福島第一・サブドレン、2017年のトリチウム放出量は1,914億ベクレル(66%増、対2016年)
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2018/01/21(日) 19:50:02 めげ猫「タマ」の日記
福島第一原発・サブドレンの2017年のトリチウム放出量は2016年の66%増しの1,914億ベクレルでした。
福島第一では東京電力がサブドレンと呼ぶ、原子炉建屋とタービン建屋近傍にある井戸から地下水をくみ上げています。また、海側に流れ込む地下水についても、海側遮水壁を設置してせき止め、護岸に設置した井戸(地下水ドレン)によりくみ上げます(1)。
※(1)にて作成
図―1 福島第一・サブドレン
汲み上げた汚染地下水は貯めておけないので、浄化装置を通した後で福島の海にすてています。浄化装置といっても全ての放射性物質が除去できる訳ではありません。東京電力はトリチウム等は取り除けずそのまま福島の海に流しています(1)。以下にサブドレンに含まれるトリチウム濃度を示します。
※(2)を集計
図―2 福島第一・サブドレンのトリチウム濃度推移
図に示す通り排水基準の1リットル当たり1,500ベクレル(1)の3分の2程度の1,000ベクレルです。
東京電力は日々の排水量を公表しています(3)。濃度×排水量を合計すればトリチウムの放出量が計算できます。以下に各年の排出量を示します。
※(2)(3)を集計
図―3 サブドレンの年別のトリチウム排出量
図に示す通りトリチウム放出量は
2016年 1,153億ベクレル
2017年 1,914億ベクレル
で、2017年は2016年66%増しでした。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
トリチウムの安全性には議論があると思います(4)。(=^・^=)が言えることは安全どうか分からないトリチウムは排出されている福島の産物よりそうでない場所のほうがより「安全」だろうし「安心」できます。(=^・^=)は「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」を決めています。でも、これって(=^・^=)だけではないようです。
福島はイチゴ栽培が盛んだそうです(5)。福島県会津若松市ではイチゴ狩りが楽しめます(6)。福島県会津若松市辺りはイチゴの季節です。同市辺りのイチゴはまったしっかりした食感で、食べると果汁が溢れるそうです(7)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと言っています(8)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
※(9)を引用
図―4 福島産*が無い福島県のスーパーのチラシ
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
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(1)サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げ|東京電力
(2)サンプリングによる監視|東京電力
(3)集水タンク・一時貯水タンクの運用状況|東京電力
(4)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは危険・安全?
(5)福島県オリジナル品種「ふくはる香」をお見逃し無く! | ふくしま 新発売。
(6)フルーツランド北会津
(7)いちご | JA会津よつば
(8)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(9)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