JR分割は「商売わからない人が考えた」
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2017/02/08 22:36 半歩前へU
「JR分割は商売わからない人が考えた」―。麻生太郎は8日の衆院予算委員会でこう言った。
(JR北海道の経営危機について)この話は商売のわかっていない「学校秀才」が考えるとこういうことになるという典型ですよ。
国鉄を7分割(・民営化)して「黒字になるのは三つで他のところはならない」と当時から鉄道関係者は例外なく思っていましたよ。「分割は反対」と。
経営の分かっていない人がやるとこういうことになるんだなと思ったが、僕は当時力がなかった。今だったら止められたかもしれないとつくづく思う。
JR北海道をどうするという話は、なかなか根本的なところを触らずしてやるのは無理だろう。(以上 朝日新聞)
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麻生太郎の主張は正しい。その通りだ。人の植草一秀分布を見ればどこが儲かるか一目瞭然。日本の人口の7割近くが太平洋ベルト地帯に集中している。
そこを担当すれば無能な経営者でもやっていける。JR東日本、JR東海、JR西日本。魚に例えると身がいっぱい詰まったおいしいところだ。これに対し、頭とシッポのJR北海道、JR九州、JR四国は人口減少に悩む地域だ。
開業前から結果が分かっていた。最近は東京への一極集中が加速し、首都圏だけが膨れ上がっている。そのしわ寄せを地方に押し付ける。
北海道は過疎化が進み、地域の足である鉄道廃止が相次いだ。それでも赤字がかさみ人員削減で日常のメンテナンスのも支障をきたす状態だ。JR九州やJR四国もJR北海道の後を追うことになろう。
採算を度外視し、国鉄を7分割・民営化したことに問題があるという麻生の指摘は正しい。当時の首相、中曽根のボンクラが、「国鉄の労働組合憎し」で強行したことが、今の矛盾を生んだと言える。
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