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2016年12月27日00時03分 〜
記事 [経世済民117] 前向きに読み解く経済の裏側 金融庁の「銀行は担保より借り手の事業性を見ろ」は危険 
前向きに読み解く経済の裏側
金融庁の「銀行は担保より借り手の事業性を見ろ」は危険
2016/12/26
塚崎公義 (久留米大学商学部教授)
 金融庁は10月に発表した金融行政方針の中で、銀行に対し、担保や保証がなくても事業に将来性がある先、信用力は高くないが地域に無くてはならない先、などに積極的に融資するように促しました。これに対しては、銀行業界に戸惑いの声も大きいようです。

 「信用力は高くないが地域になくてはならない先」に対しては、地方自治体が保証をするのが筋であって、保証なしに銀行が貸し出すのは営利企業のすることではありません。従って、本稿では今ひとつの事業性について考えて見ましょう。


iStock
事業性の判断が出来る銀行員は極めて少数

 駅前商店街の魚屋に融資する際、魚屋の地元での評判が良かったとしても、安心できません。主人が病気になって廃業する、周辺人口が減少する、近所に大型スーパーが建つ、といったリスクがあるからです。

 技術力のある大企業の下請けでも安心はできません。大企業自体が傾く可能性もありますし、海外に工場を移転して下請けを切る場合もあり得るからです。

 シャープが外資に身売りし、パナソニックプラズマディスプレイ(パナソニックの子会社)が特別清算する時代です。銀行員にいくら目利きの能力があったとしても、担保を採らずに中小企業に融資をすることは、余程の天才でなければ困難だと言えるでしょう。

 目利き能力のない銀行員に無理やり目利きをさせれば、判断を誤って大量の不良債権を発生させかねません。理想を追い求めすぎると怪我をするのです。それだけではありません。本当に怖いのは、後述のように、「危険な借り手しか借りに来ない」という状況に陥りかねない事なのです。

 銀行は担保と保証に頼ったビジネスをしていれば良いのです。担保はないけれども事業性はあるベンチャー企業は、ベンチャーキャピタル等の投資家に任せれば良いのです。ベンチャーキャピタルを支援する事こそ、金融庁に求められていることなのです。

本当に怖いのは、危ない借り手しか借りに来ないこと

 仮に、「担保や保証は不要で、借り手の事業の将来性を見て融資します」という銀行が設立されたとします。しかし実際には行員の目利き能力は低いため、事業性の判断はできないとしましょう。仕方がないので新銀行は、「すべての借り手に融資すれば、借り手の倒産確率は5%程度だろう」と考えて金利を5%に設定するとします。

 世の中には、「確実に7%儲かる堅実な会社で、しかも担保がある会社」が多数ありますが、そうした会社は旧来型の銀行に担保を提供して5%より安い金利で借りてしまいますから、新銀行には見向きもしません。そこで、そうした会社の話は忘れることにしましょう。本当は、一番借りて欲しい会社なのですが……。

 世の中には、「確実に7%儲かる堅実な会社、ただし担保なし」と、「100借りれば、確率5割で150か80になる」ようなハイリスク・ハイリターンな会社が同じ数だけ存在しているとしましょう。しかし、そのことは銀行は知りません。

 金利が5%ですから、両方のタイプの会社が銀行から融資を受けます。堅実な会社は、金利を支払います。ハイリスク・ハイリターンの会社も、半分は金利を支払います。つまり、全体の4分の3の会社は、銀行に5%の金利を支払うわけです。しかし、残りの半分(つまり全体の4分の1)の会社は、金利も払わず、80しか返済しませんから、銀行に20の損失を与えます。結局、銀行は赤字になってしまいます。

 そこで銀行は、金利を10%に引き上げます。すると、堅実な会社は借りに来なくなり、ハイリスク・ハイリターンの会社だけが借りに来ます。借り手の半分は10%の金利を払いますが、残りの半分は銀行に20の損失を与えますから、銀行の赤字はむしろ膨らんでしまいます。

 もしかすると、最悪の場合には、銀行が事業の将来性を評価できないことを知った詐欺集団が、事業性のありそうなプレゼンテーション資料を用いて銀行から融資を引き出し、計画倒産する可能性さえも否定出来ないことになります。

 何が問題かと言えば、最も借りて欲しい会社(堅実で担保もある借り手)は最初から借りに来ず、次に借りてほしい会社(堅実だが担保のない借り手)も途中から借りに来なくなり、ハイリスク・ハイリターンな借り手(及び詐欺師)だけが最後まで借りに来る、という「逆選択」が起きることです。来て欲しい客は来ず、来てほしくない客だけ来る、というわけですね。

借り手をハイリスク・ハイリターンに誘導してしまう可能性も

 さらに悪いことが起きる可能性もあります。今まで堅実な商売をしていた企業が、ハイリスク・ハイリターンな企業に変身してしまいかねないのです。ハイリスク・ハイリターンな企業にとって銀行借入は、「勝てば自分の儲け、負ければ銀行の損(自分の損は資本金だけ)」というギャンブルになり得るからです。

 多くの銀行が金融庁の指導に従った結果として、多くの企業がハイリスク・ハイリターンなビジネスを始め、失敗した場合の損失を銀行に押し付けるとすれば、銀行業界の将来は真っ暗かもしれません。

 目利き能力のない人に、目利きの得意な人と同じ仕事を要求するのは、怪我のもとです。銀行員は、目利き以外の分野では、総じて優秀ですが、目利きの能力は決して高くありません。それは、そうした訓練をほとんど受けていないからです。

 「高度成長期には、創業間もないソニーやホンダの事業性を見極めて融資をした立派な銀行員がいたのに、今はいないのか」と嘆く人がいるかもしれませんが、それは違います。当時も今も、目利きの得意な少数の銀行員と、目利きの苦手な多数の銀行員がいます。

 当時は、目利きの得意な銀行員がソニーなどに融資し、それ以外の銀行員は担保と保障に頼った融資をしていました。今もそうです。それを、「目利きが得意でない銀行員も、担保に頼らず目利きをしろ」と言うのは、「高度成長期の銀行を見習え」ということとは全く異なるのです。

 世の中には、様々な仕事があるのですから、適材適所を目指しましょう。銀行員に適した仕事は、他にいくらもあるのですから。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/8531
http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/212.html

コメント [政治・選挙・NHK218] ≪殺す気か!≫安倍政権が「働き方改革」で正社員の副業や兼業を後押しへ!⇒ネット「一つの仕事だけで暮らしたい」「いつ寝れば 赤かぶ
6. 2016年12月27日 00:03:54 : JW4kQkOW9o : dSI7DqbtatE[52]
>>5

腹癒せに政治叩きしているより雇用主に賃上げ要求したほうが早いぞ 笑
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/237.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK218] 共産、自由の共闘、着々と進む。気が付けば民進の衰退が見える。(かっちの言い分) 笑坊
8. 2016年12月27日 00:05:23 : BKhpbUBzPU : up84uIiIerw[2]
>>04
下野させることだけ一致では困るんですよ。民共由社の連立なんて、細川政権以上にグダグダになりそう。その後はまさかの自共連立とか。大阪の例で分かるが、官中心という点では自共は親和性が高いから。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/239.html#c8
コメント [経世済民117] 他車からの乗り換えが全受注の半数超え。インプレッサはなぜ強い(ニュースイッチ) 赤かぶ
1. 2016年12月27日 00:05:48 : C4nhwMcfAc : pXB8iz5IT_Y[181]
スバルは日本より海外で評価が高い。今やドイツの自動車メーカーと並ぶ、「プレミアム・ブランド」と評価されています。技術にひたむきに取り組み、高い技術力を反映した自動車造りを行なっている。だが、ここに至るまでの道は、いばらの道であった。

かつて中島飛行機として知られた同社は、「隼」「鍾馗」「疾風」と言った傑作戦闘機を生み出したことで有名だ。その中島飛行機が敗戦で、GHQにより会社が解体されてしまった。しかも、航空機の研究、開発までも禁止されてしまったのである。航空技術者たちは、これまでの業績を否定されてしまったのである。

しかし彼らは挫(くじ)けなかった。航空機を禁止されたのなら、陸上の乗り物に切り替えたのだ。それは自動車だったが、高い技術力を誇った中島飛行機の技術者たちは、並みの自動車をつくらなかった。試作だけに終わったが、スバル1500の高い技術を見ると分かるのである。

スバル・1500
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%BB1500
●この自動車を開発された百瀬晋六氏は、航空技術者であった。日本初のモノコックボディを採用していたが、これは航空機の技術から来ているのである。

百瀬晋六
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BE%E7%80%AC%E6%99%8B%E5%85%AD

百瀬晋六氏は、その後、空前の成功作となったスバル360や、前輪駆動車のスバル1000を開発されるが、いずれも航空機メーカーらしく、軽くて空力性能のよいモノコックボディを採用していた。しかも四輪独立式サスペンションだ。四輪独立式サスペンションは日本初であったばかりでなく、その後もスバル各社には連綿として採用され続けられている。

昨今、設計コストや生産コストから、四輪独立式サスペンションを採用する乗用車が減っているのは、実に残念だ。このようなご時勢でも、スバルは四輪独立式サスペンションを採用し続けており、多少他社のライバルより価格が高くなろうが、一貫した姿勢を守っており、これが他社からのユーザー獲得に貢献していると考えられる。

百瀬晋六氏は、当時のシトロエンに憧れていたという。当時のシトロエンは、20年後の自動車を今、つくるメーカーだと言われていた。航空機メーカーのヴォワザンに在籍した航空技術者、アンドレ・ルフェーブル氏が研究開発部門の責任者で、トラクション・アヴァンの愛称で知られる世界初の前輪駆動量産車7CV、11CV、15CVを開発された。その後は2CVやDS19、ID19を開発された。百瀬晋六氏は、このシトロエンに傾注していたが、航空機出身の技術者として、肌が合ったのかも知れない。

前輪駆動だが、本当はスバル360にも採用したかったらしい。だが当時は耐久力に優れた等速ジョイントがなく、シトロエン11CVも3,000km走行ごとにグリスアップが必要であった。このため、スバル360にはリアエンジン方式による後輪駆動を採用した。

スバル1000は百瀬晋六氏が本当につくりたかった自動車であった。前輪駆動であり、これの実現のために等速ジョイントが開発された。エンジンは水平対向4気筒だが、フランスのシトロエンやパナールが採用していた。これを現在でも続けておられるスバルには、今や世界から尊敬されている。当方は、この時代のシトロエンの愛好家である。水平対向4気筒エンジンを搭載したシトロエンGSに長く乗っていました。

シトロエンは1974年に倒産し、フランス政府の仲介でプジョー傘下に入ったが、このためプジョーとのプラットフォーム統合やパワートレイン統合で、かつての持ち味を失い、かつての愛好家は嘆いています。我々から見ると、スバルにはシトロエンが失った技術が今も健在なのがうれしいですね。

●スバル・インプレッサはラリーでも大活躍しましたが、かつての、「隼」「鍾馗」「疾風」の再来だと受け止めた人も多いでしょう。

[WRC] Subaru Impreza WRC 1995 Asphalt Pure Sound HD
https://www.youtube.com/watch?v=0bSxJ7Y5Hek

中島飛行機は、自動車で世界を制したのである。
http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/209.html#c1

コメント [カルト17] 櫻井・1%どころか0・01%への富の集中。その異常な強欲を維持する儀式が悪魔教という馬鹿げた行事である。 ポスト米英時代
12. 2016年12月27日 00:06:01 : vL3bW2kIa6 : 0pas87WDCaY[2]
「世界や日本の動向」「黄金の金玉」などの金儲けが目当ての朝鮮カルトブログや
「カレイドス○○○」などのインチキブログには騙されないように
http://www.asyura2.com/16/cult17/msg/470.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK218] 情報の隠蔽と捻じ曲げが国民を無知にして国家の敗北を招くー(田中良紹氏) 赤かぶ
15. 2016年12月27日 00:06:17 : uFhGmzI4Q2 : iNkZdo_A6Qc[204]
 ただ、次期アメリカ大統領が正式に就任後からがアメリカの外交戦略が描くのでおそらく2017年か2018年あたりにアメリカ大統領が電撃的な発言か行動をして世界のどこかでドンパチをしてくるかも。下手すると任期途上で表向きは心身の理由で辞職するかもしれない。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/188.html#c15
コメント [政治・選挙・NHK218] 「「法を恣意的に解釈する政治権力者の支配」があらゆる場面で猛威を振るっている:山崎 雅弘氏」 赤かぶ
1. 2016年12月27日 00:06:54 : 1xowL8UA62 : 3Nv3TtE4PIo[25]
>天皇陛下の退位、特例法制定で可能…政府答弁書(読売)https://t.co/R0YeTdo5xl

得意の閣議決定もやるのか。
議事録の改竄捏造なんか朝飯前の安倍政治。
だから憲法もへっちゃらだい。

もう無茶苦茶ですな。壊された日本。修復不能まであと僅かです。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/249.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK218] 共産、自由の共闘、着々と進む。気が付けば民進の衰退が見える。(かっちの言い分) 笑坊
9. 真相の道[1838] kF6RioLMk7k 2016年12月27日 00:07:08 : T8iD3fD606 : kQK1OSr0eCg[753]
  
>>07さん
> 2.4%に何でそんなに怯えているのかしら?
  
 
支持率2.4%に怯えるはずもなく、失笑しているだけですw

自由党の支持率が0.2%というのは笑えますよね。
   
  


http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/239.html#c9

コメント [経世済民117] 超長期債が安い、日銀オペ通知なしで売り圧力−金利抑制姿勢が支え 日銀:国債購入額めど削除は誤ったシグナル  軽毛
1. 2016年12月27日 00:08:10 : HV5OehK4pk : OY2c7dFcJZc[83]
別の委員は、国債買い入れの運営において「金利への正のショックに対しては長期金利をゼロ%程度に維持する一方、負のショックに対しては約80兆円の買い入れを継続して、金利の低下を許容すべきである」と指摘
 >
 
利上げで脱デフレとなっては犯罪金利丸見えとなる。

アベノミクスは国債買い入れ、利上げ回避で居座り勝負というところ、



http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/198.html#c1

記事 [国際16] 伊政府のモンテパスキ支援策、実体は「ベイルアウト」 前途多難
コラム:
伊政府のモンテパスキ支援策、実体は「ベイルアウト」

Neil Unmack

[ロンドン 23日 ロイター BREAKINGVIEWS] - イタリア大手銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)(BMPS.MI)への公的支援は債権者が損失を負担する「ベイルイン」を装っているが、実体は納税者が負担を負う「ベイルアウト」だ。

欧州連合(EU)の規則は、加盟国政府が銀行を救済する場合には債権者に損失負担を強いるよう定めている。イタリア政府はモンテパスキ救済でこの規則に従ったが、金融工学のにおいのする筋の通らない手段を講じることで、今回の支援を2008年以降に行われたベイルアウトと同じものにしてしまった。

23日に発表されたモンテパスキ支援は一見するとEU規則に完全に沿った申請にみえる。モンテパスキはストレステスト(健全性審査)で露呈した自己資本不足を穴埋めするための50億ユーロが調達できなかった。故にEU銀行再建・破綻処理指令32条に基づき、政府が支援に動くことは可能だ。救済規則の下でモンテパスキの40億ユーロ強の劣後債は株式への転換が義務付けられている。

しかしイタリア政府は別の手も打っている。モンテパスキは小口投資家が劣後債との交換で手にした株式を債務不履行のリスクがほとんどないシニア債と交換する。その後政府はこの株式を銀行から買い上げる予定だ。経済学的にみれば、政府が単に小口債権者から株式を直接買うのと変わらないようにみえる。

詳細にはまだはっきりしていない部分がある。株式と交換されるシニア債の発行条件や政府が株式を買い上げる際の価格は、いずれも額面となる公算が大きいとはいえ、不明。どの程度の数の株式に今回の手法が適用されるのかも曖昧だ。これまでの発表では、小口投資家が保有するすべての債券に適用されるようだ。

イタリアは小口投資家が経営状態の悪い銀行の債券を保有するという難しい問題を抱えており、こうした複雑な対処法になるのだろう。政府はぜい弱で、新興政党の五つ星運動は支持率を伸ばしており、来年に総選挙が行われる公算が大きい状況下で債権者に実際に損失を負わせるのは政治的に好ましくないと判断したとみられる。

しかしこの手法がすべての小口投資家に対して額面で適用されれば、納税者負担によるベイルアウトと変わらない。欧州政策研究センターによると、個人向けに発行された債券はイタリアの家計の上位10%の富裕層が保有している。

今回の茶番劇でイタリアの体力のない銀行の間で事業再編が加速すると予想されるのは朗報といえる。一方、EU規則は政治目的のために簡単に曲げられることが明らかになったのは困ったことだ。

●背景となるニュース

・イタリア政府は23日、大手銀モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテパスキ)を救済し、預金者を保護する方針を決めた。救済に関する指令によると、モンテパスキの全劣後債は額面と同等価格の株式に転換される。

・小口投資家は劣後債から転換された株式をモンテパスキに返却してシニア債と交換することが可能。その後イタリア政府がモンテパスキからこの株式を買い取る。

*筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。
http://jp.reuters.com/article/column-italy-bank-bailout-idJPKBN14F0EC


 
コラム:伊モンテ・パスキ救済策の前途多難=井上哲也氏
井上哲也
井上哲也野村総合研究所 金融ITイノベーション研究部長
[東京 26日] - イタリア政府は23日、同国の銀行問題に対応するための政府基金(200億ユーロ)に関する政令を承認した。この基金の主目的がモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)(BMPS.MI)の救済にあることは言うまでもない。

資産規模3位の主要行であるモンテ・パスキは、今年夏の欧州銀行監督機構(EBA)と欧州中央銀行(ECB)によるストレステストに「落第」した結果、年末までの自己資本増強を求められていたが、民間ベースの増資計画(50億ユーロを目標)が頓挫し、その動向が注目を集めていた。

モンテ・パスキは政府資金に依存せざるを得なくなったが、欧州連合(EU)の域内国では、「銀行再建・破綻処理指令(BRRD)」と関連の声明によって、破綻先でない銀行への政府資金の使用は極めて限定されることに加え、使用する場合は債権者も一定のルールに従って損失を分担すること(ベイルイン)が原則とされている。

もっとも、同国の中央銀行であるイタリア銀行によればイタリアの家計はベイルインの対象債券を総資産の5%も保有し、ロイターの報道によればモンテ・パスキの劣後債を保有する個人投資家も4万人に上るだけに、上記のルールを適用した場合の影響が懸念されていた。

本稿の執筆時点(25日)でスキームの詳細は明らかでないが、同じくロイターの報道によれば、モンテ・パスキに対して上記の金額以上の増資に応ずる一方、債権者にも一定の負担を求めるようだ。

ただし、主として機関投資家が保有する種類の債券は額面の75%相当の株式に転換する一方、主として個人投資家が保有する種類の債券は額面の100%相当の株式に転換するだけでなく、モンテ・パスキが別な債券への交換の機会を提供するなど、個人投資家の負担を抑制する措置が取られるものとみられる。

<拭えぬ不良債権増加リスク>

こうした決着は、今年初めから本格導入された上記のルールに最初から例外を認めることに難色を示してきた欧州委員会と、金融システム不安の拡大を防止したいイタリア政府との妥協の産物である。もちろん、モンテ・パスキ問題が年末を越えて放置されるよりは大いに望ましい対応であるし、イタリア政府が上記の基金を他の銀行の健全性強化ないし破綻処理に活用すれば大きな意味を持つ。

ただし、残された課題も明らかである。つまり、モンテ・パスキが抱える不良債権をどう処理していくかは依然として明らかではない。

もちろん、健全性が向上するもとでさまざまに前向きのビジネスを展開することで収益性が改善し、これによって不良債権の処理を進めるロジックは成り立つ。しかし、モンテ・パスキのように不稼動債権の比率が30%を超える状況にある銀行にとって、こうした方法では不良債権額を圧縮するには長期間を要するだけでなく、その間はさまざまな外的なショックに対して脆弱な状況が続くことになる。

日本を含む金融危機の経験を踏まえると、こうしたケースでは、不良債権を銀行のバランスシートから切り離すことが最も重要かつ優先すべき対応である。そうした対応が講じられなければ、銀行は、今後の金融経済動向によって不良債権が増加するリスクにさらされ続ける。

ECBも最新の金融安定報告でイタリアにおける貸し渋りと企業活動の低迷との悪循環の兆候を指摘しているように、イタリア経済が当面低迷する可能性は決して小さくない。そうなれば、せっかく改善した健全性も、不良債権処理の負担を勘案した実質的な自己資本で見れば、再び悪化していくリスクが高くなる。

不良債権を銀行から切り離す際に生ずる損失を銀行が負担できないのであれば、これを支えることが政府資金の役割である。あるいは、政府主導の「バッドバンク」を設立しても良い。こうしたメカニズムによって不良債権が適正な価格まで下がれば、プライベート・エクイティのようなファンドが参入しやすくなり、不良債権の銀行からの切り離しが円滑になる。加えて、新たな債権者のもとで、借り手の事業再生が促進される効果も期待される。

自己資本の増強を求めるストレステストも、銀行の損失補填目的での政府資金の使用を禁ずるBRRDの規定も、基本的には健全な銀行を前提とした考え方である。また、それらは世界的な金融危機や欧州債務危機を経て、政府資金による銀行救済に厳しい批判が示されたことへの対応として合理性を有している。しかし、少なくとも欧州にはモンテ・パスキのように、そうでない前提で対処すべき銀行がまだ残っている。

*井上哲也氏は、野村総合研究所の金融ITイノベーション研究部長。1985年東京大学経済学部卒業後、日本銀行に入行。米イエール大学大学院留学(経済学修士)、福井俊彦副総裁(当時)秘書、植田和男審議委員(当時)スタッフなどを経て、2004年に金融市場局外国為替平衡操作担当総括、2006年に金融市場局参事役(国際金融為替市場)に就任。2008年に日銀を退職し、野村総合研究所に入社。主な著書に「異次元緩和―黒田日銀の戦略を読み解く」(日本経済新聞出版社、2013年)など。

*本稿は、ロイター日本語ニュースサイトの外国為替フォーラムに掲載されたものです。

(編集:麻生祐司)
http://jp.reuters.com/article/column-tetsuya-inoue-idJPKBN14F000

http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/834.html

コメント [政治・選挙・NHK218] 政界地獄耳 安倍政治は「心の貧困」も生んだ(日刊スポーツ) 赤かぶ
3. 2016年12月27日 00:09:55 : JW4kQkOW9o : dSI7DqbtatE[53]

村山内閣から既に始まっていましたよ

ちょうど在日コリアンとバカ女が調子こき始めていた時期と被りますね


http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/226.html#c3

記事 [国際16] コラム: ロシアのデマ作戦に米国敗北、大統領選でリスク現実に トランプ氏「影の内閣」につきまとう利益相反懸念 
焦点:ロシアのデマ作戦に米国敗北、大統領選でリスク現実に

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 12月20日、米ホワイトハウスでサイバーセキュリティーを担当する現・元顧問によれば、大統領選挙期間中、インターネットを介してロシアが仕掛けてきたデマ作戦に対しては何ら確固たる戦略を持っていなかったという。写真は1日、モスクワで演説するロシアのプーチン大統領(2016年 ロイター/Maxim Shemetov)
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Joseph Menn

[20日 ロイター] - 米国政府は10年以上にわたって外国勢力による悪意あるハッキングへの対応を準備してきたが、ホワイトハウスでサイバーセキュリティーを担当する現・元顧問によれば、大統領選挙期間中、インターネットを介してロシアが仕掛けてきたデマ作戦に対しては何ら確固たる戦略を持っていなかったという。

はるかに大きな労力が投じられてきたのは、こちらから仕掛けるハッキング攻撃の計画、可能性は低いものの甚大な損害につながる電力網や金融システムに対する電子的な攻撃、あるいは直接的に投票システムを不正操作しようという試みへの備えだった。

連邦政府の顧問と情報機関の専門家らによれば、ここ数年、米国の情報機関は、ウクライナなどの地域におけるロシアの組織的なハッキングとデマ拡散を追跡してきたという。だが、そうしたプロパガンダが米国を標的にするリスクについて、政権内での持続的かつハイレベルな協議はほとんど行われなかった。

セキュリティー関係者によれば、大統領選挙の期間中、そのリスクは現実のものとなり、選挙結果を変えてしまった可能性もあるという。だが米国の当局者は、言論の自由が憲法で保障されているため、ロシアの支援を受けたプロパガンダの企てを捜査することに限界を感じていた。

元ホワイトハウス当局者は、米国政府が外国に支援されたデマの流入に対する抑止を試みても、政治的、法的、倫理的に大きな障害に直面すると警告する。

「大規模な監視を行い、自由を制限しなければならないだろう。しかしわれわれにとっては、そうしたコストは受け入れがたかった」と元当局者は匿名を条件として語った。「彼ら(ロシア)は、われわれがやらないような方法で情報の流通をコントロールできる」

元米連邦捜査局(FBI)捜査員で現在はセキュリティー分野のコンサルタントとして働くクリントン・ワッツ氏によれば、冷戦期には対抗言論を提供する米情報局のような組織があったが、今の米国政府にそれはないという。

ワッツ氏によれば、ロシアが米国・欧州で行う主要なデマ作戦の大半は、ロシア政府の出資する報道機関、たとえば放送局のRTやスプートニク・ニュースなどを発信源とし、その後ツイッター上で他の人々が増幅していく。

ワッツ氏は、米国政府としては、ネット上で何が起きているかを把握し、虚偽の記事に反駁(はんばく)する能力を構築することが急務であると指摘する。

今月可決された国防権限法案(NDAA)では、そのような任務の一部を担うべく、国務省による「グローバル・エンゲージメント・センター」の設立を求めている。だが、ロシアに比べれば洗練性に欠ける、過激派組織「イスラム国」によるデマに対抗する類似の努力も不十分なものに終わっている。

<米国の「足踏み」>

米国務省などでの勤務経験のある戦略国際問題研究所のサイバーセキュリティー専門家、ジェームズ・ルイス氏によれば、米国政府がロシア政府に追いつきたいと思うなら、影響力投射という時代遅れの考え方を超えた行動が必要だという。

「ロシアはRTテレビなどの手段を持っているが、われわれが知っているのは空母戦闘群を派遣するというやり方だけだ」とルイス氏は言う。「この状況に対処する方法を見つけるまでは、足踏みが続くだろう」

ワッツ氏は2014年以来、親ロシア的なツイッター利用者を数万アカウント分もフォローしてきたというが、最も効果的な記事の多くは、戦争その他の惨事に対する懸念をかき立て、西側諸国の腐敗した政治家、メディア、その他エリート層に対するうわさをあおるようなものだと考えている。

ワッツ氏らによれば、ロシア側の力の入れ方が現れているのが、スプートニク・ニュースだという。

ロシア公式の通信社・ラジオネットワークの後継として2年前に発足したスプートニク・ニュースは、専門家によれば、単にロシア政府の政治的主張を繰り返すだけの存在ではない。独自に外部からソーシャルメディアに強い人材を集めており、そのなかには、左派・右派問わず自国の政策に批判的な米国民も含まれている。

スプートニク・ニュースにコメントを求めたが、回答は得られなかった。

スプートニク・ニュースのなかでも最も著名な専属記者・解説者の1人であるカサンドラ・フェアバンクス氏は、情熱的な反警察抗議活動家であり、社会主義者バーニー・サンダース上院議員を支持していたが、大統領選の期間中に宗旨を替え、共和党のドナルド・トランプ候補を盛んに応援するようになった。

フェアバンクス氏はロイターの取材に応え、今や次期大統領となったドナルド・トランプ氏を支持するようスプートニク・ニュースから言われたわけではない、と話した。海外への軍事介入や国際貿易協定に反対するトランプ氏の主張に惹かれたのだという。

「彼を応援するためにベストを尽くしたが、それは私の自由意志によるものだ」とフェアバンクス氏は言う。

30代の女性であり、ツイッター上で8万人以上にフォローされているフェアバンクス氏は、スプートニクに加わる前は国際的なハッカー集団「アノニマス」に参加する活動家だった。

投票日の前日、フェアバンクス氏はユーチューブのチャンネル上で、民主党のヒラリー・クリントン候補の選対責任者ジョン・ポデスタ氏のアカウントからハッキングされたメールの発信者たちが、ピザについて会話するなかで小児性愛に関する隠語を使っていた可能性が「非常に高い」と発言した。

この主張は、クリントン氏の支持者がワシントンのピザレストランを拠点に小児性愛のサークルを開いているという風説につながった。このチャンネルは、9.11同時多発攻撃は内部関係者の犯行と主張するラジオ司会者アレックス・ジョーンズ氏が運営するもので、180万人が登録している。

2015年に短期間スプートニク・ニュースで働き、抗議デモ「ウォール街を占拠せよ」の古参活動家でもあるジョー・フィオンダ氏によれば、スプートニクの記事やソーシャルメディアへの取り組みは、全般的に、シリアなどロシアのプーチン大統領の同盟相手を称賛し、警察の不祥事など米国におけるネガティブなニュースを詳細に報じることを目的としているという。

フィオンダ氏は、スプートニクで優先されていたのはハッキングされたメールを拡散することだったと話す。彼の仕事の1つは、「ミューティナス・メディア(反抗的なメディアの意)」と称するフェイスブック上のページ(スプートニクとの関係は明示されていない)に、広まりやすいうわさのネタを流すことだったという。

ロシアに支援されたハッカーの侵入を受けた団体の1つである民主党全国委員会の元職員らは、米国政府は主要政党をテクノロジー面で守るための予算計上を検討すべきだとし、ハッキングされたメールがネット上に広がり始めたら、党職員の対応は後手後手に回ってしまうと語る。

彼らはさらに、民主党出身のオバマ大統領の政権スタッフは自党候補者を弁護していると思われないよう気を遣いすぎていたと話す。

国家情報長官室のロバート・リット法務顧問によれば、オバマ大統領は情報機関に対し、プロパガンダ作戦に関する議論も含め、ロシアによる選挙介入についての分析を提出するよう求めていたという。

リット氏は、米国政府が油断につけ込まれたと考えているかという問いに対し、次のように答えている。「私自身はこの問題にまったく関わっていない。とても重要な問題であり、情報当局が非常に注意深く関心を注いでおり、適切な時期に報告書を発表するだろう」

(翻訳:エァクレーレン)

*2段落目の誤字を修正して再送しました。

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コラム:トランプ氏「影の内閣」につきまとう利益相反懸念
 12月22日、米著名投資家のカール・アイカーン氏(写真)が規制改革に関する大統領特別顧問に就任することになり、トランプ次期政権の「影の内閣」は利益相反を抱える顔ぶれが出そろった。2004年、ニューヨークで撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)
 12月22日、米著名投資家のカール・アイカーン氏(写真)が規制改革に関する大統領特別顧問に就任することになり、トランプ次期政権の「影の内閣」は利益相反を抱える顔ぶれが出そろった。2004年、ニューヨークで撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)
Antony Currie

[ニューヨーク 22日 ロイター BREAKINGVIEWS] - トランプ次期米大統領の政権移行チームは21日、米著名投資家のカール・アイカーン氏が規制改革に関する大統領特別顧問に就任すると発表し、「影の内閣」は利益相反を抱える顔ぶれが出そろった。

押しの強い「物言う投資家」のアイカーン氏は個人の立場で助言を行う。だがトランプ氏が設置を表明した「大統領戦略・政策フォーラム」のメンバーと同様に、政策提言の内容が個人の金銭的利害にぴったり一致したとしても公表する義務はない。

米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、アイカーン氏は既に米証券取引委員会(SEC)の次期委員長選びで重要な役割を担っている。これは気がかりな動きだ。というのもアイカーン氏など、かつて「乗っ取り屋」と呼ばれた物言う投資家は、SECと衝突している企業に投資するケースが多いからだ。また物言う投資家はSECの規則を窮屈だと感じていることがままある。

アイカーン氏の投資先には保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N)や石油精製のCVRエナジー(CVI.N)など、利益相反を引き起こしかねない銘柄がいくつかある。金融や環境などに関わる規制が大幅に手直しされれば、この2社にとっては直接利益になる。実際にアイカーン氏は最近の会合で米環境保護局(EPA)、とりわけ大気・放射線部のジャネット・マッケイブ部長が、エタノール混合規則によりCVRなど精製会社の経営をいかに圧迫しているかへの不満をぶちまけた。

アイカーン氏の主張は正論なのだろう。時の政権がビジネス界の声に耳を傾けるのは筋が通っている。詰まる所、オバマ大統領もゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N)のジェフ・イメルト最高経営責任者(CEO)を雇用に関する経済諮問会議の議長に指名した。トランプ氏の大統領戦略・政策フォーラムには米電気自動車(EV)メーカー、テスラ・モーターズ(TSLA.O)のイーロン・マスクCEOや飲料大手ペプシコ(PEP.N)のインドラ・ヌーイCEOなど、先の大統領選でヒラリー・クリントン候補への支持を表明していた経営トップが含まれており、人選の幅はかなり広い。

しかしトランプ氏の政権移行チームは既に次期政権の閣僚に企業のCEOや富豪を何人も指名している。こうした閣僚候補は少なくとも議会上院で厳しい質問を受ける。また利益相反を禁じた連邦法に従わざるを得ない。

一方、アイカーン氏など大統領特別顧問はこうした規制に従う必要はなく、政策決定過程における役割が曖昧だ。トランプ氏の政権移行チームは特別顧問の役割について適切な監視と透明性の確保を約束している。それでもトランプ氏は利益相反規則は自分自身には適用されないと説明している上、事業の大統領職務からの切り離しも遅れており、信頼を寄せるのは難しい。

●背景となるニュース

・トランプ次期米大統領は21日、規制改革に関する大統領特別顧問に「物言う投資家」のカール・アイカーン氏を指名した。アイカーン氏は個人的な立場で活動し、連邦政府の職員にはならず、政府と特別な雇用関係も結ばない。

*筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています)

*このドキュメントにおけるニュース、取引価格、データ及びその他の情報などのコンテンツはあくまでも利用者の個人使用のみのためにロイターのコラムニストによって提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。このドキュメントの当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。このドキュメントの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。ロイターはコンテンツの信頼性を確保するよう合理的な努力をしていますが、コラムニストによって提供されたいかなる見解又は意見は当該コラムニスト自身の見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。

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http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/835.html

コメント [原発・フッ素47] 福島産米の使われているところ  赤かぶ
19. 2016年12月27日 00:11:03 : tlv6Da0o8k : ooFtqDDs2ag[3]
>>18
与太話はもう食傷だと言っておるぞ。
福島米の汚染と東海第二と・・虜人の関係について言いたいことがあったんじゃないのか?

他者を受け売りせずに自分でしっかり検証していくんだね。
 

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/187.html#c19

コメント [政治・選挙・NHK218] 共産、自由の共闘、着々と進む。気が付けば民進の衰退が見える。(かっちの言い分) 笑坊
10. 2016年12月27日 00:11:11 : qbzIVVDG52 : 9xmuICjo2FE[28]
安倍政権の作る世界は、資本主義の行き着く所、自由主義と相容れないことがわかってきた。武器でも国民の命でも子供たちの未来から果ては、国土の安全安心さえも利益のためには売っぱらえってな。

自由共産党って、ジョークみたいだが、案外その新しい政治観はいいかも。
ま、民進の野田体制は、ね、、、目指す所が自民と同じだから、もういいかな。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/239.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK218] 共産、自由の共闘、着々と進む。気が付けば民進の衰退が見える。(かっちの言い分) 笑坊
11. 2016年12月27日 00:11:37 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-6673]
社民ユース ‏@sdp_youth 9 時間9 時間
〖4野党幹事長・書記局長会談〗又市幹事長は会談で「それぞれの選挙区の実情に即した効果的な協力の在り方を見極める」ことの重要性を指摘。1月7日の市民連合主催の街頭演説会、成功のため4野党も協力して取り組む事も確認
https://www.facebook.com/SDP.Japan/photos/a.431393130278312.1073741828.431323206951971/1191867130897571/?type=3&theater … #seiji #政治
https://twitter.com/sdp_youth?ref_src=twsrc%5Etfw
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/239.html#c11
コメント [経世済民117] 日経平均株価で2万3200円も? トランプ米政権の誕生で「投資の大前提」が変わる(ZUU online) 赤かぶ
2. 2016年12月27日 00:12:40 : Y6UFREnJH2 : Xuie_5ub41c[21]
中川は長くてくどい。
的を捉えてない。


http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/207.html#c2

記事 [Ψ空耳の丘Ψ62] 飛行機事故もロケット打ち上げ失敗もない中で世界中で次から次へと、まるで異次元的に空から落下してくる「人工物」は一体どこか

飛行機事故もロケット打ち上げ失敗もない中で世界中で次から次へと、まるで異次元的に空から落下してくる「人工物」は一体どこから落ちてくる?  | In Deep
http://indeep.jp/where-come-from-falling-objects-all-around-the-world/

飛行機事故もロケット打ち上げ失敗もない中で世界中で次から次へと、まるで異次元的に空から落下してくる「人工物」は一体どこから落ちてくる? 

2016/12/18

2016年12月13日の中国報道より

先日、上のような報道が中国でなされていました。

陝西省の延安市というところにある村に「何か空から落ちてきた」という出来事です。

この地域では夜に大きな爆発音がしていたのですが、このような穴ができていて、朝になっても、まだ下のように穴の中では炎が上がっていたのだそう。

通報を受けた警察が周囲を捜索したところ、周囲にいくつかの破片や部品のようなものを発見し、たとえば、その部品のひとつは下のようなものでした。

何だか飛行機の部品のようにも見えますし、車の車輪「系」のようなものにも見えますが、これが何かはわかっていません。

住民の中に、前の晩に空中から音が聞こえた後に光が落ちてきたのを目撃した人たちがいるので、「空から何かが落ちてきた」ことには間違いがなさそうなのですが、しかし、不思議なのは、

・飛行機などの事故や行方不明などの報告は一切なし。

・ロケットや人工衛星を含めて、事故や行方不明、落下の可能性の報告もなし。

ということになっているのです。

では、一体何が落ちてきた?


続発する「何かの落下」

今年だけではないでしょうが、「人工物にはちがいないけれど、何から落ちているのかが不明」の落下物は、今年わりと報道で見てきました。

今年 11月には、ミャンマーに下のような物体が落下しました。
2016年11月にミャンマーに落下した物体

これについては、

・ミャンマー北部に正体不明の巨大な物体が落下

 地球の記録 2016/11/12

という記事でご紹介したことがありますが、さすがに天然のものとも思えず、まあ、人工物ではあります。

何となく飛行機「系」の部品のようにも見えるのですが、この時も、周辺の領域を含めて、事故や消息不明に関しての報告は一切なく、この時点ではこれが何かわかりませんでした。

側面には下のような、何となく記号や、あるいは文字などにも見えなくもないようなマークが刻印されています。単なる損傷の跡かもしれません。


インドでも、今年8月、轟音と共に下のような物体が落下しました。
2015年8月にインド・チャッティースガル州に落下した物体

これもまあ、飛行機「系」の雰囲気を持っているものですが、この時にも、飛行機の事故などの報告はなかったと、その時の報道にはあります。

さすがに、どのような国でも、「報告のない飛行機の墜落事故」がそう頻繁にあるとも思えませんし、そのこともあり、これらの多くが、落下の時点では「それが何なのかまったくわからない」ということになっています。

このような正体不明の落下物事象があった場合、東西を問わず、通俗的なメディア等では、「 UFOか?」というような見出しがつけられることがあります。

しかし、そういうような言葉を使うのは、むしろ人を欺くタイプのレトリックだと私は思っています。

なぜなら、

「これらはすでに落ちている物体という現物があるもなのだから、すでに未確認でもないし、調べれば何であるかくらいはわかるはず」

なのに、事象後、数日経った報道でも「何かわからない」となり、たいていはそのまま、そのうち報道自体が消えていきます。

知らないうちに「なかったこと」になっている。

本当にそれは落ちてきていて、その現物もあるのに、その出来事自体がなかったことになる。

たとえば、事後に正体が「わかった場合」についての例としては、2年以上前のものとなりますが、過去記事の、

・中国の公式メディアで「 UFO 」という単語の露出がさらに増加する中、フェイクとマインドコントロールがインターネット上に満ち渡っていることに気づく穏やかな春の日
 2014/05/18

という記事で、2014年5月に下のような報道がなされたことをご紹介しました。

中国黒竜江省のチチハル市に上の写真のような物体が「3個」落下したという出来事でした。

その後、これは、墜落した日と同じに打ち上げられたロシアのロケット「プロトン」が打ち上げに失敗し、空中で分解してしまうという事故が起き、その破片が中国にも落下したのだろうということが判明したと報じられていました。落下物の正体がわかった例です。

・・・ただ、このことについては、その後、ロシアの報道をいくつか読んでみたのですけれど、「本当にロケットの破片だったのかな」とは思っています。

それについては、

・むしろ謎が深まる中国の落下体…
 2014/05/19

という記事に書きましたので、細かい部分はそちらの記事をご参照いただければ幸いですが、このロケット「プロトン」は、

・カザフスタンのバイコヌール発射場から発射された(チチハル市はそこから東に2500キロ以上ある)
・発射時刻は 5月16日 午前5時42分(チチハル市に何かが落下したのは、その12時間後)
・爆発した高度は上空 160キロ

という状況で事故を起こしたことが正式に発表されていて、これだと、「カザフスタンから打ち上げられたロケットが上空 160キロメートルで爆発した後の 12時間後に、そこから 2000キロ以上離れた場所に落下した」というように、何だか「ヘン」な話になります。

上空 160キロメートルとなりますと、「熱圏」という場所にあたり、ほとんど宇宙空間ですので、距離にしても時間にしても、そういう「飛ぶ」こともあり得るのかもしれないですが……いや、12時間のタイムラグはどう考えても無理だと思います。

しかし、この中国の落下物に関しては「ロシアのロケット」ということで結論づけられて報道は終了しています。

まるで「時間も空間も飛び越えたかのような落下」という事象の、理屈に合わない部分に関しての言及はありませんでした。

そして起きたことは忘れられていきます。

多くの報道は同ようにすぐに忘れてしまうものですが、後から冷静に考えると、この世には不思議なことが多いです。


その他のあらゆる落下にしても何かおかしい

今から1年ほど前、スペインに謎の物体が落下したことを、

・「何じゃこりゃ?(WTF)」と命名された宇宙の未確認物体の地球への衝突まで、あと1日。そして、スペインで「5日後に同じ場所に」また謎の落下物が
 2015/11/12

という記事でご紹介したことがありました。
2015年11月にスペインに落下した物体

この物体の落下形は、In Deep で何年も前からご紹介していて、一種、見慣れた物体ではあるのですが、形状的には、人工衛星や、かつてのスペースシャトルなどに使用されていた「複合外装圧力容器 ( COPV )」というものか、それに準じるものだと思われます。
複合外装圧力容器 ( COPV )の例

この部品の存在を知った後、「空から落ちてくるこの形状のものは、大体、 COPV なんだよな」などと、半ドヤ顔で語ったりしていたのですが、ある日「ふと」重大なことに気づいたのです。

それは先ほどの「飛行機らしき」部品と同じ理屈ですが、

「これらは、機体が爆発でもしなければ落ちてくるものではない」

ということです。

下は、NASA のスペースシャトルで、どのように COPV が配置されていたかを示すものですが、番号がつけられているものはすべて COPV だと思われます。
スペースシャトルのCOPVの配置図

結局、COPV は、ほぼすべてが機内にあるもの、だということがわかります。

これらが宇宙から落ちてくるには、爆発するなどによって機体が解体されるような事象が起きない限り、ちょっと難しそうです。

今はスペースシャトルは運航していないですので、COPV を搭載しているのは、人工衛星やロケットなどということになるのですかね。

しかし、おそらく、人口衛星にしても「ポンポンと CPPV を下に落下させる」ような設計にはなっていないと思うのですよね。

スペインの昨年の落下物は、何と後日、「同じ場所にまた同じものが落ちてくる」ということまで起きるのですが、どちらの日も、何らかの衛星などの落下や故障、あるいはロケットなどの打ち上げなど、何も報告されていなかったはずです。

「どこから、どうやってこれらが落ちてくる?」

と、むしろ以前より謎に感じるようになっています。


今年は1月にもベトナムにそれらしきものが落下しました。
2016年1月 ベトナムのトゥエンクアン省に落下した物体

下は、そのほんの一例ですが、2000年以降の同じような落下物について、少しご紹介します。

地球の周囲に宇宙ゴミが多いのは周知ですが、「落ち過ぎ感」はあります。

わざと地上に落ちやすいように設計されているというならともかく、そうでないならば、どうして、そんなにポンポンと地上に落ちてくるのかは、よくわかりません。
地球に落ちてきたCOPVのような落下物

2003年 米国テキサス州
・Guardian
2012年2月 ブラジル
・ブラジルで謎の物体が爆発音と共に落下
2011年12月 ナミビア
・世界中の空から次から次へと「謎の物体」が降ってくる
2008年 ブラジル
・Discovery
2000年 南アフリカ
・Guardian


このようなものが落下してくる場合、特に夜の場合だと「火球」として報告されることが多いですが、隕石なども含めて「現在、とんでもなく地上での火球の目撃が増えている」という事実があります。
2005年から2015年までの火球の報告数の推移

ものすごい増え方となっているのですけれど、これがすべて隕石などの天体だとしても、それはそれで何だか大変ですが、あるいは「人工物の火球」も増えているのだとしたら、そちらに関しても不思議な時代になっているという感じはします。

まあ・・・結局これは、先月くらいに、

・「座敷童のいる生活」をカミングアウトしつつ……日常でどなたも頻繁に経験するであろう「物の瞬間的な消滅やテレポート」について考えてみる
 2016/11/16

という記事を書いたことがありますが、そこで、

> 物体の「消滅」や「移動」の奇妙な世界

ということについてご紹介したことがあります。そして、そこでご紹介した記事の中に、

これらの種類の事例には、物が消えて再び出現するだけでなく、それらが遠く離れた場所に現れる例がある。

とありますが、最近の「落下物」たちの、あくまで「一部」には、同じような奇妙さを最近感じることがあります。

何もかも「宇宙ゴミ」として片付けようとすることもできなくはないかもしれないですが、宇宙空間には「あって当然のものもあるし、あってはおかしいもの」があるはずで、最近落ちてきているようなものは「あってはおかしい」ものではないかと思うのでした。

本当にどこから落ちてきているのでしょうかね。

http://www.asyura2.com/16/bd62/msg/170.html

コメント [政治・選挙・NHK218] 宮内庁が天皇陛下の新年の感想中止を発表!理由は負担軽減、陛下の発言封殺との批判も 赤かぶ
1. 2016年12月27日 00:14:32 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[1267]
新年にあたっての感想の取りやめは天皇陛下も了承されたということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161226/k10010820391000.html

いよいよ土人・明仁氏も安倍氏の軍門に下りますか…


※文中、日本政府の言う「差別的でない」意味での『土人』を使用しています。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/245.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK218] 京都で野党共闘街宣 やっぱり来なかった民進地元議員(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
14. 2016年12月27日 00:15:08 : uFhGmzI4Q2 : iNkZdo_A6Qc[205]
 これは、かなり民進党にとって党崩壊の警告信号です。民進党の支持者と有権者は民進党の集会と民進党の国会議員を選挙などで直接(特に弱小化させた人たちなど)に向かって大勢で怒号と怒声を叫ぼう。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/203.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK218] 自由党が愛知県総支部を結成、小沢一郎代表が熱弁!「自公に変わる枠組みを。もう一度、全力で頑張る」 赤かぶ
11. S.T[417] gnKBRIJz 2016年12月27日 00:15:16 : Kr53G9QP3I : nlUYM6Ts8GA[36]
政治家を選ぶ大切な選挙を茶化してワイドショー化におちぶれても、司法権力が暴走しても喜んで叩く日本国民が居るのなら、いくら政権交代を言っても真っ当な政治内容であっても、彼らは政策には興味が無いんです。

政治家を選ぶのはイメージのみ。
真実かどうかなんて自分で調べやしない、ネット上の情報のみを信じ過ぎて陰謀論など信じ込み過ぎて自民党こそ日本を救う、小沢氏は日本を明け渡すなんて妄想をやっている結果が今の日本です。

小沢批判者はどんな政治を望んでいるのか謎ですね。
文句は言うけど対案は絶対に言えないし、自分の求め考える政策に近い政治家さえも解らない。
これじゃまた「自民党が勝つ」工作に手を貸している。
混乱こそが連中の求める所。

日本国の方向を決める代表者を選ばずに国民の手で!とかやっていると、敵国や反日国から「攻め込まれる」でしょうね。
政治家をちゃんと選び出し政治経済などを運営して行く国家こそ、ちゃんとした政治家は居ますから。
そんな国家の国民はちゃんと考え投票する。
投票率を日本で考えたら、この国民にしてこの与党政治家ありって所ですかね。

やっぱり小沢氏が以前から掲げている政策こそ今の腐った中央政権や官僚組織改革を目指している。
改革されるのが嫌なシロアリ連中ほど小沢批判しているんじゃないかな。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/215.html#c11

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2. 2016年12月27日 00:15:31 : 3E76uVCkj6 : nVgKMnZYopg[716]

 給食費を無料にしている 市町村が増えていて そのほうが 能率が良いのだそうだ

 わずかな金を徴収するために 公務員の 高い給料のほうが はるかに 非効率なのだ

 ===

 仕事をしたような 恰好をするのが お役人の 常套手段だ 

 彼らは 給食費の未払いがあれば 小躍りして 喜ぶらしい 今日も仕事がある

 
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/248.html#c2

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15. HIMAZIN[476] SElNQVpJTg 2016年12月27日 00:17:09 : s2BejJ7i36 : i1@Vazk3yCg[15]
「晴れ間」の出鱈目を一つ指摘。

>>9

>西ローマ・カトリック世界で文献が消失していたとしても、東ローマ帝国滅亡に伴って多数の亡命者
>が保存されていた文献を西に運んだそうですから、遅かれ早かれ「復興」はあったでしょう。

無知と傲慢による粗雑な妄想。

西ローマ帝国は476年、ゲルマン人傭兵オドアケルにより滅亡。
東ローマ帝国は1453年、オスマン帝国により滅亡しますが、それより前に一度、1204年に十字軍により滅亡しています。(復興は1261年)

東西ローマ帝国を滅ぼしたヨーロッパ人は、もちろん復興しないし、ましてや文明の継承などしません。

歴史を謙虚に受け止めることが出来ない点は、ネトウヨと同じ。

気が向いたら、他の出鱈目も指摘する。
http://www.asyura2.com/16/warb19/msg/377.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK218] 共産、自由の共闘、着々と進む。気が付けば民進の衰退が見える。(かっちの言い分) 笑坊
12. 2016年12月27日 00:17:27 : 1xowL8UA62 : 3Nv3TtE4PIo[26]
>下野させることだけ一致では困るんですよ。民共由社の連立なんて

一つの例として示しただけ。だけではないのですよ。
とにかく自民と公明の勢力を減衰させる。これだけでも今の政治より良くなる。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/239.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK218] 宮内庁が天皇陛下の新年の感想中止を発表!理由は負担軽減、陛下の発言封殺との批判も 赤かぶ
2. 2016年12月27日 00:18:50 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[1268]
平井宏明氏
「天皇・皇族を敬うのをやめよう。何も偉くも尊くもないし、畏れ多い存在でもない。「ただの人間」だ。
ゆえに特別な敬称や敬語を使う必要はないし、呼び捨てでも一向構わない。
へたにこんなものを敬うと、天皇の政治利用を許しやすくなってしまう。それは再び戦前のような惨禍を繰り返す恐れを生む。」
https://twitter.com/NiST_HH/status/813400678311686145

