「福島の青年の甲状腺がんの手術のご報告です。」
(河野美代子のいろいろダイアリー 2017/3/16)
http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-e998.html
先日皆さまに再度お願いした(http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-4af4.html)甲状腺がんの福島の青年へのカンパ、皆様ありがとうございました。中島さま、今城さま、久保田さま、ますださま、数名の匿名の方、それから、お名前の所に、「フクシマ子ども支援の会」と書かれました方(もしかして、宛先と間違えて書かれたのかもしれません)、本当にありがとうございます。よろしければ、匿名の方、名前を間違われたかもしれない方、ご支援を戴いたことをお電話かメールでお知らせくださいませ。
平木の電話は080-2893-5502
メールは、kaor_h@yahoo.co.jp (rとhの間に下の線_があります。)
とりあえず、今日まで皆さまに頂いたご支援を、平木からお父様にお渡しいたします。心から感謝申し上げます。
その青年ですが。昨日、二回目の手術が行われました。なんと、4時間半を超える大手術でした。残りの甲状腺すべてと、周りに拡がっているリンパ節をすべて丁寧に取って頂いたそうです。
術後、麻酔がさめる時の彼の苦しみ様が大変で、可愛そうで、と、お父様が涙ながらに話して下さいました。
彼は、これから一生甲状腺の全くない生活になります。その上にがんの再発におびえながら。どうぞ、これ以上広がることがありませんように。元気に彼の人生を全うされますように。祈るような気持ちです。
そもそも、原発事故の時中学生だった彼は福島県の甲状腺の検査を二回受けています。その二回とも、全く異常なしと判定されていました。ところが、彼の妹の二順目の検査で沢山ののう胞があると判定されたのです。驚いた両親は、どこか他でも検査をしてほしいと全国探し回りました。でも、甲状腺学会の山下俊一氏の名で、「福島の子どもの甲状腺の検査は福島でするので、検査の依頼があっても、それを受けないように」という通達が全国の甲状腺学会に入っているドクターに回っていました。そのためか、なかなか検査をしてくれるところはなく、それでも、やっと北海道に検査をしてくれる医師がいるとの情報で、家族みんなで北海道に行き、検査をしてもらいました。その時、お兄ちゃんも診ておきましょうかと言われ、それで「これは、大変 」ということになったのです。
新ためて、東京の、福島県立医大と提携している大きな甲状腺専門の病院で検査を受けると、なんと、その時には、もう「リンパ線に転移している」甲状腺がんであると診断されました。その半年前には、福島県の検査で異常なしと言われていたのにもかかわらず、です。では、その病院で手術、治療をしてほしいと頼むも、それはできない、福島県立医大で受けるようにと拒否をされたと。
そして、全国の病院探しをされたということです。そんないきさつがありました。以上、お父様から書いていいと言われた範囲でのお知らせです。
そもそも、異常なしと言われた半年後にもうリンパ節に転移までしており、その上、初めっから「原発の放射線のせいではない」と言い続けている福島県立医大で治療をしたくないと思われる気持ちは全くよわかります。何とか少しでも彼とご家族を支えたいと思います。
それにしても。今の国会の状況を見て、あまりのひどさに愕然とします。いつから、日本はこんな情けない国になったのでしょう。あの、オリンピック誘致のプレゼンで、福島の放射線は全く心配ない「アンダー コントロール」と言った安倍首相の顔は忘れません。よくもまあ、こうぬけぬけと嘘を言って。首相からしてこうなのですから。国会でその首相が任命した稲田氏が嘘を言っても平気であるというのも、当然かという気がします。
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産婦人科医の方のブログです。
本当にひどい話です。
福島県立医大および提携している病院は全く信用ができませんから、
決して治療に行ってはいけないということですね。
彼らの最優先事項は放射能汚染による被ばく被害をいかに小さくみせるか、
ごまかすかであり、その目的のためには何人死のうが全く気にしません。
そんなところで治療すれば落さなくてもよい命まで落とすことになります。
これからは良心的な病院、医師を選ぶことが生き延びるための必須条件です。
(関連情報)
「甲状腺がん「地域ごとの詳細なデータ分析が必要」と全摘の男性 まさのあつこ(ジャーナリスト)」
(阿修羅・赤かぶ 2016/8/28)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/381.html
「福島の子供のがん多発はやはり原発事故が原因だった! 統計学の専門家が証明、
原発推進派の「過剰診断」説は嘘(リテラ)」 (阿修羅・赤かぶ 2016/8/11)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/293.html
「<甲状腺癌>原発事故当時15歳女性の証言 (documentingian)」 (拙稿 2016/6/11)
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/824.html
「福島・見捨てられた甲状腺がん患者の怒り(女性自身)」 (阿修羅・赤かぶ 2016/4/24)
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/542.html
「原発事故直後に甲状腺ガン 20歳女子の悲痛な日々 2度目の手術も、リンパや肺に転移。
弟2人も甲状腺にのう胞が…フライデー」 (阿修羅・赤かぶ 2015/9/12)
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/799.html
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/780.html