野党は、昭恵氏の喚問を実現するため、佐川氏喚問後の国会審議に応じるな !
安倍首相・昭恵夫人秘書の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/03/22より抜粋・転載)
1)〜11)は前2回投稿済みです。以下はその続きです。
12)谷氏の上司は、今井氏であり、佐川氏と今井氏
は親密であるから、頻繁に連絡を取り合っていた可能性大だ !
安倍昭恵氏の指示を受けて、財務省との折衝を行ったのは、谷査恵子氏とされているが、谷氏は経産省からの出向者であり、谷氏の上司は、経産省出身の首相秘書官である、今井尚哉(いまい・たかや)氏なのである。
佐川氏と今井氏は、ともに、1982年入省の入省年次同期である。
佐川氏が、安倍首相案件について、今井尚哉氏と、頻繁に連絡を取り合っていたことが、推察される。
そして、安倍首相は、昨年2月17日の国会答弁に先立ち、今井秘書官から、森友国有地事案については、思い切って、全面的な否定をして構わないと、伝えられていたのではないかとも考えられる。
13)首相官邸ぐるみの公文書改ざんでないと、説明がつきにくい状況にある !
首相官邸ぐるみの公文書改ざんでないと、説明がつきにくい状況にあると考えられる。
安倍首相は「安倍昭恵氏のかかわり」について、文書にあるのは、籠池氏による発言に示されているだけのものであり、籠池氏が真実を述べているかどうかは不明であるから意味がないと主張している。
そして、安倍昭恵氏に尋ねて、安倍昭恵氏はそのような発言を示していないと述べていることをもって、そのような事実はないと主張している。
しかし、この主張は、根本的な矛盾をはらむものだ。
14)発言の真偽は、籠池泰典氏と安倍昭恵氏が、
両者とも、国会の場において説明する必要がある !
「安倍昭恵氏の関与」は、籠池氏が発言しているだけのことだから、信用できないとする一方で、「安倍昭恵氏が、そのような発言をしていない」と、いうことに関しては、同じように、安倍昭恵氏が、発言しているだけのことであるにもかかわらず、こちらは、信用してかまわないとしていることだ。
どっちもどっちであり、どちらもこれだけでは、信用するに値しない。
したがって、籠池泰典氏と安倍昭恵氏が、両者とも、国会の場において説明する必要がある。
その説明を聞き、国会が判断することであるはずだ。
15)公文書改ざんによる質疑・答弁が1年以上続き、
国会は、行政府から重大な冒涜を受けた !
そして、国権の最高機関である国会は、行政府から重大な冒涜を受けた。
虚偽の公文書が提示され、丸1年にわたって、国会の業務が妨害されてきたことになる。
その行政府の最高責任者が安倍晋三氏であり、財務省の最高責任者が麻生太郎氏なのである。
実行犯が、佐川宣寿氏およびその部下であったとしても、最終責任を負うのは、麻生太郎財務相であり、安倍晋三内閣総理大臣である。
16)公文書改ざんの最終責任を負うのは、麻生財務相・安倍首相である !
この基本が極めて軽視されていると言わざるを得ない。
野党は、公文書改ざん問題を徹底的に追及する必要がある。
そして、「安倍昭恵氏の関与の有無」を国会の場で全面的に真相解明するべきである。
17)真相解明のため、安倍昭恵氏、谷査恵子氏等、
関係者の国会での証人喚問が不可欠だ !
そのためには、安倍昭恵氏、谷査恵子氏、今井尚哉氏、池田靖近畿財務局国有財産統括官、嶋田賢和財務省理財局国有財産企画課課長補佐、迫田英典元理財局長などの証人喚問および参考人招致が必要不可欠である。
これらの証人喚問、ならびに参考人招致が認められなければ、3月27日以降の審議を断固拒絶するべきである。
野党の腰砕けが表面化すれば、真相解明など夢のまた夢ということになってしまう。
(参考資料)
T 谷査恵子(たに・さえこ)のwiki風経歴と顔画像 !
大学は東大卒だが、経産省二種ノンキャリアの現在とは?
