雑魚に熱中する余り、巨大魚をとり逃すな!
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2017/03/04 20:46 半歩前へU
▼雑魚に熱中する余り、巨大魚をとり逃すな!
いつものように、というか、やはり出て来た。政府や自民党に大スキャンダルが発覚すると、「待ってました」とばかり、決まって野党のウミが飛び出す。野党暴露が始まる。
今回も民進党代表の蓮舫の記者会見でフリーライターが森友学園絡みでこう蓮舫に言った、という。
「野田政権の時の文部科学大臣、平野博文さん。これがですね、感謝状やら何やらをやってた。何があってやったかという事はとても大事なことなので調べて下さい」。
この質問はとても唐突な感じがする。国有地の激安払い下げ疑惑に関して安倍首相や妻、昭恵、籠池泰典、それに財務省関係者らに対し、野党側の本格的な追及が始まろうとする矢先に、なぜ、このような質問をしたのか理解できない。
愛国教育の森友学園に平野が感謝状を出したなら、とんでもない話だ。だが、それより優先して質す問題がある。安倍首相夫妻と籠池泰典の深い関係だ。この解明なくして森友疑惑の解明などあり得ない。
どういう意図があってこの時期に、「平野」の名前を出したのか?引っかかるものがある。知り合いの記者経験者が言った。まともに事件取材を経験した者なら、疑惑や事件には「追及の手順」というものがあることを知っている。
「今、やらなければならない」ものを優先取材し、のちに手を付けても差し支えない、いわば枝葉末節に当たる部分は後回しにするのである。事件を取材するにはこうした選択眼が不可欠だ。
間違っても、疑惑の「かく乱」と思われるようなことをしてはならない。いま、なぜ、「平野」なのか?今は「安倍晋三」であり、「安倍昭恵」ではないか。
「平野だ、平野だ」と騒げば、世間から見ると、「なんだ、野党も同じではないか」となり、疑惑追及への大衆の関心は一気にダウン。その結果、いつものようにケンカ両成敗でお開きとなっていいのか?後に残るのは政治不信だけだ。
雑魚に熱中する余り、巨大な深海魚をとり逃すようなことがあってはならない。
それにしても雑居部屋の民進党はいつもながら脇が甘い。政治家の質に問題がある。