどういった学校行事を行うかといった計画を作ります。これを教育課程と言い、各学校は自ら作成した教育課程にもとづいて学校教育を行うことになっています。その際、国は、各学校の教育の質を確保するため、学校教育法や文部科学省の規則などで、学校の教育課程に関して基準を定めています。学習指導要領もその一つです。そして、学習指導要領には法的拘束力があり、学校の授業や教科書の記述は学習指導要領に準拠しなければならないとしています。

ただ、教育の最低基準を定めるのは良いとしても、これが行き過ぎると、教育の画一化を招いたり、ときの政治権力の考えに沿って学校教育が行われたりするようになってしまいます。そのため、最高裁判所も、1976年の判決で、学習指導要領は大綱的基準としてのみ有効で、国・文部科学省が教育課程の基準を微に入り細に入り定めるべきでないとの判断を示しています。

さて、今回の高等学校学習指導要領はどのような内容でしょうか。ここでは2つのことを指摘しておきたいと思います。

第一に、「現代社会」を廃止する一方、「公共」を必修科目として新設することです。高等学校には社会科系の教科として「地理歴史」と「公民」がありますが、「現代社会」は「公民」を構成する科目の一つです。現在、ほとんどの高等学校が「現代社会」を必修科目に指定しています。
今回「現代社会」を廃止して「公共」を新設する背景には、
この科目を高等学校における道徳教育の柱にしたいという考えがあります。小・中学校には週1回「道徳」の時間がありますが、今年から「特別の教科道徳」に変わります。文部科学省は、小・中学校でも高等学校でもすべての教科を通じて道徳教育を重視するとしており、「公共」の新設もその一環です。

ここにはたいへん大きな問題があると思います。「現代社会」は、現代の政治・経済・社会について、基本的な知識や原理を学び、個人として、また自立した主権者として、的確な判断ができるようにするために設けられた科目です。この意味で、「現代社会」という科目は、生徒の価値観の形成や生き方の選択を側面から支えるものですが、特定の価値観や生き方を教え込もうとするものではありません。

しかし、「公共」を核に道徳教育を強化するとなると、話しは違ってきます。道徳は個人の価値観や生き方に直結するものですから、教科として教えたり、その習得状況で生徒を評価したりすることは適切ではありません。

ところが、学習指導要領には、「公共」の目標として、生徒が「自国を愛」するようになることを指導すると明記しています。これでは、日本国憲法が保障する思想信条の自由に反して、愛国心をもつよう指導し、生徒の思想信条を評価することになりかねません。

生徒が将来主権者として、また社会の構成員として、自立して責任ある行動が取れるようにすることは、学校教育の目標の一つです。しかし、学校教育を通じて、特定の価値観や生き方を押し付けることがあってはならないと思います。学校教育の役割は、生徒が、教科の学習を通じて、この国と社会の主人公として必要な知識や概念を獲得し、自分自身で価値観を選択し、自分自身の生き方を探り当てることができるよう手助けすることにあるはずです。

さらに、「公共」の学習内容を見ると、現在の「現代社会」で扱っている「基本的人権の保障」や「平和主義」が削除されています。これらは、この国と社会を成り立たせる基本原理です。これをしっかり認識しているか否かで、個人の生き方は大きく違ってきます。なぜこれらを削除するのか、私には理解できません。

政府はいま、日本国憲法改正を準備しています。それに賛成するにせよ、反対するにせよ、今こそ日本国憲法について学習することが必要です。高等学校において「基本的人権の保障」や「平和主義」について学習する機会を奪ってはならないと思います。 

第二に、文部科学省は、「何を知っているか」ではなく、「何のために学ぶのか」こそ重要だという考えに立って、知識・技能、思考力・判断力・表現力等、そして学びに向かう力や人間性など、これらを総合的に育んでいく必要があるとしています。

  

そして、こういった力は、主体的・協働的な問題発見・問題解決を経験することによって磨かれるとして、各教科の指導方法として「対話的で深い学び」、アクティブ・ラーニングを取り入れるよう求めています。

日本の学校教育が知識・技能の習得に力点をかけすぎて、児童生徒が疑問をもち、その解決のためにじっくり考えることを軽視する傾向にあったということには、おおむね異論はないでしょう。大学入試でも、思考力よりも記憶力を問うような設問が少なくありませんでした。これを改めることには賛成したいと思います。

論語に、「学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆し」という言葉があります。知識・技能の習得に偏重した学習・教育では、自分が向き合うべき現実を的確に把握することはできず、知識・技能を活かすことも難しいでしょう。

逆に、先人が築いた学問の成果から学ぶことなく自分の考えを展開するだけでは、物事の真実から遠ざかってしまいかねません。先人の成果から学ぶこと、そして自分自身が直面する現実に照らして考えること、いずれも深い学びにとってたいせつなことだと思います。

ただ、ここで注意しなければならないのは、何を学び、何を考えるかということです。人は、自ら学んだこと、自ら考えたことによって、自らの人格を形成します。学ぶこと、考えることは一人ひとりの人格の表現であり、何を学び、何を考えるか、つまり「何のために学ぶか」は、その人の個性、価値観、生き方に直結しています。ここで気になるのは、新学習指導要領では、すべての教科を通じて道徳教育を推進するとしていることです。

何を学び、何を考えるかの指導を名目に、生徒に特定の価値観や生き方が押し付けられることがあってはならないと思います。




http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/705.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 誰も見るな!技術とは対極に位置する災厄としか形容できない、死の炎、原子力は、その是非が問われるような次元…:原発板リンク


http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/706.html
記事 [政治・選挙・NHK242] 日本のために、安倍氏には一日も早く退陣して頂きたいと願うばかりだ。(日々雑感)
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-6846.html
2018/04/09 05:52

<トランプ米大統領は8日、中国の知的財産侵害に対する制裁関税をめぐり「知財で取引は成立するだろう」とツイッターに投稿し、交渉での紛争解決に意欲を表した。中国が貿易障壁を下げるとの見通しも示したが、根拠は明らかにしていない。トランプ氏は5日に追加制裁を課すと「脅し」をかけるなど、自らが事態を悪化させている。

 トランプ氏は「中国は貿易障壁を下げるだろう。それは正しいことだからだ。税金は互恵的になる」と述べ、関税引き下げなどの譲歩を引き出せると主張した。「貿易紛争で何が起ころうとも、習近平(シー・ジンピン)国家主席とはいつも友人だ」と首脳間の良好な関係も持ち出した。

 トランプ政権は中国からの輸入品500億ドルに制裁関税を課すと表明。中国が報復関税を公表したことに反発し、トランプ氏は5日、1千億ドルの輸入品を対象にした追加制裁の検討に入るなど、貿易摩擦が激しくなっている。一方で中国と交渉し、知財侵害への対処や対中貿易赤字の削減策で譲歩を引き出せれば、関税発動を見直す構えもみせている>(以上「日経新聞」より引用)


 日本人は嫌悪するが、ブラフを掛けて相手から譲歩を引き出す、というのが世界の商談ではよく用いられる手だ。トランプ氏も習近平氏も世界標準的な商売人のようだ。

 お互いに口汚く罵り合い高関税を制裁的に課すと脅しあっていたが、どうやら穏当な妥協的へ向かって収束しているようだ。外交のあり方はこのようなものだ。

 安倍氏は政権の危機的状況を改善すべく、トランプ氏に米朝会談で日本人拉致被害者の帰還も交渉材料の一つに上げてもらいに行くようだが、トランプ氏から反対に何を持ちかけられるの分ったものではない。

 これまで散々米国からポンコツ兵器を押し付けられてきたが、この上どんな条件を突きつけられるのだろうか。トランプ氏に拉致被害者の件を頼むのなら、反対に何らかの要求があることを覚悟しなければならない。

 しかし実際の米朝会談でトランプ氏が拉致被害者の件を持ち出すとは思えない。米朝会談は北朝鮮の核・ICBM開発と北朝鮮の安全保障に関して話し合う場であって、日本人拉致被害者を話し合う場ではないからだ。

 そして北朝鮮も日本から1兆円を超える援助金を獲得するためのカードとして、日本との交渉の場で使うとみるべきだろう。安倍氏がトランプ氏とゴルフをしに米国へ飛んでいくのはパフォーマンスに過ぎない。日本にマトモな外交官がいれば「日本の国益を損なうから行くべきではない」と進言するのだろうが、残念ながら日本の外務省は安倍氏の世界漫遊を傍観するだけの無能な外交官しかいないと実証済みだ。

 もはや安倍氏が外交を取り仕切るのはやめるべきだ。彼が外交でもいかに無能だったか、既に過去五年有余で分かっているではないか。むしろイスラエルでISを故意に刺激するような発言するなどといった失言の方を恐れるべきだ。

 安倍氏を国外へ出すべきでない、とマスメディアは批判すべきだが、寿司友ばかりがゴロゴロしているマスメディアに、正論を吐ける人はいない。日本のために、安倍氏には一日も早く退陣して頂きたいと願うばかりだ。



http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/707.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 中国の李克強首相は5月9日に来日、その際、小沢一郎代表と面会して、旧交を温める可能性が大である(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/5fec32e58bcf5a441d17dd45a26f3df2
2018年04月09日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 中国の李克強首相は5月9日、東京で開催の日中韓首脳会談に出席するため「公式実務訪問賓客」として来日し、天皇陛下に拝謁する。また、首相官邸で行われる「日中平和友好条約締結40周年の記念会合」で演説する。その後、10日〜11日の日程で、北海道を訪問し、日中の地方代表が参加する会議に出席する予定という。中国首相の訪日は2011年5月の温家宝氏以来となる。李克強首相は、青年時代、岩手県水沢市、現在の奥州市内にある小沢一郎代表の私邸でホーム・スティをしていたことがあり、来日を機会に面会して、旧交を温める可能性が大であり、小沢一郎代表の中国人脈の層の厚さは、安倍晋三首相を凌ぐことを改めて日中両国民に印象づけることになりそうである。



http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/708.html

記事 [政治・選挙・NHK242] レイプ・強姦は死刑<本澤二郎の「日本の風景」(2939)<やくざ・米兵・山口強姦魔を排除せよ!>
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52208511.html
2018年04月09日 「ジャーナリスト同盟」通信

<キャサリン・ジェーン・フィッシャーの勇気に仰天>
 昨夜は少し興奮してしまった。珍しく日本記者クラブのメールを開示したが、例によって大した会見記録はない。関連する有楽町の、日本外国特派員協会のアドレスを初めて開いた。そこにケダモノ米兵にレイプされ、12年という長期間、犯人を追い続けたオーストラリア人女性のキャサリン・ジェーン・フィッシャーの2013年11月21日の同協会での、貴重な記者会見を見て、怒り狂ってしまった。追及する「木更津レイプ殺人事件」の犯人・やくざ浜名を、刑事告訴しなかった美人栄養士と比較すると、改めて日本女性の弱さ・勇気のなさに衝撃を受けてしまった。レイプ・強姦は、死刑・極刑にすべきである!

<110番しなかった「木更津レイプ殺人事件」被害者の美人栄養士>
 人間は、実に身勝手な生き物ゆえに、自分と関係ないことには、われ関せずと逃避して、それでいて高見の見学をして、良しとする。進歩のない、惰性・堕落の社会に追い込んでいることに、気付こうとしない。いまの安倍・自公内閣の暴政は、そうした中で現出したものである。

 「木更津レイプ殺人事件」の犯人浜名は、3本指の入れ墨やくざだ。被害者が発信していた片言隻語と、やくざの恐怖の脅しで倒れた直前の長時間AU/KDDI携帯通話から、犯人を割り出したものだが、レイプから殺害されるまでの半年間、ついに被害者の美人栄養士は、犯人や共犯者らを刑事告訴しなかった。

 泣き寝入りどころか、強姦殺人犯を自ら隠蔽してしまっていた。恐ろしい驚愕すべき殺人事件だった。しかし、この種の事件はゴマンとある日本である。

 素敵な奥さんをもつ男たち、娘のいる親たちが、共に不安に怯える共通する課題である。キャサリン会見を見て、改めて、日米地位協定の下でのレイプ文化に、日本政府までがのめり込んでいる事実、そこから従軍慰安婦などの歴史認識の不条理な対応が、くっきりと見えてくるのである。
 ケダモノでない、と思う男たちの決起が求められている。自由と民主主義を信仰する日本人は、いま立ち上がる時なのだ。

<日本の女性議員決起が喫緊の課題>
 日本女性のダメなところ、不甲斐なさは、敗戦後に自由と民主主義を、ようやく手にしながら、本物の女性の権利、男女平等の地位を確保する運動家が生まれなかったことだ。真の女性指導者が、一人もいなかった。
 東京在住のキャサリンこそ、その第一人者である。もう一人が、TBS強姦魔に倒れたが、立ち上がった伊藤詩織さんである。

 日本のレイプ文化を甘受しているような、現在の日本の女性議員は、よほどどうかしてしまっているのである。やくざを夫にした閣僚が、自民党総裁選に出馬するらしいということを聞かされると、永田町の恐怖の狂気に唖然とするしかない。

 女性議員はキャサリンと詩織さんを講師に呼んで、敢然と立ち上がり、刑法にレイプ・強姦を死刑とする改正案を、即座に提起すべきである。

<男女平等の日本へ舵を切れ!>
 女性宮司が日本刀で斬り殺された富岡八幡宮殺人事件や、相撲取りの世界である、土俵上に女性を上がらせないという、奇異な女性差別が存在する神社神道は、文句なしの悪しき欠陥宗教である。原始宗教そのもので、国際性はゼロだ。これが日本侵略戦争の震源地となったもので、人類は容赦することが出来ない。
 しかも、それらと連携することで、権力の甘い蜜に群がる公明党創価学会も、カルト・狂信的ないかさま教団なのであろう。安倍の暴政は、信濃町の不条理な選挙作戦と、深く深く結びついたもので、いまでは評価する識者はいないはずである。平和・福祉・教育の政治を目標にするというが、聞いて反吐が出る。
 まともな日本人、外国人は、彼らと手を切るべきだろう。

 レイプを100%排除する社会となって初めて、男女平等社会が実現できる。女性議員の団結と決起が求められている。立憲民主党の辻本や社民の福島、自由の森らが結束すれば、法務大臣の上川も、目を覚ます可能性があるだろう。直ちに行動を起こさねばならない。
 森友・加計・TBS強姦魔事件と、新たな防衛省のイラク・南スーダン日報隠ぺい事件の発覚で、安倍・自公内閣は、文字通りの「女性を敵」とする政府であることを、天下に明らかにした。

<日本レイプ文化を放逐せよ!>
 レイプ・強姦に死刑と法改正すれば、TBS強姦魔はいなくなる。「木更津レイプ殺人事件」の犯人のやくざ浜名も、この世から追放される。
 日米地位協定も、この法治が繁栄されるように大改正をするのである。いずれ日米不平等の安保条約も廃棄するしかない。
 キャサリン会見を聞いてみて、沖縄だけでなく、列島で無数の女性がレイプされていることもわかった。しかも、警察がキャサリンを拘束、犯人を日米政府が、米国内に逃亡させていることも判明した。
 日本がアメリカの奴隷国家、女性は性奴隷として裁判も起こせない。沖縄の新聞は、まともだと信じていたが、実際はかなりいい加減であることも分かった。
 日本は、本当に恥ずかしいレイプ文化の三流国なのだ。

<やくざ・米兵・山口強姦魔を排除せよ!>
 フイリピンのドゥテルテ大統領は、入れ墨やくざを銃殺か豚箱に入れて、治安を回復、薬害から市民を解放することに成功して、人気を博している。
 中国も見習って、黒社会というやくざ組織撲滅に立ち上がった。日本が隣国に送り込んだ入れ墨やくざは、追い詰められている。
 やくざを撲滅、米兵を追放、TBS強姦魔のような悪魔を追放する日本にする、そのためにレイプを極刑にするのである。

 「キャサリンに続け」である。詩織さんに学ぶ女性になるのである。「強姦は死刑」にすれば、ことは簡単である。「木更津レイプ殺人事件」の被害者は、いまも地獄から、そう叫んでいるのが、はっきりと聞こえてくる。

2018年4月9日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)




http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/709.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 安倍政権下で戦争体制作り進む。日本版海兵隊、陸空海の統合司令部が発足。日報も管理できないのに(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/27188119/
2018-04-09 13:26

【JRA桜花賞は、2番人気アーモンドアイwithルメールが、異次元の33秒台の脚を見せて、まさに絵に描いたような「大外一気」で優勝をした。(*^^)v祝 <1分33秒1のレコード勝ち。何か画面の手前をサ〜ッて飛ぶように駆け抜けて行ったので、外だけ一頭、別のレースの画面をかぶせたのを見ている感じがしちゃった。^^;>
 お父さんは12〜3年に国内外の短距離GIを6つも勝ったロードカナロア。(MY溺愛馬トロットスターの中山12レコードを塗り替えちゃった馬ね。>ルメールはオークスも大丈夫って言ってたけど。NHKマイルという手もありかと。ラッキーライラック&石橋脩+αについては、またの機会に。】

 さて、先週は、防衛省というか、陸上自衛隊と航空自衛隊がトンデモ日報隠しをしていたことが発覚。安倍内閣や稲田、小野寺の新旧防衛大臣の管理能力が問われるような事態になっている。(・・)

 全ての行政機関の中でも、防衛省&自衛隊は武力を有する実力組織であるだけに、より強いコントロールが必要になる。(++)

 しかも、安倍内閣は国政選挙で圧勝続きなのをいいことに、どんどんと軍事力を増強。防衛費用のアップはもちろん、日本が米国と共に戦争に参加できる国になるように、アブナイ戦争体制作りを進めているのだ。(-"-)

 実際、自衛隊は3月27日に、陸海空自衛隊を統合して司令する「陸上総隊」と日本版の海兵隊と言われる「水陸機動団」を作ったばかりなのである。(@@) 

<もしかして「この2つがスタートするまでは、日報のことを隠しておいた方がいい」と考えた幹部もいたりして?^^;>
 
* * * * * 

 そして、日報隠しや自衛隊の管理の問題が起きているにもかかわらず、今月4日には、小野寺防衛大臣も出席して、「陸上総隊」の式典が行なわれたいう。(-_-;)

 陸上総隊は、国に5つある陸自部隊を一元的に指揮するだけでなく、海上、航空自衛隊、さらに米軍の司令部との連絡調整も担うとのこと。要は戦争する際に、3つの自衛隊を統合する形で、米軍と一緒にアレコレ戦略を練って、司令を出すところなのだ。(-"-)

 これまで日本では、戦前の反省(軍隊への権力集中や陸自の暴走による失敗)も踏まえて、このように軍事的な権力を統合して指揮をする組織は、あえて作らないようにしていたのだが。安倍政権の下、ついにその自制も破られてしまったことになる。 (ノ_-。)

 小野寺大臣は、戦前回帰を懸念する声に「今は、厳格なシビリアンコントロールが徹底されており、陸上総隊の設置で陸自が暴走するといった指摘は全く当たらない」と反論していたのだけど。今回の日報隠しが発覚した上、小野寺大臣への報告に何ヶ月もかかっているのを見ると、とても厳格なコントロールがきいているとは言えまい。<稲田前大臣の頃は尚更ね。(-"-)>

* * * * * 

 さらに、7日には「水陸機動団」(日本版の海兵隊)の訓練が公開されたという。(++)

 米軍の海兵隊は、緊急展開部隊として、他国にはいって偵察や攻撃を行なうことを主な任務とした部隊なので(本国の防衛は行なわない)、日本にこのような部隊を作るのは「専守防衛」の方針に反するのではないかとの疑問、批判が出ている。(-"-)

