27. 2017年2月16日 00:00:29 : 35EuUW7jDw : yWf3pgdtr88[72]
26>> 「というか民主主義と全体主義は紙一重って橋下登場の時から言われていたけ
ど、まだ常識になっていないんだな。」
これて、何が言いたいのかな 君は?
どうすればいいいの、君はどう考える。
バカとハサミは使いよう、 民主主義も使いよう
そんなもんよ。
賢い指導者がでてこないとならんね、橋下にやらせるか?
★阿修羅♪ > アーカイブ > 2017年2月 > 16日時分 〜
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これて、何が言いたいのかな 君は?
どうすればいいいの、君はどう考える。
バカとハサミは使いよう、 民主主義も使いよう
そんなもんよ。
賢い指導者がでてこないとならんね、橋下にやらせるか?
ニュースを斬る
移民の受け入れを「停止すべき」はポーランドで71%
2017年2月16日(木)
蛯谷 敏
「米国の安全を強化するため、極めて迅速に行動する」
トランプ大統領が突如発表したイスラム圏7カ国を対象にした入国規制。特定の国を狙い撃ちした強引な手法は、メディアだけでなく、世界各国から集中砲火を浴びた。入国規制は連邦控訴裁(高裁)の判断によって差し止めの状態が続いているが、トランプ大統領が方針を改める気配はない。
移民問題は、ここ欧州にとっても他人事ではない。EU(欧州連合)からの離脱を決めた英国の国民投票で、EU諸国から流れ込む移民の管理が争点となったのは記憶に新しい。今年3月に行なわれるオランダ下院選挙、4月に予定されるフランス大統領選、そして9月のドイツ議会選挙でも、移民を巡る政策が大きな注目を集めるのは間違いないだろう。
トランプ大統領が命じた入国規制を、EUに加盟する主要国の首脳は揃って、厳しく批難した。ロンドンやパリなどの大都市では、この大統領令に反対する大規模なデモも起きた。ただし、表向きは入国規制に「反対」で団結しているように見えるEUも、その内実は決して一枚岩ではない。その一端を示す調査結果を、英国の著名なシンクタンクが発表し、波紋を広げている。
トランプ大統領が発した、イスラム圏7カ国から来る人々に対する入国制限に反対して、ロンドンでも大規模なデモが起きた(写真=アフロ)
調査結果は、英王立国際問題研究所、通称「チャタムハウス」が2月7日に発表した「What Do Europeans Think About Muslim Immigration?(記事はこちら)と題したリポートだ。その名の通り、欧州10カ国の国民約1万人に、イスラム圏から欧州に流入する移民についての考えを聞いている。
調査項目はただ一つ。「イスラム圏からの、これ以上の移民流入を停止するべきか」というものだ。これに対し、10カ国平均で実に55%が「停止すべき」と答えた(結果はこちら)。
イスラム圏から、これ以上の移民流入を停止するべきか?
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/021500575/graph-1.png
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/021500575/hyo01.png
出所:英王立国際問題研究所
「衝撃の結果だった」
今回の調査で対象としたのは、英国、フランス、ドイツ、ベルギー、ギリシャ、スペイン、イタリア、オーストリア、ハンガリー、ポーランドの10カ国。その中で「停止すべき」と回答した割合が最も高かったのが、ポーランドの71%で、オーストリアの65%、ハンガリーの64%が続いた。
一方、「停止すべきでない」との回答の割合が最も多かったのはスペインの32%。英国とイタリアが23%で続いた。ただし、10カ国すべてで、「停止すべき」が「停止すべきでない」を上回った。
先にも触れたように、EU主要国の首脳はトランプ大統領が命じた入国制限を批判。欧州メディアの大半も、反入国制限の立場で報道を続けている。ところが、足元の国民は、10カ国平均で2人に1人が、イスラム移民の流入に否定的な考えを示していることが明らかになった。今回の調査を担当し、リポートをまとめた筆者の一人であるマシュー・グッドウィン英ケント大学教授は、「衝撃の結果だった」と述べている。
今回のリポートは欧州の政策関係者にも驚きを持って受け止められた。チャタムハウスは、米ブルッキングス研究所などと並ぶ、世界有数のシンクタンクとして知られている。発表内容に対する信頼も高いからだ。
欧州メディアもこのリポートに反応し、「多くの欧州市民が、実はトランプ大統領の入国規制に賛成している」という趣旨の報道をした(ただし、今回の調査が実施されたのは、トランプ大統領が入国制限を発表する前だった)。
高齢者、低学歴、地方在住が入国制限に賛成
リポートでは、回答者の属性も分析している。そこから浮かび上がる、移民に反対する人々の人物像は、「高齢者」「低学歴者」「地方在住」に大別できる(グラフはこちら)。
イスラム移民の入国停止に賛成する人の割合は、年齢別に見ると、18〜29歳の若年層では44%なのに対して、60歳以上では63%に達した。学歴別では、大卒以上では48%である一方、高校卒業以下では59%に上る。地域別では、都市部では52%なのに対して、地方では58%だった。「いわゆる、経済成長に取り残されたと感じている層に重なる」(グッドウィン教授)。
もちろん、今回の調査結果が欧州10カ国のイスラム移民に対する姿勢を正しく反映していると断言することはできない。移民に対する考えや結果は、誰にどのように聞くかで結果が変わる。それでも、移民に対する考えが欧州でも大きく割れていることが、調査結果を通して明らかになったのは興味深い。
取材現場の肌感覚に近い
というのも、この調査結果は、欧州の現場で移民問題を取材している記者の感覚に近いからだ。英国のEU離脱を巡る昨年の国民投票では、世代、学歴、住んでいる場所によって、移民に対する見解が分かれた。特に都市部と郊外の居住者では離脱を巡る考えは異なり、郊外に住む人の方が、移民に対して批判的だった。
記者は今、3月15日に予定されているオランダ下院選挙の現場を取材しているが、ここでは、特に世代間の意見の相違が大きい。今回の選挙は、「反イスラム」「反EU」を掲げる極右政党の自由党が躍進すると見られている。同党を強く支持しているのは高齢者だ。
4月に大統領選を控えるフランスでも、反移民を掲げる極右政党、国民戦線への支持は、都市部よりも農村部で高いことが世論調査で明らかになっている。
「エリートへの敬意が保たれるのは、彼らが国民の安全を担保しているときだけだ」。フランスの歴史人口学者、エマニュエル・トッド氏は、かつて、本誌の取材にこう語ったことがある。
グローバル化によって経済が拡大した裏で、その成長に取り残されたと感じ、将来に不安を抱く人々が、欧州で増えている。国境をまたいで自国に入ってくる移民は、彼らの不安をあおる象徴的な存在だ。「このままでは自分の身が脅かされる」と感じる恐怖が、移民流入に反対する根底にある。
おそらく、この構造は米国でも同じだろう。「高齢者」「低学歴」「地方在住」の人々が抱く不安を理解しているからこそ、トランプ大統領は、メディアからいくら批判されても、強硬な移民規制に乗り出そうとしているのではないか。
どう転んでも移民管理は強化される
そう考えれば、移民の流入に不安を覚えるEU加盟国は、自国民が抱える不安を取り除く行動に出る。移民への管理を一層強化することになるだろう。
実際、先に触れたオランダ下院選挙では、自由党の勢いに押され、与党・自由民主党のルッテ首相が1月23日、「我が国の価値観を否定するなら『出ていけ』」と主張する意見広告をオランダの新聞に掲載。移民に対する寛容姿勢を改めた。フランスでも、反移民を掲げる国民戦線に対抗するため、共和党などが、移民に対する管理を強化する方針を掲げる。
間もなくEUとの離脱交渉を始める予定の英国も、メイ首相はEU単一市場への残留よりも、移民の管理を優先すると明言している。
これまで、移民の受け入れを進めてきたドイツも、方針を転換し始めている。メルケル首相も9月に選挙を控えているためだ。移民を大々的に受け入れた2年前のような行動を取るのは難しい。受け入れ後に暴漢事件やテロが相次いだため、移民への対応を厳格化せざるを得ない状況に追い込まれている。
移民問題への抜本的な解決策を見出すのは困難で、この状況が続くほど、欧州各国で国民の不満がさらに増す悪循環が続く。移民管理を強化する英国や米国の動きが、EU内の結束を揺さぶる可能性もある。
じわじわとEUを窮地に追い込む移民問題。EUの基本理念の一つである「人の自由な移動」は今年、最大の正念場を迎える。
このコラムについて
ニュースを斬る
日々、生み出される膨大なニュース。その本質と意味するところは何か。そこから何を学び取るべきなのか――。本コラムでは、日経ビジネス編集部が選んだ注目のニュースを、その道のプロフェッショナルである執筆陣が独自の視点で鋭く解説。ニュースの裏側に潜む意外な事実、一歩踏み込んだ読み筋を引き出します。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/021500575
http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/224.html
北朝鮮に軽水炉技術を売ったABBに?
その時のCEOがドナルド:ラムズフェルドというABBに?
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/513.html#c42
格付投資情報センター(R&I)は15日、東芝の資金調達などに影響を与える格付けについて、現在の「BB」から「B」に3段階引き下げると発表した。Bは企業の信用力に問題があるとされる水準で、R&Iが格付けを一気に3段階引き下げるのは異例だ。
R&Iは、東芝が米原発事業で巨額損失を計上することで「財務基盤は深刻な状態にあり、短期間で立て直せるか予断を許さない」と指摘している。東芝についてさらに格下げ方向で監視を続ける。
凄い値付け
1万坪が10万円で取り引きされたケースも
2017年2月16日(木)
水野 孝彦
本特集では様々な商品の値付けの妙に迫ってきたが、世の中には価格設定の根拠が一般人からは分かりにくいものがある。その1つが山林の価格だろう。
そこで、山林売買を専門とする「山林バンク」の代表、辰己昌樹氏に山林売買の相場や購入者たちの実態について聞いた。
まず、気になるのはどんな人たちが山林を買うのかだ。辰己氏によるとメーンは杉、ヒノキの植林や伐採を目的とした林業を営む業者だ。「新たに林業へ新規参入するために異業種の企業などが購入するケースも増えている」という。そのほかでは、アウトドアを楽しむためや医療施設を作るといった目的で購入するケースもある。また、「田舎暮らしを目的として、都会に住む人が購入する場合も増えている」(同氏)。
価格はピークの10分の1
肝心の山林の価格だが、取引事例が少なくケース・バイ・ケースにならざるを得ない。それでもあえて目安を示すなら「1ha(約3000坪)で30万円〜80万円」(辰己氏)。ただし、杉、ヒノキなどが植林されている場合だ。人工>自然とは一般人から考えると意外だが、植林ではなく天然林の山林の方が価格は下がって「1haで20万円〜30万円」が目安となると辰己氏は話す。1万坪が10万円で売買されたこともあるそうだ。山林の価値は植林された樹木の将来の売却価値に左右されていることが特徴だ。
かつては地方の富裕層にとって山林は投資先の1つだったが、山林価格のピークは1979年〜1980年で当時は今の10倍の価格で取り引きされていた。ピークから10分の1と大幅に価格が下がったことで、通常の不動産とは異なり、今では好不況の波にもあまり影響を受けなくなり価格が安定しているという。
山林バンクの代表、辰己昌樹氏。13年にわたって山林売買に関わり、取引実績は1500万坪以上になる
山林売買の注意点
山林売買の注意点は、1万坪以上といった大規模な山林売買に事前届け出制を導入する県も増えていること。山林の取得後は市町村に届け出る義務もある。また国からもアンケート調査の用紙が届くので、それに答えることも必要だ。
一時期、海外投資家が日本の水資源を狙って、山林を買いあさっているという報道も見られたが、その心配はないようだ。林野庁の調査では海外資本と思われる「森林買収の事例」は2006年〜2015年までの10年で合計108件・1232haに過ぎない。「ある程度の規模以上の山には大抵、源流となる小川があり、山林の価格を評価する場合に源流が評価されることはない」(辰己氏)と話す。
最近では山林所有者の高齢化などもあり、空き家ならぬ「放置林」が問題になっている。日本の自然を守るという意味でも、山林の所有に興味を持ってくれる人が増えてくれればと辰己氏は願っている。
源流がある土地の例。面積は120万坪でミズナラ(高級な建築材になる)が植林されている。30年後に伐採が可能で、その価値から9500万円の価格で売りに出されている
このコラムについて
凄い値付け
経営の神様こと松下幸之助氏ですら長年、頭を悩ませたと言われる「値付け」。
経営の最重要事項であるはずのそんな価格戦略で、日本企業の迷走が深まっている。
収益力の向上を目指し値上げに踏み切ったものの、客離れを招く企業あり。
逆に「デフレは続く」と一段の値下げに走った結果、業績が低迷する企業もある。
成熟時代には、中途半端な値段を付ける戦略では十分な利益は上がらない。
常識価格を大きく上回る値段を設定し、その分、消費者が驚く付加価値を乗せるか、
前代未聞の安値を打ち出し、顧客を力技で引き寄せる。いずれかの姿勢が必要だ。
モノを売りたきゃ倍値か半値──。そんな「大胆値付け戦略」を先進企業に学ぶ
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/020900110/021500005
1月の米消費者物価指数:前月比0.6%上昇−ガソリンが押し上げ
Shobhana Chandra、Patricia Laya
2017年2月15日 23:48 JST
https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/iptBu7Ib1dMw/v2/-1x-1.png
1月の米消費者物価指数(CPI)は前月比で上昇、2013年2月以来最大の伸びとなった。ガソリンが大きく値上がりしたほか、サービス関連も上昇した。
米労働省が15日発表した1月のCPIは前月比0.6%上昇。伸びはブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値(0.3%上昇)を上回った。前月は0.3%上昇だった。変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは前月比0.3%上昇と、5カ月で最大の伸び。
1月の総合CPIは前年比では2.5%上昇と、12年3月以降で最大の伸び。コアCPIは前年比2.3%上昇だった。
項目別に見ると、ガソリンが前月比7.8%上昇し、全体を押し上げた。このほか衣料品が1.4%上昇、新車も0.9%上げた。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:Consumer Prices in U.S. Increase by Most Since February 2013(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-15/OLF65E6VDKHU01
ルペン氏が仏大統領になるにはこのハードル超えが必要−チャート
Helene Fouquet、Blaise Robinson
2017年2月15日 16:28 JST
https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/iBHTaW81UkIs/v2/-1x-1.png
フランス大統領選挙の極右候補、ルペン国民戦線(FN)党首は4月に行われる第1回投票については世論調査で首位を走っているが、5月の決選投票での勝利はない見込みだ。フランスの登録有権者数は約4480万人で、1988年以降の大統領選挙での平均投票率は81.3%。これに基づくと当選には1820万票前後が必要で、これはルペン氏の2012年の得票数の3倍に近い。
原題:Le Pen May Need to Triple Votes to Win French Election: Chart(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-15/OLEN3F6JIJV501
http://www.asyura2.com/17/hasan119/msg/229.html
嶋津洋樹MCP シニアストラテジスト
[東京 15日] - 昨年の夏以降、主要国政策担当者の間で「物価水準の財政理論(FTPL:Fiscal Theory of the Price Level)」が注目を集めている。日本におけるブームのきっかけは、内閣官房参与として安倍政権の経済政策を支える浜田宏一・米イエール大学名誉教授が言及したことだろう。
従来、デフレをマネタリーな現象とし、主に金融緩和を通じたデフレ脱却を主張していた浜田氏がFTPLに言及したと報じられたことで、日本国内で一段と注目されるようになったと考えられる。
FTPLは確かに「財政政策が物価水準を決める」理論と説明することができ、従来の「金融緩和を通じたデフレ脱却」という考えとは全く異なった印象を受ける。しかし、実際には金融政策の効果を否定しているわけではない。浜田氏がFTPLに衝撃を受けたとの告白を、金融政策の否定と解釈するのは、必ずしも正確ではないだろう。
それは、米プリンストン大学のシムズ教授が2016年8月に米カンザスシティー地区連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で行った講演でも確認できる。
浜田氏がFTPLに関心を持つきっかけになったという同講演録で、シムズ氏は「インフレが急速に高まる際も、低いインフレと金利が長期にわたって続く際も、財政政策と金融政策の協調が必要だ」と述べている。
FTPLの批判者たちは、ハイパーインフレをもたらす毒薬、あるいは効果を望めない机上の空論などと一刀両断するが、そもそも金融当局や政府がデフレ脱却やその前提となる景気回復を目指し、さまざまな可能性を議論するのは当然のことだ。
金融政策がゼロ金利の下限に達しているとか、副作用が大きいとかいう主張は、行動することによって生じる責任を回避し、経済の停滞を容認しているのと同じことだろう。そうした姿勢は敗者に美学を見いだす日本人の心を揺さぶることはあっても、経済的な弱者を救う処方箋にはならない。
例えば、サマーズ元米財務長官らが主張する「長期停滞論」は、日本では長期的な経済停滞を正当化する理論として紹介されがちだが、本来はむしろ、そうした現実を認識した上で、どのような処方箋が必要かを考えるための問題提起だ(サマーズ氏は政府主導のインフラ投資の必要性を主張している)。そして、シムズ氏がジャクソンホール会議で示した処方箋がFTPLなのだ。
ちなみに、両氏の提案はいずれも実質金利を中立金利よりも低くすることを通じて緩和的な金融環境を作り出そうとしている点で同じだ。ただし、サマーズ氏が財政政策で中立金利を引き上げることを重視しているのに対し、シムズ氏は「期待インフレ(予想物価上昇率)に働き掛ける」ことで、実質金利を引き下げることに重点を置いている。
<「シムズ理論」の正しい理解>
シムズ氏は、財政政策が予想物価上昇率に働き掛ける仕組みについて、政府の借金である国債が保有者にとっては資産であることを使って次のように説明している。
つまり、政府が将来の増税を約束して国債を発行すると、保有者は償還を確信する限り、資産としての国債を手放す可能性が低下する。政府が国債で調達した資金を国民の預金口座に振り込んだとしても、それを使う人は限られるだろう。
また、政府が国債償還の資金を増税で賄うと強く認識された世界では、金融政策の一環として中央銀行が国債を購入したり、金利低下で利払い費用が減少したりすると、国債の希少価値が一段と高まる。そうした世界では国債を手放そうと考える人は先ほどのパターン以上に減るはずだ。
このようにFTPLに基づくと、金融緩和をしても資金需要が高まらない世界をたやすく説明できる。そして、人々が国債はいずれ増税で償還されると強く予想している限り、金融緩和で予想物価上昇率を引き上げることは難しいことを示す。
一方、政府が増税を約束せずに国債を発行する場合、保有者は償還を確信できずに国債を手放す可能性が高まる。政府が中央銀行に国債を引き受けさせて、その資金を国民の預金口座に振り込めば、それを使う人は上述のいずれのパターンよりも増えるはずだ。
例えば、シムズ氏が提案するように、消費増税や基礎的財政収支(プライマリーバランス)の改善をインフレ目標の達成と結び付けると、物価がインフレ目標に近づくまでは、増税や歳出削減が実施されないと見て、人々が消費や投資活動を活発にすることが期待される。
もちろん、FTPLはハイパーインフレを説明することも可能だ。政府が増税を約束せずに国債を大量に発行し、同時に中央銀行が金融緩和を続ければ、国債の価値が大幅に低下する。政府の徴税能力が十分でなかったり、政治的な理由などで増税が困難だと見られたりする場合、人々は国債をすぐにでも手放して、他の資産に資金を移そうとするだろう。
そうした環境下で中央銀行が金融緩和に踏み切れば、資金はますます国債以外の資産へ向かい、国債価格が大幅に下落(金利は上昇)する。それは政府の利払い負担を急速に増加させ、債務の発散を招くだろう。ただし、現在の日本で政府が徴税能力を失うようなシナリオはテールリスクとしてさえも描きにくい。
実際、上述のシムズ氏の提案では、物価がインフレ目標に近づけば近づくほど、増税の可能性が高まったと人々が意識して消費や投資活動を控えることが期待される。インフレ目標を2%と設定して政策を続ければ、予想物価上昇率を2%に固定することもできるだろう。
<日銀緩和も同じメカニズムを金融面から説明>
実は、日銀の一連の金融緩和はFTPLと同じメカニズムを金融面から説明していると考えることができる。というのも、「量的・質的金融緩和」「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」はいずれも、名目金利を引き下げつつ、予想物価上昇率を引き上げることで実質金利を引き下げ、緩和的な金融状態を作り出すことを目指しているからだ。
ただし、これまで説明してきた通り、FTPLは名目金利と予想物価上昇率が非常に低い場合、金融政策よりも財政政策の方がスムーズに実質金利を引き下げられる可能性を示す。
FTPLはまた、マイナス金利政策導入後に、期間が20年や30年といった長い金利がゼロ近辺まで急速に低下したことも簡単に説明できる。それは、マイナス金利政策の導入が人々に2017年4月の消費増税の可能性が高まったと認識させた可能性である。
実際に当時、市場参加者の多くは、2017年4月の消費増税を可能とするために金融緩和が不可避との見方を示していた。金融緩和が消費増税の実施と結び付けられて見られている以上、上述した通り、国債の希少価値が高まり、国債を手放す保有者はいなくなる。
マイナス金利政策導入後の金利急低下は、投資家が財政規律に全く疑いを抱いていないことを示したと理解できる。金融緩和が資金需要を刺激せず、実体経済に効果をもたらさないとの主張も、財政規律を信じていることの表れと言えるだろう。
では、FTPLに基づく政策の導入は日本に必要なのか。筆者は、商品市況や世界経済の安定を見れば、差し迫った必要性はないと考える。しかし、環境はいつ変化するか分からない。デフレからの確実な脱却に向けた手段を愚直に模索することは、できない理由を並べて批判するよりも重要に思える。
――関連インタビュー:インフレ税はなぜ日本に必要か=シムズ教授
*嶋津洋樹氏は、1998年に三和銀行へ入行後、シンクタンク、証券会社へ出向。その後、みずほ証券、BNPパリバアセットマネジメントなどを経て2016年より現職。エコノミスト、ストラテジスト、ポートフォリオマネジャーとしての経験を活かし、経済、金融市場、政治の分析に携わる。共著に「アベノミクスは進化する」(中央経済社)
*本稿は、ロイター日本語ニュースサイトの外国為替フォーラムに掲載されたものです。
*本稿は、筆者の個人的見解に基づいています。
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http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-hiroki-shimazu-idJPKBN15U0LR?sp=true
持続可能なエネルギーへの転換、新興国の役割拡大=世銀
[ロンドン 15日 トムソン・ロイター財団] - 世界銀行は15日、新たな報告書を発表し、2030年までに持続可能なエネルギーへの転換を目指す世界的な取り組みの中で、中国やブラジルなどの新興国がリーダーとして頭角を現してきていると述べた。手ごろで信頼できる、再生可能なエネルギーへのアクセス向上を支援する政策を強化しているという。
一方、先進国はエネルギー効率をより一層向上させるための努力が必要と指摘した。
報告書によると、調査対象となった111カ国のうち約40%が持続可能なエネルギーへの転換に向けた対策を実施していた。
世銀のエネルギー部門のトップであるリカルド・プリティ氏は、2030年の目標達成は「時間との戦い」とした上で、達成には「民間および公的な多くの資金・投資が必要」と述べた。
この目標は、2015年に国連で採択された貧困撲滅、不平等解消、気候変動対応に向けた「持続可能な開発目標(SDGs)」に含まれているほか、地球温暖化対策の新たな枠組み「パリ協定」も下支えしている。
今回の調査は、世銀などによる持続可能なエネルギーに関する国際イニシアチブ「万人のための持続可能なエネルギー」の一環。
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コラム:ソフトバンク、フォートレス買収で賢く人材も獲得
Tom Buerkle
[15日 ロイター BREAKINGVIEWS] - ソフトバンクグループ(9984.T)の孫正義社長は「クレイジーなアイデア」を好む。オルタナティブ投資を手掛ける米フォートレス・インベストメント(FIG.N)買収に約33億ドルを投じたのは予想外だったが、あながちクレイジーとは言えない。ソフトバンクは投資分野に大きな野心を抱き、フォートレスはどこに投資すべきかを心得ている。
今回の買収はソフトバンクがサウジアラビアの支援を受け設立を予定する1000億ドル規模の「ビジョン・ファンド」を直接巻き込むものではないが、関連するのは明らかだ。同ファンド責任者、ラジーブ・ミスラ氏はドイツ銀行の元トレーダーで、2014年にソフトバンクGに入る前、フォートレスに1年間在籍していた。また、今回の買収には、ミスラ氏のドイツ銀時代の元同僚3人が昨年立ち上げた投資顧問会社F.A.B.パートナーズが関与しており、同社はビジョン・ファンドも支援している。
プライベートエクイティ(PE)会社として1998年に設立されたフォートレスはクレジット、ヘッジファンド、普通債といった分野に投資先を多角化している。普通債は利益の少ない投資分野だが、同社の運用資産の半分近くを占め、それが運用利益率13.8%と株価収益率(PER)8.2倍という控えめな数字を表している。
孫氏は13日のフォートレス終値に約39%のプレミアムを付けたたが、PERにすると10倍をわずかに下回る水準。同氏はこの買収で140億ドルのPE事業と190億ドルのクレジットファンドを手にし、合わせて13億ドルの未実現利益を得た。また、フォートレス創業者3人も同社に残るという。企業買収専門の会社やヘッジファンドは人に関わるビジネスであるため、これは重要だ。最高の人材が去れば、その会社はすぐに弱体化する。
フォートレスのコネクションや専門知識は有用だろう。ソフトバンクの組織や財務取引などを支援する可能性がある。割安の株や企業を見分けることで、資産の継続的な拡大につながるかもしれない。
昨年12月のトランプ米大統領との会談で、孫氏は米国に500億ドルを投資し、5万人の新規雇用を創出することを約束した。フォートレス買収は、その約束の型破りな手付金だ。
●背景となるニュース
*ソフトバンクグループは2月15日(日本時間)、米投資会社フォートレス・インベストメントを買収することで合意したと発表。買収額は約33億ドル。フォートレスのクラスA株主は1株当たり8.08ドルを受け取る。この金額は13日のフォートレス終値に38.6%のプレミアムをつけた価格。
*孫正義社長はニュースリリースで「フォートレスの素晴らしさはこれまでの投資実績から明らか。ソフトバンクにとっても、近く設立予定のソフトバンク・ビジョン・ファンドにとっても、この機会はグループ全体のポテンシャルを拡大する」と述べた。
*筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。
*このドキュメントにおけるニュース、取引価格、データ及びその他の情報などのコンテンツはあくまでも利用者の個人使用のみのためにロイターのコラムニストによって提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。このドキュメントの当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。このドキュメントの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。ロイターはコンテンツの信頼性を確保するよう合理的な努力をしていますが、コラムニストによって提供されたいかなる見解又は意見は当該コラムニスト自身の見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。
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コラム:「中間管理職」的なトランプ大統領 2017年 01月 21日
コラム:中国の米企業へ、トランプ氏のメッセージは「くたばれ」 2016年 12月 07日
http://jp.reuters.com/article/column-softbank-fortress-idJPKBN15U0VQ
http://www.asyura2.com/17/hasan119/msg/230.html
もはや記憶の彼方に消えていくのか…東芝は。
この頃は、よかったな。
東芝 TOSHIBA 真空管ラジオ かなりやQ ペパーミント 5YC-606 「恋のフーガ」を聴いてみました。
https://www.youtube.com/watch?v=kfqvy40E2AA
http://www.asyura2.com/17/hasan119/msg/207.html#c4
・・・スクープは、産経ではなくゲンダイだww
↓これw
正男暗殺、ミサイル威嚇に倍返し トランプが始める3月“血の報復”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/199509/
正男の暗殺は、アメリカが北朝鮮に警告を出していると見たほうが説明がつく。
やっぱり、金 正恩が、兄、正男を暗殺したとかの言ってる、安倍のエサで調教されたマスゴミが言ってる事より遙かに筋が通っている。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/630.html#c30
稲田朋美防衛相が13日、米領グアムのアンダーセン空軍基地を訪問し、高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD=サード)を視察した。防衛省は近く検討会を設置し、弾道ミサイル防衛(BMD)の切り札として導入を本格的に検討する方針
「金正男を後継者に据える」という虚報は中国叩きのために流され続けている。
正恩がいなくなって正男が取って代わることなど北朝鮮で出来る筈がないことは考えなくても分る。
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の友人で女性実業家、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件に絡み、国会本会議で9日、朴氏に対する弾劾訴追案が野党側などの賛成多数で可決された。
今、韓国では左派が人気。 韓国大統領選の候補者たちと北朝鮮の”気になる関係”
「共に民主党」、「国民の党」は共に左派だ。なぜ今、韓国で左派が人気なのか。
フセインは破壊兵器を持った殺人指導者だからそう報道され続け、攻め込まれ殺された。
韓国国防部は14日、国会国防委員会に対する業務報告資料で、北朝鮮の核・ミサイル脅威から国民と韓米同盟戦力を保護するため、米軍の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備を計画通り年内に完了すると明らかにした。
http://d.hatena.ne.jp/keiba-kyoumei/20120221/1329816097
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/712.html#c6
・原発事故で福島に人が住めないところができました。地球を傷つけたんだよ
・それでも懲りず、安倍総理は原発再稼働するし、そして国民も気にもしない。 人心を失っておる
これじゃまた原発事故は起きと思う。 福井や佐賀、愛媛など日本全国どこかで起きるよ。 機械だから
・福井や佐賀だと今度はまともに日本の半分が放射能を浴びます。福島の時は多くが太平洋だったけど。
道に外れる、安倍総理や関西電力、中電などは事故を起こさない今のうちに潰れてほしい。 未来のためだ
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/513.html#c43
安倍・「意味わからんけど、怒っているみたい、小便漏れそう」
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/674.html#c5
東芝は15日、分社化する記憶用半導体フラッシュメモリー事業への出資企業の選定をめぐり、過半数の出資受け入れを視野に入札手続きをやり直す方向で調整に入った。既に応札した企業と追加出資に向けて協議するほか、再入札や出資企業の追加募集も検討する。入札の枠組み変更に伴い、出資企業の決定は4月以降にずれ込む公算。2017年3月末は債務超過を解消できず、東証の基準で1部から2部に転落する可能性が高まった。
東芝は当初、稼ぎ頭のメモリー事業の主導権を維持するため、外部資本の受け入れを20%未満に抑える方針を掲げ、入札を今月3日に実施した。しかし、この出資比率では経営への関与が限定されると応札企業には不評で、提示金額や条件は東芝の期待を下回り、出資企業選定が不調に終わる懸念が強まっていた。
さらに、米原発子会社の会計処理で経営者が幹部に不適切な圧力をかけた疑いが浮上。問題検証のため16年4〜12月期決算の正式発表は延期に追い込まれた。東芝は信用不安回避に向け、メモリー事業の経営権譲渡につながる過半の出資受け入れも容認し、自力で資本調達力を高める必要があると判断した。
東芝は14日、メモリー事業への外部資本受け入れなど資本対策を講じなければ、3月末の株主資本が1500億円のマイナスとなり、債務超過に陥るとの見通しを示した。その場合、上場市場は2部に転落するが、より良い条件で入札を行い資本を厚くする道を選んだ格好だ。
3日の入札にはメモリー事業で提携するハードディスク世界最大手のウエスタンデジタル(WD)や、シャープを買収した鴻海(ホンハイ)精密工業など複数の台湾企業、欧米の投資ファンドなど10社近くが参加。出資額は最大で4000億円程度で、経営への関与を求める声もあったもようだ。
債務超過のMRJ、納入予定7年過ぎ5度目の延期でゼロからやり直し…大量キャンセル懸念(Business Journal)
http://www.asyura2.com/17/hasan119/msg/160.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 2 月 14 日 03:05:10:
●当方の投稿です。
http://www.asyura2.com/17/hasan119/msg/160.html#c2
★上の記事を読むと、特別目的会社をつくるってか。
日本航空機製造が最後、どうなったか忘れたのか。
日本航空機製造
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E8%A3%BD%E9%80%A0
http://www.asyura2.com/17/hasan119/msg/204.html#c2
せっかくの壮大な宇宙論でございますが、親の心子知らず、孝行をしたい時には、親はなし
米粒の地球の糠の粒に過ぎないわれわれではございますが、痛みを伴う構造改革とか言われて、
改革のために痛みを忍ぼう、と言われて、まさか命まで取られるとは夢にも思わなかったことで、
給料は払わん、ピンハネはします、税金は上げます、自己責任だから死ね
「死ね」ですよ? そのようなことは言っていません国民の幸福をいつも願っています、と
言い訳するだろうが事実上の行動はしねなのである
取るに足りない塵芥であるからと言って、このようにイジメ殺してもよいということにはなりません
宇宙や銀河や永遠の問題はそれはそれとして、現世の敵は現世で取るしかありません
http://www.asyura2.com/16/cult17/msg/614.html#c1
東芝崩壊、全メディアの目前で異常な光景…「決算発表延期・内部告発・巨額損失」同時発生
http://biz-journal.jp/2017/02/post_18052.html
2017.02.16 文=深笛義也/ライター Business Journal
東芝崩壊の軋みが聞こえた――。
2月14日、東芝は2016年4〜12月期連結決算発表を行い、午後4時から本社においてマスコミ向けの会見を行う予定であった。浜松町にある東芝本社の1階ロビーには、受け付け開始前から多くの報道陣が詰めかけていた。
午後3時、東芝社員が「本日、会見が行われるかどうか、現時点ではわかっておりません」と言い放ち、報道陣たちは色めき立った。「撮影の準備はしていいんですよね」と、テレビ局の撮影クルーが確認する。
受け付けが開始され、39階の大会議室に報道陣は続々と入っていく。午後4時までには150人ほどになり、25台のビデオカメラが構えられた。NHKや全民放キー局をはじめ、新聞社、週刊誌、インターネットメディアなど、ありとあらゆるメディアが集まり、会見に注目していた。
従業員数は約19万人、過去に経団連会長を2人も輩出した日本のトップ企業である東芝が、原子力事業における巨額損失で債務超過に陥っていると伝えられているのだから、当然である。
しかし会見開始予定時間の午後4時になっても、会社側からなんの説明もない。すでにこの時点で、連結決算発表の延期という異例の事態が伝わってきた。これに関する会見も行わないとなると、説明責任を果たさないことになり、一大事である。会見がないという事態を想定して、空席の会見席をバックにアナウンサーが喋る様子を撮影するテレビ局も見受けられた。
会見が午後6時半から行われることが発表されたのは、午後5時になってからだった。
時間になって、綱川智・代表執行役社長、佐藤良二・監査委員会委員長、平田政善・代表執行役専務、 畠澤守・執行役常務が姿を現した。
綱川社長が決算発表の延期に対するお詫びの言葉を述べると、佐藤氏より延期の理由が明らかにされた。それは「内部告発」というショッキングなものであった。しかも、東芝の原子力事業での損失は米原発子会社・ウェスチングハウス(WH)買収に起因しているといわれているが、内部通報はそのWHに関わるもの。WHによる米原子力建設会社の買収における内部統制の不備を示唆するものだ。
内部通報による事実関係を確認しなければ決算を完了できないとして、企業内容などの開示に関する内閣府令第17条が規定する提出期限の延長申請を財務省・関東財務局に行い、1カ月の延長が認められたことを佐藤氏は明らかにした。
内部通報の詳細な内容は明らかにされなかったが、WHの社員が同社CEO(最高経営責任者)に対して行ったものだという。
■東芝崩壊への道筋
綱川社長からは、原子力事業における損失発生の概要と対応策が発表された。
連結決算に反映する原子力事業の損失は7125億円、営業損益は5447億円の赤字となった。損害に対する経営責任を取り、原子力事業を統括してきた志賀重範会長は、取締役・代表執行役を辞任、WH会長でエネルギーシステムソリューション社長のダニー・ロデリック氏は社長を解職、綱川社長は月額報酬を90%返上、原子力事業部長である畠澤常務は月額報酬を60%返上する。
原子力事業における巨額損失の要因は工事コストの増大だったとして、海外の新設プラントについて、今後は土木建築部分のリスクは負担しない方針が明らかにされた。国内の原発事業に関しては、再稼働・メンテナンス・廃炉を中心に、社会的責任を継続して果たしていくとのことである。
事業の中期的な考え方として「豊かな暮らしを支える社会インフラ」「すべての活動を支える安全でクリーンなエネルギー」「社会を支える電子デバイス・ICTソリューション」の3つが上げられたが、「決算発表延期」「内部告発」「巨額損失」の3つこそが頭に響く、東芝崩壊への道筋を感じさせる会見であった。
(文=深笛義也/ライター)
ソニー、巨額損失の映画事業売却説…買収から30年、統治できずハリウッドの夢破れる
http://biz-journal.jp/2017/02/post_18050.html
2017.02.16 文=編集部 Business Journal
ソニーは2月2日、2017年3月期の連結最終利益(米国会計基準)を従来予想の600億円から260億円(前期比82%減)に下方修正した。映画事業で1121億円の減損損失を計上するためだ。
そのため会見では、映画事業の先行きに質問が集中したが、「映画はソニーの戦略上、非常に重要。事業の売却は選択肢にない」として、吉田憲一郎副社長は売る考えがないことを強調した。
ソニーの映画事業をめぐっては、売却の噂が常につきまとってきた。映画・音楽事業を統括する担当執行役でソニー・エンタテインメント最高経営責任者(CEO)のマイケル・リントン氏が2月2日付で退任。急成長する写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を運営する米スナップの取締役会長に転身した。
リントン氏は04年、ソニーの映画部門であるソニー・ピクチャーズエンタテインメント会長兼CEOに就任。12年からはソニー・エンタテインメントCEOになり、映画・音楽事業を統括するトップだった。
だが最近は、映画はヒット作に恵まれず、経営陣の刷新を求める声が出ていた。経営陣の交代を機に米国メディアは、ソニーがソニー・ピクチャーズを売却するのではないかと報じた。
ソニーは7月に全米で公開される予定の『スパイダーマン:ホームカミング』とアニメ映画『エモジ・ムービー』に期待をかけている。これがヒットすれば、ソニー・ピクチャーズを高値で売却できると解説する向きもある。
「映画.com」は1月31日付のニュースで、「売却先として最も可能性が高いのは米メディア大手、CBS」とする現地メディアの報道を伝えた。
コンテンツを欲しがっているアップルがソニー・ピクチャーズに食指を動かしているとの噂が飛び交うなど、報道は過熱気味。ちなみに、ソニー・ピクチャーズの企業価値は120億ドル(約1兆3000億円)前後と試算されているそうだ。
ソニー・ピクチャーズの売却話は今回が初めてではない。ソニーの議決権のある株式の7%弱を保有していたと主張する米投資ファンド、サードポイントのダニエル・ローブCEOは13年5月、ソニーの平井一夫社長と面談。映画子会社(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)、音楽子会社(ソニー・ミュージックエンタテインメント)を上場させ、全株式のうちの15〜20%を売り出すべきだと提案した。
だが平井氏は、この提案を拒否。「エンタメもソニーの中核事業。ソニーが100%保有し続ける」と宣言した。サードポイントは14年10月、ソニー株をすべて売却して手を引いた。
前回と今回の売却話では、映画事業の立ち位置が明確に異なる。前回は大赤字を抱えるエレクトロニクス事業の再建資金を、業績好調な映画・音楽事業を分離して上場することによって調達するというものだった。だが今回は、映画事業が大赤字なのだ。
■DVD市場の変化に対する認識の甘さを露呈
事業の収益性を見直すなか、映画をコンテンツとするDVD市場が今後、従来想定より2割以上落ち込む見通しとなったため、映画製作にかかわる営業権の価値をゼロに引き下げた結果、1000億円規模の減損が発生した。
インターネットメディアの普及と回線の高速化、映像技術の進歩と配信サービスの加速的な充実など、もろもろの要因から、映像ソフトの市場規模は縮小してきた。スマートフォン(スマホ)が普及した08年以降、その傾向がより顕著になった。
ソニーは、こうした市場の変化に追いつけず、資産が陳腐化した。市場の変化に対する見通しの甘さが巨額な損失につながった。
ソニーの17年3月期の売上高は前期比6%減の7兆6000億円、営業利益は同18%減の2400億円になる見込み。290億円の黒字を見込んでいた映画事業が830億円の営業赤字に転落するためだ。映画事業で1121億円の特別損失を計上するが、医療技術情報サイトを運営するエムスリーの株式5.34%分を370億円で売却して損失を穴埋めしたことから、最終利益は260億円の黒字を確保できそうだ。
営業利益が2400億円で踏みとどまり、吉田氏が「来期の営業利益5000億円以上という目標は変えない」と明言したことから、ソニーの株価は2月3日、6営業日ぶりに反発。一時、前日比231円(7%)高の3600円と、昨年来の高値を更新した。2月7日には一時、3626円をつけた。
吉田氏は「映画事業は売却しない」と強調したが、それで売却の観測が消えたわけではない。ソニー・ピクチャーズの売却説は、今後も燻り続けることになろう。
■映画の買収で、3000億円超の減損処理をしていた
映画事業の失敗の本質は、ソニーがハリウッドを統治できないことにある。バブル時代の1989年、米名門映画会社コロンビア・ピクチャーズ・エンタテインメント(現ソニー・ピクチャーズ)を6400億円で買収した。映画は米国文化の象徴といわれてきた分野だ。コロンビア買収によってソニーは“聖地(ハリウッド)”に手を突っ込んだと受け止められ、「米国の魂を買った」と猛烈なバッシングを浴びた。
コロンビア買収の最大の失敗は、ガバナンス(企業統治)を放棄したことにある。経営を2人のプロデューサーに丸投げした。ソニーが映画産業に無知であることを見透かした2人は、やりたい放題、浪費を続けた。彼等がつくった映画は、当然のごとくヒットしなかった。コロンビアは巨額の赤字を垂れ流しつづけ、とうとう買収から5年後に、ソニーは買収した金額の半分の減損処理に追い込まれた。ハリウッドへの進出は3000億円超という高い買い物についた。
誰もがソニーは映画事業から撤退するだろうと思ったが、ハリウッドでソニーの名声を上げることは、創業者のひとりである盛田昭夫氏が晩年に抱いた夢だった。そのため、経営陣は盛田氏を慮って撤退を決断できず、映画事業をずるずると持ち続けた。14年12月、ソニー・ピクチャーズは北朝鮮の金正恩第一書記の暗殺を描いたコメディ映画『ザ・インタビュー』を制作したことからサイバー攻撃を受けた。
ハッカーが『ザ・インタビュー』の上映館に対する攻撃をちらつかせたことからソニーは公開を中止した。断固闘わなければならないテロにソニーは屈したと非難にさらされ、バラク・オバマ米大統領(当時)も、「ソニーは過ちを犯した」と批判した。
ハリウッドは、インナーと呼ばれる人々が仕切る排他的で特殊な世界だ。買収して30年近くになるが、結局、ソニー本社はハリウッドを統治できないままだ。映画事業からの撤退説が根強い理由は、ここにある。
賞味期限、実際より2割も短く設定?卵は生で2カ月もつ?お金が貯まる人の食品ロス回避法
http://biz-journal.jp/2017/02/post_18045.html
2017.02.16 文=西山美紀/マネーコラムニスト Business Journal
「お金を貯めたい」と思ったら、実は家庭内にも目を向ける必要があります。「1世帯当たり、何気なく年間6万円を捨てている」と聞いたら、驚くのではないでしょうか。
実はこれ、1世帯(4人家族)当たりで無駄にして捨てている食品を金額に換算したもの。あまり知られていませんが、「お金を貯めたい」という人にとって、食品を捨てていることは、少しでも早く気づかなくてはならない大問題なのです。
今回は、「食品ロス」問題の専門家に、「知らず知らずのうちに垂れ流している年間6万円分の損失を防ぐコツ」や「賞味期限と消費期限の実態」などについて、お話を聞きました。
■家庭の食品ロス、全国で年間11兆円の試算も
2016年10月に刊行された『賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか』(幻冬舎)の著者で、食品ロス問題専門家・消費生活アドバイザーの井出留美さんは、「京都府京都市の試算によると、家庭から出る食品ロスを金額換算すると、1世帯4人の場合、年間で6万円相当に上ります」と話します【※1】。
「さらに、ごみの処理費用として5000円かかるので、合計で6万5000円です。京都大学名誉教授の高月紘先生の試算によると、これが日本全国で起これば、年間総額11.1兆円に上ります。これらは、すべて“ごみ”として捨てられているのです」(井出さん)
お金をかけてつくられ、自分がお金をかけて手に入れた食品を、食べることなく捨ててしまうのは、お金をドブに捨てているようなもの。毎年毎年、6万円以上の無駄を生み出していたとは驚きです。
とはいっても、日々忙しいのがビジネスパーソン。「食品を冷蔵庫に眠らせたまま、いつの間にか賞味期限や消費期限が切れていた」「野菜室の奥のほうで野菜が腐っていた」「食べきれなくて捨ててしまった」という方も多いのではないでしょうか。
また、自分は「賞味期限を1〜2日過ぎても大丈夫だろう」と思っても、家族が「絶対にダメ!」と、すぐに捨ててしまう場合もあるでしょう。そこで知っておきたいのが、井出さんの「賞味期限は鵜呑みにしなくてもいい」というアドバイスです。
■賞味期限のウソ…卵は生で57日間食べられる!
