最近、詐欺師リチャード・コシミズがモリモリと元気づいていることに気付いた。こないだまで入退院を繰り返しており、元信者相手の訴訟もかかえ、事務所への殴り込みも続き、かなり滅入っているだろうと思いきや、憎たらしさに小突き回してやりたくなるほど生き生きと精力的に豚亀RKはペテンセミナーなどに飛び回る日々を送っていた。
どうしたのだコシミズ。なにがこの死にかけの統失電波汚臭袋に命の泉を注ぎ込んだのだ。考えるまでもなかった。全てはドラルド・トランプ様のおかげである。トランプ大統領というドラえもんが机の引き出しから出てきたおかげで、そしてポケットから次々と取り出した道具を使い、古い権力支配図に風穴を開ける勢いで挑戦的なメッセージを表明しだしたことで、50メートルを22秒かけて走る無力なアカンタレであるノビ太コシミズは、歓声をあげているというわけだ。
Donald Trump(USA) ドラエモ〜ん!!!💕
Marine LePen (France) しーずかちゃーん!!💕
Rodrigo Duterte (Phillipines) パパ〜〜💕
陽気のせいか調子にのったコシミズノビ太は支離滅裂な混同をおこし、世界のコンサバ・右翼路線の国家リーダーをつぎつぎと一色淡にしては救世主と持ち上げだした。ウへへへ、グヒヒ、2017年は現代の元禄元年、あ〜極楽じゃ〜。もうここまでくると名古屋地裁や警視庁というよりは、厚生労働省の管轄であろう。
トランプの勝利に便乗して昨年の11月、コシミズはありあまり暇を利用してこんなビデオを作っている。今までにも米語らしき言葉で陰謀論レクチャー風のビデオをYoutubeにあげたこともあったコシミズだが、今回はかなり改善がみられる。きちんとしたビジネスマン風のみなり、似合わないデザイナーブランドの眼鏡にタイ。英文はちゃんとした奴に手直しさせており、音声にもシャープな読み上げにきこえるように細工を施している(フロリーダとか言ってるところはともかく・・・w)。なんでここまで本気なのだコシミズのくせに。
それは本命のトランプに捧げたビデオメッセージだったから。そうコシミズが言っている。
残念なことにいままでついた視聴者カウント4600あまりの100%は日本人であるが、そんなことはいいだろう。こうやって鼻くそジャーナリストなりに世界へ発信する意気込みを持ちそれを恥ずかしがらず形にすることはいいことだ。実際、ビデオは以前よりずっとわかりやすくなっている。プレゼンとしてちょっとマトモになったところで(フロリーダってのはともかく・・・)、内容がもう統合不能なのでやっぱり失敗であることはいうまでもないが。
ヒトラーが南米で余生を送った、だの、ヒラリーに影武者がいる、だの(そしてフロリーダだの・・・・ww)小学生の野比のび太でさえあまりの愚かさに言えないようなことが平気でビデオに含まれているので、そこだけでまともな大人は見続けることができない、それに気づかないのがコシミズの致命的なところだろうな。馬鹿は死ぬまで治らない、とビートたけしもこないだいってたな。
コシミズは、周囲がひいていることに気付かないので、トランプ旋風に乗っかって大行進の真っ最中であらせられるようである。フロリーダまで行っちゃうんじゃないか。もう目が輝いているから。今月の公演でも「ワタシはたまたま生まれつき頭がいいので〜」などとシラフで言い出す始末。お前な、そらお前のおやっさんは少しは頭脳のきれる人だったのかもしれんが、息子のリチャードはな、決して利口な部類の1%じゃねえんだぞ。頭のおかしいネット中毒の60代男性カテの中でも上のほうじゃねえぞ。
たまたま生まれつき頭がいいと豪語するコシミズは、やはり最近の自己のハイパーぶりに至った背景について自分の言葉でまとめてみせている。「突然あらわれたトランプが、1%を駆除し全てを改革してくれますキャッホー!」と。嬉しいのはわかるが、私は笑っていいのかどうかわからなかった。トランプはいつ「突然あらわれた」というのだ。彼は古くは80年代より大統領選を打診されており、2000年(ドールとジョージWが争ったとき)には実際に出馬している。それが「話し合い」によって急にキャンセルしてジョージWに共和党代表のポジションを譲ったのである。そして2016にはその弟のジェブ・ブッシュ(元フロリーダ知事)が突然の大統領選棄権を決定し、逆にトランプ候補に譲歩した形になった。まさか、そんな基本的な事実関係について自称ジャーナリストのコシミズは、知らなかったんじゃないだろうな。「突然あらわれた」トランプについて昨年までニュースキャスターかなんかだと思ってたんじゃねえか?
コシミズが上のビデオをあげたのはもう4か月以上も前の話。残念なことにトランプ本人のもとには届いていないし、これからも届くことはない。アレックス・ジョーンズがみたらどういうだろうか。たぶん、あまりにくだらんガセがごちゃごちゃ混ざっていることでレジットなソースだとはみなしてくれないだろうな、当たり前のことながら。しかし、コシミズはこの「ごみ箱の中」以外への定位置を確保することのない糞ゴミ動画に「Vol.1」などというタイトルをつけ、今後も米語のプレゼンで世界のジャーナリズム界をリードしていくとでもいいたげである。さて、Vol.2の公開はいつになるのやら、まさかNY公演絶対やります宣言のとき同様、触れず語らずでなかったことにしてもらうつもりじゃないだろうな。え?ニューヨークは無理でもフロリーダならありえるってww???