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2016年12月28日23時28分 〜
記事 [経世済民117] 中国企業会長が日本を手放しで称賛!「中国製造業は日本に学ぶべき」―中国メディア
中国の不動産大手・万科集団の王石会長は、22日に開催された「中国企業の国際的指導力」をテーマにした中国国際商会2016年歳末イベントでスピーチを行い、「中国が学ぶべきなのは、日本の工業・製造のスタイルだ」と述べた。資料写真。


中国企業会長が日本を手放しで称賛!「中国製造業は日本に学ぶべき」―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/a158926.html
2016年12月28日(水) 9時0分


中国の不動産大手・万科集団の王石会長は、22日に開催された「中国企業の国際的指導力」をテーマにした中国国際商会2016年歳末イベントで、スピーチを行い、「現在、ドイツが推進するプロジェクト・インダストリー4.0が話題で、ほとんどがドイツを目標にしている。しかし、私と福耀玻璃工業集団の曹徳旺・会長は、中国が学ぶべきなのは、日本の工業・製造のスタイルだと考えている。品質やコスト抑制の面で、トヨタを代表とした日本の製造業は、人の力を最大限発揮させることを重視し、これが中国の製造業が学ぶべき方向性ではないか」との見方を述べた。中国網が伝えた。

さらに王会長は「当社は日本の同業者を基準系にしている」と、日本の製造業を手放しで称賛し、「近年、当社は学習・研修のために、▽建築エンジニア1000人▽企業管理スタッフ1000人▽サービススタッフ1000人---を日本に派遣する計画を実施している。どの計画もコストは1億元(約17億円)以上だが、会社全体の競争力向上のうえで、非常に役に立っている。日本の経済は、『失われた20年』を経験し、世界では日本の経験は参考に値しないという声もあるが、私は、日本の製造やサービスなどさまざまな分野は、中国が学ぶに値すると考えている」と語った。

また、曹会長が、「今、インダストリー4.0が話題で、ほとんどがドイツを目標にし、工業全体の自動化実現を目指している。しかし、自分の実際の生産に関する経験によると、製造業において、人に代わってロボットが全ての作業を行うには、まだ200年かかるだろう。中国の製造業が今すべきことは、日本の製造業の品質やコスト抑制の面の経験に学ぶことだ」と指摘すると、王会長も、「トヨタを代表とする日本の製造業は、人の力と機械による自動化をうまく融合させ、人の力を最大限発揮させること」との見方を示した。

同歳末イベントでは、王会長を含む多くの著名企業家がスピーチを行った。王会長は、「中国企業のグローバル化を加速させるには、国際市場でも通じる高品質の商品を作り、一層環境保護やエコに注目しなければならない。今後のグローバル化競争は、『品質』をめぐる競争になるだろう。不動産業界を例にすると、品質を追求する競争はまだ始まったばかり。国際商会の多くの会員企業の商品の品質が各業界でトップレベルであることも、中国企業が世界市場において、本当の意味で競争に参加するための必要条件」と語った。(提供/人民網日本語版・編集KN)


http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/284.html

コメント [政治・選挙・NHK218] 飛び立つ日の特攻隊員の姿。――ほとんどは、茫然自失だった。「それを私たち整備兵が抱えて乗せたんです」 赤かぶ
86. 2016年12月28日 23:28:45 : zhLAUVK6iE : A3k1f0PwKiQ[7]
戦争屋に協力した旧日本陸軍一味は終戦間際は、日本を立ち上がれなくするために男性を食料のない戦地へ送ったり意味のない特攻をさせたりして日本共同体の本土の自主的に立ち上がる力と意思、戦力を殺ぎました。
敗戦国にして支配する恩恵として、法律を無視して超法規的に支配できる見返りをもらい、今官僚エリートに紛れ込み社会共通資本を略奪したり、賭博利権を与えられ、反対する勢力に過激派を送り込むなど工作活動(ネトウヨもその一環)を行っています。今なお、それは人脈として受け継がれています。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/235.html#c86
コメント [Ψ空耳の丘Ψ62] 2016年12月25日の鉄腕ダッシュを見て M総合研究所
1. 2016年12月28日 23:29:28 : YjLq0Xsg52 : Cp3xB_zA4Nw[202]
どういうシュツで?
http://www.asyura2.com/16/bd62/msg/169.html#c1
コメント [経世済民117] 日本株、日銀が最大の買い手 今年4兆円超 海外勢の売り吸収:GPIFメインの信託銀行が二番手、外国人は売り越し あっしら
1. 2016年12月28日 23:30:22 : qNApj6abVo : pmR1FMr_lBA[22]
日本株式市場を、外国ハゲタカ市場にさせていない効果はある。

収奪はされたくないね。

日銀頑張れ!

が、出口はどうする?これが心配。
http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/281.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK218] 下村博文文部科学相  / 「(国立大学長に対し)入学式や卒業式での国旗掲揚と国歌斉唱の要請」  赤かぶ
20. 2016年12月28日 23:31:47 : JW4kQkOW9o : dSI7DqbtatE[90]
>>15

統一教会持ち出すなら

「従軍慰安婦は捏造」
「在日コリアンは不法滞在工作員」をコピーして返してみろよ?

できるならね 


http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/265.html#c20

記事 [中国10] <コラム>日本人も多く住む上海のど真ん中にアレが!意外な発見に衝撃
上海市内の中心地にも関わらず実在した「ニーハオトイレ」。扉が無く非常に開放的。水は奥で用を足した人間のみが使用できる。写真は筆者撮影。


<コラム>日本人も多く住む上海のど真ん中にアレが!意外な発見に衝撃
http://www.recordchina.co.jp/a158933.html
2016年12月28日(水) 10時10分


今回はちょっと下品なお話。「上海にもニーハオトイレはあるのか」との質問を受け、探してみた。いくら中国とはいえ、ここは世界でも有数の経済都市、天下の魔都上海。そんな都市伝説が上海にある訳がないじゃないか…と思っていたら案外簡単に見つけてしまった。

ニーハオトイレとは、個室と個室の間に仕切り・ドアがない、または非常に低い状態のトイレのこと。写真を見ての通り、横の仕切りは非常に低く(約1メートル前後)扉すらない上、排泄物は同じルートを辿っていく仕様。「あっ今日アイツ下痢気味だな?」というのも下流にいるとバッチリ把握されてしまうのだ。

場所は地下鉄「虹橋路駅」すぐ近く。高架下沿いに並ぶビルの内部にある公衆トイレである。「虹橋路」駅は、環状線である4号線、南北東西に市内を縦断する3号線、10号線との乗換えができ、日本人も多く住む付近ということもあり、発見時はかなりの衝撃を受けた。

2015年から中国国家観光局は「トイレ革命」と題して、3年以内、つまり2017年までに旧式トイレ2万4000基を改修、新たに3万3000基のトイレを新設。最終的には観光地、人口密集地における全てのホテルや娯楽施設で清潔なトイレを使えるようにする、という計画を推し進めている。

くしくも11月19日には中国国家観光局の李金早局長ら幹部が集結して「世界トイレデーおよび中国トイレ革命宣言」記念式典が北京で行われたばかり。現在の進捗状況に関して「全国で2万7137基のトイレを新設、1万2256基のトイレを改修、計3万9393基を完成させ、69.11%の進捗である」旨を大々的に発表したタイミング。

「我々は今後もトイレ革命を推進していき、世界のトイレ文化の発展に貢献する」と鼻息を荒くしているのだが、上海市内のど真ん中にさえ「ニーハオトイレ」が残る現状を、彼らはご存じないようだ。個人的には贅沢を言うつもりは無いので、せめて尻を拭いた紙くらいはトイレにそのまま流せる程度までは、下水の整備を行ってもらいたいと切に願う次第だ。

■筆者プロフィール:川崎健太郎
経歴:1988年、神奈川県川崎市生まれ。日本大学法学部新聞学科卒。富士見書房ファンタジア文庫編集部(現株式会社KADOKAWA)、時事通信社運動部を経て、2015年より一念発起し中国、上海市へ。中国語で挨拶もできない中で在駐日本人向け雑誌の編集、営業に携わる。専門分野はアニメ漫画等のサブカルチャーとスポーツ関係全般。

http://www.asyura2.com/16/china10/msg/589.html

コメント [カルト17] sputnik・ポロが露に宣戦布告、ビン・ウクライナが露の借金を踏み倒して完全崩壊中。露による併合が妥当である。 ポスト米英時代
3. 2016年12月28日 23:33:06 : C4nhwMcfAc : pXB8iz5IT_Y[183]
ソ連の一部だったウクライナは、ソ連がそのままロシア連邦なんだから、ロシア連邦の一部だと思います。クリミアについても、ロシアの一部ですよ。これらは普遍的だと思います。欧米帝国主義勢力は、ロシア連邦に手を突っ込むことをやめろ。

アベコベですが、最近異常に顔がむくんでいますね。すい臓がんだと言う板垣情報は間違いないと思います。この12月はプーチン大統領にも来ていただいたし、自らはハワイに行ったし、随分と動きましたが、残り少ない人生で悔いのない活動ができたのではないでしょうか。
http://www.asyura2.com/16/cult17/msg/482.html#c3

コメント [国際16] トランプの就任を何とか阻止したい〜CIAはオバマに命じられ・・・/田中宇 仁王像
3. 2016年12月28日 23:33:55 : 7tsVfhspHA : g2PQJ_nHOBA[2]
田中も相変わらずのハズレ度だ。



http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/846.html#c3

記事 [アジア21] 韓国国政介入事件の崔順実被告、トイレットペーパーに現金巻いて保管、場所を忘れて使用人を疑ったことも―韓国紙
26日、韓国の朴槿恵大統領の友人、崔順実被告らによる国政介入事件で、崔被告が捜査当局の追及を逃れるため、トイレットペーパーの中に現金を隠していたことが分かった。イメージ写真。


韓国国政介入事件の崔順実被告、トイレットペーパーに現金巻いて保管、場所を忘れて使用人を疑ったことも―韓国紙
http://www.recordchina.co.jp/a159045.html
2016年12月28日(水) 10時30分


2016年12月26日、韓国・東亜日報によると、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の友人、崔順実(チェ・スンシル)被告らによる国政介入事件で、崔被告が捜査当局の追及を逃れるため、トイレットペーパーの中に現金を隠していたことが分かった。国際在線が伝えた。

崔被告の自宅で働いていた家政婦や保母が24日、同紙のインタビューに答えた。崔被告は日常的に現金払いを好み、常に300万ウォン(約30万円)ほどをトイレットペーパーに巻いて保管していた。自分でどこに置いたか忘れることもあり、自宅で雇っている使用人や娘の夫を「盗んだのではないか」と疑うこともあったという。