 日本政府は、とりあえず「離党防衛のため」なのだと。「日本の離島に敵が侵入した際に、上陸して防衛を行なうために、水陸で活動できる部隊が必要だ」という大義名分で、この部隊を作ったのであるが。将来は、海外の邦人救助にも利用したいと考えているようだ。<2100人規模でスタート。3000人に増やす予定なんだって。>

 隊員たちは、既に米海兵隊と一緒に、色々な場所に上陸して、活動する訓練をずっと行なっているとのこと。もちろん、その気になれば、すぐに戦闘(他国への攻撃)への参加もできるように準備を進めていることは間違いあるまい。(-"-)
<水陸機動団は日米共同司令部のある陸上総隊の指揮下にあるしね〜。>

『陸上総隊が本格始動、3自衛隊の統合運用を強化

[東京 4日 ロイター] - 陸上自衛隊に新たに発足した統一司令部、陸上総隊が4日、本格的に始動した。全国に5つある陸自の方面隊を一元的に指揮するとともに、海上、航空自衛隊、さらに米軍との調整機能を担う。北朝鮮や中国の軍事力強化で安全保障環境が不安定化する中、3自衛隊の統合作戦を迅速に展開できるようにする。

陸上総隊は3月27日に発足し、4月4日に朝霞駐屯地(東京都練馬区、埼玉県朝霞市など)で小野寺五典防衛相が小林茂・初代司令官に隊旗を手渡した。小野寺防衛相は北朝鮮と中国の脅威に言及した上で、「陸・海・空の全自衛隊の力を発揮させることが(総隊に)課せられた任務。全力で取り組んでほしい」と訓示した。

とりわけ北朝鮮については、度重なる核実験と弾道ミサイルの発射に触れ、「南北首脳会談や米朝首脳会談に向けた動きもあるが、こうした事実も踏まえ、しっかりと見極める必要がある」と語った。

陸上自衛隊には北部、東北、東部、中部、西部の5方面隊がある。しかし、旧日本軍に権限が集中した過去の反省を踏まえ、これまで統一して指揮をする組織がなかった。小野寺防衛相は記者団に「旧憲法下の体制とは全く異なり、厳格なシビリアンコントロール(文民統制)が徹底されている」とし、過去の過ちを繰り返すことはないと強調した。

 一方で、政府が「存在しない」としてきたイラク派遣部隊の日報が今年1月に陸自で見つかった後、大臣への報告に約3カ月かかったのは、文民統制に問題があるとの指摘がある。小野寺防衛相は「自衛隊へのシビリアンコントロールをしっかり機能させる私どもの役割をしっかり果たすために、今回の(日報の)件についてもしっかり説明していきたい」と語った。(久保信博)(ロイター18年4月4日)』

『防衛相「陸自暴走当たらない」 陸上総隊の司令官旗授与

 陸上自衛隊を一元的に指揮する「陸上総隊」の司令官旗授与式が4日、朝霞駐屯地(東京都練馬区など)であった。南スーダンの国連平和維持活動(PKO)をめぐる日報隠し問題の発端となった中央即応集団が母体。小野寺五典防衛相は訓示の中でイラク派遣時の日報問題に触れ、「国民の信頼を再び損なわぬよう、再発防止に万全を期すように努めていただきたい」と求めた。

 小野寺氏は式後の会見で、戦前の反省から権限集中を避けてきた陸自の歯止めが失われるのではないかと報道陣に問われ、「厳格なシビリアンコントロールが徹底されており、陸上総隊の設置で陸自が暴走するといった指摘は全く当たらない」とも語った。(朝日新聞18年4月4日)』

* * * * * 

『陸自:「日本版海兵隊」演習公開 南西諸島防衛

 離島防衛のための「水陸機動団」が配備された陸上自衛隊相浦駐屯地(長崎県佐世保市)で7日、隊旗授与式があった。先月27日に発足後、「日本版海兵隊」とも称される水陸機動団が公開されるのは初めて。

 水陸機動団は中国の海洋進出を念頭に配備された部隊で、沖縄県・尖閣諸島など南西諸島を守るため、2個連隊、約2100人で発足。将来的には約3000人規模に拡充する構想もある。

 式典では山本朋広副防衛相が団長の青木伸一駐屯地司令に隊旗を授与し、小野寺五典防衛相の訓示を代読。イラク派遣部隊の日報問題にも触れて「大変な危機感を持っている。基本動作を徹底してほしい」と述べた。

 離島に上陸する際に隊員が乗り込む水陸両用車(AAV7)10両が空包を撃ちながら隊員と共に前進する演習を披露した。演習には米海兵隊約20人も参加した。

 部隊を運ぶ垂直離着陸輸送機「オスプレイ」は佐賀空港(佐賀市)への配備のめどが立たないことから、約1000キロ離れた木更津駐屯地(千葉県木更津市)に暫定配備される見込み。【綿貫洋】(毎日新聞18年4月7日)』

 北海道新聞が、mew同様、『水陸機動団発足 専守防衛を貫けるのか』と危惧する社説を出していたので、ここにアップしたい。

『防衛省は、離島防衛を担う陸上自衛隊の専門部隊「水陸機動団」を長崎県佐世保市の相浦(あいのうら)駐屯地に発足させた。

 中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島などを念頭に、占拠された離島に上陸して奪還するのが任務だ。危険性の高い敵前上陸を担う米海兵隊をお手本とし、「日本版海兵隊」とも呼ばれている。

 これと軌を一にするように、米軍基地が集中する沖縄で自衛隊増強の動きが着々と進んでいる。
 集団的自衛権の行使を可能とした安全保障法制の施行からきょうで2年。一連の動向からは、役割を広げた自衛隊と米軍の一体化が進み、専守防衛政策がさらに変質する懸念を拭えない。

 陸自には各方面隊や水陸機動団を一元的に運用する陸上総隊も新設され、1954年の創設以来最大の組織改編となった。

 2個連隊、約2100人態勢の水陸機動団は輸送機オスプレイと水陸両用車を活用し、米軍や海空の自衛隊と連携する。十勝管内大樹町での訓練も検討されている。

 米軍の数々の侵攻作戦に参加してきた海兵隊は「殴り込み部隊」といわれている。

 水陸機動団の設置は防衛目的とはいえ、攻撃的機能を備えている点は同じだ。相手の侵攻に備える従来の部隊とは事実上性格を異にするとみなすべきではないか。

 海上自衛隊の元自衛艦隊司令官の香田洋二氏は、2014年に国会で参考人として「上陸作戦能力というのは、海外派兵につながるということでつい10年前まではタブーだった」と証言している。

 その不安は消えていない。

 見逃せないのは、防衛省が水陸機動団を佐世保に続き沖縄本島にも置いて、米海兵隊基地を共同使用しようと模索していることだ。

 日米のなし崩しの一体化が進めば、朝鮮半島や台湾海峡の有事の際、安保法の下で米軍の作戦に自衛隊が参加するような事態が現実になる恐れも高まるだろう。

 南西諸島方面ではほかにも陸自の配備計画がめじろ押しだ。沖縄県・与那国島に沿岸監視部隊が発足したのに続き、宮古島や石垣島、鹿児島県・奄美大島にもミサイル部隊などを展開する。

 あまりに急激な増強には「冷戦終結後に人員や装備を削減された陸自が尖閣防衛を口実に生き残りを図っている」との指摘もある。

 中国を刺激し、軍拡競争にもつながりかねない。米軍基地の負担に苦しむ沖縄の将来にとって望ましいことなのか疑問である。(北海道新聞18年3月29日)』

 昔なら、TVでも、もっとこういうニュースを大きく取り上げて、国民に知らせたのに、最近はほとんどスル〜している感じだし。
 日本のメディアや国民は、このように軍事力が増強されることに対して、もはや何の警戒心も抱かなくなってしまっているのかな〜と思うと、何だか哀しくなってしまうmewなのだった。(-"-)

  THANKS



http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/710.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 放射能の恐怖! 安全になるのは「10万年後」!! :原発板リンク 
放射能の恐怖! 安全になるのは「10万年後」!! 

http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/613.html



http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/711.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 自衛隊のイラク日報隠蔽問題で安倍首相、稲田元防衛相の被害者ヅラに唖然! 隠蔽を引き起こしたのはお前らだ(リテラ)
自衛隊のイラク日報隠蔽問題で安倍首相、稲田元防衛相の被害者ヅラに唖然! 隠蔽を引き起こしたのはお前らだ
http://lite-ra.com/2018/04/post-3936.html
2018.04.08 自衛隊隠蔽は安倍、稲田が引き起こした リテラ

    
    稲田朋美オフィシャルHPより


 安倍政権が自衛隊のイラク派兵部隊の日報を隠蔽していた問題。当初、政府は日報について「存在しない」としてきたが、実際には陸上自衛隊や航空自衛隊が保管していた。昨年3月にはその存在が確認されていたのに、1年以上も国民から隠し続けてきた。

 自衛隊では、昨年、南スーダンPKOをめぐる日報の隠蔽が発覚して大きな問題になったが、懲りもせずまったく同じ問題が噴きあがったのだ。

 小野寺五典防衛相は「まったく許せる対応ではない。文民統制にかかわりかねない重大な問題だ」などと発言しているが、何を評論家みたいなことを言っているのか。文民統制が機能していないとしたら、それは防衛省の長たる小野寺の責任だろう。

 しかも、小野寺防衛相はこの3月31日に報告を受けたなどと言っているが、実は1月12日に陸上幕僚監部に日報の存在が報告されていたことがわかっている。丸々2カ月も報告が遅れるというのはあり得ない。タイミングを考えると、政権と防衛省の間で、森友文書改ざん問題で国会が紛糾されるのを避け、予算成立を待って発表するというシナリオを描いていたのではないのか。

 にもかかわらず、まるで政治の力で改ざんを突き止めたというようなポーズで、逆ギレし、“自衛隊制服組の悪事”と印象付けるのだから、姑息としか言いようがない。

 だが、この小野寺防衛相以上に呆れるのが、安倍首相と稲田朋美元防衛相だ。まず安倍首相は「自衛隊の最高指揮官として防衛相に真相解明、再発防止をしっかりやるよう指示した」などと述べているというが、その響きは完全に他人事。

 さらに稲田元防衛相にいたっては、産経新聞の取材に対し「驚きとともに、怒りを禁じ得ない」「上がってきた報告を信じて国会で答弁してきたが、一体なにを信じて答弁していいのか。こんなでたらめなことがあってよいのか」とのたまっている。いったい、どういう思考回路をしたらこんな被害者ヅラができるのだろう。

 そもそも、今回のイラク日報隠蔽問題は、稲田元防衛相の答弁に端を発している。昨年2月、南スーダンPKO日報隠蔽問題をめぐり、国会が紛糾するなか、稲田防衛相は野党からイラク派兵時の日報についても質問され、「確認したが発見されなかった」「残っていないことを確認した」と断言していた。

■イラクPKO日報隠蔽は稲田防衛相の「日報はない」答弁が引き起こした

 だが、稲田氏の発言の根拠は一部の部署だけを対象とした限定的な調査で、とても「確認した」などと断言できるものではなかった。また、稲田氏はこの答弁の2日後、再探索を命じたなどといっているが、それもたんに当時の統幕総括官に口頭で「本当にないのか」などと質しただけで、本格調査を指示するものでなかったころが判明している。

 しかし、翌3月になると、陸自内で南スーダンPKOの日報が見つかって、国会で厳しく追及を受け始めたため、しかたがなく、防衛大臣直轄の特別防衛監察を実施。すると、陸自研究本部教訓課(現在は教育訓練研究本部教訓評価室)でイラク日報が発見されてしまったのだ。

 ところが、その結果は稲田氏らには報告されず、この3月31日に小野寺防衛相に報告されるまで1年間にわたって、隠蔽されづつけた。

 報道では陸自研究本部が「調査対象ではないと判断してしまったため」などとされているが、特別防衛監察は防衛大臣直轄のはず、大臣に報告されないということなどありうるのか。

 また、本当に報告されていなかったとしても、それは明らかに政権への「忖度」だろう。当時は、前述したように南スーダンPKOの日報隠蔽が大きな問題になり、国会ではPKO参加5原則に抵触する「戦闘」との記述を隠すためだという追及を受けていた。イラクの日報にも「戦闘」の文言があった可能性が高く、安倍政権としては問題の拡大を防ぐためにも、「イラク日報」は出てきたら絶対に困る存在だった。

 だから、当時の稲田防衛相はたいした調査もしていない段階で「文書は残っていないと確認した」などと答弁したのであり、再探索もアリバイ的に口頭で指示しただけにとどまったのだ。

 そして、こうした稲田氏の姿勢、答弁に、防衛省と自衛隊は敏感に反応したはずだ。稲田氏の真意がわかっていたからこそ、防衛省と自衛隊は本気で探索しようとせず、日報が見つかったあとも、文書をネグり、そのまま隠蔽してしまったのである。

■南スーダンPKO日報の隠蔽は安倍、稲田も把握していた

 いずれにしても、イラク日報隠蔽は自衛隊制服組の暴走などではなく、明らかに安倍政権の閣僚をかばうための隠蔽だった。しかも、この「安倍政権のための隠蔽」は1年前に大問題になった南スーダンPKO日報のときから始まっており、この隠蔽には、それこそ安倍首相と稲田防衛相(当時)が深く関わっていた。

 その南スーダンPKO日報隠蔽問題を忘れないように、もう一度おさらいしておこう。自衛隊が隠蔽していたのは、2016年7月に首都・ジュバで、大規模な戦闘が発生したときのPKO部隊の日報。ジャーナリストの布施祐仁氏による開示請求に防衛省は「日報はすでに廃棄された」としていたのだが、昨年2月から3月にかけて、統合幕僚監部や陸上自衛隊内にデータや日報が存在していることが発覚したのだ。

 この間、安倍首相も稲田防衛相も「一切報告を受けていなかった」などと、今回と同じく自衛隊制服組に責任を押し付けていたが、これはまったくのウソだった。

 そもそも、この隠蔽は森友文書改ざんと同じく、安倍首相と稲田防衛相の答弁や閣議決定を正当化するためにおこなわれたものだった。

 布施氏による開示請求を防衛省が受理したのは昨年10月のことだが、当時の国会では、新安保法に基づく「駆け付け警護」の新任務を自衛隊に付与するかどうかで論戦が行われていた。

 当然、国会では7月のジュバでの大規模戦闘が問題になり、PKO参加5原則の違反も指摘された。だが、稲田防衛相や安倍首相は「戦闘」を「衝突」と言い換えたあげく、「南スーダンは永田町より危険」(安倍首相)などとふざけた答弁を連発。結局、「状況は落ち着いている」とゴリ押しし、11月15日に駆け付け警護の任務付与を閣議決定。新任務を付与した自衛隊部隊の第一弾を新たに南スーダンへ送り出した。これが11月20日のことである。

 そして前述のとおり12月2日、防衛省は「すでに破棄している」との名目で日報の不開示を決定したのだ。どう見ても“駆け付け警護”強行と安倍首相、稲田防衛相の「戦闘」否定発言と整合性をもたせるために都合の悪い情報を握りつぶしたとしか思えないものだった。実際、見つかった日報には「戦闘」の文字が生々しく刻まれていた。

 しかも、稲田防衛相は明らかに隠蔽に加担していた。稲田防衛相は陸自から日報データの保管の報告を受け、防衛省の幹部会議で、そこで陸自内の日報データ保管を公表するかどうかを協議、「公表しない」ことが決定され、稲田防衛相も「了承」していた。

 また、FNNが報じた防衛省幹部によるメモには、日報データ存在の報告を受け「明日なんて答えよう」「いつまでこの件を黙っておくのか…」などとうろたえる稲田防衛相のセリフが記されていた。特別防衛監察の報告ではうやむやにされたが、稲田防衛相が組織ぐるみの隠蔽に関与し、虚偽答弁をくり返していたのだ。

 稲田防衛相だけでない。安倍首相も日報の存在を知りながら防衛幹部に隠蔽を指示した疑惑がささやかれている。たとえば昨年1月18日には、背広組のトップ・黒江哲郎防衛事務次官と豊田硬官房長(当時)が二人そろって官邸を訪れ、総理に面会しているが、実はこの日は、陸自で岡部俊哉陸幕長にデータが見つかったことが報告された日の翌日にあたる。さらに、陸自内の日報データの保管事実が報道された3月15日の2日後にも、やはり黒江事務次官が安倍首相と面会していた。

 安倍首相は「陸自に残っていたということについて、事務次官と官房長から説明があったことはないとはっきり申し上げておきたい」と繰り返し否定したが、時期を考えると、黒江事務次官らはこの陸自データ公表を相談するために安倍首相と直接面会したと考える以外にないだろう。

 しかも、安倍政権はこの南スーダンPKO問題で引責辞任させたはずの黒江事務次官を次官辞任から3カ月も経たずに国家安全保障会議(NSC)関連の新設ポスト「国家安全保障参与」に起用した。これなどはまるで、安倍首相と昭恵夫人を守るために虚偽答弁と改ざんを行った財務省理財局長の佐川宣寿氏が国税庁長官に出世したのとまったく同じ構図ではないか。

■イラク日報の隠蔽は稲田防衛相の否定答弁を正当化するために行われた

 情報公開請求で闇をこじ開けたジャーナリスト・布施祐仁氏は、南スーダンも現地取材している三浦英之・元朝日新聞元アフリカ特派員との共著『日報隠蔽』(集英社)のなかで、PKO日報問題についてこう記している。

〈陸自内部からと思われる情報流出が続いたのはシビリアンコントロールの観点から問題ではあったが、今回の事件は、制服組が暴走したというよりはシビリアン(文民)である背広組が官邸を守ろうとするがあまり迷走したというのが本質だと思う。〉

 いずれにしても、南スーダンPKO日報の隠蔽もまた、“駆け付け警護”を強行するために官邸の意向をくんで行われたことは間違いない。そして、この南スーダン日報隠蔽問題の追及を受ける過程で、さらに今回のイラク派遣部隊の日報隠蔽が起きたのだ。

 イラク日報のほうは、さすがに安倍首相や稲田元防衛相が直接、指示していたということはないだろうが、しかし、少なくとも「安倍政権を守るための忖度」で改ざんが行われたことは間違いない。冒頭で指摘した隠蔽に至った経緯の不自然さに加え、あの状況では、防衛省や自衛隊が隠蔽を図ることに何かメリットがあるとは思えないからだ。

 そう考えると、防衛省で起きた2つの文書隠蔽は森友改ざん文書問題と根っこがまったく同じと言っていいだろう。安倍首相や内閣の暴走を正当化するため、情報ねじまげと隠蔽が行われ、不正が発覚したとたん、その安倍首相や担当大臣はすべて官僚に責任を押し付ける。まさに財務省で起きた事態が防衛省でも起きたということだ。

 いや、財務省・防衛省だけではない。安倍政治が続くかぎり同じことがあらゆる省庁で何度でも起こりうるだろう。そして、いつのまにか、政府が文書を改ざん・隠蔽することに国民のほうが慣らされ、問題にもならなくなっていく。

 これはけっしてオーバーな話ではない。民主主義が完全に崩壊してしまう前に、なんとしても安倍政権を止める必要がある。

(編集部)




















































http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/712.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 池上さん、「公共」ってどんな教科なんですか?(アベ政権の本音は安保と領土教育?!)
 「安保法改正の賛成意見を大きく取り上げないのは中立違反だ」と激しく非難しながら「中立を定めた放送法は変えよう」と云い、「天下りで辞めさせた官僚を指導に招く学校」に圧力を掛けながら「生徒にアクティブな学習」を言う「一教」政権。その本音は、何処にあるのだろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここから)
池上さん、「公共」ってどんな教科なんですか? 池上さんに聞いてみた。
http://bunshun.jp/articles/-/6538

「公共」ってどんな教科なんですか?
 文科省が高校の学習指導要領改訂案を公表しました。その中に「公共」という科目があったのですが、どんな内容を勉強するのかイメージできません。どういう科目なんでしょうか?(10代・女性・学生)

A 安全保障や領土問題について学ばせるという内容も盛り込まれています。
 たしかにピンと来ない名称ですね。これは現在の「現代社会」に代わる必修科目です。全員が履修しなければなりません。要は18歳から選挙権が与えられたのだから、高校生のうちに社会のさまざまな活動に参画できる力を養おうという趣旨です。

 従来の「現代社会」は、社会の仕組みなどを客観的に学びますが、「では、君はどう行動するのか」と問いかけるものになっていないのではないか、という認識が背後にあります。

 このところ教育現場では「アクティブ・ラーニング」を活用すべきだという声が高まっています。先生が教壇から一方的に授業をし、生徒はノートを取る。こんな一方的な授業はやめ、地方自治にどう参加するか、裁判員裁判の裁判員に選ばれたらどうするか、など生徒が自らアクティブに学ぼうというわけです。

 地方では議員のなり手がなくて議会が機能しなくなるなど、民主主義の危機的状況に陥っているところもあります。そんな危機意識があるのです。

 もちろん安倍政権の性格からして、道徳教育を充実させ、安全保障や領土問題について学ばせるという内容も盛り込まれています。本音では、これをしっかり学ばせたいという思いがあるのでしょう。

 アクティブ・ラーニングでは、弁護士を招いて模擬裁判をやってみたり、地域を支えるNPOのメンバーに授業を依頼したりという積極的で活発な展開を想定しています。

 さて、それだけアクティブな授業を展開できる教師がどれだけいるのか、という問題にもなりますが。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここまで)
関連:
■(社説)高校指導要領 木に竹を接ぐおかしさ(教育基本法にも違反?)
http://www.asyura2.com/18/senkyo239/msg/894.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2018 年 2 月 16 日 10:32:55: N0qgFY7SzZrIQ kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo
■前川さんの授業内容を録音、提出せよと文科省! 
http://www.asyura2.com/18/senkyo241/msg/464.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 3 月 15 日 22:30:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
■領土教育を強化する日本、韓国では「さらなる孤立化」を指摘する声=「なぜ自ら孤立の道に?」「日本は朝鮮半島の平和を望んで
http://www.asyura2.com/17/asia23/msg/604.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 3 月 31 日 15:53:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU


http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/713.html

記事 [政治・選挙・NHK242] <菅野完氏 これまでの国会答弁、全部嘘やったやんけ>遂に太田理財局長が白旗! 口裏合わせの要求認め、陳謝! 















