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2016年12月05日00時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK216] カジノ法案の強行採決は単なる愚行の次元ではない 日本の民主主義が死に体だ(弁護士 猪野 亨のブログ)
カジノ法案の強行採決は単なる愚行の次元ではない 日本の民主主義が死に体だ
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-2492.html
2016/12/04 01:04 弁護士 猪野 亨のブログ


 カジノ法案(統合型リゾート(IR)整備推進法案)が衆議院内閣委員で自民党と維新の会による強行採決がなされました。

 公明党は自主投票とはいうものの採決に反対せず、強行採決に加担しました。

 強行採決には多くの新聞が批判社説を掲載しています。このまま衆議院本会議、そして参議院と強行採決を許すのかどうか、日本の民主義主義が死に体です。

 毎日、読売、朝日の各紙は、昨日、掲載しました。

強行採決の暴挙、カジノ法案が衆議院委員会で可決 沈没するアベノミクスが最後の大バクチ ギャンブル依存症に陥った安倍政権

産経は強行採決前の社説(主張)です。

カジノ解禁法案 懸念解消を先送りするな」(産経新聞2016年12月2日)
「会期延長をはさんで与党は今国会成立への動きを強め、民進、共産などの反対を押し切って審議入りした。きょうにも衆院内閣委員会で可決を図ろうとしている。
 およそ超党派の議員立法には似つかわしくない姿ではないか。推進派議員には、疑問点に答えを出し、より多くの賛同を得ることに尽くすべきだと言いたい。」
「各地の公営ギャンブルの売り上げは、バブル期の半分以下に落ち込み、地方競馬、競輪の廃止も相次ぐ。カジノ分野では、すでにアジアでの競争が激化している。」

拙速なカジノ解禁は問題多い」(日経新聞2016年12月3日)
「法案の審議が始まったのは今国会が終盤を迎えた、つい3日前のことだ。カジノには国民の間に根強い反対論や拒否感があり、これまで審議できずにいた。それを突然持ち出し、まともな議論もないままなし崩し的に解禁しようとする議員たちの見識を疑う。」

カジノ法案採決 やはり合点がいかない」(北海道新聞2016年12月3日)
「道内では苫小牧市、釧路市、後志管内留寿都村がIR誘致を表明。道も前向きな姿勢を示す。
 しかし、考えねばならないのは北海道を訪れる多くが、豊かな自然に魅力を感じているという現実だ。自然を生かした体験型観光の充実を求める声も多い。ギャンブルとは相いれないのではないか。
 道には誘致自治体のみでなく、道民全体から意見を聞くことが求められる。」

カジノ法案 懸念置き去りでよいのか」(福井新聞2016年12月3日)
「慎重審議を求めていた公明党の変節には首をかしげたくなる。1日の党会合で意見集約ができず幹部に一任、自主投票を決めた。井上義久幹事長は会見で「取りまとめに至らず、残念」と述べたが、一枚岩の党が法案の吟味より党内事情を優先したことは禍根を残すだろう。暴走する自民党の歯止め役となるべき、健全で良識ある抑止力はどこへいったのか。」

カジノ法案/「負」の部分から目そらすな」(河北新報2016年12月3日)
「事は犯罪に関わる問題で例外は極力避けるべきだ。それでも例外を認めるなら、社会的な損失やコストを十分に考慮して判断すべきである。その対策を付帯決議で政府任せにしているのは無責任だ。
 会期延長までした窮屈な国会の審議日程の中で、なぜ結論を急ぎ立てるのか。議論を尽くさないまま、今国会での成立など言語道断だ。」

カジノ法案審議 モラル欠く危険な賭け」(岩手日報2016年12月4日)
「ギャンブル依存の増加、青少年への悪影響など、カジノ法案については数々の懸念が示されてきた。十分に審議もせず、数の力で押し通したことは許し難い。自民の暴走に歯止めをかけられない公明党も情けない。
 カジノやホテル、大型会議場が一体となったIRは「成長戦略の目玉」(安倍晋三首相)。だが、カジノの本質は「客の不幸で金もうけ」だ。採決の強行は、「もうかれば何でもいい」という、モラルが欠如した政権の本質をあらわにしたとも言える。」

カジノ法案可決 懸念や疑問は置き去りか」(西日本新聞2016年12月3日)
「その短い審議でも、法案提出者の自民、維新両党議員の拙さが浮き彫りになった。世論の反発を問われると「IRの概念が十分膾炙(かいしゃ)(広く知れ渡ること)していない」と認めざるを得なかった。懸念や疑問は「実施法案で判断する」という。事実上政府に丸投げする無責任ぶりである。
 慎重論が強かった公明党が党議拘束を外して自主投票とし、採決を容認したのも理解に苦しむ。」

大きな勘違い!




http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/929.html

記事 [政治・選挙・NHK216] 「政府方針を真っ向から批判する新聞記事って、なんかものすごぉぉく久しぶりに見た気が:毛ば部とる子氏」
「政府方針を真っ向から批判する新聞記事って、なんかものすごぉぉく久しぶりに見た気が:毛ば部とる子氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/21224.html
2016/12/5 晴耕雨読


https://twitter.com/kaori_sakai

>黒い磯電鉄 産経新聞やウヨ本を父親に進めてきた精神科医がいたのだが、その医者の言う通りそういう思想に染まれば他人を傷付けて愉悦に浸れるから精神的にも楽になれるんだよ はっきり言って薬物使って高揚するのと本質的に同じで人として最低の人間になるが 

この精神科医が、個人的にウヨ系が大好きで患者にも勧めたということではなく、「おかしい論調だけど、読んでると快感になるよ」という意味で患者に勧めているとしたら、これはとても怖い話ですよ。

>黒い磯電鉄 本当にそんな感じで進めてきたそうです。他人の事を考えるのはやめてこういうのを読むと楽になれると かかりつけの医者に相談したらそうやって思想を植え付けようとするのは明らかに危険な精神科医だからとすぐに別の精神科医に切り替えるよう勧めてくれましたが 

生活や環境に疲れて弱っているときに、ウヨ系の言論に触れると元気になるということを、精神科医が認めているのですね。

政治的、経済的にダウン気味の時に、排外主義が勃興するのは、そういう作用なのでしょう。

今、学校で起きている「いじめ」も排他主義の一つ。

そこでは人種的な由来ではなく、「自分の仲間に入っていない」子が対象になる。

大人の社会で排他主義が目立ってきている中で、子供社会がそうなっていくのはある意味自然なこと。

いじめ問題を解決するには、まず大人社会から見直す必要があるのかと。

(社説)もんじゅ後継 無責任さにあきれる きのうの会議の参加者は・・もんじゅの関係者ばかり。 https://t.co/ValeuHx3sC

⇒政府方針を真っ向から批判する新聞記事って、なんかものすごぉぉく久しぶりに見た気が。

酒税改革、10年がかり=ビール類55円、定義も変更−日本酒やワインは35円 https://t.co/U1kPdBHmQv

⇒ビール類だけが、酒類の中で別格扱いなのは、そもそもどういう根拠なの?

ネットで調べたら、「明治時代に舶来の贅沢品扱いだったから」というのが有力そう。

マジで?

もし、この根拠が本当なら、「時代に合わない」法律って、まさにこういうのを言うんだよ。

憲法なんかじゃなくってさ。

韓国のデモが「民主主義の成熟」扱い&日本批判に繋がる怪 https://t.co/bltz6tVYhv

⇒どんな理論めいたことを書き連ねられても、「韓国は羨ましがるほどの国なのか」「韓国に移住すれば?」っていうくだりで、「あ、そっちかw」という出口にたどり着いてしまう。

>松井計〈神ってる〉なんて放送メディア以外で聞いたことないぞ。そういうのも〈流行語〉というのかしら?今年を象徴するような言葉ではあるかもしれないけど、流行語とは違うような……。⇒広島「神ってる」が年間大賞 流行語大賞トップテン - 芸能https://t.co/PWfnkRtmiK

メディアがこぞって取り上げるので、「流行ってる」「みんな興味がある」と、メディアも世間もそろって勘違いしていることって、他にもいろいろあるんじゃないだろうか。

首相 プーチン大統領との信頼関係で平和条約交渉前進を https://t.co/PnjtAdttzJ

⇒ロシアが北方領土にミサイル配備したり、ヘリ航路を開設している中で、総理の人望による個人的なお願いをすれば聞いてくれるかも、っていう、ちょっと冗談みたいな話だよね、これ。

秘密保護法に安保法案、TPPにカジノ、どれも世論調査では半数から6割が反対または賛成できないでいるのに、与党の数の力でバンバン決めている状態の中、安倍政権の支持率もまた6割ってのは、どういうことなんだろうね。

支持率が政策とは関係ないところにあるとしか思えない。

ではいったい何?

明日のカジノ法案も、みんなが議長席に駆けつけて、わーわーわーって可決しちゃうのかな、やはり。

ビール飲んで認知症予防?苦みが“原因物質”除去か https://t.co/6ivLbqalpD

⇒これが本当なら、酒類の中でビールだけ高く課税してる場合じゃないよね、高齢化の日本としては。

休眠預金で子ども支援 毎年500億円、法案成立へ https://t.co/sBY7iWiKRi

⇒休眠預金を遠慮なく国庫に入れるために「子ども支援」をダシに使われている感。

これ、ちゃんと見てないと、将来的には「支援など」なんつって、じわじわと関係ない支出に充てられるぞ。

「IR、東京一極集中を緩和する」山本地方創生相 一方で(ギャンブル)依存症とかの問題がありますので、収益を依存症対策に充てるとかウィンウィンの関係で https://t.co/r08piVOhJe

⇒それ、全然ウィンウィンじゃねえし。

>宍戸俊則先ほどの、森ゆう子議員による質疑で分かったこと。 TPPで発効後は、日本の地方政府(都道府県や市町村)の公共事業も、TPP参加国に解放され、その関連文書は英語でも表記しなければならない。 他方、米国は、地方政府の公共事業は、TPPから除外して扱われる。 どこが自由で公正なの?

カジノ法案審議 人の不幸を踏み台にするのか 審議入りからわずか2日であり・・自民党などは、今国会を逃すと成立が大幅に遅れかねない、というが、あまりに乱暴である。 https://t.co/cHZYqMYCjr

⇒ん?どうした読売。

こんなちゃんとした社説、初めてじゃないかな。



http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/931.html

記事 [政治・選挙・NHK216] お笑い=小池劇場のお粗末。  山崎行太郎
http://yamazakikoutarou.hateblo.jp/entry/2016/12/03/%E3%81%8A%E7%AC%91%E3%81%84%3D%E5%B0%8F%E6%B1%A0%E5%8A%87%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%B2%97%E6%9C%AB%E3%80%82%E5%B0%8F%E6%B1%A0%E7%99%BE%E5%90%88%E5%AD%90%E9%83%BD%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E3%81%AE_1
2016-12-03 哲学者=山崎行太郎の『毒蛇山荘日記』


お笑い=小池劇場のお粗末。小池百合子都知事の暴走と迷走はとどまることを知らないようだが、ついに援軍であったはずのマスコミやジャーナリズムとも場外バトルを始めたようである。マスコミも小池劇場の舞台裏の実態を知って、ついに見放し始めたということだろう。……

ーーここから本文です(⬇⬇⬇)ーー

お笑い=小池劇場のお粗末。

小池百合子都知事の暴走と迷走はとどまることを知らないようだが、ついに援軍であったはずのマスコミやジャーナリズムとも場外バトルを始めたようである。マスコミも小池劇場の舞台裏の実態を知って、ついに見放し始めたということだろう。

五輪競技場問題も、豊洲新市場問題も、小池百合子のパフォーマンスのネタにすぎない。次々と新ネタを提供し、このままマスコミを煽り続け、ポピュリズムの喧騒を悪用して、あわよくば、「都知事から女性初の首相へ」と、妄想していたに違いない。しかし、すでにマスコミは、小池百合子のマジックを見破っているということだろう。2日の記者会見は、小池都知事とマスコミの間に、かなり険悪なムードが漂っていたようだ。

小池都知事の頭は、「改革病」に汚染されているというか、「改革病菌」に洗脳されている。私は、都民でも何でもない田舎者だが、私に言わせれば、そのそも都政に、「経費削減」などを錦の御旗にした都政改革など必要ない話だろう。

ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーーーーー

(スポーツ報知2016年12月2日)
東京都議会定例会が1日に開会し、小池百合子知事(64)が 「現状維持は社会、経済、政治の衰退をもたらす」と述べ、議会改革を推進する意向を示した。

ーーーーーーーーーー引用終りーーーーーーーーーー

出ましたね。「現状維持は社会、経済、政治の衰退をもたらす」だそうだ。「現状維持は衰退をもたらす。」イヤー、大根役者の決めゼリフとしては最高だろう。思わずゴハンを吹き出しました。「小泉・竹中改革」という「改革ブーム」が現在の衰退をもたらしたのではなかったの?違うの?

要するに、小池は、上山信一や竹中平蔵等のような「構造改革信者」による日本解体病、日本衰退病、日本自滅病に頭を犯された道化師たちの振り付けで、カンカン踊を踊れされているだけなのだ。


ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーーーーー

(スポーツ報知2016年12月2日)

東京都の小池百合子知事(64)が2日の定例会見で、2020年東京五輪・パラリンピックの競技会場計画の見直しに関する質問が飛び交い、怒りを露わにする場面があった。

 会見開始から35分すぎ。小池知事の表情がみるみる硬くなった。結論を12月下旬まで先送りしたバレーボール会場について、ある記者が「見直しを検討されてきた2施設について、他の施設に移すことができなかった。横浜案にも難しい状況にある。『大山鳴動して鼠(ねずみ)一匹』と言いますか…」と切り出すと、知事は「ちょっと、それは失礼なんじゃないですか!」と制止。記者は「あっ…ご苦労もあったとは思いますが」と言い直し、「横浜が難しいとなれば、知事としてはある種の瑕疵となるのでは?」と聞いた。

 これに対し、小池知事は怒りの形相で「それは当たりませんね! (見直しは)いかにサステーナブルであるかを追及した。お金の部分で言えば、(これまでに)2000億円削られたという方もおりますけど、そこからさらに削った部分があって、その部分を見過ごしてらしたのではないか」とピシャリ。「このまま行くと、豊洲のようにどんどん膨らんでいたと思いますね。誰が歯止めをかけるんですか。IOCでしょうか、組織委員会でしょうか? 結局は都民の皆様に費用の負担がかかるということで、都に責任ある人が、そのことをしなければならなかった」とたたみかけた。

 静まり返る記者室。五輪3競技会場見直しで、組織委や国内外の競技団体からの反発を受け、思うように進展しない現状を憂うように「鼠どころか、大きな黒い頭の鼠がたくさんいること分かったじゃないですか。入札の方式はどうなのか。これから頭の黒い鼠をどんどん探していきたい。むしろ、ジャーナリズムでそちらの研究をされてはどうでしょうか」と最後まで気持ちがおさまらない様子だった。

ーーーーーーーーーー引用終りーーーーーーーーーー

……<<続く>>……
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/932.html

記事 [政治・選挙・NHK216] グローバルエリートへの反乱(兵頭正俊氏)
◆ グローバルエリートへの反乱 ◆ー(兵頭正俊氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1spcp6v
4th Dec 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks


2020年東京五輪の野球・ソフトボールの試合会場として森会長らが推進している福島での五輪野球。

これに世界野球・ソフトボール連盟(WBSC)のフラッカリ会長が難色を示した。

フラッカリは「土のグラウンドでトップレベルの試合をするのは日本ぐらいで、

国際標準は内外野ともに芝。福島県内の球場が五輪にふさわしいのか、疑問符がついた」と語った。

これで福島開催は頓挫するという。

もちろん、芝でないというのは、建前だろう。あと4年もあるのだから、芝に変えたらいいだけの話だ。

放射能汚染が原因である。日本ではスポーツ界が何も主張せずに、

唯々諾々と支配エリートの決めたことに従うが、外国はそういうわけにはいかない。

ダグラス・マレーが「エリートを拒絶した英米の有権者たち ── ブレグジットからトランプの勝利まで」を

書いている。

(ダグラス・マレーは、イギリスのジャーナリストで、
英ヘンリー・ジャクソン協会のアソシエート・ディレクターである)

「ブレグジット、そしてドナルド・トランプの米大統領選挙での勝利という、

2016年の世界の選挙における二つのビッグイベントは、

今から思えば、イギリスが欧州連合(EU)からの離脱を国民投票で決めた瞬間から、

一体化することが運命づけられていたのかもしれない。

2016年6月のイギリス有権者による歴史的な選択は、アメリカの有権者も、機会さえ与えられれば、

支配エリートたちを、あらゆる理由から可能な限り叩きつぶすことを選択するかもしれないことを示す

前触れだった。イギリスの大衆にとってのエリート主義のシンボルは欧州委員会だったが、

アメリカの大衆が選挙でターゲットにしたエリートは民主党大統領候補のヒラリー・クリントンだった。

二つの選択が引き起こした政治的大混乱は、

企業のアウトソーシングによって国内雇用の見通しがたたなくなり、

グローバル化を機会ではなく、厄介な問題とみなす集団を英米双方の社会が抱えていたことに派生している。

長期的に見て、もっとも重要な共通項は(エリートの無策の結果である)ブレグジットとトランプの勝利によって、

急進右派と急進左派が国内政治領域で新たに融合する可能性があることだ。

実際、生ぬるい移民対策と経済政策の余波から教訓を学べば、そうなるかもしれない。

(現状を)伝統的保守派による市場経済路線の失敗だったとみなすこのハイブリット連合は、

貿易をめぐる国際主義よりも保護主義を好ましいと考え、

近年における伝統的右派・左派の自制的な常套句の一部をかなぐり捨てて、

外国との経済競争に対する恐怖や移民に対する社会懸念を正面から受け止めていくだろう。

キャメロンとクリントン

伝統的な政治的主流派が現状に適切に対応していくとは考えにくい。

英米における伝統的な右派・左派の政治家たちは、対立政党の政治家に対してだけでなく、

自分たちの支持者にさえ語りかけるのに苦労している。

実際、キャメロン前英首相がイギリスの自動車産業の中心地サンダーランドにおける

右派の有権者を取り込めなかったように、

クリントンもミシガンのラストベルト地帯における左派の有権者の支持をとりつけられなかった。

2人は、大衆の不満や不安に相槌を打ちつつも、その不安がいかに深刻かを理解していなかった。

一方で、左と右から中道へと歩み寄ったクリントンとキャメロンは、

自分の政党の欠陥を認めることも、対立政党の失敗を批判することもなかった。

2人は、現在の経済政策が多くを犠牲にして一部の人にだけ恩恵を与えていることに対しても、

満足のいく解決策を示せなかった。

英米の左派は、有権者が右傾化していることにも適切に対処しなかったし、

人々が国家アイデンティティ危機や移民の流入を懸念していることに言及するのを避け、

逆になぜ大衆がそう感じるのが間違っているかを説明しようとさえした」

(『Foreign Affairs Report』2016 NO.12)

(引用終わり)

ブレグジットとトランプの勝利は、

来年のフランス国民戦線党首のマリーヌ・ルペンの勝利に繋がるかもしれない。

新自由主義の国籍無き政治・経済は、グローバリズムを引き寄せ、

反グローバリズム、反ワン・ワールドのナショナリズムの流れを作ってきた。

それが沸点に達しようとしている。

日本の安倍・ジャパンハンドラー政権の狼狽ぶりは、

これが日本にも波及するのではないかという怖れからきていた。

実は、日本の支配エリートは、敗戦後、ずっと「米国第一」の売国路線を貫いてきた。

それは支配エリートの利権と繋がっていたので、持続したのである。

ダグラス・マレーの「イギリスの大衆にとってのエリート主義のシンボルは欧州委員会だったが、

アメリカの大衆が選挙でターゲットにしたエリートは

民主党大統領候補のヒラリー・クリントンだった」という指摘は正しい。

ふたつの共通したターゲットはグローバリズムだ。

さらに長期的に見ると、急進右派と急進左派が融合するハイブリット連合の可能性が出てきた。

ここで注意せねばならないことがある。「左翼」といい、「右翼」という概念は、限りなく意味を喪失し、

溶融してきているということだ。むしろ1%か、それとも99%か、というキーワードの方が本質に迫りやすい。

サンダースはヒラリーよりもトランプに政治的情念は近いのである。

そのトランプはプーチンへの尊崇の念を示している。

さらにマリーヌ・ルペンもトランプやプーチンへの評価を表明している。「右翼」や「左翼」ではないのだ。

1%と99%とに分断された経済、格差社会が、ハイブリット連合の現実的基盤だ。

政治の劣化した日本では、トランプの勝利に慌てた安倍晋三が、自由貿易を声高に叫んだ。

世界の動きがわかっていないのである。そして常軌を逸したTPPの批准にまで突き進んだ。

それは1%の利権確保が危機に瀕した恐怖を物語っていた。

自公・維新は、この大きな世界のうねりに対応できないだろう。

トランプの勝利を受けて安倍がやったのは、TPP、年金カット、カジノ法案の、衆院での強行採決である。

何も考えないで済む対米隷属路線の踏襲であった。

戦後、最大の、それも向こうからやってきた対米独立のチャンスは、

どうやら安倍晋三の無能によってドブに捨てられそうである。

かれらに都合がいいのは、急進左派も急伸右派も日本には存在しないという、日本の政治民度の低さである。

この国では、対米隷属に反対する者には「テロリストの同調者」といっておれば通じるのだ。

クリントンもキャメロンも、自分の政党の欠陥を認めることをしなかった、とダグラス・マレーは語る。

さらに対立政党の失敗を批判することさえしなかった。

これは同じ1%に仕える政党として、批判がわが身に返ってくるからだろう。

もっともよくないのは、グローバリズムが極端な格差社会を作ったことを採り上げなかったことだ。

つまり臭い物に蓋をして選挙を闘おうとしたのである。

最後まで裸の王様であり、ポリティカル・コレクトネスの、

だましの根底が国民に見破られていることに気付かなかったのである。

有権者が右傾化していることへの適切な対応もしなかった。

ダグラス・マレーは、こうも書いていた。

「ドナルド・トランプがマイノリティや女性に対して敵意を掻きたてるような表現をしたのは事実だが、

リベラル派はトランプ支持者のことをレイシスト、女性蔑視主義者、同性愛者を嫌がる

ファシストと批判すべきではなかった。

国境の管理や保守的価値を支持しているからといって、

そのような過激なレッテルを貼るのは間違っていた。

市場経済の猛威や移民に対する正当な懸念を認めることが正しい反応だった。

相手を中傷するのは適切な対応ではなかった。

クリントンはトランプの支持者の多くは「嘆かわしい人々の集まり」とさえ表現した。

(中略)