崔被告はソウル市江南区の自宅高級マンションに、黒と赤の金庫を所有。金庫が置かれた部屋は常に鍵がかけられていた。崔被告は金庫を開ける際、周囲に人を寄せ付けなかったため、家政婦らは何が入っているか分からなかったという。捜査当局が同宅を家宅捜索した際、金庫は何者かにすでに持ち去られていた。(翻訳・編集/大宮)

http://www.asyura2.com/16/asia21/msg/818.html

コメント [カルト17] sputnik・ポロが露に宣戦布告、ビン・ウクライナが露の借金を踏み倒して完全崩壊中。露による併合が妥当である。 ポスト米英時代
4. 2016年12月28日 23:34:26 : SaNPMyAtF6 : 2uHh5CqccEM[12]
ポロはまだしぶとく頑張っているようだが、
朴槿恵は、年内持たなかった。

一方、中露チームなので
もっと頑張ってもらってもよかったモディ首相は、
どうしたことか、壮絶な民衆デモを食らっており、
韓国もすごかったがその比ではない大変なことに、なっているようだ。
悪いが人数を聞いただけで、もう笑ってしまうレベル。

インドの1.5億人ゼネスト
https://twitter.com/bionzx/status/812667136497721344
http://www.asyura2.com/16/cult17/msg/482.html#c4

記事 [不安と不健康18] ビールを飲んでも飲んでも腹が凹む法  (第2回)    「ダイエットができない人」の3つの特徴
ビールを飲んでも飲んでも腹が凹む法
【第2回】 2016年12月28日 小林一行
「ダイエットができない人」の3つの特徴

今年こそはダイエットを始めよう!と元日誓いを立てては毎年挫折…などという経験に身に覚えのある人も多いのでは。じつは、ダイエットが続かない人には共通する特徴があるのです。今回も、『ビールを飲んでも飲んでも腹が凹む法』(三笠書房)著者のダイエットコンサルタント・小林一行氏にレクチャーしていただきます。

男の肥満と40代後半以降の女性の肥満は
「死」に直結する!?

 太り方にも、2つのタイプがあるのはご存じですか?

 1つは「内臓脂肪」と呼ばれる脂肪がつくタイプで、男性や更年期を過ぎた女性に多い傾向があります。「内臓脂肪」がたまると、文字通り胃腸など内臓まわりに脂肪がついてお腹がポッコリ張りだすため、「リンゴ型体型」になります。

 もう1つは「皮下脂肪」と呼ばれる脂肪がつくタイプで、更年期前の40歳前半以前の女性に多い傾向があります。「皮下脂肪」は下半身に多くつくため、「洋ナシ型体型」になります。

 内臓脂肪と皮下脂肪のどちらが多くつくか? それによって、体型に違いが出るだけでなく、「生活習慣病のリスク」にも大きな違いが出ます。

「皮下脂肪」は皮膚の下に蓄積され、普段は使われることのない脂肪です。主に女性が出産という大仕事をするのに備えて蓄えられる脂肪で、一度蓄積されると落としにくい代わりに、健康への大きな害はありません。

 もう一方の「内臓脂肪」は、ジェル状の脂肪であり、常に血液中に溶けだしています。すでに溶けでているだけあって、運動などで燃焼させやすく、落としやすいのですが、早急に燃焼されなければ、だんだん血管に付着していってしまいます。それはやがて動脈硬化や、高脂血症、高血圧、糖尿病など、死に直結する深刻な病気を引き起こす恐れがあります。

 つまり、命を落とすリスクのある脂肪なのです。

 だから本当は、「やせたい」ということ以上に、命にかかわるリスクを減らすためにもダイエットは必要なのです。そこをよく心得てください。

ダイエットが続かない人には
共通する特徴がある

「ダイエットがうまくいかない人」、つまりダイエットに挫折しやすい人には、大きく分けて3つの特徴があります。

 まず1つ目は、「熱しやすく冷めやすいタイプ」です。

 このタイプの人は、テレビや雑誌のダイエット特集を見たり、太った自分の写真にショックを受けたりしたとき、瞬間的に「よし、ダイエットするぞ!」と決意します。


小林一行 著 三笠書房刊 580円+税
 そして「糖質制限もやろう、ランニングもやろう、ジムにも行こう、ストレッチもやろう」と、あれもこれもと、たくさんのダイエット法に手を出します。結局、途中で飽きたり、多過ぎて時間が足りず1つでもできなくなると、あとは雪崩を打つようにいっせいに全部の習慣をやめてしまうわけです。「興味を持つと一直線だが、いったん興味を失うと知らんぷり」というタイプといえるでしょう。

 2つ目のタイプは、「完璧主義」です。

 これは日本人に非常に多いタイプで、ダイエットの指導をしてきた立場からいえば、「私は、そんなことはない!」と主張する人の多くが、実際はこのタイプに当てはまっていました。彼らは、例えば「スクワットをしましょう」というと、「膝は何度の角度に曲げますか?」「最低何回やらないといけないのですか?」などと細かい説明を聞きたがります。

 そして「膝は90度くらいに曲げます」といえば、三角定規で測らんばかりで、「30回」といえば、毎回きっちり30回やり、「ウォーキングは1日30分程度」というと、ストップウォッチで正確に30分を計るのです。

 これが実行できている間はいいのですが、たった1日でもできない日があると、「ごめんなさい! 今日はできませんでした! 私はやっぱりダイエットできないダメな人間です!」と、自分を全否定してしまいます。

 決めたことをきっちりやろうとする姿勢は素晴らしいのですが、できないときに自分を否定し、モチベーションが下がってしまって挫折することが多いのです。

 3つ目のタイプは「青い鳥症候群」です。

 このタイプの人は、さまざまなダイエット情報に詳しく、知識も豊富なのですが、「もっと自分に合った、いいダイエット法があるに違いない!」といって、なかなか実行に移しません。テレビやネットでは、「今までのダイエットはもう古い。この方法なら、ラクに1ヵ月で5sやせられます」などと新しい方法が日々、次々と紹介されています。「青い鳥症候群」タイプの人は、こうした宣伝文句に振り回されてしまい、結局どれをやればいいかわからなくなってしまうのです。

 3つのタイプに共通するのは、みな「思い込み」に支配されているという点です。「全部やらなければいけない」「完璧にやらなければいけない」「自分に一番合ったものでなければいけない」……、はっきりいって、どれもダイエットを継続するには邪魔なものばかりです。

「できなくても自分を責めない」

「回数を減らしてもいいから続ける」

「やる気がないときは適度にゆるくやる」

 こんなふうに、自分に対してもっともっと寛容になりましょう。

 完璧さを手放し、できなかったことに意識を向けるのをやめましょう。

 そして、継続することに意識を集中させることが、ダイエットの成功には大切なのです。

 明日は最終回。「家飲み」なら太らない、「深夜メシ」は必ず太る、というダイエットにおける思い込みを正します。乞うご期待!
http://diamond.jp/articles/-/112731
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/267.html

記事 [中国10] 中国外交が立て続けに成果=中国外交部「全面的な展開をする良好な局面を迎えた」
27日、中国外交部の華春瑩報道官は、中国が外交面で立て続けに成果を上げているとの指摘について、「中国の外交は全面的な展開をする良好な局面を迎えている」と述べた。


中国外交が立て続けに成果=中国外交部「全面的な展開をする良好な局面を迎えた」
http://www.recordchina.co.jp/a159062.html
2016年12月28日(水) 10時50分


2016年12月27日、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は、中国が外交面で立て続けに成果を上げているとの指摘について、「中国の外交は全面的な展開をする良好な局面を迎えている」と述べた。新華社が伝えた。

米ブルームバーグはこのほど、中国とノルウェーが国交正常化を実現し、モンゴルが今後のダライ・ラマ14世の訪問阻止を約束し、中国が台湾と断交したサントメ・プリンシペと国交を回復したことについて「中国が経済的筋肉を活用し外交上でハットトリックを記録した」などと伝えていた。

華報道官は、こうした報道について「経済的な力で言えば、最大の発展途上国である中国は、経済力が最強の国ではない。だが中国の外交は全面的な展開をする良好な局面を迎えている。これは中国が一貫して平和共存5原則を踏まえ、互いを尊重し、対等に付き合い、協力共栄の精神で世界各国との友好関係を発展させてきたことによるものだ。中国は自らの核心的利益を守る意志と能力がある」と述べた。(翻訳・編集/柳川)

http://www.asyura2.com/16/china10/msg/590.html

コメント [政治・選挙・NHK218] 西村宮内庁次長の初仕事は天皇陛下の口封じだったということだ  天木直人 赤かぶ
10. 2016年12月28日 23:38:40 : 4Nv6Ej4dsU : qvxsNIBPzDo[11]
政権の意向で長官の首がすげ替えられるのなら
羽毛田なんかあの時クビ切れば良かったのに
ヒラリーに呼び出されたと大嘘をついた藤崎元駐米大使も同様
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/261.html#c10
記事 [経世済民117] 日本の鉄鋼技術は本当にすごいのか?中国ネットが議論=「日本の鉄鋼はとてもいいけど、一番ではない。一番はやはり…」―中国
28日、中国の掲示板サイトに日本の鉄鋼技術について議論するスレッドが立った。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。資料写真。


日本の鉄鋼技術は本当にすごいのか?中国ネットが議論=「日本の鉄鋼はとてもいいけど、一番ではない。一番はやはり…」―中国ネット
http://www.recordchina.co.jp/a159104.html
2016年12月28日(水) 16時0分


2016年12月28日、中国の掲示板サイトに日本の鉄鋼技術について議論するスレッドが立った。

スレ主は、日本の鉄鋼技術は優れているというが、それならばなぜ90式戦車の120mm滑腔砲はドイツのラインメタル社製を使用しており、10式戦車でもライセンスによる生産になっているのかと質問、日本の鉄鋼技術の高さに疑問を呈している。

これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「戦車ではドイツが世界一」
「軍事技術で日本が強くなったことは1度もない」

「ラインメタル社の主砲は世界最高レベルだからな。購入は当然のことだと思うが」
「日本の鉄鋼はとてもいいけど、一番ではない。一番はやはりドイツ製だ」

「材料工学の面で日本が優れているのは間違いない」
「この種の科学的なものは、それぞれに取り柄があるからな。ドイツの鉄鋼レベルは低いなんて言える人はいないし」

「軍用のことはよく分からないけど、仕事でよく使うカッターナイフは日本のメーカーが一番いい。でも値段が高いのがネック」
「中国の大口径水道管バルブは50回使うとダメになるが、日本やドイツ、英国、米国のバルブは5000回使っても壊れない」

「日本の鉄鋼レベルは確かに高いが、鉄鋼製品の種類は非常に多い。すべての種類で最強になれるわけではない」
「戦車なんていつの時代の話だよ。今はミサイルと戦闘機こそ王道だ」(翻訳・編集/山中)

http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/285.html

コメント [政治・選挙・NHK218] 安倍首相とその夫人かと思ったら、あら稲田朋美(まるこ姫の独り言) かさっこ地蔵
12. 2016年12月28日 23:41:35 : 4Nv6Ej4dsU : qvxsNIBPzDo[12]
都合の悪いところはすべて天皇陛下に丸投げ
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/275.html#c12
コメント [経世済民117] 東芝株、ストップ安で終了 「数千億円損失」で20%超安、時価総額2週で3分の1超の縮小(SankeiBiz) 赤かぶ
2. 2016年12月28日 23:41:47 : qNApj6abVo : pmR1FMr_lBA[23]
シャ-プ、東芝と、こうして外資に落ちていく、、、、、。

