「武道的思考」内田樹/筑摩選書‘10年から
≪あとがきー「武道的」ということ≫
武道の目的は、端的に「生き延びる」ことです。多田宏先生から以前「武士は用事のないところへは行かない」という話を伺ったことがあります。これにはハッと胸を衝かれました。
よんどころのない事情があって他出するのは仕方がないが、用もないのにふらふら出歩いて、トラブルに巻き込まれたり、怪我を負ったり負わせたりすることは武士道に悖(もと)る。
ルーティン(日々の修練)の最大の手柄は変化に対する感受性が高まることです。…このアラームの感度を高いレベルで保持する上ではたいへんに実効的なのです。
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/581.html