【3月18日 時事通信社】シリア北部アレッポ郊外のジナで、米軍の空爆によりモスク(イスラム礼拝所)が破壊され、多数の死者が出た疑いがあると伝えられたことについて、米国防総省のデービス報道部長は17日の記者会見で「標的はモスクの隣にある建物で、狙った建物を明確に攻撃した」と述べた。破壊された標的とされる建物とモスクの2棟が並んだ空撮画像も公開した。
デービス部長は会見で、標的の建物では国際テロ組織アルカイダが会合を開いており、有人機と無人機による16日の攻撃で「アルカイダ指導部の数十人を殺害したはずだ」と主張。画像を指し「モスクは倒壊しておらず、あまり損傷もしていない」と説明したが、モスクにも何らかの被害が出た可能性は否定しなかった。
AFP通信は在英のシリア人権監視団の情報として、この空爆で49人が死亡し、犠牲者の大半は非戦闘員だったと報じた。デービス部長は「現時点で非戦闘員に犠牲が出たとはみていないが、信頼できる申し立てがあれば、さらに調査する」と語った。(c)時事通信社
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