21年ぶり高値圏 熱狂相場は株価上限「2万2936円」の根拠
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2017年10月15日 日刊ゲンダイ
この水準は序の口?(C)日刊ゲンダイ
株式市場の熱狂が続いている。年初来高値を連日更新し、13日まで9日続伸だ。13日の日経平均は節目の2万1000円をアッサリと抜き去り、前日比200円高の2万1155円で引けた。1996年12月以来、約21年ぶりの高値圏に突入している。
衆院の解散報道が本格化した9月半ばに比べ、株価は1カ月間で1200円以上も上昇。さすがに過熱感を指摘する声は出てきたが、大和証券は12日に「2万1000円接近はバブルにあらず」というリポートを発行。96年に比べ、投資指標の割安感が高いと指摘した。
<96年12月の日本株の予想PERは38・8倍とバブル期の余韻を引きずっていたが、17年10月は14・4倍と96年の3分の1の水準に過ぎない>
現在、NYダウのPERは19倍前後ある。日本株はNY市場に比べ間違いなく割安水準だ(PERは低いほど割安)。株式アナリストの櫻井英明氏が言う。
「しばらく上昇傾向は続くでしょう。ただし、日経平均には値動きの限界があります。昨年末の株価と比較し、上下2割が限界ゾーンといわれます」
昨年末(16年12月末)の日経平均は1万9114円だった。ここから2割アップの2万2936円が限界値。見方を変えれば、2万3000円付近まで上昇する可能性があるのだ。
「投資すべきは衆院選で注目を集めている教育無償化関連です」(株式評論家の倉多慎之助氏)
子会社が保育サービスを手掛ける東海染工や、保育園運営大手のJPホールディングス、グループで学童保育に進出する東急電鉄などだ(別表参照)。
米ゴールドマン・サックス証券は自民勝利を念頭に、「ウーマノミクス」に着目した。総菜や中食が人気を集めるとし、総菜のトレーで知られるエフピコや、冷凍食品のニチレイなどをピックアップしている。
「出遅れ感の強い商社や海運も値上がり期待が持てます」(証券アナリスト)
今から仕込んでも十分に間に合うお宝株だ。
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