この環境で、大きな不満を示すために劇的な方法を選んだ大衆を批判するのは間違っている。

クリントンが勝利していれば、あるいは、マルコ・ルビオが共和党の大統領候補として勝利していれば、

大衆の不満が聞き入れられただろうか。

そうはならなかったはずだ。アメリカの大衆は、クリントンであれ、ルビオであれ、

伝統的政党の主流派に支持された候補として、大衆の懸念に軽く同意することはあっても、

大統領になれば、この問題への対応を試みることは、ほとんど、あるいは全くなく、

特にルビオはそうすると感じとってきた。

残留派が勝利して、イギリスの有権者の不満をめぐってブリュッセルに対応を求めていた可能性以上に、

クリントンやルビオに投票してもアメリカの大衆のメッセージが正面から受け止められる可能性は

低かっただろう。

「エリートは自分たちの懸念に耳を貸すことはない」と考えられている環境で、

有権者が緊急ボタンを押すのは正当な行動だし、おそらくそれが唯一の責任ある行動だったかもしれない」

(引用終わり)


米大統領選挙中、リベラル派はトランプ支持者をレイシスト、女性蔑視主義者、同性愛者を嫌がる

ファシストとレッテルを貼った。

「市場経済の猛威や移民に対する正当な懸念を認めることが正しい反応だった」のに、

「クリントンはトランプの支持者の多くは「嘆かわしい人々の集まり」とさえ表現した」。

上から目線、1%からの目線である。これでは負ける。

トランプの支持者がなぜこのように多いのか。

なぜかれらは、メディアのトランプバッシングに揺るがないのか。

女性さえトランプを支持しているのはなぜなのか。支持者の生活の基盤はどうなっているのか。

そのことをヒラリーは最後まで知ろうとさえしなかった。

「嘆かわしい人々の集まり」と納得したとき、ヒラリーは敗北したのである。

そしてウオール街、イスラエル、ネオコン、軍産複合体の利権代弁者として

ポリティカル・コレクトネスを駆使し続けた。

「クリントンが勝利していれば、あるいは、マルコ・ルビオが共和党の大統領候補として勝利していれば、

大衆の不満が聞き入れられただろうか」。

もちろん、トランプの支持者たちはポリティカル・コレクトネスの嘘を見破り、

ヒラリーやルビオに勝たせても1%に恩恵をもたらす政治が続くことをわかっていた。

その絶望を8年間かけて作ったのはオバマだ。

オバマの語ったアメリカンドリームは虚妄だった。

かれのアメリカンドリームは、「わたし」を「われわれ」に変えただけのポリティカル・コレクトネスだった。

「わたし」が大統領になった瞬間、アメリカンドリームは実現されたばかりか、完成されたので、

「われわれ」は捨てられたのである。

同じ黒人のリーダーでも、オバマは「わたし」を手放さず、

キング牧師は最後まで「われわれ」を手放さなかった。

だから世界の1%は、オバマにノーベル平和賞を与え、キング牧師は暗殺したのである。

「エリートは自分たちの懸念に耳を貸すことはない」と考えられている環境で、

有権者が緊急ボタンを押すのは正当な行動だし、

おそらくそれが唯一の責任ある行動だったかもしれない」という言葉は重い。

日本の自公・維新も、よく考えるべきだ。

国民のなかでは着実に、1%の支配エリートへの反感が育ってきている。

日本の政治エリートは、公約で適当にだまして政権さえとれば、

公約とは真逆の政策をやってもいいと思っている。

多数派であれば、少数派を無視してもいいという政治が続いている。

これがいつまで続くか。

これから日本の国際的地位は下がっていく。金もなくなれば、米国にも捨てられることになるだろう。

これ以上、増税すると、99%の自殺者や高齢者が重症化して病院に担ぎ込まれ、負担増になる、

となれば、現在の悪政をやめるかもしれない。

それまで限界を値踏みするようなエリートの悪政が続くだろう。

いい加減にわたしたちは覚醒しなければならない。

そして現在の子どもたちに、未来の日本人に責任を負わねばならない。

原発ひとつをとっても、劣化した政治を許してきた結果、

すでにわたしたち平成の大人たちは、許されぬ程のツケを子どもや未来の大人たちに払わせようとしている。


http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/933.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 政治・選挙・NHK217を起動しました
政治・選挙・NHK217を起動しました

旧板はこちら
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/index.html

よろしくお願いします。


http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/101.html
記事 [政治・選挙・NHK216] 政治・選挙・NHK217を起動しました
政治・選挙・NHK217を起動しました

新板はこちら
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/index.html

よろしくお願いします。


http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/934.html
記事 [政治・選挙・NHK217] キッシンジャー博士は近々、国際的に孤立色を強めている安倍晋三首相に、「助け舟」を出す手筈だ(板垣 英憲)
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/e14c0650c66de24558f5f30ab2bfbeab
2016年12月05日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 地政学上「大陸国家=陸軍国家」ロシア・中国と「海洋国家=海軍国家」の米国とは、不動産王ドナルド・トランプ氏が米大統領選挙に当選したのを境に、「米ソ冷戦が本当の意味で終わった」との認識で一致し、互いに手を組み、「本当にグローバルな世界秩序の形成」に向けて共同歩調を取り始めている。これに対して、安倍晋三首相は、同盟国のトランプ次期大統領が樹立する政権の実態を掴めず、米新政権との平仄を合わせる見通しが立たず、難渋し、国際的に孤立色を強めている。その最中、「世界秩序の形成」のプロデューサーである米共和党の重鎮ヘンリー・アルフレッド・キッシンジャー博士(戦略国際問題研究所=CSIS、ニクソン政権国務長官)は近々に、安倍晋三首相に国際電話で「助け舟」を出す手筈だという。プーチン大統領が12月15日、安倍晋三首相の選挙区である山口県長門市を訪問、日ロ首脳会談、16日は、東京に移り、首脳会談し、皇居を訪問して天皇陛下に約10分間、拝謁する。



http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/102.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 領土問題で安易な妥協や歩み寄りは未来に禍根を残すだけだ。(日々雑感)
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-5835.html
2016/12/05 05:49

<今月15、16日の日露首脳会談で主要議題となる北方領土での共同経済活動について、両国政府が昨秋から協議を続けてきたことが4日、分かった。複数の日露外交筋によると、経済特区設置や合弁企業設立、日本国民が査証なしで北方四島を訪れる「ビザなし交流」の対象者拡大などの案が話し合われているという。ただ、日本側は主権が侵害されないことが前提と要求し、司法管轄権などを巡る立場の隔たりが大きいことから両国間の話し合いは難航。首脳会談では最終合意には至らず、「大筋合意」を目指すとみられる>( 以上「毎日新聞」より引用)


 北方領土の共同勝発などといったロシアに主権が残ったままの経済的援助は未来に禍根を残すだけだ。日本外交も大人になって、もっとクールな付き合いをすべきだ。

 日本がいかに善意に満ちた「持ち出し」をしたところで、ロシアは決して日本に感謝しない。むしろ軍事的に弱腰の日本が「貢物」をロシアにしたと勘違いするだけだ。もっと北方領土をロシアの軍事基地のミサイルを増強すれば日本はもっと貢ぐに違いない、と思うだけだ。

 北方領土にミサイル基地を建設したことが日本側に解った段階で、日本政府はさっさと手を引いて対ロ交渉をすべて打ち切るべきだった。ロシアとの窓口を閉じて日本に不利益は何もない。

 ロシアにとって海洋資源を日本に輸出する道が絶たれれば、極東のロシア経済にとって打撃だ。北海道の港に渡航してくるロシア船の入港をすべて禁止すれば、北方領土の暮らしは困窮するだろう。

 北方領土の維持がロシアのお荷物にならない限り、ロシアは北方領土の返還話に乗ることはない。欧米諸国がチェチェン制裁やウクライナ制裁をしている時期が安倍氏にとってチャンスだった。

 しかし彼はプーチン氏に暖かい手を差し伸べれば感激して北方領土を返還してくれるのではないかと、極めて日本人的な外交音痴の少女趣味を発揮した。制裁破りの日露融和策により欧米諸国から日本は顰蹙を買っているが、そうしたことを日本のマスメディアは一切伝えない。

 しかしプーチン氏は冷たく安倍氏を突き放した。取るべきものを取れば、ベトベト付き纏うストーカー外交の安倍氏は気持ち悪いだけだろう。これ以上安倍氏の「俯瞰外交」で日本人が世界でバカにされるのはゴメンだ。二度目の政権就任以来、一対幾ら世界にばら撒いて、一体幾らの効果があったのかを明らかにし、責任を取って一日も早い退陣を望む。

http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/103.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 麻生はバーに1670万円(2年)、稲田は飲食費693万(1年)。ゴルフも政治活動の自民党(日本がアブナイ!)
http://mewrun7.exblog.jp/25009853/
2016-12-05 06:24

【昨日の福岡国際マラソンに公務員ランナーの川内優輝が、故障を押して出場。ここまでアレコレあったけど、途中から勝負をかけて、よく最後まで頑張りましたね〜。(ノ_-。) 日本人最高の3位だし、相手関係から見て、これは選ばざるを得ないのではないかな〜。o(^-^)o

 そして、ダートGIのチャンピオンCは、6番人気のサウンドトゥルーwith大野が、ダート6連勝中だったアウォーディーをゴール前でスッと差して、優勝。(*^^)v祝 大野くん・・・知らないうちに30歳になってたですぅ。(@@)(そりゃあ、mewも歳をとるはずだわ。(>_<))】

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 http://mewrun7.exblog.jp/25007751/
 昨日の記事に、2016年度の国会議員の政治資金収入TOP10が、全て自民党の議員で占められていたという話を書いたのだけど。<トップは、政治資金収入だけで2億超え。10位でも1億3千万円以上。^^;『安倍、プーチンを国賓にできず+政治資金TOP10は全て自民&安倍閣僚はパー券で稼ぐ』>

 で、今回は、その使い道に関する記事を・・・。
  
 まあ、昔、自民党の閣僚や重鎮が、毎日のように多額の飲食費をかけて高級料亭や銀座のバー(時々、高級ゴルフ場)に通って、いわゆる料亭密室政治を行なって来たことを思えば、少しはマシになったと言えるかも知れないのだけど。(~_~;)hidokattayone

 自民党の閣僚や議員の間には、まだそのような慣習が残っているところがあるようで。秘書も含めて、高額な飲食費がかかる会合、接待やゴルフの付き合いなども、政治活動費につけて当然だと思っている人たちがいまだに少なくないらしい。(-"-)

【<日本大法学部の岩井奉信教授(政治学)の話> 政治資金の使途には明確な規定がなく、違法とは言えないが、遊興費の性格の強いゴルフ代に充てるのは適切ではない。政治資金の本来の目的は民主主義の発展に資することであり、国民感情にもそぐわない。(中日新聞16年11月30日)】

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『麻生氏、会員制バー通い1670万円 黒ずくめで店へ

 政治家は、いったいどれほどの飲食費を政治資金から使っているのか。朝日新聞は、現職閣僚と各政党党首の28人の政治資金収支報告書について、2014年分と、25日までに公表された15年分を独自に集計。その結果、上位5人が1千万円を超えていた。

 首相在任時の08年、ホテルのバーや高級料理店通いが注目の的となった麻生太郎財務相。政治資金による飲食や会合費の支出額の合計(パーティー費用は除く)では、ほかの閣僚らを圧倒した。

 朝日新聞の集計では、麻生氏が代表を務める政治団体の支出は、この2年間で3873万円。そのうち1670万円を費やしたのが、東京・六本木にある会員制のバーだ。

 今月21日午後9時過ぎ、麻生氏はその店に現れた。帽子とマフラー、コート一式を黒色で統一し、少し離れた場所に止まった車を降りて、4階建て雑居ビル2階にある店に入った。店の入り口脇には白い花が飾られ、会員制を示す「メンバーズ」の文字がある。滞在したのは約3時間。ともに店を出た4人の男性に見送られ、車に乗り込んだ。

 麻生氏に事務所を通じて飲食費の支出について取材を申し込んだが、回答はなかった。(下につづく)

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 支出額の合計で、3位となったのは稲田朋美防衛相。衆院当選4回ながら2度目の入閣の稲田氏は、年ごとに政治団体の支出が増えている。

 稲田氏の資金管理団体「ともみ組」の収支報告書によると、初当選後の06年の飲食会合費の支出はゼロだった。だが、行革担当相だった13年には367万円、自民党政調会長時代の15年は106件、693万円。高級フレンチや中華料理、ミシュラン一つ星を獲得した串かつ屋の銀座店への支出もあった。14年には、渋谷区の占いもできるバーもあった。

 稲田氏にも飲食費の支出について取材を申し込んだ。稲田氏の事務所は「政治資金は法令に従い適正に処理し報告している」とした。

 政治評論家の有馬晴海さんは、「高額な飲食費を一概にダメとはいえないが、政治資金には税金が入っているケースも多い。使い過ぎかどうかの判断を有権者ができるように、可能な範囲で会合の内容を発信する努力が求められる」と話す。(光墨祥吾、矢島大輔)(朝日新聞16年11月28日)』

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 稲田防衛大臣と言えば、資金管理団体「ともみ組」の収支報告書に添付された領収書の写し(2012年〜2014年の3年分)のうち、約520万円分が同じ筆跡で書かれていることも、国会でも取り上げられたばかりなのだが。
 政治資金から高額な飲食費用やワイン購入代金などを支出していることも問題視されている。^^;

 ちょっと古い記事(10月のもの)だけど、週刊女性の『稲田朋美が政治資金で外食三昧しめて「年間276万円」!』をMore部分の*1にアップしておくです。(・・)

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 でもって、2015年度の政治資金収支報告書に、ゴルフやキャパクラへの支出を堂々と記載している自民党議員の例が次々と報じられている。(@@)

 先にキャパクラ費用を政治資金から支出していた林元農水大臣の件を・・・。

『林元農相の団体、キャバクラ支出 政治資金で「飲食代」

 自民党の林芳正・元農相(55)の資金管理団体が、林氏が農相在任中だった昨年9月、女性スタッフが接客するキャバクラで「飲食代」を支出していたことが26日、政治資金収支報告書で分かった。
 「林芳正を支える会」の2015年分の収支報告書によると、政治活動費の「組織活動費」のうち、同年9月11日に計上した飲食代の支出先として、東京・赤坂にあるキャバクラの店名が記されていた。金額は4万8700円だった。
 林氏の事務所は取材に「政治資金は法令に従って適正に処理している。さまざまな方との間で情報の収集や意見交換のため、適当な場を利用して会合をしている」と回答した。
(共同・東京新聞16年11月26日)』

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 そして、ここからは、ゴルフ・シリーズを。

 あの土人発言を差別と思わない&パーティー券不正購入の問題も取りざたされている鶴保沖縄北方大臣も、事務所がゴルフは業務の一環だと主張しているという。^^;

『鶴保庸介氏、政治資金からゴルフ支出 事務所「業務の一環で問題はない」

 鶴保庸介沖縄北方担当相が代表を務める自民党和歌山県参院選挙区第2支部が、平成27年にゴルフ代2回分計約2万9千円を政治活動費として支出したことが30日、県選挙管理委員会が公表した同年分の政治資金収支報告書で分かった。

 事務所の担当者は「県議の後援会主催のゴルフなどに本人が招かれ、秘書が出席した。業務の一環で支出に問題はないと考えている」と話した。一方で「政治資金を巡る国民の目線は厳しく、今後、どのような支出の形にすべきか考える余地はある」とも語った。同支部は26年にもゴルフ代として6回分計約9万2千円を支出している。

 27年の政治資金収支報告書や領収書によると、支部は同年10月、同県紀美野町のゴルフ場に1万3千円と約1万6千円のゴルフ代を支払った。(産経新聞16年11月30日)』

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 で、こちらは参院の渡辺猛之氏に関する記事。

『政治資金からゴルフ代5万円 自民・渡辺猛之参院議員

 自民党の渡辺猛之参院議員(48)=岐阜選挙区=の後援会と資金管理団体「孟志会(もうしかい)」が昨年、ゴルフ場にプレー代として計約5万2600円を政治資金から支出していた。両団体の昨年の政治資金収支報告書でわかった。渡辺氏の秘書は取材に「政治活動や後援会活動の一環と考えていたが、誤解を生じるおそれがあるので訂正することも考えたい」と話している。

 岐阜県選挙管理委員会が今月公開した昨年分の政治資金収支報告書によると、昨年4月、孟志会が埼玉県内のゴルフ場にプレー代約2万円を支出。後援会は昨年11月、岐阜県白川町のゴルフ場に計約3万2千円を払っていた。
 秘書によると、埼玉県では渡辺氏が出身高校の同窓会員らとプレー。白川町では、地元の住民主催で秘書が代理で参加したり、後援会主催で本人や秘書が参加したりしたという。

 渡辺氏は2010年の参院選岐阜選挙区で初当選し、今年7月に再選を果たした。(朝日新聞16年11月30日)』

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 最後に伊達参院議長の場合は、ゴルフ・コンペ代の一部を後援会が負担していたとのこと。これは公職選挙法に違反する疑いがあるという。^^;

『伊達忠一・参院議長(北海道選挙区)の政治団体「伊達忠一連合後援会」が2013〜15年、支援者向けに開いたゴルフコンペの収支を巡り、計約93万円の差額を後援会側が負担していたことがわかった。
 政治団体がゴルフコンペなどの差額を負担した場合、選挙区内への寄付を禁じた公職選挙法に抵触する可能性がある。

 収支報告書によると、15年のコンペは8月に開かれ、収入が148万6500円だった。一方、支出は「コンペ代」と「参加賞代」の計175万6778円で、27万278円多かった。14、13年も支出が収入を上回り、3年間で計93万5054円の差額があった。
 伊達氏は30日、読売新聞の取材に「コンペに参加予定の人たちが何人かキャンセルして来られなかった。弁当代などを負担していたため、差額が生じた」と説明した。(読売新聞16年12月1日)』

 残念ながら、最近は、TVが安倍内閣や自民党に不都合な「政治とカネ」の問題はスル〜しているので、国民の多くがこのような問題に関心を抱かないor気づかない感じなのだけど。
 ワイドショーのスタッフに「舛添の100分の1でいいから、取り上げてくれい!(ライス風)」と頼みたくなっているmewなのだった。(@@)

THANKS


*1

『稲田朋美が政治資金で外食三昧しめて「年間276万円」!
女性自身 10/14(金) 6:01配信

「怪しいことなんて、してないです」

 本誌の直撃をかわすように、稲田朋美防衛相(57)は口を開いた。

「ポスト安倍」の一角だった稲田氏が、ピンチに陥っている。資金管理団体「ともみ組」の収支報告書に添付された領収書の写し(2012年〜2014年の3年分)のうち、約520万円分が同じ筆跡で書かれていたのだ。

 結局、白紙の領収書に稲田氏サイドが手書きで記入していたことが発覚。10月6日、参議院予算委員会でこのことを追及された稲田氏は、しどろもどろになった。

 本誌は稲田氏の「カネ」にまつわる新たな「疑惑」を入手した。2015年度「ともみ組」の政治資金収支報告書の、「会合費」欄。国内外のガイドブックに載るような店が多く、同じ日に何度も「昼食会合費」「夕食会合費」を計上しているのだ。

 10月31日に至っては、1日で約49万円も支出している。
 本誌は、串かつ店「B」を訪ねた。ミシュラン1つ星の高級店だ。

「稲田さんご夫婦とは古いおつき合いです。稲田さん本人は、いまでも月に1回程度いらっしゃいます。いつもコースの全
30串を完食されますよ」(店員)

 政治部記者が解説する。

「昨今はマスコミのチェックを警戒してか、政治家の会合は庶民的な店が増えています。会合費の支出が多いとされる小渕優子衆院議員でさえ、チェーンの居酒屋ばかりですよ」

「政治資金オンブズマン」共同代表で神戸学院大学の上脇博之教授は、資料を見て驚きを隠さない。

「政治資金の『公私混同』疑惑で辞任した、舛添要一前東京都知事と図式は似ています。ただ稲田氏のほうが、比べ物にならないほど金額が大きいです」

 稲田事務所は「私的飲食は自費で支払っています」とするのみで、支出の内容への具体的な説明はなかった。

 じつはこの報告書には、もうひとつの「疑惑」が隠されていた。日本国外で支出された約87万円分については、領収書が国に提出されていないのだ。

 稲田事務所は「クレジットカード支払いのため領収書がなく、(領収書の徴収が難しかったことを証明する)『徴難(ちょうなん)明細書』を提出している」と説明した。

 だが、政治資金を監督する総務省は「金額と日付、但し書きの3点が揃っている資料(カードの利用伝票など)ならば、領収書でなくてもかまわない」という。

 また1月に稲田氏が訪れたアメリカのワイナリー「OPUS ONE」に問い合わせると「希望する場合は明細書を発行している」と回答した。

 これは稲田氏側の説明と矛盾する。ワイナリーの件を本人に伝えると「誰が言っているんですか。記憶にありません!」と否定し、その場を立ち去った。前出の上脇教授はこう指摘する。

「これでは、『詳細がわかると都合が悪い』と批判されても仕方ありません。支払いを示す資料を提出すべきです」
(週刊FLASH 2016年9月27日、10月4日号)』



http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/104.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 世論調査は不可解? 室井佑月「なんでこうなる。おかしくないか?」〈週刊朝日〉
             作家の室井佑月氏が近年の日本のメディアの姿勢に疑問を呈する (※写真はイメージ)


世論調査は不可解? 室井佑月「なんでこうなる。おかしくないか?」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161201-00000322-sasahi-soci
週刊朝日 2016年12月9日号


 作家の室井佑月氏は、アメリカ大統領選や韓国大統領のスキャンダルに関する報道を見て、日本のメディアについて思うところがあるという。

*  *  *
 11月14日のNHKニュース。<安倍内閣を「支持する」55%、「支持しない」26%>だって。

 先月の調査より、支持する人が5ポイント上がって、支持しない人が7ポイント下がった。

 なんでこうなる。おかしくないか?

