朝日、毎日、読売の朝刊各紙に載った“空白の広告”!
http://85280384.at.webry.info/201803/article_20.html
2018/03/03 22:51 半歩前へ
▼朝日、毎日、読売の朝刊各紙に載った“空白の広告”!
あなたの夫、もしくは妻や娘が、ある日突然、ワイセツ映画の主人公にされたらどんな気がするだろう。
1日付けの朝刊各紙に週刊新潮の広告が載った。朝日、毎日、読売、日経の広告欄の大見出しが
不敬描写で2月公開が突如延期! 「 」のピンク映画
となってカッコ内が空白になっていた。
調べたところ、産経と東京新聞は
不敬描写で2月公開が突如延期! 「昭和天皇」のピンク映画
とカッコ内に「昭和天皇」の文字が入っていた。
「昭和天皇」のピンク映画とはどういうことかと週刊新潮に目を通した。エロ映画の主役に昭和天皇を模した「ハレンチ君主 いんびな休日」なる映画を荒木太郎が作り、公開直前に突然、延期となった。
どこからか圧力があったというのではなく、配給元がいくらなんでも「これはまずかろう」ということになったそうだ。
週刊新潮によると、「某国の象徴として王は長年神として崇められていたが、敗戦を機に霊長類宣言をし」云々となっており、だれが見ても昭和天皇をモデルにしたことがわかる。
チラシの宣伝文句には「右も、左も、心して観よ」と活写し、「表現の自由はエロとスキャンダルから!」とタンカを切ったエロ映画専門監督の荒木太郎。
“平成の大島渚”か、映画界の反逆児にでもなった気分のようだが、心得違いも甚だしい。「表現の自由」は、他人の懐に土足で上がり込んでいいというものではない。
やるに事欠いて、エロ映画のモデルに昭和天皇とは不敬極まりない。とても畏れ多くて想像することもできない。無礼千万、非礼の極みだ。
昨今はネットの普及でわざわざカネを出してエロ映画を見に行く者がほとんどいなくなった。ワイセツ動画が見たければいつでもタダで、ネットで見ることができる。
そうした中で「昭和天皇」の名前を持ち出したのは、話題作りに他ならない。荒木ナニガシの単なる売名行為だ。とんでもない輩である。
今、日本に右翼がいなくなったので荒木は救われた。真の右翼がいたなら、彼はただでは済まなかっただろう。
「表現の自由」を無法と心得たらとんでもないことだ。大島渚にあやかりたければ、エロスについて最初から学ぶことだ。無知な者にまともな映画など作れない。
元の広告はここをクリック
▼https://www.dailyshincho.jp/shukanshincho_index/
OP PICTURES『ハレンチ君主 いんびな休日』予告 https://t.co/P1nhmSYxhy
— 松#俊之 (@MatsuiTo) 2018年2月12日
ちょっとこれは大問題作すぎないか。これを本当に公開する気なのか(しかも上野オークラ劇場とかで)。死人が出るんじゃないのか。 pic.twitter.com/9KMhLstv1V
『ハレンチ君主 いんびな休日』上映中止を伝える『週刊新潮』の中吊り。こちらは新聞と違い、スミベタなしですね。 pic.twitter.com/jbwsCsoN65
— 西村大樹 (@taiki_nishimura) 2018年3月2日
YouTubeの予告編非公開に続いて本編も上映中止となったピンク映画『ハレンチ君主 いんびな休日』、いま見たらPGの紹介ページまで削除されていた。昭和天皇がらみの自主規制かな(原題は「朕、人妻と密会す」)。多呂プロのホームページの記事は、まだ残ってる。 https://t.co/VBDoGWVfEV
— 高鳥都 (@somichi) 2018年2月16日
さっきRTされたんで、また見たら消えてた。週刊新潮によると上映延期は上野オークラの支配人の判断で監督の荒木太郎も了承し「申し訳なかった」と謝罪しているとのこと。左の思想を持つ監督だけど、ピンク映画の枠内で撮りつづけるとしたら仕方ない対応なのかな。挑発的なチラシの文面がむなしく残る。
— 高鳥都 (@somichi) 2018年3月1日
ついに多呂プロのホームページごと消えた。上野オークラ劇場は上映延期ではなく中止であることを表明。一度は合意を得たはずの国家的ロマン喜劇大作『ハレンチ君主』だが、徹底的に抹殺されてしまう運命にあるみたい。スクリーンショットで保存した「表現の自由はエロとスキャンダルから!」が刺さる。 pic.twitter.com/cNROFGH8ZK
— 高鳥都 (@somichi) 2018年3月3日