外資に、安く買わせてはいけません。

シャ-プは、日本に残るが正解だったのに、、、、中国を喜ばせたな〜
http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/261.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK218] 下村博文文部科学相  / 「(国立大学長に対し)入学式や卒業式での国旗掲揚と国歌斉唱の要請」  赤かぶ
21. 2016年12月28日 23:41:50 : JW4kQkOW9o : dSI7DqbtatE[91]
>>16

シナチョソが割合多い外人留学生に奨学金給付している事実に関しては何故か叩いていない不思議


http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/265.html#c21

記事 [中国10] 中国人の8割「年末になるとイライラ」原因は?―中国紙
年の瀬を迎え、仕事や勉強、生活、恋愛などを総括し、さらに来年の計画を立てる時期となっている。


中国人の8割「年末になるとイライラ」原因は?―中国紙
http://www.recordchina.co.jp/a159127.html
2016年12月28日(水) 20時0分


年の瀬を迎え、仕事や勉強、生活、恋愛などを総括し、さらに来年の計画を立てる時期となっている。しかし、多くの人が年末になると、ストレスが高まり、イライラするようになっている。中国青年報社社会調査センターがこのほど、問巻網を通して、2003人を対象に実施した調査では、回答者の86.4%が「年末でイライラしている」とし、その理由について、62.9%が「経済的プレッシャー」と答えた。中国青年報が伝えた。

▼62.9%「年末になると出費がかさんでイライラ」

北京で就職して1年になるという楊敏[王旋]さんは、「12月は1年で出費が最も多い月。年末になると気持ちが不安定になるのも、収入は少ないのに出費が多くなるから」と肩を落とす。そして、年末になると収入より支出のほうが多くなるという楊さんは、「12月はイベントが多い。それに、友人や同僚などと集まる機会も多く、いつの間にか出費が増えている」と話す。

調査では、回答者の86.4%が「年末になるとイライラする」と答えた。うち、16.4%が「深刻」と答えている。イライラが現れるのは経済的プレッシャー(62.9%)、仕事のプレッシャー(51.0%)、人間関係(32.3%)、キャリアプラン(31.8%)、恋愛(24.0%)、勉強のプレッシャー(19.6%)などが原因だ。

▼44.5%「交際上の付き合いや比較」でイライラ

調査では、「年末になるとイライラする」原因について、回答者の44.5%が「交際上の付き合いや比較」、44.0%が「仕事や勉強でやることをたくさんある」、41.3%が「来年の目標、計画が定まらない」、41.0%が「今年計画通りいかず、思うような成績が残せなかった」、40.9%が「年末になると時間が過ぎるのがあまりに早いと感じるから」、36.2%が「年末になると支出が増えるから」と答えた。

復旦大学(上海)社会発展・公共政策学院心理学部の呉国宏准教授は、「年末でイライラする人が多いのに対処するために、企業や会社は、従業員の精神的健康状態に注目しておく必要がある。企業は組織として、従業員がストレスを解消できるよう、その原因を探し、講座を開催したり、1対1のカウンセリングをしたりするなどの対策を講じなければならない」とアドバイスしている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

http://www.asyura2.com/16/china10/msg/591.html

記事 [中国10] 「上海に本物の天然温泉はない」=大江戸温泉物語が注目される中、専門家が指摘―中国
28日、上海紙・解放日報は「上海に天然温泉はない」と指摘する専門家の解説を紹介した。写真は上海に登場した「大江戸温泉物語」。


「上海に本物の天然温泉はない」=大江戸温泉物語が注目される中、専門家が指摘―中国
http://www.recordchina.co.jp/a159203.html
2016年12月28日(水) 20時30分


2016年12月28日、中国・上海に東京の「大江戸温泉物語」の海賊版とみられる施設が出現したとのニュースが注目を集める中、上海紙・解放日報は「上海に天然温泉はない」と指摘する専門家の解説を紹介した。

上海北部の宝山区に登場したこの施設の名称は、本物と同じ「大江戸温泉物語」。24日付の21世紀網によると、上海側は5日、中国版ツイッターで「日本の大江戸温泉物語が12月中旬に上海に上陸。上海にも大江戸温泉物語がやって来ます!」と発信しており、パクリ疑惑に対しては「正規の許可を受けている」と説明、海外での施設運営などを否定する日本側との意見の食い違いが注目を集めている。

そのような中、解放日報は「上海の大江戸温泉物語が本物かどうかはいまだ明確にされていないが…」とした上で、市内の温泉施設で使われているお湯の問題に言及。上海師範大学・旅遊学院の副院長によると、上海を円心とした半径300キロ圏内で本当に天然と呼べる温泉は江蘇省南京市の湯山など数カ所だけで、上海に本物の天然温泉は存在しないという。(翻訳・編集/野谷)

http://www.asyura2.com/16/china10/msg/592.html

記事 [経世済民117] 自社のチラシをコンビニのごみ箱に!トンデモ社員のリスク考  性犯罪者が被害者に抱く「身勝手な妄想」の正体  最新の東京 
就職できない若者の「トンデモ言動」
【第71回】 2016年12月28日 櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
自社のチラシをコンビニのごみ箱に!トンデモ社員のリスク考

電話応対時に、お客様から怒りや抗議の電話を受けたことがありますか?
「お宅は配れなかったチラシをコンビニのゴミ箱に捨ててこいと指導しているのか!?」

 ある朝のことです。A社の営業所の電話が鳴りました。受話器をとると、電話口からコンビニエンスストアの店長が怒鳴っているのが聞こえてきました。

 電話応対したA社の担当者に詳細を伺いました。簡単にまとめると以下のようになります。

 コンビニのアルバイト店員がゴミ箱のものを集めてゴミ捨て場に持っていこうとしたところ、「いつもよりも重い」と感じて、中を確認しました。すると、A社のチラシが束ごと大量に捨ててあるのがわかり、アルバイト店員が店長に報告したというわけです。冒頭の店長が怒るのも無理はありません。

 コンビニのゴミ箱に捨てられていたのは、各家庭のポストに投函するチラシ(ポスティング)でした。A社はチラシの種類とエリアから、担当者をすぐに割り出しました。残念なことに、チラシをコンビニのゴミ箱に捨てたのは、新入社員であることが判明したのです。

 A社はチラシを投函する反響営業で商品を売っている企業です。当然、作成したチラシもタダではありません。制作するにあたって文字の配列やデザインをしたレイアウトや配布枚数分の印刷代がかかっています。配布するときの人件費も含まれています。これらにかかる費用も踏まえ、予想を下回る数値となれば赤字になります。

 それだけではありません。堂々と会社名を明記しているチラシだからこそ、道端に落ちていたり、配布せずにまとめてゴミ箱に捨てていたりすれば、逆に会社のイメージや信用を貶めることになります。それも会社が認識していない間に起こる(通報や連絡があってから判明する)から大変です。

 今回は、こうした会社の信用を落とす行為の危険性について考えていきたいと思います。

配布しなかったチラシの
ゴミ捨て行為は職務放棄である

 A社ではこれまで、ポスティング業務はアルバイトを雇っていました。時には、新入社員への研修の一環としてポスティング作業をやらせていました。もちろん、ポスティング作業は研修の一部として実施しているので、その作業がずっと続くわけではありません。

 ところが、新入社員は「どうせ見ずにゴミ箱に捨てられるんだろう」と思い、研修の重要性を認識しないまま、ポスティング作業が煩わしくなったのでしょう。「コンビニのゴミ箱にまとめて処分してしまえばわからないだろう」と思って行動したのです。このチラシを配布しなければ会社としての利益が減るのはもちろん、研修も業務の一つとして配布を怠ったということは、職務を放棄したのも同然です。

 私自身も学生時代、ポスティングのアルバイトをしたことがあり、似たようなケースに遭遇しました。私の場合、主に集合住宅を見つけてポストに投函していく作業でした。古い団地をまわると、1棟に1室は必ず空室のポストがありました。大抵はポストの投函口をガムテープなどで止めてありますが、ガムテープを剥がしてポストの中にチラシが束ごと入れられている光景を目にしたことが何度もあったのです。

 ポスティング作業の場合、配布した枚数により歩合でアルバイト料が変わる事業所もあります。歩合目当てなのか、それとも単調な作業が面倒であったのかわかりませんが、実際に束ごと投函する光景は決して珍しいものではありませんでした。

 しかし、これも実際に調べていくと、犯人が特定できてしまいます。なぜならポスティングの場合、いつ、どのエリアに何のチラシを配布しているかが会社のほうで管理されており、団地の管理人から苦情の連絡があれば、すぐにわかってしまうからです。

 たとえ、つまらない仕事であったにせよ、「このくらいならバレないだろう」と思って、あなたは仕事で手を抜きますか?手を抜くという人、今は見つからないと思っていても、今後、しっぺ返しがきますよ。

非常識な言動で世間に迷惑を
かけていることを自覚していない人たち

 3年前の2013年、ネット流行語大賞の4位に「バカッター」(バカとTwitter[ツイッター]の合成語)が選ばれました。

「バカッター」は、主にTwitterやFB(フェイスブック)などのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で反社会的な行動を投稿するものを総称していいます。特定の人名を挙げた脅迫投稿や、店舗での悪ふざけ写真の投稿などの行為が炎上しました。

 当時、騒がれた衝撃的な事件の1つに、7月中旬、コンビニ店員がアイスケースの中で寝そべる写真の投稿があったことを覚えているでしょうか。FBに投稿した写真が客に不快、不安を与えた件ではコンビニへの問合せも相次ぎ、最終的にはフランチャイズ契約の解除にまで発展したのです。

 また、翌8月、ハンバーガーチェーン店で従業員が大量のバンズの上で寝そべる姿なども大きく扱われました。

 このような悪質な行為をした当人から「仲間内でびっくりさせたかった」「世間から注目を浴びたかった」「アクセス数を稼ぎたかった」などの言い訳をよく耳にします。こういう人たちから見えてくるのは、「このくらいなら大丈夫だろう」という認識の甘さと、その先にどんなことが起こるのかがわからないという想像力の欠落により、安易な行動に出ていることです。

 もちろん、悪ふざけは昔からありました。私自身も先輩方から「酔っ払って公共の池に裸で飛び込んでいた」というような話はよく耳にします。しかし、当時は、SNSのようなツールを使ってリアルタイムに流れる環境が普及していなかったために、世間に拡散することはありませんでした。

 いずれにせよ、こういった投稿による最終的な被害は、本人よりも関係者(特に企業)に及ぶ場合が多くなります。なぜでしょうか。

騒ぎを起こした本人は
関係者に迷惑をかけていることを自覚せよ

 先ほどのアイスケースやバンズの件のように、大騒ぎになれば、犯人探し及び、その周辺まで調べられてしまうこともあります。中には本人を特定する情報がなかったとしても周囲の風景から活動エリアがわかります(Googleの画像検索ソフトなどを使用して調べる方法もあります)。

