イラクのクルド自治政府の住民投票 トルコが批判/nhk
6月10日 4時44分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170610/k10011012891000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_013
イラク北部にあるクルド自治政府がイラクからの独立の賛否を問う住民投票の実施を決めたことについて、隣国のトルコは自国内のクルド人への影響を警戒して「重大な間違いだ」と批判し、住民投票をめぐって地域の緊張が高まることが懸念されています。
イラク北部のクルド自治政府は7日、イラクからの独立の賛否を問う住民投票をことし9月25日にクルド人自治区や中央政府と管轄権を争う地域で実施すると発表しました。
クルド人は、イラクのほかトルコやイラン、シリアにまたがって暮らしていますが、イラクの隣国のトルコ外務省は9日、声明を出し住民投票について「重大な間違いだ」と強く批判しました。
その理由として、イラクの領土の一体性を守ることは地域の平和や安定にとって欠かせないと強調し、住民投票が自国内のクルド人の独立の動きを刺激しかねないことに警戒感をにじませました。
クルド自治政府は、住民投票で「独立」の賛成が多数になっても一方的な独立宣言はせず、イラクの中央政府と協議していくとしていますが、イラク国内でも住民投票には反発の声が上がっており、今後、民族間の対立が再燃することや地域の緊張が高まることが懸念されています。
http://www.asyura2.com/17/kokusai19/msg/634.html