知らなかったけど「菊タブー」って言うんだね。
勉強になります。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/245.html#c2

コメント [リバイバル3] 音は凶器 中川隆
20. 中川隆[5702] koaQ7Jey 2016年12月27日 00:20:21 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6143]

ヘッドホンオーディオの私的な歴史、そして次の10年
万策堂の私的オーディオインプレッション
http://pansaku.exblog.jp/25028844/


1891年頃
・フランスの技術者エルネスト・ジュール・ピエール・メルカディエが電話受信機用として、歴史上初めてのイヤホンを開発、その特許を米国で取得。

・この頃、イギリスで教会や劇場での音声を電話線を通して、家庭で聞くというエレクトロフォンという富裕層向けの有線放送が誕生。聴取に用いられたレシーバーは家に居ながら音楽を楽しめる機器であり、ヘッドホンの祖形。

1910年
・米国の電気技師のナサニエル・ボールドウィンが自宅の台所で左右二台のレシーバーをヘッドバンドに取り付けた機器を考案。ヘッドホンの誕生。その優れた音質を米海軍が評価し、購入に至る。これ以降、しばらく高性能ヘッドホンは全て軍用。

1937年
・ドイツのオイゲン・ベイヤーが世界初のダイナミック型ヘッドホンDT48を開発。彼は後にbeyerdynamicを設立。

1946年
・中野にフジヤカメラ店開店。のちのフジヤエービックであり、日本におけるヘッドホンブームの盛り上げに大きな影響を及ぼす。

1949年
・独のAKGが同社の最初のヘッドホンK120 DYNを発売。

1957年
・米RCAの技術者であるウィラード・ミーカーがノイズキャンセリング機能のあるヘッドホン用のイヤーマフを開発。

1958年
・アメリカのヘッドホンメーカー、KOSSを創設したミュージシャンのジョン・コスが、一般向けにステレオヘッドホンを開発。軍用レベルのヘッドホンで音楽を聞いたことが契機。

1959年
・日本のスタックスが世界初のエレクトロスタティック型ヘッドホンを発表。

1967年
・独のゼンハイザーが世界初のオープンエアー型ヘッドホンHD141を発売。

1968年
・Kossが米国初のエレクトロスタティック型ヘッドホンを発表。

1972年
・米コネチカット州にマークレビンソン・オーディオ・システムズ設立。スピーカーによるハイエンドオーディオが本格的に始まる。

1979年
・ソニーが携帯オーディオプレーヤー、ウォークマンの初代モデルTPS-L2を発表。ヘッドホンが世界中のあらゆる場所で日常的に使われるようになる。

1982年
・CD登場。アナログレコードを急速に駆逐し始める。

1989年
・ソニーが高級ヘッドホンMDR-R10と超定番モニターヘッドホンMDR-CD900STを発売。
・AKGが真のオープンエアー型ヘッドホンK1000が発売。

1990年
・ニューヨークのブルックリンで発祥したGRADOが同社初のヘッドホンHP1を発売。

1991年
・ゼンハイザーは当時、世界で最も高価なヘッドホンシステムとしてOrpheus(HE 90/HEV 90)ヘッドホンシステムを発売。後のハイエンドヘッドホンの源流。

・Ultrasoneがドイツ・ミュンヘンに設立される。開放型ヘッドホンHFI-1000を発売。

1993年
・STAX SR-Ω 発売。日本におけるハイエンドヘッドホンの前哨。

1994年
・GRADOのベストセラーSR60発売。

1995年
・ゼンハイザーより名機HD600発表。

・ソニーより世界初の市販のノイズキャンセリングヘッドホンMDR-NC10が発売されるも、あまり普及はせず。


1999年
・SACD、DVDaudioが登場する。いわゆる「ハイレゾ」音楽データの原型となる。残念ながらオーディオマニア以外への浸透はせず。

2001年
・10月、最初のiPodがマッキントッシュ専用のデジタルオーディオプレーヤーとして発表される。iTunesとの同期機能を持ち、自宅での環境をそのまま外へ持ち出せることが特徴。音楽を聞くためのDAPそしてイヤホンが全世界に急速に普及。

・ノイズキャンセリングヘッドホンBose Quiet Comfortが日本で発売され、この種のヘッドホンが本格的に普及。

・日本の電気用品安全法が改正され、外国製のヘッドホンアンプなどでPSEマークを取得していないものは、原則的に日本国内での売買ができなくなる。以後、日本で公的に外国製のオーディオ機器、特に電源ケーブルなどを輸入し売買することが困難に。

・世界最大のヘッドフォンオーディオフォーラムHead-FiがJude Mansillaにより設立。このような建設的なヘッドホンオーディオ論議が出来る場が日本には未だ存在せず。


2003年
・ゼンハイザーより名機HD650発表。目に見えないマイナーチェンジを繰り返しつつ現在も発売中。

・圧縮音源配信iTunes Storeが開始。

・EUにRoHS指令が発令。これによりEUで電気機器のパーツに含まれる有害物質の使用が制限。高音質だが、また代替についてはメーカーに委ねられたため、多くのオーディオ機器に音質的あるいは価格的な影響。これによりオーディオ機器全体に若干の音調の変化。


2004年
・オーディオテクニカの名機ATH-AD200発売。この頃のテクニカは覇気があった。

2005年
・この頃よりiPodに付属するイヤホンの音質に飽き足らない人々がより高級なカナル型イヤホンを買い求める。

・水樹奈々のEternal Blazeが大ヒット。この頃、日本においてアニソンが独立した歌謡ジャンルとして定着。アニソンをメインソースとして、これを高音質で聞こうとするオーディオマニアが“日本だけ”に現れる。


2006年
・米RSAが高級ポタアンの定番SR71を発売。この頃、国内外から多数のポタアンが発売。

・日本の新興オーディオメーカーizoが高性能ヘッドホンアンプiHA-1のファーストモデルを発表。別電源などを持つ高度なコンストラクション。パソコンで音楽鑑賞するための環境の向上を掲げる。このコンセプト自体は2016年末の今も生き続けている。

・この頃、ブログMusic to Goにより日本にヘッドホンのリケーブル、バランス駆動が紹介される。日本でヘッドホン・イヤホンで高音質を追求する動きが本格的に始まり、ハイエンドヘッドホンへの関心が高まる。

・11月11日にフジヤ主宰の最初のヘッドホン祭り「ハイエンドヘッドフォンショウ」が定員制で開催。出展されたシステムはたった5組であったが、2016年現在から見ても、かなりハイエンド寄りの高度な内容。

・Ultrasone Edition 9が発売される。当時としては突出した高性能・高価格ヘッドホン。


2007年
・夏、萌えるヘッドホン読本が同人誌として発売。日本のヘッドホンムーヴメントがいわゆるオタクカルチャーとリンクしていることを印象付ける。

・12月、ヘッドホンブック2008発売。おそらく世界で初めての本格的なヘッドホン専門ムック。

・英LINNよりKLIMAX DS発表。ネットワークオーディオの始まり。音質はもちろん音源管理を容易にする側面からも、ヘッドフォニアでこのレベルの機材を上流とする者が現れ始める。

2008年
・ソニーが世界初となるデジタル・ノイズ・キャンセリング機能がついたヘッドホンMDR-NC500Dを発売。

・米モンスターケーブルとBeatsエレクトロニクスが共同開発したBeats のファーストモデルBeats Studioが発売される。

・韓国StyleaudioよりUSB接続DAC内蔵ヘッドホンアンプCaratシリーズ発売開始。

・米HeadroomのBalanced Ultra Desktop Amp(BUDA)が、意識の高いヘッドフォニアにより日本に輸入されはじめる。日本での本格的なヘッドホンのバランス駆動の始まり。


2009年
・ゼンハイザーがハイエンドヘッドホンHD800を発売。

・アニメけいおん!ブームに連動し、AKG K701の売れ行き好調。アニメとヘッドホン・イヤホンの関係の強さを物語る事件。

・beyerdynamic T1が発売。

・日本のオーディオメーカーLUXMAN初の高級ヘッドホンアンプP-1uを発売。

・この頃より、日本の業務機器メーカーOJI specialが、一般ユーザーから受注したカスタムメイドのヘッドホンアンプを生産。以後、ユーザーの要求に応えた多くのヘッドホン関連機器の特注品を製作し続けている。

・秋のヘッドホン祭りにおいてHelter Skelterより高性能な自作ヘッドホンアンプの展示。優れたヘッドホンアンプを自作する個人の登場。


2010年
・Fit ear、UEなどのカスタムIEMがイヤホンマニアに注目され始める。

・ハイエンドスピーカーメーカーB&Wが同社初のヘッドホンP5を発売。

・武蔵野音研の設立。2chから派生し、ポータブルアンプ、ケーブルをカスタムメイドする業者の登場。そして、これを利用するディープなマニアの出現。

2011年
・STAX SR009が発売される。また同年末にSTAXは中国企業に買収。

・手堅くまとめられたバランス駆動可能なヘッドホンアンプIntercity MBA1 platinumが発売されるも、メーカーの消滅に伴い幻のアンプとなる。ここまでの日本のヘッドホンアンプ技術の集大成。

・この頃よりポータブルのDAC・アンプを何台か重ねて携行するイヤホンマニアが増加し、衆目を集める。

・日本の医療機器メーカーNew OPTがKH-07Nヘッドホンアンプを発売。さらなる異業種からの参入に注目。


2012年
・5月にG Ride AudioはハイエンドヘッドホンアンプGEM-1を突如として発表。本格的なハイエンドオーディオの手法と強烈な個性をヘッドホンオーディオに初めて持ち込む。

・日本のベンチャー企業Agaraが日本で初めて100万円オーバーのヘッドホンアンプAGH-1000を発表。しかし、この意欲的なメーカーはその後、消息不明となり、このアンプも幻のアンプとなる。

・ハイレゾ音源の配信開始。SACDの失敗は明白となる。

・密閉型の名機Fostex TH900発売。4年後のMDR-Z1Rの発売まで密閉型ヘッドホンの王として君臨。

・プロ用スタジオ機器メーカー、マス工房がヘッドフォンアンプmodel 370を発表。コンシュマーヘッドホンオーディオにプロ機器の色付けのない音調を持ち込む。

・日本のプロミュージックレーベルとして2006年に設立されたWAGNUSは、この年、フジヤエービックと正式提携、ポータブルオーディオプロダクトを手掛ける。特にマニアックなイヤホン用リケーブルで多くの実績を作る。

・USBでDSDデータを転送できるDop(DSD audio Over PCM frames)がアンドレアス コッチらにより開発される。DSD配信の可能性を拡大。

・日本のベンチャー企業Kuradaがフルウッドハウジングのヘッドホンを開発。Tayler madeと称するヘッドホンを製作。

・米ケーブル専業メーカーJPSより弩級平面駆動ヘッドホンAbyss発表。

2013年
・日本の業務用機器メーカー、グラストーンより、全面金メッキを施した銅シャーシを纏う創業15周年記念製品A15-HPA30Wヘッドホンアンプが15台限定で生産される。これも幻のアンプ。

・ステレオサウンド姉妹誌DigiFiにUSB-DACつきヘッドホンアンプの付録がつく。この頃より、オーディオ誌に付録を付けることが流行。この頃から日本の出版業界の斜陽化は明らかになり、同時に既存のオーディオ雑誌の内容の陳腐化が囁かれる。

・この頃よりオーディオ用に開発されたUSBケーブル、LANケーブルが次々に発売。

2014年
・10月に高級ヘッドホンアンプRe Leaf E1発表。意気込みが空回りしていない初めての100万円オーバーのヘッドホンアンプ。すこぶる高価であり、無名のメーカーの製品でありながら、幻のアンプとはならずに現在も購入可能。

・11月にGOLDMUND Telos headphone Amplifier発表。発売とともに中国で好調な売れ行き。スーパーハイエンドオーディオメーカーが初めてヘッドホンオーディオに参入したインパクト大。

・BeatsエレクトロニクスがAppleに買収される。

・AKG K812が発売される。遅すぎたフラッグシップ。

・Just earによる世界初のテーラーメイドイヤホンの受注開始。

・フジヤ主宰の冬のポタ研開催、異例の大雪にもかかわらず、中野に多くの若いマニアが来場。

・その冬のポタ研にてCHORD Hugoのお披露目。ハイエンドオーディオメーカーがポータブルオーディオを強く意識し、持てる技術を注ぎ込んだ世界初の例。

・Dela N1Z発売。ネットワークオーディオで使われるNASにハイエンドオーディオの手法を適用した音質対策品の登場。


2015年
・1月にJH AUDIO Layla日本先行販売。このロットは13分で完売。

・5月にポータブルオーディオブランドAstell&Kernより、超高級DAPであるAK380が発表される。従来のDAPとは一線を画する高音質に驚き。

・Hifiman HE1000, Audeze LCD-4が発売される。HD800を超えるスーパーハイエンドヘッドホンが市場に本格的に登場。

・GOLDMUND Telos headphone Amplifierの改良型GOLDMUND THA2が発表される。これほど高価なヘッドホンアンプに2nd versionが出るのは異例。

・Fostexより真空管式の弩級ヘッドホンアンプHP-V8が発表される。

・かねてよりアナウンスされていたが、発売が伸びていたオーディオクエストのヘッドホンNight Hawkが日本で発売される。二つ目のケーブル専業メーカーによるヘッドホンへの参入は驚き。

・CHORD Mojo発表。ポータブル市場、騒然となる。

・定額制音楽ストリーミングサービスApple music, TIDAL開始。TIDALはCDクォリティで4千万曲を配信するも、日本には未だ上陸できず。

・またこの頃からオークションでヴィンテージのヘッドホン機器が高価で取引されるようになる。Sennheiser OrpherusやSTAX SR-Ω、SONY MDR-R10などがプレミア価格で落札される。

・ゼンハイザーが真空管搭載コンデンサ型・超高級ヘッドホンシステムHE-1を発表。音質が評価される反面、無駄なギミックと法外な価格が既存のヘッドフォニアからの批判の的となる。2016年現在も詳細な仕様は公表されず。

・この頃よりヘッドホン・イヤホンの高価格化・高音質化あるいはピュアオーディオ化が加速。

・USB DACへの異論としてLAN DACとも呼ぶべきMerging NADAC発表される。音質はさておきROONとの類似性・関連性という視点からも注目。

2016年
・HE-1に対抗するようにHifimanもShagri-laシステムをほぼ同価格で発表。

・9月にアップルがヘッドホンジャックを排除したスマートフォンiPhone7を発表。

・TIDALと連携でき、多様な情報をユーザーに提供する、英の総合音楽鑑賞ソフトROONが日本に紹介される。やや高額であることなどから、日本での浸透は限定的。

・群馬のベンチャー企業Brise audioがスーパーハイエンドオーディオケーブルをヘッドホンリケーブルに持ち込む。リケーブルの世界を拡大。

・フランスのスピーカーメーカーFocalがハイエンドヘッドホンUtopia、ELEARを発売。

・米MSB Thechnologyが超弩級機Select DACに接続することを前提とし、かつSTAX の静電型ヘッドホン専用となるヘッドホンアンプを発表。総計で1500万円を越える現世界で最も高価なヘッドホンシステムとなる。HE-1、Shagri-laなどと並び富裕層をターゲットにしたヘッドホンシステムの流れが出来始める。

・Re LeafはE1の上位モデル、世界展開モデルとして曲面を多用したステンレス筐体を纏うE1Rを発表。

・ソニーがSignatureシリーズと銘打ってハイクラスなDAP・ヘッドホン(MDR-Z1R)、ヘッドホンアンプの三つ組みを発表する。ヘッドホン文化のリーディングカンパニーとしての矜持を示す。

・この頃ケーブルメーカー各社がヘッドホン用のリケーブルの開発を画策しはじめる。

・AKGが、所属するHarmanグループごとSamsungに買収される。

・ハイエンドオーディオメーカーPASSが初めてのヘッドホンアンプHPA-1を発売。


こうして年表を見てゆくと分かってくることがある。

まず、日本でハイエンドヘッドホン・イヤホンのムーヴメントが本格的に始動したのは2006年11月11日にフジヤ主宰の最初のヘッドホン祭り「ハイエンドヘッドフォンショウ」が開催された時ではないかということ。

スピーカーによるハイエンドオーディオの始まりを1970年代とすると40年ほど遅れていることになる。

このイベント以前にも散発的な動きはなくはないが、一つの連続的な動きとなっていったのは2006年以降と考えるべきだ。つまり今年、2016年は十年目の節目に当たっていた。

さらに、2006年をハイエンドヘッドホンオーディオ元年とすると、この動きが十年もの間続いていることから、これは単なる一時的なブームではないと考えられる。それどころか、より進んで2015年、2016年におけるハイエンド機の台頭を見ると、これはバブルではないかとさえ思う。


次に私個人に関して、この年表内で重要な事柄を述べると、まず2006年頃にMUSIC TO GOの記事を読んでヘッドホンオーディオに興味をもったことだろうか。

そのころは Wilson audio や Wadia、FM acoustics、Boulder 等を駆使するスピーカーオーディオマニアであった。

あのブログの記事を読んでから色々なHPAやヘッドホンを使ってみたが、今思い出してみても音質はいま一つであった。

初めてそれなりに納得できる音が出たのは随分後の2011年あたり。HD800 と MBA1 platinum の組み合わせであったが、思い返せば、それもまあそれなりにというくらいだった。

個人的にこの年表に載せた事績の中で最も衝撃を受けたのは2012年の G ride audio GEM-1 の登場。

これほど強烈な個性をハイエンドオーディオの手法に載せて出してきたプロダクトは現在に至ってもほぼ記憶にない。

別電源に二本の電源ケーブル、リケーブルした HD600 Golden era という組み合わせのインパクトはこの先も忘れない。そしてあれは恐るべきサウンドを奏でるヘッドホンシステムでもあった。ここになにかが突如現れたのを感じたが、その全体像は私には見えていなかった。

そして、それがはっきり見えたのが GOLDMUND Telos headphone amplifier と比較しながら、Re Leaf E1 のプロダクトモデルを聞いた2014年秋頃。

このモデルは日本のハイエンドヘッドホンアンプの原器でありシンボルである。

STAX SR009 が近い位置にいながら、それを十分に生かす高級なアンプが選べないことなどがあり、行けなかった場所にたどり着いたものとも解釈できる。

E1 は私の中にありながら、私本人にも知られなかったヘッドホンアンプのイデアを具現化した。そしてハイエンドヘッドホンオーディオとはこういうものなのだと、ビジュアルとサウンドの両方で明確に示した初めてのギアだった。あれから随分経ったように思っていたが、まだ二年ほどしか経過していないのだね。

また私は今、この Re leaf E1 のベストパートナーの一つとして同じ日本製の SONY MDR-Z1R を愛する。ごく最近あった、このヘッドホンとの出会いもまた大きい。

その前に出会い、真にエバーグリーンな価値を持つと思われた HD650dmaa に匹敵するほど飽きのこないサウンドを奏でながら、既存の枠を破る先進性を備え、しかも密閉型であるというヘッドホン。元来、ヘッドホンとはその本来の用途から考えて密閉型になって初めて完結するという密かな持論を持つ私にとって、この完成された音響美、機能美は衝撃であった。


ところで、この十年はヘッドホン・イヤホンの高級化・ピュアオーディオ化、PCオーディオ・ネットワークオーディオの普及、アニソンブーム、SACDの衰退とハイレゾの登場、スピーカーを使うハイエンドオーディオの高価格化・ユーザーの高齢化とハイエンドオーディオ不況、オーディオに関するSNSの発達という互いに独立した光と影の要素が折り重なっていた時代である。

そして、これらの要素が渾然一体となり、ヘッドホン・イヤホンをコアとする、独立したオーディオの流れが形成された時期であるとも言える。

この独立したオーディオの流れは基本的にはその前の時代には存在しなかったものであり、2016年から先の「次の10年」へと、なだれこんでゆくものだと考えられる。


次の10年に連なる、最近の注目すべき動きとして2016年、ヘッドホン・ポータブルオーディオのリーディングカンパニーであったソニーが本格的にハイエンドヘッドホン市場に再参入したことがある。

これを見ると、従来のハイエンドオーディオアンプ・スピーカーの売れ行きが頭打ちになる中、ハイエンドオーディオメーカーのヘッドホン分野への新規参入の加速が考えられる。また、ヘッドホン自体とそれ関連する様々なアクセサリー・ケーブルについても、異なる業種からの参入あるいはコラボレーションが期待される。

例えば、Beatsのグランメゾン Fendiとのコラボや Focal Utopia のジュエラー Tounaire とのコラボ(10万ユーロの史上最も高価なヘッドホンが現れた)など、服飾メーカーや宝飾メーカーとコラボしたバージョンが存在するのは周知のとおりであるが、このような従来のオーディオにはほとんど関連のなかった業界とのコラボや新規参入が実現するかもしれない。特にヘッドホン・イヤホンの持つ「身に着ける」という要素は、音質とは全く別なハイエンド、つまりハイエンドファッションとの兼ね合いで注目される可能性もある。

ファッションとの関係について言及するまでもなく、ヘッドホンの流行は多分に音楽や出版、アニメなどのカルチャーの動きや現代の都市のライフスタイルと関連があることも年表からわかる。

例えばアニソンはスピーカーにて大音量でおおっぴらに聞くような音楽ではなくイヤホンで一人で聞くものだと考えている日本人は少なくない。他人を常に憚って生きる都会の日本人の考えそうなことである。

そもそもクレーム社会である現代の日本の都市において、スピーカーで、しかも大音量で音楽を愉しむことは現実的ではない場合が多い。また極めて日本の都会人は多忙であることから、退職した老人でもないかぎり、深夜の自室や電車の中や立ち寄ったカフェでしか音楽を聞く時間がない。だから、携帯可能だったり、どんな時間でも小さなスペースで楽しめるヘッドホン・イヤホンが人気なのだろう。

世界的に見ても時間と空間の有効利用が人間生活のテーマとなっており、これはハイエンドオーディオを代表するような大型のスピーカーシステムとは相いれない風潮である。

そういう効率性、合理性を重んじながら、一方で癒しを求めるという観点から見ても高音質なヘッドホン・イヤホンに世界的な人気があるのは当然なのである。


無論、スピーカーを使うハイエンドオーディオがなくなることは考えられないし、ハイエンドヘッドホン・イヤホンの流れもこの先、ライフスタイルの変化、技術あるいはコストの壁に突き当たり、スタックしてしまう可能性は否定しきれない。現にハイエンドヘッドホン・イヤホンの高価格化はこのジャンルがスピーカーと同じ末路を辿る可能性を示唆している。

新しいオーディオの流れがなんであれ、既存のハイエンドオーディオは、その本質が価格・大きさ・重さは度外視で際限なく音質を追求するという態度であるがゆえに、一般大衆を置き去りにしただけでなく、結局は金持ちのオーディオマニアですら辟易するような規模と金額のものになってしまった部分がある。

ハイエンドオーディオのモンスターマシーンたちを飼い馴らすために、音響的に完備された大きな部屋と専用の電源設備を用意することまで考えると、このようなハイエンドオーディオが強いる様々な負担の重みは、その対象である音楽が生活の中で持つ軽さと釣り合わなくなってきている。

実は、この問題を我々オーディオマニアは常に相対化して誤魔化してきた経緯がある。いつものように結論を先送りするか、あるいは音楽の芸術的価値を美化することで、その対価が無限大であるかのように主張してきた。

もっと具体的に言えばオーディオシステムにいくらカネをかけても、音楽そのものが持つ深い精神性となら、十分に釣合いが取れるかのように言い立ててきたのである。だが、時代は移り、価値観は変わりつつある。そろそろ年貢の納め時ではないのか。

この十年は従来のハイエンドオーディオの衰退とそれに代わる、新たな形のハイエンドオーディオの始まりの時代であったと位置づけるべきなのかもしれない。

もうすぐ、日本のハイエンドオーディオの新しい10年が始まる。
by pansakuu | 2016-12-08 23:06 | その他

http://pansaku.exblog.jp/25028844/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/205.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK218] 共産、自由の共闘、着々と進む。気が付けば民進の衰退が見える。(かっちの言い分) 笑坊
13. 2016年12月27日 00:21:58 : 1xowL8UA62 : 3Nv3TtE4PIo[27]
>合わせても支持率2.4%の泡沫野合。

失笑しか出てきませんよね。

泡沫候補と言われ続けていたトランプ氏が次期アメリカ大統領になった。
お忘れかな。あまり安易に泡沫なんて言わない方が宜しいと思いますよ。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/239.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK218] 宮内庁が天皇陛下の新年の感想中止を発表!理由は負担軽減、陛下の発言封殺との批判も 赤かぶ
3. 2016年12月27日 00:23:22 : EJE5JxvRvU : niqWV7GXUVM[11]
>>1,2

はいはい、いつもの琉球男。

天皇については、貼り付くくせに、

自分とこの知事(琉球王)には何も言えないヘタレです。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/245.html#c3

記事 [経世済民117] 2016年のドル円を動かした人物トップ10 復活株価、トランプ相場ではなく、債券バブル崩壊 この一言で振り返る2016年
コラム:
2016年のドル円を動かした人物トップ10

植野大作三菱UFJモルガン・スタンレー証券 チーフ為替ストラテジスト

[東京 26日] - 2016年のドル円相場は「申酉(さるとり)騒ぐ」の格言通り、大きく荒れた。序盤から終盤にかけて激しく変わるドル円相場の局面変化を、全て完璧に読み切れた関係者は恐らく皆無だろう。

毎年この時期には世間で「今年の10大ニュース」の発表が相次ぐ。2017年のドル円相場を展望するに際し、「温故知新」はポイント整理に役立つ。以下、「2016年のドル円相場に影響を与えた人物トップ10」を筆者の主観で選んでみたい。

●第1位=トランプ次期米大統領

米大統領選挙期間中は、過激な言動で市場を不安に陥れたが、11月の本選で勝った直後に立派な勝利演説を行い、米金利上昇・株高・ドル高の「トランプ相場」を加速させた。11月9日の安値101.20円から12月15日の高値118.66円まで約5週間でドルは17.46円も急騰した。

米国でトランプ政権が発足するのは2017年1月20日であり、選挙中の公約だった大型減税・公共投資の具体像が明らかでない段階での「トランプラリー」は期待先行の感が否めない。だが、「年収1ドルで働く」と宣言した「ビジネスマン大統領」の強い旗振りの下、米国経済の足腰が強化されるとの期待も強く、4年間の任期中の政策運営が注目されている。

●第2位=キャメロン前英国首相

「首相の火遊び」と揶揄(やゆ)された国民投票を6月23日に実施、「欧州連合(EU)離脱」という驚愕の民意を引き出した。翌24日の東京市場でドル円相場は早朝に記録した106.84円の高値から約5時間半で7.32%も暴落して一時99.02円と今年最安値を記録した。1日のドル円の下落率としては、1998年秋の「LTCMショック」で計測された9.36%に次ぐ大記録だ。

英国民投票の結果を受けてポンド安が加速する中、市場のリスク探知機の針が振り切れたことで、ポンドドル市場経由のドル高圧力よりも、ポンド円市場経由の円高圧力が強くドル円市場に伝染した。

●第3位=肖鋼・中国証券監督管理委員会前委員長と周小川・中国人民銀行総裁

肖鋼・前委員長は、年明け早々の中国株暴落に対して逆効果になった「株売買の停止」「サーキットブレーカーの導入」「大株主の売却制限」などの対策を次々実施して市場を混乱させた後、2月下旬に辞任した。

ほぼ同時に加速した元安が、中国からの資本逃避懸念を増幅したため、当時は人民銀がドル元レートの基準値を元安方向に設定するたびに市場のリスク許容度が萎縮、「リスク回避の円高圧力」が強まった。

2016年前半に加速した強烈な株安・円高局面では、いわゆる「チャイナリスク」への懸念が猛威を振るい、その後の英国民投票でドル円が2年7カ月ぶりの99円台に突入する素地が作られた。

●第5位=イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長

2016年最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)までの間は利上げを我慢したが、12月に満を持して1年ぶりの利上げに踏み切った。

0.25%の利上げは、市場の予想通りだったが、同時に提出された政策金利見通し(ドットチャート)で2017年中の利上げ回数が「2回」から「3回」に上方修正されていたほか、これまで下方修正の連続だった「長期の政策金利」見通しが引き上げられたことが「トランプラリー」を助長した。

FOMC後の会見でイエレン議長は「財政刺激は完全雇用の達成には必要でない」などと発言しており、2017年春頃に始まる米予算協議をにらみながらの金融政策の操舵が注目されている。

●第6位=黒田東彦日銀総裁

1月に導入したマイナス金利の評判が悪く、円安効果はわずか3日で切れた。その後、7月の会合で次回までに「総括的な検証」を行うと宣言、十人十色の詮索トークを刺激した。

9月に導入された「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」に追加緩和策は含まれておらず、当初は「金融緩和の限界論」を助長したが、金融政策の主役を「金利」に戻したことの効果が後に現れ、米大統領選後に加速した米長期金利の急騰局面での「円の弱さ」を際立たせた。

なお、市場では賛否両論が渦巻いているが、7月に導入した年6兆円の上場投資信託(ETF)の爆買い政策は、その後の日本株を下支え、市場のリスク許容度改善効果を通じて円安に寄与したと指摘する声もある。

●第7位=ムハンマド・サウジアラビア副皇太子とプーチン・ロシア大統領

2016年前半の円高局面では、「原油価格の下落」も市場のリスク許容度を萎縮させた。2月に原油が26ドル台で底打ちする頃までは、ムハンマド副皇太子がイランを含まぬ減産に難色を示し、原油価格は軟調地合いが続いた。

だが、原油が30ドルを割り込むとサウジとロシアの痩せ我慢が限界に達して水面下の協議が活発化、10月にプーチン・ロシア大統領が「石油輸出国機構(OPEC)に協力する用意がある」と述べたことで価格の安定感が増した。

その後、11月のOPEC総会で8年ぶりの減産合意が成立、12月には15年ぶりにロシアなどの非加盟国も含んだ合意が成立、原油底割れ懸念の後退がドル円やクロス円を巻き込んだ円の全面安に寄与した。

●第9位=安倍晋三首相

7月の参院選で勝利した直後に経済対策を指示、官邸で「ヘリコプター・ベン」ことバーナンキ前FRB議長と会ったことで、一部海外勢にヘリコプターマネー政策の準備を想起させた。

参院選前の100.0円から21日の107.49円まで、わずか9営業日で7.49円もの円安が加速したが、その後は政治的配慮による経済対策額の水増しが判明、半月後の8月中旬には一時99.54円と、逆に7.95円もの円高が進んで市場関係者の夏バテが増幅した。

他方、外交面では歴史的な活躍が目立ち、米大統領選で勝利したトランプ氏の自宅を10日後に訪問したほか、5月に広島を訪れたオバマ米大統領への返礼も兼ねて12月に真珠湾を訪問する。一連の対米外交が成果をあげ、今後の日米両国関係の安定に寄与することが期待されている。

●第10位=コミー米連邦捜査局(FBI)長官

米大統領選の11日前にクリントン民主党候補の国務長官時代のメール問題に関する捜査再開を突然発表、同氏の楽勝ムードを一気に消したが、投開票の2日前になって今度は「訴追を求めず」との判断を示して選挙戦を混乱させた。

コミー長官の行動が選挙結果にどれほど影響したかは不明だが、敗戦から5日後にクリントン氏は同長官の書簡が「選挙戦に大きな打撃を与えた」との見方を示している。米大統領選挙後の強烈な「トランプラリー」を見るにつけ、「もしもコミー長官の判断迷走がなかったら、今頃どうなっていたのだろうか」との感慨を禁じ得ない。「トランプ相場」の影の立役者として、末尾に挙げておきたい。

以上、筆者が選んだ「2016年のドル円相場に影響を与えた人物トップ10」だ。諸々異論はあるだろうが、恐らく1位については衆目が一致しているのではなかろうか。

冒頭で触れた通り、2017年は「さるとり騒ぐ」2年間の後半戦に突入する。最大の注目テーマはやはり「トランプノミクス」の成否になりそうだが、2016年1年を振り返っても、為替相場はどこに地雷が埋まっているか分からない。

2017年3月までに行うとメイ英首相が宣言している対EU離脱通告後の条件協議の行方、トランプ米新政権発足後の米中関係と中国発の世界景気悪化懸念の当否、主要産油国による減産合意の遵守状況などにも引き続き細心の注意が必要だろう。

相場を騒然とさせる「とり年」の霊力が、円高・円安どちらに宿るのか、予断を許さぬ1年になりそうだ。

*植野大作氏は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のチーフ為替ストラテジスト。1988年、野村総合研究所入社。2000年に国際金融研究室長を経て、04年に野村証券に転籍、国際金融調査課長として為替調査を統括、09年に投資調査部長。同年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画、12月より主席研究員兼代表取締役社長。12年4月に三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社、13年4月より現職。05年以降、日本経済新聞社主催のアナリスト・ランキングで5年連続為替部門1位を獲得。

*本稿は、ロイター日本語ニュースサイトの外国為替フォーラムに掲載されたものです。

(編集:麻生祐司)

*本稿は、筆者の個人的見解に基づいています。


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再送-為替こうみる:円ロング巻き戻し由来のドル高は終了、年内はレンジか=JPモルガン 棚瀬氏 2016年 12月 07日
コラム:円急落の裏側、17年見通し修正は必要か=佐々木融氏 2016年 12月 20日
コラム:「中国危機」は本当に起きるか 2016年 11月 04日

http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-daisaku-ueno-idJPKBN14F0HV?sp=true


 


http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/248790/122100074/

 

この復活株価は歪んでいないか

記者の眼

2016年12月27日(火)
田村 賢司
 「申酉(さるとり)騒ぐ」の相場格言通り派手な動きとなった2016年・申年の株式市場。1月4日、日経平均・1万8451円で始まった市場は6月24日には1万4952円まで下落したが、11月8日の米大統領選でドナルド・トランプ氏が当選すると、トレンドは上昇に傾き、12月22日には1万9428円に戻した。2万円も目の前で、トランプ相場が始まった当初、「2017年半ばにも2万円」(大手証券会社のストラテジスト)としていた予想を遙かに早く達成しそうな雰囲気になってきた。

 だが、この株価上昇は本当に慶賀すべきものなのか。背景を眺めてみると、そこに懸念も浮かぶ。


(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
トランプ相場ではなく、債券バブルの崩壊

 足元に限ってみれば、株価上昇のきっかけがトランプ当選であることは言うまでもない。トランプ氏が選挙中に掲げた@10年間で1兆ドル(約117兆円)規模のインフラ投資、A法人税の最高税率を35%から15%に引き下げ、所得税も同39.6%から33%に減税する――といった大規模な財政政策が景気を押し上げると期待されたためだ。

 米経済は今、唯一の世界景気の機関車であり、その加熱は世界の株高を演出する。米景気上昇期待はドル高にもつながり、日本には円安ももたらして日経平均をさらに押し上げたという格好だ。

 しかし、さらに底流へ目を凝らしてみると、別の動きが浮かぶ。「長く続いた債券バブルの崩壊」(日本株ヘッジファンド、ベイビュー・アセット・マネジメントのファンドマネジャー、佐久間康郎・執行役員)である。2008年秋のリーマンショックで景気が急落すると、日米欧中は財政出動や利下げなどの金融緩和に打って出た。日本の本格的金融緩和は遅れたが、2013年春の黒田バズーカを号砲に、これまでにない量的質的緩和に踏み込んだ。

 金利低下は債券価格の上昇であり、投資マネーはそのトレンドを目指して蕩々と流れ込んだ。ところが、その金利低下もここ2、3年、徐々に限界に近づいてきた。株価の変動幅が小さい銘柄に投資する最小分散型投資などが、市場の流行となったのはその1つの現れである。「金利低下が進みすぎ、儲けられなくなった債券投資資金の一部が、債券代替(債券に似た安定性のある)投資を目指して『最小分散型』に向かった」(佐久間氏)のである。

 金融緩和→債券市場へ一段と資金流入→金利低下進行→債券代替投資という流れだ。トランプ当選以後の株価上昇は、世界で既に限界まで来ていた金利低下に耐えられなくなった債券マネーが、いよいよ本格的的に株式市場に流れ込み始めたというわけだ。

 俯瞰して捉えれば、中央銀行の緩和政策の咎めとも言えそうだが、日本についてみれば、日銀の金融緩和がもたらす株価の歪みはさらに広がっているように思える。

ETFのTOPIX型買い入れ増が新たな歪みもたらす

 例えば、日銀が質的緩和の一環で実施しているETF(上場投資信託)の買い入れ。2013年4月の量的質的緩和開始から1兆円(年間)の購入を始めた。これを2014年10月に3兆円に増やし、さらに2016年7月から6兆円に積み増した。

 日経平均やTOPIX、JPX400という株価指数に連動するETFを購入するわけだが、結果として個別銘柄の株式を買うことになり、その株価を押し上げる効果を生んだ。

 これを2016年9月末までは、日経平均連動型ETFを全体の約5割、TOPIX型を約4割といった比率で買っていたため、日経平均の組み入れ銘柄で、構成比率の高い企業ほど株価が上がりやすくなるという歪みが生じた。

 このため10月からは、時価総額比で東京証券取引所1部銘柄を買い入れるTOPIX型を全体の約7割に増やし、日経平均型は約3割弱に落とした。買い入れ額が増えている上に、それが全銘柄に行き渡るようになったわけだ。

 これが再び歪みをもたらすこととなった。特に普段、売買の少ない中小型株に、その影響が出た。下のランキングは、ETFの買い入れルールを変更する直前の2016年9月20日から1カ月間の株価上昇率を見たものだ。

株価上昇の原因に日銀の買いがあるのか…
ETF買い入れ方式変更以降の株価上昇率上位銘柄
順位 銘柄名 株価騰落率
1 ホクシン 73.4
2 ゲンキー 68.2
3 三栄建築設計 68.1
4 ソフトバンク・テクノロジー 61.1
5 古野電気 51.8
6 さが美 51.3
7 TDCソフトウェアエンジニアリ 50.6
8 本多通信工業 47.4
9 アデランス 45.8
10 ユアテック 43.8
11 蛇の目ミシン工業 40.1
12 巴川製紙所 40.0
13 東京機械製作所 37.5
14 日本鋳鉄管 36.6
15 薬王堂 33.7
注:9/20終値から10/28終値までの騰落率をみた。対象は時価総額500億円以下、東証1部上場企業
出所:ニッセイ基礎研究所の資料を基に本誌作成
 新ルールに移行した9月末か10月初めに株価が急騰しているものが多い。例えば、1位のホクシンも10月初めから株価が急騰している。

9月下旬から一気に上昇したホクシンの株価推移
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/221102/122600381/02.png

 ただし、株価上昇に理由があればいい。しかし、業績も停滞し、当面復活の見通しもないままの企業でも株価が上昇しているとなると、首をかしげざるを得ない。例えば、9月20日から1カ月間で株価が約29%上昇したティアック。同社は2016年3月期まで4期連続の最終赤字。今期は205億円の売上高に対してわずか5000万円の最終黒字を見込んでいるが、中核の音響機器事業の復活感はなく、コスト削減でようやく浮上した格好だ。

最後は投資家にも影響していく

 業績回復を伴わない株価上昇は、企業のガバナンスに影響を及ぼす。「経営に対する評価である株価が、改善もないままに上昇することになる」(ニッセイ基礎研究所チーフ株式ストラテジストの井手真吾氏)からだ。

 当然これは投資家にも影響する。例えば、9月20日からの1カ月間で株価が9.7%上昇したミツミ電機。同社も2016年3月期までの5年の内、3期が最終赤字で、今2017年3月期も95億円の同赤字見込みとなっている。それでいて株価は2016年10月以降も上昇を続け、12月下旬には年初来高値を記録した。

業績不振の中、株価は上がるミツミ電機の株価推移
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/221102/122600381/03.png

 同社はミネベアと2017年1月末、株式交換で経営統合することで合意しているが、思わぬ株価上昇はそこに影響する。当然ながら、買収側のミネベア株主は交換比率で不利になる。

 日銀の黒田東彦総裁は、12月の金融政策決定会合後の記者会見で「ETFの買い入れ額を減らすつもりはない」と言明した。株式市場の株価をどう評価すればいいのか。さらに難しくなっていく。


このコラムについて

記者の眼
日経ビジネスに在籍する30人以上の記者が、日々の取材で得た情報を基に、独自の視点で執筆するコラムです。原則平日毎日の公開になります。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/221102/122600381/?ST=print
http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/213.html

記事 [Ψ空耳の丘Ψ62] X-37 (宇宙機) - Wikipedia

X-37 (宇宙機) - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/X-37_%28%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%A9%9F%29

X-37 (宇宙機)

ボーイング X-37(Boeing X-37)は、アメリカ合衆国が開発した無人のスペースプレーン。アメリカ航空宇宙局・国防高等研究計画局・アメリカ空軍が参画している計画であり、主契約会社はボーイング社。アメリカ航空宇宙局の再使用型宇宙往還機離れに伴い、2004年以降は国防高等研究計画局主導のプロジェクトとなる。

開発

1996年にアメリカ航空宇宙局は、X-33やX-34の他、より先進的で低コストの再使用型宇宙往還機の技術試験機としてフューチャーX パスファインダー(Future-X Pathfinder)の開発を開始した。これにはX-37の名称が与えられ、開発についてはボーイングとロッキード・マーティンが提案に応じ、大気圏内技術試験機としてX-40も製作するボーイング案が採用された。80%スケールモデルのX-40Aは1998年に滑空飛行試験に成功した。X-37と同スケールのX-40Bの製造は中止となり、2000年にX-40計画はX-37計画に統合・吸収された。X-37の本格開発は1999年より開始されている。

当初の構想では、軌道上への打ち上げにスペースシャトルの貨物室に搭載されて運ばれる計画であったが、これは計画の遅延により放棄された。空中投下試験も2001年に行われる予定であったが大幅に遅れた。

2002年にX-40計画の統合を受けて、大気圏内滑空試験機X-37A ALTV(Approach and Landing Test Vehicle)と軌道試験機X-37B OTV(Orbital Test Vehicle)の2つを製造することとした。2004年9月に開発の主管がNASAから国防高等研究計画局に移管され、軍事プロジェクトとなった。これはNASAが宇宙空間への人員輸送手段としてオリオン宇宙船に注力するためでもある。

2004年9月にスケールド・コンポジッツ社のホワイト・ナイトをX-37A投下母機とすることに決定し、2005年6月に適合試験が実施され2006年4月7日にはモハーヴェ空港上空で最初の投下試験が行われ、滑空飛行と自動着陸に成功した。

軌道飛行

引き続き軌道試験機のX-37B OTV (Orbital Test Vehicle) の開発が発表され、2008年頃の打上げを見込んでいた。予定よりも遅れたが、X-37Bは2010年4月22日19時52分 (EST) にケープカナベラル空軍基地第41複合発射施設 (LC-41) からアトラスVによって打ち上げられ、約17分後予定軌道に到達した。帰還先として、ヴァンデンバーグ空軍基地もしくはエドワーズ空軍基地が予定されていた。軌道上で試験が行われたあと、打ち上げから約7ヶ月を経た同年12月3日、X-37Bは大気圏再突入をしてヴァンデンバーグ空軍基地の滑走路に自動着陸を行い、試験は成功した[1]。飛行期間は224日間であった。

X-37Bはスペースシャトルよりも長期間軌道上を飛行することができる。シャトルの16日に対し270日滞在可能となっている[2]。

さらに、2011年3月5日に軌道試験2号機の打ち上げが行われ、1号機と同様に数ヶ月にわたって軌道上での試験が予定されていた[3]。この2号機は設計寿命である270日間はおろか、1年間を超える476日の軌道飛行を行い、2012年6月16日にカリフォルニア州バンデンバーグ基地へと着陸した[4][5]。

飛行記録

回数 機体 打ち上げ日時 (UTC) 帰還日時 飛行日数
1 1号機 2010年
4月22日23:52 2010年
12月3日09:16 225日
2 2号機 2011年
3月5日22:46 2012年
6月16日12:48 1年 + 103日
3 1号機 2012年
12月11日18:03 2014年
10月17日9:24 1年 + 310日[6]
4 2号機 2015年
5月20日15:05

機体

X-37の機体デザインは、スペースシャトルと同形式の貨物室をもつ円筒形の胴体を有し、機体中ほどに小規模の主翼を低翼配置で装備している。V字尾翼を有し、水平尾翼はない。胴体末尾にロケットエンジンを装備できる構造となっている。

要目
X-37A
全長:8.38m
翼幅:4.57m

X-37B

出典: USAF,[7][8] Boeing,[9] Air & Space Magazine,[10] and Physorg.com[11]

諸元

乗員: なし
全長: 8.9 m (29 ft 3 in)
全高: 2.9 m (9 ft 6 in)
翼幅: 4.5 m(14 ft 11 in)
運用時重量: 4,990 kg (11,000 lb)
電源: ガリウムヒ素太陽電池とリチウムイオン電池[7]
貨物室寸法: 2.1 m × 1.2 m (7 ft × 4 ft)[12]

性能

軌道速度: 28,200 km/h (17,500 mph)
軌道: 低軌道
軌道上滞在期間: 最大270日[13](但し前述の飛行記録でそれを上回る実績がある)

発展型

2011年秋、ボーイングは将来の構想の一つとして、X-37B(X-37Bはシャトルオービタの約1/4のサイズ)の大型化・有人化について言及した。X-37Cと呼ばれるこの機体は、X-37Bを165-180%のサイズに大型化したもので、5から6名の人員を運ぶことができるとしている[14]。
軍事的能力

アメリカは2010年4月に第四次戦略兵器削減条約をロシアと締結するなど、オバマ政権下で核兵器の役割を段階的、かつ着実に軽減させている。こうした中で、無人再突入可能な次世代スペースプレーンの軍事応用は、全世界への速やかな攻撃を可能とするもので「ポスト核兵器時代」におけるアメリカの切り札になりうる、と中国メディアは報道した[15]。本機のテストミッション内容は非公開であり、その運用構想についてはPGS (Prompt Global Strike)(英語版)構想の一翼を担うものではないか等様々な憶測が語られている。

一方で、こうしたX-37Bの軍事面での能力を強調する報道に対しては、「兵器を搭載するにはペイロード・ベイが小さ過ぎる」「翼を持った再利用可能なシステムにする理由がない」といった反論が寄せられている。[16]

http://www.asyura2.com/16/bd62/msg/171.html

コメント [原発・フッ素47] 福島産米の使われているところ  赤かぶ
20. 2016年12月27日 00:24:39 : uZH5ZEgDAo : vB4nKe4W4Rg[3]
>>19
しょうもねぇコメだw
自分自身が実際に検証してから言う内容だ。
検証しているコメあんの??
めんどくせなぁ
検証してリアルに被災しているから私はコメしてんの
1年以上前だけど○○ガーってクソ共と議論したときのIDがYvr1mfBjggだ
Yvr1mfBjgg で検索してくださいな。
原発事故被災地や関東広域でガイガーつかって測定した話とか出てくるよ。

年末年始モードで時間が出来て久々に阿修羅掲示板を覗いたら
まぁた○○ガーの人で無しの蛆虫がワラワラ沸いている。
(蛆虫に失礼だったかw)
徹底的に議論できる時間ができたから、別スレ建てるなら参加するよ。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/187.html#c20

記事 [経世済民117] 雑誌売り上げ 書籍下回る…漫画不振で“常識”覆る
http://mainichi.jp/articles/20161226/k00/00e/040/108000c
毎日新聞2016年12月26日 10時44分(最終更新 12月26日 13時03分)

 出版不況が続く中、今年の雑誌の売り上げが、41年ぶりに書籍を下回る見通しとなったことが26日、出版科学研究所(東京)の調査で分かった。漫画誌の不振などが原因とみられ、1970年代半ばから続いた「雑高書低」と呼ばれる状態が逆転、出版界の“常識”が覆った。スマートフォン普及や電子雑誌の読み放題サービスの浸透なども背景にあり、雑誌を主力に据える町の書店の苦しさが浮き彫りになった。

 同研究所が、出版物の1〜11月の販売実績を基に算出した出版物推定販売金額(電子出版を除く)で判明した。雑誌は約7200億円で、前年比7.7%減だった。(共同)

http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/214.html

コメント [政治・選挙・NHK218] 人殺しが逮捕されずニュースにもならない異常な国(simatyan2のブログ) 赤かぶ
31. 2016年12月27日 00:28:08 : 8idvRt3GPs : 7l7c7xDds0w[1]
殺人者だ。この顧問は。それを容認する文科省と司法も同罪以上。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/197.html#c31
コメント [政治・選挙・NHK218] 宮内庁が天皇陛下の新年の感想中止を発表!理由は負担軽減、陛下の発言封殺との批判も 赤かぶ
4. 2016年12月27日 00:29:32 : 7U1W5ro7JM : Fte615eQknU[323]
これはもう相当やばい状況にあることを、
国民の一人一人が強く自覚するべき。
安倍将軍様の横暴次第では、そう遠くない先に、
天皇陛下のお気持ちを踏みにじる形での特措法発令で、
平成”強制終了”も十二分に起こりうること。

・今上天皇が考えられている”区切り”とは全く異なるタイミングでの強制退位
→表向きは、天皇陛下が「平成30年」に言及されたこととする。
実際は、明治維新150周年を新天皇で迎えたい、
そして代替わりを口実に大日本帝国回帰を急ぎたい安倍将軍様の我儘。

・新天皇は皇太子ではなく秋篠宮とする
→表向きは、雅子さま、愛子さまの健康不安とする。
だが実際には、護憲的とされる皇太子を、安倍将軍様が排除したいから。
また悠仁さま幼少を口実に、実際には日本会議が皇室を思い通りに操るために、
日本会議のブレーンでかつ大室寅之佑玄孫の竹田恒泰を、
皇太子摂政として送り込む。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/245.html#c4

記事 [経世済民117] 安倍政権5年目、成長戦略 崖っぷち トランプ相場の“賞味期限”いつかは切れる(日刊工業新聞電子版)


安倍政権5年目、成長戦略 崖っぷち トランプ相場の“賞味期限”いつかは切れる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161226-00010004-nkogyo-ind
日刊工業新聞電子版 12/26(月) 16:28配信


■実体支える補正予算と日銀追加緩和

 安倍晋三首相が第2次内閣で政権に返り咲いてから満4年。安定政権は産業界にとって大きなメリットだが、成長戦略への取り組みは十分ではない。安倍政権は、直前の民主党政権による失政と混迷への批判から誕生した。もともと産業界の支持は高かったが、年を追うごとにその支持基盤が強固になっていると感じる。

 当初、安全保障政策に関する首相のタカ派的姿勢に対しては産業界の中にも不安視する向きがあった。しかし首相の慎重姿勢が一貫していることから、こうした懸念は後退した。

 一方、安倍政権の経済運営に対しては、好評価ばかりではない。経済政策「アベノミクス」は当初、誰もが予想できなかったほどの効果を上げ、株高と円安をもたらした。金融政策と財政出動で緊急避難をしている間に成長戦略を軌道に乗せるはずだったが、その後の展開は力強さを欠いている。

 首相が最初に約束したのは岩盤規制の打破だったが、今は働き方改革に軸足を移している。経済指標は一進一退で、デフレも脱却できない。実体経済を支えているのは相変わらず補正予算と日銀の追加緩和だ。しかもこの間、首相は2度にわたり消費増税を先送りし、国民に“痛み”を求めることを避けた。

 産業界トップの中には「困難な状況の中で、首相は実に良くやっている」と政権をかばう声もあるが、不満はくすぶり続けている。中小企業も、まだ好況を実感できていない。

 今春以降、景気が足踏み状態のまま為替が円高に転じ、産業界には先行き不安が高まった。最近の“トランプ相場”でひと息ついているものの、いずれこれが剥落すれば産業界から政権批判が漏れ出すだろう。

 首相の在任日数は第1次政権と通算で1828日となり、政権5年目の来夏には史上第5位の小泉純一郎氏の1980日を抜く見込みだ。ただ産業界は単に長期政権を求めるのではなく、その実行力に期待する。成長戦略の進展なしに日本再興はなし得ず、産業界の支持も決して続かない。

http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/215.html

記事 [経世済民117] 今年の漢字「金」をめぐるバカの壁 一言で振返る2016 東電と東ガス、ガス対決 年齢と変わる時間価値  一流の2つのコツ
今年の漢字「金」をめぐるバカの壁

河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学

「カネ」と「仕事の価値」は二者択一なのか???
2016年12月27日(火)
河合 薫

 またもや一年が終わる。

 2016年はどんな年だったのか?世の中はどんな空気だったか?

