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2017年4月14日23時42分 〜
記事 [経世済民121] 円高株安と地政学リスク・日米経済協議を読み解く(植草一秀の『知られざる真実』)
円高株安と地政学リスク・日米経済協議を読み解く
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/post-c56f.html
2017年4月14日 植草一秀の『知られざる真実』


4月6日にトランプ大統領がシリアへの空爆を決定し、実行に移されたことを契機に「地政学リスク」への警戒が強まっている。

とりわけ日本の株式市場では不安心理が強まりつつある。

ドイツの株価などはほとんど影響を受けていない。

日本株価に下方圧力がかかっているのは、地政学リスクへの警戒とともに、為替市場で円高=ドル安の流れが強まっているためである。

「有事のドル買い」

と言われることが多いが、現在の金融市場で観察されているのは

円高・ドル高の進行である。

各種要因で米国長期金利が低下し、

米ドルが下落。

リスクオフの資産選択として

株式から債券へのシフト

が生じ、

さらに、米国のトランプ大統領が

「ドルが高すぎる」

の発言を繰り返した。

これらの事情を背景に円高=日本株安の反応が生まれている。

詳しくは、

『金利・為替・株価特報』2017年4月17日号

http://www.uekusa-tri.co.jp/report/index.html

をご高覧賜りたい。

米国の為替政策がドル安とドル高のどちらを指向しているのか。

判断がつきかねる要因がある。

財務長官に就任したムシューニン氏は

「強いドルは中長期的に米国の国益」

と発言している。

他方で、トランプ大統領は

「ドルが高すぎる」

の発言を何度か繰り返している。

4月12日にも、経済紙のインタビューで「ドルが強すぎる」と発言し、これが為替市場でのドル安反応を生んでいる。

トランプ大統領は大統領選のさなかから、米国の貿易収支赤字を問題にしてきた。

マクロベースで言えば、貿易収支赤字、経常収支赤字が大きいということは、国民の所得以上に国内支出が行われていることを意味する。

日本などは対外収支が黒字であるから、国民の稼ぎと比較して国内での支出が小さいということになる。

国内で余ったお金は最終的に海外に融通される。

日本の場合、余ったお金を米国国債などに流出させているが、こうした対外金融資産は円高が進行すると目減りする。

つまり、米国は少ない所得で贅沢な支出活動を行い、日本は多い所得でもつつましやかな支出に留めていることになる。

そして、余剰の資金を米国に融通しても、結局円高でその価値がなくなってしまう。

どちらが賢い生き方なのか。

考える必要がある。

これらの分析はさておき、4月17,18日に日米経済対話が始動する。

米国からはペンス副大統領をヘッドに、ウィルバー・ロス商務長官などが来日する。

マクロ経済政策、経済協力、貿易枠組みの3つの部会が構築されると伝えられている。

フロリダでの日本の首相と中国の主席への対応ぶりを見ると、米国は日本を完全に下に見ている。

「対等の対話」とはかけ離れた位置付けにある。

トランプ大統領は、日本にさらに大きな経済協力を貢がせ、他方、米国の要求だけを呑ませる日米貿易協定の締結を迫ってくる可能性が高い。

これを呑ませるために「円高圧力」をブラフとして活用しているように見える。

日本はTPPのような国益喪失の交渉をするべきでない。

TPPよりもさらに国益を上納する日米2国間協定の締結を断固拒否するべきである。

しかし、安倍首相の対米隷属姿勢を見る限り、極めて危うい情勢が存立している。

TPP阻止に向けて活動を展開してきた

「TPPを発効させない!全国共同行動」

https://nothankstpp.jimdo.com/

は日米経済交渉日程に合わせて、首相官邸前で官邸前アクションを実行する。

1人でも多くの主権者が参集して、安倍政権による国益喪失の対米朝貢外交を阻止するために声を上げなければならないと考える。

「日米経済協議に異議あり!官邸前アクション」
時:4月18日(火)18時〜19時30分
所:首相官邸向かい(国会記者会角)


http://www.asyura2.com/17/hasan121/msg/130.html

コメント [政治・選挙・NHK224] 天皇陛下が世界支配層に送られた親書が効き目を発揮、安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相の国際的信用は、ガタ落ちだ(板垣) 笑坊
10. 2017年4月14日 23:42:45 : uURDb4taMM : b1euI75caXo[1]
辻元仲良しの勝谷誠彦著書の怒れるおっさんに右翼笹川との関係が仄めかされていた。
http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/169.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK224] 民進のゴタゴタが、また始まってきた。(かっちの言い分) 笑坊
4. 一主婦[2172] iOqO5ZV3 2017年4月14日 23:43:00 : 1Kw9HRFHJI : 8nTxYn3v8SQ[83]
>>1 ljTtOtT4hxU[2]

こらこら、ID使い捨ての若い番号の「軍師」連呼さん。
貴方のお仕事は「自民党から第二自民党への政権交代」を画策している、アチラ側の使い捨ての仕事人様なのでしょう?いい加減にしなさいよ。みっともない!