 TPPを今の国会で承認することへの賛否は、「賛成」が18%、「反対」が24%、「どちらともいえない」が48%。

 今の国会で審議されている、賃金が下がった場合に年金支給額を引き下げることなどを盛り込んだ年金制度改革関連法案について、「賛成」10%、「反対」49%、「どちらともいえない」が33%。

 南スーダンでの自衛隊の駆けつけ警護、「賛成」が18%、「反対」が42%、「どちらともいえない」が32%。

 天皇陛下の退位についてどのようにするのが望ましいのか。「特別法を作って、いまの天皇陛下に限って認める」21%、「皇室典範を改正して、今後すべての天皇ができるようにする」58%、「退位は認めず、現在の制度の範囲内で対応する」11%。

 自民党が党総裁の任期を連続3期まで延長することについて。「賛成」27%、「反対」31%、「どちらともいえない」35%。

 つまり、現政権を肯定している人より、否定している人のほうが多い。世論調査の結果が解せない。

 この結果は、新聞の世論調査でもいえる。

 あたしはなぜか、アメリカの大統領選とこのことが被ってしまう。アメリカの大統領選、世論調査はずっとヒラリーのほうが数ポイント上だった。なのに、ふたを開けたら結果がひっくり返った。

 あまりニュースになっていないが、選挙中、トランプはこのことを批判しつづけていた。「嘘ばかり報道する」と。「不正選挙がおこなわれている」とまでいっていた。

 実際のところ、トランプがいっていたように、メディアは嘘ばかり報道し、世論を偏った方向へ煽ったのだろうか。

 それはわからない。あたしが考えてしまうのは、日本はどうなのか、ということだ。

 新聞社やテレビ局の幹部、御用コメンテーターが、安倍政権と懇意にしているのはもはや秘密にもなっていないのだ。

 お隣の国、韓国で大問題になっている朴大統領と崔順実についてもそうだ。

 崔が文化体育観光部(日本の文部科学省にあたる)の利権に絡んでいたのは事実で、スポーツ関連組織が不正の温床となっていた。崔は平昌五輪の会場建設や運営に口を出し、その利権も貪(むさぼ)っていた。

 じゃあ、この国はどうなんだろう。オリンピック費用がなぜ3兆円にまで膨らんだんだろう。韓国ヘイトみたいなニュースを流すだけじゃなく、そちらをなぜ追及しない? お隣の国のこの問題でわかったはずだ。文部科学省、その中でもスポーツは利権の温床になりやすいと。

http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/105.html

記事 [政治・選挙・NHK217] トランプとプーチンにナメられて…安倍官邸「大パニック」実況中継 外務省と経産省が「責任のなすり合い」(週刊現代)


トランプとプーチンにナメられて…安倍官邸「大パニック」実況中継 外務省と経産省が「責任のなすり合い」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50367
2016.12.05 週刊現代  :現代ビジネス


天国から地獄へ——ほんの数日前に「トランプに会った唯一の首脳」ともてはやされた安倍首相の外交戦略が、一瞬にして頓挫した。そのとき、首相官邸で起きていたことは。内実をレポートする。


■赤っ恥をかいた安倍首相

「まさに、青天の霹靂だった。トランプは、何てことをしてくれたんだ。ブエノスアイレスで一報を聞いた(安倍)総理の顔は引きつり、言葉も出なかった……」

こう証言するのは、ある外務省関係者だ。

日本時間の11月22日午前7時19分、安倍晋三首相がブエノスアイレスで、ニューヨークの「トランプタワー」訪問、ペルーでのAPEC(アジア太平洋経済協力会議)、アルゼンチン公式訪問を総括する記者会見に臨んだ。

安倍首相は、「APECは30年近く前に日本が提唱して始まった」と前置きして、今回の成果を誇らしく述べた。

「決して内向きになってはいけない。それが今年のAPECの最大のテーマだった。TPP(環太平洋パートナーシップ協定)は、そうした自由で公正なルールに基づく経済圏を太平洋に創り上げる野心的な挑戦であり、TPP首脳会合では、すべての参加国がその挑戦をやり遂げる決意を改めて共有した」

質疑応答で、NHK記者から、「トランプ氏はTPPからの離脱を言っているが」と水を向けられると、安倍首相は強気の表情で、「TPPは米国抜きでは意味がない」と言い切ったのだった。

同行記者が語る。

「総理は、南米訪問の途中でニューヨークに立ち寄り、トランプ次期大統領と1時間半も会談したことが、自慢でならなかった。それでAPECでは、各国首脳と話すたびに、『私は数日前に、トランプとじっくり語り合ったんだけどね』と、もったいをつけていました。

すると、どの国の首脳もトランプ氏と会ったことがないため、熱心に耳を傾けた。安倍総理は21ヵ国・地域の首脳の中で、すっかり主役気分だったのです」

ところが、である。安倍首相の記者会見が終わったのが、日本時間で午前7時43分。それからわずか18分後に、トランプ次期大統領は、ビデオメッセージを発表し、こう言明したのだ。

「わが国に災厄をもたらす恐れがあるTPPからの離脱の意思を通告する」

前出の同行記者が語る。

「APEC首脳会議の合間に、安倍総理が主導する形で、TPP参加国12ヵ国の首脳を集めて会合を開きました。その際、トランプ氏と会談をした安倍総理が自信満々だったため、参加した首脳たちは、『もしかしたらアベは、トランプ説得に成功したのでは』と、期待感を強めていたのです」

それが記者会見の直後に、トランプ次期大統領から正反対のメッセージが出たのだから、安倍首相は、すっかり赤っ恥をかいてしまった。日本の首相も、ナメられたものである。


■外務省の「2大戦犯」

前出の外務省関係者が告白する。

「実は安倍総理とトランプ次期大統領との会談の中で、トランプ氏の長女のイヴァンカさんから抗議を受けた。彼女は、日本のメディアがこぞって『駐日大使に起用』と報道したことに憤慨していたのだ。

トランプ氏がわざわざ安倍総理に恥をかかせるようなタイミングでビデオメッセージを公開したのは、長女に恥をかかせたことへの意趣返しではないか、とうがった見方をする関係者までいます」

この安倍・トランプ初会談の中身については、日米双方とも、「非公開だ」として、箝口令が敷かれている。

実際にはTPPに関して、何が話し合われたのか。前出の外務省関係者に改めて聞くと、重い口を開いた。

「本当に、詳しいことは言えない。ただ、会談を終えた安倍総理は、非常に明るい表情で、こう漏らしていた。

『トランプは、オバマよりずっと話が分かる男だよ。まずは、われわれが(TPPの)批准を目指そうではないか』。

だが、いまにして思えば、あんな会談はやらなければよかったのだ。外務省としては気乗りしなかったが、経産省サイドが勝手に突っ走った会談だった。

会談が行われることを知ったケネディ駐日アメリカ大使は、『来年1月20日までは、オバマ大統領が唯一のアメリカの指導者だ!』と怒り心頭だったし、ホワイトハウスもトランプ次期大統領に猛抗議したという。

そのため、安倍総理と会ったトランプ次期大統領の口は、意外に重かった。以後、他国の首脳らが『トランプ詣で』をできなくなったのは、トランプ氏が安倍総理だけを特別視したからではなくて、ホワイトハウスに、『もう二度とやらない』と詫びたからだと聞いている」

それでは、「経産省サイドが勝手に突っ走った」とは、どういうことなのか。経産省関係者に確認すると、怒りを滲ませながら反論した。

「だいたい外務省は、大統領選挙当日まで、安倍総理に、『クリントン候補の勝利は間違いありません』と囁き続けてきたのだ。特に、杉山晋輔外務事務次官と、秋葉剛男外務審議官が、『2大戦犯』だ。

そのくせ、トランプ勝利が確定して、安倍総理が『一刻も早く挨拶を述べたい』と言うと、『トランプとはツテがありません』とぬかした。それで総理が激怒して、『もう外務省には頼まん』ということになって、急遽、経産省に要請が来たのだ。

そこでわれわれは、トランプタワーに入居している日本企業を調べ上げ、トランプ氏が住む66階まで行ってもらった。それで『安倍総理が祝辞を述べたいから』と言って、電話番号を聞き出したのだ」

経緯はともあれ、安倍首相が意気揚々とトランプタワーに乗り込んで行ったことは、完全に裏目に出てしまった。

23日午後に帰国した安倍首相は、翌24日に開かれた参議院のTPP法案に関する審議で、野党から集中砲火を浴びた。

安倍首相は顔色もすぐれず、弁明に大わらわとなったのだった。

前出の経産省関係者が続ける。

「そもそも外務省は'13年夏、過去に省内で問題を起こして居場所がなくなった大江博氏を、TPP首席交渉官代理として送り込んだ。その大江氏は今年、甘利明TPP担当大臣がスキャンダルで失脚すると、定年退職のはずが首席交渉官に出世して、『ミスターTPP』のように振る舞い、団結を乱していったのだ」


■ロシアにのめり込んだ二人

ところで、安倍外交はAPECでもう一つ、赤っ恥をかいた。それは、ロシアとの北方領土交渉である。前出の外務省関係者が明かす。

「安倍総理がロシア外交を本格化させたのは、'14年2月にソチ冬季五輪の開会式に出席した時からだ。ウクライナ問題を巡って、欧米の首脳がおしなべて欠席する中、先進国でほとんど唯一、出席した安倍首相を、プーチン大統領が開幕式の翌日、ロシア料理の盛大なランチで歓待したのだ。

この時、安倍総理とプーチン大統領は、ウォッカを5杯も乾杯して盛り上がり、日ロ関係を前進させることで一致。会談に同席した世耕弘成官房副長官(現経産相)は、『(北方領土返還により)早めに地図を書き換える準備をしておけよ』などと吹聴していた」

北方領土を取り戻して歴史に名を遺したい安倍総理と、総理をヨイショして立身出世を狙う世耕氏は、欧米が対ロ経済制裁を強化する中、ロシアにのめり込んでいった。

「オバマ大統領から2度も、『ロシアに近づくな』と直接言われていたのに、安倍総理は今年5月にロシア訪問を強行。この時、世耕官房副長官と経産省が、『8項目の経済協力』を、プーチン大統領の鼻先にブラ下げた。

世耕氏はこの時の功績で、8月の内閣改造で経産相に抜擢された。さらに、『ロシアと交渉する際の肩書が欲しい』と総理にせがんで、ロシア経済分野協力担当大臣も拝命した。

そんな世耕経産相は、『いまさら4島一括返還を言っている外務省は古くさい』と非難し、『外交は外務省の専権事項』という不文律を破って、総理と二人三脚で、どんどんロシアに接近していった」(同・外務省関係者)

外務省では小泉純一郎政権時代に、北方領土の「4島一括返還」か「2島先行返還」かを巡って、いわゆる「(田中)眞紀子vs.(鈴木)宗男戦争」が勃発。その後は、「4島一括の日本の帰属が交渉の原則」と定めた。

「この10月に死去した、『ミスター北方領土交渉』と仰がれた丹波實元駐ロシア大使は、『北方領土の帰属をロシアに売り渡すな』との遺言を遺した。帰属の問題は一政権の問題ではなく、将来の子々孫々にまで禍根を残す問題なのだ。

それなのに安倍総理と世耕経産相は、対ロ交渉から外務省を事実上外した。その上で総理は、9月2日にウラジオストクで、プーチン大統領と55分間、二人っきりで会談。『2島返還でもよいから』と譲歩した。そしてプーチン大統領がニンマリ笑顔を見せたことから、交渉の行方を楽観視して、12月15日の『山口会談』を決めてしまったのだ」(同・外務省関係者)

ここから日本では、2島先行返還案を始めとして、共同統治案、ロシア施政権案、面積2等分案など、次々にリーク報道がなされ、「山口会談」へ向けた期待感が高まっていった。


■豹変したプーチン大統領

ところが、11月に入って俄然、雲行きが怪しくなってきた。

2日から6日まで、世耕経産相がモスクワを訪れたが、経済援助は大歓迎でも、領土問題には触れられず仕舞い。8日から10日には安倍首相の懐刀である谷内正太郎国家安全保障局長が訪ロしたが、やはり「玉砕」した。

あげく15日には、世耕経産相のカウンターパートで、「プーチン政権一の親日派」として知られたウリュカエフ経済発展相が、200万jの収賄容疑で拘束されてしまう。世耕氏がプーチン大統領に相手にされていないことがハッキリしたのだ。

こうした中、ペルーAPECの最中、現地時間の19日に開かれた15回目の安倍・プーチン会談は、重苦しい雰囲気となった。前出の外務省関係者が明かす。

「12月の山口会談は、日本にしてみれば『総理の故郷に招待するから領土を返せよ』という話なのに、ロシア側からまず、『なぜ交渉の過程が次々と日本メディアにリークされるのだ』とお叱りを受けた。続いて、『'18年に大統領選を控えているというのに、領土問題なんか出せるわけないだろう』と言う。

とにかく万事、強気で、プーチン大統領はこれまでとは別人のようだった。ロシアとの関係改善を公約に掲げたトランプ候補が勝利したことで、もはや日本など眼中にないということなのだろう」

これでは、いったい何のために山口まで招待するのかということになる。

ロシアは日本をせせら笑うかのように、ペルー会談直後の22日、北方領土の択捉島と国後島に、新型の地対艦ミサイルを配備したと報道した。同日、尖閣諸島周辺の上空にロシアの哨戒ヘリコプターが突如として出現し、自衛隊機が緊急発進する事態となった。

ロシアの立場について、セボードニャ通信社のコツバ・セルゲイ東京支局長が解説する。

「ロシア側は、南クリル諸島(北方領土)を日本に譲り渡すなどと言ったことは一度もない。そもそも経済制裁を科してくる敵国に、領土を渡す国がどこにあるのか。それに、クリミア半島を取り返したことでロシア国民から支持されているプーチン大統領が、日本に領土を渡したら、とたんに支持率が急降下して、ロシアで政変が起こるだろう。

12月のプーチン大統領の訪日は、あくまでも東京で、各種の経済援助を受け取るサインをしに来るのだ。いわばこれまで日本がロシアに経済制裁したことへの贖罪だ。山口では温泉につかって、『今後とも何事も話し合おう』で終わりだ」

トランプにナメられ、プーチンにナメられ、安倍外交はいよいよ「崩壊」に向かいつつある。

「週刊現代」2016年12月10日号より






http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/106.html

記事 [政治・選挙・NHK217] トランプ氏との接触に異議 米政府が日本に伝達(共同通信)-APECでの日米首脳会談はやはり米側が拒否していた
「トランプ氏との接触に異議
米政府が日本に伝達
2016/12/5 02:00
 安倍晋三首相が米ニューヨークで11月中旬に行ったトランプ次期大統領との会談に関し、米政府が事前に「トランプ氏はまだ大統領ではない。前例のないことはしないでほしい」と強い異議を日本政府に伝えていたことが分かった。日本側は、会談は非公式でトランプ氏提案の夕食会は見送るとして理解を求めた。しかし、米側は納得せず、ペルーでの国際会議に合わせて調整していたオバマ大統領との首脳会談は実現せず、立ち話にとどまった。日米外交筋が4日、明らかにした。

 首相の外交姿勢に対するオバマ米政権の不快感が明らかになった形だ。」
http://this.kiji.is/178189391378841604?c=39546741839462401

関連
安倍首相ペルーで赤っ恥…オバマ米大統領と会談できず(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/369.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 11 月 21 日 16:40:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU

顔も見たくない安倍晋三(視線を合わさないバラク・オバマ) 
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/394.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 11 月 22 日 00:03:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU

やはり安倍独断外交は大失敗だったことを暴露した週刊現代  天木直人
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/650.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 11 月 28 日 09:15:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU

http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/107.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 「トランプ・安倍会談に異議」・・・やっぱりアメリカも怒っていたか。英断だなんてヨイショしてた奴もいたっけなあ。
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-6396.html
2016年12月 5日 くろねこの短語


「トランプ・安倍会談に異議」・・・やっぱりアメリカも怒っていたか。英断だなんてヨイショしてた奴もいたっけなあ。ああ、恥ずかしい。


 オーストリアの大統領選は、極右の自由党候補が敗北。EU初の極右の国家元首誕生はどにか阻止したようだが、同じく注目を集めているイタリアの憲法改正の是非を問う国民投票は反対派がやや優勢とか。もし否決されればイタリアのEU離脱も視野に入ってくるだろうから、さあどうするどうするってなもんです。

 それはともかく、ペテン総理が揉み手しながら駆けつけたトランプとの会談に、アメリカ政府が事前に待ったをかけていたってね。「トランプ氏はまだ大統領ではない。前例のないことはしないでほしい」という異議申し立てに、ペテン総理は楯突いたカタチになったわけで、APECでオバマに相手にされなかったのは、とんだ遺恨だったってわけだ。

 やたら非公式って言い募っていたのはこうした舞台裏があってのことだったわけだが、そりゃあアメリカにすれば無礼な野郎だってなるのは当たり前の話だ。おそらく、ヨーロッパの首脳連中も快く思っていないはずで、これじゃあただのお調子者ですからね。

・トランプ・安倍氏会談に異議 日本へ米政府、対ロ接近を警戒か
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201612/CK2016120502000121.html

 トランプにすれば極東からきたカモの面通しくらいにしかすぎない会談を、御用評論家は他国に先駆けた英断なんて持ち上げてたんだから笑っちまう。これまでのペテン総理の外交政策ってのはただ金をばら撒くのが関の山で、何ひとつ成果らしきものは上がっていない。トランプとの会談も、そうした失敗のひとつに数えられることになるだろう。

・無残というしかない安倍外交における破産の数々
 http://blogos.com/article/199298/

 それにしても、なぜ今頃になって「アメリカが怒ってる」なんてニュースが飛び出てくるんだろう。ひょっとして、トランプにその器量のなさを見透かされたか。ペテン総理もそろそろお払い箱・・・だったらこんなにめでたいことはないのだけれど。


http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/108.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 平野啓一郎氏が警鐘 「世の中が全体主義に移行している」 注目の人 直撃インタビュー(日刊ゲンダイ)
   


平野啓一郎氏が警鐘 「世の中が全体主義に移行している」 注目の人 直撃インタビュー
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/194937
2016年12月5日 日刊ゲンダイ


  
   作家の平野啓一郎氏(C)日刊ゲンダイ


 一方的にまくし立てるような国会答弁から「反知性」の烙印を押されている安倍首相。当然、作家・文化人など言論人からの批判が多いが、平野啓一郎氏(41)も急先鋒のひとりだ。SNSなどで非常に多くの発信をしているし、「世の中は新自由主義から全体主義に移行している」と警鐘を鳴らす。安倍政権の危うさと時代の危機を語ってもらった。

■理念的にも現実的にも愚かな安倍外交

――平野さんもそうですが、作家、文化人の方は総じて安倍政権に対して批判的ですね。

 基本的に自由であることが作家にとっては、というか、一人の人間として、大変、重要ですから、その自由が拘束されていく感覚に対する抵抗感ですね。それに作家は政治的発言がしやすいというところもあります。職種によっては原発反対とか五輪反対とか言うと不利益があるでしょうけど、僕らにはありません。むしろ、よくぞ言ってくれたと読者が応援してくれたりしますし。

――やはり、安倍政権になってから、世の中、きな臭くなったと思いますか?

 小泉政権も評価していないし、民主党の野田政権にもものすごいフラストレーションがありました。でも、小泉政権時代には今の自民党の改憲草案のようなものがメーンストリームになるとは思ってもみなかった。小泉氏も決してリベラルではないが、今の自民党の中心にあるような暗い国家主義はなかったと思います。あの時代は、新自由主義で、勝ち組は努力の結果であると。苦境の人は努力が足りないという考え方でした。そうやって、弱者は見捨てられたわけですが、今は経済的苦境にある人は見捨てられるだけでなく、批判される。社会保障という面で国に「迷惑をかけている存在」だと、糾弾の対象になってきている。これは非常に危ない風潮だと思います。

――ナチスの優生思想に通じるような?

 自民党はかつてと同じ党ではないですね、もはや。安倍政権だけじゃなく、社会的風潮そのものが新自由主義から全体主義へと変わりつつある危惧を覚えます。

――安保法制の審議の進め方や中国を敵視するような外交姿勢、この辺はどう思われますか?