「私は以前、大手食品メーカーに長年勤めていました。食品は命にかかわるものなので、安全性が第一。あまり知られていませんが、『万が一の場合を考えて、賞味期限は実際よりもかなり前倒しで記す』という食品業界全体のルールがあります。5日以内の日持ちのものは『消費期限』が使われ、それ以上のものは、おいしさの目安として『賞味期限』が使われるのですが、これらの表示の多くは2割以上前倒しになっています」(同)
賞味期限と消費期限のイメージとしてわかりやすいのが、以下のグラフ。
「農林水産省 北陸農政局」より
このグラフが掲載されている農林水産省のホームページを見ると、「賞味期限を超えた場合であっても、品質が保持されていることがあります。見た目やにおいなどの五感を使って食べられるかどうか判断することも大切です」という記述があります。
「賞味期限の設定は、さまざまな試験を基に算出された『実際に日持ちする日数』に『安全係数』という数字をかけて決められます。企業によってさまざまですが、国としては加工食品のガイドラインで『0.8以上の安全係数』を推奨しています。0.8の場合、賞味期限は本来おいしく食べられる期限の8割ということになります。この安全係数は、賞味期限だけでなく消費期限に使われることもあります」(同)
たとえば、「実際に日持ちする日数」が18カ月の場合、安全係数の0.8をかけた賞味期限は約14カ月になり、本来の期限より4カ月早い期限が表示されているということになるわけです。
それを知らずに「賞味期限が過ぎたから、もう食べられない」と確認しないで捨てていたら、大切な食品はもちろん、お金も無駄にしてしまっているわけです。
そして、井出さんが教えてくれたのが「卵は生で57日間食べられる」という事実です。
「卵は、『パックしてから2週間が賞味期限』と一律に決められていますが、これは『夏場に生で』食べることが前提です。産卵してから1週間以内にパックされることが決められているので、産卵後3週間で賞味期限がきてしまうわけです。ところが、気温の低い冬場(10℃程度)なら、本来は産卵から常温で約2カ月(57日)は生で食べることができます」
冬場に卵を冷蔵庫できちんと管理していても、賞味期限が1日でも過ぎれば捨ててしまっているという方も多いのではないでしょうか。しかし、「適切に管理されていれば、賞味期限を過ぎても加熱調理すれば十分食べられます」(同)とのことです。
■空腹で買い物に行くと64%も無駄遣いする危険!
「賞味期限が過ぎてしまった」などの理由で、まだ食べられる食品が廃棄されてしまう「食品ロス」問題。井出さんは、この実態について、以下のように話します。
「日本の家庭から出る食品ロスは、年間302万tにも上ります。京都市は、ごみと食品ロスを半分に減らす『ごみ半減プラン』に取り組んでおり、ピーク時から約4割に減らしてもなお、ごみ処理に261億円も使っています。食品ロスを減らせば、それだけごみ処理費が減り、その税金を教育や福祉など、もっと市民に役立つことに使えるようになると思うのですが……」
では、食品ロスを減らすために、個人でもできることには、どんなものがあるのでしょうか。井出さんに“5つのコツ”を教えてもらいました。
(1)すぐ食べるなら、賞味期限が近いものを買う
「売り場の棚の奥にある、賞味期限が長いものを買うこと」が習慣になっている人も多いかもしれません。しかし、今日明日に食べることがわかっていたら、賞味期限や消費期限が近いものを買いましょう。「50円引き」「半額」などの割引シールが貼られているものもあってお得な上に、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの廃棄食品を減らすことにもつながります。
(2)空腹で買い物に行かない!64%も無駄遣いする危険を回避
買い物に行くタイミングも重要。「おなかが空いた状態で買い物にいくと、最大で64%も購入金額が増える」というアメリカの研究結果があります(ミネソタ大学のアリソン・ジンシュー氏らの実験による)。空腹だと、あれこれ食べたくなるもの。家や職場で飴やチョコレート、お茶などを軽く食べたり飲んだりしてから、スーパーやコンビニに行きましょう。
(3)日なたに食品がある店は避け、適切な管理をしているお店を選ぶ
お弁当やお菓子、ドリンクなど、直射日光がサンサンと当たっている店は要注意。食品の賞味期限は「直射日光を避ける」「高温多湿のところに置かない」という前提で設定されることがほとんどのため、適切な品質管理をしているお店で買うようにしましょう。自宅に持ち帰ってからも、ガスコンロや暖房器具のそばには置かず、冷蔵庫など適切な場所にすぐに移動させることも忘れずに。
■食品ロスが減れば貯金が増えて税金利用も有効に
(4)食べきれる量や使いきれる量を買う
安いからといって買いだめをしない。自分が食べきれる量、使いきれる量を買いましょう。外食でも同じく、食べきれる量を注文しましょう。どうしても料理が余った場合はドギーバッグ(食べ残しの持ち帰りバッグ)をお願いできないか、店に相談してみるのも一案。ドギーバッグを持ち帰った場合は、早めにしっかり加熱してから食べましょう。また、たとえ(いくら食べても定額の)ビュッフェでも、食べ残しをしないことが大切です。
(5)賞味期限が過ぎたものは、五感を使って状態を確認
賞味期限は、ある程度の余裕があることも多いので、少し過ぎた程度であれば、目で見たりにおいをかいだりして状態を確かめてみましょう。水分が多いものや薄味のものは、傷みやすいので注意。ただし、体調の悪いとき、小さな子どもや高齢者がいる場合は、消費期限はもちろん、賞味期限にも注意して食べましょう。
以上、食品ロス問題の実態と、すぐに個人で減らせる5つのコツについてお伝えしました。食品ロスが減れば、個人の無駄な出費も減って、お金が貯まります。そのお金を、ほかの大切なことに使うことができます。ごみ処理に使われている税金も、私たちの暮らしがより豊かになるために使われるようになることでしょう。まさに、いいことずくめです。まずは、身近なことから始めてみませんか?
(文=西山美紀/マネーコラムニスト)
【※1】「京都生ごみスッキリ情報館」
http://www.asyura2.com/17/hasan119/msg/234.html
デカイ宿泊施設も手抜き工事で、他の施設への使い道が無いからだ。
日本会議の奴等だけタダで泊まらせる!という方式に変更しろ。
http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/221.html#c1
それがさ、今の親たちって、まともに子育てできなくて、子どもたちが犬以下のしつけなのよ。まともに子育てしている人は、少数派で、文科省も子どもたちをコントロールできなくて困っているみたい。まともな親から文科省にメールがあるようなんです。
「 親をしつけないと、子どもが常識のない行動する 」って…文科省も対応しきれないみたい。
人の物を盗む、男女問わず友達に暴力をふる。その子たちの親は容認。だから、いくら愛国教育しても無理みたいなんですよね。
東芝と運命共同体、PwCあらた監査法人の「黒歴史」…安々と決算発表を許せない事情
http://biz-journal.jp/2017/02/post_18049.html
2017.02.16 文=鷲尾香一/ジャーナリスト Business Journal
2月14日、東芝は同日に予定していた2017年3月期第3四半期(16年4−12月)連結決算発表を、3月14日まで1カ月間を延長すると発表した。当初は2月14日正午に発表を行うはずだったが、正午を過ぎても東芝の決算短信は公表されず、その理由も明らかにされていなかった。
東芝が発表延期を正式に公表したのは、同日午後2時30分。この発表をきっかけに、それまでも下落基調をたどっていた株式市場は“東芝ショック”を受けて下げ足を速め、日経平均株価は前日比220円以上も下落して取引を終えた。
東芝は発表を延期した理由について、現在問題となっている米原発子会社ウェスチングハウス(WH)によるCB&Iストーン&ウェブスター(S&W)買収に伴う取得価格配分手続きの過程において内部統制の不備を示唆する内部通報があり、監査委員会がその内容について事実関係の調査を行った結果、さらなる調査が必要となったため、監査法人のレビューができなくなったと説明している。
7000億円を超えるとみられる損失を発生させた問題だけに、細心の注意を払ってすべての事実関係を明らかにした上でなければ、東芝は決算の公表に踏み切るべきでない。これまで隠蔽された事実をはっきりと開示する義務がある。その点では、決算発表を延期しても事実解明を進めるのは、至極当然のことだ。
東芝の監査法人は、世界的な監査法人であるプライスウォーターハウスクーパース(PwC)のメンバーファームである「PwCあらた監査法人」。東芝は15年に粉飾決算が発覚し、16年3月期を最後に監査法人を新日本監査法人からPwCあらたに変更した。新日本では、東芝の事件の責任を取って当時の英(はなぶさ)公一理事長が引責辞任をしている。それだけに、トヨタ自動車やソニーなど日本の代表的な大手企業の監査を行っているPwCあらたの、東芝に関する監査の責任は重い。
■PwCあらた、誕生の経緯
実はPwCあらたも“脛に傷”を持っている。あらたの前身は旧中央青山監査法人で、これは2000年に旧中央監査法人と旧青山監査法人が合併して発足した。この合併の契機になったのが、旧中央が担当していた、山一証券や足利銀行、ヤオハンといったバブル当時の損失を粉飾決算していた企業の監査だった。旧中央は単独での経営が難しくなり、旧青山との合併に追い込まれた。
その旧中央青山も、05年に「カネボウの粉飾決算事件」を引き起こす。当時のカネボウ担当の公認会計士が、同社に対して粉飾を指南していた。さらに、翌06年には当時のライブドアマーケティングの粉飾決算時に監査を担当。度重なる問題を受け、金融庁は旧中央青山に対して2カ月の監査業務停止処分を出した。
このとき、旧中央青山はPwCのメンバーファームだったが、旧中央青山の監査業務停止処分を契機に、そのPwCが旧中央青山の監査先企業の受入先として設立したのが、現在のPwCあらたなのだ。つまり、PwCあらたは粉飾決算事件の後始末のようなかたちで誕生した監査法人だ。
16年に“火中の栗を拾う”かたちで東芝の監査を引き受けたPwCあらたにとって、絶対に監査上の問題が発生することは許されない。それだけにPwCあらたは慎重に監査を行っていくことだろう。果たして、1カ月の延長で東芝は決算発表ができるのだろうか。
(文=鷲尾香一/ジャーナリスト)
http://www.asyura2.com/17/hasan119/msg/235.html
金融緩和は経済活性化と空売り売国奴の大損・破滅を目的とした必要悪である。
最後はド派手にデフォルトを宣言してFRBを解体した後、政府発行紙幣による金融経済に移行するが、その頃にはソロスはもうあの世で地獄のお仕置きを受けているだろう。既に受けているか?w・・その後継のチーム・ソロスの連中も地獄に行ってもらった方が良い。CIAとか共産主義者とかCIAの仲間の基地外宗教団体とかを道連れにしながら。
・・・という事かな?/よう知らんけどw
・
http://www.asyura2.com/16/cult17/msg/612.html#c7
若い子も正社員なくてかわいそう。派遣は3か月更新でいつ切られても文句も言えない雇用形態なので、時給はパートよりいいが、不安定は一番困る。
例えばパートでも安定して派遣並みの時給がもらえれば日本はもっと幸せな国になるだろう。
本当は週5日、7時間労働以上は正社員にする。と国が決めればいいのだ。
簡単な事じゃないの。
そうしたら日本はものすごく良い理想の国にさえなるよ。
それがさ、非常識な親が増えたとかで、例の修身教育上手くいっていないのよ。文科省にまともな親からメールがあって、悩んでいるみたい。保護者は、学校も教育委員会も対応してくれないから、文科省にお願いしているのに、こんなに安倍政権は道徳教育に力を入れているのに、まったく動いてくれないってご立腹でした。その少数派のまともな親たちは、道徳教育賛成なんですけど、ちょっと勘違いしているみたいで、大多数が非常識で、子どもたちは先生の言うことも聞いてくれないとかで困っているみたい。
人の物を盗む、男女問わず暴力、愛国心を押し付ける前に、人間としてまともに育てないといけないみたい。
その常識のない子育てしている世代が30〜40歳代で、ネトウヨ顔負けの常識のなさみたいよ。この人たちが、ネトウヨ育てたんだ、と妙に納得。でも、30〜40歳代の親たちって60〜70歳代でしょう?日本人大丈夫かな?と逆に心配になりました。
ビートたけしの新しい道徳だっけ?あれは、臆測、空想の世界で、実際は非常識で傍若無人な親子が増えたらしいよ。
モンペ?モンスターペアレントってあの人たちの行動見ていれば分かる。ちょっと狂っているところがあって、自分の子どもが風邪ひいて運動会休んだら、校長と担任を家まで呼んで、包丁で脅したんだってね。子どもも親の背中見て育っているから、人の物を盗んだり、平気でやるみたい。今の時代、まともな親って少数派なんだって。だから、愛国教育しても無駄みたい。
いや、多分違うだろ。
トランプがアベを見はなすわけが無いw 国連から来る批判の恰好の盾なのでwww
トランプは、国連にたてついている状態だ。
同じ様に、ロシアも中国も国連から批判されている状態だ。
だから、手を組むメリットがある。
ロシア外交の時、北方領土にミサイル配備した状態で開催されたが、普通こんなの外交と言うより脅迫w
この脅迫やカツアゲと見て取れる行動をしていたのに同盟国のアメリカは沈黙していたwww
信頼度ゼロのマスゴミが、バカみたいにハシャイだアメリカと中国のヤラセに近い牽制劇で盛り上げておいて、安倍が渡米してすぐ、中国に親書が送られたwww
さんざんエサやっていいたのに・・・飼い犬に噛まれる。とはこのことだろw
トランプは、アベを絶賛していたが、日本はアメリカが親書を送った相手に対中戦略を一緒にしましょうとは言えない状態になったw
安倍ポチがトランプに提案できるものは、日米同盟の強化くらいで、あとは、貢物を上げることくらいしかできないしょぼい外交。
しかし、トランプが絶賛したおかげで、世界から総バッシングを受ける羽目になった安部信三閣下w
これで、トランプの仲間が増えた状態になったwww
そして、誰に命令されたのか? 北朝鮮がいつものミサイルを撃ってきた・・・・
これは、明らかにいつもと違って、タイミングが悪すぎる。
北に命令したのは・・・トランプでもないし、安倍ちゃん達でもない・・・ということは?
アメリカ国内で、トランプと敵対している勢力やCIAがヤラしていると見たほうが良い。
この敵対している勢力は、トランプバッシングしている国連側と見たほうが良い。
これを好機と見たか? 沸点が低いのか? トランプは早速、北朝鮮に宣戦布告した?
警告なのかな? 金 正恩の兄の正男が暗殺された・・・
マスゴミを中心に多くは、金 正恩が正男を暗殺させたと言っているが、ほとんど無外の正男を殺しても、逆に国内で批判を買うだけに思えるのだが・・・
状況もお膳立てされてる様に思える・・・
国連も北朝鮮がアメリカ同盟国の日本にミサイルを撃ちこんで来たので、米国に建前はある。
それに国連も北朝鮮に制裁している最中なので、介入も出来ない状態になった。
今迄、ブーブー言ってた中国、ロシアの反応も薄い・・・
これは、多分、ガチのヤツ?
これが、ガチのヤツだったら北朝鮮詐欺が使えなくなった安倍ちゃん達は、泣いているんじゃないだろうか?
また、朝鮮人出て行け!と騒いでいる、在日朝鮮人の右翼団体は、ガチだったら祖国の北朝鮮に応援にいくのだろうか?
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/661.html#c24
怨磋の連鎖は感心しない。 変えられない過去を嘆いても仕方ない。敵を不幸にしたところで自分が得するわけでもないだろう。大事なのは、誰も得をしない破壊を四六時中やってるくそじじいに、そういうのもう良いから金返せと取り立てることだろう。
http://www.asyura2.com/16/cult17/msg/614.html#c2
・・・その通りです・・・・が
今日まで従業員(労働者)が
経営者の言いなりになって
御用組合・原発賛成やってたの
お前らじゃがな!
おまえらも共犯の認識ないんか?
会社は経営者だけの物じゃないと言うなら
泣き言言わず戦え!
現経営者全員たたき出して
原発やめてお前らが会社動かせ!
甘ったれた事言うな!
>ジャーナリズムが崩壊しつつある、という批判は、もう目新しいものではない。・・
それは少し違うのではないかと。
ジャーナリズムが左傾化の歪みの果てに、崩壊しつつある、それが実態ではないかな。
> 要するに何が言いたいかというと、
>首相夫人が訪問したという、おそらく日本でも珍しいであろう、「超ユニークな」(実際、2年前の日本の記事ではこの言葉が使われている)幼稚園に関する地域のニュースが、
>翻訳編集を重ねられ、2年後には、「日本の教育は、生徒に、天皇陛下と国家への服従と道徳心を教えている」なんていう、極端な誤情報を伝える記事となり、国際的な注目に値するとして、世界に出回ったのだ。
>『日本の子どもは、戦争の準備万端だ』
>なんて記事が、どこかの国で出回る日が来るかもしれない。
いやはや、いつもながらズレている記事と見た。
戦前も、戦後もまた、指導者とは常に父なる存在だった。
違うというのなら、その証拠をご提示いただきたい。
そのいちばん上に居る方が天皇だった。ということ。
こうした父なる存在への敬意は、戦前も、今も変わらずある。
無いと言うのなら、どうぞ証明していただきたい。
左向きな方々の習俗だけ挙げてもそれはダメだ。
長々と書いているが、こうした父なる存在を国家主義と断罪し、
憎んできたのが左巻きの諸君だろう。
今まで、何度も其所此処でコメントしてきたけれども、
人類の進化というものがあるとしても、リベラルはその選択肢の一つに過ぎない。
それも、あまり筋の良くない選択肢だ。
残念ながら、日本人はこれを採らないだろう。
明治以来、これに日本人が飛びついてきたのは、
それ以前の武士の時代の男尊女卑が過ぎたこと。
明治の人為的な宗教政策の故に、熱心な信仰が否定された結果に過ぎない。
もはや、日本人はそうした土壌に居ない。それをよくよくご覧になられよ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/703.html#c4
ベトナム旅券持つ女1人を拘束 偽装パスポート?
http://79516147.at.webry.info/201702/article_184.html
2017/02/15 23:49 半歩前へU
▼ベトナム旅券持つ女1人を拘束 偽装パスポート?
【クアラルンプール聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、正男(ジョンナム)氏がマレーシア・クアラルンプールの空港で殺害された事件で、マレーシアの警察は15日、ベトナム旅券を持つ女1人を同空港内で拘束したと明らかにした。
女は1988年生まれで、ベトナム北部の出身という。拘束された際に女はベトナム旅券を所持していた。13日の事件当時、防犯カメラに姿が捉えられた女で、1人でいたという。警察は「容疑者には法的措置が取られるだろう」と伝えた。
女は事件後にタクシーで逃走し、現地のホテルにいたとされる。警察は、女が15日に再び事件現場付近に現れた理由などについて調べている。
事件の捜査官は現地メディアに対し、女が本当にベトナム国籍なのかを北朝鮮、ベトナムの外交官とともに調べていると説明している。
また警察当局の消息筋によると、捜査線上に浮かんだ容疑者はベトナム旅券を持ったこの女と、もう1人の女、男4人の計6人だという。
****************
ベトナム旅券を持つ女1人を拘束したというが偽装パスポートの可能性もある。1987年11月29日に起きた大韓航空機爆破事件の犯人で北朝鮮の工作員、金賢姫は偽造パスポートを使って日本人の蜂谷真由美になりすましていた。
余談だが、逮捕された時の金賢姫の美しかったことと言ったらない。これぞ「絶世の美女」と言っていいくらいだった。私も、こんな美しい女性を見たのは初めてだった。
その辺のタレントやモデルなど対象外だ。韓国はもとより日本など世界中から結婚の申し込みが殺到したのを今でも覚えている。
ごみの撤去費用8億何千万とは
何のことやら
このゴミ誰のゴミ?
ゴミはごみ屋敷の住人の責任で
処理すべきことで
国の金でやるのおかしくない?
誰が8億もの資産価値落としたの?
責任者出てこい!
このようなjapanの心根と言いましょうか、
やさしさと言いましょうか、甘さと言いましょうか、無責任体質と言いましょうか
器の形に従う水の如き従順さと言いましょうか、諦観と言いましょうか
このような日本の美徳が十全に利用し尽され、現状のでんでんヒョットコ支配の
日本であることは、賢者の2さまは、ご存知のはずです
原爆落とされても、過去は変えられない、二度と過ちはくりかえしませんと反省する民族
どこまで搾れるか?どこまで耐え忍ぶのか有事の際に比較的安全な資産とされるjapan?
あちら側の人々は、興味深く観察しているはずです
http://www.asyura2.com/16/cult17/msg/614.html#c3
横浜市長も教育委員会長も、<ヘドロ姦猟>出身である。
要は、なぁなぁ姦猟主義で適当にやってたってだけのことなんだよ。
こうした<姦猟族>の暴走は、<ウソツキしんちゃん政権>後、俄に立ち現れてきた異常現象である。まぁ、最後の悪足掻きってぇことさ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/672.html#c15
正男暗殺、ミサイル威嚇に倍返し トランプが始める3月“血の報復”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/199509
2017年2月15日 日刊ゲンダイ
トランプ大統領と金正恩(C)AP
“晴れ舞台”への挑発を、トランプ大統領は絶対に許さない。北朝鮮が日米首脳会談に合わせて新型の戦略弾道ミサイル「北極星2号」を発射。さらに金正恩の異母兄にあたる金正男が暗殺された。完全に狂った暴走をエスカレートさせている金正恩に米国はどうでるのか。まもなく米軍の特殊部隊が北朝鮮に攻め込むという情報が流れている。
北極星2号は朝鮮半島北西部から日本海に向けて発射された。このミサイルが日米韓への脅威になっているのには理由がある。従来の液体燃料ではなく、固体燃料を使った新型だからだ。軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏が言う。
「これまでの液体燃料エンジンはミサイルを格納庫から移動させ、1時間ほどかけて燃料を入れて撃つ方式で、発射までに時間がかかりました。その間に米軍は軍事衛星や偵察機で捕捉し、攻撃もできます。ところが固体燃料エンジンはあらかじめミサイルに燃料を入れて移動し、発射ボタンを押すだけ。10〜20分で発射できるのです。米軍が空から破壊できない可能性が高まりました」
「北極星2号」の飛行距離は500キロだったが、新型中距離ミサイル「ムスダン」(射程2500〜4000キロ)を改良したものとみられている。米国の準州であるグアムも射程に入る計算だ。
黒井氏によると、北朝鮮ではミサイル開発チームが複数存在し、互いに成果を競い合っている。そのため目覚ましいスピードで技術が進歩し、近い将来、ワシントンなど米国の東海岸全域を射程に収める高精度のICBM(大陸間弾道ミサイル)が完成する可能性もあるという。発射時間が短縮されたうえに、長足の進歩であることが日米韓の脅威となっているのだ。
■マンガのような「先制攻撃論」が現実に
こうした状況の中、「金正恩の首が危うくなってきた」と言うのは、拓殖大客員研究員で元韓国国防省北朝鮮情報分析官の高永侮≠セ。
「オバマ政権は北が挑発しても我慢して無視してきましたが、トランプ大統領はそうはいかない。なにしろ周囲は共和党のタカ派ばかりですからね。私は数日前、韓国の情報筋から、この3月に米軍が北に攻撃を仕掛けるとの情報を得ました。核や通常兵器による空爆ではなく、デルタフォースのような特殊部隊が金正恩の首を取る作戦というのです。北を庇護している中国も黙認するという。正恩の首さえ取れば北は心理的に参ってしまい、ミサイルで反撃できないでしょう。今回のミサイル実験で特殊部隊出動の確実性が一気に高まりました」
もし特殊作戦が発令されなくても正恩の命運が尽きる可能性は高い。
「米韓は2年前から北が核ミサイルを準備するのを前提に演習を展開しています。以前は38度線での戦闘を想定していましたが、いまは北の核基地を空爆する作戦。同時に特殊部隊の破壊工作によって核ミサイルを無力化します。これまでマンガのように語られていた北への先制攻撃がトランプ政権誕生で現実となってきた。トランプが“俺が本気を出せば北朝鮮をつぶせる”と息巻き、大統領補佐官のマイケル・フリンがOKを出せば、すぐに出撃するでしょう」(黒井文太郎氏)
今月16日は亡き父、金正日の誕生日。北朝鮮はまたミサイルをぶっ放すとみられているが、こうした状況下で正恩にその度胸があるのか。けだし見ものである。
日刊ゲンダイDIGITAL|正男暗殺、ミサイル威嚇に倍返し トランプが始める3月“血の報復”https://t.co/HWSWBfmXIL
— 吉川 幸男 (@FP_Yoshikawa) 2017年2月15日
拓殖大客員研究員 高永侮 談『…空爆ではなく、デルタフォースのような特殊部隊が金正恩の首を取る作戦というのです…中国も黙認するという…』
正男暗殺、ミサイル威嚇に倍返し。トランプが始める3月“血の報復”https://t.co/JhatqNaJ4K
— はひもふ(脱原発に1票) (@haaaaassan) 2017年2月15日
本当にやるんか、金正恩暗殺作戦。これだけ派手にやっちまうなら、国際法上 トランプも処罰されるだろう。
いきなり中国と仲良くした理由はこれか、やりそうな気配。
— 菅原利明 (@mizuki0326) 2017年2月15日
正男暗殺、ミサイル威嚇に倍返し トランプが始める3月“血の報復” https://t.co/3Tjpe5DYV5
コワいことですね。どうしてもやるのなら、電撃的にやって、瞬時に作戦完遂しないと日本にミサイルが飛んできますぜ。⇒正男暗殺、ミサイル威嚇に倍返し トランプが始める3月“血の報復” https://t.co/PaEhrQBbNf #日刊ゲンダイDIGITAL
— 松井計 (@matsuikei) 2017年2月15日
これ黒井さんなんですね。原稿入れた時点ではフリン辞任はまだだったわけです。
— ヒルコ 蛭義 (@damdamj) 2017年2月15日
正男暗殺、ミサイル威嚇に倍返し トランプが始める3月“血の報復” https://t.co/xJqveFgOuK #日刊ゲンダイDIGITAL
とことんいてもたれトランプ!ヤツの首を獲れ!!
— ストラテジックチョ (@bastardll) 2017年2月15日
正男暗殺、ミサイル威嚇に倍返し トランプが始める3月“血の報復” https://t.co/LRiCY4f1lX #日刊ゲンダイDIGITAL
狂った独裁国家北朝鮮よお前は崩壊の道を歩み始めたぞ!
— 織田信長 (@akirabpara) 2017年2月15日
正男暗殺、ミサイル威嚇に倍返し トランプが始める3月“血の報復” https://t.co/4kvFA3AHs3 #スマートニュース
正男暗殺、ミサイル威嚇に倍返し トランプが始める3月“血の報復” https://t.co/3wcT7MGjDT #日刊ゲンダイDIGITAL
— てらさん。 (@izy01106) 2017年2月15日
双方どんな情報を得て何しようとしてるのか。正恩の首を北朝鮮国民に迷惑かけずに取って国民を押さえ込めれば一番いいのだろうけど。
いかなる理由があろうと、政権に関係のある団体に、
相場よりも一円でも安価に
国有の財産を払い下げることがあってはならない。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/681.html#c17
日本人はともかく、外国人で君が代嫌いな人ならば日本になんか来てないだろうし
東芝にウェスティングハウス売り払った連中と同じくらいの快挙かもしれない
そして民営水道会社は労働者に糾弾されて暮らすはめになる
麻生は下々嫌いだからこのへんを考えてこう言ったのではないか?
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/683.html#c12
あるのだろうか?
あっつ、焼酎の点滴とかガソリンの液体飲み薬とか効きそう。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/732.html#c1
共謀罪とゆう悪法を成立させない為には、東京五輪・パラリンピックとゆう
筋肉バカどもの運動会を中止すれば良いだけ。トットト、んな物はIOCの
バッカ回虫に小遣い銭を少しやって返しなさい。さすれば、無駄な費用、時間
自然破壊せずに済む。東京五輪・パラリンピックなど無駄の極みだわ。
>実に簡単な質問だwww
簡単だろ?
>政権担当能力・危機管理能力に
>段違いの差があると感じているからだww
その危機管理能力とは、何を考え何を基準にして判断するか。
それこそが「政策」だ。
ばかもんwww
簡単だから解んないんだよね(笑)
http://www.asyura2.com/17/senkyo219/msg/631.html#c300
<アメリカ様>の現時点での“解釈”は、<尖閣諸島>は“岩礁”であり国土・領土としては認められない、なのである。
<竹島>と全く同じ構図なんだよ。
不毛な言い争いをするんなら、とっとと<海鳥・渡り鳥>に本来の<帰属・領有権>を返しなさいっちゅうことさ。
しかも 近日中だと 解釈しだいで後から何とでも言える曖昧な表現は オカルトや心霊商法の典型的手口
来年の今ごろあたりまで その範疇に入れるならば、絶対に当たるに決まっている いや外す方が難しい
今まで 地震の起らなかった年なんて、ほとんど無きに等しいからだ。
http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/770.html#c3
ディープキスを繰り返していたってのは、きっとデマだよな。
TVは都合の悪い事は放送しないので、こおゆう時は困るな。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/726.html#c2
【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄で、マレーシアのクアラルンプール国際空港で死亡した金正男氏(45)について韓国の情報機関、国家情報院は15日、「毒劇物によるテロと強く推定される」とし、北朝鮮工作機関、偵察総局などによる暗殺との見方を示した。一方、マレーシア警察は15日、犯行に関与した疑いでこの日朝、女1人を逮捕したと発表した。
韓国政府やマレーシア警察などによると、正男氏は13日午前9時ごろ、同国際空港でマカオ行きの便に搭乗するため列に並んでいたところ、女2人に接触されて倒れ、病院で死亡した。警察幹部は地元メディアに、女1人が正男氏の顔に液体をかけ、別の1人が口をふさぐなど役割分担をしていたと指摘した。
マレーシア警察が逮捕した女はベトナム旅券を保有しており、旅券によると28歳。監視カメラの映像が決め手になったという。女が犯行後、自殺を図ったという情報もある。地元メディアは、警察が実行犯とみられる女2人のほかに、男4人が犯行を手助けした疑いがあるとして、行方を追っていると報じた。
韓国の国情院は、正恩氏が最高指導者に就いた直後の2012年から正男氏暗殺が「永続的な命令」になっていたと明らかにした。
聯合ニュースは、正恩氏の帰国命令に応じなかったため、殺害されたとする元北朝鮮高官の見方を伝えた。北朝鮮大使館はマレーシア側に遺体の引き渡しを求めたほか、大使館員が遺体の解剖に最後まで立ち会ったという。
http://www.sankei.com/world/news/170216/wor1702160005-n1.html
http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/225.html#c1
国民が気づかない、動かない、と嘆いている人も多いが、
自分は、黙ってじっと堪えて、決して許さず、忘れずにチャンスを待つ。
それが日本人のDNAに刻まれた本質だと信じている。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/681.html#c18
アベのヴァカが東芝を潰した。いまだ原発を生き永らえさせやうとしている。
まるで敗戦間際の大本営だな。トリは日の丸原発連合特攻隊ってか!
日本中の原発爆発させて終わるか? おぅ、アヴェ!
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/721.html#c4
植草氏、がんばってください。応援しております。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/730.html#c1
反社会的、地球を破壊する原子力産業を推進した経営者に協力した従業員は
犯罪を幇助した、共犯者であることは、言うまでもないことです
犯罪の共犯者です 犯罪者なのです
ひとしく罪を負い、裁かれるのは、当たり前のことです
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/522.html#c3
遺伝子解析を手掛けるBGIの共同創業者、王俊氏が2015年、iCarbonXという深圳の医療技術会社を設立するためBGIを去った時、中国の大手ベンチャーキャピタル(VC)数社が是非融資をしたいと申し出た。だが、王氏は結局、中国インターネットサービスの騰訊控股(テンセント)の創業者で最高経営責任者(CEO)の馬化騰氏に資金協力を仰いだ。馬氏は新会社の価値を10億ドル(約1120億円)と見積もり、2億ドル近くの資金を提供した。
王氏に対するVCの熱意の陰には同氏のBGIでの経歴がある。いまやゲノム配列解析ではトップクラスのBGIは、米マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏のビル&メリンダ・ゲイツ財団と緊密に連携する。BGIが来月にも上海市場に上場すれば、VCは大きな利益を得られるだろう。
中国のIT(情報技術)企業は今やアリババ集団やテンセントだけではない。ロボットや人工知能(AI)から、フィンテックや医療機器などまで、中国は模倣ではなく、自ら技術を開発しようとしている。米調査会社CBインサイツが最近公表した世界の有力未上場IT企業は、上位10社のうち4社が中国企業だった。
米投資ファンドのウォーバーグ・ピンカスは、15年だけでも中国本土の複数の企業グループに15億ドルを投じた。この10年で投資額の平均2.2倍の利益を上げている。
米シティグループによると、米国へのベンチャーキャピタル投資は16年に38%減少したが、中国への投資は倍増した。中国企業はIT分野における全世界のベンチャーキャピタル投資の46%を占めたという。
米シリコンバレーの起業家たちはかねて、太平洋の向こう側の新興IT企業を見下し、中国では革新といっても限界があると主張してきた。中国ではいまだに儒教的な決まり切った教育をする大学が多く、高官になったり研究助成金を得たりするには中国共産党とのつながりがものをいう。中国のITグループはこうした考え方を変えようとしている。
(8日付)
=英フィナンシャル・タイムズ特約
[日経新聞2月9日朝刊P.6]
(上) 価格下落で新たな需要
家電や車向け急拡大
あらゆるモノがネットにつながる「IoT」機器が半導体の価格下落を契機に普及が進んでいる。技術を持つ人材や中古製造装置の引き合いも増え、周辺ビジネスを含めた半導体市況が変貌しつつある。
昨年秋に千葉市で開催された国内最大の家電見本市「CEATEC JAPAN」。利用者が「ニンジン3本入れて、タマゴ2個使う」などと食材の名前や出入庫数を声で伝えると、食べ時や献立を知らせる冷蔵庫が来場者の話題を集めた。
新技術活用進む
シャープが発売したこの冷蔵庫は保存する食材データをネット経由でやり取りし、利用者への助言に役立てる。東京都内の家電量販店の実勢価格は30万円前後で、収納量が同様の新モデル並みの価格になっている。
IoTを活用した家電や自動車向けの技術が国内外の展示会で相次いで披露され、この1〜2年で実用化は急速に進んだ。背景には日本や韓国を中心とした半導体メーカーの供給増と、パソコン向けを中心とした需要縮小による半導体部品の価格下落がある。
データ保存に必要なDRAMやNAND型フラッシュメモリーは16年春の直近安値で指標品はそれぞれ1個1.6ドル、2.2ドル強。中国家電メーカーなどの需要増で値下がりは一服したものの、3年間で半値以下になった。画像など認識用汎用センサーも年1〜2割程度下落している。
部品の値下がりで新製品の開発にも弾みが付いている。米半導体大手の日本法人で、アナログ集積回路を製造・販売するアナログ・デバイセズ(東京・港)は、食材の成分を手軽に分析できる機器をこのほど発売した。機器を食材に当てると、専用ソフトを通じてスマートフォン(スマホ)の画面にたんぱく質や脂質の含有量を表示する。価格は1個250〜300ドルに抑えた。「電子部品価格が安くなったため、実用化できた」(同社)という。
膨らむ国内市場
野村総合研究所は国内IoT市場が15年の5200億円から、20年には1兆9400億円、22年には3兆2000億円に拡大すると予測。世界的に拡大基調が続きそうだ。メモリー大手で、次世代品の開発投資を加速する東芝の成毛康雄副社長は「データ量の爆発的な増加に期待する」と力を込める。米IT(情報技術)企業のシスコシステムズは、世界のデータ量が20年には15年の7倍弱に拡大するとみる。
今後は需要の拡大局面入りに伴って、市況が本格的な上昇に転じるとの見方も出ている。半導体を搭載するシリコンウエハーでは需要増を背景に、国内大手は11年ぶりの本格値上げに踏み切った。メーカーからは「(付加価値を高めた)しっかりしたものを作る必要がある」(信越化学工業の轟正彦常務)。
かつて、半導体産業は過剰投資後の需要縮小から採算悪化に陥る悪循環を経験した。IoTが与える影響は多様な分野に及ぶ。市場投入後に一定期間が経過すると大きく下落する、半導体市況のこれまでの価格サイクルに変化を及ぼす可能性がある。
[日経新聞2月8日朝刊P.22]
(下) 中古の製造装置 争奪戦 技術者採用も急ピッチ
「中古の半導体製造装置は取り合いだ」。三井住友ファイナンス&リースの高田賢治・電子デバイス設備部長は驚きを隠さない。同社が扱う中古製造装置の相場は2008年のリーマン・ショック後の安値と比べ、2〜3割ほど上昇している。
あらゆるものがネットにつながるIoTの普及は半導体の周辺市場に波及している。製造装置の不足でリース会社やメーカーが売りに出す中古品に引き合いが殺到する。
新品並み価格も
日本半導体製造装置協会(SEAJ)がまとめた日本製半導体製造装置のBBレシオ(3カ月移動平均の受注額を同・販売額で割った値、速報値)は、16年12月に1.31。1を上回ると需要が供給よりも多いことを示す。15年12月以降、おおむね需要が供給を上回る。
電子部品各社は初期費用を抑えるため、高価な装置をリース契約で調達することが多い。リース会社が契約の終わった装置を中古市場に売り出すと、国内外のメーカーがただちに買い付ける。三菱UFJリースが扱う、ある半導体ウエハー切断装置の中古品は5年落ちで約1100万円と新品並みの価格だ。
IoT対応機器は安価な旧世代部品を使う場合が多い。中古市場では旧世代にあたる直径200ミリウエハー対応装置の流通が中心。ウエハー製造大手、SUMCOの橋本真幸会長は「IoTや自動車向けで200ミリを利用する裾野が広がった」と指摘する。
アジア各国の積極投資も追い風だ。国主導で半導体投資を進める中国の需要は「間違いなく増えている」(高田氏)。製造装置大手のディスコは自社製の中古装置の売り上げが、東南アジアの半導体受託製造会社(ファウンドリー)の引き合い増で、16年は前年比5倍の6億円に伸びた。
平均年収2%増
技術者の転職市場も争奪戦の様相を帯び、電子部品や製造装置の増産を担う人材採用が急ピッチで進む。リクルートワークス研究所(東京・中央)の調査によると、半導体や電子部品の分野で、17年度に中途採用が「増える」と回答した企業は16.7%。前年度から6.5ポイント増え、全製造業で最高となった。
リーマン・ショック後に中途採用を絞り続けていた反動に加え、市況好調による人手不足が重なった。「大手に負けないよう、給与制度を見直す中堅メーカーが増えている」(エン・ジャパン人材紹介事業部の松本雅裕氏)。インテリジェンスが調べた電子・電気部品・半導体メーカーの平均年収は16年、前年と比べ2.0%増えた。
かつて半導体分野で世界を席巻した日本には多くの技術者と製造装置の蓄積がある。IoT時代に「日の丸半導体」の遺産をいかに活用していくかが問われている。
高野壮一、龍元秀明が担当しました。
[日経新聞2月9日朝刊P.22]
今まで文句も言わず、東芝の大樹の陰にぶら下がって生きてきた人間どもが
ヤバくなったら、「悪いのは経営者です、善良な従業員には責任ありません」
などと主張するのは、卑怯な、卑しい人間のすることです
卑怯で卑しい、と言っているのです 異論があれば、お聞かせください
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/522.html#c4
将に、慌てる乞食は貰来が少ない。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/660.html#c39
被害者の友人があの人はいい人だったと言うのは当然。死んだ人を鞭打たないのが美徳とされているから。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/672.html#c17
あちらでは部下を「脅す」のはあり? 2017-02-15
昔昔日本の会社から駐在員ということでいろいろな外国に派遣され住んでいた経験があるが、どこに行っても、日本みたいな生ぬるい場所ではなく、おかげでいろいろな勉強をするチャンスがたくさんあった。
とくに利害が絡む人間関係。
一番勉強になったことが、他人を使う時(管理職あるいは雇用主として?)やネゴる時に「脅す」ことだった。
日本と違ってみんなが平等ではない。
階級差も身分差も日本にはない。性善説は通用しない。
日本はほぼ似たような教育水準だし、職に貴賎も(あまり)ない。
なので、他人を使う時のルールもまるで違う。
日本の管理職研修には「部下をほめるとか、話を聞くとか、やさしくするとか、モチベーションを与える」とかがいわゆるテキストに書かれていると思うのだが、「脅す」というのはない。
昔、どこだか忘れたけれど、会社から「管理職研修をするので一時帰国せよ」と言われたので、帰国した時に研修所に入れられた。
研修所長の温厚な先生曰く「部下を正しく導くためには、部下の人をほめるとか、話を聞くてあげるとか、やさしくするとか、モチベーションを与える...」とかをすればいいんです。
みたいなことを言われた。
(もっともあまりに昔のことなのでうろ覚え...汗)
なんか違和感を感じたので、「部下は脅しちゃいけないのか?」と言ったらびっくりされたことがあった。
「だって、モチベーション(=餌?)を与えたら取られ損。やさしくすれば、つけ上がることになって立場逆転?!、ほめ過ぎると、給料上げろって話になる。昇格させようものなら、もう地位は一緒だと言って口すらきいてくれないかもしれない。」
だから覚悟をもって脅すしかない...