民進党が批判されるのも、支持率が上がらず低下するのも、れっきとした原因があるからなのよ。そんな、大げさな「官邸」なども、ナンモ関係なし。「軍師」などと言う造語も止めなさい。貴方こそ、その画策の手下でしょう。私達元民主党支持者は、裏切られた民進党を「改心」させる為に批判しているのよ。自覚も反省も無いのではとても民進党に投票できませんからね。それは当然の事。当たり前の批判をしているまで。


>繰り返しますがそれをことさら書き立てるのは官邸の謀略です


↑、バカな事を繰り返さなくても宜しいわよ。
官邸の策略????ナント大げさな、そんな妄想は止めなさい。笑われますよ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/193.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK224] 天皇陛下が世界支配層に送られた親書が効き目を発揮、安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相の国際的信用は、ガタ落ちだ(板垣) 笑坊
11. 2017年4月14日 23:44:50 : uURDb4taMM : b1euI75caXo[2]
正しくはP85。
http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/169.html#c11
記事 [経世済民121] OECDによる対日経済審査報告書(在野のアナリスト)
OECDによる対日経済審査報告書
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52935136.html
2017年04月14日 在野のアナリスト


米NBCテレビが米情報機関当局者の話として、北朝鮮が核実験をすると確証が得られれば先制攻撃、と報じました。今はまだ口先による抑止目的とみられますが、正直トランプ政権の意図が、どこまでを目的としたものか? よく分かりません。本気で武装解除させる気なら、攻撃できる機会を狙っている、ともいえます。

そんな米国がアフガンのISに大規模爆風爆弾(MOAB)を落としました。核兵器を除くと最強、などと喧伝されますが、通常の炸薬だと量の違いしか威力の差は生まれない。どうも実験映像をみると、上方向に広がるはずの爆風の威力を下、及び水平方向に向けることで、威力を増しているとみられます。しかし後方は爆風を逃がさないよう重りになるため、ジェットエンジンを搭載できず、自由落下させる方式にしています。そうなると上空まで輸送するしかなく、対空防衛能力が低い相手にしか使えない。言うほど北朝鮮への抑止効果が働くとは思えません。塹壕にこもるテロリスト向けの兵器、でしかないのでしょう。

経済協力開発機構(OECD)のグリア事務総長が来日し、対日経済審査報告書を発表しました。日本経済の見通しはGDPが17年に1.2%、18年に0.8%。消費者物価は17年に0.9%、18年に1.1%。消費税の引き上げ、年金支給開始年齢の引き上げ、マクロ経済スライドへの移行、金融緩和は維持。驚くぐらいの財務省の代弁ぶりで、そんな増税してどうして成長するの? という点がまったく不明です。

雇用に関しては正規の雇用保護を緩和、非正規の待遇改善、最低賃金の引き上げも求めますが、そうしたものは遅々としてすすまず、しかも働き方改革はすでに議論も終盤であり、現状で決まっている程度では景気押上げ効果もないでしょう。毎年、当たらないと有名な報告書なので、見るべき価値もないのかもしれませんが、これが財務省の代弁であるなら、日本経済が見るべき価値もないとみなされても、致し方ないのかもしれません。政策担当者が何もわかっていないのですから。

16年10月時点の人口推計もでましたが、外国人を含む総人口は、前年より16.2万人減で、かつ高齢者の割合が27%を超えました。つまり今後ますます拡大する購買層である高齢者の年金を抑制し、購買力を落とす。また人口減で雇用確保のため、正規社員を増やす流れにあるのに、非正規の待遇を改善して正規の待遇を厳しくする。やっていることが逆、滅茶苦茶であって、これで日本経済が活況を呈すなら、それは海外でバブルがおき、それに引きずられるという小泉政権時代の再来がない限り、無理といえるのでしょう。内需は犠牲にして外需に頼れ、この報告書からはそうとしか読み解けません。

財務省出身の黒田日銀総裁の行った金融政策も支持。もう限界か? 地銀などに悪影響が出ており、再編が起きるともいわれているのに、です。OECDは一体何を見ているのか? 財務省の下書きしか見ていない、ということかもしれません。そして財務省が何をみているか? それが安倍政権への忖度。安倍首相が気持ちよくなるよう、海外の権威をつかって安倍ノミクスは成功とのお墨付きを与える。このタイミングで高い経済成長、脱デフレを示したことは、まさにそういう意味になるのでしょう。

モアブとは、古代の死海の東にあった国であり、イスラエルとは度々諍いをおこした、と聖書には書かれています。モアブが実戦配備され、使用された。その能力を考えると、重りによって上への爆風を抑えられ、横方向に広がってより打撃を与える。もしOECDの報告書通りにしたら、日本経済にもモアブが落とされたような、そんな被害がでることになるのかもしれません。マクロ経済スライドどころか、真っ黒経済にスライドしていく日本。横方向への広がりを爆風ではなく、恩恵にしていかない限りは、成長も物価上昇もない、といえるのでしょうね。

http://www.asyura2.com/17/hasan121/msg/131.html

コメント [政治・選挙・NHK224] 「世界が警戒する日本の「極右化」?私たちはいま、重大な岐路にいる」〜国体思想とは何かを知る WEST君
1. 2017年4月14日 23:46:42 : 61BqBBFXiU : OIE8VrzKYTM[29]
市場原理主義と社会民主主義と国家社会主義の3つの選択肢があって
格差の拡大と反共志向の結果、消去法で最後の一つが残ったんだよね

元に戻すには格差の是正と社会民主主義の復権だろうけど
残念なことに無理っぽい
http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/199.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK224] <米を止めろよ>自民・伊吹元衆院議長「アメリカが北朝鮮に先制攻撃したら、反撃は日本にもくる覚悟を」 赤かぶ
32. 2017年4月14日 23:46:50 : canPy9DPmE : 3ax2tYMamdg[8]
>>27

20にある通り、安倍があほな発言をして
9条のお札も無効になったということだよ。
わからないかな?

安全保障で一番大事なことは敵を作らないことなんだよ。
いわば目立たないことが大事。

ところが安倍は目立ちたがり屋で世界のあちこちで問題発言の連続。
おかげでISに日本人が殺されるは、中国に嫌われるは、
北には目をつけられるは、
日本の安全にとってやってはいけないことばかりする。


http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/174.html#c32

コメント [政治・選挙・NHK224] 民進党・自由党・社民党が3党合流を視野に協議!小沢一郎代表「結集する必要がある」 赤かぶ
41. めんたいこ[1323] gt@C8YK9gqKCsQ 2017年4月14日 23:47:43 : tcF0Hwn5g2 : V9gvpYazeeg[97]
>>7
>ナメクジとミミズとウジムシが一緒になって
 何になろうと言うのかね。
 気色が悪い!

