★阿修羅♪ > アーカイブ > 2018年1月 > 02日00時02分 〜
 
 
2018年1月02日00時02分 〜
記事 [政治・選挙・NHK237] 「安保反対デモ」半世紀 第2次朝鮮戦争が囁かれる年の元旦に(田中龍作ジャーナル)
「安保反対デモ」半世紀 第2次朝鮮戦争が囁かれる年の元旦に
http://tanakaryusaku.jp/2018/01/00017243
2018年1月1日 18:54 田中龍作ジャーナル



「トランプ大統領の下請けをするな」「北朝鮮とただちに話し合いに入れ」…シュプレヒコールが元旦の吉祥寺に響いた。=1日、武蔵野市 撮影:筆者=

 年明け早々、「反戦デモ」があることをSNSで知り、田中は出発地点の武蔵野市まで足を運んだ。

 米国による北朝鮮への先制攻撃をマスコミが煽っているフシがある。

 もし第2次朝鮮戦争が勃発した場合、安倍晋三は「やはり安保法制は必要だったでしょ」と得意満面に言うだろう。安倍の顔色伺いに長けたマスコミは、それに追随する。

 まともな感覚を持った人たちに会いたい。元旦早々のデモ取材に出かけた理由だ。

 デモの主催者は「アンポをつぶせ! ちょうちんデモの会」。第1回目は1967年というから発足して半世紀にもなる。ベトナム戦争反対を呼びかけて立ち上がった。

 「ちょうちんデモ」のネーミングには諸説ある。日露戦争の勝利を祝った「提灯行列」を皮肉ったとの説も。

 ちょうど800回目となるきょうは、武蔵野公会堂から三鷹駅までのコースだった。安倍首相の出身校である成蹊大学前を通るコースもあるという。

 2003年、ブッシュの米国がイラクに侵攻した際、小泉政権は真っ先駆けて賛意を表明し、自衛隊に米兵や物資の輸送などの兵站活動にあたらせた。後方支援などという用語を使ったのは憲法上の制約があったからだった。

 今度は後方支援なんかじゃない。米軍と一体となって戦争をするのだ。

 デモ主催者の一人は「第2次朝鮮戦争なんてやらせないように(トランプ大統領の)回りが止めないといけない」と目を吊り上げた。


主催者の中心メンバーは70年安保闘士なだけに年季が入っていた。=1日、武蔵野市 撮影:筆者=

    〜終わり〜







http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/799.html

記事 [政治・選挙・NHK237] スパコン詐欺、第3の森友問題化で安倍政権に激震か…ペジーの怪しい金脈(Business Journal)
スパコン詐欺、第3の森友問題化で安倍政権に激震か…ペジーの怪しい金脈
http://biz-journal.jp/2018/01/post_21867.html
2018.01.01 文=伊藤博敏/ジャーナリスト Business Journal


 
  ペジーコンピューティング代表の齊藤元章容疑者(東洋経済/アフロ)


 日本のスーパーコンピュータ業界を牽引していたペジーコンピューティング(東京都千代田区)代表の齊藤元章容疑者(49)が、国の助成金を詐取したという詐欺罪で先月25日、東京地裁に起訴された。

 逮捕、起訴した東京地検特捜部の捜査は、これで終わりではない。もともと摘発のきっかけは、10数社のグループ企業を持つ齊藤被告が架空取引などで脱税しているという疑いを持った国税当局が、税務調査に入ったことだった。
 
 捜査は高級レジデンス住まいの齊藤被告の私生活にも及び、安倍晋三首相や麻生太郎財務相と太いパイプを持つことで知られるジャーナリストでペジー社顧問の山口敬之氏が使用する、賃料が月68万〜240万円もするとされる高額事務所費負担や顧問料なども問題になってくる。

 さらに、特捜案件だけに「政官ルート」を視野に入れた捜査も始まるだろう。齊藤被告は、政府の有識者会議委員を務めるなど幅広い人脈を持つ。また、山口顧問はTBS退社後にフリーとなり、齊藤被告の提唱するシンギュラリティに関する財団や政治団体を設立している。

「スパコンの旗手」として齊藤被告が国から引っ張ったカネは100億円に達する。なぜビジネスの実績がないベンチャー企業に、それほどの資金が投じられたのか。そこに、齊藤被告や山口顧問の地位や人脈を利用した働きかけはなかったのか。今後、焦点はそこに移る。100億円は国のカネである。詐欺罪で起訴された齊藤被告の「入り」の工作と「出」の行方を調べるのは当然のことだろう。

 そもそもペジーは異型の企業グループだった。今回の起訴案件は、経済産業省所管の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2013年度事業で、上限5億円の助成金のうち4億3100万円を騙し取ったというもの。NEDOからの助成金は、他の4件を合わせると35億2400万円となる。

 齊藤被告が国から受けた他の支援は、文部科学省所管の科学技術振興機構(JST)が16年度予算で関連会社のエクサスケーラーに対して与えた60億円の融資枠。うち52億円はすでに受け取っている。

 異型というのは、ペジー、エクサスともに事業実態がうかがえないこと。売上高、利益などはすべて非公表で、さまざまな手法で事業データを調べる民間情報機関も“お手上げ”なようで、次のような文言が並ぶ。

「事業内容をはじめとして業績など一切の公表を得られず、側面調査においても全般掌握に至らなかった」

■出資額は200億円以上

 実績のなさを補っていたのが、齊藤被告が講演や著作などで語る「世界一のスパコンを製造する」という“志”や、そのスパコンで「働く必要のない『不労』の世界を手に入れ、人体のメカニズムを革新的に解明することによる『不死』の世界を手に入れます」という“夢”だった。

 まるで錬金術師や魔術師の世界である。だが、新潟大学医学部から東京大学大学院医学系研究科で学び、それに飽き足らずに米シリコンバレーで医療系システム会社を起業して成功を収め、11年3月11日の東日本大震災を機に「日本の役に立ちたい」と思い帰国したという齊藤被告の経歴が、「夢のストーリー」に真実味を与えた。

 国だけではない。ペジー、エクサス、電子部品開発会社のウルトラメモリの3社を中核とする齊藤被告のグループ企業は、人工知能開発、仮想通貨の電算処理、投資組合など十数社に及び、そのほか前述の山口氏絡みの日本シンギュラリティ財団、日本シンギュラリティ党など派生する分野もあり、多くの資金を必要とした。そして齊藤被告に賛同した企業や資産家が出資した額は200億円以上にも達するという。

 それなりの実績も残している。齊藤被告の強みはスパコンのなかでも小型化、省力化で、その分野を競う「グリーン500」の世界ランキングでは15年に1位から3位を独占した。また、スパコンの計算速度を競う「トップ500」でも、開発したスパコンの「暁光」が世界4位に入っている。

 天才だがホラ吹き――。特捜捜査によって齊藤被告はホラ吹きの部分だけを強調されているが、NEDOもJSTも専門家集団であり、技術的なウソが通るほど甘くはない。甘かったのは、資金を枠いっぱいに与えるという配慮であり、そこに関与した官僚は誰で、そうさせた政治家は誰なのか。「忖度」が働いたという意味では、森友・加計学園と同じ構図である。

 従って、「第3の森友問題」というのは間違ってはいないが、違いは特捜案件として捜査中であること。今後、復活した特捜部とマスコミが補完しながらスパコン事件を追及すれば、今年は場合によっては政権が揺らぐ可能性もある。
(文=伊藤博敏/ジャーナリスト)

 実績のなさを補っていたのが、齊藤被告が講演や著作などで語る「世界一のスパコンを製造する」という“志”や、そのスパコンで「働く必要のない『不労』の世界を手に入れ、人体のメカニズムを革新的に解明することによる『不死』の世界を手に入れます」という“夢”だった。

 まるで錬金術師や魔術師の世界である。だが、新潟大学医学部から東京大学大学院医学系研究科で学び、それに飽き足らずに米シリコンバレーで医療系システム会社を起業して成功を収め、11年3月11日の東日本大震災を機に「日本の役に立ちたい」と思い帰国したという齊藤被告の経歴が、「夢のストーリー」に真実味を与えた。

 国だけではない。ペジー、エクサス、電子部品開発会社のウルトラメモリの3社を中核とする齊藤被告のグループ企業は、人工知能開発、仮想通貨の電算処理、投資組合など十数社に及び、そのほか前述の山口氏絡みの日本シンギュラリティ財団、日本シンギュラリティ党など派生する分野もあり、多くの資金を必要とした。そして齊藤被告に賛同した企業や資産家が出資した額は200億円以上にも達するという。

 それなりの実績も残している。齊藤被告の強みはスパコンのなかでも小型化、省力化で、その分野を競う「グリーン500」の世界ランキングでは15年に1位から3位を独占した。また、スパコンの計算速度を競う「トップ500」でも、開発したスパコンの「暁光」が世界4位に入っている。

 天才だがホラ吹き――。特捜捜査によって齊藤被告はホラ吹きの部分だけを強調されているが、NEDOもJSTも専門家集団であり、技術的なウソが通るほど甘くはない。甘かったのは、資金を枠いっぱいに与えるという配慮であり、そこに関与した官僚は誰で、そうさせた政治家は誰なのか。「忖度」が働いたという意味では、森友・加計学園と同じ構図である。

 従って、「第3の森友問題」というのは間違ってはいないが、違いは特捜案件として捜査中であること。今後、復活した特捜部とマスコミが補完しながらスパコン事件を追及すれば、今年は場合によっては政権が揺らぐ可能性もある。

(文=伊藤博敏/ジャーナリスト)






https://www.facebook.com/permalink.php?id=100001601765870&story_fbid=1705849162811793



http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/800.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 「焼き場に立つ少年」(長崎原爆)の写真、ローマ法王フランシスコが配布を指示





「焼き場に立つ少年」の写真、ローマ法王が配布を指示
2018.01.01 Mon posted at 15:08 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35112697.html




「焼き場に立つ少年」として知られる写真

(CNN) ローマ法王フランシスコが、長崎原爆投下の被害者の姿をとらえた1945年の写真をカードに印刷して配布するよう指示を出していることが1日までにわかった。カードの裏には、法王の要請により「戦争が生み出したもの」という言葉が記載されている。

この写真は、死亡した弟を背負いながら火葬場で順番を待つ1人の少年の姿をとらえたもの。第2次世界大戦末期に原爆が投下された直後、米海兵隊の従軍カメラマン、ジョー・オダネルさんにより撮影された。

法王は今回、カードの裏に自身の署名とともに「戦争が生み出したもの」という言葉を記載するよう要請した。


【参照動画】



http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/801.html
記事 [政治・選挙・NHK237] 美女?に囲まれて安倍首相が嬉し恥ずかし対談! 

記念撮影に臨む(左から)我那覇真子さん、半井小絵さん、安倍晋三首相、櫻井よしこさん、田北真樹子記者(酒巻俊介撮影)



美女?に囲まれて安倍首相が嬉し恥ずかし対談!
http://85280384.at.webry.info/201801/article_14.html
2018/01/02 00:10 半歩前へ


▼美女?に囲まれて安倍首相が嬉し恥ずかし対談!

 安倍晋三首相は、ジャーナリストの櫻井よしこさん、気象予報士の半井小絵さん、沖縄で活動を続ける我那覇真子さん、産経新聞政治部の田北真樹子記者の女性論客4人を首相公邸に招き、外交・安全保障や憲法改正などについて大いに語った。

 対談の模様は1月5日午後9時から、櫻井よしこさんが主宰するインターネット番組「言論テレビ」で放映される。

*****************

 そんな記事が新年1月1日の産経の紙面に載った。4人の美女?に囲まれて真ん中に立つ安倍晋三首相は至極ご満悦。それはそうだ。

 これほどに全員から「ヨイショ」されて、不快な気持ちになる御仁はいない。とにかくこの声を聞いていただこう。

櫻井 平成30年は本当に大事な年になります。安倍首相が政権を奪還して6年目に入り、国際社会における日本の立ち位置は非常に強力なものになりましたが、日本周辺の安全保障環境は非常に厳しいですね。

そんな中、昨年秋の衆院選で自民党が大勝したことはよかったと思います。今ほど日本が国際社会で存在感を持ったことは過去にない。

田北 北朝鮮情勢が緊迫化する中、安倍政権で安保法制や特定秘密保護法、テロ等準備罪を整備していて本当によかった。米国と関係強化する上で不可欠な法律だと思います。

半井 北朝鮮による拉致問題でいえば、スパイ防止法にも踏み込んでいくお考えはありますか?

我那覇 沖縄の一県民として「誰が沖縄を守ってくれるのか」と思います。むしろ国防を強化すべきです。

こういう意見が延々と続く。何を言ったか? 知りたい人は
ここをクリック 
http://news.livedoor.com/article/detail/14104275/































http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/802.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 来年の参院選 野党調整で70〜80議席可能と小沢一郎  
       
       私邸で開いた新年会であいさつする自由党の小沢一郎共同代表=1日午後、東京都世田谷区



来年の参院選 野党調整で70〜80議席可能と小沢一郎
http://85280384.at.webry.info/201801/article_15.html
2018/01/02 00:45 半歩前へ


▼来年の参院選 野党調整で70〜80議席可能と小沢一郎

 自由党の小沢一郎代表は1日午後、東京・深沢の私邸で開いた新年会でのあいさつで、来年の参院選で改選1人区を中心とする野党の候補者調整ができれば、改選121議席のうち「70〜80の議席数は可能だ」と語った。

 昨年の衆院選での与党大勝の理由を「野党が結束して選挙戦に臨まなかったという一事(いちじ)に尽きる」と分析した。

 新年会には小沢氏に近い国会議員や元議員ら約50人が参加した。玉城デニー幹事長や森裕子参院会長ら自由党所属議員に加え、立憲民主党の村上史好国対副委員長、希望の党の小宮山泰子副幹事長らも出席した。 (以上 産経)



【小沢一郎氏新年会詳報(1)】
「昨年はちょっと表現しにくい年だった」 立憲民主党、希望の党からも小沢シンパが続々…

http://www.sankei.com/politics/news/180101/plt1801010019-n1.html
2018.1.1 18:31 産経新聞


新年会であいさつをする自由党の小沢一郎代表=1日午後、東京都世田谷区深沢(松本学撮影)


 自由党の小沢一郎代表は1日午後、東京・深沢の私邸で開いた新年会でのあいさつで、来年の参院選で改選1人区を中心とする野党の候補者調整ができれば、改選121議席のうち「70〜80の議席数は可能だ」と語った。旧民主党を代表として大勝に導いた平成19年参院選に触れ「本当にみんな一緒になったら絶対勝てないわけはない」と訴えた。

 民進党が希望の党への合流を決断した昨年の衆院選については「一瞬の野党の結集の夢に終わってしまった」と否定的に総括し、与党大勝の理由を「野党が結束して選挙戦に臨まなかったという一事(いちじ)に尽きる」と分析した。

 新年会には小沢氏に近い国会議員や元議員ら約50人が参加した。玉城デニー幹事長や森裕子参院会長ら自由党所属議員に加え、立憲民主党の村上史好国対副委員長、希望の党の小宮山泰子副幹事長らも出席した。

 新年会での小沢氏の発言の詳報は次の通り。

        ◇

 皆さん、あけましておめでとうございます。昨年中はいろいろとお世話になりました。本年もまた皆さんのご指導、ご支援をよろしくお願いいたします。

 昨年を振り返ってみますと、どう表現していいか、ちょっと表現しにくいような、私にとっては、年でありました。

 振り返ってみますと、一昨年の参院選、このときにほぼ、野党の連携ちゅうのが、大方の合意をしたのでございましたけれども、一部の人の…、人といいますかグループの決断がない結果、あのような戦いになりました。野党の完全連携が当初からなっておれば、(野党統一候補は改選1人区で)11選挙区の勝利にとどまらず、野党が圧勝したことは間違いないところだったと思いますけれども、残念ながら、その結果で過ごしてしまったわけであります。

 そういう反省から、昨年は「なんとしても野党の結集、連携を」という思いで、1年間、皆さんとともども努力してまいったところでありますけれども、それが実を結ぶといいますか、その経過の中で希望の党ができまして、「従来思い描いていたのと違った形の野党の結集がなるのか」という思いを抱いたんですけれども、結果として、ご案内の通りに、なかなかうまくいきませんで、結局、民進党が3分裂し、私どもも、社民、共産と各政党も、それぞれの形で戦うちゅうことになりました。

 われわれは、民進党が、希望との合流という決断を、決定を、(9月28日の)両院議員総会で、満場一致かどうかは知りませんけれども、いずれにしても、決議されたということで、了承されたということで、われわれ自由党も「ならばこの際、民進党にならって自由党としての独自の候補は擁立することは断念し、野党が一緒になって結集して戦う」「希望の党ということであればそれもよかろう」という判断のもとに、自由党としては候補者立てずに、私も初めて無所属で選挙戦をしたんでございますけれども、一瞬の野党の結集の夢、安倍(晋三)政権打倒の、本当に一瞬の夢に終わってしまいましたけれども、今日(こんにち)の結果の中で、それぞれが今まで以上に「このままじゃダメだ」という思いを強くしただろうと、私は思っておりますけれども。

 ご案内の通り、自民党がずっと、この何回かの選挙、支持を増やしたわけではないのに、得票が増えたわけではないのに、議席は「自公3分の2」という現状であります。これは、あえて言うまでもなく、野党が結束して選挙戦に臨まなかったという一事に尽きるわけでございます。