トランプ大統領は「じ」で行ってるような感じだ。
ツイッタ―で脅す...実際のネゴでは相手が最初から譲歩してくるから有利に進められる。
メキシコの大統領、オーストラリアの首相にはけんか腰。
トヨタには強硬姿勢!日本の為替政策はフェアじゃない...脅しだ!
http://ameblo.jp/win-sugita/entry-12248019660.html
トランプ大統領の暴言を真に受けてはいけない
トランプ新大統領は、人格的に問題のある人物です。ですが、頭はすこぶる良い人らしいです。デキるビジネスマンによく見られる傾向ですが、「信頼できる人の意見やアドバイス」もよく聞くらしい。「間違えた!」と思えば、意地を張らずに軌道修正ができる人でもあるようです。
「ディール(=ビジネス上の取り引き)」を好み、通商政策においても安全保障や外交においても、先手必勝で相手の一番痛いところを突きながら、相手をびびらせ驚かせ、その後に「落としどろを探る」といった手法を好むようです。
もっと具体的に分かりやすく説明すると、不動産取引などで「市場価格6,000万円」くらいの物件を、その物件をとても欲しがっている顧客に向かっては、不動産会社は最初に「1億円」くらいの高値をふっかけ、まずはその「欲しがっている顧客」をびびらせてから交渉をはじめるといった、例の「あれ」です。
その後で徐々に値引きして、最終的には落としどころ「8,000万円」くらいで決着する。そうすると、顧客も2,000万円くらいは相手に譲歩してもらって得をしたような錯覚を得られるし、不動産会社の方はまるまる2,000万円は丸儲けできるわけです。
http://www.mag2.com/p/money/32643
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/361.html#c5
それによると、米法執行・情報当局がこの通話を傍受したのは、ロシアが米民主党全国委員会へのハッキングを通じて大統領選を妨害しようとしている証拠を発見したのと同時期だった。
これを受けて当局は、トランプ氏の選対チームが民主党へのハッキングや大統領選に影響を及ぼす他の方策でロシア側と共謀しているかどうか突き止めようとしたが、そうした証拠は見つかっていないという。
ただ、ロシア側との接触があった時期はトランプ氏がプーチン大統領に度々言及するようになった時期と重なっており、当局は警戒を強めたという。
NYTによると、今回報じた通話記録は、昨年に傍受されたフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)と駐米ロシア大使との通話記録とは異なる。
ロイターはNYTの報道についてホワイトハウスにコメントを求めたが、得られていない。
同紙によると、傍受されたのは昨年に数カ月間トランプ氏の選対責任者を務めたポール・マナフォート氏らの会話。マナフォート氏はロシアとウクライナで政治コンサルタントを務めていた。
通話記録にはトランプ氏の選対メンバーだけでなく他の関係者のものも含まれているが、政府当局者はマナフォート氏以外の人物には言及していない。
一方、ロシア側も情報サービス当局以外の政府当局者が含まれているという。
マナフォート氏はNYTに対し、政府当局者の発言内容を否定している。
NYTは、通話の議題や何人のトランプ氏側近がロシア側と接触したかなど詳細は明らかでないとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170215-00000067-reut-n_ame
http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/227.html
大統領は「フェイク(偽)ニュースのメディアは陰謀論とむやみな憎悪で狂乱状態になっている。MSNBCとCNNは見るに堪えない」と一部メディアを名指しで非難。また、「情報機関は経営不振のニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストに違法に情報を流している。ロシアのようだ」と記し、連邦捜査局(FBI)や国家安全保障局(NSA)にも矛先を向けた。
大統領はさらに「クリミア半島はオバマ政権時代にロシアに取られた。オバマ(前大統領)はロシアに寛大すぎたのではないか」と書き込み、自身がロシアに生ぬるいとの批判は当たらないと反論した。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017021501351&g=int
http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/228.html
ここは唖然としている場合ではないだろうな。
抵抗勢力の争点消費として終わせるつもりか。
国旗を掲揚し国歌を斉唱するのが問題ではない。
最も重要な問題は子供に対する教育の中身です。
戦前をつくった日本の権力体質を否定しないのか。
自らの権力体質は認める偽善体質の脆さはないのか。
日本が最も重要視すべき課題を政党ごとに置き換えてる場合ではない。
国民一億の三割三千万人ほども一致団結する共通認識こそ最も重要だ。
正統な日本人の自覚なくしては逆賊自ら語る正統保守の偽善に負けるだけ。
バッファアンプとパッシブプリアンプ
音量調整ボリュームについて考える
パッシブタイプのラインレベルコントローラー(俗に言うパッシブプリアンプ)
音量調整機能としてはボリュームやアッテネッター単体だけでも、用は足りる場合が多いですね。
最近パッシブプリアンプと呼ばれるものがありますが、まさにボリュームだけの調整機能です。
意味的にはアンプでない、受動素子だけで構成するコントローラーをパッシブプリアンプと呼ぶ人(中小メーカー)も少なくありません。
さすがに大手メーカー、ラックスやマランツはそうは呼びません。
増幅しないものをアンプと称して販売しても問題にならないのは、カルトなオーディオの世界ならではのものです。
その造語をあえてわかっていて呼ぶ方(その意味を刺がないように説明)と、コントロール=プリアンプと思っている方、アンプと呼ばずパッシブプリという方など、さまざまです。
昔はパッシブミキサーというボリュームだけの、簡易マイクミキサー(下段写真)がありました。
それを誰も、パッシブミキサーアンプとは呼びませんでした。
ボリュームはもともと、部品単品では可変抵抗=バリアブルオーム=バリオームと呼んでいましたが、アンプ的にはその部分をメーカーでボリュームと言っているので、ボリュームと言うようになったのでしょう?
まあ古い世代しか、バリオームなんて呼びません。類似のものでバリコン、バリL などがありますが、今ではバリコンは死語でしょうか?
面白いことにガリガリに接触不良になったボリュームはガリオームと今でも呼ばれます。
現在のラインレベル(CDプレーヤー等)からすると、プリアンプの必要性はあまり感じられなくなってきました。
遡って、思い出すと’70年代後半の中級プリメインアンプは(下図参照)トーンデフィートスイッチを入れるとトーン回路とフラットアンプが外れて入力から直接ボリュームを介して、パワーアンプにつながるような製品も多くありました。
少年向け電子工作雑誌でさえも、パワーアンプに直接つなぐと音質向上することは、理論的に説明していました。
'80年代のCD(DAD)が出たばかりのころは、入力にCDダイレクトというものがあり、CDに限ってはプリアンプ部を通さずボリュームだけで出力する機能まで搭載されていました。
それだけメーカーでも多数の接点、増幅回路を通すことは、どんな優秀な回路であっても音の鮮度が落ちることを認識していた訳です。
いわゆる現在パッシブプリアンプという名称で、売っているものは、それらを外部に持ってきただけ(下図B)で特に優れたものではありません。
むしろプリメインアンプの内部に入っている場合、後段のパワーアンプまで考慮されていますのでいいのですが、外部にその回路を持ってきた場合は、繋がれるピンコードや、繋がれるパワーアンプにも左右されます。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/vrsystem.html
「バッファアンプ」とは、インピーダンス整合と電圧増幅(voltage amplification)の複合体。
厳密に答えると、このようになります。
アンプは増幅器
バッファはインピーダンス整合器
バッファアンプは、増幅器+インピーダンス整合器
「アンプは増幅器。」その通り
「バッファアンプは増幅しない、あるいは増幅率1」。間違い。
「バッファは増幅しない、あるいは増幅率1。」概ね正解。
「概ね」の理由は、トランスのように減衰するバッファがあるから。
減衰分をアンプで増幅してトータル増幅率1にした物も、バッファとアンプの組み合わせなのでバッファアンプという事になります。
http://okwave.jp/qa/q9007424.html
1) バッファ
簡単に一言で説明するとインピーダンスを下げることです。
ギターやベースから出ている信号は通常インピーダンスが高い状態です。
この状態だと外部からの影響を受けやすく、さらに言えば抜けない音になります。
そこでバッファを使ってやるとインピーダンスが下がり、外部からの影響を受けにくく、抜ける音になります。
つまり、ノイズが少なく、エフェクトが乗りやすく、音が埋もれないってことになりますね。
ちなみにいいバッファほど音質(というか実際に聞く音)の変化が少ないので、高いものほど音に変化がないように感じるという初心者にはわけの分からないエフェクターです。
わりかしエフェクターの中にはこのバッファは入っています。
バッファバイパスとトゥルーバイパスってやつですね。
エフェクターをオフにしてても音が変わるのがバッファバイパス、変わらない(というか通過する)のがトゥルーバイパスです。
トゥルーバイパスの方が高級品に使われてたりして、単純にトゥルーバイパスの方がいいと思っている人もいますが、バッファしてくれるわけだからそれもそれでメリットがあるわけです。
特に何台もエフェクターを並べる人だったらバッファバイパスの方がいいと思います。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13105003328
オーディオで意味するところは、「インピーダンス整合器」に当たる。
一般的に高インピーダンス入力/低インピーダンス出力です。
バッファ無しで接続すると、前後互いの干渉で特性や音質が損なわれるところを、できるだけ干渉を無くして本来の特性が発揮できるようにするのがバッファの役目です。
http://okwave.jp/qa/q9007424.html
例えば、5Vの電圧出力のセンサーが有ったとして、このセンサーが反応した時に5V 駆動のブザーを鳴らしたいけれども、センサーの出力では力不足でブザーが鳴りません。
そこで、電圧は5V のままで、電流を多く供給したいという場合に使うのがバッファアンプです。
回路的にはボルテージフォロワと言います。
http://aldeban.com/faq/0053/faq_0053.html
電圧増幅はせず、出力インピーダンスの高い素子の出力を低インピーダンスにして出力します。電圧の振幅は変えないままで、消費電流の大きい負荷を駆動したい場合に利用します。
http://okwave.jp/qa/q9007424.html
1)トランスを使ったバッファアンプの市販品
ドイツの直熱三極管Bas「プルメリア」
http://www.cattlea.jp/product/?no=64
アンプ3台 スピーカー2組の切り替えが出来ます 入力は5系統
トランスはファインメットコアトランスのダブルカットコアです
回路図
http://www.cattlea.jp/up_img/amp/64/f_01.pdf
価 格 200,000円
回路構成 球一段トランスアウト
出 力 入力の3倍
使用真空管 Cas
NFB回路 なし
_____
2) バッファ無しのボリューム付きセレクター(パッシブプリアンプ)の市販品
パッシブプリアンプの探索
http://www015.upp.so-net.ne.jp/yoneharu/etc/passive.html
@ イシノラボ トランス式パッシブプリアンプ
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/index.html
A エーワイ電子 パッシブ型プリアンプ
http://sv50.wadax.ne.jp/~ay-denshi-com//articles/html/products/list.php?category_id=6
B ソフトン Model5 セレクタ & アッテネータ
金属皮膜抵抗器使用モデル \34,000(税込\35,700)送料別
カーボンソリッド抵抗器使用モデル \38,000(税込\39,900)送料別
http://softone.a.la9.jp/Model5/m5-1.htm
http://softone.a.la9.jp/Model5/M5-2.htm
Cリアルオンキョー パッシブセレクター MINI-SELEC
販売価格 37,800円
http://shopping.yahoo.co.jp/product/2ff4258ebc8fc7c28e70cf35429e2054/
http://joshinweb.jp/av/926/2098772371945.html
http://item.rakuten.co.jp/jism/2098772371945-31-7406-n/
D コスモウェーブ・パッシブプリアンプ 4回路切替 AST-VR4GU
\17,000(税別) \18,360(税込み)
http://www.cosmowave.jp/ast-vr4g/ast-vr4g.html
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%96-AST-VR4GII-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%96%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97/dp/B00OEQ8P3K
電子回路 解説
http://eman-physics.net/circuit/contents.html
http://members3.jcom.home.ne.jp/zakii/transmission_line/0contents.htm
インピーダンス 解説
http://eman-physics.net/circuit/impedance.html
http://www.tritech.tv/column/600ld.html
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/43281.html
http://www.geocities.jp/rfpagejp/tokusei-z.htm#hansya
インピーダンス・マッチング 解説
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Tachibana/9059/otasuke/impi_match.htm
http://www.tdk.co.jp/techmag/inductive/201110/index2.htm
http://eman-physics.net/circuit/matching.html
http://wista.jp/Z-Match1.htm
http://wista.jp/Z-Match2.htm
http://wista.jp/Z-Match3.htm
技術解説-製品技術 - プリアンプ
http://www.audiodesign.co.jp/Commentary-PreAmpTop.htm
インピーダンス・マッチング
インピーダンスマッチングとは、出力抵抗と入力抵抗をマッチングさせることを指します。要するに、等価にしてしまう、ということです。
ごく簡単なDC回路では、抵抗値を合わせるだけです。
出力抵抗とは、真の信号供給源に対して直列に繋がっている抵抗のことです。
教科書理論でいくと0Ωですが、現実の信号出力端子には必ず数Ω以上の抵抗が存在し、除去することは非常に困難です(現実的には無理)。
入力抵抗とは、負荷が持っている抵抗のことです。
回路図で示すと、以下のようになります。
図中の記号の意味は、
Vout : 真の信号源
R1 : 出力抵抗
R2 : 負荷抵抗(入力抵抗)
インピーダンスマッチングがとれていると(R1 = R2 の状態だと) R2で消費される電力は最大になります。最大の電力が消費されるということは、その回路でできる限り最大の仕事をしているということです。
R2 で最大の電力が消費されるということは、電力の伝達効率が一番よくなるということになります。
電力の伝達効率が良くなるということはすなわち、接続相手先での仕事率が最大になるということです。
インピーダンスマッチングを考えないと、R1が大きな負荷になってしまい、R2側で十分な電力が得られません。
スピーカーなどの電力型デバイスを駆動する際はこの辺りがかなり重要で、きちんとマッチングがとれていないと駆動側が壊れてしまうこともあります。
負荷を電流でドライブする時は、インピーダンスマッチングはとくに重要になります。
たとえば最近流行のLVDS(Low Voltage Differential Signalling)の伝送方式は電流駆動型ですが、負荷となるインピーダンスがうまくマッチングしないと、十分な電圧振幅が取り出せなくなったり、伝達される波形の位相がズレたりしてとんでもないことになります。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Tachibana/9059/otasuke/impi_match.htm
インピーダンスとは交流回路における電気抵抗成分を意味します。
直流回路における電気抵抗はレジスタンス(R)といいますが、交流回路ではレジスタンスに加えて、インダクタ(インダクション・コイル)やコンデンサも抵抗成分として作用するため、これらをまとめてインピーダンス(Z)と表します。
交流とくに高周波においては、伝送路がもつインピーダンスが回路特性に大きな影響を与えるようになります。これを特性インピーダンスといいます。
インピーダンスマッチングには2つの意味があります。
最大電力を負荷に供給するということと、高周波での反射をなくすということです。
インピーダンスマッチングされていない場合、最大出力を取り出せないだけでなく、高周波回路では伝送路に反射波を生じ進行波と重畳して定在波となって不都合が生じます。
回路と回路を伝送路で結ぶとき、回路のインピーダンスが異なると、信号電流の一部が反射されてノイズとなったり、出力が低下したりします。この不マッチングを解消するのがインピーダンス・マッチングです。
ドライバ回路の出力インピーダンスとレシーバ回路の入力インピーダンス、それらを結ぶ伝送路の特性インピーダンスがそろっていると、信号は反射することなくスムーズに流れ、出力も最大になります。
しかし、現実にはそれぞれのインピーダンスには差があるため、伝送路にインピーダンス・マッチング回路を挿入して、インピーダンスをそろえます。
インピーダンス・マッチングにはトランスなども使われますが、簡便で効果的なのはインダクタ(インダクション・コイル)L とコンデンサ C を組み合わせた LC 回路の挿入です。
これは LCフィルタの1種で、ある周波数帯を抵抗成分として作用させることで、適切なインピーダンス・マッチングを図るのです。
http://www.tdk.co.jp/techmag/inductive/201110/index2.htm
インピーダンス・マッチング _ 大切だが、いつも必要だとは限らない。
http://eman-physics.net/circuit/matching.html
ロー出し、ハイ受け
ちょっと大きめの電子回路は、あるモジュールの出力を別のモジュールの入力へと繋いでやって、次々と信号を加工して望みの結果を得る構成になっている
このときに注意すべきことについて話しておこう。
出力と入力の関係をごく単純化して表すと、次のようになっている。
二つのモジュールを繋いだ様子を表したものである。
電源はこれとは別に要ることもあるし要らないこともあるのでこの図では省略されている。
左側の抵抗 r は、信号を出力する側のモジュールの内部抵抗のようなものであり、「出力インピーダンス」と呼ばれる。
これは単純な抵抗器ではなく、電流を妨げる様々な要因をひっくるめて抵抗の記号で表してみただけのことである。 信号の周波数によって抵抗の大きさに違いが出たり、位相にずれが生じたりする場合もあるので、抵抗よりも広い意味を含む言葉を使った方がいい。 それで「出力抵抗」ではなく「出力インピーダンス」という表現を使っているのだ。
右側にある抵抗 R は信号を受け取る側のモジュールの、入力端子側から見た時の「回路内部の抵抗的な要素」をひっくるめて表したものである。
これもやはりインピーダンスと呼んだ方がいい。 こちらは「入力インピーダンス」と呼ばれる。
もしこの R がスピーカーやモーターや LED や豆電球などであって、これに電気を流すことが回路の最終的な目的である場合には、この R のことを「負荷抵抗」などと表現することも多い。
いくつかの例外はあるのだが、基本的には、出力インピーダンス r は小さければ小さいほど良くて、入力インピーダンス R は大きければ大きいほど良い。
どうしてなのかを今からざっと説明しよう。
左側に描かれている信号源は、信号の波形を電圧の変化で表現している何らかの回路をたとえたものである。 もし電流がほとんど流れていなければ出力抵抗 r での電圧降下はほとんど起きないので、接続端子間にはこの信号源とほとんど同じ電圧が来ることになる。 それはすなわち、負荷である抵抗 R の両端に、ちゃんと波形の電圧が正確に伝わることを意味する。
しかし電流 i が流れていれば、この出力インピーダンス r の部分で ir だけの電圧降下が起き、その分だけ差し引いた電圧が負荷 R の両端に現れることになる。
この r がただの抵抗だったならまだマシな方だ。 信号電圧が上がろうが下がろうが、同じ割合で少々下がるだけだからである。
しかしインピーダンスが周波数によって違っていたりすると、色んな周波数成分が混じった複雑な出力の波形は、元の信号とはかなり違った、崩れた形になってしまうだろう。
r が小さければその影響はかなり抑えられるのである。
さて、電流が流れるほど内部抵抗 r のせいで電圧が下がるというのだから、右側に繋ぐ回路は電流をなるべく食わないようなものが望ましい。
抵抗 R が大きければ大きいほど、入力端子は電流を吸い込まないようになる。
電圧で表現された信号波形を受け取るために、電流が流れることは必ずしも必要ではない。
電流がほとんど流れなくとも、電圧の変化をきちんと受け止められる回路が喜ばれるのである。
この図では簡略化しすぎて、 r と R が直列になっているため、結局、合計のインピーダンスは r + R であるように見えるし、それが大きければいいのか小さければいいのか一体どっちだ、と言いたくなってしまう。 しかしその見方は重要ではない。
ここでは、信号源の電圧が抵抗 R の両端にどれほど忠実に伝達されるかが重要なのである。 だから、 r はなるべく小さく、 R はなるべく大きく、だ。
要するに、左側(出力側)は、たとえ電流が多く流れても、容易に息切れを起こしたりせず、信号波形が乱れないようなものが望まれており、右側(入力側)は不必要に電流を要求しないような回路が望まれているというわけである。
信号を出す側は低いインピーダンスで、受ける側は高いインピーダンスで。 このことを短く表現して、「ロー出し、ハイ受け」などと言われる。
一旦まとめ
今のような文脈で話される場合、出力インピーダンス r というのは、出力波形を崩したり電圧を下げたりすることがないままで、電流がどれだけ多く取り出せるかという出力装置の能力を示すものである。
出力インピーダンスが小さいほど、その能力が高いということである。
電池の話をした時の内部抵抗と同じようなもので、色んな影響をひっくるめた仮想的な概念である。
一方、入力インピーダンス R は、どれだけ電流を食わない装置であるかを表すバロメーターのようなものである。
インピーダンス整合
ここからが今回の本題である。
上で話したのは、電圧の変化を使って信号をやりとりする場合の話だ。
無駄に電力を消費しないように、電流をなるべく流さないことを理想としていたのだった。
ところがスピーカーなどを動かそうとする場合にはまるで話が違う。
スピーカーから大音量を得るためには、スピーカーの部分で「なるべく電力を消費して欲しい」のである。 電圧だけではだめで、電力を伝達したいのだ。
負荷の部分でなるべく電力を消費してもらうためにはどうしたらいいかを考えよう。 直感に反することだが、負荷抵抗 R が小さいほど「重い負荷」だと表現される。 なぜなら、電圧が同じなら、抵抗が小さいほど電流が多く流れるからだ。 電力というのは電圧と電流の積で決まるから、電流が多いほど電力をバカ食いすることになるというわけだ。
100 W 電球と 10 W 電球とでは、どちらが抵抗が大きいでしょう? というクイズが良くある。
100 W 電球は 100 V に繋いだ時に 1 A 流れて欲しいのだから、100 Ω だ。
10 W 電球は 100 V に繋いだ時に 100 mA 流れて欲しいのだから、1 kΩ だ。
このように、電圧が同じならば抵抗が小さい方が激しくエネルギーを消費するのである。
電球というのは抵抗の部分で電気エネルギーが熱エネルギーに変わることを利用しているのだが、 抵抗が小さいほど消費が激しいというのは少し意外な感じがする。
では R が小さければ小さいほど良いかといえば、そうではない。
あまり小さいと電流が多く流れ、そのせいで出力インピーダンス r の側での電圧降下の方がずっと大きくなってしまって、肝心な R の両端の電圧が下がってしまうからだ。 結局、どうなるとちょうど良いのか、最良点を探すことにしよう。
式を立ててグラフを描けば一目瞭然だが、微分を知っていればグラフを描かなくても、グラフの極大点を割り出すことができる。
信号電圧が V だとすると、回路を流れる電流は
I = V/(R+r)
であり、それにより、負荷 R の両端の電圧 V′は
V′ = RI = R・V/(R+r)
となるから、そこで消費される電力は
P = V’・I
によって求められて、
P = V^2・R /(R+r)^2
となる。
V や r が固定された条件で、 R がどれくらいの時、一番大きな電力が消費されるかを考えたいので、縦軸を電力 P 、横軸を R にしたグラフを描くことになる。
これが最大になる点は微分して 0 になるところである。 つまり、
dP/dR = −V^2・(R−r)/(R+r)^3
が 0 になるところだから、
R=r
のときが最大だということが分かる。 つまり、
出力インピーダンスと入力インピーダンスとが等しくなっている時に、もっとも多くの電力を次の段に伝えられるのである。
このような目的で出力側と入力側のインピーダンスを合わせる設計にすることを「インピーダンス整合」あるいは「インピーダンス・マッチング」と呼ぶ。
グラフで分かるように、負荷抵抗 R が r よりも小さくなると急激に電力の伝達効率が落ちるので、量産の際には部品のバラつきを考慮して負荷抵抗 R の側が少し大きめになるように調整しておいた方が問題が起きにくいかも知れない。
回路のマッチングが取れているとき、すなわちピッタリ r = R のとき、
r での消費電力と R での消費電力は等しい。
例えば、スピーカーを鳴らすためのアンプ(増幅器)と、スピーカー本体を例にして考えると、スピーカーが音や熱として消費したのと同じエネルギーを、アンプの内部でも熱として無駄に消費することになる。
50 W の出力のスピーカーなら、同時にアンプの内部でも 50 W を消費しており、合計 100 W を消費していることになる。 これは避けられない。 大きな出力を持つアンプに巨大な放熱板が取り付けられているのはそういう理由だ。
(実際のスピーカーシステムはこれほど単純な構造ではないので成り立たないという指摘がありました)
特性インピーダンス
インピーダンスマッチングが重要になる別の場面がある。
高周波の信号を長距離の電線で繋いで伝える場合だ。
アンテナで捕まえた電波の信号を長いアンテナ線を通して引っ張ってきて装置に引き込む場合に、このようなことが重要になる。
この時、インピーダンスが合っていないと接続部分で反射が起こって装置内に引き込めないという現象が起きる。
信号を受信する場合だけではない。 送信時にも同様のことが起こる。
電波を送信するためにケーブルを介して信号をアンテナに送るのだが、効率よく送信されず、信号が戻ってきてしまったりして送信機に大きな負担がかかったりするのである。
出て行くはずの電力が出て行かずに戻るので、過剰な発熱を起こしたりする。
これは極めて高周波の信号を扱う時だけに関係する話であり、 音声信号のような低周波ではほとんど気にしなくて良い。 にもかかわらず心配してこだわる人を割りと良く見かけるので、ちょっと情報不足のせいで混乱してしまっているのだろう。
周波数が低い交流の場合には一本の電線の端から端までほとんど同じ電圧だと考えていれば良い。 しかし周波数が高くなってくると、同じ一本の電線上でも場所によって電圧が違ってきてしまうことになる。 まずはそれがなぜなのかを説明しよう。
電線の中を電圧の変化が伝わるのは、物質中を伝わる電磁波と同じことである。
それは大体光の速さと同じくらいだと考えていい。
真空中の光速よりは数十パーセントほど遅いくらいである。 例えば 300 MHz くらいの電磁波だと、その波長は 1 m くらいになる。
それくらいの信号を電線を使って伝えようとすると、25 cm もあれば 0 から最大まで変化するのである。 このように、どれくらいの電線を長距離と呼ぶのかは周波数によって違ってくるわけだ。
音声信号の周波数は 10 kHz 程度であって、電線中での波長は 30 km ほどである。
それほどまでに長いケーブルを使うような場合にだけ気にすればいい話だということになる。 例えば、昔のアナログ方式の電話線などがそうだ。
しかしそれほど線が長いと、むしろ電線自体の抵抗による電力の損失の方が気にすべき問題になる。 末端の負荷抵抗をそれなりに大きくしておかないと、 電線に掛かる電圧の方が大きくなって、肝心の末端のスピーカーにはちっとも電圧が掛からず、 信号がうまく伝わらないのである。
このことによってなぜ信号の反射が起こるのかというのを説明するのは少し難しくなるので、別のもっと理論重視の記事で詳しく話そう。
ごくごく簡単に説明すると、電線が持つ「特性インピーダンス」という量とアンプの持つインピーダンスが一致していないといけないのである。
この特性インピーダンスというのは、電線の長さに比例するわけではない。
電線の構造によって決まるものであって、電線が長くても短くてもその大きさは変わらないという不思議な概念だ。 特に、ケーブルの抵抗成分や漏れ電流が小さな場合には信号の周波数にも関係ない値になる。
このようにちょっと変わった概念であるが、電線を伝わる交流の電圧と電流の比を意味しており、単位は Ω(オーム)で表されるような量なのである。 この辺りの話は無線工学をやると重要になってくる。
このように、色んな場面で複数の理由でインピーダンスマッチングが重要になっている。
必要以上にこだわる人もよく見かけるのだが、それほどこだわる必要のない場面も多い。 そこは理論的に正しく見極めよう。
さて、インピーダンスマッチングが大事だと言われても、一体どのように両者を合わせたらいいだろうか?
調整する手段は幾つかある。 トランジスタ回路を使う場合もあるし、トランスを使う場合もある。
http://eman-physics.net/circuit/matching.html
ロー出しハイ受け
機器間の接続でインピーダンスのマッチングを取らず、出力側のインピーダンスを低くし、受け側の入力インピーダンスを高くする事を表す。
近年の民生音響機器のラインレベルの入出力などはこの形を取るのが一般的である。
出力端子の「インピーダンスが低い」と言う意味は駆動するパワーが大きい事であり、入力端子の「インピーダンスが高い(Hi-Z)」と言う意味は駆動するパワーが少なくて済む事を表す。
即ち、「ロー出しハイ受け」の組み合わせは入力に対して十分なパワーがある出力を接続する、という組み合わせになる。
「ロー出しハイ受け」以外の組み合わせには例えば600Ωなどの決まったインピーダンスで出力と入力のマッチングを取る方法がある。
逆に出力側のインピーダンスの方が高い「ハイ出しロー受け」は正常な信号伝達ができず、やってはいけない組み合わせである。
マッチングを取る方法に比べて「ロー出しハイ受け」は無駄に信号電圧を分圧せず効率が良い、受け側のインピーダンスが十分高ければ出力側のインピーダンスについてはそれほど気を使わなくて良い、信号の分配が容易などのメリットがある。
逆にマッチングを取る場合に比べてノイズに弱いため、長距離の伝送などには向かない。
http://www.g200kg.com/jp/docs/dic/lodashihiuke.html
インピーダンス
http://www.g200kg.com/jp/docs/dic/impedance.html
機器の入出力端子などにもそれぞれ決まったインピーダンスがあり、機器間の接続を行う時にはインピーダンスを合わせるか、「ロー出しハイ受け」と呼ばれる組み合わせにしないと正常に動作しない。
業務用音響機器の入出力端子では600Ωが使用される事が多い。
出力側と入力側のインピーダンスを合わせる事を「マッチングを取る」、と言い、マッチングを取る事により伝送される「電力」が最大になるという意味があり、伝送効率と耐ノイズ性で有利になる。
ただし、入力側の端子には敢えてマッチングを取らなくても正常動作できるようにするためインピーダンスが非常に高くなっている場合もある。これを「ハイインピーダンス」、「ハイインピー」、「Hi-Z」などと言う。
ハイインピーダンスの入力端子に低いインピーダンスの出力を接続する組み合わせが「ロー出しハイ受け」であり、入力側のインピーダンスが充分に高ければ組み合わせをそれほど気にせずに接続する事ができるため、民生用オーディオ機器などは通常このような設計になっている。
逆の組み合わせでハイインピーダンスの出力端子からローインピーダンスの入力端子に接続した場合は信号の伝達が正常に行われず、歪みが発生するなどの障害が発生する。
http://www.g200kg.com/jp/docs/dic/impedance.html
インピーダンスの話
http://www.tritech.tv/column/600ld.html
インピーダンス(Impedance)とは、『交流に対する抵抗値』のことです。
普通の抵抗器では直流でも交流でも示す抵抗値はほとんど同じですが、コンデンサやコイルなどの部品は、周波数が変わると交流の通りにくさが変化します。
コンデンサは直流抵抗は ∞Ωですが、音声信号は通りますね。
逆にコイルは、直流抵抗はほとんど0Ωですが、周波数の高い交流信号はほとんど通しません。
抵抗とコンデンサ、コイルを組み合わせた回路では、回路全体の抵抗値は周波数によって複雑に変化します。
交流に対するコイルやコンデンサの抵抗分をリアクタンスといい、それぞれインダクタンスや静電容量から計算できます。
600Ωとハイ・インピーダンス
音響機器では、入力インピーダンスがどうとか、負荷インピーダンスがいくらかという問題が起こることがあります。
例えば入力インピーダンスが 600Ωとは、とりあえずその機器の入力コネクタが 600Ωの抵抗(R2)でグラウンドに落ちていると思えばいいのです。
その先(機器の内部)にどのような回路がつながっているかはわからなくてもとりあえず無視します。入力コネクタが不平衡(アンバランス)であれば、ホットとグラウンドの間に、平衡(バランス)であればホットとコールドの間に 600Ωの抵抗が付いているわけです。インピーダンスですから本来は周波数によって値が変わりますが、とりあえずこのように考えます。
逆に出力インピーダンス 600Ωというのは、例えばアンプの出力であれば、出力端子に 600Ωの抵抗(R1)が直列にくっついているわけです。
いま出力インピーダンス R1 = 600Ωのプリ・アンプ出力を、入力インピーダンス R2 = 600Ωのパワー・アンプの入力につないだとします。
プリ・アンプ内部で生じた 2v の信号は、直列の 600Ω(R1)を通って、パワー・アンプの入力の 600Ω(R2)でグラウンドに落ちます。パワー・アンプ内部には、入力の 600Ω(R2)の両端に生じた電圧が送られます。つまりプリ・アンプ内部で生じた 2vは、2本の 600Ω(R1,R2)で 1/2に分圧され、1v だけがパワー・アンプ内部に送られるということになります。
* 1vp-p : p-p は peak-to-peak のことで、最大値から最小値までの電圧値。
電力伝送と電圧伝送
昔の放送機器は入出力ともインピーダンス 600Ωというのが基本でした。
そこから +4dBm という規準レベルも作られたのですが、現在では出力インピーダンス (R1) が数Ω〜数 10Ωと低く、入力インピーダンス (R2) が 10kΩ以上と高い、いわゆる「ロー出し/ハイ受け」の機器が主流になっています。
0dBm という値は、『600Ωの負荷に 1mW を生じさせる電圧値』です。
つまり電力伝送という考え方で、オーディオ帯域において(というかもともと電話の規格なのですが)もっとも電力損失(ロス)が少なくなるように線路インピーダンスから考慮して作られた基準です。
今は電圧伝送で、もっとも電圧ロスが少なくなるようにと考えます。
例えば出力インピーダンス (R1) が 20Ωのプリ・アンプを、入力インピーダンス (R2)が 50kΩのパワー・アンプにつないだとします。
プリ・アンプ内部で生じた 10v の信号は、20Ωと 50kΩで分圧されてパワー・アンプ内部に入っていきます。計算すれば 9.996v、つまりほぼ 10vですから、600Ωラインのように電圧レベルが半分になってしまうような無駄がありません。
軽い負荷、重い負荷
さらに、ここが重要なのですが、回路設計者にとっては、ロー出し・ハイ受けはプリ・アンプの出力回路が小規模で済む、回路設計の自由度が上がるということもあります。
プリ・アンプ内部で生じた +10v は、約 50kΩ ( 50kΩ + 20Ω) の抵抗に流れることになります。流れる電流は 2mA(ミリ・アンペア)です。従ってプリ・アンプの出力回路では 2mW(ワット)の電力を考えればよいので、使用する抵抗も普通の 1/4w( = 250mW)タイプで十分ということになります。
ちなみに +4dBm 規準のアンプで、最大出力が +20dBm 程度とすると、そのときの電圧値は約 +12v。ここで引用した +10vという数値はそうありえない数値ではありません。
さてこれが 600Ω機器であったらどうでしょうか?
パワー・アンプに +10v 供給するために、プリ・アンプ内部では +20v を発生させています。
プリ・アンプの出力回路から見た負荷は 600Ω+600Ωですから、流れる電流は 約16.7mAです。出力回路は 300mW 以上の消費を考えなくてはなりませんから、放熱器や1/2wの抵抗器が必要になってきます。
このように入力インピーダンスが高いと、前段の機器の負担が小さくて済むので、現在のようなオペアンプ全盛の機器では一般的になっています。
負荷インピーダンスが高いことを「負荷が軽い」といいます。
逆に 600Ωのようにインピーダンスが低いと「負荷が重い」といいます。
負荷インピーダンスが高いと、出力回路にあまり電流を流さなくて済むので「軽い」と表現します。
逆に負荷インピーダンスが低いと、出力回路に多くの電流を流さなくてはなりません。
電流が多く流れるほど多くの熱を発生しますから、素子の放熱も考えなくてはなりません。
また出力段に電流ドライブ回路を追加したり、、あるいは電源回路から強化しなくてはなりません。「重い」と表現するのもわかると思います。
オペアンプは回路設計が楽で良いのですが、出力段が貧弱であまり大きな電流をとれないのが普通です。
一般的な 4558タイプのオペアンプでは、負荷は 2kΩ以上になっています。
つまり 4558の出力を 600Ω機器に直接つなぐわけにはいかないということです。
600Ω負荷をドライブするには、それ用に出力回路を強化したタイプ( 5532/ 5534など)を使う必要があります。
音質的に気に入ったオペアンプでも、600Ω負荷の回路には使えない、という場合、それでもということならオペアンプの先にトランジスタで電流ブースター回路を足すという手もありますが、今度はトランジスタの音質が・・・となりかねません。部品選択の悩みどころです。
ハイ・インピーダンスのデメリット
ロー出し/ハイ受け は良いところだらけのようにも見えますが、実はそうでもありません。
600Ω受け渡しというのも、インピーダンス・マッチングという点では理想的であり、長距離伝送をしても信号の劣化が少ない、外来ノイズを拾いにくいなどのメリットもあります。
またある程度電流が流れるので信号のやり取りが電力に近い形になり、いっそう劣化やノイズに強くなります。
また接続が必ず 1:1 なので、接続がわかりやすい、受け渡しレベルの計算が楽、といったこともあります。
逆にインピーダンスが高いとノイズを引きやすくなります。
600Ωの抵抗を指でつまんでもほとんど影響がありませんが、1MΩの抵抗を指でつまむと盛大にハムを引きます。これはオームの法則そのままに、抵抗値が大きいほど小さなノイズ電流でも大きな電圧を生じるためです。
600Ωの抵抗に 1μAのノイズ電流が流れたとしても、生じるノイズ電圧は 600μvですが、1MΩの抵抗では 1vという、無視するにはあまりに大きい値になります。
プリアンプとパワーアンプが接続された状態では、線路インピーダンスそのものが下がるので、そこにノイズが飛び込むというのは少ないのですが、それでも 「ケーブルがアンテナになっている」 というトラブルが起こることがあります。
600Ωラインではあまり聞いたことがありません。またインピーダンスが高い回路ほどグラウンドまわりの処理が難しくなり、それを誤るとノイズを拾いやすくなります。
オーディオ機器の場合、入力インピーダンスは 10kΩ〜 50kΩというのが相場ですがそれなりの理由があるわけです。
実生活の環境では空中にはテレビやラジオの電波が飛び交い、室内では電灯線のハムや照明器具の調光ノイズなどがあふれている状態です。それらがどうやって機器に飛び込んでくるかわかりません。
ノイズ対策としては、インピーダンスはなるべく低いほうが有利なのです。
インピーダンス値は 1kHzに対する値を使います。いままで述べてきたインピーダンスはすべて 1kHzに対する値です。
ただ一般の電子機器ではマイクロフォンほど周波数の影響を受けないので(可聴周波数範囲程度ではほとんど変化しない)、あまり問題にならず、実用上は無視してもかまいません。
http://www.tritech.tv/column/600ld.html
インピーダンスマッチングの方法
@ トランスによるマッチング
トランス(変圧器)は、交流電圧を増減する目的だけではなく、インピーダンスマッチングに使われる。この目的の場合、変成器と呼ぶ。代表的な例が、真空管アンプの出力にスピーカーを接続する際に用いられる出力トランスである。
真空管の直線動作範囲に適合する負荷線のインピーダンスは極めて高く、スピーカーのインピーダンスは4〜32Ω程度と低いので、トランスによるマッチングが必要である。2次インピーダンスを1次側からみると巻数比nの2乗分の1に見える。
入力側においても変成器(入力トランス)を用いることがある。
A インダクタ(インダクション・コイル)C とコンデンサ L によるマッチング
高周波回路にて、狭帯域でのみマッチングが取れれば十分な場合は、コイルとコンデンサの組み合わせによるマッチング回路が用いられることが多い。
コンデンサやコイルの比率を調整することで電源側と負荷側のマッチングを図る
B 抵抗器によるマッチング
低周波の場合簡易的に、あるいは広帯域にインピーダンスをマッチングさせる方法として抵抗器を用いる方法がある。
高周波の場合 LC のみでマッチングを取ると、マッチング回路自体がフィルタ回路として動作してしまうため、特定の周波数でしかマッチングが取れない問題が生じる。
また、LC を用いてマッチングをとることで必要以上にゲインが取れてしまったり、インピーダンスが周波数特性を持ってしまい回路が不安定になることもある。
そのような場合、抵抗でマッチングを取ることがおこなわれる。
低周波と同様に直列抵抗を挿入する他、抵抗で構成した減衰器を用いることもできる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9%E6%95%B4%E5%90%88
ロー出しハイ受け
オーディオのラインでは一般に「ロー出しハイ受け」と言われる、インピーダンス整合をしない接続がおこなわれる。
多種多様な機器をあれこれつなぎかえる場合はそのほうが簡便であるためである。
このため、たとえばアンプの入力インピーダンスは 数kΩ〜数十kΩ と、ラインの標準である600Ωに比べ高めにするのが一般的である。
真空管アンプや、現代のアンプでも FETを工夫して使えば100kΩ〜1MΩといった非常に高い入力インピーダンスも可能だが、ノイズに弱くなるので、程々とする。
(ハイ受け一般の傾向として、電力ではなく電圧として信号を受けるために、電力としては小さいノイズであっても、それを信号と混じって拾ってしまう)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A5%E5%8A%9B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9
インピーダンスって何でしょう? ロー出しハイ受け?
http://info.shimamura.co.jp/digital/knowledge/2014/01/16805
同じ10Wの電力を送る場合でもいろいろな方法が考えられます。
A)100V(ボルト)、0.1A(アンペア)で転送する場合 (100V✕0.1A=10W)
この時のインピーダンスは:1000Ω
B)10V、1Aで転送する場合 (10V✕1A=10W)
この時のインピーダンスは:10Ω
音響機器を使用する場合、電圧が高いほうが効率が良いので、上記の例ではA)・・・すなわちインピーダンスが高いほど電圧が高く取れるのです。
ところがインピーダンスが大きくなればなるほど今度は「ノイズを拾いやすい」という特性があるのですね。
つまり
ハイインピーダンスは効率的だがノイズに弱い
ということになります。
インピーダンスが
◾高いと:ノイズに弱い
◾低いと:ノイズに強い
インピーダンスのマッチングが重要なわけ
出力側と入力側のインピーダンスが一致した場合に、最も効率よく信号のエネルギーを伝達できます、これをインピーダンス・マッチングといいます。
1)出力側のインピーダンス = 入力側のインピーダンス
インピーダンスのマッチングが行われている場合は効率が良いですね。
実際にプロ用の機器では入出力を600Ωで信号の受け渡しを行っています。
では「出力側と入力側のインピーダンスが異なる場合」はどんなことが起きるのでしょうか?