森友問題 口裏合わせの要求認め陳謝 財務省理財局長
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180409/k10011395931000.html
4月9日 15時42分 NHK

森友問題 口裏合わせの要求認め陳謝 財務省理財局長 4月9日 9時29分


森友学園への国有地売却の問題で財務省の職員が学園側にうその説明を求めていたことについて、財務省は参議院決算委員会でこうした事実を認め、陳謝しました。

森友学園への国有地売却の問題をめぐっては、財務省の職員が学園側に対し「トラックを何千台も使ってごみを撤去したと言ってほしい」などと、うその説明をするよう求めていたことが関係者への取材で明らかになっています。

これについて、参議院決算委員会で財務省の太田理財局長は「去年2月20日に理財局の職員が森友学園側の弁護士に電話して、地下埋設物の撤去に実際にかけた費用に関して『相当かかった気がする、トラック何千台も走った気がするといった言い方をしてはどうか』という話をした」と述べ、理財局の職員が学園側にうその説明をするよう求めていたことを認めました。

そのうえで太田局長は、理財局の職員が近畿財務局の職員に学園側に念押しするよう求めたものの近畿財務局の職員が「それは事実に反する」として拒否したことや、理財局の職員から要請を受けた学園側の弁護士もうその説明には応じなかったことを明らかにしました。

これを受けて自民党の西田昌司氏が「ばかか本当に。何を考えているんだ。国会で印象操作をさせるような答弁をすること自体ありえない」と指摘しました。

これに対し太田局長は「さも適切にごみを撤去したというような答弁をしてしまい、理財局の職員が整合性を取ろうとしてそういうことをしてしまった。間違いなく誤った対応であり、大変恥ずかしいことだし、大変申し訳ない。深くおわび申し上げる」と陳謝しました。

一方、民進党の大島九州男氏は財務省の決裁文書の改ざんも踏まえ、去年の衆議院選挙について「改ざんと隠蔽に基づいて行われたこの選挙に正当性があるのか。解散・総選挙ではなくて『改ざん総選挙』だ」と追及しました。

これに対し安倍総理大臣は、「決裁文書を精読してもらっても今までの説明を覆すものは何ら入っていなかったと認識している。選挙で約束したことをやらないことこそが選挙の正当性を失うものだ」と反論しました。

立民 辻元氏「想像を超える底なし沼」

立憲民主党の辻元国会対策委員長は、記者団に対し「開いた口が塞がらない。財務省の隠蔽工作は私の想像をどんどん超える底なし沼だ。『財務省が安倍総理大臣夫妻のために実行したのではないか』という疑念がますます膨らんだ。あさって衆議院予算委員会もあるが、国有地の売却交渉当時の理財局長だった迫田元国税庁長官、今井総理大臣秘書官、安倍総理大臣夫人の昭恵氏などの証人喚問は絶対に必要だ」と述べました。














































http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/714.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 米朝首脳会談と日本の行方は 東京新聞・五味洋治氏に聞く 注目の人 直撃インタビュー(日刊ゲンダイ)
 


米朝首脳会談と日本の行方は 東京新聞・五味洋治氏に聞く 注目の人 直撃インタビュー
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/226568
2018年4月9日 日刊ゲンダイ

 
 「北朝鮮はトランプ大統領にチャンスを見いだしている」/(C)日刊ゲンダイ

 北朝鮮を取り巻く状況がめまぐるしく動いている。平昌五輪を機に南北交流が再開。11年ぶりの南北首脳会談、史上初の米朝首脳会談が実現しようとしている。金正恩朝鮮労働党委員長は国際社会が求める非核化に応じる用意があるのか。圧力一辺倒の日本は蚊帳の外に置かれたままなのか。

 新著「金正恩 狂気と孤独の独裁者のすべて」(文藝春秋)が話題の朝鮮半島情勢の第一人者である、東京新聞論説委員の五味洋治氏に聞いた。

■中国を引き入れた絶妙なタイミング

  ――金正恩委員長は電撃訪中し、習近平国家主席と会談しました。2011年のトップ就任以来、初外遊です。

 絶妙なタイミングでした。伝統的友好国の中国との関係を回復させ、南北、米朝会談に強い立場で臨めるようになった。中国は以前から金正恩委員長を招いていたはずで、この時期になったのは北朝鮮の意向でしょう。米国の大統領補佐官(国家安全保障担当)に爆撃容認論者のボルトン元国連大使が内定したのをにらみ、中国の支援取り付けに動いたのだと思います。

  ――北朝鮮の方針転換をどうみていますか。

 背景には複合的な要素が挙げられます。国際社会による経済制裁がじわじわと効いている。一方で、国連安保理の制裁決議は10回を数え、これ以上やりようがない。そうなると、トランプ米大統領が限定的であれ、軍事力行使に踏み切る可能性が膨らむ。金正恩委員長は制裁と軍事攻撃を非常に怖がり、対話に舵を切ったとみています。

  ――圧力が奏功した?

 もちろん、北朝鮮なりの理由も考えられます。核・ミサイル開発がある程度の段階まできたので、自国の経済発展を図りたい。ちょうど、韓国で平昌五輪の開催が控えていた。北朝鮮は韓国に頭を下げたがらないのですが、朝鮮半島で行われる平和の祭典に協力する口実で、路線変更を切り出しやすかった。こうしたいくつかの要因とタイミングが重なり、トントン拍子で進んだ印象です。

  ――金正恩委員長の一連の行動は軍事攻撃を避け、核・ミサイル開発を完成させるための時間稼ぎとの指摘があります。

 時間稼ぎにはなりません。むしろ、時間が区切られてしまう。南北会談も米朝会談もそうですが、決裂してしまったらおしまいです。北朝鮮はどうしようもない国だという口実を与え、軍事攻撃されるリスクを高めかねない。本人が出てきたのは、何らかの決心をして、交渉ラインを決めてのことだと思います。

  ――南北会談は27日に実施されますが、米朝会談の詳細は未定です。トランプ大統領は交渉の前提に非核化を挙げ、金正恩委員長は軍事的脅威の除去と体制の安全が保障されれば朝鮮半島の非核化に向けて努力するとしている。両者のスタンスにはズレがあります。

 米朝会談を決めてからトランプ大統領がホワイトハウスのスタッフを強硬派に入れ替えたので、米国の姿勢もハッキリしませんが、厳しい条件は付けないでしょう。トランプ大統領は米国第一主義です。米国が損をせず、自分の手柄になればいい。そういう発想ですから、史上初の米朝首脳会談を実現して、世界に金正恩委員長と仲良くやっているところを見せたい。思い切った手を考えていると思います。

  ――どんな手ですか?

 国交正常化を前提とした交渉です。いきなり大きく出て金正恩委員長を驚かせ譲歩を引き出そうとするかもしれません。そこまでいかなくても、朝鮮戦争の休戦協定を平和条約に切り替え、戦争終結を提案するのではないか。実現すれば北朝鮮が望む在韓米軍の縮小・撤退にもつながります。

 
 初外交で電撃訪中(C)新華社/共同通信イメージズ

日本の抗議はファックスだけ

  ――北朝鮮が核保有に固執するのは、朝鮮戦争で国連軍を率いたマッカーサー最高司令官が原爆投下を画策したり、クリントン元大統領が先制攻撃を検討した過去が影響しているとされます。交渉次第で北朝鮮は非核化に応じるでしょうか。

 米朝交渉を振り返ると不信と裏切りの歴史でしたが、トランプ大統領にチャンスを見いだしているのは間違いないと思います。核施設をすべて公開するとか、トランプ大統領に政治的な手柄を持たせれば、周りが反対しても北朝鮮の長年の希望をかなえるかもしれない。いずれにせよ、ゴールまでは長い道のりになるとは思います。

  ――日本はすっかり置いてきぼりです。

 これほどの急展開は僕も想定していませんでしたが、いつか日本はバスに乗り遅れるとは考えていました。米国は圧力を強調しますが、学者などの民間レベルで北朝鮮側と常に接触している。つまり、水面下のパイプがある。ところが、日本は圧力一辺倒。コミュニケーションの場をつくり、どんな状況にも対処できるようにする必要があった。かつて機能していた北朝鮮側とのパイプはほぼ切れてしまったようです。

  ――いつごろまで接触していたんですか?

 1年くらい前まででしょうか。北朝鮮外務省と国家保衛省(秘密警察)とのパイプを利用して、3〜4カ月に一度くらいのペースで接触していたと聞きますが、いまは連絡がつかない状態のようです。僕は以前、北京で勤務していたんですが、(在中国)日本大使館と北朝鮮大使館の外交官が一緒に飲みに行き、非公式に情報交換をしていた。日本大使館に招いたり、表に出ない交流を重ねていたんです。

 北朝鮮がミサイルを発射するたびに、「政府は北朝鮮に対し、北京の外交ルートを通じて厳重に抗議した」と報じられ、拳を振り上げて怒りを表明したかのようですが、実際は北朝鮮大使館にファクスを送っているだけなんです。これが外交なのかと、僕は言いたい。安倍首相は北朝鮮情勢を「国難」だと言っておきながら、金正恩委員長と会談したいと言い出して、理解しがたいですね。

  ――日朝首脳会談は実現できるのでしょうか。

 何とも言えません。いま求められているのは、あれこれ条件を付けず、北朝鮮との接点をつくることでしょう。金正恩委員長という人物に向き合い、交渉相手としてどんな戦略を立てるべきかを研究しておくべきだったと思います。彼のお母さんが日本生まれの在日コリアンだったこともあり、子どものころから日本に関心を持っていた。日本と縁もゆかりもない人ではないのだから、地の利を生かすべきでしょう。外務省には「コリアンスクール」と呼ばれる優秀な専門家集団がいるのに、安倍首相の強硬路線に萎縮してしまったのか。

■聞きたい情報しか聞かない安倍政権

  ――情報収集を怠ったんですか? あるいは情報を上げなかった?

 この1年、北朝鮮情報を収集している人に会うと、「北朝鮮が困窮していると聞いていませんか?」と必ず聞かれます。北朝鮮に行った人に聞いても、市民生活への影響はそれほど出ていないという声が多い。経済規模が小さいし、自給自足型社会だからでしょう。僕が「そんなに影響はないんじゃないですか」と返すと、「そういう報告は逆効果になるので、困っているとか苦しんでいる情報はないですか?」と言う。安倍政権は聞きたい情報しか聞かないということでしょう。それで結果的に取り残された。

 ――打開策はありますか?

 南北交流が拡大し、将来の統一が遠くないかもしれない。その時に日本がどう支援するか構想を出してほしい。植民地時代に日本は自然環境などを調査してインフラ施設を造ったんですから、データや技術面で協力できる。市場開放する時には投資して発展に寄与することもできる。日本が積極的にプレーヤーとなって、朝鮮半島の平和構築に向けた役割を果たす努力をしてほしい。安倍首相は北朝鮮で評価が低いわけではないんです。

  ――そうなんですか?

 安倍首相は政財界に強い影響力があるでしょう。北朝鮮は強い指導者が大好きですよ。その人と話せばすべて解決するからと。最近、北朝鮮に行った友人が外務省幹部から聞いた話ですが、少しずるいところがあるともみられているようです。拉致被害者らの再調査などを含むストックホルム合意を受けて、北朝鮮は15年に報告書をまとめたんですが、それを受け取らない。内容を知っているのに、受け取らないと言うんです。まずは相手が出したものを見て、そこから交渉を始めて、乗り込むなり何なりして納得がいくまで調査すればいいと思うんです。日本側が止めてしまったままでは、日朝関係は動きません。 ――打開策はありますか?

 南北交流が拡大し、将来の統一が遠くないかもしれない。その時に日本がどう支援するか構想を出してほしい。植民地時代に日本は自然環境などを調査してインフラ施設を造ったんですから、データや技術面で協力できる。市場開放する時には投資して発展に寄与することもできる。日本が積極的にプレーヤーとなって、朝鮮半島の平和構築に向けた役割を果たす努力をしてほしい。安倍首相は北朝鮮で評価が低いわけではないんです。

  ――そうなんですか?

 安倍首相は政財界に強い影響力があるでしょう。北朝鮮は強い指導者が大好きですよ。その人と話せばすべて解決するからと。最近、北朝鮮に行った友人が外務省幹部から聞いた話ですが、少しずるいところがあるともみられているようです。拉致被害者らの再調査などを含むストックホルム合意を受けて、北朝鮮は15年に報告書をまとめたんですが、それを受け取らない。内容を知っているのに、受け取らないと言うんです。まずは相手が出したものを見て、そこから交渉を始めて、乗り込むなり何なりして納得がいくまで調査すればいいと思うんです。日本側が止めてしまったままでは、日朝関係は動きません。

(聞き手=本紙・坂本千晶)

▽ごみ・ようじ 1958年、長野県生まれ。早大第一文学部卒業後、中日新聞東京本社入社。韓国・延世大に語学留学後、ソウル支局や中国総局に勤務。米ジョージタウン大にフルブライト留学。2004年に北京国際空港で金正日総書記の長男の金正男氏と偶然出会って交流が始まり、単独インタビューを実現。「父・金正日と私 金正男独占告白」など著書多数。






















http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/715.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 「もっと強気で行け」安倍首相は佐川氏にメモを渡していた(文春オンライン)-「もっと強気で行け。PMより」
「「もっと強気で行け」安倍首相は佐川氏にメモを渡していた
4/9(月) 16:00配信

 今から約1年前、2017年早春の国会でのことだった。

 学校法人「森友学園」への国有地売却を巡り、財務省の佐川宣寿理財局長(当時)は野党の質問攻めに忙殺されていた。委員会室で10数メートル先に座る首相の安倍晋三の秘書官の一人が佐川氏に歩み寄り、1枚のメモを手渡した。

「もっと強気で行け。PMより」

「PM」は「プライムミニスター(首相)」、即ち安倍首相を指す官僚たちの略語である。

「近畿財務局と森友学園の交渉記録はございません」(2017年2月24日)

「価格設定して向こうと交渉することはございません」(同2月27日)

 当時、野党の攻め口を遮断するこんな強気の答弁を連発し、国有地売却の適法性を主張して追及に一歩も引かない佐川氏への首相官邸の評価はうなぎ上りだった。「PMメモ」の含意は佐川氏個人への激励にとどまらない。

 首相官邸と財務省は第二次安倍内閣の発足から冷え切った関係が続いていたが、突如勃発した森友問題で、この両者は疑惑の火の粉を払う共通の利害で結ばれ、政治的に初めて「同じ舟に乗った」といえる。それを「PMメモ」は象徴していた。

 2012年末の第二次安倍政権発足以来、経産省に軸足を置き、財務省をカヤの外に置く安倍首相の財務省「敵視政策」は徹底されてきた。

 遠のく官邸との間合いをどう詰め、2019年10月まで実施が延びた消費税増税への道筋をどうつけ直すのか。2017年前半は財務省にとって、お先真っ暗の状態から手探りを再開した時期だった。そこへ勃発した森友問題での“佐川氏の活躍”はかすかな光明にすら思えた。この対応にはどんな些細なミスも許されない。これが理財局で改ざんが進む前後の、財務省内の空気だった――。

 財務省はなぜ「決裁文書改ざん」に手を染めたのか。その背景に切り込んだレポートの全文は、4月10日発売の 「文藝春秋」5月号 に、10ページにわたって掲載される。」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180409-00006923-bunshun-pol

続きは雑誌で、というの様ですがこれだけでも明らかに「関与」していた事になりますね。それも直接です。
http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/716.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 真っ黒じゃねーか!「もっと強気で行け」安倍首相は佐川氏にメモを渡していた(文春オンライン)



「もっと強気で行け」安倍首相は佐川氏にメモを渡していた
http://bunshun.jp/articles/-/6923
文藝春秋 2018年5月号 文春オンライン

 今から約1年前、2017年早春の国会でのことだった。

 学校法人「森友学園」への国有地売却を巡り、財務省の佐川宣寿理財局長(当時)は野党の質問攻めに忙殺されていた。委員会室で10数メートル先に座る首相の安倍晋三の秘書官の一人が佐川氏に歩み寄り、1枚のメモを手渡した。

「もっと強気で行け。PMより」

「PM」は「プライムミニスター(首相)」、即ち安倍首相を指す官僚たちの略語である。


佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問 ©杉山拓也/文藝春秋

「近畿財務局と森友学園の交渉記録はございません」(2017年2月24日)

「価格設定して向こうと交渉することはございません」(同2月27日)

 当時、野党の攻め口を遮断するこんな強気の答弁を連発し、国有地売却の適法性を主張して追及に一歩も引かない佐川氏への首相官邸の評価はうなぎ上りだった。「PMメモ」の含意は佐川氏個人への激励にとどまらない。

 首相官邸と財務省は第二次安倍内閣の発足から冷え切った関係が続いていたが、突如勃発した森友問題で、この両者は疑惑の火の粉を払う共通の利害で結ばれ、政治的に初めて「同じ舟に乗った」といえる。それを「PMメモ」は象徴していた。