 簡単に、子供でも分かる話でございますけれども、なかなかそこがうまくいきませんで、昨年の年末でなんとか道筋をつけたい、という一部の皆さんの努力と決意があったようではありますけれども、結局、年越しということになりました。しかし、年を越して、一体いつまでこのまんまでいるんだ、ということになります。



【小沢一郎氏新年会詳報(2)】
「安倍晋三政権は朴槿恵氏以上に権力を私物化」「多少荒っぽいことをしなきゃ、メディアも報道しないんだ」

http://www.sankei.com/politics/news/180101/plt1801010021-n1.html
2018.1.1 19:12 産経新聞


新年会であいさつをする自由党の小沢一郎代表=1日午後、東京都世田谷区深沢(松本学撮影)

 私ども自由党という立場からすればですね、去年の選挙、党としての戦いはできませんでしたけれども、多くの親しい友人が、グループは別にいたしましたけれども、たくさん当選してくれました。そういう意味では、われわれ自身はおおいに元気づけられているところなんですけれども、それは全く天下の状況からみれば取るに足らない話でございまして、やはり、なんとしても、野党結集のもとに政権をとらなくてはいけないということだと思います。

 これは、国民の意識も、かなり、最近になって強くなってきているのではないかなと、そう思っておりまして、このまま野党がグズグズしていれば、結局、参院選、といっても来年の夏ですから、この選挙で、手ひどい、今まで以上の、国民からの不信が野党に向けられるのではないかというふうに思います。

 それが、直接的に自民党の支持票には決して結びつかないとは思いますけれども、私は、そんなことはいけないと言っているんですが、棄権という形で、国民の不信感、これは与党、野党の不信というよりも、政治不信、民主主義に対する不信ということが、国民の間に根づいてくるような気がいたしまして、非常にその意味で、与野党の消長以上に、その、国民の政治不信ということが強くなることを、非常に心配しております。

 まあ、「野党がだらしなくても、与党がよけりゃいい」「与党がだらしなくても、野党がしっかりしてりゃいい」ということなんですけれども、こんにちの状況を見ると、全く安倍(晋三)政権、普通、従来のアレで考えれば、とうに政権はつぶれていても、安倍さんは退陣していてもいいような状況であります。私はいつも言うんですが「韓国の朴(槿恵前)大統領以上に、もっともっと権力を私物化し、勝手放題、やりたい放題のことをやっている」と。「こんなことをなんで野党が傍観しているのか」と。「本気になって戦えば、絶対、退陣に追い込むことができる」と、私はそう思っております。

 もちろん最終決定は選挙ですけれども、ぜひ、2007(平成19)年、2009(同21)年の当時のことを覚えておられる方は思い起こしていただきたいんですが、(当時の民主党は)年金の問題でもガソリン税の問題でもですね、「ちょっとやりすぎじゃないか」と言われるぐらい徹底して院内でも与党に抵抗いたしました。

 これはねえ、非常に良識的な皆さんなんでしょうが、「院内であまり野党が徹底抗戦するのはよくない」と、「議論をほどほどにして、あとは採決で、しようがないんだ」と、こういう人もいますけれども、それではねえ、それでまあ、きちんと国民が理解してくれりゃいいんですけれども、なかなか国民に、野党の主張、国会で何をしているのかちゅうことが伝わらないんですよ。

 多少ねえ、多少荒っぽいことをしなきゃ、メディアも報道しないんだ。国民は「何やっているんだ」と。「野党は、こんな政権に何の抵抗もせずに、ただ純然と日を過ごしているのか」という話になっちゃうんですよ。だから、国会の場ですからね、当然限界はあるんですけれども、やはり、その限界までの徹底した、やはり、「いけない」というものに対しては徹底して抗戦しなくてはならない。そう私は思っております。

 ですから、特に森友、加計(学園問題)の話は、どんどん、どんどん日がたつにつれて新しい事実も出てくる、ひどい状況が分かってきているんですけれども、それにも関わらず、国会は何の騒ぎもなく静かに過ぎていく、と。こういう話になってしまっているんですね。



【小沢一郎氏新年会詳報(3完)】
参院選「70〜80議席ちゅうのは可能なんです」「安倍政権をのさばらしておくことはない」

http://www.sankei.com/politics/news/180101/plt1801010023-n1.html
2018.1.1 20:33 産経新聞

 
 新年会で乾杯をする自由党の小沢一郎代表=1日午後、東京都世田谷区深沢(松本学撮影)

 われわれ、本当にもっとね、大きなグループであればね、安倍(晋三)政権をのさばらしておくことはないと私どもは思っているんですけれども、残念ながら、こんにちの状況は「一強多弱」と呼ばれるような状況もいたしかたがないような、特に野党の現状だと思っております。

 しかしね、安倍政権は決して強くない。その基盤は非常に脆弱(ぜいじゃく)だと思っています。なぜならば、国民のためにいいことをしてないから。自分勝手な、自分たちだけの権力の乱用をしているんだから、簡単につぶせるはずなんですね。ですから、そういう意味で、来年の参院選、われわれは一緒に、みんなとともに戦えば、それなりのきちんと結果は出す自信は十分ありますけれども、今言ったように、それでは何の意味もない。やはり、政権を変えるくらい、結果を出さないといかん。

 「そんなこと言ったって無理だよう」というふうに言う人が結構多いんですけどね、そんなことはないんですよ。32の(改選)1人区でしょう? 僕が民主党の代表のときには、1人区で自民党に負けたのは2つでしたよ。今、本当にみんな一緒になったらば、絶対勝てないわけはないんですよ。あとは複数区で、それぞれほどほどにきちんと取りさえすればね、70〜80の議席数ちゅうのは可能なんです。

 比例区で20は絶対いきますよ。そんで、1人区でもって32のうち例えば30取って、それで50でしょ? あと複数区で20〜30取れば、70〜80の議席は絶対可能なんです。

 そうすると、それは参議では逆転ということになるわけですから。そういう意味でね、ぜひ皆さんにも、その点は、これ数字調べりゃすぐ分かる話ですから、きちんとした認識のもとで、これから多少ね、なんか動きがあると思いますし、私も、そうでなければね、もう、このまんま何もしないっつうんなら、政治やってる意味がない。本当にそのぐらいに心配をいたしております。

 今年は、本当に文字通り、きちんとしっかりした野党の結集、連携を実現したい。そう思っておりますので、皆さまにおかれましても、その意識を強く持ちながら、それぞれの立場で、それぞれの分野で頑張っていただきたいと思います。

 それから、衆院の皆さんは、こないだ(選挙を)やって運よく…、「運よく」と言っちゃいけないけれども(笑)、うまく当選できた人、それから残念だった人、われわれの親しい仲間の間にもいろいろいます。

 「解散は当分ないだろう」なんて、そう思ってたら、これがまた、間違いのもととなりますから、参院の選挙に衆議院の皆さんも焦点を合わせて全力でやる。それが結局、自分のためです。ですから、そういう意味で常在戦場! 参院を目指す人と同じように来年の夏を目指して、ふんどしを締め直して頑張っていただきたいと、そう思っております。

 私も微力でありますが、皆さんと一緒に、その先頭に立って頑張って、本当にいい年にしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

(了)

















http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/803.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 浅知恵で見せた、脱税の証拠を自分で開陳する岸和田政界の汚れ役。
浅知恵で見せた、脱税の証拠を自分で開陳する岸和田政界の汚れ役。
こんなのを秘書にしてた中山太郎(自民)元衆議員も責任取れ!!

日田孝志・ヤノコーポレーション専務&タイガー取締役に贈る、国税局査察への招待状 http://mitumerukisiwada.seesaa.net/article/455930867.html

2017年10月27日、岸和田天神宮で日田劇場〜領収書ご覧遊ばせの巻〜が演じられた。
全貌がわかって見れば、「何であんなもんに付き合わなならんねん?!」と記者も愚痴る三文芝居であったが、当時は各社が「すわ、現職市長の汚職話か!?」と乗った。

これは、信貴芳則・市議が2013年市長選挙出馬する際に、日田氏を通じて、
泉大津市長3期目を当選3ヶ月でヤンピし、子飼いの南出賢一&丸谷正八郎(共に市民クラブ)泉大津市職員をリタイヤしてゆっくり正月を過ごそうとしていた伊藤晴彦氏の下に向かわせて、市長選挙に出るよう口説いて、自分の失政のツケを伊藤氏に拭かせる下準備をしたのに、肝心の衆議院選挙には落選して浪人中だった神谷昇・自民党大阪第18区総支部長に(その後、伊藤市長が神谷ツケのケツ拭きの終わった漁夫の利を粉屋のボンボンなイベント屋、南出氏が食うてる最中)、
100万円×2回、堺市宿院の割烹もち月 一味庵&大阪市内の鰻屋に持参したとの話。

日田氏の盟友、朝日新聞記事から当時の写真をパクってみるので、読者は拡大して見てネ。

日田孝志.jpg

この時提示された領収書は2セット。
向かって右が一味庵だが、そこには支払った宛先が書かれていない。
これをヤノコーポレーションやタイガーの接待交際費で落としたかどうかは不明だ。
4年間も保存してる事自体、「法人税法上の保存期間7年内だから」と考えたほうが自然だけどね。

ところが、左手のうなぎ屋領収書には宛名が書かれている。
タイガーとね。

不透明にする指定管理契約で、ヤノコーポレーションの隠れ蓑タイガーは儲ける。
でもタイガーの登記簿は示した。
会社の目的欄には沢山書かれはいるけれど、どこにも「政治家の推薦を得るための『汚れ役』及び『ブローカー業』」とは書かれてないよね。

でも宛名には、日田氏が取締役を務めるタイガーと書かれている。
これって、タイガーの接待交際費として落としているよね?
そりゃ違法でしょ。

高校野球の好きな朝日の記者は、北新地でも教えてくれなかったのかね?
ついでに、その北新地での飲み代も、接待交際費に計上しちゃダメよ。

脱税して逮捕された税理士をワザワザ拾って、矢野組興行の経理をさせるとの脱税のプロを雇っちゃえ作戦が見事失敗して、11億5千万円の巨額脱税が発覚して逮捕された、ヤノグループのドン矢野繁和氏から学んでないのかね?

会社を潰した上で別会社立ち上げて、ロンダリングしたから国税局はわからんだろって?
「マルサをなめんなよ!」と言われなきゃいいね。


そのタイガーの売上だが、エッツジィーの妹の稲田孝代氏がヒーコーを入れてくれる、岸和田カントリークラブ、クラブハウスの2F、カウンターだけの喫茶ボギー(私にバレて、1月で営業終了とか)や、
浪切ホール、マドカホールの警備が主ではないよね?

岸和田競輪場の約200億円のあがりが、2億5千万円しか市に入らないってことは、億単位でタイガー元請けの日本トーターと一緒に手にしてるよね?

しかも現場警備はクロスサービスに丸投げだから、濡れ手に粟って、このことを指すと、岸和田市内の小学校では教科書で教えたほうがいんじゃないの。

どれだけのアガリがあるのかは、大酒飲みの関係者に、酒でも飲まして訊き出そうかね。


そして、日田氏が持っていった200万円の話でも疑義あり。

信貴氏は「渡した」とし、日田氏は「受け取って、持っていった」としているのに、神谷氏は「受け取ってない」と言ってるおかしな話。

日田氏は、時代劇のように神谷市の座布団の下に現金入り封筒を忍ばせ、「多いわ、二人でワケワケせぇへん?」と持ちかけられたものの、断って全額渡した、としている。

通常の候補者推薦は、選挙区の支部長、つまり岸和田市部長が決め、それを総支部長が踏襲する。
当時の支部長は、山田幸夫・市議。
支部は市議候補推しが数人で少なかった事から自主投票を決める。
その後、「誰も出さんのは具合悪いよね」と山田氏が出馬しかかるも、前立腺癌の術後で体調が悪く、1ヶ月ほどで出馬断念。

その後、すぐに自民府連は信貴候補の推薦を決める。
岸和田支部が動いてないなら、神谷総支部長と府連役員が動かなければ、推薦がつくはずがない。
それにしても、2017年、西田武史・市長候補が、鳥居弘司・自民党岸和田支部長に対して森本安夫・後援会長名義で振り込んだ金額は100万円なので、2013年に日田氏が神谷氏に持参した金額とは乖離がある。

その乖離部分って、日田氏の懐中に入ってんじゃないの?


その辺も含めて、百条委員会では騙ってくれるって話はできてるんだよね、日田氏&その盟友な京西且哲・市議の間では。

私は散々「こんな民ー民の金のやり取りが、税支出に伴う調査機関の百条委で調査できるか! 議員なら、地方自治法、ちゃんと読め!」と批判してきた。

どんな仕組みで百条委にかけかかっているのかと議会筋に訊くと、
「議会事務局は、『提案者が責任を負う』と早くも逃げてるよ」と教えてくれた。

提案者って京西氏ですな。
底が浅く、デマふりかけの散りばめられた“日田ショー”は開演されても、国会議員の神谷氏や自民党府連などの関係者って、どうやって呼ぶつもり?

傍聴に行かずとも、メディアがそのマヌケぶりを報道してくれるだろうから、茶の間から「だから言うてあげたのにねぇ・・・」と、見とくから、視聴率取れるように頑張ってね。

あ、前言撤回。
視聴率が上がると、岸和田市議会の低能ぶりが大宣伝されてしまうから、上手くフェードアウトするようにね。

メディアは飽きても、私は追求して記録として後世に残してあげるので、安心なさい。


予告
京西・西田一座番頭と日田氏の仲良し話
競輪場の利権にぶら下がるのは、西田一座だけじゃない
のとりあえずは2本を予告しときます。

俺のことじゃね?と心当たりのある議員は、楽しみに待つように。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/804.html

記事 [政治・選挙・NHK237] このままではいけない!国民の政治不信に心痛める小沢一郎! 
このままではいけない!国民の政治不信に心痛める小沢一郎!
http://85280384.at.webry.info/201801/article_16.html
2018/01/02 01:20 半歩前へ


▼このままではいけない!国民の政治不信に心痛める小沢一郎!

小沢一郎の私邸で開いた新年会でのあいさつ。
 自民党がずっと、この何回かの選挙、支持を増やしたわけではないのに、得票が増えたわけではないのに、議席は「自公3分の2」という現状であります。これは、野党が結束して選挙戦に臨まなかったという一事に尽きるわけでございます。

 このまま野党がグズグズしていれば、結局、参院選、といっても来年の夏ですから、この選挙で、手ひどい、今まで以上の、国民からの不信が野党に向けられるのではないかというふうに思います。

 それが、「棄権」という形で、国民の不信感、これは与党、野党の不信というよりも、政治不信、民主主義に対する不信ということが、国民の間に根づいてくるような気がいたしまして、非常にその意味で、与野党の消長以上に、その、国民の政治不信ということが強くなることを、非常に心配しております。  (以上 産経の詳報より)


関連記事
来年の参院選 野党調整で70〜80議席可能と小沢一郎  
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/803.html




http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/805.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 「焼き場に立つ少年」の写真、ローマ法王が配布を指示(CNN)
「焼き場に立つ少年」の写真、ローマ法王が配布を指示
https://www.cnn.co.jp/world/35112697.html
2018.01.01 Mon posted at 15:08 JST CNN



ローマ法王フランシスコ。「焼き場に立つ少年」の写真を配布するよう指示を出したという


「焼き場に立つ少年」として知られる写真


裏には「戦争が生み出したもの」という言葉が記載されている


(CNN) ローマ法王フランシスコが、長崎原爆投下の被害者の姿をとらえた1945年の写真をカードに印刷して配布するよう指示を出していることが1日までにわかった。カードの裏には、法王の要請により「戦争が生み出したもの」という言葉が記載されている。

この写真は、死亡した弟を背負いながら火葬場で順番を待つ1人の少年の姿をとらえたもの。第2次世界大戦末期に原爆が投下された直後、米海兵隊の従軍カメラマン、ジョー・オダネルさんにより撮影された。

法王は今回、カードの裏に自身の署名とともに「戦争が生み出したもの」という言葉を記載するよう要請した。

写真の内容と由来は短いキャプションにより説明。「幼い少年の悲しみはただ、血のにじんだ唇をかみしめるその身ぶりの中にのみ表現されている」などと記している。

米議会図書館の記録によれば、オダネルさんは4年間をかけて両都市の戦後の様子を記録した。一連の写真は本の形で出版されている。

CNNのバチカン専門家、ジョン・アレン氏は自身のウェブサイトで、「新年を前にこの写真を公開したことで法王の立場に何か実質的なものが付け加わるわけではないが、フランシスコが年末年始の休暇期間中に特定の画像を配布するよう依頼したのは今回が初めてだ。これは法王が、写真のメッセージが今特に重要だと考えていることを示唆している」と述べた。

アレン氏によれば、法王は以前にも核兵器を非難し、紛争が子どもたちにもたらす影響を強調したことがあるという。



ローマ法王 被爆写真の配布を指示 「焼き場に立つ少年」
https://mainichi.jp/articles/20180102/k00/00m/030/062000c
毎日新聞2018年1月1日 22時46分(最終更新 1月2日 01時52分)

  
  フランシスコ・ローマ法王が印刷して広めるよう指示した「焼き場に立つ少年」の写真(バチカン提供・共同)


 フランシスコ・ローマ法王は、原爆投下後の長崎で撮影された「焼き場に立つ少年」の写真をカードに印刷し、「戦争が生み出したもの」との言葉を付けて広めるよう指示した。ローマ法王庁(バチカン)が1日までに発表した。法王はこれまでも核兵器廃絶を呼び掛けており、改めて平和を訴えた。

 バチカンは写真について、亡くなった弟を背負った少年が火葬場で順番を待っているところだと説明。「かみしめて血のにじんだ唇により悲しみが表現されている」と指摘した。

 写真は1945年に長崎で原爆が投下された後、米軍の従軍カメラマン、故ジョー・オダネルさんが撮影した。(共同)































http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/806.html

記事 [政治・選挙・NHK237] (新春2018年 安倍晋三首相と語る)首相「タブーに挑み国民守る」 櫻井よしこさん「日本の立ち位置は強力」(産経)
「【新春2018年 安倍晋三首相と語る】首相「タブーに挑み国民守る」 櫻井よしこさん「日本の立ち位置は強力」
2018.1.1
 平成30(2018)年を迎え、安倍晋三首相は、ジャーナリストの櫻井よしこさん、気象予報士の半井小絵さん、沖縄で活動を続ける我那覇真子さん、産経新聞政治部の田北真樹子記者の女性論客4人を首相公邸に招き、外交・安全保障や憲法改正などについて大いに語った。

 櫻井 明けましておめでとうございます。

 安倍 おめでとうございます。

 櫻井 平成30年は本当に大事な年になります。安倍首相が政権を奪還して6年目に入り、国際社会における日本の立ち位置は非常に強力なものになりましたが、日本周辺の安全保障環境は非常に厳しいですね。そんな中、昨年秋の衆院選で自民党が大勝したことはよかったと思います。

 安倍 昨年の衆院選には批判もありました。ですが、北朝鮮が「政策を変えるので話し合いたい」と言ってくる状況を作るため、国際社会が連携して圧力を強めなければならない。このことを世界に訴えていくには国民の信任を得ることが大切でした。

 おかげで選挙後のアジア太平洋経済協力会議(APEC)や東アジア首脳会議(EAS)では各国首脳が私の主張に耳を傾けてくれた。国民から力を得て外交力を発揮することができたと実感しました。

 櫻井 今ほど日本が国際社会で存在感を持ったことは過去にないのでは?