パターンとしては2通りありますね。
2) 出力側のインピーダンス < 入力側のインピーダンス 「ロー出しハイ受け」
3) 出力側のインピーダンス > 入力側のインピーダンス 「ハイからロー」
3)の「ハイからロー」では「正しく信号を受け渡すことができなくなる」のです・・・
このようにベストは「出力=入力」ですが、接続する機種の出力インピーダンスが特定できない場合に備え、楽器等の入力側はハイインピーダンスで受けられるような設計になっています。
というわけで鉄則「ロー出しハイ受け」
インピーダンスのマッチング実験
それでは「ロー出しハイ受け」の掟を守らないとどーゆーことになるか、実際にギターをオーディオ・インターフェースに接続して録音してみましょう。
なお、ギターのボディーからの出力インピーダンスは「250kΩ〜500kΩ」(機種や部品により異なります)というかなり高めのインピーダンス。
使用したオーディオ・インターフェースはSteinberg「UR-824」。UR-824のMIC/LINEインプットは「4kΩ」です。
実験1
ギター(出力インピーダンス250kΩ~)をオーディオ・インターフェースのLINE入力(4kΩ)につなぐ
「ハイからロー」という掟破りの状態ですね。
・・うーん・・なんだか違和感が・・・
実験2
ギター(出力インピーダンス250kΩ〜)をオーディオ・インターフェースの「HI-Z」入力(1MΩ)につなぐ
「ロー出しハイ受け」という正しい状態です。
いかがでしょう「ハイからロー」は明らかに高域が欠損し、こもった感じの音になっているのがお分かりいただけたと思います。
ギターの出力は周波数が高い(=音程が高い)ほどインピーダンスも高くなりますので、その結果が顕著に現れたのです。
一般的なギターアンプやエフェクターの入力インピーダンスは「500k〜1MΩ」となっていますが、これはギターのハイインピーダンスに対応できるようにするためです。
http://info.shimamura.co.jp/digital/knowledge/2014/01/16805
高周波回路でインピーダンスマッチングが問題とされる理由は2つあります。
一つは信号源から負荷に供給する電力を最大にする事、
もう一つは伝送線路と負荷のインピーダンスがマッチングしていないと周波数特性が平坦にならないのでこれを避けるためです。
ですから、上記2点を気にしないのであればインピーダンスマッチングを気にする必要はありません。
受信機ではアンテナで受けた電波の電力を無駄にしないためにインピーダンスマッチングを行います。
ただし、一番重要なことは信号とノイズの比の S/N ですが、インピーダンスマッチング最良と S/N 比最良の条件が一致しない場合もあり、その時は S/N比最良を選ぶこともあります。
送信機では電力を無駄にしないためにインピーダンスマッチングを行います。
広帯域の信号伝送では周波数特性の平坦さが最重要問題となるので伝送線路の入出力でインピーダンスマッチングを行います。
そのような例は高周波の測定器やビデオ回路です。
ビデオ回路用のアンプの出力インピーダンスは非常に小さい値ですが
ビデオ用の同軸ケーブル(特性インピーダンス75Ω)に接続するため
あえて75Ωの抵抗を挿入してからケーブルに繋ぐようにしています。
信号の受信側では75Ωの抵抗で終端しておいてハイインピーダンスのアンプで受け取るようにしています。
電力的には無駄になりますがビデオ帯域では S/N が十分に得られるので実用になります。
電力を無駄に出来ない回路ではこのような方法は使えません。
低周波回路では電力に余裕が有るので電力の為のインピーダンスマッチングを行う事はあまりありません。
また、出来るだけ高い電圧で受けたほうが S/N をよくできる為、ロー出力ハイ受信が都合がよいのです。
伝送線路において周波数特性が問題になるのは線路の電気長が信号の波長と比べて無視できなくなった時です。
線路の長さが信号の1波長のおよそ 1/20以下であれば伝送線路の影響は考えなくても大きな影響は無いでしょう。
オーディオスタジオ用の音声ケーブルでは特性インピーダンス 600Ωのケーブルを使用しています。
送電線では周波数が 50、60Hzと低いのですが距離が長いので伝送線路として取り扱う必要があります。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5419318.html
「入力インピーダンスが高いほど良い」、「出力インピーダンスが低いほど良い」
と言うのは、
扱っている電力が回路のノイズよりずっと大きくて、
機器を結ぶ信号線の長さが扱う信号の波長(周波数の逆数)よりずっと短い場合
だけです。
テレビ放送などの放送電波を受信する時にアンテナから得られる電力はごくわずかです。
例えば、BSアンテナから得られる電圧は数10uV(75Ω)です。
例えば、40uV(75Ω)電力に換算すると0.021nWです。
一方で、放送を受信する受信回路はそれ自身でノイズを発生しています。
(アナログテレビで放送終了後に見える砂の嵐や、AM放送の同調ズレ時のザーという音がノイズ)
アンテナからの電力が回路のノイズより十分大きくなければノイズに負けてしまいます。
そこで、アンテナからの電力を残らず回路に取り込む必要が有ります。
その為に必要なのが第1の「インピーダンスマッチング」です。
例えば、電圧が2Vで内部抵抗が10Ωの電池が有ったとして、
100Ωの抵抗をつないだ時に抵抗に流れる電流は2/110=0.0182A
なので消費電力は(2/110)^2×100=0.033W
1Ωの抵抗をつないだ時に抵抗に流れる電流は2/11=0.182A
なので消費電力は(2/11)^2×1=0.033W
10Ωの抵抗をつないだ時に抵抗に流れる電流は2/20=0.100A
なので消費電力は(2/20)^2×20=0.1W
電池の内部抵抗と同じ10Ωの抵抗を付けた時に負荷抵抗での電力が最大になります。
機器を結ぶ信号線の長さが扱う信号の波長(周波数の逆数)よりずっと短かくない場合です。
地上デジタルTVは470〜770MHzの周波数を使用しています。
波長に直すと0.638〜0.390メートルです。当然、アンテナとテレビの距離は波長より長くなります。
この場合、適当な電線を使う訳にはいきません。
その為、特性インピーダンス75Ωの同軸ケーブルを使います。
このケーブルの75Ωと言うのはテスターでは測定できません。
ネットワークアナライザ等の測定器を使用します。
この様なケーブルを使用する場合、ケーブルに接続する機器の入力/出力インピーダンスをケーブルの特性インピーダンスに合わせる必要が有ります。
(第2のインピーダンスマッチング)
オーディオ機器などでは、取り扱う周波数は通常最大20kHzなので波長は15メートルです。
家庭で使用する場合は第2のインピーダンスマッチングは重要では有りません。
ただし、音楽スタジオや放送局などではケーブルの長さが数10メートルになる事が有ります。
その為、プロ用のオーディオ機器には特性インピーダンス600Ωのケーブルが使用されています。
600Ωなのは損失を最小にする必要が無いのと、回路の使いやすさが理由です。
オーディオ機器での第1のインピーダンスマッチングについては、普通は機器が出力する電力に余裕があるので気にする必要が無いのです。
昔のレコードプレーヤーの MC(ムービング・コイル)ピックアップは発生する電力がごくわずかでインピーダンスも極めて低い為、トランスを使ってインピーダンスを上げていました。
(第1のインピーダンスマッチング)
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8246026.html?from=recommend
パッシブ・プリアンプの問題
セレクターと固定抵抗式アッテネーターを搭載したパッシブプリアンプ
プリアンプ/コントロールアンプと入れ替えて、入力切替と音量調節だけを行います。
CDからの情報量をそのままパワーアンプに導きたい方に最適なパッシブプリアンプです。
パッシブプリアンプはアッテネーターのみにより音量調節を行います。
したがって良質のアッテネーターを用いた場合音質が劣化しにくいのが特長です。 実際に通常のプリアンプをパッシブアンプに交換してみると、解像度があがった、音が生々しくなった、音が前に出てくるようになったという声を多く頂きます。
通常のプリアンプでは(それが数十万円の製品でも)音質が劣化していたという状況になっている事が多いといえるでしょう。
パッシブプリの欠点は出力インピーダンスが高いことです。
減衰量によって異なりますが、弊社の10KΩのアッテネーターの場合出力インピーダンスは0〜2.5KΩになります。
設計の古い Trパワーアンプ、貧弱なOPアンプを入力段に用いているパワーアンプなどでは入力段のキャパシタンスの非直線性によって高域の歪率が悪化することがあります。この場合音が高域でにぎやかに聴こえたり、かすかにきつく聴こえたりすると思います。
またこの理由で抵抗値が100KΩ以上のボリュームやアッテネーターを Tr式アンプに使用することはお勧めできません。
入力インピーダンスが大きいものはパワーアンプの歪率を悪化させます
パッシブプリの場合、その原理上、出力インピーダンスが大きくなります。
たとえば10KΩの入力インピーダンスのアテニュエーター(又はボリューム)を用いた場合、出力インピーダンスは 0-2.5Kオームの間で変化します。
最大と最小の時に0、-6dBの時に2.5KΩになります。
ここで問題になるのは出力インピーダンス大きいと高域で無視できない歪を発生するアンプが多いことです。
アンプの入力段は差動増幅回路ですが、この入力段の容量の非直線的な電圧依存性のために、多大の歪を発生してしまうのです。
出力インピーダンスが2.5KΩ位ならそれほどでもないのですが、これが50KΩとなるとオーディオ用のOPアンプでも10KHzで0.1%を超える歪が発生します。
この辺を十分意識した設計がアンプになされていれば問題は少ないのですが、考慮されてないアンプの方が多いと思います。かといって入力インピーダンスがあまり小さいもの(たとえば600Ω)を使用するとプリアンプの負荷として重すぎて、プリアンプのほうで歪を発生します。弊社のパッシブプリアンプは半導体アンプとして最適な10KΩを採用しています。
http://www.audiodesign.co.jp/PPA.htm
出力インピーダンスの問題と影響
一般に機器から機器への音楽信号の受け渡しは、「ロー出し、ハイ受け」が原則とされている。
「ロー出し、ハイ受け」とは、
信号を出す側の出力インピーダンスを低くし、
信号を受け取る側の入力インピーダンスを高くする事である。
一般に出力インピーダンスは10Ω〜600Ω、入力インピーダンスは20kΩ〜50kΩに設定されている場合が多い。
効果として、低い電圧で受け渡すためケーブルを通過するときにノイズに強い。ケーブルによる減衰が起きる周波数の値が高い。電流が低くなり、送り出し側機器の負担が小さい。
短所として、伝送ロスが大きくなるが、近年の機器ではあまり問題にならない。
アクティブ型プリアンプは、自分で電源を持っており電圧電流を増幅できるため、入出力のインピーダンスは自由に設定できる。
パッシブ型プリアンプは、構造上ボリュームの調節位置により変化し、高い出力インピーダンスを持つ場合がある。50kΩのアッテネータであれば、最小0kΩ、最大12.5kΩの出力インピーダンスを持つ。
パッシブ型プリアンプを使用する上で問題となるのは、「高い出力インピーダンスが、音質にどの程度影響するのか」である。
一般に言われている高い出力インピーダンスによる問題を検証すると、
■高音の損失が生じる。
出力インピーダンスが大きい場合、ケーブル長が長くなると、高音領域の損失が生じる。
例えば、出力インピーダンス 12.5kΩであれば、ケーブル長1.9mで100kHzの音域が半分になる。
どの程度の高音を有効にさせるかで、音質に影響のないケーブルの限界長さが異なり、長すぎるケーブルを使用すると影響が出てくる。
■入力インピーダンスより出力インピーダンスが小さくなれば、歪みが生じる場合がある。
パワーアンプの入力インピーダンスより低い出力インピーダンスのパッシブ型プリアンプを選べば、問題なし。
■出力インピーダンが高いと電流が大きく流れ、送り側の機器の負担が大きくなる。
電流が大きくなることは大きくなるが、機器がどの程度耐えられるのか分からないため、影響は不明。
http://www015.upp.so-net.ne.jp/yoneharu/etc/passive.html
3つの条件でプリより高音質? パッシブアッテネーター
ムジカは2種のパッシブアッテネーター
att30
http://www.musika.jp/30.html
iris-att
http://www.musika.jp/iris.html
をラインナップしています。これが意外に隠れたヒット商品なのです。
かつては数社から出ていましたが現在ではほとんど目にすることはありません。
なぜでしょう?
それは不適切な使用方法によって『パッシブアッテネーターは音が悪い』という間違った情報が流れたからかもしれません。
おそらく、パッシブアッテネーターは使用条件によって一番大きく音質が変わるオーディオ機器です。
良い音のための条件は3つ。
A.設置場所
B.出力ケーブルとの相性
C.パワーアンプとの相性
この3つの条件が整ったとき、電源ノイズと無縁のパッシブアッテネーターは
とてもクリアーな音を出してくれます。
そもそも、パッシブアッテネーターとは何でしょう?
機能は入力選択と音量調節。これはプリアンプと同じ。
乱暴な言い方をすれば、
プリアンプからバッファ回路を外すとパッシブアッテネーターになります。
『アクティブ』なバッファ回路がなくなりましたので、『パッシブ』なのです。
では、バッファ回路とは何なのでしょう?
バッファ回路は緩衝増幅器とも言われ、
前の回路と後の回路がお互いに影響することをなくす目的で使用されます。
パワーアンプによってプリアンプに悪影響が出ないようにするのがバッファ回路。
ならば、悪影響がでないパワーアンプをプリアンプに接続すれば、バッファ回路は必要ないのです。 余分な回路がなくなれば、ノイズが減って、クリアな音に。
このあたりがパッシブアッテネーターの使いこなしになります。
@ 良い音のための条件、その1 設置場所。
ここでは、プリアンプ(又はパッシブアッテネーター)とパワーアンプの関係について考えてみます。
パッシブアッテネーターとプリアンプの大きな違いは出力インピーダンス。
出力インピーダンスは高いほど、他の機器の悪影響を受けやすくなります。
空中を飛んでくる外来ノイズの影響も同様です。
一般的なプリアンプの出力インピーダンスは 1KΩ以下。
パッシブアッテネーターは 2.5KΩ。
パッシブアッテネーターは2.5倍ノイズの影響を受けやすくなると考えられます。
ノイズの影響を受けにくくする方法はないのでしょうか?
出力インピーダンスに起因する外来ノイズは主にパッシブアッテネーターとパワーアンプ間のピンケーブルから混入します。
ならば、ピンケーブルの長さを 1/2.5 にすれば外来ノイズの影響は同じ。
通常ピンケーブルは1.5m程のものがよく使われますので、これと同等にするには、60cm以下のピンケーブルを使用すれば良いことがわかります。
そうなると、パッシブアッテネーターの設置場所はパワーアンプの隣が基本。
そのためアイリスでは、横幅300mmのパワーアンプに対して、パッシブアッテネーターの横幅は100mm。
2台並べてもオーディオラック1段に収まる寸法に設計されています。
A 良い音のための条件、その2 出力ケーブルとの相性。
パッシブアッテネーターとパワーアンプを接続するピンケーブルは60cm以下が望ましいというお話をしましたが、このケーブルは質も重要です。
ノイズが入りこまないためには、シールド部分(網の部分)の目が細かい必要があります。
周波数が高いノイズほど、この網の隙間から入り込んできます。
写真をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/musica-corporation/e/dd3ab2b0f48887dfcb1630e7badaed87
シース(外側のビニールの部分)は同じようなケーブルですが、ケーブルAはシールドの目が荒く、ケーブルBはシールドの目が細かく、しかも2重になっています。
パッシブアッテネーターに使用する場合は下側のケーブルが適しています。
オーディオでは一般的に硬いケーブルが好まれますが、これはシールドがしっかりしているという一面もあります。
B 良い音のための条件、その3 パワーアンプとの相性。
パッシブアッテネーターとパワーアンプの関係は機関車と客車の関係に似ています。
プリアンプは駆動力のある大型機関車
パッシブアッテネーターは小型機関車
パワーアンプは客車です。
機関車が客車を引いて走る場合、 大型機関車であれば高速で走ることは簡単でしょう。
同じ客車を引いたとき、小型機関車ではスピードが上がらないかもしれません。
では、スピードを上げるには?
1つの方法として、軽量な客車に変更することが考えられます。
パワーアンプの入力インピーダンスが高ければパッシブアッテネーターでもプリアンプと同じ駆動力でパワーアンプをドライブできるのです。
一般的なパワーアンプの入力インピーダンスは47KΩですが、
ムジカのアイリスでは入力インピーダンス100KΩとし、
パッシブアッテネーターと相性が良いパワーアンプになっています。
出力インピーダンスと入力インピーダンスの関係は相対的な比の問題でありその絶対値は重要ではありません。
http://blog.goo.ne.jp/musica-corporation/e/06b9ade4e2573a2e5010c23cbef5367b
音量調整ボリュームについて考える
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/vrsystem.html
回路構成から考える
パッシブ回路のボリュームにピンコードを長々と接続することはおすすめできません。
ピンコードを変えると、音が変わるといいますが、パッシブタイプで長々と引きまわしては悪影響が出ているだけです。
ここで考えてみたいのが、使い勝手と音質をどのようにバランスするかです。
良質なボリュームが入手できなくなってきた昨今、自作ではどうするか考えてみました。
電線=コード 電纜=ケーブル コードの上に被服があればケーブルでしょうか?コード=安物、ケーブル=高級品のように思われているようですが、電線を減らすことは音質が向上しますが増やすことは低下します
売り文句に乗らないようにしたいものです。
間違ったパッシブプリの使い方
最近バイアンプ駆動でパッシブプリを並列にしてパワーアンプを駆動することが一部で行われています。
並列にすることで、接続される CDなどの負荷が重くなり場合によっては、低音域の特性低下を招きます。
そして出力ピンコードの寄生容量で高音域劣化。
それでは音がやせてしまいます。
上の図で説明しているように中にあるべき回路を外に持ってきただけの弊害です。
プリアンプ不要論はアンプ内にボリュームがある場合の話で外部に持ってきた場合は必ずしもそうではありません。
パッシブプリの後ろに緩衝アンプがあるだけでケーブルの影響を抑えることが出来ます。
ケーブルは意図的に音が変わるように作ってある物も少なくありません。
プリではあまり故障まで発展するようなケーブルはありませんが、大蛇のようなケーブルの容量負荷で故障するパワーアンプさえあるのです。
音が変われば何でも良しと言うのはいかがなものでしょう?。
ボリュームの例
接点を多くしたり不要な配線引きまわし、余計なシールド処理や信仰的な電線屑、または●×処理等、それでは、わざわざパッシブコントローラーを作っても、効果は望めない。
70年代プリメインアンプのボリュームを外部に引き出したのと同じようなもの。
音質低下を招く余計なコードを引き延ばしたに過ぎない。
左写真はロータリースイッチで製作した固定抵抗のアッテネッター、音の劣化は少ない。
一応私の、リファレンス用として、残してある一台だ。
多段ロータリースイッチで使い勝手は、すこぶる悪いものの。
機器組込で使用して多数の方から好評をいただいている。
機器組込は、的を得た使用方法だ。
100本もの抵抗を狭いスイッチに半田するわけだから相当、難儀なものだ。
音質最優先だと、操作性が犠牲になる。
音量調整だけならボリューム単品、フェーダー又は抵抗式アッテネーターで、用は足りるのでプリアンプは不要論も納得の事実。
ここで一般に高級プリメインアンプに用いられるボリューム RK27 ならまだしも、それ以下のもので、パッシブコントロールボリュームを構成しても、効果は少ない。
かと言って23段程度のアッテネッターでは使い勝手を考えると、全ての人が満足できるものではない。
連続可変は使い勝手がとても良い。RK27 は高級プリアンプにさえ採用されているので、決して悪いボリュームではない。後段にしかるべきプリアンプ回路が使われて、性能を発揮している場合も少なくない。
写真上左端 アルプスRK27(容易に秋葉で市販品購入出来る又は電即納で直販)
写真上右 アルプスRK40(機器取り外し品)
写真下左 市販4回路23接点ロータリースイッチで自作したアッテネーター
写真下右 アルプスKフェーダーで製作中のもの、色々な物を作って比較してみるた。
アッテネッターは音が良い評判があり、廉価品のプリメインアンプにさえボリュームにクリックが付いた時代があった。ボリュームの後ろに溝付きの板が追加されそこに板ばねが摺動して良好なクリック感覚を醸し出すものであった。
メーカー製高級アンプから外したアッテネッター(左)、
固定抵抗アッテネッター(中)、
フェーダーBOX製作例。
この後ろに短いシールドコードでパワーアンプとつなげば好結果が得られるかも知れませんが、これには、ボリュームの抵抗値、コードの容量、などさまざまな影響が出ます。
長く引きまわすには、出力アンプが必要と考えます。
コードで音が変わると思っている人もいますが、音が変わる事実はその通りでも、その影響を抑えるのが出力アンプです。
カフタイプで製作したフェーダーは実に使いやすい。
卓上で音量が自由に調整できる。私のようなリモコンが嫌いな人には良い。
手持ちのピンコードは 1mで実測で 100PF位の寄生容量がありました。
高級なものでも低容量な訳ではありません。それにアンプ側の入力にもCはある。
ケーブルに容量は付きまとうものです。
ここのところは結構隠している部分でしょう。
パッシブタイプの音量調整器は使い方次第です。
素材に走る前に良く考えてみましょう。
ケーブル(シールド線)のお話
’70年代には飽き飽き語られて来たことなのですが、最近は語られません。
素材重視というか、売り手の言葉に騙されているようにさえ思えます。
線材は短く、出来れば無い方が良いのです。
短ければ短いほど良いし、ピンジャック(RCA)は構造的にどう思います?
安いので使うほうは、良いのですが、XLRに比べたらどうでしょう?
答えはご自分でどうぞ!
さて、本題です。
シールド線は構造から静電容量を持っています。
寄生容量と言われるように無用のものです。
小さいもので 1mで数100PFはざらです。
もし大きいもので1000PFあったとします。2mで2000PF
これで計算してみましょう。
f=1/(2πCoRo)Hz
で求めることが出来ます。
これは-3dB落ちる周波数でそこから6dB(*1)オクターブで減衰します。
(*1)オクターブ:その基準周波数の2倍をオクターブ上と言います。
10KHzのオクターブ上は20KHzになります。オクターブ下は半分の5KHzです。
そのオクターブ下の周波数までがフラットということと考えると、容易く音に影響が出るのではと考えてしまいます。
超高域を減衰させて落ち着いた音のケーブルと言っているのかも知れません。
計算結果は何と約32KHz(-3dB)になります。
この他にアンプの入力に1000PFの容量があったとしましょう。
3000PFで21KHzとなります。
一般的な25Kオームの出力インピーダンスとしての計算です。
だからパッシブで使う場合は短い線が必要なのです。
高いパッシブプリアンプを売りつけ、今度はケーブルを売りつけるそんな商法とはおさらばしましょう。
もっと賢明な方は出力アンプで、出力コードの影響を抑えることを考えますね。
古い電線屑でシールド構造なしでピンコードを作って音が良くなったのは、電線屑によるものだけでしょうか?
もうお分かりですね。
半田付けを覚えて自分で実験するのが一番です。
市販の高級ケーブル1本にも満たない安い費用で実験出来ます。
自作で音量調整器としている分には、何も構いませんが、デメリットを隠しパッシブの良いことだけを言うのはいかがなものでしょう。電線の影響は隠せません。
1、録音もしないし、聞くだけなので音量調整ができればよい場合
@パワーアンプの入力にボリュームを付けて使う(真空管アンプに多い例)。
この場、都度パワーアンプのボリュームを廻すので、特に床に置いてあるパワーアンプの場合すこぶる操作性が悪い。
ACDとパワーアンプの間に減衰器(ボリューム又はアッテネーター)を入れる
市販のボリュームやアッテネーター(パッシブプリアンプという増幅しないアンプ???を購入する)を自作する。
600Ωやそれ以下の超低インピーダンスのアッテネーターでの入力アンプなしで使ってはダメ。
自作では、過負荷なのに単純にやる方もいる。
2、録音も、したいし多数の機器を持っているので切替操作も、したいし操作性重視で聴きたい場合
@市販のコントロールアンプを購入(今ではいわゆるハイエンド機しかない)
A切替機能や、音質を考慮したパッシブコントローラーを購入又は自作する
Bまともに、増幅機能の付いたプリアンプを購入又は自作する。
3、いわゆるフルデジタルの将来に希望して待つ
ボリューム通過で音の劣化が気になり出したら、固定抵抗式アッテネッターを考えてみましょう
さて、本当にボリュームを入れると音が悪くなるのでしょうか?
答えはイエスと言えます。
これは古くから言われて来たことですが、多くの方がはっきりとした違いを感じてもらえる部分です。
もしご使用のCDプレーヤーに出力を下げられる機能(手で回すボリュームはダメ)電子アッテネッターが付いていたら出力を絞りコントロールアンプのボリュームを最大にしましょう。音質変化がわかります。
ボリュームを最大にすると入力出力がほぼダイレクトにつながる構造です。
下図1(B)の出力の矢印が入力につながるわけです。
1図(A)は固定抵抗による切替方式の回路です。
この組み合わせをロータリースイッチで切り替えて行けば良い。
有利な点
1)音の変化が少ない。最小限の2本だけの抵抗使用
2) 抵抗が少ないことは抵抗の線の引き出しキャップ(鉄)による音質低下を僅少に抑えられる(非磁性体キャップは音響用抵抗で高価)
不利な点
1)多段ロータリースイッチを、使用するので、重くて操作性が悪い。
2)ロータリースイッチの接点不良が悪環境下では起きやすい。
3)配線が面倒でお休み状態の抵抗が多いので損な気がする。
1図(B)は直列型のアッテネッター例で、多数の固定抵抗を1つの接点だけで切換えるもの、
有利な点
1)接点は1個で直列で立体配線もしやすい。
不利な点
1)抵抗直列数が多いことは、抵抗のキャップ(鉄)による音質低下が気になるところ高品位抵抗は、全体的なコストアップにつながる。
2)1本の抵抗の音質劣化はわからないが多くなればわかる。
この説明で、わかっていただけたと思いますが、いくら音の良いと一般に言われる固定抵抗でも直列に大量に使えば1本に付き2か所さらにはんだの接合部2か所合計4か所にもなるのです。
これのn倍の接点通過、これが許せますか?
ボリュームでは印刷抵抗を摺動子が移動し連続的に抵抗比が変わる。
これがステップに変わるだけで操作的な動作は同じである。
抵抗2本の分圧方式が、いかに優れているかがおわかりいただけると思います。
ただしこの直列型も本数増加しないように考慮した回路もあります。
ボリュームだと印刷した抵抗面をブラシが摺動摺るわけですからあまり良いことはありません。
かつてはセラミック印刷した、厚膜抵抗にトリミングして正確なアッテネッター構成で多数タップが出いて、そのタップから金メッキ接点があり実質図1(B)のようなタイプでありながら RK40の外観、操作性の真のクリック付きボリュームがありました。日本も本当に音質を追及していた時代でした。
パッシブ派ではありません。
今まで述べてきたことで私はパッシブ派と思われるかも知れません。
パッシブタイプは影響を受けやすいものです。
出力にバッファアンプを入れることにより、ピンコードの影響を抑えることができると考えています。
この度合いとパッシブタイプにして音質劣化を抑えるかの選択になります。
いくつもアッテネッターBOXやフェーダーBOXを製作して実験したため、パッシブタイプのものが出来上がっただけです。単体の音質比較用です。
実際にはこれらのBOXの後にアンプ回路を付けて実験用としています。
その他に使い勝手も重要な要素と考えています。
言葉尻をとらえているだけの、アンチパッシブ派とは思わないでください。
プリアンプでないことを分かってもらえることに越したことはありません。
それゆえに弊害もあることを理解してケーブル交換という泥沼から抜け出してください。
パッシブ関連は、ネット上で沢山検索できるますが、正しい見解で立証しているページは、非常に少ないです。
下記URLは全て計算して検証して、この方式を理解してやられている方です。
頭が下がる思いです。
http://www.vlsi.iis.u-tokyo.ac.jp/~majima/html/e/component/preamp.html
ボリュームの入手が難しくなってきた中での案
ボリュームという使い勝手の良さに重点を置きたい方のために!
最近は、ミニデテントRK 27型は入手できてもデテントRK 40型は入手出来ません。
まさかその上の RK50 真鍮削り出しケースに入ったものを 3万以上出して買うのには躊躇します。
ここで比較的安いもので、アルプスのKフェーダーというものがあります。
これはストロークが100oもあり大変使いやすいものです。
2本並べることによりバランス調整的な使い方も出来るボリュームとなります。
単連の回転ボリュームでは、並べても2つ一緒に回せませんが、スライドタイプでは可能です。
機械的なバランス機能も可能と相まってがあって、バランスボリューム排除まさに一石二鳥です。
何より内部の印刷抵抗と構造に安定性があります。電即納で入手可能なのもうれしいです。
Kフェーダー内部。卓用途なので構造が素晴らしい。
ストローク100oは細かく音量調整できます。
数年前に思いついて準備していたが、直線穴加工が面倒で放置していた。
新品の保管品なので全くすり減っていない。いわゆるガリと呼ばれる摺動雑音もない。
RK501 がこれ、
4連タイプ、パッシブタイプに使う気は全くないバランス(平衡)プリアンプ製作に使用する予定。
軸が一般的な6ミリだったのでノブで悩む必要はない。
これが最高峰のボリュームと言われている。
RK501で実機製作しましたご参照ください。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/hifipri.html
おまけ、直列構造のアッテネッターの等価回路(抵抗直列本数の増加が抑えられている回路)
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/vrsystem.html
定インピーダンス型アッテネーター
シンプルイズベストな、アッテネーター。
切替えにリレーを使うので電源が必要ですが、増幅機能は一切ありません。
定インピーダンス型アッテネーターをお安く作ってみる。
オーディオアンプには音量を調整するという機能が必要です。
この機能を実現する方法としては、大まか、
・アンプそのものの増幅率を可変にするもの
・アンプの増幅率は一定のまま、入力する信号の大きさを変えるもの
に分けられます。
一般的には後者のものが大多数を占めており、我が家の現役アンプも全てこの可変入力固定ゲイン型の音量調整機能を持っています。
更に、この入力信号の大きさを変えるために、一般にはボリュームと呼ばれる可変抵抗器を使うのですが、例によって音声信号が直に流れますので、ボリュームの品質は音に大きく影響する。と言われています。
ちなみに、我が家のバッテリードライブアンプはアルプスのミニデテント(RK27)ボリュームを使っています。
メーカー製高級アンプでも採用例の多い、いわば定番品です。
更に超高級品やワンオフ品、レベルズレを嫌うプロ用、こだわりの自作品などでは、固定の減衰レベルを段階的に切替えて使う「アッテネーター」を使用したものがあります。
と言うことで、今回は固定抵抗を使ったアッテネーターを作ってみたお話です。
アッテネーターと言いましてもいろいろありまして、実は個人的にはトランス式が欲しかったりするのですが、目ン玉飛び出る二桁万円。予算の都合上、固定抵抗式でいきます。
まず、ここは外せないと言う最低スペックを決めます。
・組合せ実験が可能なのように入力端子と出力端子を持つ単体のアッテネーターにする。
・入出力バランス20kΩ、アンバランス10kΩの定インピーダンス型とする。(ターゲットアンプの入力インピーダンスに合わせます。)
・バランス、アンバランス両用
・調整幅は0〜-60dB以上
・20ステップ以上の切替
・左右連動
あとは、お財布と相談しながら高品質なものを目指します。
今回は、特に「入出力インピーダンス一定のアッテネーター」というのがこだわりポイントです。
単純にコストだけで考えればラダー抵抗やパッド式が選択肢になりますが、それでは連続可変のミニデテントを固定抵抗に置き換えて切替え式にしただけで、電気的にはほとんど変わりがないので、どうせ作るなら。というチャレンジでもあります。
インピーダンスは、アンプの入力インピーダンスに合わせてアンバランス10kΩ/バランス20kΩとしたのは、アッテネーター有無や減衰量に関わらず、ソースから見たパワーアンプの入力インピーダンス(負荷インピーダンス)が一定になり、ボリューム使用時に発生するインピーダンス変動に伴う音色変化を抑制する狙いがあります。
なお、世の中には「パッシブプリ」と呼ばれる、アクティブな増幅機能(プリアンプ、バッファアンプ)を持たない、言ってしまえば「入力切替え機能付きアッテネーター」が、極一部で熱い支持を得ているようです。
今回作るのは単体のアッテネーターですから、機能的には「入力切替機能のないパッシブプリ」な訳ですが、
抵抗を使った単体アッテネーター(パッシブプリ)には、忘れてはならない、とんでもない欠点がある
にも関わらず、パッシブプリを信奉される方々の多くはそのことをあまり気にしてない様に見受けられるため「パッシブプリ」は少々ミスリードを誘いそうな言葉と感じたので、しつこく「アッテネーター」と呼ぶことにします。
その欠点とは出力インピーダンスが高いことに起因しており、
・ノイズを拾いやすい。
・出力側ケーブルの浮遊容量(線間の静電容量)によって、高域の周波数特性に変化が生じる。
というものです。
具体的に、私のバランス接続アンプを例に高域減衰を計算してみましょう。
条件として、
・アッテネーターのHOT-COLD間出力インピーダンス20kΩ
・アンプのHOT-COLD間入力インピーダンス20kΩ
・機器内部配線やコネクタの合計浮遊容量を50pF
・接続ケーブルの浮遊容量を150pF/m
とします。
合計浮遊容量と20kHzの減衰量をセットで表すと、
・150pF(ケーブル60p)で20kHzの減衰量は約0.15dB
・200pF(ケーブル1m)で20kHzの減衰量は約0.25dB
・350pF(ケーブル2m)で20kHzの減衰量は約0.8dB
・800pF(ケーブル5m)で20kHzの減衰量は約3dB
になります。
これを大きいとみるか、小さいとみるかは、回路と人それぞれのポリシーもあろうかと思いますが、私的にはここは伸ばしても 1m に抑えたいところです。
ちなみに、
出力インピーダンス600Ωのごく一般的なプリアンプの場合、
200pF(ケーブル1m)で20kHzの減衰量0.001dB。
20kHzで3dB減衰させるには、100m以上ケーブルを引っ張りまわす必要があります。
グラフでざっくり比較するとこんな感じです。
下の方の曲線が出力20kΩ、上の方が1200Ω(受け側は共に20kΩ)の特性です。
ケーブルが長くなるほど高域特性が悪化することや、同じケーブルでも出力インピーダンスが変わると大きく特性が変わることがお分かりいただけると思います。
この事から、周波数特性の劣化やケーブルが伸ばせない欠点を回避すべく、「入出力600Ωのパッシブプリ」を作られている方もいらっしゃいますが、マイク用ならいざ知らず、ラインレベルの入力インピーダンスは 20kΩ以上というのが基準となっているのに600Ωで受けることになり、ソース側機器にとっては相当重い負荷となります。
また、ソース側出力にカップリングコンデンサーが使われている場合、低域のレベル低下を引き起こします。
明示的に600Ω受けが OKなソース(ほぼプロ用)を繋ぐ場合を除きバッファアンプが必要で、これをパッシブ素子だけで構成するのは少々無理があります。
余談ですが、同じような単体アッテネーター(パッシブプリ)でも、音量調整機能がトランス式の場合は、
ソース側から見たときの負荷インピーダンスが負荷側アンプの入力インピーダンス以上に保たれ、逆にアンプ側から見たソース側インピーダンスは接続するソースの出力インピーダンス以下になり、加えて低レベル時ほどその傾向が顕著に出るので、長いケーブルも利用可能という逆の特性を持っています。
ああ。。いつか欲しいなぁ。。(笑)
さて、話を戻して回路の検討です。
バランス、アンバランス両対応の定インピーダンス型アッテネーターとなると、回路の形式は平衡O型か平衡H型か平衡ブリッジ H型がありますが、ブリッジタイプは主に可変抵抗を使う場合の回路なので、固定抵抗を使う場合の選択肢は平衡 O型か平衡 H型になります。
無線の世界では高周波(電波の周波数)領域でのインピーダンス特性が良い O型が主流ですが、同じ入出力インピーダンスと同じ減衰量なら通過する抵抗の抵抗値が大きくなるというのが引っかかります。
ということで、今回は平衡H型を第一候補としたいと思います。
続いて切替方式をどうするか。
普通に考えれば、多段多回路の23接点ロータリースイッチを使います。
この場合、H型でもO型でも、1ch あたり 4回路が必要ですが、これで左右連動(同軸)を実現するには、8段8回路23接点というお化けのようなスイッチが必要です。
そうでなくともお高い多段ロータリースイッチ。
8段の物なんて特注しかありませんし、一体いくらになるのか想像もつきません。。
それならばと、1段1回路スイッチでリレーを駆動して切替えるという方法を使っていらっしゃる方もお見受けしました。
これだとスイッチの費用を抑えることが出来ますが、一般的な2回路6接点リレーを使った場合1ch1ステップあたり2個必要ですので、2ch23ステップ分で92個必要となり、却って費用が掛かりかねませんし、何よりも場所を食います。
また、抵抗で23ステップ分のアッテネーター回路を作るのだけでも結構な出費となります。
ということで、ここから工夫の世界。
減衰ステップは小さく(出来れば最小1dB刻み)、減衰幅は大きく、回路の数は少なくしたい。
こういう場合、小さい減衰ステップのアッテネーターと大きな減衰ステップのアッテネーターを組み合わせれば、少ない回路で必要な減衰量のセットを組むことが出来ます。
しかも、今回使う回路は入出力インピーダンス一定なので、何段重ねてもインピーダンスも減衰特性も変化しません。
無線ではよく使う手です。
さて、ここで問題です。
1dB 刻みで 0〜-60dBの減衰量を一番少ない回路数で構成するにはどうすればよいでしょうか?
ロジック回路をかじった人ならピンとくるかもしれませんね。
答えは。。
-1dB, -2dB, -4dB, -8dB, -16dB, -32dB の6回路を直列につなぎ、それぞれスルー(0dB)と切替出来るようにすることで実現出来ます。
あわせてもう一段、-∞(カットオフ)も加えれば、0〜-63dB(1dBステップ)+全ミュートのステップアッテネーターが構成できます。
23ステップを全部切り替え式にするより、リレーも抵抗も7割以上削減でき、かつ細かい刻みで制御が可能です。
23箇所のスイッチ接点情報を6bitバイナリに変換するデコーダーが要りますが、100本いくらのダイオードがあれば簡単に構成できます。
しかも、スイッチのどの位置を何dBにするのかはこのデコーダーで決めるので、減衰量を変えるのにアッテネーター自体を作り直す必要がありません。また、減衰量がバイナリで表現出来るということは、いわゆる電子制御にも応用可能です。
で、作ったのがこんなアッテネーターボックス。
抵抗は1%金皮、リレーは秋月の100円、ロータリースイッチは2段2回路23接点の激安品です。
スイッチ1段を電源とミュート解除に使い、もう1段で-62dB〜0dBを22ステップで切替えます。
シールドもへったくれもないバラック組みなこととバランス20kΩというインピーダンスから、案の定ノイズを拾いやすく、音声信号と電源は直接関係ないにもかかわらず、動作確認にACアダプターを使ったら残念なことになってしまいました。
例によってバッテリー給電でスッキリ解決。(笑)
ツマミを絞りきるとOFFになるのも何気に便利です。
もちろん欠点もあります。
上の方にも書いた通り、出力インピーダンスが高いので、外来ノイズを拾いやすく、ケーブルの浮遊容量によって周波数特性が変わってしまう事から、パワーアンプ直近でしか使えません。
また、各段アッテネーターとスルーをリレーで切替えており、切替タイミングでOFF(どこにも繋がっていない)状態が存在する事から、切替わり時にプチっというノイズが乗りやすいです。
更に、今回使った23接点スイッチの感触がイマイチな事と、中でリレーがガチャガチャ言うのとで、動作フィーリングが雑で、いかにも安っぽい。
まあ、売り物にはなりそうにありません。(苦笑)
サウンドは(固定抵抗らしく?)ソリッドな感じです。
ミニデテントが少しぼやけて感じるほど、スッキリしていて、抜けと見通しが良いです。
苦労した甲斐があるもので、現状、我が家では一番いい感じのサウンドを提供しています。当初はDACで使っていましたが、今はフォノイコライザーに使っています。
http://ezto.info/ezhome/blog/entori/2015/5/15_dinginpidansu_xingattenetawoo_anku_zuottemiru.html
デジタル系にプリアンプは必要? アッテネーター? フェーダー? マッチングトランスはいいね
かつてCDで5Vもの出力が得られるようになって、数ボルトでマキシマムのパワーアンプにプリアンプは必要なのか?が大々的に議論された。
結局、好みで終わったように記憶している。
他方で、マランツやマッキンのヴィンテージ真空管プリアンプと、現代トランジスターパワーアンプの相性の悪さ。
プリアンプなく、CDら アッテネーター パワーアンプでは音が痩せて聞こえる、低音が薄くなるなどのクレームも起きた。
これは拙宅でも経験している。
長野オーディオ倶楽部仲間の長年の実験からはこれらはある意味真実のよう。
ならプリアンプが必要かというとそうではない。
フォノはともかくラインはこの方法で解決することが発見された。
なお、かつて CDとアンプの間にライントランスを入れることが流行ったことがある。
とげとげしい CDの音が和らいで聞きやすくなるetc
これをアッテネーターとパワーアンプの間に入れるのも一考だが、インピーダンスマッチングの悪さは解消できない。 なぜなら
一次600Ω:二次600Ω
の1:1トランスだからだ。
プリアンプの効能は、ハイ受けのロー送りだしと言われるように、ハイインピーダンスの上流からの機器の信号を受けて、ローインピーダンスで送り出す、インピーダンス整合機としてのメリットとされる。
これをトランスにさせるには、数十kΩの出力インピーダンスを持つ CDプレーヤー DACらのラインアウトを、
マッチングトランス(ライントランス ラインアウトトランス)
一次 数kΩ〜数十kΩ
で受けて
二次 600Ω前後
で送り出せば、ハイ受け ロー送りだしが実現される。
600Ω送り出しは業務用の出力インピーダンスの約束毎ですよね。
拙宅の Western Electricの WE49アンプのラインアウトトランスの
WE127Cトランスは 一次23kΩ:二次500Ω
今日完成したのがこれ
中は単純です。
このUTCのLS-55トランスは、センタータップがあって、一次3.5kΩだからWE300Bプッシュプルアンプらの出力トランスに使える。
この時代の出力トランスは業務用使用を意識して、二次には普通のスピーカー用の4Ω 8Ω 16Ωのほかに500Ωが出ている。
この後に業務用機器が接続されるパターンも意識されているトランスの500Ω巻き線を用いた。
UTCトランスのタップに抵抗が入っているのは、さらに聴きながらこの値でインピーダンス調整をして音質を最適化したものだ。
この抵抗のクオリティーがこの機器の音質を左右するので高品質なものを用いたい。
ここでは今はなきアメリカIRC社のカーボン抵抗を用いている。
比較試聴中です。
Western Electric の WE127C がUTCに比べれば帯域は狭いものの、それを感じさせない何とも言えない音楽性があってあらためてその良さを認識した。
他方 UTCは現代トランスだけに 20Hz〜2万Hz までは保証されているとおり、聴感上でもワイドレンジかつ微細表現もよく現代的だ。
どちらが上ということもなく、名だたるトランスなりの音質は確保されている。
好みなんで、パワーアンプ以下の相性 ソースとの相性 その日の気分で使い分けていこうと思っている。
日本製のトランスにはあまりハイ受け ロー送りだしのラインアウトトランスは少なかったからか、この方法が雑誌らで見かけたことは知る限りない。
是非プレーヤーと、パワーアンプはこの方法でマッチングすることもご記憶いただければ幸いです。
コメント
mixiユーザー2013年11月27日 08:27
実は写真を見て気づかれた方も少なくないと思いますが、さらにノウハウがあります。
2連のステレオボリュームをパラって、モノラルボリュームで使う作法です。
これも仲間の実験から編み出された高音質方法で、正直ダーバンあたりの VOLより高音質です。このVOLの製造会社も閉鎖してしまいました。
mixiユーザー2013年11月27日 12:21
金田さんはパッシブプリは音が痩せると言うパッシブプリ否定派ですが、金田さんの言う事だから間違いないだろうと、金田式DCラインアンプの出来合い物を買いました。
聴いてダメだこりゃと、すぐパッシブプリに戻しました。
ラインケーブルのドライブ力が無いと言いますが、増幅素子を通すと音の繊細さが無くなる。
まあ、装置に寄りますが、人それぞれです。
パッシブプリは低域が痩せると言いますが、それが本当の信号かも知れない。
痩せるのは膨らます方向に調整できますが、繊細さが欠けたら戻す方法が無い。
mixiユーザー2013年11月27日 12:22
うちではプリアンプを使うと、これとは違う fat な付帯音みたいになります。
余計な増幅段を入れる代わりに、ボリュームでその分のゲインを絞るというナンセンスさからオサラバできます。
mixiユーザー2013年11月27日 12:48
私はセイデンロータリーSWに今は手に入らない抵抗器が沢山くっ付いたタイプだけのパッシブプリですが、トランス+VR式 にはかなわないです。
今トランスタップ切り替え式のLUXの製品を借りていて、近々比較してみます。
mixiユーザー2013年11月27日 12:56
LUX のならフィーストレックスさんのところのファインメットが良さそうですが、
トランス式 ATTでは impedance の整合化は困難です。
一度ご家庭で上流との impedance マッチングが取れた音を聞いていただきたいものです。
mixiユーザー2013年11月27日 23:14
ほかにヤフオクで STC4212 らのアンプを聴いたことがあるハットオーディオラボさんもファインメットコアのものを出されていますね。
トランス式 よい評判は聞きませんが、追試レポ願います。
mixiユーザー2013年11月27日 23:52
すみません、教えてください。
アッテネータはトランスの1次側ですか?