 今回が今年最後のコラムとなるのでアレコレ脳内検索をかけるのだが、どうにも上手くいかない。訪れた企業、フィールドインタビューに協力してくれた人たち……、さまざまなリアルが脳内HDDに詰まりまくっているはずなのだが、玉石混交すぎて整理がつかない。

 ……いや、違う。年々一年が早くなるのと並行して、物忘れのスピードも早くなっていて思い出せないのだな、きっと。

 ふむ。困ったことだ。

 そこで今年一年(正確には先週までのデータですが)、「もっとも読まれたコラム」と「もっともコメントの多かったコラム」をダダ〜ッと調べ(といっても作業は担当編集のY田氏に頼みました)、2016年をアレコレ考えてみようと思います。

 では、早速各々のトップ3から。

【アクセス上位3本】

1位 残念…「たった940万」と年収さらした京大教授(4月12日掲載)

2位 悪法「契約3年ルール」で増える“会社の自殺”(1月12日掲載)

3位 自称「非・負け組」50代を襲う下流老人の恐怖(7月26日掲載)

【コメント数上位3本】

1位 残念…「たった940万」と年収さらした京大教授(4月12日掲載)

2位 「外国人歓迎」と言いつつ鎖国続ける嘘つき日本(12月13日掲載)

3位 「女性活用はもういい」始まったオジサンの逆襲(11月1日掲載)

 さて、この結果、いかがでしょう?あなたが読んだコラム、コメントしたコラムはランクインしていましたか?

 いきなりみなさんに振ってどうする?って感じではありますが、今年もたくさん読んでいただき心から感謝いたします。種々雑多、罵詈雑言、のコメントの数々、ありがとうございました(苦笑)。

 先にコメントに関して、私の“言い分”を述べておきます。

 ご存知のとおり本コラムには毎回コメントが山ほどつく。それを私は読んでいるのかって?

 はい、ちゃんと読んでおります。

 「内容によっては凹んじゃいますから、必ずしも隅から隅まで読む必要ないですよ〜」と、周りから何度も言われてきたけど、……私はぜ〜んぶ隅々まで読んでおります!

「社会学を生業にするモノ、“M”じゃなきゃ」

 といっても、そんなに出来た人間ではないので、“脳内ライオン”が「チッ、ちゃんと読めっつーの!」と大暴れしたり、「うううう〜〜」と落ち込んだり、毎度毎度激しく反応しています!

 しかしながら、基本的には賛同、共感、否定、罵倒、上から目線、感謝コメントetc etc……すべて大歓迎。ウソでも、やせ我慢でも、ございません。本心です。

 いただいたコメントをコラム執筆の手がかりにすることもあるし、
「こういうコメントを書く人は、どういう方なんだろう?」
と妄想することで、それまで気にならなかった問題に注意を払うこともできる。

 それに……、応援コメントには何度も何度も救われてきました。おそらく送ってくださった方が想像する以上に、私は救われています。

 「書いてよかった」と勇気が出ることもあれば、「また、がんばろう」と涙することもある。いかなるネガティブな感情も、応援コメントのおかげですべてが前に進むエネルギーに変換されます。

 なので、この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 そもそも健康社会学とは、その名のとおり「社会学」。
 社会学を生業にするモノ、“M”じゃなきゃ、と思うわけです。

 すべての社会問題はその人の社会における立ち位置、その人を取り囲む環境、付き合う人や人生経験によって大きく見え方が変わります。

 人の数だけ“社会の窓 ”はある。だから「私の窓からはこんな風に見えまっせ」的なコメントが寄せられて当たり前なのです。

 社会学は「さまざまな線を結び付けながら輪郭を捉える」学問であるべきだし、その作業を怠った途端、“人”を置き去りにされた文章しか綴れなくなる。

 因果な商売だが研究者の端くれとして、

「研究者に求められるのは、研究への真摯な姿勢であり、絶対に役に立つという覚悟であり、世間の厳しいまなざしに耐える忍耐力だ」(アクセス数1位だったコラム「残念…「たった940万」と年収さらした京大教授」からの引用です!)

と自分にいつも言い聞かせているので、来年も忌憚ないコメントを期待しております。

 では、本題に戻ろう。

 上記のランキングから2016年のキーワードを、ある程度読み解くことができる。
「非正規」「正社員」「勝ち組」「負け組」「男性」「女性」……、そして「カネ」といったところだろうか。

 とりわけ「カネ」は、今年を代表するキーワードだった。同一労働同一賃金、最低賃金、サービス残業、年金、社会保障費といったワードは度々メディアで取り上げられ、いっこうに上がらない賃金、縮まらない格差にため息をついた人も多かった。

 なので「残念…「たった940万」と年収さらした京大教授」という、覗き趣味的かつ、「京大教授」という自他ともに認める“エリート”が登場するネタが、アクセス、コメントともにトップだったのは然るべき結果といえるのではないだろうか。

 で、今一度これらのコラムとコメントを読み返し、私はえらく混乱した。

 仕事ってナンなのだろう?
 お金ってナニ?と。

 その都度自分の中では答えを考え、文章を綴っていたはずなのに。読み返せば読み返すほど、わけがわからなくなってしまったのだ。

「彼の言葉を聞き、救われた気分になった」

 そこで思い出したのが、現役の介護福祉士の方が映し出された一本の動画(こちらでご覧ください)だ。

 これはTBSの「論客芸能人と一般ゲストが、社会問題をホンネでバトルすることでリアルなニッポンの“今”を映し出す情報バラエティ(番組HPより)」で、8月にオンエアされた放送の中の1シーンである。このときのテーマは「介護」だった。

吉田敬さん(ブラックマヨネーズ):「(介護福祉士の男性に)どういうモチベーションで仕事してるんですか?」

男性:「介護の仕事って、どういうイメージだと思いますか?」

吉田:「お風呂に入れたり、パンツを替えたりとか……」

男性「そこが介護の一般的なイメージですが、あくまでそれは生活の一部です」

 介護福祉士の男性はこう答えると、次のようにコメントした。

「介護の仕事は、(高齢者の方が)自分の人生を最後まで自分らしく生きる為に何をするべきか、どうやって死んでいきたいか、どういう姿で最後を迎えたいか、ご本人の思いとご家族の思いを実現するために、お風呂のお手伝いやリハビリのお手伝いをするものです。

 たとえば『お孫さんとディスニーランドに行きたい』と願っていたら、自分たちがケアスタッフとして何ができるか?を考えるんです。

 ディズニーランドまで車で一時間くらいかかるから、車に座っていられるようにリハビリがんばりましょうね、と。

 介護や福祉の仕事をしている方々は、そうやって一人ひとりの思いが実現できるように考え、行動するというモチベーションを持って働いています」

 このコメントを聞いたMCの坂上忍さんは、さらにこう質問した。
「介護っていう問題の最優先事項って、何なんですか?」と。
 すると、

「介護はお風呂に入れたりっていうの(がイメージになっているので)……、イメージチェンジをはっきりしないといけないと思います。

 例えば、給料上げて人が入ってくるかというと、そんなに入ってこない。介護の仕事にはこういう価値があるんだよ、と現場で働いて人が感じていることを、世の中に出していかないと。そういうのが必要だと思うんです」

 こう答えたのである。

 男性の“予想外”のコメントで、スタジオの空気は一変した。そして、おそらく見ている人も同じだった。

 この場面は瞬く間に拡散され、私もたくさんの人たちがシェアしたことで知った。私は何度も何度も彼のコメント聞き返し、エラくホッとしたことを記憶している。

 一昨年父を看取り1人になった母の数年後を案じる“娘”として、
「本人の思いとご家族の思いを実現するために、お手伝いをする」
という言葉に、安堵したのだ。

 で、今回。改めて彼の言葉を聞き、救われた気分になった。

 今まで私が考えてきたことは間違ってなかった、と。先のコラムを読み返し頭の中にかかったモヤが、いっきに晴れたのである。

 「労働」はちゃんとやって、初めて「善」となる

 男性の発言には彼の人柄が感じられたし、賃金を超える誇りある仕事をしようとする意志がある。

 仕事の価値を決めるのは、「カネ」じゃない。カネをたくさん稼いでる人が価値あるわけじゃない。

 もちろん介護士や保育士さんの賃金の低さは許容範囲を超えているので、是正すべき問題である。そのことはこれまでにも散々取り上げてきた。非正規と正社員の格差も突きつめていけば、根っこには同様の問題が潜む。

 件の介護士の男性だって「人手が足りない→だったら賃金を上げよう!」という考え方に異を唱えているだけであって、「今の低賃金のままでいい」とは一言も言っていない。

 彼だって「介護士の給料は低すぎる」って思っているだろうし、「もっと給料を上げて欲しい」と願っているに違いない。

 それでも33歳の介護士の男性は、お風呂に入れたり、パンツを替えたりする日常の“作業”に、“自分にしかできない仕事”を見つけた。

 日々工夫し、高齢者と“人”として向き合い、その関わりの中で編まれていく関係性のストリーが彼に喜びをもたらした。だからこそ、先のコメントを堂々と言えたのだ。

「労働はそれだけで善であり、男も女も働くという行為のおかげで、よりすぐれた人物になる」――。

 これは米国の第37代大統領リチャード・M・ニクソンが「労働記念日(Labors Day)」に残したメッセージだが、私の考えはちょっとだけ異なる。

 「労働」はちゃんとやって、初めて「善」となる。「立派な仕事をしようとする心」があって初めて「よりすぐれた人物」になる。まさしく件の男性のように、だ。

 一方、その作業を怠った人が「自分の所属する集団の評価=自分の評価」と勘違いし、「市場経済の価値(カネ)=人間の価値」と判断する。

 そして、「私、こんなに“エリート”なのに、これだけしか貰えないなんて信じられます?」なんてことをしゃあしゃあと言ってのけるのである。

「伝わらない人には、どうやっても伝わらないということか」

 しかもやっかいなことに、そういう人ほど、介護士の彼の言っていることや私がこうやって取り上げることを否定する。

「仕事の価値はカネじゃないと言うのなら、介護士は低賃金でいいということか?」だの、
「だったらアナタがやってみればいい」だの、
「そんな建前や理想論でできるほど介護の仕事は甘くない」だの、
アレコレ言う。

 “バカの壁”(by 養老孟司先生)。うん、バカの壁だ。
「市場経済の価値(カネ)=人間の価値」と妄信している人には、
「賃金を超える誇りある仕事をしようとする意志」がわからない。

 「カネ」と「仕事の価値」は二者択一なのか???
 伝わらない人には、どうやっても伝わらないのである。
 伝わらない人からすれば、私は“バカ”なのだろう。

 話を戻そう。現代社会では、誇りある仕事をしようとする“意志”を持つのが難しいのも、また事実。“人”がないがしろにされた環境がはびこっていて、心のしなやかさが奪われがちなのだ。

 「有意味感(sense of meaningfulness)」―――。

 これはコラムでも何度も書いてきた「SOC(sense of coherence)」を構成する要素の1つで、「あなたは大切だ」という価値あるメッセージを繰り返し受け取り、実感することで養われる。

 1人の人間として尊重される質のいい職場では、何らかの形で価値あるメッセージを受け取ることが可能で、それがきっかけとなり仕事に意味を見出すことができる。

 その仕事が好きとか嫌いとか、自分に合っているとか合っていないとかは関係ない。有意味感が高いと一見、面白みのない仕事でも、厳しい仕事であっても、その中に魅力を発見し価値を高められる。

 それが働く喜びとなり「困難は自分への挑戦で、立ち向かっていくことに意味がある」と考え、前向きに対処できる。そうなのだ。ストレスの雨に対峙する傘を引き出すためのモチベーション要因となるのが、有意味感という感覚なのだ。

 おそらく件の介護士の男性の職場は、「人を大切にする」職場。おそらくきっと。うん間違いない。だからこそ、彼は「人らしく」振る舞えているのだと思う。

 今の日本に、そういう会社がいかほどあるだろうか?あなたの職場では、男性のような社員を生み出す“装置”を大切にしているだろうか? 

 2017年は、そういう会社が増えるだろうか?増えて欲しい。いや、増やさなきゃ。そのためのコラムをまた、書き綴っていきます。2017年もまた、よろしくお願いいたします!

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このコラムについて

河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは、上司の立場、部下の立場をふまえて、真のリーダーとは何かについて考えてみたい。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/200475/122500084/


 

「この一言」で振り返る激動の2016年

上野泰也のエコノミック・ソナー

反グローバル化、マイナス金利…
2016年12月27日(火)
上野 泰也
 日銀のマイナス金利導入、「反グローバル化のうねり」が噴出した英国の国民投票(EU離脱派勝利)、米国の大統領選におけるトランプ候補勝利など──。

 さまざまなイベントで揺さぶられ続けた、2016年という年を、内外の要人発言をもとに回顧したい。

2016年の金融資本市場では大きなイベントが相次いだが、中でも1月29日、日銀が「マイナス金利」の導入を決めたことは驚きをもって受け止められた。(写真:Bloomberg/Getty Images)
2%の「物価安定の目標」をできるだけ早期に実現するため

【1月】
黒田東彦 日銀総裁
「本日の決定会合では、2%の『物価安定の目標』をできるだけ早期に実現するため、『マイナス金利付き量的・質的金融緩和』を導入することを賛成多数で決定しました。これまでの『量』と『質』に『マイナス金利』という金利面での緩和オプションを追加し、いわば3つの次元のすべてにおいて、追加緩和が可能なスキームとなります」
(1月29日 金融政策決定会合終了後の記者会見)

(上野コメント)
〜 日銀は1月の金融政策決定会合で、スイスやユーロ圏などに先行事例があるマイナス金利を導入。2月16日から日銀当座預金残高のうち「政策金利残高」に▲0.1%を適用した。だが、この政策は、銀行や生命保険会社など民間金融機関の収益を突然強く圧迫するなどの弊害・副作用を伴った。そうした問題意識が徐々に高まり、金融庁からも日銀に対して懸念表明がなされたと一部で報じられる中、日銀は金融政策の枠組みを9月に修正し、超長期ゾーンを中心とする過度の金利低下を是正する方針に転じた。

答えられない、私たちにも分からないからだ

【2月】
スタンレー・フィッシャー 米連邦準備理事会(FRB)副議長
「(追加利上げペースは)答えられない。私たちにも分からないからだ」
(2月1日 ニューヨークで開催された会合で)

(上野コメント)
〜 タカ派とみられているフィッシャー副議長の発言がトーンダウンした。連邦公開市場委員会(FOMC)が予測する今年4回の利上げは「決まっているわけではない」、国際情勢の米国経済への影響は「現時点で判断するのは困難だ」とした上で、「一段の原油安とドル高によって、想定以上に低インフレが長引く可能性がある」と予想。それまでの想定よりも追加利上げのペースが遅くなるという見方をにじませた。2015年12月に最初の利上げが行われた後、市場では3月や6月といった早いタイミングで追加利上げがあるのではという見方が出ていたが、実際には12月までずれ込むことになった。しかも、「トランプラリー」という予想外の追い風ゆえの、インターバルが1年と長くなった追加利上げである。

不安心理を増幅させた

【3月】
三村明夫 日本商工会議所会頭
「(日銀のマイナス金利は)消費、設備投資など実体経済にこれまでのところ限定的な効果しか与えておらず、銀行の収益悪化を含めた金融システムへの副作用が大きいとの不安心理を増幅させた」
(3月28日 共同通信きさらぎ会で講演)

(上野コメント)
〜 日銀が導入したマイナス金利の景気・物価刺激効果について、産業界には懐疑的なムードが漂った。主要財界団体の1つのトップはマイナス金利に対して、厳しい評価を下した。

大きな過ちを犯すことがないよう

【4月】
ジャネット・イエレン 米連邦準備理事会(FRB)議長
「大きな過ちを犯すことがないよう、リスク管理的なアプローチ(a risk-management approach)を採用することが合理的であり、私が慎重なアプローチ(a cautious approach)を好む理由の1つだ」
(4月13日に公表された米誌「タイム」インタビュー)

(上野コメント)
〜 金融政策の非対称性(利上げ余地が無限大である一方、利下げ余地が乏しいこと)や、海外経済環境の不透明さゆえに、イエレン議長を中心とするFRB指導部はリスク管理(リスクマネジメント)の手法にのっとり、追加利上げには慎重な姿勢を、11月までとり続けた。


学者出身のイエレン氏は慎重で生真面目な性格で知られる。イエレン氏が1期4年の任期を終えるのは2018年2月だが、次期米大統領のトランプ氏は大統領選の過程で、イエレン氏の再任を認めない考えを示してきた。(写真:Alex Wong/Getty Images)
両方で言い合ってもあまり意味がない

【5月】
麻生太郎 財務相
「(日米が為替相場について)両方で言い合ってもあまり意味がない。両国間の不協和音を演出されるのは迷惑な話だ」
(5月24日 参院財政金融委員会)

(上野コメント)
〜 米国のルー財務長官は、為替相場の急激な変動を落ち着かせる狙いの介入(スムージングオペ)についてもハードルがかなり高いことを断続的ににおわせて、日本の通貨当局が円売りドル買い介入を行わないよう、けん制を続けた。仙台で5月20〜21日に開催されたG7財務相・中央銀行総裁会議の場でも、為替介入の前提条件を巡る日米間の溝は埋まらなかった。麻生財務相は「各国から見ると違う意見が出てくるのは当然」「結果としてさらにあおったり、増幅したりしていくことは避けたい」とも述べて、事を荒立てたくない姿勢を示した。

残留に投票しよう

【6月】
デービッド・キャメロン 英首相(当時)
「より大きく、より良い英国のため、残留に投票しよう」
(6月22日 EU残留・離脱を問う国民投票を翌日に控える中で、有権者に訴え)

(上野コメント)
〜 「反グローバル化のうねり」が一気に表面化した政治イベントが、英国の国民投票におけるEU離脱派の勝利(「ブレグジット」)である。キャメロン氏に代わり首相に就任したメイ氏が、EU離脱に向けた具体的な手続き・交渉を2017年から進めることになる。

国民から力強い信任を頂いた

【7月@】
安倍晋三 首相
「アベノミクスを一層加速せよと、国民から力強い信任を頂いた」
(7月11日 参院選終了をうけて自民党本部で記者会見)

(上野コメント)
〜 首相は翌7月12日、景気下支えのための総合的な経済対策を策定するよう関係閣僚に指示した。参院選で争点になった10%への消費税率引き上げ再延期では、安倍首相がその理由を6月1日に説明する際に「リーマンショック級や大震災級の事態は起きていない。再延期の判断はこれまでの約束とは異なる新しい判断だ」と述べた中の「新しい判断」という言い回しが、人々の間で話題になった。

アメリカ・ファーストだ

【7月A】
ドナルド・トランプ 共和党大統領候補(当時)
「われわれがやろうとしているのはアメリカ・ファースト(米国第一)だ。グローバリズムでなく、アメリカニズム(米国主義)が信条になる」
(7月21日 共和党全国大会で大統領候補指名受諾演説)

(上野コメント)
〜 トランプ候補は過去40年で最長となる75分間の受諾演説で、「米国第一」主義をとるつもりだと何度も強調した。11月の選挙で勝利したトランプ氏が、2017年1月20日に大統領に就任した後、選挙戦で公約した保護主義的な政策をどこまで推し進めるか、要注目である。

大統領としての資質に欠けることを自ら証明している

【8月】
バラク・オバマ 米大統領
「(共和党のトランプ候補は)発言するたびに大統領としての資質に欠けることを自ら証明している」
(8月15日 マサチューセッツ州マーサズ・ビニヤード島でイベントに参加)

(上野コメント)
〜 米大統領選に関する世論調査では、クリントン候補がトランプ候補に対して優位に立っている時間帯がほとんどだった。共和党を支持する傾向があるはずの米紙ウォールストリートジャーナルは8月15日、トランプ氏は暴言などの問題が絶えない選挙活動の軌道を数週間以内に修正するか、撤退すべきだとする、厳しい論説を掲載した。だが、グローバル化への不満を蓄積した人々は、世論調査に正直に答えなかったり、既存のメディアによる報道を信用しなかったりという行動をとった。2017年に欧州で予定されている仏大統領選などの政治イベントを見ていく際、1つの教訓になる。

適切なイールドカーブを実現していく

【9月】
黒田東彦 日銀総裁
「現時点においては、現時点のイールドカーブは概ね妥当ではないかと考えています。80兆円という国債買入れをめどとして維持しています。しかし、将来こういったイールドカーブを実現するために必要な国債の額は、その時々の経済、物価あるいは金融情勢によって上下すると思いますので、あくまでも『イールドカーブ・コントロール』、『長短金利操作付き量的・質的金融緩和』というフレームワークに則して、イールドカーブが最も適切な形になるように、国債の買入れを続けていきます。その場合には、柔軟にしかし幅広く国債を買って、適切なイールドカーブを実現していくということだと思います」
(9月21日 金融政策決定会合終了後の記者会見)

(上野コメント)
〜物価目標2%実現に向けた「短期決戦」に失敗した日銀は、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を9月に導入して、「長期戦・持久戦対応」にスタンスを切り替えた。追加緩和は、よほどのことがない限り行われないということである。日本経済の実力や国民の物価観から考えて、物価目標2%は高すぎるが、為替への配慮に加え、「アベノミクス」にこの数字が組み込まれていることから、実現できない目標がこのまま掲げられ続ける見通しで、異次元緩和は事実上「エンドレス」になっている。そこからの「出口」としては、政治的な出口(安倍首相の次の首相による日銀のレジーム再チェンジ)くらいしか、現時点では想定することができない。

解散決定は否定されるものではない

【10月】
安倍晋三 首相
「こうした状況下でも、現行の公職選挙法等の規定の下での解散決定は否定されるものではない」(10月4日 衆院予算委員会)

(上野コメント)
〜 「私自身は全く(解散を)考えていない」としつつも、衆院小選挙区の区割り見直し前の解散は可能と、首相は明言した。衆院議員選挙区画定審議会は2017年5月27日までに小選挙区を「0増6減」する新たな区割り案を安倍首相に勧告する。この勧告に基づく公職選挙法改正案が通常国会で可決成立した後、新たな区割りが施行されるまでには1か月程度の周知期間が必要とされる。また、来年夏(おそらく6月)に、連立与党の公明党が重視する東京都議会選が行われる。公明党幹部は「来年3月には臨戦態勢に入る。2月までの衆院選なら許容できる」と述べたと、共同通信が報じている。さらに、2017年12月13日には現在の衆議院議員の任期満了まで1年となる。周知の通り、任期満了まで1年を切ると、首相の解散権が制約されて政治的求心力が落ちやすくなるので、通常はそれより前に解散総選挙が行われる。以上を踏まえて考えると、来年1年間のうち衆院の解散総選挙が実施される可能性があるのは、1〜2月、および秋以降(9〜12月)ということになる。いったんは自民党内で「1月27日解散・2月7日公示・19日投開票」「2月3日解散・14日公示・26日投開票」の日程案が浮上したと報じられた。だが、安倍首相が12月16日に「『解散』という言葉は私の頭の中で片隅にもない」と発言したことで、そうしたシナリオは消えたとみられている。衆院選は2017年秋以降にずれ込むようである。

全ての国民のための大統領になる

【11月】
ドナルド・トランプ 次期米大統領
「全ての国民のための大統領になる」「世界最強の国をつくる」
(11月9日未明 ニューヨーク市内で記者会見)

(上野コメント)
〜 トランプ氏はこのように述べつつ、大統領選の勝利宣言を行った。米国の次期政権の政策運営がどうなるかについては、経済・通商・為替政策など各方面で不透明感がきわめて強く、国際秩序の再構築からも目が離せない。日本の浅川財務官は次期政権の為替政策について、「(トランプ氏の)発言を聞くとドル高の良い面とそうでない面の両方の見方を持っているようで政権発足後の為替政策は読めない」と、11月24日に日経新聞朝刊に掲載されたインタビューで述べた。

引き続きイタリアの政治動向を注視する

【12月】
菅義偉 官房長官
「引き続きイタリアの政治動向を注視するとともに、(イタリアと)緊密に連携を作りながら協力していきたい」
(12月5日午前 記者会見)

(上野コメント)
〜 12月4日にイタリアで実施された国民投票では上院の権限を制約する憲法改正案が否決され、同国のレンツィ首相が辞意を表明した。2017年にG7議長国となるイタリアで首相が辞任し政治情勢が不安定化することの影響について、菅官房長官は、「G7中心にしっかりと連携を図りながら対応していきたい」と語った。だが、国民投票でのEU離脱決定をうけて辞任した英国のキャメロン首相(当時)に続き、「反グローバル化のうねり」に直面して身を引いたG7の首脳は、これで2人目である。2017年はドイツで総選挙、フランスで大統領選挙があるほか、イタリアの総選挙も前倒し実施される可能性がある。


このコラムについて

上野泰也のエコノミック・ソナー
景気の流れが今後、どう変わっていくのか?先行きを占うのはなかなか難しい。だが、予兆はどこかに必ず現れてくるもの。その小さな変化を見逃さず、確かな情報をキャッチし、いかに分析して将来に備えるか?著名エコノミストの上野泰也氏が独自の視点と勘所を披露しながら、経済の行く末を読み解いていく。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/248790/122100074/


 


東電と東ガス、ガス小売りでも真っ向対決

ニュースを斬る

参入障壁の高い壁を越えれば業界再編にもつながる
2016年12月27日(火)
飯山 辰之介
 
 東京電力エナジーパートナーは12月26日、ガス小売り事業に参入すると発表した。日本瓦斯と組み、異業種が参入しやすい仕組みを作る考えだ。参入障壁の高さから躊躇していた異業種が参戦すれば、競争が活発化するかもしれない。  
 2017年4月に控えるガス小売りの自由化を前に、12月26日午後、東京電力グループで電力小売りを手がける東京電力エナジーパートナー(EP)と東京ガスがそれぞれ相次ぎ会見を開いた。

 東電EPは2017年7月にも家庭向けガス小売り事業に参入すると発表。自社で初年度に4万軒の顧客獲得を目指すと同時に、業務提携している日本瓦斯(ニチガス)とともに、ガス小売り事業のノウハウや設備を持たない異業種が小売りに参入しやすくなる仕組み(プラットフォーム)を提供する考えも明らかにした。これにより、ガス小売り市場の競争が活発になる可能性がある。


ガス小売り事業参入を発表する東京電力エナジーパートナーの小早川智明社長(右)と業務提携している日本瓦斯の和田眞治社長
 迎え撃つ東ガスの広瀬道明社長は同日、「東電、ニチガス連合は最大、最強の敵。だが、ガスは電気と異なり、料金だけでなく設備やサービス面の質も問われる。長年の蓄積のある我々を選んでくれるはず」と見せた。


東電・ニチガス連合を迎え撃つ東京ガスの広瀬道明社長
 設備やサービスが重要だと広瀬社長が指摘したように、ガス小売りへの参入障壁は電力以上に高い。そのため、このままでは電力、ガス会社以外のプレーヤーが市場に参入するのは難しいとされていた。実際、新電力をはじめとしてガス小売り事業への参入を検討する企業は少なくないが、その多くが障壁の高さに躊躇している。

 東電とニチガスがプラットフォーム運営に乗り出す理由がここにある。自社の設備や原料、事業運営ノウハウを公開して広く使えるようにすれにすれば、異業種から多くの企業を集められると見込む。これが実現すれば、両社はプラットフォーム利用料という安定的な収益基盤を確保できるわけだ。

高いガス小売りの参入障壁

 ガス事業への異業種参入を阻む障壁は複数あるが、なかでも解決が難しい課題が、都市ガス原料であるLNG(液化天然ガス)の調達と保管だ。東電と東ガスは自社のガス事業やガス火力発電向けにLNGを大規模調達しており、東京湾にLNG基地も数多く抱える。

 一方で、これからガス事業に参入しようとする異業種が、ゼロから天然ガス産出国や欧米のメジャー企業とLNG調達について取引し、大型のLNG基地を建設、運営するのはノウハウや設備投資の観点から現実的ではない。

 2016年4月に自由化した電力小売りでは、発電所を持たない異業種も参入できるよう、卸市場を通して新電力が必要とする電力を確保する仕組みが用意された。加えて経済産業省では新電力のシェア拡大を促すため、市場制度の拡充策も議論されている。

 ガス小売りでは、こうした卸市場が整備される見通しは当面はない。東ガスや東電が抱えるLNG基地を異業種が不利にならない条件で使えるようにすべきとの議論もあるが、具体的なルール作りは進んでいないため、実質的に他社が利用するのは難しい状況だ。

 課題はまだある。小売り事業者は顧客宅にある湯沸かし器やコンロなどガス機器の安全を確保しなければならず、保安業務が課せられることになる。これまで事業を独占してきた東ガスなど既存ガス会社以外のプレーヤーがこの保安業務を手がけるのは容易ではない。

自由化が号砲、進む業界再編

 東電EPとニチガスは早ければ2017年度中にも共同出資会社を設立し、都市ガスの供給から託送手続き、保安業務、機器のメンテナンス、そして業務システムまで、ガス小売り事業に必要な機能とノウハウを異業種に提供していく考えだ。「両社の機能を融合して、安定的に新規参入者にガス供給していきたい。あらゆる業種の参入を想定している」(東電EPの小早川智明社長)。ある新電力の関係者は「まだ詳細が分からないのでなんとも言えないが(導入について)前向きに検討したい」と話す。

 対する東ガスはLNGを卸供給している近隣の都市ガス業者者や他エリアの電力会社などとの連携を深める考えだ。「卸先事業者を中心にガスネット21という勉強会を開いていた。今後は勉強会にとどまらない協業を模索したい。束になってかからないと厳しい」と東ガスの広瀬社長は語る。さらに東電と中部電力が共同設立した世界最大のLNG調達会社JERAの事例に触れ、「今後は統合再編が進んでいくだろう。特に原料調達については規模の経済が働くはず、(JERAに対抗する)もう一つの柱になりたい」と話した。

 東電は福島第一原子力発電所の事故費用を賄うためにも、他社と積極的に連携しながら収益を確保することを国から求められている。電力小売りの東電EPとしては、ニチガスとの合弁会社設立や、プラットフォームを通した異業種との連携がこれに対する一つの答えになるだろう。一方、電力、ガスの垣根がなくなることで東ガスが他エリアの事業者を巻き込んだ再編の目になる可能性もある。来年のガス自由化を前に、各社の思惑が複雑に絡み合った合従連衡が活発化しそうだ。


このコラムについて

ニュースを斬る
日々、生み出される膨大なニュース。その本質と意味するところは何か。そこから何を学び取るべきなのか――。本コラムでは、日経ビジネス編集部が選んだ注目のニュースを、その道のプロフェッショナルである執筆陣が独自の視点で鋭く解説。ニュースの裏側に潜む意外な事実、一歩踏み込んだ読み筋を引き出します。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/122600522/


 

年齢とともに変わる時間の価値

中鉢良治の「人在りて、想い有り」

2016年12月27日(火)
中鉢 良治

「ニュートンのリンゴ」の苗木を譲り受けた産総研のリンゴの木
 日本は世界一時間に正確な国だと言われている。飛行機や新幹線の出発が少しでも遅れようものなら、客室乗務員が丁寧にお詫びのアナウンスをする。日本人は時間が好きな国民なのかも知れないが、西洋にも「Time is money.(時は金なり)」ということわざがある。時間は二度と取り戻すことのできない貴重なものであるという認識は洋の東西を問わず共通である。ヨーロッパ赴任の長かった上司の口ぐせが「タイム・イズ・もうねェ」だったことを思い出す。

 日常当たり前のように使っている「時間」だが、その概念は人により、また使われ方により様々である。物理的な時間を考えると、日時計や水時計、砂時計の時代から、振子時計となった近代まで、時は一定の間隔で刻まれているものと考えられてきた。人類が秒のレベルで時間を意識した当時、その基準は地球の自転、すなわち「1日=8万6400秒」を基にしていた。地球を、その一回転が決して狂うことの無いコマに見立てたのである。ところがこのコマ、案外気まぐれで季節変動があることが分かり、1956年には地球の公転に基づく定義に変更されている(1年=31556925.9747秒)。その後さらに高い精度を出せる原子時計の研究が進み、1967年にはセシウム原子の固有振動の周期に基づく秒の定義になって今日に到っている。

 つまり時間の決定は、望遠鏡を覗く天文学者から、原子の振動という振り子を得た物理学者の手に委ねられたという訳である。同時に我々は自然の揺らぎに身を任せるので無く、機械が刻む時刻で身を律することを選んだということになる。ニュートンは何にも影響されない天体運動の調和から時間を読み解いたのだが、その一方で物理学者は出来る限り精密に「等間隔」な時間を計測しようと努力を重ねており、その努力は今日も続いている。セシウム原子時計の精度は発明当時(1955年)100年に対して1秒相当だったが、今日では数千万年に対して1秒というレベルにまで至っている。それでも時間に関わる物理学者たちは歩みを止めることはない。

 世界の物理学者がしのぎを削る舞台で今、300億年に対して最大でも1秒しか狂わないという究極の原子時計が日本から生まれようとしている。これは香取秀俊教授(東京大学)の提唱する光格子時計というもので、いわば原子を光で作ったゆりかご(格子)で支えることで、振り子としての原子のゆらぎを劇的に少なくする、という技術である。その実現には多くの日本の研究所が関わっている。産業技術総合研究所もその一つである。宇宙の創成から現在まで138億年と言われているので、この間連続して時計を動かしたとしても1秒も狂わないというものである。

 少し堅い話が続いて恐縮だが、これほどの精度になると、アインシュタインの相対性理論が唱える時空のゆがみの影響を、日常世界で観測できるようになる。一般相対性理論によれば、重力が強いほど時間はゆっくりと進むと言われている。地上の重力の大きさは、標高や周囲の地形、地下の構造などの影響を受ける。超精密時計があれば、地上で僅か1センチメートルの高さに相当する重力ポテンシャルの変化でも、時間の差として測れることになる。例えば建物の1階(重力が強く時間がゆっくりと進む)と2階(重力が弱く時間が速く進む)では、時計の進み方が違うことを、比較的容易に観測できてしまうというのである。

 また、ある地点の重力の大きさが分かれば、逆にその地点の地球の内部構造を推測することもできる。産総研の研究者はこのような究極の時計を安定して稼働させ、世界共通の標準時である「協定世界時」に反映させるべく技術開発に取り組んでいる。その暁には、セシウム原子の固有振動の周期に基づく現在の秒の定義も、見直されると予想されている。


協定世界時の決定に貢献する産総研の原子時計システム
人によって異なる時間の感じ方

 こうした精密な時間の測定に挑んでいる研究者がいる一方で、ほとんどの人たちは、私のようにむしろ大ざっぱで感覚的な時間を楽しんでいる。子どものころ、正月はとても待ち遠しいイベントだった。「もういくつ寝ると…」と指折り数え、「早く来い、来い」と待ちわびたものだ。

 私が生まれた田舎では、正月といっても、これといった娯楽もなく、せいぜい凧揚げやコマ回し、カルタ取り、学習雑誌の付録などで遊ぶ程度だったのだが、振り返ってみると、普段は遊んではくれない大人たちが、この時期だけは自分たちにかまってくれるという「非日常」感こそが、子どもにとって何よりの楽しみだったのかも知れない。大みそかには、今のように派手なカウントダウンもないから、「その瞬間」は、家族が寝静まっている間に何事もなく過ぎていった。朝起きて、大人たちがあまりに普段通りに元日を迎えていると、それまでの高揚感がそがれ、子ども心ながら寂しい気持ちがしたものだ。

 子どもの時、いかにも長く感じられたお正月までの期間は、年齢を重ねたせいか、最近はあっという間に過ぎてしまう。12月になるとテレビなどで「今年は残すところあと何日です」とせき立てられるせいもある。年末年始の休暇への楽しみは、子どもの頃と同様、大人になっても変わらない。あれをやろう、これをやろうと、この時期のための細かな“To Do List”を作って楽しい休暇をと臨むのだが、それでも年賀状は書かねばならないし、大掃除もしなければならない、おせちの用意もしなければならずと、まことに慌ただしく過ぎていく。

 時間の感じ方が年齢によって違うという考え方がある。ある人は、時間の長さの感覚は年齢の逆数に比例すると考えた。この説によれば、100歳の老人の1年と、10歳の子どもの1年とでは、100分の1対10分の1となり、100歳の老人は10歳の子どもより、1年を10倍も短く感じることになる。

 ちなみに、数学者だった森毅さんは、人生を11段に区分し、1段目は1歳(1×1=1)から、2段目は4歳(2×2=4)から、3段目は9歳(3×3=9)からというふうに、段数の自乗と実年齢が近似するのではないかという仮説を立てた。そして各段の期間と感覚的な時間とは等しいと考えたのである。私は今69歳なので8段目の途中ということになるが、8段目(64歳〜81歳)の17年間は、青春時代を過ごした4段目(16歳〜25歳)の9年間と等しく感じるということになる。森さんはこの説を、11段で構成される歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』になぞられて『人生忠臣蔵説』を唱えていた。確かに「忠臣蔵」では、初段の大序は長く感じられるが、11段目の討入りが近づくに従って短くなっていく。

 時間の感じ方は年齢だけでなく、その時の心の有り様でも変わってくる。楽しい時はすぐに過ぎてしまうが、辛く苦しい時は永遠に続くように思ってしまう。正月は「もういくつ寝ると…」とまだかまだかと待つが、学校の試験では「明日は試験だ、どうしよう」と焦ってしまう。2020年に行われる東京オリンピックも、私たち一般人は、「まだ」3年以上あると感じるが、オリンピックへの出場を目指す選手や、施設整備・イベント準備に携わる関係者は、「もう」4年を切ってしまったと感じているに違いない。

過ぎた時間を残す手帳

 時間は特定のモノと結びついて、残ることもある。写真は過ぎた時間を固定化する代表的なモノである。記念碑などもそうである。それらのモノには、それぞれの人が過ごした「時間」が固定されている。

 私の場合は手帳だ。前職の会社で配布していた「白い手帳」は、社員の間のみならず、社外の人からも人気があった。表紙は、白地に会社のロゴと年号が銀色にプリントされているだけのシンプルなデザインなのだが、手帳には珍しいA6サイズが、白い表紙とよくマッチしていた。開くと多数年のカレンダーがあるのと、見開き2ページで1カ月分の予定書き込み欄が1年分あるだけで、残りは単なるフリーノートである。人気の秘密は大きさが手頃で書き込みのできるページが多いことと、紙質がよかったことだ。社員の中には年代別にきちんと保存している人もいた。手帳がずらり並んでいる先輩の机は入社後の社歴そのものであり、後輩達の尊敬の対象でもあった。そこには、彼らの過ごした1年が1冊の手帳となって「等間隔」に並べられていたのである。

 仕事が変わった今でも、白い手帳は、かつての秘書さんが毎年年末に送ってくれるので「等間隔」な1年はいまだに続いている。手帳を受け取るとパリッとめくって、先ずは予め決まっているイベントのスケジュールを書き入れる。こうして新しい手帳との1年間のつき合いが始まり、せわしい師走まであっという間に過ぎていく。そして新年を迎える。現金なもので、新年になった途端に、それまで分身のごとくに感じていた古い手帳がたちまち色あせて見えてしまう。元日は新しい手帳の空白の365日を眺めながら、これから始まる1年を思案するのである。

 1年が365日、1日が24時間であることは、誰にとっても同じである。しかしそれをどのような感覚で過ごすかは、一人ひとりの時間の使い方にもかかってくる。学生時代など若い頃は、時間はいくらでもあるような気がした。今考えると、もったいない時間の使い方をしたと思うことがたくさんある。その頃、「タイム・イズ・もうねェ」と意識していたら、ノーベル賞級の研究も出来たのでは? と考えることもある。「Time is money.」は人生のどのステージにおいても妥当性のある格言だ。時間のように平等に与えられているものほど、使い方によって差が生じる。

 前述したように、私の人生は森先生の「人生忠臣蔵説」に従えば既に8段目である。2段目や3段目付近では、時間を無駄使いしたこともあった。病気で、自分の思うように時間を使えないこともあった。残りの時間を「まだ」と思えるか、「もう」と考えるべきかは結構重要なポイントであり、人生をどう考えるかに関わることである。

 今年はうるう秒の年である。今回のうるう秒は、世界共通の標準時である「協定世界時」で12月31日の最後に付け足される。時差9時間の日本時間では、来年元日の午前8時59分59秒の後に1秒が挿入されることになっている。こんな話題も「一秒の定義」が正確になったおかげである。

皆様よいお年をお迎えください。


このコラムについて

中鉢良治の「人在りて、想い有り」
ソニーに技術者として入社し、その後、経営者として同社を率いた中鉢良治氏。大学院では博士号も取得し、研究者を志した時もあった。現在は、産業技術総合研究所理事長として、研究者と日々を共にし、国立研究機関の指揮を執る。その中鉢氏が、多様な経験を通して培ってきた日本の産業や社会に対する見方、一人の職業人としての人生への想いなどを様々な切り口で描き、日経ビジネスオンラインの読者にお届けする。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/16/041300009/122000018/


 
「一流になる2つのコツ」をお教えしましょう

てんや社長の「めしばな奮闘記」

天ぷらが一番売れる日は、実は大晦日
2016年12月27日(火)
用松 靖弘

 今年もそろそろお仕舞いですね、お勧めの限定天丼! といういつものパターンとちょっと変えて、年越しのお話からいきましょう。

 創業からしばらくは、てんやは大晦日はランチでおしまいにして、店内を清掃して「それでは、よいお年を!」だったのですが、「大晦日におそば屋さんは大繁盛していて、そのおそばにはたいてい天ぷらが載っているじゃないか?」と気づいた社員がいたんです。じゃあ、我々もやってみるかとおそるおそる、「年越し天ぷら」を売り出したら、これが大当たりになりました。「おそばだけだと寂しいね、華やかさも欲しいよね」と、天ぷらを注文する方がいっぱいいるのに、大晦日に売れるのは「年越しそば」と思い込んで、チャンスを見逃していたんですね。

 今では、大晦日はてんやで天ぷらが1年で一番売れる日になっています。10万パック(2〜4人前)以上出ますから、おそらく30万から40万人くらいの方が、てんやの天ぷらを召し上がって年越しを迎えられるのでしょう。

 今年の「年越し天ぷら」のパック(夢・寿)の海老天は、特別に天然大海老を使っています。年明けはこの天然大海老を使った新春天丼も出ます。天丼一杯500円のてんやで、1本500円という、当店きっての高級品、味ももちろん最高です。今年の〆に、来年の年明けに、ぜひご賞味ください。

 さて、今年最後の回、何で〆ようかいろいろ考えましたけれど、ものすごく「当たり前」の話をさせていただこうと思います。「一流になる2つのコツ」について、です。

 「一流になる2つのコツ」は、私の得意ネタでして、月一の店長会議なんかで使っております。眠そうな人も、これを言うと「ん?」と目を覚ましてくれる、引きは抜群のお話です。で、答えはといいますと、アホみたいで恐縮なんですが…分かります?

さて、答えは…

 なんと、これ、答えは、「コツコツとやる」。
 え、もうひとつは? いえ、これが全てです。ほら、「コツコツ」で2つのコツ。

 ダジャレみたい、といいますか、本当に言葉としては語呂合わせなんですが、でも、改めて考えてみると、「事を成した人」は、たいてい、「自分は天才でも何でもない。ずっと積み重ねてきたら、かくかくのことが出来たのだ」、と言いますよね。

 世の中になかったビジネス、世界の誰もやってのけたことがない実績や作品、そういったことを成した人が、積み重ねで到達したのだとしたら、我々の仕事でもそれが通用しないわけはない。全ての人が一流になれるチャンスはある。そのポイントはコツコツとやることなんだよ。というわけです。

 「そんなことは分かっているよ」と、おっしゃる方も多いと思います。実際、成功した人が語る「積み重ね」の話を一度や二度は読んだり聞いたこともあるはずです。そういう意味では「当たり前」です。だったら、事を成すほぼ唯一の道と知りながら、なぜそれを自分でやるのが「しんどい」と思えてしまうんでしょうか。

 「今回、説教臭いなあ」という声が聞こえてきましたのでもう一発(笑)。桓武天皇の時代に、日本史でお馴染みの最澄というお坊さんがいました。ざっくり1200年前(818年)、彼が国家事業として、比叡山に仏教を教え広める人材育成を行うための“設備投資”を桓武天皇に求めまして、その目的と理由を、天皇に提出した僧侶の修行規則『山家学生式』の中に記しているんです。

 「国宝とは何物ぞ。宝とは道心なり。道心ある人を名づけて国宝と為す。故に古人の言く、径寸十枚、是れ国宝に非ず。一隅を照らす、此れ即ち国宝なり、と」

 国の宝とはたくさんのでっかい宝石(径寸十枚)などじゃない。自分の役割、与えられた使命を一生懸命に果たそうとしている人こそが国家にとっての宝で、そういう人々を自分はこれから育成していくのだ、と、今風に言うとコミットメントしているんですね。

 この連載をお読みの方の中には、組織のリーダーを務めたご経験がある方も多いと思います。皆さん、おそらく大きく頷かれるんじゃないでしょうか。

 国宝、というのも大変な評価ですが、最澄さんがそこまで言うからには、自分の仕事に真面目に取り組む人間は、大変に貴重だということですし、そこに至る道は「コツコツ」で十分、ということでもあります。「平凡も継続すれば非凡」というやつです。

 どこのビジネスでも、局面が大きく変わることも確かにありますけれど、まず、それよりは日々の決まった仕事を「ちゃんとやる」ことが、なによりも大事です。1人ひとりが、与えられた仕事をきちんと、一生懸命やっていくこと。それができない組織が、局面の変化に対応できるかというと、怪しいと思います。

優しくなければ、店長として生きて行く資格がない

 そう言われて、やっぱり説教臭いなあ、と感じられている方は、おそらく、「1人ひとりが与えられた仕事をきちんとやる」という言葉の意味を、狭く捉えているからじゃないでしょうか。「とにかく上の都合に従って、言われたとおりやればいいんだ。お前ら真面目にやれ」という言葉だと思ってません?

 とんでもありません。これは、人間が一流になるための唯一の階梯であり、そして、組織のリーダーに課せられた重く厳しい課題です。「目の前の仕事に一生懸命、真面目に取り組もう」という気持ちに、組織の人々がどうすればなってくれるのか、それを考えない人間にはリーダーの資格がない、というくらいに言い換えてもいい。だからこそ、最澄さんも「国家事業としてそういう人材を育てる組織を作りたい」と願ったのでしょうし、そのくらいの気持ちで取り組むのでなければ、日本に大乗仏教を広めることは難しいとお考えになった…のではないかと思います。

 実際、前もお話ししたとおり、自分が上司から部下に転じてみると、上が考えていることが、いかに伝わってこないかを痛感させられます。考えていることは、言わなければ、絵にしなければ、そして行動してみせなければ、まず組織の中では伝わっていきません。あ、それと、何度も何度も同じことを、言って、見せて、やってみせなければダメです。「だから、貴方に、目の前の仕事を頑張ってほしいのです」というところがしっかり伝わらなければ、リーダーの仕事を果たしたとは言えないし、それでその人が「なるほど、やってみよう」と動いてくれて、ようやくミッション完了なんです。

 そして、真正面から日々の仕事に取り組んでもらうには、言葉だけではダメです。

 自分のやっている目の前の仕事が、どういう意味があって、どう自分の、会社の、世の中の役に立つのかが、腑に落ちねばなりませんし、それを果たすために、会社として、上司として、可能な限りの合理性がある指示や、支援がなければ「なんだ、結局、俺たちにガンバレと言うだけか」と思われるでしょう。

 前回出てきた、てんやの保冷ボウルなどの調理器具や、照明などの工夫、出店数増加や海外展開は、従業員やアルバイト、パートさんが「自分の仕事に納得して現場で一生懸命やれる」ための一助であり施策なんですね。

 よくあるたとえですけれど、現場で働いている人に「貴方の仕事はなんですか?」と聞かれて「石を積むことです」「石垣を作ることです」「城を造っています」の、どれが答えになるかによって、それぞれの人の納得度は違うでしょうし、できあがる城もかなり違ったものになるでしょう。

 私はずっと外食の世界で働いてきた人間なので、他の業界のことは存じませんが、少なくともフードサービスの経営は、人と商品が基軸です。店で働く人を、最澄さんを何度も例に出して恐れ多いのですけど、一隅を照らす人に育っていただけるようにすることが、とても大事なんです。シビアな話ですが、お客様を大事にしないと業績は上がらない。それには、現場で働く人を育てないと、パフォーマンスが上がらない。きれい事ではなく、企業経営の原則がそれを求めるのです。

 だからといって、これを高圧的、ないしは強制的にやっても意味はありません。僕が店長たちによく言うのは、「強くなければ、店舗を守れず生きていけない。優しくなければ、店長として生きていく資格がない」…はい、今度はフィリップ・マーロウのもじりです。

 そのために、テンの社員、特に店長、リーダーには「テン型人間になろう」と何度も言っています。あ、これは「T型人間」のもじりです。我ながらダジャレ好きですみません。豊かな人間性と専門性の両立ということで、うちはテン型という言い方をしているのだ、とご理解ください。

精進料理のおいしさに目覚める!

 縦軸は天丼、天ぷら屋としての専門性を磨きましょう、ということになります。横軸は、人間性です。そういうと大げさに聞こえますが、まずは、時間を守る、挨拶を自分からする、笑顔を忘れず、とか、当たり前のことからなんですけど、先は長く深いんです。

 いろいろなバックグラウンドの方、たとえば主婦、学生、フリーター、外国人、男女、老いも若きも、様々な理由でてんやで働いてくれています。その方たちをちゃんと育てて、一隅を照らす気持ちを持った人間にしていくのが、店長の仕事です。

 業務上の専門知識や技術は必須ですが、そんないろいろな人が、まずはきちんと時間を守り、挨拶をする、笑顔を絶やさない気持ちになってくれるように導き、さらに、迷ったとき、困ったときに、頼ってくれるリーダーになってほしい。それには人間性がとても大事です。

 今度は、「じゃ、どうすればそんな人間力が身につくんでしょう」となりますね。これも、私の答えは案外簡単、というか、当たり前でして、新しい体験をどんどんしていくこと、だと思います。そのために、研修でもいろいろな体験をしてもらっています。

 去年初めてやってみて良かったのは「座禅」。今年は写経も入れて、ちょうど今日が最終班の体験日かな。場所は宗教法人曹洞宗が経営している東京のホテルで、大きな畳敷きの道場があるんです。お坊さんたちが、座禅の組み方から、警策(きょうさく)の受け方、お説教まで、丁寧に指導してくれます。

 あっ、また「よりによって座禅か」とか思っているでしょう(笑)。では実際に、おやりになったことはありますか? テレビなどのイメージで「ああ、あれね」と分かったことにしていませんでしょうか。体験すると心が洗われて「こういうものだったのか」と思いますよ、きっと。

 実は僕がこの研修で一番好きなのは、なんといっても料理ですね。お昼にいただける精進料理。これがもう、とてつもなくおいしい!