ったく、自民党+公明党+維新は気色が悪い。揃いも揃って悪党どもが。

拙者は、毒ヘビとひょうもんダコと毒ムカデのイメージだったが成る程

ですね。


http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/171.html#c41

コメント [政治・選挙・NHK224] 百田直樹のチキン振りに唖然! DV夫の論理そのままじゃんかよ  赤かぶ
7. 2017年4月14日 23:48:34 : qZcDFbzcmo : 64FNMliTy8g[23]

売国議員と売国文化人とその支持者が

図星つかれて発狂しているようですね
http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/194.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK224] 「お前が北朝鮮に核を放棄させてみろ。できないからアメリカが武力でやるんじゃないか」なんてことを公然と発言する人物が、 gataro
15. panbet37[72] gpCCgYKOgoKChYKUglKCVg 2017年4月14日 23:51:31 : PxG89UyKW2 : 6GARprvszro[1]
5さんに賛成。それが平和憲法をもつ日本の最善最強の行き方です。私もできるところで声をあげ続けます。大好きな日本――くそ安倍自民党政権は断固否定するけど――を守るためにできることをやり続けます。
http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/172.html#c15
コメント [政治・選挙・NHK224] 民進のゴタゴタが、また始まってきた。(かっちの言い分) 笑坊
5. 2017年4月14日 23:52:49 : CG40uPp1gw : ljTtOtT4hxU[3]
このように常に安倍がピンチになると「ネット軍師様」が安倍を支えてきました
でも本人は自覚がないから良心の呵責はゼロ
安倍政権にとってはこれほど都合の良い存在はありませんよね

http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/193.html#c5
記事 [国際19] 自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策:武者ぶるい、たった5分で思考停止
件名:自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策
日時:201502xx
媒体:iRONNA / SANKEI DIGITAL / 月刊正論
出所:http://ironna.jp/article/928
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自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策


荒木和博(予備陸曹長・特定失踪者問題調査会代表)
荒谷卓(陸上自衛隊特殊作戦群初代群長)
伊藤祐靖(海上自衛隊特別警備隊初代先任小隊長)

荒木 今、北朝鮮の状況は非常に不透明で、先日また幹部の大量粛清があったと聞いております。どうも北朝鮮にも焦っている部分があるのではないか。向こう側を変えていくことができるチャンスであり、あの体制を変えることで最終的に拉致被害者の救出につながるのではないか。今まで我が国は受け身でしたが、情報戦なども含めたこちら側からの攻撃が、とるべき対応でないだろうかとも考えています。今日は荒谷さん、伊藤さんの具体的な話をお聞きしながら、ここを橋頭堡に色々な事を前に進めていきたいと思います。

 伊藤 私からは、二つ申し上げたいと思います。

 一つ目。我が日本国政府は、自国民が「あいつに連れ去られた」ということを具体的に公表して久しい。これは「可能性がある」等のあいまいなことではなく、「連れ去られた」と、一国が世界に公表している非常に重大な事です。それなのに、いまだ穏やかな話し合いしか続いていない。ここまで国民の尊厳と国家の威信を蔑められておいて、なおかつ何を守りたいのか、非常に疑問に思っております。

 仮に、誰か知らない人が自分の家に入ってきて、家族が連れ去られたとします。「どうしたら返してくれる?」などという話し合いはしません。相手に勝てようが勝てまいが関係ない、実力で取り返しに行くと思うんですけれども、我が国はそれをいまだしていない。しない理由は一体どこにあるのか。これはこの国の今までと今後の、大きな問題になると思うんです。その事情を知る、もしくはそれに携わることのできる議員の方々には、その理由と、それで国として成り立つのか、それよりも優先している事は何なのかというのを是非ともお話しいただきたいし、お調べいただきたいと思います。

 二つ目。安倍総理が「選挙というのは議員にとって命がけです」とおっしゃっていましたが、比喩ではなく、本当に命を懸けて拉致被害者を奪還しようと思っている者たちがこの日本にはおります。防衛省がなんと言うかはわかりませんが、現在の日本の力をもってすれば確実にできることです。その作戦に出ることを想定し、その作戦で自らの命が無くなることも覚悟し、毎日心身を練磨し、本当に命をかけて国民の尊厳と国家の威信を守ろうとしている者が今もいることを、知っていただければと思います。

被害者救出に憲法改正は必須

 荒谷 私が陸上自衛隊の特殊作戦群長をやっておりました当時、世界の特殊部隊関係者の会議に数回参加しました。公式のテーマではありませんでしたが、拉致問題も話題になったことがあります。彼らは「北朝鮮の拉致は常識を逸脱している」と。この「常識を逸脱している」という意味は、恐らく皆さんが考えているのとは違います。

世界の特殊部隊は任務として拉致をします。これは常識です。ですから北朝鮮の工作員あるいは特殊部隊が日本人を拉致したことは、それ自体が国際的な非常識とは言い切れない。ただ一般的に、普通の国の特殊部隊は、政治的に重要な問題に、キーパーソンを対象としてそうした任務を遂行します。北朝鮮の場合は、雑多な目的、誰でも連れ去るというようなことをしている。これが極めて特異であるという意見でした。

 もう一つ、「数十年間、その拉致を繰り返し許した日本の責任は大きい」とも言われました。つまり拉致という行為が実態として行われている国際社会にあって、そういう事実を仮に認識できなかったとすれば情報力の、認識できていたけれども対処できなかったとすれば対処力の、それぞれの「甘さ」を彼らは指摘したわけです。