また、アッテネータのインピーダンスはどのくらいが良いのでしょうか。
mixiユーザー2013年11月27日 23:56
入り口か出口に可変抵抗かですが、アッテネーターはワニ口で机上実験してみてください。入り口に入れました。
トランスは 数KΩから数十kΩ、二次に300Ω〜600Ωくらいが出ていれば後は本分のとおり、固定抵抗で調整できます。
mixiユーザー2013年11月28日 00:25
アッテネータは定インピーダンス型が良いのでしょうか?
mixiユーザー2013年11月28日 00:27
いいえ。普通の入力VOL型で足ります。
10KΩを2連にして5kΩです。
当初50kΩ2連をパラレルで25kΩよりこちらがよかったです。
mixiユーザー2013年11月28日 06:36
だいたい12時くらいが常用音量となると使いやすいし、音も良いように思います。
http://open.mixi.jp/user/8290003/diary/1916790097
14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 16:52:01.54 ID:C+faVvPO
プリなんか3万のパッシブで充分
パワーもそんなに違わん
sp と dac に注力すべき
15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 18:00:10.08 ID:HyxhwMiM
パッシブプリは、東京光音やらアルプスの高い可変 ATTとか、固定抵抗切り替え式の奴を買えば、音はきれいだが、やはり音痩せするな
プリアンプを使うと音痩せしない豊かな音がでてきて安心する
64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/15(火) 08:28:57.11 ID:1Mv41vsQ
音痩せでは無い付帯音が無いクリアサウンドに近づくだけです。
65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/15(火) 13:07:07.73 ID:GhKte38k
出力インピーダンスが高くなるから高域は減衰するし
パワーアンプ側の負荷も増えるのに?
143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/03/15(金) 12:46:25.45 ID:pTMip3zl
パッシブはプリ パワー間を出来るだけ短くしないと理論的におかしくなる。
(アンプ理論の基礎の基礎 インピーダンスの問題)
436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/26(月) 23:38:23.96 ID:p+xEZDtp
スピーカーの能率が高いとプリアンプのボリュームを絞り切る寸前で使わなければならない。
そうなると、プリアンプにゲイン(増幅)は必要ない。
パッシブプリだと増幅しないので0dB(1倍)となるが、出力インピーダンスを低くできないのでパワーアンプとの接続で問題が生ずる。
439 :1:2014/05/27(火) 11:10:29.66 ID:zPt+HCCg
>>436
パッシブ+バッファにするなら
最初から普通のプリでよさそうだが。
144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/03/15(金) 12:59:31.01 ID:EdSHSb4b
音痩せやインピーダンスの問題は、設計の古いTrパワーアンプや貧弱なOPアンプの入力段のパワーアンプで問題が起きる。
原因は、入力段のキャパシタンスの非直線性によって高域の歪み率の悪化がある。
145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/03/15(金) 14:14:06.68 ID:FsaSRnla
そういわれても、現実にパッシブプリで音痩せする事実はかわらん
固定抵抗切り替え式ATTにバッファアンプをつけたようなプリがいちばん良い
422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/24(土) 18:41:58.42 ID:APM1ar4T
プリは、音量調整とインピーダンス変換のために入れる。
さらに、ピュアオーディオでは積極的にプリが持つ音色の変化を利用する。
音量調整だけならパッシブプリで良い。
セレクターとボリュームで構成されシンプルで音の鮮度が高い方式だがインピーダンスの問題がある。
インピーダンスは、高く受けて低く出すが原則で、接続コードの容量(キャパシタンス)の影響で周波数特性が変化する。
また、音痩せがすると言われる場合も多い。
プリにトーンコントロールの必要が無ければボリューム+バッファーアンプの構成がシンプルで音が良い。
最近は、高級機でもオペアンプが使われていてアマチュアでも自作プリが簡単に組める。
http://jisaku.155cm.com/src/1400956625_82ddd1bf766d38133687b7f090f49cefc6c58405.jpg
セレクター→ボリューム→バッファーアンプの構成でシンプルに作った。
オーディオ用オペアンプを差し替えて音色の変化を楽しむこともできる。
524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/14(日) 21:29:22.13 ID:GL0wW6zM
いつもの繰り返しになるが、パッシブじゃいくら逆立ち立っても
インピーダンス変換できないからなぁ。
ユニティゲインの効力はやはりでかい。
525 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 18:17:12.56 ID:r1YXykwO
パッシブは、音が痩せたりケーブルの静電容量で周波数特性が不安定になる。
そこで、>>524氏の言うようにインピーダンス変換の効果は大きい。
(インピーダンスは、高く受けて低く出す。)
ゲイン(利得)は必要ないので増幅度1倍で安定なバッファーアンプを構成する。
(ユニティ・ゲイン・ステーブル)
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1356822460/
92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/06/22(日) 21:02:11.11 ID:2bDBJ3qP
入力が digital だけなら,音量調節ができる DAC でプリ不要.
プリ買わずに DAC に回す.そろそろD-70替えたい.
93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/06/23(月) 19:35:19.58 ID:0Vt26Dvp
回路を減らせば音が良くなる(と自分が感じる)と思ってるうちは何も分かってないよ
137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/08/12(火) 02:48:50.32 ID:TJkWH0HS
物にもよるんじゃね?
俺はほぼ素人だが、プリなしの直結は音がきれいだが厚みが無いと思う
プリ入れるとフィルターかけたような音になるが面白みは出る
刺身と煮付けみたいなもんじゃね
18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/26(土) 19:10:04.63 ID:0aovYKIy
俺はプリ推奨派。
ボリューム付きのDA/Cアンテロープ・ゾディアックゴールドを使ってるが、ナグラのプリを通してパワーに入れてるよ。
単純にその方がいい音なんだよね。
解像度は若干落ちる気もするんだけど、まあ、ほとんど解んないレベル。
だけど低域の伸びとか広域の美しさはプリがあると無いとじゃ段違い。
要するに、音楽性が高まる感じ。
色づけって言っちゃえばそれまでだが、それ言い出すとホールの音とオーディオの音は全く違うしな。
プリは原音再生機ではなく、オーディオとしていい音を出す道具。
それがプリの価値なんじゃないかな。
101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/07/15(火) 18:03:29.87 ID:AkdS9SDp
プリ入れないとつまらん音になる
DACの後に-12dBのアッテネータ入れるとプリ無しDACボリュームでも満足出来る音になるから試してみ
20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/27(日) 11:26:35.89 ID:vR+kkjxq
劣化を認めた上で音の変化を良しとする例は当然あってもいいよ。
低域の伸びとかに差が有るなら DACの送りのインピーダンスとパワーアンプの入力インピーダンスにミスマッチが有るか、DACのボリュームがナグラの物より劣化が著しいんだろうね。
絞るとハイ落ちとか情報量欠落するボリュームっていっぱい有るから。
22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/27(日) 18:26:08.19 ID:wusfLoz3
実際聞いて感動する音になっていても「劣化」なんだろうかね
だいたい、多くのオーディオの高級機は様々な回路を駆使して いい音になるように「調整」している
そういう調整を劣化という人は、オーディオに何を求めているのか
どんな音に感動する人なのか聞いてみたいね
23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/27(日) 20:23:39.97 ID:iXNkJYT0
どんな音に感動って言われたら
ソースに入ってる気配のような物までスポイルする事無く、気持ちの悪いくらいのリアル感を持って再生された音に触れた時でしょうね。
演奏者、アーティストの存在、気合までが感じ取れた時でしょうね。
人の声なら口の中の唾の音とか声の途切れる瞬間の声帯の震えまで聴こえた時でしょうね。
上手い歌手っていうのは声の止め方が上手い。
いい音を出す道具とか言ってるうちは餓鬼のお遊びです。
いい音はソースに入ってるんです。
それがどれだけ再現出来るかがオーディオの価値。
26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/28(月) 19:31:29.95 ID:ULDNt83s
>>23
俺の経験則だと、
そこまでリアルな音を求めなら、拘るべきは機材ではなく部屋だろうね。
もともと、収録ってのは非日常の空間で行われるから録音自体が非日常な音なんだよ。
それを普通のリビングで再生して同じ者が出来る訳が無い。
もし、出来たとすればそれは、原音再生したのではなく機器が「それっぽく」作った音だという事。
27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/28(月) 19:41:13.92 ID:ULDNt83s
俺はクラ派なので、サントリーホールと新国はしょっちゅう行く。
で、実のところ、解像度だとかS/Nなんて現実じゃあり得ない。
どの席で聞いても音は全部ごっちゃだし、トゥッティなんてもう、ただの音の氾濫になる。
それを解ってない人ほど、分離が良くないね〜とか、原音再生とか口にする傾向がある。
もうね、ほんとにリアルにしたいなら機器の性能はこれ以上いらないのよ。
むしろ現代機はどれもオーバースペックで、作られた音。
だから俺はそう割り切って、コンサートは雰囲気と音の波を体で楽しむ。
オーディオはオーディオの音を耳で楽しむ。
28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/28(月) 19:51:13.07 ID:ULDNt83s
ホールだと、絶対に反響ノイズってのがあるんだよ。
もわ〜んだったりキンキンだったり、ホールや席の位置で全く違う。
隣の席に移動しただけで弦楽器が異様に奇麗に聞こえたりね。
でもそれが普通で、それが原音。
市販されてる音源は、全部それを編集で取っちゃってる。
54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/16(金) 22:52:14.06 ID:L2D0s/2V
プリが必要ないって金がかからなくて幸せな耳をお持ちですね
音はプリで決まる、パワアンプは直結は鮮度は高いかもしれんが すっきりした無機質な音でしょ
音の艶や広がり、暖かみ、音楽性等は得られにくいですよ
88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/06/22(日) 15:29:46.71 ID:8jMy4r89
LPからCDへの移行期、入力切替スイッチとボリュームだけのパッシブタイプが雨後の竹の子のように多く生まれた。
けど数年で全て消えた。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1379603306/
3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 08:44:21.74 ID:EqSaj9ER
いままでパワーアンプの評価をしているつもりでしたが実はプリアンプの音を聞いていただけでしたという体験をしました。
プリで劣化した音はパワーアンプとスピーカーがどんなに がんばっても回復しません。
7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 14:01:45.40 ID:
私も、ブリアンプのシステム支配力は、かなり高いと感じています。
他の機器を何も替えず、プリを入替えただけでシステムの表現する世界が変わってしまう程ですね。
16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 18:44:18.95 ID:PKSnLDaw
昔からLNP-2や marantz 7 みたいな名品を長く使うのが、この趣味の王道で あったかと想います。
自分はCOHERENCEを中心に、パワーに石と球を使い分けているかんじです。
No32の方もいるでしょうし他にも良いプリはあるのでしょう。何れにしても良いプリとSPを中心に据えて、求める表現のニュアンスを、他の器具の繋ぎ替えで展開していくのが良いだろう、というのが今の自分の結論です。
539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/13(火) 13:23:37.91 ID:KAyV0g5P
プリを変えると音は激変するよ。
ケーブルよりインシュより明確に変化が判る。
俺はプリをグレードアップして大正解だと思った。
514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/09/07(日) 21:06:00.02 ID:DMka7Op+
50万程度のプリは何か足りない物が在る
やはり100万位からだね
国産
QUALIA INDIGO Line Amplifier 510万円
http://qualia-highend.com/jp/index.php/products/line-amplifier/
TAD-C600 300万円
http://tad-labs.com/jp/consumer/c600/
TECHNICAL BRAIN TBC-Zero/EX 298万円
http://www.technicalbrain.co.jp/products_tbc_zero_ex.html
エソテリック Grandioso C1 250万円
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/c1/
アキュフェーズ C-3800 170万円
https://www.accuphase.co.jp/model/c-3800.html
ラックスマン C-900u 110万円
http://www.luxman.co.jp/product/c-900u
海外製
FM Acoustics FM 268C
http://www.fmacoustics.com/products/line-stages/fm-268c/
Constellation Audio ALTAIR II plus 980万円
http://www.stella-inc.com/001constellation/page/AltairIIplus.html
GOLDMUND Mimesis 22 History 970万円
http://www.goldmund.com/jp/products/mimesis_22h
VIOLA SPIRITO II 890万円
http://www.zephyrn.com/products/viola/01_spirito2.html
TIDAL Presencio
http://www.tidal-audio.de/english/startprodukteverstaerker1.htm
Burmester 808 MK5 500万円
http://www.noahcorporation.com/burmester/pre808.html
PASS Xs-Preamp 480万円
http://www.electori.co.jp/PASS/Xspreamp.pdf
CH Precision L1
http://www.theabsolutesound.com/articles/ch-precision-releases-l1-dual-monaural-line-preamplifier/
soulution 725
http://www.soulution-audio.com/en/serie7/725/index.php
OCTAVE Audio Jubilee Preamp 400万円
http://www.fuhlen.jp/octave/products/jubileepreamp.html
Ayre KX-R Twenty 390万円
http://www.axiss.co.jp/brand/ayre/ayre-reference/kx-r-twenty/
darTZeel NHB-18NS 380万円
http://naspecaudio.com/dartzeel/nhb-18-ns/
Mark Levinson No.52 330万円
http://marklev.harman-japan.co.jp/product.php?id=no52
Jeff Rowland Corus 212万円
http://www.taiyo-international.com/products/jrdg/corus/
mbl 6010 D 210万円
http://www.mbl-japan.com/6010D.htm
Spectral Audio DMC-30SS series2 188万円
http://spectralaudio.com/dmc-30ss.htm
572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/07/30(木) 03:04:22.29 ID:jfrinoir
ドイツ製プリアンプ
TIDAL Presencio
http://www.tidal-audio.de/english/presencio.htm
Burmester 808 MK5
http://www.noahcorporation.com/burmester/pre808.html
mbl 6010 D
http://www.mbl-japan.com/6010D.htm
577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/07/30(木) 20:04:50.30 ID:jfrinoir
スイス製プリアンプ
FM Acoustics FM 268C
http://www.fmacoustics.com/products/line-stages/fm-268c/
Goldmund Mimesis 22 History
http://www.goldmund.com/jp/products/mimesis_22h
CH Precision L1
http://www.zephyrn.com/chprecision/page/L1.html
soulution 725 preamplifier
http://www.soulution-audio.com/en/serie7/725/index.php
darTZeel NHB-18NS
http://naspecaudio.com/dartzeel/nhb-18-ns/
578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/08/11(火) 01:26:09.96 ID:CI12d15c
まったく…「時価」とか○千万円とか…完全に狂ってるだろw
580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/08/23(日) 12:41:47.90 ID:oZo3Vk2p
フォノイコもトンコンも無くボリュームとセレクターだけのが殆どなのに何故にこんなに馬鹿高いのか。さすがにメーカーも騙しきれないと悟ったのか せいぜい20万どまりのパッシブプリが出て来てる。
17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 19:07:52.12 ID:HyxhwMiM
いま使われてるプリアンプの方式は、
・可変抵抗
いちばん主流な方式だったが、ハイエンドが電子ボリューム化していって少なくなってきた
・固定抵抗切り替え式
小メーカー・ガレージメーカーがよく採用、キットとかでも多い
・電子ボリューム
ハイエンドプリの多くは電子ボリュームになった
・CDSセルを使ったATT
ごく一部のハイエンドやガレージメーカーに使われてる
599 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/10/28(水) 14:23:20.41 ID:6OFSdJKE
プリ音質は駆動電圧の影響が大きい
オレは+−30V以下で稼働してるプリは使わない
そういう意味ではOPアンプ使っている機種は全て却下
高電圧で利得1かせいぜい1.5倍程度のプリに入力アテネータなしのパワーAMP
SPネットワークの安物ボリュームも撤去 トランス式か固定抵抗に置き換え
これで音がスピーカにへばりつかない 目の覚めるような音場が出現する
526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 19:16:52.88 ID:QobAx8Oh
全体的に引き締まったハイスピードなプリアンプおしえれ
527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 19:54:05.40 ID:r1YXykwO
>>526
ソウルノートのファンダメンタルLA-10(100万円)かな。個人的には。
100万円も出さなくてもオペアンプ使って自作すれば数万円で出来ると思う。
高級ボリュームやアッテネーターに最新オペアンプ使えば簡単に出来る。
ボリューム1個1万円〜5万円ぐらいで、ケースに1万円ぐらいかければ作れる。
ちなみに、代表的なオペアンプのスペック
LME49710 High-Performance, High-Fidelity Audio Operational Amplifier
http://www.ti.com/lit/ds/symlink/lme49710.pdf
歪み率0.00003%周波数特性55MHzも出せれば引き締まったハイスピードなプリアンプなんてアマチュアで簡単に作れるよ。
好みとしては、
回路入オーディオ用HiFiオペアンプ OPA2134PA
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-03743/
これらのオペアンプは高性能でありながらユニティ・ゲイン・ステーブルだから発振せずに安定動作が可能。
ハイスピードなんて幻想だよ。音速が秒速340mより速くなるのか?
オペアンプの方が遥かにハイスピードだからね。
528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/20(土) 11:56:52.23 ID:XtC8BAgM
アンプの周波数特性に暴れがあるとハイスピードに感じる。
波形で見ると矩形波の角がオーバーシュートおよびリンギングでギザギザしている。
本当のハイスピードとは、静かにさり気なく立ち上がるのでハイスピードなどと感じる前に立ち上がっている。
アキュフェーズの最高機種C-3800も NJM4580DD や NJM5532DD などの JRCの1個50円程度のオペアンプで作られている。
大きなトランスや汎用コンデンサーを沢山使って中身が詰まっているように見せている。
物欲主義のオーディオマニアは中身が詰まっていないと買わない。
アマチュアは、極限まで性能を引き出すが中身ガラガラで売り物にはならない。
しかし、性能は部品点数が少ない分高性能。
531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/21(日) 09:58:23.80 ID:GZwJ9o+o
自作でプリアンプを作ってオペアンプを取っ替え引っ替えしてみると微妙に音が変化する。
僅か数百円のオペアンプを替えるだけでプリアンプを買え替えるぐらいの変化をするわけで面白い。
マークレビンソンやマッキントッシュだってオペアンプを使っていると言う有名な話がある。
オペアンプとオーディオのはなし
http://www.wisetech.co.jp/opampdou/story/04/
ガレージメーカー立ち上げても数百万円は金取れないし、 自分による自分のための自作プリアンプは、最高ですな。
532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/21(日) 10:19:08.36 ID:Cp+MgQJ
CDで聴いてもわかると思うけど、いろんな年代の録音聴くと必ずしも新しいものが音が良いとは限らない、それどころか古いものに驚くような録音の物がある
当然オペアンプどころかトランジスタすら使われていない
色々聴いてるうちに、そんなことを自然に疑問に思うようになる
そしてヴィンテージに走るようになるんだろうなw
533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/21(日) 11:40:12.49 ID:GZwJ9o+o
ヴィンテージの独特の音色は否定しないけど、厳選したオペアンプを使ったストレートな音も魅力的。
オペアンプ、トランジスターも使わないというと真空管だろうけど真空管アンプは通信機にも使われる広帯域の素子なんだよね。
オペアンプやトランジスターより遥かに広帯域なのが実は真空管なんだよね。
良くできた真空管アンプは、トランスに金が掛かるので高価なんだよね。
適当に音色を作り出して誤魔化して売っているだけなんだな。
20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/31(月) 07:54:46.10 ID:oEm+kF8j
真空管バッファの固定抵抗切り替えが最強
プリは真空管が良いね
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1356822460/
女性宮家の創出 & 原発の喪失
以外の回答はない。のである。コレマル。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/733.html#c1
プリアンプは必要か?
プリアンプの意義 2013年9月28日 (土)
高級機では、プリアンプとパワーアンプが分かれているセパレートタイプのアンプが常識となっています。 プリアンプとパワーアンプを分ける意義、そもそもプリアンプが必要かどうか。
今日は、そのあたりについて個人的な意見を少し書こうと思います。
プリアンプの機能の一つとしてフォノアンプがあるのですが、レコードが廃れてしまった現在、このフォノアンプがないプリアンプも沢山あります。 一応、その違いを明確にするために、ラインアンプなんて呼んだりしているメーカーもあります。
先日、掲示板で教えて頂いたものは、パッシブ・プリといって、セレクタスイッチと27型ボリュームやアッテネータが入っているだけのBOXまであるようです。
すでに「プリアンプ」を名乗ってはいけないような気がしますが・・・
さてさて、
プリとパワーを分ける意義としては、プリ部で扱う微小信号をパワー部の大電力ブロックからの影響を受けにくくしたいというのがあると思います。 レイアウト的にも巨大トランスからのリーケージフラックスの影響を出来るだけ小さくしたいという点で有利になります。
モノラルパワーアンプを2台という構成もとれるので、大電力ブロックが左右で影響することなく独立できるというメリットはかなり大きいです。
ただし、通常、プリアンプからの出力電圧はとても小さくなりますから、プリとパワー間のケーブルは気をつけなければなりません。
次に、プリアンプ自体が必要か否か。
上記パッシブBOX、もしくはパワーアンプにボリュームが内蔵されている場合は、いわゆる「プリアンプ」がなくても、音量調整が可能です。
では、プリは本当に要らないのか。 これは意外と難しい問題です。
何故ならば、パワーアンプも低インピーダンスで駆動されている方が条件的には良いからです。
ところがプリを入れるとアンプが1つ余分に入る事になり、余計な音の付加(歪やノイズの付加)となる可能性も捨て切れません。
また、そのプリアンプだって低インピーダンスで駆動してもらいたい訳です。 じゃぁ、プリをドライブするプリプリアンプを・・・と、信号を通すアンプの数か増えているだけという解釈もあります。パッシブBOXの存在意義は、この辺りにあると思います。
実際、市販のプリメインアンプでは、
プリ部をちゃんと作っていたメーカー、
逆にプリ部を省いてシンプルにしていたメーカー、
オペアンプでお手軽にプリを作っていたメーカーがありました。
プリ部も1段だけでトーンコントロールを実現しているものから、フラットアンプとトーンアンプを別々に用意して、トーンアンプをバイパスできるようにしているものなど形態はさまざまです。
90年代のプリメインにあったダイレクトスイッチなどは、このようなトーン部、バランスボリューム等をバイパスするものが多かったと思います。
個人的にはシンプル&ダイレクトな構成の方が好きですが、音質的な観点からすると何とも言えません。
プリを挿入することで、明らかに音に色が付き、躍動感が増すようなことが起きるからです。
無色透明で何も足さない、何も引かない。 という増幅は現実問題、難しいと思います。
配線、コネクタひとつで音が変わるので、きっと基板の銅箔でも音が付いているんだと思うからです。 PC-OCC銅箔基板とか、99.9999OFC基板とかがあれば面白いのですが・・・
結局は好みで、プリを入れるか、パワーアンプダイレクトかを選択するしかないのでしょう。プリを多機能にしてオーディオ機器のHUBのように使い、パワーアンプには真空管アンプを棚の上に飾っておくような配置で使うなんていうのにも憧れますね。
いや、むしろ、プリを真空管で組んで、パワーアンプはDクラスアンプにするなんていうのが現代の正しいオーディオの姿なのかもしれません。
コメント
私もできるだけダイレクトでシンプルな構成が良いと思います。
以前使っていたプリアンプからパッシブプリに変更したときに、情報量の違いに驚いたことがあります。
これは、悪い例だと思いますが。
また、LP 時代はフォノイコライザーが必要だったので、プリアンプの意味はそこにもあったと思います。
デジタルオーディオ時代になって、セレクター機能はデジタル信号部で切り替えることができるようになったので、プリアンプの意義は次第に薄れていっているように思います。
>いや、むしろ、プリを真空管で組んで、パワーアンプはDクラスアンプにするなんていう
>のが現代の正しいオーディオの姿なのかもしれません。
この発想おもしろいですよね。
ディスクリート、真空管、オペアンプ、これらがハイブリッドな構成として組める時代ですから。
真空管のプリは個人的に興味があります。
投稿: mr_osamin | 2013年9月28日 (土) 14時42分
>いや、むしろ、プリを真空管で組んで、パワーアンプはDクラスアンプにするなんていう
>のが現代の正しいオーディオの姿なのかもしれません。
私はPCオーディオというか、雑誌付録 USB-DACから戻ってきたために、まさにその構成です。
プリは真空管(12AU7)で音に色を付ける、ラインセレクトとして使う、アッテネータを使用するため、の3点を目的に使用しています。
パワー部にはTA2020系を色々やりくりしながら使っています。パーツなどで音をいじろうとしても、真空管より遙かに安く交換できますし。
安くおもしろく遊べるようになり、いい時代だなぁと感じております。
投稿: 降霜 | 2013年9月28日 (土) 17時33分
真空管プリは、良さそうですよね。 古くはマランツ モデル7などが有名ですが、程度の良い個体は、いまだに活躍しているようです。
TA2020も、上手に使うと結構よくなるみたいですね。 デジタルアンプなんて言っているけど、とてもアナログ的な要素の多いアンプだと思います。
パーツを代えるとそれに答えてくれるように音が変化するというのは、とても楽しいですね。
投稿: たかじん | 2013年10月20日 (日) 18時16分
ハイブリッドではなく、「トライブリッド」が面白い気がしています。
HyCAA+TA2020とか。
あれ?ディスクリートはどこへ行った?w
投稿: mr_osamin | 2013年10月20日 (日) 18時53分
パッシブプリは、あると便利です。
ケース込みで二千円あれば作れますし・・・。
380000円のパッシブプリとか、私には良く分かりません。
パッシブプリなのに、ダイレクトスイッチがついてるものとかも、良く分かりません・・・。
投稿: 若輩者 | 2013年10月20日 (日) 19時01分
mr_osamin さん
>HyCAA+TA2020とか。
真空管部分がディスクリートですよ。 大丈夫。大丈夫。
若輩者さん
>380000円のパッシブプリとか、私には良く分かりません。
何でしょうね・・・
そういえば、信号トランス式アッテネータなんてのを、どこかのwebサイトで見ました。
抵抗のようにロスらないのでイイって書いてました。
なるほどなぁ って思ったのですが、どこで見たのか・・・ 不明です。
ちなみに東京光音電波あたりのアッテネーターも、単体で5万円くらいするらしいですから、そういうパーツを組み合わせていけば、売価30万円になるかもしれません。
投稿: たかじん | 2013年10月20日 (日) 20時46分
名前を失念していたのですが、検索しました。
CELLO ETUDE 定価\378,000です。
http://soundlee.com/item/item_244.html
http://audio.anhona.com/global/cello/702.html
http://afuroyan.exblog.jp/4877039
ここに中身の写真があったのですが、確かに抵抗式のアッテネータが入っているみたいです。
別に詰まっている必要はないとは言え、殆ど空っぽ。もっと小型化しても良いのではないかな、と思いました。重い必要があるなら、錘入れれば良いと思いますし・・・。
投稿: 若輩者 | 2013年10月20日 (日) 21時17分
こ これは。 ひどい。 ぼっ○くりだ。
ケースにもアッテネータにもお金がかかっている様子がないですね。 こういう製品があるから、オーディオは白い目で見られるのかもしれません。
スピーカーケーブル3mが247万円とか・・・ ありえない。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20131004_618170.html
川越シェフのレストランの水 1杯800円がかわいく思えてきます。
投稿: たかじん | 2013年10月20日 (日) 23時11分
私が持っているエルサウンドのパッシブプリはかなり良心的ですね。
エーワイ電子 Web Shop-商品一覧ページ
http://sv50.wadax.ne.jp/~ay-denshi-com//articles/html/products/list.php?category_id=6
同じものをケース含め、自作しようとすると定価の七割くらい占めますから。
投稿: mr_osamin | 2013年10月21日 (月) 08時24分
EL-SOUNDは、アルプス電気のとんでもないボリュームを使っているみたいですね。私の自作パッシブプリは RK27なので・・・
先の38万円は、評判が良いみたいですが、たかじんさんがぼっ○くりと判断したということは、価格の大部分はブランド料金なのでしょう。
最近は、ケース代が高いアンプが増えている気がします。所有満足度に重きが置かれているのでしょうか。良い風潮とは思いません。
投稿: 若輩者 | 2013年10月21日 (月) 14時34分
>EL-SOUNDは、アルプス電気のとんでもないボリュームを使っているみたいですね。
RK50ですね。メーカー直販でも結構なお値段です。
私の持っているプリはRK27(4連)がついています。
投稿: mr_osamin | 2013年10月21日 (月) 16時33分
>EL-SOUNDは、アルプス電気のとんでもないボリュームを使っているみたいですね。
アルプス50型を使っていて、この値段なら良心的のように思います。
27型も、それだけを使っていると満足なのですが、40型と聞き比べると、あれって なります。 50型は聴いたことありません。
確かサンスイの昔の607は40型を使っています。
その後の907では27型へとコストダウンしています。
投稿: たかじん | 2013年10月21日 (月) 20時51分
40型無き今となると、27型は貴重ですね。
しかし、50型は今も製造中のようです。
50型4連でたしか、6.5万・・・
VOL-12のほうがイイですw
投稿: mr_osamin | 2013年10月21日 (月) 21時49分
確かに。 40型とMUSES72320とでは、思っていた以上に差がありました。
電子ボリュームが高級機で使われる訳ですね。
投稿: たかじん | 2013年10月22日 (火) 08時01分
http://nw-electric.way-nifty.com/blog/2013/09/post-cfaa.html
プリアンプの必要性 2010年08月29日
プレイヤーとして使う機材から、パワーアンプへの直結では不便なので、プリアンプとして使える機材を導入しようと思いましたが、色々と迷っています。以下調べたことをまとめてみました。
音楽ソースの主流がアナログレコードからCDに移行することで、プリアンプの必要性が議論されるようになりました。CDの場合、プレイヤーの出力レベルが大きいため、プリアンプによる増幅の必要性は薄れました。
音質に関しては、通る回路が少ない分プリがない方が鮮度が確保され好ましいといわれる一方で、パワー直結では音の厚みが落ちるとされることも。
また、パワー直結にすると、今度はCDPの可変出力を使うなり、パワーアンプの入力ボリュームを下げるという手段で音量を調節することになりますが、それはそれでアッテネーターによって音が劣化する原因になるとも考えられます。
CDPのデジタルボリュームは絞ると情報の欠落が生じやすく、パワーアンプのボリュームは、そこで主に調整することを想定していない分グレードが低いことが多いそうです。
一部ではパッシブアッテネーターといって、増幅回路を持たず、ボリュームのみ、もしくはボリューム+セレクターのプリアンプに近い機械がありますが、ボリューム位置による特性の変化が大きいことで音痩せしやすく、パッシブアッテネーターではあまりボリュームを絞るわけにいかないことが多いとか。
上流で絞っても劣化するという問題は、普通のプリアンプではパッシブほど顕著ではないといっても避けられないため、パワーアンプにはボリュームが必要不可欠という主張も。
信号が微弱になると、より劣化しやすくなるため、パワーアンプに到達するまでに絞るとそれはそれで音質を落とす要因になるそうです。
前述の、パワーアンプのボリュームの質についての問題もあるため、パワーアンプのボリュームは11時〜3時がベストポジションという意見も見られました。
プリであまり絞るわけにいかず、パワーアンプのボリュームも大抵は質が良くないとなると、パワーアンプの内蔵ボリュームを自力で交換するのも有効かもw
ますます混乱してきましたw
うちの環境だと、スピーカーの能率が高いため、プリアンプを適切なボリューム位置で使うには、あまり出力が大きくないアンプの方が好ましいということはわかりました。
コメント
私も今、同じ問題にぶつかっています。
情報の落ちない電子ボリュームを使うか光ボリュームを使うのが現実的かなと思うのですが、高価だったりセレクタ機能が無かったりとなかなかに良い製品が見つかりません。
by cloe at2010-08-30 00:43
試してみるのが一番だと思います。 その昔、同じことを考えましたが、プリを省くとどうにも痩せた音になってしまい、楽しい鑑賞にはなりませんでした。
役割として、音色の調整、ステージの形成、品位の決定など肝心なことの多くを担っているよう窺われ、パワーアンプを身体だとすると、プリは頭脳にあたるかもしれません。
CD時代においても引き続き決定的な役割があり、良い音を聴くためにも、私は使用をお勧めいたします。 でもプリを省くと、音はある意味トンガるので、面白さは否定しません。その人それぞれで、いろんな楽しみ方をすれば良いと思います。楽しく悩んでみて下さい。
by manbanzakuro at2010-08-30 01:09
プリメインアンプのボリュームを最大にしてパッシブアッテネータでボリューム調整するのが一番好きな音がしちゃいます。
by cloe at2010-08-30 01:17
>cloeさん
ボリュームの音質への影響は気になりますね。
プリメインアンプ+パッシブアッテネーター で音質が良くなることがあるのですか。
パワーアンプとして使うよりも良いとは。やはり信号経路が単純ならいいとは言い切れないようですね。
byオタ麻呂 at2010-08-30 10:40
プリの存在(=価値)は、高出力のデジタル機器が主力である今、微妙な立場ですよね。
CDプレーヤーもしくは、DACにヴォリューム機能を搭載しているモデルも最近は多くなってきています。
セレクターが不要(=プレーヤーが一台とか・・)な場合や、DAC自体にセレクトを任せられる場合、あえて「プリアンプ」は要らないと思いますよ。
そのクラスのCDPもしくは、DACであれば、世間で言われている様な、プリを使わない「負の部分」は払拭されている筈ですから。
個人的な感想では、デジタルボリュームは「新しいものに限る!」って事でしょうかね。 聴感上の「欠落」などは、デジタル機器の改善でドンドン良くなって来ていると実感しています。
セレクトの必要が無い環境での視聴であれば・・・ CDPのヴォリューム操作で十分でしたが・・・ ワタシは、SACDを導入したかったりや・・・ ADもまともに聴いて上げないとね (^o^)丿 と、言う事で プリアンプの復活がありました。
最低でも、CDPのヴォリュームと同等が条件でしたが・・・ 何台かの試聴の結果、使い勝手も含めて今のプリアンプ(C-03 ;ESOTERIC)を迎い入れる事と致しました。
まァ− 違いも含めて楽しむ(苦しむ)事が、オーディオですから・・・ 試行錯誤で 良い音を見つけて下さい。
byアコスの住人 at2010-08-30 14:22
下記URLの日記を書いた時はXLR接続の場合でしたが、最近RCA接続を行った時も個人的には
プリメイン+パッシブアッテネーター > パワー+パッシブアッテネーター
だと思えました。
理屈や経験によるノウハウで判断することは正しいですが、それらに反していても得られた結果を信じることも必要なのかなと思っています。
この辺はちょっと勉強してみます。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2664/20100717/19627/
by cloe at2010-08-30 23:48
プリの問題は悩ましいですね。でも、こんなことを書くと嫌われるんですけど、高性能なプリだと、VRを絞っても音が全然と言っていいほど劣化しませんですよ。
いろいろ試してみた結果ですが、よくできた自作品とかアキュフェーズの最高価格帯のプリを使えば、フェーダーを使う必要はないです。ただし、アキュフェーズの製品でも最高級品に限り、その下の製品ではガクンと性能が落ちる可能性があります。例えば、中古だとC-290以降のメンテ品ならお奨めですね。
by kitatanuki at2010-09-03 19:24
>cloeさん
パッシブアッテネーターだとボリューム位置によって特性が変化しやすいとされることもありますが、cloeさんが導入された物だと、プリメインのボリュームよりも絞ったときの劣化は少なかったということですか。NANO PATCHも気になりますw
byオタ麻呂 at2010-09-04 11:18
http://community.phileweb.com/mypage/entry/828/20100829/20296/
無個性化時代、低能率スピーカー時代のアンプに要求されるものは
ヴィンテージ基本概念|禁断のKRELL
今回は1970〜1980年代までのプリアンプについて解説します。
この年代のプリアンプは、ズバリ現代人の用途としても考えると、フォノプリになります。フォノを使用しないなら、魅力度は大きく下がると通常は認識されています。
この年代のプリアンプですが、中を開けてみるとラインステージよりフォノステージの基盤回路が遥かに大きくメインなのが分かります。
レコードを聴くために、プリアンプが必要だったのです。
時代が進み、1980年代の後半から1990年代にかけてプリアンプ不要論者が大きな勢力となりましたが、これはCD全盛時代になり、一時期アナログが急激に衰退した時期があった為、(現在は復調していますが) CDに乗り換えた人たちが
「音を濁らせる余計な回路は不要」
という理論で旧世代の遺物と切って捨てたわけです。
「レコードを聴かない人にはプリアンプは不要」という訳です。
確かにプリを捨て、パワーアンプに直結すると見た目の鮮度感は上がり蛇口を全開にしたような音が出ますが・・・・・
よく聴くとプリ無しは「音楽の味わい」 を喪失させ、「低音が痩せる」 ことが最低でも誰にでも理解できます。
プリアンプは頭脳であり、パワーアンプは肉体なのです。
当時の人に「プリアンプはレコードを聴くときに必要」と認識されていたのは変えようがない事実です。
1970〜1980年代のプリアンプはレコードを聴く人のためのモノ、
一見暴論と取られかねない意見ですが、詳しい人は概ねその事実を認めるはずです。
それではレコードを聴かない自分たちには不要なのか?というと現実はそうでもないです。
ただこの基本知識は、知っておいて損はありません。
60歳以上のオーディオのヴェテランの方でアナログを止めた方はプリなしになっている方が少なくないくらい、これは基本的な概念なんです。
http://ameblo.jp/507576/entry-11899442449.html
パワーアンプのクオリティーは、プリアンプやデジタル機器のクオリティー次第で引っ張り上げてもらえる割合がかなり大きいのだ。
http://ameblo.jp/507576/entry-11940915480.html
音質低下の少ないプリアンプ(音量調整)への挑戦 アルプスRK501の実力検証
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/hifipri.html
高音質・高精度ボリューム RK501□□型の性能を出しきるために
アルプス電気 可変抵抗器 ロータリボリューム RK501シリーズ
http://www.alps.com/prod/info/J/HTML/Potentiometer/RotaryPotentiometers/RK501/RK501_list.html
はじめに
余計な増幅回路が入れば、そこで音質低下が発生することは、良く知られていることです。
どんな優秀な増幅回路であっても同じことが言えます。
デスクリート回路であっても、モノリシックIC(オペアンプ)回路であっても音質低下には、同じことが言えます。
そこで増幅回路を省いたパッシブボリュームやパッシブアッテネッターという考えが生まれて、ご使用の方も少なくはありません。
今回は、出来るだけ音質低下が少なく、ケーブル等の影響も受けにくい増幅回路入りボリューム(プリアンプ)を製作してみました。試聴結果は下の方にあります。物理的特性に表れない音質差は不思議であり面白いものです。メーカー品を音質で凌駕出来る可能性が見えてきました。
RK501 ボリュームをせっかく入手しても、まだ使われていない方、これからご検討する方のご参考になればと思います。
この当方製作ラインバッファアンプ基板は、他のボリュームやアッテネッターの後ろに入れても効果はあります。パッシブプリ愛用の方も追加して音質改善されています。
プリアンプとは何でしょうか?
