仏大統領選 新聞各紙は2人の激戦予想/nhk
4月24日 19時23分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170424/k10010959711000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_001
23日に投票が行われたフランスの大統領選挙は、中道のマクロン前経済相と極右政党のルペン党首の2人が来月の決選投票に進むことになりました。開票から一夜明けた24日、フランスの新聞各紙は「2人は既存政党以外の候補であり、前代未聞だ」などと伝え今後、2人による激しい選挙戦が予想されるとしています。
23日に投票が行われたフランス大統領選挙は、開票作業が続いていて、内務省によりますと、集計率97%の時点で、中道でEU支持派のマクロン前経済相が852万票余りで得票率が23.86%、極右政党・国民戦線のルペン党首が765万票余りで21.43%で、2人が来月7日の決選投票に進むことになりました。
開票から一夜明けた24日、フランスの新聞各紙のほとんどは1位となったマクロン氏の顔写真を一面に掲載していて、このうちパリジャン紙は、「決選投票に進む2人は既存政党以外の候補であり、前代未聞だ」と伝えています。
また、右派系のフィガロ紙は、「中道右派・共和党のフィヨン元首相が決選投票に進めなかったことは右派にとって歴史的な敗北だ」と伝え、これまで政権を争ってきた伝統的な右派でも左派でもない政党の候補が勝利したことが極めて異例だと指摘しています。
このほか左派系のリベラシオン紙は「ルペン氏が決選投票に進んだことで、フィヨン氏や社会党のアモン氏はルペン氏阻止を呼びかけている」として、1回目の投票でより多くの票を得たマクロン氏が決選投票でも優勢だという見方を伝えています。
ただ、決選投票に進めなかった候補者の支持者らが誰に投票するのかについては不確定な要素が多いとの見方もあり今後、2人のあいだで激しい選挙戦が予想される状況となっています。
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