 仮に、SNS自体を特定公開で使用していたとしても、それを見た誰かがキャプチャーして公開してしまったら、通常の公開と何ら変わりありません。

 常識外れの悪質な行為がSNSで拡散されると、リアルタイムで情報が流れるため、気になった人が騒ぎだしてネット上で怒りに火がつきます。なかには企業に直接連絡が入ることもあります。

 特に企業の場合は、近年、少しでも対応が遅れると、騒ぎが大きくなる傾向があり、ネットのニュースでも取り上げられることが少なくありません。ケースによっては一時的に業務停止になったり、損失が大きくなれば店舗閉鎖に追い込まれたりといったこともあります。それだけに、店舗や企業の対応力も世間から厳しく監視されているといえます。

 つい最近、ある市がインターネットのサイトからダウンロードしたイラストを無許可で使用し、イラストの著作権管理会社から使用料を請求されるといったニュースがありました。著作権侵害や意匠権の侵害などを知らずに犯して迷惑をかける場合もあります。

 モラルを呼びかけるよりも、そういった投稿に対するリスクについて細心の注意を払うことが重要になっているのではないでしょうか。

企業のモンスター社員対策は
まさに喫緊の課題である


当連載を大幅に加筆・修正した電子書籍『ゆとり世代のトンデモ行動学』(300円;税別)が好評発売中!
 冒頭にあげたチラシのごみ捨てをした社員をはじめ、コンビニのアイスケースやハンバーガーチェーン店のバンズに寝そべった従業員はモンスター社員といえるでしょう。

 では、モンスター社員はどういう人をいうのでしょうか。明確な定義はありませんが、「あなたの隣のモンスター社員」(文藝春秋)によれば、

「社会人としてのモラルが低く、ルールも無視。注意を受けると逆切れする」
「対人関係や精神状態が不安定で、常に周りとトラブルを起こす」
「平気で嘘をつき、良心や倫理観が欠如している」
「自己愛が異常に強く、虚言や自慢話で周囲を振り回す」

 このような社員を「モンスター社員」と呼ぶ(同書、p3より引用)

 とあります。

 確かに、一理ありますが、今回、取り上げた3人(A社の新入社員、コンビニとハンバーガーチェーンの従業員)に関してモンスター社員にあてはめるなら、同書のモンスター社員の一般的な特徴の中にある「非常識な行動で周囲に迷惑をかける社員」(同書、p127参照)、いえ、それ以上の「非常識な行動で世間にまで迷惑をかけた社員」といえます。

 今、企業ではいろんなタイプのモンスター社員がおり、対処を間違っただけでトラブルに発展し、社会保険労務士や弁護士などへの相談が増えているようです。

 自分自身がモンスター社員にならないように、企業はモンスター社員を生み出さないように、細心の注意を払う必要があります。特にSNSなどの情報発信できるツールについては、業務としっかりとした切り離しをしていく仕組みも含め、企業はモンスター社員対策をどう講じていくかがまさに喫緊の課題といえるのではないかと思います。

(櫻井樹吏)

参考文献:石川弘子著「あなたの隣のモンスター社員」(文藝春秋)
http://diamond.jp/articles/-/112734


 


JAPAN Another Face
2016年12月28日 三浦ゆえ [フリー編集&ライター]
性犯罪者が被害者に抱く「身勝手な妄想」の正体(上)

2016年は、性犯罪ニュースが多い1年だった。法務省「犯罪白書 平成27年版」によるとここ5年ほど強姦の認知/検挙件数は微増、微減をくり返しており、強制わいせつの認知/検挙件数は微増傾向にある。今年に入って飛躍的に増える理由も特に考えられないため、実際の件数はさほど大きな増減がないのだろう。が、「記憶に残る」ニュースが多かった。

来年には強姦罪の厳罰化などを含む刑法改正が見込まれていることもあり、あらためて2016年の性犯罪を識者の対談によって総括したい。東京・榎本クリニックに所属する精神保健福祉士、社会福祉士として、10年前から日本で初めてとなる“社会のなかでの性犯罪加害者更生プログラム”に取り組む斉藤章佳氏と、数々の裁判を傍聴し、最近では「新潮45 2016年11月号」にルポルタージュ「東大生集団わいせつ事件 『頭の悪い女子大生は性的対象』という人間の屑たち」を寄稿したライターの高橋ユキさん。ふたりの目には、今年の性犯罪事件はどう映ったのか?(構成/フリー編集&ライター?三浦ゆえ)

大学生による集団暴行続発
「頭が悪い女は性的対象」発言の裏側

高橋?なんといっても大学生による集団暴行事件が多かったですね。斉藤さんのクリニックで行われているプログラムは、こうした集団暴行の加害者も受講していますか?

斉藤?集団性暴力事件で逮捕された人はいませんが、逮捕歴がある性犯罪者のなかで過去に同様の経験を持つ人は少なからずいます。今回は有名大学の学生なので、ことさら騒がれていますが、私自身の学生時代にも似たようなことが頻繁に耳に入っていましたから、どこの大学でも以前からあったと推測できます。高橋さんは公判で、「彼女らは『自分たちより頭が悪い』と考えるようになり、性的対象としてしか見られなくなった」といった主旨の、東大生の発言を直接聞かれたのですね。

高橋?はい。裁判では、少しでも刑を軽くしたいという気持ちから建前で語ったり過剰な謝罪を述べたりして、反省をアピールする被告人が少なからずいるものと私は思っているので、そんなこと言っちゃう!?と驚きましたね。つい本音が出たのか、それとも彼らの行動の根本にある考えだから言及せずにはいられなかったのか……。


さいとう・あきよし
精神保健福祉士/社会福祉士。大森榎本クリニック精神保健福祉部長。大学卒業後、同院にてアルコール、薬物、ギャンブル、性犯罪などさまざまな依存症問題に携わる。専門分野は、性犯罪者における地域トリートメント。約10年前から、常習性の高い性犯罪者に対して、拘留中の面会、裁判員裁判への出廷や刑務所出所前に面会に行き、出所後の継続した社会内処遇につなげる“司法サポートプログラム”を日本で初めて実施しマスコミなど各所からの注目を集めている。Photo:DOL
斉藤?被害者だけではなく第三者が聞いたらどう思うか。その配慮がまるで感じられませんよね。でも彼らのなかではそれこそが、見えている現実なんです。性的逸脱行動を継続するための、本人にとって都合のいい認知の枠組み……私たちはこれを「認知の歪み」といいますが、それが明らかに表れた発言です。

高橋?性犯罪とはその場の性欲の問題ではなく、彼らの持つ価値観が大きく影響していると感じました。頭がよければ、勉強ができれば何をしてもいいんだという価値観を彼らが持つに至った経緯が気になります。

斉藤?これが初犯なのか常習化していたのかはわかりませんが、彼らは有名大学の学生で親類縁者にも有力者がいるといいますから、これまでにもトラブルが起きたとき周りの大人が尻拭いをしてきた事実があったかもしれません。それが性犯罪とは限りませんが。「周囲がなんとかしてくれる」という甘い考えが彼らの問題行動を強化した可能性は十分にあります。

高橋?私はこれまで男同士の集団……勝手に「チーム男子」と呼んでいるんですけど、単独ではなく複数人の男性で犯した殺人や傷害致死を多く傍聴してきたのですが、そのなかで空気を読んで行動するパターンがとても多いんですね。リーダー格は「命令はしていない」とは言うけど、ほかの男性は彼の意に沿う行動をする。大学生の集団暴行にも同じ構造がありそうです。

斉藤?複数になると匿名性が高まり行為前の抵抗感やその後の罪悪感が薄れるという現実もありますが、歴史的に見ても性暴力と権力の関係は切っても切り離せないものです。まず、男性と女性のあいだには根深い男尊女卑という権力関係が存在します。


たかはし・ゆき
1974年生まれ福岡県出身。2005年、女性の裁判傍聴グループ「霞っ子クラブ」を結成。翌年、同名のブログをまとめた書籍を発表。以降、傍聴ライターとして活動。裁判傍聴を中心に事件記事を執筆している。著書に『木嶋佳苗 危険な愛の奥義』(徳間書店)など。Photo:DOL
高橋?DVもそうですけど、対等な関係の女性に対して男性は暴力を振るいませんよね。

斉藤?そのとおりです。加えて、男性集団のなかにも階層のヒエラルキーがあって、それにより加速度的に暴走した……しかも大学生のどの事件も、飲酒した状態で発生していますよね。

高橋?若者のお酒離れなどといわれますが、いまでも大学生の無茶飲みの文化は根強く残っているんですね。

斉藤?アルコールが引き金となって、性犯罪を犯す人は多いです。逆にいうと、「飲まなければ、やらない」というケースも多い。アルコールハラスメントの啓発を行う大学も増えてきましたが、同時に「お酒の場では性暴力の被害や加害のリスクが高まる」というアナウンスもしたほうがいいと考えています。

高橋?女子学生に「お酒を飲んだときは気をつけて!」というのではなく、男子学生にもアナウンスしてほしいですね。ただ、一連の大学生の事件を単純に性的暴行と見ていいのだろうか、という思いもあります。東大生が女性にカップラーメンやドライヤーを使ってしたことは、性暴力というよりは人の尊厳そのものを傷つける行為です。

「薄着の女性は男を誘っている」
性暴力加害者に共通の“認知の歪み”

斉藤?性暴力の本質はそこにあります。彼らは性欲を抑えきれずに女性を襲うのではなく、弱い人をいじめ、支配することでストレスを発散し心の安定を得るのです。でも、社会は性暴力、性犯罪の原因を男性の性欲と直結させたがりますね。

高橋?今年8月に発生した元俳優の強姦致傷容疑の一件でも、彼の性欲が取りざたされました。

斉藤?はい、推定無罪の原則も含め、性犯罪そのものやその周辺にある誤解やセカンドレイプの問題などが顕在化しましたね。特に発生直後は、彼のことを性欲をコントロールできないモンスターとして見せるメディアが多かったです。

高橋?そもそも彼が起訴されてもいないうちからメディアを中心に彼を犯人扱いしたことにも、私は大きな違和感を感じました。結局は示談となり、真実は当事者ふたりだけが知るところとなったにもかかわらず、過熱報道は止まらなかった。当事者を無視して騒ぎすぎだと感じましたね。

斉藤?不起訴になった後も、女性の美人局だとか合意はあったとかいろんな報道が飛び交いました。そんな真偽がわからないことより、これを機にフォーカスしてほしい性犯罪事件にまつわる問題が、あの一件にはたくさんありました。

?まず、なぜ性犯罪は不起訴となることが多いのか。強姦致傷の場合は、裁判員裁判になります。被害者にとっては一般国民から選ばれた裁判員に公にしなければならないプライバシーが増えるので、非常に大きな負担となります。それを恐れて、示談にするケースが多いといわれています。加えてこの事件の一連の報道は「認知の歪み」について考えるきっかけになりえたと思います。

高橋?大学生集団暴行事件についても認知の歪みのお話が出てきましたが、これはすべての性暴力加害者に共通していると思っていいんですか?