 安倍 一番というほど傲慢(ごうまん)ではありませんが、長く政権が続いていることで、多くの首脳と胸襟を開いて話をできる関係になったことは大きいですね。

 半井 首相はプーチン露大統領やトランプ米大統領ら癖のある外国首脳と親しいので「猛獣使い」とも呼ばれているそうですが、何かコツがあるんでしょうか。

 安倍 自然体で対応しているんですけど(笑)。米国は日本が海外から攻撃されたとき、ともに戦ってくれる唯一の同盟国です。どなたが大統領になろうともしっかりと信頼関係を築くことは日本の首相の責任と言ってもよい。幸いトランプ大統領とはお互いに何でも言える関係を作ることができました。ゴルフを2回やって…。これは結構大きいんですよ。多忙な米大統領と半日くらいゆっくりと話ができる。相手の性格も分かりますしね。プーチン大統領とはもう20回会談をし、信頼を重ねていくことができました。

 櫻井 いろんな首脳から、トランプ大統領について問い合わせの電話があると聞きましたが?

 安倍 そういうことはあまりお話できませんが…。欧州連合(EU)との関係も今ほど緊密だったことはありません。昨年12月には日EUの経済連携協定(EPA)交渉が妥結しました。日本のGDPを1%押し上げると予測されており、アベノミクスに新たなエンジンができました。

 櫻井 日本が中心となって価値観を共有する国々と連携できたことは素晴らしいと思います。

 安倍 日本はルール作りがあまり得意ではなかっただけに、中心になれたのは大きいですね。

 田北 北朝鮮情勢が緊迫化する中、安倍政権で安保法制や特定秘密保護法、テロ等準備罪を整備していて本当によかった。米国と関係強化する上で不可欠な法律だと思います。

 安倍 日米関係は、日米史で今が最も強いと申し上げることができます。特定秘密保護法に反対の人たちは「映画が作れなくなる」と批判しましたが、作れなくなった映画があるんでしょうか。しっかりと秘密を守る仕組みができたので、米国から機微な情報を得ることができるようになりました。

 また、安保法制により、米国とお互いに助け合うことができるようになりました。助け合えなければ信頼できませんよね。昨年は自衛艦が米艦の防護を初めて行いました。助け合いが可能になったので3つの米空母打撃群が日本海に入り、かつてない大規模な演習ができた。助け合える同盟が強いことを証明した実例だと思います。

 我那覇 安倍政権はこれまでできなかったことを実現しました。首相が日本のタブー破りの先頭を切っていることで、言論空間の歪んだ沖縄にいる私も勇気をもらっています。次にやらねばならないタブー破りは何でしょうか?

 安倍 日本を守るため、国民の命と暮らしを守るために何をやるべきかを真剣に考えること自体が、タブーの領域だったのでしょうね。これからも国民の命、そして日本を守るために必要な防衛力の姿を追求したいと思っています。

 半井 北朝鮮による拉致問題でいえば、スパイ防止法にも踏み込んでいくお考えはありますか?

 安倍 スパイ防止法を考えているわけでは全くありませんが、わが国を守るために必要なことをもっと率直に議論すべきではないかと思います。沖縄について一言。沖縄の米軍基地負担軽減を最も進めてきたと思っています。北部訓練場という本土復帰後最大の返還を成し遂げ、地位協定も環境と軍属に関する補足協定ができました。

 普天間飛行場移設問題では空中給油機15機を山口・岩国基地に移駐しました。昨年は米軍ヘリから落下物がありました。あってはならないことです。普天間から辺野古に移れば、学校や民家の上で米軍機が飛行することはなくなります。

 我那覇 マスコミは「オール沖縄で反基地だ」と報道しますが、私の住む名護市でも多くの人が米軍基地に理解を示しています。その証拠に沖縄県11市のうち9市は保守系市長なんですよ。

 今日、初めて安倍首相とお会いしましたが、こんなに人相のよい、かっこいい首相が、沖縄の新聞ではいつも怖い顔で登場するんです。私たちは印象操作されてるなと思いまして。

 安倍 …(苦笑)。

 我那覇 政府と国民がマスコミに分断されているんです。お互いの素の顔を知るために何かをしなくてはいけないと思います。ぜひ本当の沖縄を見に来てください。

 安倍 ありがとうございます。私も沖縄が大好きです。米軍基地については安全確保が第一だと何度も申し上げ、米側も努力しています。県民の皆さんのご理解が進むことを期待しています。
 櫻井 首相に期待することには、拉致問題の解決もあります。

 半井 私は「めぐみへの誓い-奪還-」という劇で拉致被害者の田口八重子さん役を演じています。八重子さんが飛行機のタラップから降りて兄の飯塚繁雄さんと抱き合う姿をぜひ見たい。拉致問題の進展はどうでしょうか。

 安倍 拉致問題には初当選以来ずっと向き合ってきました。残念ながらまだ解決に近づくことができませんが、昨年はトランプ大統領が国連演説で米大統領として初めて拉致問題に言及しました。来日の際もご家族の皆さんや曽我ひとみさんと面談した。米国が拉致問題解決にコミットしたことを明確に示してくれたと思っています。

 核・ミサイルだけでなく拉致問題も日米で一緒に取り組んでいきたい。そのためにも国際社会と連携して北朝鮮にしっかり圧力をかけていくことが大切なんです。昨年12月に採択された国連安保理の制裁決議では、石油精製品輸出の9割削減を決めました。北朝鮮の大使館がある国は次々に大使を追放しています。

 櫻井 北朝鮮が話し合う方向に近づいているという感触はありますか?

 安倍 1〜2月をよくみていく必要があります。制裁が効いているという感触は、日本だけでなく米中両国や韓国も持っていると思います。

 田北 仮に北朝鮮が対話路線に転じたとき、米中が日本抜きで対話することはあるのでしょうか?

 安倍 北朝鮮が対話を求めるのが、どの国であっても国際社会が連携して対応することが大切です。日本は当事者です。拉致問題もあり、ノドンミサイルは日本を射程に入れています。日本抜きに話が進むことはあり得ません。

 半井 トランプ大統領に拉致問題について説明されたのでしょうか。

 安倍 一昨年11月に米ニューヨークのトランプタワーで初めて会った際に拉致問題を話しました。トランプ大統領だけでなく初めて会う首脳には必ず拉致問題を説明してきました。

 我那覇 同じ日本人が拉致されても、目を向けない国民がいるというのは問題です。

 安倍 大変根深い問題です。昭和52年に横田めぐみさんが拉致されましたが、当時、すでに別の拉致事件が起こっています。

 櫻井 久米裕(ゆたか)さんですね。

  安倍 はい。その時は犯人の目星がついていたんですが、処罰に至らなかった。当時はそういう状況だったんです。もし北朝鮮の犯行だと特定できていれば、めぐみさんは拉致されなかったと思います。実際、「北朝鮮は拉致していない」と主張する国会議員もたくさんいました。拉致問題に取り組む私に「変わった人だ」という視線は自民党にもありました。

 安倍政権が6年目を迎える今も拉致問題を解決できていないのは痛恨の極みですが、政権の使命として解決のためにこれからも全力を傾けていきます。

 櫻井 産経新聞が昭和55年1月に拉致問題を初めて報道しましたが、他の新聞社は報じませんでした。日本は自分たちがおとなしくしていれば他国が害を及ぼすことはないという考えに浸ってきたんでしょうが、国民の意識の変化はお感じになりますか。

 安倍 随分理解は深まったと思いますが、まだ北朝鮮と話し合った方がいいという方はたくさんおられます。

 櫻井 随分長く話しあってきましたよね。

 安倍 北朝鮮と単なる話し合いをしても時間稼ぎに使われてしまうわけです。核開発計画を完全に放棄し、検証可能な形で不可逆的に廃棄していくことにコミットさせる。それを行動に示していくことが必要だと思っています。

 半井 私は2〜3年前まで政治にほとんど興味がなく、頭の中は「お花畑」だったんですが、それに気づいてやっぱり現実を見なきゃと思いまして。でも、まだ多くの国民は北朝鮮や中国の脅威という現実に目を向けていません。

 安倍 中国は隣国であり、最大の貿易相手国です。日中が良好な関係を持つことは両国民にとって間違いなくプラスですし、日中関係は間違いなく改善しています。

 その一方で中国が軍事力を拡張しているのも事実です。相当なスピードと言ってもいい。東シナ海や南シナ海では一方的な現状変更を試みています。

 しかし、国際社会が共有するルールにのっとって対応することこそが中国が発展する道になると思います。そのためには日米同盟を基本として国際社会と連携しながら、中国が責任ある勢力として発展するよう促していくことが大切だと思っています。そして「自由で開かれたインド太平洋戦略」という私たちの考え方を国際社会に示していくことが大切だと思います。

 共通の考え方を持つ日米豪印で連携していく態勢は整いつつあります。日豪は準同盟に近い関係になっています。自由、民主主義、基本的人権、法の支配という普遍的価値を共有する国々とともに、この地域を安定させていくことが、中国を含む地域の国々にとって間違いなくプラスになると思っています。

 田北 首相は昨年5月3日、9条を堅持した上で自衛隊を明記する改憲案を提案しましたが、今後の展望をどう描いているのでしょうか?

 安倍 櫻井さんのセミナーで憲法改正に関する私の考え方を述べさせていただきました。残念ながらこれまで憲法議論は進んでこなかったんですね。

 自民党は党是である憲法改正を進めていく責任があります。過去5回の国政選挙で公約に掲げてきましたからね。私はまず一石を投じて議論を活性化させようと思いました。党内議論は活発化し、国民の皆さまにも野党にもご注目をいただいていると思います。

 櫻井 あれはすごいくせ玉でしたからね。

 安倍 政治は現実ですから、いくらやりたいと言っても改憲の発議には衆参でそれぞれ3分の2超の議員の賛成が必要です。相当高いハードルです。その後、国民投票というもっと高いハードルがあります。

 では、国民の皆さんに賛成していただけるところはどこか。私はまず自衛隊の違憲論争に終止符を打つことではないかと思いました。自衛官が息子さんに「お父さん、憲法違反なの?」と言われたというんです。教科書に書いてありますからね。さぞショックだったかと思います。

 櫻井 「命をかけて任務を遂行します」と宣誓して自衛官になる人たちは本当にそのように行動します。それなのに「憲法違反なの?」と子供さんに言われるのは本当に辛い。

 安倍 朝日新聞の調査によると、憲法学者で自衛隊を合憲と言い切る方は2割ちょっとしかおらず、7割以上が違憲の可能性を完全に否定できないというのが現状です。こうした論争に終止符を打つことが私たちの世代の責任ではないでしょうか。

 昨秋の衆院選では初めて4項目に絞って憲法改正したいと考えていることを表明しました。その結果、大勝させていただいたからには当然、党において議論を進めていただけるものと期待しています。

 田北 自民党総裁としてどのようなスケジュールを描いているのですか。

 安倍 スケジュールを含めて私がいま口を出すとややこしくなる危険性があるので…。国会が発議することなので党にお任せしたいと思っています。

 我那覇 沖縄の一県民として「誰が沖縄を守ってくれるのか」と思います。選挙ではいつも基地問題が争点になり、本土の皆さんに「申し訳ありません」と言われるのですが、日本国の安全を沖縄が担っているんだから、むしろ国防を強化すべきです。

 安倍 騒音や事故があるので基地を受け入れてくれている方々が負担を感じることは当然あると思います。ですが、もし日本が攻められたとき、自衛隊と米軍が共同対処して命をかけて沖縄を守っていく。このことはぜひご理解いただきたい。訓練は迷惑になることもありますが、それを受け入れてくれる人がいて初めていざというときに対応できるんです。

 櫻井 首相がリーダーシップを発揮して平成30年を本当に実りある年にしていただきたいと思います。本日はどうもありがとうございました。

 半井 頼りにしております。

 安倍 どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。

 櫻井よしこ(さくらい・よしこ)ハワイ大歴史学部卒。クリスチャン・サイエンス・モニター紙東京支局員、アジア新聞財団「DEPTH NEWS」東京支局長、日本テレビのニュースキャスターを経てフリージャーナリスト。国家基本問題研究所理事長。

 半井小絵(なからい・さえ)早稲田大院アジア太平洋研究科修了。平成13年に気象予報士となり、14年からNHKの気象キャスターを9年間担当する。特定非営利活動法人火山防災推進機構客員研究員。「真相深入り! 虎ノ門ニュース」コメンテーター。

 我那覇真子(がなは・まさこ)沖縄県名護市生まれ。高校時代に米国に交換留学。平成24年、早稲田大人間科学部卒。27年に国連人権理事会で翁長雄志沖縄県知事への反論スピーチを行った。「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会」代表運営委員長。

 田北真樹子(たきた・まきこ)米シアトル大コミュニケーション学部卒。平成8年に産経新聞社に入社。前橋支局などを経て12年から政治部。21〜24年にニューデリー支局長。25年から「歴史戦」取材班で慰安婦問題などを取材。政治部首相官邸キャップ。」
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/print/180101/plt18010112300012-c.html

「とりあえずどこからツッコんだら良いんだ?」という内容です。産経新聞は「月刊Will」、「月刊Hanada」並みになってしまいました。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/807.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 大西恒樹の日本から世界を変える動画vol_002/お金の発行のしくみ・003 日銀と国債の役割・004 …:経済板リンク


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/808.html
記事 [政治・選挙・NHK237] 「いけない」ものには徹底抗戦が必要と小沢一郎! 

新年会であいさつをする自由党の小沢一郎代表=1日午後、東京都世田谷区深沢(松本学撮影)



「いけない」ものには徹底抗戦が必要と小沢一郎!
http://85280384.at.webry.info/201801/article_17.html
2018/01/02 01:26 半歩前へ


▼「いけない」ものには徹底抗戦が必要と小沢一郎!

小沢一郎の私邸で開いた新年会でのあいさつ。
 「院内であまり野党が徹底抗戦するのはよくない」と、「議論をほどほどにして、あとは採決で、しようがないんだ」と、こういう人もいますけれども、それではねえ、それでまあ、きちんと国民が理解してくれりゃいいんですけれども、なかなか国民に、野党の主張、国会で何をしているのかちゅうことが伝わらないんですよ。

 多少ねえ、多少荒っぽいことをしなきゃ、メディアも報道しないんだ。国民は「何やっているんだ」と。「野党は、こんな政権に何の抵抗もせずに、ただ純然と日を過ごしているのか」という話になっちゃうんですよ。

 だから、国会の場ですからね、当然限界はあるんですけれども、やはり、その限界までの徹底した、やはり、「いけない」というものに対しては徹底して抗戦しなくてはならない。そう私は思っております。

 ですから、特に森友、加計の話は、どんどん、どんどん日が経つにつれて新しい事実も出てくる、ひどい状況が分かってきているんですけれども、それにも関わらず、国会は何の騒ぎもなく静かに過ぎていく、と。こういう話になってしまっているんですね。  (以上 産経の詳報より)


関連記事
来年の参院選 野党調整で70〜80議席可能と小沢一郎  
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/803.html




http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/809.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 総選挙で敗北したはずの小沢一郎代表は、自らの新年会で、必勝を訴え、すこぶる意気軒昂だった、それはなぜか?(板垣 英憲)
総選挙で敗北したはずの小沢一郎代表は、自らの新年会で、必勝を訴え、すこぶる意気軒昂だった、それはなぜか?
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/dfccc9678a5ad90ad6529b248b2e8dc4
2018年01月02日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」









◆〔特別情報1〕
 自由党の小沢一郎代表は1月1日午後1時すぎから、東京都世田谷区深沢の私邸で新年会を開き、衆議院議員、参議院議員はじめ、元衆参議員ら総勢約70人を前にしてあいさつで、2019年7月の参院選挙について「改選1人区を中心とする野党の候補者調整ができれば、改選121議席のうち70〜80の議席数は可能だ」と力説した。旧民主党を代表として大勝に導いた平成19年の参院選挙に触れ「本当にみんな一緒になったら絶対勝てないわけはない」と必勝を訴え、すこぶる意気軒昂だ。

 前回の総選挙では、希望の党の創設者・東京都の小池百合子知事、民進党の前原誠司前代表の裏切りによって、民進党が3分裂した惨敗した結果にもかかわらず、会場は不思議なことに、小沢一郎代表の挨拶は、実に力強く、希望に溢れ、「小沢一郎政権樹立」を確信する自信に溢れていた。この不思議な出来事の秘密の中味については、出席者のほとんどが知っているらしく、会場内のあちこちで、ヒソヒソ囁かれていた。小沢一郎代表は、「中閉め」宣言の後、溢れんばかりの拍手のなか、「今日はどうもありがとう、みんながんはろう」と一同に声をかけていた。一体、この不思議な出来事の秘密の中味とは、何か?