 本格的な精進料理で、肉や魚は一切ないのですが、生麩やかぼちゃなどの野菜一つ一つに深い味がちゃんと染みこんでいる。「うまい!」と声を上げたいところですが、口に出しては言えない。黙って食べなければいけないのです。食事も大事な修行だからです。見た目もうつくしいので、写真を撮りたいけれど携帯電話も持ち込めない。時間を掛けて、1個1個、作ってくれた人に感謝しながら、食事だけに集中していただく。最後に参加者に求められる感想で「お昼が一番おいしかった」と、今年も言ってしまいました…。

 まあ、私の感想は余分ですけど、座禅、そして写経にしても食事にしても「目の前のことに集中する」という体験を行える機会なのです。これは「一隅を照らす」ことにもつながっていますし、最近の流行り言葉で言えば、瞑想をベースに生まれたプログラム「マインドフルネス」にも非常に近いんじゃないでしょうか。Googleさんなども取り入れているそうですが、そもそもこれ、仏教が源流の考え方だそうですね。

 座禅に限らず、なにか今までやったことのない体験をしたり、知らない分野の話を聞いたり、本を読んだりするのは、人間性に、ということはビジネスにとっても、大変重要な肥やしだと思います(意外なおいしいものに出会うかもしれませんし)。

 人間性にはいろいろな側面がありますが、「こういう考え方、感じ方もあるのだな」という理解や、「こういうのが楽しい、嬉しい、面白い!」と、その反対に「こういうことをされると傷つく、悲しい」ということを、どれだけ感じ取れるか、大事なのはそこじゃないかと。で、それを感じる“感性”は、自分の外にしかない。

「感性」は外から得るものだと思います

 えっ、と思われますか。私だけの理解かもしれませんけど、自分の内側にあるのは「感受性」です。「感性」は自ら体験しないと身につかないと思うんです。いい映画を見る、おいしいものを食べる、劇を見て笑う泣く、などなど、自分が体験することで新しく身につく。東京ディズニーランドに行って、音楽を聴きながらボートに乗ったり、パレードを見ていると、心が穏やかになったりなんだかほっこりして「平和って大事だよね」とか、思います。それだって、体験するから感じる事が出来る。感受性という受信機に、それぞれの周波数にあった感性というアンテナをつないでいくようなイメージでしょうか。

 言い換えると、同じ仕事だけをしていては、様々な感性が身につかないことになる。視野を広げることで、自分の日々の仕事がどう目の前の人を喜ばせ、ひいては社会とつながっているのかが、自分の中で腑に落ちていく。さらには、困っている、悩んでいる人の感性も理解できるようになる。そうすれば、その人を“育てる”こともできるかもしれませんよね。

 と、このように大変ビジネス的にも重要な感性を広げるために、ディズニーランドはけっこう行くんですよ(笑)。映画も見に行くし。「シン・ゴジラ」もある人に強く勧められて見に行きまして、大変面白かったです! 温泉もいいですよね。先日は厚木の七沢温泉の美肌の湯で一日ごろんと。高尾山も紅葉の時など年に2、3回登っています。20軒近くあるお蕎麦屋さんもほぼ完食しています(笑)ミシュランガイドで三ツ星の観光地と紹介されて以来、大変混んでますが。

 若いときは1年中お店にいたこともあります。でも、けっこう昔から、休日にはどこかに行くようにしていましたね。特に、社長になってからは、「一番お客様の近くにいないと」と考え、今のお客様の感性を掴もうと、あちこちに出かけます。それを通して、けっこう新鮮な体験ができるんです。流行の場所にはやっぱり行っておきたいし、あと、歴史やお城や史跡が好きなので、フランチャイズさんのオープンがあると、それに引っかけて近くの城跡を見に行きますね。そしてもちろん、そこで地域の美味しいものを食べる。

 この間は福山で「小いか(ちぃいか)」、ホタルイカサイズの小さいイカを天ぷらで食べました。小さいのでまるごと全部食べちゃうのでちょっと苦みもあり、とても滋味深いです。そうそう、尾道から青パパイヤを「天ぷらにしてはいかが」とご提案が来て、これがまたうまい。日本中、「ご当地」には、まだまだ知らないものが多い。行くといろいろなものや味、人の感性がある。それに驚いたり喜んだりして「これはなにか仕事に活かせるかも」と考える。

 新しい体験や考え方を、何から何まで肯定しよう、ということじゃありませんが、「こういうことをしている人がいるのだな」と知るだけでも、自分の感性は増えて、広がっています。なるべく自分の外にある要素に触れることって、リーダーとして、店を発展させていく、働いている人を一人前にしていくために、けっこう効くんですよ。少なくとも「それはてんやのマニュアルにない」と切り捨てず、まず「ああ、そういう悩みもあるのか」と受け止めることができるようになるのです。

 自分自身、外食産業の中では、これまでお話ししたとおり、いろいろな組織や立場に身を置き、ある時は降格もありましたけれど、「新しいところで新しい体験が出来る」と考えて、乗り切ってきたように感じます。いろいろな体験が自分でも意外なひらめきを呼んでくれました。「てんやの日」も、「従来は来店していただけなかったお客様にコンタクトする」目的で始めましたが、その大元は、冒頭にお話しした年末の「年越し天ぷら」です。

 そう、自分の仕事の中にも、けっこう未体験の、見えてないことってあるものです。店長や本部のスタッフに、“天ぷらの王様”、海老の養殖場を見てもらう海外研修も始めたんですけど、毎日見慣れている海老がこんな育てられ方をしているのか、目から鱗だ、と、大好評なんですよ。

 え、養殖なんだからよくある生け簀だろうって? ところがこれが面白い。

 てんやの海老は「粗放養殖」と言って、ベトナムのメコン川から南シナ海に流れ込む汽水域にあるマングローブの自然の地形をそのまま利用しているんです。1つの養殖場の面積が約10ヘクタールで、1ヘクタールは1万平方メートルですから約10万平方メートル。甲子園球場の総面積が3万8500平方メートル(こちら)なので、ざっと2.5倍になります。そして、ひとつだけじゃないんです。この養殖場が100個以上あります。

 海老たちはこんな広大な自然の中で、人工飼料は一切与えず、プランクトンなどを食べて育つ。自然のなかそのまんまにいる海老を、ゆるく囲っているだけなんですね。こういう、ある意味豪快な養殖方法は店長たちも見たことも考えたこともないので、とても驚き、「それで活きがいいのか!」と納得し、自分の仕事にも誇りを持つきっかけにもなっています。

コツコツ、そしてひらめきを

 目の前の仕事を、コツコツやっていくだけでもたいしたものです。

 でも、せっかくならコツコツに加えて、感性も磨いて、一流の人間のさらに上も目指しませんか。そうすれば、仕事仲間やお客様の気持ちもよく分かるようになるし、仕事の上での「ひらめき」も生まれやすくなります。そうなったらもう、あなたは超一流…かもしれません。

 と、そんなテン型人間を作っていこうと、社長に就任してから5年、研修や店長会議などを通して、一貫してやっています。

 1つの成果、かもしれないのは、当社は約220人の社員がおりますが、離職者が年間1人か2人にとどまります。ご存じの通り、フードサービスは離職率が高いのですが、この数字は1%かそれ以下で、業界では圧倒的に少ないものになります。

 今年、てんや(テンコーポレーション)には、大卒・院卒の新入社員が6人入りました。色々なメンバーがいるのですが、ずっとてんやでアルバイトしていて、有名大学の大学院を出て、てんやに来た。その彼が「一杯の天丼で世界を平和にしたい」と大真面目な顔で、意気込みを言ってのけました。

 もちろん、てんやが目指す海外展開などへの可能性を感じて来てくれたのだと思いますが、天丼で世界平和とはすばらしい(私は真面目にそう思います)。石ではなく、石垣でも城も越えて、世界につながっている姿が見えたのでしょうし、そういう目線で現場の仕事が見えるような育て方を、バイト先の店長が行ったのでしょうね。目の前ですぱっといわれて、実はけっこう、じーんときました。

 それでは皆様、どうぞよいお年をお迎えください!

このコラムについて

てんや社長の「めしばな奮闘記」
「今日のお昼はなんにしようか――」ビジネスパーソンの小さな楽しみのランチタイム。食べることは仕事のためにも、生きるためにも、とっても重要だ。ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」で成長し、今、天丼チェーン「てんや」のテンコーポレーション社長を勤める用松靖弘氏が、「食べること」のヨロコビと、マネジメントを、自らの「めしばな」を通して語ります。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/16/051300011/122200009/

http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/216.html

コメント [政治・選挙・NHK218] 宮内庁が天皇陛下の新年の感想中止を発表!理由は負担軽減、陛下の発言封殺との批判も 赤かぶ
5. 2016年12月27日 00:32:47 : i5OPHkbG4g : IFHuijOqp_8[1]
これからは、ずっと戦後70年だった昨年の録画を流すようにすれば良いよ。
あれは国民は何度でも聴く価値がある。

http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/245.html#c5
コメント [リバイバル3] 音は凶器 中川隆
21. 中川隆[5703] koaQ7Jey 2016年12月27日 00:34:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6144]

ヘッドホン・イヤホンオーディオについての無駄な会話:中野サンモールの磯〇水産にて
http://pansaku.exblog.jp/22786882/


ここは異郷か これは現実か
ただの余興か
真昼の光の中へと出てゆこう

Grapevine Silveradoより


MEZ: 今回は、お店に無理を言ってGoldmundのTelos Headphone amplifierとRe Leaf E1を二台並べて、ノーマルのHD800で一対一で聞き比べるという贅沢な試聴だったんですけど、どうでしたか?


GOZ: まさに甲乙つけがたい。どっちも良かった。まず音云々の前にE1はTelos HPAに比べて圧倒的に小さかったね。E1の大きさはTelos HPAの半分以下という感じ。実物を並べてみると驚きだったよ。Re Leaf E1の凝縮度はかなりのもの。持ち歩いて聞くなんてのは無理だけど、それにしても、どうやってこんなに小さくしたのかね。これだけ音がいいDAC+HPAとなるとどうしても大きくなるじゃない。OJIのBDI-DC24Aやマス工房のModel394なんかのトップクラスのヘッドホンアンプにかなり高級なDACを合わせた音、またはそれ以上の音があの小ささで手に入っちゃうのは凄いよね。BDI-DC24AもModel394もDACなしで、あの小ささなんだからねえ。

MEZ: 私は箱の大きさはもちろんですけど、音の違いもかなりあるなと感じました。ムンドのヘッドホンアンプは全ての音の要素で最高点をマークすることを目指しているのに、そういうエッジなアンプにありがちな音全体のバランスの破綻がないです。GEM-1みたいな、インパクトの強い部分があるけど、どこか微妙にバランスが崩れてるようなモノとは違います。逆にE1は聞いていて突出した特徴がないと思えるくらい普通の音ですけど、個々の音の要素を意識して聞くと、非常に優秀で驚くし、ヘッドホンドライブの仕方が的確で過不足ない音です。

GOZ: Telos HPAはそれを上回るドライブ力、破格の空間性で押しまくるよ。各楽器とかパートの分離感が半端ない。全域での解像度の高さもありえないほど。あれほどの音はこれから先も他では聞けそうもない。

ヘッドホンアンプの部分だけでもOJI、マス工房はもちろん、NewOpt,、EAR、Luxman 、Audio design、Aurora sound、N modeなんかと比べて基本性能自体、違うはずだよ。ドライブ力の差をかなり感じたから。過去、駆動力や力感という点ではナンバーワンだったG rideのGEM-1を超えてる。以前、かなりお高いAgaraのヘッドホンアンプなんかも聞いたことあるけど、アレも勿論超えてます。Telosはヘッドホン出力ギリギリまでデジタル信号で持って行って、変換してるのかな。なにか他社のやってないことをいくつもやってるはずだよ。


MEZ: 圧倒的ですね。でもやり過ぎかなと。本来の音楽を作ったスタッフが想定する再生音の範囲を超えちゃってます。対するRe Leaf E1は安心して聞いてられますよ。真っ当な音に身を委ねていればいいような感じ。あの大きさにしては、かなりの高価ですけどね。もともと国産で、価格に代理店のマージンは入ってなさそうだし、円安やらスイスフランの変動やらもあるし、比較の仕方によってはTelos HPAは割高と思う人もいるはず。

GOZ: 据え置きの複合機は最近面白いものがいろいろ出てきたからね。聞いたものの中では、普及クラスのものだと、Oppo HA-1とパイオニアのU-05がいいね。HA-1は熱いけど。外見だけだとMcIntosh MHA100はカッコいいよね。音はどこにでもありそうな感じだったが。聞いてないけどChord Hugo TTはかなり期待できそうだよね。アレが来たらほとんどの複合機は駆逐されてしまうかも。

Hugo TTに対抗できそうなのは近頃出たものでExogalのComet Computer DACとか、MYTEKのManhattanあたりかな。exaSoundのe22もだね。極端に高いがヘッドホンアウトも優秀っていうNAGRA HD DAC+MPSとかQualia&CoのIndigo DACと近いレベルに行くような気がする。ただNAGRAとかQualiaはスピーカーオーディオでの使用が本来だからね、全体の価値としては比較できない。


MEZ: そうやってHugo TTなんかをはじめとする、高級な据え置き複合機が出て来ても、E1とTelosの優位は変わらないんじゃないですか。Hugo TTはHugoの強化版という位置づけで、イギリスでは3000ポンドくらいってことは日本では60万円くらいになるはずです。Hugoの今の音とその価格とを考え合わせると、E1やTelosを超えるってことはなさそう。さしあたりはRe leafかムンドか、どっちにするか迷えばいい。


GOZ: どっちを買っても最高峰を手に入れた満足はあるはずだよ。異次元のゴージャスさでキメたいならば Telos だろうけど、どこまでも正確で真っ当な音を極めたいのであればE1だね。俺はどっちかっていうと Telos。オーディオにはやはり元の音よりさらに良くなったような気がするくらい魅惑的な部分が欲しいから。そういうプラス アルファがE1にない。

MEZ: 私は買えるなら迷わずE1。Telos HPA の音は凄すぎてついていけない感じがあります。価格や占有スペースでも明らかにE1に分があります。いわゆるバランス接続もできますし。バランスだと微妙に力強さが増す方向で。

GOZ: なんかオーディオのニュース見てると、欧米のハイエンドメーカー各社がヘッドホン関係のアイテムに手を出し始めてるでしょ PASS も Ayre もユニゾンリサーチもヘッドホンアンプを試作してるようだし。さっきも出たけどCHORDは据え置き型のHugo TTを出す。それにConstellation audioは次に出すプリメインにヘッドホン出力をつけようとしてる。まだまだ追随する動きはありそうだけど、かといってE1やTELOSのクラスまでのものを作ろうっていう気運はまだ今のところない。

こんなに高価なHPAは売れないだろうと考えてるのか、所詮ヘッドホンだから、この程度でいいと思ってんのか、ただの様子見か。どちらにしろ、普通に考えたら、この先、数年はこの二つがトップということだろう。仮にもし他に凄いヤツが他に出て来ても、これらどちらかを手元におけば慌てないで済むだろ。


MEZ: 今日、聞いた限りだと、据え置きヘッドホンアンプとか複合機の高級化は価格とか性能の伸びはこの辺で一休みって感じですか。


GOZ: そうあって欲しい気もする。これ以上は迷いたくないからな。


MEZ: ところで、さっきも現物ありましたけど、LotooのPAW GoldとかAK240とか出てますね。DAPのハイエンド化が、かなり目立つようになってきてませんか?ソニーもZX2出してきた。ポータブルでもリケーブルとかバランス接続とか話題に上りますよね?


GOZ: あくまでマニアの間ではでしょ。でも確かにカスタムIEMなどという、超マニアックなモノさえ徐々に市民権を得つつある。ポータブルの世界には、据え置きよりさらに激しく高級化の波が押し寄せてる。DAPなんか最終的に50万クラスまではいくんじゃない?

この前どこかに書いてあったけどZX1用のGlove audio S1が出るらしいけど、ああいう機種を限った寄生的なアイテムまで出て来るところに、ポータブルオーディオの過熱ぶりを感じる。いろいろ後付けするアイテムが出て来るけど、AK240とかPAW Goldとかはやっぱり直挿しを目指すんじゃないか。やるならリケーブルとかバランス接続で音質を上げるっていう発想になる。あのクラスだと内蔵のアンプも良くなきゃダメだという意識が買う側にあるから。

MEZ: 実際、PAW GoldとAK240をW60で一対一で聞き比べると、こちらもやっぱ音の傾向が違いますよね。AK240は柔らかさがあってスッキリ。PAW Goldは明確なモニター的な音で重心が低くて安定してる。操作性はAK240が上回りますが、GOZさんとしては音質とか筐体デザインとか含めると、こいつらも甲乙つけがたい?

GOZ: 俺は最終的にはPAW Goldが好きになったけど。AK240ってなんか音に浅いっていうか、浮わついた傾向ない?ゴールドのダイヤル以外は質実剛健なカタチと音ってことでPAW Goldがいいな。

MEZ: ああいうものは最終的には操作性で差がつくものだと思いますし、AK240の音はまとめ方が巧いですよ。それに音は少しも浮わっついてなんかいないと思います。それから、もうすぐ出るAK240のステンレスモデルAK240SSは音自体も違うっていう話で興味あります。私はAK240派ですね。なんかPAW Goldゴツ過ぎ。

GOZ: いやいや、そこがいいんじゃないの。プロっぽいデザインのDAPでしょ。ただ個人的には、どっちももう一皮剥けてくれないと、CHORD Hugoの音質にまでは届かないと思ってるけど。接続したヘッドホンやイヤホンに対するドライブ力がどっちもまだ足りない。

MEZ: それならポタアン使えばいいじゃないですか?

GOZ: それがさ、WAGNUSのアンプくらいしか、このクラスのDAPの直の出力を上回る音を出せるポタアンがないような気がすんの。ある?いいアンプ。


MEZ: うーむ、KH-01P以外は、これって感じのものがすぐに思い当たらないですね。
じゃ結局ポータブルの王様はHugo?

GOZ: そうとも言い切れないよね。音はいいけど電池はもたないし。もともと大きくて重くて、しかもトラポも要るからかさばって持ちにくい。設定にも問題あり。アレは使ってみると小さい据え置き複合機だったな。そいうわけで、まだ絶対王者がいないワケだから、このポータブルの分野っていうのは、もっと伸びると思うんだな、性能も価格の上限もね。

MEZ: 同感でございます。

GOZ: そうそう、今日、聞いて思ったんだけど、ヘッドホンアンプの能力は明らかに上がって来てるのに、肝心のヘッドホン本体の性能アップが止まってちゃってる気がしない?SennheiserもFostexもbeyerdynamicも新たなフラッグシップを出さないまま年月が過ぎてる。HD850とかTH1000とかT2とかそろそろ来てもいいじゃない。


MEZ: ダイナミック型に限れば、Gradoは地味にフラッグシップモデルの改良版を出してますし、Ultrasoneもぼちぼち出してます。それならと、Sennheiser、Fostexも、そしてbeyerdynamicも出してこないと盛り上がらない。Audio questのNight hawkはそれらのメーカーのフラッグシップと対抗できるかどうかはわからんですよ。だって、あれは9万円も行かないらしいじゃないですか。

GOZ: 高けりゃいいとは思わないけど。Night hawkはポタ研で聞いてみたら、フラットな音というか、ごく普通の音だったね、アレは。TH900とかHD800なんかと比べると、なにかコレっていう売りがない音だけど、全てがバランス良く、普通に音のいいヘッドホンって感じだった。8万だったら値段相応かな。かけ心地もいいしね。だがHD800あたりにはまだ敵わないとも思う。この分野にも新しい千両役者が出て来て欲しい。Focalがベリリウム振動板を使ったハイエンドヘッドホンを開発中とか、MURMASAに続くPandoraシリーズの旗艦のリリース予定とか、色々と噂はあったのに。それからオーディオテクニカは最近なにしてんのかな。なんかパッとしないじゃない。ハイエンドなヘッドホンという意味でさ。

まあ、静電型に関しては、Hi-Fi man HE 1000だな、期待のヘッドホンとなると。HD800を上回るという噂だが、STAX の SR009 をも上回るような音なのかな。

MEZ: HE 1000が SR009 を超えるのかどうかは聞いてみないとねえ。ペアを組むヘッドホンアンプEF1000の出来にもかかってる。

なにしろヘッドホンは全く新しい技術で音を出すタイプとなると、なかなか出てこないんですね。HE1000だって全く新しいタイプのヘッドホンじゃないです。ブレークスルーがない。例えばヘッドホンのほとんどはドライバーユニット一発でフルレンジスピーカーみたいな鳴らし方しかしてない。ユニットを増やして、ネットワークで管理するヘッドホンはまだ成功例を私は聞いてないんです。

そうそう、忘れてましたが、CES2015でEnigma acousticsってところからDharmaっていう画期的なヘッドホンが出てましたね。詳しい情報がないんですが、高域を静電型ドライバーに、中低域を和紙で作られたダイナミック型ドライバーに受け持たせるという、静電型とダイナミック型をハイブリッドしたヘッドホンだとか。$1200っていう予価があることからして、そのうち市販されるようですね。スケルトンのヘッドホンアンプと合わせて発表されてて楽しみです。このメーカーの外付けスーパーツィーターはもう日本で売ってますから、待ってれば日本で買えるようになるかも。

でもまあ、革新的なのは、このヘッドホンと既存のObravo HAMT-1くらいなもんでね。

一方、イヤホンはドライバーが複数あるのはごく普通。カスタムIEMからさらに進んだ音質のオーダーメイドなんていう企画もあるし、36万もするJHのLayraがアッと言う間に売り切れたりとか。やはりイヤホンは勢いあります。

GOZ: そう、Enigma acousticsのDharmaもHE1000もまだ来ないんだけど、今年もポタ研へ行かないと、時代に乗り遅れると思ってね。大混雑なのに行ったのよ。

JH audioのLayraは確かに凄くって、イヤホンで初めてほぼ完全な三次元空間を感じたね。各楽器の分離とかスケール感とか、凡百のヘッドホンは負けそうだったね。Angieは予想の範囲内というか高級イヤホンのバリエーションって感じだけど、Layraはホント面白かったね。個人的にこのイヤホンにTELOS HPAを合わせたらどうなるか、興味がある。

その他はanalog squared paperのTR07HPとかさ、結構、個性的でそそられたね。マス工房のデカいポータブルフルバランスアンプの鮮烈だけど正確な音とかも印象深い。そいからOppoのHA2とPM-3のペアは値段を考えると完璧すぎるサウンドだったね。大家電メーカーが力を結集して作ったような音してた。音だけだとSONYかと思ったよ。


MEZ: もうこのジャンルでは日本の音響家電の大メーカーは中国や韓国のメーカーに、ほとんど負けそうなのがはっきりしましたね。そういえばAK500Nはどうでした。

GOZ: AK500Nは聞いたけど、SONY, ヤマハ、ONKYOあたりの製品とは値段も性能もデザインも格が違うわけだし、あの優秀なSforzat DSP-03と比べてさえ、あまり遜色ないなあ。それからAK500Nはヘッドホンアウトついてるんだけど、それこそ聞いてみたいな。

GOZ: ところでさ、世の中の基本的な流れとして、イヤホンとかヘッドホンは学生とか就職したての若いうちにやっていて、それなりに出世して収入が増えるにしたがって、ヘッドホン・イヤホンは卒業、スピーカーの方へというのがコースとして考えられてて、それに意識的にまたは無意識に乗っかろうとしてる人がいると思うんだよね。

オーディオ雑誌とかブログ見ていると、やっぱりスピーカーで聞こうよとか聞きましょうよとか、時々書いてない?
結局はスピーカーにみんな収束していくという話は分からないではないのだけど、なんか引っ掛かるんだよね。

MEZ: 何がです?それは自然の流れみたいに思ってましたけど。

GOZ: 散々スピーカー聞いてきた感じで言うと、今の時代、実はスピーカーオーディオって、もうそんなに面白くないのよね。

俺がスピーカーで面白い、凄いと心底思ったのは随分前にジャーマンフィジクスっていう会社で作っていたDDDドライバーを聞いた時が最後なんだ。

その後も小さい感動とか感心はいっぱいあるけど、俺個人はスピーカーでそれこそ何年も心の底から大感動したってものに会ってない。そういうわけでもうスピーカーってものはグレードアップしようとしても、ただ高価でデカくなってゆくだけで、感動の伸びしろは、ほとんどないんじゃないかって思ってるのよ。

テクニカルにも、能率は低くなる一方で、アンプに負担はかけるし、カネもかかるし。スピーカーの持ち味を出すために、アンプを強化するしかない状況さ。逆にスピーカーがアンプの良さを引き出すように働く場合がかなり少ない。

誰かが言ってたけど、スピーカーが一番サボってる時代なんだよね。もっともっと能率が高くして、ワイドレンジでハイスピード、高解像度っていう現代的な音を出せるスピーカーがあってもいい。こんな感じで不満が渦巻くスピーカーオーディオっていう場所にあえて誘い込むのもねってちょっと思う。とどのつまりは余計にカネを使わせたいだけじゃないか?

業界ぐるみでハイレゾとか言って騒いでるのと同じ目論見じゃないかっていう思いはなくはない。

ヘッドホンとかイヤホンは耳の健康に悪いとか、音楽の全体像がわかりにくいとか、欠点は色々あるけれど、オーディオとしてはまだまだ伸びしろがあるエキサイティングな分野でることは間違いないんだ。スピーカーを始めたからって、それは忘れないで欲しい。

MEZ: 確かに、ヘッドホン・イヤホンはやっている人間を飽きさせないだけの展開がありますよね。スピーカーはマンネリズム。

GOZ: そこでTelos Headphone amplifierとRe Leaf E1を聞き比べた話に戻るけど、この二つを並べて聞いてると、ついにヘッドホンオーディオもここまで来たかという感慨がある。この音って心底面白いんだよね。Magico Q7よりも面白い。

MEZ: つまりGOZさんみたいに、スピーカーオーディオをずっとやっていて、つまらなくなってヘッドホンやイヤホンに行くっていう経路もアリってことが言いたいんですか?

GOZ: そうなのよ。似たような話だけど、ずっとデジタルオーディオを追っ駆けてきて、もうつまらなくなって、行き詰まったところで、アナログオーディオに救われたってのもある。つくづくオーディオの辿る道ってのは一直線じゃないと思う。

Telos Headphone amplifierとRe Leaf E1はスピーカーに飽き飽きしたオーディオマニアが、全く別な使い方、全く別な音を指向するセカンドシステム、サードシステムを構築するっていう寄り道としても強く推奨できる。

MEZ: そうですね、今夜は夜更かしして音楽を聞くぞって金曜の夜に決心しても、そこでスピーカーを土曜の朝まで目一杯使える人なんてほとんどいないわけで。そこで昼間に聞くオーディオとは全く性質の異なるセカンドシステムが重宝なのは当然です。

だいたい、夜にしても昼にしても大音量でJazzやクラシック聞きまくるっていう趣味自体すでに終わってるというか、もう時代遅れかなって思うし。家族・近所に騒音の迷惑かけてまで趣味をやって、周りもテキトーに許してくれるっていう、大らかな気風はもう日本の都会には残ってないです。

でも肝腎のヘッドホンの音のクオリティが、今まで、どんなにカネやセンスを駆使しても、スピーカーオーディオに肩を並べられなかった。それが Telos HPA と E1 によって解決されようとしてます。

GOZ: カネとセンスねえ。オーディオってのはさ、カネでどうにかなる部分とカネだけじゃどうにもならない部分ってのが混在しているから、それを整理し区別して考えることができないと上達しないと思う。機材の外観の美しさとか操作感とか、音質の客観的に見たクオリティとか、あるいはリスニングルームの音響とか、そういうものは札束の重さに依存する。

だけど、自分の好みをよく知ったうえでの機材の選択、機材の組み合わせの巧さとか、ちょっとした使いこなしで潜在能力を引き出すとかいうのは、カネじゃなく使い手のセンス。センスを高めるには自分を磨くしかない。それは耳がいいだけじゃダメで、様々なオーディオをいっぱい聞いて経験値を高める、オーディオ技術の教科書を読んで勉強、他の人のオーディオルームでノウハウを盗んだりして知識も豊富じゃないと。音楽自体にも詳しくて、そのうえ自分でも使いこなしのアイデアが次々湧いて、試行錯誤を億劫がらない。

なによりも、今あるものを壊したり、それに新しいものを付け加えたりすることに躊躇しないこと。音が良ければNewモデルだろうと、中古だろうと、どこの国の製品だろうと、アナログだろうとデジタルだろうと差別はしないのも重要。そういう使い手の柔軟な態度の総体がオーディオのセンスだ。カネとセンスの両輪がうまく回らないとオーディオは前に進まない。

MEZ: 以前、広大で天井の高い専用のリスニングルームにお邪魔したことがあるんですけど、あずましくないって言うか。かなりカネがかかったリスニングルームなんですけど、音響調整材に四方八方囲まれて真ん中にポツンと一人掛けのリクライニングがあるような感じ。オーナーさんは私を残して外へ行っちゃうんですよ。居ると音が悪くなるからとか言って。恐ろしく殺風景で孤独でした。

GOZ: 部屋が立派過ぎて、逆になにかが違うって感じたってことか。部屋は適度に広いほうがいいとは思うけど。でもルームの音響調整にカネをかけりゃいいってもんでもないということは確かだ。

近頃は海外製のオーディオの値上げが酷いから、どうしてもカネの話になりがち。しかし、それは全体の50%以下の話だ。ぶっちゃけた話、一千万オーバーの製品の多くは500万円近辺の製品と実力差はほとんど認めなかったりする。

一千万円超えた場合は無意味に高いモノが多くなると思う。富豪の金銭感覚に合わせて値付けして儲けてるだけなんじゃないか。


MEZ: ムンドなんかもそうでしょうか?あの値上げ見ました?


GOZ: 見た見た。GOLDMUNDはどうしてあんな無茶な値上げするかね。
下手すると元値のほぼ2倍。

ムンドって日本で言われてるほど酷いメーカーじゃなく、音は素晴らしいんだけどな。ハイエンドオーディオとしての実力はあるのに。

もう日本では事実上は売らないつもりかな。でもTelos Headphone amplifierだけは値段据え置きだぜ。これも何を考えてるのか。逆に言えばムンドのHPAについては最後のチャンスではある。

MEZ: 実売価格含めて検討してくと、本当にRe leaf E1とTelos Headphone amplifierは本当にいい勝負なんですよね。迷うのは分かります。

GOZ: 君の中ではAK240SSとPaw Goldが火花散らしてるんでしょ。

AK240が苦手な俺もステンレスモデルには惹かれましたよ。SSモデルはかなり重厚かつ堅牢なものだったよ。高級感は半端ない。PAW Goldもその点じゃ負けてる。

音の方はノーマルとSSと比べても、微妙な違いだね。ちょっとノーマルのAK240よりも透明感が増したうえ、やや安定感があって落ち着いた音かなあ。ZX2はまたまた遅れを取った。開発がワンテンポ遅いんだ。製品企画自体にも冒険がない。AK240SSと比べたらかなりチャチなものだ。

MEZ: なんにしてもAK240SS欲しいですね。ポタ研で聞いてみたかったです。やはり試聴はイベント頼みのところがありますよね。eイヤさんでは地方巡回イベントをやるとか。これも新たな試みですよね。とにかく聞かないことには始まらないんだから、イベントを利用して皆で聞いて、さらに盛り上げて欲しい。
あれ、ビール飲まないんですか。


GOZ: 今、禁酒してるのよ。付き合いで取っただけだよ。オレンジジュースないの?


MEZ: えー、盛り下がるのはスピーカーオーディオだけにしといてくださいよ。ビールぐらい飲んで気分良くしたらどうですか。


GOZ: いや、俺は憂いてるんだ。


MEZ: もしかして日本の将来をですか?


GOZ: それはもう諦めてる。オーディオの将来の方が心配だ。

ごく僅かの大金持ちがやる、超高価なハイエンドオーディオと大したカネを持たない人達のためポータブルオーディオ、チープなスピーカーオーディオの二極が残って、その間の価格帯の中堅製品がガバッと無い。そういう構造になりゃしないかとね。これはトータルではオーディオの空洞化ですよ。

MEZ: 明日の心配なんてしないでくださいよ。なるようになります。そんな酷いことにはならんです。いざとなりゃ、老いぼれどもや臆病者たちを跨いで自分だけ先に行きゃいいんですよ。

GOZ: そうだよね。行き先がユートピアだろうがディストピアだろうか、もうどうでもいい。というか最初からどうでもよかったのかも。いろいろあってもオーディオを前に進めてゆくことだけは確かなんだからな。

じゃ、ジンジャーエールひとつ。

by pansakuu | 2015-02-06 22:07 | その他
http://pansaku.exblog.jp/22786882/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/205.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK218] 天皇の抵抗第二弾<本澤二郎の「日本の風景」(2475) <新年の感想とりやめ> <極右の政治利用にNO> 笑坊
1. 2016年12月27日 00:35:16 : mprIvB3lY2 : hvcLBJ2886c[1]
> 極右の政治利用排除に突進する平成天皇

今の天皇はそうだろう。
次の天皇は今の天皇ほどではないが、それでも利用はされないだろう。
しかし、次の次の天皇はどうだろうか。極右に親和性の高い父親のもとでどのように育つか。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/254.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK218] 給食費未納の子どもが給食を食べられないのは仕方ないのか 『給食費未納』 鳫咲子准教授インタビュ 軽毛
3. 2016年12月27日 00:35:23 : nLKTQAYkJ2 : BZ4fLJwBwg8[1]
義務教育は学校給食も費用ゼロとすべきでしょう。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/248.html#c3
記事 [経世済民117] 東北大、3200人を一斉「雇い止め」に職員が反対運動…大学側が一方的に規則変更(Business Journal)
               東北大学片平キャンパス(「Wikipedia」より/Los688)
  

東北大、3200人を一斉「雇い止め」に職員が反対運動…大学側が一方的に規則変更
http://biz-journal.jp/2016/12/post_17576.html
2016.12.27 文=林克明/フリージャーナリスト 


 2015年5月1日現在の東北大学の職員は1万457人。そのうち非正規職員は5771人で約55%を占め、「非正規なくして東北大学なし」といえるほどだ。ところが、同大学は、3243名もの非正規職員を事実上クビにしようとしている。

 今年2月から4月にかけての説明会等で東北大が、18年4月から数年で大量の非正規職員について、契約更新をしないと宣告した。いわゆる「雇い止め」だ。ただでさえ正規職員に比べてはるかに低い給与を強いられている非正規職員の雇用を奪い、その家族まで窮地に陥れる方針との批判も多い。

 これに対して、非常勤職員に正職員も加わって、雇い止めに反対する署名が1200筆以上集まり、国会議員会館内において複数の労働団体が共催して緊急集会も開かれた。この様子を見た東北大当局は10月18日、東北大学職員組合に対し「この問題を見直し年内に新たな方針を示したい」と連絡した。

 この連絡により、雇い止めの方針を改める可能性もあると思われたが、12月15日に行われた団体交渉では「検討中」と話すにとどまり、「雇い止め=大量首切り」の方針は撤回されていない。

■労働契約法の主旨に逆行する東北大

 問題の背景には、13年4月1日に施行された改正労働契約法がある。最大のポイントは、施行日以降に締結した有期契約で、更新を繰り返して契約年数が通算5年に達した場合、労働者が無期契約を申し込めば、その時点で使用者が申し込みを承諾したものとみなされることだ。

 細切れに契約を更新する有期雇用労働者は全国に1200万人と推計されており、彼らの雇用を安定化させることを目的とした法改正である。

 しかし、5年たてば無期雇用契約に変更する権利を得るだけで、給与その他の条件は直前のままだ。つまり、給与などの条件が悪いまま雇用だけが確保されるという側面もあるため、“第二正社員”的な新たな身分をつくる可能性もある。

 法改正によって多くの混乱も生じた。改正法施行前に契約を繰り返して通算5年を超えていた非正規社員たちが、全員正社員になれるかのように誤解する向きもあった。その一方で、“正社員のような”地位の労働者が増えることを防ぐために、改正法が施行される前に、契約の最長期間を5年以内とする就業規則を定めてしまえばいいという考え方をする雇用者も現れた。

 今回の東北大は、この考えに基づいた行動をとっている。非正規職員が無期契約に転換できないように、法の趣旨とは真逆に5年で雇い止めにする就業規則を制定したことが騒動の原因なのだ。

 労働基準法89条で、労働者を10人以上抱える職場は就業規則を作成して労働基準監督署に届けることが義務づけられており、同法90条では、改正するときは職場の過半数の労働者から意見を聴取することが定められている。これらに違反した場合、罰金30万円以下の刑事罰を受ける。

 職員の過半数が加入する労働組合があれば、経営側は労組から意見聴取することもできるが、そのような労組がない場合は、意見を聴くための「過半数代表者選挙」を実施する。ところが東北大学では、5年で雇い止めとする条項を盛り込んだ就業規則改正に際して、過半数代表選挙を実施しなかった。

 この点について大学側は、6月に東北非正規教職員組合および首都圏大学非常勤講師組の2労組が参加して行われた団体交渉において、「5年上限の改正案を出した直後に過半数代表選挙は実施していないが、以前(それより約1年前)に選出した過半数代表者が意見を述べられるため問題ない」という趣旨の説明を行った。

■東北大の強弁

 さらに、「従来3年が雇用期限上限だったのを、新しい就業規則では5年に伸ばしたのだから不利益変更に当たらず、過半数代表選挙を実施する必要がない」と述べ、そもそも職員側の意見を聴く必要もないとの見解を示した。

 確かに、東北大には非正規職員の雇用期間に関し、3年を上限とする就業規則があった。しかし実際には、毎年契約を更新し続け、通算10年、20年と勤め続けている人が多くいることがわかった。形式は契約期間を定める有期契約だが、実質的に無期雇用に近い状態の人たちも多いのだ。つまり、3年を上限とする従来の就業規則は形骸化していたといえる。

 従って、上限を3年から5年に伸ばしたのだから職員側に不利益はないという大学側の説明は詭弁といえる。今までは、10年、20年と勤められた人たちの契約期間が、一律最長5年に短縮されてしまうわけで、不利益をもたらすことは明白だ。

 そのうえ、団交に出た人事担当者は「解雇に慣れていないので」と一言漏らした。職員を解雇するには、さまざまな条件を満たしていなければならず、多くの手続きも要する。その点、最初から5年を上限とする契約を締結し、雇い止めにしてしまえば、トラブルの種となりかねない解雇を避けられる。こういった発想が、当事者の非正規職員らの反感を買っている。

 しかも、5年で雇い止めとする就業規則の変更は14年4月1日に行ったが、起算点は1年さかのぼって13年4月1日とした。つまり、その時点で雇用契約を結んでいた職員たちは、18年3月末で雇用期間が終わるのだ。

■他大学も一般企業も無期雇用への流れ

 他方、多くの大学では、非常勤職員や非常勤講師を5年で雇い止めにする方針を撤回し始めている。象徴的なのは、早稲田大学だ。

 早大は東北大と同じように、雇い止めをするための就業規則改正を行う際に、過半数代表選挙を正しい形で行わなかったため、非常勤講師らに刑事告訴されて大騒動になった。

 その結果、早大当局は当初の方針を撤回し、膨大な数の職員が実質的にクビになりそうだったところが、18年には約3000人の非常勤講師らが、希望すれば無期契約に転換できることになった。

 この“早稲田ショック”は全国に波及し、日本大学、法政大学、中央大学、千葉大学などが、次々に雇用期間5年上限を撤回していった。また、早大の問題解決に先立って、全国大学高専教職員組合の取り組みにより、信州大学、徳島大学、国立高等専門学校(51校)などで、非正規職員の無期転換が約束されている。

 さらに、大学よりもむしろ企業で、法改正の趣旨に沿う動きが強まっている。たとえば日本郵便グループは、5年を超えて働く有期契約の非正規社員について、希望すれば来年4月から無期転換を始める。同グループの非正規従業員は約20万人いるため、影響は非常に大きい。

 独立行政法人労働政策・研修機構が15年7月に4854社を対象に行った調査が興味深い。

 東北大のように、非正規職員の雇用年数が通算5年を超えないようにすると答えた企業は、フルタイム有期契約労働者の場合で6.0%、パートタイム有期契約労働者で5.8%のみ。逆に、無期契約に転換するという企業は、5年を超える前に転換する例も含め、フルタイム有期契約労働者で65%、パートタイム有期契約労働者で61.9%に上る。

 これらと比較すると、東北大の3200人以上雇い止め方針への頑なさが目立つ。そもそも大学における非正規という雇用形態は、一般企業よりもはるか以前に始まっている。非常勤講師という身分をつくり出し、正規教員の5分の1から6分の1の低賃金で授業を担当させる人員を大量に生み出した。事務方の非常勤職員も、これに準じて拡大していった。

 雇用を安定させるために改正した労働契約法の主旨を尊重するのか、それとも大量雇い止めを実行するのか。名門・東北大の見識が問われている。

(文=林克明/フリージャーナリスト)


http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/217.html

記事 [経世済民117] 「撤退戦だが、負けない」新たなプランが必要だ 人口減少時代のウソ/ホント 日本が沈み切る前に、打つべき手を考える賢人
「撤退戦だが、負けない」新たなプランが必要だ

人口減少時代のウソ/ホント

日本が沈み切る前に、打つべき手を考える賢人会議(後編)
2016年12月27日(火)
森田 朗、崎谷 実穂
 論客5人による「賢人会議」、その後編をお届けする。「少子化」「超高齢化」時代における「社会保障」「地域再生」はいかにあるべきか。日本労働組合総連合会会長の神津里季生氏、東京大学 政策ビジョン研究センター特任研究員の藤田正美氏、一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス代表理事の木下斉氏、個人投資家で作家の山本一郎氏が、森田朗所長率いる国立社会保障・人口問題研究所に集い、現実を直視しながら、「次の一手」を探る。

(写真=鈴木愛子、以下同)
(前回から読む)

崖っぷちまで追い詰められないと、組織は変わらない?

山本:木下さんは1982年生まれで、今回集まったメンバーのなかでは一番若いですよね。その点で、社会に対する認識が我々とは違うのではと思ったのですが、そのあたりはいかがでしょうか。

木下:私が小学校に入学したのが、1989年。1991年から経済の安定成長が終わり、失われた10年が20年に延びて、まあ物心ついてから失われ続けているわけです(笑)。自分たちの世代が社会のマジョリティではない、ということも自覚しています。頼りにしていた会社がつぶれ、システムが崩壊して、親が大変な目にあった友人もたくさんいる。企業とか社会に対する信頼感は希薄ですね。同時に危機感を強く抱いていて、自分でどうにかしないといけないと考えています。


木下 斉(きのした・ひとし)一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス代表理事
山本:そういう感覚は、世代で共有しているものですか?

木下:そうですね。社会を変えようと思っている同世代は民間企業にも役所にもたくさんいて、集まって飲んだときにそういう話になります。でも自分たちも34歳、つまり30半ばになって、課長職につく人も出てきた。管理される側からする側に回った時に、現行のシステムに組み込まれないためにどうするかというのが、今の関心事です。論理的には正しいことがわかっていても、それが短期的に自分の評価につながらないことはよくありますからね。


山本一郎(やまもと・いちろう)個人投資家・作家
山本:上の世代と同じことをしないために、どうすればいいか、と。確かに学校も家庭も職場も、自分に成功したり安定のための知恵を授けてくれないとしたら、誰を頼ったらよいのか分かりませんしね。

木下:そのなかでも、「今いる組織を変えていこう」という人と、「いったんすべてゼロにしてしまえ」という人で意見が分かれます。過激派じゃないですけど、日本はいったんつぶれないと変わらない、と考えている人も一定数いますね。それ、私もわからなくはないんです。本当に行き詰まった時にやっと状況が変わる、というのは、地方でも実感しています。

山本:なるほど、やはりそういう感じですか。例えばどんな例がありますか?

すべての橋は残せない

木下:林業で、外国産の木材が入ってきてダメになるといわれていたときは、まだ助成金が出ていたし、特に変化が起きなかったんです。でも予算が底をついて、森林組合も超高齢化して、世代交代も難しいとなったときに、やっと関係者は重い腰を上げた。国の予算でつくったものの、使っていなかった工場も、民間で使ってくれる企業があったらそこに貸そうとか、外国産木材とは違うDIYでできる床材市場に打って出ようとか、そういう発想になっていくんです。従来のシステムが本当に崩れた時に、ようやく新陳代謝が生まれる。決定的破綻までいく手前で変革が起きる、というのはけっこうよく見る光景です。

藤田:地銀革命やりましょうよ。地銀が変わったら、けっこう全体的に地方は大きく変わると思います。


藤田正美(ふじた・まさよし)東京大学 政策ビジョン研究センター 特任研究員
木下:そこは大きいですね。あと、アメリカの「地域再投資法<注>」のような制度を取り入れるかどうかという議論はずっとされていて、いよいよそのときかなと思っています。地元で集めた預金をしっかり地元に投融資することが、地方の発展に必要です。例えば、都市圏の公共施設整備をするときも、民間施設と公共施設をセットにして、民間施設の収益と固定資産税の収入で公共施設をまわしていくようにすれば、持続可能ですよね。都市機能を集約するときに、セットで支援制度をガラッと変えられると、地方で余っている預貸できていない資金が地域のなかでまわり始めるはずです。

<注> 低所得者層などが住む地域への、金融機関の融資差別をなくすためにつくられた法律。銀行などの預金を扱う金融機関に対し、低所得者や中小企業を含め、営業地域の金融ニーズの充足に貢献する責任があることを明らかにし、その評価基準を満たしているかどうかで銀行の合併や支店の開設などの可否が判断される。

森田:公共施設はかなり老朽化してきていて、更新の時期がきていますよね。人口が減ってきている地域では、すべてを更新する予算がない。するとどうするか。例えば村に3つの橋があったら、1つはしっかり建て直して、2つは落とすという決断をしなければいけないわけです。3つとも残そうとすると……。

木下:少ない予算を3分の1ずつ配分して、結果全部の橋が落ちることになりますね。前回お話しした北九州市は、まさにそういう状況です。10年前に比べて施設整備、維持予算がほぼ半減以下。そうすると、老朽化したものをそのままにしていて天井が落ちるなど、実際にいろんな問題が出てきています。

森田:毛沢東が「何事かをなすためには、金がないこと、無名であること、若いことが必要」という名言を残しているそうです。まあ、これは当時そういう人がたくさんいたから、できるだけ多くの人をエンカレッジするにはいい台詞だったのでしょう(笑)。でも真理だと思いますね。このなかでも「若い」というのは、ある限られた時期しかない。今の選挙制度だと都市部のお年寄りの票が一番大きい力を持ちますが、若者の力をもっと生かさないと革命は起こらないですよね。若者を支援する政策をもっと推進していく必要があると思います。


森田 朗(もりた・あきら)国立社会保障・人口問題研究所 所長
何をもとに投票すればいいか、教えてもらえない日本

藤田:「連合」にも、若い人が希望を持てる社会をつくるために、政策を提案する側としてリアリティのある議論をしてもらいたいですね。

神津:そうですね。しているつもりなのですが、PR不足で理解されていないところがまだあると感じています。例えば、2012年に三党合意で取り決められた「社会保障と税の一体改革」は、僕らの考えとまったく一緒です。持続可能な社会保障を実現するには、これしかないと考えています。消費増税も、反対と言っていた時期もあったけれど、27年前に連合を結成してからほとんどの時代は「消費税にも手を付けないといけない」と発信しています。具体的には試算ベースで、15%は必要だと認識しているんです。


神津 里季生(こうづ・りきお)日本労働組合総連合会 会長
山本:そうした政策の主眼となるところを、具体的な政策論とリンクして出していくだけで、ずいぶん連合の見え方は変わっていくと思います。

藤田:以前、安全保障問題で、社会党系の活動家を取材したことがあります。そのとき、その人がおもしろいことを言っていました。「我々は平和を求めてきたけれど、平和をどう勝ち取るかは考えてこなかった」と。連合も、「働くことを軸とする安心社会」というスローガンをかかげていますが、それをどういう政策で実現するかというところまで考えて、発信していかなければいけないですよね。

神津:そうですね。安心社会は、待っていたら空から降ってくるようなものではありませんから。連合の組合員は、普通の市民なんです。その組合員にも、もっと当事者意識を持ってもらいたい。自分たちの労働組合、自分たちの政治、というところまでもっていきたいですね。どうしても今はおまかせ民主主義的なところがあるんじゃないでしょうか。

山本:投票率も低いですしね。政治でないと解決できないことばかりなのに、政治に対する期待度や信頼が地に落ちているのを実感します。


神津:今年の参院選から選挙権年齢が18歳に引き下げられたことで、にわかに主権者教育がクローズアップされました。これはつまり、日本では主権者教育をろくにやってこなかったということ。選挙権をいかに行使するかというのは18歳だけの問題じゃなくて、選挙権を持つ前、そして持ったあとも継続的に啓発していくべきことだと思います。

森田:スウェーデンでは、学校で政治教育をやるんですよね。例えば、社会民主党の政策はこう、保守党の政策はこうですと教えて、Aさんは社会民主党、Bさんはで保守党の立場と振り分けて、議論させる。そうすることで、どの政党の主張がどれだけ現実的、あるいは根拠が弱いかが見えてくるんです。そうした経験を経て生徒たちは、政策をもとに政党を選んで投票するのが有権者の責任だと実感していく。でも日本の高校で、自民党の政策がこうで、という話をしたら……。

山本:問題になるでしょうね。教育の現場が政治に介入するのか、と。

森田:それ自体が大変な騒ぎですよね。だから、とにかく投票所に行けということしか言えません。本来は、どうやって平和を実現するか、よりよい社会をつくっていくか、そういう道筋を議論する環境から整えないといけない。それは、学者がやるような小難しい議論ではなく、わかりやすいストーリーを軸にみんなで考えていくということなんです。

生産性を上げたいなら、賃金を上げるべき

山本:働く価値を実現していくには、どういう政策が求められているのか。最大公約数で言うと、最低賃金の引き上げや労働環境の充実ですよね。

森田:同一労働・同一賃金もですね。

山本:ではそれを実現するためにどうするか、と話が広がるはずだけど具体的な分析はされてないように見えます。

森田:日本の労働生産性が低いと言われていますが、なぜ低いのか、どういう労働がされているのか、という分析はあまりされていないですね。

山本:労働生産性については、日本の製造業は国際比較でもかなり健闘していますが、第三次産業、つまりサービス業で全体の足を引っ張っています。そのサービス業が全産業に占める割合が67%と高率なので、日本は生産性が低いということになるんですよね。また、労働生産性というのは「付加価値額/労働投入量」として表せます。そして、サービス業の付加価値は単純に労働者に支払われた賃金で規定される。だから賃金が上がらなかったら、労働生産性は上がらないんです。労働環境が変わらないのに、「生産性の高い産業につくりかえろ」というのは無理な話ですよ。

森田:時間ベースで働いている以上、賃金が低いと生産性は下がりますよね。上げるためには賃金を上げるか、労働時間を短縮するかのどちらかしかない。それを実際いまの仕事でどうやるのか、という詰めた議論はなされていません。またスウェーデンの話になりますが、あの国の医師の数は、人口比でいうと日本より多いんです。なのに、数が足りないと言われている。そして生産性は日本より高い。このカラクリは、休暇取得日数にあります。彼らは、年間70日も休暇をとる。だから10人の医局なら、いつも2、3人休んでるんです。そして残った人に労働負荷がかかって、生産性が高くなっている。一方、日本の医師が忙しいのは、医師にしかできないこと以外の事務的なことをやらされているからですよね。このように、労働の中身や休暇取得日数も含め、細かく見ないと、生産性を上げる具体的な方法にはたどり着かないでしょう。

対立を煽るのではなく、わかりやすく

神津:生産性の問題は、労使関係と非常に関わりが深いんですよね。日本の労働組合の組織率はすごくいびつで、圧倒的に大手が中心です。1000人以上の企業では組織率44.3%、でも100人未満だと0.9%。これは、戦前の産報(産業報国会)体制が淵源にあるからです。その骨格があったから、戦後GHQが労働組合作るのは当たり前だと言った時に、わっと雨後の竹の子のように組合ができた。生産性の話は、民間の労働組合ではかなり前向きに受け入れたんですよ。でも、中小零細企業には組合がない。だから、生産性を上げようというバネ力が労使関係のなかで働かない。大手の労使関係のなかではいろいろ工夫されてきたけど、中小ではなかなかそういうことがない。すると、付加価値も向上しない。大手と中小の間で、生産性においても格差が生じてしまったんです。

森田:日本は企業別組合でずっときています。それが、高度成長期に労使関係を良くしたところもあるけど、企業の分野によって差が出たときにまとまりがつかなくなってしまいました。ヨーロッパみたいな産業別の組合だと、コーポラティズム的な決着の仕方もあるのかもしれないのですが。

山本:医師会のような産業、職能別の団体もこれからどんどんできていくのではないでしょうか。

神津:労働組合は基本的にボトムアップの組織なんです。企業別の運動でカバーできないところを担当する。その一つとして、地方連合会、地域協議会をずっと整備してきて、地域の運動がやっと定着してきたところです。ただ、その運動が本当に自分たちのものかという識を組合員一人ひとりが持てているかは、疑問ですね。今後も民主主義の土台として機能していくことに努力していかないといけません。

森田:イデオロギーというのは、帰属意識に基づくものなんですよね。昔はその帰属意識が単一の軸で分けられたけれど、いまはそうはいかない。世代、つまり年寄りと若者、都市と地方、持てるものと持たざるもの……いくつかの軸が複雑に重なっている。地方の若者で持たざる人は、低所得のグループに入るのでしょうか。それとも地方のグループ? 若者のグループ? 政党が出すマニフェストは、それらの軸を臨機応変に、都合よく使っているので、自分がどこの軸で政治的な運動にコミットすればいいかがわからないんです。

藤田:対立を煽るのではなく、わかりやすく、自分がどういう社会をつくっていきたいかで政策を選べるようにする。その軸を整理するのは、メディアの役割かもしれませんね。

撤退戦の際をいかに支えるか

山本:もう、ここからの日本は人口減少が止まらず、衰退していくことは明らかです。そのときに大事なのは、セーフティネット。それを張っておかないと、底が抜けてしまいます。

神津:雇用のセーフティネットが、日本は脆弱です。非正規雇用はこの20年で、2割から4割に増えました。個別の企業としては背に腹は変えられず、事実が先行してしまったんです。雇用がどれだけの付加価値を生んで、社会保障をどれだけ支えていくかという図式が大きく崩れた。政府もさすがにこのままではいけないということで、「働き方改革実現会議」を設置し、雇用についての議論をしようという機運は高まっています。


山本:正規雇用を非正規化していく流れが、加速するのはこわいですよね。高い方に合わせて世の中を良くしていこうという話ではなく、低い方、不安定な方に高い方を引き下げようということだと、結局、立場の弱い人たちがみんな不安定になってしまいます。

神津:それは十分に注意しないといけません。非正規化が進めば、ますます雇用も生産性も下の方に引っ張られていく。

森田:これからの政治の仕事は、パイを削るところをどこにするかという判断をしなければいけない。これはみんなやりたくないでしょうけれど、仕方ないですね。地方もどこを残し、どこを切るか決める。そしてどこの世代に負担を負わせるかという部分を、はっきりさせる。そのグランドデザインを描いて、国民に納得してもらうのが本来望ましい政治の姿です。

山本:そうなると、パイが配られなくなって苦しむ人、生活が成り立たなくなる人が必ず出てきます。そういう人たちに、どう政策的なカバレッジをかけるか。どうやって労働政策に結びつけ、人々の暮らしを安定させていくのか。撤退戦の際(きわ)になるのが、地方で働いている人でしょう。地方の産業は今、どんどんなくなってきていますよね。

教育こそ最大のセーフティーネット

木下:撤退戦で数年かけて集落を少しずつ小さくしていく際には、ハードランディングにならないよう注意を払わないといけません。そして、撤退戦するべきところで地方創生を無理やりやると、正直ほとんど無駄金になります。そのお金は適切な社会保障や、移住のサポートにあてる。そういう配分が必要です。それなのに、社会資本整備を大幅にやったりしてしまうんですよね……。社会資本を作っても、もう使う人がいないんですよ。


藤田:長期スパンで見た社会の一番大きなセーフティネットは、やはり教育じゃないでしょうか。

神津:そうですね。僕らは「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けた政策パッケージで、「働くこと」につなげる5つの橋と言うものを考えています。そのひとつ目が「教育と働くことをつなぐ」なんです。すべての子どもたちに学ぶ機会を保証する、学ぶ場から働く場への円滑な移行を支援する、などがその具体的な内容です。

藤田:連合には教育を社会の成長原動力として位置づけ、そこに力を注いでほしいですね。働けない人、賃金の低い人の子どもたちが、十分な教育が受けられないという状況はまずい。格差を拡大、固定化することにつながりますから。子どもは常に社会が教育していくという、北欧的な考えかたを取り入れるべきだと思うんです。民主党が政権を取っていた3年間でやった、ほとんど唯一といっていい良い政策は、高校の授業料無償化ですね。


奨学金の返済額は収入で差をつけてもいい?

