平昌五輪乗っ取り 韓国籠絡させたモランボン楽団長の正体
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2018年1月17日 日刊ゲンダイ
南北会談で紅一点の玄松月団長(左はモランボン楽団)/(C)AP
すっかり北朝鮮ペースだ。平昌五輪への北朝鮮代表団派遣をめぐる南北実務協議がきのう(15日)、軍事境界線がある板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で開かれたが、韓国が呼び掛けた次官級協議は見送り。代表団のうち芸術団派遣協議を先行させたい北朝鮮の求めで局長級交渉が行われ、「サムジヨン管弦楽団」など140人ほどの芸術団の派遣と、ソウルや江陵での公演で合意した。
そこで注目されたのが、テーブルについた紅一点、北朝鮮代表団の玄松月氏だ。金正恩委員長肝いりのガールズグループ「モランボン楽団」の団長である。
「ポチョンポ電子楽団やウナス管弦楽団で活躍し、国民的歌手として知られる彼女は金正恩の元愛人といわれ、同じウナス出身の李雪主夫人の先輩にあたります。2013年にポルノ頒布の疑いで銃殺されたとの情報が流れましたが、14年に表舞台に復帰し、ドタキャンしたモランボンの北京公演も率いていました」(外交関係者)
女性ながら朝鮮人民軍大佐の肩書を持ち、昨年10月の朝鮮労働党中央委員会総会で中央委員候補に選出された。スピード出世は金正恩が目を掛けているからにほかならないが、交渉を託した意図はどこにあるのか。
朝鮮半島情勢に詳しい国際ジャーナリストの太刀川正樹氏は言う。
「韓国世論の懐柔でしょう。日本は〈東男に京女〉ですが、朝鮮半島は〈南男北女〉。2002年の釜山、14年の仁川アジア大会に派遣された北朝鮮の美女軍団に韓国男性が夢中になり、熱狂的フィーバーを巻き起こしたように、影響力は絶大です。親北感情の高まりは米国による軍事行動の歯止めになる。〈北のかわい子ちゃんたちを見殺しにできるか!〉となるわけです。米国は核・ミサイルで脅し、韓国は色仕掛けで籠絡。それが北朝鮮のやり方です」
南北協議は北朝鮮の思惑通りに運び、平昌五輪は乗っ取られたも同然だ。北朝鮮は用意周到で、年末には芸術団による演奏公演を打診。それを受けた韓国文化体育観光部は閣僚級協議直前、ソウルの総合文化施設「芸術の殿堂」にコンサートホールなどの2月中の空き状況を確認し、場所を押さえたという。南北共同公演も検討されている。
■チケット販売不振で北に利用されるハメに
いくら文在寅大統領が親北派とはいえ、韓国がここまで平身低頭なのはチケットが販売不振だからだ。
五輪成功は国政の重要課題にもかかわらず、チケット販売率は6割程度にとどまる。開会まで1カ月を切り、自治体などにノルマ購入を迫ってもだ。
「選手団とともに芸術団が訪韓し、美女応援団も引き連れてくるとなれば、国内のみならず、世界の注目も集まる。その間は北朝鮮の挑発はやみ、集客につなげられる。文在寅政権はそう計算しているのでしょう」(太刀川正樹氏)
局長級の南北実務協議は17日に韓国側施設「平和の家」で開催予定。北朝鮮の最終目標は米韓合同軍事演習の完全中止と在韓米軍の縮小だ。
北朝鮮の要求はどこまでエスカレートするか。
もうすっかり韓国側の手の内は読まれている。それでも韓国側はご無理御尤もで附いて行く。この楽団が来て「アリラン」など聞かせればば更に言うことを効かせられると北は踏んでいる。
— 永野勝美 (@naganokatumi) 2018年1月16日
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— いたにのりお (@je3gnu) 2018年1月16日
いずれにしても南北が会談することは良い事だ、美女楽団が云々と言うが話し合いのきっかけを作った事は大きい
平昌五輪乗っ取り 韓国籠絡させたモランボン楽団長の正体
— k-dodo (@ippannzin) 2018年1月16日
※こんな事をワイドショーで何度もやるからエリンギ頭に舐められる。でも、ワイドショーの製作会社はあっち寄りだから仕方ないのかなあ。 https://t.co/4pneDXbJAs
日本は〈東男に京女〉だが、朝鮮半島は〈南男に北女〉、南北跨いだ色仕掛けだ、ミサイルに馴染まんなあ。/ 平昌五輪乗っ取り 韓国籠絡させたモランボン楽団長の正体 https://t.co/TnB7fLPpNp #日刊ゲンダイDIGITAL
— 飯塚真道 (@shindoiizuka1) 2018年1月17日