年末。
恒例ということで「ビートたけしのTVタックル」では特番の「超常現象ファイル」が放送されました。昨年は、「人の心を読む」芸を売りにしている米人のマジシャンがでてきて、大槻教授と番組側の争いにまで発展したのですが、今年も今度はオランダからマインドスキャナーなる芸をもったマジシャンが参加、大槻との一騎打ちになった。
大槻教授は、昨年の放送で、人の脳内情報を外から詐取する技術を披露するアメリカ人が出演した際、インチキに居合わせた自分が黙認するような編集をされたことに怒り、インチキな番組の中止、もしくは製作者側の人選の一掃を求めて放送倫理委員会へ提訴したのでした。
どういう経緯でか、争いが落ち着き、今年はまたも類似企画にかかわらず大槻教授は番組に参加。私は昨年「大槻が納得いくように直接マジシャンと彼を対峙させろ」と書いたのですが、その通りにオランダ人の超能力者(マジシャン)に大槻本人が挑戦。彼のIpadのパスワードをオランダ人が念力で見抜くという形に番組が進行。大槻は紙切れにパスワードを書き、それを見えないところに保管している間に大槻の面前にたって手をかざしながらオランダ人は数字を超能力でゲット、見事に大槻のIpadにサイン・インしてしまった。
「大槻教授、信じますか?」
「ア・リトル」
おいおい、もういいよ、来年は「超常現象バトル」じゃなしに「ボケ老人vs海外詐欺師」にしたらどうだ。昨年は「関係者を番組から降ろす」とまでいって意気込んでいた教授はまんまと詐欺師にひっかかってしまっていた。
オランダ人が大槻教授のIpadにサイン・インできたのはパスワードを知っていたからであり、どうしてパスワードを知っていたかというと、大槻が書いた紙を読んだからである。じゃあ、なんで大槻はわざわざ紙に書いたりしたのか、そこが問題である。なぜなら書く必要など一つもないからである。答えはIpadに既に設定されているのだから後で答え合わせをするための証拠はそこにある。紙切れにわざわざ手書きすることは不必要であり、不必要だけに眉唾にしかうつらない余計な段取りであるのだ。
そこが、すぐさま指摘されるべきであるが、大槻教授も横に居たマコトちゃんもアホ笑いをして気付いていない。
約束どおり早稲田大学名誉教授の称号は返上するが、それまでにマジックのネタを暴く一か月が要る、などとずうずうしい言い訳をした大槻教授は、すでにブログにおいてその一か月猶予も含めた宣言をすべて破棄してしまった。いわく、「あれは紙に書いたパスワードをIpadの表面を使って映し読んだに違いない」と。大槻、まだ書く必要のないパスワードを言われるままに書いてしまったことが最大の失策だったという反省には至っていないようである。(チベよわ:私はトリックはそこではないと思う)
大槻は大学院を出てからずっと学校に生活の面倒を見てもらってきたわけで社会経験がないから、いろんなところで常識的な判断ができないでいる。このオランダ人クロースのマジックでは非常に大きな問題が起きているのだ。それは個人情報の詐取という犯罪である。どういうタネの手品であろうと、他人の情報を他人の情報だとわかって使用してIpadをアンロックしたことは現行犯の犯罪である。ここが問題である。番組のプロデューサーも逮捕だ。大槻は超能力のあるなしに捕らわれるあまりに非合法行為をまるで赤子のように許してしまったのである。横のマコトちゃんも新幹線で子供をしつけていないファミリー相手を恫喝するパフォーマンスはいいが👏詐欺師のガイジンが犯罪をはたらくのを見て見ぬふりをする間抜けな年寄である。
同じ種類の手品を使って披露できる芸などなにも個人使用のPCディバイスを使わなくてもいくらでもあるのに関わらず、わざわざ犯罪を想起させる・・・というか犯罪そのものである情報詐取のデモンストレーションを仕掛けるというのがいかにもテレビ朝日のしそうなことである。どうしようもないTV局がテレビ朝日であり、どうしようもないメディアの代表がアサヒである。