関連記事
来年の参院選 野党調整で70〜80議席可能と小沢一郎  
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/803.html




http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/810.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 金正恩が新年に投げ込んできたど真ん中の直球  天木直人 
金正恩が新年に投げ込んできたど真ん中の直球
http://kenpo9.com/archives/3085
2018-01-02 天木直人のブログ


 我が耳を疑うニュースが新年早々飛び込んできた。

 あの金正恩が、年賀のあいさつで、韓国との民族統一を呼びかけ、平昌五輪の成功に協力すると宣言したのだ。

 やはり今年も金正恩の北朝鮮に振り回される年になりそうだ。

 これを、「額面通りに受け取るな」と警戒する事は簡単だ。

 「金正恩が投げたクセ球だ」と一蹴するのは誰でもできる。

 しかし、いまは米朝戦争が起きるかも知れない瀬戸際である。

 これを黙って見逃してはいけない。

 私は、誰がまっさきにこの金正恩の投げた球を正しく打ち返すのか注目している。

 結論から言えば、これは金正恩が真っ向から勝負に出て来たど真ん中の直球だと見極めて、すかさずバックスクリーンに打ち返すのが正解だ。

 韓国政府が真っ先にこの発言を歓迎する声明を出した。

 当然である。

 韓国が歓迎しなくて誰が歓迎する。

 とりあえず送りバンドして走者を塁に進めたということだ。

 問題はその他の主要国がどう反応するかだ。

 制裁が効いて来たと喜んで、ますます制裁を強化しようと呼びかけるのはヘボ打者だ。

 「核ボタンは机の上にある」という金正恩の言葉だけを見て、先制攻撃するようではゲームセットだ。

 深読みばかりして、バットを振らなければ見逃し三振で終わる。

 ここは外交の正念場ととらえ、好球必打とばかり見事に逆転ホームランを打つ打者が出て来ないといけない。

 それを安倍首相に期待する事ははじめから無理だと分かっているが、せめて新年早々、世界の笑いものになるようなマネだけはしないで欲しい。

 果たして安倍首相の第一声はどのようなものになるのか。

 それはもうすぐわかる(了


関連記事
金正恩が新年の演説「平昌五輪に参加、核のボタンはいつも机の上に」(ニューズウィーク)
http://www.asyura2.com/17/kokusai21/msg/547.html



http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/811.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 小沢一郎!野党がまとまれば自民党に勝てないことはない!

私邸で開いた新年会であいさつする自由党の小沢一郎共同代表=1日午後、東京都世田谷区



小沢一郎!野党がまとまれば自民党に勝てないことはない!
http://85280384.at.webry.info/201801/article_18.html
2018/01/02 01:33 半歩前へ


▼小沢一郎!野党がまとまれば自民党に勝てないことはない!

小沢一郎の私邸で開いた新年会でのあいさつ。
 われわれ、本当にもっとね、大きなグループであればね、安倍政権をのさばらしておくことはないと私どもは思っているんですけれども、残念ながら、こんにちの状況は「一強多弱」と呼ばれるような状況もいたしかたがないような、特に野党の現状だと思っております。

 しかしね、安倍政権は決して強くない。その基盤は非常に脆弱だと思っています。なぜならば、国民のためにいいことをしてないから。自分勝手な、自分たちだけの権力の乱用をしているんだから、簡単につぶせるはずなんですね。

 ですから、そういう意味で、来年の参院選、われわれは一緒に、みんなとともに戦えば、それなりのきちんと結果を出す自信は十分ありますけれども、今言ったように、それでは何の意味もない。やはり、政権を変えるくらい、結果を出さないといかん。

 「そんなこと言ったって無理だよう」というふうに言う人が結構多いんですけどね、そんなことはないんですよ。32の(改選)1人区でしょう? 僕が民主党の代表のときには、1人区で自民党に負けたのは2つでしたよ。

 今、本当にみんな一緒になったらば、絶対勝てないわけはないんですよ。あとは複数区で、それぞれほどほどにきちんと取りさえすればね、70〜80の議席数ちゅうのは可能なんです。 (以上 産経の詳報より)


関連記事
来年の参院選 野党調整で70〜80議席可能と小沢一郎  
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/803.html



http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/812.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 日本を明るい国にするために元旦から始動ー(植草一秀氏) 
日本を明るい国にするために元旦から始動ー(植草一秀氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sqcpc1
1st Jan 2018  市村 悦延 · @hellotomhanks


2018年が幕を開けました。本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。

今年一年がすべての人にとって明るい佳き一年になることを願います。

社会のすべての者にとって佳き一年になるためには、政府の役割が大きい。

政治権力が「自分ファースト」の姿勢で政治を運営し、

「ハゲタカ」の利益だけを尊重するなら、

日本の主権者の生活は不安定なものになる。

平和、人権、民主主義という日本国憲法の基本を改めて確認して、

日本政治の刷新を実現してゆかねばならない。

この、平和、人権、民主主義が揺らいでいる。

この原理を定めている日本国憲法を改悪する企てが進行している。

憲法の条文は絶対不可侵のものではなく、必要があれば改正することは必要だ。

しかし、改正は必要でも改悪は必要でない。

日本の主権者は憲法改悪を阻止するために力を尽くさなければならない。

2018年の五つ提示しておこう。

いずれも2017年から引き継ぐ重要な課題だ。

これらの問題を一つずつ、的確に解決してゆくことが必要である。

五つの問題とは、

1.憲法改定論議の内容を精査して、憲法改悪を主権者の総意で阻止すること、

2.日本の言論空間に大きな影響を与えているNHKのあり方について
抜本的な改革を実行すること、

3.米国のトランプ政権が秋には中間選挙を迎えるが、
トランプ政権のゆくえが世界の政治経済情勢に多大の影響を与える。
その米国の動向を注視すること、

4.隣国の韓国、中国との関係が揺らぎ続けているが、
東アジアの平和と安定のために日本が中国・韓国と健全な友好関係を
構築することができるのかどうか。安倍政治の外交能力が問われること、
5.安倍首相が森友・加計・山口の重大疑惑に対して必要十分な説明責任を
果たすこと。

この五つの問題が重要である。


安倍政権与党が衆参両院で3分の2議席を占有していることから、

安倍政権が憲法改定の発議を行う可能性がある。

憲法改定には衆参両院の3分の2以上の議員による賛成が必要で、

憲法改定が発議されれば、最終判断は国民投票に委ねられる。

国民投票で有効投票の過半数の賛成があれば憲法が改定されることになるが、

一度改定してしまうと、その再改定には、

また3分の2以上の議員の賛成が必要になる。

したがって、憲法改定には細心の注意を払う必要がある。

安倍政権は、

1.自衛隊を憲法に明記、

2.参議院の合区解消、

3.教育無償化の明記、

4.緊急事態条項の創設、

の4点を推進する可能性が高い。

しかし、1〜3については、憲法を改定してまで実施する意味が乏しい。

現行の法体系のなかで処理して、取り立てて大きな問題はない。

しかし、4の緊急事態条項の創設はまったく意味が異なる。

自民党憲法改正草案に示されている緊急事態条項は、

日本国憲法の根幹を改変してしまう内容を含んでおり、厳重な警戒が必要である。

自民党憲法改正草案に明示されている緊急事態条項は、

日本国憲法の根本原理である、平和、人権、民主主義を根こそぎ否定しまう

潜在力を持つものである。緊急事態が宣言され、

その下で人権と民主主義が否定され、

日本が戦争を推進する事態が想定されるのである。

どんなことがあっても、この緊急事態条項だけは制定させてはならない。


最高裁は放送法第64条を合憲であると判断した。

64条とは、テレビを設置した者はNHKと放送受信契約を

締結しなければならないとする条文である。

NHKの放送をまったく視聴せず、

NHKの放送内容にまったく賛同しない者が、

テレビを設置しただけでNHKとの受信契約締結を強制され、

受信料を強制徴収されることは、基本的人権の侵害であり、財産権の侵害である。

ところが、機能不全に陥っている日本の最高裁が、このような判決を示した。

日本の警察・検察・裁判所制度は腐敗の極致に至っていると言えるが、

その原因は、安倍政権が権力を濫用して裁判所支配を強め、

警察・検察の違法捜査を助長しているからである。

日本全体の是正が必要であるが、そのためには、政権刷新が必要不可欠である。

政権を刷新できるまでの間は、日本の暗黒時代が続く。

そのなかで、不正と不法がまかり通る時代が続いてしまうことになる。

最高裁は、テレビを設置しただけでNHKとの契約締結を義務付けることを

合憲と判断するなら、少なくとも、NHKがすべての国民による

ガバナンス下に移行することを義務付ける必要があるだろう。

政府から独立した公共放送としてNHKの必要性を認めるなら、

NHKを制度的に政府から独立した機関に改変することが必要であり、

同時に主権者国民がNHKを実効支配できる制度の確立を強制する必要がある。

受信契約の強制、受信料徴収の強制を合法化するには、

その前に、NHKの改変が必要になる。

その点に最高裁がコミットしないのは、あまりにも無責任である。

米国のトランプ大統領は2018年に三つの関門をくぐり抜けなければならない。

FRB新体制の安定化、ロシアゲート疑惑の払拭、

そして、東アジア・中東外交の安定化である。

秋の中間選挙に向けて、予断を許さない情勢が続く。

日韓関係においては従軍慰安婦を巡る日韓合意の見直しが焦点になる。

そもそも、日韓合意は極めてあいまいな合意であって、

条文の表現自体が強制力の欠如を物語っているものであった。

これを根拠に日本政府が強い主張を展開しても、

もとより合意そのものがあいまいであるから日本の主張は力を持たない。

日韓関係の重要性を踏まえて、相互に納得できる新たな合意を形成するしかない。

そして、国内では安倍首相が森友・加計・山口疑惑に、真摯に、

そして丁寧に答える責務を負う。

選挙を実施したからこの問題は過去のものとの主張は通用しない。

2018年の通常国会で安倍首相が真摯で丁寧な説明を実行しなければ、

2018年の国会もこの問題に多大の時間を割く必要が生じる。

問題を決着させるカギは、安倍政権による真摯で丁寧な説明であり、

この責務を果たさなければ問題はさらに拡大することになるだろう。


五つの問題のなかで、主権者国民が絶対に譲ってはならない一線が、

日本国憲法の根幹を揺るがす事態である。

憲法改正論議が存在すること自体を批判する必要はないが、

日本国憲法の根本原理を破壊することは許されない。

自民党が提案している憲法改正草案では、

内閣総理大臣が緊急事態を宣言すると、

1.法律と同一の効力を有する政令を制定でき、

2.予算措置を取ることができ、

3.基本的人権を制限することができ、

4.衆院解散・選挙を行わなくてよくなる、のである。

そして、緊急事態の宣言は、内閣総理大臣が恣意的に実施することができる。

憲法が実質的に停止され、

そのときの権力が永遠に存続することを可能にする内容になっている。

つまり、日本を民主主義国家から、

完全な独裁国家に転換させる機能を緊急事態条項が有している。

安倍政権は「教育無償化」などの耳に心地の良い言葉を前面に出して、

悪魔の内容を有する緊急事態条項をどさくさに紛れて押し通すことを

目論んでいるのではないかと考えられる。

この緊急事態条項が制定されてしまえば、完全に手遅れになる。

安倍首相は必ず緊急事態を宣言して、

日本のすべてを破壊し尽くしてしまうだろう。

だから、緊急事態条項だけは、どんなことがあっても制定してはならない。


憲法改定に際しては、メディアなどを通じる情報操作が全面的に容認される。

巨大資本と癒着している安倍政権は、金の力で日本の情報空間を

占拠してしまうと予想される。

そのときに、正しい、真実の情報を流布しようとしても、

安倍政権側の「金の力にものを言わせる情報操作=印象操作」が

優勢になってしまうことも想定される。

国民投票で有効投票の過半数の賛成がなければ憲法改定は実現しない。

2014年と2017年の衆院総選挙で安倍自公に投票した主権者は、

全有権者の24.6%にしか過ぎない。

主権者の多数が国民投票に参加して、憲法改悪を阻止する行動を示せば、

憲法改悪の目論みを挫折させることができる。

しかし、安倍政権サイドが無尽蔵に資金を投入して

情報操作を展開することには最大の警戒をしなければならない。

日本国憲法の根本原理である、平和、人権、民主主義について、

これに反対する主権者は少数しかいない。

圧倒的多数が、この根本原理を支持している。

この点を踏まえて、安倍政権が憲法改悪の提案を示しても、

主権者国民は敢然と行動し、その悪企みを粉砕しなければならない。

私たちにとって、かけがえのない価値が、憲法の定める根本原理である。


また、偏向を強めて肥大化するNHKの悪行を放置することも許されない。

NHKが政治権力から独立して、社会の木鐸としての役割を果たしているなら、

NHKの公共放送としての役割が認められる。

ところが、NHKは政治権力から独立しているどころか、

政治権力に完全に従属してしまっている。その理由は単純明快である。

NHKの人事権を内閣総理大臣が握り、

安倍首相がその権力を濫用しているからである。

内閣総理大臣はNHK経営委員会の経営委員の任命権を有する。

経営委員会はNHKの最高意思決定機関であり、

経営委員会がNHK会長を決める。

NHK会長は経営委員会の同意を得て副会長と理事を任命する。

NHKの運営は理事によって支配される。

また、NHKの予算は総務省に提出され、国会で承認を受ける。

国会を自公が支配しており、自公は人事権を通じてNHKを支配している。

NHKは完全に政治権力の支配下に置かれており、

政治権力から独立した公共放送を行うのではなく、

政治権力の支配下で権力追従の偏向放送を行っている。

これが紛れもない現実なのである。

NHKが民間放送と競合してドラマを制作し、芸能番組を制作する必要などない。

NHKを公共放送として、国民全体で支える必要があるというなら、

NHKの業務を最小化し、政治権力からの独立性を確保するための制度改変が

必要である。このような点に一切言及せずに、

放送受信契約の強制を容認する最高裁は、

完全に腐敗し切っているとしか言いようがない。


日本は東アジアの一角を占める国である。

その東アジアに韓国が存在し、中国が存在する。

日本外交の最大の責務のひとつは、韓国や中国と健全な友好関係を構築すること

である。日本にとって日米関係は、もっとも重要な二国間関係の一つであるが、

これと同様に、日韓関係、日中関係も重要である。

安倍首相には、中国、韓国と、健全な友好関係を構築するとの強い意志が

感じられない。

アジア諸国に対しては虚勢を張り、米国に対しては恥ずかしいほどの隷従の姿勢を

示すのは、日本の国民としてとても恥ずかしいことだ。

東アジアの一国として、日中韓三ヵ国の健全な友好関係を構築することこそ、

重要な目標に掲げるべき事項である。

こうしたなかで、昨年来、一歩も前進していないのが

森友・加計・山口疑惑に対する政府の説明だ。

森友疑惑で安倍首相は、

「自分や妻が学校認可や国有地払い下げに関わっていたら、

総理大臣も国会議員も辞める」と明言している。

しかし、その後に明らかになった事実は、

安倍昭恵夫人が森友学園の国有地取得に深くかかわっているというものである。

安倍昭恵氏が国会で説明しない限り、疑惑は晴れない。

事実関係を明らかにしてきた籠池泰典氏夫妻を不当に長期勾留している姿は、

日本と北朝鮮が何も変わらない恐怖国家であるという印象を国民に広げている。

籠池泰典氏夫妻の身体拘束を直ちに解除するべきである。

人権侵害国家として国際的に非難を浴びる事象である。


森友学園の籠池泰典氏夫妻は補助金詐取容疑で起訴されているが、

これよりもはるかに金額が大きい補助金詐取疑惑が存在する。

それは、加計学園の新校舎建設にかかる補助金受領問題である。

すでに刑事告発がなされており、捜査機関は迅速な対応を示すべきである。

森友学園疑惑では、国有地の不正払下げを行ったと見られる

近畿財務局および財務省理財局に対する強制捜査もまだ行われていない。

日本の警察・検察・裁判所制度の腐敗、歪みを象徴する事象でもある。

また、所管の警察署が捜査を重ねた上で、

防犯カメラ映像などを分析したうえで準強姦容疑での逮捕状が

発付された事案を、警視庁刑事部長が握りつぶした事案も

国際的に大きな波紋を呼んでいる。

不起訴処分を不服として検察審査会に申し立てが行われたが、

検察審査会でどのような審査が行われたのかが明らかでない限り、

適正な判断が示されたとは到底言えない状況にある。

検察審査会という制度の抜本的な改革も当然に必要である。

日本の警察・検察・裁判所制度は前近代の状態に取り残されており、

日本の刑事司法は真っ暗闇であることが法曹の有力者からも指摘されている。

刑事司法が歪んでいる国を「暗黒国家」と呼ぶのである。

日本はいつまで暗黒国家の領域に居座り続けるのか。

無実の市民は犯罪者に仕立て上げられ、本当の犯罪者は無罪放免にされる。

これ以上の暗黒国家はないだろう。この暗黒を明るさに変えること。

これが2018年の日本の主権者に課された最大の課題である。

暗黒国家を明るい国に変えるには、政治権力の刷新が必要不可欠だ。

政治権力の刷新に向けて、この元日から活動を始動させなければならない。



http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/813.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 日本をダメにした幕末・維新のワーストNO5、高杉晋作ー(天木直人氏) 
日本をダメにした幕末・維新のワーストNO5、高杉晋作ー(天木直人氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sqcpbe
1st Jan 2018  市村 悦延 · @hellotomhanks