 この拉致問題、現在の問題点は大きく二点あると思います。一つは拉致された邦人をどう救出するかという点、もう一つは我が国の領土内から、邦人を拉致されるような体制をどのように改善するのかという点です。

 まず救出の問題です。これは一般的な邦人救出問題とも関わってきます。戦後の憲法下、政府は国外における自衛隊の実力行使は許されない、という立場をとっております。したがって現憲法下においては、自衛隊が実力をもって北朝鮮の領土から拉致被害者を救出するということは許されない。仮に国民が、強制力をもってしても拉致被害者救出を成し遂げたいと思っているのであれば、憲法改正は必須条件です。憲法上の制約があるからこれ以上の手が打てない、打つには憲法を変える以外ないのだと、明確に国民に説明する必要があるでしょう。

 今の憲法下では、我が国独自でできる手段は限られていて、今政府がやっているような北朝鮮との対話の継続が恐らく精いっぱいです。この点をよく踏まえて、国民が意識を共有し、拉致問題という視点からの憲法改正を強く認識することは、大変重要なことではないかと思います。

アメリカには頼れない

 仮に憲法を改正して、救出手段を現実的に検討するという際、自衛隊はそのような選択に応えるだけの実力を養っているのかどうかという問題があります。自衛隊は戦後ずっと、「抑止のツール」として存在してきたように思います。つまり実力部隊としての「対処のツール」ではなく、もっぱら我が国の安全保障上の抑止のための存在として、その政治的な役割を期待されてきました。

 これが末端隊員まで感ずるところとなっている。「自分たちは実力的な任務を受けることは考えにくい。抑止という期待に応えればそれで十分」という認識ですね。これは大変重要なことで、現場の隊員が実態的な任務を想定できないのであれば、残念ながら憲法を改正したからといって即座にその能力を得るというふうにならないわけです。

 しかしこの問題は、国全体の防衛に関する意識が、なんとなく現場にまで浸透してしまった結果でしかない。もし政府が明確に実力行使するという覚悟を示せば、現場の部隊は意識が一新します。これは間違いありません。少なくとも私が作った特殊作戦群という部隊は、そういう状況を想定したつもりです。自衛隊の中にそういう実際的な任務を、常に心中におさめて鍛練している部隊があるという事実は、ぜひ政府の方、あるいは政治に関わる方は踏まえておいていただきたい。

 拉致被害者の救出で、米国に対する期待感をお持ちの方がかなりいらっしゃるように思いますが、私は全くあて外れだと確信しております。少なくとも向こうの特殊部隊関係者と話していて、米軍が日本人の拉致被害者を救出するというようなことは、議論するのさえ笑い話という雰囲気です。仮にそれを日本が独自に、合法的にやるとしても、アメリカは強烈に反対すると思われます。そうした時に日米安保の現実が問われてくる。

 そういうきわどい状況を、根本的にアメリカは望んでおりません。アメリカの全般的戦略の中での自衛隊活用は考えていると思いますが、日本が軍事的な目的で独自に自衛隊を運用することに対して、最も警戒感を持っているのは米国ではないかと思います。

 ただ、だからこそ私は積極的、主体的に、我が国が何らかの作戦をやるべきだと考えているわけです。これこそ日本が自律的に国際安全保障問題に取り組むという、明確な意思表示になりうると思っています。

自衛隊に領域警備権を

 次に、我が国の警備体制の問題についてです。拉致問題は数十年にわたってやりたい放題という状況でした。その状態が現在解消されたかというと、問題を全て分析し、万全の体制を構築したとはいえない。そもそも一国の実力組織が、平時に、奇襲的に我が国に侵入し拉致するということに対し、警察力は無力だと思います。

この問題に対して、私は自衛隊に警備権限を与えるべきだと思っています。現在、航空自衛隊のみが対領空侵犯措置の権限を持っています。海上自衛隊は、一部ですが不審船対処の権限は持っています。しかし陸上自衛隊は、自隊駐屯地、基地の警備権しかないわけであって、我が国領土それ自体に関する警備権が全くない。

 現実の我が国は、警備の手薄さを露呈しています。これに対して、陸海空の各自衛隊に平時の領域警備権を付与することは可能です。もちろん今の自衛隊の体力で、常時警備に張り付くことはできないでしょう。しかし命令を下して、特定の地域と時期に限定して任務を与えることは可能なわけです。尖閣などにも平素、自衛隊が警備任務で配置できれば、状況は一変するでしょう。

 防衛省の中にはこの警備権に関して、治安出動等の権限がすでに法的に担保されており、できないことはないという意見をお持ちの方がいらっしゃいます。しかしそれは警察力の補完であって、領域警備とは根本的に違う。領域警備権というのは、国内の治安維持のための権限ではなく、主権に基づく実力行使の権限です。拉致問題を通じて、我が国の警備体制の不十分さはもう十分わかっているわけですから、自衛隊に対する領域警備権の付与は早く法制化すべきと考えます。そうすることによって、自衛官の意識も変わってくる。平時領域警備権が与えられると、当然ですが、不意に実力行使をせざるを得ない状況が発生するわけです。しかも警察権の補完ではなくて国家の主権作用として。これは極めて重要です。

制服自衛官を交渉の席に

 最後に、北朝鮮との諸々の交渉には外務当局を主体として警察官僚等が参加しているようですが、是非とも制服自衛官の参加を促したい。この拉致問題は、そもそも北朝鮮の実力部隊が我が国の主権を侵して拉致を発生させたわけですから、交渉に制服自衛官が出ることは何ら問題ありません。我が国が自衛官を交渉に参加させることは、日本側が考える以上に相手に対してインパクトが強いはずです。自衛官が参加することに大した手間がかかるわけではありません。政府が関係者に声掛けをすれば済む事ではないかと思います。