(shirutoku.infoより抜粋・転載)
経済産業省から内閣府への出向職員として安倍昭恵首相夫人つき秘書として働いていた谷査恵子(谷さえこ)さんが、現在、イタリアの日本大使館1等書記官に就いていることが報じられました。
森友問題について、籠池泰典元理事長が口利きを安倍昭恵首相夫人に依頼した際、窓口となり財務省へ問い合わせをしたのが谷査恵子(谷さえこ)さんでした
。安倍昭恵首相夫人が籠池泰典元理事長に100万円を寄付した・しないの論争となっている日も谷査恵子(谷さえこ)さんは、昭恵夫人に同行して行動を共にしていました。
U 安倍昭恵夫人に同行した外務省職員、
住吉大社・宮司の親族だった !
籠池理事長が安倍首相との参拝を証言 !
(saigaijyouhou.com:2017.03.10 06:00より抜粋・転載)
安倍昭恵夫人に同行していたお付きの職員(公務員、5人が秘書役である)の一人が住吉大社の宮司の親族だったと話題になっています。住吉大社は、籠池理事長が週刊誌のインタビューに対して、「安倍首相と一緒に参拝した」と証言している場所です。
住吉大社の親族という情報が事実ならば、安倍首相達は、安倍昭恵夫人に同行していた職員の実家を訪問したという形になります。*森友学園は、神社を学校に建設予定。
V 米国の日本占領政策と戦後日本・自民党体制の真相 !
(社会問題を考える会・2014年11月レジュメより抜粋・転載)
1 対米隷属自民党体制:
米国の支援をバックに自民党一党支配体制を構築 !
1)逆コースの占領政策:右翼・米国の支援で、対米隷属・保守政党の結成。
2)アメリカの資金提供等で長期政権を実現
2 米国による日本支配の手駒は、
「戦犯」、「検察」、「マスメディア」 !
1) 逆コースの占領政策:
戦犯を対米従属の政治家・官僚・マスコミ・右翼の大物に復活させる
2)「CIAの対日工作員」が幹部になる、検察。東京地検特捜部の前身は、
GHQ(米国)が作った組織。
3)大マスコミと自民党とCIAの深い秘密の関係
日本を反共の防波堤に、米国による日本人「愚民化政策」・「3R」「5D」「3S」
で巧妙に支配 !
4)日本の裁判所と裁判官の暗黒の実態
最高裁は、裁判官を憲法違反の統制をしている。最高裁のウラ金とウラ取引
日本の第一審有罪率は、99.9%(事実上世界一)の非民主的異常な司法界。
ちなみに先進諸国の第一審有罪率の平均は、約70%である。
独裁・安倍官邸は、内閣人事局を通じて、検察・裁判所・省庁幹部
・NHK等の人事権を握って、支配している !
W 安倍総理と「傲慢症候群」=“権力中毒” !
香山リカ・精神科医の主張 !
(webronza.asahi.com:2015年07月25日より抜粋・転載)
◆安倍首相が陥った、「傲慢症候群」の特徴 !
@自己陶酔の傾向があり、「この世は基本的に権力をふるって栄達をめざす劇場だ」と思うことがある
A何かするときは、まずは自分がよく映るようにしたい
Bイメージや外見がかなり気になる
C偉大な指導者のような態度をとることがある。話しているうちに気がたかぶり、我を失うこともある
D自分のことを「国」や「組織」と重ねあわせるようになり、考えや利害もおなじだと思ってしまう
E自分のことを王様のように「わたしたち」と気取って言ったり、自分を大きく見せるため「彼は」
「彼女は」などと三人称をつかったりする
F自分の判断には大きすぎる自信があるが、ほかの人の助言や批判は見下すことがある
G自分の能力を過信する。「私には無限に近い力があるのではないか」とも思う。
H「私の可否を問うのは、同僚や世論などのありふれたものではない。審判するのは歴史か神だ」と思う
I「いずれ私の正しさは歴史か神が判断してくれる」と信じている
J現実感覚を失い、ひきこもりがちになることがある
Kせわしなく、むこうみずで衝動的
L大きなビジョンに気をとられがち。「私がやろうとしていることは道義的に正しいので、実用性やコスト、結果についてさほど検討する必要はない」と思うことがある
M政策や計画を進めるとき、基本動作をないがしろにしたり、詳細に注意を払わなかったりするので、ミスや失敗を招いてしまう
たしかにこのような人といっしょに仕事をするのは、部下や秘書としては愉快なことではないだろう。
しかし、問題はそれだけではない。傲慢症候群のリーダーを仰ぐ側の人々にとって最も重要なのは、上記の特徴のLやMだ。彼らはあまりにひとりよがりな成功物語にとらわれて現実を見失い、細部に目が行かなくなるため、結局、その統治は破綻に終わるのである。