明快な模範解答が古の時からあったのに、ある困難の為決して実践されず、結果先送りによる問題の膨張猥雑化が全てを崩壊へと導く
しっぺ返し
地球《ガイア》に対して冒した罪を人為的温暖化などというクリーンイメージで大多数を欺き、その実
不可逆的とも言える重大な環境汚染、数多くの他種絶滅、貧困、飢餓、格差、紛争、戦争危機、放射能禍等、これら、今日のカタストロフィーを招いた世界権力も相当悪辣だが、人間個々人の抱える煩悩もそれに負けぬくらい救い難い。
あらゆるシステムは人間の本能を全開にするための虚構であり、金融制度も例外ではなく、詭弁に基づくその制度も、既に破綻しているのに、本能に支配された人の所有欲は尚も留まるところを知らない。
最早、煩悩の前に理性や良心は少しも機能しない。
弱者が徹底的に毀損され、それは即ち、全ての破壊へと通じる。
人は、世界権力は、己のその強大な我欲強欲のために、この普遍道理を絶対に理解できない。
与えられた環境を疑うこともなく、ただただ目の前の、分断統治された小さな世界で起こっている事象に一喜一憂し、物事を俯瞰する事もできない。
だから勿論、全てのソリューションが、あらゆる煩悩を理性・良心の下に置く、即ち本能支配からの脱却、忠恕の精神に基づくシェアリング構築であるということに到達することもありえない。
この問題解決の方法は一部の人々によって共有されてきたのにもかかわらず、自己実現思想・利己主義がその全てを封印し、先送りし続けた結果、事態は憎悪深刻化の一途を辿ってきた。
たとえそこに創造主による何らかの介入があったとしても、困難の正体である、人間の原罪たる煩悩を自己抑制させ、本能支配からの脱却、あるべき人間像への進化が達成される可能性は、現在のこの、欲望まみれの世界を見てもまずありえないのではないのだろうか。
裁きの日、黙示録はもうすぐそこまで迫っている。
神は結局、過ちを創造したのか?
その兆し
三つの、いや、四つの、世界を破壊する爆弾
引用部以外はオリジナル