森田:大学の奨学金返済問題も、北欧諸国に学ぶところが大きいでしょう。基本的に一律給付でなく、きめ細かく所得に応じたかたちでコントロールしているはずです。日本もそれを本当にやるなら、ようやく動き始めたマイナンバーが活用できるでしょう。消費税をある程度上げて、その代わり所得に基づいて給付をするというかたちでセーフティネットを張る。そのときに一番有効な社会制度、政策はどうあるべきかという議論が積極的にされるべき。軽減税率をどこまでやれるか、なんていうのは、ヨーロッパなどではとっくに終わった議論なんですよね。


木下:教育は一番大きな問題ですよね。地方では、義務教育も厳しい状況です。なぜなら義務教育は、従来の非常に高コストな仕組みを前提としているから。青森のある町を車で移動していたとき、地元の人が、道路沿いに見えた3つの小学校はすべて今年度で廃校だ、と教えてくれました。大きな校舎、プール、一定数の教員などの条件が、そもそも子どもがたくさんいることを前提としています。子どもの数が減った瞬間に学校自体を閉めてしまうというのは、非常に乱暴。もっと段階別で、細やかに対応してもいいのではと思うんです。

山本:それぞれの学校に先生を配属できないなら、インターネットを活用し、遠隔でいくつかの学校でまとめて授業をおこなってもいいわけですよね。

木下:そうなんですよね。また奨学金に関しては、稼いだ金額に応じて返済するという仕組みを導入したらいいのではないかと考えています。莫大な成功を収めた人も、毎日の生活にも困っている人も、同じ額を借りたから同じ額だけ返済するというのはどうなのかと。森田先生もおっしゃったようにマイナンバーで管理して、全体の所得に対して1%払うとか、そういうルールをつくったらどうでしょうか。そうすれば、貧しくても教育を受ける保証がされる。さらに大学を出て伸びた人のお金は、次の世代に使っていける。もうちょっとリレー方式でお金がまわれば、可能性が広がると思います。


山本:今はリレー感がなくて、もらったらもらったでそのままですからね。さて、セーフティネットを張ったものの、セーフティネットごと吹っ飛びかねないという状況に陥った時どうすればいいか。おそろしいことですが、ここも考えなければいけないと思います。どこから優先して復旧していくかというロードマップを用意しておかないと、破綻した後で大変なことになってしまう。支給が急にストップすると、医療サービスが受けられなくて慢性疾患の方が亡くなるなど、人死が出る可能性もあります。

森田:今は高額療法費制度というのがあって、所得に応じて月額5万7600円〜25万2600円の負担でいいことになっていて、それを超えた場合は公費でまかなうということになっています。でも、最低額の負担もできない人がかなり多くなってきている。そしてその人達が受診を抑制するから、生活習慣病の悪化が起こっているといわれています。そういう人たちをきめ細かく拾っていくには、データが足りないんですよね。セーフティネットが吹っ飛ぶ前から、見殺しにされている人がいるのが現状です。

「プランB」を用意できない日本

神津:福島第一原発に津波が来る可能性について一度、有識者の会議で議論がされたことがあるんです。でも、最終的には「そうはいっても津波はこないだろう」と、結論付けられてしまった。もし津波が来ることが想定の範囲内に入っていれば、復旧電源を下に置くなんてことはしなかったでしょう。こういうことは、他の場面でもたくさんあるんじゃないかと思います。

藤田:ありますね。日本の政府官僚はシナリオをつくるのがすごく下手だと感じます。災害や事故に対処するときは、起こるか起こらないかという確率を考えるのではなく、シナリオを状況に合わせていくつか用意しておき、最悪の時はこう、まだそうでもないときはこう……と準備しておかないといけないんです。

森田:いわゆる「プランB」というやつですね。本来の計画や作戦がうまく行かなかった場合のバックアップを用意しておく。たしかに日本は、藤田さんがおっしゃるとおり最悪の事態が起こった時に、被害をいかに最小化するかを考えるのが、非常に下手です。例の国民保護法で、北朝鮮が攻めてきた時にどうやって民間人を避難させるかという話が出たときも、それは都道府県の責任でやると。人口が少ないある県でも、全員を避難させるには、バスを何十台もフル回転して3〜4日かかるというのが、シミュレーションの結果だそうです。その間に攻めてきたらどうするのかという想定は、なぜかしない(笑)。

山本:社会保障問題は、もう負けが見えている戦争です。負けるにしてもどう被害を少なくして負けるかを考えなくてはいけません。

藤田:日本では「トリアージ」の考え方ができないんですよね。

森田:そうですね。トリアージは、フランス軍が考案した、患者の重症度に基づいて治療の優先度を決定し、選別する方法です。

藤田:助かる人から優先的に助ける。重傷な人は後回しにする。僕らの常識からすると反対だけど、危機的状況ではそれが一番被害を小さくできる可能性があるんですよね。

森田:そうです。負傷した兵隊が野戦病院に運ばれてきた時に、ほっといても死なない人、助けようとしてもダメな人、この両方は排除する。そして、治療すれば助かるけど、ほっとけば助からない人に全医療資源を集中的に投入する。こういう発想です。誰がどの状況にあるかひと目で分かるように、それぞれ症状が軽い順に、青、黄、赤の札を貼る。しかし日本ではなぜか、赤の一番重症な人に医療資源を投入する。そして、助からない人用には「黒」というもうひとつの札が用意されているという……。

山本:笑えない現実がここに。本来とは違うかたちで輸入されているんですね。

医療制度の危機、あと2年が勝負

森田:韓国では、2016年9月の慶州地震ではパニックになったそうですけど、北から攻められた時にどうするかということについては、プランも心構えもできているんですよ。日本も、プランはあるようですが、このあたりはもう少し緊張感を持っていいんじゃないでしょうか。そして、北朝鮮からの侵攻よりも差し迫った危機は、医療保険制度の破綻でしょう。それに対してのプランは早急につくっておかないとまずいです。

藤田:医療費は確実に上がっていきます。僕ら団塊の世代は10年もしないうちに、75歳の後期高齢者になります。後期高齢者の罹病率は高い。医療費は今から15兆円〜20兆円増えることも考えられるんです。いったいこれを誰が払うのか。そういう状況では、僕ら団塊の世代がもうお役御免だと切り捨てられるかもしれない。その、助ける、助けないの線を引く役を誰かが担わないといけない。それは、はじめの方で森田先生がおっしゃったように、政治家の役目です。その覚悟がある人しか、これからは政治家になろうとしてはいけないと思います。

山本:セーフティネットが破綻した時のプランBを、野党側から出していくべきですよね。それがあるからこそ、何かあった時に与党の責任を追求し、代替案として提示できる。

神津:そこは連合も支援していくところだと考えています。

森田:もしかしたら、医療制度よりも、国家財政が破綻するほうが少し早いかもしれませんね。

山本:2019年には破綻するという話があるとかないとか……。

森田:旧ソ連が崩壊したときのように、突然デフォルトでがくっとくることはないでしょう。急カーブをきって、下げていかざるをえない。それでも、相当国民の間にショックが走るでしょう。2年間のあいだに、セーフティネットを用意できるか。それが日本の崩壊を防げるかどうかの鍵になりますね。

(了)

(構成=崎谷実穂)

このコラムについて

人口減少時代のウソ/ホント
私たちが生きるのは人口減少時代だ。かつての人口増加時代と同じようにはいかない。それは分かっている…はずだが、しかし、具体的にどうなるのか、何が起きるのか、明確な絵図を把握しないまま、私たちは進んでいる。このあたりで、しっかり「現実」をつかんでおこう。リアルなデータを基に、「待ったなしの明日」を知ること。それが「何をすべきか」を知るための道だ。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/275866/121300013/
http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/218.html

コメント [政治・選挙・NHK218] ≪毎日新聞スクープ!≫「天皇陛下のお言葉案」2015年秋には官邸に伝えていたが、安倍政権が握り潰していたことが判明! 赤かぶ
1. 2016年12月27日 00:37:58 : hiMJeiC8rA : E4aHfSbRQIU[28]
山本太郎も天皇に直訴などして馬鹿にされていましたが、
その天皇さえも総理大臣に直訴とは、山本太郎と同レベルなんですね

そういえば相模原の病院を襲った人も国会議長に直訴していたっけ


http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/250.html#c1

コメント [原発・フッ素47] スマホ影響 小中高生の視力最悪 文科省調査 1.0未満高校生65% (東京新聞) 魑魅魍魎男
9. 2016年12月27日 00:39:35 : BsV98Ozixk : VoSX993Iv0s[1]
ブルーライト LED 地デジ スマホ ゲーム iPad 原発
みんなあちら側で仲良し。

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/183.html#c9
記事 [経世済民117] 小学生を放課後預けるところがない!放課後児童クラブでも待機児童問題が深刻化(Business Journal)


小学生を放課後預けるところがない!放課後児童クラブでも待機児童問題が深刻化
http://biz-journal.jp/2016/12/post_17569.html
2016.12.27 文=鷲尾香一/ジャーナリスト  Business Journal


 フリースクールなど学校以外の場で学ぶ不登校の子どもの支援を目的にした「教育機会確保法」が12月7日の参院本会議で可決、成立した。不登校の子の教育機会の確保のため、国や自治体が必要な財政支援に努めることなどが明記されている。

 安倍晋三政権は、保育所への「待機児童ゼロ」を目指すなど、少子化対策の柱として子育て支援政策を積極的に推進している。ところがここに、子どもの社会と家庭を結びつける重要な役割を果たしながらも、政府の対策から取り残され、忘れ去られた存在がある。

 それは、「放課後児童クラブ」(いわゆる学童保育)だ。そこで、放課後児童クラブの実態を国立国会図書館が10月にまとめた「放課後児童健全育成事業の展開と課題」から見てみたい。

■放課後児童クラブの実態

 放課後児童クラブは、2015年度(5月調査)時点で、全国の1603 市町村(全体の約92%)に2万2608カ所(実施小学校区数では1万6496小学校区で全体の約82%)に設置されている。クラブに登録している児童の数102万4635人と100万人を超えている。

 実は、放課後児童クラブには、保育所と同様に待機児童問題が発生している。クラブへの登録待ち組(いわゆる待機児童)が1万6941人もいる。これは、制度改正により4年生以上の子どももクラブを利用できるようになったため、前年度よりも約7000人も待機児童が増加したことによるもの。小学4年生から6年生の待機児童が4180人増加したのに対して、小学1年生から3年生は2886人の増加にとどまっている。特に、小学4年生の増加が顕著だ。

 待機児童は多くが都市部に集中しており、15年度では関東1都6県が全国の待機児童数の44.4%を占めており、東京都は18.5%と高い比率になっている。保育園問題と同様に、共働き家庭で両親が帰宅するまでの間、小学校低学年を安全・安心して預けられる施設として放課後児童クラブは重要な役割を担っているといえる。学年別に見ると小学1年生から3年生までが全体の人数の約85%を占めている。

■“格差社会”の縮図

 しかし、放課後児童クラブには大きな問題が横たわっている。それは、運営時間の問題だ。18時30分以降も運営しているクラブは増加してはいるが、保育所と比較するとまだ少なく、特に19時1分以降が少ない。

     

 この背景にはクラブ職員の処遇などの問題がある。放課後児童クラブの設置・運営主体は、公立公営と公立民営のクラブが全クラブ数の約82%を占めている。全国の放課後児童クラブの支援員等は総数11万3315人。このうち常勤職員数は3万405人(26.8%)で、7割以上が非常勤という状態だ。

 加えて、職員のうち勤続5年未満が46.2%となっており、平均年収も127.4万円(150万円未満が全体の56.3%)という調査結果もある。常勤職員の増員と所得の引き上げは急務だ。安倍政権は保育士と介護人材の増員と所得水準の引き上げに対しては対策を打ち出したが、放課後児童クラブに関しては“蚊帳の外”の状態だ。

 全国学童保育連絡協議会の12年調査によると、放課後児童クラブの月額利用料金は平均5535円。これに対して、同様の業務を行う民間のクラブでは月額数万円という高額の会費を徴収している。料金に比例して、かなり夜の遅い時間まで運営しているケースもある。

 こうしてみると、詰まるところ、小学生を預けるのも実体的には、高額所得者であれば不自由がないという“格差社会”の縮図がある。本来なら、放課後児童クラブのような機能は、庶民にこそ有益であるべきだろうが、実態は違っている。

 政府は、6月に閣議決定された「ニッポン一億総活躍プラン」で19年度末に122万人を目標としている放課後児童クラブの整備を18年度末に前倒しして行う方針を打ち出しているが、それでも遅すぎる。安倍政権は、今のところ放課後児童クラブの問題に対して、何ら有効な手段を打ち出せていないのが実態だ。

(文=鷲尾香一/ジャーナリスト)




http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/219.html

コメント [自然災害21] ≪緊急地震速報≫チリでM7.7の巨大地震発生!太平洋の広域に津波注意報、約1000キロ範囲に到達の恐れ 最大3mの津波 赤かぶ
2. 2016年12月27日 00:42:16 : U9dppXdDTQ : bc3vRehiMsw[51]
そは正し。
サムネ画像は今年4月16日の益城町の写真だ。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/photo/etc/garticle.html?id=20160416-OYTSI50024&gr=co020211
http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/725.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK218] 神津里季生・連合トップが安倍晋三への心酔を吐露。この人に支持されている限り民進党は、自民補完政党に終わるしかない 赤かぶ
13. 2016年12月27日 00:42:18 : 1xowL8UA62 : 3Nv3TtE4PIo[28]
2000万の票田が有っても面従腹背。田んぼがあっても米が実らない。
信頼されない人が会長なら、言う事聞く人はおらんやろう。

新潟の知事選が良い例だよ。
連合の泥船から逃げ出さないと民進は溺れてしまうよ。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/222.html#c13

コメント [リバイバル3] 音は凶器 中川隆
22. 中川隆[5704] koaQ7Jey 2016年12月27日 00:42:23 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6145]

Rupert Neve Designs RNHP ヘッドホンアンプの私的インプレッション:音の名前
万策堂の私的オーディオインプレッション
http://pansaku.exblog.jp/24648260/


名前 それは燃えるいのち
ひとつの地球に ひとりづつひとつ
          ゴダイゴ Beutiful Nameより


Introduction

いったい誰が、こんな凄い音を作ったのだろう?

初聴の機材の出音に感動したとき、決まって浮かぶ疑問である。
音が良ければ良い程、機材の設計者の名前というのは特に気になるものである。

オーディオという趣味において、使われる機材の設計者やメーカーの名前は単なる記号ではない。オーディオを楽しむために不可欠な知識である。結局、誰がこの機材を設計したのか、誰がこの音で良いと承認したのかによって全てが決まるからだ。

また、オーディオの設計における個人の感性・知識の発露は音の署名、ソニックシグネチャーと呼ばれる音の特徴を生み、それはセッティング等では変えられないものである。もちろんそれを色付けとして排し、無色透明に近い音を目指した機材もあるが、実際に試聴の経験を積めば、オーディオには何百という異なる無色透明があり、それぞれが似て非なるものであることは容易に分かるはず。とどのつまり、無色透明もまた、ある種のソニックシグネチャーであると言える。まるで禅問答だが、これもまたオーディオの面白さである。

この音の署名は、どのようなものであれ、機材を設計した個人名・メーカー名と重ねあわされ一体化されてはじめて、リスナーにとって忘れがたい記憶となる。
オーディオは人間の感性・知識が作り出すもの。そして、その人間には必ず名前がある。この二つの事実の連結は、そのサウンドを永く記憶にとどめるための儀式のようなものかもしれない。

Rupert Neveというプロオーディオ界のレジェンドを戴くブランドRupert Neve Designsがプロ用のヘッドホンアンプRupert Neve Designs RNHPをひっそりと発売したのは、ごく最近のことである。

ニーヴの製品は1961年の創業以来、プロオーディオの世界で高い支持を持続的に受けており、多くの現場で愛用されている。ディスコンになったヴィンテージのニーヴのモジュールなども盛んに取引されている。純粋に音が良く、高性能なミキシングコンソールは、Neve(ニーヴ)の製品の中で特に有名であって、多くの優秀録音で使用実績がある。オーディオファイルはニーヴの機材を使って製作されたものとは知らずに様々なアルバムを楽しんでいる。

私はその名声を聞くたび、今のニーヴの音というのが、どのようなものなのか、その全貌を知りたい気持ちが増した。しかも、ありきたりにアルバムを通して聞くのではなく、機材からダイレクトに出た音を、オーディオファイルとして吟味したい気持ちが強くなった。例えばそれはニーヴのミキシングコンソールにじかにヘッドホンを挿して聞きたいという衝動となって現れた。

別な言い方をすれば、私はNeveニーヴという名詞とニーヴの音とを頭の中で一つにして、オーディオの経験値を高めたかったということになる。だがそれはかなえられそうもない望みであった。私はニーヴのミキシングコンソールが聞ける現場に入ったことがない。そもそも、一般のオーディオファイルは録音現場に立ち会う機会がほぼないのである。(実を言えばクラシックなニーヴの音と現代のニーヴの音との違いにも興味はあるが、それはもっとマニアックで比較困難なものだろう)
そんな中、偶然、このヘッドホンアンプを代理店様から借りられるキャンペーンを知った。

私は即座に申し込んで首尾よくアンプを取り寄せることができた。


Exterior and feeling

届いた機材Rupert Neve Designs RNHP ヘッドホンアンプは拍子抜けするほど、小さく軽いアンプであり、ガワの作りはいたってシンプルである。

165×116×48mm、約1kgと私がいままで取り上げた据え置きアンプの中で最もコンパクトでライトな部類である。これなら様々な場所に気軽に持ち運ぶことができるだろう。

筐体は二枚貝のように上下で組み合わされた薄い板金によって作られており、叩くとカンカンと音がする。サイドパネルが斜めにカットされ、フロントパネルの下縁が縁側のように出っ張っているのは、ヘッドホンプラグやボリュウムノブを下からなにかに引っ掛けて壊さないようにするためのガードらしい。足は薄いゴムの四足で全く音質的な工夫は感じないが、説明によるとこれも吟味されたパーツとのこと。

また、Vesaマウントという薄型テレビなどをアームスタンドや壁に固定するための穴が底面にあけられている。これを活用すれば壁からアームで突きだすような形でアンプをセッティングすることも可能である。当方はプロではないから、このマウントを利用することはないだろうが、置き場所に困る時は、セッテングの選択枝が増えてよいかもしれない。

フロントパネルには赤くアノダイズ加工されたボリュウムノブとグリーンに明るく光る入力セレクター、シングルエンドのイヤホンジャック一穴のみ。恐ろしくシンプルでラフな印象である。ノブの回し味は滑らかではあるが重く、感触を楽しませるものではない。正確に目当ての位置に合わせることを優先したのか。ギャングエラーはとても少ないが、この感触はコンシュマー向けの機材のそれではない。ボリュウムはアルプス製だが、アレはこんな感触だったかな。ただし、見やすいボリュウム目盛りがついているのはいいと思う。

ヘッドホン出力はインピーダンスを可能な限りゼロに近づけるように設計されているとのこと。この設計により出音のソースへの忠実性・正確さが得られるという考えらしい。

e026


リアには電源アダプターのジャック、電源スイッチ、RCA入力、プロらしくTRSフォンとのコンボになっているXLR入力、ステレオミニ入力のみ。ステレオミニ入力があるのはハイエンドDAPでの利用に道を拓く嬉しい計らいだ。だが、やはりXLR入力が推奨だろう。これはプロ用の機材である。

なお、USB入力などのデジタル入力がないが、これはポリシーとしてデジタルとの統合ヘッドホンアンプの形を否定して、アナログ入力専用アンプに特化したためである。

リアパネル自体も薄いアルミの板であり、オーディオファイルが喜びそうな物量投入が見えない。

このアンプの電源はアダプターにより供給されるが、このプラスチック製のアダプターも全くラフなもので音質的になにか配慮された形跡がない。世界中に輸出されるアイテムであるから、プラグは差し替え方式で世界各国の形式に素早く合わせられるようにできている。

日本向けとしては平型2ピンのものが同梱されている。オーディオ機材で良く使われる平型2ピン+丸型ピンはない。正直言って録音現場で使うにしろ、家庭で使うにしろ、このアダプターはナイなと思う。機材によっては平型2ピン+丸型ピンのタップに平型2ピンのプラグを挿すとノイズが出たりすることもあるし、オーディオ用のタップは差し込み口が奥まっていて挿せないこともある。少なくとも、このアダプターに普通の電源ケーブル挿せるような形にしてほしい。無論、価格と音を変えずにという条件付きだが。

なお、今回の試聴ではNAGRA HD DACのバランスアウトからSaideraのXLRケーブルでダイレクトにニーヴのヘッドホンアンプにつないでいる。ヘッドホンは例によってSennheiser HD650 Golden era Meister Klasse dmaaである。

なおドライブ中に本体やアダプターが熱くなったり、ゲインが足りなくて困ったりするようなトラブルは全く起こらなかった。また、内部ゲインの切り替え可能かどうかについては情報がない。恐らくできないのだろう。

説明では市場にあるどのようなヘッドホン(インピーダンス16〜600Ω)でもドライブできるようなことを言っているが、どうなのだろう。NAGRA HD DACのハイゲイン出力とHD650を使った今回の試聴ではボリュウムポジションは1時を過ぎないと十分な音量は取れない曲が多かった。

全体に真の業務用ギアという外観のアンプであり、コンシュマー向けの気取ったデザインはほとんど見られない。オーディオファイルが考えるような、高音質を実現するための繊細な工夫も、少なくとも外観からはわからない。というかそういうことは、あえてやらないのがニーヴ流なのだろう。そういう小賢しい手口を否定した、胸のすくようなシンプリシティがここにある。

例によって中身の回路などについて、メーカー側から技術的に詳しい説明はほとんどない。しかし、あのニーヴが設計し、ニチコンのコンデンサー、アルプスのボリュウムなど比較的高価なパーツを使って、アメリカ国内で組み立てられるアンプであることはわかっている。とすれば粗悪なものとは考えにくい。

限られた情報の中で特筆するとすれば、これはニーヴのコンパクトなミキシングコンソール5060センターピースにビルトインされているヘッドホンアンプを独立させたものであるということ。この5060センターピースはニーブの旗艦機である5088の中核部を抜き出したものだ。つまり、このアンプを聞けば、少なくとも形の上では素人はまず聞くことのできない、現代のニーヴの卓の音の片鱗を聞くことができるのではないか。

私はその可能性に賭けた。

The sound 

至極、率直な音である。
これはもう素晴らしい率直さだ。

率直でありながら、少しもぶっきらぼうに聞こえない。
率直なサウンドにありがちな乱暴さを感じない。むしろ丁寧で繊細である。
単刀直入なサウンドでありながら、品格にもあふれている。
プロサウンドによくある介在感のないダイレクトなサウンドだが、
正しいだけで無味乾燥なつまらない音ではない。
音に潤いがあり、生々しい活力が音に宿っている。
ただし、無駄な音は決して出さない。嘘のない音である。

このへんはいかにもプロ機という感じであり、やや厳格でもある。
スピーカーはごまかせても、ヘッドホンはごまかせないとはよく言ったものだ。

広い帯域にわたるきわめて高い音の解像度は、どのように小さな録音のミスも逃さない。

帯域バランスもとても優れていて、強調されたり、弱みを含んだ帯域がない。
逆に中低域が目立つ、高域の伸びが目立つなどの一人でカッコつけている帯域もない。

強いて言えば低域の解像度の高さ、ナチュラルな質感と量感は実に魅力的である。こんなにしっかりとした低域が出るアンプはなかなかない。

このヘッドホンアンプとHD650 Golden era dmaaのペアは音源を正確に、立体的に捉えるのに適している。音場の見通しが効いて、パートごとの音の分離もとてもよく、音の強弱と前後関係が明確で、音の輪郭がクッキリと聞こえる。あらゆる場所にフォーカスが合っている不思議な写真を眺めるようなマジカルな感覚がある。
そして定位がすこぶる良い。音像に揺らぎが微塵も感じられず、ピタリと止まっている。

これも優秀なプロ機らしいところである。定位が良すぎるとなにか堅苦しい感じも伴うものだが、RNHPではなぜか聞く方は自然体でいられる。聞き疲れが少ない出音だ。

SN感はかなり良く、背景の暗騒音の質感の違いがはっきり分かる。

これはオーバーオールに優れたサウンドであり、このアンプの価格が6万円ちょっととは到底信じられない。これは今まで聞いたヘッドホンアンプの中で最もコストパフォーマンスの高い製品と思われる。

本機についてのメーカー側の説明を読んでいるとヘッドルームの高さが喧伝されている。ボリュウムを上げて行って、最終的に音割れするまでの音量の余裕が大きいと言いたいのだろうが、確かにそうである。プロ機というのは、総じてある程度以上の大きな音量でないとその良さが分かりにくい。そこから先が問題で、突然大きな音が入っても、クリップせずに安定して取り扱うことを求められる。

コンシュマーの普通の機材では、そこでもうプロの使用に耐えられない。このアンプは音量を上げたときに確かに本領を発揮する。大音量でも全然音が割れる気配がないというだけではない。音に生気がみなぎり、気持ちよくビートやメロディが刻まれ流れる。それでいて音源に対する忠実性・正確さが失われない。監視するような冷静なまなざしは常に保たれている。G ride audioのGEM-1のように音楽と一緒に羽目を外すことはない。

ここでは音の余裕、華やかさ、派手な音楽性などの、高級なコンシュマー機の出音に備わるプレミアムな要素はあえて排され、音源に対する忠実性を追求する姿勢が徹底されている。RNHPは、まるで音の猟犬のように音源を駆り立て、出来る限り接近してアタックし、確実に捕捉する。ライバルとも言えるマス工房の機材が完全な音の傍観者であり、音源と常に距離をおいているように聞こえるのとはやや対照的である。この音のダイレクト感はかなり強い。このたぐいの感覚は最近のコンシュマー機材では体験しにくいものである。

これほどまでに音に近づいて鷲掴みにできる機材はG ride audio GEM-1以来かもしれない。だが、このニーヴのアンプはあれほど個性的ではない。もっと無個性であるし、そうあろうと努力もしているように聞こえる。ソースにもともとないニュアンスを無意識に付加するような振る舞いを慎重に避けている。ただ、これでアニソンなどを聞くと粗がよく聞こえ過ぎるのではないかといつもの危惧を抱く。注意深く作られた音の良い録音を、注意深く選ぶことが、RNHPを通して素敵なアニソンを聞くための前提になりそうな気配がある。

このアンプの出音についてはRe leaf E1xと比較して、はじめて音の器の大きさの違いが意識される。E1xの音はやはり懐が深い。音数はさらに多く、豊かな音楽性に圧倒される。RNHPはE1xに比べるとどうしても少し寂しい音ではある。E1xを通すことでプラスされる音場の広がりや音のディテールの色彩感などは、スペシャルなコンシュマーオーディオの面目躍如たるところであって、RNHPにとってはないものねだりである。逆に考えれば、実にこのレベルの機材でなければRNHPを凌駕できないのは驚きである。

音の輪郭の雰囲気などは筐体のサイズや設計コンセプトも類似したJRsoundのCOLIS HPA-101のそれに近いが、値段の差なのか、単に技術的センスの差なのか、RNHPの方が明らかに格上の出音である。HPA-101ヘッドホンアンプよりも音の輪郭以外の様々な音楽の側面がさらに色濃く浮き出てくるようなサウンドだ。強いて言えばプリズムサウンドのインターフェイスのヘッドホンアウトの音が近いかもしれない。音数とその音の強弱・高低が音源のそれと正確に一致しており、リスナーの存在を意識した音の足し引きが一切ないというところがかなり似通っている。プリズムサウンドはコンシュマー向けにDACを発売するらしいが、相性はかなり良いのではないかと想像する。

RNHPは上流になにを合わせるにしても、その素性を容赦なく暴き出すヘッドホンアンプであることは言うまでもない。だからなるべく音の良いDACを使ったほうがいい。ヘッドルームの高さに対する考え方と相通じるのかもしれないが、このアンプが受け止められる情報量の大きさはヘッドホンアンプとしてはおそらく規格外のもので、どのような高級なDACを上流に置いても不都合を感じないだろう。


いろいろ試してみて、有効だなと思った使いこなしのコツとしては、RNHPは音の寝起きが悪い方ではないが、電源は少なくとも半日以上入れっぱなしにしてから聞いた方がいいということ、本機のアダプターがプアでもそれを挿す電源タップはChikumaやリプラス、アコリバ等から出ている完全にオーディオグレードと考えられる製品を使うべきこと、ifi audioの電源ノイズフィルターは是非使うべきこと、筐体の鳴き止め用のトップパネルに乗せるウエイト(私はレコード用のTechDasのスタビライザーを使った)は有効であることくらいか。

特にifi audioの電源ノイズフィルターDC iPurifierはこの機材に関しては有効であると大声で言いたい。SNがスッと良くなり、音場の見通しが一段と冴えわたる。フィルター本体だけが、アンプの電源スイッチを切っても熱くなってしまうのが気になるが、私が試用していた範囲ではトラブルはなかった。これを試す方は当然、自己責任でお願いしたいのだが、お薦めできるTipsである。

Summary

外観からはまるで想像できないが、ほとんど欠点のない、すこぶる優秀な音を出す傑作ヘッドホンアンプである。音に関しては100点満点中95点くらいあげたいほどだ。音場の広がりが若干狭い印象があり、5点引くだけ。あくまで私の個人的意見だが、20万円までのヘッドホンアンプで最も優秀な出音のアンプではないか。この機材について一番残念なのはヘッドフォニアの大部分がこのアンプにまるで気づいていないことである。

このサウンドがプロ畑で絶賛されるニーヴの音であり、意味のないことにはカネはかけないニーヴの流儀の現れなのだろう。アンプの作り、出音ともに無駄のないシンプリシティを貫いていて、感心した。オーディオのあるべき姿の一つを見た思いだ。


Re Leaf E1xを持っていなければ、このアンプは必ず買って手元に置いたと思うし、Re Leaf E1xが使えなくなり、代わりが見つからない場合はこれを買うことになるだろう。この価格なら予備に買ってもいいかもしれない。こういうプロサウンドの方面で最も優秀な製品はマス工房のヘッドホンアンプだと思っていたが、これからはニーヴが作った本機を筆頭とせざるをえないだろう。

特にHD650 Golden era dmaaとの相性の良さ、組んだときのシステムとしての完結性・完全性は忘れがたい。HD650のような飾り気はないが少し彫りの深い陰影を出せる実直なヘッドホンはニーヴのアンプに合うと思う。そのうちHD600、AKG K812などでテストしてみたいし、近いうちに入手するであろう、SONY MDR-Z1Rをつないでみたくもある。はたして、どんな音が聞けるのだろうか。またこれを2台買ってL/R別々にドライブするのも面白いかもしれない。完全なモノラル構成となるが小さいアンプなので難しくない。


こうして聞いてみると、現代のニーヴのソニックシグネチュア―はやはり無色透明に近いものだった。繰り返すがオーディオには何百という無色透明があり、それぞれが異なるのである。だからニーヴの無色透明はニーヴの機材からしか感じ取れないものだと考えられる。

この色のない色をどのように表現したらよいのか見当もつかないが、私はなにか音場の深さに特徴がある音のような気がした。大概のプロサウンドというものは音像をダイレクトに捉えることにのみ汲々としているので、音場の広がりや深さに関心を払わないように感じることが少なくない。しかしこのRupert Neve Designs RNHPには特に音の奥行の深さに関心があるように聞こえた。この深みの感覚とNeveというプロオーディオ界のビッグネームが私の中で結合され、ひとつになった喜び、それを今かみしめているところである。

オーディオにおいて、この先も間違いないこと。その一つは、オーディオの世界が移り変わっても、音の名前は依然として幅を効かせるであろうということ。いったい誰が、このサウンドを作り上げたのか?

その作者・設計者の名前を我々はこれからも知りたがるに違いない。そして、伝え聞いた名前とそのサウンドが頭の中で結合した瞬間に、その署名は脳裏に走り書きされることになる・・・鮮やかにね。

幾度となく、音の名前が暴かれ、我が脳裏に焼き付く鮮烈なる瞬間を求めて、今日も明日も、そして遠い未来においても私はオーディオと向き合い、問い続けるはずだ。

この音の名は?と。


by pansakuu | 2016-09-10 01:34 | オーディオ機器
http://pansaku.exblog.jp/24648260/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/205.html#c22

記事 [経世済民117] 明太子やたらこ、発がんリスク増との調査結果…塩辛や練うにも(Business Journal)

明太子やたらこ、発がんリスク増との調査結果…塩辛や練うにも
http://biz-journal.jp/2016/12/post_17573.html
2016.12.27 文=渡辺雄二/科学ジャーナリスト Business Journal


 筆者はこれまで、著書や講演などで食品添加物の危険性について訴え続けてきましたが、昨今、がんと添加物との関係が次第に明らかになってきました。今や日本人の3人に1人ががんで死亡し、2人に1人ががんを発病しているという状況です。がんを予防するためには、危険性の高い添加物を知って、それを避けることが必要なのです。では、明らかになった事実を見ていくことにしましょう。

 2015年10月、世界保健機関(WHO)の外部組織である国際がん研究機関(IARC)が、「ハムやベーコン、ソーセージなどの加工肉を一日に50g食べると、結腸がんや直腸がんになるリスクが18%高まる」という発表を行いました。もっと多く食べれば、大腸がんになるリスクはさらに高まります。これは、世界の研究論文約800本を分析して得られた結果です。
 
 市販のハムには、製品が黒ずむのを防ぐために発色剤の亜硝酸ナトリウム(Na)が添加されています。ところが、この亜硝酸Naは原料の豚肉に多く含まれるアミンという物質と化学反応を起こして、ニトロソアミン類という物質に変化します。このニトロソアミン類には強い発がん性があるのです。
 
 ニトロソアミン類は10種類以上知られており、いずれも動物実験で発がん性が認められています。なかでも代表的なN-ニトロソジメチルアミンの発がん性は非常に強く、わずか0.0001〜0.0005%をえさや飲料水に混ぜてラットに与えた実験で、肝臓や腎臓にがんが認められています。

 ニトロソアミン類は酸性状態の胃の中で発生しやすいことがわかっています。また、ハムやベーコンなどのなかで、すでにできているケースもあります。したがって、ハムを毎日食べていると、ニトロソアミン類の影響によって、がんが発生しやすくなると考えられるのです。

 しかし、市販のハムのなかにも「無塩せきハム」といって、亜硝酸Naが使われていないものもあります。心配な方は、表示をよく見て、そうした製品を選ぶとよいでしょう。

■たらこ、いくらも要注意

 さらに亜硝酸Naは、明太子、たらこ、いくらなどの塩蔵魚卵にも使われていますが、それらを頻繁に食べていると、胃がんになるリスクが高まることもわかっています。国立がん研究センター「がん予防・検診研究センター」(現・社会と健康研究センター)の津金昌一郎センター長らは、40〜59歳の男性約2万人について、約10年間追跡調査を行いました。その結果、食塩摂取量の多い男性ほど胃がんの発生リスクが高く、特に明太子やたらこ、いくらなどの塩蔵魚卵を頻繁に食べている人ほど発生リスクが高かったのです。

 この調査では、塩蔵魚卵を「ほとんど食べない」「週1〜2日」「週3〜4日」「ほとんど毎日」食べるに分類しました。そして、それぞれのグループの胃がん発生率を調べたのです。その結果、「ほとんど食べない」人の胃がん発生率を1とすると、「週に1〜2日」が1.58倍、「週3〜4日」が2.18倍、そして「ほとんど毎日」は2.44倍にも達していたのです。

 つまり、塩蔵魚卵を多く食べている人ほど胃がん発生率が高くなる、という比例関係になっていたのです。津金センター長は、「塩分濃度の高い食品は胃の粘液を溶かしてしまい、胃粘膜が強力な酸である胃液によるダメージをもろに受けます。その結果、胃の炎症が進み、ダメージを受けた胃の細胞は分裂しながら再生します。そこに、食べ物などと一緒に入ってきた発がん性物質が作用して、がん化しやすい環境をつくるのではないかと推測されています」(『がんになる人 ならない人』<津金昌一郎著/講談社刊>)と指摘しています。

 市販の明太子には、黒ずみを防ぐ目的で発色剤の亜硝酸Naが添加されていますが、それは魚卵に特に多く含まれるアミンと化学反応を起こして、ニトロソアミン類に変化します。これが発がん性物質として作用して、胃がんの発生リスクを高めていると考えられます。

■塩辛、練りうにでも胃がん発生率増加

 この調査結果にはもうひとつ興味深いデータがあります。それは、塩辛や練りうにと胃がんの関係を調べたものです。塩辛、練りうにを「ほとんど食べない」「週1〜2日」「週3〜4日」「ほとんど毎日」食べるという人に分類して、胃がんの発生率を調べたところ、「ほとんど食べない」人の胃がん発生率を1とすると、「週1〜2日」が1.47倍、「週3〜4日」が1.75倍、「ほとんど毎日」が3.12倍にも達していたのです。つまり、この場合も、塩辛や練りうにを多く食べている人ほど胃がんの発生率が高くなる、という比例関係になっていたのです。

 その理由は、明太子やたらこなどの塩蔵魚卵と同様と考えられます。つまり、多量の塩分によって胃の粘膜が炎症を起こしてしまい、それを修復するために細胞が再生した際に、発がん性物質が作用したためと考えられます。

 ただし、この場合の発がん性物質とは、タール色素と考えられます。塩辛や練りうにには、発色剤の亜硝酸Naは使われていません。その代わりに、練りうにには着色のための赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号などのタール色素が使われているのです。ちなみに、現在は塩辛にはタール色素はほとんど使われていません。

 日本では添加物として12品目のタール色素使用が認められています。しかし、いずれも動物実験やその化学構造から発がん性の疑いが持たれているのです。ですから、タール色素を含む練りうにを頻繁に食べていると、タール色素が胃の粘膜細胞に作用し、遺伝子が突然変異を起こして、細胞ががん化する確率が高まると考えられるのです。
 
 塩分が多く、しかもタール色素が添加されている製品としては、ほかに福神漬け、紅ショウガ、たくあんなどがあります。表示をよく見て、タール色素が添加されている製品は、購入を避けたほうがよいでしょう。

 このほかにも、がんと関係の深い添加物があります。輸入品のレモン、オレンジ、グレープフルーツに防カビ剤として使われているOPP(オルトフェニルフェノール)とOPP-Na(オルトフェニルフェノールナトリウム)です。これらについては、東京都立衛生研究所(現・東京都健康安全研究センター)が行った動物実験によって、発がん性がはっきり認められているのです。
 
 さらに、煮干しなどに酸化防止剤として使われているBHA(ブチルヒドロキシアニソール)については、名古屋市立大学が行った実験で、ネズミの前胃にがんの発生が認められています。

 発がん性が認められた添加物を人間が摂取し続ければ、当然ながらがんになるリスクは高まると考えられます。したがって、がんになるリスクを減らすためには、そうした添加物を避ける必要があるでしょう。

 なお、どんな食品に発がん性物質が含まれているのか具体的に知りたい方は、11月に出版された拙著『40代から食べるなら、どっち!? 不安食品見極めガイド』(サンクチュアリ出版)をご参照ください。具体的な製品名と企業名を挙げて、市販の食品の危険性を指摘しています。

(文=渡辺雄二/科学ジャーナリスト)


http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/220.html

コメント [政治・選挙・NHK218] 天皇の抵抗第二弾<本澤二郎の「日本の風景」(2475) <新年の感想とりやめ> <極右の政治利用にNO> 笑坊
2. 真相の道[1839] kF6RioLMk7k 2016年12月27日 00:48:07 : T8iD3fD606 : kQK1OSr0eCg[754]
              
> 平成天皇
  
 
まともな日本人はこのような言いかたを決してしない。

崩御された、つまりは亡くなられた場合の呼称だからだ。

今上天皇、天皇陛下などが正しい呼び方。

つまり、この記事を書いた人間はまともな日本人ではないことがわかる。
  
   


http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/254.html#c2

コメント [リバイバル3] 90dB以下の低能率スピーカーを使っていると音楽も音もわからなくなる 富山誠
262. 中川隆[5705] koaQ7Jey 2016年12月27日 00:51:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6146]

黄昏のハイエンドオーディオ:自滅と救済
万策堂の私的オーディオインプレッション
http://pansaku.exblog.jp/20975164/

「ところで、話は難しいのだけれど、ひとついいたいことがあるんですがいいかな」

これから書く話は面白い話ではない。
むしろ“難しい”話である。

不適切な表現、思い過ごしや嘘も含まれるだろう。
無駄な議論に加わらないようにするため、
定義をぼかした言葉をあえて使うかもしれない。
なにしろ“難しい”話なのである。

あるオーディオ雑誌の2013年 冬号に載った、評論家の方のコメントが、私の中にずっと突き刺さっている。

「最近のオーディオ機器は少々高すぎるところがあるように感じるんです。(中略)
やはり高い。普通の人たちが一生懸命に頑張れば買えるような製品に、いいものがもっと増えてくれないと、本当のオーディオ好きがついていけなくなってしまう」

確かに件(くだん)の評論家の方が、この発言に前後して650万円のアナログプレーヤーを購入したことを思う時、この発言内容に若干の違和感を覚えるのは私だけではないだろう。しかし、かく言う私もAir force Oneのほぼ半額に過ぎないが、350万円もする高価なフォノイコライザーを買ってしまっている。つまり生粋のオーディオファイルにはこのような側面がある。

気に入ったオーディオ機器に関しては、価格を度外視し、音楽しか聞けない装置に支出できる限界を忘れることを志向し続ける。私のような人間はそうやって常識から離れ堕落していけばよい。だが、そういう少数の極道だけで、ハイエンドオーディオ界全体を支え続けることはできないと思うし、盛り上げるというレベルにいたっては不可能とさえ思える。

私がハイエンドオーディオの機器に高価なものが増えてきたという意識を明確に持つに至ったのは、Goldmund が TELOS5000 というパワーアンプを開発し、2008年の東京インターナショナルオーディオショウで披露した時である。私はそのデモに立ち会った。詳しくは述べないが、一言で言えば大変に凄い音が出ていた。万人が良い音と感じるかどうかは別にして、驚異的な音であった。

一方、値段を見るとやはりというか、富豪向きの価格であった。3990万円。モノラルパワーアンプ一組だけで、3990万円である。ローンで家を郊外に買ってカツカツで暮らしているような日本人サラリーマンにはまるで買えない金額である。もともとGoldmundのUlitimateラインは元来ケタ外れに高価なのだが、このTELOS5000は、その遥か上をゆく価格設定であった。

私がこれについて思ったのは、良かれ悪しかれ、こういう音の世界を大勢のオーディオファイルが知っていて損はないだろうとか、そしてこういう音の片鱗を家庭で楽しめれば、幸せだろうとか、そんなことではなかった。問題は音ではない。この価格でも売れてしまったことだ。(日本でも売れた。)つまり音さえ圧倒的に良ければ、どんな値付けのものを作っても売れるということをメーカーに分からせてしまった、実績を作ってしまったということが問題のように思えた。

こういう富豪向けのビジネスモデルが成功すると知れわたったのち、一部のメーカーがそういう方向性へ製品開発の舵を切ることは予想できた。案の定、いくつかのメーカーが、それまでの最高級ラインのさらに上のラインを新設しはじめていた。TELOS5000 ほど高価ではないが、製品の基本構成は変えず、細部を高級化した機材も増えてきた。無論、こういう傾向はレトロスペクティブに見ればTELOS5000の発売以前からあった。世界中にグローバルに活動する富豪たち、超富裕層が散在し、その数を増やしてきたことに呼応する動きだったのである。

TELOS5000は、オーディオの世界で目立ち始めた富豪向けビジネスの一つに過ぎなかった。

普通の人たちにオーディオ機器の値段の話をすると、それなら車が買えるね、と言われ奇異の目で見られることはオーディオを長くやっていると、誰しも一度は経験があろう。

しかし、クルマと一口に言っても、何を指すのか。極端な話をすれば、現代には3億円でも買えない車がある。ランボルギーニのVenenoである。1億円オーバーの車ならば、マクラーレン、ブガッティ、ケーニグゼグ、アストンマーチン、フェラーリなど各社から発売されている。隆盛しつつある富豪向けのビジネス、それは他の世界のおとぎ話であると思っていたが、これほど目立つようになると、それに煽られる他業種のメーカーも、一般の消費者も実は少なくないかもしれない。

私の中での問題、それは富豪向けの価格帯の機器、普通のオーディオファイルにとって完全に絶望的な値付けの機材が増えて困るということではない。むしろ中途半端に高価なものが増えたということである。

具体的には単体で400万、500万、600万円台という機材の増加である。
これはスピーカーとパワーアンプにおいては10年ほど前から認められる傾向である。

またケーブルに関してはワンペア100万円オーバーのスーパーハイエンドの製品が散見されるようになったのも、ここ10年くらいのことだと思う。PADのDOMINUSシリーズが先鞭をつけたものだ。これらは富豪向けの価格帯の機材の増加に煽られた製品開発によるもののようにも私には思える。

アンプやスピーカーについては、以前は500万円近辺の価格帯が事実上の最上位であり、セカンドベストとして300万円台という位置付けだったように思う。その上の価格帯の機器、すなわち800万円〜1000万円台の機器は以前はかなり少なかったのに、最近、このレンジの機器が海外のオーディオショウなどで目立つようになったように思う。住宅事情等があり、日本にはあまり輸入されておらず、ステレオサウンドでも取り上げないのであまり知られていないかもしれないが、超弩級と呼ばれるアンプやスピーカーがその数を増やしているのではないか。海外のショウの写真を見ているとそう感じられる。

そういう超高価な製品の増加の結果、相対的に500万円台がセカンドベストに下がってしまったような感じがある。そもそも単体で400〜500万円というのは普通のオーディオマニアが頑張って買うか買わないかの境界である。ここを越えれば購入をかなり躊躇せざるをえないというか、実際、多少の貯金があってもあきらめる金額だと思う。

こういう状況で、仮に頑張って400〜500万円台の機材を導入しても、さらに上があると知っていれば、どこか落ち着かないだろう。500万円を払っても心の平安は訪れないかもしれないということである。300万円台でもかなり頑張っているつもりの人はなおさらかもしれない。高価なケーブルに関してはワンペア200万を超えるインターコネクトは完全に富豪向けビジネスに煽られているというか、富豪向けの商売そのものと言わざるを得ないが、500万のアンプよりも絶望的な価格ではないので、物好きというか、一点豪華主義で買う一般人もいるようだ。面白い。

なお、金額的にはそれほど高くないところなのだが、高級CDプレーヤー、SACDプレーヤー、DACの値段が、ここ10年で軒並み100万円、200万円以上アップしていることも見逃せない。

10年前はdcsの最高級システムは400万円台であった。今は1000万円台である。海外の高級なシルバーディスクプレーヤーの価格の高騰はもしかするとアンプやスピーカーを上回るのかもしれない。

それでいて過去の製品より、値上がりした全ての製品、より高価な最近の全ての製品の音質が良くなったと言い切れるか?

