海底で大地震察知、新幹線を素早く停車 JR3社が導入
http://www.asahi.com/articles/ASKBZ53Q0KBZUBQU01C.html
2017年10月30日19時44分 朝日新聞
新幹線の地震対策に採り入れられる防災科学技術研究所の海底観測網(防災科研提供)
記者会見で、新幹線の地震対策に採り入れられる海底の地震観測網の仕組みを解説する青井真・防災科学技術研究所地震津波火山ネットワークセンター長(右)=東京・霞が関の文部科学省
遠方地震計の改良イメージ図=JR東海提供
海底地震計で新幹線を素早く停止させる仕組み
南海トラフ巨大地震など海域で発生する大地震時に新幹線を素早く停車させるため、JR東日本、東海、西日本の3社は、海底の観測網でとらえた地震データを使ったシステムを導入する。これまでより10〜30秒早く止められるという。30日発表した。
新幹線が高速で走っているときに強い揺れに襲われると脱線する恐れがあり、できるだけ早く停車する必要がある。これまでは、線路から離れた場所に置かれた地震計や緊急地震速報などを活用してきたが、陸上のデータに限られていた。
このため、防災科学技術研究所が北海道―四国の沖合の海底に設置した約200の地震計のデータをJR3社が共有。海域で発生する地震をいち早く捉え、強い揺れが達する前に減速できるようにする。現在と比べ、JR東で最大20秒、東海で30秒、西で10秒早く停車できるようになるという。
まず11月1日からJR東の東北新幹線の東京―福島周辺と、上越新幹線の東京―熊谷周辺を対象に運用を始める。JR東海と西は2019年春ごろから同様の仕組みを稼働する予定。(竹野内崇宏)
今までより10〜30秒早くなるというのは、結構大きい印象。完全停止に至らなくても、早く減速できれば被害は軽減できるはず。
— 佐々木英輔 (@sasaki_eisuke) 2017年10月30日
海底で大地震察知、新幹線を素早く停車 JR3社が導入:朝日新聞デジタル https://t.co/SrYCsU5Jb6
これは役立つ。口悪く言えば、焼け太りで作った観測網が役立ちそうでよかった、ということだろう。ただ、なくても東日本大震災で東北新幹線の深刻な事故はなかった。朝日新聞デジタル:海底で大地震察知、新幹線を素早く停車 JR3社が導入 https://t.co/o1wBmyT4mI
— 黒沢大陸 (@k_tairiku) 2017年10月30日