 とにかく、象徴的な「敵」が必要なんでしょう。日本という国が戦後、曲がりなりにも続けてきた平和国家としての歩みが急激に変化しています。これは理念的に間違っているだけでなく、現実的にも何の得もない。南スーダンや中東はどうしようもない泥沼です。一体、どういう期間、何を目指して、どう関わっていくのか? 何のビジョンもない。自衛隊員の犠牲も出かねないし、日本もテロの標的となり得る。愚かとしか思えません。北朝鮮や中国に対しても、強気に出れば、いつか相手が参りましたと言うと思っているのでしょうか? 拉致問題しかり、どういうプロセスで問題の解決をイメージしているのか、まったくわかりません。中国に対しても日米同盟の軍事力を強化して、抑止力が高まったのか? 尖閣問題で中国と軍事的に衝突したとして、どんな収拾のつけ方があるのか? 中国だって国内のナショナリズムが沸騰して、引くに引けなくなる。恐れ入りましたとおとなしくなるはずがない。

――何のための軍事力強化なのか。政治家が自分の力を誇示したいだけではないのか。そんな印象すら受けますが、さて、米国ではトランプ大統領が誕生します。来年には世界中で国家主義者が誕生、台頭する懸念があります。

 フランスも極右のマリーヌ・ルペンが支持を伸ばしている。ポーランド、ハンガリーなど、東欧では右派政権が誕生していますし、とんでもない法案を通しています。

――グローバリズムへの反動ですか?

 それもありますが、いまは世界的に国家そのものが弱体化しているのだと思います。国家が財政的にも弱体化し、アイデンティティーも失いつつある。その反動が起こっているのではないか。

――どういうことでしょうか?

 アップルやグーグル、アマゾンみたいなグローバル企業が通信だけじゃなく、社会的なインフラを広範に担うようになると、人々にとって、国家への依存度が低下していく。それに対して、国家にはものすごい危機感がある。そこで、グローバル企業が担えない国家権力の源泉、徴税権であったり、軍事力が反動として強化されていく。本来であれば、外交交渉や民間の交流で国際平和を維持していくべきなのに、やみくもに軍事力を強化する。しかし、国家がなければ困るのは社会的弱者であって、むしろその点でこそ機能すべきなのに。

――安倍首相の場合はどうですか?

 彼の場合、確固たる国家観というよりも祖父の悲願である憲法改正をやりたいというだけではないでしょうか。そこに至る過程、最終的な国家像は支離滅裂です。

――それなのに、選挙のたびに大勝している。

 選挙制度がこれでいいのか、という問題もあるし、そもそも、安倍政権の態度は小選挙区的ですよね。1票でも勝てば、何をやっても許される。相手がどれだけ票を取ろうがお構いなし。悔しかったら選挙で勝ってみろ。そんな態度じゃないですか。もちろん、民主主義ですから、選挙で多数派の布陣を握った方が有利に議論は進められる。しかし、その前提として少数派の意見に真摯に耳を傾けなければならない。それなのに多数決で勝てば、全権委任を得たように誤解しているとしか思えません。

  
   安倍・トランプ会談の中身は…(内閣広報室提供・ロイター)

民主主義の前提が崩れている

――閣僚の暴言、放言も後を絶ちませんね。

 政治倫理は現政権になってからガタガタになりました。これを回復するのに、どれだけ時間がかかるのか? そもそも回復できるのか? 16年前、森元首相は「日本は天皇中心の神の国だ」と発言し、これが政権の命取りになった。このレベルの暴言は今、ゴロゴロあります。機動隊員の土人発言を「差別と断じることはできない」と言って擁護した鶴保沖縄担当相なんてメチャクチャなのに、辞めさせられない。閣議決定でこの発言を擁護までする。山本農水大臣の強行採決発言だって、本来であれば、クビが飛んでいなければおかしい。

――選挙で選ばれた政権が暴走していく。民主主義の限界、欠陥という気もします。

 民主主義以外の制度は考えられないけれど、その民主主義が機能するにはいくつかの前提があって、それが崩れているのではないでしょうか。年齢別人口構成を見ると、日本は逆ピラミッド形になりつつあり、成人して社会に出た労働力の中心が有権者の中ではマイノリティーになっている。こうしたことって、民主主義ができたときには誰も想定していなかったのではありませんか。マスコミがきちんと政権を監視、批判しているのか、という問題もあるし、そもそも、マスコミはそれだけの力を持てなくなっているのではないか。これは日本に限った話ではありませんが、有権者の情報源としてネットの影響は非常に大きいと思います。そのネットの世界では言っていいことと悪いことのタガが外れてしまったというか、思想的に歪んだ言論が、国民の本音を代弁したかのように扱われたりする。中国、韓国に対する差別発言が「よくぞ、本音を言ってくれた」みたいになって広がっていく。実際は一部の人間の醜悪な差別意識が露呈しただけなのに。その過程で、死語になっていた差別用語が復活しています。90年代には言葉狩りと批判されたような社会的プレッシャーが差別を抑え込んできましたが、それが弱まると、排外的な言葉がどっとあふれだしている。

■ネットによって社会が分断されていく

――そうした風潮はネットでますます、拡散、拡大されていますね。

 自分にとって居心地がいい場所を定めるのがネット社会ですから、偏った情報にだけ接するようになる。そうやって、一面的な価値観が固定化され、社会が分断されていく。そんな状況だと思います。

――そんな中、平野さんはネットでよく発信されていますね。

 ツイッターの140文字は議論をしない設定ですし、ネット空間には次々に話題が出てきますから、スレッドが立ってもどんどん過去のものになっていく。それに自分と考えが違う人と議論するのは面倒くさいし、関わりたくない。正直、僕にもそういうところはあります。なので、事実として信用できることをリツイートして投げる。それよりも小説を読んでもらって、その中で考えてもらいたい。「マチネの終わりに」という小説を書きましたが、ヒロインは日本人とクロアチア人のハーフです。彼女を魅力的に描くことで、国籍問題に引きずり込まれることに対して、ツイッターとは違うレベルの議論が盛り上がる効果を期待しています。

▽ひらの・けいいちろう 1975年生まれ、京大卒。23歳の時、デビュー作「日蝕」で当時、最年少芥川賞受賞。「決壊」で芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞、「ドーン」でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。












http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/109.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 松井大阪府知事(維新代表)が、カジノ法案反対の民進党をバカな政党と公言。だったら大手新聞全紙がバカか!







http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/110.html
記事 [政治・選挙・NHK217] 安倍・トランプ会談によって決定的に終わった安倍・オバマ関係  天木直人 「この共同通信の大スクープは内閣総辞職ものだ」 
安倍・トランプ会談によって決定的に終わった安倍・オバマ関係
http://xn--gmq27weklgmp.com/2016/12/05/post-5733/
5Dec2016 天木直人のブログ


 共同通信が大スクープを書いた。

 きょうの多くの地方紙は、それを大きく報じているに違いない。

 その一方で、大手新聞は完全無視を決め込むだろう。

 それだけ見事な大スクープであるということだ。

 それだけ、安倍首相にとっては面目丸つぶれの大スクープであるということだ。

 その大スクープとは何か。

 あの安倍・トランプ会談は、やはり安倍首相とオバマ大統領の関係を決定的に悪化させた、いや、終わらせた、という一大スクープである。

 共同通信が関係筋の話として4日わかったと報じた内容は、要旨次の如くである。

 すなわち、安倍首相が大統領選挙の結果を受けた直後の11月10日にトランプ氏と電話会談し、その電話会談で合意した17日のニューヨーク初会談について、米国政府は異議を伝えてきたという。

 ホワイトハウス内に反対論が強く、その急先鋒はライス大統領補佐官(国家安全保障問題担当)だったという。

 日本側は、トランプ氏が提案してきた夕食会を断り、通訳だけを同席させることによって、個人的で非公式な会談であることを示して理解を求めたが、米国側は納得しなかったという。

 それでも安倍首相はトランプとの会談を強行した。

 その結果、ペルーで会談する方向で調整していた最後の安倍・オバマ首脳会談は実現せず、オバマ氏は、APEC首脳会談の記念撮影後、昼食会場に向かう途中で立ち止まり、数分間言葉を交わしただけで終わらせたという。

 ここまで安倍首相とオバマ大統領の関係が悪化していたとは驚きだ。

 私は安倍・トランプ会談で日本側が安倍首相と通訳の二人だけだったことについて、トランプ側の要請でそうなったと思った。

 そしてこれは、異常で、不平等な会談であり、そのような会談を受け入れた安倍首相を当時批判した。

 ところが、これは的外れだったということだ。

 実際は安倍首相の方から、私的会談を強調するために申し入れていたのだ。

 共同通信の大スクープで注目すべきは、オバマ大統領が安倍首相に不快感を抱いた理由として、単にトランプ会談で現職大統領の面目をつぶされただけではなく、度重なる要請を無視して安倍首相が対ロ融和政策に固執したこともあるという。

 やはりウクライナ問題やシリア問題で見せたオバマ大統領の対ロ強硬政策は本気だったのだ。

 そして、安倍首相の対ロ融和政策に対するオバマ大統領の不信と警戒感は本物だったのだ。

 そしていま我々は目撃している。

 日米関係を損なってまで安倍首相が固執したプーチン大統領の訪日は、肝心の北方領土問題解決の進展が見通せないまま、完全な失敗に終わろうとしている事を。

 米国の信頼を失い、ロシアとの関係強化も見通せない安倍首相。

 もちろん中国との関係は悪化したままだ。

 これ以上の外交的敗北はない。

 この共同通信の大スクープは内閣総辞職ものだ。

 野党が国会で追及しないとすれば、野党の存在価値はないということだ(了)


            ◇

トランプ・安倍氏会談に異議 日本へ米政府、対ロ接近を警戒か
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201612/CK2016120502000121.html
2016年12月5日 東京新聞

 安倍晋三首相が米ニューヨークで十一月中旬に行ったトランプ次期大統領(70)との会談に関し、米政府が事前に「トランプ氏はまだ大統領ではない。前例のないことはしないでほしい」と強い異議を日本政府に伝えていたことが分かった。日本側は、会談は非公式でトランプ氏提案の夕食会は見送るとして理解を求めた。しかし、米側は納得せず、ペルーでの国際会議に合わせて調整していたオバマ大統領との首脳会談は実現せず、立ち話にとどまった。日米外交筋が四日、明らかにした。

 首相の外交姿勢に対するオバマ米政権の不快感が明らかになった形だ。首相は五月、オバマ氏と被爆地・広島を訪れ「信頼と友情」の日米関係を強調した。だがオバマ氏と首相はその後、三回の会談機会があったが立ち話にとどまっている。日米外交筋は「首相の対ロシア接近を嫌うオバマ氏の外交方針が背景にあるようだ」と指摘した。

 外交筋によると、米政府は、大統領選の結果を受けた十一月十日の首相とトランプ氏との電話会談後、両氏が合意したニューヨークでの十七日の初会談開催に異論があると日本政府に伝えてきた。

 ホワイトハウス内に反対論が強く、ライス大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が急先鋒(せんぽう)だったという。米側は、トランプ氏との夕食会は受け入れられないとの考えも伝達。日本側は夕食会を見送り、通訳だけを同席させ「個人的な非公式会談」と位置付け、打開を狙った。

 日米両政府は、ペルーで十九、二十両日に開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の場を利用し、首相と退任するオバマ氏による最後の首脳会談を実施する方向で調整していた。

 だが、オバマ氏は二十日、APEC首脳会議の記念撮影後、昼食会場に向かう途中で立ち止まり、首相と数分間会話をして終わらせた。


関連記事
やはり安倍独断外交は大失敗だったことを暴露した週刊現代  天木直人
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/650.html

トランプとプーチンにナメられて…安倍官邸「大パニック」実況中継 外務省と経産省が「責任のなすり合い」(週刊現代)
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/106.html


http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/111.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 最新のJNN世論調査で 安倍政権の支持率が 61%と高支持  政党支持は自民34.5% 民進は8.4%と民主党時代以下に
   
   
■ 最新のJNN世論調査で 安倍政権の支持率が61%と高支持
   
   
下記の通り、最新のJNN世論調査で安倍政権の支持率が61%と極めて高支持となっています。
  
  
・安倍政権の支持率  61.0% (+4.4%)
       不支持率 36.6% (-4.3%)
  
http://news.tbs.co.jp/newsi_sp/yoron/backnumber/20161203/q1-2.html
   
    
トランプ次期米国大統領と世界の首脳の中で最速で会談ができ信頼関係が築けたこと、有言実行で政策を次々に実現させていることなどが評価されたのでしょう。

ここまで高支持ならば、衆院総選挙は近い時期に行われるかもしれません。


■ 政党支持は 自民34.5%、民進8.4%、自由0.1%  民進党は民主党時代の支持率以下に
  
・政党支持率
   
自民 34.5%
公明 4.1%
維新 2.5%
民進 8.4%
共産 3.4%
自由 0.1%
  
(ご参考)
民主党 11.1% (2016年2月)
  
    
上記の通り、政党支持率では自民が堅調。

民進党はなんと維新が合流する前の民主党時代よりも低い支持率に。

蓮舫・民進党は着実に国民の支持を減らしているようです。
  
  
蓮舫代表は二重国籍問題で支離滅裂な説明をしています。

『先週の土曜の「ウェークアップ」で辛坊治郎氏に質問されて「私は生まれたときから日本人です」という一方で「籍抜いてます。高校3年の18歳で日本人を選びましたので」という矛盾した答をしている。』

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51983707.html
  
     
生まれたときから日本人と言っておきながら、そのすぐ後で18歳で籍を抜いて日本人を選んだと説明する蓮舫。
支離滅裂です。

そして結局、この18歳で台湾籍を抜いたというのもデタラメでした。

誠意のない支離滅裂な説明で逃げる蓮舫代表。
こんな人間が代表の党をまともな国民が支持するわけもなく、上記の通り維新と合流する前の民主党時代より低い、支持率わずか8.4%となっています。

安倍政権は蓮舫代表の二重国籍問題を追及していませんが、これは作戦なのでしょう。
追及するよりも蓮舫代表を泳がしておけば支持率は低迷し、自滅する。
今後も蓮舫代表は泳がしたままとなるでしょう。

民進党は低迷を続けるわけです。
  
     
■ 自由党の支持率は0.1% 党名改称前よりもさらに悪化 

党の支持率を見て他のポイントは自由党です。

山本太郎となんちゃらという個人の売名名称から自由党に名称を変えたわけですが、名称変更くらいで国民が騙されるわけもなく、支持率は0.1%と最低レベルになっています。

改称前の10月の支持率は0.8%だったので、それよりもさらに支持を落したわけです。

これは小沢一郎の終わりの終わりを表しており(終わりの始まりは民主党代表選での敗北)、自民党幹事長でわが物顔だったころを考えると隔世の感がありますね。
   
    

http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/112.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 政界地獄耳 また経済協力だけ、対ロ安倍外交敗北(日刊スポーツ)
政界地獄耳 また経済協力だけ、対ロ安倍外交敗北
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1747550.html
2016年12月5日8時30分 日刊スポーツ


 ★以前から北方領土返還に関して強硬派だったラブロフ外相は、この期に及んで訪ロした外相・岸田文雄の握手を拒んだと報じられた。読売によれば、北方領土での「共同経済活動」を提案したのは、今までプーチン大統領とされていたが、5月にロシア南部ソチで首相・安倍晋三が自ら提案していたことが分かった。結局、首相は今までと同様、経済協力の提案を多く行い、ロシア側の要求を受け入れてきたが、ロシアの経済的メリットばかりで、わが国にはうまみはなかった。それも北方四島が返還されれば報われる話だが、現実には4島どころか2島返還もおぼつかない。

 ★外交筋が言う。「領土問題は来年以降まで先送りだろう。いずれにせよ、プーチンは18年には大統領選を控えている。それまでに領土交渉が進むとは考えられない。今回の成果はビザなし渡航の簡素化が関の山ではないか。ロシアは経済協力と領土問題とは切り離す姿勢だ。これでは経済協力だけ進められてしまういつものパターンではないか。最大の理由は米次期大統領にトランプが決まったことだろう。もう直接話すことが可能になるからだ。日本をクッションにする必要がない。首相は日米ロで中国包囲網と言っているが視点が古い。外交敗北だ」。

 ★もう1つ問題がある。日本がホスト国を務めたG7、主要先進国首脳会議、いわゆる伊勢志摩サミットで出した「G7伊勢志摩首脳宣言」だ。「ロシアによるクリミア半島の違法な併合に対する我々の非難をあらためて表明し、同併合の不承認政策及び関係者に対する制裁を再確認する。制裁はロシアがこれらのコミットメントを履行したときに後退され得る。しかし我々はまたロシアの行動に応じて必要ならばさらなる制限措置をとる用意がある」とある。議長国が経済制裁破りとなると各国は黙っていない。16日の東京での経済会議は懸念材料だ。(K)※敬称略

http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/113.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 米政府から怒鳴りつけられた安倍首相! 
                 外国の新聞社に掲載された、この2枚の写真の対比が伝えること  


米政府から怒鳴りつけられた安倍首相!
http://79516147.at.webry.info/201612/article_24.html
2016/12/05 10:56 半歩前へU


▼米政府から怒鳴りつけられた安倍首相!
 共同通信によると、安倍首相が米ニューヨークで11月中旬に行ったトランプ次期大統領との会談に関し、米政府が事前に「トランプ氏はまだ大統領ではない。前例のないことはしないでほしい」と強い異議を日本政府に伝えていたことが分かった。

 日本側は、会談は非公式でトランプ氏提案の夕食会は見送るとして理解を求めた。しかし、米側は納得せず、ペルーでの国際会議に合わせて調整していたオバマ大統領との首脳会談は実現せず、立ち話にとどまった。日米外交筋が4日、明らかにした。

 首相の外交姿勢に対するオバマ米政権の不快感が明らかになった形だ。

********************

 「前例のないことはしないでほしいと強い異議」とは、直訳すると、「非礼なことはするな、やめろ!」と怒鳴りつけられたのである。

 米政府がこうした強い口調で抗議するのは異例のことだ。それほど今回の安倍晋三の振る舞いを苦々しく思ったのである。

 現職の大統領が働いている。オバマ大統領の任期がまだ、2カ月もある時期に非礼も甚だしい。安倍晋三は外交の礼儀も何もわきまえない、まれに見る「虚け者」(うつけもの)だ。

 少しはドイツのメルケル首相を見習うべきだ。外務省はこの「バカ殿」に頭を抱えているのではないか。

 しかし、自民党支持者はよくこんな愚か者を放し飼いにしておくものだ。こっちもよく理解できない。

*********************
編注

「うつけ」とは
 からっぽという意味であり、転じてぼんやりとした人物や暗愚な人物、常識にはずれた人物をさす。
 うつけ者ともいう。 字は「空」「虚」「躻」などと書く。

関連記事
メルケルと安倍晋三 こんなに違う人間の器! 
http://www.asyura2.com/16/senkyo215/msg/755.html

外国の新聞社に掲載された、この2枚の写真の対比が伝えること 
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/326.html

http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/114.html

記事 [政治・選挙・NHK217] カシノ法について
日本維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)は12月2日午前、国会内で記者団に、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)整備推進法案をめぐり、民進党が審議入りに反対している国会情勢について「民進党が『なぜ急ぐのか』とバカなことをいっているが、法案は3年前に提出されている。3年間、何してたんや」と述べた。


 さらに「(審議入りに反対なのは)政治的に僕に対する民進党の嫌がらせだ。彼らは国民の方を全く見ず、日本のことも考えず、党利党略、個人的な好き嫌いで物事を考える。まあ、バカな政党だと思う」と批判した。

この「バカ」って、民主・共産だけでなく、浜村進、角田秀穂の両公明党衆議員や、689年のすごろく禁止令以来の「とばく禁止はルーツの始祖である持統天皇、それに端を発する近代法を改正してこなかった維新も含む国会議員や、貧農たちの生活改善のためにバクチの禁止を真っ先にやった、幕末に世界最初の協同組合をつくった大原幽学にもかかるんですよね?

両氏が反対した。
【カジノ解禁法案】IR推進法案反対の公明議員「メリット確信できない」「なぜカジノか理解できない」 “スピード採決”も疑問視 - 産経ニュース
2016.12.2 16:35
http://www.sankei.com/politics/news/161202/plt1612020045-n1.html
より

 浜村氏は採決後、記者団に対し、反対した理由について「デメリットを上回るほどのメリットについて、まだまだ確信が持てない」と説明。「カジノで本当に収益を上げられるかどうかは推進法で判断できるものではない」と語った。

 また、民進党などが反発する中で自民党が採決に踏み切ったことについて「今日採決するかどうかの動議についても起立(賛成)しなかった。まだまだ十分審議できる余地はあるのではないかと思った」と疑問視した。6日に行われる見通しの衆院本会議での法案採決でも反対する意向を示した。

 角田氏も記者団に対し、「なぜカジノが認められなければいけないのかという理由が、私自身の中ではっきりと理解できなかった」と述べた。2日間の審議で採決に至ったことにも疑問を呈した。
(引用ここまで)

既にカシノ自体が世界で飽和状態にあり、日本が顧客と見込んでいる中国の富裕層が、マカオを飛び越えて日本にくる必要性がない。

アジアだけでも他にフィリピン、韓国、シンガプーラ、マレーシア、ベトナム、カンボジアにカシノはあり、シンガプーラまでの4か所ではIR(統合型リゾート)開業中華予定となってとなっている。

こんな競争相手が多い中、しかも米韓では衰退産業となっているのに、後発の日本が勝つ秘策があるのか?