これ以上は言うまい。


では、実際、どうなのだろう。

試みに2003年のステレオサウンドベストバイと2012年のステレオサウンドベストバイに載った機種数とその価格を簡単に比較してみよう。(ざっくりやっているので細かい数字は間違いがあるかもしれない。あくまで傾向の把握のためにやっている)
例えば、160万円以上の価格帯のスピーカーシステムにおいて。

400万円オーバーのスピーカーは2003年には11機種、2012年は6増えて17機種取り上げられていた。やはり高価なものが増えた印象を受ける。

また、200万円以上の価格帯のパワーアンプにおいて、400万円オーバーのアンプは2003年は8機種、2012年は3増えて11機種取り上げられていた。

さらに、100万円以上の価格帯のデジタルディスクプレーヤーにおいては、200万円オーバーのプレーヤーは2003年は4機種、2012年は何と10増えて14機種取り上げられているのである。PCオーディオの普及によりデジタルプレーヤー離れが急速に進む中で、プレーヤーの価格は逆に著しく上昇している気配である。

デジタルディスクプレーヤーについては中古買い取り価格も最近は驚くほど低く、したがって中古価格も安いので、これではますます新品は売れなくなるのではないかと思う。

加えて、フォノカートリッジ。30万円オーバーのものは2003年には5機種、2012年は6も増えて11機種が取り上げられている。カートはアナログに欠くことのできない要素だが、アナログオーディオも高騰している部分はあるということだろう。

もちろん、大変に大雑把で一面的な捉え方、調べ方なのだが、こういう結果を見ると、やはり約10年の間にオーディオ機器のいくつかの分野で価格が高騰しているらしいというイメージは湧く。

なおプリメインアンプやフォノイコライザー、アナログプレーヤーについては2003年のステレオサウンドベストバイと2012年のステレオサウンドベストバイの差はあまりなく、プリアンプに至っては、むしろ若干安い製品が増えているようである。どの分野もそうなっているとする根拠はないらしい。ただ、アナログプレーヤーについては海外に多数ある超弩級ターンテーブルが日本にほとんど輸入されていないことを考えると本当に据え置きになっているのか分からない。

そういう高価なモノの話をしていると誰かが諺(ことわざ)めいたセリフを吐くものだ。

「足るを知る」とは言うが、だいたい、足るを知っていたなら、オーディオなどという趣味に足を突っ込んだりしないだろう。いつも上を見て、前進するというのがハイエンドオーディオの宿命である。確かに500万円台の機材増えてきたのに、それが買えないからといって、やる気をなくすことはないだろうが、なにかハイエンドオーディオの滋味の真髄が自分の手の届かない場所へ離れてゆくような、どんどん遠くに行ってしまうような気がして、いたたまれないのは間違いない。

Air Force OneやVivaldiシステムが聴かせる音の隔絶した素晴らしさはハイエンドオーディオならではのものである。この音の快楽が世界からなくなって欲しくない以上に、あまりに遠いものになってほしくないという思いが私には強い。

金持ちは不滅だから、ハイエンドオーディオも不滅かもしれないが、多くの機材が手の届かないほど遠い存在になってしまうことは問題である。だが、これはもう現実に起きている。10年前、20年前にはこれほど高価な機器が多いという印象はなかった。こういう価格設定の変化が影響してか、あるいは他の要素か、一般のオーディオファイルの活動が、もしかすると鈍らされているのではと疑う節もある。

インターネットを見渡すと、単体で200万円を超える機材について実際のユーザーから発信される情報は、リーマンショック以降から既に少なくなっており、政権が代わった最近になっても回復しないどころか、未だ寂しい状況と見える。単体500万円を超えるアンプなどのレビューとなると本当に少ない。また、原因は様々と思うが、有名なオーディオのブログもいくつかは閉鎖されたり、開店休業状態におちいったりしている。これもやはりここ数年のことのようである。

一方で、その代替となるハイエンドオーディオに関する活発なレビュー活動や訪問試聴やオフ会を催す、新たなブログはほとんど現れていないように見える。ハイエンドオーディオとは関連が薄いヘッドホンに関するブログやレビューは一時、非常に活発で盛り上がっていたが、それらのブログさえ最近は明らかに更新の勢いが鈍っている。つまり全体に低いところで安定、沈静化している印象なのである。

日本全国におけるオーディオのHPどうしのリンクもハイエンドオーディオのユーザーどうしの個人的つながりもほぼ固定化しつつあり、流動的な要素がやや減っているように思われる。さらに、SACDの長期的な凋落傾向が顕著な例であるが、オーディオをやる動機となる音楽自体が売れていないという世の中の傾向もオーディオをやろうという機運をさらに盛り下げる。

ついでに言えば、オーディオファイルが使う音源の固定化も私には寂しい。本当にクラシックとJAZZだけ聞いていて面白いのか?私にはそうは思えない。そうは言っても、若い人に人気がある新しい音楽としての、アニソンやラップやJpopが、それらの古典的なオーディオファイルご用達の大人音楽の世界を侵食するような、音の良さを発揮していないのも寂しい。

さらに深い視点に立てば、私の周辺に感じられるオーディオの長期的な凋落傾向の深層には、バブル的な購買心理の消失よりも日本人の高齢化と人口減少が影を落としているように思える。これは日本のオーディオの凋落というより、日本の凋落というべきなのかもしれない。

ハイエンドオーディオというものは現在、黄昏(たそがれ)の時代に入りつつあるように私には思われてならない。少なくとも日本にいるとそう感じる。その要因のひとつにハイエンドオーディオ機器の価格の高騰というのが、やはりあると思う。しかし、これはハイエンドオーディオという趣味がマークレビンソンらの手によりアメリカで誕生し、趣味として確立された時から運命付けられていたことなのかもしれない。

そもそもハイエンドオーディオの定義とは先述した評論家の方が言うように、音楽再生への「こころざしの高さ」を意味するものである。高価であることを意味するのではない。しかし、これは同時に高価であることを否定しない意味であることを忘れてはいけない。

ここでは音楽再生への「こころざしの高さ」を実現するためなら、どのような対価も厭わない勢いが見え隠れする。この隠れた勢いによって、ハイエンドオーディオは必然的に高価となり、高価となるにつれて多くの人の手から離れた遠い存在に変わっていったように思われる。こう考えればハイエンドオーディオは成熟するにつれ、自滅する運命にあったと言えるのではないか。

オーディオの風景を形作るのは錚々たるスピーカーやアンプではない。あくまでそれを使いこなす人の姿である。無人の荒野、無人の峰々。オーディオの美を堪能する主体である人間がいない場所に、実はオーディオという趣味はなく、空洞が拡がっているだけである。このように空洞化してゆくハイエンドオーディオには未来はないかもしれない。退廃的な考えだが、ここでの問題は長い黄昏時にいかに美しい花を咲かせるか、いかに美しく滅びるかにかかっているのではないだろうか。

富豪オーディオに奔(はし)る一部のメーカーも、その影響に煽られる他のメーカーもユーザーたちも、その耽美的な自滅への貢献として考えれば、腹も立たない。この黄昏状態が価格の高騰によるものだけではないということを思えば尚更、それに対して怒る気分にもならないのである。


オーディオという趣味を山に喩えてみる。

オーディオという山の成長は止まっていない。本物の山脈と同じく少しずつ高くなる。プレートテクトニクスという言葉はもう古いが、地形も実は変化し続けるものなのである。だから頂上も徐々に高くなる。こうしてハイエンドオーディオと呼ばれる頂上付近の領域、その周辺の空気は山が高くなるにつれ薄くなってゆき、そこに到達できる人の数は少なくなってゆく。

私個人は、いまだに山を登っているのだが、だんだん日が暮れてきて、周りに一緒に頂上を目指す人が少なくなってきたように思う。しかも、まだ上っている人はベテランの、というか高齢のお金持ちの人ばかりになってきていている。ベテランたちのなかにはいくつかのパーティを作って登る人も見受けられるが、そのパーティの数も増えていないようだ。

一方、自分よりも若い人が後から登ってくるのを見ることが少なくなった。彼らは下の方に留まって登ることを考えなくなったり、時には下山したりしている。またヘッドホン・イヤホン山というもっと低い山(というか丘)に上がって、頂上に大勢たむろしている様子も、ここからはよく見える。

山の中腹の売店では少しチャチなPCオーディオ機器やお馴染みのタイトルばかりのハイレゾ、DSDデータを売る者あり、裏道の登山道の途中でヴィンテージのウエスタンやクォードやJBLを並べて渋い商売をしている露店もあり、それなりに面白くはあるが、いくつかある頂上へ向かうルートが閑散としつつあるのは変わらない。

また、頂上付近では富豪と呼ばれる人が、ヘリコプターでてっぺんに舞い降り、悠々とお茶をしてから、また別の頂上目がけて飛び去ってゆくという荒業(あらわざ)も時に目にする。ベテランのオーディオファイルたちは無言で、それを軽蔑する。オーディオは過程を楽しむことも大事なんです、高価なオーディオが、必ずしもいい音とは限りませんよね、とかなんとか。とにかく、なにか言いたげに互いに目配せするのである。私は返事に困って、自分でも意味不明な微笑で返す。

そんなこんなで、まだまだ賑やかな山々ではあるが、確実に黄昏は忍び寄っている。人影は徐々に疎らになっている。登山者たちは老いてゆく。老兵は消え去るのみ、そして補充人員は稀だ。この状況を思わないのは鈍感か、あるいはそちらに目を向けないようにして登山しているかどちらかである。現実を受け入れるか、受け入れないか、これはたかが趣味であるからして、個人の勝手である。もしそうなら、どうせ自滅するなら、とことんまで美しく滅びたいと投げやりに言い放つのも勝手であるはず。誰が悪いわけでもない。以前からそういう流れだったのに気付かなかっただけだ。


救済もないことはない。

まだハイエンドオーディオは売れないと決まったわけではない。CH precisionのD1というSACDプレーヤーはあれだけ高価であるにもかかわらず日本で売れている。この調子なら日本国内で100台近くが稼働することになるであろう。まだまだ、多くの人が最上級のサウンドを愉しみたいと欲し、相応の対価(?)を支払うのである。

やはり、購買層は高齢者に偏っているが、逆に考えれば日本国内のD1の多くは、中古として今後10年のうちに日本中のセカンドオーナー、サードオーナーへと比較的手頃な価格で拡散してゆく運命にあるとも言える。

この最高級単体プレーヤーのオーナー経験者が、時間をかけて倍々に増えていくことは日本のハイエンドオーディオのレベルの底上げに寄与するはず。この高価なプレーヤーがこれほどの台数売れたことに明るい救済の光をひとまず見出すし、ドライブメカが壊れず、ディスプレイも無傷のままに、多くの人のもとへ、この素晴らしいプレーヤーが届いて欲しいとも願う。

そして例のDevialetである。ハイエンドオーディオはもうDevialetの時代だと言った人がいる。この極めて多機能でコンパクトでスタイリッシュ、しかしハイエンドオーディオとしてそれほど高価とは言えないDAC付のインテグレーテッドアンプD-Premierから出てくる音は、現代最高級のサウンドではないにしても、一般のオーディオファイルが苦労して行き着く水準はポン置きで軽々とクリアーしているように聞こえる。

このようなオールインワンに近い優秀なオーディオ機材が、多数の重たい筐体を連ねて、やっとのことで音を出す、旧来の物量投入型のオーディオを駆逐するかもしれない兆しは、新たな時代の到来とも取れる。このDevialetのアンプは美しく小さく、コストパフォーマンスの高いオーディオを、シンプルなインテリアに組み込みたいという新たなオーディオファンを増やすにちがいないし、また重厚長大なオーディオに飽きたベテランのセカンドシテムとして強くアピールすることだろう。Wadiaからも類似した製品wadia intuition 01が出て来ていることもあり、これから盛り上がる分野かもしれないと期待は高まる。


PCオーディオの隆盛も明るい材料と言えるのかもしれない。

10年前のステレオサウンド誌が手元にあるがPCオーディオを思わせる話題は全く載っていない。これは新しい動きなのである。手持ちのPCとDACをUSBケーブルで接続すれば、高額なCDプレーヤーに勝る音質を気軽に実現できるというキャッチに煽られ、老若男女がこのPCオーディオに挑戦している。

日本人は一般にネット上では懐疑の罵声を上げるのだが、結局は煽られやすい。確かに手軽に便利に、そこそこの高音質を与えてくれる安価な手段であり、コストパフォーマンスは高い。自作PCでゲームやアニソンを楽しんでいたオーディオに関心を持たない若い人たちと、オーディオを安く再開したいと願う定年後の団塊世代が、オーディオという趣味に走るきっかけとなった。

ただ、このオーディオの様式にはオーディオについての知識以上にPCに関する知識を要求する側面があり、オーディオをやっているのかPCをいじっているだけなのか、分からなくなるところがあって困るが、とにかく多くのオーディオに無関心な層を、オーディオという趣味の内部へ引き込む役割をしたように見えることは特筆に値する功績である。


特にPCオーディオに関しては明るい材料というだけでなく、従来のパッケージメディアに依存したオーディオ観を突き崩すかのような勢いを感じる。これは救済の名を借りた破壊なのかもしれない。アドルノは「誤謬に満ちた世界で未来像を描いたところで、それは曖昧な代物に過ぎない。建設に先立つ行為は現状では破壊の他にはない」と言ったが、PCオーディオが破壊する旧いオーディオの概念の残骸の上に何かが建設されるというのだろうか。黄昏の向こうにある夜を越えて我々が耳にするオーディオがあるとしたら、それはどのようなものだろう・・・。

こうして拾い上げた明るい欠片たちは、ハイエンドオーディオそのものから派生したものではないという点では共通している。外から来て、ハイエンドオーディオに影響を与えているモノたちである。

残念ながらハイエンドオーディオ自体が内部から変わる兆しは感じない。こうなると、私としてはDevialetはむしろハイエンドの凄味みたいなものに染まらないで欲しいし、PCオーディオはオーディオオタクの趣味というよりパソコンオタクの余技のようなものであって欲しいと思う。ハイエンドオーディオの底なし沼に落ちたが最後、滅亡の道を辿りかねないからだ。

道連れは我々のみでよい。

こうして、いろいろと私的な御託を並べてみたが、永遠と見誤るほど長く甘美な黄昏を味わい続けることは至福そのものである、という私個人の立場、結論に変わりない。これは「ベニスに死す」というヴィスコンティの映画をスローで流している、そんなイメージに近い。昔、この映画をはじめて見たとき、ラストシーンがいつまでも続いて欲しいと願ったことが思い出される。これは醜悪が美を求め焦がれて自滅する映画である。

映画はいつか終わる。
だが、オーディオという趣味は映画ではない。
筋書きはなく、実はラストシーンもないのである。

この世界に富豪たちが増えてゆくかぎり、
ハイエンドオーディオの機器は
どんどん遠い存在となる宿命なのかもしれないが、
オーディオという趣味自体は終わらないはずだ。

これは確かに“難しい”話だが、
過度の心配はしないようにしている。
なにが起ころうとも、
オーディオファイルであることを捨てられない私は、
なにが起ころうとも、
ハイエンドオーディオの行方を追い続けることになるだろう。

ただ、ひたむきに追い続ける所存。
この耳が聞こえるかぎり、
黄昏の果てまでも。


by pansakuu | 2013-08-24 22:08 | その他
http://pansaku.exblog.jp/20975164/


Goldmund Telos 5000 VS FM acoustics FM711|禁断のKRELL2016年12月24日


Goldmund Telos 5000 mono power amplifiers ¥38,000,000(税別)
http://www.goldmund.co.jp/pro.html


とある FM を知り尽くした詳しい方に訊くと、ムンドのテロス5000、お値段3800万円より FM acoustics FM711 の方がフツーに音がいいそうで・・・・・・
http://ameblo.jp/507576/entry-12231419185.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/436.html#c262

コメント [アジア21] 訪日韓国人が体験した日本のお菓子工場での心温まるエピソード―韓国ネット 赤かぶ
1. 2016年12月27日 00:52:02 : U9dppXdDTQ : bc3vRehiMsw[52]
最後のコメント、それは違うと思う。
http://www.asyura2.com/16/asia21/msg/808.html#c1
コメント [国際16] プーチン大統領:シリアにとってアレッポ解放が何を意味しているかを語る(Sputnik) 赤かぶ
2. 2016年12月27日 00:52:09 : i5OPHkbG4g : IFHuijOqp_8[2]
アレッポの奪還だけでは戦争は終わらないと言われているが、これだけ大宣伝するあたりは、プーチンの上手いところだ。

http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/820.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK218] 共産、自由の共闘、着々と進む。気が付けば民進の衰退が見える。(かっちの言い分) 笑坊
14. 真相の道[1840] kF6RioLMk7k 2016年12月27日 00:53:15 : T8iD3fD606 : kQK1OSr0eCg[755]
>>13さん
> 泡沫候補と言われ続けていたトランプ氏が次期アメリカ大統領になった。

トランプ氏は選挙の結果泡沫ではないことが明らかになった。

かたや自由党、つまり改称前の生活の党や共産党は、複数の選挙の結果泡沫政党であることが明らかになっています。

つまり選挙の結果、国民の支持のなさで泡沫と言っているのですよ。
  
  
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/239.html#c14

コメント [リバイバル3] スピーカの最高峰 B&W Original Nautilus _ 音響は完璧でも… 中川隆
44. 中川隆[5706] koaQ7Jey 2016年12月27日 00:53:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6147]

黄昏のハイエンドオーディオ:自滅と救済
万策堂の私的オーディオインプレッション
http://pansaku.exblog.jp/20975164/

「ところで、話は難しいのだけれど、ひとついいたいことがあるんですがいいかな」

これから書く話は面白い話ではない。
むしろ“難しい”話である。

不適切な表現、思い過ごしや嘘も含まれるだろう。
無駄な議論に加わらないようにするため、
定義をぼかした言葉をあえて使うかもしれない。
なにしろ“難しい”話なのである。

あるオーディオ雑誌の2013年 冬号に載った、評論家の方のコメントが、私の中にずっと突き刺さっている。

「最近のオーディオ機器は少々高すぎるところがあるように感じるんです。(中略)
やはり高い。普通の人たちが一生懸命に頑張れば買えるような製品に、いいものがもっと増えてくれないと、本当のオーディオ好きがついていけなくなってしまう」

確かに件(くだん)の評論家の方が、この発言に前後して650万円のアナログプレーヤーを購入したことを思う時、この発言内容に若干の違和感を覚えるのは私だけではないだろう。しかし、かく言う私もAir force Oneのほぼ半額に過ぎないが、350万円もする高価なフォノイコライザーを買ってしまっている。つまり生粋のオーディオファイルにはこのような側面がある。

気に入ったオーディオ機器に関しては、価格を度外視し、音楽しか聞けない装置に支出できる限界を忘れることを志向し続ける。私のような人間はそうやって常識から離れ堕落していけばよい。だが、そういう少数の極道だけで、ハイエンドオーディオ界全体を支え続けることはできないと思うし、盛り上げるというレベルにいたっては不可能とさえ思える。

私がハイエンドオーディオの機器に高価なものが増えてきたという意識を明確に持つに至ったのは、Goldmund が TELOS5000 というパワーアンプを開発し、2008年の東京インターナショナルオーディオショウで披露した時である。私はそのデモに立ち会った。詳しくは述べないが、一言で言えば大変に凄い音が出ていた。万人が良い音と感じるかどうかは別にして、驚異的な音であった。

一方、値段を見るとやはりというか、富豪向きの価格であった。3990万円。モノラルパワーアンプ一組だけで、3990万円である。ローンで家を郊外に買ってカツカツで暮らしているような日本人サラリーマンにはまるで買えない金額である。もともとGoldmundのUlitimateラインは元来ケタ外れに高価なのだが、このTELOS5000は、その遥か上をゆく価格設定であった。


私がこれについて思ったのは、良かれ悪しかれ、こういう音の世界を大勢のオーディオファイルが知っていて損はないだろうとか、そしてこういう音の片鱗を家庭で楽しめれば、幸せだろうとか、そんなことではなかった。問題は音ではない。この価格でも売れてしまったことだ。(日本でも売れた。)つまり音さえ圧倒的に良ければ、どんな値付けのものを作っても売れるということをメーカーに分からせてしまった、実績を作ってしまったということが問題のように思えた。

こういう富豪向けのビジネスモデルが成功すると知れわたったのち、一部のメーカーがそういう方向性へ製品開発の舵を切ることは予想できた。案の定、いくつかのメーカーが、それまでの最高級ラインのさらに上のラインを新設しはじめていた。TELOS5000 ほど高価ではないが、製品の基本構成は変えず、細部を高級化した機材も増えてきた。無論、こういう傾向はレトロスペクティブに見ればTELOS5000の発売以前からあった。世界中にグローバルに活動する富豪たち、超富裕層が散在し、その数を増やしてきたことに呼応する動きだったのである。

TELOS5000は、オーディオの世界で目立ち始めた富豪向けビジネスの一つに過ぎなかった。


普通の人たちにオーディオ機器の値段の話をすると、それなら車が買えるね、と言われ奇異の目で見られることはオーディオを長くやっていると、誰しも一度は経験があろう。

しかし、クルマと一口に言っても、何を指すのか。極端な話をすれば、現代には3億円でも買えない車がある。ランボルギーニのVenenoである。1億円オーバーの車ならば、マクラーレン、ブガッティ、ケーニグゼグ、アストンマーチン、フェラーリなど各社から発売されている。隆盛しつつある富豪向けのビジネス、それは他の世界のおとぎ話であると思っていたが、これほど目立つようになると、それに煽られる他業種のメーカーも、一般の消費者も実は少なくないかもしれない。

私の中での問題、それは富豪向けの価格帯の機器、普通のオーディオファイルにとって完全に絶望的な値付けの機材が増えて困るということではない。むしろ中途半端に高価なものが増えたということである。

具体的には単体で400万、500万、600万円台という機材の増加である。
これはスピーカーとパワーアンプにおいては10年ほど前から認められる傾向である。

またケーブルに関してはワンペア100万円オーバーのスーパーハイエンドの製品が散見されるようになったのも、ここ10年くらいのことだと思う。PADのDOMINUSシリーズが先鞭をつけたものだ。これらは富豪向けの価格帯の機材の増加に煽られた製品開発によるもののようにも私には思える。

アンプやスピーカーについては、以前は500万円近辺の価格帯が事実上の最上位であり、セカンドベストとして300万円台という位置付けだったように思う。その上の価格帯の機器、すなわち800万円〜1000万円台の機器は以前はかなり少なかったのに、最近、このレンジの機器が海外のオーディオショウなどで目立つようになったように思う。住宅事情等があり、日本にはあまり輸入されておらず、ステレオサウンドでも取り上げないのであまり知られていないかもしれないが、超弩級と呼ばれるアンプやスピーカーがその数を増やしているのではないか。海外のショウの写真を見ているとそう感じられる。

そういう超高価な製品の増加の結果、相対的に500万円台がセカンドベストに下がってしまったような感じがある。そもそも単体で400〜500万円というのは普通のオーディオマニアが頑張って買うか買わないかの境界である。ここを越えれば購入をかなり躊躇せざるをえないというか、実際、多少の貯金があってもあきらめる金額だと思う。

こういう状況で、仮に頑張って400〜500万円台の機材を導入しても、さらに上があると知っていれば、どこか落ち着かないだろう。500万円を払っても心の平安は訪れないかもしれないということである。300万円台でもかなり頑張っているつもりの人はなおさらかもしれない。高価なケーブルに関してはワンペア200万を超えるインターコネクトは完全に富豪向けビジネスに煽られているというか、富豪向けの商売そのものと言わざるを得ないが、500万のアンプよりも絶望的な価格ではないので、物好きというか、一点豪華主義で買う一般人もいるようだ。面白い。

なお、金額的にはそれほど高くないところなのだが、高級CDプレーヤー、SACDプレーヤー、DACの値段が、ここ10年で軒並み100万円、200万円以上アップしていることも見逃せない。

10年前はdcsの最高級システムは400万円台であった。今は1000万円台である。海外の高級なシルバーディスクプレーヤーの価格の高騰はもしかするとアンプやスピーカーを上回るのかもしれない。

それでいて過去の製品より、値上がりした全ての製品、より高価な最近の全ての製品の音質が良くなったと言い切れるか?

これ以上は言うまい。


では、実際、どうなのだろう。

試みに2003年のステレオサウンドベストバイと2012年のステレオサウンドベストバイに載った機種数とその価格を簡単に比較してみよう。(ざっくりやっているので細かい数字は間違いがあるかもしれない。あくまで傾向の把握のためにやっている)
例えば、160万円以上の価格帯のスピーカーシステムにおいて。

400万円オーバーのスピーカーは2003年には11機種、2012年は6増えて17機種取り上げられていた。やはり高価なものが増えた印象を受ける。

また、200万円以上の価格帯のパワーアンプにおいて、400万円オーバーのアンプは2003年は8機種、2012年は3増えて11機種取り上げられていた。

さらに、100万円以上の価格帯のデジタルディスクプレーヤーにおいては、200万円オーバーのプレーヤーは2003年は4機種、2012年は何と10増えて14機種取り上げられているのである。PCオーディオの普及によりデジタルプレーヤー離れが急速に進む中で、プレーヤーの価格は逆に著しく上昇している気配である。

デジタルディスクプレーヤーについては中古買い取り価格も最近は驚くほど低く、したがって中古価格も安いので、これではますます新品は売れなくなるのではないかと思う。

加えて、フォノカートリッジ。30万円オーバーのものは2003年には5機種、2012年は6も増えて11機種が取り上げられている。カートはアナログに欠くことのできない要素だが、アナログオーディオも高騰している部分はあるということだろう。

もちろん、大変に大雑把で一面的な捉え方、調べ方なのだが、こういう結果を見ると、やはり約10年の間にオーディオ機器のいくつかの分野で価格が高騰しているらしいというイメージは湧く。

なおプリメインアンプやフォノイコライザー、アナログプレーヤーについては2003年のステレオサウンドベストバイと2012年のステレオサウンドベストバイの差はあまりなく、プリアンプに至っては、むしろ若干安い製品が増えているようである。どの分野もそうなっているとする根拠はないらしい。ただ、アナログプレーヤーについては海外に多数ある超弩級ターンテーブルが日本にほとんど輸入されていないことを考えると本当に据え置きになっているのか分からない。

そういう高価なモノの話をしていると誰かが諺(ことわざ)めいたセリフを吐くものだ。

「足るを知る」とは言うが、だいたい、足るを知っていたなら、オーディオなどという趣味に足を突っ込んだりしないだろう。いつも上を見て、前進するというのがハイエンドオーディオの宿命である。確かに500万円台の機材増えてきたのに、それが買えないからといって、やる気をなくすことはないだろうが、なにかハイエンドオーディオの滋味の真髄が自分の手の届かない場所へ離れてゆくような、どんどん遠くに行ってしまうような気がして、いたたまれないのは間違いない。

Air Force OneやVivaldiシステムが聴かせる音の隔絶した素晴らしさはハイエンドオーディオならではのものである。この音の快楽が世界からなくなって欲しくない以上に、あまりに遠いものになってほしくないという思いが私には強い。

金持ちは不滅だから、ハイエンドオーディオも不滅かもしれないが、多くの機材が手の届かないほど遠い存在になってしまうことは問題である。だが、これはもう現実に起きている。10年前、20年前にはこれほど高価な機器が多いという印象はなかった。こういう価格設定の変化が影響してか、あるいは他の要素か、一般のオーディオファイルの活動が、もしかすると鈍らされているのではと疑う節もある。

インターネットを見渡すと、単体で200万円を超える機材について実際のユーザーから発信される情報は、リーマンショック以降から既に少なくなっており、政権が代わった最近になっても回復しないどころか、未だ寂しい状況と見える。単体500万円を超えるアンプなどのレビューとなると本当に少ない。また、原因は様々と思うが、有名なオーディオのブログもいくつかは閉鎖されたり、開店休業状態におちいったりしている。これもやはりここ数年のことのようである。

一方で、その代替となるハイエンドオーディオに関する活発なレビュー活動や訪問試聴やオフ会を催す、新たなブログはほとんど現れていないように見える。ハイエンドオーディオとは関連が薄いヘッドホンに関するブログやレビューは一時、非常に活発で盛り上がっていたが、それらのブログさえ最近は明らかに更新の勢いが鈍っている。つまり全体に低いところで安定、沈静化している印象なのである。

日本全国におけるオーディオのHPどうしのリンクもハイエンドオーディオのユーザーどうしの個人的つながりもほぼ固定化しつつあり、流動的な要素がやや減っているように思われる。さらに、SACDの長期的な凋落傾向が顕著な例であるが、オーディオをやる動機となる音楽自体が売れていないという世の中の傾向もオーディオをやろうという機運をさらに盛り下げる。

ついでに言えば、オーディオファイルが使う音源の固定化も私には寂しい。本当にクラシックとJAZZだけ聞いていて面白いのか?私にはそうは思えない。そうは言っても、若い人に人気がある新しい音楽としての、アニソンやラップやJpopが、それらの古典的なオーディオファイルご用達の大人音楽の世界を侵食するような、音の良さを発揮していないのも寂しい。

さらに深い視点に立てば、私の周辺に感じられるオーディオの長期的な凋落傾向の深層には、バブル的な購買心理の消失よりも日本人の高齢化と人口減少が影を落としているように思える。これは日本のオーディオの凋落というより、日本の凋落というべきなのかもしれない。

ハイエンドオーディオというものは現在、黄昏(たそがれ)の時代に入りつつあるように私には思われてならない。少なくとも日本にいるとそう感じる。その要因のひとつにハイエンドオーディオ機器の価格の高騰というのが、やはりあると思う。しかし、これはハイエンドオーディオという趣味がマークレビンソンらの手によりアメリカで誕生し、趣味として確立された時から運命付けられていたことなのかもしれない。

そもそもハイエンドオーディオの定義とは先述した評論家の方が言うように、音楽再生への「こころざしの高さ」を意味するものである。高価であることを意味するのではない。しかし、これは同時に高価であることを否定しない意味であることを忘れてはいけない。

ここでは音楽再生への「こころざしの高さ」を実現するためなら、どのような対価も厭わない勢いが見え隠れする。この隠れた勢いによって、ハイエンドオーディオは必然的に高価となり、高価となるにつれて多くの人の手から離れた遠い存在に変わっていったように思われる。こう考えればハイエンドオーディオは成熟するにつれ、自滅する運命にあったと言えるのではないか。

オーディオの風景を形作るのは錚々たるスピーカーやアンプではない。あくまでそれを使いこなす人の姿である。無人の荒野、無人の峰々。オーディオの美を堪能する主体である人間がいない場所に、実はオーディオという趣味はなく、空洞が拡がっているだけである。このように空洞化してゆくハイエンドオーディオには未来はないかもしれない。退廃的な考えだが、ここでの問題は長い黄昏時にいかに美しい花を咲かせるか、いかに美しく滅びるかにかかっているのではないだろうか。

富豪オーディオに奔(はし)る一部のメーカーも、その影響に煽られる他のメーカーもユーザーたちも、その耽美的な自滅への貢献として考えれば、腹も立たない。この黄昏状態が価格の高騰によるものだけではないということを思えば尚更、それに対して怒る気分にもならないのである。


オーディオという趣味を山に喩えてみる。

オーディオという山の成長は止まっていない。本物の山脈と同じく少しずつ高くなる。プレートテクトニクスという言葉はもう古いが、地形も実は変化し続けるものなのである。だから頂上も徐々に高くなる。こうしてハイエンドオーディオと呼ばれる頂上付近の領域、その周辺の空気は山が高くなるにつれ薄くなってゆき、そこに到達できる人の数は少なくなってゆく。

私個人は、いまだに山を登っているのだが、だんだん日が暮れてきて、周りに一緒に頂上を目指す人が少なくなってきたように思う。しかも、まだ上っている人はベテランの、というか高齢のお金持ちの人ばかりになってきていている。ベテランたちのなかにはいくつかのパーティを作って登る人も見受けられるが、そのパーティの数も増えていないようだ。

一方、自分よりも若い人が後から登ってくるのを見ることが少なくなった。彼らは下の方に留まって登ることを考えなくなったり、時には下山したりしている。またヘッドホン・イヤホン山というもっと低い山(というか丘)に上がって、頂上に大勢たむろしている様子も、ここからはよく見える。

山の中腹の売店では少しチャチなPCオーディオ機器やお馴染みのタイトルばかりのハイレゾ、DSDデータを売る者あり、裏道の登山道の途中でヴィンテージのウエスタンやクォードやJBLを並べて渋い商売をしている露店もあり、それなりに面白くはあるが、いくつかある頂上へ向かうルートが閑散としつつあるのは変わらない。

また、頂上付近では富豪と呼ばれる人が、ヘリコプターでてっぺんに舞い降り、悠々とお茶をしてから、また別の頂上目がけて飛び去ってゆくという荒業(あらわざ)も時に目にする。ベテランのオーディオファイルたちは無言で、それを軽蔑する。オーディオは過程を楽しむことも大事なんです、高価なオーディオが、必ずしもいい音とは限りませんよね、とかなんとか。とにかく、なにか言いたげに互いに目配せするのである。私は返事に困って、自分でも意味不明な微笑で返す。

そんなこんなで、まだまだ賑やかな山々ではあるが、確実に黄昏は忍び寄っている。人影は徐々に疎らになっている。登山者たちは老いてゆく。老兵は消え去るのみ、そして補充人員は稀だ。この状況を思わないのは鈍感か、あるいはそちらに目を向けないようにして登山しているかどちらかである。現実を受け入れるか、受け入れないか、これはたかが趣味であるからして、個人の勝手である。もしそうなら、どうせ自滅するなら、とことんまで美しく滅びたいと投げやりに言い放つのも勝手であるはず。誰が悪いわけでもない。以前からそういう流れだったのに気付かなかっただけだ。

救済もないことはない。

まだハイエンドオーディオは売れないと決まったわけではない。CH precisionのD1というSACDプレーヤーはあれだけ高価であるにもかかわらず日本で売れている。この調子なら日本国内で100台近くが稼働することになるであろう。まだまだ、多くの人が最上級のサウンドを愉しみたいと欲し、相応の対価(?)を支払うのである。

やはり、購買層は高齢者に偏っているが、逆に考えれば日本国内のD1の多くは、中古として今後10年のうちに日本中のセカンドオーナー、サードオーナーへと比較的手頃な価格で拡散してゆく運命にあるとも言える。

この最高級単体プレーヤーのオーナー経験者が、時間をかけて倍々に増えていくことは日本のハイエンドオーディオのレベルの底上げに寄与するはず。この高価なプレーヤーがこれほどの台数売れたことに明るい救済の光をひとまず見出すし、ドライブメカが壊れず、ディスプレイも無傷のままに、多くの人のもとへ、この素晴らしいプレーヤーが届いて欲しいとも願う。


そして例のDevialetである。ハイエンドオーディオはもうDevialetの時代だと言った人がいる。この極めて多機能でコンパクトでスタイリッシュ、しかしハイエンドオーディオとしてそれほど高価とは言えないDAC付のインテグレーテッドアンプD-Premierから出てくる音は、現代最高級のサウンドではないにしても、一般のオーディオファイルが苦労して行き着く水準はポン置きで軽々とクリアーしているように聞こえる。

このようなオールインワンに近い優秀なオーディオ機材が、多数の重たい筐体を連ねて、やっとのことで音を出す、旧来の物量投入型のオーディオを駆逐するかもしれない兆しは、新たな時代の到来とも取れる。このDevialetのアンプは美しく小さく、コストパフォーマンスの高いオーディオを、シンプルなインテリアに組み込みたいという新たなオーディオファンを増やすにちがいないし、また重厚長大なオーディオに飽きたベテランのセカンドシテムとして強くアピールすることだろう。Wadiaからも類似した製品wadia intuition 01が出て来ていることもあり、これから盛り上がる分野かもしれないと期待は高まる。

PCオーディオの隆盛も明るい材料と言えるのかもしれない。

10年前のステレオサウンド誌が手元にあるがPCオーディオを思わせる話題は全く載っていない。これは新しい動きなのである。手持ちのPCとDACをUSBケーブルで接続すれば、高額なCDプレーヤーに勝る音質を気軽に実現できるというキャッチに煽られ、老若男女がこのPCオーディオに挑戦している。

日本人は一般にネット上では懐疑の罵声を上げるのだが、結局は煽られやすい。確かに手軽に便利に、そこそこの高音質を与えてくれる安価な手段であり、コストパフォーマンスは高い。自作PCでゲームやアニソンを楽しんでいたオーディオに関心を持たない若い人たちと、オーディオを安く再開したいと願う定年後の団塊世代が、オーディオという趣味に走るきっかけとなった。

ただ、このオーディオの様式にはオーディオについての知識以上にPCに関する知識を要求する側面があり、オーディオをやっているのかPCをいじっているだけなのか、分からなくなるところがあって困るが、とにかく多くのオーディオに無関心な層を、オーディオという趣味の内部へ引き込む役割をしたように見えることは特筆に値する功績である。

特にPCオーディオに関しては明るい材料というだけでなく、従来のパッケージメディアに依存したオーディオ観を突き崩すかのような勢いを感じる。これは救済の名を借りた破壊なのかもしれない。アドルノは「誤謬に満ちた世界で未来像を描いたところで、それは曖昧な代物に過ぎない。建設に先立つ行為は現状では破壊の他にはない」と言ったが、PCオーディオが破壊する旧いオーディオの概念の残骸の上に何かが建設されるというのだろうか。黄昏の向こうにある夜を越えて我々が耳にするオーディオがあるとしたら、それはどのようなものだろう・・・。

こうして拾い上げた明るい欠片たちは、ハイエンドオーディオそのものから派生したものではないという点では共通している。外から来て、ハイエンドオーディオに影響を与えているモノたちである。

残念ながらハイエンドオーディオ自体が内部から変わる兆しは感じない。こうなると、私としてはDevialetはむしろハイエンドの凄味みたいなものに染まらないで欲しいし、PCオーディオはオーディオオタクの趣味というよりパソコンオタクの余技のようなものであって欲しいと思う。ハイエンドオーディオの底なし沼に落ちたが最後、滅亡の道を辿りかねないからだ。

道連れは我々のみでよい。

こうして、いろいろと私的な御託を並べてみたが、永遠と見誤るほど長く甘美な黄昏を味わい続けることは至福そのものである、という私個人の立場、結論に変わりない。これは「ベニスに死す」というヴィスコンティの映画をスローで流している、そんなイメージに近い。昔、この映画をはじめて見たとき、ラストシーンがいつまでも続いて欲しいと願ったことが思い出される。これは醜悪が美を求め焦がれて自滅する映画である。

映画はいつか終わる。
だが、オーディオという趣味は映画ではない。
筋書きはなく、実はラストシーンもないのである。

この世界に富豪たちが増えてゆくかぎり、
ハイエンドオーディオの機器は
どんどん遠い存在となる宿命なのかもしれないが、
オーディオという趣味自体は終わらないはずだ。

これは確かに“難しい”話だが、
過度の心配はしないようにしている。
なにが起ころうとも、
オーディオファイルであることを捨てられない私は、
なにが起ころうとも、
ハイエンドオーディオの行方を追い続けることになるだろう。

ただ、ひたむきに追い続ける所存。
この耳が聞こえるかぎり、
黄昏の果てまでも。


by pansakuu | 2013-08-24 22:08 | その他
http://pansaku.exblog.jp/20975164/

Goldmund Telos 5000 VS FM acoustics FM711|禁断のKRELL2016年12月24日


Goldmund Telos 5000 mono power amplifiers ¥38,000,000(税別)
http://www.goldmund.co.jp/pro.html


とある FM を知り尽くした詳しい方に訊くと、ムンドのテロス5000、お値段3800万円より FM acoustics FM711 の方がフツーに音がいいそうで・・・・・・
http://ameblo.jp/507576/entry-12231419185.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/202.html#c44

記事 [Ψ空耳の丘Ψ62] 現実に起こっている「エイリアンの戦争」の実態を明るみに出すことになる。出現する可能性もある。ウェブボット 2009年12

In Deep (旧): 2004年から南極海で続けられている米国の「対エイリアン戦争」情報がウィキリークスで公開される可能性
http://oka-jp.seesaa.net/article/173544309.html

2010年12月16日

2004年から南極海で続けられている米国の「対エイリアン戦争」情報がウィキリークスで公開される可能性

最初に書いておきたいと思いますが、 UFO 問題に関しては最近、過剰な露出があり、いろいろな国の政府(特に米国、中国、ロシアなど)は、国策として利用としている感じさえ受けますので、 UFO 情報は(たとえ宇宙戦争が起きても、どこかの首脳と宇宙人との会見があっても)、ある程度冷静に受けとめることが必要なのではないかという感じはいたします。

なお、オリジナル記事からは、「ウィキリークスで公開される予定だという部分」だけをピックアップしていて、様々な事件との関連などの作者の推測の部分は略していますが、記事後半に、先日書きました「英国で2000年の歴史を持つイエス・キリスト関係の神木が切り落とされた」事件との関係が書かれてありましたので、そこは書いておきます。

先日の記事はこちらです。

・イエスの遺体を引き取った人物と関係する英国最大のキリスト教巡礼地の聖なる木がノコギリで切り落とされる (2010年12月12日)

そして、今回訳した記事によると、ノストラダムスの四行詩(日本では「諸世紀)の 3章11番はこういうものなのだそうです。
これは私のほとんど直訳で、意訳はしていません。

軍は長く空中で戦い
都市の中央の木は切り倒される
扇動者が直面する鋼鉄の棒と切り取られた神聖な大枝
そしてアドリアの王は倒される

 - 四行詩 3-11


▲ 12月08日に切られたグラストンベリーの聖なる木。「扇動者が直面する鋼鉄の棒と切り取られた神聖な大枝」。

また、今回の記事の参考資料として、ウェブボットからの記述を少し記しておきたいと思います。ウェブボットには 2009年ころから「新しい戦争」というキーワードが頻繁に登場しており、この解釈にはクリフ・ハイも錯綜していた感がありますが、どうやら今になっていろいろと結びついてきたようです。

長くなりそうですので、多くは記事下に記しますが、ここではひとつだけ。
1年ほど前のものですが、2009年12月に配信されたものからです。

非対称型言語傾向分析報告書「来るべき未来の形」0 巻3号要約
ウェブボット 2009年12月6日配信 より

・ あらゆるデータから見て、エイリアンとの戦争が2010年から2011年に始まる可能性が強いと思われる。

・ ある時期になると、情報機関が新しい役割を果たし、現実に起こっている「エイリアンの戦争」の実態を明るみに出すことになる。出現する可能性もある。

「新しい役割を果たす情報機関」という言葉はいろいろと最近の情勢を想起させるものもあります。

ちなみに、ウェブボットでは「2009年から2019年までの人類の感情値の重要度」という指標を、2008年にクリフ・ハイが発表しているのですが、こちらも掲載しておきたいと思います。

上からの順番は時代の順番ではなく、重要な順番となっています。ちなみに、これは未来の予測や予知ではなく、これからの人間が「高い感情でのぞむこととは何か」ということです。この上から6番目に「エイリアンとの戦争」という項目があります。

・普遍的人間性
・未来の国民 – 新しい電力のテクノロジーのスタート
・国民 / 生き残ったもの - ゴミあさり - 水上生活者
・新しい電力(新しい社会秩序の基礎となる技術)
・物理的なポールシフト
・エイリアンとの戦争
・世界的な民衆運動 / 革命 / 民衆蜂起
・ドルの死 – アメリカ帝国の崩壊
・沿岸部の水位が変化する現象
・沿岸部の水位が変化する現象の反響
・磁気の現象
・宇宙からの未知のエネルギー

他のウェブボットの関連は記事下に記します。
前置きが長くなってしまいましたが、ここからが今回の翻訳の本文です。

WikiLeaks Set To Reveal US-UFO War In Southern Ocean
EU Times 2010.1213

南大洋で行われた「米国 - UFO 戦争」をウィキリークスが明らかに

クレムリン(ロシアの大統領府)において、ロシア宇宙軍隊(VKS)の第45宇宙コントロール師団からメドヴェージェフ大統領へ伝えられる準備がなされている報告によると、ウィキリークスが公開する予定の米国の外電にこのようにあるという。

「米国は 2004年から南極海において UFO との " 交戦状態 " が続いている」。

この報告によると、南極海から " 突然出現した " UFO の大艦隊が、米国の国境から 1,600キロメートル離れたメキシコのグアダラハラに接近し、米国政府は、2004年6月10日に、最高レベルの警戒態勢を発令した。しかし、米国の国境に到達する前に、この UFO の大艦隊は次元的に南極海に引き返したとある。

米国の南極地域の UFO への恐怖が始まったのは、1991年7月11日にまで遡ると報告書は述べる。

それは「7/11」と呼ばれる事件で、メキシコで皆既日食があった日に、メキシコの上空に大量の UFO が出現し、それは首都のメキシコシティでさえ目撃された。

alien-war.jpg南極海の UFO 艦隊は、 2004年から出現し続けており、報告では、この金曜日(訳者注/いつの金曜日か不明)に、さらに大規模なもうひとつの UFO の大艦隊が南米チリの上空で発見されたことに言及している。

そして、この報告書では、海底に存在していると思われる、場合によっては複数の基地から発進していると考えられるこれらの大規模な UFO 艦隊が引き起こす突然の爆発は、海洋上での巨大な波、あるいは津波の原因となり、これは我々の世界にとっての「緊急非常事態」だと警告している。

ちなみに、興味深いこととして、謎の群発地震がイエメン沖のアデン湾で続いたという出来事があったが、それが南極海でも起きている。ジュリアン・アサンジは、南極海 のUFO とアメリカ人の " 戦争 " に関する米国の外電の内容をウィキリークスに発表することを先週告知していたが、彼は英国警察に逮捕された。

ノストラダムスの四行詩にこの下りがある。

軍は長く空中で戦い
都市の中央の木は切り倒される
扇動者が直面する鋼鉄の棒と切り取られた神聖な大枝
そしてアドリアの王は倒される

四行詩 3章11番

不吉なことに、先日、都市の中央の木が、2000年にも及び生きた聖なるイバラの木が心ない破壊者によってノコギリで切り落とされたというグラストンベリーのニュースがあり、木は本当に切り落とされ、神聖な枝は落とされてしまった。これはキリスト教の歴史遺産の中でもっとも古いもののひとつで、世界中のクリスチャンから崇拝されているシンボルのひとつでもある。

神聖な木はすでに「切り倒された」。
あと、残っているキーワードは、「倒されるアドリアの王」(ベネディクト16世?)。そして、「空中での戦争」となる。

--
参考資料:ウェブボット

ウェブボットに「エイリアン戦争」関連はたくさん出てきますが、ここではいくつか抜粋します。
他に関連を思い出したら、追記いたします。

非対称型言語傾向分析報告書「来るべき未来の形」0 巻 0 号(2009年06月17日配信)

・ 2010年から2011年にかけては「エイリアンの戦争」というキーワードの感情値が特に高い。このキーワードは「宇宙からの未知のエネルギー」という、より大きなカテゴリーの一部である。2010年には秘密の暴露が行われるので、「エイリアンの戦争」も主要メディアで少しずつ取り上げられるようになる。

・ 「エイリアンの戦争」というキーワードは「宇宙からの未知のエネルギーで受ける地球の衝撃」というキーワードと強い関連がある。

・ また、地球は今後11年間天候が著しく不安定になる変容の時期に入る。この変容の期間には、地殻プレートの動きが大きく変化し、文明を揺るがすほどの大きな変動をもたらす。このように地球の天候が不安定になることは、「エイリアンの戦争」が全面に出てくるための重要な条件になる。

・非対称型言語傾向分析報告書1109パート1 (2009年1月10日配信)

・1月26日から何らかの軍事行動が行われるが、それに関わるのは陸軍だけではない。海軍もそれに関わる。海軍は、座礁した船の引き上げのような謎の行動に関わる。

・ 軍事行動に関わる陸軍の部隊は野生羊のシンボルマークをもつ部隊だ。

・ この期間、アメリカ国民は軍事行動に直面して大変に緊張する。陸上で動きが取れなくなった船舶が存在する。だがわれわれのデータでは、「船」というキーワードは水上を航行する船だけではなく、宇宙船や、さらには政治的な文脈では政治的指導力の意味も持っている。

非対称型言語傾向分析報告書1309パート1(2009年3月18日)

・ 2009年10月から11月にかけて、内部告発者が現われてエイリアンとのコンタクトに関する政府の嘘を暴露するとのデータは依然強い。この暴露により国民は当局を非難するようになるが、非難の対象となった事件は多くの宇宙船の着陸ということと関係がある。

http://www.asyura2.com/16/bd62/msg/172.html

コメント [政治・選挙・NHK218] 飛び立つ日の特攻隊員の姿。—―ほとんどは、茫然自失だった。「それを私たち整備兵が抱えて乗せたんです」 赤かぶ
19. 2016年12月27日 00:57:19 : D5ib13GltA : vaXB7s8PpiA[59]
飛び立つ日の特攻隊員の姿。—―ほとんどは、茫然自失だった。

多くのかつての日本の若者たちの無念の死を無駄にしてはいけない。空襲、原爆で殺されていった多くの人々の死を無駄にしてはいけない。これが日本が戦争放棄し、9条を死守する原点。日本からアメ公を追い出していく原点であるべきはず。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/235.html#c19

記事 [医療崩壊5] 削らなくても自然に虫歯が治る「ドックベスト療法」とは?〜小峰歯科医院・小峰一雄院長に聞く@ (ヘルスプレス)
削らなくても自然に虫歯が治る「ドックベスト療法」とは?〜小峰歯科医院・小峰一雄院長に聞く@
http://healthpress.jp/2016/12/post-2724.html
2016.12.24 ヘルスプレス



 『名医は虫歯を削らない』の著者・小峰一雄院長


■「虫歯は安易に削らないほうがいい」

 これって正解? 不正解?