そう言えば、安倍首相は同郷の高杉晋作ファンだったような気がする。

 高杉晋作(1839年―1867年 長州藩藩士)

 できもしない攘夷を騒ぐ

 病弱さの反動からか、イギリス相手に下関戦争を戦って敗北したり、

奇兵隊を組織して藩政にクーデターを起こしたりと血の気が盛んで、

軍事行動が大好き。高杉の奇兵隊は、国民皆兵の元になったとして評価されているが、

当時の百姓や下層階級など無教養な人間に最新兵器を持たせたために、

行軍先で略奪や強姦が横行し、軍隊というよりもはや武装テロ集団。

高杉本人は維新の直前で死去したが、

戊辰戦争では、長州兵が敗れた会津藩士の死体に非道な仕打ちを加えるなど、

暴虐無尽行為をしたため、地域対立の芽を残し、

新国家における国民の一体感を非常に損なわせた。


※実話BUNKAタブーからの転載記事です。

関連記事
日本をダメにした幕末・維新のクズ、ワースト15
http://kenpo9.com/archives/3049



http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/814.html

記事 [政治・選挙・NHK237] <日本終了>「来なかった第3次ベビーブーム」⇒ネット「これじゃ人手不足になる」「新卒採用が増えるのは当然」「自民党のせい





【日本終了】「来なかった第3次ベビーブーム(20歳前後の若者たち)」⇒ネット「これじゃ人手不足になる」「新卒採用が増えるのは当然」「自民党のせい」
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/37765
2018/01/02 健康になるためのブログ




来なかった第3次ベビーブーム 産めない、産まない
https://www.asahi.com/articles/ASKDT6HWYKDTULZU014.html
2017年12月31日05時00分 朝日新聞


少子化の進む都会では、子育て家族が横につながる試みも。「文京子育て不動産」に集まった親子と代表の高浜直樹さん(左奥)=東京都文京区、鬼室黎撮影

 年の瀬に明治大学の3、4年生たちがゼミで討論をした。指導する同大教授の加藤久和(59)は、人口減少問題の専門家だ。

 いま20歳前後の若者たちは「第3次ベビーブーマー」になり損ねた世代である。70歳に達した団塊世代、40代半ばの団塊ジュニアに続く第3の山は人口曲線に生まれなかった。

 学生の一人がこう発言した。「上の世代は具体的にどんな手を打ったんでしょうか。怒りというより、もう諦めしか感じない」

 少子高齢化が極限まで進む近未来、「日本社会は想像もつかない形になる」と加藤は言う。「すべての人が当事者だというのに、外野席にいるような危機感しか持っていない人が多い」

 約30年前、日本はイエローカードを突きつけられた。女性が一生に産む子の数、合計特殊出生率が、戦後最低の1966年を下回り、「1・57ショック」といわれた。その89年から、この時代は始まった。

以下ネットの反応。


















【注目】日本総研主席研究員・藻谷氏「若い人が就職しやすくなったのはアベノミクスに関係ない。誰が首相でも必ずこうなる」

第1次の人が次々と現役リタイアしてるんですから、人手不足になるのは当然のことです。

「有効求人倍率が上がった」なんて言ってる場合じゃないんですよ。





http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/815.html

記事 [政治・選挙・NHK237] ウーマン村本、元日から朝生で大暴れ 「一年分くらいネットで叩かれてる」(J-CASTニュース)
ウーマン村本、元日から朝生で大暴れ 「一年分くらいネットで叩かれてる」
https://www.j-cast.com/2018/01/01317919.html?p=all
2018/1/ 1 15:12 J-CASTニュース


お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さんが2018年1月1日未明、討論番組「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)の元旦スペシャルに出演した。

「THE MANZAI」(フジ系)で披露した政治風刺漫才で、賛否含め大きな反響を呼んだ村本さんだが、「朝生」でも強烈な発言を連発、正月からネットを騒がせている。

  
   「朝まで生テレビ!」公式サイトより

■「テレビがあまり頭の良くない人に合わせて...」

年明け直後の深夜1時から、5時50分まで放映された元旦スペシャルには、村本さんのほか、政治家、研究者、ジャーナリストなどそうそうたる面々が集まり、田原総一朗さんの司会のもと、「激論!"平成30年"日本の未来」をテーマに侃々諤々(かんかんがくがく)の討論を交わした。

村本さんは冒頭からテレビなどの報道・情報番組が、日馬富士暴行問題などばかりを扱い、一方、沖縄の基地問題などは小さくしか扱わないとして、「テレビがあまり頭の良くない人に合わせていっている」と批判するなど、積極的に議論に加わっていく。

中でもネット上の反響が大きかったのは、番組後半、憲法改正と自衛隊の関係が論じ合われた部分だ。「どうしても気になる」と議論に割って入った村本さんが尋ねたのは、

「(自衛隊が)違憲というのは、何が違憲なんですか?」

法学者の井上達夫・東京大学教授が、「君、9条2項(『前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない』)の文章読んだことあるの?」とキツイ語調で尋ね返すと、村本さんは「読んだことないです」。これには田原さんも、「読めよ!ちゃんと」。井上氏も「少し自分の無知を恥じなさい」。しかし村本さんは、「(自分は)視聴者の代弁者だから、テレビはそうなんですよ」と引かない。

国際政治学者の三浦瑠麗氏が、先ほどの質問は「これ(9条2項)をそのまま守れよ」という問題提起なのだと解説すると、村本さんも、「僕は全部それ(戦力、交戦権)放棄した方がいいかなと思うんです」。いわゆる「非武装中立」が、村本さんの理想だという。

だが、村本さんの主張にスタジオの反応は冷たい。

■「殺されます。だって誰かを殺すわけでしょ?」

先ほどの井上氏は、非武装中立は筋が通った論であると一定の評価をしたうえで、もし他国が攻めてきたらどうするのか? と村本さんに質問する。これに村本さんは、

「なぜ攻撃されるんですか? なぜ中国とか北朝鮮が日本を攻撃するという発想になるのかわからない」

と返すが、これに田原さんが「米軍と自衛隊がなかったら、尖閣(諸島)は中国が取りに来る。取られていいわけね?」と食いつく。

「僕は取られてもいいです。明け渡します」(村本さん)

井上氏が、「敵を殺さないと自分が殺される状況に置かれたらどうするの?」と重ねて聞くと、「殺されます。だって誰かを殺すわけでしょ?」。だが井上氏はこうした考えに、

「あんたが自発的にやる。それは立派なことだ。(問題は)他者にそれを義務として押しつけられますか? ってことなんだ」

と手厳しい。

■「でも中国から取ったんでしょ?」

その後も、スタジオでは非武装中立論について、さまざまな角度から否定的な意見が相次ぐ。メディア史学者の李相哲・龍谷大学教授が、「じゃあ(中国が)『沖縄ください』って言ったらあげるんですか?」と問いかけたのに対し、村本さんが「もともと、でも中国から取ったんでしょ?」と返して、スタジオがどよめく一幕もあった。

総じて議論がなかなかかみ合わず、ともすれば村本さんへの「集中砲火」になりがちな展開が目立ったこともあり、村本さんは、「これって議論でしょう? 非武装中立にもいい面と悪い面があるんですけど、今一斉に悪い部分言ってるから、これ会話にならない」といら立ちを見せる場面も。一方、この日の番組でたびたび村本さんと議論した井上氏は、終盤、こう指摘する。

「村本くんの発言の裏に、ある種の愚民観を感じるのね。国民はよくわからないんだから、とか。キミ一見ね、国民の目線に立っているようだけど、すごく上から目線なんだよ」

■沖縄に関する発言は「反省」

番組終了後、村本さんが自らのツイッターで、

「2018年になりましたが、いま2018年の一年分くらいネットで叩かれてると思います。。」

とつぶやいたように、ネット上では番組の一部分を切り出した動画が拡散するなどして、かなりの賛否両論が巻き起こっている。しかし本人は、

「あとおれが前から自分は無知だ、と言ってて、今回の朝生のオファーあった時に、小学生以下のバカ丸出しの質問して話し止めるけどそれでいいなら出るってのが条件だったから、おれ的にはなんでも質問できて、最高に楽しかった。元旦から何見せられてんだって方、クレームは田原さんと朝生へ」
「テレビで無知晒してバカ晒してまわりにブチ切れられて誰かが学べばいいんじゃない?自ら賢いなんか一言も言ってないおれを呼ぶってのはそういう番組だってこと。その理由に終わりで田原さんが最高だった、ってわざわざ声かけて来てくれた」

と胸を張る。ただ「中国から......」の部分だけは、琉球王国と中国王朝が冊封関係にあったことを「拡大解釈」してしまったと反省を口にしていた。

田原さんもツイッターで、「村本さんが視聴者、お茶の間レベルに落とし込もうと何度もチャレンジするも、なかなか(うまくいかなかった)」という一般視聴者からのツイートに答える形で、

「村本さんがいて、とても良かったと思います」

と、村本さんを評価した。

























































































朝生、衝撃のぶっ飛び発言



朝まで生テレビ 最新 2018年1月1日 三浦瑠璃・井上達夫など




http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/816.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 2018年を読み解く 小沢一郎・独占激白 権力は腐敗する だから「政権交代」は絶対に必要だ!(サンデー毎日)



2018年を読み解く 小沢一郎・独占激白 権力は腐敗する だから「政権交代」は絶対に必要だ! 倉重篤郎のサンデー時評
https://mainichi.jp/sunday/articles/20171225/org/00m/070/005000d
https://twitter.com/sangituyama/status/946410724900814848
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/6876b143e55131ad4f661a351a226f31
2018年1月2日 サンデー毎日 ※文字起こし


 
 自由党の小沢一郎共同代表=根岸基弘撮影

▼希望の党「合流劇」全真相

▼激変の世界で日本はどう生きるべきか

 米国追従、9条改憲、森友・加計学園疑惑……問題だらけの安倍独裁を許しているのは野党のだらしなさではないか。野党共闘のキーマン、小沢一郎自由党共同代表(75)が、選挙戦での「希望合流劇」の全真相を明らかにし、政権交代へのあくなき展望と戦略を語る。倉重篤郎が迫る。

 先の衆院選時の野党再編政局。全体像を検証する上で、いくつかの足りないピースがある。その最たるところは小沢一郎自由党共同代表の動きであった。

 小沢氏は志位和夫日本共産党委員長との連携を軸とした4野党共闘態勢の実質的な後見役だった。氏の戦略は、全国で600万ある共産党票を味方にしながら、いかにアンチ安倍(晋三政権)の一点で共闘できる輪を広げていけるか、にあった。

 言い換えれば、「左手」の600万票を足場に、ただ、これだけでは自公勢力を凌駕(りょうが)できるまでには至らないゆえに、いかに「右手」を遠くまで伸ばし、中道、保守リベラルといった勢力を取り込んでいくか、そこが勝負どころであった。

 その戦略は途中まで生きていた、ように見えた。前原誠司民進党代表(当時)とも頻繁に接触し、「左手」は小沢氏が担当、「右手」については前原氏が可能な限り触手を伸ばしていくことで役割分担してきたはずである。

 その前原氏の究極の選択が、民進党と小池百合子・希望の党との大合流だった。小沢氏もこの動きを認知していた。ある意味、許容もしていた。だが、ある晩を期して情勢は小沢氏の手の届かないところとなった。

 その経緯について、小沢氏が初めて口を開いた。とともに小沢氏には、久しぶりに政局万般と世界の動きを展望してもらった。

 まずは、あの選挙結果。安倍信任なのか?

「形式的には信任になる。議席を取ったんだから。だけど中身を見ると野党のどうしようもない状況だ。国民に選択肢を与えられなかった。こんな野党の有り様では投票には行きたくなくなる。だから、2000万票はまだ寝たままだ。これでは勝てるわけない」

 2000万票というのは、戦後2番目の低さだった今回の投票率53・68%と、1990年衆院選の73・31%の差にあたる推定棄権者票だ。

「選挙というのは、常に相対的選択だ。ベストまで行かなくてもその都度ベターな選択をするものだ。野党側の問題があるにしても、安倍政権に対する不満、批判が大きかった。憲法で認められた主権者の権利行使として棄権はよろしくないと、国民にも言いたい」

 公明党の議席減は?

「公明党も共産党も民進、希望の合流騒ぎの余波を受けた。立憲民主党が出て反射的に浮動票が集まった。本来公明、共産に行くべき浮動票が立憲に行った」

「公明党で言えば、本来の組織票とは別のいわゆる『F』(フレンド)票と呼ばれるものだ。共産党も『F』票が逃げた。公明党は100万票以上、共産党は170万〜180万票減った。二つで約300万票。それが立憲に行った」

 公明党は選挙区(神奈川6区)まで落とした。連立疲れが出た、との見方もある。

「そんなに大げさな話ではない。あそこ(神奈川6区)はもともと公明党はそんなに強くない。むしろ、これまでよく取っていたというものだ」

前原君と全く連絡が取れなくなった

 特定秘密保護法、安保法、共謀罪と、創価学会本来の主張と相容(あいい)れぬものを後押ししてきたことに対する公明党への批判票は?

「それはある。でも今回の100万票ではない」

 では、公明党のスタンスは今後も変わらない?

「変わらないだろう。権力志向が強い。権力についていないとダメだ、という体質的なものがある。だけど、その都度自分たちはこういうことをやった、安倍政権のブレーキ役をしたという宣伝は続けるだろう」

 今回の野党合流劇。何がどうしてそうなったのか?

「前原君は時々僕のところに会いに来ていた。その時に、自分は民進党の最後の代表でいい、何としても野党の再編、結集をやりたい、と言っていた。大いに結構だからやろう、僕も協力すると。そういって何度か会談を重ねてきた」

 どこで協力が崩れた?

「その前段階として、既存政党の民進、自由、社民の3党を結集しようとした。僕が社民を口説いてまず統一会派を作ろうと。前の夜までOKだったのに当日の朝になって社民が断ってきた。一部の人が反対していてダメだという。それができていれば、その後の展開も違った。小池新党ができてもあわてることはなかった。その意味で言えば、社民も責任がある。結果的に自分のところも票を減らした」

「そうこうしているうちに小池新党ができた(9月25日)。前原君はそれまでの小池君の動きについて随分関心を示していたようだったが、実際にできてみて、えらい人気になったものだから、小池君と(合流で)話をしたい、ということになった。僕もこの際、仕方がないと思った。小池君の人気にあやかって、選挙戦を進めるのが民進党の意向だった。じゃあ、前原、小池両君と僕の3人で話し合おうということにした」

 そこで、節目の26日だ。

「3人で会おうと言っていたのに、前原君と全く連絡が取れなくなった」

 前原氏が電話に出ない?

「出てこない。うんともすんとも言わなくなった。どうしたんだろうと思っていたら、その晩に前原、小池両君が会っているらしいと。僕は寝ていて知らなかったが、それが事実とわかった。神津里季生(こうづりきお)連合会長も入っていたという。一体何をやっていたのか、と思ったが、結局は小池君の言うがままになってしまった」

 26日深夜の前原、小池、神津会談だ。神津氏が保証人役を務めた。

「前原君だけで行ってしまった。僕と前原、小池両君のはずだったんだが……」

 なぜそうなった?

「小池君が僕と会いたくなかったのだろう」

 小池氏が小沢氏を排除?

「排除したわけではないが、僕とでは自分の思うようなわけにはいかないと。前原君なら、まあ御しやすいと思ったかもしれない」

 小沢氏が苦手だった?

「苦手というわけではないが、見え見えの話だった」

 見え見え?

「だって、小池人気はあったが、組織やカネはない。だから本来は対等合併であるべきだった。あなたは人気、こっちは組織とカネがあると。対等で話すべきところを、一方的に私の言うとおりにしろ、だった。こんな交渉はない」

 もし、あなたがいればどういう交渉に?

「対等合併で存続政党を希望の党にする。簡単な話だ」

「安保だの、憲法だの言い始めたのが小池君のつまずきのもとだ。それが『さらさら』『排除』発言につながっていく。安保法制や改憲を踏み絵にしてリベラル排除となれば、ほぼ官邸の人と同じになる。野党再編もヘチマもない。僕がその場にいたら、わからないことを言うな、と言っただろう。そんなこと言ってたら選挙は勝てない、と」

小池百合子の「驕りと半端な野望」

 前原氏に裏切られた?