セガサミーなどからの献金で法案を通しているのだとしても、その場所が万博も含めて大阪に総取りできる可能性は低い。


再び松井氏の言葉を引く。
「朝日、毎日のネガティブキャンペーンにもう本当に参っている。『IR=依存症が増える』。何のエビデンス(証拠)をもっていってんのかね」、
「シンガポールではIRができ、依存症対策をしたことで依存症患者は減っている。でたらめなことがどんどん伝わることは非常に問題だ」と主張しているのだが、
シンガポールでは、IRが稼ぎ出す収益のうち、7〜8割がカジノ事業によるものと言われている。
これはラスベガスで4割を切ってきているように、他のIRよりも課題で特殊事情でもあることに注意しなくてはならない。

その一方で、カジノで稼ぎ出す収益があるからこそ、相対的に収益性の低い他の施設への投資も可能となり、IR全体として集客力のある魅力的な施設を作り上げたり、依存症対策をとれている面もあるのだ。


依存症については、桜田照雄・阪南大教授のレポートも紹介しておく。
シンガポールにおける依存症対策について 2016年10月
※監査法人トーマツ「特定複合観光施設区域における海外事例調査」(2015年3月)
※あずさ監査法人「特定複合観光施設区域に関する海外事例調査(依存症対策,区域設定等)報告書(2015年10月)を中心に

(リンクを張りたいが、ワードで開かれるので、上記レポート名で検索されたし)
【3】シンガポールの依存症患者推移
において、松井氏の言うように、確かにギャンブル依存症患者は減少している。
だが、これをそのまま日本に当てはめるべきではないと桜田氏は結論付けている。
他にも現地の人に対しては、入場制限がかけられており、それも「暖かい共和国」と称される独裁国家故の方策であり、日本で採用できるのかについても疑問だ。


田辺等(北海道立精神保健福祉センター)「病的賭博(ギャンブル依存症)について」によれば,日本人のギャンブル依存率は諸外国に比して著しく高い(男性9.6%,女性1.6%)。
また「病的ギャンブリングと併存する精神障害の国内外の比較」(全米疫学調査や全米依存症調査との比較)においても,対照的な結果を示すデータも少なくない。
したがって, 「シンガポールで効果があったから,日本でも」との推論が成立しないと理解すべきである。

研究成果によれば,日本にギャンブル依存が多い理由には「日常生活とギャンブル体験がシームレスに連続」している(田辺等「わが国に蔓延する『ギャンブル依存』の現状)ことがある。
つまり,日常の生活改善がなければギャンブル依存は解決できないとの相関関係が指摘されており,この点からも先の推論は容易に成立しないことが理解できる。
「シンガポールでの依存症対策に効果があった」ことをもって,「カジノ誘致に積極的になる」との吉村市長の判断は早計にすぎるものと言わざるを得ない。
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/115.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 小沢一郎「その政策には反対でも,安倍政権を支持する日本人の不思議さ」(銅のはしご)
小沢一郎「その政策には反対でも,安倍政権を支持する日本人の不思議さ」
http://4472752.at.webry.info/201612/article_7.html
2016/12/05 02:00 銅のはしご


( 1/2 )小沢一郎「その政策には反対でも,安倍政権を支持する日本人の不思議さ」

小沢 一郎 代表
総選挙,野党共闘
✑ 自由党だけでできるわけじゃない。国民の期待が盛り上がるには,自公に変わり得る受け皿を作り,棄権していた大衆を投票所に呼び戻す
✑ 年明け選挙とすれば,年内にどういう体制で戦うかを決めないと,とても勝てない
✑ しっかりした連携ができれば,逆に野党は圧勝する。ちゃんとした連携が取れれば単純換算の5割増し,倍の票が入る。眠っている2000万票の7〜8割は野党に入れていた人たちだから,全部勝つ
✑ 国民が投票所へ足を運ぼうという気持ちになるための我々の体制づくりが何が何でも必要だ

国会運営,IR法案,カジノ
✑ 最終的には数で決めるからしょうがないが,今の政府・自民党のやり方は横暴かつ稚拙だ
✑ IR,カジノ法案。僕は今の法案には賛成しない。 役人のポストをまた増やすためのような仕組みで,政府が主導して総理大臣まで出てくる。 何だか知らんがヘンチクリンな法案だ
✑ 国民自身がきちんと判断できる社会になれば,賭け事であれ何であれ,プライヴェィトの領域は,自由にして良い。賭けごとも,オープンであったら何の問題もない。たとえば,パチンコではシステムを大きなコンピュータに全部,全国1本に繋げるなどすれば脱税の問題も起きないし,暴力団の資金源にもならない

我々のフリー,フェア,オープン
✑ フリーだけじゃない,公平・公正と,そしてオープンと。これが付いていかないと自由社会は弱肉強食,暗黒社会になってしまう。そういう意味でもっとオープンにすべきだ

玉城 デニー 幹事長
沖縄
✒ 日本の安全保障,75%の米軍基地が沖縄に集中しているという事実から起こる事件,事故について,本土のメディアは地元のメディアよりも詳しくは伝えていないところに,隠されている沖縄の実態がある
✒ 沖縄の問題が解決できれば,全国の問題解決のひな型になると,私は常々考えています。しかし今,国会で行なわれていることは,そのまま沖縄に丸写しして国民が考えれば,今の国会の異常な状況も,沖縄の異常な状況も,すべて選んだ人たちの責任になるということも浮かび上がってくると思います

【2016年11月30日】小沢一郎代表・山本太郎代表 定例共同記者会見


https://www.youtube.com/watch?v=EQC5Hnce5L0
39:44
2016年11月30日(水)
定例共同記者会見 自 由 党

00:00〜18:50/39:44
【 記者質疑 】
光文社FLASH ; アメリカ次期大統領トランプ氏の外交安全保障政策について。選挙中の発言からアメリカの一極覇権から身を引きたいというメッセージが読み取れる気がするが,アメリカがこれまで果たしてきた世界の警察官としてのの役割から降りたがっているのではないかという見方がある。それがにわかに実現するとは思えないが,ご見解を。 

小沢 一郎 代表
 アメリカが一人で世界の警察官の役割をするというのは,もう時代も変わりましたし,いろんな意味で無理だと思います。 ですから,そういう発言もたまたまトランプ氏から出ましたけれどもアメリカの中でも,あるんじゃないかと思います。

 私は,これはある意味良いきっかけだと思っています。 アメリカ一人が世界の警察官の役割はできないよ,と。 けども,世界の平和を守らなくちゃいけないだろ,と。それまで否定することではないだろうと思います。

 そうすると,じゃあ,どうするんだと。僕は,持論である国連中心で皆で分かち合おうという形に日本はもっていければ,その意味では良い機会になるんじゃないかと思いますが,だけど,そういうことにアメリカも参加しろとアメリカを引っ張り出すためには,やっぱり日本自身が積極的な役割を果たす覚悟がないとできませんので,私は良いチャンスだと思うんで,本来ならば日本が腹を決めて,きちんと国連の平和のための機能を発揮できるような仕組みにもっていったら,私は良いと思ってます。

山本 太郎 代表
 世界の警察官と名乗りながらも,大義なき戦争をくり返してきたのも明らかなことだと思う。 その中でトランプさん,日本に駐留する米軍,全部停止しなきゃ出て行くぜみたいなことを仰ってるが,じゃあもうちょっと払うから居てくださいという話になるのか,軍備を減らしていきながら,もっと新しい協調の枠組み,とくに日本の自衛隊は災害のプロフェッショナルでもあるから,そういう部分を活用しながら,ほんとうに地域の安定に貢献していけるような同盟関係が必要になんだろうなと思います。

フリーランス・田中龍作 ; TPPだけではないが国会会期延長によるTPP法案の自然成立,可決成立をどうご覧になるか。 また,霞が関,民進党によるほとんどすべての省庁とのヒアリングを私は聞いてきたが,こんなものにまでと言うほど,あれば何にでも予算を付けている。 発効するはずもないのに,予算執行している。 役所の姿勢と,安倍政権の姿勢をどうご覧になるか。

小沢 一郎 代表
 安倍さんが,もう何が何でもという姿勢できたものですから,役所としてはそれに付き合わざるを得ないということだろうと思います。

 ただ,ここに至ってね,アメリカのいないTPPなんて,何やってきたんだと。 役所の役人の中には,この間,2年か3年何してきたんだ,と。 バカバカしくて,ムダな努力をしてきた,みたいな,そういう意識を,多分,腹ん中じゃ持ってると思いますよ。

 予算ちゅうのは,形式のところのあれだから,内閣が言うとおりしなきゃならないけれども,腹ん中では挫折感ちゅうかな,バカバカしさちゅうかな,そういうのを役人は感じてんじゃないですかね。 

山本 太郎 代表
 発効するかどうか分からないものに対して,もう予算が付いていて,それも執行されている状況だと思うんですよね。 2015年の補正予算と2016年の当初予算でも,TPPは付いてるわけだし。 いったい何やってんだって話です。 TPPが発効することが前提で,その効果を生むための予算付けだったと思うが,そうではないってことがもう明らかになってきている。
ここで,誰が責任取るんですか。 おそらく,このまま続けたいのは,バラマキを止めるわけにいかないからということだと思うんですよね。 はっきり言って,それはもう停止しなきゃいけない状況にあると思うんですけど。

 TPPの12か国の中で,日本との経済のやり取りでアメリカがどれぐらいの割合なのかと考えると,TPP域内で考えるとだいたい日本の輸出の60%がアメリカ。 そこがいなくなったということになると,この効果の試算をもう一度やり直さなきゃいけなくなるけれども,そのまま進もうとしている。

 だから,アメリカなしのTPPは意味がないと言っていたのが,まさにその本音だと思う。
 このままTPPを押し進めようとすれば,やってやると向こうに言わせるだけの,選挙公約を掌返させるだけのお土産を渡さなきゃいけないわけだし。 それをしないんだったら2国間FTAだって話だが,アメリカとのFTAなんかやられたときには,全部持ってかれちゃいますよ。 このけじめ,誰が取るんでしょう。 付ける薬もないとしか言いようがない。

田中龍作ジャーナル ; 個々の法案での支持率が悪いのに係わらず,安倍内閣の支持率が高いことに関してどうお考えでしょうか。 

小沢 一郎 代表
 そこが日本人の不思議さなんですよ。あのう...差別用語を使っちゃいけないって一度注意されたことがあるんだけれども,日本人のちょっと精神分裂的なね,二重心理っちゅうかな,建前と本音と,意思の無さと,いろんなことを全部含んだような複雑な日本人の心境ですよ。

 安倍政権のやっている仕事,主な政策については,ほとんど皆,反対だって言ってるでしょ。

 反対だっつうのに安倍政権を支持しますかっつうと,支持しますって言って,選挙になると自民党に入れるというね。

 ふつうの国,普通の人では,信じられない日本人のビヘイヴィア,行動なんですよね。 あるいは心理状況なんですよ。 だからそこをあなたが不思議に思うのは,そのとおり。 僕も不思議でならないんだ。 もうちょっと,やっぱりね,きちんと自分の意思というものを,自立した日本人としての意思表示を,しっかりしないとね。 その時その時の,何とはなしのイメージやムードにね,流される。 今,安倍さんが我が世の春だからと,世論調査したら,まあまあ安倍さんって言っときゃあいいや,みたいな感じの話が,心理の中にあるんだよね。

 もちろん,メディアの世論調査が必ずしも真実ではないけれども,日本人ちゅうのは そういう傾向があるの。 反対だって言いながら,支持するというね。 そこは,私は最も日本人のいけない性格だと思ってますんで。 その点は,いろんな機会に私は喋ってますけどもね。

 何だかんだ言いながら,皆そういう心理を持ってるんだ,うん。 だからそういう意味で,日本社会をとらえるときに,とくに外国の人から見ると,ものすごい不思議だろうね。 どうなってるんだ,これ,日本人は? って,頭おかしいんじゃないかっていうようなことになっちゃうよね。 それを平然とやってるんだよね。 おかしいと思わないんだ。

 そこはまだ日本社会の非常に未熟な,自立していない国民性の一端を表していると思ってます。 だけど,現実は,そうですね。 

山本 太郎 代表
 小沢代表が言われた,未成熟な部分というのも存在していると思います。 ほかに理由は何があるんだろうと考えたら,いくつか出てくる。 たとえば,(安倍総理の)マスコミとの会食も,効いているのかなあとか穿った目で見ちゃったり。 しょっちゅう(安倍総理とマスコミは一緒に)食べてるもんなあ,とか。

 アンケートの取り方にも,それが繋がってくるのかなあとか...分かんないですよ,それは。 選択肢として,4つあって,そのうちの3つが肯定的な選択肢で,否定的な選択肢は 1つしかないとか,たとえばそういう恣意的なことも可能になってきますよね。 原因は何かは分からないけれども,1人ひとりの考える力,その訓練,その未成熟さという部分も,大いにあると思います。 私自身にもある部分だと思いますし。 

光文社FLASH ; 囲碁の趙治勲(ちょうちくん)名誉名人が人口知能A I(ディープ・ゼン・ゴDeep Zen Go )に対局で敗れました。初めて敗れたということだが,小沢代表は以前コンピュータ・ソフトも打たれたこともあると伺う。囲碁は勝敗だけではなく精神文化の面があると思うが,囲碁からどういったことを学んでこられたのでしょうか。勝敗でコンピュータに圧倒される時代になっても人間でなければ打てない囲碁があるとお考えでしょうか。将来的に,政治でも人工知能が何らかの役割を果たす時代がくるとお考えですか。

小沢 一郎 代表
 可能性と選択,だからね。 19路19路で,選択肢は猛烈に多いわけだけれど,そりゃあコンピュータだから,容量が大きければ大きいほど全部分かるっちゅうことで。 いずれ負けるときがくることはね。 将棋なんかもっと前に負けてたわね。 チェスだってね。

 碁は,まだ人間のほうが当分勝つんじゃないかと思われてたけど,趙治勲の前に,もう 1人負けたな。 そりゃあ,しょうがない。

 ただ,好きなものとして,碁からは非常に人間が学ぶべきと言うか,ためにになるところも多い。 将棋ってのは,王様と歩兵と,位があるけれども,碁は皆 一兵卒だからね。 それで広いから,局地戦よりも,もっと天下広く見て,その戦いの構想をね,鳥瞰図的に,俯瞰する。そういうことをきちっと掴んでやらなくちゃならないから。 局地戦の戦いは,もうこれはプロに適わんよ。 だけど,全体の構想を頭に描きながら打つという点では,僕は碁は非常に良いと思うね。  

ベルギー・A記者 ; 小沢さんが仰ったことに関してですが,ほかの国でも日本と同じような矛盾が起っています。日本だけで矛盾が起っているとは思いません。 山本代表に質問します。 沖縄で今起こっていることについて,なぜ 今 このような強い弾圧が,沖縄や辺野古で起っているのですか。 

山本 太郎 代表
 すいません。沖縄のプロフェッショナルではないです。ローカルの方がいらっしゃるので,後ほど玉城デニー先生,よろしいですか。

 私が思うに,おそらくその弾圧されいてる人たちや現場にいる人たちの話を聞くと,機動隊の乱暴狼藉と言いますか,全国から集められた機動隊。沖縄だけ数が足りるはずですけれども,それをわざわざ全国から集めてるのは,これから起こることに対する予行演習をしてるんじゃないかなとも見えてしまう。 と言うのは,もう来るとこまで来てますよね,この国は。 破綻寸前じゃないかと,人びとの生活も。 そういった上で,これからどんどん政府に都合の悪いような大きな声が上がってくる可能性があると。 それをどんどん潰していけるような最前線の訓練をしてんじゃないかなと,穿ったものの見方しちゃうんですよ。 たとえば,とんでもない弾圧が行えるような治安立法がどんどんとおってます。 私 1人しか反対しないような法案でも,とおってました。

 だからそういうことを引きで見てみると,全体主義っていう方向に向かっていってる。 その最前線として今,沖縄が踏ん張っているとこなんじゃないかなと見えるんですけども。 すいません,ザックリ過ぎて。 デニー先生,高江のこととか教えていただけますか。 

玉城 デニー 幹事長
 今,山本代表がまさに仰ったとおりだと思います。

 国民の目から離れている場所で,国民に見せないように行われていること。 これが明らかになっている姿が,今の沖縄に現れていると思います。

 つまり沖縄は,観光で遊びに行く島,修学旅行で遊びに行く島,家族旅行,レジャーで遊びに行く島,という体裁をとりつつも,しかし日本の安全保障,75%の米軍基地が沖縄に集中しているという,その事実から起っているさまざまな事件,事故について,本土のメディアは地元のメディアよりも詳しくは伝えていないところに,やはり隠されている沖縄の実態があると思います。

 そこで権力がはたらいている今の状況は,非常に国民にとっても将来危ういものになるのではないかという姿を,山本代表が示している。まさにその内容だと,私も感じています。


               ◇

小沢一郎「 自公に変わり得る受け皿を作り,棄権していた大衆を投票所に呼び戻す」
http://4472752.at.webry.info/201612/article_8.html
2016/12/05 02:04  銅のはしご

(2/2) 自公に変わり得る受け皿を作り,棄権していた大衆を投票所に呼び戻す

小沢 一郎 代表
総選挙,野党共闘
✑ 自由党だけでできるわけじゃない。国民の期待が盛り上がるには,自公に変わり得る受け皿を作り,棄権していた大衆を投票所に呼び戻す
✑ 年明け選挙とすれば,年内にどういう体制で戦うかを決めないと,とても勝てない
✑ しっかりした連携ができれば,逆に野党は圧勝する。ちゃんとした連携が取れれば単純換算の5割増し,倍の票が入る。眠っている2000万票の7〜8割は野党に入れていた人たちだから,全部勝つ
✑ 国民が投票所へ足を運ぼうという気持ちになるための我々の体制づくりが何が何でも必要だ

国会運営,IR法案,カジノ
✑ 最終的には数で決めるからしょうがないが,今の政府・自民党のやり方は横暴かつ稚拙だ
✑ IR,カジノ法案。僕は今の法案には賛成しない。また役人のポストを増やすための法案みたいな仕組みで,政府が主導して総理大臣まで出てくる。何だか知らんがヘンチクリンな法案だ
✑ 国民自身がきちんと判断できる社会になれば,賭け事であれ何であれ,プライヴェィトの領域は,自由にして良い。賭けごとも,オープンであったら何の問題もない。たとえば,パチンコではシステムを大きなコンピュータに全部,全国1本に繋げるなどすれば脱税の問題も起きないし,暴力団の資金源にもならない

我々のフリー,フェア,オープン
✑ フリーだけじゃない,公平・公正と,そしてオープンと。これが付いていかないと自由社会は弱肉強食,暗黒社会になってしまう。そういう意味でもっとオープンにすべきだ

玉城 デニー 幹事長
沖縄
✒ 日本の安全保障,75%の米軍基地が沖縄に集中しているという事実から起こる事件,事故について,本土のメディアは地元のメディアよりも詳しくは伝えていないところに,隠されている沖縄の実態がある
✒ 沖縄の問題が解決できれば,全国の問題解決のひな型になると,私は常々考えています。しかし今,国会で行なわれていることは,そのまま沖縄に丸写しして国民が考えれば,今の国会の異常な状況も,沖縄の異常な状況も,すべて選んだ人たちの責任になるということも浮かび上がってくると思います

https://www.youtube.com/watch?v=EQC5Hnce5L0
39:44
2016年11月30日(水)
定例共同記者会見 自 由 党

(1/2)  その政策には反対でも,安倍政権を支持する 日本人の不思議さ
からの続き
18:50〜39:44/39:44

【 記者質疑 】
光文社FLASH ; このところ自由党の各県連の集会が続いていると伺いますが,支持者の方々を前にされてどういったエネルギーを受け取っていらっしゃるかを,両代表に。2009年政権交代のときには,小沢代表がいわゆる保守層を,自民党から引きはがして得票させたことによって追い風になった面があると思う。今後もそういった可能性はあるとご覧になっているでしょうか。

小沢 一郎 代表
 今,各県連,各地域まわってね,皆,非常に喜んで期待してくれてるって現状で,たいへん僕らも気持ちがね,楽しく,僕もまわってるんだけれども。

 自由党だけでできるわけじゃないからね。 やっぱり,国民の期待が盛り上がるには,自公に変わり得る受け皿ができないと,なかなか棄権していた大衆を投票所に呼び戻すっちゅうのはね。

 それは,各党が同時でやってるうちはね,自公の,比例で言うと2000万票弱ぐらいかな,此間1900万票ぐらいだったかな,あのほぼ一定の固い票に,勝てないね。

 2009年の前の民主党と自由党との合併のときもそうだったけども,それぞれでやってたんでは,僕は勝てないと思ったから,あの当時はね,民主党と合併したけれども。

 今は,さらにね,その必要性と,国民の期待感が,あのとき以上にきちんと野党が連携して頑張れという思いが,実は潜在的には強いんじゃないかなという気がします。

 ですから,年明け選挙とすれば,とにかくもうこの年内に,どういう体制で戦うかということを決めないとね,これはとても勝てないね。

 此間,読売かなんかにデッカク載ったけどもね。 あれは前の選挙の野党の単純換算したんだろ,きっと。 それでも59万負けるって報道されてたけどね。

 それは,なかなか単純換算のとおりにはいかないけれども,逆にしっかりした連携ができれば,単純換算の5割増し,倍の票が入る。

 ちゃんとした連携が取れれば,野党は圧勝するね。

 だって,2000万票,眠ってるんだもの。 2009年に比較したら。 これが,僕の計算だとだいたい7〜8割は野党に入れてた人たちだよ。 これ入ったらね,もう,もう,もう,全部勝つよ。

 国民が投票所へ足を運ぶような気持ちにさせるための我々の体制づくりが,何が何でも必要だと思うね。 

山本 太郎 代表
 政策別では支持が低いけれども,政権に対して支持が高い。 アンケートの問題とか先ほどいろいろ言ったが,いちばん大切な部分を,今,小沢代表が言われた。

 受け皿,対抗できる受け皿の問題だと思う。

 まさに,自由党いかがですかという,名前が変わって短くなって良くなったという意見を聞く僕の気持ちも複雑ですけれども<笑>そんなことないです。でも,「小沢さん」って言う人,けっこういらっしゃる 。僕とも会ってるので僕のことも言ってほしいですけれども,どうしてもやっぱり小沢さん,あの人。 あの人にやってもらいたいという方々。 その度に自分の中でもテンション上がるんですけど。 いろいろ地方をまわってると,そういう方々が集まってらっしゃる。でも,自由党だけでは勝てない。 そのとおりだと思います。 皆でやっていかなきゃいけない。そこに対していろんな気持ちはあるんですけれども,小沢さんのこの強い気持ちを感じてたら,もう余計なこと言ってちゃいけないと思っちゃうんですよね。<笑> すごいことですよね。