斉藤?はい、共通している認知のパターンです。彼らには「頭の悪い女性には何をしてもいい」という歪んだ認知が背景にありましたし、それぞれの性倒錯には特徴的な歪んだ認知が存在し、それが基盤となり問題行動を繰り返します。たとえば痴漢に典型的な認知の歪みは、「薄着の女性は男を誘っている、だから触っていい」というものです。

高橋?女性は誘っているつもりはないと思いますけど、すごい勘違いですね……。

斉藤?「今日は一日仕事をがんばったから痴漢してもいい」と、自己報酬として自分に許可を出す加害者もいるんですよ。その発想や歪みはきわめて病的ですが、ではこの元俳優の男性はどうだったのか。仮に彼が実際に犯行に及んでいた場合、「女性から部屋に入ってきたんだから、何をしても許される」「俺は有名人だから、多少の性的接触は逆に喜ばれる」と現実を捉えていたのではないか……。

?彼が公に事件の話をする機会はなくなったので、真実は闇の中です。メディアもそこに注目しない。議論が深まらず、ただ大騒ぎしただけでこの一件が風化してしまうのは非常に残念です。

?(下)では引き続き認知の歪み、しかも小児性犯罪者における認知の歪みと、再犯防止の可能性について語ってもらう。
http://diamond.jp/articles/-/112736


性犯罪者が被害者に抱く「身勝手な妄想」の正体(下)
>>(上)から読む

性犯罪を含む数々の犯罪を、その裁判を傍聴することで観察しつづけてきたライターの高橋ユキさんと、性犯罪加害者更生プログラムの専門家である精神保健福祉士、社会福祉士の斉藤章佳さん。両氏が2016年の性犯罪をふり返る対談、後編は今春発覚した朝霞少女誘拐監禁事件から始まった。(構成/フリー編集&ライター?三浦ゆえ)

「自分が教えてあげる」
小児性犯罪者の深刻な認識異常

斉藤?私が所属する榎本クリニックで10年前から続けている性犯罪者再犯防止プログラムは、一度罪を犯した加害者にもう二度と性犯罪を繰り返させない、つまり再犯防止が主な目的ですが、受講者のなかには小児性犯罪者も少なくありません。

高橋?小児性犯罪というと、その対象の定義は?

斉藤?基本的には被害者が13歳以下。彼らは小児性愛障害にあたるとされていて、アメリカ精神医学界が発行しているDSM-Vによると、少なくとも6ヵ月にわたり、思春期前の子ども、または複数の子どもとの性行為に関する強烈な性的に興奮する空想、性的衝動にとらわれている、または行動が反復すると定義されています。朝霞少女誘拐監禁事件の被害者は事件発生事、13歳でした。逮捕された寺内樺風も今年で23歳と若いですが、小児への性的関心は早くから自覚されるケースが多いです。10代のときからというのも珍しくありません。

高橋?彼は監禁したのはごく初期だけで、その後の約2年間は少女を自由にさせていたと主張しています。むしろ恋愛関係にあるつもりだったとも……。

斉藤?性犯罪者の多くに顕著な「認知の歪み」が認められますが、小児性犯罪者は特にその深刻度が大きい。自身の行動は児童に対する純粋な愛情ゆえ、と思っている加害者も多いです。もしくは、教育的指導と称して児童に接していると主張する者もいます。

高橋?それは、自分がその子を育てるという意味ですか?

斉藤?はい、性行為はいずれ経験することだから自分が教えてあげる、と。

高橋?別に教えてもらわなくて結構ですけどね……。私は今年、物袋勇治に注目していました。2014年3月に発覚した「富士見市ベビーシッター事件」で殺人や強制わいせつ、児童ポルノ禁止法違反など多くの罪に問われ、初公判が今年6月に開かれたのですが、彼の対象年齢はもっと下で、0〜5歳の子が被害に遭っていました。

?子どもを預けたい人と預かる人とのマッチングサービスにシッターとして登録し、お子さんを預かってはその子の裸の写真を撮ったり性器を紐で縛ったり……。今回起訴された事件での被害児童の数は20人以上ですが、言語能力が発達していない乳幼児であることを考えると、ほかにも被害に遭われたお子さんがいるのではないかと心配になりました。

斉藤?対象が小児でしかも同性であるケースは、症例としては少ないですが私もこれまで遭遇しています。彼らはほかの性犯罪より、治療が難しいといわれています。異性愛ではなく同性愛で、本人が性同一性障害を合併しているケースもあり、精神構造がより複雑化していると考えられるからです。

高橋?小児性犯罪者に共通する特徴はありますか?

斉藤?成人女性との性交経験がない人が多いですね。背景を探ると、学生時代に女子生徒からいじめられていた経験があったり、家族内で年上の女きょうだいからいじめられていたりなどのエピソードが目立ちます。ゆえに同世代の女性が怖い、というのが典型例です。その経験はたしかに過酷ですが、かといって小児に性暴力をふるっていい理由にはなりません。

高橋?日本ではメディア、特に漫画やアニメのジャンルで小児性愛を思わせるものが多くありますよね。けれどそれが抑止力になると主張する人もいますし、実際に多くの人はリアルな子どもに危害を加えることはありません。これについて斉藤さんはどう思われますか?

斉藤?そうしたコンテンツでも特に過激なものはインターネットを通して触れることが多いと思うのですが、性犯罪加害者の再犯におけるリスクマネジメントを考えるうえで、インターネットとマスターベーションの管理はとても重要です。小児を対象としたポルノを繰り返し見ると、小児=性的対象だと刷り込まれて、行動化へのハードルがぐっと低くなる……。なんらかの規制が必要だと強く思いますね。治療のなかで本人たちから、犯罪を犯す直前に自分の性嗜好に合わせた動画や画像を見ながらマスターベーションをする頻度が増えるという話をよく聞きます。

高橋?それは小児性犯罪以外の性犯罪についてもいえますか?

斉藤?痴漢、盗撮、のぞき、下着窃盗、露出、強姦……犯罪につながる性倒錯はいろいろありますが、加害者となった人たちは自分の性倒錯に合ったコンテンツを必ずといっていいほど見ていますよ。

再犯率が高い性犯罪
防止プログラムの実施に課題

高橋?小児性犯罪でもうひとつ印象に残ったのは、福岡小5女児殺害事件。殺人、死体遺棄などの罪で起訴された内間利幸に、9月、無期懲役の判決が下されました。彼は1990年代に地元沖縄で女児や成人女性に対する連続婦女暴行事件を起こした前科があり、刑務所内で半年間、再犯防止プログラムを受けていました。なのに、また犯罪を犯してしまった……。

斉藤?性犯罪は常習化した場合、再犯率が比較的高いといわれているので、刑務所内でも性犯罪者処遇プログラム、通称R3というプログラムが行われています。が、これに対しては多くの問題点が指摘されています。判決が出た後に、さまざまな要素からリスクの度合いを測定して高密度、中密度、低密度に分けてプログラムを受講するのですが、実施している刑務所が限られているので、移動する必要なども出てきます。

高橋?わざわざ?

斉藤?あるケースでは北海道の刑務所から広島県の実施施設まで飛行機で移動することもあるようです。

高橋?そんなに長距離を!?当然、コストがかかりますね。

斉藤?はい、彼らの刑務所内での更生処遇には多くの社会的コスト、つまり税金が費やされています。だとすると効果が気になりますよね。平成27年の犯罪白書で同プログラムは有効だと報告されていますが、私たち専門家は首をひねる部分もあります。まずプログラム実施時期の問題があります。刑期のうちいつ受講するかは施設側の意向で決められるため、10年の刑期中、途中の5年目などで受講する場合があります。

高橋?出所するころには忘れちゃいそうですよね……。

斉藤?しかも誰もが受けられるわけではないんです。知的や精神の障害、身体疾患がある、あるいは言語能力が低いなどの人は分類で外されます。基本的には治療反応性が高い人が中心に選ばれるのですから、効果が上がるはずです。

高橋?性犯罪加害者、しかも再犯で逮捕された男性の裁判を傍聴したとき、被告人が「刑務所で性犯罪更生プログラムを申し込んだけど、受講できなかった」と話していたのを聞いたことがあります。

斉藤?常習性が認められていても、分類で外されたのでしょう。私もときどき、受刑者からそのような手紙を受け取ります。

高橋?でも、そういう人ほどハイリスクなのでは??現に彼も、再犯して逮捕されていました。被害者にとって悲劇であることはいうまでもないですが、更生したいと願っていたのに、適切なプログラムを受けられなかった彼の境遇にも理不尽なものを感じます。

斉藤?おっしゃるとおりです。何らかの障害があったり、出所しても家族がいなかったり、生活基盤がなかったり……。社会とつながれずに感じた孤独が、再犯の大きな引き金となります。特に、満期出所の人が危ないですね。身元引受人がいないし、刑期が長いほど浦島太郎状態になるので、出所後に社会から孤立します。

?過去の事例として、出所直後に刑務所からいちばん近いコンビニで強姦事件を犯した人がいると聞いています。彼は受刑中から「シャバに出たら仕事も家族もいないし再犯するしかないか」と考えていたそうです。孤立しているから、犯罪を犯してもいいわけはありません。でも彼が社会に接続し更生の手段を知っていたら、防げた事件かもしれないんです。だから私たちは社会のなかでの受け皿として再犯防止プログラムを行っているわけですが、法的強制力がないので継続するのはごく一部の人だけです。

高橋?刑務所内のプログラムを見直そうという動きはないんですか?

斉藤?それが今のところないんです。性犯罪の再犯防止プログラムが導入されたのは、2004年に発生した奈良小1女児殺害事件がきっかけでした。犯人の小林薫は2013年に死刑が執行されましたが、この事件以前にも子どもに対する性犯罪をくり返していました。

?その意味では、内間利幸被告の再犯による逮捕は現行のプログラムを見直すきっかけとなりえるものだったと思います。が、遺族側が騒ぎにならないことを願ったためマスコミの取り上げ方も及び腰で、大きな議論にはなりませんでした。幼い子を無惨に殺された遺族の心中を想うと複雑で、無理からぬことだとも思うのですが。


高橋?来年の刑法改正案では、性犯罪の非親告罪化、強姦罪の法定刑引き上げなどが盛り込まれそうですが、厳罰化することで再犯防止につながると思われますか?