 事案の解決に対して、色々なオプションを持ち得る、そういう国家体制を作り込んでいくために、やはり憲法の問題を直視しなければいけない。我が国が集団的自衛権で米国との安保を強化するというのも、我が国防衛の実効性を担保するためには必要かもしれませんが、拉致被害者救出のように、おそらく米軍も韓国も協力しないであろうオペレーションには、我が国が独自に遂行しうる基盤を作っていくことが重要です。政府だけの問題ではなく、現場の自衛官が「命令がくればやるんだ」という意識を確立することも重要な課題でしょうし、一般国民も積極的に運動してはじめて、大きな進展が出てくるだろうと考えます。もちろん私も、今は現職から離れましたが、いざとなればどこへでも乗り込んで行く気構えでおります。一人一人がそういう気構えになって行動を起こせば、具体的な進展につながるのではないかと考えています。

武力なき実力行使――情報戦の大切さ

 荒木 基本的な問題は、今の荒谷さんのお話でだいたい尽きていると思います。まず政府が何が何でも取り返すということを、もっと明確にしていかなければいけない。膨大な数の人が拉致されていて、我々は今こうしている間にもそういう人たちを見捨てているんだということを、一人でも多くの国民が認識する必要があるのではないかと思います。

 最初に少し申し上げましたが、武力を使うことはできなくても、敵を攻撃することはできる。これはまさに情報戦とか謀略戦とかそういうことです。向こう側もやはり日本の世論、報道を相当真剣にチェックしておりますので、これを逆手に取る方法もあるでしょう。向こうは圧倒的に言論が統制された国ですが、恐らくそういう国家というのは、自由な国に比べ、とんでもない弱点があるはずです。

 それと同時に、やはり武力行使がありうるんだということを向こうに見せつけられれば、それだけでも北朝鮮にとっては圧力になるでしょう。いくら日本で「憲法九条を守る」と言っていても、北朝鮮は全くそんなことは考慮しません。そのへんをつつけば、向こう側は必ず過剰反応を起こしてバランスを崩すだろう。バランスが崩れれば、必ず事態は変えられるはずです。

 そうなった場合、北朝鮮に助けに行かなきゃいけない。理屈は別として、自衛隊が行くしかないでしょう。それを想定した準備も意識づけも必要ではないかと思います。拉致被害者を実力で救出するとなると、アメリカと韓国が邪魔をする可能性がありますが、それにブレーキをかける一番いい方法は、拉致問題を国際的な人権問題としての取り組みにすることです。北朝鮮の人権問題は、日本人拉致に限らず他国民拉致、強制収容所、公開処刑等々、山ほどある。「自国民を拉致されている我が国が先頭に立ってやるんだ。協力してくれ」というプレゼンテーションができれば、アメリカも韓国も、少なくとも正面からは邪魔しにくい。

 最近、国連総会の第三委員会が、北朝鮮の人権侵害を非難する決議案を賛成多数で採択しました。今回は安保理に対して、人権侵害の国際刑事裁判所への付託を検討するよう促すという厳しい内容だった。金正恩は相当の恐怖感を持っていると思います。「北朝鮮という国をどうにかしなきゃいけない」という国際世論を高めていくことで、日本の主体的な動きの自由度を増すということに尽きると思います。

戦う覚悟は一瞬で出来る

 質問者 私は即応予備自衛官です。先ほどから「自衛隊は命令があれば、北朝鮮に行って助けられる」という皆さまの空気を感じるんですけど、末端の人間として、命令があってもちゃんと行けるかなというのが、正直な気持ちです。中学高校と、左寄りの学校の先生から平和平和と言われてきて、そんな中でも私は自衛隊に入ってますけど、ある意味メシを食うため、という人がほとんどです。

 そういう意識を変えるため、自衛隊の中でどういう教育を受けたかなって思うんです。部隊行動や武器を使う技術は、私も実際やっていて非常にすごいものがあると思うんですが、いざ戦うということになると、「えっ、なんで自分が?」って感じになるんじゃないかなあと、お叱りを受けても私はそう言いたいです。

 部隊の中で「拉致」ということを言ったら、まるっきり他人事で、「それは外務省の仕事だから」「いざとなれば特殊作戦群の人が行くから」「末端の歩兵には関係ないから」…でも実際は、特殊作戦群だけでなんとかなる話じゃなくなると思うんですね。

 これからは諸外国と同じように海外で戦うこともあると思う。でも、ある日突然「命令だから行け」と言われても、心構えもできていないので、そのあたりの意識改革を、手遅れかもしれないですが始めていかなければならないと思うんですが。

 荒谷 これは、上から本気になっていかないとね。つまり日本国政府から本気になって、その本気さが順次下に波及していってというふうに。

 イラク派遣の時、番匠幸一郎・第3普通科連隊長(当時)が指揮する一次群が先陣の重責を担いましたが、やる気よりも心配がまず先行して、全体の雰囲気が重かった。それで私、射場で「みんな的のところに集まってくれ」と言って、人の形をした的の頭をつかんで、拳銃をホルスターから抜き腰だめにし、ダダダッと実弾を撃ち込みました。銃口よりも自分の体を前にのり出して、人的を拳銃の連射で撃ち抜くわけです。「はい、じゃ番匠さんもお願いします」って言ったら、番匠さんも躊躇せずにやりましたよ。指揮官の本気さをまざまざと見せたんです。みんな唖然としていましたね。でも、それで雰囲気はがらりと変わりました。

