かつて洋介山というヘビー級並みの見事な身体つきをしたボクサーがいて、度々、久米時代のニューステでも取り上げられたことがある。高校時代に電車の中であるトレーナーに見初められ追いかけられ口説かれてボクサーの道に入った。当初、良い成績を収めていたようだが、その後はパッとしなかったか姿を消した。
興味深いのはトレーナーによる体の鍛え方である。なんと屋根の雪下しに洋介山を引っ張り出しその作業をさせるのである。その映像も出た。今から思うと、わざわざ足場の悪いところで身体を使うことで普段使わない(リング上では鍛えられない)筋肉を造っていたのではないかということ。これが熾烈な試合で力を発揮することもあったのではないかと推測されるのである。
トレーナーの目の付け所が非凡であった。
相撲取りやサッカー選手の候補者も雪国にトレーニング兼ボランティアで雪下ろしを手伝うと良いと思う。相撲取りも入門時には体重も普通人とそう変わらないはずだから屋根に上っても踏み抜くことはないだろう。
武道やスポーツを目指す少年・少女はは身体造りの発想を転換しこんなプリミティブな方法を採ったらいかがであろうか。これはスポーツ・武道ばかりか一般人の身体造りにまで広がるのが望ましい。普段の生活でも何かにぶつかりそうになった時、咄嗟に体をひねり難を逃れるなど、さまざまな余得だあると思う。
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