「拉致問題」に名を借りたヘイトスピーチとデモ
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2017/04/24 23:16 半歩前へU
▼「拉致問題」に名を借りたヘイトスピーチとデモ
議員だがジャーナリストでもある有田芳生さんが「拉致問題」に名を借りたヘイトスピーチとデモを糾弾した。
めぐみさんの父で拉致家族の横田滋さんが「在特会、あれダメですよ」「ああいう人たちが拉致問題でデモをすると国民に誤解されるだけです」と嘆いたという。
私も北朝鮮によるめぐみさんたちの「拉致」は許せない、ご両親に姿を見ていると胸が張り裂ける思いだ。拉致家族のみなさんがなぜ、右翼と“連携”しているのかといぶかっていた。
有田さんの投稿で横田滋さんの気持ちが分かり少し安心した。
それにしても「私の内閣で必ず拉致家族を取り戻す」と断言した安倍晋三を許せない。安倍政府は今日まで何をしてきた?口先のリップサービスだけではないか。「拉致問題」を売名行為に利用するほど見苦しいことはない。
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有田芳生さんの投稿を紹介する。(原文のまま)
まずはツイッターに書いたことを再掲しておきます。
横田滋さんはかつてわたしにこう語りました。「在特会、あれダメですよ」「拉致問題のデモで、東京湾に叩き込めと叫び、問題になったあと、講演を頼んできました。もちろん断わりました」
「めぐみの写真は絶対使わないで欲しい。ああいう人たちが拉致問題でデモをすると国民に誤解されるだけです」。
滋さんがいつもの笑顔で「あれ、ダメですよ」と語ったのは、銀座ライオンで行われた拉致問題の催しのときでした。
会場をあとにするぼくに向って、聞いたわけでもないのにそう言うのでした。ヘイトスピーチ問題に取り組んでいることを知っていたからでしょう。
差別主義者たちが「拉致問題」を利用してデモを行った日曜日の午後。新宿は騒然としていました。
歌舞伎町から伊勢丹横を通り、さらに新宿駅までデモコースとして認めた警視庁新宿署には怒りを感じています。
2020年にオリンピックを迎える東京として、このデモコースを認めた警視庁にオリンピック憲章の精神はまったくありません。
写真を見てください。警察が「拉致」で偽装したヘイトスピーチ常習者たちを守っているではありませんか。
カウンターは深化しているなと思ったのは、デモの事前から最後まで、これが欺瞞的なデモであることを冷静に告知している人たちがいたことです。
昨年の岡山(4月17日)でも行われていたことが東京でも実現したのです。おそらく各地でも行われているのでしょう。
ツイッターで何人もが書いていましたが、「拉致」で偽装しても、あのデモの下品さです。「これがヘイトスピーチをしている連中なのか」という声が多く聞かれました。
外国人の驚いた顔も印象的です。横田滋さん、早紀江さんたち拉致被害者家族が気の毒でなりません。(2017/4/23)
http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/635.html