今年、私は便宜上の目的で、朝日新聞に携帯で無料登録したが、その次の瞬間から山のようなアップデイトで携帯機能が妨害されるまでに至った。メールアカウントが半日で一杯になるのである。これは無駄だと思い、登録解除。すると携帯の番号のほうに押し寄せる。「タダ読みするな」とばかりに猛攻撃をかける朝日電波にはもうブロックするしかない。すると数日してから今度はまたメールがきだす。そしてその後に届いた反日旗印のついたメールには「先日お届けしたメールは手違いでした」と謝罪の文面が。まるでホラー話だ。このキモさがアサヒである。
年末。
世間では、漫才コンビが披露したネタが政治風刺だとかいって話題になっている。Youtubeで動画をチェックしたらなんと、ほんとだね、Youtubeではその話題の動画があふれかえっていた。
漫才だが笑えない。でも別におかしくなくたって話が面白ければいい。インスピレーショナルであれば楽しみにするファンも増える。私が少し疑問に感じるのは、彼らに本格的な知識がないからでもなければ、芸才の深みがないからでもない。漫才というものの看板というか、十字架を背負ってないんじゃないか、とふと思ったのだ。
世の中に向かって、平和を訴え愛を唱え幸せを説く。それはそれでスバラシイんだけど、結局、結果として平和や幸福を導くために必要なレシピというものは憎悪であったり暴力であったり不和なのである。それを無視して綺麗ごとを並べながら嬉しい結果だけを願うのは白痴であろう。本物の平和主義者とは自らの死をもって暴力と心中できる心構えを持つものであり、真の博愛家というものは憎しみの境地を表現できる器の持ち主である。漫才師が本当に天命を知り十字架を抱えて生きていくのであれば、そして無知蒙昧な大衆に毒をはき批判したいのであれば、彼は愚か者を演じなければいけないのである。なにも背負っていないとフランキー堺になってしまうだろう。
「漫才とは風刺である」とフィロソフィーを常に口にだした横山ノック。彼は政治の世界に転向してからも笑芸の世界から身を引くことなく(全然面白くなかったが・・)、最後は自らが風刺の銃弾を全身に浴びながら政治家生命を失い、そして権威の正体をさらして漫才に捧げたのである。それが彼の計画した死に際であった。(天然ボケなので、計画については忘れていただろうが)
ま、また、モノホンの評論の持つ迫力をまざまざと見せつけてしまったチベットよわーであるが、私は年末、カルト板最人気の副島隆彦さんと一戦を交えたい。
最近、おやっさんは「モーセはエジプト人」だとか「アブラハムはアラム人」だとか根拠なき意味不明の与太書きに加え、またもや「ヒラリーはオランダ系ユダヤ人」というただ単に思い込みで何年も主張してきたこれまた根拠なき意味不明のガセネタを蒸し返すなど、妄想系陰謀聾者としての自己を再紹介するのに余念がないわけだが、それでも一つだけやけにシリアスで現実色のかかった予言をしている。
2018年4月に、米国と中国が一気に北朝鮮攻撃に踏み切りキム王国を壊滅させる。
というものである。よせばいいのに4月などという時期設定までしているサービス精神旺盛な妄想先生である。
私はその可能性がないことを予言する。アメリカは先制攻撃がしたくてもできない。核戦争のリスクを背負いながら開戦するには911以上の巨大なインパクトのある攻撃を受けたうえでの正当防衛しかない。残念ながら北は38度線を越えて攻め込んでくる計画はここ1,2年で放棄している。トランプをはじめとした共和党の首脳部が「いらっしゃーい」とやってもキムは攻めてこない。攻めたくても攻められないのである。当たり前だ、中露はトランプにくぎをさされたし、核兵器など持っていないのだから。プロペラのついた弾頭ミサイルは川合俊一のブロックで能登半島沖に沈む、中からでてくるのはコーヒー牛乳だ。キムは妄想という最終兵器を抱えて籠城する自閉症の患者であり、同じくらい頭の痛い副島は戦争が待ち遠しくて仕方のない病気である。