急に動き出した地検特捜部 何か引っかかる!?
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2017/12/14 23:43 半歩前へ
▼急に動き出した地検特捜部 何か引っかかる!?
東京地検特捜部が、スパコン詐欺事件で華麗なる政界人脈を誇るベンチャー社長を逮捕。続いて今度は財界の「安倍応援団」肝いりのリニア建設工事の不正入札容疑で、ゼネコン大林組に強制捜査のメスを入れた。どちらも安倍政府絡みの案件だ。
日刊ゲンダイは「“鬼の特捜”復活か」と期待を膨らませる。だが、私は素直に喜ぶ気にならない。のどに魚の骨が引っかかった感じで、どうもしっくりこない。
これまで安倍政府はモリカケ疑惑に見られるように、「臭いモノにフタ」と権力にモノを言わせて押さえつけて来た。それが、なぜ今、地検特捜部が活発に動き出したのか?
もしかして、モリカケ疑惑から国民の関心をそらすための陽動作戦ではなかろうな?
森友学園への国有地の激安払い下げは、安倍晋三夫婦と籠池泰典夫婦の「深い関係」が最大の軸だ。信じられない値段で国有地の払い下げが可能にしたのは「あの女」の口利きがあったからだ。
一方の当事者である籠池泰典は国会の証人喚問に応じて証言した。だが、もう一方の当事者は逃げ回って国会での証言を拒否し続ける。やましいことがないなら堂々と出てくるべきだが出てこない。野党の追及を受け、立ち往生し、真実が発覚するのを恐れているのだ。
加計疑惑もしかり。「総理の意向」とやらで、あり得ないことが次々実現した。200億円近い公的資金が、聞いたこともないような学園に補助金プレゼント。
安倍首相が自ら腹心の友と呼ぶ学園理事長は、「安倍クンに年間1億円ぐらい使っている」と公言してはばからない。一体これはどういう意味なのか?
野党の質問時間まで削って、追及を避けようとしたモリカケ疑惑。なぜ、そこまで追及を怖がるのか? 加計疑惑では加計孝太郎を国会に呼んで話をさせるべきだと国民が要求。だが、安倍自民党は頑なに拒む。理由は何か?
安倍晋三が逃げれば逃げるほど疑惑は深まるばかり。そうした中で突如、動き出したのが特捜部によるスパコン疑惑とリニアの強制捜査だ。どうも腑に落ちない。何か引っかかる。 (敬称略)