斉藤?厳罰化だけしても、出所すると再犯する可能性が決して低くないことはこれまでの歴史が証明しています。が、逮捕は重要なきっかけです。私たちのプログラム受講者の多くは、「逮捕されなければ、ずっと続けていた」といいます。では、その後も再発防止を継続するために、いま何をすべきか。厳罰化と再犯防止プログラムは必ずセットで検討されるべきもの、というのが私の考えです。

?性犯罪者の初犯を防ぐのは現実的に難しい。一度逮捕された人を確実に更生につなげて再犯防止することが、現段階で唯一可能な、性犯罪の発生件数を減らす手段である。両氏の対談に出てきた加害者にとって、逮捕は終わりではなく、再犯防止への始まりともいえる。2017年、この事実を踏まえて議論が深まり「魂の殺人」といわれる性犯罪が一件でも減ることを願いたい。
http://diamond.jp/articles/-/112737


 

six-entertainment
2016年12月28日 Six Writers
一流建築家が注目する最新の東京はこんなところ

グランドハイアット東京をはじめ世界各地の最先端ホテルの内装を手がける建築家、谷山直義氏は「東京には気づきがたくさんある」と語る。いま最も注目に値するスポットをあげてもらうと意外なところが出てきた。

語るひと=谷山直義  写真=山下亮一

超リッチな外国人も
感激してくれたのが三軒茶屋です

 東京はおもしろいですよ。

 海外でもかなりおもしろがられています。先日インドで5番目という超がつくリッチなひとが、私のゲストとしてプライベートジェットで東京までやってきました。そのひとの希望は「東京でおもしろい場所に連れていってください」というものでした。

 私が選んだのは三軒茶屋。

 国道246号線と世田谷通りと茶沢通りとの交差点にある昔からの商店街に連れていきました。


東京・世田谷の三軒茶屋に商店街が生まれたのは明治30年代。近くの軍事施設の関係者目当てだったとか。朝鮮戦争時に拡大するが道路整備なしに商店やアパートが急増し、いまの町並みに
 なんでも1948年に原型が出来た商店街とのことで、いまは屋上屋を重ねるというか、最初訪れたひとには迷路に思える複雑な構造になっています。そこに飲食店がぎっしり。とくに夜になると深夜をまわっても路上にひとが溢れて飲食を楽しんでいます。

 ホテルを中心に空間の設計に従事していた私にとって、こんなふうに通りと店とが溶け合って、ひとのコミュニケーションが濃密なありかたこそ、なつかしくて実は新しいと思っています。

 三軒茶屋の路上で立ち呑みにしていると、通りかかるひとが「ここはおいしいですか?」と訊ねてくることが多々あります。

 うなぎ屋さんが客に頼まれて、「ほんとうはいけないのよ」と注意しながら、路上に七輪を出して酒のさかなを焼かせているのもなんともほほえましい光景です。

 インド人のゲストはとても喜んでくれました。私の意図をすぐにわかってくれたようです。


三軒茶屋の飲食街の中でも谷山さんが注目しているのは「エコー仲見世」「ゆうらく街」「なかみち街」からなる三角地帯。細い路地が入り組んでその先に意外な店が営業している
 世界のなかには、おなじような光景を見られる町があります。

 たとえば香港。ビルとビルのあいだのすきまのような道を抜けるとそこに飲食店があって露天でみんなが飲食していたり。私がとくにいいなと思っているのは、九龍島のワールドセンターの裏手です。細部が全体を作りあげているというか、小さな飲食店とそこに群がる私のような客とが独特の雰囲気をかもしだしています。ベネツィアの路地にも似たような感覚をもてるところがあります。

 東京では三軒茶屋のほかに、地下鉄銀座線の浅草駅の改札を出たところの浅草地下商店街は通路と店舗との区別がかぎりなく曖昧です。老朽化で移転の声もあるようですが、東京で一、二を争うおいしさのベトナム料理店があったり、個人的にも気に入っています。

 最近の東京はおもしろいですか?と尋ねられて、私がすぐこういう商店街を思い浮かべたのは、これからの施設づくり、ひいては街づくりの参考になるからです。

 私がみるところ、これからの人の嗜好は(おそらく世界的に)昔ながらのコミュニケーションへと戻っていこうとしているのではないでしょうか。三軒茶屋の飲食店街ではすれ違う他人どうしが時間や情報をシェアすることを楽しんでいる。自分の仕事の視点からいえば、箱的な建物を作って整然と区画を整理するのではだめだということかもしれません。まとめすぎてはいけないのです。

 新しい施設はぜんぶだめかというと、私が感心させられるところがちゃんとあります。

 たとえば銀座・数寄屋橋交差点のソニービル地下の「ザ・パーキング銀座」。駐車場のなかに商店街が出現したような設計になっています。わざと床面には駐車スペースの区画割りをペイントしたりしていて、いまにも駐車するための車両がどこからか現れそう。


藤原ヒロシ氏がディレクション担当のコンセプトストア「ザ・パーキング銀座(THE PARK・ING GINZA)」は銀座・数寄屋橋交差点ソニービル地下3階、4階に2016年3月24日オープン
 地下4階が物販で地下3階はかつて原宿にあった「カフェ・ド・ロペ」のイメージを再現しています。オリジナルはストリートカフェとして70年代にはファッションデザイナーやミュージシャンが集まり、道ゆくひとは横目でその姿を“観察”していたものです。

 プロデュースは藤原ヒロシさんということですが、さすがストリートカルチャーの仕掛け人だけあって、なにが求められているか分かっていると感心します。

 中国に仕事で行く機会が多いのですが、おおいに参考になるのは都市のルールについての彼らの考えかたです。秩序は全体の流れのなかで決めればいいと思っている。

 私たちはついきちっとしたものを設計しがちなので、そういう考えかたに接すると、頭のなかを洗濯されたような気になります。

 東京にもこのように新しいものが詰まっている。それは誰か個人が“ここが新しい”と決めたのでなくみなが決めている。だからここは生きている都市なのです。

谷山直義 Naoyoshi Taniyama
1973年名古屋生まれ。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業後スーパーポテトに入社。グランドハイアット東京、ハイアットリージェンシー京都等を手がけ、2011年にNAO Taniyama & Associatesを設立。虎ノ門ヒルズ、ヒルトン東京、Restaurant Dominique Bouchet Tokyo, Ruby Jack’s Steakhouse & Barなどを手がける。現在、日本を含め、アジアや中東の複数のホテルプロジェクトが進行中。
http://diamond.jp/articles/-/112825

http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/286.html

コメント [政治・選挙・NHK218] ≪説得力≫土佐の方「国民が選んだわけでもない、どこの馬の骨かもわからない”有識者”を信じるのやめませんか?」 赤かぶ
11. 2016年12月28日 23:47:24 : AiChp2veWo : crH3ggO@jw4[783]
はい、有難うございます。以前から私どもも、うんなもの、はなから全く信用しておりません。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/323.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK218] 再び天皇陛下に弓弾いた安倍晋三!!  赤かぶ
17. 最後の良心武田教授[356] jcWM44LMl8eQU5WQk2OLs472 2016年12月28日 23:48:35 : 5y33NEKSuQ : 4GrU_Udi8yo[196]

自分の目的のために天皇に
弓引くとかヒットラー
みたいな奴だな


安倍とか完全に精神病質やん



http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/279.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK218] 今年もタダ飯タダ酒 安倍首相ポチ記者“ごっつぁん忘年会”(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
14. 2016年12月28日 23:48:35 : lh1GGwoOtM : YsxGZGc1SWo[53]
>「安倍首相と一緒に“撮影会”をするのが内閣記者会の恒例イベントとなっています。記者が喜々として列をなし、首相もご機嫌でニコニコしながら応じ、順番にスマホでツーショットを撮影していくのです。帰省した時に親戚に自慢したり、過去にはキャバクラで見せびらかす若手記者もいました」(ベテラン記者)

> 権力者をアイドルみたいにあがめ、なれ合い、骨抜きにされていく――。それが今の安倍ヨイショ報道、国会での強行採決につながっていることを記者クラブの若い連中は分からないのだろうか。
 政治評論家の山口朝雄氏がこう言う。

>「第2次安倍政権になって、内閣への権力集中と情報の集約が顕著になりました。経験の浅い若手記者は政権幹部にかわいがられ、情報をもらうことが仕事だと勘違いしているのかもしれません。大マスコミの上層部がしょっちゅう安倍首相とゴルフをしたり、食事を共にしているのだから無理もありませんが、政権とベタベタしているだけの記者は失格です」

そういうことをするのがマスコミ記者のお仕事ならば、単なる「官報」を作るために国費でこんな贅沢をさせる理由はない。「政府広報紙、政府広報局」という名で一社に統合、あとはリストラして無駄な費用はかけないように。



http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/272.html#c14

コメント [政治・選挙・NHK218] 安倍首相が“真珠湾訪問”で欺瞞のスピーチ! オリバー・ストーン監督らが徹底批判するも日本のマスコミは(リテラ) 赤かぶ
20. ピッコ[1172] g3ODYoNS 2016年12月28日 23:49:13 : GJJuGZxsFs : @EcljS0yhKI[1]
安倍が極右と言う噂で、初めのころは警戒していたオバマも、オバマの願うがままに動いてくれ、日本の国益を蔑ろにしてまでも、アメリカのため、オバマのために、アメリカ製の武器を言うがままの高額な金額で大量に購入してくれたり、日本国内で反対の声が高い安保法案やTPPを強行採決してくれたり、核兵器禁止条約決議案にアメリカと歩調を合わせて反対してくれた安倍が今では大好きなのだ。 今回のショーが安倍政権支持率に寄与することをオバマもよく知っていて、自分に今まで尽くしてくれた安倍のためにこの「見せ場」を設けてあげたのだろう。 オバマが演説で言った「お互いのために」とは、まさにこのことではないのか? 元アメリカ大統領として、「核無き世界」とか「世界平和」とか、今後も美しい言葉を発しながら、その空虚さは生まれながらの演技力でカバーしながら、世界平和を希求するシンボリックな存在となって(実際には何もしないで)ノーベル平和賞を受賞したこのオバマという男は食っていくつもりなのだろう。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/312.html#c20
コメント [経世済民117] 自社のチラシをコンビニのごみ箱に!トンデモ社員のリスク考  性犯罪者が被害者に抱く「身勝手な妄想」の正体  最新の東京  軽毛
1. 2016年12月28日 23:51:54 : vIUOjVPYlY : CADZbfjHvqY[6]
>歴史的に見ても性暴力と権力の関係は切っても切り離せないものです。まず、男性と女性のあいだには根深い男尊女卑という権力関係が存在します。

フェミニズム丸出しだと思う。
歴史的に見れば女性が権力を持ったケースもあるので。

肉体的な暴力と権力を統合で置いてしまっている。


http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/286.html#c1

コメント [原発・フッ素47] 18歳以下の甲状腺がん、計145人に 福島県検査(朝日新聞) 赤かぶ
9. taked4700[5887] dGFrZWQ0NzAw 2016年12月28日 23:54:59 : iFWHQBRnU6 : Ua94pgaBo5A[14]
>>08

>反原発運動もさぼりまくってるし。

もう自分の使命はやり遂げたと思っているのでは。十分利益も出したはずだし。


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/208.html#c9

記事 [社会問題9] 哲学ブームは『嫌われる勇気』から始まっていた? なぜ今“哲学”が求められるのか ?  ─自己啓発の源流「アドラー」の教え
嫌われる勇気──自己啓発の源流「アドラー」の教え

【第37回】 2016年12月27日 岸見一郎 [哲学者],岡本裕一朗

哲学ブームは『嫌われる勇気』から始まっていた?
なぜ今“哲学”が求められるのか ?前編?