音量可変、音質調整(トーンコントロール)入出力の選択、古くはレコード再生のイコライザー、テープ再生のヘッドアンプ様々な役割がありました。
それらは微少電圧を扱うのでプリアンプの性能は大変重要でした。
現在はCDを筆頭に出力電圧も大きくその時代のようなゲインのアンプは不要となりました。
しかし過去のものとばかりも言えません。
ボリュームの後ろに性能の良いアンプが付くと断然、音に元気が出ます。
こればかりは聴いてみないと判りませんが。
まず古い年代の市販のプリアンプを見てみましょう。あえて型番は記載しません。ご想像ください。いずれも著名な銘機です。
評判が良かったもの程、シンプルな構成です。
そしてオペアンプの採用が目立つことがお解りいただけるでしょう。
配線の手法もご覧ください。
現在の高級プリアンプの中身は、ラインレベルアンプになり、回路構成的にもバランス型となっているものが多いです。
まずは市販のプリアンプの中身を見てください。
@ ハイエンド向けのプリアンプ(海外製品)。
ボリュームはアルプス RK40が、採用されていた。
増幅回路はオペアンプ NE5534ANのみ。
写真は最新のものにICが交換されているが、元のICにはシールが貼ってあり名前が見えないようになっていた。ICソケットなので自己責任で差替えして遊べる。
この上位機種も同じでグライコ分の回路が多いだけでオール NE5534。
まさにオペアンププリだ。
自作プリで5534が入っていると、なんだと笑われるが、このメーカーだと笑われない。
ブランド名のご加護というものだ。そういう先入観を持つのは良くありません。
しかしこのメーカー好きの方々は、このICは一般のものと違うなどとなぜそんなにもかばうのだろう?
A 国産中級プリアンプ
回路部分はプラスチックで覆われている。
入力はDUAL FETでまともなデスクート回路なのに、DCサーボにICが入っているだけでなんら問題ないはず、引け目があったのだろうか?それともSS誌対策か?
いずれにしろ評論家の無責任発言対策だろう。
メーカーは、振動に対する音質対策と言っていたはず。
ボリュームはもちろんアルプス RK40。
入力の切替は長くならないように青いスイッチの延長板で判る。
実は、昭和40年代からメーカーアンプはロータリースイッチは後ろの方にあり軸が丸棒で延長されていた。
遡れば1950年代の製品にも見ることが出来る。
そういえば、ネットで検索すると、某国内ハイエンドメーカーの製品に NJM45○○が入っていたなどと得意げに晒しているのを見るが、DCサーボなどに汎用オペアンプが使われるのは当たり前のこと。
B 国産昭和42年製プリアンプ、
デスクリート回路シリコントランジスタ32石。7バンドグライコ(SEA)付き。
手前のシールドボックスがインダクタの入った箱。
まだまだ球やゲルマニュームトランジスタ主流の時代にシリコントランジスタの採用
C ハイエンド向けのプリアンプ(海外製品)。
入力切替はアナログスイッチ(FET)
ここでもボリュームはアルプス RK40が、採用されていた。
増幅回路はオペアンプ。
5バンドイコライザー付き。
面白いのはコンパンダー/エクスパンダー機能まで付いている。
説明書には規格から外れる場合は返品にも応じると書くくらいのプレシジョンアンプ。
ただし0.02%以下のひずみと20Hz〜20KHzの帯域特性。
Dトランジスタ構成の33.3V外部電源方式プリアンプ海外製品。
ボリュームはアルプス RK27に交換されている。
NE5534 がこれにも入っているが、バランス調整を単連ボリュームで行っているのでパンポット回路のようなところに採用している。
端子部までシールド線の配線がない。
入力切り替えスイッチまではプリントパターンで引かれている。
バックパネルまで全部プリント基板。シールド線はここでも使われていない。
シールド配線は使いようによっては音が悪くなるのは確かだ。しかしアマチュアのパッシブプリ自作はシールド線を使うと音が良くなるとばかりに、太い最上川音頭などが、これ見よがしに使われているのを見かける。
内部配線は両端シールド落としではなく片側落としも重要だ。
このようにメーカーアンプは、配線の合理化意外に音質を考慮してのこと。
わずか数センチの配線に太いシールド線は不要、普通のコードでOK。
E 当時マークレビンソンが買えない人が買ったと言われたこともあるそうな、ハイスピードプリアンプ。
本機は初期型で、これまたIC(オペアンプ LM318)
確かにハイスピード汎用オペアンプです。
のちに LF357の採用となる。
A&BのVRが使われているがこの個体には東京コスモスの60dBATT(1977製)が入っていた。
推測だが当時の連動誤差は日本人には、許せなかったはず、それで交換されたのかも知れない。詳しくは知る由もない。
入出力の配線はアースサンドイッチのフラットケーブル。
F 国産管球式プリアンプ。
いわゆるマランツ#7型EQ回路。
フォノを使わない場合、電源不要。
パッシブATT構成(東京光音製ATT採用)
写真では判りにくいが入出力はいわゆるフラットケーブルと一部にシールドコード。
G ハイエンド向けのプリアンプ(海外製品)
この時代はまだボリュームは、海外製
日本製部品は見当たらない。ハイブリットICが採用されている。
ICと言っても複合部品と言った方が良いかも知れない。
H LUXMAN プリアンプ。
値段分きちんとお金をかけて作ってある。これだけ日本は、真面目である。
ライン専用でバランスにも対応している機種である。
I 参考写真
一番上がRK-501試聴用に今回製作した音量調整器(バランス対応型)試聴用に製作したので外観意匠に関しては、イマイチいただけません。
高級ケースに納めないのがかえって試聴では良い。視聴となると外観も影響する。所有欲をそそる外観にすると、このまま持っていかれる可能性が高いことも・・・。
中身を見ないで音で評価されていた時代
一通り往年の銘機の中身を拝見した訳ですが、70年代からオペアンプが採用されていたことがお解りいただけます。
そして採用ボリュームは、やはりアルプスです。
長らく音質が良いと絶賛されて来た訳であります。
オペアンプだからダメとかデスクリ構成だから良いという訳ではないことが分かります。
それでは、最新オペアンプで作れば良いということになりそうですが、オペアンプ交換して(装換と言うらしい)変わる差は、そんなに大したことはありません。
誰が聴いても音質が向上したと分かるくらいの物を製作しなくては、面白くありません。
私はオペアンプ回路を超える奇抜な回路は、そんなに無いと思っています。
しかし音質向上のためには、回路、実装的試行錯誤と試聴も重要な項目です。
最高クラスのボリュームの性能を生かすために
これに採用したフラットアンプは、製作試聴を繰り返し、オペアンプを使いながらも工夫によりデスクリート回路の良いところを併せ持つ、音質劣化の少ないものです。
それを使いアナログ音量調整装置として製作してみました。
そもそもの始まりは色々な VR による音質差の確認から始まっています。
ボリューム単体での比較では、どうしても接続機器の影響が出ます。
まずは、比較検証用ラインアンプの製作でした。
(パッシブ音量調整器参照)
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/vrsystem.html
今回は最終確認として最高峰のボリューム RK501 の採用のラインアンプです。
このRK501を使う(実験)には、本当に勇気が要ります。
失敗したら製品価格からショックは大きいです。
このボリュームの性能をいかすには、それ以上のラインバッファアンプが必要なのは言うまでもありません。このボリュームの性能を生かせないラインバッファアンプでは意味がありません。
パッシブで使うより音質的影響が出ないようにすることが目標でした。
結果、高級プリアンプをも凌ぐ音質に仕上がっています。
最終的には心配を大きく裏切ってくれました。
これが RK501 10KΩ4連。
はたして希望の音は出るのだろうか?
特注で6万3千円也。通常は2連で済むのでおおよそ半額。
基板用の端子で1ミリ幅のピンだ!
パッシブ派の人はこんな高価なボリュームの根元に極太のシールドを使う。
熱と機械的ストレスが相当かかるだから中古は、使えない。
未使用の物でヤフオクに出たら絶対買いだ!
これが今回採用のフラットアンプ基板。
私としては、音質的に気に入っている。聴感上の評判も良い。
滅多に使わないガラエポ基板(賞味期限が切れそうだったので今回は採用しただけ)バランス対応なので実機では2枚使用した。
フラットアンプの挿入は、とにかく力強い音になる。
部品をまとめて購入したのである程度まとまってペア組部品が取れました
お安く基板は提供できます。15,000円
全く同じ回路のフェノール基板。音は同じです。
人によっては違いが判るのでしょうが・・・・
普通のアンバランスでの使用は、これ一枚でOK。
何枚も製作して、試行錯誤の上、完成したものです。
回路図は下記ブロック図をご参照ください。
FET OPAMP TRでの構成です。
写真で見ると高い基板と思う人もいるが相当安いつもり。
部品代は相当かかっている。拘りで全て日本のメーカーの部品を採用している。
ご予算的なお話(ここが一番の問題か?)
2チャンネル アンバランスの場合 (試聴実機は2チャンネルバランス)
ボリューム 3,6000円位
ツマミ 2,000円
基板セット特価期間限定 20,000 この基板のみは18,000円
ケース 5,000〜20,000 適宜
入出力雑材、電源トランス 5,000
ご自分の労力含まず
6万6千円〜で作れる訳です。
昭和の時代の中古を買って、ノスタルジーに浸るのも良いですが、音を聴くともう戻れないと思う方が多いです。
騙すつもりは全くありませんが、騙されたと思って製作してみると真実がお解りいただけます。
何しろRK501採用機種は100万もするのですから中古でもまだまだ高額です。
音量調整器の基本構成
上図のように、RK501 高音質ボリュームの性能を接続される機器での影響を受けないようにするのがフラットバッファアンプの役割です。
ボリュームが良くてもフラットアンプが良くても片方だけではだめです。
相乗効果で高音質が期待されます。
ボリュームの性能以下のフラットアンプでは意味がありません。
プリアンプ(フラットバッファアンプ基板ブロック図
試聴実機の構成
せっかくの4連ボリュームなので、バランス対応とした。
アンバラでは、ホット側を使えば良いだけだ。
アンプ基板は写真では分かりにくいが2階建で構成。
電源はハムが出なければどうでも良い。こんな汎用電源トランスでも実用になる。
2009/10/14製作
完成機試聴(個人による感想なのであまり意味がありませんが)
ほとんどの方が同じことを言うので傾向は判ります。
自分で聴いて、サイコーと言っていたのでは某誌ライターと同じですが、音を出した瞬間。これは大変なことだと実感しました。
この違いをわからない人はまずいないという自信を持ちました。
解像度が高く余韻がとても良いのです。
そのため定位感が増し、楽器の位置やボーカルのセンター定位などを実感できました。
またボリュームを絞っても音痩せしないので、一人で夜中に、にやけてしまいました。
これに入力セレクタを付ければプリアンプの実用品となるわけです。
注意しなくてはならないのが、あまり一人で同じ曲で試聴を繰り返すとゲシュタルト崩壊してしまう可能性があります。
第3者による拙宅での試聴
恐る恐る感想を聞くと、答えは私が夜中に聞いたのと全く同じ。
言い方こそ違うが同じ意味でした「スカッとする、音が伸びる」。
偶然の一致もあるので、別の友人を呼んでも同じ、やはり解像度の向上が一番なのかも知れません。
それを繰り返すこと4人、全く同じ内容の結果となりました。
さらにオーディオに興味のない人に聴いてもらっても、余韻による臨場感があり、聞こえない音がはっきり聞こえると、同じ意見をもらいました。
こうなったら怖いがお宅訪問他流試合
金田式製作愛用者。仙台市 AYさん
これは勇気がいる。解像度では中々勝てない金田式です。
相当先入観があるし、無名なこのプリに勝ち目があるのか?差が出るのか?
ここでもはっきりした差が出ました。
解像度が高い1枚ベールが取れるといった結果です。
金田派も RK501ボリュームを買おうか悩んでいます。
スーパーハイエンドなお宅訪問 仙台市Mさん
20畳以上はある大きな部屋、ハーツフィールドが鎮座し、43シリーズやJBLオリンパスがとても小さく見えます。
あれだけのシステムをお持ちですから、相当数の著名器機をご使用になっています。
そんな方でさえ唸ってしまいました。
感想はやはり同じ、音階が聴き取れると好評。
アキュフェーズのDC-300の後ろにつないでも、劣化は感じません。
マッキン C22+MC275 3台使用マルチ宅訪問 石巻市Tさん
音像が広く、音の密度が甘いとダメだしを受ける。
規模の小さいシステムなら良いだろうとのこと。
もちろんこのような評価になることもあります。
しかし、これは正しい評価と受けることもできます。
解像度が高い音は分離が良く、そういう表現もありでしょう。
ラックスC7 プリ 3ウェイマルチ宅 石巻市Hさん
今まで聞こえない音が聞こえる。分解能が高い。
ラックスプリのこの VRの入った上位機種を買っておけば良かった。
アナログレコード主体の方ですが、CDにもこれだけの音が入っていたと驚いていた。
3ウェイ超大型オリジナルマルチアンプシステム(オーディオ専門店) Nさん
規模的には怒涛のマルチと言えます。
パイプオルガンの超低域で破鍵しない独自システムをご使用。
解像度の高い音とやはり同じ感想をいただく。
話を伺うと RK501 の開発時、エンドユーザー評価に近い聴感特性追及のために、設計者が訪れアドバイスしたとのこと。
東京都Yさん(現品発送の試聴です)
実家のマルチシステムに組み入れでの試聴結果ですが、私室での試聴結果と おおよそ傾向は似ており、やはりオペラの歌声は RK501プリの方が質感がよかったで す。
もっと端的にいうと厚みがありまろやかな声に聞こえました。
他の楽曲でも、重心が低く低音が豊かな厚みのある傾向の音質で、いわゆる高級機器音質です。
それらの音質差は驚く程大きいものではありませんが、差異は明確にわかりました。
また、決して双方に優劣が判定できるグレード差はありませんでした。
それにしても、ボリウムの違いはマルチシステム再生音にて違いがわかる結果でした。
電気的特性を表示します。
(試聴テストには関係ありません)機器内部と特性を先に見ると視聴テストになってしまいます。
出力2V時の歪率データー(ボリューム+専用アンプ通過のデータ)
Ch/周波数 100Hz 1KHz 10KHz 備考
LEFT (%) 0.0001 0.0011 0.0011 (A)補正
RIGHT(%) 0.0001 0.0011 0.0011 (A)補正
S/N比(A) L 100dB R 99dB
周波数特性
10Hz〜90KHzフラット値 -3db 170KHz
アルプス電気 PRODUCTS INFORMATIONからの引用
≪高性能を凝縮して、ピュア・サウンドを追及≫
高音質・高精度ボリューム RK501□□型
製品の概要
デジタルソースの普及により、ダイナミックレンジや周波数特性などの高音質化を実現できる情報ソースが身近に得られるようになった。
このためオーディオ機器では、これらの情報を忠実に再現できる内部回路や高音質部品のニーズが高まっている。
特に音量コントロール用のボリュームにおいてはその注目度も高く、重要な部品の一つに位置づけられる。
これらの要求に応えるべく、要素技術を根本から見直すことにより、評価手段として従来の物理特性だけではなく、エンドユーザーの評価により近い聴感特性をも重視し、材料から形状まで幅広い開発をおこない、
@高音質 A高特性 B高品位
を実現した高音質・高精度ボリューム RK501□□型を開発した。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/hifipri.html
「音楽&オーディオ」の小部屋 プリアンプはもう要らない?
相性探し - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2015年11月26日
現在、
プリアンプ系統では
真空管式が2台、トランジスタ式が1台、トランス式アッテネーターが1台、
そして真空管式パワーアンプ系統では8台ある。
「そんなに持っててどうする?」と言われそうだが、これらを様々に組み合わせて聴いていると、1日の時間の経つのがものすごく速い(笑)。
それほどの高級品ばかりではないので機器個別の性能の限界はそれぞれにあるのだが、組み合わせ次第でダメアンプが見事に息を吹き返す場合があるのでこたえられない。
その手順を述べおくと、まずプリアンプを固定して次々にパワーアンプを入れ替える。すると自ずから次の2系統に分類される。
「あっ、これはアカン!」とたちどころに排斥される組み合わせと、「これは面白い。しばらく聴いてみよう。」と意欲を掻き立てられる組み合わせ。
後者の場合、1週間ほど聴いてからさらに2系統に絞る。「いいことはいいが、何だか胸を打つものがないなあ」とあっさり予備役へ編入組、そして「いつ聴いてもホンマにええ音やなあ!」と、感心しながらレギュラーに残ってもらう組。
このレギュラー組には更なる試練が待っている。今度は、別のプリアンプとの相性の確認、さらにはもっと細部に立ち入って出力管やドライバー管、そして整流管との相性探し。これらに無事合格して、晴れて我が家のスターとなってもらう仕組み(笑)。
こういうことを飽きもせず年がら年中やっているが、現在のところ「AXIOM80」と組み合わせている「71Aプッシュプル・アンプ」がドンピシャリとこれに該当する。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b15181e63d05358f4a6f5818fcf26358
「プリアンプはもう要らない?」 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2010年06月22日
レコードの時代からCDに切り替わったのが、たしか1980年頃。早いものでもう30年にもなる。
「レコードとCDはどちらが音質がいいか?」なんて話は、いまだに根強く続いているようだが、物理特性の面では明らかにCDに軍配が上がるものの各人の好みの差も手伝って結論は永久に出ないと思う。
自分の場合はとにかく便利だし、長時間演奏が可能ということもあって何のためらいもなく、そして節操もないままにあっさりとレコード・プレイヤーを知人に譲って、CDに乗り換えた。
そして、そのとき以来、今日までずっと次の疑問がアタマの片隅から離れない。
「果たしてオーディオ装置の中でプリアンプってのは本当に必要なんだろうか?」
まず、通常のオーディオ・システムを単純化すると次のような構成となる。
「CDトランスポート」→「DAコンバーター」→「プリアンプ」→「メインアンプ」→「スピーカー」
ここで、「プリアンプ」の機能を考えてみよう。
1 種々の入力信号の切り替え
2 フォノ入力をラインレベルに増幅
3 ボリュームの調整
4 高音や低音の調整
5 正しい入力負荷インピーダンスを与え、低いインピーダンスを出力する。
このうちまず、2はレコード用の機能のためCDを聴くときには要らないし、4は余計な回路でかえって音を悪くするだけなのでこれまた不必要、そして5はよっぽど特殊なCDプレーヤーとメインアンプを使っていない限りこれまた必要なし。
となると、1と3の機能が必要なだけなので、そうなると「パッシブプリアンプ」で十分間に合ってしまう。
「パッシブプリアンプ」とは入力切替スイッチとボリュームだけの機能でまったく増幅を行わない制御装置のこと。
自分が使っている2台の「パッシブ・プリ」は関西の○○○○電子のもので値段はわずか3万円前後。
(次の写真の真ん中付近の白い小さな代物)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/17/f1e8f53c8a5cefe0d9fedaf03acd1579.jpg
エーワイ電子 リモコン式パッシブプリ
http://sv50.wadax.ne.jp/~ay-denshi-com//articles/html/products/list.php?category_id=6
一方、高級なプリアンプ、それも老舗「アキュフェーズ」の最高級品ともなると、たしか200万近くするはず。
3万円 VS 200万円。
ウ〜ン!「天と地との差」ともいえるこのお金を、スピーカーとかメインアンプの充実に回せば、そっちのほうがはるかに効率がよくて、音も良くなると考えるのは当然のこと。
それに、オーディオ装置の構成にあたって、余分な電子回路は少しでも減らしたいところで「シンプル・イズ・ベスト」の真理はこの世界でもきちんと当て嵌まるはず。
ところが、オーディオ評論家はほとんど一致して「プリアンプ必要論」だ。
消費者になるべく沢山の機器を購入させたほうがメーカーが儲けるし、共存共栄の自分たちにも都合がいいからといえばちょっと言い過ぎか。
ただしプリアンプをうまく使って雰囲気よく鳴らして満足されている方も沢山おられるだろうから、他人がとやかく言う筋合いのものではないが、自分の実体験に限った話でプリアンプについての現在の所感を勝手に述べてみよう。
まず現状(2010.6.22)のシステムの概要、つまり音声信号の流れを述べると次のとおり。
1 「CDトランスポート」(ワディア270)
2 「DAコンバーター」(ワディア27ixVer3.0 ボリューム付き)
3 「パッシブプリアンプ2台(低域用・高域用)」
4 「メインアンプ4台」
(低域左右両チャンネル各1台ケンウッド L01ーA、
中域 PX25真空管アンプ、
高域 2A3真空管アンプ)
5 「スピーカー」
(低域:片チャンネル4本のSPユニット、
中域:アキシオム80、
高域:JBL075)
このうち以前、低域用のユニットとしてJBLの130Aユニット(口径38cm)を使っていた頃に、プリアンプとして「マランツ7」を使用していた。
まあ、真空管プリの往年の名器としてよく知られたものだがこのときはメインアンプも真空管でなにぶん小出力のため、プリアンプで味付けしてやると適度に低域が膨らんでうまく聴けたものだった。したがって当時は絶対の必需品。
ところが、低域用のアンプをトランジスター(Lー01A:4Ω時出力140ワット)に取替え、SPを片チャンネル4本にしたときに「マランツ7」を入れてみると、パッシブプリと比べて低域がボワ〜ンとなって締りがなくなりとても聴けたものではなかった。
つまり、メインアンプとスピーカーが充実するとプリアンプの効果が如実に薄くなったというわけ。
もちろんケース・バイ・ケースだろうがこれで自分は完全にプリアンプ不要論に傾いてしまった。
とはいえ、200万くらいのプリアンプを入れたときの音というのを実際に(我が家の装置で)一度聴いてみたい気持ちがあるのも事実なのであまり断定的なことは言えないのがつらいところ〜
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/dec430d10a98efbf08b2291285bfdd28
改造して戻ってきたプリアンプ - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2013年01月12日
ずっと以前に「プリアンプはもう要らない?」(2010・6・22)との記事を登載したことがある。
この記事の大意は、「CDが普及してレコードを聴かなくなったのでプリアンプの機能はアッテネーターで間に合う。したがってプリアンプは不要だ」という趣旨だった。共感された方が多かったのだろう。
ところがである。「君子豹変す」と言うとおこがましいが、今ではシステムの中に2台のプリアンプ(いずれも真空管式)を駆使しており、この記事は現状とそぐわなくなったため、ちょっと気が引ける存在となっている。
なぜプリアンプを使う心境になったのかといえば、実際に試してみてアッテネーターに比べ中高域部分で耳に心地よいフワっとした上質のふくらみが感じられるからで、音質に対して能動的に働きかけてくれるところが気に入った。まあ、それだけ上質のプリアンプが手に入ったというわけだが、それも非常に安価に。
2台とも入力1系統、出力は2系統でセレクタースイッチやトーンコントロ−ル、バランス調整などのツマミはいっさいなし。使ってある真空管もミニチュア管の2本だけという超シンプルな回路で図体ももちろん小さくて使い勝手が抜群。
以前、名器とされる「マランツ7」(復刻版)を持っていたが、音質自体は気に入っていたもののレコードを聴かなくなったし、図体が比較的大きいし、12AX7(真空管)を6本も使ってあったり、トーンやバランスコントロールもあったりなので2年ほど前にあっさり知人に譲ってしまった。
この2台のプリアンプは「マランツ7」と比較していっさい音質に遜色がないと断言できるので安心して使っている。1台はリチャードアレンのフルレンジSPユニットに使用し、残る1台は「JBL3ウェイシステム」と「AXIOM80」の2系統のシステムの中域用に向けている。つまり、JBLの「375」ドライーバーと「AXIOM80」という我が家のシステムの生命線で大活躍中。
しかし、低域用には音量調整用として相変わらず「アッテネーター」を使用していたのでいずれ上質のプリアンプを手に入れたいと思っていたところ、何という神様の思し召しか、12月中旬に知人のご厚意で「真空管式のプリアンプ」を譲っていただくことになった。
10年ほど前に自作したものの、音出しをする前にアキュフェーズの「デジタルプリアンプ」を購入され、もはや使い道がないとのことで、それなら「ありがたく使わせてください」と欣喜雀躍。「お金は要りません。有効に使っていただければ結構です。」とのことで、今どきの「世知辛い世の中」でまるで「憩いのオアシス」みたいな方である。
拝見したところレコードに必要なフォノイコラーザーはなし、真空管6DJ8(ECC88)を2本使ったシンプルな構成で、使ってある部品も高級品ばかりでまさに夢に描いた理想のプリアンプ。ただし、入力が4系統、出力が1系統なので、この辺の改造をしていただくためお馴染みのMさん(奈良)に連絡の上引き受けてもらった。
そして、改造が済んで戻ってきたのが1月9日(水)のこと。すぐに今まで使ってきたアッテネーターを外してプリアンプに繋ぎかえて試聴。
「マランツ7」を使っていたときの記憶に低音域にプリアンプを使うと「ボワ〜ン」といったふくらみが過剰になって、量感はともかく分解能の点で懸念していたのだが、見事に締まった音が出てきたのには驚いた。
真空管のプリにトランジスターのパワーアンプ(ケンウッド「01−A」改)の異質の組み合わせも、これなら十分合格。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ce6f49b84a2fe64a4e34b576c86990eb
「返却したプリアンプ」〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2011年01月25日
自分のシステムの場合は特にDAコンバーターにボリューム機能がついているので、ここ10年ほどは本格的にプリアンプを使用したことがない。
とはいえ、一方では「プリアンプ不要論」を展開しつつも、それとは裏腹に「性能のいいプリアンプを導入するともっといい音になるかもしれない」という身勝手な発想をし、馴染みの東京のショップのSさんにメールで問い合わせてみたところ次のような返事が返ってきた。
プリアンプの優秀な物は、パワーアンプに比べ非常に少ないのが現状です。
Mark Levinson No.26SLは、現在でも第一級の音がします。
現在弊社の在庫の中で No.26SLと肩を並べる物としては、Cello ENCORE PRE L2 ぐらいでしょうか。
クレルのプリアンプは、昔から、今一歩です。やはり、パワーアンプが得意のメーカーです。
Sさんによると、ご好意でこのマーク・レヴィンソン「No.26SL」を1週間ほど無料で貸し出してくれるという。
このプリアンプは1991年発売開始の製品で当時の定価がたしか190万円ほどだった。基盤をテフロンにしているせいか「音がいい」と評判で専門誌でも絶賛に次ぐ絶賛。
実を言うとずっと以前、ものすごい誘惑に負けてこのプリアンプ〔中古品)を購入し2年ほど所有していたことがある。
身分不相応の持ち物だったがそれなりにマーク・レヴィンソンという「ブランド」(?)を楽しんだものの、ワディアのDAコンバーター(27ixVer3.0)がどうしても欲しくなり、泣く泣く下取りに出したという思い出がある。
およそ13年ほど前の話。
予定通り到着した現物を目の前にしてざっと「取り説」に目を通してシステムに接続。
このプリアンプは電源スイッチが無いのでずっと24時間電源を入れっ放しのタイプ。
こういうところはワディアのDAコンバーターと同じ。
当然、本来はエージングが2〜3日は必要ということになるのだがそれを割り引いての試聴となる。
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲などいろんな曲を試聴した後の第一印象だが「期待したほどではないなあ」というのが正直な感想。
どうやら頭の中で美化し過ぎていたらしい。オーディオ仲間のMさんから
「どんなにいいプリアンプを入れても余計な接点〔RCA端子)が増えるので絶対に音の立ち上がりと鮮度は落ちるよ。タンノイあたりのSPだと差が分かりにくいが、センシティブなアキシオム80だとはっきり結果を出すはず。」
と警告(?)を受けていたので覚悟の上だったが、やはりいつもの鮮度になれた耳にはちょっと物足りない。
ただし、「上品な雰囲気」は紛れもなく存在するのでこの辺はプラス面とマイナス面との凌ぎあい。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/92ef33a3a1bde5a581972f7f5c4d5ad6
どちらがいい? - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2014年11月11日
最終回のテーマは「プリアンプとアッテネーターの違いと音質実験について」
4年半ほど前のブログで「プリアンプはもう要らない」と思い切ったタイトルで投稿したことがある。いまでも過去記事の閲覧アクセスの中では常にベスト3に入っているほどの名作である(笑)。
ところが、こういう記事を書いたクセに今でも(自分は)プリアンプを重用しているのだからほんとうに困ったことだ。
とはいえ、ずっとプリアンプとアッテネーターのどちらを使うか頭を悩ませているのは事実である。まさにこの課題は理論と感覚の凌ぎ合いの典型的な事例かもしれない。
今回の試聴会では「AXIOM80」を鳴らすアンプにアッテネーターを接続していたのだが、すぐにKさんが気付かれた。
「私も両者のどちらを使うか随分試行錯誤したことがあります。
しかし、アッテネーターで長時間聴いていると、なぜか“聴き疲れ”するんですよねえ。
そこで今ではプリアンプを重点的に使用しています。
ただし、接続するパワーアンプの個性を生かせるように、あまり色付けの少ないものにしています。」
ここでも音楽感性の衝突が(笑)。
この日使っていたのは、新調したばかりの株式会社エーワイ電子製アッテネーターだったが、製品カタログにはこうあった。
エルサウンド EL-Sound|新製品情報
「ハイエンド ボリュームコントローラー アンバランス対応」
「従来からパッシブ型プリアンプを販売させていただいておりましてご好評をたまわっております。使用しているボリュームは私共の全機種に搭載している国内で最も信頼性が高いアルプス電気製の"RK27"という二連又は四連のタイプです。
左右相互偏差(ギャングエラー)は-60dbまで絞ったときMAX3dbで殆どの場合十分な性能ですし音質的にも満足出来るものです。これ以上のものは他社には存在いたしません。
但し時として最小音量の場合(アンプのゲインによりますが)の偏差を何とかしたいと想う事も御座います。
これを解消するには抵抗の組み合わせによるロータリースイッチ方式或いはアルプス電気製の超高級真鍮削り出しの"RK50"の採用しかありません。
私共では数年の実験を繰り返した結果-"RK50"の採用に踏み切りました。
-80dbまで絞っても左右相互偏差は3dbMAX(実測してみて驚いております)という驚異的性能で、廻した時の感触も抜群です。」
http://www.ay-denshi.com/elsound-newitem.html
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ef817ed3b862cdd729166676f5e2c6fd
とうとうやりましたね! - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2014年11月27日
昨日(26日)は東京から我が家の「AXIOM80」(以下、「80」)を試聴にSさんがお見えになる日。
この日に聴いていただいたシステムの概要は次のとおり。
CDトランスポート「dCSのラ・スカラ」
→ DAコンバーター「ワディア27ixVer.3.0」
→ トランス式アッテネーター「カンノのKCU−64WB)
→ 「1920年代製の古典管シングルアンプ」。
カンノのトランス式アッテネーターは4日ほど前にオーディオ仲間のGさん(福岡)から譲っていただいて到着したものでこのブログでは初公開だが、その性能は驚くべきもので音が一段とレベルアップした(笑)。
最初にかけたCDはハープとヴァイオリンが織りなす「日本の歌」。
音が鳴りだした途端に「いやあ、思わず鳥肌が立ちました。これぞまさしく最初期の80の音です。〇〇さん、とうとうやりましたね!」とSさんが握手まで求められて大喜びされた。
実はこの「最初期の80」をオークションで手に入れた契機になったのはSさんからの情報提供だっただけに、「もし程度の悪い80だったらどうしようか」と随分心配されたようなので、その不安が払拭されたのも喜びの一因。
「最初期の80」の特徴を挙げると、マグネットの形が丸みを帯びている、ユニットの真ん中に位置しているホーンの色が茶色になっている、カンチレバーが薄い、コーン紙が軽いといった特徴があるが、それらをすべて兼ね備えていなければならない。
「およそ60年前のユニットなのにこんなに程度のいいものが手に入ったとはまさに奇跡に近いですね。ヴァイオリンの生々しい音はこれじゃないと絶対に出ませんよ。」
と感嘆されることしきりだったが、同時にトランス式アッテネーターと1920年代製の古典管アンプの実力にも目を見張られていた。
Sさん宅のアンプは専門家の間で最も音が良いとされている「PP5/400」真空管のシングル(モノ×2台)だが、これと遜色ない出来栄えの印象を持たれたようだ。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/73e37052dcaa3b6362d6d3f463e947de
KANNO KCU-64WB 定価:322,000円
KANNO のトランス式アッテネーター。
ボリュームや抵抗式のものとは違い、徹底的に音質を追求したモデル。
どこまでも澄んだカンノらしいサウンドは非常に懐の広い音質。
CDプレーヤー、同機、パワーアンプのセットで究極の音質を目指して下さい。
主な仕様:
パッシブアッテネーター 周波数特性10〜50,000Hz 変成比:LOW/1:1 HIGH/1:2 入力端子:RCA3系統 XLR1系統 出力端子:RCA1系統 XLR1系統 REC OUT1系統 サイズ:W310×H103×280mm 重量:7,0kg
http://hifido.co.jp/KW/G0102/J/0-10/C13-74157-85662-00/
「AXIOM80」愛好家3人組の例会(準備編) - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2015年07月04日
システムを万全の態勢で迎え撃てるように調整に念には念を入れる。
とはいえ簡単に結論が出ない難問が二つある。
1 プリアンプを使うか使わないか
この問題はハムレット並みにここ数年悩みのタネとなっている。
音楽ソース(CD)の録音状況によっても左右されるのでうかつに判断できない。
総じて言えることは
「プリアンプを組み込むと全体的に音が図太くなり、AXIOM80の弱点をうまく補ってくれるが、音の鮮度が明らかに削がれて極めて微細な録音現場の空気感などの再現力が落ちる」こと。
結局、プラス、マイナスの差引勘定の世界となるが、この辺が常に選択を迫られるオーディオの面白いところではある。
今回の試聴会に準備したプリアンプは2台。
☆ クレルの「PAM−5」
6月下旬にオークションで落札したばかりの新顔のホヤホヤである。
なぜ真空管愛好家の自分がトランジスターのプリアンプを導入したかといえば、その昔或るオーディオ雑誌で「PAM−5」が絶賛されていたからでそのことが頭の片隅にずっとあったが、たまたまこれをオークションで見かけてしまい右手の人差し指がまるで夢遊病者のように動いて「即決」をポチ。こりゃ、もう病気ですな〜(笑)。
ちなみに、雑誌に載っていたその殺し文句を紹介しておこう。
「これはたいへん感心する出来栄えでした。データは悪く少なくとも国産高級機とは太刀打ちできません。それなのになぜこのように魅力あふれる音がするのでしょうか。彫が深く、そして甘く、生気にあふれた音色がします。なぜ国産機からこのような音が出ないのでしょうか。」
これまで何回もオーディオ評論家の言に騙されてきて懲りている筈なのに、いまだに左右されるんだからほんとうに情けない(笑)。
そしてもう1台のプリアンプといえば、
☆ 真空管式プリアンプ
このほど、「UTC」のトランスを回路の中に組み込んでもらったばかりの真空管式プリアンプ。出力管は「E80CC」(ヴァルボ)。
明らかに音の情報量が増えて雄大な鳴り方をするようになったので、これは「PAM−5」といい勝負になりそうだ。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/064381223d4561ee71fff50556340766
「AXIOM80」愛好家3人組の例会〜第2回〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2015年07月07日
今回の例会のテーマは、前回に記した事項も含めて次の4点となる。
1 はたしてプリアンプは必要なのか
2 準備したプリアンプ2台の優劣
3 我が家を代表するパワーアンプ2台の優劣
4 セカンドシステムの「タンノイ・ウェストミンスター」の試聴結果
試聴したシステムの基本的な流れはCDトランスポート「ヴェルディ・ラ・スカラ」(dCS)〜DAコンバーター(2台)〜プリアンプ(2台)〜パワーアンプ(真空管式2台)〜スピーカー「AXIOM80」(最初期版)。
まず1から行こう。
CDが登場してから30年以上になるが、レコードと違ってイコライザーが不要なのでその間ずっとプリアンプの要不要論が折に触れ話題になるが、回路的な問題に加えて機器の質的な問題も絡んでくるのでうかつに結論は出せない。
つまり、質の悪いプリアンプならむしろ組み込まない方がマシというわけで、結局個々のシステムごとにケースバイケースで判断というのが落ちだろう。
さて、我が家の場合だが結論から言うとお客さんお二人ともご自宅でもプリアンプを使ってあり、「プリアンプがあった方が断然いいです」ということに落ち着いた。どうやら音の鮮度がさほど落ちなかったご印象のようで、ああ、良かった〜(笑)。
次に2について。
この2台のプリアンプの聴き比べである。左側が「真空管式」で右側が「トランジスター式」(クレルの「PAM−5」)と対照的な2台だったが、KさんとSさんのご意見が綺麗に分かれたのが印象的だった。
Kさんは真空管式に軍配を上げ、Sさんは「クレル」派、そしてキャスティング・ボートを握る自分は・・・。前者の情報量の多い濃厚な雰囲気を醸し出す力、そして後者の甘くて切なくて澄み切った青空のような音には参ったがパワーアンプとの相性もあって簡単にどちらかに軍配を挙げるわけにはいかないと思った。
まあ、それだけ実力伯仲ということで最後は「好みの差」ということに落ち着いたが、Sさんがしみじみと「この時代のクレルのボリュームはP&Gが使ってありますが重く滑らかな操作感がたまらないですねえ」。
なお、つい最近、真空管式プリの回路の終段に組み込んでもらったマッチングトランス(「UTC」)の効果だが、その威力は絶大だった。「まったく音が変わりました。音の情報量とか厚みとかがこれまでとは断然違いますよ。」と、Kさん。
少なくとも我が家の実例からいくと「プリアンプには良質のトランスを組み込んだ方がいい」。
それにしても今後、どちらをメインにして使うか贅沢な悩みが一つ増えた(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/1f3012da61ed40639238f07309896944
聴覚と味覚の共通点 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2015年08月13日
それやこれやで、試聴もいよいよ佳境に入って、次に「AXIOM301」(タンノイ・ウェストミンスターの箱入り)に移った。
アンプをWE300Bシングル、PX25シングル、2A3(刻印入り)シングル、71Aシングルと、とっかえひっかえして「アンプ転がし」をやってみた。
さらに、これらに組み合わせるプリアンプが3台入り乱れるのだから、その乱戦模様は推して知るべし(笑)。
プリアンプは、「真空管プリ」、「トランス式アッテネーター」(カンノ)、そしてクレルの「PAM−5」(TR式)。
いつぞやのブログで触れた「PAM−5」は、この6月のオークションで望外の安値で手に入れたものの使い出してものの2週間もしないうちに、ガサゴソとノイズが発生して修理に出さざるを得ない破目に陥った。
梅雨の湿気ということもあるだろうし、別府温泉特有の大気中に撒き散らされる噴気のせいもあるかもしれない。別府はとかく電気機器の故障が多いのは周知の事実。
それはともかく、とうとうコンデンサーを20個も交換して目の玉が飛び出るような修繕代がかかってしまい、安値の積もりが結局高値になってしまってガックリ。
しかし、この「PAM−5」が今回は名誉挽回とばかりに大活躍だった。さすがはクレル!
「これまでいろんなお宅でAXIOM301を聴いてきましたが、ここの音がベストですよ。あまりいい評判を聞かないAXIOM301ですが、ここまで鳴ってくれれば立派なものです。これならもうツィーター(高音用)は必要ありませんよ。」
「もともとAXIOM301は発売当時、トレバックス(グッドマン)というツィーター付きでのセット販売でしたが、必要ありませんかね?」
「ええ、当時はトランジスターアンプの時代でしたからツィーターをつけざるを得なかったのでしょう。そもそもフルレンジの場合、真空管アンプで澄み切った中高音が出せればツィーターの必要性を感じないものです。ツィーターが欲しくなるときはアンプに原因がありますよ。」
結局、「AXIOM301」のベストの組み合わせはプリアンプが「PAM−5」、パワーアンプが「71Aシングル2号機」に落ち着いた。
今回の試聴会も「真空管オーディオ」の奥深さを実感した一日となった。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d94be51268ef9adac93adcae8b028675
久しぶりのお客さん - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2015年09月18日
次に聴いていただいたのが第二システム。
CDトランスポート「上記」 → RCAデジタルコード接続 → DAコンバータ「NA11−S1」(マランツ) → プリアンプ「PAM−5」(クレル) → 「71Aプッシュプル真空管アンプ」 → 「AXIOM301」(口径30センチのダブルコーン:ウェストミンスターの箱入り)
これでまず最初にジャズを聴いてみた。「ビッグ バンド」(カウント・ベイシー)はたちどころにシステムのアラを出してくれるので重宝している試聴盤だが、すぐに「アレッ、何だかおかしいなあ」。どうも全体的に音が歪(いびつ)な印象を受ける。
日頃、クラシックばかりを聴いているのであまり違和感を感じなかったのだが、こうしてお客さんと一緒にジャズを聴いていると、すぐにアラが見つかるのだから世話はない。
お二人さんもご同様のようで「寂(せき)として声なし」(笑)。
長い沈黙に耐えかねて「パワーアンプを交換してみましょうか」と自分から発議して、我が家のエース「71Aシングル」アンプ(銅板シャーシ)に取り替えてみた。RCAコードとSPコードの両者を差し換えるだけだからものの3分もあれば終了。
これで聴いてみると・・・。「絶対に良くなるはず」と思ったのだが、たしかに幾分聴きやすくなったものの基本的にはまだ歪感が残る。どうも、おかしいなあ〜。
こういう時にジタバタすると、一層わけが分からないことになるのがオチだが、ここは最後のひと踏ん張り、藁をもつかむ気持ちで「プリアンプを換えてみましょうか」。
とうとうトランジスター式の「PAM−5」を見限って真空管式のプリアンプに交換。
「ああ、随分良くなりましたねえ!」、これでようやく一同愁眉が開いた(笑)。
「クレルの場合、どうも自己主張が強すぎるようですよ。
真空管式のプリの方がナチュラルで色付けなしに音を出してくれる印象です。
やはり真空管式のアンプ同士の方が相性がいいみたいです。
それからフルレンジのユニットをこういう大きな箱に入れて鳴らすのはひとつの理想形ですね。オリジナルのタンノイのユニットよりもむしろいいんじゃないですか。」と、お二人さん。
たしかに・・・。
実はこのプリアンプは音に力が無くてこれまでどうしようもなかったのだが、このほど出力段にUTCのマッチングトランスを取りつけてもらってから音質が飛躍的に向上し、今や我が家の救世主的な存在となっている。出力管は「E80CC」(2本)。
真上から撮った画像だが、左側の赤い文字が書かれている小さなトランス(2個)がそれで、「真空管プリアンプの出力段に良質のトランスを噛ませるといい結果が得られる」とお伺いしたので、オークションでトランスを落札しGさん(福岡)に取り付けをお願いしたものだが、狙いは見事に当たった。
これに味を占めて我が家の真空管式プリのもう1台も同じトランスをつけてもらったほどで、「オーディオ機器は簡単に諦めてはいけない」の見本のような存在。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d7c4c2d186de4c104d088ca78490abd4
「鬼が出るか、蛇が出るか」ハラハラドキドキ - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2015年12月11日
これでスピーカーシステムが3系統になったことになるが、それぞれの用途は次のとおり。
第一システムの「AXIOM80」はボーカルやヴァイオリンソロなどの小編成向け。
第二システムの「AXIOM300」は中編成のクラシック向け。
第三システムの「フィリップス」はジャズや大編成のクラシック向けといった具合。
これらのスピーカーを生かすも殺すもパワーアンプ次第だし、そのパワーアンプを生かすも殺すもプリアンプ次第だし、これら全体の生殺与奪の権利を握るのが前段機器(CDプレイヤー)というわけだが、我が家のシステムを観察した場合、プリアンプ部分がちょっと弱いかなあ〜。
以前のブログで「プリアンプ不要論」をぶったこともあるが、今となっては若気の至りで一概に決めつけるわけにもいかないようで、つまるところ個人ごとのシステム次第で要・不要論が分かれてしまう。
現在の我が家のシステムではプリアンプがあった方がベターと見ているので常日頃チェックしていたところ、ふと目に留まったのが、大西正隆工房製の真空管式プリアンプ。見ただけで何だかいい香りが漂ってきたのが不思議(笑)。
使ってある真空管が比較的簡単に手に入りやすい12AU7(4本)、大切な出力トランスにファインメットコアが使ってある、低音補強(70ヘルツ以下)が付いている、というこれら3点が決め手となってアッサリ試してみるかなあ〜。
このプリアンプが到着したのが忘れもしない11月30日だったので、10日ほど経過したことになるが今のところ満足度100%!