安倍首相 ©杉山拓也/文藝春秋

 2012年末の第二次安倍政権発足以来、経産省に軸足を置き、財務省をカヤの外に置く安倍首相の財務省「敵視政策」は徹底されてきた。

 遠のく官邸との間合いをどう詰め、2019年10月まで実施が延びた消費税増税への道筋をどうつけ直すのか。2017年前半は財務省にとって、お先真っ暗の状態から手探りを再開した時期だった。そこへ勃発した森友問題での“佐川氏の活躍”はかすかな光明にすら思えた。この対応にはどんな些細なミスも許されない。これが理財局で改ざんが進む前後の、財務省内の空気だった――。

 財務省はなぜ「決裁文書改ざん」に手を染めたのか。その背景に切り込んだレポートの全文は、4月10日発売の「文藝春秋」5月号に、10ページにわたって掲載される。

















































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記事 [政治・選挙・NHK242] 公文書改ざんの重みと、国家の重みが理解できない安倍首相――福島のぶゆき×菅野完対談(後編)(ハーバービジネス)




公文書改ざんの重みと、国家の重みが理解できない安倍首相――福島のぶゆき×菅野完対談(後編)
https://hbol.jp/163569
2018年04月09日 HARBOR BUSINESS Online <取材・文/菅野完 撮影/菊竹規>

「私や私の妻や私の事務所が関係していたら、総理も議員も辞める」――安倍総理の口からこの衝撃的な答弁が出た瞬間、森友問題は一気に政局化した。なにせ総理が自分の首を賭けるというのだ。

 この答弁は単に森友問題を政局化させただけでなく、ここ数回シリーズで検証するように(参照:「政権の『佐川主犯』物語に終止符! 一年前のある発言から明らかになる『綻び』」、「<森友問題>やはり改ざんは2月17日からだった!『酒井弁護士、あなたは嘘を“つかされて”いる』」)、公文書改ざんの契機になった可能性が極めて高い。まさにこの「2017年2月17日安倍晋三答弁」こそが「全ての始点」と言えよう。

 安倍夫妻によって国家はどこまで壊されるのか――福島のぶゆき×菅野完対談に引き続き、この答弁を引き出した福島のぶゆき氏(当時民進党衆議院議員・現在落選中)をお招きし、あの当時の国会論戦の様子、そして今後、野党は森友問題に関しどのような戦略をとるべきか、忌憚のないご意見をうかがった。


 福島氏(左)と菅野氏

〇福島のぶゆきは官邸に狙われたのか

菅野:重要なことなので、去年10月の解散総選挙の茨城一区について、ちょっと振り返っておきたいと思います。福島さんは惜しくも落選となったわけですが、僕が取材した結果を見ていると、茨城一区は極めて熾烈な戦いでした。解散2日目に安倍晋三も来ましたし、創価学会の原田会長も水戸に来ました。これは異例中の異例のことです。

福島:石破さんは2回、小泉進次郎に、公明党の石井国土交通大臣……創価学会の会長までが来たのには驚きましたが、とにかくいろいろな人が来ました。

菅野:オールスターキャストですね。

福島:片山さつきさんも来ていましたね。

菅野:それはあまり大物じゃない(笑)。しかしあの選挙はあちこち取材しましたが、あれほど錚々たるメンバーが揃ったのは茨城一区くらいです。こうしたメンバーを見ると、政権側は確実に、あの2月の答弁もあって、福島さんを屠りに来ていたかのように見えます。

福島:そうですね。やはりそれはあると思います。森友問題の前は、安倍政権がこんなふうになるとは、誰も予想していなかった。支持率は6割くらいあって順風満帆、向かう所敵なし。どこまで首相在任期間を伸ばすのか、桂太郎を超えるだろうなどと言われていました。

去年、森友問題を私が質問したときも、まさか総理がこうなるとは思っていませんでした。都議選に負ける寸前は支持率が3割を切る調査もあって、都議選で惨敗。あのとき国会で見る限りお体も悪そうでした。安倍総理は、なぜこんな森友のような問題で自分は躓かなければならないのか、これだけ外交で頑張ってサミットでも自分が中心になっているのに、なぜこんな目に遭うんだろうと思っていただろうと思います。

もう一つ、加計問題と森友問題は似たような問題でありながら、加計は前川さんが告発してもいまいち盛り上がらなかった。しかし、あんなおっさんに振り回された森友問題は、1年たってもしつこく続いている。「誰だ、この騒ぎを続けているやつは。福島じゃないか。あいつは役所の内部の情報もわかっているじゃないか」という話が出ていても不思議ではない。

正直いってこの森友の話も、財務省も含めて情報をとれるいろいろなルートがあります。メディアにも多少ルートを持っています。普通に予算委員会で目立って追求するだけだったらすぐに消える話ですが、なかなか消えないのは、福島のせいじゃないか、というのがあったと思います。総理よりもむしろ、総理のまわりがそう思ったのではないでしょうか。

菅野:なるほど。

福島:以前私は、メディア対策を今井秘書官から見よう見まねで教わりました。当時、通産省の大臣官房で今井さんと働いているとき、彼はこういうことを言っていたのです。「新聞は読むものではない、書くものだ」と。役人というのは、新聞の紙面を取って、書かせて世の中の世論を作って動かすのが仕事なのだ、読んではいけない、書くものだと常に言っていました。

一週間のカレンダーを見ながら、「この日、この新聞の一面が空いているから、ここにこのネタを出して書かせよう」といったことをやっているのをずっと見てきたのです。それで、おそらく向こうは、私がそういうのを見ながらやっているのを薄々感づいているのでしょう。それで、私を潰せば森友の問題はなくなると思った。だから私が落ちたあとに、また情報を小出しに出し始めましたよね。

ただこれは、私が自分のことを買い被り過ぎかもしれないし、そうではないかもしれない。しかしながら要注意人物だと思われていたのは確かだと思います。

菅野:いろいろな人から、あの茨城一区はすごい選挙だったと聞くのですが、でも結局、福島のぶゆきを国会から排除してもこうなっているという。

福島:それはきっと、お天道様は見ているということでしょうね。

〇公文書改ざんの重みと、国家の重みが理解できない安倍首相

福島:しかし今もよく、森友学園問題ばかりを国会でやるな、もっと大事なことはあるじゃないかという話が出ますが、まったくもってその通りだと思います。こんなこと、一週間で終わりにしなければいけない話なのに、もう一年もやっている。

菅野:去年の2月の答弁の前段階で、福島さんが総理に質問で水を向けて、「騙されているんじゃないんですか」と言ったとき、「そうなんですよ変な男に絡まれまして。見てください、この決裁文書、こんなふうになっちゃったんですよ」と答えていたら、あの日の予算委員会一日で終わっていましたよね。

福島:その通りです。少なくとも2月の間にこの問題は終わっていました。改ざんも生じなかったし、職員が亡くなるなどという痛ましいことは絶対起きなかった。でも、おそらく最初の答弁で総理は、(籠池さんは)私のことをよく理解している、などと言っていましたから、安倍総理あるいは夫妻にあの学校をつくろうとする意思はやはり多少はあったと思うのです。素直に謝れなかったわけです。

私が言ったことに対して、私や妻が関わっていたら総理も議員も辞めます、一切関わりがありませんとムキになって言わざるを得ない何か、心の中の呵責があったわけでしょう。

菅野:私も傍聴席から何度も予算委員会見たことありますが、野党の先生と閣僚席はそんな離れていないじゃないですか。テレビで見るよりもすごく近い。息遣いがわかるほどです。あの瞬間、あの答弁が出た瞬間の安倍さんは、如実に興奮していた感じだったのですか?

福島:はい。それは興奮していました。

菅野:顔色が変わるくらい?

福島:そうですね。そこはあまり申し上げたくないですけれど、ご夫婦2人のいろいろなものがあるのかなと思いました。とにかく奥様の話を出すとすぐキレてしまう。

菅野:それは他の先生からの質問でもそうですよね。安倍さんは、安倍昭恵さんと言われると顔色が変わる。福島さんは短い期間ながら、安倍首相のそばではたらいていましたが、安倍さんが小泉政権で内閣官房副長官をしていたころを思い出すと、安倍さんはどんな人だったのでしょうか。

福島:すごくいい人だと思いますよ。自民党が野党時代も、安倍さんと一緒に勉強会もしていましたし。

菅野:その時は、福島さんは与党議員としてですか。

福島:そうです。安倍さんの周りに誰もいなくなって離れていったときに、それこそ櫻井よしこさんや藤原まさひこさんと一緒に勉強会をしていました。

菅野:福島さん、極右じゃないですか(笑)

福島:だから日本会議のメンバーだと言ったじゃないですか(笑) そういう勉強会を一緒にしていましたが、安倍さんは本当に優しくていい人でした。ヒットラーのような男だと思う人もいるかもしれないけど、一言で言ったら坊っちゃんです。安倍さんと友達になって、彼を嫌なやつだと思う人はいないと思います。ただ、何かが決定的に欠けているのでしょう、総理大臣としての何かが。おそらく国家を背負う重さをまったく自覚していないまま、でも本人は国家を背負っている気になっているという……

菅野:それは悲劇ですね。

福島:だから改ざんなんて、彼は何とも思わないと思うんです。その重さを実感していないのではないでしょうか。それこそ、昔の古事記や日本書紀もある意味役所が作った文書ですが、国家とはそういうのの積み重ねであり、総理大臣をその期間やるというのはそうした書類の積み重ねを行う存在であり、それを改ざんしてはいけないのだということが、安倍さんは皮膚感覚としてわからないのだと思います。

ゲームで育ったすべてがバーチャルな世代と一緒ですよね。だから、ネット右翼と安倍さんは非常に似ているところがある。

菅野:リアリティがない?

福島:はい。安倍さんは口ではよく言いますが、国を愛することがどういうことか、命を賭けて国を愛するということの本当の意味がわからないまま、国を背負っているつもりになっているのではないでしょうか。

菅野:行政文書の積み重ねが国家だとして、その国家という抽象的な概念を確かに具現化すると、紙でしかないんですよね?

福島:そうです。それがなかったら日本なんて存在しない。この国自体がないのです。これまでもTPPの議論のときの黒塗りの資料だとか、南スーダンのPKOの改ざんとか、その手の話があまりに多すぎる。だから私はTPPの交渉記録が残っていないとなったとき、「日本はいつからインカ帝国になったんだ」と国会で言ったのです。だからこの国は、もし戦争に負けたら歴史は何も残らないのです。国家自体なかったことになってしまうかもしれない。ムー大陸のようになってしまうかもしれない。

菅野:そうですよね。まさに今回発表された改ざん文書の中には、平成26年には交渉が一切なかったことになっているわけですからね。

福島:そういうことをしている人たちが、なぜ保守を名乗るのか? 文書を大事にして、歴史を紡いでいくのが保守のあり方だと私は思います。

〇国会の答弁に対して役人が責任をとるなら、国会はいらない

菅野:先にも触れましたが、政府はいま佐川さんがやったというだけで幕を引こうとしています。しかしこれはやはり政治責任を問わざるを得ない。


【福島のぶゆき氏】1970年茨城県生まれ。通商産業省(現:経済産業省)を経て2003年に民主党から衆議院議員選挙に出馬。2009年に衆議院議員に。2017年、10月の第48回衆議院議員総選挙では希望の党から茨城1区で出馬するも惜しくも落選。

福島:国会審議とは国会議員同士でやるものです。野党なり与党なり、質問するのは国民によって選ばれた議員と、国民によって選ばれた議員が政府の中に入っていった大臣とであるのが大原則です。ただ、技術的な話は大臣では答弁しきれないので、それを補佐するものとして局長が答弁する。佐川さんを指名して答弁してもらっているのではない。原則、全部政治家の答弁です。

したがって、局長の答弁は全部大臣官房がチェックする。大臣官房は読んで字のごとく、大臣のスタッフです。つまり、大臣ならこう答弁するだろうというのを局長に答弁させているのであって、佐川さん個人の答弁ではない。あれはまさに大臣の答弁を代わりに佐川さんがしているわけです。佐川さんの答弁は大臣の答弁なのです。

菅野:質問主意書なり、通達は大臣宛に出ているわけですしね。

福島:そうです。質問は全部大臣宛です。だから佐川さんだけの責任というのはあり得ませんし、国会の答弁に対して役人が責任を取るということ自体が、国会は自ら意味がありませんと言っているようなものじゃないですか。役人が責任をとるなら、選挙なんていらないですよ。立法府は国権の最高機関であって、その人間を国民が選ぶから民主制度は成り立つわけです。国会の答弁の責任をとるなんてことをしたら、国会はいらないことになる。

菅野:辞めるために政治家になるという名言があるように、政治家の責任のとり方は辞めることしかないわけです。一部では安倍首相には類は及ばなくて当然だ、といった論調もありますが、政府なわけですから、その代表者がやはり責任をとるべきだと私は思います。

福島:そこは安倍さんの心を推し量りますと、俺は関係ない、ただどうも嫁がまずいらしい、ということだと思います。安倍さんの奥さんに力があるのは総理夫人だからであって、そういう意味では総理に責任があります。しかし総理からすると、あの土地を安く売れと自分が指示していたのだったら、仕方ないかと思うけれども、嫁さんの不始末を浴びるのは割り切れない。よく「妻に聞いたが、そういう発言はしていません」と答弁していますが、おそらく聞いてないと思います。そもそも奥さんは捕まらないのです。夜も一緒にいないし、同じ部屋で寝ていないんじゃないですか。くだらない夫婦の話のように思うけれど、逆にそれくらい夫婦間の問題が国家を動かしているとも言えます。

〇野党は与党とつるみ、与党を動かさないと意味がない

菅野:とはいえ、いま野党はいわゆる寝ている状態で審議拒否しています。このまま行くと政府は政治責任をとりそうにない。野党あるいは自民党の中、というか国会がきちんと国家を作り直すためには、今後、どういう議論を国会でなされるべきで、どう組み立てていくべきだと思いますか?

福島:その前に、野党は少しおっかなびっくりしているかなと見ています。場合によっては解散になる可能性もあって、それを野党は恐れている。内閣が自発的に総辞職などしません。解散か総辞職か迫ったとき、はじめて総辞職という道が生まれる。それはどういうときかというと、残念ながら、野党に追い詰められてではありません。与党の中で、こんなところで解散を打たれたらたまらない、議席を失ってしまう、だったら安倍を降ろせ、とならないと、総辞職にはならないのです。

そこで野党が動くことによって与党をどう動かすかが大事になってくるわけですが、そういう動きを野党はしているでしょうか。単に審議拒否だとか、財務省の役人を呼んで吊るし上げるだけでは政局は動きません。9月には自民党総裁選があって、自民党の中で政局が起きやすい。安倍的なものを放置することは自分たちの首も絞めることなのだということを、与党の人とどうつるんでやって与党の人に花をもたせるかが大切ではないでしょうか。

菅野:自民党の総務部会が、官邸にこれは異常事態だと異例の申し入れをしていましたから、自民党の中にもわかっている人はもちろんいる。

福島:ですから野党の国会対策の幹部は、手分けをして与党の各派閥の幹部連中と腹を割って話すことです。オモテの国会対策委員会や議員運営委員会で議論するだけでは何も進まないと思います。

菅野:昔の国対政治をきちんとやらないといけないというわけですね。

福島:そうですね。このまま安倍政権が続くことは害だと思います。要は森友学園と同じように、いまあちこちで役所から悲鳴が起きているわけです。官邸からこんな無理難題を押し付けられたとか、本来のルールを歪めるようなことを要求されて仕方なくやったといった話は、加計の問題でも森友の問題でもペジーのスパコンの問題でも、全部内部から悲鳴が出ている。今回の財務省の、不幸にして亡くなられた方も、内部からの悲鳴です。やはりこうした構造をこのまま放置すると、また死者を出しかねない。私が現職のとき、こんな無理難題が官邸からあって大変だったという話は、酒を飲んだときとかに、実はいろいろな人から聞いていました。

菅野:経済産業省だけでなく?

福島:文科省も然り、農水省も然り。その構図を暴いて、その不健全さを知らしめないといけないと思う。なぜそれが起きたかというと、やはり、与野党問わず、国会の機能不全です。官邸の一部の官僚たちが全部の権力を握っていることの歪みだと思います。

菅野:たとえば、今井さんの周辺が全部仕切ってしまうということでしょうか。

福島:はい。

菅野:それが合理的・効率的かという議論で、それを是としてしまう人がいるのですが、それは本質的な議論ではない。国家の運営、ガバナンスということでは、やはりみんなで国会で揉まないといけない。

福島:それもそうですし、官邸に行っている官僚がそんなに優秀かといったら、はなはだ疑問です。これは言っていいのかわかりませんが、今井秘書官という方は哲学とか歴史などの本を読んでいるように思えません。自分で作る政策もない。人が作った政策を政治に売り込んで実現させたり、メディアに出したりするのは上手です。ただ、菅野さんのこの事務所にあるような立派な本なんかは……ときどき怪しげな本もありますけど(笑)、そういう本を彼は読みません。興味もない。経済学も深く勉強していないから、「リーマンショック級の危機が来るから消費税増税延期」などということも言えるわけです。

そこは総理も官邸官僚も似ているところがあります。決定的な知的教養の欠如です。だからとんでもないことをやっているのだけれど、とんでもないことをやっているという恥じらいや、罪の意識が生まれない。それが今の日本の権力構造の一番の問題だと私は思います。

菅野:言ってしまえば、反体制分子に官邸と国会を乗っ取られたと。

福島:そういうことです。だから、何が保守かということなんです。

〇野党は解散総選挙を恐れるな

菅野:市民の皆さんはいま、官邸前や各地の税務署、都道府県庁舎で抗議活動を行っていますが、そうやって地べたから市民の声もあがっています。さきほど、福島さんがおっしゃったように、野党は昔の国体政治をやって与党と握れという話になりますよね。

福島:それはちょっと表現が悪くて、与党が動かないと安倍総理の首に鈴を付けることはできないのだから与党にもきちんと働きかけろということです。

菅野:よくこういうインタビュー構成だと、政権はもってどれくらいでしょうか?みたいな愚劣な質問が出るのですが、何か決め手にかけるような気がしてなりません。

福島:それはおそらく、安倍総理が一発逆転を狙っていて、日朝首脳会談を模索しているからではないでしょうか。たとえば拉致問題を、さまざまなことを譲歩してでも解決の糸口を掴んで解散するとか。やはり、総理が解散すればするほど権力が強まります。

菅野:選挙に勝ってしまいますからね。

福島:これだけ大きな問題が起きたといっても、選挙をしてまた与党が勝ったら全部チャラになってしまう。そうすると、解散を打つタイミングを狙ってくるわけです。一つ考えられるのは日米首脳会談でアメリカに行って、北朝鮮との関係で共同歩調をとったうえで、日朝首脳会談をやって拉致問題解決の糸口をつけて、その成果をもとに解散をする。そういうことを当然狙ってくるはずです。それで選挙をしたら、このまま自公は再び圧勝すると思います。そして今までのことはチャラになる。

菅野:そうならないためにも、これからますます戦い方に工夫が必要ですね。

福島:しかし解散を恐れるとまた足元を見られます。みんなそうなったら負けるとわかっている。だからといって解散まで追い込まないで、安倍さん辞めろと安全なところから叫んだって、何も変わらないですよね。