「ご本人は裏切ったつもりはさらさらないだろう。ただ、人間関係、信義についての考え方が少し甘いと感じた。僕に面と向かって政治の師とか言っていたわけだから。その後、会いたいというから会ったが、僕に対して不義理をしたという様子は一切見えなかった」

 なぜ小池氏は排除の論理を?

「うぬぼれがあったのではないか。前原君に対しては、何を言っても大丈夫だと思ったのだろう。驕兵(きょうへい)は必ず敗る。ミッドウェー海戦みたいなものだ。一朝にして奈落の底だ」

 小池氏に、衆院選に打って出る、という選択肢は?

「かなりギリギリまで考えていたと思う」

 ところでその間、志位氏との連携は?

「共産党とも連携を維持できた。小池氏が安保、憲法だのと言わなければ……」

 ということは合流に共産票が加算された?

「プラスされた。選挙は野党側の圧勝だっただろう。300議席だ。2000万票が投票に来るからだ」

 投票率が70%台に?

「間違いなく2009年パターン(投票率69・28%)にはなった」

 となると、小池首相誕生の可能性があった。

「小池首相だった。野党を分断させず、ニコニコして改革だ、変えましょうと言っていれば断然勝った」

 細川護熙連立政権のイメージか?

「細川連立ではない。ほぼ単一政党だから民主党政権と同じだ。ただ、民主党よりは、彼女は大人だし、したたかさを持っている」

 意外と安定した?

「そうかもしれない。ある意味、小池氏の首相の座への野望がもっと本格的なものだったら、別の結果になっていた。知事に専念せよと言う世論にビビることなく、半端な政策論議もせずに、結果的に野党分断になることも避けられた」

 小池氏は立ち直れるか?

「難しいのではないか。うわべの人気できた人は、それがダメになった時はなかなか立ち直れない。豊洲問題だってさっぱり進まない。半端な野望が希望となり、それが絶望となった」

 今回の連合の役割は?

「ダメだった。(26日深夜の会談で)だまされた側に回ってしまった」

 共産党とは組みたくないという連合と前原氏の反共意識が強すぎた?

「それもある。票は欲しいが、一緒にやるのは嫌だと言う。ある意味図々(ずうずう)しい。ふざけんなという話だ。本当はね。だけど、今回はそんな問題とは全然違う話だ。共産党と連立を組むわけでもない。『+α(アルファ)』という位置付けでよかった。失敗の原因は小池氏の驕(おご)りと半端な野望にあった」

 結果的に小沢氏の「左手」構想が崩れた。小沢・志位間もギクシャクした?

「それはない。僕は彼にずけずけ言うし、彼もそこまではちょっと無理だと、率直に言ってくる。僕は共産党にはきちんと筋を通してきたつもりだ。向こうが応援してくれるなら、こちらもお返しをする。今回の選挙でも穀田恵二共産党国対委員長(京都1区)や、北海道まで応援に入った」

大欲を抱け、天下を望め!

 相変わらず共産党は政局のカギ?

「選挙のカギだ。小選挙区だから2万、3万票の上乗せが大きい。自民党の業界団体ですらこういう手堅い票は持っていない。共産党との協力は、政権獲得という目標を現実化する上では絶対に必要だ」

 志位氏は野党共闘をあきらめない、と。

「僕だって頑張る。もう一回絶対に政権交代だ」

 どのへんが照準か?

「まずは参院選だ」

 どうやって組み立てる?

「一緒になれば勝てる。逆に言えば、一緒にならないと勝てない。要は、20%、2000万票が出てくるようにしないとダメだ」

 今、野党陣営は立憲民主、希望、民進と3分裂状態だ。野党一本化、どうしたらいい? 彼らも日々試行錯誤だが、うまくいかない。

「目先の保身ばかり考えているからそうなる。もっと大欲を抱け、と僕は言いたい。皆小欲だ。何で天下を取ろうと思わないのか。そう見れば、宝の山ばかりだ。野党内でゴチョゴチョして何をしているのかと」

 民進党はどうすれば?

「このままだと小首かしげて泥沼へ、という感じだ」

 希望の党と一緒になる?

「民進党がダメだからこうなった。その敗残兵がまた集まっただけではダメだ。大欲を抱かなければいけない。天下を望め、と」

「希望に残っている人たちも枝葉末節は別にして、国の基本に関わる根本的な問題ではそれぞれの考えに従って行動すべきではないのか。それが結果的に再編につながっていくと思う」

 先日、立憲民主党の枝野幸男代表と会ったが。

「選挙に勝ったお祝いと、うち(自由党)の連中が3、4人世話になったから、ありがとうと」

 野党第1党が動くべき?

「そうだ。第1党なんだから。自由党は全員、首班指名では枝野氏に入れた」

 だが、枝野立憲民主党もなかなか動き出せない。

「天下を獲(と)る絵がどういうものになるか、まだ描けていないのでは」

 自民党離党組が出てくるような仕掛けをしないと?

「それはない。天下が獲れれば自然と自民党から出てくる。そうやって、自民党も出直しをすればいい」

「返す返すも民主党政権が残念だ。僕が検察から攻撃され、身動きが取れなくなった、あの時にけりをつけたかった」

 小沢氏の言う政権交代可能な2大政党制にはならなかった。一強多弱だ。

「仕方ない。もう一回やらないと。絶対に」

 安倍3選はどう見るか?

「18年9月なら再選するかもしれない。安倍氏には自民党内でも飽きがきているが、刃向かえる度胸ある人はいないからだ。皆、(ポストという)毒饅頭(まんじゅう)を食べてしまった。石破(茂元地方創生担当相)君、野田(聖子総務相)君。あの時毅然(きぜん)としていれば、という人だらけだ。谷垣禎一君だってそうだ。あそこ(党幹事長、法相など歴任)で安倍氏の軍門に降り、その時点で要らない人になってしまった。惜しい」

「だが、その安倍氏も19年7月で終わりだ」

 参院選?

「負ければ辞めざるを得ない。本来は今回の衆院選で辞めるはずだったのにね。つくづく残念だ」

 権力は腐敗する。だからこそ政権交代が絶対必要だという。改憲はどうなる?

「憲法を幅広く論議することは否定しないが、安倍氏の思想、政治的思惑に基づいて9条だけを変える改憲案にはくみしない」

 安倍9条改憲は実現?

「ない。国民は9条だけの改正といったら賛成しないだろう。その国民投票で負けたら一発で安倍退陣だ。彼はそんな危険は冒さない。風向きが悪いとなると、ガラッと変わる」

 森友、加計(かけ)学園問題は?

「安倍氏の個人的な付き合いの中で、国の根本政策がゆがめられ、一番親しい人に便宜が図られた。森友では、事実上の価格交渉があったことを示すテープまで出てきた。加計についていえば、これだけ批判ある中で認可するのは信じられないし、僕には収賄そのものに見える。カネが動いたかどうかは表に出てないが、犯罪の構成要件としては、カネでなく金品でもいい。しょっちゅうゴルフ、食事接待していたのがそれに当たる。いずれも18年の通常国会で再び追及される。選挙を経ても消えない」

「中国の今後」が世界の運命を握る

 世界についても聞く。18年の潮流をどう読むか?

「米国の景気は落ち着いているが、トランプ政権自体が不安定だ。中国はもともと危ないし、欧州もいろんな問題を抱えている。流動的だろう」

 気になるのが北朝鮮だ。

「安倍氏は米国に追随して圧力や規制を強めていくということだが、問題は中国だ。中国は北を存続させるという国益と戦略がある。それをどう打破するか。そのためには相当真剣な交渉が必要になる。先のトランプ訪中の狙いもそこにあったはずだが、逆にしたたかな中国に丸め込まれ、20兆円という、中身がどの程度詰まったものかはわからない商談で終わった印象だ。政治交渉はできなかったのではないか。政治家というよりビジネスマンだ」

 中国もリスク要因だと?

「経済的、政治的、軍事的に膨れ上がった中国が今後どうなっていくか。これが世界の運命を握っている。中国が崩壊した時には世界中めちゃくちゃだ」

 その兆しは?

「ある。習近平氏が独裁を強化しているのは基盤が強くないからだ。基盤が弱いから批判を封じ込もうとしている、と見るべきだ」

 東アジアの複雑な緊張関係の中で日本の役割は?

「今の安倍政権は全く相手にされていない。トランプ政権に黙ってついていくだけだ。戦争になるかどうか、これだけ重要な局面なのに、だ。政権交代が必要なのはそこにもある」

 小沢氏はやはり大局観の人だ。今回の野党再編に彼が果たした役割も見えてきた。彼のこの「左手」戦略が次の政局でヒットするかどうか。老いてなお盛んなり。政局キーマンの執念がそこにあった。

おざわ・いちろう
 1942年生まれ。衆院議員。自由党共同代表。時々刻々の政治状況を鋭く捉え、長年政界のキーマンであり続けている

くらしげ・あつろう
 1953年、東京都生まれ。78年東京大教育学部卒、毎日新聞入社、水戸、青森支局、整理、政治、経済部。2004年政治部長、11年論説委員長、13年専門編集委員

(サンデー毎日1月7・14日合併号から)

























http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/817.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 村本大輔、マツコ、水道橋博士、水原希子…炎上に負けず政権批判や反差別を貫いた芸能人「よく言った大賞」(リテラ)
村本大輔、マツコ、水道橋博士、水原希子…炎上に負けず政権批判や反差別を貫いた芸能人「よく言った大賞」
http://lite-ra.com/2018/01/post-3710.html
2018.01.02 リテラの新年特別企画 2018「芸能人よく言った大賞」発表 リテラ


     
     左・村本大輔『村本論』(小学館)/右・『5時に夢中』(TOKYO MX)番組HPより


 芸能人が少しでも権力者を批判するような発言をするや、ネトウヨが束になって襲いかかり、大炎上させられるどころか、テレビから干されてしまう。一方、権力を擁護し、弱者を叩く発言をすると、喝采を浴び、テレビ出演や企業がらみの講演が殺到し、瞬く間に売れっ子になる。

 その結果、空気を読むのに長け、政権や強いものに媚を売るタレントばかりがテレビを席巻するようになった。

 しかし、そんな状況でも、権力に対しおかしいことは「おかしい」とはっきり口にし続ける勇気ある芸能人や文化人は存在している。

 そんな芸能人、文化人を称えようと、リテラが毎年、選んでいるのがこの「芸能人よく言った!大賞」だ。

 ま、リテラに褒められたところで誰もうれしくなないだろうし、下手をしたら、「ネガティブな反応が増えるだけ」と迷惑がられるかもしれない。

 でも、本サイトはそれでも彼らの勇気を称えたい。彼らが言葉を発してくれたおかげで、沈黙していた国民が励まされ、権力に「NO」を突きつける声が確実に増えているのだ。黙っていられるはずがない。

 ということで迷惑を承知で選ぶ「芸能人よく言った!大賞」。8位から順番にお届けしよう!

★8位 明石家さんま
政治的発言のイメージがない大物芸人の意外な「日本の戦争加担」への抗議活動


 明石家さんまといえば、政治や社会に関する真面目な発言をするイメージがない人も多いのではないだろうか。それゆえ、ビートたけしには〈反射神経と言葉の選択のセンスは凄い。ただ、いかんせん教養がない〉(『バカ論』新潮社)などと悪口を言われてしまったりもするのだが、しかし、実はかなり本質的で踏み込んだ政治的発言もしている。

 11月に放送された『MBSヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)のなかで、さんまは日本が多額の拠出金を出していた湾岸戦争の時期、「俺はね、人殺しのアシストしたくて働いてるんじゃない」「こんなもんに金使うんだったら、俺は納めません」と税務署まで直接文句を言いに行ったことがあるというエピソードを披露したのである。

 実はこれは数年前に『さんまのまんま』(フジテレビ系)でも語られたことがあるエピソードだ。しかし過去の出来事とはいえ、さんまがあえていまこのエピソードを披露したのは、安倍首相とトランプ大統領がひたすらに押し進める「戦争の機運」への危機感を感じ取ったからではないだろうか。

 来年は、湾岸戦争の時期のことだけではなく、「いま」の安倍政権の戦争加担について直接、批判してくれることを期待して、8位に選ばせてもらった。

★7位 佐野元春
知性派ロックミュージシャンが表明した共謀罪批判と安倍・トランプ批判!


 若手ロックバンドのミュージシャンが政治的なイシューに対して口をつむぐ一方で、積極的に問題意識を発し続けたのが佐野元春だ。

 彼は、共謀罪の成立を危惧。5月17日には、フェイスブックに〈政府が進めている「共謀罪」に危険なシルシが見える〉というフレーズから始まる詩を投稿した。

 そのなかで彼は共謀罪について〈戦前の治安維持法と似ている〉と指摘。そして、スーザン・ソンタグによる「社会においても個々人の生活においても、もっとも強力で深層にひそむ検閲、それは自己検閲」という警句を引用して、共謀罪の成立によりアーティストたちが自分の表現に自主規制をかける兆候が出ることを危惧した。

 結果的に共謀罪は強行採決されたわけだが、それでも彼は自分の言葉に「自己検閲」という名のストッパーをかけることはなかった。

 10月には、広島市内で行われたイベントの壇上にて、ノーベル平和賞を受賞したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)に安倍首相が言及しない状況を「もし核廃絶という目標を本気で持っているならば、日本のリーダーがお祝いのコメントを発信してほしい」と語った。

 また同月には、「こだま-アメリカの友人、日本の友人に」という楽曲を発表。スポークンワード形式のこの楽曲では、〈誰がリーダーだろうと気にしない/気にするのは/リーダーに翻弄された人々/巻き込まれ、分断され、差別され/時に、人と人が殺しあうゲームに参加してしまう〉と朗読。人々の対立を煽る日米のリーダーを批判した。

 こういった気骨あるミュージシャンが若手からも出てくると良いのだが……。

★6位 星田英利(元ほっしゃん。)
ネトウヨからの「反日芸人」攻撃にも屈せず安倍政権への怒りをツイートし続ける反骨芸人


 前述したように、弱者を叩き権力者に媚びへつらう芸人ばかりが幅を利かす状況のなかで、異色の存在が、星田英利(元ほっしゃん。)だ。星田はツイッターを駆使して、安倍政権の原発政策や戦争加担、言論への圧力などについて徹底批判を繰り返している。

 その結果、ネトウヨに「反日芸人」よばわりの攻撃を受け、頻繁に炎上。それとともにテレビでもその姿を見ることが少なくなっていったが、それでも星田はいまもまったくスタンスを変えていない。

 先日も、安倍首相とトランプ大統領の北朝鮮への対応を疑問視。「戦争に行かされるのは国民。戦争をさせる人を絶対に許してはならないと思います」と怒りをあらわにした。

 大阪民主新報17年10月22日号のインタビューで「選挙権を取って26年、いろんな政権を見てきましたが、今の政権にはこれまで感じたことのない違和感を覚えます。いろんなことに説明責任を果たしていない」と語っていたが、その発言はけっして党派的なものから出ているわけではない。

 普通の生活者として、安倍政権に対しておぼえた怒りをストレートに言葉にしているだけなのだ。そしてだからこそ、彼の言葉には、素朴ながら説得力がある。

 星田のツイッターアカウントを見ると、固定ツイートとして一番上に〈大人たちがみんな常に"モノ言える人 "でいないと、今の子供たちの将来にモノ言える世の中をプレゼントできへんと思うよ〉という文が掲げられている。こういう人こそワイドショーのコメンテーターをやってほしいのだが……。

★5位 水道橋博士
安倍首相に媚を売る見城徹・幻冬舎社長の恥知らずな振る舞いに「飲み屋でやれ!」


 2016年は、安倍政権について〈数こそ力で、リベラルを破壊していく政権運営ってめっちゃくちゃ怖い〉〈本当に権力って長くやればやるほど腐敗しますよね〉と真っ向批判し、ネトウヨから炎上攻撃を受けた水道橋博士。

 だが、そのスタンスは2017年も健在だった。総選挙直前、安倍首相の盟友・幻冬舎の見城徹社長が自らのネット番組「徹の部屋」(AbemaTV)に安倍首相をゲスト出演させ、「ずーっと安倍さんのファン」「日本の国は安倍さんじゃなきゃダメだ」などと恥ずかしくなるようなおべっかを連発したことに対して、ツイッターで強烈なダメ出しを食らわせたのだ。

〈是非、若者に見て欲しい。これが将来勝ち組になるオトナの会話だ。これくらい「飲み屋でやれ!」と思う映像も珍しい〉

 この博士の発言にネトウヨたちから再び「三流芸人」などのバッシングが嵐のように寄せられたのだ、これに、映画評論家の町山智浩氏やラサール石井が博士の援軍として参戦。逆に見城批判とネトウヨ批判が盛り上がる形になった。

 博士はそのあとも、著書『藝人春秋2下 死ぬのは奴らだ』で『ニュース女子』ヘイトデマ問題の裏に『そこまで言って委員会NP』の製作会社社長の存在があることを指摘するなど、サブカル文化人らしい斜めからの切り込みで、この右傾化状況を批判し続けている。

★4位 水原希子
理不尽なヘイト攻撃に対し、「平和の希求」「反差別」を宣言した姿勢に拍手!