 とにかくそれまでに,かたまりとなって,魅力ある政策を打ち出せるような,受け皿として選挙を迎えるのが理想だと思います。

東京新聞 ; カジノ解禁を含むIR法案が本日審議入りしたが,この間,年金はじめ強行的な政府与党の姿勢が目立つ。 この手法についてどうお感じになっているか。 また,いわゆるカジノ法案そのものに対する受けとめ,賛否,お考えを。

小沢 一郎 代表
 最終的にはね,数で決める以外ないんだからしょうがないんだけれども,ちょっと何ちゅうか,横暴かつ稚拙だね,今の政府・自民党のやり方はね,と,僕は思う。

 IR,カジノ法案。 僕は今の法案には賛成じゃない。あれはまた役人のポストを増やすための法案みたいな仕組みになってる。

 これは本来,もっとそれによって民間の活力を結果として大きくし,活力を活かして,地域振興だやれ何だかんだに役立てようということでしょ。

 あの法案はもう,何だか政府が一生懸命主導してね,総理大臣まで出てくるんだろ,あれ,何だか知らんけれども。 何かヘンチクリンな法案だよね。

 賭博という言葉が刑法に使われてるから,明治以来,賭博ちゅうのは悪いイメージばっかりになるけどね,賭け事そのものはきちんと自立した国民であればね,オープンにして良いと,僕は思ってますよ。

 いつも例に出すけどイギリスなんて子どもだって賭け事してる。 自由だ。 日本の大相撲の優勝まで賭けの対象になってるわな。 あっちゃこっちゃで,いっぱい賭けやってる。 だけど,そこでそんなに多くの人が賭け事に溺れたり,そのために犯罪に走ったりというのは,あんまり聞かないわな。 子どもは子どもなりに自分のお小遣いの範囲でやるとかね,ちゃんとそうした自主的な,自律性を持った国民だから良いけどね。

 日本の場合は何でもかんでも自由にしたらメチャクチャになっちゃうかもしれないから<笑>,何でも全部フリーっちゅうわけにはいかんだろうけれども。

 僕は,国民自身がきちんと判断できるような国民社会になれば,賭け事であれ何であれ,プライヴェィトの,遊び,趣味みたいなエリアでしょ。 それはもう自由にして良いと思ってるよ。

山本 太郎 代表
 馬だ,船だ,自転車だ,オートレースだ,パチンコだって,溢れてると思う。 まだ欲しいですかって部分があると思う 。まだ欲しいんであれば,小沢代表が言われたような,国が主導ということではなく民間で主導的やっていくべきだろうと思います。 ギャンブルで溢れたこの国に,そこで依存症ってものが生まれてくるけれども,そこに対する対策がなされていない。 おそらくそこに対しては先々考えると,先延ばしの話になっていくと思う。 そういうことでどんどん立法されていっても困るなと思うんですけれども。

小沢 一郎 代表
 それから,もう1つはね,競馬でも競艇でもパチンコでも,とくべつに今許されてるでしょ。 そうすると,どうしても隠れた部分が出てくるんだな。 オープンにならないんだよ。
 君,パチンコやったことあるか? 景品換えに行ったろ? そうすっと,それは暴力団の資金源になっちゃうんだよ。 俺だって,行ったことあるよ。

 それ,パチンコ屋でちゃんとオープンに金に換えられるようであったら,別に何の問題もないわけだ。 それを,しないわけだな。 パチンコ屋のシステムを大きなコンピュータに全部,全国1本に繋げちゃえば,脱税の問題も起きないし,そういった暴力団の資金源になるってこともないし。

 そういうふうに,すべてオープンにすることなんだ。
 我々のフリー,フェア,オープンなんだ。
 フリーだけじゃない,公平・公正と,そしてオープンと。 これがくっ付いていかないと自由社会というのは弱肉強食になっちゃうから。 暗黒社会になっちゃうから。

 そういう意味で私は,もっとフリーに,フリーっちゅうよりはオープンにね,すべきだと思う,こういうものは。うん。  

フリーランス・田中龍作 ; 玉城幹事長,小沢代表,山本代表に沖縄のことについて伺います。 先ほどベルギーのジャーナリストの方の質問の補強になると思うが,今ものすごい弾圧が起きています。 沖縄2紙でさえも入れないところに僕とかが入っているが,ヘリパッドを造るために原生林をものすごい広さにわたって切り拓いていて,そこは入れないようにしている。 刑特法,地位協定に基づく刑事特別法にあたると言って,実際沖縄2紙にも入っていない。 そこで克明に記録し続けていたカメラマンを,いわゆる 転び公妨,目の前で転んで傷害だとか公務執行妨害だとか言って逮捕している。 カメラマンと発表すると報道への弾圧だと言われるから「写真家」として発表する。 反対運動のリーダーは,去年の夏にはブロックを置いたくらいで公務執行妨害と,とにかく目障りな奴はことごとく逮捕している。 こういう事態をどう思われますか。

小沢 一郎 代表
 そういう事態を国民が許してるんだよ。 沖縄も。カネと権力,お上とカネに弱いんだよ,日本人ちゅうのは。 結局,何だかんだ言いながら,すぐ参っちゃうんだ,妥協しちゃうんだな。

このヘリパッドが,ほんとうにどういう意味を持つかというのは,きちんと勉強しないと分からないけれども,果たしてその原生林を,ヤンバルを伐採してやるぐらいの価値があるのか。 あるいは,もっとほかでも良いじゃないかっていうのは,勉強しなきゃ分からんけれども。

 だけど,そういうこともね,従来から問題になっているヘリポートの問題も,皆そうなんだな。

 沖縄自身の多数派はノー。NOが多数派だと思うけれども,そうでない人も負けず劣らずいるわけだ。

 これはね,県民が,国民が,選ぶ以外ないんですよ。何言ったって。

 だから,原発だってさ,60%以上が反対だって言ってるんだろ。 反対なのに,何で原発の再稼働してさ。

 また新しい原発まで,今造ってるんだぜ。大間に造って,マグロがたいへんじゃないかと思うんだけど<笑>。だけど,それが許されてんだよ。 何だかんだ言うけど。

 だから,そこだな。 そこが日本人の未熟なとこだよ。 それで,お上とカネの力に従っちゃうんだな。 それは,俺は国民自身の問題だと思う。 

山本 太郎 代表
 はっきり言っちゃえば,「小池劇場」とか,韓国で起こっているデモとか,アメリカ大統領選でトランプさんがこんな人間だとか,というようなこと,ほとんど日本国内のこと,伝わってませんよね。

 TPPのこと,この国に生きてる人たち,どれぐらいの人たちが詳しく語れるか。

 どうして,っていうことですけど,それは,皆が勉強しないからではなく,情報が与えられないからだと思うんですよ,ほんとうに。

 だからテレビなどで流れてくる情報が,ほんとうに世の中を覆い隠してしまっていると言っても過言ではないと思う。 事実を知れば,怒れると思うんです。 でもその事実を知るには,やっぱり自分自身で情報を取りにいかなきゃいけないし,見にいかなきゃいけないっていうところまで,きちゃってると思うんです。 

玉城 デニー 幹事長
 私は,沖縄の問題が,色々な問題がありますけれど,それが解決できれば,全国の問題解決のひな型になると,常々考えています。

 しかし今,国会で行なわれていることは,そのまま沖縄に丸写しして国民が考えれば,今の国会の異常な状況も,沖縄の異常な状況も,すべて選んだ人たちの責任になるということも浮かび上がってくると思います。

 沖縄は今まで民主的に,県知事選挙,衆議院選挙,参議院選挙,それから県議会議員選挙,7月の参院選もそうですけども,明確に,国に対して意思を表示する大きな選挙のときには,ことごとく沖縄の県民が反対であるという意思を示した。 正当な手続きを踏んでいます。

 なおかつ裁判もそうですけれども,すべてきちんと法に則って訴え,憲法で定められている手続きを取って,反対の意思を示している。

 これ以上に,私は,非暴力,民主的な県民運動はないと思うんですね。

 しかし,それでも止まらない。

 この国の権力を縛る国民は,それが自分たちに向けられたときに,どう思うのか,ということを,今の国会の状況と沖縄の状況を,しっかり見る目を持ってほしいと思います。 それだけです。

共同通信 ; 小沢代表に衆院選の野党共闘について。今,連合が基本方針の策定の作業をしている。 その中で,民進党と共産党の連携はあり得ないなどといった,強く牽制する内容を検討しているようだが,野党共闘に関する連合の姿勢についての受けとめを。  

小沢 一郎 代表
 それは,今,連合内でやってるの? そういうふうな表現で作ろうとしているの?

共同通信 ; 草案を今まとめたと。

小沢 一郎 代表
 草案を見たの,君?

共同通信 ; 取材ベースで。

小沢 一郎 代表
 ああ,取材ベースでね。

 連合はね,政党のことをどうだこうだって言う立場じゃない。 ただ,自分たちは共産党と一緒にやれと言われてもなかなかできませんと言うのはいいけどね。 あの党とこの党がどうしちゃいけない,こうしちゃいけない,なんてことを言う立場じゃない。

 連合は,応援団なんだから。政党じゃないだろ,連合は。

 そこはもし,君の言うことが,その表現がそのとおりだとすれば,それはちょっと行き過ぎじゃないかな。

 自分の意見と自分の立場を表明することはいいけれども,この党とこの党が連携しちゃいかんとか,この党とこの党と話し合っちゃいかんとか,そういうことを言うのは,ちょっと則(のり)を超えてるんじゃないかな。

 だけど,君の取材が必ずしも正しいかどうかは,分からんよ。<笑>

 それは,連合だって,それぐらいのことは皆分かってるはずだよ。 それで,どうしたらいいかと,少なくても建前は,働く者の味方と言っているんだから。

 そうしたら,どうしたらいいかっちゅうことは,理屈として結論は分かりきってることだから。 そこは連合自身がよく考えて,きちんとした筋のとおった判断をするんじゃないかなというふうに,私は,現時点では思ってます。


< 了 >



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記事 [政治・選挙・NHK217] ファーストレディーは家庭内野党−安倍長期政権に連れ添う昭恵夫人 延広絵美、Isabel Reynolds 2016年12
ファーストレディーは家庭内野党−安倍長期政権に連れ添う昭恵夫人
延広絵美、Isabel Reynolds
2016年12月5日 06:00 JST

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神田で居酒屋経営、フェイスブックは10万人以上がフォロー
「いろんな意見の人たちがいること伝えたい」−昭恵夫人

戦後4番目の長期政権となった安倍晋三首相の妻、昭恵さんは自ら居酒屋も経営し、フェイスブックのアカウントを通じて10万人以上のフォロワーに情報を発信する行動派のファーストレディーだ。安倍政権の方針にときには異論を挟む首相の家庭内野党的な存在でもある。
  東京・神田の細い路地に構える居酒屋「UZU(うず)」で11月29日、ブルームバーグのインタビューに応じた昭恵さん。黒のスーツ姿で現れ、夫には「いろんな意見の人たちがいるということを伝えたい」と穏やかな口調で話す。
安倍昭恵さん
安倍昭恵さん Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
  第2次安倍政権の発足から間もなく4年。第1次安倍政権と合わせた在任日数は4日で1806日と中曽根康弘政権に並び、5日に戦後歴代4位となった。首相には一般の人は簡単に近づけないことから、昭恵夫人は自分が活動を通じて、「主人の周りには届かないような声を拾って、届けたい」といい、「そこが野党的なのかもしれない」と語った。
政治家の妻
  昭恵さんは、東京生まれの54歳。1987年に晋三氏と結婚した。政治家の妻として夫の選挙区を回り、「地元の人たちの意見を聞いてきたと思っていた」が、最近になって「それは安倍晋三を応援する後援者の意見だった」と気が付いたという。「自民党を応援する人だけのための総理大臣ではない」というのが今の思いだ。
  8月には、住民らの反対運動が続いている沖縄・高江の米軍ヘリパッド建設予定地周辺を訪れた。「反対されるかな」と思って首相には告げずに向かったものの、首相夫人の突然の来訪に現地は混乱、「10分くらいの滞在」でその場を後にした。「もう少し段取りをきちんと考えた方が良かった」と振り返るが、沖縄では「安倍政権には反対という人たち」と夜中まで話し込んだという。
  言動は国会で取り上げられたことも。2013年10月の参院予算委員会では社民党の吉田忠智氏が昭恵さんと小泉純一郎元首相が原発に反対していることを指摘。原発ゼロを決断するよう求めたが、首相は「2人とも私にとって極めて重要な人物」としながらも、「エネルギーの安定供給、これは経済活動にとって極めて重要」と答弁した。
          
  「毎日野党から批判されている中で、私が家に帰ってまた言うと、もうちょっと止めてくれよということもある」と夫婦のやりとりを明かす。そんな時は「民主的に選ばれているのは主人」であり、考え方を「無理やり私が変えるというのもそこは違うかな」と感じるという。
経営する居酒屋「UZU(うず)」にて
経営する居酒屋「UZU(うず)」にて Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
SNSでの発信
  首相夫人として、SNSを使った人々とのつながりにも力を入れている。日々更新しているフェイスブックを通じたつながりから「仲良くなった人たちもたくさんいる」が、批判する書き込みも少なくない。11月13日の投稿では「批判コメントやメッセージを読んでいるとめげることもある」と心情を吐露した。
  顔の見えないネット上の書き込みの中では、昭恵さんに期待する人から「何でもっとちゃんと言わないんだとすごく責められる」こともあるという。「何でそんなに意見が違うのに一緒にいられるんだ、離婚しろ」との声が寄せられることもあるが、こうした中傷は「余計なお世話です」と気に留めない。
日本の文化への思い
  居酒屋「UZU」の看板メニューは、山口県下関市で自ら生産に関わる無農薬の「昭恵米」だ。田植えにも稲刈りにも機械を使わず、土鍋で炊くこの米を「東京でも食べてほしい」と思ったことが店をオープンした理由のひとつ。
  開店したのは2012年。その年の12月に晋三氏が2度目の首相に就任したため、昭恵さんも店の経営に専念することは難しくなったが、スタッフと共に「完全に国産」の食材によるこだわりの料理を提供している。首相官邸でもニホンミツバチを飼育し、自分の手で採蜜するなど都会での自然環境保護にも取り組む。
  「戦後欧米文化が入ってくる中で、日本が本来持っていたものが少し損なわれている」−。そんな思いが根底にあるという。例えば、大麻についても日本では「100年もたたない前にはそこら中で栽培していた」もので、神社での「祓(はら)いの神事」にも必ず使われていたと指摘。医療用の解禁を訴えるが、自らは「一度も吸ったことはない」という。
首相夫人としての今後
  2006年に発足した第1次安倍政権の時は、前任が夫人のいない小泉純一郎氏だったため、「引き継ぎのようなもの」もないままファーストレディーとしての日々が始まった。転機となったのは当時のブッシュ米大統領夫人、ローラさんとの出会いだ。ランチを共にした際に、無理をせず今までやってきたことや関心があることを続けていけば良い、と助言を受けたという。
  それから10年。昭恵さんは首相夫人としての役割を果たす一方で「自分がやりたいこともこれからはやっていきたい」と意気込む。海外の首脳夫人の姿を参考に、「いつも夫婦が一緒ということでもこれからはなくなっていくのかもしれない」と語った。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-12-04/OHHLHU6S973801
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/117.html

記事 [政治・選挙・NHK217] ロが北方ニ島にミサイル配備。日本の安全、領土返還に悪影響あるも、弱腰の安倍内閣(日本がアブナイ!)
http://mewrun7.exblog.jp/25010544/
2016-12-05 12:30

これは『安倍、ロシア外交がピンチに〜お貢ぎ経済協力で領土返還目指すも、報われないおそれが』のつづきになるのだが・・・。
 今回は、ロシアが11月22日に、国後島と択捉島に地対艦ミサイルを配備したことを発表した件について書きたい。(・・)

 後述するように、ロシアは以前から北方領土の軍事化を進めていて部隊が常駐できる設備を作ったり、ロシア軍の軍事演習を行なったりしていたし。ミサイル配備も計画していたようなのだが。<おそらく、最初っから四島を全て返す気はないしね。^^;>

 ただ、安倍首相は、(オモテ向き?)四島は日本の領土であることを前提に、北方領土返還の交渉や日ロ平和条約の締結の話を進めようとしていただけに、プーチン大統領の来日直前に、このミサイル配備のニュースが流れたのは、かなり痛かったのではないかと察する。(~_~;)
 ロシアが国後島と択捉島にミサイルを配備したということは、今後も少なくともこの2島は、ロシアの主権を手放す気はないと、宣言したに等しいからだ。(@@)

* * * * *
 
 今年にはいってからも、北方領土の軍事化のニュースは何回も出ていたし。実は、ミサイル配備に関する話も、かなり前から出ていたのである。(・・)

 これは今年3月の記事だが・・・

『ロシアが北方領土に海軍基地設置を検討 安倍首相の訪露計画をにらみ牽制か

【モスクワ=遠藤良介】ロシアのショイグ国防相は25日、北方領土の択捉島と国後島を含む「大クリール諸島」での海軍基地の設置を検討すると述べた。4月から3カ月にわたり、専門家を派遣して現地を調査させるという。イタル・タス通信が省内会議での発言内容を伝えた。安倍晋三首相が5月前半の訪露を計画している中、北方領土問題をめぐって日本を強く牽制(けんせい)する狙いがありそうだ。

 ショイグ氏は会議で、北極圏とクリール諸島(北方領土と千島列島)で軍インフラを整備すると強調。同諸島に太平洋艦隊の艦艇を配備するため、基地の設置に関する調査を行うと述べた。現地には2種類の地対艦ミサイル「バル」と「バスチオン」を配備し、新型の無人機を導入する方針も明らかにした。実戦部隊が配備されている北方領土が念頭に置かれているとみられる。

 ロシアは2020年までの長期的な軍備刷新計画を進めており、北方領土は重点の一つとされる。ラブロフ露外相らは最近、日本との平和条約交渉は北方領土問題解決と「同義でない」と述べるなど、領土問題の存在を否定するかのような発言を繰り返している。(産経新聞16年3月25日)』

 また、ロシアの軍事基地建設に関しても、何回も報じられている。(-_-;)

『【モスクワ=黒川信雄】ロシアのショイグ国防相が3月末、北方領土の択捉、国後島を含む「大クリール諸島」での海軍基地建設計画を表明した問題で、ロシア軍幹部は27日、建設候補地に千島列島中部のマトゥア島(松輪島)が挙げられていると明らかにした。ロシア国営テレビが報じた。北方領土以外の土地を候補とすることで、日本に一定の配慮を示した可能性がある。

 露東部軍管区のスロビキン陸軍大将によると、マトゥア島では現在、兵士が野営地を設置し、水や電力、物資の補給体制確保を進めている。国営テレビは27日、同島への軍用車両の搬入や旧日本軍が設置したという地雷の除去作業など、大がかりな調査の様子を伝えた。マトゥア島には旧日本軍が使用した滑走路なども残存しているといい、ロシア側は復旧の可能性を調べているもようだ。

 ロシアは2020年までの国家安全保障戦略で北極圏での権益維持を重視する方針を打ち出しており、新基地建設は北極圏と北東アジアを結ぶシーレーン防衛の一環とみられている。一方、露は北方領土の択捉、国後島には3500人規模の部隊を駐留させ、新たな駐屯地建設も進めている。(産経新聞16年5月28日)』

『ロシア国防省傘下の機関は8日、北方領土の択捉、国後両島で建設している計392のロシア軍関連施設の建設が順調に進んでいると発表した。
 建設はショイグ国防相が昨年発表したもので、進捗状況を示すことで極東でのロシア軍のプレゼンスを強調するとともに、北方領土の返還を求める日本を牽制(けんせい)する思惑もありそうだ。発表によると、建設中の施設は基地、訓練場、武器弾薬庫など。(共同通信16年7月9日)』

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 安倍首相&周辺は、もちろんこのような情報や事実は認識しつつ、ロシアと北方領土返還の交渉を行なっていたのではないかと思うし。また、このような状況も踏まえて、オモテ向きは四島の帰属は譲れないと言いながらも、二島先行返還の道を探ろうとしていたのではないかと思うのだが・・・。

 しかし、今回、ロシアが配備したミサイルは、わが国(とりわけ北海道)を主なターゲットにしているもので。ある意味では、ケンカを売っているような部分があるだけに、安倍官邸や交渉スタッフは、それなりのショックを受けたのではないかと察する。_(。。)_

『北方領土ミサイル配備 稲田大臣「北海道東部射程に入る」との認識 

 稲田防衛相は「コンパスで引くと、網走あたり、北東あたりは入るかと思う」と述べた。
 25日に開かれた衆議院の安全保障委員会で、ロシアが北方領土の択捉島と国後島に配備した地対艦ミサイルの射程について問われた稲田防衛相は、「網走市をはじめ、北海道の北東部が射程に入る」との分析を明らかにした。

 また、ロシアが北方領土にミサイルを配備した狙いについては、「一般論」と断ったうえで、「太平洋艦隊の援護や、オホーツク海における戦略原子力潜水艦の活動領域の確保が考えられる」と述べ、引き続き、注視していく考えを示した。(FNN16年11月24日)』

* * * * *

 ミサイルに関するさらに詳しい記事を・・・。

『北海道の危機、ロシアが北方領土にミサイル配備 JBpress 12/1(木)