菅野:楽観的にはなれないのは当然として、そう絶望する局面でもないとは思うのですが、深刻な事態であることには変わりない。

福島:ほぼ詰んでることは詰んでいます。で、もう切るカードはない。佐川国税庁長官が辞めたから、あとは財務大臣が辞めるか総理大臣が辞めるか、です。内堀も外堀もほぼ埋まっている状況です。麻生さんが辞めれば、ほぼ安倍政権の屋台骨がガタガタに崩れて終わるでしょう。ですから、そういう意味ではもうほぼ詰んでいると言っていいとは思いますけれど。

菅野:でもこれからますます目が離せない。おそらくあの福島さんが水戸から東京に出てきているというだけでも戦々恐々とする人も多い中……

福島:私は一水戸浪士ですから、こんなことしていないで地元回ってますよ、(笑)


 福島氏(左)と菅野氏

<取材・文/菅野完 撮影/菊竹規>
すがのたもつ●本サイトの連載、「草の根保守の蠢動」をまとめた新書『日本会議の研究』(扶桑社新書)は第一回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞読者賞に選ばれるなど世間を揺るがせた。現在、週刊SPA!にて巻頭コラム「なんでこんなにアホなのか?」好評連載中。また、メルマガ「菅野完リポート」(https://sugano.shop)も、目下どこよりも早く森友問題などを解説するメディアとして注目されている。











































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記事 [政治・選挙・NHK242] 森友事件に新展開 検察の狙いは政界に流れた融資20億円か(日刊ゲンダイ)


         


森友事件に新展開 検察の狙いは政界に流れた融資20億円か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/226809
2018年4月9日 日刊ゲンダイ

 
 土地はタダ同然だが…(C)日刊ゲンダイ

 森友事件に新展開か。大阪地検特捜部は、森友学園が小学校建設のために銀行から受けた融資の一部が政治家に流れているのではないかと判断し、汚職事件として捜査を開始している――。こんなウラ情報が駆け巡り、政界は騒然だ。

「特捜部は、森友学園の小学校建設を巡る土地取得や名義変更、設置認可などの過程で、複数の政治家に賄賂が渡った可能性があるとみているようです。スパコンの助成金詐欺事件やリニア談合と比べると、森友事件の特捜部の捜査は明らかに時間がかかっている。時間が経てば証拠隠滅されかねないのに、財務省関係者は誰ひとり逮捕されていないし、本省にガサも入っていない。それで、特捜部の“本丸”は公文書等毀棄や背任ではなく、『サンズイ(汚職)でバッジを狙っている』と噂されているのです。最近、東京地検から大阪地検特捜部に異動になった検事がいることも、この話の信憑性を高めている。政界ルート解明のため、東西の特捜部が連携する目的とみられています」(在阪メディア記者)

 確かに、森友学園の小学校建設に関しては、不可解なカネの動きがあった。補助金申請のために国に提出した書類によれば、建築費は「21億8000万円」。経営難で借金を抱えていた森友学園が、これだけの大金を自前で用立てることは不可能だ。

 実際、小学校の設置認可について話し合った大阪府の私学審議会の議事録を見ると、出席委員から森友学園に対して「財務的なことが非常に不安」という声が上がっていた。

「建設費を融資したのは、森友学園と以前から取引があった都市銀行だといわれています。ただ、借金だらけで大した資産もない森友にポンと20億円も貸し付けるとは、通常ではなかなか考えられず、この融資でも政治的な力が働いたのではないかという見方もあった。もっとも、20億円の融資の一部は籠池氏に渡らずに消えたという情報もある。その数億円が政界に流れたのでしょうか」(捜査事情通)

 当時は20億円融資の仲介者として、大臣経験者の子息A氏の名前も取り沙汰された。かつてその都市銀行に勤務していたA氏が、森友の小学校建設が大きく動いたターニングポイントとなった日に、安倍首相と大阪で会食していたからだ。

 A氏と安倍の会食は2015年9月4日。森友サイドと近畿財務局が地下埋設物の処理内容や費用について協議した日だ。前日に当時の迫田理財局長と官邸で会った安倍はこの日、安保法の審議真っ最中にもかかわらず、テレビ番組の収録のため国会をサボって大阪入り。翌5日には昭恵夫人が小学校の名誉校長に就いた。いわゆる「疑惑の3日間」である。

 A氏は昨年、日刊ゲンダイの取材に対し「安倍首相と会食したのは事実だが、融資の話はまったくなかった。森友学園のことも報道で初めて知った」と答えている。本人も父親も籠池前理事長と面識はないという。融資元とされる都市銀行も「個別の取引内容については有無も含めてお答えできません」(広報担当)とのことだった。

 特捜部が汚職事件での立件を目指しているのなら、捜査に時間がかかっていることも合点がいく。異例の長期勾留が続く籠池前理事長も、情報源にしている可能性がある。

 枕を高くして寝られない政治家は何人もいるはずだ。





































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記事 [政治・選挙・NHK242] ネトウヨ議員和田政宗が本サイト連載横田一に「つきまとわれた」とフェイク攻撃 その背景に昭恵夫人の存在が(リテラ)
ネトウヨ議員和田政宗が本サイト連載横田一に「つきまとわれた」とフェイク攻撃 その背景に昭恵夫人の存在が
http://lite-ra.com/2018/04/post-3938.html
2018.04.09 横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」35 和田政宗が横田一にフェイク攻撃 リテラ

    
2015年3月15日のシンポジウムでの和田政宗氏と安倍昭恵夫人(撮影・横田一)


「安倍政権をおとしめるためか」などと太田充理財局長を詰問して批判が噴出、“議事録削除議員”としてメデイア露出度が急上昇をした和田政宗参院議員(自民党広報副本部長)。野党はもちろん自民党内からも「レベルの低い質問。軽蔑する」(麻生太郎財務大臣)と呆れられたが、それでも「森友問題『メディアリンチ』と私は断固戦う」(6日付産経新聞)と元気一杯だ。

 しかし3月25日の自民党大会で筆者が直撃質問をした時の和田氏は、産経の記事が醸し出す”戦う国会議員”のイメージとは程遠かった。「森友は家庭内与野党一致の"晋三案件"ではないか」などの問いに対して「ジャーナリスト以外には答えない」とトランプ大統領並みの差別的メディア対応で取材拒否。面と向かって答えない代わりに、翌26日の自身ツイッターで「(筆者に)つきまとわれた」と被害妄想に凝り固まった事実歪曲の“フェイク発信”をしたからだ。

〈昨日、横田一というフリージャーナリストを名乗る人物に、ホテル内で約500mにわたり大声を発しながらつきまとわれ、何かされるのではないかと恐怖を感じた。「昭恵夫人と谷氏と和田が一緒に写っている写真を出すぞ」と脅す口調で言われたが、防潮堤見直しの時に一緒に撮ったものなので「別にどうぞ」と〉

 正直言って唖然とした。NHK出身で自民党広報副本部長を務める国会議員とは思えない事実歪曲のオンパレードだったからだ。「ほとんど面識のない国会議員に大声でつきまとい、写真をネタに恫喝をする強面記者」という場面が思い浮かぶが、実際は全く違う。自民党大会後に出席議員への囲み取材が行われている廊下で顔見知りで時の人にもなった和田氏を見かけたのでまず写真撮影をした後、「お久しぶりです」と挨拶する平穏な雰囲気でから囲み取材(約4分間)からスタートしていたのだ。“フェイクツイッタ―”が描き出す「自称フリージャーナリストがいきなり写真をネタに恫喝的口調で国会議員に難癖をつけてきた」という状況は、和田氏が現実を歪曲して捏造した妄想、攻撃だ。

 筆者が和田氏と知り合ったのは、極端な言動でメディア露出度が急上昇する遥か以前、昭恵夫人が防潮堤見直しについて訴え始めた頃のことだ。昭恵夫人は2013年10月31日、衆院第一議員会館で被災地の巨大防潮堤建設を検証する集会「東北の美しい未来を考えるフォーラム」で挨拶。そして「本当に防潮堤を作っていいのだろうか」などと問題提起をした場に、和田氏ら国会議員も駆け付けていたのだ。

「家庭内野党」として防潮堤見直しを訴える昭恵夫人を追いかけていたら、同じ見直し派の和田氏もいたので知り合いになり、「『写真を出すぞ』と脅す口調で言われた」と和田氏が描写した昭恵夫人と谷査恵子総理夫人付(当時)とのスリーショット写真も、追っかけ取材の中で撮影したものである。仙台で「国連防災世界会議」が開かれていた2015年3月15日、その関連集会の防潮堤見直しシンポジウムに3人が参加している様子を撮ったのだ。

■和田氏が防潮堤見直しシンポに昭恵夫人と一緒に出席していた意味とは

 実は、このスリーショット写真は昨年3月31日のリテラ「森友疑惑の核心は昭恵夫人と“官邸職員”谷査恵子氏の密接不可分な関係だ! 取材現場で見た二人の行動」にすでに掲載している(横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」12)。

 その記事で〈昭恵夫人がシンポジウムや集会で講演や挨拶をする時の決まり文句は「(この問題について)夫に伝えます」「夫に伝えて話しています」。安倍首相に日常的に“直訴”することができる昭恵夫人は、並の国会議員以上の太いパイプを持つ“陳情窓口”といえる。安倍首相は「私人」と言い張るが、実態は大物政治家と同じ影響力を有する「公的人物」といえる〉と指摘していた。

 昨年3月の記事では「昭恵夫人と谷氏のツーショット写真」と説明した同じ写真を、今回は「和田氏と昭恵夫人と谷氏のスリーショット写真」と紹介したいと思ったのは、「昭恵夫人が和田氏のような並の国会議員以上の太いパイプを持つ“陳情窓口”である」ことを和田氏自身が実感していると考えたからだ。

 和田氏と昭恵夫人が同じ防潮堤見直し集会に参加しても、メディア露出度は大物政治家並の昭恵夫人には遥かに及ばなかった。和田氏も国会で質問するなど防潮堤見直しに地道に取り組んでいたが、昭恵夫人が防潮堤見直しに熱心なことを知っている人が多くても、和田氏が同じ取組みをしていたことを知っている人は遥かに少ない。昭恵夫人は単なる「私人」とは言えない存在感を示し、大物国会議員と同程度の影響力を有するファーストレディであったことを和田氏は目の当たりにしていたのだ。

 だからこそ和田氏は、「昭恵夫人は私人」と言って証人喚問を拒む安倍首相に対して、「昭恵夫人は私のような並の国家議員以上の影響力を持つ準公人。単なる私人とは言い難い」と自らの体験をもとに問い質すことができる。和田氏に再会した際、このことを聞いたのはこのためだ。そこで改めて3月25日のやりとりを再現したい。

筆者「先生、ご無沙汰しています。大分、ご活躍のようで」
和田氏「横田さんの記事、あんまりあれだな。好きじゃないな」
筆者「いえいえ。住所変わりましたので」(と名刺を差し出す)
和田氏「はいはい。ありがとうございます」
筆者「昭恵夫人をかばっているのは」
和田氏「横田さん、けっこうバイアスがかかっているので。他の記者は全員答えるけれども、横田さんは答えられない」
筆者「バイアスがかかっていますか」
和田氏「かかっている。かかっている」
筆者「昭恵夫人とのスリーショット写真、谷さんと一緒に写っている、防潮堤見直しの(写真)。『昭恵夫人が並の国会議員以上の存在だ』というのは先生、よくご存知ですよね」
和田氏「この方とお話をするので」(と言って別の記者とのぶら下がりを約1分間続け、終了後)」
筆者「先生、一言。昭恵夫人は並の国会議員以上の」
和田氏「私はジャーナリストには答えますけれども」
筆者「並みの国会議員以上の」
和田氏「ジャーナリストではない人には答えません」
筆者「並みの国会議員以上の存在だというのはご存知ですよね」
和田氏「ジャーナリストではない人とは、ジャーナリスト以外の人とは答えません」 

■「ジャーナリストではない」と取材拒否した和田氏の不都合な真実

 昭恵夫人証人喚問の関連質問をしたのに和田氏は「ジャーナリストではない」ことを理由に取材拒否。そこで私は、その具体的根拠を訊きながらもう一つの関連質問もした。昭恵夫人が強く見直しを訴えていた気仙沼市小泉海岸の巨大防潮堤建設は計画通りに進んだ。だからこそ和田氏は「家庭内与野党不一致(家庭内野党)の防潮堤見直しは聞き流された」のと対照的に、「家庭内与野党一致の森友問題では異例の国有地払下が実現」という決定的違いを実感しており、自らの実体験をもとに安倍首相に「森友問題は防潮堤見直しと違って“家庭内与党”の後押しがあったから実現したのではないか」「“首相夫人案件”である以上に“安倍首相案件”なのではないか」と迫ることができる。こんな思いを巡らしながら、和田氏に取材拒否の理由を聞いていったのだ。
       
筆者「ジャーナリストではない理由を教えて下さい。並みの国会議員以上の」「単なる昭恵夫人は私人ではなくて、国会議員以上の影響力を持った存在であることは先生、よくご存知ですよね。防潮堤見直しで発信力が抜群だったと。先生と一緒に写っている写真を持っていますが」
和田氏「記者やジャーナリストには答えますが、それ以外の方にはお答えは出来かねます。はい」。
筆者「防潮堤見直しは『家庭内与野党不一致』だったのに、森友問題では『(家庭内与野党)一致』したので進んだのではないですか。森友問題は”昭恵案件”というよりも”安倍総理案件”ではないですか。防潮堤見直しは結局、安倍総理は聞く耳持たずに進みましたよね。その違いはなぜ、ご指摘にならないのですか」
和田氏「ジャーナリストとか記者に対しては答えますけれども、それ以外の方にはお答えはしません」
筆者「ジャーナリストではない理由、根拠は何ですか。『バイアスがかかっている記事』と仰いましたが、『そういう批判的な記事を書く人(記者)には取材に応じない。ジャーナリストと見なさない』というお考えなのですか」
和田氏「事実に基づいたことを書かない──」
筆者「今までの記事でどこが事実と異なっていたのか具体的に教えて下さいよ。さっき、『バイアスがかかった記事』と仰いましたが、どの部分ですか」
和田氏「ご自身の過去の記事を見直しになればいいのではないですか」
筆者「どの記事のどの部分を指して『ジャーナリストではない』と見なしたのですか。具体的に教えて下さいよ、具体的に。どの記事が問題だったのですか。『ある時期からジャーナリストと見なさなくなった』ということですよね」
和田氏「全部です」
筆者「防潮堤見直しの記事で何か問題がありましたか。先生と一緒に昭恵夫人と谷さんが並んでいる写真は、まさに防潮堤見直しで(昭恵夫人が)並の国会議員以上の影響力を持った証拠ですよね。事例ですよね。だけど森友問題と違って(防潮堤)見直しはなさずに気仙沼の建設は進んだと。森友は家庭内与野党一致したから進んだのではないですか。『安倍首相の関与が大きかった』と。その点をなぜご指摘にならないのですか。防潮堤見直しの運動、取り組みをやられて、その現実をよくご存知ですよね」
和田氏「これはもうプライベートの時間ですので。取材申込をされるのであれば」
筆者「ぶら下がりで(小泉)進次郎議員も(私が)訊いてやりとりをしてくれましたよ。(和田議員は)全然、答えていないじゃないですか」

■防潮堤見直しと森友問題の決定的違いを和田氏は知っていた!

 昭恵夫人が取り組んだ防潮堤見直しや脱原発などの家庭内野党の主張は“家庭内与野党不一致”で聞き流されたが、“家庭内与野党一致”の森友問題は8億円値引きによる異例の国有地払下げが実現した。森友問題は「家庭内与党の夫が右翼的学校建設に賛同したからこそ、珍しく家庭内野党の訴えが具体化」「“昭恵案件”である以上に“晋三案件”であったことが追い風になった」ということが核心ではないか。 

 この不都合な真実を防潮堤見直しで昭恵夫人と行動を共にした和田氏は実感しているからこそ、頑なに取材拒否をしたのではないか。

 昭恵夫人の証人喚問で「脱原発や防潮堤見直しなどの家庭内野党の訴えが聞き流される一方、家庭内与野党一致の森友問題は実現したと思うか」について語ってもらうことこそ、森友全容解明に不可欠なのだ。

(横田一)



































http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/720.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 理財局の罪が暴かれてきたが、捜査もその根源に迫れなければ不公正、不正義だ。(かっちの言い分)
理財局の罪が暴かれてきたが、捜査もその根源に迫れなければ不公正、不正義だ。
かっちの言い分
http://31634308.at.webry.info/201804/article_10.html


今日の森友に対する自民西田氏の質問は「やらせ質問」であった。検察のリークと思うが、8億円値引きの根拠であるゴミ処理にトラック約4000台分の土を処分することを理財局職員が森友側弁護士に口裏合わせをしたかを西田氏が質問した。

これに対して、太田理財局長は検察に事実を押さえられて観念して、「理財局職員が『撤去費用が相当かかった、トラック何千台走ったといった言い方をしてはどうか』と話した」と説明。「誤った対応だ。大変恥ずかしく、申し訳ない」と陳謝した。この理財局職員は、近畿財務局職員にも口裏合わせへの協力を求めたと述べた。

これを聞いて西田氏は陳謝した太田充理財局長に「ばかか本当に!」とどなった。首相には「苦言を申し上げたい。国民に姿勢を示してほしい」と言いながら、首相には答弁を求めなかった。偉そうに、恫喝したことなどは、完全にヤラセでポーズである。

野党に質問される前に、自民が理財局を追及して、とっちめたというストーリーである。本来、ここから本丸の首相を追及しなければいけないところだが、それはスルーして追及はしない。この西田という男の役回りはいつもこのヨイショパターンである。ここでも、罪は財務省だけに責任を取らせる意図がみえみえである。

理財局職員がやったと言ったが、犯罪となる話を一職員が勝手にやれるようなものではない。それを指示したトップが背任の罪で起訴されることは間違いない。しかし、この罪の根源は安倍夫婦であり、そこまでいかなければあまりに不公平で正義がない。



http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/721.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 「こんな人たち」が選挙妨害by安倍 でも「こんな人達」も国民ですけど(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2018/04/post-e3f6.html
2018-04-09



安倍首相、今日の国会で「こんな人達」が選挙妨害をしたと。
まだ言ってるよ。


「こんな人たち」が選挙妨害=安倍首相
                           4/9(月) 12:15配信

>安倍晋三首相は9日の参院決算委員会で、昨年7月の東京
都議選時、街頭演説で「こんな人たちに負けるわけにいかない
」と発言したことに関し、聴衆からの「辞めろ」コールは「選挙妨
害」と断じ、「正しい王道の選挙を戦おうと訴えた」と改めて釈明
した。


こういう時だけ滔々と述べる首相。

私は「安倍辞めろ」が選挙妨害だとは思えない。


それほど市民のうっぷんが溜まっていたともいえるし、大物政治
家ともなれば、その政治家に賛意を表する人達ばかりが集まる
わけでもないし、反対意見や「安倍辞めろ」のヤジの一つや二つ。

それを許せないのが安倍首相たるゆえんだが、選挙妨害とまで

言い切る安倍首相は、器の小さい男だ。

自分に反対する人間の声をいつまでも根に持っている。

そして国会答弁で、国民を犯罪者扱いする神経が分からない。


それを言うなら先の総選挙の前、森友問題で公文書を平然と
改ざん・破棄・隠ぺい、自衛隊の日報文書も破棄・隠ぺいの中
で国会質疑・答弁が行われていた。

総選挙当時、、財務省や防衛省の文書改ざんが表に出ていた
ら自民党の圧勝とはならなかっただろう。

少なくとも、選挙に大きな影響は与えた。

3分の2の議席はとてもとても。。。。。


「安倍辞めろ」コールが選挙妨害というなら、こちらの方がよほ
ど選挙妨害だ。

>こんな人たちに負けるわけにいかないんですよ。

と絶叫することが、「正しい王道の選挙を戦おうと訴えた」にな
るとは。。。。。

物は言いようだ(笑)