 ザ・プレミアム・モルツのCM出演を契機とした水原希子へのヘイト攻撃は本当におぞましいものだった。

 プレモルの公式ツイッターアカウントが投稿するプロモーションツイートに対し、「エセ日本人」だの「通名を使うな」といったヘイトコメントのリプライが多数飛ばされたのだ。

 しかし、これに対する水原の態度は毅然としたものだった。騒動を受けて彼女は、ツイッター上に〈どこの国で生まれても、どこの国で育っても、どこの国に住んでいても、みんな地球人である事には変わりません〉〈一日も早く、この世の中の人種や性別などへの偏見がなくなってほしい〉〈全ての争いがなくなる事を心から祈っています〉というコメントを投稿。

 ネトウヨたちのヘイトに対して萎縮することなく、それでもなお多様性を認め、地球市民として、戦争と差別を憎み、平和を希求する姿勢をはっきりと示したのだ。

 この、理知的で毅然とした水原の対応。それに比して、バカのひとつ覚えのように「日本人じゃない」「朝鮮人だ」と攻撃を繰り返し、彼女を起用した企業にまで「反日」と言いがかりをつけるネトウヨたちの愚劣さ、グロテスクさはどうだろうか。

 差別主義者たちが卑劣な差別攻撃で口を封じようとするのに対し、個として立ち、差別と戦争を憎み、そして、平和を希求し続ける彼女のことを、これからも全力で支持していきたい。

★3位 SKY-HI(AAA日高光啓)
アイドルグループに参加しながら共謀罪批判にも踏み込む貴重な若手ミュージシャン


 昨年、「音楽に政治をもちこむな」論争などというバカバカしい議論が巻き起こったことが象徴的なように、現在の日本の音楽業界では少しでも政治的な発言をしただけで炎上を焚き付けられる。だから、直接的に権力者を批判するような楽曲を発表するなどもってのほかだ。

 そんな唾棄すべき状況をSKY-HIは打ち崩した。

 共謀罪が強行採決されてからわずか6日後、彼は「キョウボウザイ」と題された新曲を突如YouTube上にアップ。その歌詞は、〈燃えた家計簿に(加計)/火消しをするように/木で隠した森(Friend)/丸出しでソーリー/シンゾウには毛が生えて/舌の数は無尽蔵/HP残り36ポイント(支持率)/保護するのは秘密の方で/テロと五輪 歪なコーデ/組み合わせて出来た/それで治安維持しようぜ〉というもので、森友・加計問題を追求されることを嫌がり、早く国会を閉めてしまいたい一心で議論を打ち切った安倍政権の独善的な姿勢を直接的に批判した。

 炎上を恐れるあまり、日本のミュージシャンで政治的な発言に踏み込む人はほとんどいなくなってしまった。とくに、20代〜30代の若い世代となると、ほとんどいない状況である。来年もひとりでも多くSKY-HIに続く人が現れてほしいものだ。

★2位 マツコ・デラックス
「安倍ちゃんなんてもう馬鹿の象徴じゃない?」という正論に絶賛の声!


「安倍ちゃんなんてもう馬鹿の象徴じゃない?」

 国民の多くが感じていることをマツコ・デラックスは言葉にしてくれた。

 マツコは10月2日放送『5時に夢中!』(TOKYO MX)にて、安倍首相のことを「馬鹿の象徴」としながら、病的な無神経さであるとも批判した。

 マツコがこの発言をしたのは、ちょうど安倍首相が森友・加計隠しのために衆議院を解散させた直後のこと。国際的に芽生える対話の機運に背を向け、自ら北朝鮮問題を煽りたてておきながら、「国難」などと国民の危機意識に訴えかけようとするやり口は見苦しいものだったが、そういった状況を指してマツコは「あれぐらいのさ、アホな人じゃないと、多分あんなことやれないと思うんだよね。この時期に解散とか、普通の神経だったら言えないじゃん? でも、それを言えちゃうだけの図太ささだったり、無神経さだったり、どっか病気じゃないとやれない職業だと思うのよ」とも批判した。

 また12月に安倍首相がインスタグラムを開設した際は、『5時に夢中!』で別の出演者がSNSによって首相の本当の仕事が世間に伝わるなどと安倍首相のインスタを歓迎したのに対し、マツコは「超、安倍寄りのこと言ってるじゃないの」と返し、こう続けた。

「インスタとかSNSっていうのは、ようはああいうのって、ものすごい操作できるってことを見てる人は(考えておくべき)。都合のいいように、それだけを信じるのは違うかなって思うんだよね。出てるものすらフェイクニュースである可能性もあるわけじゃん。トランプさんなんて、そういうやり方をしているわけじゃない? 『これが真実だ!』って言っているけど、それが真実かどうかはわからないわけじゃない?」

 権力側から発信される情報の危険性について喝破してみせたのだ。実際、マツコの指摘するとおり、安倍首相はfacebookやメルマガでデマ情報を発信してきた前科がある。

 マツコはこれまでも、リオ五輪閉会式における「安倍マリオ」についてや、アベノミクスについてなど安倍批判をしてきたが、今年はさらに踏み込んだ批判をしている感がある。いまの日本で最も売れているタレントがこういったアティテュードをもっているというのは、とても勇気づけられる話であるが、それだけ安倍政権の危険度がのっぴきならないところにきている証左かもしれない。

★大賞 村本大輔(ウーマンラッシュアワー)
最強の「反戦芸人」としての地位を築いた1年。『THE MANZAI』の漫才は伝説に!


 今年の大賞は、やはりこの人をおいてほかにいないだろう。ウーマンラッシュアワーが『THE MANZAI』(フジテレビ)で見せた漫才は圧巻だった。

 村本といえば、今年8月には『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)に初出演。「安倍さんは戦争の臭いがプンプンする人」「核の抑止力っていうのはほんとうに意味がない」などと物怖じすることなくはっきり意見を口にし、北朝鮮問題にも「対話」の努力を政治家に求め、その上、日本が侵略した過去にまで言及。終戦記念日には〈僕は国よりも自分のことが好きなので絶対に戦争が起きても行きません〉とツイートし、本サイトでは「最強反戦芸人」としてこの話題を取り上げた。

 そして『THE MANZAI 2017』で村本は、ウーマンラッシュアワーという芸人として、こうした政治批判を、なんと漫才のネタに見事に昇華し披露してみせたのだ。

 まずしょっぱなからテレビではタブー扱いの原発ネタをぶっ込んだのを皮切りに、沖縄の米軍基地問題、被災地の進まぬ復興、安倍首相の対米追従などを、村本の超高速かつ「立て板に水」の迫力ある語り口で次々と斬ってみせる。そして、最後はそういった問題を取り上げないメディアや国民の意識の問題を突きつけた。

 年が明けて1日未明の『朝生』でもそのスタンスはいささかもぶれることはなかった。リアリストを気取った論客たちが、憲法9条について、加憲か2項削除かなどというテクニカルな議論に終始するなか、村本は「憲法9条2項に何が書いてあるんですか」「(9条にあるとおり武力の行使を)放棄すればいいじゃないですか、非武装中立がいい」と敢然と言い放った。この発言に自称リアリストたちは「もっと勉強してから来い」「侵略されたらどうするんだ」などと村本を一斉に非難したが、「白旗あげればいい、殺すくらいなら殺される」「お花畑ですけど?」と一歩も退かなかった。そして「非武装中立と言ったとたんに、これでは議論が成り立たない」と現在の憲法議論の議題設定の狭さを突いた。

 例によって、放送直後から村本はネトウヨや冷笑系から一斉攻撃を受けている。2018年もこうした苛烈な非難に晒され続けるのは確実だが、無知やお花畑と非難されることを厭わず反戦を主張し続ける村本の存在は、貴重というだけでなく、かなり格好いい。どうか負けずにいまの姿勢を保ち続けてほしい。

………………………………………………………………………

 いかがだったろうか。芸能人「よく言った」大賞。その発言の背景や内容を知れば、このランキングに名前を連ねた芸能人や文化人たちがいかに勇気ある言動をしたか、がわかるはずだ。

 実際、彼らは発言の後にネトウヨから大炎上を焚き付けられており、ツイッターなどSNSのアカウントをもっている人は、リプライ欄が地獄絵図のような状況になった。

 今後、メディアで政権批判をすることはさらに困難になり、同調圧力もますます強まっていくだろう。それでも、芸能人、タレント、アーティスト、作家の皆さんはぜひ、圧力に負けずに声を出し続けて欲しい。その言葉のひとつひとつがこの国を覆う閉塞状況を切り裂き、言論の自由を取り戻す第一歩となる。

 来年は「よく言った!大賞」の選定が困難になるほど、たくさんの人が声をあげる状況になってくれることを願っている。

(編集部)




















http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/818.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 安倍首相は朴政権以上に政権私物化と小沢一郎 

私邸で開いた新年会であいさつする自由党の小沢一郎共同代表=東京都世田谷区で1日午後


安倍首相は朴政権以上に政権私物化と小沢一郎
http://85280384.at.webry.info/201801/article_20.html
2018/01/02 17:35 半歩前へ


安倍首相は朴政権以上に政権私物化と小沢一郎

 自由党の小沢一郎共同代表は1日、安倍晋三首相の政権運営に関し「韓国の朴槿恵前大統領以上に権力を私物化し、勝手放題、やりたい放題のことをやっている。

 野党が本気になって戦えば、絶対退陣に追い込むことができる」と述べ、安倍政権の打倒に向けて野党勢力が結集する必要性を訴えた。東京都内の私邸で開いた新年会で語った。  (以上 共同通信)














http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/819.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 「これが戦争の結末だ」 ローマ法王が訴えた! 


「これが戦争の結末だ」 ローマ法王が訴えた!
http://85280384.at.webry.info/201801/article_23.html
2018/01/02 18:38 半歩前へ


▼ 「これが戦争の結末だ」 ローマ法王が訴えた!

 ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は、原爆が投下された直後の長崎で撮影された少年の写真とともに「これが戦争の結末だ」というメッセージを添えたカードを配布するよう指示し、核廃絶を訴える法王の強い思いを示すものと欧米のメディアが報じています。

 それによりますと、フランシスコ法王は、ローマ・カトリック教会が「世界平和の日」と定める1月1日に合わせて、原爆が投下された直後の長崎で撮影された少年の写真を掲載したカードを配布するよう指示したということです。

 カードに掲載されたのは、死んだ弟を背負った少年が直立不動で立つ姿をアメリカ軍の従軍カメラマンが撮影した「焼き場に立つ少年」と呼ばれる写真です。カードには、「少年は、死んだ弟の火葬の順番を待っている。かみしめた唇とにじんだ血に少年の悲しみが表れている」という説明とともに、「これが戦争の結末だ」という法王のメッセージがサインとともに記されています。

 フランシスコ法王は、これまでにも「人類は広島や長崎から何も学んでいない」などと日本の被爆地に言及して核兵器を批判してきたほか、核兵器禁止条約の実現に貢献したICANがノーベル平和賞を受賞したことを評価して核廃絶を訴えています。このカードについて各メディアはこうした法王の強い思いを示すものだと伝えています。  (以上 NHK)


ローマ法王 「これが戦争の結末だ」長崎被爆写真配布を指示
動画→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180102/k10011277371000.html


焼き場で直立不動の少年が背中に背負っていたのは - Best New





















http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/820.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 袋叩きも…元旦『朝生』のウーマン村本は全然間違っていない! 本当のバカは三浦瑠麗と落合陽一だ(リテラ)
袋叩きも…元旦『朝生』のウーマン村本は全然間違っていない! 本当のバカは三浦瑠麗と落合陽一だ
http://lite-ra.com/2018/01/post-3711.html
2018.01.02 元旦朝生のウーマン村本は間違ってない リテラ


      
      1月1日放送『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)に出演した村本大輔


 元旦(1日未明)に放送された『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)に出演したウーマンラッシュアワーの村本大輔が、放送直後からネット上でフクロ叩きにあった。ツイッターではこんな誹謗中傷が溢れている。

〈テメェの無知を国民や政治のせいにするな。テメェがアホなだけやろがぃ〉
〈ウーマン村本、ただのバカならまだしも、日本にとって害になってきましたね!〉
〈売国奴村本は日本人としての資格がないから、国外追放か死ねばいい〉
〈この人左翼からも若干嫌われとるよね。多分日本人やないよ。〉

 村本は、番組で憲法9条の改憲が議論になるなか、「(9条にあるとおり戦力を)放棄すればいい」「非武装中立がいい」などと敢然と言い放ち、他の出演者から「もっと勉強しろ」「侵略されたらどうするんだ」などと一斉に非難された。番組終了後には、これらの村本の発言がニュースとしてまとめられて拡散。井上達夫・東京大学教授から「少し自分の無知を恥じなさい」、「村本くんの発言の裏にある種の愚民観を感じる」など指摘されたことも含めて、村本の“無知”と“愚民観”がフレームアップされ、炎上しているらしい。

 だが、筆者も『朝生』を見たが、実際の村本の発言は、むしろ憲法9条とその改憲をねらう動きをめぐって、極めて本質をつくものだったと言うべきだろう。逆に、一見リアリスト的な応答で村本を批判しているかのように見える学者の三浦瑠麗氏や落合陽一氏らが、実のところ、なんら建設的な憲法議論に寄与していないのも明らかだった。

 村本は2日のツイートで〈ちんちんを曝け出したアキラ100%、無知んちんを曝け出した村本100%〉と、さっそく笑いに昇華していたが、そもそも村本はネトウヨや冷笑系が言うように、本当に「勉強不足」で「無知をさらけ出した」のだろうか。やり取りを振り返ってみれば、全然そんなことはなく、逆に村本大輔という人間が本当に言いたかったことがよくわかるはずだ。

 いま、村本が炎上している場面は、番組後半、安倍首相と自民党が打ち出した憲法9条の“3項加憲案”と“2項削除抜本改正案”について、三浦瑠麗が憲法と自衛隊の関係を「神学論争」などと述べ出した後のこと。そこで、司会の田原総一郎が「僕はもう少し次元低くしたい。安倍さんの本音はね、やっぱり戦える自衛隊にしたいんだと思う。でね、いまは憲法上は自衛隊は戦えないんですよ」と言うと、これを受けた村本が「田原さん。もういっこ次元低くさせてください」と切り出して、議論が白熱していく。そのやり取りを可能な限り忠実に再現してみよう。

■「戦力を放棄すればいい」非武装中立に踏み込んだ村本

村本「いいですか。一瞬だけみなさんの大事な時間を借ります。どうしても気になるから。その『違憲』っていうのは何が違憲なんですか。すみません、そのレベルからちょっと」
三浦「自衛隊が? 自衛隊が違憲なのは……」
井上「君、9条2項の文章読んだことがあるの?」
村本「読んだことがない、だから聞いている」
田原「読めよちゃんと!」
井上「少し自分の無知を恥じなさい」
村本「視聴者の代弁者だから! テレビはそうなんですよ!」
井上「陸海空その他一切の戦力はこれを保有しない。交戦権は行使しない」
村本「井上さん、これテレビですよ。これは若い人からお年寄りまで見てるわけですよ。だから1から10まで聞く必要があるんですよ」
三浦「村本さんの質問は、なんで自衛隊が軍じゃないかってことなの?」
村本「僕は武器は持たなくていいと思ってる」
三浦「2項を守れよってことでしょ?」
村本「うん。だって戦後72年、このままでよかったわけでしょ」
三浦「村本さんは、これ(2項)をそのまま守れよって言ってるわけ」
井上「いや、最初の話は自衛隊がなぜ違憲なんですかってことでしょ?」
村本「戦後70年ここまできてたのに」
井上「政府はずっと自衛隊は違憲じゃないって言ってきたし、護憲派も最近の修正主義的護憲派は専守防衛、個別的自衛権の枠だったら合憲だと言い始めた。でもこれは明らかに明文に反するわけね。自衛隊は予算規模で言えば世界で4位か5位の軍隊ですよ。イージス艦も持ってる、ファントムも持ってるわけですよ。これを戦力じゃないっていうのは本当は難しいんですよ。それが、仮にそうだとしても、日米安保のもとで、世界最高の戦力である米軍と一緒に沖縄の防衛はね、交戦権の行使じゃないってこれは嘘でしょ」
村本「でも僕はそれ、戦力を放棄した方がいいかなと思うんです」
井上「それなら正しい。ただし、日本では護憲派も含めて、自衛隊を全部廃棄しろなんて言う人はいない、もう」
田原「放棄するってことは非武装中立にするってこと?」
村本「はい。ぼくはそっちです。非武装中立について教えてもらいたいです」

 ここでいったんCMに入る。やり取りをちゃんとみれば瞭然だが、村本は9条2項を「読んだことがない」と一度言っておきながら、すぐに「僕は武器は持たなくていいと思ってる」「戦力を放棄した方がいい」「僕はそっち(非武装中立)です」と表明している。

 つまり、場が“自衛隊が違憲となる9条をいかに改憲するか”という話題で持ちきりのなか、村本は果敢に、「非武装中立」という憲法9条の自然な解釈を明言し、戦後日本はその憲法のもとにこれまで殺すことも殺されることもなかったと肯定したのだ。井上がわざわざ引用(やや文言は違うが)しているように、9条2項目は戦力不保持と交戦権否認を謳っており、簡単に言えば「武器は持ちません。武力を交わらせることは認めません」という宣言である。

■村本の非武装中立論をトンデモ論理で血祭りにあげる自称リアリスト論客たち

 文脈を切らずに見れば、村本が9条2項を知らなかったというのはありえず、まさに本人が「1から10まで聞く必要がある」と言ったとおりの“カマトト”だろう(たとえば2項後段の交戦権の定義については諸説あり、番組でもそうだったが、もっぱら自衛隊違憲論に関しては戦力不保持に焦点が当たりやすい)。実際、村本といえば、先の衆院選の際にもこんなツイートをして物議を醸した。