フジテレビ系(2017年1月12日(木)22時スタート)で連続ドラマ化が決定し、シリーズ累計が190万部に達した大ベストセラー『嫌われる勇気』とその続編『幸せになる勇気』。「心理学」や「自己啓発」に分類されてきたこの本のルーツは、実は著者の岸見一郎氏が専門とする哲学にありました。
一方、発売3ヵ月で4万部を達成した『いま世界の哲学者が考えていること』。著者の岡本裕一朗氏が、ポストモダン以後における21世紀の哲学の最新の動向を見事に分析した同書の人気は、いま多くの人が哲学に関心を抱いていることを象徴していると言えます。
そこで両書の著者お二人に、なぜ今これほどまでに“哲学”が求められているのかを語り合っていただき、現代社会とその向かう先を紐解いていただきます。前編では二人がなぜ哲学者を志したのか――その異なる歩みから、哲学を学ぶことで得られる「効用」を見つめ直します。

哲学を志すきっかけは「身近な人の死」だった

岡本裕一朗(以下、岡本)?岸見先生の『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』を私も読ませていただいたのですが、論理が非常に明快で、人間理解というか、人間洞察が鋭くて、なるほどこれは多くの人に読まれるはずだ、ということを強く感じました。そもそも先生は、どのようなきっかけで哲学を志すようになったのでしょうか?

岸見一郎(以下、岸見)?私は小学生のときに、祖母と祖父、そして弟を次々と亡くしました。そのときに「人生には限りがある」「人間はいつまでも生きていられるわけではない」ということに初めて気づいたのです。今、こうして考えていることや感じていることがすべてわからなくなって、自分が生きたことすらわからなくなる。そういうことが自分にも起こる。そんな現実を目の当たりにしたときに、心に響き、死に関心を持ち始めたのです。

岡本?それは小学校の何年生のころですか?


岸見一郎(きしみ・いちろう)
哲学者。1956年京都生まれ、京都在住。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)と並行して、1989年からアドラー心理学を研究。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問。世界各国でベストセラーとなり、アドラー心理学の新しい古典となった前作『嫌われる勇気』執筆後は、アドラーが生前そうであったように、世界をより善いところとするため、国内外で多くの“青年”に対して精力的に講演・カウンセリング活動を行う。訳書にアドラーの『人生の意味の心理学』『個人心理学講義』、著書に『アドラー心理学入門』など。『幸せになる勇気』では原案を担当
岸見?3年生くらいだったと思います。そんなことをきっかけにして「死について学びたい」という欲求が芽生え始めました。ただそのときは哲学なんて知りませんから、漠然と「医者になれば死について学べるかな」くらいに思っていました。その後、高校生になって哲学という学問があることを知ったのです。

岡本?それは何か出会いのようなものがあったんですか?

岸見?高校のとき、倫理社会ってありましたよね?

岡本?ありました、ありました。

岸見?倫理社会の先生が京都帝国大学の出身で、あまりご自身のことは語らない方だったのですが、西田幾多郎とか、田辺元に直接習った人でした。その先生が授業のなかで哲学の話をたくさんされて、そのとき私は「自分が求めていたのはこれだ!」と思いました。

岡本?まさに哲学に出会ったという感じですね。私が哲学を志したのも、先生と同じく高校の頃なんですが、どちらかと言うと社会的背景や時代の空気みたいなものが大きく影響しています。学生運動など社会的な活動も盛んでしたし、当時は雑誌でも哲学的な特集がけっこうされていました。

岸見?岡本先生は、誰あたりから哲学の道に入ったんですか?

岡本?私はサルトルです。サルトルの社会参加のスタイルに衝撃を受けました。そういうものに憧憬に似た興味を持って、わかっても、わからなくても『存在と無』なんかを読むのが高校の頃はかっこいいと思っていました。かなりミーハーなきっかけです(笑)
?それと、哲学をやることでさまざまなジャンルの問題を語れるというか、幅広く論じることができると思ったのも理由の一つです。社会問題はもちろん、芸術、宗教、科学などあらゆる問題に関わっていけるのが哲学だと。ですが、哲学に傾倒していく学生なんて、当時でもかなり少数というか、異端でしたけどね。

岸見?たしかに、私も異端でした(笑)。私は仏教系の高校で、宗教の授業があったのですが、たいていの学生は授業なんて聞いてないで、受験科目の勉強をしていました。クラスの中で熱心に聞いていたのは、私ともう一人だけでした。

岡本?やはり先生もかなり異端だったんですね。学生時代の話で言うと、私はサルトルから興味を持ち始めたのですが、「もっといろいろ語れるようになりたい」という思いから、ヘーゲルを勉強するようになったんです。ヘーゲル哲学を学べば、何でも理論化できるかなと思って勉強を始めて、いつの間にかヘーゲルが一つの専門みたいになってしまいました。岸見先生はどのようなところから研究を始められたんですか?

岸見?私の場合はギリシア哲学です。高校の頃からいろいろ勉強していたのですが、紆余曲折があって、ある先生から「哲学を学ぶのであればギリシアからやらないといけない。そうでないと、いつまで経っても当てずっぽうでしか考えられない」と言われまして、大学三年生のときに一からやり直しました。大学院の試験ではギリシア語がありますから、苦労したのですが、ギリシア語を含め、ギリシア哲学から始めました。本当は別の興味もあったのですが、「それは、ギリシア哲学をやってからやればいい」と言われ、そのまま抜けられずにいるという状況です。

岡本?興味のある分野に手をつけるには一生では足りませんね(笑)

岸見?本当にそうです(笑)

今、多くの人が『答え』を求めている

岡本?昨今は哲学が一種のブームのように世間的には言われていて、その一因が『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』という本の存在だと思うのですが、岸見先生は世間の反響の大きさをどのように感じていらっしゃいますか。

岸見?もともと哲学というのは敷居が高いのだと思います。初めから「難しいもの」というイメージを持っている人が多いですよね。でも『嫌われる勇気』が出てからは、哲学の本を読んだことがない人にも手に取ってもらえて、それだけ裾野が広がっているとは感じます。私はツイッターをやっていますが、「何ページの、○○についてなんですが……」と詳細な質問を投げかけられることもあります。今はそういう時代なのですね。


岡本裕一朗(おかもと ゆういちろう)
1954年、福岡に生まれる。九州大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。現在は玉川大学文学部教授。西洋の近現代思想を専門とするが、興味関心は幅広く、領域横断的な研究をしている。 著書に『フランス現代思想史―構造主義からデリダ以後へ』(中公新書)、『思考実験―世界と哲学をつなぐ75問』(ちくま新書)、『ネオ・プラグマティズムとは何か―ポスト分析哲学の新展開』『ヘーゲルと現代思想の臨界―ポストモダンのフクロウたち』『ポストモダンの思想的根拠―9・11と管理社会』などがある
岡本?私の感じでは、哲学が求められる背景には「時代が根本的に変わり始めている」ということがあるように思われます。今までの発想というか、従来の見方では捉えきれない問題がたくさん出てきて、思考とか、捉え方に関する“揺らぎ”のような感覚を持っている人が多いように思います。私の本でも人工知能、バイオテクノロジー、宗教などを取り上げていますが、さまざまなジャンルにおいて、従来型の理解では処理しきれない事柄がたくさん出てきて、一つの叩き台として、もっと別の考え方であったり、ものの見方を求めているように感じます。

岸見?哲学が求められている社会の状況という点では、私は岡本先生とは違う捉え方をしていて、昔から人はそんなに変わっていないと思うのです。私がやっているのは古代ギリシア哲学ですから、紀元前5世紀の話をしているのですが、時代を超えても、地域を越えても、受け入れられる。それは人間がそれほど変わらないというか、ずっと解かれない問題があるのだと思います。さきほど話した「人間は死すべき存在だ」ということもそうですし、そういった本質的なところで、疑問を感じている若者は多いのだと思います。
『嫌われる勇気』は韓国でも出版されていて、韓国の若者の前でも何度も講演しているのですが、彼らも悩んでいる。例えば、「自分の人生を生きなければいけない」と思っている一方で、親も無視できない。そんななかで「どうしたら親孝行ができますか?」なんて質問が出てくるのです。そんなふうに板挟みになって、迷っている若い人たちがたくさんいる。それは韓国でも、日本でも同じでしょうね。
?そして、彼らは答えを求めている。でもこれは難しい問題で、哲学に答えを求めていいのかということもあります。哲学というのは「愛知」すなわち「知を愛すること」であって、「知」ではないので、本来的に答えは出ない。残念ながら、自動販売機にコインを入れて、ジュースが出てくるみたいに答えは出ない。
?だから哲学に対して興味を持っても、離れていく人はいると思います。その一方で、「問いを探究する楽しみ」「そこに意味がある」ということに気づいた人は、これまで自分が接してきた学問とは違う哲学というものを受け入れられると思います。

岡本?たしかに、多くの人が答えを求めている、ということに関しては私もすごく共感できます。よく「日本人は答えを求めすぎる」と言われますが、それは日本に限った話ではなく、万国に共通するものだと思います。
?岸見先生の本を読んでいて感じるのは「ただ、わからない」「答えがない」というだけではなく、その場、その場においては力強い“答えのようなもの”をきちんと提示されている。そこに多くの読者が、一つの示唆を得ているのだと思います。でもそこで「わかったつもり」になっても、再び問いの中に入っていく。こんな哲学的な繰り返しが本のなかでも体現されていると感じます。
?岸見先生は、歴史的に変わらない問題、人間の本質の部分を取り上げられていて、私はどちらかと言うと、歴史的に変わっていく事柄を取り上げながら、哲学という思考のメガネを通して考えていく。それはどちらも哲学のあり方だと思いますし、そんな二つの側面が多くの人に受け入れられて欲しいと、私は願っています。

(後編に続く)※12/28公開予定です


http://diamond.jp/articles/-/112439



【第38回】 2016年12月28日 岸見一郎 [哲学者],岡本裕一朗

哲学ブームは『嫌われる勇気』から始まっていた?
なぜ今“哲学”が求められるのか ?後編?

フジテレビ系(2017年1月12日(木)22時スタート)で連続ドラマ化が決定し、シリーズ累計が190万部に達した大ベストセラー『嫌われる勇気』とその続編『幸せになる勇気』。「心理学」や「自己啓発」に分類されてきたこの本のルーツは、実は著者の岸見一郎氏が専門とする哲学にありました。
一方、発売3カ月で4万部を達成した『いま世界の哲学者が考えていること』。著者の岡本裕一朗氏が、ポストモダン以後における21世紀の哲学の最新の動向を見事に分析した同書の人気は、いま多くの人が哲学に関心を抱いていることを象徴していると言えます。
そこで両書の著者お二人に、なぜ今これほどまでに“哲学”が求められているのかを語り合っていただき、現代社会とその向かう先を紐解いていただきます。後編では日本における哲学研究者と「哲学者」の違いから、学問としての「哲学」のあり方まで議論は多岐に渡ります。

“哲学者”と“哲学研究者”は何が違うのか?

