狂乱相場 「人気20銘柄」はいくらまでなら買っていいか?
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2017年10月19日 日刊ゲンダイ
2015年以来の連騰(C)日刊ゲンダイ
株式市場は連騰記録に大騒ぎだ。日経平均は17日まで11日続伸し、前日比26円高の2万1363円で引けた。2015年6月以来の12日連騰、過去3位タイの記録だ。
株価は1996年11月以来となる高値圏に突入。約21年ぶりの“狂乱相場”に市場は酔いしれている。
「15年は12日間で999円の上げ幅でした。今回は、すでに1000円を超えています。上昇の勢いは15年を上回っています」(市場関係者)
9月29日〜10月17日の上昇幅は1051円に達した。衆院の解散観測が本格化した9月半ばからだと1400円を超える上げ幅だ。
「さすがに過熱感は出てきましたが、市場は2万2000円を意識し始めています。来春の2万3000円という声も聞こえてきました」(IMSアセットマネジメント代表の清水秀和氏)
今月下旬にスタートする18年3月期の中間決算(4〜9月)発表は2ケタ増益が見込まれている。株価を押し上げる材料だけに、兜町の期待は高まるばかりだ。
「日経平均が約21年ぶりの高値ということは、個別株も20年来の高値をつけて不思議はありません。その視点で見ると、上昇余地の残っている銘柄はたくさんあるのです」(証券アナリスト)
そこで、最近の出来高上位にランクインしている人気株を中心に、96年12月以降の高値を調べた。みずほFGのきのうの終値は199.8円だったが、高値は06年4月の1030円だ。現状から5倍の水準となる。同じく三菱UFJFGは2.5倍以上、野村HDは5.3倍だ(別表参照)。
「金融株は経営環境がガラリと変わっているので、高値接近は厳しいでしょうが、たとえば三菱電機は20年来高値をすでに更新しています。いまの狂乱相場を考えれば、高値を突き抜ける銘柄が続出してもおかしくありません」(市場関係者)
過去10回の衆院選では、投票日直前と1カ月後の日経平均を比較した場合、7回が値下がり。10・22総選挙後に株価はいったん調整するかもしれない。そこが絶好の「買い場」となりそうだ。
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— newsまとめ (@news17yasato) 2017年10月18日