〈声を大にして言う。僕は今年は選挙に行かなかった。全国民で選挙に行かなかったやつの方が多い。多数決の多数が国民の総意なら、選挙に興味なかった俺たちが国民の総意。わがままを言う。台風の中、選挙にいかせるぐらい政治に興味をもたせろ。〉

 ところが、のちに実は投票にいっていたことを明かしていた。

「でも実は選挙に行っていました。何が言いたいかというと、みんなすぐに信じちゃう。『選挙に行ってない』と言っただけでその通りに受け取っちゃう。これじゃあ政治家は簡単に操作できてしまう」(インターネット報道メディ「IWJ」17年12月24日)

 ようするに、村本は、自衛隊は違憲→だから改憲すべきという、他の出演者らによって作られていた前提に対し、「2項を読んだことない」と一度ひっくり返すことで、わたしたちは自衛隊や法律を変え「非武装中立」にするという選択肢をなぜ考えないのかと問題提起した。そういうことではないのか。実際、CM明けの村本は、学者にも物怖じせず、実に本質的な9条論を展開する。

井上「ちょっと質問していいですか。村本さんはじゃあね、非武装中立ね、それは本当に一番筋が通ってるけど、私は間違った理想だと思いますが、ただ多くの人は本当に非武装中立が何を意味するか理解しないで言っているわけね。じゃあ、攻撃されたらどうしますか?」
村本「なぜ攻撃されるんですか」
井上「いや、それを言ってんの。侵略されたら、いや、侵略されないに越したことはない。じゃあ、もし侵略されたらどうするんですか。白旗を挙げて降参なの?」
村本「僕はそっちかなと思います」
井上「そしたら侵略者に対して侵略のインセンティブを与えちゃうよね。それでいいの?」
村本「なぜ侵略される、意味が分からないんですよ」
落合陽一「だって知らない人に通り魔で刺されたりするでしょ?」
村本「だからなぜ中国や北朝鮮が日本を侵略するという発想になるのか、私は分からない」

 実のところ井上も頷くように、9条を非武装中立と無抵抗と解釈するのは、極めて誠実な条文の読み方だ。むしろ、落合陽一のように「侵略」の可能性を「通り魔」と一緒くたにして語るほうが、外交など国際情勢における国家間の駆け引きを度外視するもので、端的に言って頭が悪すぎる。村本が「なぜ中国や北朝鮮が日本を侵略するという発想になるのか」と疑義を呈すのももっともだが、しかし、『朝生』では他の出演者が寄ってたかって村本を血祭りにあげる方向に動いてしまった。

■“上から目線”三浦瑠麗の化けの皮を剥いだ村本

井上「いや、それは君が問題を避けているの。君の良いところは問題を逃げないことだと思ったけど、今までの非武装中立論者はみんなそうやって議論から逃げてきた」
村本「じゃあわかりました。答えましょう。白旗を挙げて、僕はですよ……」
田原「ちょっとまって。具体的に言うと、もしも日本が米軍と自衛隊がいなかったら、尖閣は中国が取るよ」
村本「分かりました。じゃあ僕は逃げずに答えますけども、僕は、僕の意見はですよ……」
田原「取られてもいいわけね?」
村本「僕は取られてもいいです。僕は明け渡します。僕はですよ。うん」
落合「なんで?」
村本「だって、だってもし皆さんの身内に、自衛隊とか軍隊がいて、その身内が人を殺して国を守ることって……」
井上「じゃあ自分の身内が殺されるってときに、敵を殺さないと自分が殺される状況に置かれたらどうするの?」
村本「じゃあ、殺されます」
落合「なんで?」
村本「だって誰かを殺すわけでしょ?」
井上「いや、そういうことを言う人は多いの、ね? で、僕はそれはほとんど欺瞞的で……」
村本「僕の考えは僕の考えでいいでしょう!」

 議論を組み立てている井上はともかく、理論も信念も口にせず、ひたすらマウントをとった気で「なんで?」と繰り返す落合の姿こそ“思考停止”と言うほかあるまい。「この人、なんで朝生出てんの?」と苦笑いしてしまったが、他にも、昨年は安倍首相と仲良く会食したことも記憶に新しい三浦瑠麗が、いつもの“議論整理します口調”でこんなトンチンカンを開陳していた。

三浦「村本さん納得してないから、だから結局なんで納得しないかっていうとこうやって世代の差があって、基本的に戦争が身近だった世代から田原さんみたいに、村本さんみたいに戦争が身近じゃない世代になっていって、別にいま東京侵略しても経済的にね見返りないでしょ、と。でいま商売したほうが儲かるじゃんっていう発想に立ってるわけです、でもその人たちが見失っている大事な点は……」

 おいおい、だれがいつそんなホリエモンみたいな話したんだよ(笑)と画面に突っ込みかけたら、それより先に村本にハッキリ言われてしまった。

村本「全然そんなこと言ってないですよ」

 このツッコミに対し三浦は、「たとえば中国がですよ、ひょっとしたら、じゃあその(日本国内の中国)人をウチによこしてください、この人は政府批判をした可能性がありますって言ったときに、渡さなきゃいけないっていうね、そういう裏切りみたいな倫理的に後ろ暗いこともしなければいけないリスクを負うってこと」などと言い返したが、いやいや、それは国際法の領域かあるいは人権の問題であって、直接的に9条改憲議論とは関係ない。つまり、村本は逆に、ポジショントークをしているだけの三浦の化けの皮を、完全に剥いでしまったのである。

■“エリート意識丸出し”落合陽一の中身スカスカぶりも明らかに

 その後も、村本の勢いは止まらなかった。終盤、村本は改憲をめぐる論議が国民的に盛り上がっていないことに切り込んだ。村本は「僕はまず、国民の人たちが憲法論議をして、そしてテレビでもやっていって、そして国会でもやるようにしたいんですけど、なぜそのメディアでもうちょっとそれを発信して国民でできるようにならないんですか」と批判したのだが、すると井上がこういう風に反論した。

井上「ちょっといいですか。村本くんの発言の裏に、ある種の愚民観を感じるのね。国民はよくわからないんだから、とかね」
村本「僕は、『僕は(よくわからない)』です」
井上「私はそれね、君、一見ね、国民の目線で立っているようだけどすごく上から目線なんだよ。僕はちゃんと説明すれば小学生でもわかる話(だと思ってる)」
落合「だって義務教育の小学校6年生の授業でやってる」

 つくづく落合とかいう学者の雑魚っぷり(君はスネ夫クンか?)が鼻につくが、それは置くとしても、井上が村本に対して批判する「ある種の愚民観」ってなんだろう。出演者のほとんどが“自衛隊は違憲だから9条改憲は当たり前”という風に勝手に設定していることを見抜いた村本が、本当にそうなのか? 憲法を守るならば非武装中立という手段もあると、至極真っ当で根源的な議題を拾い上げたにもかかわらず、改憲に至る論議やその是非を「小学生でもわかる話」「小学校6年生の授業でやってる」などと罵って封殺しようとする。それこそ、エリートぶった為政者目線の「愚民観」が丸出しだろう。

 言っておくが、井上先生は普段、学問的な訓練を受けた弟子や研究者らを相手していると思うから、ひょっとしてご存知ないのかもしれないが、実際には、思っている以上にこの国では、憲法を諳んじることのできる国民は少ないし(実際、井上先生も9条2項を一言一句間違えずには引用できなかったではないか)、ましてや改憲がどのような意味をもつかなんて考えてもみたことがない人が大勢を占めている。また政治への関心の低さは投票率が示しているとおりだ。国政選挙で有権者の約半分が投票所に行かないなんて先進国は、日本以外ではアメリカぐらいのものだろう。

 あと、こう言ってはなんだが、だいたいの生活者は深夜の『朝生』なんか見ずに、寝るか、夜通し酒でも飲みながら騒いで、元旦の午後にはお笑いネタ番組とかスポーツ番組をボーッと眺めながら、向かい酒をやり、おせちなんかをつついているものなのだ。もちろん、この“平和”な日本で、戦争をやって誰かを殺したいなんて思っている人は、いたとしてもごくごく少数だろう。その意味でも、「9条2項を読んだことはない」「殺すぐらいなら殺されるほうがまし」と正直に言う村本のような芸人が、その日の『朝生』のなかで一番“国民目線”だったのは間違いない。

■安倍が設定した改憲アジェンダに躍らされる論客を「バカ学者ども」と

 それと、もうひとつ言っておきたいのは、井上先生の見方があまりにも“甘ちゃん”だということだ。井上は、村本への「愚民観を感じる」発言のあと、こんなふうに演説していた。

井上「すぐ国民投票って言うとヒトラーが云々って(言う人がいるけど、)あれは例外的ですから。ほとんどの国民投票はまともにやられてるわけ。それで、ここで一つ重要なことは、イギリスのEU離脱のあれもそうだけど、国民投票にかけるぞっていうアジェンダが設定されたらね、国民自身が自分たちが主権者としての選択を迫られてるんだと(自覚する)。普段無関心だった若者もパブで議論し始める。通りで議論し始める。家庭のなかでも喧嘩になるほど論議し始める。だから私はこれを、ちゃんとした課題として設定する。じゃあそれをいま、してこなかった。いきなり国民が改正発議して国民投票かけるのは実は国民投票の問題があって、期間が短いとかあるけど、今一番あれなのは広告放送、投票日の二週間前という制限しかなくて、それまでだったら広告いくらかけてもいい。これを変えなきゃいけないっていうのはありますよね。しかし、にもかかわらず、国民にこういうことを改正すると言って国民投票にかけるとなったら国民は真面目に考えるんだ。それを真面目に考えない。もうちょっといろいろ丁寧に説明してあげなきゃ(ダメなんだ)っていうのは、私は許しがたい愚民観だと思います」

 では、事実、いまの安倍政権が設定している改憲アジェンダとは何か。安倍首相は昨年5月に自衛隊を憲法に位置付ける“9条3項加憲案”を打ち出し、自民党はその首相案と9条抜本改正の“国防軍創設案”を並置して打ち出している。ようは、いきなりラディカルな9条改憲は無理だから、国民がなんとなく「自衛隊が違憲ってよくないかもね」と思うようなマイルドな案を見せて、改憲のための改憲をやろうとしているのだ。一方、成立から70年以上の歴史を持つ現行9条をそのままにするという“9条護憲案”は、完全に議論の端っこに追いやられている。

 そう。安倍政権がつくったアジェンダとは“3項加憲か2項削除か”という二者択一にほかならない。言い換えれば政権は、「主権者としての選択を迫られてるんだと自覚する」らしい国民の多くがそのどちらかを選ぶような状況へと巧みに追い込んでいるのである。そんな政権が仕込んでいる状況を考慮していない人たちが、いったいどうして、村本を「愚民観」などと言うことができるのだろう。

 だからこそ、戦後日本の9条を全面的に肯定し、いや、それ以上に原理主義的な9条護憲=非武装中立を俎上にあげる言論は、貴重であるということ以上に、選択肢を広げていて、「主権者としての国民の自覚」を促すに最も必要とされているものなのだ。村本の発言は、何も間違っていなければ、「無知」と攻撃されるようなものでもない。そう、念を押した上で、最後に番組終了後、沖縄・辺野古に飛んだ村本のツイートを引用して終わりたい。

〈おれが朝生で無知を怒られていたことに対しておれのツイッターをみて会いにきてくれて「僕も知らない、あの場で村本さんが聞いてくれて嬉しかったそれを伝えにきた」と言ってくれた。おい、バカ学者ども、お前達は街の人を知らない。みんな仕事がある。お前らは知で飯食ってるから知ってるだけ。〉(1月2日)

(編集部)


朝まで生テレビ 最新 2018年1月1日 三浦瑠璃・井上達夫など












http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/821.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 憲法板リンク:自衛隊で「わが国の存立をまっとう」 自民党が複数の改憲条文案を作成 (言葉遊びと印象操作?)
憲法板に投稿しました。

■自衛隊で「わが国の存立をまっとう」 自民党が複数の改憲条文案を作成 (言葉遊びと印象操作?)
http://www.asyura2.com/09/kenpo3/msg/496.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2018 年 1 月 02 日 21:05:46: N0qgFY7SzZrIQ kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/822.html

記事 [政治・選挙・NHK237] <孫崎 享氏>新年に思う。今次第に日本は戦争をする国への準備。 日米開戦で死者310万人余だし、責任をだれが問ったか。 



(孫崎享氏)★新年に思う。今次第に日本は戦争をする国への準備。
日米開戦で死者310万人余だし、責任をだれが問ったか。
今北朝鮮攻撃辞さず、敵基地攻撃を主張する人々は、
北朝鮮の報復攻撃をどう位置付けているのか。復活する無責任体制

http://www.twitlonger.com/show/n_1sqcpka
2nd Jan 2018  市村 悦延 · @hellotomhanks


1:先の戦争で多大な被害を出したが当時の責任者の誰が日本国民に謝罪したか

山川出版社の『詳説日本史』には次の記述がある。

「空襲での被害は家屋の全焼が約221万戸、死者約26万人に達し、

主要な生産施設が破壊されました」

「沖縄戦では日本軍の戦死者は5万5000名に達し、

一般市民も10万人以上が戦没した」

更に『資料太平洋戦争被害調査報告』(中村隆英編東大出版)は

次のように記述している。

「太平洋戦争における死者は厚生省の発表によると310万人余
(内軍人軍属230万人、沖縄住民を含む在外邦人30万人、
内地での戦災死亡者50万人)と考えられている。」

確かに東京裁判があった。しかしこれは戦勝国が敗戦国を裁いたものである。

では戦争開始の責任者が甚大な被害を与えたことに謝罪をしたのか。

責任をとったのか。

2:今無責任にまた軍事攻撃が当然だという声が出始めている。

 北朝鮮に対して、「軍事攻撃も辞さず」との空気が次第に強くなっている。

 北朝鮮の核兵器開発やミサイル開発の脅威が国際社会において

真剣に討議されたのは今が初めてではない。

1993年5月北朝鮮はノドンミサイルの発射実験を行い、

この時米国内で、北朝鮮への軍事攻撃が検討された。

北朝鮮のミサイル、核開発を放置すれば将来国際社会に深刻な脅威を与える、

従って今の内に潰しておこうというものである。

十分に合理性のある論である。

それが何故、実施されなかったか。

米国・韓国の北朝鮮への軍事攻撃があれば、

ソウルが文字通り火の海になることが懸念された。

ソウルの中心部から北朝鮮との軍事境界線までの距離は約30キロ、

長距離ロケット砲の射程圏内である。

今回北朝鮮への軍事行動がとられた場合、日本への報復攻撃が十分に想定される。

北朝鮮への軍事攻撃を主張する人々は「日本への攻撃の可能性」を

どの様に評価しているのか。

3:この関係で「敵基地攻撃」論が述べられ始めた。

この際の「敵」は北朝鮮である。

北朝鮮の「基地」は日本へのミサイルが配備されている基地への攻撃であろう。

今少なくとも200−300発日本を射程に収められるノドンが

配備されていると推定されている。

ノドンは山岳地帯に隠されて配備されたり移動式である。

この内何発のノドンを「敵基地攻撃」で破壊できるというのだ。

よくって数発だ。日本側から攻撃すれば当然北朝鮮は反撃してくる。

その被害を一体どう考えているのだ。

日本への被害に目をつぶり第二次大戦に突入していったと同じ思想で

北朝鮮に対応しようとしているのでないか。














http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/823.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 脇が甘い共同通信!兜の緒を締め直せ!  
脇が甘い共同通信!兜の緒を締め直せ!
http://85280384.at.webry.info/201801/article_24.html
2018/01/02 22:04 半歩前へ


▼脇が甘い共同通信!兜の緒を締め直せ!

 次の2つの原稿を比較して読んでもらいたい。どこが問題か分かるはずだ。

〇共同通信が1日夜に以下の記事を配信した。

法王が被爆写真の配布指示 長崎「焼き場に立つ少年」
詳しくはここをクリック
https://this.kiji.is/320557494940550241?c=39546741839462401

〇NHKが共同通信からの配信を受け2日午後、次のような記事を放送した。

ローマ法王 「これが戦争の結末だ」 長崎被爆写真配布を指示
詳しくはここをクリック
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180102/k10011277371000.html?utm_int=all_side_ranking-social_002

 この記事を比較して私はNHKに軍配を上げた。

 共同通信に記事には、法王が少年の写真とともに添えた「これが戦争の結末だ」というメッセージが抜けている。一番肝心な部分が書いてない。

 法王がわざわざ長崎の写真を取り上げた理由は何か?戦争の悲惨、残酷、地獄を伝えたかったからではないか。

 だとすると、「これが戦争の結末だ」の欠落は、致命的だ。ライターの視点、つまり記者の問題意識が希薄だと、表面をなぞるような原稿しか書けない。共同通信の完敗である。

 共同通信といえば、世界に知られた日本を代表する通信社だ。脇が甘い共同通信!兜の緒を締め直せ!


関連記事
「焼き場に立つ少年」の写真、ローマ法王が配布を指示(CNN)
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/806.html




http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/824.html

記事 [政治・選挙・NHK237] 横浜で炊き出しに参加する山本太郎さん。 高級ホテルでステーキ三昧のアベ一族。早く気づいてよ! 『無関心層』 

































http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/825.html

記事 [政治・選挙・NHK237] かつてないほど北朝鮮との核戦争に近づいている! :国際板リンク 
かつてないほど北朝鮮との核戦争に近づいている! 

http://www.asyura2.com/17/kokusai21/msg/556.html



http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/826.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2018年1月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。