私には、何と子供っぽい訴えとしか聞こえなかったけど。




http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/722.html

記事 [政治・選挙・NHK242] イラク日報隠蔽 「本当にないのか」稲田発言に滲む背徳感(日刊ゲンダイ)


イラク日報隠蔽 「本当にないのか」稲田発言に滲む背徳感
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/226806
2018年4月9日 日刊ゲンダイ

 
 当時はパニック状態(C)日刊ゲンダイ

「イラクの日報は本当にないのか」――。どこが「再探索の指示」なのか。自衛隊のイラク派遣部隊の日報隠蔽問題で7日、防衛省が昨年2月22日の稲田朋美防衛相(当時)の日報の「探索指示」の内容を明かしたが、直接的な探索の指示はなく、冒頭の通り口頭で疑問を投げかける程度だ。

 国会答弁の打ち合わせの際、この発言を聞いた統合幕僚監部の辰己昌良総括官(現大臣官房審議官)も、部下に統幕と陸空の幕僚監部の部隊運用系の3つの担当部署だけにメールを送らせただけ。防衛省・自衛隊全体に伝達しなかった。メールの文言で稲田発言は「指示」ではなく、「指摘」と記されていた。

「メールの内容も問題です。〈探索いただき(日報が)無いことを確認いただいた組織・部署名をご教示いただけますでしょうか〉と、日報がないことを改めて確認するのみ。組織を挙げて探し直す気などみじんもありません。この2日前の国会質疑で稲田氏は『(日報は)残っていないと確認した』と答弁。そのツジツマ合わせに、必ず『ない』と報告するよう半ば強要しているようにも読めます」(日報隠蔽を追及するジャーナリスト・布施祐仁氏)

 今頃になって辰己氏は稲田発言を根拠に「再探索の指示を受けたと認識した」と言い出しているが、どう考えてもムリがある。日報を探せと指示したのに現場がしっかり応じず、見つかっても隠し続けた――と隠蔽の全責任を現場に押しつけ、逃げ切りを図ろうとする政権側への忖度と受け取られても仕方ない。

■何が何でも「ない」ことに

 しかも、辰己氏には“前科”がある。昨年1月、南スーダンPKOの日報が「廃棄した」と説明していた陸自内にも残っていたことが判明。これを受け、当時の黒江哲郎事務次官ら防衛省の最高幹部による緊急会議が昨年2月15、16両日に開かれた。「隊員個人が収集していたデータで、公文書にはあたらない」と屁理屈を付け、「対外的に公表する必要はない」と決めたこの席に辰己氏も参加していたのだ。

「昨年3月に日報隠蔽が報じられて以降、緊急会議での隠蔽方針決定を当時防衛相の稲田氏が了承したのかも焦点となりました。隠蔽を巡る特別防衛監察は、幹部から稲田氏に対し『陸自における日報データの存在について何らかの発言があった可能性は否定できない』と玉虫色の結果でしたが、会議に先立つ2月13日に大臣室で日報発覚を受けた幹部らとの協議の際、稲田氏が『明日(国会で)なんて答えよう』と語ったとされる事務方のメモまで残されていた。ホンの数日前に日報隠蔽を決めた防衛省の上層部にとって、いったん『ない』と答弁したイラク日報も、何が何でも『ない』ことにしたかったに違いありません」(布施祐仁氏)

 数日前に別の日報を隠した後ろめたさから、稲田氏はイラク日報も「本当にないのか?」と疑心暗鬼に駆られたのではないか。再び国会に招致して洗いざらい説明させるべきだ。


























http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/723.html

記事 [政治・選挙・NHK242] いざなぎ景気と三種の神器(きっこのブログ)
いざなぎ景気と三種の神器
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2018/04/post-ed14.html
2018.04.09 きっこのブログ


高度経済成長期だった1950年代の半ばから1960年代の半ばまで、元号で言うと昭和30年代には、白黒テレビ、電気洗濯機、電気冷蔵庫が「三種の神器」と呼ばれていて、この3つを揃えることが理想であり、一種のステータスであり、経済成長の証のようなことだった。ちょうど、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の時代なので、このブログを読んでくださっている人の中にも、このころに子ども時代を送った人もいるだろう。そして、1965年から「いざなぎ景気」が始まると、今度は、カラーテレビ、クーラー、マイカーが「新・三種の神器」と呼ばれるようになった。

あたしは、この「三種の神器」から「新・三種の神器」への流れって、西郷輝彦、橋幸夫、舟木一夫の「御三家」から、郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎の「新・御三家」への流れとオーバーラップしているような気がしている。だって、「御三家」が活躍し始めたのは「白黒テレビの中」で、「新・御三家」が活躍していたのは「カラーテレビの中」だからだ。

この「三種の神器」というのは、他にもいろいろあって、たとえば、工場や原発施設などの危険な場所で働く人たちの間では、ヘルメット、安全帯、安全靴を保安上の「三種の神器」と呼んでいるそうだ。また、2000年に入ってデジタル家電が普及し始めると、デジタルカメラ、DVDレコーダー、薄型テレビが、デジタル家電の「三種の神器」と呼ばれたという。ちなみに、当時の小泉純一郎首相は、2003年1月の施政方針演説の中で、薄型テレビ、カメラ付携帯電話、食器洗い乾燥機を「新・三種の神器」と名づけて、これらの商品の売れ行きが伸び、景気が回復していると述べていた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、これらの他にも、たくさんある「三種の神器」だけど、こうしたものは、どれも偽物で、本物の「三種の神器」は、天皇が皇位のしるしとして代々伝えた3種の宝物(ほうぶつ)、「八咫鏡 (やたのかがみ) 」、「八坂瓊曲玉 (やさかにのまがたま)」、「草薙剣 (くさなぎのつるぎ) 」のことだ。ようするに、本物の「三種の神器」を「銀座」とすれば、家電の「三種の神器」とかは「戸越銀座」みたいなものなのだ。

で、この本物の「三種の神器」、一般的には「さんしゅのじんぎ」と読まれているけど、もともとは「みくさのかむだから」というのが正式な読み方で、『古事記』や『日本書紀』によると、神様が地上に降りてきた天孫降臨の時に、アマテラスオオミカミ(天照大神)が孫のニニギノミコト(瓊瓊杵尊)に授けたものだと伝えられている。鏡は「知」、玉は「仁」、刀は「勇」を表わし、この3つが揃うと「三徳」が得られるという宝物だ。

あっ、そうそう、普通は「天照大神(アマテラスオオミカミ)」という書き方をするとこだけど、「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」なんて一度読んだだけじゃ覚えられないと思うので、今回は神様たちの名前はカタカナで書いて行こうと思う。そのため、あえて逆に「アマテラスオオミカミ(天照大神)」という書き方をしてみた。

さて、いよいよ本題に入るけど、『古事記』や『日本書紀』を読んだことがない人でも、「天(あま)の岩戸」とか「八岐大蛇(やまたのおろち)」とか「因幡の白兎」とか、こういう『古事記』や『日本書紀』に収められている個々のお話なら、子どものころに絵本で読んだり、テレビアニメの『日本昔ばなし』で観たりして、それなりに知っていると思う。


‥‥そんなワケで、「天の岩戸」は、太陽の神であるアマテラスオオミカミが天の岩戸に隠れたことで世界が真っ暗になっちゃった時に、八百万(やおよろず)の神々が手を替え品を替え、外に連れ出そうとするお話だ。この時、八百万の神々のアイデアで、アマテラスオオミカミを外へ連れ出すための道具として、イシコリドメノミコト(石凝姥命)は「八咫鏡 (やたのかがみ) 」を作り、タマノオヤノミコト(玉祖命)は「八坂瓊曲玉 (やさかにのまがたま)」を作ったのだ。そう、ここで、「三種の神器」のうちの2つが作られたってワケだ。

そして、天の岩戸の前で、八百万の神々がみんなで楽しそうに騒ぎ、その笑い声に興味を持ったアマテラスオオミカミが外の様子を見るために岩戸を細く開けたところで、例の「八咫鏡」を岩戸に向けると、その鏡に映った自分の姿を尊い神だと勘違いしたアマテラスオオミカミは、その姿をもっとよく見ようと、岩戸を開けて外に出てきた。これで、ようやく世の中に光が戻ったというストーリーだ。ホントはもっともっと複雑なんだけど、ザックリ言うとこんな感じなのだ。

「三種の神器」のうち、もう2つが登場しちゃったので、残るは「草薙剣 (くさなぎのつるぎ) 」だけど、これは、別名「天叢雲剣 (あまのむらくものつるぎ)」とも呼ばれている。そして、この「草薙剣」が登場するのは、ゴジラの強敵キングギドラのモデルにもなっている「八岐大蛇(やまたのおろち)」のお話だ。あたしは、このお話が大好きなので、「天の岩戸」より少しだけ詳しく書いちゃうけど、姉であるアマテラスオオミカミが天の岩戸に隠れちゃうほどの傍若無人な振る舞いを繰り返したことで、神様たちが暮す高天原(たかまがはら)を追放されちゃったスサノオノミコト(須戔鳴尊)は、出雲の国、現在の島根県にやってきた。

そして、斐伊川(ひいがわ)に沿って上流へと歩いていると、河原でおじいさんとおばあさんが、1人の美しい娘を囲んで泣いていた。スサノオノミコトが声を掛けると、おじいさんはアシナヅチ(脚摩乳)、おばあさんはテナヅチ(手摩乳)と名乗り、娘は美人で有名なクシイナダヒメ(奇稲田姫)だということが分かった。おじいさんのアシナヅチは、泣きながら話し始めた。


アシナヅチ「私たち夫婦には8人の娘がいたのですが、ヤマタノオロチがやってきて、毎年1人ずつ娘を食べてしまい、とうとう、このクシイナダヒメ1人だけになってしまったのです。そして、今年もまたヤマタノオロチがやってくる時期になったので、最後のクシイナダヒメも食べられてしまうのかと思うと、悲しくて涙が止まらないのです」

スサノオノミコト「そのヤマタノオロチというのは、一体どんな怪物なのか?」

アシナヅチ「1つの体に8つの首と8つの尾を持ち、目はホオズキのように真赤で、全身をコケが覆い、背中にはスギやヒノキが森のように生えていて、腹は人を食べた時に滴った血でただれていて、8つの山と8つの谷にまたがるほど巨大な怪物なのです」


この話を聞いて、暴れん坊のスサノオノミコトも一瞬、躊躇したが、目の前には美人のクシイナダヒメがいる。そこで、スサノオノミコトは、こんなふうに切り出した。


スサノオノミコト「そこにいるクシイナダヒメを俺の嫁にくれるなら、その代わりにヤマタノオロチを退治してやろう」


アシナヅチとテナヅチはしばらく悩んだが、最後に1人残った娘までヤマタノオロチに食べられてしまうくらいならと、この申し出を受けることにした。すると、スサノオノミコトは、自分の嫁になったクシイナダヒメを櫛(くし)に変えてしまい、自分の髪に差したのだ。こうしておけば、ヤマタノオロチに食べられることがないからだ。そして、アシナヅチとテナヅチに向かって、次のように命じた。


スサノオノミコト「まず、醸造を8回繰り返して強い酒を造れ。そして、ここに長い垣根を作り、その垣根に8つの門を作り、それぞれの門の中に酒を並べておけ」


アシナヅチとテナヅチは、急いで準備をし、スサノオノミコトに命じられた通りにした。すると、山が動くほどの地響きが起こり、ヤマタノオロチがやってきた。ヤマタノオロチは、すぐに酒の匂いに気づき、8つの門に8つの首を入れて、それぞれの酒を飲み始めた。そして、すべての酒を飲み干すと、山が震えるほどの大きなイビキをかいて寝てしまったのだ。

岩陰に隠れて見ていたスサノオノミコトは、「今だ!」と飛び出して刀を抜き、ヤマタノオロチの巨大な体を頭から斬り刻み始めた。頭、首、胴と「CTスキャン」のように輪切りにしていき、最後に尾に斬り掛かった。


「カキーン!」


スサノオノミコトの振り下ろした刀は、尾の中で何か金属質のものに当たった。不思議に思ったスサノオノミコトがヤマタノオロチの尾を切りひらいてみると、なんと、尾の中から立派な刀が出てきたのだ。そう、これこそが「三種の神器」の最後の1つである「草薙剣 (くさなぎのつるぎ) 」、別名「天叢雲剣 (あまのむらくものつるぎ)」だったのだ。そして、スサノオノミコトは、天の岩戸の一件で迷惑を掛けちゃった姉のアマテラスオオミカミに、この「草薙剣」を献上して謝罪した。

ヤマタノオロチを退治して一躍ヒーローになり、この出雲の国が気に入っちゃったスサノオノミコトは、この地に住むことに決め、見晴しのよい場所に、櫛から美しい人間の姿に戻ったクシイナダヒメとのスイートホームとして宮殿を造り始めた。その途中、雲が沸き立つ様子を見たスサノオノミコトは、感動して次の歌を詠んだんだけど、これが日本で最初に詠まれた和歌だと伝えられている。


「八雲立つ 出雲八重垣妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」
(やくもたつ いづもやえがきつまごみに やえがきつくる そのやえがきを)


いつものように「きっこ訳」で、補足を加えながら分かりやすい現代語に直すと、次のようになる。


「幾重にも雲が沸き立っている。「雲が湧き出る」という名の「出雲」の国に、その名の通りに、八重垣を巡らせたような雲が沸き立っている。私は妻を籠(こも)らせるために、建設中の宮殿に幾重にも垣根を巡らせたが、まるでその八重垣のような雲ではないか」


ちなみに、この和歌の冒頭の「八雲立つ」は、一般的な和歌なら「出雲」の枕詞だけど、この歌の場合はスサノオノミコトが実景を見て詠んだとされているので、「きっこ訳」ではそのまま訳してある。それから、「八雲」や「八重垣」というのは、8層に重なった雲や8重に巡らせた垣根のことじゃなくて、幾重にも重なった雲、幾重にも巡らせた垣根のことだ。たくさんの神々のことを「八百万(やおよろず)の神」、たくさんの野菜を売っている店のことを「八百屋」、日本の総理大臣のことを「嘘八百」と言うように、「八」という数字は「たくさん」という意味で使われることが多い。

美しい妻をめとり、出雲の国に素晴らしい宮殿が完成し、ようやく少し落ち着いたスサノオノミコトだけど、このスサノオノミコトは、長女のアマテラスオオミカミ、長男のツクヨミノミコト(月読命)に続く次男で、その両親はと言えば、あの有名なイザナギノミコト(伊邪那岐命)とイザナミノミコト(伊邪那美命)だ。そう、ここで、今回のエントリーの最初のマクラの部分の「いざなぎ景気」へとクルリンパするという流れだったワケだ。


‥‥そんなワケで、東京オリンピックが開催された1964年の日本は、高度経済成長期の真っ只中で、東京オリンピックや新幹線の整備などによって高い経済成長を記録していた。だけど、東京オリンピックが終わったとたん、それまで右肩上がりだった経済成長はピタリと止まり、重工業が次々と倒産し始め、証券会社が軒並み赤字に陥った。これが俗に言う「オリンピック直後に各国が経験している大不況」であり、とても金融緩和くらいじゃ回復が見込めないほどの状況になったため、政府は戦後初の建設国債の発行を決めた。ようするに「国債をジャンジャン発行して公共事業をバンバンやって景気回復の起爆剤にする」という作戦だ。そして、この作戦によって1965年から「いざなぎ景気」が始まったというワケだ。

当時は、インフラ整備など必要な公共事業はたくさんあったし、大企業の仕事が増えれば下請けもちゃんと儲かったし、お給料が増えてカラーテレビ、クーラー、マイカーという「新・三種の神器」を買う人たちも増え、生産から消費まですべてがうまく回ったワケだ。つまり、今、安倍首相が言っている「トリクルダウン」が正常に働いたってワケだ。でも、2020年の東京オリンピック後に訪れる不況に対しては、今のところ打つ手はない。そもそも1964年の時とは違って、最初から不景気の中で東京オリンピックを無理に開催する上、今の安倍政権が作り出した「いくら公共事業をバラ撒いても大企業と安倍トモだけが儲かる格差社会」では、半世紀前の東京オリンピックの時のような「トリクルダウン」はまったく期待できない。その上、借金で造った競技場や施設などが莫大な赤字を生み出し、ジワジワと株価や地価が下がり始め、「まさか、あの企業まで」と思うような大企業の倒産が連鎖的に発生し、日本は戦後最大の経済危機に突入すると数多くの経済アナリストが予測している。

そうなれば、政府は真っ先に「金融引き締め」に舵を切るだろうが、そんなものは「焼け石に水」どころか「火事場にガソリン」であって、経済悪化を加速させることにしかならない。すでに破綻しかけている年金制度は完全に破綻し、総人口の半数が高齢者になった日本は、資産を持たないお年寄りから順番に切り捨てられて行く地獄のような社会へと突入する。それもこれも、安倍首相というアメリカの飼犬によって「日本国民など二の次」というアメリカ最優先の政策が続けられてきた結果なのだ。


‥‥そんなワケで、ノンキな日本人の一部には、2020年の東京オリンピックを楽しみにしている人たちや、2020年の東京オリンピックで日本の景気が良くなるなどと妄想している人たちもいるけど、過去の例を見てみれば、1972年に開催した札幌オリンピックの借金を札幌市民が40年間も返済し続けた事実、1998年に開催した長野オリンピックの借金を20年経った今も長野市民たちが返済し続けている事実、どう見たって2020年の東京オリンピックは、東京都民にとっても日本国民にとっても「百害あって一利なし」だということが分かるだろう。1964年の東京オリンピックの時よりも、1972年の札幌オリンピックの時よりも、1998年の長野オリンピックの時よりも、比べものにならないほど景気が悪い状況で強行される2020年の東京オリンピックがもたらすものは、「いざなみ景気」でも「いざなみ景気」でもなく、安倍トモ以外の大多数の日本国民を地獄へと誘(いざな)う「アベ不景気」だと思う今日この頃なのだ。



http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/724.html

記事 [政治・選挙・NHK242] これ以上、しがみつけば狂い死に 嘘に嘘を重ね泥沼の蟻地獄(日刊ゲンダイ)
 


まだしがみつくのか、安倍首相…嘘に嘘を重ねる蟻地獄
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/226805
2018年4月9日 日刊ゲンダイ 文字起こし ※タイトルは紙面による

 
 とっとと退陣表明&総懺悔したらどうだ(C)日刊ゲンダイ

「天網恢々疎にして漏らさず」――いずれ嘘はバレ、悪事は発覚するということだ。これまで安倍政権がヒタ隠しにしていた悪事が、次々に明るみに出ている。

 財務省が森友学園に対して、「口裏合わせ」まで働きかけていたことが、NHKのスクープで明らかになった。「口裏合わせ」は、信じられない話だ。昨年2月、野党から「8億円かけてゴミを撤去するとなれば、ダンプカー4000台くらいの工事になる」と追及された財務省は、その直後、森友学園に「トラックを何千台も使ってゴミを撤去したことにして欲しい」と慌てて要請。さすがに「事実と違う」と断られている。

「国有地を8億円もダンピングしたのは、昭恵夫人が小学校の名誉校長だったからです。なのに、ゴミの撤去費用を理由にしたため、つじつまが合わなくなった。嘘をついたために、“口裏合わせ”までやらざるを得なくなったのが実態です」(財務省関係者)