 教育というのは口でモタモタ言う必要はないんです。実際にやれば、一瞬でそういう心境はできあがる。僕はあの時、確信しましたね。

 伊藤 今から14年前、護衛艦「みょうこう」の航海長の時、能登半島沖事案というのに遭遇しました(本誌2012年4月号「緊迫怒涛のイージス艦出撃」参照)。相手は日本海の真ん中で停止しました。その後「立ち入り検査を行え」という命令が出ます。でも乗り込めと命じられた兵は拳銃すら持ったことがない。さっき質問された方のおっしゃった通りですよ。「ウソだよな?」「冗談だよな?」「この平成の世に、海上自衛官の俺が"戦死"するわけないよな?」という感じで。

 出撃5分前に、「本来こういう職に就いている以上、遺書を書いているのは当たり前だけど、書いてない者は書いてこい。あとこのフネに世話になった人がいるだろうから、挨拶してこい」と部下に伝えました。5分後、ボディーアーマーや防弾チョッキというのはまだフネにはありませんので、全身に漫画や雑誌をぐるぐるまきにした、非常に滑稽な格好をした彼らが戻ってきます。その時の彼らの表情を見て、私はびっくりしました。さっきまで非常に不安そうだったのが、自信にあふれて、清々しくて。24名全員がその表情で帰ってきた。「特攻隊の先輩は絶対この表情で行ったな」という確信をもちましたよ。

 ご心配もわかりますけれども、人は一瞬で変われます。何日間じゃない、たった5分で変われるんです。だからといって「教育をしなくていいのか」というご意見を退けるわけではないです。教育はしなきゃいけない、上から変わっていかなきゃいけない。でも、人は、日本人は、たった5分で変われるんだと思いますね。

 荒木 お二人のお話にも通じるものがあると思うんですが、自衛官でない国民も何か一つ「できるんだ」という成功体験をこの拉致問題の中でつかむことができれば、その先は意外と早いのではないか、問題解決の手前まできているのではないだろうかと思っている次第です。

 実は今の内閣、安倍さんは拉致被害者を本気で取り返そうという気がないんじゃないかと、残念ながらそう思わざるを得ない。逆に「安倍さんならやってくれるだろう」という安心感、淡い期待感で、拉致被害者に関する運動それ自体が低下している事を懸念しております、国会答弁を聞いても結局アメリカに頼るということが出てきてしまう。そういう内閣ですから、やはり安倍晋三という人に、期待はしても信頼はできないと思っています。これは国民の声で変えていくしかない。「絶対に許せない」という国民の思いが高まってくれば、どういう政権であっても動かざるを得なくなるだろうと思います。

 今日の議論が、国会における橋頭堡になったのではないかと思っております。今後のご協力をお願いいたしまして、閉会とさせていただきます。ありがとうございました。

 ※本稿は2014年11月19日、千代田区で開催された「予備役ブルーリボンの会シンポジウム 『拉致被害者救出と自衛隊』」での発言を再構成したものです。

 荒木和博氏 昭和31年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、民社党本部書記局に入局。現代コリア研究所研究部長、拓殖大学海外事情研究所客員講師、助教授を経て、現在同研究所教授。予備役ブルーリボンの会代表。特定失踪者問題調査会代表。

 荒谷卓氏 昭和34年、秋田県生まれ。東京理科大学卒業後、陸上自衛隊に幹部候補生として入隊後、指揮幕僚課程修了後、第1空挺団勤務などを経て、ドイツ連邦軍指揮幕僚大学校に留学。平成16年、特殊作戦群創設、初代群長に就任。20年退職(一等陸佐)。予備役ブルーリボンの会幹事。

 伊藤祐靖氏 昭和39年、茨城県生まれ。日本体育大学卒業後、海上自衛隊に二等海士で入隊。「能登半島沖不審船事件」の際は護衛艦「みょうこう」航海長として不審船を追跡。この経験から海上自衛隊の特殊部隊・特別警備隊創設に携わる。同隊初代先任小隊長。平成19年退職(二等海佐)。予備役ブルーリボンの会幹事長。

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//memo

金正日氏は、TVやモニターの中に擬似国家を作って去った。

我々が旧い夢や幻想を、追いかけるように…

そうするように、作って去った。


「拉致問題」という印籠、見れば裏に、メイドイン・ノースコリアの刻印。

ただのメガネのオッサンではないがゆえに…

そのように、思う。

http://www.asyura2.com/17/kokusai19/msg/139.html

コメント [議論31] 日本の対米・完全独立に関する論考集 仁王像
9. 中川隆[7758] koaQ7Jey 2017年4月14日 23:54:14 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8248]

米・麦・水 〜外国が日本人の命を握るカウントダウンが始まった


米、麦、大豆、水。日本人が日々の食生活で当たり前のように口にしているものが、ある日を境に水道代や米が高騰し、買えるものはほぼ遺伝子組み換えの食材しかない、という世の中になったらどうしますか?

今まで国(行政)がコントロールしてきた国民のライフラインである水と種子が、今まさに国の手を離れ、民間によるビジネスが始まろうとしています。

メディアは全くスルーし、国民の認知のないまま進行している「農作物種子法廃止案」「水道法改正案」。多くの国民は何も知らぬまま、この国が進めている日本の食の大転換期はもうそこまできています。



『農作物種子法廃止案』の驚きの実態とは?

よく民間にできるものは、民営化バンザイとか、グローバリズム歓迎とかアンチ行政の風潮がありますね。

とんでもない!