唯一の難点が使ってある12AU7が新品の中国製で、これはこれで悪くはなかったが精神衛生上あまり良くないので(笑)、すぐにムラード製に取り換えた。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/8adf3b2733f6d6f8c62d297df6b62ffa
「AXIOM80」愛好家の集い〜第8回〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2015年12月14日
前回のブログ「鬼が出るか、蛇が出るか、ハラハラドキドキ」(2015・12.11)を登載したところ、すぐに読者の方から次のようなメールが届いた。
「>ふと目に留まったのが、大西正隆工房製の真空管式プリアンプ。
見ただけで何だかいい香りが漂ってきたのが不思議(笑)。
大西 正隆・真空管アンプ工房
ラインコントロールアンプ Model・HK-2010
ファインメットコア出力トランス搭載
低出力インピーダンス・高出力電圧・ラインコントロールアンプ
完成品:¥290,000
http://www.ktamp.com/
http://www.ktamp.com/hk2010_info.html
と、ありましたが私も大西さんの内部まで全て見せてくれる姿勢に尊敬しています。
カップリングコンデンサーがASC製が採用されていること、出力トランス付きで日立金属のファインメットを採用することで私にもいい香りがしてきました。
もと東芝、ソニーの技術屋さんとのこと、真空管デバイスの良さを認識されている点で一目置いております。」
すぐに返信した。
「メール拝読しました。プリアンプの感想ですが、間違いなくこれまで使ってきた中ではベスト1です。明日、試聴会が終了したらすぐに速報をお届けします。」
そして、(試聴会の終了後に)次のようなメールを発信。
「11時〜16時までの5時間に亘る試聴でしたが、幸いなことに絶賛に次ぐ絶賛で、我が家の音は完成しているそうです。
大西プリが想像以上に良かったとのことで、うれしい限りです。」
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/66ed13dd3d09dfa0335644f5ad3899e7
音のトルク感とは? - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2015年12月18日
SPユニット「AXIOM80」の愛好家による今回の試聴会については、これまででベストとも言えるほどの盛会だった。
その功績の一番手は何といっても新しく登場した大西工房製のプリアンプに違いない。
「出てくる音にトルク感があるように感じました」というのが仲間たちの率直な感想だった。
オーディオにトルク感なんて言葉は珍しいが、オーディオに使われる場合には「音に力感と粘りがある」とでも言うのだろうか。低音とか高音とかがどうのこうのというよりも、「トルク感の有りや無しや」の方がもっと大切だし表現的に分かりやすいような気もするところ。
そういうわけで、このトルク感の表出に結び付くと考えられる「大西プリ」のポイントを2点ほど挙げてみよう。
まず、使ってある真空管はポピュラーな12AU7だが片チャンネル2本のプッシュプル方式(全部で4本)が利いているように思う。片チャンネル1本のシングル形式と違って力強さが相当違う。しかもこの方式のメリットとして出力トランスに磁化が起きないと聞いているのもありがたい。
なお、12AU7(欧州ではECC82)のヴィンテージ管として双璧なのは言わずと知れた「ムラード」(英国)と「テレフンケン」(ドイツ)である。仲間によると、前者は中低音域に力があり、後者では爽やかな佇まいとバランスの良さが売り物とのこと。
このプリアンプには当初は中国製の球が使ってあったが、すぐにムラード製に代えたところ明らかに中低音域に力がみなぎったのが分かった。
そして、もう一つは出力トランスに日立金属の「ファインメットコアー」が使ってあること。
そもそもプリアンプに出力トランスが必要なのかどうかと、いろいろ論議があるところだろうが、このところ仲間ともども「プリアンプには出力トランスを使った方がいい」という結論に落ち着いている。取り分け「ファインメットコアー」の場合には音の力強さに加えてヌケの良さにも特筆すべき点がある。
まあ、そういうわけで以上の2点が「音のトルク感」の表出に大いに貢献していると感じている次第。
とにかく、このプリアンプが我が家のシステムに新風を吹き込んだのは間違いなし。後はいろいろ真空管を変えてみたいところで、ダイヤマーク入りの「テレフンケン」は是非使ってみたいし、レイセオン、RCAあたりも興味が尽きない。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b33b62c60085cc6de1ce01cf9694ee77
「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年10月25日
レコードと違ってCDオンリーの愛好家の場合「プリアンプ不要論」は延々と続く「古くて新しいテーマ」である。
何ごとも「シンプル・イズ・ベスト」なので、プリアンプ無しでいい音が出ればそれに越したことはない。
「プリアンプは必要悪だ」という思いはずっと変わらない。
このテーマに対する(現時点の)じぶんの結論は「結局、相性の問題に尽きる」と考えている。
つまりDAコンバーター、メインアンプ、スピーカーがそれぞれの長所と欠点を補い合い「三位一体」として、うまく調和してくれればそれでヨシ、もし、そうじゃないときはプリアンプを介入させた方がマシ。
もちろんDAコンバーターにボリューム調整機能が付いていることが前提条件である。
プリアンプの代わりにアッテネーターを使うなんてのは論外だ(笑)。
今回の実験では
DAコンバーターに「27ixVer3.0」(ワディア)
メインアンプに「6FD7シングル」
スピーカーに「AXIOM110」(グッドマン:箱はウェストミンスター)
という組み合わせだった。
ちなみにこのDAコンバーターは初めからプリアンプを使用しなくてもいいような仕様になっており、出力インピーダンスは「1Ω以下」となっている。
胸をワクワクさせながら聴いてみたところ、これぞこれまで聴いた中でベストのサウンドだと唸ったねえ!(笑)。
周波数レンジの広さ、音の立ち上がりの早さ、低音域の力感と制動力も申し分なし。しかもDAコンバーターのボリュームが「60/100」あたりで十分な音量が確保できるのでエネルギー感にも余裕がある。
さらにプリアンプを入れていた時よりも明らかに高音域が素直になっている!
これなら「WE300B」アンプや「PX25」アンプの出番はもうないと一瞬思ったが、瞬間風速での感想は危険だし、後々ブログが書きづらくなるので、断言するのは止めておこう(笑)。
このアンプの生みの親の「北国の博士」にこの状況をぶつけてみると
「ケース・バイ・ケースですがプリアンプを入れると、どうしてもレンジが狭くなりがちです。その点この6FD7アンプは低音域から高音域までレンジの広さが持ち味なのでたしかに直結の方がいいかもしれませんね。」
そういうわけで、これからこのアンプを持っていって他流試合をする場合、プリアンプを使わなくて済むように予備のワディアのDAコンバーターも携帯してセットにして試聴しようと決めた。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/8869b0b4de316e64d7cfb05ee27048e4
「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年11月01日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/53675333c7f218bf6cb681177029cc3c
新たに導入を決定したデモ用アンプ「6FD7」の試聴
チューブ オーディオ ラボ 6FD7シングルステレオアンプ
http://shinkuukan2.web.fc2.com/2016/Audiofair2016_2/fair2016_2.html
http://shinkuukan2.web.fc2.com/
システムの構成は次のとおり。
CDトランスポート「ラ ヴェルディ スカラ」(dCS)
→ DAコンバーター「エルガー プラス」(dCS)
→ プリアンプ「大西式プリ」
→ パワーアンプ「6FD7シングル」
→ スピーカー「AXIOM110+ワーフェデールのコーン型ユニット+JBL075ツィーター」3ウェイシステム
はじめに、女性ボーカルを聴いていただいたが、Sさんの第一声は
「低音域のエネルギー感は目を見張るものがありますが、中高音域の透明感というか抜けは今一つですね〜。」
「プリアンプを外してDAコンバーターのエルガー・プラスから直結にして聴かせていただけませんか。」
そういえば、ワディアとの直結はしょっちゅうやっているが、エルガーとの直結は滅多に試したことがない。これもボリューム調整機能が付いているので可能だ。RCAコードを差し替えるだけだから簡単そのもので1分で完了。
「いやあ、これは素晴らしい!何よりも気になっていた中高音域に透明感が出てきました。
やっぱりプリアンプが邪魔していたんですねえ。
この音はわたしの大好きなブリティッシュ・サウンドそのものです。
6FD7アンプは私も是非欲しいですね。それに出力管もさることながら出力トランスの優秀性が際立っていると思います。」
広い帯域を身上とするこの出力トランスに目を付けられたSさんの慧眼には驚いた。
「市販されている機械巻きのトランスと違って個人の丁寧な手巻きによる出力トランスですからその効果は歴然としています。それこそ製作者は福岡市近郊の方だそうですよ。北国の博士が優秀性に着目され実際に使用されていますので折り紙つきです。このトランスの存在なしに、この音は語れないでしょう。」と、自分。
それにしても、Sさんは絶対的なプリアンプ使用派だと思っていたので「プリアンプを外す」というご提案は意外だった。
「ケースバイケースでプリアンプの程度次第ですよ。
中途半端なものなら入れない方がいいです。
この6FD7の特徴は無色透明なところにあるようですからスピーカーの個性をそっくり活かすならプリアンプ無しの方がいいと思いました。」
さあ、ここから我が家の手持ちのアンプテストに入った。このDAコンバーター直結状態のもとで次々にアンプを取り代えて試聴した。何しろアンプの個性が一目瞭然に分かるのだからこたえられない。
そして「171シングル」「71Aシングル」「71Aプッシュプル」「2A3シングル」がいずれも枕を並べて討ち死に〜。何も比較してやらなければ誇り高く生き残れたものを・・・、無念(笑)。
それにしても、このチビちゃんアンプ「6FD7」は出力トランスが出力管を生かしているのか、出力管が出力トランスを生かしているのか、どうも両者の主従関係がよく分からない。いい真空管アンプとはそういうものだろう。もちろん、独特の回路も良質な整流管も陰の主役だ。
なお、併せて2のテストもしたわけだが、この“にわか作り”の3ウェイシステムは十分鑑賞に耐え得るものだった。自画自賛になるがフルレンジのときよりもずっと広帯域になってハーモニーにも違和感はない。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/53675333c7f218bf6cb681177029cc3c
「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年01月03日
先日の記事で掲載していた「71Aプッシュプル」アンプの画像。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi
この画像を見て「アレッ、おかしいな」と気付いた方はとても「観察力が鋭い方」であることを保証しよう。
もったいぶらずに種明かしをすると画像右側のボリュームつまみの位置(黒線)が午前9時になっている!
通常、パワーアンプのボリュームは絞らずに全開にして聴くのが当たり前なのでこれはいったいどうしたことか。
というわけで、この間の事情を述べてみよう。
システムにおけるパワーアンプの繋ぎ方は泣いても笑っても次の3系統しかない。(レコードを利用しない場合だが、もう一つ「マッチング・トランス」を経由する手があるがここでは省略。)
1 プリアンプから繋ぐ(パワーアンプのボリュームは全開)
2 アッテネーターから繋ぐ(パワーアンプのボリュームは全開)
3 DAコンバーターから直接繋ぐ
(1) DAコンバーターのボリューム調整をしながら聴く(パワーアンプのボリュームは全開)
(2) DAコンバーターのボリュームは全開にし、パワーアンプ付属のボリュームで調整しながら聴く
以下、逐次、解説してみよう。
1 我が家のシステムでは「プリアンプ」を入れて聴くと、力感は出てくるが繊細な音となるとイマイチだ。音の奥行き感、(それぞれの楽器の前後の位置関係)にちょっと不満が出てくる。結局どちらを採るかはプラス・マイナスがあって総合的な判断になるが、自分の場合は繊細さを優先するのでプリアンプはなるべく使いたくない。
と、ここまで記したところで、いくら「無責任で書きたい放題のブログ」といっても、わずかながらも良心は残っている(?)積もりなので念のためプリアンプを再度実験してみた。
使われている真空管は「12AU7」が4本あってうち2本は新品のムラード(イギリス)、残り2本は中古のテレフンケン(ドイツ)だったが、試しにテレフンケンをRCA(アメリカ:クリヤトップ)に変更してみたところ、アッと驚くほどの変わり様。
これほどの繊細さを表現できるのだから我が家のプリアンプは十分使える!使う球次第で豹変するので、やっぱり“うかつ”なことは書けない(笑)。
2 プリアンプの代わりにアッテネーターを使う方法もある。これも随分試してきたが、音が痩せて妙に神経質になるし、結局うまくいかなかった。アッテネーターに対する印象は目下のところ最悪だ。
3 こうなるとプリアンプを使わないときの残された手段はDAコンバーターからの直結しかない。当然(1)の方法が一般的だし、これまでずっとそうしてきたが、つい最近「物は試し」とばかりに(2)の方法で鳴らしてみたところ、音の力感はやや後退したが繊細さは明らかに向上した。
意外だった。
とりあえずパワーアンプ側からの言い分を聞いてみようと歴戦のアンプビルダーさんにご意見を訊いてみた。すると「普通はパワーアンプのボリュームを全開にして聴きますが、スピーカーも含めて機器同士の相性もありますのでボリュームを絞って聴いてみて、そちらの方が良ければ別にこだわる必要はありませんよ。」
「ボリュームを全開にしておかないとパワーアンプの能力がフルに発揮できないとずっと思ってきましたが、そうとは限らないんですねえ〜。」
けっして既成概念にとらわれることなく、スピーカーを部屋の真ん中近くに置いたりするなど「オーディオは何でもあり」なのだ(笑)。
結局パワーアンプのボリュームを絞ることはけっして好ましいことではないものの、DAコンバーターのボリュームを絞るよりはまだマシということもあり得ることが分かった、少なくとも我が家では。
そういうわけで自分の好みを優先し、このところ一系統だけだが、パワーアンプのボリュームを絞って聴いているのが真相だ。
最後に、いつもクルクル変わるので後日の記憶のため現在のシステムの接続状況を記しておくと次のとおり(2017.1.3現在)
CDトランスポート「ヴェルディ・ラ・スカラ」(dCS)は共通。
第1系統
DAコンバーター「NA11−S1」(マランツ)
→ プリアンプ「大西式プリ」
→ パワーアンプ「71Aプッシュプル」
→ スピーカー「AXIOM150マークU・イン・ウェストミンスター」
主に聴くのはインターネットラジオで「モーツァルトの専門チャンネル」
第二系統
DAコンバーター「エルガー プラス」(ボリューム全開)
→ パワーアンプ「171シングル」(ボリューム絞る)
→ スピーカー「フィリップス」(口径30センチ:アルニコ・マグネットタイプ」)
主に聴くのは「ボーカル」と「小編成」の音楽
第三系統
DAコンバーター「27ixVer3.0」(ワディア)(ボリューム絞る)
→ パワーアンプ「PX25シングル」(ボリューム全開)
→ スピーカー「AXIOM300」(AXIOM80と共用)
主に聴くのはオーケストラやジャズそしてテレビ番組
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi
「音楽&オーディオ」の小部屋2016年05月15日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e5b52b75fce84ff2021b96cda7829052
オーディオ仲間のU君(福岡)がリン(イギリス)のSACDを4枚送ってくれた。
クラシックからジャズまで、オムニバス形式でアトランダムに曲目が収録されているが、リンのことだから音像定位にものすごくこだわった録音だろうと察しはつくのだが、一聴すると何の変哲もない普通のCDの鳴り方である。
「リンほどのメーカーにしては大した録音でもないなあ」というのが正直な感想だったが、もしかしてオーディオシステムの方に問題があるのかもしれないと思い至った。何せ相手はリンなんだから〜(笑)。
これまでプリアンプ、パワーアンプ、スピーカーは八方手を尽くしてそれぞれ吟味してきてやり尽くした感があるので、これ以上替える手段は持たない。
そこで「押してもダメなら、引いてみな」とばかりに、プリアンプを外してDAコンバーターから直結でパワーアンプに繋いでみた。
使っているDAコンバーターは「dCS」(エルガー プラス)にしろ、「ワディア」(27ixVer3.0)にしろボリュームコントロールが付いているのでプリアンプもアッテネーターも要らない。
いやあ、驚きました。スケール感などはやや落ちるものの、楽器の位置の前後感などが克明にくっきりと再生してくれるではないか。精緻極まる音楽に変身とでも言えばいいのだろうか。さすがはリン。
レコードをやらずCDオンリーの我が家に限ってのことだろうが「プリアンプを介在させた方がいいのか、どうか」は永遠のテーマである。まあ「功罪相半ばする」といったところだろう。
そして、プリアンプを使っていた時は幾分冴えなかったアンプが、DAコンバーターと直結にしてやるとがぜん息を吹き返してくるのだからたまらない。逆も真なりで、プリアンプ使用時はエース的存在だったアンプが途端に色褪せるのだからオーディオは本当に面白い。
いつ何どき出番があるのか分からないので、使っていないアンプでも簡単に放逐してはいけないと、肝に銘じたことだった。
最後に、今回の騒動でものの見事に息を吹き返してエース級の座を射止めたアンプは「71Aシングルアンプ」(インターステージトランス入り)だった。ドライバー管は「MHL4」、出力管は「171」(トリタン仕様)、整流管は「180」(ARCTURAS)。
71系の真空管よ、永遠なれ
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「高音域不足」騒動記 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年04月30日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/bd38aba7def5beea9aec33ffc12dafdb
先日、音楽にもオーディオにもたいへん造詣が深くて、とても信頼のおける方からメールが届いた。
「最近のあなたのブログにはツィーターユニットの内容が多いのですが、もしかしてプリアンプの高域不足に原因があるのではないですか?」という趣旨だった。
「そうかもしれませんね〜。ちょっと実験してみましょう。」と返信。
さっそく取り掛かった。
現在使用している真空管式プリアンプには2系統の出力端子があり、それぞれ別個の真空管パワー・アンプを繋いでいる。
「PX25シングル」(以下「PX25」)と「71Aプッシュプル」(以下「71A」)である。
そこで、実験1。
第一系統のシステムの流れを替えてみた。
CDトランスポート「ヴェルディ・ラ・スカラ」(dCS)
→ DAコンバーター「ワディア27ixVer3.0」
→ パワーアンプ「PX25」
→ スピーカー「AXIOM300+コーン型ツィター」
ワディアのDAコンバーターからプリアンプを介さずダイレクトに「PX25」に繋いでみたところ、スッキリ爽やかな音質へと大変身。
やっぱりねえと感激。
プリアンプは相性次第でパワーアンプを生かしも殺しもするが、これで「北国の真空管博士」の入魂の作品「PX25」の魅力全開となって実験大成功。
実験2
同様に第二系統のシステムの流れは次のとおりだが、プリアンプをいろいろ取り換えてみた。
CDトランスポート「ヴェルディ・ラ・スカラ」(dCS)
→ DAコンバーター「エルガー プラス」(dCS:SACD用)
→ 「プリアンプ」
→ パワーアンプ「71A」
→ スピーカー「ウェストミンスター箱使用の2ウェイ方式」
旧来のプリアンプを含めて3台、それぞれ交互に繋ぎ替えて実験したところ、いずれも甲乙つけ難しだったが、強いて言えば現用中のプリアンプが一番安定感があるようだ。
つまり高音域不足がさほど気にならなかったのだが、ふと、面白いことに気が付いた。
プリアンプにパワーアンプを2台繋いでいた時よりも1台だけにした方が全体的に音に躍動感が出てきて低音域も高音域も充実したのだった。
ボリュームの目盛も通常10時の位置だったのが9時半ぐらいに収まったのには驚いた。
プリアンプに2台のパワーアンプを繋ぐのはご法度で、どうやら1台限りにしておいた方が良さそうだ。
もちろん、同時に両方の2台を鳴らさなくてもただ繋いでおくだけでもプリアンプには負担がかかるとみえる。
まあ、これは真空管アンプに限っての話だろうが、とにかくMさんのおかげで前進出来たので謝、謝。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/bd38aba7def5beea9aec33ffc12dafdb
グッドマン「AXIOM80」の魅力全開 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年02月14日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/da1fc3359ae6997c28b096edb9e74a3e
前々回に記したようにAXIOM80用に作った新たなエンクロージャーは、これまでとはまるっきり違う魅力を引き出してくれた。
当日のシステムは次のとおり。
CDトランスポート(dCS)
→ DAコンバーター(dCS)
→ プリアンプ「大西式真空管プリ」
→ パワーアンプ「171シングル」
→ スピーカー「AXIOM80」
当然のことながら例によっていろいろ実験を試みた。
まずアンプを「171シングル」から話題沸騰中の「6FD7」アンプに交換して鳴らしてみたところ、悪くはないのだが「171」アンプのリアル感にはとても追い付かない感じ。
そこでプリアンプと相性が悪いのかもしれないのでDAコンバーターと直結して聴いてみたところ、俄然、音に生々しさが出てきた。
我が家で鳴らすときは「6FD7」アンプにプリアンプを繋ぐのはご法度である。
ちなみに、この「6FD7」アンプはSさんも注文されており、もうすぐ完成するとのことで「この音なら満足です。とても楽しみです。」とのことだった。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/da1fc3359ae6997c28b096edb9e74a3e
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html#c8
段差2cmしか走破できないでしょ?
操作不能で今後の調査不可能で予定通りとかしないでね。
ペデスタル外側からでも1号機と同じ調査ができるからね。
当社は、福島第一原子力発電所2号機格納容器内部調査を進め、自走式調査装置による調査の実施可否を検討しておりましたが、2017年2月16日に調査を実施することにいたしました。
本調査の計画については、本日(2月15日)午後6時30分より本社会見を開催し、ご説明させていただきます。
また、本会見はテレビ会議システムを活用して、福島市の福島会場(千代田生命福島ビル2階会議室)においても中継し、皆さまよりご質問をお受けする時間を設けます。
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・開催日時 2017年2月15日 午後6時30分〜
・開催場所 本社本館1階会見室
(午後5時30分から受付開始)
・中継場所 福島会場:千代田生命福島ビル2階会議室
(午後6時00分から受付開始)
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http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/523.html
機器の中やシステムの中には「ボリューム/アッテネーター」が沢山使われています。「ボリューム/アッテネーター」は基本的に「抵抗値」をコントロールすることで機能するように作られています。ボリューム「MIN」の位置で最大の「抵抗値」になり、MAXの位置で最も「抵抗値」が低くなります。
「抵抗値」が高いほど「音圧」や「音数」(情報量)が少なくなります。出来るだけ「抵抗値」の低い状態で使った方が「良い音質」で聴く事が出来ます。
ただし、システム全体の音量は「メインプリアンプのボリューム」でコントロールする必要が有ります。一般にボリュームは原理や構造的に9時の方向から3時の方向で使う事が望ましいとされています。
私の場合は、メインプリのボリューム位置は「9時」の方向で常時使う様にしています。マルチアンプシステムですので、チャンネルデバイダーを使っていますが、チャンデバのアッテネーターはすべて「0」の位置(PASS)して使っています。3ウェイのパワーアンプはSPユニットとの「出力合わせ」をし、パワーアンプ側のアッテネーターで微調整しています。こちらの使い方の方が「低抵抗」(音質アップ)になります。
ちょっと変わった使い方をするのはソース機器達です。メインプリの9時の方向で「音量」を合わせる様にしています。ソース機器を切り替えると「音量差」を経験される事が有ると思います。出来るだけこの音量差が無い方がシステムとしては使い易いです。その為、私は出来るだけ「スタジオ機器」を使う様にしています。それらの機器には「出力調整」のアッテネーター(ボリューム)が付いているからです。ソース機器の場合、出力はMAXで使います。この方が理論的には「低抵抗」になるからです。入口から音が出なければ後の機器には「減衰」しか有りません。
使っているソース機器の場合、CDPは一番出力が高く、チューナー、MD機、DATなどは幾分低く出力されるようになっている。これを「音量合わせ」も含めて、アッテネーターで合わせて行きます。大体「MAX」でCDP並みになると思います。アナログプレーヤーの場合、カートリッジと昇圧トランスの組合せで使いますが、昇圧トランスの選択で「音量合わせ」をします。他の方法としてはステップアップトランスを入れてやることも出来ます。
MD機のDN-980FPやADW-B5には背面に出力調整用アッテネーターが入っています。現在は「MAX」にしてCDPラインと音量を合わせています。MAXにしたことで音量はもちろんですが「音質」も最良の状態で使う事が出来ます。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/2cbc3e284e3c53d81a541ca9a8e51969
SPセレクターは使わない - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2016年12月02日
今でも「音楽部屋」に小型SPを3セット持っているが、「SPセレクター」は一切使わない。使わない理由は「音質劣化」するからだ。以前、旧事務所で38pクラスのSPを3セット、中型SPを4セット置いていた時期もあるが、その時もセレクターは一切使わず、独立したソース・アンプ類を揃えて使っていた。その分大変な出費になるが、「音質」ダウンしたサウンドでは聴く気になれない。
現在「セレクター」の類はDN-H4600NとMD機TASCAMの所で使っている。便利なのは分かるが、「音質ダウン」を覚悟しての事。だから、メインシステムで使っている機器との「音質比較」はしない。
一般に出回っているメーカー製「セレクター」の類は個人的には使い物にならない。なぜ使い物にならないかと云うと「抵抗体」になってしまって、そこで信号が消えてしまうからだ。最初は「便利」だからと使っていたが、音自体がくすんで音数も大きく減少する。そのうち「伝送ロスの極小化」と云うテーマを実践する時、単なるアダプターでも大幅な「伝送ロス」をする事を確認したので、以後は一切使わない様になった。自分で内部配線・接続端子・セレクター等のパーツを選んで作らない限り使えないと思っている。
自分でセレクターを作っても良いと思いパーツ類を集めて持っているが、なかなか良いケースに巡り合えないでそのまま中座している。実際に必要性を感じないので多分作らないだろう。パーツも早いうちに処分した方が良いかも?と思い始めた。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/539fef7455038e498d660998fc56770d
国民の財産を、
タダ同然で特定の右翼関連組織に
くれてやってるなんて、
いや、ノシをつけて、
これを犯罪と言わなかったら、
なんて言うのかね?
特捜が動き出すべき事案だが
特捜も犯罪一味の仲間なんだな?
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/734.html#c1
「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年10月25日
レコードと違ってCDオンリーの愛好家の場合「プリアンプ不要論」は延々と続く「古くて新しいテーマ」である。
何ごとも「シンプル・イズ・ベスト」なので、プリアンプ無しでいい音が出ればそれに越したことはない。
「プリアンプは必要悪だ」という思いはずっと変わらない。
このテーマに対する(現時点の)じぶんの結論は「結局、相性の問題に尽きる」と考えている。
つまりDAコンバーター、メインアンプ、スピーカーがそれぞれの長所と欠点を補い合い「三位一体」として、うまく調和してくれればそれでヨシ、もし、そうじゃないときはプリアンプを介入させた方がマシ。
もちろんDAコンバーターにボリューム調整機能が付いていることが前提条件である。
プリアンプの代わりにアッテネーターを使うなんてのは論外だ(笑)。
今回の実験では
DAコンバーターに「27ixVer3.0」(ワディア)
メインアンプに「6FD7シングル」
スピーカーに「AXIOM110」(グッドマン:箱はウェストミンスター)
という組み合わせだった。
ちなみにこのDAコンバーターは初めからプリアンプを使用しなくてもいいような仕様になっており、出力インピーダンスは「1Ω以下」となっている。
胸をワクワクさせながら聴いてみたところ、これぞこれまで聴いた中でベストのサウンドだと唸ったねえ!(笑)。
周波数レンジの広さ、音の立ち上がりの早さ、低音域の力感と制動力も申し分なし。しかもDAコンバーターのボリュームが「60/100」あたりで十分な音量が確保できるのでエネルギー感にも余裕がある。
さらにプリアンプを入れていた時よりも明らかに高音域が素直になっている!
これなら「WE300B」アンプや「PX25」アンプの出番はもうないと一瞬思ったが、瞬間風速での感想は危険だし、後々ブログが書きづらくなるので、断言するのは止めておこう(笑)。
このアンプの生みの親の「北国の博士」にこの状況をぶつけてみると
「ケース・バイ・ケースですがプリアンプを入れると、どうしてもレンジが狭くなりがちです。その点この6FD7アンプは低音域から高音域までレンジの広さが持ち味なのでたしかに直結の方がいいかもしれませんね。」
そういうわけで、これからこのアンプを持っていって他流試合をする場合、プリアンプを使わなくて済むように予備のワディアのDAコンバーターも携帯してセットにして試聴しようと決めた。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/8869b0b4de316e64d7cfb05ee27048e4
「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年11月01日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/53675333c7f218bf6cb681177029cc3c
新たに導入を決定したデモ用アンプ「6FD7」の試聴
チューブ オーディオ ラボ 6FD7シングルステレオアンプ
http://shinkuukan2.web.fc2.com/2016/Audiofair2016_2/fair2016_2.html
http://shinkuukan2.web.fc2.com/
システムの構成は次のとおり。
CDトランスポート「ラ ヴェルディ スカラ」(dCS)
→ DAコンバーター「エルガー プラス」(dCS)
→ プリアンプ「大西式プリ」
→ パワーアンプ「6FD7シングル」
→ スピーカー「AXIOM110+ワーフェデールのコーン型ユニット+JBL075ツィーター」3ウェイシステム
はじめに、女性ボーカルを聴いていただいたが、Sさんの第一声は
「低音域のエネルギー感は目を見張るものがありますが、中高音域の透明感というか抜けは今一つですね〜。」
「プリアンプを外してDAコンバーターのエルガー・プラスから直結にして聴かせていただけませんか。」
そういえば、ワディアとの直結はしょっちゅうやっているが、エルガーとの直結は滅多に試したことがない。これもボリューム調整機能が付いているので可能だ。RCAコードを差し替えるだけだから簡単そのもので1分で完了。
「いやあ、これは素晴らしい!何よりも気になっていた中高音域に透明感が出てきました。
やっぱりプリアンプが邪魔していたんですねえ。
この音はわたしの大好きなブリティッシュ・サウンドそのものです。
6FD7アンプは私も是非欲しいですね。それに出力管もさることながら出力トランスの優秀性が際立っていると思います。」
広い帯域を身上とするこの出力トランスに目を付けられたSさんの慧眼には驚いた。
「市販されている機械巻きのトランスと違って個人の丁寧な手巻きによる出力トランスですからその効果は歴然としています。それこそ製作者は福岡市近郊の方だそうですよ。北国の博士が優秀性に着目され実際に使用されていますので折り紙つきです。このトランスの存在なしに、この音は語れないでしょう。」と、自分。
それにしても、Sさんは絶対的なプリアンプ使用派だと思っていたので「プリアンプを外す」というご提案は意外だった。
「ケースバイケースでプリアンプの程度次第ですよ。
中途半端なものなら入れない方がいいです。
この6FD7の特徴は無色透明なところにあるようですからスピーカーの個性をそっくり活かすならプリアンプ無しの方がいいと思いました。」
さあ、ここから我が家の手持ちのアンプテストに入った。このDAコンバーター直結状態のもとで次々にアンプを取り代えて試聴した。何しろアンプの個性が一目瞭然に分かるのだからこたえられない。
そして「171シングル」「71Aシングル」「71Aプッシュプル」「2A3シングル」がいずれも枕を並べて討ち死に〜。何も比較してやらなければ誇り高く生き残れたものを・・・、無念(笑)。
それにしても、このチビちゃんアンプ「6FD7」は出力トランスが出力管を生かしているのか、出力管が出力トランスを生かしているのか、どうも両者の主従関係がよく分からない。いい真空管アンプとはそういうものだろう。もちろん、独特の回路も良質な整流管も陰の主役だ。
なお、併せて2のテストもしたわけだが、この“にわか作り”の3ウェイシステムは十分鑑賞に耐え得るものだった。自画自賛になるがフルレンジのときよりもずっと広帯域になってハーモニーにも違和感はない。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/53675333c7f218bf6cb681177029cc3c
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/688.html#c4
CRD交換機の先も欠損してるのをド素人の「知る大切さ」でも
東電やIRIDの僅かな資料からでも認識できるのに、
膨大な撮影画像がある、現場の責任者及び会見に携わる人間は
当然理解している筈なのに
1/30の会見をして、、、その時の映像のみを使いニュースで流れる。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/523.html#c1
このことについて、欧米ではあまり報道がない。ニューヨークタイムズ、ワシントンポストは簡単に振れていたが、フォックスニュース、BBC、ブルームバーグなどは日本時間の15日夕方の時点で報道がされていないようであった。要するに関連した記事が見当たらない。
つまり、今回の原発関連の事件は、欧米社会総がかりのものであったということ。今後、いろいろな意味で、日本は今までの経済成長の付けを払わされる事態になる可能性が高い。
戦後の破たん状態から欧米、特にアメリカ市場が面倒を見てやったのだからと言う理屈だが、それなりにアメリカの実業界は利益を得て来たし、個々の商取引は普通の商取引で何もアメリカ側が譲歩したものではない。
アメリカのやっていることはあまりに無理筋だと思う。
http://www.asyura2.com/17/hasan119/msg/232.html#c1
それとは別問題として、凍死婆のCDラジカセのスタイリングにゾッコンなので、アフターサービスが不安だが。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/513.html#c45
野党・民進党は、この大疑獄で多少でも政党らしいところを見せたらどうだ。
それともただのシロアリか
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/734.html#c2
逃げ道を塞ぐ、7934億円の「債務保証」
「排他的かつ取り消し不能の固定価格オプションが発効したら、EPC(設計・調達・建設)契約が変更され、プロジェクトの残りのコストが確定する」
2016年5月26日、米スキャナ電力が1通のプレスリリースを配信した。同社が発注し、東芝の米原子力子会社ウエスチングハウス(WH)がサウスカロライナ州で建設中の「VCサマー2/3号機」について、一定額以上のコスト負担を拒否するという内容だ。
米スキャナ電力が2016年5月26日に配信したプレスリリース
具体的には5億500万ドル(約570億円)を支払って「固定価格オプション」を行使することで、スキャナ電力が支払う原発建設コストの総額を最大76億7900万ドル(約8680億円)に固定する。建設工事に関してこれ以上のコスト超過が発生した場合は、スキャナ電力ではなくWHが支払うように契約を変更する。11月に米国の規制当局が承認し、実際にオプションが発動した。
東芝は本件を開示していないが、広報担当者が上記の内容を認めた。ある関係者は、WHが米ジョージア州で建設中の「ボーグル3/4号機」についても同様の契約になっている可能性を指摘する。
「契約変更の結果、WHは“無限責任”を負わされることになった」と、東芝原子力部門の元幹部は説明する。東芝の米原子力事業における損失が雪だるま式に膨れあがった原因の1つがこれだ。固定価格オプションが発動されたことで、WHはコスト超過分を電力会社に転嫁したり、交渉したりできなくなったのだ。
東芝は2017年2月14日、WHが米国で建設中の4基の原発について、労務費や設備調達費用などの合計が当初の想定より「61億ドル(約6900億円)」も増加したと発表。この日の記者会見で畠澤守・執行役常務は「現時点からプラントが完成するまでのコストを保守的に積みあげた」と説明し、コスト超過分を含めた7125億円を減損損失として計上した。
ではなぜ、東芝とWHはこのような契約に苦しめられているのか。原因を探ると2015年12月末の買収劇に突き当たる。キーワードは2つ。「焦り」と「思い上がり」だ。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/070600052/021500008/?i_cid=nbpnbo_tp
WHが4基の原発建設を受注したのは2008年。米国内で約30年ぶりとなる新規建設プロジェクトだったが、受注直後から米当局の規制強化に苦しめられることになる。航空機の衝突対策などの設計変更が相次ぎ、許認可審査もやり直しとなった。これを受け、原発の建設コストが見積もりから次第に乖離するようになっていった。2011年以降は、原発を発注した電力会社とWH、そして土木工事を手掛ける建設会社との間で訴訟が発生するようになった。
東芝を追い立てた「焦り」
東芝とWHはこの訴訟を何としても解決する必要があった。電力会社から損害賠償請求を受けると、WHの収益計画の見直しが迫られるだけでなく、原発ビジネス自体の将来性にも傷が付く。そうなると、東芝が連結決算で計上していたWHの「のれん」、約3500億円の減損処理が現実味を帯びる。粉飾決算に手を染めるほど財務が劣化していた東芝にとっては、絶対に避けたい事態だった。
WHを長年率いたダニー・ロデリック氏(写真:村田 和聡、撮影は2015年11月)
そうした「焦り」から、東芝とWHはある解決策に打って出た。建設工事を手掛けていた米CB&Iストーン・アンド・ウェブスター(S&W)を傘下に収めることで、入り組んだ関係を整理することにしたのだ。訴訟の和解や納期の延長を認める条件として、電力会社がS&Wの子会社化を求めていたからだ。
2015年12月末、WHはS&Wを「0ドル」で買収して電力会社などと和解。土木建設を含めてWHが責任を持つ一方で、4基の原発の完工期日の延期と、契約金額の増額を認めさせた。この過程で、冒頭の「固定価格オプション」が盛り込まれたとみられる。東芝関係者は「もしS&Wを買収しなければ、東芝は2015年中にWHののれん減損に追い込まれていたかもしれない」と振り返る。
東芝とWHも、実はS&Wのような建設会社を求めていた。WHは原子炉などの機器製造に強みを持つが、原発建設プロジェクトで大きなカネが動くのはエンジニアリングなどの領域だ。そうした「おいしい部分は米ベクテルなどに持っていかれてしまい、悔しい思いをしていた」(東芝の原子力関係者)。「設計・調達・建設」を意味する「EPC」を手掛ければ原発ビジネスをさらに成長させられると、東芝社内では以前から検討されていた。
買収の事情をよく知る関係者によると、WHのダニー・ロデリック社長(当時)がS&Wの子会社化を積極的に提案し、原子力を所管する東芝の志賀重範副社長(同)が後押ししたという。この関係者は「資産査定の時間は限られていたが、減損を回避するためには決断せざるを得なかった」と打ち明ける。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/070600052/021500008/?P=2
一方でEPCにはリスクがある。建設工事などでコスト超過に陥ると、際限なく資金が流出しかねないからだ。実際に米国の原発建設プロジェクトでは、2015年末の買収時点でコスト超過に苦しんでいた。だが東芝はそのリスクに目をつぶった。「日本で培ったノウハウを注入すれば、WHとS&Wを立て直せると過信していた」(前出の原子力部門元幹部)。
東芝の原子力事業を統括してきた志賀重範氏(中央、奥は前社長の室町正志氏)。志賀氏は巨額損失の責任を取るため、2月15日付で会長を辞任した(写真:的野 弘路、撮影は2016年3月)
米国ではスリーマイル島事故の後、原発新設が約30年にわたって途絶えていた。それに対して日本では、福島第1原発の事故が起きるまでは各地で原発建設が続けられてきた。別の原子力関係者はこう断言する。「東芝が本気になればコストを大幅に削減できると思い上がっていた」。電力会社がコストの上限を設定しても、その範囲内で原発を完工できれば損失は出ないと考えていたという。
原発ビジネスで利益を稼げるのは、運転開始後に手掛ける燃料供給やメンテナンス事業だ。建設過程で多少赤字になっても、完工さえしてしまえばすぐに取り返せるとの意見もあった。
「世界一の原発会社」を統治できなかった
ところが、東芝の目論見通りにはいかなかった。「WHの従業員は自分たちが世界一の原発会社だとのプライドを持っており、日本から来た技術者の言うことなど聞かなかった」(関係者)からだ。WHの現場だけでなく経営陣も、「本社の命令を半ば無視して独立国のように振る舞っていた」という証言もある。
その結果、買収時に想定したようなコスト削減効果は得られなかった。2月14日に記者会見した東芝の綱川社長は「S&Wを買収したときに、彼らと一緒にやっていけばもっと(工事作業の)効率が上がるだろうと考えていた。30%改善しようとしてやってきたが、できなかった」と述べた。
「焦って」買収したため、東芝とWHはS&Wが抱えるリスクを十分に精査できなかった。2016年に入って検証したところ、「買収時に認識されていなかったコストを見積もる必要性が認識された」(綱川社長)。
さらに、コスト削減ができると「思い上がって」いたことも裏目に出た。東芝は2015年末にS&Wを買収して契約を見直した時、電力会社との間で決めた建設費用をクリアできると考えていた。しかし、想定通りに効率化が進まずに目論見が狂い、コストのコントロールに苦しんでいる。
この2つが主な要因となり、4基の原発完工までにかかるコストの見積もりが想定から61億ドル増加。原子力事業全体で7125億円の減損損失を計上する事態になった。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/070600052/021500008/?P=3
東芝が原発から撤退できない理由
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東芝は2月14日に2017年3月期の業績見通しを明らかにし、原子力事業が6995億円の営業赤字に陥る可能性を示した(注:数字は監査法人のレビューを受けていない)。2014年3月期から4期連続の赤字となり、累計で約1兆円の損失を計上することになりそうだ。
にもかかわらず、東芝は原発ビジネスから撤退するそぶりを見せない。土木建築やEPC契約を控えてリスクを低減する方針だが、燃料とサービス事業には収益性があるとの立場を堅持している。むしろ原発の損失を穴埋めするために、“大黒柱”である半導体事業の完全売却すら検討し始めている。
黒字事業を売却して赤字事業を継続する。なぜ東芝は原発に関して、非合理的な経営を続けるのか。その理由の一端が、2月14日の記者会見で東芝が配付した資料に掲載されている。WHに対する「債務保証」である。東芝はWHの親会社として、7934億円の債務を保証している(2016年3月末時点)。その90%弱が、スキャナ電力など米国での原発建設の客先に対する支払い保証だ。
資料には次のように書かれている。「米国AP1000プロジェクト(注:4基の建設計画)において、WHの客先への支払義務(プロジェクトを完工できなかった場合の損害賠償請求を含む)を履行できなかった場合、当社はWHの親会社として、客先にこれを支払うことが要求されている」。巨額減損によって財務基盤が極めて脆弱になった東芝にとって、原発の完工を諦めるという選択肢は存在しない。
東芝は現在、WH株の87%を保有している。綱川社長は「興味のあるパートナーがいれば一緒にやっていきたい。出資比率は引き下げることを考えている」と話す。だが、これだけ巨額の債務保証を認識したうえで、出資に応じる企業があるかは不透明だ。安全保障の観点からも、WH株を売却できる相手は限られる。
WHという爆弾を抱えて、東芝は立ち往生しているように見える。2月14日の記者会見で「WH買収は正しい経営判断だったか」と問われた綱川社長は、力の無い声でこう述べた。
「数字を見ると正しいとは言いにくい」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/070600052/021500008/?P=4
当然、批判は政権にまで及ぶ可能性がある。
経済の舵取りに失敗した客観的な証拠だからだ。
とうぜん、政権はその批判を避けたい。
どうするか。
「東芝が馬鹿をやったから潰れた」
「東芝の自己責任」
こういう情報をネットその他で大量にばらまいて、
軽蔑と憎悪を東芝だけに向けるのだ。
で、大半の人間は、この作戦に騙されて、
東芝批判の快楽に溺れるというわけだ。
馬鹿馬鹿しいにも程がある。
真の敵を見失ってはいけない。
安部や日王だ。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/513.html#c46
投稿主さまの今回の主文に
まったく同感の思いで、お考えに似姿を拝見しているようで
眼がうるんでいます。ありがとうございます。みなさまそれぞれの御言葉と
「文法」も、こちらに居ますとき(掲示板を読む)ときは、
精いっぱいみなさまのご意見に賛同できるよう、心を大きくして読めるように
心がけたい、それが理想ですが、
今回は、特別感動いたしましたので、(朝の時間をさいて)お礼を言わせて
いただきたいと思いました。
わたくしも、投稿主さまと同じで、謙虚と空、無心、相反するようですが、
自我を超えたところにある無欲と愛(これさえすべての存在と一体で・・・)を
理想と考えています。生まれ、生かされている一介の人間と
何物との間にも、本来垣根などないと思いますのに、
どこまで人間の一部は傲慢になって、無機物も含めて自他の命や自分を
生かしてくれている根本の土台や同胞、命の諸権利を
踏みにじろうとするのでしょうか・・・
二つ目のお話に、
ひよっとこの語源となっていると思われるものに、
古い時代の新羅は系統を変えて三つ、あるようですが
(激動の時代で、王朝交代が行われているようです)、
韓国では建国の主と言われているらしいほうのお方で、
元は「倭人」とのお話も
伝えられているお方ですが、
朴氏新羅というのがあるようです。ひょこせ・・・
赫居世居西干(かくきょせい きょせいかん、wikipediaによると
紀元前69年? - 後4年 )
ひょっとこの原型はこれであるように読み解きました。
ひょうたん(瓢箪。中国南方の由来)を腰に下げ、
半島・列島を往来していた人、日本の
「何々彦」の「彦」のことばを残したお方です。
お妃共々中国帝室(周)出身との話が伝わっており、
時代背景を考えると、戦乱の世を離れて東に夢を見た
元「亡命者」であったようです。
韓国に残されている仮面劇(民間伝承のお祭り)にも
その残影があると、どこかの研究者の方が
報告されていました。
源流に思いを致しますと、
「ひょっとこ」の言葉を簡単に
使うことができなくなってしまいました。
(躊躇です。)
日本語は、ある外国(中国でしたかと思います)の方の
ご研究によれば、七回ほどは
大きく変遷した後がみられるとのことです。激動の
日本史であったことは、察しをつけるのは
やさしく難しい(両方です^^)、ことだと思いますが、
失われた命の数を思うとき、
何ともやりきれなく、追悼の思いで一杯になってしまいます。
失われていった、あまりに大切に扱われなかった
たくさんの命です。
よい一日をお過ごしくださいね。
ありがとうございました。
余り多くを見せたく無いのが見え隠れ。
長物カメラで見た範囲を全部動画公開してくれよ?
