安倍首相は、前のめりになり過ぎだ!
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2017/01/21 22:54 半歩前へU
▼安倍首相は、前のめりになり過ぎだ!
安倍首相は20日の施政方針演説で日米同盟を「不変の原則」と強調した。「日米同盟こそがわが国の外交・安全保障政策の基軸である。できる限り早期に訪米し、トランプ新大統領と同盟の絆をさらに強化する考えだ」と語った。
このように力説するのは「米国第一」を掲げるトランプへの不安があるからだ。軍備拡張に励む中国や核・ミサイル開発で存在感を増す北朝鮮。
そうした中で、米国に対し「引き続き日本を含むアジア・太平洋地域への関与を求めるメッセージなのだろう」(東京新聞)。だが、注意しなければならないのはトランプが商売人という点だ。
「早期に訪米し、同盟の絆を」と安倍が焦ると、トランプに足元を見られ、日本にさらなる「高値」を吹っ掛けて来るのではないか。日本は駐留米軍の総費用の70%を負担しているが、「100%全額負担」を要求される恐れがある。
加えて米軍の肩代わりとして自衛隊の海外派遣への要請が増えるのではないか。そうなればいやがうえにも自衛隊は戦闘に巻き込まれる。派遣が拡大、増加すれば戦費もうなぎ上りに増える。そのツケが、私たち国民に回されるのは目に見えている。
何度でも言う。「安倍は、前のめりになり過ぎだ」。あと先を考えずに突き進む。外交は国家間の駆け引きだ。素っ裸で飛び込んでいけば、相手の思うつぼ。ここはもう少し冷静に判断してもらいたい。
東京新聞が20日の社説で次のように訴えた。100%賛成である。
▼日米同盟を「不変の原則」とすれば、同盟関係の維持自体が絶対的なものになり、政策の選択肢はおのずから狭まる。
▼米国の軍事力に過度に依存しない、柔軟な外交政策の模索が必要だ。
▼平和主義こそ、ぶれてはならない日本の軸であり、不変の原則だ。
昨日行われた安倍晋三首相の施政方針演説。本来は、国会議員や国民に向けての演説なのでしょうが、今回は12時間後に大統領就任するトランプ氏へのメッセージのように聞こえることもありました。 pic.twitter.com/0kF033f4rC
— 東京新聞政治部 (@tokyoseijibu) 2017年1月21日