 ロシア海軍極東艦隊が、国後島と択捉島に島嶼防衛用の地対艦ミサイルシステムを配備したことを公表した。

ロシアが配備した地対艦ミサイルの射程圏

 ロシア外交当局ならびにロシア軍部に、占領地域を日本に返還する発想など存在しないことは周知の事実である。それにもかかわらず日本側には安倍・プーチン会談への期待が高まっていた。だが、安倍・プーチン会談の直前に地対艦ミサイルが南千島に配備されたことにより、日本当局は改めてロシアとの領土問題交渉の困難さを再認識させられたようである。

■ 米海軍を牽制する国後の地対艦ミサイル

 ロシア軍が国後島に配備した地対艦ミサイルシステムは、Zveda Kh-35対艦ミサイルの地上発射バージョンで、3K60「バル」地対艦ミサイルシステムである。Kh-35対艦ミサイルは航空機発射型、艦艇発射型それに地上発射型があり、西側諸国でポピュラーなアメリカ製対艦ミサイル「ハープーン」になぞらえて、「ハープーンスキー」と呼ばれている。

 国後島のバル地対艦ミサイルシステムから発射されるKh-35対艦ミサイルの最大射程距離は、従来型の場合130キロメートル、最新型の場合300キロメートルと言われている。いずれも、非核弾頭(高性能爆薬弾頭)が搭載され、海上から10〜15メートルの低空を巡航速度マッハ0.8で飛行し、攻撃目標に突入する際には海上すれすれの高度4メートルを飛翔する。

 バル地対艦ミサイルシステムを国後島に配備した主たる目的は、アメリカ海軍の水上艦艇、とりわけ空母打撃群が国後島周辺の海峡部を自由に航行するのを妨げるとともに、アメリカ海軍水陸両用戦隊の国後島への接近、上陸を阻止することにある。

 もちろん、国後島、色丹島、歯舞諸島の周辺海域を航行する海上自衛隊水上艦艇を撃破するには十二分な威力を発揮する。(下につづく)

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

■ 択捉島には“史上最強”の地対艦ミサイル

 バル地対艦ミサイルよりも数段強力なのが、択捉島に配備されたK-300P「バスチオンP」沿岸防備ミサイルシステムである。この地対艦ミサイルシステムは、地上移動式発射装置から飛翔速度マッハ2.5のP-800「オーニクス」超音速対艦ミサイルを発射する。現在のところ史上最強と言われている地対艦ミサイルである。

 バスチオンP地対艦ミサイルシステムは、指揮管制用車両と支援用車両3〜4両とミサイル発射用車両4両、それに予備ミサイル装填用車両4両から構成されており、25キロメートル四方の範囲に分散配置して作戦行動することができる。

 オーニクス超音速対艦ミサイルは、敵の迎撃ミサイルを回避しながら、対艦攻撃だけではなく地上目標の攻撃も可能である。対艦攻撃の場合、最大射程距離は120キロメートル(発射直後から着弾まで超低空飛行を続けた場合)から350キロメートル、対地攻撃任務の場合には450キロメートルとされている。

 択捉島中央部に配置についたバスチオンP地対艦ミサイルシステムからは、択捉島、国後島、色丹島、歯舞諸島、それに得撫島周辺海域に接近する日米の水上艦艇を攻撃することが可能である。国後島に配備されたバル地対艦ミサイルと連動すれば、アメリカ海軍空母打撃群や、海兵隊が乗り込んだ水陸両用戦隊が南千島へ接近するのを阻止する態勢は極めて強固なものとなる。

 日本にとっては、有事の際には海上自衛隊艦艇が北方4島へ接近するのが困難になるだけでなく、旭川や帯広を含む北海道の東半分が、オーニクス超音速対艦ミサイルの攻撃圏内にすっぽり収まってしまうというきわめて深刻な事態となったのだ。

■ 軍事的対抗策をとらねば国家とは言えない

 地対艦ミサイルの南千島への配備は、ロシア軍がプーチン大統領の日本訪問に合わせてあわてて実施したわけではない。強力な地対艦ミサイルシステムを国後島、択捉島などに配備する計画は、すでに2013年には明らかにされており、2015年には2016年中に配備を完了する旨が再確認されている。ロシア軍にとっては「以前からの予定通り、2016年12月までに南千島に配備した」だけのことである。

 したがって、これら地対艦ミサイルシステムの配備が明らかになったからといって「プーチン大統領の訪日直前というタイミングで地対艦ミサイルを南千島に配備しなくともいいではないか」という感情論が日本政府筋から湧き出るのは、むしろ外交の無策さをさらけ出すことになる。安倍・プーチン会談の日程が決まる以前からロシア軍側の予定は存在していたのであるから、むしろ日本の外交当局が間の悪い日程を組んだだけと言うべきであろう。北村 淳(このつづきは*1に)』

* * * * *

 ふつうなら、すぐにロシアに対して抗議をするのではないかと。さらには、プーチン大統領の来日の話を中止や延期してもいいのではないかと思うのだが。
 菅官房長官は、毎度ながらで、「交渉への影響はない」とスル〜する戦略をとった。(>_<) <<岸田外務大臣が今月、ロシア訪問した際に、ちらっと抗議したらしいけど。^^;>

『菅義偉官房長官は24日の記者会見で、ロシア軍による北方領土への新型ミサイルシステム配備が平和条約締結交渉に与える影響を「まったくない」と否定した。「こうした問題の根本的解決のためにも、北方領土問題の解決が必要だ」と述べた。(毎日新聞16年11月25日)』

 で、このような安倍内閣の対応を見て、日本政府(=安倍内閣)は既にロシアとの交渉で、完全に負けてしまっているのではないかな〜と感じたmewなのだった。(@@)

  THANKS


*1

『とはいうものの、北海道の内陸奥深くまで攻撃することができる長距離対地攻撃能力を有するバスチオンPが択捉島に配備された以上、日本としては何らかの軍事的防衛策を目に見える形で講じないわけにはいかない。

 相手国が自国領内を攻撃する態勢を突きつけたならば、こちらも相手側に反撃する態勢で呼応して、軍事的バランスをとるのが国家として当然の対応である。

 だが、残念ながら自衛隊は過去半世紀以上にわたって敵に反撃する能力を極力保持しないよう強いられてきたため、強力な反撃能力、とりわけ敵の地上目標に対する反撃能力をほとんど手にしていない。今回の場合も、自衛隊は対地攻撃用の長距離巡航ミサイルを保有していないため、択捉島のバスチオンPによる北海道への対地攻撃に対抗する長射程ミサイル配備はできない。

 しかしながら、陸上自衛隊は国産の極めて高性能な地対艦ミサイルシステム(12式対艦誘導弾、88式対艦誘導弾)を装備しており、世界でもまれな地対艦ミサイル連隊という、地対艦ミサイル運用に特化した部隊を保有している。

 よって、日本政府がとるべき対策は、直ちに国後島対岸地域に地対艦ミサイル部隊を展開させ、国後島と択捉島に展開されるロシア軍の地対艦ミサイル戦力に呼応した態勢を示すことである。(とはいっても、オーニクスという超音速巡航ミサイルから旭川や帯広を防衛する態勢を固めることにはならないが。)

 相手国の軍事的脅威に対応した防衛態勢を明確に示すことこそ、軍事衝突ひいては戦争を防止するために必要不可欠な措置なのだ。その上でようやく“まともな”外交的駆け引きが開始されることを、いい加減に日本外交当局は認識する必要がある。』


http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/118.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 北方領土外交の失敗をだめ押しした産経新聞のスクープ記事−(天木直人氏)
「ヤルタ密約」公表直前の1946年2月9日付で英外務省から全在外公館へ一斉に送られた外交電報(英国立公文書館所蔵、岡部伸撮影)(写真:産経新聞)


北方領土外交の失敗をだめ押しした産経新聞のスクープ記事−(天木直人氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1spcuq8
5th Dec 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks


安倍首相の北方領土外交は、プーチン大統領が日本の主権を全面否定したことによって、

もはや1ミリも動かないことが明らかになったが、たとえ2島返還で安倍首相が譲歩し、

そしてプーチン大統領がそれを認めたとしても、そのような合意そのものが、日本にとって不当なのだ。

 そのことを証明する一大スクープ記事を、きょう12月5日の産経新聞が一面トップで書いた。

 すなわち、ロシア側が一貫して北方領土の領有権を主張する根拠として引用するヤルタ密約について、

英国政府が疑念を有していたことが、英国国立公文書館所蔵の英国外交電報で明らかになったというのだ。

 つまり、英国外交電報では、ヤルタ密約(ヤルタ協定のうち極東密約)の有効性については、

ルーズベルト米大統領(当時)が権限を越えて署名したことや、

米国上院の批准もない状況下での有効性について米国内で論議が起こるかもしれないとし、

英国はその議論に巻き込まれないよう注意すべきだと警告しているというのだ。

 実際のところ米国では、1953年に就任した共和党のアイゼンハワ−大統領が年頭教書演説で

「あらゆる秘密協定を破棄する」と宣言し、

1956年には

「ヤルタ協定はルーズベルト個人の文書であり、米政府の公式文書ではなく無効」との国務省声明を

発表している。

 そして、米国政府の立場がそうである以上、日本政府もまたヤルタ密約については、

「領土問題の最終処理を決定したものではなく、当事者として参加していない日本は拘束されない」
(平成18年2月国会答弁)との立場である。

 そこにきて、きょうの産経新聞のスクープ報道である。

 英国外交電報が明かした、英国政府による疑義表明である。

 米英のアングロサクソン同盟がそう認め、これまでの日本政府が従って来た政策を、

安倍首相が否定してプーチン大統領に譲歩することなど、そもそもあり得ないことなのだ。

 そんなことを安倍首相がやろうとしていたのだ。

 幸いにもプーチン大統領の強硬発言で領土問題解決はなくなった。

 安倍首相は歴史的誤りを冒さないですむことになる。

 安倍首相はプーチン大統領に感謝しなければいけないのである。

 これ以上の外交大失敗があるというのか。

 それにしてもこのタイミングでこのような大スクープを書いた産経新聞は、

少なくとも北方領土問題については、安倍首相に追従しているわけではないという事である。


            ◇

【ヤルタ密約秘話】英外務省、露の北方領土領有の根拠「ヤルタ密約」に疑念 「ルーズベルト米大統領が越権署名」 外交公電で全在外公館に警告
http://www.sankei.com/world/news/161205/wor1612050013-n1.html
2016.12.5 07:03 産経新聞

 【ロンドン=岡部伸】ロシアがソ連時代から北方領土領有を主張する最有力根拠としてきた「ヤルタ密約」(ヤルタ協定のうち極東密約)の有効性について、ルーズベルト米大統領が権限を越えて署名し米議会で批准されていないことを引き合いに、英政府が大戦終了後の1946年2月に疑念を示していたことが英国立公文書館所蔵の英外交電報で明らかになった。=3面に「露の四島占拠根拠なし」

 電報は、米英ソ3カ国が同11日にヤルタ密約を公表する2日前の9日、英外務省から全世界の在外英公館54カ所に「緊急かつ極秘」に一斉に送られた。

 電報の冒頭には「ソ連のスターリン首相、ルーズベルト米大統領、チャーチル英首相が45年2月11日にクリミア会議(ヤルタ会談)でソ連の対日参戦条件について極秘に合意した密約内容の文書が含まれる」と記され、米英ソ3政府が合意から1年後にあたる46年2月11日に、それぞれの議会で合意文書を発表するとしていた。

 「ソ連の樺太、千島列島の占拠は日本が敗戦するという文脈の中で取り扱われるべきだ」とした上で、「ルーズベルト大統領が権限を越えて署名したことや、米上院の批准もない状況下での有効性について米国内で論議が起こるかもしれない」として、「(英国は)その議論に巻き込まれないよう注意すべきだ」と警告している。

 ソ連はヤルタ密約を根拠に当時有効だった日ソ中立条約を破棄し、満州(中国東北部)や北方四島に侵攻し占領。後継国家のロシアも北方領土の領有権を主張してきた。

 一方、米国では53年に就任した共和党のアイゼンハワー大統領が年頭教書演説で、「あらゆる秘密協定を破棄する」と宣言して問題が表面化。56年には、アイゼンハワー政権が「ヤルタ協定はルーズベルト個人の文書であり、米政府の公式文書でなく無効」との国務省声明を発表し、ソ連の領土占有に法的根拠がないとの立場を鮮明にした。

 一方、当事国の一つである英国は立場を明らかにしてこなかったが、チャーチル首相が41年8月、ルーズベルト大統領と領土不拡大の原則をうたう大西洋憲章に署名している。今回の電報を通じ、密約が大西洋憲章に反するとの英政府の46年当時からの認識が示された形だ。

 ■ヤルタ密約 1945(昭和20)年2月4日から11日まで、クリミア半島ヤルタで米国のルーズベルト大統領、英国のチャーチル首相、ソ連のスターリン首相による連合国3カ国首脳会談が開かれた。ルーズベルト大統領はソ連による千島列島と南樺太の領有権を認めることを条件に、スターリン首相に日ソ中立条約を破棄しての対日参戦を促した。会談では、ドイツ降伏後2カ月または3カ月でソ連が対日参戦することが秘密協定としてまとめられた。また、国際連合創設を協議し、ドイツと中・東欧での米ソの利害を調整することで大戦後の国際秩序を規定。東西冷戦幕開けのきっかけにもなった。


http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/119.html

記事 [政治・選挙・NHK217] ≪ここがヘンだよ日本人≫年金法案成立「反対」55%、カジノ法案成立「反対」55%、北方領土解決「期待しない」63%なのに
【ここがヘンだよ日本人】年金法案成立「反対」55%、カジノ法案成立「反対」55%、北方領土解決「期待しない」63%なのに安倍内閣支持率4.4ポイントアップで61%!
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/24714
2016/12/05 健康になるためのブログ








IR法案の成立に55%が「反対」、JNN世論調査
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2930575.html


 カジノ解禁などを含む統合型リゾート施設の整備を推進するいわゆるIR法案について、55%の人がこの法案の成立に「反対」していることがJNNの世論調査でわかりました。
 安倍内閣の支持率は、前の月より4.4ポイント上がって61%、不支持率は前の月より4.3ポイント下がって36.6%でした。

 衆議院の解散・総選挙の時期について聞いたところ、「来年」と答えた人が48%で最も多く、次いで再来年の37%でした。

 政府・与党が「将来の年金水準確保のため」として年金支給額の抑制を強化することなどを盛り込み、この国会での成立を目指す「年金制度改革法案」について、「評価する」と答えた人は31%、「評価しない」と答えた人は55%でした。

 自民党や日本維新の会などが中心となって推し進めるカジノ解禁を含む統合型リゾート施設の整備を推進するIR法案について、55%の人が法案の成立に「反対」と答え、「賛成」と答えた人は24%でした。

 また、今月予定されている日ロ首脳会談で北方領土問題の解決に向け進展が期待できるかどうか聞いたところ、「期待する」と答えた人が32%だったのに対し、「期待しない」と答えた人は63%でした。

 アメリカの次期大統領にトランプ氏が就任することで日米関係がどうなっていくかについては、「変わらない」と答えた人が最も多く57%で、次いで「悪くなる」が29%でした。

 政府の有識者会議で論議が進んでいる天皇陛下の退位の問題については、いまの天皇陛下だけに認める「特例法を作るべき」と答えた人が22%、「皇室典範を改正し、今後すべての天皇に認める制度改正を行うべき」と答えた人が66%となりました。(05日00:00)


以下ネットの反応。

















何にもできず、何も期待できないけど、とりあえず支持して、月300万以上の給料あげて、税金でたらふく飲み食いさせてやるという人たち(政策反対だけど支持)が日本人の3割ぐらいはいるということでしょうか。

社畜になって奴隷のように働いたお金を、安倍様たちに湯水のように使っていただけるとは、我々はなんて幸せな国民なんでしょう〜ということですね。

「ゾンビ(考えることも主体性もなく)のように生きて死んでいく(生きないまま死んでいく?)」んですよねぇ〜。ゾンビものが流行るのも頷けます(深層心理における親近感&ゾンビよりはマシだと思いたい勘違いの感情から?)日本人で「生きてる」人ってホントにわずかなんだと思います(自省の念も込めて)。




http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/120.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 「菌」発言教師の本名がネットに 小学校で確認済み! 
「菌」発言教師の本名がネットに 小学校で確認済み!
http://79516147.at.webry.info/201612/article_28.html
2016/12/05 14:33 半歩前へU


▼小学校に確認済み! 「菌」教師の名前が判明
 私たちが応援して新潟県知事となった米山隆一が福島から避難してきた児童を「菌」付けで呼んだ教師についてフェイスブックでこう言った。

 「県の直接の分掌ではなく、今後事実関係に基づいて適切な対応がとられるであろうことを前提として、しかし、極めて残念です。県も、私自身も、猛省の上今後の対策を考えたいと思います。“実名が特定できる”コメントは削除させていただきました」−。

 この御仁、何を考えているのだろうか?当選したら手のひら返しか?そちらがその気なら、こっちで公表しよう。ネットに「坂井東小学校の4年1組担任・山田隆一」の名前があふれていた。

 5日昼に「025−260−2117」に電話をかけて確認した。教師らしき人物が電話口に出て「ご迷惑をかけて申し訳ない」とあっさり認めた。

 問題発言をした教師、「山田隆一は出勤しているのか」と質したところ、「登校しておりません」とのことだった。

 当然だ、避難児童をバイキン呼ばわりした上に、「私は言っていない」とウソを付いた。クラスの児童たちが「先生も菌と呼んでいた」と応えたことでウソがばれた。

 山田隆一は重ねて罪を犯した。ネットには即刻クビにすべきだとの投稿が多数、寄せられている。これに対して、米山隆一は、実名が特定できるコメントは「削除」した。

 米山は一体、どっちの味方なのだ?新潟県に避難してきたものが悪いのか?

詳報はここをクリック
坂井東小学校の山田隆一?菌発言教師の名前がネットで挙がる!
http://ranareru.com/2016/12/05/news-yamadaryuichi/


関連記事
「菌」先生の愛称「教育界のヘドロ」はいかがか
http://79516147.at.webry.info/201612/article_27.html
2016/12/05 13:35 半歩前へU

▼「教育界のヘドロ」はいかがか
 福島県内から新潟市に家族と自主避難してきた小学校4年の男子児童を、担任の40代男性教諭が「菌」を付けて呼んでいた事件は社会的の大きな波紋を呼んでいる。

 東電の原発被害に遭いながら、避難先の学校でバイキン扱いされた上に、おまけに担任にまでいじめを受けた。担任自身が連絡帳を渡す際、この児童にだけ、名前の最後に「キン」をつけて呼んだという。

 この担任は学校や市教委の聞き取りに「ゲームのキャラクター名などで使われる『キング』を児童の名前の後に加えたニックネームのつもりだった。愛称のつもりだった」と説明している。

 バイキンの「菌」、コレラ菌の「菌」―。こんなものが愛称と言えるのか?こういういいわけをして己の責任を逃れようとするところが責任を感じていない証拠だ。

 それでは私がこの坂井東小学校の4年1組担任・山田隆一にふさわしい愛称を進呈しよう。「教育界のヘドロ」はいかがか。ズボシではないか。

福島民友はここをクリック
http://paradoxin.net/archives/704


児童の「先生もそう呼んだ」で、教師のウソがばれた
http://79516147.at.webry.info/201612/article_26.html
2016/12/05 12:55 半歩前へU

▼「先生もそう呼んだ」でウソ発覚 福島の子に「菌」発言
 横浜に自主避難した中学1年の男子生徒が、いじめで不登校になった。新潟でも小学4年の男子児童が、担任の男性教諭から名前に「菌」をつけて呼ばれ、学校に行けなくなった。

 児童は同級生からもそう呼ばれ、この担任に相談。ところが、その担任から自分の名前に「菌」をつけて呼ばれた。

 児童は2011年の東日本大震災後、家族と新潟市に自主避難した。小学3年のころから仲間はずれにされたり、一部の同級生から名前に「菌」をつけて呼ばれた。4年に進級すると、同級生に文房具を捨てられたり、傘を壊された。

 担任は当初、「言ってない」と否定した。だが後日、別の教諭らがクラス全員に聞き取り調査をした結果、複数の児童が「担任の先生もそう呼んだ」などと答え、ウソがばれた。

■今回の問題の経緯
2011年3月11日   東日本大震災、その後、新潟市に自主避難

 15年(小学3年) 仲間はずれや、「菌」との呼び方はじまる

  16年(小学4年) 嫌がらせが続く

  11月上旬   自主避難した横浜市の中学生のいじめ発覚。「菌」と呼ばれていたことがニュースに

     17日   児童が担任に相談

     22日   早朝、福島県で最大震度5弱の地震

          昼休み、担任に名前に「菌」をつけて呼ばれる

          放課後、保護者が学校に連絡

     24日   学校に行かなくなる

      29日   学校の調査で担任の発言確認

詳報はここをクリック
http://www.asahi.com/articles/ASJCH5GJYJCHULOB02P.html?ref=yahoo



http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/121.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 小池塾に「カネ返せ」の声…講師に竹中平蔵氏の時代錯誤(日刊ゲンダイ)
   


小池塾に「カネ返せ」の声…講師に竹中平蔵氏の時代錯誤
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/195162
2016年12月5日 日刊ゲンダイ


  
   竹中平蔵氏が小池塾の“目玉”?(C)日刊ゲンダイ


 小池都知事の「希望の塾」の塾生から「カネ返せ」の声が日増しに強まっている。3回目の12月10日は全塾生を都内のホテルに集め、小池知事も登壇するが、“目玉”の特別講師が竹中平蔵元総務相だからだ。

「小池氏と竹中氏は小泉政権の閣僚同士で今も連絡を取り合う仲です。3回目は橋下徹前大阪市長が講師を務める予定でしたが、ギャラの折り合いがつかず頓挫した。そこで、旧知の竹中氏に急きょ白羽の矢が立ったそうです」(塾関係者)

 2900人の塾生は3万〜5万円の受講料を払っている。講義は全6回を予定しており、初回の講師は高野之夫豊島区長、2回目は猪瀬直樹元都知事と上山信一郎特別顧問らが務めた。

「猪瀬氏は徳洲会5000万円事件で公民権停止中の身。まさか5万円も払ってあの人の話を聞く羽目になるとは思いませんでした。今回こそ期待していたのに、よりによってあの竹中平蔵というからガッカリ。閣僚だったのは10年も前の話だし、今さら持論の規制緩和の話でも聞かされるとしたらウンザリです」(ある塾生)

 3回目の講師は河村たかし名古屋市長、上田清司埼玉県知事らとの“抱き合わせ”だが、現役タレントの橋下氏と比較すると、塾生たちには“お得感”が欠けるようだ。

「人材派遣大手のパソナグループ会長として雇用の規制緩和を推進する竹中氏と小池知事は、新自由主義に根差した発想が似ているのだと思います。小池知事は本気で“目玉”になると考えて、講師に招聘したのでしょう」(政治評論家・伊藤達美氏)

 英のEU離脱に米のトランプ大統領誕生と、世界の潮流は「反・新自由主義」だ。「今さら竹中平蔵」のセンスを疑う。


















http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/122.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 大阪難波にあふれた人、人、人の波! 