 麻生財務大臣は「事実関係を確認する」などと、時間稼ぎをしていたが、太田理財局長は9日、ついに口裏合わせを依頼した事実を認めた。

「口裏合わせ」を認めたら、ゴミの撤去も嘘だったと認めることになり、8億円値引きの根拠も消えてなくなる。

 さらに「働き方改革」でも、国民騙しの“工作”をしていたことが明らかになっている。

 昨年12月、東京労働局は「裁量労働制」を違法適用していた野村不動産を特別指導している。労働局が公表するのは異例のことだ。「裁量労働制」の拡大をもくろんでいた安倍政権は、この取り締まりを国会で大々的にアピールしていた。 しかし、特別指導を手柄のように宣伝する一方、野村不動産への調査の発端が、男性社員の「過労自殺」だったことは隠していた。「裁量労働制」を拡大させるために、特別指導だけを公表し、都合の悪い過労自殺を隠したのは明らかだ。その後、朝日新聞のスクープによって「過労自殺」が発覚している。

「自業自得ですが、過労自殺を隠していた加藤厚労相は、『なぜ隠したのか』『知っていたのか』と国会で集中砲火を浴びています。加藤大臣は説明がつかず、ほとんど答弁不能の状態です」(政界関係者)

 森友学園への「口裏合わせ」にしろ、東京労働局の「特別指導」にしろ、共通点は、その場しのぎの嘘や工作が、すべて裏目に出ているということだ。

 
 氷山の一角?!/(C)日刊ゲンダイ

あと2カ月、嘘の釈明に追われる

 過去の悪事が次々に発覚しているのは、偶然じゃない。いよいよ、安倍首相の退陣がカウントダウンに入った裏返しである。どんな政権も、終わりが近づくと、隠していたスキャンダルが次々に噴出するものだ。

 実際、自民党内では、安倍の“総裁3選はない”“総裁選は不出馬”が常識として囁かれている。竹下亘総務会長は「昭恵さんが迷惑をかけたことは事実」と言い放っている。「安倍1強」が盤石だった頃には、考えられなかったことだ。「週刊現代」によると政治記者の68%が「安倍退陣」を予測し、「週刊ポスト」によると自民党の有力OBが“安倍降ろし”について話し合ったという。

 それでも安倍サイドは、どんな手段を使ってでも、政権にしがみつくつもりだ。とりあえず、国民の目をスキャンダルからそらすために外交日程をギュウギュウに詰め込み、御用新聞をフル活用して「森友問題より大事なことがある」「国政を任せられるのは安倍さんしかいない」という世論をつくっていく作戦だという。

 しかし、これ以上、政権にしがみつこうとすれば、安倍は“狂い死に”するだけだ。

「安倍政権は見事なほど墓穴を掘っています。策士策に溺れる。ヘタな嘘をつき過ぎた。人間、一つ嘘がバレると、次から次に嘘をつかなくてはならなくなる。説明に追われ、説明が矛盾し、行き詰まるのが通り相場です。国会は会期末の6月20日まで2カ月ある。安倍首相は、野党から一つ一つ追及されたら、合理的な説明をできないと思う。答弁に窮し、最後は、麻生財務大臣や加藤厚労相、小野寺防衛相に責任を取らせるしかなくなるのではないか。しかし、大臣に責任を取らせて延命しても、安倍首相への不信感は消えず、さらに支持率が下がり、追い込まれるだけです」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)

 安倍周辺は、外遊すれば支持率は回復すると皮算用しているらしいが、大間違いだ。トランプ大統領に会っても、農産物の自由化をのまされ、農協からソッポを向かれるだけだ。

安倍政治が行きづまった裏返し

 この際、安倍は、素直に懺悔し、悪あがきをやめたらどうか。粘れば粘るほど、ズタズタになるだけだ。

 絶対的権力は絶対的に腐敗し、絶対的に崩壊することは、歴史が証明している。未練たらしく政権にしがみついていたら、さらに過去の悪事が明るみに出るだけだ。

「これまで隠していた嘘や悪事が次々に発覚しているのは、安倍政治が行き詰まった証拠です。これまでは、恐怖政治で官僚や自民党議員、マスコミを抑えつけてきたが、さすがに限界にきたということでしょう。森友問題にしろ、加計問題にしろ、根っこは同じです。独裁者である安倍夫妻が国政を私物化し、それに合わせるために官僚が行政を歪めてきた。とうとう、公文書まで改ざんしてしまった。森友問題や加計問題は氷山の一角だと思う。不正、隠蔽、改ざん……は、まだまだあるはず。安倍首相が政権に居座っている限り、さらに隠されたスキャンダルが明らかになっておかしくありません」(政治評論家・森田実氏)

 安倍政権のスキャンダルが次々に発覚しているのは、心ある官僚が、リークしているからだとみられている。

「さすがに、口を閉ざしていた官僚も、この国を憂えているのだと思う。役所の内部情報が次々に表に出るのは、官僚によるリークとしか考えられない。“国政を私物化する安倍首相”と“心ある官僚”のつばぜり合いが起きているのでしょう」(五十嵐仁氏=前出) 
 安倍に対する国民の怒りも、どんどん大きくなっている。抗議デモは、拡大する一方だ。

 当初、安倍周辺は、国会会期末に麻生を引責辞任させることで、森友問題を幕引きにして、秋の総裁選に挑む方針だったらしいが、もはや麻生のクビを切ったくらいでは国民は納得しない。

 さすがに危機感を覚えているのか、ここ最近、安倍はイライラを強めているという。顔色もドス黒い。

 この週末も“治療”を受けるためだろう、都内のフィットネスクラブに3時間もこもっている。フィットネスクラブで主治医と会っているというのが、政界の定説だ。10年前、安倍は突然、政権を放り投げ、そのまま入院している。あの時の再現が近づいている。
































































 



http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/725.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 森友への「口裏合わせ」「身を隠せ」指示判明で、佐川氏の“偽証”と安倍首相の“隠蔽工作関与”が決定的に(リテラ)
森友への「口裏合わせ」「身を隠せ」指示判明で、佐川氏の“偽証”と安倍首相の“隠蔽工作関与”が決定的に
http://lite-ra.com/2018/04/post-3939.html
2018.04.09 リテラ

    
    首相官邸ホームページより


 先週、NHKがスクープした“財務省理財局が森友学園側に口裏合わせを求めていた”という問題を、本日、参院決算委員会で太田充理財局長が認めた。

 この問題は、当時、安倍政権と財務省が国有地を約8億円値引きした根拠となったゴミの撤去について、「実際に撤去するとなるとダンプカー4000台分ぐらいになる。そんな動きが本当にあったのか」と追及を受けるなか、昨年2月20日、財務省理財局の職員が森友側に電話をし、「トラックを何千台も使ってゴミを撤去したと言ってほしい」と迫ったというもの。

 財務省の太田理財局長はきょう、「理財局の職員が森友学園側の弁護士に電話して、地下埋設物の撤去に実際にかけた費用に関して『相当かかった気がする、トラック何千台も走った気がするといった言い方をしてはどうか』という話をした」と答弁。さらに、財務省理財局は近畿財務局にもこの嘘の口裏合わせを求めたが、これを近畿財務局は「事実に反する」と拒否。森友側の弁護士も同様に断ったという。

 つまり、財務省理財局は8億円分のゴミなど地中にないことを知っており、そのためにこのような嘘を森友の弁護士に強要しようとした、ということだ。

 しかも、ここにきて新たな事実がわかった。籠池泰典理事長は昨年2月に財務省理財局の嶋田賢和国有財産企画課課長補佐から森友の顧問弁護士だった酒井康生氏を通じて10日ほど隠れるようにと指示されたと証言していたが、籠池氏を隠すように指示していたのは、佐川宣寿・前理財局長だったというのだ。

 日本テレビの報道によれば、大阪地検特捜部の聴取において、財務省の職員が、口裏合わせの発端は「佐川前理財局長の指示だ」と話しているといい、当時、佐川氏は「できれば籠池氏が表に出ないように仕向けてほしい」旨を部下に指示。理財局職員が森友側の弁護士に働きかけたのだという。

■財務省が「森友への口裏合わせ」を認めた! 佐川氏が籠池氏に「身を隠せ」指示

 佐川氏は、先日おこなわれた証人喚問において、希望の党・今井雅人議員に「(理財局の)S課長補佐(編集部註:嶋田課長補佐のこと)さんが籠池さんに『身を隠してください』と弁護士を通じて連絡をしたというふうに言っていますが、これは事実か」と問われた際、こう証言していた。

「弁護士の方がマスコミに紙を発表されて『私自身、佐川と面識もないし連絡も取ったこともないし、その他の財務省の職員にそういうことを言われたことはない』というふうな発表をしていたということでございますし、私自身、まったくそういうことをしておりません」
「(嶋田課長補佐も)そういうふうに言っております」

 佐川氏が理財局職員に「表に出ないよう仕向けろ」と指示していたとすれば、これらの証言は全部嘘であり、佐川氏は証人喚問で偽証罪に当たる行為をはたらいていたことになる。証人喚問で「総理からも官邸からも指示はなかった」などと明言した佐川氏の証言についてはかねてより疑問視する声が続出していたが、その信用性はこれでさらに低くなったと言えるだろう。

 しかも、財務省理財局が森友学園への口裏合わせと籠池理事長への“身を隠せ”指示をおこなっていたことがはっきりしたことで、安倍首相が森友文書改ざんを引き起こした可能性はますます高まった。

 そもそも、政府や安倍応援団はこの間、佐川氏が昨年2月24日に言った「記録は廃棄され残っていない」「(交渉記録は)速やかに破棄した」という自身の答弁を正当化するために、文書改ざんを指示したというストーリーを口にし、「改ざんは佐川氏ひとりの責任」「安倍首相や官邸は関係ない」と主張してきた。

 しかし、今回の工作で、佐川氏がすでに昨年2月20日の時点で、口裏合わせや“身を隠せ”の連絡など、隠蔽の工作を始めていたことが明らかになったのだ。19日以前に、佐川氏はこんなことが必要になるような決定的に不都合な答弁をおこなっている形跡はない。にもかかわらず、こんな隠蔽工作を始めたというのは、どう見ても、2月17日夕方の安倍首相の「総理も国会議員も辞める」発言を受けたとしか考えられない。

■自民党の西田昌司議員が財務省・太田理財局長を「バカか!」と罵倒の茶番

 ところが、財務省や自民党はこの期に及んでまだ、佐川氏ひとりの責任に押し付けるために、茶番を繰り返している。

 太田理財局長はきょうの答弁で、この嘘の口裏合わせを求めた理由について、「(佐川氏が昨年2月20日に)さも適切にゴミを撤去したというような答弁をしてしまい、理財局の職員が整合性を取ろうとしてそういうことをしてしまった」などと答弁した。

 しかも、このNHKの報道が事実かどうかを問いただしたのは、自民党の西田昌司参院議員だった。太田理財局長のこの答弁を受けて、西田議員は「都合の悪いことは覆い隠す隠蔽が起きている」「バカか、本当に!」と罵倒。ようするに、口裏合わせの事実を認めることで、“やはり佐川氏の答弁が改ざんのきっかけ”という印象付けをおこなったのだ。

 たしかに、昨年2月20日の衆院予算委員会で、現・立憲民主党の逢坂誠二議員の「8億円分の作業、工事を実際におこなっているのか確認しているのか」という質問に対し、佐川氏は「相手方において適切に撤去したというふうに聞いている」「廃棄物の撤去については適切におこなったというのは近畿財務局で確認している」などと答弁している。

 しかし、佐川氏は別に「トラックを何千台も使ってゴミを撤去した」と言ったわけでもなく、そこまで強引な隠蔽工作をやってまで整合性をとらなければならない答弁とは思えない。

 しかも、この日、逢坂議員が質疑に立ったのはいちばん最後。終了したのは17時15分だ。誰が考えてもすぐばれるような嘘を、すりあわせもないまま当日中に、当事者に求めるなんてことができるとはとても思えない。

 さらにこのとき、佐川氏は前述したように、理財局職員に「籠池氏を表に出すな」という指示までおこなっている。首相夫人が名誉校長を務め、安倍首相が教育を褒め称えた籠池理事長を“隔離”するようなことを、一介の理財局長である佐川氏の独断で決められるはずがない。

■自民党・西田議員が安倍首相から受けていた「8億円値引きの説明」指示

 おそらく、佐川氏が森友側に「トラックを何千台も使ったと言ってくれ」とでっちあげまで求めて、“8億円値引きの根拠がゴミ撤去費用”であることを主張したがったのは、自分の答弁を正当化するためではないだろう。じつは、その裏には、安倍首相自身の意向があった可能性が高い。

 そのことを図らずも示唆してしまったのが、きょうの国会で「バカか!」と財務省を罵り、財務省への責任押し付けをはかった西田議員だ。西田議員は昨年4月18日付の朝日新聞の記事で、森友問題をめぐって、安倍首相から“8億円値引きの正当性”を説明できるような質問をするよう、指示を受けていたことを明かにしているのだ。

 その記事によると、西田議員は昨年3月2日に安倍首相から電話がきて、「西田さんは大阪問題でやりたいだろうけど、それを頼んだのが安倍だと言われたら、なんにもならないからさ」と言われたと語っている。西田議員は、質問内容について安倍首相自ら注文を付けることは初めてだったといい、直接電話がかかってくること自体が「異常やねん」と述べている。

 そして、このとき、安倍首相は西田議員に〈土地が約8億円値引きされたことの「正当性」を、質疑を通してうまく説明してほしい〉と指示したというのだ。

 実際、この電話から4日後の3月6日におこなわれた参院予算委員会で、西田議員は8億円値引きが正当なものだと主張し、それを受けて安倍首相も「西田昌司委員のこれは答弁で明らかになっている」「いままでの政府の答弁ではすとんと落ちないことがあったのは事実だが、きょうのやり取りで(8億円の値引きの根拠が)先ほど証明された」などと強調。これに対して質問に立っていた蓮舫議員が「政府のなかでしっかりと行革大臣に指名をして調査チームをもって明らかにしていただきたい」と求めると、「蓮舫さん、午前中の西田さんとのやり取り聞いていなかったんですか?」とまたも西田質疑を根拠にし、「ディスカウントするのは言わば当然」とまで言い切ったのだ。

 この安倍首相の強気な姿勢は、すでに決裁文書に書き記されていた昭恵夫人の名前をはじめ、「特例」「特殊」という取引の異常性を示す文言を消し去り、今後の主張の方向性が決まっていたからこそのものだろう。そして、地中に8億円のゴミがあるのかどうかを直接調べることもなく、弁が立つ西田議員に答弁内容を直接指示してまで土地取引を正当化させたのが安倍首相だったという事実は、すなわち安倍首相が佐川氏の口裏合わせや文書改ざんを把握し、その犯罪行為の中心にいたことの証明ではないのか。

 実際、明日発売の「文藝春秋」には、森友国会のさなか、安倍首相が秘書官を通じて、佐川理財局長に「もっと強気で行け」というメモを渡していたという衝撃的なエピソードが掲載されているという。

 安倍首相はきょうの答弁でも「私も妻も関わっていないが、そうだという証拠や証言はない」などと述べたが、昭恵夫人の名前は文書内にしっかり記され、昭恵夫人に言及したあとには必ず取引が前進するという、その存在の大きさが伺える内容になっていた。それを改ざんによって消してしまっていたという事実が露呈してもなお「証拠はない」と断言するとは、国民を愚弄するにも程がある。「バカか、本当に」と言うべき相手は、安倍首相だ。

(編集部)


「森友問題」財務省が“口裏合わせ”認める
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20180409-00000042-nnn-pol
4/9(月) 12:26配信 NNN



森友学園への国有地売却問題をめぐり、財務省の太田理財局長は、ゴミの撤去費用に関して財務省職員が森友学園側の弁護士にウソの説明をするよう、求めていたことを認め、陳謝した。

太田理財局長は、去年2月に口裏合わせを依頼していたことを認め「答弁との整合性を取ろうとした」と説明した。

自民党・西田昌司議員「ゴミの搬出をしたということを口裏を合わせるように、この理財局の方からお願いをしたと、こういうような報道があるんです」

財務省・太田理財局長「(ゴミの撤去費用が)『相当かかった気がすると。トラック何千台も走った気がするといった言い方をしてはどうか』という話をしたということです。大変恥ずかしいことでございますし、大変申しわけないことでございます」

自民党・西田昌司議員「ばかか!本当に。何考えているんですか」

財務省・太田理財局長「さも適切に撤去をしたというような、事実関係が十分確認しないまま、そういうような答弁をしてしまって、理財局の職員が整合性を取ろうとして、そういうことをしてしまった」

これに対して立憲民主党の幹部は、「このような姿勢では国会審議は成り立たない。安倍政権の体質そのものだ」と追及を強める姿勢を示している。

一方、「存在しない」とされていたイラクでの自衛隊の「日報」が見つかった問題について、安倍首相は「シビリアンコントロールにも関わりかねない、重大な問題で極めて遺憾であり、国民の皆さまに深くおわび申し上げたい」と陳謝した。



疑義深まる「口裏合わせ」官僚倫理は:解説
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20180409-00000070-nnn-pol
4/9(月) 17:38配信 NNN


動画→https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20180409-00000070-nnn-pol

森友学園への国有地売却をめぐり、財務省は9日、森友学園側にウソの説明をするよう求めていたことを認め、謝罪した。前代未聞の文書改ざんに加えて浮上した「口裏合わせ」。国会記者会館の青山和弘記者が解説。

■にわかに信じられない財務省の「口裏合わせ」要請。問題点は

これは、あってはならないことだ。問題点は2つある。

1つは、国有地の8億円値引きの根拠が本当に適切だったのか、大きな疑義が生まれること。

そしてもう1つは、官僚のモラルの問題。こんな口裏合わせのウソがもしまかり通るようでは、国会審議は信用できないし、意味もないということになる。また、民間にウソを持ちかけるとは、国家公務員の倫理観、正義感はどこに行ったのだろうか。

野党側は厳しく批判している。

立憲民主党・辻元国対委員長「財務省がここまでするかという、ウソの強要や文書の改ざん、一文の得にもならないと思うんですよ。安倍総理夫妻のためではないかという疑念がますます膨らみました」

■焦点は、何のために口裏合わせを求めたのか。

決裁文書の改ざんもそうだが、なぜ、ここまでひどい行為に財務官僚が走ったのかということだ。財務省は佐川前理財局長の答弁との整合性を取るためだと説明しているが、野党側は、安倍首相や昭恵夫人のためでないとここまでやらないのでは、と疑っている。

森友学園問題の真相解明は、まだまだ遠いと言わざるを得ない。



<参議院決算委員会>自民・西田昌司が見事な茶番質疑

※6:33〜再生開始位置設定済み。





























http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/726.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 「公文書改ざん罪」は存在しません。しかし、3つの犯罪が成立しています。(八木啓代のひとりごと)
「公文書改ざん罪」は存在しません。しかし、3つの犯罪が成立しています。
http://nobuyoyagi.blog16.fc2.com/blog-entry-776.html
2018-04-09 八木啓代のひとりごと


 財務省で大量の文書の改ざんをやっていたことが、朝日新聞のスクープでバレちゃったのが、先月はじめのこと。結局、財務省は、60ページ以上、300箇所もの改ざんを認めて、自殺者まで出てしまいました。

 そんな中で行われた佐川宣寿元理財局長の証人喚問だったわけですが...。

 佐川氏が「官邸の指示はなかった」ことと「刑事訴追の疑いがあるのでお答えできません」というほぼ2点しか答えなかったことをもって、自民党の一部の方が大喜びしたり、一方で、野党の追及が下手だったとおっしゃる御仁も出ておられますが。

 この人たちって、あの佐川氏が、あの公文書を大量廃棄したとしゃあしゃあと言い切っていたほど面の皮の厚い佐川氏が、証人喚問になった途端に、ホントのことを泣きながら告白するとでも思っていたんでしょうか?