 ネット書店の歯の医学書ランキングで第1位、一時品切れ状態も呼んだ話題の書、『名医は虫歯を削らない――虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法』(竹書房)。その書名どおり、著者の小峰一雄院長(歯学博士・小峰歯科医院理事長)は「虫歯を削らない」主義者だ。

 「実は海外では、20歳以下の子供の歯は削ってはならないというのが常識になっています。なぜならば、成長期の子供の永久歯を削ってしまえば、30歳までに抜歯することとなる確率がかなり高い事実が統計的にも明らかになっているからです」

       
 小峰一雄・著『名医は虫歯を削らない――虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法』(竹書房)

 「歯の神経を抜いたその日から、抜歯へのカウントダウンが始まる」と小峰院長は言い切る。なのに「削らないと儲からない(わが国の)保険診療の弊害」がある。さらには歯科医院のうがい水は「細菌だらけ」で、削ったままのフタなし状態でうがいさせることは「傷のある体でどぶ川を泳がせるような無謀なこと」とも語る。

 「そればかりか、口中の無数の細菌が抜歯時にできた傷口から血液中に流れ込み、全身を回って菌血症になる場合がある。菌血症自体は軽い症状で落ち着いても、ときに髄膜炎や心筋梗塞、脳梗塞など、命に関わる病気を引き起こす例もあり、私の周囲でもそれらの発症前に歯を抜いたという人は少なくありません。3日以内の抜歯など、出血を伴う歯科治療を受けた人が献血できない理由もそこにあります」

■銅セメントが口中から人類を救う?

 では、「削らない」「自然治癒力」だけでどう治すというのか? そんな魔法ともいえる治療方法が、小峰院長が実践するのが「ドックベスト療法」だ。

     
       施術前

     
       施術後

 米国で開発されたドックベスト療法は、殺菌作用のある銅2%と鉄1%、さらに複数のミネラルが含まれた「ドックベストセメント」を用いる。そのセメントを虫歯の穴に詰めると虫歯菌を死滅させ、歯の再石灰化を促してくれる、いわば「栄養素の塊」というわけだ。しかも、治療時間はわずか10分程度というから驚く!

 「これで虫歯の痛みや進行は止まりますが、虫歯が霧散したわけではない。治療は10分ですが、菌のない密閉された状態で1〜2年間、じっくりと時間をかけて再石灰化するのを待ちます。この間、とくに痛みが出るなどの異常がなければもう、虫歯は治ったと考えていいでしょう」

 実はこのドックベストセメントの前身であり、「カッパーセメント(銅セメント)」と呼ばれた薬自体は19世紀後半時点で既に登場していた。現役の御年輩の金属冠を外し、中に赤いセメントが詰めてあれば、それが件のセメントだという。その世代の虫歯ができない治療痕に注目し、カッパー(銅)の抗菌メカニズムを研究して治療や予防に役立てようと考えたのが、歯科医のDoc Holliday氏だったという話。

■短時間治療で傷みなし、成功率9割強!

 しかし、Doc氏の革新的な研究成果は、歴史の影に葬られた。虫歯が再発しないことには歯科医が儲からない。不利益ゆえに隠蔽されたのだ。その功績が新世代の米国人歯科医、Tim Frazer博士によって掘り起こされ、自然治癒力を活かした治療法として現代に蘇った。

 歯を削らずに治す同療法の日本における第一人者として、小峰院長が注目を浴びた直接のきっかけは、2011年放送のTBS系『世界のスーパードクター』だった。が、その当時からも日進月歩の勢いで治療の進化は著しいと小峰院長は語る。

 「以前は1〜2年後にフタを取って、再石灰化したかどうかを確認してから仕上げの被せものを行なっていました。ところが成功率が90%以上に進んだ現在では、再石灰化することを前提に施術していますから、実質治療は1回で終わらせる例が大半です」

 同書に掲載されている小峰歯科医院の治療価格表(2016年11月現在)によれば、「ドックベスト治療1日で完了」の場合で費用は1万6000〜2万5000円とある。現状では保険診療対象外の治療法ゆえ、一見、高く感じるかもしれない。が、削ることから生じる将来の歯の治療費(その総額)を思えば、1回で済むこちらのほうが安いともいえるだろう。

 巻末には「削らないドックベスト療法導入」の全国歯科医院のリストも載っている。これからは虫歯は削らない派が主流となるのだろうか? 読んでから自らでご判断を。

(取材・文=編集部)




http://www.asyura2.com/16/iryo5/msg/444.html

コメント [原発・フッ素47] 福島産米の使われているところ  赤かぶ
21. 2016年12月27日 00:59:23 : JFoXqmGuEo : J0DEZgv5rIw[33]
食品衛生法は破綻している。
汚染・・農薬、添加物、放射能・・DNAも限界がある。
次世代の人間がまともに育つのか、立ちどまって考える時期だ。
カネがないと暮らせないけど、カネを中心とした社会も疲労を起こしている。
人生で一番大切なものは、健やかな毎日だとおもうんだが・・
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/187.html#c21
コメント [政治・選挙・NHK218] 人殺しが逮捕されずニュースにもならない異常な国(simatyan2のブログ) 赤かぶ
32. 2016年12月27日 00:59:33 : BpSyQI3evw : zv6dKiU4en8[1]

間違いなく殺人犯。

裁判所も罪犯所。

裁判官も罪犯官だ。



http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/197.html#c32

コメント [昼休み52] インド大好き _ 信心深い人々が暮らす理想の社会とは 富山誠
9. 2016年12月27日 00:59:49 : yQoHxcYLcY : IlaFiT@QdWk[14]
DON JAPAN

【前代未聞】インド仏教、一億人の頂点に立つ「日本人僧侶」佐々井秀嶺 来日
http://japan.digitaldj-network.com/articles/40151.html


http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/678.html#c9

記事 [国際16] トランプがいくらカネを積んでも「お断り」
トランプがいくらカネを積んでも「お断り」
http://79516147.at.webry.info/201612/article_220.html
2016/12/26 09:15 半歩前へU


▼トランプなら「お断り」
 歌手のセリーヌ・ディオンさんやエルトン・ジョンさんら有名芸能人が、来年1月20日に行われるドナルド・トランプ次期米大統領の就任式への出演を続々と断っている。

 移民排斥や女性差別を助長するような発言を繰り返してきたトランプ氏に対する反発が根強いのが理由だ。

 4年に1度の式典は本来、芸能人にとっても憧れの大舞台。2009、13年のオバマ大統領就任式には関連イベントを含め、歌手のビヨンセさんやスティングさんら大勢が出席し、花を添えた。

 しかし、今回は「トランプ氏側がいくらカネを積んでも、有名どころは難しいだろう」(米メディア)との見方が出ている。

ここをクリック
http://news.livedoor.com/article/detail/12461423/



http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/836.html

コメント [政治・選挙・NHK218] 政界地獄耳 安倍政治は「心の貧困」も生んだ(日刊スポーツ) 赤かぶ
4. 2016年12月27日 01:07:56 : 4Nv6Ej4dsU : qvxsNIBPzDo[10]
日本人の心が貧しくなったのはまずはバブル期に蔓延した拝金主義
それに輪をかけたのが小泉-竹中時代の自己責任論
自分と意見を異にする者はすべて抵抗勢力という馬鹿げた”政策”
小泉は良き自民党の部分を壊したのみならず
本当に壊したのは日本人の心
今の日本の雰囲気はポルポトや紅衛兵に近い
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/226.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK218] 安倍独裁への布石着々 2016年政治はここまで暗黒化した(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 2016年12月27日 01:08:48 : 7U1W5ro7JM : Fte615eQknU[324]
>安倍独裁への布石着々 2016年政治はここまで暗黒化した
そして2017年政治は、更に凄まじい勢いで暗黒化に突き進む

本来ならば、新しい年を迎えるということは、
希望に満ち溢れていなくてはならない。
だが、安倍将軍様が君臨し続けている現実では、
お世辞にもそんなことは言えない。

来年は「辛酉」ではないが「酉」年だ。
「酉」年は陰気になりやすいといわれる。
個人的には、そんなのは迷信だと思っているが、
この安倍将軍様の冷徹さを見ていると、
案外当たっているのかとも思えてしまう。

実際「酉」年といえば、
・三陸大地震・ヒトラー政権誕生(1933年)
・戦争泥沼化・広島長崎原爆投下(1945年)
・岸信介内閣発足(1957年)
・JR福知山線大事故・小泉郵政暴走選挙(2005年)
などトンデモナイ事件事故が頻発しているからね。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/236.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK218] 吉永小百合&坂本龍一が、反戦&核兵器廃絶を訴えチャリティ+小百合は9条変更阻止の活動も(日本がアブナイ!) 笑坊
32. 2016年12月27日 01:10:58 : 88o38rqxrI : QgGqg1@15y8[5]

歴史を振り返る事が大事。

ガラス屋さんに比喩させてみよう、どうしたら儲かるか、ガラスを割ることにより
需要を増やす。単純明快なことよ。軍産複合体にとりもっとも儲からない事、つまり、平和である事、争いのない事である。

分断し対立させ統治せよ、昔から行われてきた為政者の手法である。

日本国憲法第9条こそ人類に向けた最善の金科玉条である。



http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/183.html#c32

コメント [政治・選挙・NHK218] 共産、自由の共闘、着々と進む。気が付けば民進の衰退が見える。(かっちの言い分) 笑坊
15. 2016年12月27日 01:11:50 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-6672]
社民党OfficialTweet ‏@SDPJapan 11 時間11 時間前
本日13時から4野党幹事長・書記局長会談が開かれ、社民党から又市征治幹事長が出席。来年1月下旬解散、2月中下旬総選挙の可能性が高い事を共通認識とした上で、選挙協力に向けて共通政策と選挙区調整の実務者協議を早急に開始する事で合意した。
https://pbs.twimg.com/media/C0k82OqUoAAmnUM.jpg
https://twitter.com/SDPJapan?ref_src=twsrc%5Etfw
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/239.html#c15
コメント [原発・フッ素47] 唖然! 駅や電車内でのケンカが多発中 電車も遅延 被ばくによる粗暴・幼稚化が原因か 魑魅魍魎男
2. 2016年12月27日 01:12:42 : WAhPNBtQ52 : 2UO9P4MxZwM[3]
 多摩散人です。

 いよいよ、電車内の阿鼻叫喚ですか。

 電車内の突然失神の話題の続報プリーズ。バタバタ失神してますか。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/193.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK218] 共産、自由の共闘、着々と進む。気が付けば民進の衰退が見える。(かっちの言い分) 笑坊
16. スポンのポン[4927] g1iDfIOTgsyDfIOT 2016年12月27日 01:14:07 : nilge4p5ys : q5xHgL0ywDI[291]
 
 
 
    ★民進党をけなす=自民党を助ける
 
 
 

http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/239.html#c16
記事 [経世済民117] クリスマスイブの中国で、3個67万円の日本産リンゴが販売される=中国ネット「成金は買う」「日本の品物はボイコットだろ」
26日、中国版ツイッター・微博で、クリスマスイブの夜に超高額のリンゴが販売されていたことを伝える投稿があった。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。


クリスマスイブの中国で、3個67万円の日本産リンゴが販売される=中国ネット「成金は買う」「日本の品物はボイコットだろ」
http://www.recordchina.co.jp/a158798.html
2016年12月26日(月) 15時40分


2016年12月26日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で、クリスマスイブの夜に超高額のリンゴが販売されていたことを伝える投稿があった。

中国の若者の間では、クリスマスイブにリンゴを送る習慣が根付きつつある。中国語でクリスマスイブのことを平安夜(ピンアンイエ)と言うが、リンゴは中国語で苹果(ピングゥオ)と言うため、音が似ていることから来ているようだ。

そんな中、クリスマスイブの24日夜、杭州のスーパーで3個入りリンゴが3万9888元(約67万円)で販売されていたという。このリンゴは日本産で、大きさは通常のリンゴの3〜4倍、リンゴにはそれぞれ龍、トラ、タカの図柄があり、「芸術絵画リンゴ」の名称で販売された。

これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「見るだけで買うことはないな」
「腐ることが決まったリンゴだな」
「それで最終的にこのリンゴは売れたのか?」

「これって食べたら不老不死になれるんじゃないか?」
「ニュースになってしまうから買うことができないよ」
「成金なら買うだろう」

「てっきりスマホかノートPCかiPadのことかと思った」
「そんなに高いリンゴを買う必要はないよ。俺は1個50元(約840円)で買った」

「日本の品物はボイコットだろ」
「工商局や物価局はどこに行ったんだ?こんな不良スーパーは早くつぶれるべきだ!」(翻訳・編集/山中)


http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/221.html

コメント [政治・選挙・NHK218] 〔特報〕 「日本スゴイ」ブームを斬る(東京新聞)/テレビや本は今年も「日本スゴイ」の称賛であふれ返ったが、 gataro
59. 2016年12月27日 01:18:11 : JW4kQkOW9o : dSI7DqbtatE[54]
>>54

先輩国家?追いつきそう?

意味不明 


http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/151.html#c59

コメント [国際16] トランプがいくらカネを積んでも「お断り」 赤かぶ
1. 2016年12月27日 01:18:56 : hiMJeiC8rA : E4aHfSbRQIU[29]
セリーヌ・ディオンはカナダ人、エルトン・ジョンは英国人じゃないですか

ビヨンセは黒人だし、スティングも英国人

アメリカ政治は外国芸能人によって動かされているのですか?

http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/836.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK218] 民進は当てに出来ないので、共産と自由はがっちり共闘を始めている。(かっちの言い分) 笑坊
41. スポンのポン[4928] g1iDfIOTgsyDfIOT 2016年12月27日 01:21:55 : nilge4p5ys : q5xHgL0ywDI[292]


    ★民進党をけなす=工作員orアホ
 
 
 

http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/204.html#c41

コメント [政治・選挙・NHK218] 宮内庁が天皇陛下の新年の感想中止を発表!理由は負担軽減、陛下の発言封殺との批判も 赤かぶ
6. 2016年12月27日 01:22:08 : hiMJeiC8rA : E4aHfSbRQIU[30]
やはり天皇はもうボケているが、
本人は摂政を立てられるのを嫌っているので宮内庁はボケの事実を隠すのに必死なのかね
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/245.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK218] 神津里季生・連合トップが安倍晋三への心酔を吐露。この人に支持されている限り民進党は、自民補完政党に終わるしかない 赤かぶ
14. 2016年12月27日 01:22:10 : 88o38rqxrI : QgGqg1@15y8[6]
連合の内部では神津里季生・連合トップと真逆の考え方を持つ組合が複数ある。

労働者の為の組合とは何かよりも、自らの保身に走る連合会長は連合内で引きずりおろさなければならない。彼が何か実績を上げたであろうか、答えはほぼ、ゼロである。労働組合を抑えるのが彼に与えられたミッションと言われても反論できないであろう。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/222.html#c14

コメント [政治・選挙・NHK218] 沖縄の負担軽減という大ウソを見事に喝破したTBSの報道特集  天木直人 ≪報道特集「オスプレイ飛行再開と沖縄の怒り」≫ 赤かぶ
24. 2016年12月27日 01:22:30 : 3ah459lR8Q : BQKXrt2t@gY[595]
逮捕者名簿?はー?詳しくかけよ。


バカボンのポン
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/187.html#c24

記事 [戦争b19] アレッポで拷問を受けたシリア人の埋葬地が発見される(Sputnik)

アレッポで拷問を受けたシリア人の埋葬地が発見される
https://jp.sputniknews.com/middle_east/201612263182205/
2016年12月26日 22:10 Sputnik


アレッポで拷問・虐殺を受けたシリア人の集団埋葬地が発見された。数十体の遺体のうち、多くで体の一部が欠落しており、大半が頭部を撃たれている。

ロシア国防省広報によれば、市内には巨大な弾薬庫が7つ、戦車が3台、大砲2門、2つのミサイル発射装置が見つかっている。戦闘員らはアレッポ撤退に先立ち街路や建物の入り口、自動車、果ては玩具にまで爆薬を仕掛けていった。

先に市の解放された区域で戦闘員自ら撮影した自身の残虐行為の写真・映像がロシア兵士によって多数発見されていた。生存者によると、暴力の口実としては、ダマスカスへの同情だけで十分であったという。

先に誰が、どのように、なぜシリア紛争に関して誤った情報を発信しているのかが報じられた。


http://www.asyura2.com/16/warb19/msg/400.html

コメント [政治・選挙・NHK218] 宮内庁が天皇陛下の新年の感想中止を発表!理由は負担軽減、陛下の発言封殺との批判も 赤かぶ
7. 2016年12月27日 01:25:09 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[1269]
やはり、天皇サポーターの病的な下品さも含めて…
天皇制は要りませんな。

http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/245.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK218] 天皇の抵抗第二弾<本澤二郎の「日本の風景」(2475) <新年の感想とりやめ> <極右の政治利用にNO> 笑坊
3. 無段活用[1549] lrOSaYqIl3A 2016年12月27日 01:26:54 : cg4DnbX5EA : 03JHimdxiLY[1]

> 平成天皇

本澤氏はリベラルだからそれでいい。今上様も何も仰らないだろう。問題は、

>宮内庁の事情に詳しくないが、これを発表したのは、宮内庁長官ではなく、西村次長
>である。天皇の意向を十分忖度した上での、次長による今年最後の記者会見の場で発
>表した。

西村氏は警察畑。元警視総監で安倍氏に近い。今上様を「籠の鳥」にしておくために安倍氏が据えたとの噂だ。本澤氏は「忖度」という言葉の意味を承知しているはずだが。

国際情勢と日本の動きをリンクして考えた時、この暗闘は最後は安倍一派の負けとなるだろう。ただ、そこに至るまでの道筋が見えない。これまでだけでも日本がこれまで大切にしてきたものが余りにも多く破壊された。もう大概にして欲しいのだ。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/254.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK218] ≪毎日新聞スクープ!≫「天皇陛下のお言葉案」2015年秋には官邸に伝えていたが、安倍政権が握り潰していたことが判明! 赤かぶ
2. 2016年12月27日 01:27:13 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[1270]
土人・明仁氏…

惨めだな…

※文中、日本政府の言う「差別的でない」意味での『土人』を使用しています。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/250.html#c2

記事 [Ψ空耳の丘Ψ62] 米空軍極祕のX‐37Bは、正式採用前の最終テストを兼ねて對エイリアン宇宙戰爭嚮けの威力偵察をしてゐるのだらうか

米空軍極祕のX‐37Bは、正式採用前の最終テストを兼ねて對エイリアン宇宙戰爭嚮けの威力偵察をしてゐるのだらうか
http://www.asyura2.com/10/bd58/msg/581.html
投稿者 卍と十と六芒星 日時 2010 年 8 月 29 日 01:12:24: xsXux3woMgsl6

http://www.asyura2.com/16/bd62/msg/173.html
記事 [自然災害21] 巨大地震:日本と米国中心部がハイリスク地帯に?(Sputnik)

巨大地震:日本と米国中心部がハイリスク地帯に?
https://jp.sputniknews.com/opinion/201610232933258/
2016年10月23日 10:09 Sputnik


日本でまたしても強い地震が起き、被害者が出ている。鳥取でマグニチュード6.6の地震が起きた。余震は今も続いている。現地では立つこともままならないほど強い揺れがあったという。今後も一週間にわたり地震が続く恐れがあるという。これはきたるべき巨大地震の先触れなのだろうか。

ロシアの地球物理学研究所の地震学者アレクセイ・リュブシン氏にスプートニクが話を聞いた。鳥取は地盤は相当安定しているのだという。

「少なくとも日本としてはまったくあり触れた現象だ。日本人は地震の活発な国に暮らしているとわかっているから、常に地震への備えがある。彼らの家屋はマグニチュード7でもゆうに持ちこたえる。しかしイタリアでは先日マグニチュード6の地震で300人も死亡した。日本では数人が軽傷を負っただけだ。しかし、日本といえども、巨大地震は危険だ。揺れもさることながら、津波の危険がある」 近く巨大地震が起きるおそれが最も高いのは東京周辺だという。

「私がGPSデータを分析したところ、南海トラフでは今非常に危険なスポットがみられる。これまでは一日ごとにデータが更新されていた。これは長すぎる。最近は5分置きになった。日本には1300もの地震学的活発さの分析基地がある。全国をカバーしていると言えるものだ。もっとも、ほとんどはリフレクターマスト設置場所であり、地震基地は84だが。しかしそれらが合わさることで非常に詳細な分析ができる。私はいわゆるコヒーレンスフィールドというものを計測した。複数の振動プロセスの形成時に発現における協調的なふるまいのことだ。それで隣り合う基地のノイズがいかに修正されているか、つまり、基地同士が協調しているかを調べることに努めた。そうして得られたデータから、南海トラフが今非常に強い地震学的相関性のスポットになっていることが分かった」

このスポットは事態の急激な悪化の動向を示しているという。

「日本全国の相関地域はそれなりに安定している中で、南海トラフは熟した膿瘍にも比すべき突出性を示している。その座標さえ言える。北緯34度、東経138度だ。スポットの中心は東京近郊。私はリサーチ・ゲートに自分の観察を公開した。高い関心が示されたとはいえない。説明は簡単。日本人は地震への備えが常にある。そして、正確にいつ、何日の何時に地震が起きるかを予言する方法論は存在しないのだ」

それでも学者たちは日課を続ける。アレクセイ・リュブシン氏は日本だけでなく、米国のデータも分析している。

「GPSデータのノイズ分析とその修正で、日本と同様の地震学的スポットが北米大陸中心部にもあることが分かった。1811−12年に巨大なミズーリ地震を起こしたニューマドリッド断層だ。当時そこには数千人の白人入植者とインディアンがおり、新聞ももう発行されていて、非常にイメージ豊かに地震のことが書き立てられた。地震は非常に強く、ミシシッピ川が逆流するほどだった。この地域が再び危険になっている。メンフィスも危険地帯に含まれる。この南部最大の経済都市は、地震の危険を何ら考慮せず建設されている。住民はざっと100万人。ニューマドリッド断層について知っているのは今では専門家だけだ」


http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/726.html

コメント [政治・選挙・NHK218] 飛び立つ日の特攻隊員の姿。――ほとんどは、茫然自失だった。「それを私たち整備兵が抱えて乗せたんです」 赤かぶ
20. 2016年12月27日 01:38:12 : JFoXqmGuEo : J0DEZgv5rIw[34]
つれえよな
でも、お国のためだ
お国は家族のいる場所だ
オレがやらねばの心境だったと
これまでも、これからもおもうのだが
よくもまあ、こんな悪魔のような作戦を考えたものだ
原爆も悪魔の仕業、イシイ部隊は悪魔の化身でナチの匂いがする
恐怖を拠り所に悪魔に変身させる術を日本は何処で誰から学んだろうか
日本史を繙いても体系的な答えは見えてはこない
明治からこっちは、悪魔に魅せられた輩が跋扈し始めたのだろう
精算の時期をを迎えなくては、日本は日本でなくなってしまいそうだ
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/235.html#c20
コメント [政治・選挙・NHK218] 「ほとんど成果なしの安倍・プーチン会談 -共同経済活動は漁業から始めるのがベスト:篠原孝氏」 赤かぶ
1. 無段活用[1550] lrOSaYqIl3A 2016年12月27日 01:39:24 : cg4DnbX5EA : 03JHimdxiLY[2]

>漁獲したところで、行き先は日本人の腹の中であり、利益がロシアにも十分行き渡る。

農業も一緒にやろう。日本の技術と資本で永久凍土に温室を作り野菜を育てる。行き先はロシア人の腹の中であり、利益が日本にも十分行き渡る。

これで「引き分け」だ。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/247.html#c1

コメント [経世済民117] 他車からの乗り換えが全受注の半数超え。インプレッサはなぜ強い(ニュースイッチ) 赤かぶ
2. 増税反対[1344] kZ2QxZS9kc4 2016年12月27日 01:39:48 : 18riJNydQE : z2JqmspULZg[1]
レガシィツーリングワゴンを廃盤にしたのは許せない。

スバルの屋台骨を支え多くの日本人に愛されたツーリングワゴンを、

いともあっさりと消し去るなんて全く理解出来ない。

 レヴォーグとかいう安っぽい名前の車種は増やしたが、ツーリングワゴン

とはコンセプトが違いすぎる。アウトバックはブクブクと太ってしまった

し、インプレッサじゃ荷物もつめず全ての面において役不足というもの。

 ちょうど良いサイズに十分な積載量、圧倒的な悪路走破性(特に冬の雪道は

無敵)と、ツーリングワゴンはスバルの中でも最高の車でした。

 残念です・・・
http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/209.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK218] 人殺しが逮捕されずニュースにもならない異常な国(simatyan2のブログ) 赤かぶ
33. 2016年12月27日 01:39:58 : ofGe5FnSX2 : UUYG0TlwAPg[5]
今のネット社会、すぐに名前も何もかもさらされるのでは・・・?

http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/197.html#c33
コメント [政治・選挙・NHK218] 辺野古阻止本気度が問われている翁長雄志知事(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
13. 2016年12月27日 01:41:22 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[1271]
低脳粘着男氏へ

最近、粘着度が低いな。攻撃があっさりしています。
風邪でもひいたか?
元気出しなよ。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/238.html#c13

コメント [不安と不健康18] 最新医療が明かす、がんでも長生きする人の共通点とは?〈dot.〉 赤かぶ
8. 2016年12月27日 01:43:02 : ZvcGS9qUik : PVQ@2AVsV6E[91]
毎日、アッハハと笑っていれば縮小すると言う人もいる。
キミマロとかMr.ビーンとかのを見てぎゃハハと笑うと全員ではないが
かなりの人が良くなるのでは?と思う。
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/243.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK218] 共産、自由の共闘、着々と進む。気が付けば民進の衰退が見える。(かっちの言い分) 笑坊
17. スポンのポン[4929] g1iDfIOTgsyDfIOT 2016年12月27日 01:45:55 : nilge4p5ys : q5xHgL0ywDI[293]
 
 
 
    ★民進党をけなす=自民党が喜ぶ
 
 
 
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/239.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK218] 共産、自由の共闘、着々と進む。気が付けば民進の衰退が見える。(かっちの言い分) 笑坊
18. スポンのポン[4930] g1iDfIOTgsyDfIOT 2016年12月27日 01:46:48 : nilge4p5ys : q5xHgL0ywDI[294]
 
 
 
    ★民進党をけなす=自民政権が延命する
 
 
 
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/239.html#c18
コメント [政治・選挙・NHK218] 共産、自由の共闘、着々と進む。気が付けば民進の衰退が見える。(かっちの言い分) 笑坊
19. スポンのポン[4931] g1iDfIOTgsyDfIOT 2016年12月27日 01:47:40 : nilge4p5ys : q5xHgL0ywDI[295]
 
 
 
    ★民進党をけなす=自民工作員orバカ
 
 
 
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/239.html#c19
コメント [政治・選挙・NHK218] 天皇の抵抗第二弾<本澤二郎の「日本の風景」(2475) <新年の感想とりやめ> <極右の政治利用にNO> 笑坊
4. 2016年12月27日 01:48:00 : nLKTQAYkJ2 : BZ4fLJwBwg8[2]
>極右の政治利用排除に突進する平成天皇に、主権者は挙げて支援し続けるだろう。日本会議は恥を知るべきであろう。


その通りである。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/254.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK218] 飛び立つ日の特攻隊員の姿。—―ほとんどは、茫然自失だった。「それを私たち整備兵が抱えて乗せたんです」 赤かぶ
21. 2016年12月27日 01:49:20 : IJjjrLkBu1 : Tp0IihGPIW0[1310]
   今でこそ自爆などと聞いても驚かなくなったが、当時の特攻、玉砕、などは、今で言う自爆行為そのものであったろう。
  当時は戦争と言えば国家間戦争しか無く、列島内で県を境に敵国と定め、国盗りなどと言って国内で戦争をしていた日本が、次第に外に目を向け始め、海外列強を真似して弱小国を植民地化したくなったのだが、国家間の戦争は、宣戦布告、攻撃予告が事前にあるべき、というルールになっているところ、真珠湾攻撃や、特攻、玉砕等の奇襲戦法は、今で言えばテロ行為に等しかったのではないか。
  本来は外交努力で回避すべき戦争も、止む無き場合でも一応のルールの下で、撤収、撤退、休戦宣言、停戦宣言、敗戦宣言なども含めて行われる形になっていたところ、人間魚雷や特攻攻撃、果ては夜間の強襲、玉砕戦法などは、敵国にすれば、戦争ルールを放棄したとんでもないルール違反ということになり、戦争に正義の有無は別としても、結局日本は大変な逆襲に遭ったのである。
   動機は別として、中東などの自爆テロに仕立て上げられる者は若者や子供のようだが、日本も、当時の特攻や玉砕を強いられる兵隊は、今で言えば大学生のようなものであり、報道では美化されるも、実態は、現在自爆のために爆弾を付けられた子供が恐怖に震えていたとしても聖戦のためとして美化されるのと同様ではないか。何より、特攻に関するこのような証言が出ていることで明らかである。
   いずれにしても、年老いた頑迷な好戦型の人間がトップの地位に付き若者の命を粗末にすれば、必ず自爆を強いる流れとなるのは、老いた好戦派には権威とプライドが全てであり、大人しい若者を煽動して命を捨てさせることが最も安易なマネージメントだからである。
   日本会議などが率先して改憲を企図し、いずれ傭兵ビジネスも官民で立ち上げるのだろうが、今度の真珠湾弔問で安倍首相が表向き何を言うかは不明だが、真珠湾攻撃以前に、最終的に、自国の若者に仰天の自爆を強いたことが、大政翼賛会という日本のエリート集団による無謀な戦争の本質であろう。
   自国の若者に自爆を強いた、この事について、統治エリートの末裔として、何ら反省も反芻も無く、次なる武力行使のため、日本会議等を使って道筋を作っているのが、大政翼賛会改めたような政財官護送船団有力メンバーの、安倍内閣の裏の顔である事は確かだろう。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/235.html#c21
コメント [政治・選挙・NHK218] 民進は当てに出来ないので、共産と自由はがっちり共闘を始めている。(かっちの言い分) 笑坊
42. スポンのポン[4932] g1iDfIOTgsyDfIOT 2016年12月27日 01:51:18 : nilge4p5ys : q5xHgL0ywDI[296]


    ★民進党をけなす目的=自民政権を延命させる
 
 
 
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/204.html#c42

コメント [政治・選挙・NHK218] ≪毎日新聞スクープ!≫「天皇陛下のお言葉案」2015年秋には官邸に伝えていたが、安倍政権が握り潰していたことが判明! 赤かぶ
3. ピッコ[1171] g3ODYoNS 2016年12月27日 01:59:06 : jYUWjwBR3w : @sVoIhj9wZI[1]
まったく、安倍晋三はヤクザそのものですね。 生まれはいいが、心が下衆なんですよ。 いまの日本は安倍ヤクザ一味に乗っ取られているんですよ。 下の文章は、ちょっと長いですが「スタップ細胞」の小保方についてのものです。 安倍晋三と小保方は全く同じタイプの人間なんですね。 「良心の呵責」とかいう感覚がゼロで、平気でウソをつきまくり言い逃れをする。 「自己中の化身」みたいな人間なんですね。 自分のためなら天皇陛下だろうが裏で足蹴にして侮辱する。 ウソをついていながらウソをついているという自覚がないから、ほとんどの人が騙されてしまう。 支持率が高止まりしている理由の一つがそこにあると思います。 もちろん、そのウソをふるいにかけないまま垂れ流すマスコミにも原因がありますが。

人格障害のクズ人間の嘘は中々見破れない。
人格障害の人はかなりの数で存在する。
しかし、普通の人には、見破ることが困難だ。
だから、みな、そんな人には会ったことない。と言う。
悲しいことに、大体の人(正義感が強いと過信している人は特に)は、クズで凶悪な嘘つきである人格障害の人のお助けマンとして活躍する。
そう、共犯者となり、事実無根の人間を徹底的に攻撃し、クズで嘘つきの人格障害者を助けまくるのである。
人格障害のクズ人間は、嘘をつきまくる。
なぜ、その嘘に正義感の強い知能の低い人は騙されるのだろうか。それは、簡単な理由がある。
1、人格障害のクズ人間は、嘘をついている自覚がない。
2、正義感の強い知能の低い人間は、論理的な矛盾点には気付かず、正義感に酔いたい欲望に支配されている。
3、矛盾があまりに多く出て来て、周りが気付き始めると、人格障害のクズ人間は、その場から去り、また違う所で活動を始める。
4、人格障害のクズ人間は自分がいい人間だという記憶しかないので、純粋な心をいつまでも持つ魅力的な人でいられるため、みんな人格障害のクズ人間が好きになってしまう。
5、人格障害のクズ人間は必ず被害者を装う。というよりも、自分が人に沢山害を加えたという記憶を自分の記憶から消し去るので、自分が被害者だと信じて疑わない。結果、謀略説が本人や周りの正義感あふれる知能の低い人から出される。
情や正義感をさておき、論理的に今回のスタップ細胞詐欺事件をながめてみよう。上の5点を考えつつ。
小保方さんは、人格障害のクズ人間だと推測される。(クズなのは、やはり、周りに被害を加えているという点でクズとしました。税金もかなり使われ、日本人の名誉も毀損しました。嘘をつき、まわりに相当な迷惑をかけている人をクズ人間と定義します。世間での定義と違うかもしれません。)
小保方さんは、会見で「スタップ細胞はあります。」と断言しました。その時に私は、この人は人格障害じゃないかと疑っていたところから、完全に人格障害なんだと確信しました。
科学者の発言ではないからです。
科学者なら「スタップ細胞の存在を確認する実験結果を私は得ました。」と言う筈です。
そして、説明を行う筈です。論理的な説明を。
「巨人軍は永遠に不滅です。」っていうのは、メルヘンであり妄想です。その後は、(と私は思ってます)と言う言葉が続く。
「スタップ細胞があります。と私は思ってます。」というならそれはそれでいい。でも、そこまでは、仮説であって、それを証明するためにお金をかけて小保方さんは仕事してるのだから、「自分がやった実験では証明できたけど、他のヒトが証明できないのは、どこが問題か。」ということに焦点をあて、そこを説明するのが記者会見の全てであるはずなのに、「コツがあります。」くらいで特に何も言わない。科学の基本(デカルト以降)は、誰がやっても同じ実験結果になって始めて証明されたと言えるというのに。コツとかは、秘密。とかいったら、何ら証明したことにならない。
いや、ここらへんが、言いたいことではなかったので、長くは書きません。
ようは、理研の自殺したかたもやはり、小保方さん(人格障害者)の嘘を見破れなかったのは、仕方ないし、理研の幹部も見破れなかったのは仕方ない。
いまだに、小保方さんの嘘を信じている人も見破れてないのは仕方ないんだろうな。ということが言いたいことです。
それほど、小保方さんをはじめとする人格障害のクズ人間の嘘は見破りにくい。ということが言いたい。
嘘をついている人は嘘をついているという自覚を持って嘘をつくので、見破りやすいのです。
嘘をついていながら嘘をついているという自覚がない人格障害のクズ人間の嘘は本当に見破れない。
本人が嘘を吐いている目じゃなく、本当に純粋に自分の作った嘘を信じ切って嘘を吐いているから。自分が作ったということも自覚はないのです。記憶がその時だけ都合よく消去されるのです。
思い出したくない記憶はなくなるのです。そして、妄想が記憶になる。
しかも、また、違う話の持ってきかたをすると、都合良くさっき消えたはずの記憶が出て来たりもします。
論理的につめていくと会話が矛盾だらけになります。
最後は怒りだすか、泣き出します。
普通の人は、会話を論理的につめていかないので、誤摩化されます。
まあ、普通の人は、人格障害に騙されて生きているので、何を言っても無駄なんですけどね。
せめて、人格障害のクズ人間と一緒になって本当の被害者を攻撃しないで欲しいものです。
自分も何度も正義感あふれる知能の低い人間に攻撃されたことか。
そういう正義感あふれる知能の低い人間は最後は、知らぬ存ぜぬで、お前が悪いんだからな。オレには責任はない。と言って去っていきます。
おいおい、おまえの知能の低い正義感のせいで何千万円も人格障害者にふんだくられたのに。それかよ。って感じですね。
私の人生、人格障害のクズ人間と正義感の強い知能の低い人からの恐喝の被害が多いので、本当に生きて行くのが辛いです。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=463516387184658&id=100005789020536
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/250.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK218] 民進は当てに出来ないので、共産と自由はがっちり共闘を始めている。(かっちの言い分) 笑坊
43. スポンのポン[4933] g1iDfIOTgsyDfIOT 2016年12月27日 02:00:56 : nilge4p5ys : q5xHgL0ywDI[297]
 
 
 
■自民政権の悪政に怒り、真に政権交代を望む者ならば
 いかなる問題があろうと民進党をけなすなどという
 愚かで矛盾に満ちたことをするはずは絶対にない。
 
 
 
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/204.html#c43
記事 [国際16] 米国の内向き志向が招く次の世界戦争 日本はどうすべきか?(WEDGE)

米国の内向き志向が招く次の世界戦争
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/8508
2016年12月26日 岡崎研究所 WEDGE Infinity


 ネオコン代表的論客で米ブルッキングス研究所上席研究員のロバート・ケーガンが、11月20日付フィナンシャル・タイムズ紙掲載の論説にて、トランプ次期大統領が米国優先路線を打ち出すことで、米国主導の世界秩序への別れを告げようとしているが、内向きの時代が長く続けば、世界に取返しのつかないダメージを与えかねないと、警告しています。要旨、次の通りです。

 トランプは「米国が先」路線を打ち出すことで、戦後70年続いた米国主導の世界秩序への別れを告げようとしている。オバマはこの点では過渡期の指導者だったのであり、トランプの選出で米国優先に決定的に転換した。

 これは米国が孤立主義に陥ることではない。米国は経済的にも世界から離れることはあり得ない。トランプがやろうとしているのは、他の国と同様自分の利益を第一に考える国になるということである。

 グローバルな同盟体制、そして自由貿易体制は米国自身の利益だが、トランプは米国を「普通の国」、すなわち、利己主義的な超大国に回帰させる。そこでは、イスラム過激主義のテロのみが喫緊の脅威と見なされる。米国にとっての他国の価値は、共にイスラムと戦うかどうかのみを基準として判断されることになる。同盟国か敵国か、民主主義か専制主義かなどは二義的な問題となるので、ほとんどの諸国は米国にとってどうでもよくなる。貿易は、グローバルな秩序の強化、中小の同盟諸国の安全強化といった目的を失い、単に米国がいくら儲けるかだけの問題となる。

 米国はロシアや中国に「勢力圏」を認めなかったが、米国が利己主義に戻れば、どうでもよくなる。トランプ政権は、米国が東アジア、中東欧で覇権を唱えるのは無意味と考えていよう。他方、米国が既存の同盟を破棄すれば問題が起きるから、同盟相手が新たな現実に対応することを期待しているのであろう。

 トランプ政権は、米本土を脅かしている外国はないのだから米国の兵力を海外に投入する必要はない、と考えていよう。従って、イランを爆撃することもないだろう。核大国は、米国本土から核ミサイルで脅すことができる。今や、イスラム・テロとの戦いですら、ドローンや特殊部隊、そしてパートナー諸国の地上軍によって行い得る。トランプ政権はこのように考えているのだろう。

 このような内向きの時代は、どのくらいの期間続くだろう? 第一次大戦後米国は、20年間にわたってグローバルな責任を取るのを回避し、自分の周りの世界がメルト・ダウンしていくのを傍観していたのである。米国人は今回も、同じことを繰り返すだろう。そうやって世界が不安定化しても、米国にその禍が及ぶのは最後になるというわけである。米国もいつかは、内向きだけではやっていられないということを悟るだろうが、その時には取り返しのつかないことになっているかもしれない。

出典:Robert Kagan,‘Trump marks the end of America as world’s ‘indispensable nation’’(Financial Times, November 20, 2016)
https://www.ft.com/content/782381b6-ad91-11e6-ba7d-76378e4fef24

 自由・民主主義という理念を振りかざし、権威主義・専制主義体制の国でレジーム・チェンジをはかってきたネオコンにとっては、これからは冬の時代になります。セッションズ上院議員等、トランプ政権の主柱となる者達は、軍備拡張こそ説くものの、ネオコン的アプローチは無用の紛争を生むのみとして、これを採らない姿勢を明確にしているからです。世界は理念と同盟よりも、利益と合従連衡が前面に出た時期に入るのでしょう。

 米国が自己優先になるのは、トランプ政権が初めてではありません。当たり前の話ですが、歴代いずれの政権にも自己優先的なところはあり、欧州、アジアの米軍を大幅に削減するとともにドルを一方的に金価格から切り離したニクソン政権、国内経済問題の解決を最大の課題に掲げて当選、極端な日本叩きに出たクリントン政権などはその最たるものです。

■日本はどうすべきか?

 日本のメディアでは、「米国は自己優先になるので、日本は米国から「独立」するべきである」といった論調が盛んになっています。しかし、そのような黒か白かのアプローチは取るべきではありません。今の自衛隊では、とても日本を防衛しきれません。そして、同盟の相手としては米国が最良です。

 トランプは米国のビジネスマンによく見られるように、価値観がどうこう、同盟がどうこうより、取引、駆け引きを他国に仕掛けているのです。米国のビジネスマンは、何かを得るためには代償を払う必要があることをよく理解しています。最初の一発でこちらがキレて、同盟は止めたというのは下策です。張り返すのも一手ですが、トランプを公開の場で侮辱すると取り返しがつきません。トランプの最初の一発はうまくいなして、別の収拾案を提示するとともに、こちらとしてトランプから得たいものも提示するのが上策でしょう。

 日米安保の場合、既に多額に上っている思いやり予算を少しばかり増額して見せても、それは姑息で卑屈な印象を与えるだけで、むしろ、米国兵器購入の大幅増額(巡航ミサイル、戦闘機F-22、AWACS等、日本の防衛能力を向上させるために必要なものは多い)を提示する等した方が、相手側にも前向きに受け取られることになるでしょう。そして、日本が占領されていた時代を引きずっている数々の不公平(たとえば航空空域管制を米軍に大きく取られている)を是正するべく、日本の「ギブ」の増大に見合った「テイク」も考えていくべきでしょう。



http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/837.html

コメント [政治・選挙・NHK218] 飛び立つ日の特攻隊員の姿。—―ほとんどは、茫然自失だった。「それを私たち整備兵が抱えて乗せたんです」 赤かぶ
22. 2016年12月27日 02:12:14 : ZJKnGLd1eM : ffz_91rQLQo[2]
>>10
恐怖心を打ち消すために覚醒剤打ちまくってただけです
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3

第二次世界大戦当時には連合国軍と枢軸国軍の双方で、航空機や潜水艦の搭乗員を中心に、士気向上や疲労回復の目的で用いられた。21世紀初頭の近年、世界各国において、その蔓延の急速な進行が確認されており、一例としてアメリカ合衆国では「最も危険なドラッグ」として、語られるものとなっている。

大戦時のエースパイロット坂井三郎ですら当たり前に使ってます
ttp://ameblo.jp/zipang-analyzing/entry-11412424461.html
突撃錠、猫目錠―覚せい剤の軍事使用
ttp://33765910.at.webry.info/201104/article_10.html

戦時中、覚醒剤は合法だったので疲労回復薬として使用されていました
こんなものを使い続ければ当然人間は壊れますが、日本軍の場合壊れる前に戦死したので問題になりませんでした
覚せい剤の弊害は戦後、軍で使用されなくなった大量の不良在庫が民間に出回る形で現れました
別に第二次世界大戦に限らずベトナム戦争時のスピードなどいくらでも使用実績あります

異常行動をとる人間には異常行動をとる原因があります
国のためになんて自ら進んで命を本気で絶てるのだとしたらその人は間違いなくサイコパスのキチガイです
長州テロリストのプロパガンダを鵜呑みにする前に少しは自分の頭を使って考えることをお勧めします


http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/235.html#c22

コメント [政治・選挙・NHK218] 真珠湾訪問に公開質問状 安倍首相が試される不戦の本気度(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
6. 2016年12月27日 02:13:30 : JFoXqmGuEo : J0DEZgv5rIw[35]
格好つけすぎて転倒・・花輪落としてスッテン転び土下座姿に蒼ざめる。

実況中継・・安倍総理は緊張のあまり姿勢を崩して花輪を落とし、同情と無視の中、苦      笑いを浮かべていました。
      スピーチはメモを忘れたために、年号は間違うは場所も誤り大一番で正体
      をさらけ出してしまいました。
      帰りの飛行機で気分が悪くなり、やつれ姿でスタップを降りてききました      が、格好をつけ手を振った拍子に階段を踏み違え転倒しました。
      救急車が駆けつけ病院に運ばれましたが、安倍総理も日本も踏んだり蹴っ      たりの一日となりました。(A N N)

そうはならぬよう、いい旅をしてきてください。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/234.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK218] 給食費未納の子どもが給食を食べられないのは仕方ないのか 『給食費未納』 鳫咲子准教授インタビュ 軽毛
4. 無段活用[1551] lrOSaYqIl3A 2016年12月27日 02:17:47 : cg4DnbX5EA : 03JHimdxiLY[3]

兎に角、メシくらい腹一杯食わせてやろうよ。可哀想じゃないか。


http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/248.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK218] 飛び立つ日の特攻隊員の姿。—―ほとんどは、茫然自失だった。「それを私たち整備兵が抱えて乗せたんです」 赤かぶ
23. 2016年12月27日 02:20:40 : ZJKnGLd1eM : ffz_91rQLQo[3]
>>21
>真珠湾攻撃や、特攻、玉砕等の奇襲戦法は、今で言えばテロ行為に等しかったのではないか。

「薬物与えられ戦闘に」 拘束されたISISメンバーが証言
ttp://www.cnn.co.jp/world/35055831.html

今も昔も過激な国家主義唱えて戦争する奴は麻薬と切っても切れません
時代を超えてもやり方が同じなのはアヘン戦争や明治維新の頃からスポンサーが同じなんでしょうな
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/235.html#c23

コメント [国際16] トランプがいくらカネを積んでも「お断り」 赤かぶ
2. 無段活用[1552] lrOSaYqIl3A 2016年12月27日 02:23:20 : cg4DnbX5EA : 03JHimdxiLY[4]

>セリーヌ・ディオンはカナダ人、エルトン・ジョンは英国人じゃないですか

出るはずないよ。

トランプ氏は「99%の側に立つ」と自分の立場を明確に示して当選した。有名人である必要はないし、その方がむしろ筋が通ってさえいるかも知れない。アメリカなんだから、探せばいるよ。


http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/836.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK218] 〔特報〕 「日本スゴイ」ブームを斬る(東京新聞)/テレビや本は今年も「日本スゴイ」の称賛であふれ返ったが、 gataro
60. 2016年12月27日 02:24:11 : DZracAToxk : MeBvhQnrmzo[13]
そりゃお前さんのオツムじゃ永遠に意味不明だろさ。
先刻承知。知ってて書いた お呆呆呆 > >>59
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/151.html#c60
コメント [政治・選挙・NHK218] 「社会保障」「地方再生」失敗の轍を抜けるには 人口減少時代のウソ/ホント 日本が沈み切る前に、打つべき手を考える賢人 軽毛
1. 2016年12月27日 02:25:09 : 0JFWqaUiq2 : i1dQ9OkWYyM[7]

「愚人会議」だろう。

 賢い人は自分で、「賢人」と言うかい。

 恥かしい奴らだ、アー恥知らずの愚人の井戸端会議か、

 こんなアホウがいいギャラ取ってるんだ。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/256.html#c1

記事 [経世済民117] ≪騒然≫大雪で飛行機が止まった新千歳空港、中国人約100人が暴れて警察沙汰に!搭乗口を勝手に乗り越えて警察と衝突!
【騒然】大雪で飛行機が止まった新千歳空港、中国人約100人が暴れて警察沙汰に!搭乗口を勝手に乗り越えて警察と衝突!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-14796.html
2016.12.26 15:30 情報速報ドットコム



大雪の影響で約1万人が寝泊まりしている北海道の新千歳空港ですが、飛行機の停止に腹を立てた中国人観光客らが暴れる騒動がありました。報道記事によると、暴れたのは日本を訪問していた中国人ら約100人で、数人が搭乗口のゲートを勝手に乗り越えて警察官と衝突したとのことです。
空港の女性スタッフが押し倒されるなどの被害があり、この騒動で新千歳空港は一時騒然となりました。







中国人100人が抗議し騒動 新千歳空港
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20161226-00000027-nnn-soci




22日からの大雪で航空機が相次いで欠航となった北海道の新千歳空港で、24日夜、100人あまりの中国人が抗議し激しく詰め寄る騒ぎがあった。


日本北海道千歲市機場,中國旅客帶頭鬧事 遭日方逮捕




















新千歳空港で中国人観光客が大雪欠航に抗議して大暴れというニュース。「これだから中国人は」と考えてしまいがちだが、駅員をよってたかって罵倒して自殺未遂に追い込んだ事件も記憶に新しいし、民度に関してはどっこいどっこいという気もしないでもない。
— 丸腰庵 (@marukoshi_an) 2016年12月25日


北海道で記録的な大雪 2夜連続で空港に足止めも(16/12/24)


記事コメント


素晴らしい。
○○の面目躍如ですね。
シナ人のシナ人たるところをもっと見せてください。
[ 2016/12/26 15:58 ] 名無し [ 編集 ]


暴れて飛行機が飛ぶわけでもなし。
エネルギーが余ってるんだね〜┐(´д`)┌
[ 2016/12/26 16:08 ] 名無し [ 編集 ]


昔の日本もそうだったと思う、飛行機に乗せりゃいい、離陸に失敗しようが構う事なし気が済むようにしたらいいのさ、必ず、注意書きは忘れずに、後で厄介なことにならないように、盆正月前の混雑時に欠航や運転見合わせとかなれば、空港の職員や駅員に詰め寄ってる映像がニュ−スで流れていたけど、あまり変わらないのではないか、命の保証は致しません、とか書いて、乗せてやればいいのにと、見ててよく思ったことでした。
[ 2016/12/26 16:11 ] 名無し [ 編集 ]


知性が無いのかと思う反面、すぐ暴れるとなれば国も少しは計算するようになるのかとちょっと複雑。
全く暴れない日本人には政府はやりたい放題だから。
[ 2016/12/26 16:43 ] 名無し [ 編集 ]


こうすると中国では飛んでくれるのかな?
[ 2016/12/26 16:45 ] 名無し [ 編集 ]


>命の保証は致しません、とか書いて、乗せてやればいいのにと、見ててよく思ったことでした。
[ 2016/12/26 16:11 ] 名無しさん


命の保証がないなら運転士や職員も絶対に嫌でしょうがw
[ 2016/12/26 16:53 ] 名無し [ 編集 ]


極限状態の時には国民性が現れますね!我慢出来ない中国人達。
[ 2016/12/26 16:57 ] 名無し [ 編集 ]


>極限状態の時には国民性が現れますね!我慢出来ない中国人達。
[ 2016/12/26 16:57 ] 名無しさん


日本人にとってはこのくらいまだ全然極限ではないのにねw
日本人は間違いなく世界一マナーが良い
暴れた中国人は自分の事しか考えてないのでしょうw
[ 2016/12/26 17:08 ] 名無し [ 編集 ]


日本人なら1%韓国人なら5%中国人なら10%てな感じ?
[ 2016/12/26 17:19 ] 名無し [ 編集 ]



http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/222.html

コメント [政治・選挙・NHK218] 米軍のため、国会議員という立場を利用して、情報提供する元自衛官、佐藤正久。親分の安倍同様、立派なほら吹きであることが判明 赤かぶ
22. 2016年12月27日 02:26:13 : IJjjrLkBu1 : Tp0IihGPIW0[1311]
  飛行ルートの設定安全管理?ドローンを飛ばす大会をしている訳では無く、戦闘用の兵器の話だろう。
  オスプレイは単なるヘリと違い、空中給油によって長時間の航続が可能であるところが長所であるという。
  とすると、有事の際には、市街地であろうと夜間であろうと、必要ならどのような条件であっても確実に任務を遂行できなければ完成品では無い。
  佐藤が変なツイートをしているということは、やはりオスプレイは全く完成品では無く、とりあえず買わされたものであり、自衛隊がおっかなびっくり使うというような、いわば戦争玩具に毛の生えたような代物であるのは間違い無いだろう。
  しかしながら、これらは佐藤を始めとする、自民党議員のポケットマネーで購入するものでは無く、今や学校給食でしか栄養を取れなくなったような児童の家庭から徴収した税金も含まれているのである。
  総額5兆円の軍事費は、ただひたすら、中国、北朝鮮を脅威としそれに敵対するためだけの費用であり、その中に、あえて市街地飛行を避けなければならないような半完成品のオスプレイも含まれているのである。
   佐藤は現在与党代議士であるところ、本来であれば、立法府に属する納税者主権者に代わって、自衛隊を含めた武装行政機構による血税の歳出事務に目を光らせなければならない立場である。
   大臣を補佐してどんどん情報公開請求を行い、兵器購入の算出根拠を明らかにし、市街地を避けて飛ぶしかない大型ヘリに一機200億円も費やした挙句、初歩的ミスでA級事故を起こした事につき、事故原因を米国が公表しないなら、当然日本側で勝手に想像して良いということになるから、ローターがプロペラを破壊するような造作の物に一機200億円も注ぎ込むのはどうか、等々、国会に報告し、与野党の別なく真摯な論議を大臣に提議させるのが、与党代議士となった佐藤の義務である。
   安倍首相は、自民党総裁と総理大臣の立場を混同し、改憲論をぶち上げるなど、国会を自民党大会の如くに考えているように見えるが、佐藤も、武装行政官の一人であった自分と与党議員となった自分とを全く切り離すことが出来ず、混同してしまっているようである。
   こういう勘違いの激しい人間が政権与党に無数に居ることで、日本の議会制度は怪しくなり、財政危機は増大するのである。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/148.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK218] 共産、自由の共闘、着々と進む。気が付けば民進の衰退が見える。(かっちの言い分) 笑坊
20. 2016年12月27日 02:26:47 : EJE5JxvRvU : niqWV7GXUVM[12]

まあ、こうなったら仕方ないんで、スポンのポンみたいなアホ民進候補には、共産も対抗馬を出したらどうか?

