優秀過ぎる社員が受ける10のひどい待遇
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180110-00019245-forbes-soci
Forbes JAPAN 1/10(水) 7:30配信
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以下は読者のロンダから寄せられた便りと、私からの回答だ。
私は10年間、専業主婦として子育てをしていましたが、2016年8月に現在の職場に就職しました。
従業員としてまた働けることがうれしく、最初の1年ほどは仕事にも非常に満足し、毎日出勤が楽しみでした。
長期間仕事から離れていたため、現職は初心者レベルとまではいかずとも、経験が浅い人向けの仕事です。出産前よりも低いレベルの仕事をすることは気になりませんでしたが、私が仕事をうまくこなし過ぎてしまうため、不当に扱われているように感じます。
非常に多くの仕事が降ってきますが、どんなに多くのプロジェクトを完了しても私が褒められることはありません。上司は、私が彼女の仕事もできることを知っており、それがひどく腹立たしいようです。私は彼女の仕事など欲しくありませんが、信じてもらえないようです。
上司は「私がトラックにひかれればあなたはきっと喜ぶでしょうね!」などと発言するので、とてもやる気がそがれます。
私は部署の誰よりもはるかに多くの業務をこなしていますが、それでも上司は私の業務量に不満を漏らしています。チームのメンバーは私の仕事量の半分もできないのに、勤続年数に応じた給与体系のため私と同等の給与をもらっています。私が仕事の大半をこなしているにもかかわらず、最も多く嫌がらせを受けています。
私はどうすべきでしょうか?
ロンダへ
チームの中でトップの成績を出す従業員であることが必ずしも楽しいかというと、そうではない。
人は、エネルギーを感じ取るのにたけている。あなたの賢さと能力を見れば、上司は簡単に恐怖心を感じてしまう。あなたが上司の仕事を欲しいと思っていなくても、上司にはそれが信じられない。
あなたは自分を小さな箱に押し込めようとしているが、それはもう通用しない。1年半前に再就職したときには効果的だった戦略も、今はもう役に立たない。今こそ、新たな戦略に切り替えるべきだ。
上司はあなたが自分よりも賢く有能だと知っているので、神経質になるのも当たり前だ。仕事を奪う気はないと何度説明しても、納得しないだろう。
彼女はペトリ皿のアメーバのように、捕食者と獲物しか認識できない。あなたは現在、捕食者と見られている。よってあなたは転職する必要がある。
優秀過ぎる従業員が受ける10の劣悪な待遇例
仕事が出来過ぎる有能な従業員が受ける不当な待遇の例は次の通り。
1. 上司から卓越した結果を出すことを当たり前のように期待される。業績が芳しくないことがあれば、たとえチーム首位の成績でも問題となる。
2. 業務を熟知しているため、本当なら上司がやる仕事までやらされる。ただし、昇進や昇給、責任者の役職や権限などは与えられない。
3. あなたが模範的な成績を収めていることで、同僚は自分たちの評価や居心地が悪くなるかもしれないと恐れ、敵対心を抱く。
4. あなたの業績が新たな基準となり、上司がいら立ったり恐れを感じたりする。上司は「ロンダがこれだけできるから、上司は他の従業員も同様にできると思うかもしれない。そうなったらどうしよう?」と考える可能性がある。
5. 恐怖に支配された上司は、あなたのせいで自分の評価が下がること、あなたが自分の仕事を奪うことを心配する。
6. ささいな(あるいはありもしない)ミスや違反行為をとやかく注意される。こうした行動を取る人は「結局あなたも完璧ではない」と自分やあなたに言い聞かせることで対等な立場に立とうとしている。
7. 意見が無視され、大きな成功を収めても過小評価される。上司がこうした行動を取るのは、素晴らしい従業員と普通の従業員の間の不均衡を今以上に悪化させたくないためだ。
8. あなたが優秀過ぎるため、職場の雰囲気が崩れる。上司は、あなたの優れた業績に居心地の悪さを感じていることを口には出さないものの、その感情は伝わる。
9. 失敗しそうなプロジェクトやひどいプロジェクトを与えられ、ほぼ確実に失敗する状況に置かれる。恐怖心を感じている上司は「ロンダが失敗すれば、私の力が取り戻せる。私の上司としての立場を彼女は尊重するだろう。成功しても、私にとっては好都合」と考える。
10. 上司があなたの成長を妨げようと思えば、方法はいくらでもある。メールに返信しない、会議に招待しない、あなたが上司の課題を進めているのにそれを阻む、などだ。
あなたは再就職を果たして安定するまで1年半を費やしているので、もう十分だ。これからはステップアップし、あなたの知性と才能を発揮できる新たな役割に就こう。あなたは、恐怖心にあふれた弱虫を安心させるため自分の才能を隠す職場ではなく、成長を続けられる場所で働くべきだ。
次に何をしたいかを考え、自分のブランドを構築し、バレンタインまでに履歴書の送付を始めよう。世界は私たちが想像するよりもずっと大きい。一歩足を踏み出せば分かるはずだ。
Liz Ryan