シリア政権側が進軍 トルコ軍が進軍阻止で攻撃 緊張高まる/nhk
2月21日 6時52分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180221/k10011337061000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_010
トルコ軍が隣国のシリアに越境し、クルド人勢力に対する軍事作戦を続けていることから、シリアのアサド政権側の民兵部隊は20日、作戦が行われている地域に向けて進軍し、トルコ軍は、この部隊を阻止するために攻撃を行うなど緊張が高まっています。
シリア北部のアフリンでは、トルコ軍が、敵対するクルド人勢力に対して1か月にわたり大規模な軍事作戦を続けていて、アサド政権は主権の侵害だと反発しています。
アサド政権がクルド人勢力との敵対関係をアフリンでは棚上げし、協力してトルコ軍に対抗することで合意したと伝えられる中、シリアの国営テレビは20日、武器を積んだ車両や戦車などからなるアサド政権側の民兵部隊がアフリンに向けて出発する様子を伝えました。
これに対して、トルコのエルドアン大統領は「トルコ軍はアフリンにどんな部隊が入ることも許さない」と述べ、アサド政権側の進軍を阻止すると強調しました。
アフリンに向かったアサド政権側の部隊について、トルコ政府が「威嚇攻撃によって引き返した」とする一方、シリアの国営テレビは、トルコ軍の無人機から攻撃を受けたと伝えるにとどまり、詳しい状況はわかっていません。
エルドアン大統領は、クルド人勢力を孤立させるため、ここ数日の間にアフリンを包囲するとしていて、トルコとシリアの間で緊張が高まっています。
http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/684.html