誰も気がつかない間に次々、閣議決定!
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2017/04/17 22:28 半歩前へU
▼誰も気がつかない間に次々、閣議決定!
「わが闘争」(マインカンプ)は、ヒトラーの死後70年を経た2016年1月1日、発禁解除となった。ホロコースト、ユダヤ人大量虐殺への導火線となったヒトラー著の「わが闘争」の解禁に当たってはドイツで賛否両論の大論争になった。
悲惨な歴史の教訓、反面教師として理解することも必要だろう。だが要注意。扇情的な一部の内容を引用してネオナチなど過激思想を助長する恐れがあるからだ。
一定の判断能力を要する社会人が個人的に購読するのは自由だが、無垢な児童・生徒の教材として使うのには危う過ぎはしないか? 私は反対だ。「わが闘争」は「猛毒」を含んでいる。余りに危険過ぎるからである。
そんな問題の書、「わが闘争」を、安倍政府は学校教育の現場で「教材」として使うことを容認した。しかもご丁寧に内閣で閣議決定した。世界に例をみない愚かな振る舞いである。
ドイツでは、実に戦後70年間も出版することさえ硬く禁じたいわく因縁付きの「危険な書」である。オランダやオーストリアなどではいまだに禁書だ。
悪名高き「わが闘争」の使用を、国民の前でまともな議論もないまま、知らないうちに闇から闇へと一部の者だけで勝手に決めた。持ち回り閣議で決めたと知り仰天した。
「教育勅語」に次ぐ安倍内閣の狂気。本当に戦争が廊下の隅に立っている気がする。
そう言えば、麻生太郎がナチス・ドイツを引き合いに2013年8月にこんなことを言った。
「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」
安倍政府の戦前回帰はもう止まらない。