どうやら、東電のスペシャリストより阿修羅の常識を備えた素人集団が
より詳しく状況を瞬時に理解できるみたいだよ?
よらば文殊の知恵。動画を隠さずに公開して欲しいな。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/523.html#c2
この手の情報操作は、
大企業の業績悪化のニュースが
流れる度に行われる。
その度に、決まって
該当企業への罵詈雑言が溢れる。
ネット住民は、企業批判のお祭りに
踊らされる一方で、それが自分の首を締める
ことには気づかないのだ。
いいかげんこの誤魔化しを
ジャップは見抜かなければいけない。
批判スべきは、下痢や日王だろ。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/513.html#c47
まあ、アメリカの良心が、トランプを排除するけどさ。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/513.html#c48
右翼のいう「愛国」とは国民の財産と生命を強盗して「国家」に捧げることですか?とは、Oh‼ キョーレツ!
否駄朋美に一万回は聴かせたい。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/655.html#c17
訂正した後の「後」は「跡」
が正しいです。
申しわけありません。みなさますべてに
よい一日をお祈りさせて
くださいませ!
辻元ブーメラン質問。
日立がGEと連携し、三菱重工が仏アレバを救済しょうとする(三菱重工のどこにそんな
余力がある?) WHの負債を東芝が被る。
日本が技術維持を背負わされている。政権党と野党第一党が推進している国だから、
他の国ほど原子力政策が不安定にならない。原子力技術に関する様々な独立行政法人
もしっかり税金に組み込んでいる。
その代わり世界の原発建設を日本企業に全て任せようと言う話だ。シナリオが狂った
のは、フクシマを見た各国住民の意識と反対運動だった。
安倍晋三という男は世界が嫌がる事を一つ返事で引き受ける。
戦闘なら憲法違反になるのに、検討していなのは構わないんだ?
憲法って何の為にあるのか、少しだけでも勉強してみたら?
>このような汚職政治屋:辻元のパフォーマンスなど、どうでもよいのです。
内容で反論できないと、ほかのことを持ち出して議論を有耶無耶にしようとするのは、卑劣な人間の常とう手段ですね。
仮に泥棒が言ったとしても正論は正論。総理や大臣が言ったとしても詭弁は詭弁。内容で判断すべきなのは誰でもわかること。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/716.html#c6
魂の部分を、いわゆる深層心理、潜在意識より奥にある、魂
のところまで洗浄、掃除しないとピカピカの人間にならない
ようなの、ここまでできたら聖者がウジャウジャできてくる。
将来はそんな世の中になるべき。
知識の詰め込み、脳みそだけ働かせても悪賢いやつ作ることになる
いわゆる魂の部分に踏み込むこれ大事。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/710.html#c30
そのうち「自殺者」が出るかもしれんなあ。
http://www.asyura2.com/17/hasan119/msg/235.html#c1
あなた、記事読んでいますか?
自国の権力者の批判をきちんとしてから、他国の批判をしろと
言っているんですよ。
それを、ヒラリーとか、ソロスとか、トンチンカンなコメントを。。。
アホですね。。。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/720.html#c2
>専守防衛にはいろいろな施策を含むもの、不幸にして日本に攻め込む部隊(国家とは限らない)が現実に出てきたときに、結果として戦争になるだけの話です。
外国の軍隊が(例え戦闘機一機でも)日本の国境に近づいてきた時、自衛隊機がスクランブルをかければ、国境を越えることなく、引き返して行く。こういう場合は戦争とは言えない。それは当たり前だ。
しかし、大量の軍隊が国境を越えてきて武器を使って、日本人に被害が出る。そこで自衛隊に出動命令を出して外国の軍隊を国境の外に排除するための行動をする。「結果として戦争になるだけの話です」とあなた自身が書いている。戦争になることがある、つまり専守防衛は「戦争」を含むのだと、あなた自身が言っているではないか。外国軍が攻めてくれば戦争をするのは当たり前のことだ。ところがあなたは、「結果として戦争になるだけの話だから戦争をするのではない」と辻褄の合わない言葉遊びで誤魔化している。しかし、これは誤魔化しにもなっていない。あなたは、「結果として戦争になる」ことは認めているではないか。戦争に総理大臣の出動命令があって初めて自衛隊は戦争をするので、命令がないのに自然に戦争になるわけではない。まさか、満州事変みたいに、軍隊が勝手に始めた戦争なら戦争ではないから9条には違反しないなんて言わないだろうね。
>日本国憲法の言う国際紛争を解決する手段(国策)としての戦争でもなければ、交戦でもないのです。
日本国憲法の言う国際紛争を解決する手段(正しくは、国権の発動たる戦争)としての戦争であり、交戦でもあると私は思うが、どうですか。
あなたは、政府が中曽根内閣のころ打ち出した「専守防衛は9条の禁じる戦争ではない」に騙された振りをして、嘘をついて9条をかばっている。ウソ発見器の前で、「専守防衛は戦争ではない」と言えますか。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/436.html#c69
さもないと今後、「アメリカ・ハゲタカ共和国」から
兆円単位の損害賠償訴訟を起こされる。
アメリカ・ハゲタカ共和国は
今も昔も日本をはじめ植民地からの強奪で
肥え太り続けているのだ。
東証二部降格で生き永らえると思ったら、
甘すぎるぞ。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/524.html#c1
トランプと言うのは凄くわかり易い男だな。
自国の抵抗勢力を「敵国」と協力して潰すのは開発途上国の手法だが(国民の民度が
低い場合)。
アベベー(ABB)ラムズフェルト(ドイツ語読みを採用しました)は
F35を日本に売り込んだ(F22を日本に売らないよう米軍に圧力をかけた)
三菱アベの旧黒幕でしたね。
いま、アベ(べー)が寝返ったので、ラムズフェルド(英語読み)は
トルコのロシア軍機の撃墜を追求されています。
>2017/02/14 19:03 半歩前へU
>投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 2 月 14 日 20:46:05
の2人は、
昨年の落とし前を付けられていることに気が付いているのでしょうか?
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201602280002/
あ、ダーイッシュとはIS(イスラム国)のことですよ。ISはロックフェラー石油資本(CIAカトリック)がモサドに資金提供して育てた「イスラエルの傭兵」のことですよ。
トルコも以前はISの同盟国でしたけれどね。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201602280003/
そういう単純な二元論は馬鹿の証拠じゃないか?
ふがいない民進党の尻をたたいて、どこが悪い
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/734.html#c5
従業員の皆様方には
様々な形で責任を取っていただきます。
東電のように、
全国民を死の危険にさらす人災を起こしても、
相も変わらず酒池肉林のぬるま湯にいられる企業とは、
残念ながら、東芝さんは、違うのです。
東電は原発村の一丁目2番地あたり、
東芝さんは、原発村の六丁目番外地あたり、
ってところでしょうかね。
東電救済が最優先で
東芝まで手が回りません。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/522.html#c5
からごみ処理費として支払われているとのこと。
財務省、大阪府、国交省と大掛かりに、官僚が絡んでいる。
隠された”反対給付”の解明が必要だ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/734.html#c6
俺もそう思う。
まだ、娑婆でやることが結構多いしね。
しかし、
生きてる間に、あいつらの断末魔のコメントを聞きたいと
心底思う。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/681.html#c21
ホント、ネット軍師さまは騙されやすい人たちですね
でもでしゃばりで仕切りたがり
http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/211.html#c1
お主の行為は筋違いの悪手
今回の土地取引並みの おかしな行為、単なるスピン、ここまで言われて
新たなスレッド立てずにまだここで頑張るなら、コメント5はそんな奴。
二元であると語るなら新規スレッド立ててやるのが筋。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/734.html#c7
空飛ぶダンプカーと呼ばれるF35は
ロシア軍機Su24を撃墜したF16(いま現金輸送船ロナルドレーガンの艦載機としてヨコスカに常駐している)よりも戦闘能力が落ちるようですね。
http://news.militaryblog.jp/e676273.html
日本にはF22やF16よりも「弱い」戦闘機しか供与しない、というのは
ラムズフェルト(ドイツ語読み)らネオコン旧ホーエンツレルン家の抹消(メルケルも同じですけどね)の大方針ですね。
F35は特攻「攻撃機」であって、専守日本には合わない機種です(見つかったら100%落とされる)。
この機会にF35の購入を止めるべきでは???
ドイツのようにユーロファイター(F35よりも空中戦能力は高い)の開発と引き換えに「ロックエラーから石油を買うために」原子力発電所を全廃するのはどうかとも思いますけどね。
何よりも、施設のライフサイクルということを考えれば、
原発というのは
現在の人類が手を出しちゃいけない代物だよ。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/519.html#c10
つまりグローバリズムとは、多国籍企業という世界市民が主権を持つ地球という国家の下に、日本やアメリカやドイツという形ばかりの自治を許された地方自治体が隷属する仕組みのことである。
http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/224.html#c1
戻ってきたブーメランが野田に当りゃいいんだけどな。
その前に、自民にぶッ刺さってんじゃん。
直撃したブーメランは、戻らんよ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/682.html#c6
その裏で、しかし、確実に終焉への道を我々は、歩んでいる…
今回の記事も、一旦客観的に考えれば、起きて当たり前の事が、
起きて当たり前の場所で起きようとしている、というだけ。
結局、そうなるのを、意図的に避けてている圧倒的大多数… むなしいなぁ…
金融博打にうかされた西洋諸国群の多くは、
そうなって当たり前っていうぐらい、
金融制度の破綻が著しいって事なんですよ。
ドイツやモンテ・パスキ、他多くの世界的銀行破綻危機は、
胴元ですら儲けられなくなる金融博打のつけのせいで、
にっちも、さっちも、いかなくなってる。
当たり前、ドイツ銀一行だけのそのつけ残高が、ユーロ全体の約5年分相当GDP総額っていうんだから、そうなるのも当たり前、そういう、負の部分を隠して格付けすること自体が問題の端緒でした。
AAAの国が破たんの危機 日本や世界や宇宙の動向
三大格付け会社にAAAと格付けされた国はこちらです。
オーストラリア
カナダ
デンマーク
ドイツ
ルクセンブルグ
ノルウェー
シンガポール
スウェーデン
スイス
(フィッチはアメリカをAAAに格付けしています。)
これらの国々の上位5ヵ国(アメリカを含む)はいつ破たんしても不思議ではない状態だそうです。
このうちのどれかはわかりませんが、アメリカ以外にドイツ、カナダ、オーストラリア、スウェーデンあたりでしょうか??
これまでも何回も経済が崩壊すると言われてきましたが何とか今まで崩壊せずに生きながらえてきました。
しかし、いよいよ、トランプ政権下の今年にFRBは株式市場を崩壊させ、アメリカを含む複数の優良先進国がデフォルトするのでしょうか。それがNWOのシナリオなのでしょうか。
格付会社はイルミナティの下部組織であり、FRBの手下でしょう。あんな怪しい会社に上位に格付けされても
少しもうれしくありませんが。
アメリカ経済が崩壊すればアメリカの社会も崩壊するのでしょうか。犯罪、暴動、暴力が蔓延する未曽有の社会不安が起こることになるのでしょうか。
アメリカ経済が崩壊するわけがないと思っている人がいるとするなら、世界最大の格付け会社が何を言っているかを知るべきです。
アメリカを含むAAAと格付けされた上位5ヵ国は、突然負債コストが急上昇し、社会的一体性を脅かすような緊縮財政計画を実施しなければなら状況になる可能性が非常に高いとムーディーズが警告しています。
アメリカ経済が崩壊し社会的一体性が崩れるとどうなるかに関してはギリシャやアイスランドの例を見れば理解できます。
ムーディーズと同様に経済アナリストのジェラルド・セレンテ氏もアメリカを未曽有の大恐慌(Greatest Depression)が襲い社会的一体性が崩れるだろうと警告しています。
セレンテ氏は、アメリカの未来は非常に憂慮すべき事態になると警告しています。セレンテ氏のこれまでの経済見通しは全て当たっていました。
アメリカ経済は現金取引ではなく貸借取引に基づいて運営されてきました。つまりアメリカは借金をし続けることが可能な巨大ねずみ講なのです。
ドルが世界準備通貨であるがために、いくらでもお金が借りられるのです。
政府は、アメリカの銀行から総額10兆ドルの現金が引き出せると言っていますが、実際には、アメリカで流通している現金(紙幣と硬貨)はたった1.4兆ドルしかありません。そのうちの50%以上が国外へ流れていきます。この中にはアメリカが複数の債権国から借りている十数兆ドルは含まれていません。
アメリカが複数の債権国から同時に返済を迫られると、その1000分の1しか返せません。
デフォルトの連鎖により世界経済が崩壊します。不換紙幣で成り立っている世界の大国は全て崩壊します。
・・・・
FRBは米国民を救済せずに破たんした銀行を救済しました。FRBは消費者が抱える借金を全て返済することができたはずです。そして数兆ドルを消費者に自由に使わせることができたはずです。しかし彼等は金融エリートのポケットに数兆ドルを入れたのです。
今回もFRBは再び大金を強奪しようとしています。彼等は株価を最高値にした上で株を空売りします。トランプは、暗殺を免れたなら、それを止めさせるでしょう。
Economic Collapse Confirmed! Most Credible Video Ever!
At this point you may be tempted to think that America has been through extremely tough economic times before (The Great Depression for example) and came through them okay.
いずれにしても、
日常の実物経済とは大きくかけ離れた世界を、
実物に転換することで、世界を、治安のない、無秩序状態に導こうとする企画・意図は、
未必の故意の殺人をも含む、犯罪行為であるのは明瞭です。
逆に言えば、過去に世界の中央銀行群によって引き起こされた、世界的銀行取引の強制的一時停止を含むバンクホリデーやそれを実体化させる、意図的急激な金融引き締め策に該当する政策は、違法行為であると、断罪できます。
わかってはる、ロスちゃさん?
その確実に起こっている世界の四つの終わり方。
その続編
そして、その世界破壊トリガーを掘り下げる事である可能性が導かれ、それを前提とすれば、一連の世界事象がより明解に説明できる
オリジナル
ラムズフェルド(英語読み)らホーエンツォレルン家の末梢は、第二次大戦中の「日独伊」三国同盟を目指していて(EUは独伊の枢軸でフランスはヴィシー政権)、チョクトにはユ−ロファイターを採用することで内諾を得ていました。
ラムズフェルドはF35を日本に買わせた「張本人」ではないですよ。
濡れ衣を着せられているだけ。
国際板リンク
おはようございます。
こちらにそのグループなり勢力の最奥かつ根源あるいは
「ただ一人の人物」
についての辛辣な批判と告発が、ヒントという形で
冒頭から上げられています。
ネット上でも読めますが、関連する書籍(経済・金融・戦争・原爆実験・製造・
拡散・医療事業 に関する世界的同盟。専制君主・帝政国家で金塊を貯めこんだ
特定の血による、王族たちによる、世界的ネットワークの金融カルテルや
関連動画があります。
「天皇の金塊 ゴールデン・リリーの謎」特別記念独演会ワールドフォーラム2016年3月
https://www.youtube.com/watch?v=yZLJLJEfR4I
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/513.html#c52
<東芝>東証2部降格へ 半導体株売却を先送り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170216-00000006-mai-bus_all
毎日新聞 2/16(木) 6:30配信
経営再建中の東芝は、資金調達のための半導体事業の売却時期を4月以降に先送りする方針を固めた。2017年3月期決算で債務超過の状態を解消できず、長い歴史を持つ名門企業の東芝は東証2部に降格することになる。これまでは3月末を予定していたが、財務基盤の強化に向けてより有利な条件で売却するために、時間をかけて手続きを進めることにした。
【東芝が公表した資料】原子力事業の損失概要と対応策について
http://mainichi.jp/graphs/20170214/hrc/00m/020/001000g/1
東芝は14日、16年4〜12月期の決算の見通しを発表し、米原発事業に伴う損失が7125億円に上り、昨年12月末時点で1912億円の債務超過に陥っていることを明らかにした。債務超過の解消に向けて東芝は3月末までに半導体事業を分社化し、20%未満の株式を売却する予定だったが、綱川智社長は同日の記者会見で、過半数の株式売却を検討することを表明した。
東芝は2月に売却先を選定するための入札を実施し、10社近くが名乗りを上げている。しかし売却が20%未満と限定的なため、高値での買い取りに消極的な入札参加企業も多いとみられている。東芝は十分な資金が調達できない可能性があるため、過半数の株式売却へと条件を変え、これまでに応札した企業と再交渉するほか、改めて新たな入札参加企業も募ることにした。
入札のやり直しには時間がかかるうえ、過半数の株式を売る場合には、公正取引委員会の審査に一定の期間が必要となるなど、3月末までの売却はほぼ困難な見通しだ。東芝は、できるだけ多くの資金を調達するために、少しでも有利な条件で売却することを優先する方針を固め、そのためには東証2部に転落してイメージが低下することもやむを得ないと判断した。今後の選定作業には、最大1年かかることも想定している。
主力取引行も、東芝が財務基盤を強化することで長期的な経営の安定化を図ることを重視しており、債務超過に転落しても融資は継続する意向とみられる。
ただ、東芝が東証2部に降格し、翌年も債務超過が解消できなければ上場は廃止されることになり、東芝は瀬戸際に立たされた形だ。【小川祐希、片平知宏】
渡恒→→森→→小泉→→アヘン→→アホウ・・・・
高市・2chさつき・進次郎・スカスカ・セコイ・稲田・岸田・
五寸釘ユリコ→→ハシシタ・松井→→極右・櫻井 、 金美麗、曽野綾子、竹中、ワタミ
========
これに、長靴を持参しないでおぶってもらってる厄人閣僚、
北方領土も読めない大臣、川内も読めなかった経産大臣、デンデン・・・
=========
悪魔のアメリカの方がよっぽどマシだなぁ・・・
嘘つき閣僚はクビや懲戒処分、
更に、まともじゃないのは未だに議会で承認されず、閣僚は半分が未定のまま。
==========
CNN、ABC、などなども、うそ言い放題を厳しく追求。
デマHKは御用に、トリチウムは科学的になっまく安全と垂れ流す始末。
韓国は大統領でも徹底して追及。
日本は世界最低を這い回って終わってる。
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★:諸悪の根源=A級戦犯生き残りDNA・・・棄民党・厄人・戦争財閥・・・
宝の山・・・というか、夢の島というか・・・
野党のトレジャーハンターに頑張っていただきたいな。
米国株式は主要3指数が連日の最高値、減税期待や堅調な指標で
http://jp.reuters.com/article/ny-stx-us-idJPKBN15U2T7
2017年 02月 16日 07:48 JST
[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米国株式市場は、主要3指数が連日の過去最高値更新となった。S&P総合500種は7営業日連続の上昇。トランプ米大統領が減税の実施をあらためて約束したことや堅調な経済指標で買いが広がった。
1月の小売売上高と消費者物価指数(CPI)はいずれも市場予想を上回る伸びを示し、米景気は力強く成長しているとの見方を強める内容だった。
またトランプ大統領が米小売り大手のトップと会談し、法人税率の引き下げや税制の簡素化に言及。減税や規制緩和が米経済を押し上げるとの楽観論から株式が買いを集めた。
S&P500種の最高値更新は5日連続で、2013年9月以来で最長。
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は前日の上院に続き、下院金融サービス委員会で証言し、FRBは利上げの軌道にあるとの見方を示した。
コモンウェルス・ファイナンシャル・ネットワークのブラッド・マクミラン最高投資責任者は「イエレン議長が1年前に議会で今回のような証言を行っていたら、市場は脅えただろう。経済の基礎的諸条件が非常に軟弱だったためだ。今では基礎的諸条件に対する自信が強まっており、FRBが利上げしても動揺はないだろう」と述べた。
セクター別で最も上昇率が大きかったのはS&Pヘルスケア株.SPXHCの1.17%。金利上昇が追い風となる金融株も全般に買われ、S&P金融株指数.SPSYは0.74%上昇した。半面、金利高が逆風となる公益や不動産といった銘柄は売られた。
個別銘柄では、日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)(PG.N)が3.71%高。著名投資家ネルソン・ペルツ氏が率いるヘッジファンドのトライアン・ファンド・マネジメントがP&G株を買ったと伝わり、コスト削減策拡大や業績不振部門の分社化への期待が高まった。
サウスウエスト航空(LUV.N)、コンチネンタル航空(UAL.N)、アメリカン航空(AAL.O)、デルタ航空(DAL.N)の航空株は軒並み上昇。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRKa.N)が各社の株式を追加取得したとの報道が好感された。
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は1.44対1だった。ナスダックも1.79対1で上げが下げを上回った。
米取引所の合算出来高は約70億株で、直近20営業日の平均である68億株を上回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 20611.86 +107.45 +0.52 20504.27 20620.45 20496.03 .DJI
前営業日終値 20504.41
ナスダック総合 5819.44 +36.87 +0.64 5777.90 5821.95 5776.70 .IXIC
前営業日終値 5782.57
S&P総合500種 2349.25 +11.67 +0.50 2335.58 2351.30 2334.81 .SPX
前営業日終値 2337.58
ダウ輸送株20種 9554.35 +110.13 +1.17 .DJT
ダウ公共株15種 664.40 -2.97 -0.45 .DJU
フィラデルフィア半導体 970.54 +7.91 +0.82 .SOX
VIX指数 11.97 +1.23 +11.45 .VIX
S&P一般消費財 690.14 +3.46 +0.50 .SPLRCD
S&P素材 329.25 -0.53 -0.16 .SPLRCM
S&P工業 564.63 +2.65 +0.47 .SPLRCI
S&P主要消費財 554.94 +4.53 +0.82 .SPLRCS
S&P金融 406.46 +3.00 +0.74 .SPSY
S&P不動産 192.48 -0.57 -0.30 .SPLRCR
S&Pエネルギー 533.36 -1.89 -0.35 .SPNY
S&Pヘルスケア 850.80 +9.83 +1.17 .SPXHC
S&P電気通信サービス 166.38 +0.44 +0.27 .SPLRCL
S&P情報技術 877.44 +3.46 +0.40 .SPLRCT
S&P公益事業 248.17 -0.96 -0.39 .SPLRCU
NYSE出来高 8.44億株 .AD.N
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 19440 0 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物3月限 円建て 19415 - 25 大阪比 <0#NIY:>
かつてヤマハは国内の規制のせいで自律ヘリの開発を妨害され、仕方なくモンゴルで開発していた。
その際中国の研究機関とも接触、共同研究や産業用ヘリの提供もした。
日本はそれを不正輸出としてヤマハを摘発。
研究熱は一気に盛り下がり、今や産業用ヘリは絶滅だ。
数年で中国製ドローンに入れ替わるだろう。
日本企業のイノベーションを必死に邪魔する日本政府。
これが戦後一貫していることを国民は認識した方がいい。
http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/220.html#c4
EAR 912 \1,980,000(税別)
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/
EAR社の創立25周年を記念し、またEARのチューブ・テクノロジーの集大成として作られたプリアンプが912です。最高級プロ仕様のMCヘッドトランス付フォノイコライザーを搭載しLINE入力PHONE入力の双方で、最高の真空管サウンドを実現します。
試聴機が届けられる前と届けられたとき、正直これが「198万円」という印象がぬぐえませんでした。
しかし、その音を聞いた後ではその価格が「高い」とは思えなくなってしまいました。
今回のテストではCDプレーヤーとトランジスター・プリメインアンプの間に繋いで音質をチェックした(プリアンプのテストでは、音質がどの程度"失われるか?”を確認するため、必ずこのチェックを行います)のですが、驚いたことにCDプレーヤーの価格が一桁上がった!?のではないかと思えるくらい音が良くなったからです。
単なる音量/音質調整器としてのプリアンプを超えた、「音を良くできる(失われた音を復元できる)」プリアンプ(アナログコンピューター)としての能力を兼ね備えプリアンプが EAR 912です。
912を通すと音が浄化されます。
デジタルとトランジスターの組み合わせでは、避けられない「粉っぽさ」や「とげとげしさ」が完全に消え、高域が透き通ってバイオリンの倍音が美しく伸びてゆきます。響きに潤いが出て、部屋の天井を取り払ったように大きく音が上に広がります。
電気的に感じられた倍音の硬さが取れ、弦楽器の高音がまるで生演奏のようにスムースでスィートになります。
どうすればこんな音が出せるのか?全く理解できませんが、アンプやスピーカーが消えて演奏会場に居合わせているような雰囲気です。
過去に数多くの真空管プリアンプを聴きました。驚くほど音が良い製品も沢山ありましたが、これほど「色づけを感じさせないプリアンプ」は今までに聴いたことがありません。優しく透明で、スムースな音。解像度感も抜群です。
濁っていた響きが整理され、各々の楽器の音がクッキリします。ボーカルの定位が改善し、口元が引き締まります。
ボーカルと伴奏の前後関係が改善し、立体感が増しています。
中でもボーカルの明瞭感の改善は驚くほどで、CDをSACDに変えたくらい音が良くなります。最高の電源ケーブルとラインケーブルを奢っても、これほどまで音質が改善するか?俄には信じられないほど、音が良くなりました。
極端な例えではなく、20万円のCDプレーヤーを200万円のCDプレーヤーに変えたくらい、音が良くなります。
シンバルの切れ味や響きのリアルだけではなく、すべての音の実在感とリアルさが大きく向上します。クラスの違うシステムを聴いているようです。プリアンプだけでこれほど音が良くなるのは、驚きを通り越して衝撃ですらあります。
響きの長さ、演奏会場のサイズがまるで変わります。
楽器の織りなすポリフォニックの構造の精度、大きさ、美しさは912を使う前とまるで別物です。現在使っているCDプレーヤーは58万円のX05/Ultimateですが、このプレーヤーをトップモデルのUX1SE/Limited+Antelope OCXの組み合わせにしても、ここまで音は良くならないかも知れません。
CDで聞き比べましたが、912の音質改善をたとえるなら「CDがSACDになったよう」ではなく、「CDが高音質レコードになったよう」という例えが正しいと思います。すべてにおいて改善が著しいので、どこがどうなどと個別に音を評価できません。
外観は素っ気なく少々安っぽい感じも受けますがその音は素晴らしく、メーカー希望小売価格を遙かに超える価値を感じます。真空管プリアンプでこれほど感動したのは、10年以上前に中古で入荷した Audio Research SP10を聞いて以来かも知れません。
同価格帯あるいは遙かに高額なトランジスター・プリアンプを聴きましたが 912と比べれば、私にはそれがただの「音量調節器」としか思えないほど 912が素晴らしい音に感じられました。
プリアンプはパワーアンプには欠かせない「音量調節器」なので、一般には「音を良くできる」という認識はないと思います。また、CDとパワーアンプの「間に入る」のに「情報量が増える」というのは、理解しにくいことだと思います。しかし、今までの経験から良いプリアンプは確実に音を良くすることがわかっています。
電気的には、プリアンプを使うことで信号のインピーダンスが下がり伝達能力が増すため「伝わりきらなかった細かい信号が消えずに伝わり」情報量が増えると説明されます。実際聞いた感じも説明のイメージに近く、良いプリアンプを使うことで細かい音が出てレンジが広くなります。しかし、 私は、ちょっと違う考え方をしています。それを説明しましょう。
プリアンプではなくケーブルでも音が良くなりますが、プリアンプと同じように電気的に説明すると「ケーブルによって消えていた(損なわれた音)が、良質なケーブルを使うことで伝わるようになる」となります。しかし、それでは「測定器のケーブルを変えると得られるデーターが良くなる(改善する)」という矛盾を抱えることになります。測定器ではケーブルの良否を判断できない、聴感上はあれほど音が変わるケーブルを測定できない。測定器に使われているケーブルは、オーディオ用よりも遙かにお粗末なのに得られるデーターは正しい。この矛盾をどのように解釈すればよいのでしょう。私は電気的な説明と違うことが起きているに違いないと思いました。
聞こえる音が変わるのは、電気的な情報損失ではなく人間側(聴覚)の問題だと考えています。人間の聴覚は類似する音に非常に敏感です。関連がある音の「あるなし」の聞き取りでは、測定器を遙かに超える感度を持っています。しかし、物理的に耳殻の構造を調べても、それほど小さな感度の音を拾えるようには思えません。そこで人間の驚くべき聴覚の秘密は、耳ではなく脳にあると考えました。耳が電気信号に置き換えた「音」が脳の中を広がるとき、信号の強い弱いで伝達速度が変わるはずです。また、類似する信号は重なって強まるはずです。つまり、細胞内を伝わってゆく電気信号の形は、音の大小ではなく「神経刺激の伝達パターン」に大きく左右されると考えられるからです。
ケーブルやプリアンプの中を音楽信号が通過すると、その振動(エネルギー)により、響き(付加振動)が発生します。それによって「特定の音響(神経刺激)パターンが強化される」ということは十分考えられます。つまり電気的な情報の変化よりも、「音響パターンの変化」に注目することで、些細なことで音が大きく変わって聞こえることを説明できると思うのです。
真空管プリアンプ(真空管アンプ)は、真空管という「物理的な響きを伴う増幅素子の存在」によって、物理的に信号に響きを付加します。エコーチャンバーやエフェクターのような働きです。EARはこの「響き」を見事に味方に付けて、失われた音楽信号の「パターン」を復元し、人間がいい音と感じる「パターン」を作り出す(強化する)に違いありません。 そう考えると912の素晴らしい音質を理解できますし、失われた音を復元できる装置(つまり非常に高度なアナログコンピューター)と考えれば、その価格も十分納得できると思うのです。
912は単なるプリアンプではなく、最高の音楽復元装置でした。 以前高価な真空管プリアンプとしてEMT JPA66を聴きましたが、さすがにレコードは超高価な昇圧トランスを搭載するJPA66に敵いませんでしたが、CDの音質に関してEAR 912はJPA66を足下にも寄せ付けないくらい素晴らしい音を出しました。
オーディオ機器を単純な「増幅装置」と考えるのは間違っています。それは失われた「音と音楽」を復元できる非常に高度な装置なのですから。
http://www.ippinkan.com/ear_912.htm
EAR paravicini 312 & EAR912
EAR paravicini 312
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/312/
11月28日の夕方、拙宅に EAR912の試聴機がやって来ました。
試聴して、まず、思ったこと。
「やっぱり、Paravicini の専門は真空管アンプだ」
トランジスターアンプとしては、EAR paravicini 312 は確かにかなり良い出来映えですが、 EAR912 は、その上を行くようです。
EAR paravicini 312 もトランス接続で Paravicini作らしい音作りですが、 それはあくまで最も得意とする真空管プリアンプの延長線上で、最新のトランジスター・アンプならではの音作りまでは至っていないように思います。
あるいは、かつて、EAR paravicini 312 とセットで出た Paravicini M100 と組み合わせることを前提とした音作りだったのかも知れません。
拙宅で使用している OCTAVE HP500SE/LE は、いかにもドイツを思わせる堅実な音作りで、 少し引いた感じで客観的に描写しようとするのに対して、EAR912 の音は、人肌の温もりが伝わって くるほど演奏者との距離感が近く、吐息や唇の濡れ具合まで目前に迫ってくる感じで、その色気たっぷりのサウンドは、かつて私をとろけさせた、EAR V20 の延長線上にあります。
先だって10月25日に試聴したEAR paravicini 312は音が少し硬質で、やや単調になりがちでしたが、EAR912 はバネのようなしなりがあって、それでいて弾ける時はパーンと、勢いよく目一杯弾けてくれます。
その弾け方が色気も伴いながらの、しなって弾力のある、ちょっとエロチックな感じで、やっぱり Paravicini はスケベだなぁ、と改めて感心した次第。
と、ここまで持ち上げといて書くのもなんですが、ダイレクトに LINN Klimax DS から First Watt SIT-1 に接続、音出ししてみて、思わず唸ってしまいました。
それと言うのも、フルテックの電源プラグ、Fl-50M(R) & Fl-50(R)に換装した AET Evidence を繋いで、ダイレクト接続では今まで聴いていなかったのです。
そのクリアさ、色彩感の豊かさ、前後感・奥行きの深さ、空間の広がりの見事さ……。
ヴェールがかかっていたのが数枚、取り払われたような感触です。
EAR paravicini 312 の時もそうでしたが、プリアンプを繋いだら EAR色のヴェールが かかってしまって、色彩感とか、空間の広がりとかが減弱してしまいます。
ローエンドの出方も、ダイレクト接続に較べて自然な伸びやかさが影を潜め、ちょっと帯域が狭くなったような感じがします。
一方で、EAR 独特の色気は加味され、力感は増します。
OCTAVE HP500SE/LE では色彩感やローエンドの出方にそこまでの減弱感がなく、これはひょっとすると 拙宅の OCTAVE HP500SE/LE は真空管がテレフンケンとムラードに換装しているお陰なのかもしれません。
そういえば、昨年、12月6日に OCTAVE の最上位プリアンプ、Octave Jubilee を試聴した時にも、音が荒く、しなやかさが乏しく、音に余裕がないように感じました。 その時も真空管を交換したらどうだろう、という話もありましたが、結局、現状の OCTAVE HP500SE/LE を上回る魅力を感じる部分がなく、購入は諦めたという経緯があります。
かつて、プリアンプ無しで LINN CD12 からダイレクト接続を試みていた頃は、間にボリューム・パッシブコントローラーを入れないといけなくて、 そうすると音の力感が落ちるだけでなく、色彩感等まで色褪せてしまっていました。
それが、DSだとDS側で出力ボリューム調整が出来てしまい、しかもフルボリュームだとアンプの音が歪んでスピーカーが飛んでしまう のではないか、と思うくらい出力電圧十分高くて、通常の音量では音の鮮度といい、空間描写能といい、かなり満足いくレベルに到達しています。
と言うか、プリアンプを間に入れることによって、Klimax DS から First Watt SIT-1 へのダイレクト接続を上回る魅力のある音を聴かせてくれるプリアンプが、 今のところ、見当たらないのです。
これは困りました。
拙宅で使用している OCTAVE HP500SE/LE は、鮮度や前後感は若干落ちるものの、最もダイレクト接続の音質に近く、 音の魅力では EAR912 も捨て難いけれど、素直さ、鮮度、色彩の豊かさの点でダイレクト接続に一歩譲ります。
EAR912 の真空管を交換して、手持ちのムラードの6DJ8を使用してみれば、 EAR912 の更なる可能性を確認することが出来るかもしれません。
これが試聴機でなければさっさと試してみるところですが、さすがに購入して試すには、大枚200枚はたかねばならず、ちょっと躊躇してしまいます。
しかもそういう改造を加えると、保証が効かなくなってしまいます。
本当に悩むところです。
そして、もう一つ。
せっかく、EAR912 買おうかな、という気が少しなりとも出ている時に、「納期は1月下旬」と 言われてしまうと、正月休みに真空管を替えて鳴らし込んで、遊んでみようかな、という気も失せてしまいます。
高額オーディオ製品が売れない売れないと嘆く前に、購入者の気持ちも少し考えて欲しいものです。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/ListeningReport/ListeningReport20131203.html
<東芝>メンツより資金、債務超過続く 東証2部降格へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170216-00000007-mai-bus_all
毎日新聞 2/16(木) 6:45配信
東芝の半導体事業の売却が4月以降にずれ込み、3月末時点で債務超過が解消されずに東証2部に降格される見通しとなった。巨額損失を計上した米原発事業をめぐり、会計処理で不正があった疑いが生じるなど危機が深刻化しており、日本の名門企業としてのメンツよりも、資金の確保を優先せざるを得ない状況に陥った。
【東芝が公表した資料】原子力事業の損失概要と対応策について
http://mainichi.jp/graphs/20170214/hrc/00m/020/001000g/1
東芝は半導体事業のうち、スマートフォン向けなどのフラッシュメモリー事業を分社化したうえで、株式を売却する予定だったが、当初は売却を2割未満に抑えることにこだわっていた。同事業は経営の柱で、主導権を奪われたくないためだ。
しかし、入札では思うような好条件の買収提案が集まらなかった。さらに誤算となったのが、子会社の米原子炉メーカー、ウェスチングハウス(WH)で会計処理に絡んだ不正の疑いが発覚したことだ。1月に内部通報があり、監査法人や弁護士の調査が必要になったため、東芝は2月14日に予定していた2016年4〜12月期の正式な決算発表を延期する事態となった。
東芝社内には経営への危機感から、「今後の信用不安に備えるためにはできるだけ財務基盤を強化すべきだ」との声が高まった。主力行からも「2割未満の株式売却では東芝の経営安定に不安が残る」との声が出て、東芝はメモリー事業の新会社の株式売却を過半数とする方針を固めた。
ただ、条件を変更してすでに入札に参加している企業やファンドと交渉をやり直したり、他の企業などからも新たに提案を募ったりすれば、当初予定の3月末までの売却は困難になる。債務超過が解消できなければ東証2部に降格となるが、追い詰められた東芝にとって、1部上場の維持にこだわる選択肢は残されていなかった。ある幹部は「債務超過に陥ってもやむを得ず、少しでも多くの金を手に入れたい」と本音を漏らす。
東芝は最大1年をかけて、最も有利な条件で株式を買い取ってくれる売却先を選ぶ方針で、経営再建の道筋をつけるには、より長い時間がかかりそうだ。【小川祐希】
http://www.asyura2.com/17/hasan119/msg/241.html
消費税増税 法人税減税 アメリカに金をすべて巻き上げられ 玉砕
まさに 3発目の原爆投下だ
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/721.html#c7
儲かればいい、という企業理念、粉飾会計もおわってる会社だ。
子ども・若者が、日本の未来なんだ。
手前ぇらが、彼らの未来を閉ざしておいて、
どの口で日本の未来を語るのか。
こいつらが、どんな形であれ(神の怒りで雷に打たれるとか・・・)
消えなきゃ、未来なんかねぇな。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/722.html#c6
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