 だとしたら、幼児向けのテレビ番組の見過ぎなんじゃないですかね、まじで。

 野党の追及が下手だった、とか上から目線で書いているような人に限って、「私だったら、ここをちゃんと聞くんだ」みたいなことを、具体的には何一つ書いておられないあたり、プロの試合見ながら、「そこで打てよ! バカヤロー」とかテレビの前で喚いているおっさん臭が凄いです。

 佐川氏が、「刑事訴追の疑いがあるのでお答えできません」なんていうのは、中学生レベルでもわかる「想定内」の話です。つまり「自分に不利な供述を強要されない」というのは、佐川氏の権利。逆に言えば、その部分を答弁拒否する、というのは、そこが「事実を言えば自分にとって不利」であると言っているも同様だ、ということですね。

 その中で、佐川氏についている弁護士が、ドリル優子とか甘利疑惑を不起訴にした自民党御用達の方なんだ、とか、まあ、そういう香ばしさも明らかになる中で、佐川氏が、かなり幅広く「刑事訴追の恐れ」つまり、それが罪になりうることであると認識して答弁拒否しているとか、さらに、官邸や昭恵夫人が関与していないと言ってるそばから、細かいことは知らんと言ったり、文書をいつ見たかも言えないと言い出したりと、矛盾噴出なところが、見応えのあるショーだったわけでございまして。

 そのうえ、ついに、4月4日には、値引きに関しての口裏合わせ、つまり、財務省の方から、森友学園に「嘘をついてくれ」と依頼していたことが、今度はNHKのスクープで明らかになっちゃったうえ、佐川氏自身が籠池氏に表に出ないように指示してたこととか、去年の2月22日に官邸に報告していたことまでバレちゃって、喚問から一週間で、偽証までもほぼ確定するということに。

 森友事件に幕を引きたい人たちには、なかなか気の毒な展開ではありますが、逆に言えば、ここまでの事件がうやむやになってしまうことになったら、法治国家・民主国家としての日本は終わりじゃないかと思います。

 というわけで、本日、財務省と近畿財務局の官僚24名を、公用文書等毀棄、虚偽有印公文書作成及び行使で、刑事告発してまいりました。

 この件に関しては、一部の法律家の方から、「削除しただけであるので改ざんとはいえないため、虚偽有印公文書作成罪には当たらない」、あるいは、「多少の書き換えがあったとしても、文書そのものの本質的な意味を損なう虚偽内容でなければ改ざんには当たらない」とか「公文書を改ざんするのは重大問題だが、現行の刑法では『公文書改ざん』に相当する罪がない」といった消極論も出ていますが、当会の優秀な法律家チームの皆様が、改めて、問題の改ざん文書を精査いたしまして、「削除しただけとはいえない」し、「文書そのものの本質的な意味を損なう虚偽内容」となっていることを立証したものです。

 その告発状は、こちらでダウンロードしていただけますが、簡単に解説いたします。
 
 まず、大量に削除されているのが「特例的扱い」であること、この件が「特殊」であるという文言が全般的に削除されていること。

 そして、政治家からの問い合わせや安倍昭恵夫人との強い関わりの部分がすべて削除されています。

 やましいところがないのであれば、削除する必要はないわけですから、まさにここが「隠したかったところ」であるとしか考えられません。

 また、このことで、「特殊なこと」が「一般的なこと」であるかのような内容になっています。これは、文書そのものの本質的な意味が変わっているわけですから、これだけでも、重要な内容の改変です。

 さらに、改ざん前の文書では佐川氏の答弁は成り立ちません。だからこそ、財務省は、この文書の改ざんが、佐川氏の国会答弁との整合性を取るためのものであったと説明しているわけです。

 つまり、この改ざん前の文書を見ていたとしたら、佐川氏は、国会で嘘の答弁をしていたことになります。

(逆に、国会答弁前に事実と異なるレクチャーをされ、改ざん後の文書しか見ていなかったのだとしたら、佐川氏は国会で嘘を言っていなかったことになりますが、それなら、そういえば済む話だったわけですが、そうは言えず「刑事訴追の恐れ」ということは、ある意味、自白しているようなものですね)

 しかし、そうだとすると、改ざん前の文書と改ざん後の文書は、佐川氏の国会答弁が「嘘を言っている」ことになるか、「嘘をついているわけではない」のかという、正反対なほどの差があることになります。

 つまり、その観点からも、改ざん後の文書は「虚偽の公文書」といえます。

 第3に、これは、うちの発表の前に毎日新聞さんが気づいて書かれちゃったんですけど、財務省の報告書の7ページ目に、驚くような記述があるのです。

 つまり、改ざん前の決裁文書によれば、近畿財務局は、森友学園が実施したボーリング調査の結果について、地質調査会社に意見を求め、「特別に軟弱であるとは思えない」(=値引きの根拠にならない)とする見解を得ていたと、はっきり書かれている。

 ところが、改ざん後の文書では、地質調査会社からのこの記述が削除されて、「ボーリング調査結果について、専門家に確認するとともに、不動産鑑定評価を依頼した不動産鑑定士に意見を聴取したと ころ、新たな価格形成要因であり、賃料に影響するとの見解があり、価格調査により、鑑定評価を見直すこととした。」と、真逆方向に書き換えられているんです。

 悪いけど、この一点だけをもってしても、この改ざんは、「虚偽有印公文書作成」に当たってしまいます。

 そして、トドメです。

 そもそも、役所では、前の文書に何らかの問題があり、訂正を行うことは、実はよくあることです。

 たとえば、単純な書き間違えとか変換ミスとかの類いですね。

 で、そういうときは、二重線を引いて、責任者が訂正印を押します。

 それはどういうことかというと、訂正を行う場合でも、旧文書と新文書との連続性(どういう理由に基づいて、どこをどう訂正したのか)を明らかにしなければならないわけです。これを連続性と言います。

 しかし、今回の場合、前の文書が明らかになってはまずいので、それを消滅させて、新しい文書を作ったわけですね。その間に連続性はない。連続性を明らかにせずに、大量の変更を行ったということ自体が、本質的に内容や趣旨の異なる虚偽文書を作成したことを意味するわけです。

 まとめますと、この改ざん事件は、改ざん前の公文書を「廃棄し」、新たに事実と異なる新文書、つまり虚偽有印公文書を「作成し」、それを国会や会計検査院に提出することで、「行使した」ことになり、3つの犯罪が成立いたします。

 ちなみに、改ざん前の文書が出てきたといっても、それが、国会や会計監査院に提出されるべき時に提出されなかったということそのもので、隠匿ということになります。そして、隠匿の場合でも公用文書等毀棄罪は成立します。

 さらに。この事件は、大阪地検特捜部で捜査することになるでしょうが、その大阪地検特捜部は、2010年にあの「証拠改ざん事件」を起こしています。

 現職の検事が証拠を改ざんするなどということは刑法では想定されていなかったので、「証拠改ざん」罪という罪は存在していませんでした。

 では、そういう罪が存在しないからといって、前田恒彦元検事は不起訴あるいは無罪放免になったでしょうか?

 そんなことはありません。ほかならぬ大阪地検特捜部が、証拠改ざんを「証拠隠滅」罪で逮捕起訴し、有罪にしたのです。

 その例から見ても、同じ大阪地検特捜部が、この「公文書改ざん」を不起訴にすることはできないでしょう。

 ちなみに、3月22日に、会計検査院も、改ざん文書を検査に提出した行為について「会計検査院法に違反する」と判断していることも付け加えておきましょう。

 さらに、この一連の犯罪においては、それを命令した人間が「正犯」であって、やらされた人間は「従犯」でしかありません。自殺された職員の方は、もし、書類の書き換えに手を染められていたのだとしても、明らかに従犯だったのですから、自分一人に罪を押しつけられると誤解され、命を絶たれたのだとしたら、本当にお気の毒でなりません。

 ということで、毎度のごとく、この告発状は、そのまま報告書にして裁判所に出していただければ、被疑者否認でも逮捕状取れますので、特捜検察の皆様としては、国民の期待を背負って、すみやかに行動なさっていただきたいものです。



http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/727.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 財務省が口裏合わせの事実を認める(小笠原誠治の経済ニュースゼミ)
財務省が口裏合わせの事実を認める
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51744497.html
2018年04月09日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ


 佐川氏はもう辞めていますが、佐川氏と麻生財務大臣は、本当なら懲戒免職になっていてもおかしくないと思います。

 この2人は、森友学園への国有地の売却について、一貫して、法令に基づき適切に行ったものだと国会で答弁してきたのですから。

 本日、財務省の太田理財局長は、値引きの根拠とされたごみの撤去について、財務省理財局が学園側に「口裏合わせ」を依頼したことを初めて認めたのです。

 そう、先日、麻生財務大臣が、調べてみないと分からないと言っていた件です。

 報道通り、口裏合わせがあったのです。


 太田理財局長は、「誤った対応であり、大変恥ずかしく、大変申し訳ない。深くおわびを申し上げる」



 それ以上に恥ずかしく、お詫びしてもお詫びしきれないことは、佐川氏が積極的に国民を騙していたという事実なのです。

 だって、口裏合わせに関して佐川氏が知らなかった筈はないからです。

 これでも、安倍総理の太鼓持ちたちは、森友学園事件は、どこかの新聞社がでっち上げたフェイクニュースだと主張し続けるのでしょうか?

 こんな事態になっても、大臣の座に居座っている麻生氏は、何を考えているのでしょう?

 アンタが1年以上言い続けてきたことは、間違っていたではないか、と。

 「上司の命令?」と麻生氏に言ってあげたい。


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http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/728.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 森友「文書改ざん」見落としがちな重大ポイント7(森功のブログ)
森友「文書改ざん」見落としがちな重大ポイント7
http://mori13.blog117.fc2.com/blog-entry-2237.html
2018-04-09 森功のブログ


 本日発売の週刊現代「ジャーナリストの目」で、大阪地検の捜査について書きました。以下、冒頭です。

 恐ろしい話がある。目下、大阪地検特捜部が進めている森友学園の捜査に関する件だ。

「実は予定では、この3月をもって不起訴処分で森友事件を終わらせるはずでした。それが朝日新聞の報道で方向転換せざるを得なくなった」

 大阪で取材すると、地検の関係者からそんな声が漏れ聞こえてきた。なぜ恐ろしいのか。そこには知られざる捜査の裏事情が垣間見える。

 あまりクローズアップされないが、森友学園の捜査は、土地代8億円値引きに関する財務省の背任や証拠隠滅容疑などに対する市民団体からの告発から始まっている。昨年4月、告発を受けた大阪地検特捜部は、捜査に着手した。このところうだつの上がらない大阪地検だけに、注目されなかったが、水面下で関係者の取り調べを始めてきた。

 がんばれ大阪地検!



http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/729.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 天皇に弓を引くということ。(谷間の百合)
天皇に弓を引くということ。
https://taninoyuri.exblog.jp/29422957/
2018-04-09 11:22 谷間の百合


菅野完さんと福島伸亨さんの対談「安倍夫妻によって国家はどこまで壊されるのか」のなかに次のような箇所があります。

「福島 そうです。本当に厳格に管理されている。それは決裁文書が行政の命であって、国家そのものだからです。決裁文書の重なりが国家の歴史であるわけですから、それを改ざんするなどあり得ない話です。昔は天皇陛下の官吏でしたから、その時代からしたら天皇陛下に対して弓を引いたことになる。これは切腹では済まされないことですよ。」

「菅野 局長というと、昔の勅任官ですからね。勅任官のハンコを改ざんするということは、天皇陛下に対して弓を引くのとまったく同じことです。決裁文書の重なりが国家の歴史とすると、今回の事件は、国家そのものを改ざんしたという話になりますよね。」


お二人は「天皇に弓を引く」という表現でことの重大性を訴えているのだと思いますが、国民はともかく安倍総理の周りの人間には通じないことです。

「弓を引く」という行為は、天皇の権威を認めていることが前提なのですが、かれらには天皇の権威がわからないということ以上にそれを認めていません。


     


天皇誕生日の祝宴の席だったのでしょうか、天皇を真ん中に両脇に総理と副総理が並んでいました。

わたしが驚いたのは天皇との距離でした。

職員があんなに椅子をくっつけるように配置するとは考えられないので、総理自らが椅子を近づけたのだと思うしかありません。

そして、総理はまるで近所の年寄りにでも話しかけるように、天皇の顔を覗き込むようにして話していたのです。

総理は天皇と親しいというか同格であるところを国民に見せようとしたのでしょうか。

わたしはこのような不敬は歴史にも例のないことだと思いました。

真の権威に対する敬意がないというか権威が分からないのです。

公文書改竄問題も大事なことだけど、、、という言い方をしてもっとそれ以外にも大事なことがあることを匂わせて国民の目を逸らそうと躍起になっている人々がいます。

公文書改竄は、菅野さんが言うように「天皇に弓を引く」こと、即ち国家そのものの改竄なのです。

どこから湧いてくるのか次々湧いてくるデマ。

たとえ、公文書に当たっても、読解力のない人間や、自分の思想信条に目を曇らされている人間によって、いままでどれだけ多くの歴史が歪められてきたことでしょうか。

歴史の真実は個人の想像力の中にしかないとは思いたくない。


     



http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/730.html

記事 [政治・選挙・NHK242] 「ゆず」って、ネトウヨか。お笑い芸人ばかりでなく、フォークソング歌手まで安倍色か 
「ゆず」って、ネトウヨか。お笑い芸人ばかりでなく、フォークソング歌手まで安倍色か
https://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/da861f13bf166b2ff924beb698d4776c
2018年04月09日 のんきに介護


ヨアケノ@yoursilentface7さんのツイート。






この曲のどこがどう可笑しいかと言うと、

状況認識だな。

日本では

「国歌はこっそり歌う」ものとされていないじゃないか。

現に口パクチェックされてるじゃないか。

知らないのだろうか。

また、日本では、

「この国に生まれてよかった」

とあの手、この手で胸を張らされるというのに、

反対のことをぺらぺらと、

このゆずの歌詞!

とても気色悪いじゃないか、

どうなっているのだ。

もう二度とあんな戦いをしないようにと

外国人の友達に祈ってもらわなければならないほど、

日本は、

危機が身近なのか。

そう言えば、

北朝鮮がミサイルを打ち上げる度、

日本政府は、

ファックスで厳重に抗議するって言ってたな。

なるほどな、

そんな話を聞いたら

右も左もなくデモに行きたくなるな。

それから

外国への追随にはNO!って言いたくなるな。



http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/731.html

記事 [政治・選挙・NHK242] この馬鹿首相の答弁をテレビは無修正で放送せよ!(simatyan2のブログ)
この馬鹿首相の答弁をテレビは無修正で放送せよ!
https://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12367124934.html
2018-04-09 21:15:12NEW ! simatyan2のブログ




9日、午前の参院決算委員会で、自民党の西田昌司氏の質問に、

財務省の太田理財局長が、

「費用に関して相当かかった気がする」
「トラック何千台も走った気がする」

といった言い方をするよう求めていたことを明らかにしました。

財務省、「口裏合わせ」依頼認める 森友学園国有地売却
https://www.asahi.com/articles/ASL4934F1L49UTFK005.html?ref=tw_asahi

これはこれで一つの収穫だとは言えますが、質問者が西田昌司で、
わざわざ太田に謝罪させ「バカが・・・」と一括したということですから、事前に両者で打ち合わせがあったことは明らかです。

この程度の情報はすでに朝日や文春が掴んでいて、それをスッパ
抜かれる前に自民が公表してしまったほうが傷が浅い、と踏んだ
自演劇でしょうね。

ここしばらく、

〇自衛隊のシビリアンコントロールが皆無で、
〇北朝鮮に外交で負け、
〇公文書が各省で改竄されまくってる、

続いている安倍自民の無能さを、少しでも回復するため一芝居打ったのです。

その証拠にNHKは西田が太田を叩いてる姿を前面に報道しています。

NHKも一枚かんでるのはあきらかで、

・トップニュースで伝えるな
・放送尺は3分半以内
・昭恵の映像は使うな

と自民からNHKへの指令が出てるのは共産党が掴んでいます。

偏向報道をされると視聴者は簡単に騙されてしまいますからね。

それでも、あまりの不祥事続きで安倍内閣の支持率は下がる一方
です。

安倍内閣「支持」38%「不支持」45% 半年ぶり逆転 NHK調査
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180409/k10011396461000.html

しかし視聴者にはもっと知らねばならない事実があります。

我が国の首相が、普通では考えられないような答弁の仕方をして
いるという事実です。

今日、安倍晋三は5分にも及ぶ演説をしました。

【解説】森友と日報の新事実、深掘りなかった論戦
https://www.asahi.com/articles/ASL46632QL46UEHF018.html

意味不明な長い答弁を安倍総理が披露するのは珍しくありませんが、
できればテレビは無修正で報道すべきです。

それを見れば常人でないことがすぐわかると思います。

テレビでは省略して安倍総理が短く答えてるように見ますが、実際
は時間切れを狙っているのか、本当に頭が悪いのか、恐るべき意味
不明なしゃべり方をしています。

例えば簡略化された質疑では、

安倍首相
「妻はたくさんの名誉職についてる。その一つで問題が
出ただけです」

共産党小池議員
「たくさんって、名誉校長の数はいくつですか?」

安倍
「……名誉校長は森友と加計の二つです」

共産
「モリカケじゃないですか!」

となりますが、実際の答弁は、

安倍「あのー、おー名誉職、いわば、会長職・・・。
あの、で、ですから今、えー申し上げているんですが名誉校長という
のは私のこれはあの、おー、言い間違えでございまして名誉職という
ことで訂正をさせていただきます。
そこで会長職等の、おー件数は、あー、えー合計、えー、55件、
えーでございまして・・・。
で、そこでですね。校長と園長、と言うことーで、えー・・・校長と
園長ですか?
ちょ、ちょっと待ってください。
校長と・・・えー・・・。校長で、あ、校長と園長ということで
あればですね、えーこれはあの、おー、えー・・・現在の段階では、
ま、、、、ございませんが、 あの、今、つまり私が意図的に間違
えたわけではなくて、あの、ま、言い間違えでございますので・・・。
あ、すいません。
はい?
あ、校長。校長と園長ということで今ちょっといきなり、あのご質問
が、あーございましたので、それは間違いであったということ、
でございまして、 えー会長職等の件数は、合計55件、ということで
ございまして、えーおそらく、校長とか園長ということについては
ですね、えー他には、あーないのではないかと。
あの、後援会、そういう、うー、え・・・児童・・・児童養護施設等
の、おー後援会長のようなものはございますが、えー校長と園長と
いうものは、他にはないんだろうと、このように思います。
いやこ、これはあの、時間稼ぎーではなくてですね、ま、このように、
こう、た・・・すいません、たくさんあるものでございますから、
あのーその中で今、えー見ますとですね、 もう既に、えー現在は
ですね、えーそれを、あの、あと二つ、うーあったわけでございます
が、ま、既に辞めているということでございます。
えーこれは、あのーおー、えー学校としては御影、えー、、、
御影インターナショナルとですね、瑞穂の國記念小學院ですか、はい」

これがカンニングペーパーなしの素の安倍晋三なのです。

アドリブで答えると必ずボロが出るんですね。





これで「安倍さんしか任せられない」と言う人がいたら、その人も
どこかしら精神的におかしい人だと思います。

一万人に一人と言われる異常者でも日本には一万人いますからね。



http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/732.html

   

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