国の1番大事な仕事は自国民の安全を守ることです。だから、常に安全と安定が保証されてなくてはならない水や食のライフライン分野は国が管理しなくてはいけないんです。

知ってましたか?農林水産省はしれっと「主要農作物種子法を廃止する法案」を国会に提出し、3月に衆議院農林水産委員会が可決しちゃいました。

メディアがくだらない政治の金の問題に集中し、頼りにならない野党もその土俵に上がって次元の低いやりとりに明け暮れている中、大事なこの法案のことは与野党でほぼスルーする今の政治の現状を深刻に受け止めないと本当にマズイ、危機的状況まで来ているのです。

この流れで近いうちに廃止法案化され、いよいよ始まってしまいす。民間任せによる恐怖の種子ビジネスが。

整理しますと、そもそもこの「主要農作物種子法」というのは、戦後間もない昭和27年に国・都道府県が主導して、優良な種子の生産・普及を目指し、行政による稲、麦、大豆の国民への安全・安定供給を目的として種子のコントロールをしてきました。

この法によって都道府県は、原種の生産や種子生産工場の指定、種子の審査制度などの安全・安定と価格管理システムの役割を担って今に至っているのです。

しかし、国は「民間による競争力をあげるため、この法を廃止する」と方向転換をしたのです。

種子の不足や新種子の品種参入が競争の妨げになっているという説明は農林水産省からはないままです。なぜか?

この方向転換の意味は簡単です。外資のビジネス参入障壁が実質なくなるための法案作りです。特に種子ビジネスは、世界的に農業への遺伝子組み換え(GM)作物を推し進めているシェアNO.1のモンサント社の出番になる準備が整ってきたと言えるでしょう。

多くの人は認識していませんが、大豆の70%は米国輸入に頼っており、主に遺伝子組み換え(GM)大豆が油などに形を変え、もう既に大量に日本人の口に入っています。

それが今後は堂々と食用大豆に加え 、稲や麦などにも広がってくる可能性があるんです。毒素成分いっぱいの除草剤ラウンドアップとセット販売されるモンサント種子。自然界では存在しない植物遺伝子を操作されて誕生した不自然な食物たち。

価格競争力で勝る大量生産体制の安いモンサント種子が市場に出回り、安全安心で価格の安定した食材が減ることを示唆しています。

『水道法改正案』で日本の水の供給が外国の手に!?

images.jpg
そして次には「水道法改正案」です。これもしれっと3月に閣議決定がなされてしまいましたね。

日本のように水道水を全国どこでも飲むことができる国は世界中で11カ国しかないといわれています。

その水道法の民営化は、外国企業の参入を可能にするのです。水道事業のメジャーであるヴェオリア(仏)では、ヴェオリア・ジャパン株式会社が水道事業に民間参入できるよう準備を進めているでしょう。

では実際、水道事業が民営化された海外では何が起きたのでしょうか?

「ブルーゴールド(著:モード・バーロー)」より一部抜粋    
・フランス
利用者の負担が150%増加。政府発表では民営化以後に500万人以上の飲み水が汚染されたという。

同国の大手水資源企業2社に関し、経営者が汚職に関与しているとの告発があり、裁判所が過去10年にわたり調査を行っている。

・英イングランド地方
水が民営化されてから6年間で水供給会社の利益が692%増加している一方、利用者の料金は109%値上がりした。例として、ノースウエスト・ウォーター社の最高金額の重役の給与は708%上がった。

値上がりの結果、上水道を解約した利用者の数は民営化以後50%増加、イギリス医療協会は人々の健康を脅かしていると警告している。
          
・シドニー
水道料金は4年間で2倍に上がった。高レベルのジアルディア属とクリプトスポリジウム属の寄生虫が含まれていたが、住民側には知らされなかった。

・フィリピン マニラ
世界銀行によって、ベクテル社とスエズ・リヨネーズ・デゾー社の地域に分けられ、低料金を維持すると公言していたが、数ヶ月後アジア通貨危機による減収を補うため大幅値上げされた。


さてさて、国は、本当に日本国民の事を考えてこうした法案を通していると思いますか?
なぜこんな大事なことをメディアは大きく取り上げないのでしょうか。
これこそ、内閣総辞職をして国民の審判を仰ぐ選挙をすべきレベルの大事な問題です。

水も種子も人間が生きてく上で、最も大事なライフラインなのに国が管理せずに自国民の安全と安定供給を一体誰が保証できるのでしょうか。

もしあなたが村生活をしているところに、いきなり外国の人たちがやってきて「これから我々が水の管理と稲や作物などの種子管理をします。」と言われたら、村を乗っ取られたと思いませんか?

日本は一体どこに向かおうとしているんでしょうか…。
http://shinhakken-blog.seesaa.net/article/448817821.html
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/464.html#c9

コメント [外国人参政権・外国人住民基本法01] トヨタの為に毒塗オレンジを食べさせられている日本人 _ 日本を農業の無い国にして良いのか? 中川隆
69. 中川隆[7759] koaQ7Jey 2017年4月14日 23:55:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8249]

米・麦・水 〜外国が日本人の命を握るカウントダウンが始まった


米、麦、大豆、水。日本人が日々の食生活で当たり前のように口にしているものが、ある日を境に水道代や米が高騰し、買えるものはほぼ遺伝子組み換えの食材しかない、という世の中になったらどうしますか?

今まで国(行政)がコントロールしてきた国民のライフラインである水と種子が、今まさに国の手を離れ、民間によるビジネスが始まろうとしています。

メディアは全くスルーし、国民の認知のないまま進行している「農作物種子法廃止案」「水道法改正案」。多くの国民は何も知らぬまま、この国が進めている日本の食の大転換期はもうそこまできています。



『農作物種子法廃止案』の驚きの実態とは?

よく民間にできるものは、民営化バンザイとか、グローバリズム歓迎とかアンチ行政の風潮がありますね。

とんでもない!