岡本裕一朗(以下、岡本)?哲学の学び方、あるいは哲学における教育のあり方についても語ってみたいのですが、そもそも哲学を学ぶ際には、過去の哲学者の学説を研究するということが伝統的に行われてきました。哲学の理論には何千年という蓄積があって、自分でオリジナルの考えを唱えたところで「それはプラトンが言っていた」「誰それの説の域を出ない」なんて話になるわけです。そんな自分勝手な論文を書く前に、巨人の肩に乗っているんだから、まずはそれを学びなさい、という教育システムは存在していると思うんです。

岸見一郎(以下、岸見)?そういう部分がたしかにありますね。昔、梅原猛先生が田中美知太郎先生の演習に参加されていました。田中先生はギリシア哲学の第一人者で、原典を読むことを何より大事にされていて、ギリシア語を一字一句おろそかにしないで読むことを学生に求めていました。でも、それには飽き足らなかった梅原猛先生は、誰の学説もまったく引用しない論文を書いて、心境小説だと酷評されてしまった。そこで、梅原先生はギリシア哲学の研究室から飛び出ていったという話があります。
?哲学の理論を一から学ぶというのは学者、研究者として最初に踏まなければならない大事なステップではありますが、やはり若い人は悩みますね。「こんなことをしていていいのだろうか」「もっと大事なことがあるのではないか」という思いは、たしかに私も持っていました。


岡本裕一朗(おかもと ゆういちろう)
1954年、福岡に生まれる。九州大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。現在は玉川大学文学部教授。西洋の近現代思想を専門とするが、興味関心は幅広く、領域横断的な研究をしている。 著書に『フランス現代思想史―構造主義からデリダ以後へ』(中公新書)、『思考実験―世界と哲学をつなぐ75問』(ちくま新書)、『ネオ・プラグマティズムとは何か―ポスト分析哲学の新展開』『ヘーゲルと現代思想の臨界―ポストモダンのフクロウたち』『ポストモダンの思想的根拠―9・11と管理社会』などがある
岡本?ある意味、これは「哲学者か、哲学研究者か」という話にも通じる部分があるのではないでしょうか?

岸見?そういう意味では、私は自分のことを哲学者だと思っています。1999年に『アドラー心理学入門』という本を書いたのですが、そのとき表紙に肩書きを入れて欲しいと出版社の人に言われました。当時は奈良女子大学の非常勤講師でしたが、別の肩書きが欲しいと言われて、「哲学者はどうですか?」と聞いたら、「それがいい」ってことになったのです。
?もっとも、その経緯を知った息子は「梅原猛だったらいいけど、君が哲学者を名乗ったら、ただのプータローだと証明しているようなものだ」と言ってましたけど(笑)

岡本?親子で、すごい会話をされるんですね(笑)

岸見?はい。息子は政治哲学が専門で、家に帰ってくるとあいさつ抜きで議論になります。妻も過去に哲学を学んでいたので、三人揃ったらえらいことになります(笑)

岡本?そうでしょうね(笑)

岸見?私としては「哲・学者」という学者ではなく、「知を愛する者」(愛知者)という意味で哲学者を名乗っています。もちろん、私は哲学の研究者でもあるわけですが、やはり愛知者としての哲学者、フィロソファーです。「愛知者」と対比されるのは「知者」ということになりますが、これは昔の言葉で言うソフィスト。知識を授ける人であり、職業教師という言い方もできます。現代に置き換えれば、人に何かを教え、それを習得させて、修了証なんかを出すような人がソフィストだと思うのですが、私自身のイメージとはやはりかけ離れています。私がイメージしているのは、さまざまな問題について一緒に考えるけれど、すぐに答えは出ない。そこではプラトンの対話篇のような方法、考え方が実践されていて、話を聞いて、一緒に考えを深めていく人。それが私がイメージする哲学者です。
?だから、大学に籍があるとか、研究をしているとか、そういうことは関係ありません。『嫌われる勇気』を読んで、人生を真剣に悩む人はすべて哲学者なのだと私は捉えています。

岡本?哲学者か、哲学研究者かという議論で言えば、「自分では定義しない」というのが私の基本スタンスですね。周りの人が私のことを哲学者だと言えば、そうだろうし、研究者だと言えば、それを受け入れる。もちろん、どちらが良いとか、悪いということもありません。
?当然のことながら、研究者というのはとても大事な存在です。ある学説を厳密に解釈してくれることで、私たちがハッとするような気づきを与えられることも多々あります。
?ただ同時に、その人が「目の前にある課題」「現実の問題」について、きちんと分析し、自分なりの理論を構築して論じることができるかと言えば、必ずしもそうではありません。研究者ではなく、哲学者たるには、やはりそれに即した訓練が必要なのだろうと思います。

「役に立たない学問」を安易に切り捨てていいのか?

岸見?岡本先生がおっしゃるように、哲学の研究者も大事な存在だと思います。そういう意味では、大学では研究者を育てるための、きちんとした授業がもっとあっていいのでは、とは感じますね。最近は、文系学部はどんどん削られてしまう傾向にありますから。

岡本?本当にそうですね。英文学科も、いまや英語学科に取って代わられる時代ですから。


岸見一郎(きしみ・いちろう)
哲学者。1956年京都生まれ、京都在住。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)と並行して、1989年からアドラー心理学を研究。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問。世界各国でベストセラーとなり、アドラー心理学の新しい古典となった前作『嫌われる勇気』執筆後は、アドラーが生前そうであったように、世界をより善いところとするため、国内外で多くの“青年”に対して精力的に講演・カウンセリング活動を行う。訳書にアドラーの『人生の意味の心理学』『個人心理学講義』、著書に『アドラー心理学入門』など。『幸せになる勇気』では原案を担当
岸見?過去に悔しい思いをしたことがあって、大学でギリシア語を教えていたときのことですが、ある年、突然「来年からは来なくていい」と言われました。古代ギリシア語を学ぶ学生が少ないという事情はわかります。多いときで5人、少ないときは2人でしたから。でも、それを理由にやめてしまって本当にいいのか、という思いはありますね。
?英文学科でも同じで、シェークスピアを読んだからと言って、社会に出て役に立つのかと言えば、おそらく役には立たない。でも、社会に出て役に立つ、立たないという安易な考えだけで判断していいのか。それはむしろ、大学が自分の首を絞めることになるのではないかと思うのです。

岡本?この傾向は日本だけのものではなく、世界的にそうですよね。ヨーロッパでも、ヘーゲル、ハイデガー、フッサールなどドイツの伝統的な哲学を扱うポストはどんどん削られていって、ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングといった、何か「役にたちそう」というものばかりが残る傾向があります。

岸見?私の母は49歳のとき脳梗塞で亡くなったのですが、当時私は大学院生で、看病できるのは私しかいなかったのです。その頃、私は大学の講義とは別に、先生が自宅でやっているギリシア語の読書会にも参加していたんです。でも事情が事情ですから、「母の看病をしなければならないのでしばらく参加できません」と電話で連絡をしたら、「こんなときに役に立つのが哲学だ」と先生はおっしゃったのです。その言葉は私にとってすごく新鮮で、衝撃的でしたし、実際役にも立ちました。

岡本?それはとても象徴的な話ですね。現代でも、脳死や臓器移植の問題であったり、出産前に新生児に障害がないかを確認する検査など、さまざまな場面において、哲学的に考えるべきテーマがありますからね。

「生きる価値」を生産性に求めてはいけない

岸見?以前、私は生命倫理の講義を長く担当していたことがあって、そのときによく学生たちに聞いていました。もし、60歳の私と30歳の息子が同じ病気になり、移植できる臓器が一つしかないとしたら、どちらに移植するべきだろうか、と。すると、学生は何のためらいもなく「息子さん」と答えるのです(笑)

岡本?学生はそう答えますよね(笑)

岸見?でも私は、人間の価値を決める基準など存在せず、人はみな対等だと考えています。たとえば、(2016年7月の)相模原の障害者施設で起こった殺人事件でも、重度の障害者に対する「生きる価値」に関する犯人の告白がありました。重度の障害を持った人は生きる価値がないのか。あるいは、年老いて、自分では何もできなくなっている人は、生きる価値が下がってしまうのか。それは違うと私は思うのです。
?人間の価値というのは「何かができるから」というところにあるのではない。そういった生産性に「生きる価値」の基準を求めてはいけない、生きているということ自体に価値を求めなければいけない。そう私は思います。
?でも、するとまた「人は死んだら価値がないのか」という問いも新たに生まれる。亡くなった人も生者に間違いなく貢献していますから、死ねば人間に価値がなくなるわけではありません。

岡本?やはり、そう簡単に答えが出るような問題ではありませんね。そしてもちろん、それらの問題は哲学者だけが向き合うものではありません。というより、むしろ岸見先生がおっしゃったように、社会の問題や自分の人生について真剣に悩む人はすべて哲学者なんでしょうね。

岸見?そう思います。

岡本?私の本では哲学というテーマのなかで、科学者や社会科学者も登場するので、ときに「彼らは哲学者じゃないだろう」と言われることもあるんです。でも、そんな紋切り型の哲学者枠など取っ払って、ごく一般の人たちの中に哲学があって、哲学者がいるということの方が、はるかにすばらしいと思います。


(終わり)
http://diamond.jp/articles/-/112442
http://www.asyura2.com/12/social9/msg/748.html

コメント [原発・フッ素47] 甲状腺ガン 結局2巡目も100名近くになりそうなのに、、、、、予測もしない。 末期症状の福島県行政 知る大切さ
5. taked4700[5888] dGFrZWQ0NzAw 2016年12月28日 23:59:31 : iFWHQBRnU6 : Ua94pgaBo5A[15]
>後ろ向きなお仕事姿勢が見え見えで反吐がでる。

担当課の方と電話で話したことがありますが、本気で影響はないと思っている様子。しかも、

>福島の甲状腺ガンは通常診療は無視

については、制度設計の問題で仕方ないのだと、ごく自然に思っている様子でした。

つまり、大規模にマインドコントロールが行われているのだと思います。本来なら、一番の被害者であるはずなのですが、加害者として見られるように演出がされつつあると思います。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/206.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK218] 真珠湾パフォ、安倍の歴史観は狂っている  小林よしのり 赤かぶ
4. 2016年12月28日 23:59:52 : bYDJ8Lob4E : ZDK0QYt0syw[1]
今回急遽設定した真珠湾訪問は、最近の対ロシア失敗外交、トランプ詣でをめぐる現米国政府との確執、アベノミクス失敗の顕在化等々失政をカバーし、内閣支持率を維持・向上させることを目的に(分かり易く言えば、日本国民向けの目先の人気取りのために)歴史的快挙とかを演出して、心にもないウソを並べ立ててオバマとアメリカ国民を利用しようとしただけのようにみえる。

なぜならば、安倍晋三は、太平洋戦争は聖戦であり、東京裁判は認めず、戦後体制を認めず変えることを政治信条としているのではなかったのか。



http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/321.html#c4

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