ただし、松野のような大局観のある候補者には出さない。

個々の候補で選びましょ。

http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/239.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK218] 天皇の抵抗第二弾<本澤二郎の「日本の風景」(2475) <新年の感想とりやめ> <極右の政治利用にNO> 笑坊
5. 2016年12月27日 02:32:05 : 4wnaEWkfPM : Xyeda77IoQY[292]
平成天皇なんていえるのは日本の国体を憎悪する在日だけだ。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/254.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK218] 安倍晋三を世界遺産に  赤かぶ
1. 2016年12月27日 02:32:15 : 8idvRt3GPs : 7l7c7xDds0w[2]
いやいやノーベル平和賞でしょう。ここは。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/257.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK218] 天皇の抵抗第二弾<本澤二郎の「日本の風景」(2475) <新年の感想とりやめ> <極右の政治利用にNO> 笑坊
6. 2016年12月27日 02:37:46 : EJE5JxvRvU : niqWV7GXUVM[13]
たしかに内容はまともだが、「平成天皇」はいただけないな。

記者クラブ会員ならなおさら。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/254.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK218] 知っておこう、オスプレイ豆知識  赤かぶ
9. 2016年12月27日 02:47:04 : DZracAToxk : MeBvhQnrmzo[14]
竹蜻蛉に弥次郎兵衛ぶら下げて、動力でぶん回して人間積み込む。
Xシリーズってんなら譲り様もあるが、こんなものが制式て辺りがおよそ正気の沙汰じゃない。
モルモットは乗員だけにして貰いたいもんだ。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/217.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK218] ≪緊急拡散!≫沖縄の良心「山城博治さんらの釈放を!」の署名が始まる!瞬く間に5000人突破!年明けに提出 赤かぶ
2. 2016年12月27日 02:57:41 : DZracAToxk : MeBvhQnrmzo[15]
ご指定のコメントを管理人に報告しました。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/244.html#c2
コメント [経世済民117] ≪騒然≫大雪で飛行機が止まった新千歳空港、中国人約100人が暴れて警察沙汰に!搭乗口を勝手に乗り越えて警察と衝突! 赤かぶ
1. 2016年12月27日 03:07:24 : w3M1BHSquE : 5KToaZSVnLw[1086]
中国人 という事は ほぼ100%観光客だろ 冬の北海道に来る事じたい リスクと隣り合わせというもの
自然現象だけはどうにもならん こんな事はじめから承知の上で計画立てた事であって
嫌なら北海道なんて来なければ良いだけの事 雪が降るから北海道なんですぞ(死人が出た時もあったし)

稚内空港なんて、へたすりゃ 「飛ぶ日」 よりも 「飛ばない日」 のほうが多いかもしれないぞこの時期は
昔から クリスマス寒波というではないか

(by 北海道民)
http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/222.html#c1

コメント [原発・フッ素47] ≪海外メディアも批判≫安全キャンペーンのために高校生を高線量エリアに連れて行った東電は恥を知るべき! 赤かぶ
1. 2016年12月27日 03:11:55 : QHLkzzOBIg : zsUpZQ2q7Qo[26]
ひとご●し企業、主権者気取りの
トウデン!

国民お金を狙って、
憲法違反犯罪者とグル友です!

社員のすべての方々も、国民の平均報酬の
何倍もの金を貰うために
国民を放射能漬けする悪魔です。

よろしくお願いします。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/195.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK218] 天皇の抵抗第二弾<本澤二郎の「日本の風景」(2475) <新年の感想とりやめ> <極右の政治利用にNO> 笑坊
7. 2016年12月27日 03:21:08 : DZracAToxk : MeBvhQnrmzo[16]
>>3
詭弁論法の類型が一覧化されてるから
しっかり推敲して出直して来なされ。 例文読んでるみたくで一瞬吹き出しましたわ
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/254.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK218] 新千歳空港の暴動は将来の予行演習  小林よしのり 赤かぶ
1. 2016年12月27日 03:25:18 : w3M1BHSquE : 5KToaZSVnLw[1087]
最近 祝捷な発言が目立ってきたものの 小林よしのり やっぱりこいつ 排外ウヨ だな
(完全に 馬脚を現したじゃねえか)

どう見ても今回の騒動を 鬼の首取ったように、たいそう喜んでいるのが文章から見てとれる
「さもありなん!やっぱり中国人! 」「それが中国人!納得だ! 」「中国人は豚のように公共心がまるでなく汚かった」

ニタニタと にやけ顔で書き込む姿は容易に想像がつく、豚はお前らだぞ 小林 それとネトウヨ諸君。

http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/258.html#c1

コメント [戦争b19] アレッポ制圧 シリア内戦の行方〜「決着」とは早すぎ〜アサド政権と反政府勢力のどちらかが全面的な勝利を収めるシナリオはなさ 仁王像
2. 2016年12月27日 03:26:07 : QHLkzzOBIg : zsUpZQ2q7Qo[27]
反政府勢力側とは、

邪悪な根の腐ったア●リカと有志●合国の
侵略・爆殺国家と、
その傀儡の首チョン族のISの皆様の
惨殺組織側の勢力のことか!!?

はっきり言ってネ!

どっちにしても、
憲法違反犯罪者様のNHKの解説など
読むきにならん!

究極の独裁者様の偏向報道局は犯罪です。
金返せ!

よろしくお願いします。

http://www.asyura2.com/16/warb19/msg/397.html#c2

コメント [経世済民117] 水野和夫氏が語る、終わりゆく資本主義の先頭に立った日本(週刊ダイヤモンド) 赤かぶ
4. 2016年12月27日 03:51:19 : Z4gBPf2vUA : yAHRwQjY@XQ[389]
このおっさんマイナス金利まんせ〜だったよね
大馬鹿者だ

ユダヤ式会計はX座標を右往左往するので+座標が通貨出すとこで−座標は借金のとこだ
消費税は通貨の間引きなので

−100円←←←←←←←←←0→→→→→→→→→+100円
消費税●
−100円←←←←←←●←←0→→→→→→→→→+100円

ようは100万貨して5分で返す
−100万(+金利)−3%利子=103万で計算が合う

証券会社などマイナス金利で
−100万(−金利)−3%の利子=97万返済←あれれれれっ

今これでユダヤ一味が大損こいていてブルームバーグの試算では総資産の1/4溶かしてるだろうご苦労さん


●ようはね国産の強制買いをある程度したら国産レンジで水揚げがあがり国産の人件費が賄えるレシートがあるので計算もし易い時代だ
今まで予算出せば【自然買いだったので】恐れて中々予算出せないまたは公務員にしこたま出し所得税で吸い上げた
そんな馬鹿なことせんでもよかし
消費税するなら損益分岐点来たら誰かのポケットだし過払い率もある出来ねばこのザマだ結局間引けなかったので額面ずれゲリノミックスでこのざまじゃないか
消費税廃止してインフレと累進でいい
今まで密航者の仕送りを公務員給料に噛ませていたんだろう
変な金出せば使途不明金になるので公金横領だからだ
アメリカも1980年代辺りに新しい会計しようって話していたんだろうがJAL123便の事件で揉み消された

自衛隊など公務員席に変な密航者が天皇様の秘密と言って偽者で公金貰ってるなら俺らも良くねって恐喝か何かして居座ってるんだろう
定年過ぎて辞めないのが異常におかしい天下りもへったくれもない
■過去昭和56年辺りに公務員の定年義務違反で銭戻してる
ようは金銭債権の消滅時効に掛かる5年分を銭返してる判例があるこれは現行犯でなくても【類推適用】で即お縄だ
なぜ公務員席に居座っているのか?誰も【主文あんたどこの誰?密航者に家屋を貸さないだろう】だって火事にでもなれば誰が補填するのか?
公務員宿舎をアジトにしているんだろう
未納年金も互助会式なので掛けてないんだろう名なしなのでかたれなかった
仔の者たちが世界を引っ掻き回し田中角栄閣下を貶めアメリカを貧乏にして最後経済煮えて巣が直人が消費税消費税言い張って素うどん券を渡すって言い張ったのでユダヤ一味か何かの逆鱗に触れ福島原発を破壊されたんだよね
先に公債止めのクーポン券なので小泉との300兆円か何か渡しインフレと累進で帳尻を合わせればよかっただけだ1米$200円とかなっても困らん外為特会もあるし公務員の大幅削減で三頭合意もおかしい60年償還なら耳かき一杯の公債支払い分で債務は返せるし

今まで無茶苦茶だった
全部国会答弁で過去に話したことだし
橋龍は社会党の爺に100円玉に利子付けて公債の抑えで年金の預金ですって言って消費税を可決したのだから
http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/195.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK218] 給食費未納の子どもが給食を食べられないのは仕方ないのか 『給食費未納』 鳫咲子准教授インタビュ 軽毛
5. 2016年12月27日 03:54:41 : 0JFWqaUiq2 : i1dQ9OkWYyM[8]

 モラルは、外国に献金続けているバカの安倍や配下の政治家に問うべきだ。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/248.html#c5
コメント [原発・フッ素47] 福島産米の使われているところ  赤かぶ
22. ぷよぷよ[32] gtWC5oLVguY 2016年12月27日 04:06:21 : 8OmerGIpr6 : SNNoMo2Up34[44]
安全厨は、基準値以下だ!と言う。
ならば、その検査結果例えば何ベクレルだった、という具体的な数値を開示せよ。

70ベクレルなのか20ベクレルなのかそれ以下なのか、

何ら具体的な数値引用をせずに、「基準値があ〜」馬鹿の一つ覚え。
蜃気楼の様にかさ上げされた基準値を後生大事に振り回しやがって…

安全厨はどいつもこいつもどこでもみんなこうだ。
ロジックいじりの下手な印象操作の低能工作員。

それはつまりお前らが放射脳と小馬鹿にしている連中とお前らは大差ないんだよ。
お前らは既に破綻しているんだ。
大丈夫だと言う事を論証してみろ、他国のわからず屋を論破して見せろ!

放射能は様々な核種があり、さらに濃縮があるんだ。
だから少量でも食事の様に継続的に堆積していくと看過できない結果を招来するんだ。
世界のどこの国も認めてくれないだろ?
糞島国の中で隠蔽無知の愚者パラダイスを造って現状糊塗して先送り。
年金の使い込みも何もかも皆こうだ。
ありのままを開示して、それでも食べるしかないんだ!と叫ぶなら、
ある種人生に対する価値観の問題だから百歩譲って分からんでもない。

しかしありのままを隠蔽して国民を幼稚な愚者空間に封じ込めるやり口が、
かつての愚かな共産国のそれとシンクロする。
科学の進歩も監視・管理体制に利用するしかない、奇形的な現在と未来。
人間をどんどん疎外して行く、こういう進歩の未来ならいらない。
形式的で形骸化した自由主義・民主主義なら一度破壊して原始状態に戻した方が良い。私は某国が隠し持っているEMP爆弾を使用してもらう時期が迫って来たと感じている。

せいぜい臭いつばを飛ばして顔を真っ赤にして反駁してみせるが良い。
だが真実の隠蔽に関与しているお前たちの呪われた罪は決して消える事はないんだよ。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/187.html#c22

コメント [政治・選挙・NHK218] 文藝春秋の松井社長が出版パーティで「極右の塊である安倍政権をこれ以上、暴走させてはならない」と挨拶!おお、立派じゃないか 赤かぶ
11. 2016年12月27日 04:42:01 : U4DFOBXqrc : s4BbVneFvGw[5]
花田は、どうしてイスラエルに行って、ガス室はなかったと
ご自身の主張を述べられなかったのでしょうか?
センセーショナルな記事を載せれば発行部数が増えるとお思
いだったのでしょうか?
誤報をした、ジャーナリストや編集者が、今だに言論を生業
にしている日本の異常な状態に、いることが恐ろしいです。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/199.html#c11
コメント [国際16] トランプがいくらカネを積んでも「お断り」 赤かぶ
3. 2016年12月27日 04:58:46 : hiMJeiC8rA : E4aHfSbRQIU[31]
これ2016年12月25日 11時10分 読売新聞 の記事なんですね

http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/836.html#c3
コメント [原発・フッ素45] 体調不良の西川史子さん ラーメン番組にひんぱんに出演  魑魅魍魎男
29. 2016年12月27日 05:08:42 : xUwCTNqBjc : paZeodPlD@o[14]
読売巨人軍内海哲也投手(34)が胸腔鏡による縦隔腫瘍摘出術 順調なら2〜3週間でトレーニング開始見込み
http://nitewatch.biz/news/tetsuya-utsumi
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/730.html#c29
コメント [政治・選挙・NHK218] 新千歳空港の暴動は将来の予行演習  小林よしのり 赤かぶ
2. 2016年12月27日 05:10:05 : MAL0mQiyHk : 3MRdIkFJSJ0[36]
外人を喜んで受け入れて、土着の人たちが苦しんでる様を見て喜んでる安倍さん。
まるでメルケルみたい。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/258.html#c2
コメント [原発・フッ素47] ≪海外メディアも批判≫安全キャンペーンのために高校生を高線量エリアに連れて行った東電は恥を知るべき! 赤かぶ
2. 2016年12月27日 05:16:13 : 75YVg3T2Nw : sh6VneES8FY[1]
 
 

 原発事故が起きた時 避難民移動に 民間バスの運転手が決死隊 アホな事を言っている

    アホアベ政府と 盗電 高校生に バスを運転させる準備か
 
 
 
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/195.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK218] 飛び立つ日の特攻隊員の姿。――ほとんどは、茫然自失だった。「それを私たち整備兵が抱えて乗せたんです」 赤かぶ
24. 大和狼[617] keWYYZhU 2016年12月27日 05:18:16 : NQvqxYwWu2 : bz@R9FFXf@k[9]
ゼロ戦特攻隊による米軍艦船に対する体当り自爆攻撃があったことは厳然たる歴史の事実、史実だ。

アラブはこれを絶賛し、現在の自爆テロに繋がっている。アラーの為にアラブを救う為に神に捧げる聖戦と信じて自爆するのだから、いやいや泣きわめいて失禁し自爆など出来る訳がない。

攻撃される側としてはとんでもない理不尽な無差別攻撃である事も事実だ。

そういう現実が起こらないような世界にするべきだった筈、あるいはその必要がった筈がアラブ、欧州で多発しているのが今の世界の現実だ。

軍事、武力の圧倒的な侵略者、支配者に反撃武力攻撃する弱者の手段だと言うことに21世紀の世界の悲劇を痛感している。

敵対するものは国家、民族、親兄弟子供や故郷を守るための戦いを、平和的手段が徒労に帰チした時には無抵抗で殺されか死ぬ事を覚悟の上で戦うしかない。否定出来ない真実だろう。

ナチスの一方的な侵略に対しスターリングラード、レニングラード、モスクワ祖国防衛戦争を戦い数百数千万人の犠牲を払った。ポーランドに至っては
スターリンに拉致殺害され(カチン)ソ連の反攻時に騙されワルシャワで蜂起したがソビエトはわざとワルシャワに入らずナチスにワルシャワ市民をホロコーストさせた後でワルシャワに入った。

先の戦争は日本については祖国防衛戦争だったことすら日本人は
忘れるか知らされていないかだ。

日本の将兵は自分の親兄弟と日本国とそのアイデンティテイを守る為に戦ったことをその子孫である今の日本国民は忘れてはならない。

戦争はバカげている。戦争は憎いという感情は当然だろう。

その感情を日本人の為に戦ったあなた方の父祖を誹謗中傷することに振り向ける事は愚かな行為だということだ。

泣きわめいて失禁し無理矢理乗せるなど今のネトウヨならいざ知らず
祖国を守る信念と訓練を積んだパイロットにはあり得ないことだ。

特攻隊は戦争行為としての戦術行為でテロとは異なる。

今の日本人でも会社や役所の掟に反抗せず従順に従っているだろう。

まして軍隊で反戦行為が出来る筈もない。バカバカしさをも飲み込み出撃して行っただろう。
私の叔父も松山航空隊に所属し特攻した。詳細は省く。

安倍は戦前の日本の精神を騙る嘘つき朝鮮人だから許せない成り済まし贋保守だ。
慰安婦、南京を捏造する韓国、中国も許せない。
この証言は同じ臭いがづる。

以下は手近に出て来た検索内容。評価抜き。
泣いているところを撮影したりしませんよ。しかし実際には泣いていたものもいたでしょうが、恐らくほぼ全員が泣いていなかったでしょうね。泣きたい様な気持ちになっていたか??恐らく多くのものがその気持だったと思います。

戦記本に「出撃前、特攻隊員は仏様のような綺麗な顔でした。 目が澄み切って頬が輝いておりました」などと言う記述がよく出てきます。それはそれで本当でしょうが、特攻隊員がそういう心境に達するまでの心の葛藤はものすごく残酷なものだったと思います。こういう綺麗ごとを書いて特攻を美化するのは許されません。

昭和20年3月、松山基地の第四御盾隊(「銀河」部隊)は特攻を命令されてから数日間待機。毎晩兵舎で深夜まで無茶苦茶に酒を飲んで大暴れ。巡検すらオフリミット。心の底から納得しておればそんな事をして心をまぎらわせる様な事をするわけがない。

慶応大学出身の島澄夫海軍少尉は特攻隊に指名され、遺書に「日本男子の本懐」「これ以上の幸福者はなき事と信じます」「神州は不滅なり」と書きました。

島少尉の発進直前に同期の辻井弘少尉が翼の上に駆け上って激励したら、島少尉は操縦桿を握ったまま首をうなだれ、「いや、もうあかん」と言って涙をこぼしたそうです。しかしこの島少尉も「ニッコリ笑って」指揮所に敬礼し、出撃していきました。

子息を特攻戦死で失ったある遺族は、海軍から遺書を受け取った。上官の検閲を受けた「正式」のものです。戦後になって、子息が出撃直前に秘密で親友に出した私信を見せられ、内容が余りにも違うので愕然としたそうです。どちらが本心なんだ、と。

千葉県茂原の海軍航空隊で、ある晩のこと予備学生出身の搭乗員が泥酔して各部屋をまわって壁や柱を軍刀で切りまくる、「俺たち予備学出身ばかり特攻に出しやがって海兵出身は卑怯だぞ!!」、と大暴れ。一緒に付いていた同期の少尉が「すまん。今夜だけ大目に見てやってくれ。明日は出撃なんだ!」と謝ってまわる。そしてその搭乗員も翌朝は吹っ切れた、実にいい顔をして出撃して行ったそうです。

ある海軍航空隊整備下士官の手記:「特攻を命令された予科練出身の若い搭乗員たちが零戦のそばに座って待機している。そばを通るとパッと顔をそむけてしまう。よく見ると閉ざした目から涙がすーっと流れている。可哀想だった」、と。

それでも出撃命令が下ると、みんな「ニッコリ笑って」「悟り切った様な顔で」指揮所に向かって敬礼して離陸していきました。そして敵艦に向かい、「天皇陛下バンザイ!」「大日本帝国バンザイ!」「お母さーん!」、あるいは何も言わずに歯を食いしばって突入していったのでしょうね。

特攻などで戦争に勝てるわけがない事を知りながら、特攻命令を受けて「今のオレに出来ることはこれしかない」と自分に言い聞かせ、故郷、親兄弟姉妹、妻、恋人たちへの想いを断ち切って体当たり攻撃に出撃していった16歳からの若者たちの心を思うと涙が出てきます。よくもあんなに残酷な事をさせたものです。

そして「お前たちだけを行かせはしない。本官も最後の一機で必ずあとを追う」と言って次々と特攻隊を出撃させた司令官、飛行長たちは「最後の一機で」どころか敗戦後も生き残り、平和で豊かな日本の生活を楽しみました。卑怯者ばかりです。陸軍特攻の大御所である第六航空軍の菅原道大中将は95歳で極楽往生。18歳になったばかりで特攻戦死した朝鮮出身の少年飛行兵はあの世でどう思っているでしょうね。

もしまだでしたら、零戦乗りの超ベテラン角田和男元海軍中尉が書いた「修羅の翼」をおすすめします。特攻出撃前夜の搭乗員たちの様子が実にリアルに描かれています。

↓燃えながら米艦に突入する特攻機。この中には我々と同じ血と肉を持った若者が乗っていたのです。

泣いているところを撮影したりしませんよ。しかし実際には泣いていたものもいたでしょうが、恐らくほぼ全員が泣いていなか...

ゼロ戦特攻隊による米軍艦船に対する体当り自爆攻撃があったことは厳然たる歴史の事実、史実だ。
アラブはこれを絶賛し、現在の自爆テロに繋がっている。アラーの為にアラブを救う為に神に捧げる聖戦と信じて自爆するのだから、いやいや泣きわめいて失禁し自爆など出来る訳がない。

攻撃される側としてはとんでもない理不尽な無差別攻撃である事も事実だ。

そういう現実が起こらないような世界にするべきだった筈、あるいはその必要がった筈がアラブ、欧州で多発しているのが今の世界の現実だ。

軍事、武力の圧倒的な侵略者、支配者に反撃武力攻撃する弱者の手段だと言うことに21世紀の世界の悲劇を痛感している。

敵対するものは国家、民族、親兄弟子供や故郷を守るための戦いを、平和的手段が徒労に帰チした時には無抵抗で殺されか死ぬ事を覚悟の上で戦うしかない。否定出来ない真実だろう。
ナチスの一方的な侵略に対しスターリングラード、レニングラード、モスクワ祖国防衛戦争を戦い数百数千万人の犠牲を払った。ポーランドに至っては
スターリンに拉致殺害され(カチン)ソ連の反攻時に騙されワルシャワで蜂起したがソビエトはわざとワルシャワに入らずナチスにワルシャワ市民をホロコーストさせた後でワルシャワに入った。

先の戦争は日本については祖国防衛戦争だったことすら日本人は
忘れるか知らされていないかだ。

日本の将兵は自分の親兄弟と日本国とそのアイデンティテイを守る為に戦ったことをその子孫である今の日本国民は忘れてはならない。

戦争はバカげている。戦争は憎いという感情は当然だろう。
その感情を日本人の為に戦ったあなた方の父祖を誹謗中傷することに振り向ける事は愚かな行為だということだ。
泣きわめいて失禁し無理矢理乗せるなど今のネトウヨならいざ知らず
祖国を守る信念と訓練を積んだパイロットにはあり得ないことだ。
特攻隊は戦争行為としての戦術行為でテロとは異なる。

今の日本人でも会社や役所の掟に反抗せず従順に従っているだろう。
まして軍隊で反戦行為が出来る筈もない。バカバカしさをも飲み込み出撃して行っただろう。私の叔父も松山航空隊に所属し特攻した。詳細は省く。


泣いているところを撮影したりしませんよ。しかし実際には泣いていたものもいたでしょうが、恐らくほぼ全員が泣いていなかったでしょうね。泣きたい様な気持ちになっていたか??恐らく多くのものがその気持だったと思います。

戦記本に「出撃前、特攻隊員は仏様のような綺麗な顔でした。 目が澄み切って頬が輝いておりました」などと言う記述がよく出てきます。それはそれで本当でしょうが、特攻隊員がそういう心境に達するまでの心の葛藤はものすごく残酷なものだったと思います。こういう綺麗ごとを書いて特攻を美化するのは許されません。

昭和20年3月、松山基地の第四御盾隊(「銀河」部隊)は特攻を命令されてから数日間待機。毎晩兵舎で深夜まで無茶苦茶に酒を飲んで大暴れ。巡検すらオフリミット。心の底から納得しておればそんな事をして心をまぎらわせる様な事をするわけがない。

慶応大学出身の島澄夫海軍少尉は特攻隊に指名され、遺書に「日本男子の本懐」「これ以上の幸福者はなき事と信じます」「神州は不滅なり」と書きました。

島少尉の発進直前に同期の辻井弘少尉が翼の上に駆け上って激励したら、島少尉は操縦桿を握ったまま首をうなだれ、「いや、もうあかん」と言って涙をこぼしたそうです。しかしこの島少尉も「ニッコリ笑って」指揮所に敬礼し、出撃していきました。

子息を特攻戦死で失ったある遺族は、海軍から遺書を受け取った。上官の検閲を受けた「正式」のものです。戦後になって、子息が出撃直前に秘密で親友に出した私信を見せられ、内容が余りにも違うので愕然としたそうです。どちらが本心なんだ、と。

千葉県茂原の海軍航空隊で、ある晩のこと予備学生出身の搭乗員が泥酔して各部屋をまわって壁や柱を軍刀で切りまくる、「俺たち予備学出身ばかり特攻に出しやがって海兵出身は卑怯だぞ!!」、と大暴れ。一緒に付いていた同期の少尉が「すまん。今夜だけ大目に見てやってくれ。明日は出撃なんだ!」と謝ってまわる。そしてその搭乗員も翌朝は吹っ切れた、実にいい顔をして出撃して行ったそうです。

ある海軍航空隊整備下士官の手記:「特攻を命令された予科練出身の若い搭乗員たちが零戦のそばに座って待機している。そばを通るとパッと顔をそむけてしまう。よく見ると閉ざした目から涙がすーっと流れている。可哀想だった」、と。

それでも出撃命令が下ると、みんな「ニッコリ笑って」「悟り切った様な顔で」指揮所に向かって敬礼して離陸していきました。そして敵艦に向かい、「天皇陛下バンザイ!」「大日本帝国バンザイ!」「お母さーん!」、あるいは何も言わずに歯を食いしばって突入していったのでしょうね。

特攻などで戦争に勝てるわけがない事を知りながら、特攻命令を受けて「今のオレに出来ることはこれしかない」と自分に言い聞かせ、故郷、親兄弟姉妹、妻、恋人たちへの想いを断ち切って体当たり攻撃に出撃していった16歳からの若者たちの心を思うと涙が出てきます。よくもあんなに残酷な事をさせたものです。

そして「お前たちだけを行かせはしない。本官も最後の一機で必ずあとを追う」と言って次々と特攻隊を出撃させた司令官、飛行長たちは「最後の一機で」どころか敗戦後も生き残り、平和で豊かな日本の生活を楽しみました。卑怯者ばかりです。陸軍特攻の大御所である第六航空軍の菅原道大中将は95歳で極楽往生。18歳になったばかりで特攻戦死した朝鮮出身の少年飛行兵はあの世でどう思っているでしょうね。

もしまだでしたら、零戦乗りの超ベテラン角田和男元海軍中尉が書いた「修羅の翼」をおすすめします。特攻出撃前夜の搭乗員たちの様子が実にリアルに描かれています。

↓燃えながら米艦に突入する特攻機。この中には我々と同じ血と肉を持った若者が乗っていたのです
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/235.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK218] 安倍晋三を世界遺産に  赤かぶ
2. めんたいこ[907] gt@C8YK9gqKCsQ 2016年12月27日 05:19:43 : CuWoOVcVZw : r1l_WPRcRuw[1]

>安倍晋三を世界遺産に

世界負の遺産には間違いなくなれる。ミイラにして同じく負の遺産・靖国貧社に

飾って展示物にしておきませう。しかし靖国貧社はアホしか行かないからなぁ。

アホがアッホ見に行く。まぁ、いっか。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/257.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK218] 共産、自由の共闘、着々と進む。気が付けば民進の衰退が見える。(かっちの言い分) 笑坊
21. 2016年12月27日 05:22:58 : MAL0mQiyHk : 3MRdIkFJSJ0[37]
文春で蓮舫さん、自民党の幹部は二重国籍問題について何も言わない、優しい、気遣ってくれる。
民進党幹部は私をバカにしてる。ねぎらわない、無視する。自民党議員は心配してくれてるって
記事にされちゃってるけど、ポンさん、この場合、民進党の蓮舫さんは
民進党を攻撃して自民を利する工作員ってことになるんでしょうか?

だけど、蓮舫さんをそう批判すると民進党批判になり自民を利することになる。
だが蓮舫さんの言葉に反論、批判しないと、民進党攻撃を放置することになる。

見なかったことにするしかないのだろうか。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/239.html#c21

コメント [原発・フッ素47] 福島産米の使われているところ  赤かぶ
23. 2016年12月27日 05:24:04 : U4DFOBXqrc : s4BbVneFvGw[6]
東京電力をお使いの皆様、福島県産の農産物を積極的に
食べてますよね?
えっ!まさか福島県産を避けてるなんてことはありませんよね?
あなた方の電力を供給してきた原発の電力で、生活してきましたよね?
まさか、電気だけは欲しい、事故で放射能汚染されたから、要りません
知りません、わかりませんなんて綺麗事言いませんよね?
オリンピックに3兆円もかけるなら、そのお金福島の人達の生活資金に
当てましょうよw
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/187.html#c23
コメント [政治・選挙・NHK218] 飛び立つ日の特攻隊員の姿。――ほとんどは、茫然自失だった。「それを私たち整備兵が抱えて乗せたんです」 赤かぶ
25. 大和狼[618] keWYYZhU 2016年12月27日 05:25:01 : NQvqxYwWu2 : bz@R9FFXf@k[10]
↑ 投稿内容がダブってしまいました。
慎んでお詫び申し上げます。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/235.html#c25
コメント [原発・フッ素47] 福島の子ども甲状腺がん検診「縮小」にノーベル賞の益川教授らが怒りの反論! 一方、縮小派のバックには日本財団(リテラ) 赤かぶ
2. 2016年12月27日 05:25:38 : 75YVg3T2Nw : sh6VneES8FY[2]
 
 
 
 なんで アホアベと 鮨喰って ゴルフして の 取り巻きが 河原乞食 太鼓持ちが

            世に中を動かしているんだ  

    真実を追求する 科学者 研究者 達 応援したい ガンバレ
 
 
 
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/194.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK218] 〔特報〕 「日本スゴイ」ブームを斬る(東京新聞)/テレビや本は今年も「日本スゴイ」の称賛であふれ返ったが、 gataro
61. 罵愚[4465] lGyL8A 2016年12月27日 05:29:01 : Gf4cFsAzNU : Pr5nnNC9xcI[13]
 こうして、すごいか、すごくないかが話題になるのも、すごくなりたいという気持ちは共有しているからじゃぁないのかなぁ? 短期間に、たくさんのコメントもそれを裏書きしている。
 で、、なにがすごいのかの焦点は経済、商品開発、マスコミの論調、国際社会からの評価と、拡散していて一点にしぼられているわけではないのだが、総論的に表現すれば、それは国民性と呼んでもいいのかもしれない。つまり、日本の国民性はすごいのか? と言い変えてもいい。
 でもねぇ、わたしは思うのだが、日本人が一番誇りにしていいのは、日本の近代史だよ。あるいは民族史でもいい。もちろん評価は人類史のなかでの日本の近代史や民族史であって、比較検証が必要不可欠なことは言うまでもない。近隣アジアや白人キリスト教徒の社会やもっと遠くのアフリカや中南米の社会との比較のなかでの日本の民族史は、再評価の時期に来ていると思うね。
 とりわけ、この★阿修羅♪の古井戸のなかで、いまだにGHQから押しつけられた自虐史観から抜け出せないオタマジャクシの群れをみていると、暗澹とした気分に襲われる。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/151.html#c61
記事 [国際16] ロシアの米国大統領選への関与疑惑の真相 Part 2


Credit: voanews


トランプ氏は選挙人投票で大きな混乱はなく、正式に勝利が確定した。それでも主要メディアはロシアの米国大統領選への関与疑惑の報道を続けているが次第に疑惑を否定する事実が明らかになってきた。
 
 
NSAにハッキングされた情報はない
 米国家安全保障局(NSA)の情報監視システムの開発者で、告発者でもあるウィリアム・ビニー氏はロシアによるサイバーハッキングの可能性を真っ向から否定してきた。ビニー氏によると、全ての通信は固定電話回線の電話網とインターネット回線を通じて、NSAの通信記録の収集ネットワークの監視下にあるため、 NSAは通信の発生元と送信先を簡単に特定できる。
 
 クリントンやDNCのサーバーがハッキングにあったとしたら、NSAのシステムに記録は残り、記録が残っていない場合は、通信ネットワークを通じてハッキングデータを入手していないことを意味する。また、情報を入手するためにサーバーのオペレーティング・システムに潜入、ファイアウォールやセキュリティ・システムを破った形跡もない。つまり、NSAに通信記録がないのは、サーバーにアクセスできる内部関係者が情報をダウンロードしたことになる。従って、ウィキリークスが公表したクリントン、DNC、ポデスタなどのメールはハッキングではなく、リークされた情報と考えられる。
 
 
議会に説明拒否
 上院の国土安全保障委員会と情報委員会は、ロシアが大統領選へ関与したとするCIA報告の説明を公聴会で行うことを求めたが、 CIAは説明責任を拒否している。ワシントン・ポスト紙やニューヨーク・タイムズ紙には情報をリークするが、議会では説明をしないCIAにどんな不都合があるのか、情報の疑惑と批判が向けられている。
 
情報機関の間でも見解の違い
 米国政府の17の情報機関を総括する国家情報長官室(ODNI)は、CIAの分析には決定付ける証拠がないとして、支持していない。国土安全保障省もロシアの関与はないとしている。
 
 
ロシアではなくDHSがハッキング
 ジョージア州の州務長官は過去10ヶ月に渡り州政府のネットワークに、少なくとも10回の外部からのサイバー攻撃を受けたことを認めている。攻撃を受けたのは、州政府が管理する選挙投票システムであった。ロシアのサイバー攻撃ではないかと疑われたが、攻撃元は国土安全保障省(DHS)のIPアドレスと判明され、ロシアではなく、オバマ政権の関与が疑われている。
 
 ジョージア州以外にも、ウェスト・バージニア州とケンタッキー州でも同様のDHSの IPアドレス先から州政府の選挙投票システムがサイバー攻撃を受けている。







ロシアの米国大統領選への関与疑惑の真相 Part 2 trendswatcher


関連記事


ロシアの米国大統領選への関与疑惑の真相 Part 1




http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/838.html
コメント [政治・選挙・NHK218] 自由党が愛知県総支部を結成、小沢一郎代表が熱弁!「自公に変わる枠組みを。もう一度、全力で頑張る」 赤かぶ
12. 2016年12月27日 05:32:59 : MAL0mQiyHk : 3MRdIkFJSJ0[38]
>>11

>改革されるのが嫌なシロアリ連中ほど小沢批判しているんじゃないかな。

これね。
インタゲ、インフレ政策、デフレ脱却、中国の侵略、脅威に対して尖閣に施設を設置。
民間主導のカジノ構想。

上記の政策は全て小沢さんが何年も前に提唱していた話。
ようやく現実が小沢さんに追いついたって感じだね。
マスコミはハイパーインフレだのギャンブル依存がと周回遅れの話をしてるけど
小沢さん支持者にとったら鼻で笑うような陳腐な話ばかりで笑う気にもなれない。

与野党に巣くってるシロアリは無視してガツンとやってやってください。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/215.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK218] 天皇の抵抗第二弾<本澤二郎の「日本の風景」(2475) <新年の感想とりやめ> <極右の政治利用にNO> 笑坊
8. めんたいこ[908] gt@C8YK9gqKCsQ 2016年12月27日 05:33:22 : CuWoOVcVZw : r1l_WPRcRuw[2]

宮内庁は天皇陛下の意向を十分忖度しているはずなので、傲慢で、姑息な対応

をしている安倍・日本会議のバケモノらを今後、皇居への立ち入りを禁止する

が良い。このやうな国賊・朝敵どもは見るも汚らわしいので皇居へは一歩も入れ

ないやうに。国民は天皇陛下のお味方です。大嘘吐きのボンクラ安部など糞喰え!

です。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/254.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK218] 政治に、なぜ、民意が反映しない?  赤かぶ
14. 罵愚[4466] lGyL8A 2016年12月27日 05:37:35 : Gf4cFsAzNU : Pr5nnNC9xcI[14]
Res10 大和狼さん
 "鉛筆で書かない投票"って、このボードのことですか(爆笑)?

http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/213.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK218] 新千歳空港の暴動は将来の予行演習  小林よしのり 赤かぶ
3. 2016年12月27日 05:38:10 : 75YVg3T2Nw : sh6VneES8FY[3]
 
 

 2さん キッツ これで 銃を持っていれば 、、、

 カジノで 八百長 と騒いで 暴動

 鎖国か 警察 自衛隊 強化の治安維持

 アホアベが 目指す 醜い国 日本 

 付いて行くか アホが
 
 

http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/258.html#c3

コメント [原発・フッ素45] 体調不良の西川史子さん ラーメン番組にひんぱんに出演  魑魅魍魎男
30. 2016年12月27日 05:38:23 : RIWVHhjhD6 : 8Crs5jqtI0c[185]

 311NWO福島原発事故
・ホルドレン日本人放射能食物流通ホロコースト以来…

日本人全員、
明日は我が身だ。
数十年以上は、継続していく…
いや、福島の状況によっては、もっと酷くなるのだろう…
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/730.html#c30

コメント [政治・選挙・NHK218] 京都で野党共闘街宣 やっぱり来なかった民進地元議員(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
15. 2016年12月27日 05:39:35 : MAL0mQiyHk : 3MRdIkFJSJ0[39]
団塊以上の6割前後が民進党支持。つまり足腰よたよたの爺婆政党なんだよね。
時間が進めば進むほど、物理的に支持者が減っていく斜陽政党。

細っていくだけで賞味期限は支持者がなんとか投票所まで歩ける間のあと数年。

ここらへん、民進党はどうにかしないと、支持率では勝ってても
他の野党からは相手されないでしょ。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/203.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK218] 政治に、なぜ、民意が反映しない?  赤かぶ
15. 罵愚[4467] lGyL8A 2016年12月27日 05:42:02 : Gf4cFsAzNU : Pr5nnNC9xcI[15]
 ちょっと追記しておくと、譲位を望まれた陛下の事実上の詔勅に対して、国民の80%以上が賛成していますがね、これなんかは鉛筆で書こうと、書かなかろうと国民の総意と呼んでいいんじゃぁないのかなぁ?
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/213.html#c15
コメント [政治・選挙・NHK218] 蓮舫代表で民進党は安倍政権と戦えるのかー(天木直人氏) 赤かぶ
14. 2016年12月27日 05:45:13 : MAL0mQiyHk : 3MRdIkFJSJ0[40]
>>12

>工作員同士の掛け合い漫才。

自民と民進のですねw
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/126.html#c14

コメント [政治・選挙・NHK218] 新千歳空港の暴動は将来の予行演習  小林よしのり 赤かぶ
4. 2016年12月27日 05:47:57 : hiMJeiC8rA : E4aHfSbRQIU[32]
日本警察は若い機動隊員を中国公安に研修旅行させて
中国式の暴動鎮圧方法を学ぶべきですな

今の無抵抗方式ではやっていけるわけないし、
といって全員小銃で殺してもやり過ぎと思われる

中国ではこの程度の暴動はどのように鎮圧しているかは参考になるだろう

http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/258.html#c4

コメント [原発・フッ素47] スマホ影響 小中高生の視力最悪 文科省調査 1.0未満高校生65% (東京新聞) 魑魅魍魎男
10. 2016年12月27日 05:48:28 : 3CQeYyFHDM : f0JLTpqiA4w[4]
>5
 多摩散人です。

>せめて福島と福岡あたりを比較してから放射能のせいと言いましょうよ

 比較して変わらないと言っても、それは隠蔽のせいだと言いますよ。

 どちらにしも、ただの馬鹿ですよ。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/183.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK218] 天皇退位法制化をめぐる小林よしのり氏や山尾志桜里代議士の見解に異議:退位制度を設けるなら「定年制」 あっしら
19. 罵愚[4468] lGyL8A 2016年12月27日 05:49:52 : Gf4cFsAzNU : Pr5nnNC9xcI[16]
 つまり歴史のちがいですよ。ローマの植民地のうえにキリスト教が乗っかってつくられたヨーロッパと、日本の歴史はまったく異質だ。そのヨーロッパの白人キリスト教社会でつくられた政治制度を金科玉条においた戦後民主主義を価値基準に置いてはいけないのさ。
 日本人はね、日本の歴史の再評価の時期に来ていると思うよ。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/181.html#c19
コメント [政治・選挙・NHK218] 安倍首相の広報機関化した大手新聞を定期購読する意義はどこにあるか。 洗脳して下さいというようなもの。(孫崎享氏) 赤かぶ
13. 2016年12月27日 05:50:25 : MAL0mQiyHk : 3MRdIkFJSJ0[41]
新聞w

団塊世代の暇潰し用物語でしかないですね。

それより下の世代はほとんど見切りをつけてる。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/224.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK218] 欠席の「意味」を理解していないようでは・・・ 赤かぶ
13. 罵愚[4469] lGyL8A 2016年12月27日 05:53:24 : Gf4cFsAzNU : Pr5nnNC9xcI[17]
 やっぱり、だぁ〜れも答えられない。アメリカは大っ嫌いだから追い出したい。追い出したあとの国防は考えたこともない。 ★阿修羅♪の古井戸でオタマジャクシがゆであがっている。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/120.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK218] 人殺しが逮捕されずニュースにもならない異常な国(simatyan2のブログ) 赤かぶ
34. けろりん[1794] gq@C64LogvE 2016年12月27日 05:57:04 : nP3XtyQxb2 : yA9LhZ9RTYA[103]

ついに、『 とことん政策 』が現実化しようとしてきた__模様。


_______________________________
●政府は「 生涯現役社会 」を目指している

高齢者の定義が「70歳」に引き上げられた場合、どのような影響があるのだろうか?

経済産業省の資料には「 雇用者の雇用環境を整えた上での年金支給開始年齢の引き上げ 」を検討する内容が書かれている。また、別の政府資料には年金制度の抜本的改革として「 高齢者の定義を75歳へ 」「 厚生年金の支給開始年齢を75歳に 」という提案も。

政府は「 生涯現役社会 」の実現を目指しており、定年延長などに取り組んでいる。
_______________________________

厚生年金の支給開始年齢を75歳に・・・・
それまで、支払われてきた年金受給者のプール金は
まるまる、国庫に備蓄されていく。

平均寿命は、数字上のトリックだからな。
『 支給開始年齢を75歳 』で、ほとんどの人間と企業は、
年金の払い損になる。


国家的・ねずみ講の詐欺行為だ。


http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/197.html#c34

コメント [原発・フッ素47] 福島の子ども甲状腺がん検診「縮小」にノーベル賞の益川教授らが怒りの反論! 一方、縮小派のバックには日本財団(リテラ) 赤かぶ
3. 知る大切さ[6750] km2C6ZHlkNiCsw 2016年12月27日 06:01:10 : rXmQVSTR26 : wmfWUboB@Eg[2804]
本日は福島の県民健康調査25回目
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai-25.html

未だに行政からのライブ発信無し。 議事録も数ヶ月後にしかでない。

増え続ける甲状腺ガン患者数。 増えつずけている喉に異常がある子供の数。

1歳刻みでの喉に異常かある者の数を把握している筈なのに。
この数年間の推移が見えないデーター表示のやり口。

事故直後の各年代の喉の異常と事故以降の同年齢の推移の違いが表に出てこない。

事故による健康被害を封印したい、、経済を今のまま回したい、、、他人の健康
より金と現状の役職が大事。

腐った偽装民主主義のクニ アホ総理が統治するこの腐った国日本。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/194.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK218] 新千歳空港の暴動は将来の予行演習  小林よしのり 赤かぶ
5. 2016年12月27日 06:04:40 : MAL0mQiyHk : 3MRdIkFJSJ0[42]
>>4
今後、こういう不逞在日外国人は増えていくでしょうからね。
朝鮮動乱事件だの、在日に配慮して何も教えず、国民が痛い目を見るだけの
今の既存政治では、今後この記事のような案件を招きこむだけ。

これまでのおとなしい日本人向けの対応では対処できるわけがない。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/258.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK218] ≪毎日新聞スクープ!≫「天皇陛下のお言葉案」2015年秋には官邸に伝えていたが、安倍政権が握り潰していたことが判明! 赤かぶ
4. 2016年12月27日 06:07:39 : 75YVg3T2Nw : sh6VneES8FY[4]
 
 

    アホウヨのよりどころは 今上天皇 ではなく 下痢ゾウ親王

             だったんですね 
 
 
 
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/250.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK218] 天皇の抵抗第二弾<本澤二郎の「日本の風景」(2475) <新年の感想とりやめ> <極右の政治利用にNO> 笑坊
9. 2016年12月27日 06:09:26 : uQXztUZhhI : pk3ZRX51XX0[1]
>>珍走”のばか”へ

某は、”薄識”なれど‥

そもそも、”諡号”とは、その”ミカド”へその、”キャラ”に対して”死後”に贈られるものでは?

”一世一元”自体が、この国では、”イレギュラー”
本来なら、”福一”で”改元”でしょう?
改元されないのは、”○ぶせ”の都合(嘲笑)

まぁ、使いッパシリの”珍走”には、何を言っても”ムダ”なのだが(笑)
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/254.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK218] 人殺しが逮捕されずニュースにもならない異常な国(simatyan2のブログ) 赤かぶ
35. けろりん[1795] gq@C64LogvE 2016年12月27日 06:16:32 : nP3XtyQxb2 : yA9LhZ9RTYA[104]

[ dSI7DqbtatE コメント履歴 No: 100000 ]

とりあえずは、”アホか” 程度のハンネをつけろ
チョン憎し_のネトウヨ・同族チョンの__キミ。
田布施の出身か?


http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/197.html#c35

コメント [政治・選挙・NHK218] “逃げ恥”原作者・海野つなみと本谷有希子が『あさイチ』で安倍政権の「1億総活躍」を批判!「お国の役に立てみたいな感じ」 赤かぶ
8. めんたいこ[909] gt@C8YK9gqKCsQ 2016年12月27日 06:17:47 : CuWoOVcVZw : r1l_WPRcRuw[3]
>>4

バカと女に選挙権持たせた結果、現在のバカボン・アベ政権がある。

※ヤローは今、真珠湾にオバマの靴を舐めに出張している。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/228.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK218] 自由党が愛知県総支部を結成、小沢一郎代表が熱弁!「自公に変わる枠組みを。もう一度、全力で頑張る」 赤かぶ
13. 2016年12月27日 06:18:53 : nvkGyvz0U6 : gmBH44TlwnQ[1]
>11
ネットの書き込み量も選挙の票も不正に水増しできる。
そいつらが多数とは限らない。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/215.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK218] 〔特報〕 「日本スゴイ」ブームを斬る(東京新聞)/テレビや本は今年も「日本スゴイ」の称賛であふれ返ったが、 gataro
62. 2016年12月27日 06:21:11 : 6eqp6im11o : XBM8DB_P2eQ[4]
日本人スゴイ!と言われている偉業を成した日本人って、愛国心で頑張ったわけじゃない。ただ己の意思に突き動かされていろいろやった人ばかりだ。

わかりやすい例として、ナチスから多くのユダヤ人を救った杉原地畝の晩年は悲惨なものだった。外務省の命令に背いたとして解雇されてその名誉が回復されたのは死後。それも日本人スゴイ!のプロパガンダとするために。死後も政治利用されて正しく供養されていない心底気の毒な人だ。

和算の神様の関孝和だって、計算に特化したサヴァン症候群な脳だったかもしれないけど、現役時代は淡々と勘定役の役人をメインにしていて生き様は地味だったし、後世に名が残ったのは、和算ブームゆえに弟子たちが関孝和の考案した和算の文書に残したからだし。

他にも廃仏毀釈の被害をこうむった南方熊楠は、天狗呼ばわりされるほど変人と紙一重な天才で、――断じて政治利用されるために優れた結果を残したわけではない。

日本人がスゴイのではない。ただその人個人がスゴイのだ。偉業を成し遂げた人は政治に利用されるために行動したわけじゃない。

彼らが物申せるなら、後世のプロパガンダに名前を利用されるのはさぞ不本意だろうな。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/151.html#c62

コメント [国際16] オバマ大統領は国防授権法の中に言論の自由を破壊する条項を入れ、ファシズム体制を強化して去る(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
3. 2016年12月27日 06:21:11 : nvkGyvz0U6 : gmBH44TlwnQ[2]
>2
ダイナモさんに逆らうとロシア信奉者認定されるよ?
http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/829.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK218] 飛び立つ日の特攻隊員の姿。—―ほとんどは、茫然自失だった。「それを私たち整備兵が抱えて乗せたんです」 赤かぶ
26. 2016年12月27日 06:24:17 : 7hsCp3bJ5s : wRMRfLLAc0Y[1]
大半が謙虚さを利用する。
相手を配慮することを知らない。

日本という地獄の国らしいエピソードじゃないか?

http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/235.html#c26

コメント [政治・選挙・NHK218] 人殺しが逮捕されずニュースにもならない異常な国(simatyan2のブログ) 赤かぶ
36. 2016年12月27日 06:35:22 : vL3bW2kIa6 : 0pas87WDCaY[3]
まあこの殺人鬼は社会的には処刑されたも同然だろ。
こんな殺人鬼には誰も近づかない。
死後は地獄に落ち永遠に業火で焼かれもがき苦しみ続けるが良い。
アベや自滅党の戦争犯罪者売国奴殺人鬼も同じだ。
「地獄へ落ちろ」
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/197.html#c36

   

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