国の1番大事な仕事は自国民の安全を守ることです。だから、常に安全と安定が保証されてなくてはならない水や食のライフライン分野は国が管理しなくてはいけないんです。

知ってましたか?農林水産省はしれっと「主要農作物種子法を廃止する法案」を国会に提出し、3月に衆議院農林水産委員会が可決しちゃいました。

メディアがくだらない政治の金の問題に集中し、頼りにならない野党もその土俵に上がって次元の低いやりとりに明け暮れている中、大事なこの法案のことは与野党でほぼスルーする今の政治の現状を深刻に受け止めないと本当にマズイ、危機的状況まで来ているのです。

この流れで近いうちに廃止法案化され、いよいよ始まってしまいす。民間任せによる恐怖の種子ビジネスが。

整理しますと、そもそもこの「主要農作物種子法」というのは、戦後間もない昭和27年に国・都道府県が主導して、優良な種子の生産・普及を目指し、行政による稲、麦、大豆の国民への安全・安定供給を目的として種子のコントロールをしてきました。

この法によって都道府県は、原種の生産や種子生産工場の指定、種子の審査制度などの安全・安定と価格管理システムの役割を担って今に至っているのです。

しかし、国は「民間による競争力をあげるため、この法を廃止する」と方向転換をしたのです。

種子の不足や新種子の品種参入が競争の妨げになっているという説明は農林水産省からはないままです。なぜか?

この方向転換の意味は簡単です。外資のビジネス参入障壁が実質なくなるための法案作りです。特に種子ビジネスは、世界的に農業への遺伝子組み換え(GM)作物を推し進めているシェアNO.1のモンサント社の出番になる準備が整ってきたと言えるでしょう。

多くの人は認識していませんが、大豆の70%は米国輸入に頼っており、主に遺伝子組み換え(GM)大豆が油などに形を変え、もう既に大量に日本人の口に入っています。

それが今後は堂々と食用大豆に加え 、稲や麦などにも広がってくる可能性があるんです。毒素成分いっぱいの除草剤ラウンドアップとセット販売されるモンサント種子。自然界では存在しない植物遺伝子を操作されて誕生した不自然な食物たち。

価格競争力で勝る大量生産体制の安いモンサント種子が市場に出回り、安全安心で価格の安定した食材が減ることを示唆しています。

『水道法改正案』で日本の水の供給が外国の手に!?

images.jpg
そして次には「水道法改正案」です。これもしれっと3月に閣議決定がなされてしまいましたね。

日本のように水道水を全国どこでも飲むことができる国は世界中で11カ国しかないといわれています。

その水道法の民営化は、外国企業の参入を可能にするのです。水道事業のメジャーであるヴェオリア(仏)では、ヴェオリア・ジャパン株式会社が水道事業に民間参入できるよう準備を進めているでしょう。

では実際、水道事業が民営化された海外では何が起きたのでしょうか?

「ブルーゴールド(著:モード・バーロー)」より一部抜粋    
・フランス
利用者の負担が150%増加。政府発表では民営化以後に500万人以上の飲み水が汚染されたという。

同国の大手水資源企業2社に関し、経営者が汚職に関与しているとの告発があり、裁判所が過去10年にわたり調査を行っている。

・英イングランド地方
水が民営化されてから6年間で水供給会社の利益が692%増加している一方、利用者の料金は109%値上がりした。例として、ノースウエスト・ウォーター社の最高金額の重役の給与は708%上がった。

値上がりの結果、上水道を解約した利用者の数は民営化以後50%増加、イギリス医療協会は人々の健康を脅かしていると警告している。
          
・シドニー
水道料金は4年間で2倍に上がった。高レベルのジアルディア属とクリプトスポリジウム属の寄生虫が含まれていたが、住民側には知らされなかった。

・フィリピン マニラ
世界銀行によって、ベクテル社とスエズ・リヨネーズ・デゾー社の地域に分けられ、低料金を維持すると公言していたが、数ヶ月後アジア通貨危機による減収を補うため大幅値上げされた。


さてさて、国は、本当に日本国民の事を考えてこうした法案を通していると思いますか?
なぜこんな大事なことをメディアは大きく取り上げないのでしょうか。
これこそ、内閣総辞職をして国民の審判を仰ぐ選挙をすべきレベルの大事な問題です。

水も種子も人間が生きてく上で、最も大事なライフラインなのに国が管理せずに自国民の安全と安定供給を一体誰が保証できるのでしょうか。

もしあなたが村生活をしているところに、いきなり外国の人たちがやってきて「これから我々が水の管理と稲や作物などの種子管理をします。」と言われたら、村を乗っ取られたと思いませんか?

日本は一体どこに向かおうとしているんでしょうか…。
http://shinhakken-blog.seesaa.net/article/448817821.html
http://www.asyura2.com/09/gaikokujin01/msg/518.html#c69

コメント [政治・選挙・NHK224] 人生格差を拡大しかねない教育無償化ブームの本末転倒 『消えゆく「限界大学」:私立大学定員割れの構造』 軽毛
7. 2017年4月14日 23:55:15 : canPy9DPmE : 3ax2tYMamdg[9]
日本の場合私立にも補助金が入るからねえ。

http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/179.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK224] 民進のゴタゴタが、また始まってきた。(かっちの言い分) 笑坊
6. スポンのポン[6509] g1iDfIOTgsyDfIOT 2017年4月14日 23:55:26 : ub3Hx2T5Ns : HiNKVHdYRfQ[1162]


■一番大切なこと!

 民進党を支持することが
 安倍政権を倒すために最も効果的である。
 民進党がどうであろうと、
 その事実に変わりはない。
 
 
 
http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/193.html#c6

コメント [経世済民121] 「パクリ大国」中国に異変、近い将来世界一の知財権大国になるかもしれない―米メディア 赤かぶ
2. 2017年4月14日 23:58:11 : d4ar1ANgo6 : Rh7QZLvZVaw[1]
絹や紙や磁器や羅針盤や火薬を発明した国だろう。もともとそういう実力があったって事だな。欧州なんてわざわざ大陸を横断するような危険で労力のかかるシルクロードまでつくって中国から輸入していたくらいだし。

http://www.asyura2.com/17/hasan121/msg/127.html#c2

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