大阪難波にあふれた人、人、人の波!
http://79516147.at.webry.info/201612/article_29.html
2016/12/05 15:50 半歩前へU


▼大阪難波にあふれた人、人、人の波!
 この絵はすごい。志位和夫の難波演説にこれだけの人が集まった。大阪と言えば、あの橋下徹の「維新の会」の牙城だ。そこにこれだけの人。黒山の人だかりだ。ターミナルの向こう側にもたくさんの人が立ち止まって話を聞いている。

 全員が共産党の支持者ではないだろう。が、今、庶民の気持ちを代弁してくれるのは少数政党の共産党と自由党、それの小つぶながらよく頑張っている社民党だ。

 格差を広げ、年金をカット、介護保険を値上げし、経団連にばかり顔を向ける安倍政治への怒りがこの人の数となったのだろう。

 かね太鼓で大騒ぎしたアベノミクスは何の成果もあげられず、見事に失敗。それを誤魔化すためにギャンブル法案、カジノを持ち出し強行採決。こんなもので日本の経済が本当によくなると思っているのだろうか。

 バクチなど百害あって一利なしだ。ばか者。喜んでいるのは新たな天下り先が出来る官僚と利権屋。それに、闇の世界で復権を目指すヤクザ組織だ。

 志位はつぶやいた。「大阪難波で訴え。ぎっしりの熱気です。国会ではTPP協定案、年金カット法案、カジノ法案が、衆院で相次いで強行され、強権政治に歯止めがなくなる異常な事態になっています。自民、公明、維新の「悪政推進三兄弟」に、総選挙で退場の審判を下そう!」

ここをクリック
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/912.html


http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/123.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 聞いてないよ年金改革。結局、年金は今後どうなるのか?プロが解説(まぐまぐニュース) :経済板リンク
聞いてないよ年金改革。結局、年金は今後どうなるのか?プロが解説(まぐまぐニュース)

http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/406.html


http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/124.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 米政府の要請追及に「オバマ氏とは連携」(日テレ24)-首相「トランプ氏と会談しないよう要請された事実は無い」
「米政府の要請追及に「オバマ氏とは連携」
日本テレビ系(NNN) 12/5(月) 16:35配信
 TPP(=環太平洋経済連携協定)の承認案を審議する、参議院の特別委員会で民進党の桜井充議員は5日、アメリカ政府から安倍首相に対してトランプ次期大統領と会談しないよう要請があったのではないかと追及した。

 桜井議員の追及に対して安倍首相はアメリカ政府からの要請を否定した上で、オバマ大統領とは連携がとれていたと強調した。

 民進党・桜井議員「(米政府が)トランプ氏はまだ大統領ではない。前例のないことはしないでほしいという強い異議を、日本政府に伝えていたことがわかったと、こういう記事がありますが、これは事実と違うということでよろしいんですね」

 安倍首相「そういう事実はございません。私とオバマ大統領との間においては、しっかりと連携がとれていたということは、おいおい明らかになると思います」

 桜井議員はさらに安倍首相がトランプ氏と会談したために、先月、ペルーで調整されていたオバマ大統領との首脳会談が実現せず、立ち話になったのではないかとただした。これに対し安倍首相は、「それも全く事実ではない。時間は限られていたが重要な話はした」と述べた。

 また民進党の川田議員はアメリカではNAFTA(=北米自由貿易協定)のもとで一部のグローバル企業や銀行だけが潤ったと指摘し、「グローバリゼーションにおける国家の役割とは何か」と追及した。

 安倍首相は「自由貿易そしてグローバリズムの中で、しっかりと国益を守る働きを行う事が求められている」とした上で、「TPPが国民の健康や命を脅かすことはない」と強調した。」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20161205-00000056-nnn-pol

桜井氏「では報道が間違っているということですか?」
安倍首相「そうした事実が無かったということは、おいおい明らかになると思います。」
桜井氏「おいおい、ですか。」

関連
安倍・トランプ会談によって決定的に終わった安倍・オバマ関係  天木直人 「この共同通信の大スクープは内閣総辞職ものだ」 
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/111.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 12 月 05 日 09:45:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU

米政府から怒鳴りつけられた安倍首相! 
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/114.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 12 月 05 日 11:35:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU

「トランプ・安倍会談に異議」・・・やっぱりアメリカも怒っていたか。英断だなんてヨイショしてた奴もいたっけなあ。
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/108.html
投稿者 かさっこ地蔵 日時 2016 年 12 月 05 日 08:58:43: AtMSjtXKW4rJY gqmCs4LBgrGSbpGg
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/125.html

記事 [政治・選挙・NHK217] バクチを取締まる法相もカジノ議連メンバー 
バクチを取締まる法相もカジノ議連メンバー
http://79516147.at.webry.info/201612/article_33.html
2016/12/05 17:17 半歩前へU


▼カジノ議連のメンバーたち
 昔は街道筋でバクチ場を開帳する親分たちが、お上から十手を預かっていた。地回りのヤクザが、警察の役をを兼ねる。二足の草鞋を履くと言うやつだ。

 刑法で禁じるバクチを取り締まる法相や国家公安委員長がこれではどうにもならない。バクチを合法化するカジノ法案。その旗振り役は、超党派の議員連盟「国際観光産業振興議員連盟」(カジノ議連)だ。

 カジノ議連の名簿によると、最高顧問に名前を連ねていた安倍晋三の名前は削除し、ないが、金田勝年法相、山本幸三地方創生担当相が副会長に就任しているほか、塩崎恭久厚生労働相、世耕弘成経済産業相、松本純国家公安委員長、鶴保庸介沖縄担当相の計6閣僚がメンバーだ。

 首相側近の萩生田光一官房副長官(議連副会長)、伊藤忠彦環境副大臣(同事務局次長)はじめ10人。政務官は、議連事務局次長の武井俊輔外務政務官など12人がメンバー。採決を「自主投票」とした公明党の樋口尚也文部科学政務官もいた。

 細田博之総務会長(議連会長)、下村博文幹事長代行、茂木敏充政調会長たちもお仲間だ。


http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/126.html

記事 [政治・選挙・NHK217] DVD「世界は変わった 日本の憲法は?」について 
DVD「世界は変わった 日本の憲法は?」について
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/bc824f963f4ac9631027a5893f9f7275
2016年12月05日 のんきに介護


「世界は変わった 日本の憲法は?」

というDVDが話題らしい。

製作元は、

「美しい日本の憲法を作る国民の会」という

かの有名な

日本会議系の団体が作ったものだ。

総指揮が

撤回自慢の百田尚樹。

監修を

毒婦、櫻井よし子と

天皇嫌いな

百地章が両氏が務めている。

「日本国憲法の衝撃の事実と現実を描いた」と

謳ってある。

調子に乗って、

「作家引退宣言」と「撤回」を

繰り返している

百田が

何を浅ましく

お話をでっちあげているのか。

まず、

このおっさんによると、

(1)日本国憲法は、

@「日本人の手によって新憲法が作られようとしていた」のに

A「それを無視してできた粗雑品」らしい。

このパラグラフ@とA、

それぞれ全くのでたらめだ。

<@について>

この物言いでは、

あたかも自主憲法の機運がすでに日本にあったように見える。

それは、

憲法改正がポツダム宣言を受託した結果である

という

歴史的事実を無視するものとして、

厚かましいの一言に尽きる。

日本は、

ポツダム宣言の受託で

「日本国政府は、日本国国民の間における民主主義傾向の復活強化のため、

一切の障礙を除去すべき義務」

を負っていた。

すなわち、

連合国から

「言論、宗教、思想の自由、ならびに基本的人権の

尊重は確立されなければならないと」

と諭され、

民主的に定めろと要求され、

それに応じる義務が

ポツダム宣言の受託とともに生じていた。


<Aについて>

Aの「粗雑品」という

文句たらたらの

不平は、

当時、GHQに集まっていた

憲法のエクスパートたちに対する侮辱だ。

@)憲法草案の起草を担当したGHQの面々は、超エリートだった

・GHQ民政局局長、ホイットニー准将…弁護士で法学博士

・課長のケーディス大佐…ハーバード大学出身の弁護士

・ラウエル中佐…スタンフォード大学出身の方学博士

・ベアテ・シロタ・ゴードン氏(この人に関しては、拙稿「女性活躍推進本部(自民党) / 「女性に社会進出させてはいけない。日本では、絶滅を回避するため男女不平等が不可欠」」で取り上げた。*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/ae1468653a4a011d226400dd495c522a)…メディアでも活躍していた優秀なリサーチャー。それに10年ほど、日本で暮らされていた。だからこそ、「私は、高校の社会科程度の知識しかない」という謙遜の言葉が口を突いて出たのだ。それを逆手にとって、「日本のことなんか何も知らない、憲法のど素人が!」と罵倒する材料に使うなんて、恥を知れと言いたい。

上から目線で、

百田尚樹が総指揮をしている、

このDVD「世界は変わった――」において、

ラウエル中佐につき、

「憲法のことなんてわからないよ」

などという仰天発言をしている。

(あんたこそ、何を分かってるん?)

と問いたいものだ。

国会で

2012年草案の起草委員会で

「立憲主義なんか聞いたことがない」などと

悪びれず、

言っていた人間がいたよね、

あの人は何なんだよ、

と思うな。

ところで、

上掲DVDが「粗雑品」を

敷衍して

「GHQがたった1週間で作ったから」というのは、

まったくの嘘だ(下記(2)参照)。

それを記す前に、もう一つ、言っておかなければならないのは、

日本側の事情だ。

ポツダム宣言にの受託に伴う義務履行に伴う、

日本側憲法問題調査委員会の

メンバーは、松本烝治委員長の他、

美濃部達吉や宮澤俊義とか錚々たる面々が集まっていた。

しかし、それでも

天皇制を廃止して民主的な憲法を起草するという

発想を持てなかった。

ここで、注意して欲しいのは、

憲法を起草する意義だ。

上に記したたように

「民主主義傾向の復活強化のため、

一切の障礙を除去すべき」

という義務を負っていたのだ。

発想ができなきゃ、

どうやって義務の履行ができるのか。

(2)日本国憲法は、

@「明治憲法は、制定までに13年も年月をかけた」のに、

A「GHQがたった1週間で書き上げられた」。


<@について>

この期間には、

欧州への視察やら、政府内での議論の時間も含まれているはずだ。

純粋に

執筆した時間を取り出せば、

大日本国帝国憲法だって1週間もかかっていないはずだ。

比較するんだったら

条件を同じにしなければ不公平だぞ。


<Aについて>

GHQ案について、

1週間でできたというのは、

まぁ、そんなもんだろうという推測に基づく数値だ。

しかし、まぁ、

そんなもんだろうと思えるのは、

後に延々と続く

議論の長さゆえだ。

当時の議会でした議事録が残っている。

安倍政権と違って、

資料としてきちんと残してくれている。

実際、

読んで見ればいい。

とことん議論してるよ。

安倍マリオのように

「理解しようとしてくれないんだから説明しても仕方ない」

などと駄々をこねて

強行採決に走っている箇所は、

一箇所だってないよ。

GHQ案が出された。

それにつき、

政権内部で協議して

これでよいと思うところまで

徹底的に話し合ったようだ。

その上で、

GHQ案がかなり加筆、修正されたはずだよ。

その上で、

枢密院が了承して、

帝国議会で審議を経て可決されている。

強行採決など、

ただの一回もないよ。

嘘と思うなら、

議事録を読んで見ればいいんだよ。

僕は、

実際、読んだ上で、

この記事を書いている。

図書館で

議事録の参照ができるから、

是非、読んで欲しい。

(3)幣原内閣全員が“悔し涙”を流した。

これって、

ついてはいけない類の嘘だ。

9条を発案したのは、

他ならぬ幣原喜重郎その人だからだ

(拙稿「憲法第9条に秘めた宰相、幣原喜重郎の思い」参照。*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/e9eefabacb9fe1e249f46af7ded3b63f)。

もう一つ、

これもダメと思うのが、

「天皇」を人質に取られ、GHQ製の草案受け入れを

強要されたという説明。

ただし、後者は、

笑話に近い。

マッカーサーは、

「天皇制を守るつもりだ」

と断言している。

もし、この人がGHQ案を示さず、

松本案を受け入れていれば、

米国以外の

連合国の干渉が強くなって、

恐らく昭和天皇は処刑、

その上で、天皇制は廃止されていたろう。

しかし、考えたら、

こんな常識的な知識もなく

憲法改悪を

煽るDVDを作っている事実が恐ろしい。

当時の事情を

何ら検証することもなく、

松本烝治が

GHQに相手にされなかった悔しさで

突如、

「恫喝された」

と言い出したごとく、

幣原喜重郎が

「子々孫々に対してどう責任をとればいいのか」

と言ったという風な

嘘を並べ立てられるのか――。

「週刊金曜日」(12・2発行)の

記事、

「「世界は変わった 日本の憲法は?」で“憲法改正”の女子的論議」に、

早田由布子さん(あすかわ事務局長〈弁護士〉)の

こんな発言が掲載されてあった。

――「私たち負けたから戦勝国に何も言えませんでした」って方が

よっぽど「自虐史観」だよ。

幣原は、

「負けた日本だからこそ出来ること」

とまで言っている。

世界の先駆けになって、

世界平和実現のための役割を担おうという自覚があった――と。

9条が

日本国憲法の要(かなめ)なんだとしたら、

この要、

米国から押し付けられたのでなく、

日本から

提案。

「それってすごく誇らしい」と、

同じく上掲雑誌の

対談参加者の黒澤いつきさん(あすかわ共同代表)が

仰ってる。

こういうのを読むと、

転倒した話し方をするネトウヨ話法

(拙稿「稲田政調会長に見る逆張り、転倒話法。言ったもん勝ち主義、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい」参照。*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/9a75d7228233df21445bb04f37f0b471/)って、

「自虐史観」という

レッテルができたときに始まったのだな

と思う。

なお、DVDには、

「9条があるから、自衛隊は不審船に自分から“攻撃”できない」ので、

問題だという珍論が登場する。

これなどは、

「自虐」は否定されるべきだから、

「加虐」が必要

と言っているようなもんだ。

国連憲章では、

戦争は違法だ。それは、日本国憲法に限られないってこと、

頭の中に入れて欲しい。

米国だって

武力行使となれば、それができるのは、

(@)個別的、あるいは、(A)集団的自衛権の場合に

限られる。

「加虐」がいいなどと考える余地は、

微塵もない。

(4)緊急事態条項がないからガソリン不足に陥って緊急車両が出動できなかった。

この種のデマには、

逆に、

では、緊急事態条項があれば、

何の支障も生じないのかと問えばいい。

緊急事態条項は、

ある方がいいのかない方がいいのか、

答は、

予想に反し、実は、逆だ。

この問題は、

憲法改正が戦後、一度もなされてないことと

関係して、

対応が遅れていることなのかに関する。

日本国憲法が定められる

帝国議会において、この問題は、

意外にも

すでに論じられている。

そのときの

答は、

緊急事態条項を定めるのは

有害無益である

ということだった。

考えて見よう、

中央政府が一々現場に押しかけて行って、

あれこれと指図しているところ。

分かるだろ、

そんなものない方がいいんじゃないかということ。

現に、

菅直人氏が

3・11のとき、フクイチまで押しかけて行って、

現場に大変な迷惑をかけた。

あれを思い出せば十分ではないか。

緊急事態になれば、

「現場に一任」が多くの場合、

正しいのだ。

なぜなら、混乱した事態を

もっともよく承知しているのは現場だからだ。

また、緊急事態条項みたいなものを

設置することで生じる

弊害が考えられる。

防災訓練がいい加減になるってことだ。

つまり、

いざっというとき、

中央政府が嘴を差し挟んでくると思うと

手抜き訓練になってしまう

恐れがある。


【世界は変わった】日本の憲法は? ~憲法改正の国民的論議を~




http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/127.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 何が北方領土解放だ 隠しきれない安倍“亡国外交”大誤算(日刊ゲンダイ)
   


何が北方領土解放だ 隠しきれない安倍“亡国外交”大誤算
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/195178
2016年12月5日 日刊ゲンダイ 文字お越し

  
   ノンキにゴルフしてる場合か(3日、神奈川のスリーハンドレッドクラブにて)/(C)日刊ゲンダイ

 10日後に迫った日ロ首脳会談。ロシアのプーチン大統領が11年ぶりに来日し、安倍首相の地元・山口県長門市で会談する予定だ。これに先立ち、岸田外相が、“最終的な調整”のため2日からモスクワを訪れていたが、歓待とは程遠い、手痛い洗礼を受けて帰ってきた。

「安倍首相の親書を渡すためにセットされたプーチン大統領との会談は、2時間も遅刻された上に、わずか30分間で終わってしまった。それも、直前に会談の出席者を3人に絞るよう要請があって、ロシアを担当する欧州局長が協議に入れなかったという。赤っ恥ものの冷遇で、ロシア側が領土問題で譲歩する気などまったくないことが分かります。続いて行われた外相会談でも、岸田外相が平和条約交渉の再開に言及しても、ラブロフ外相は『協議の対象ではない』とはねつけた。会談後の共同記者会見で2人は目も合わせようとせず、終始ピリピリムードでした。最終調整がこれでは、首脳会談の成果は何ひとつ期待できません」(元外交官の天木直人氏) 

 9月にプーチン訪日が決まった当初は、メディアも「北方領土問題で手応え」「歴史的進展か」などと大騒ぎし、「日ロ会談の成果を掲げて衆院解散・総選挙」なんて話まで浮上した。安倍政権が用意した8項目の経済協力の見返りとして、まずは歯舞・色丹の2島が返還されることは確実というムードだった。

 ところが、11月にトランプ次期米国大統領の就任が決まった途端、ロシアは態度を硬化させ、直後のペルーAPECで行われた日ロ首脳会談では、日本に対して徹底的に厳しい態度で臨んできた。領土問題も急速にトーンダウン。米ロ関係の好転が見込まれるから、日本は用済みというわけで、プーチン訪日のドタキャンまで懸念される事態になってしまった。

 11月22日にはロシア軍が択捉、国後両島に地対艦ミサイル「バル」と「バスチオン」の配備を完了。同じ日にロシア海軍が尖閣諸島の領空周辺にも対潜哨戒ヘリを飛ばしてきた。どう考えても、首脳会談を控えて、長年の懸案である領土問題を友好的に解決しようという国の態度ではない。

■15回も会談してコケにされる無残

 今月に入ってロシアの警備担当者が長門入りし、警備体制を整え始めているから、プーチンが日本に来ることは来るのだろうが、この調子じゃあ領土問題での進展なんて望むべくもないし、解散戦略も大幅に練り直しだ。今国会の延長を14日までにしたのも、15日の会談が不発に終わって国会で責められるのを避けるためだといわれている。

 日ロ関係を担当するロシアのモルグロフ外務次官は2日、北方領土について「ロシアの主権に疑問の余地はない。日本が第2次大戦の結果を認めなければ、交渉の始めようがない」と断言。このままでは、経済協力だけ食い逃げされることになりかねない。国際ジャーナリストの春名幹男氏(早大客員教授)が言う。

「日本政府は最近になって、『一度の会談で領土問題が解決するわけではない』と期待値を下げるのに躍起ですが、長門会談が1回目ではなく、両首脳はすでに15回も会談している。2人の信頼関係があるから、領土問題も進展するといわれていたのに、これまで何を話し合って、どういう感触を得ていたのか。今年の春以降、ロシアが北方領土における軍事力強化を明言して進めてきたことを冷静に考えれば、領土交渉での楽観論が主流になっていたのが不思議です。歴史的な偉業を成し遂げたいと功を焦った安倍政権が苦しい立場なのを見越して、したたかなプーチン大統領は、どんどんハードルを上げてきている。日本側はどういう出方をするのかと、手のひらで転がされているようなものです」

  
   カメラ目線でゆめ(手前)と戯れるプーチン/(C)AP

自分の功名心のため「共同経済活動」の売国的提案

 対等な関係の首脳外交は互いの国を行き来するのが原則だが、安倍はこれまで5回連続でロシアに出向いている。米国に対してもそうだが、邪な思惑を抱えて媚びへつらっているのがミエミエだから、足元を見られる。

 3日の日ロ外相会談後の記者会見では、これまで、11月のペルーでの日ロ首脳会談でプーチン側が持ち出したとされてきた北方領土での「共同経済活動」が、実は5月にソチで首脳会談した際に安倍の方から提案していたこともバラされてしまった。ラブロフ外相が言うには、「今年行われた会談で、日本の首相が共同経済活動に関して何ができるか考えると提案し、プーチン大統領が同意した」というのだ。

 現状のままでは、共同経済活動は、ロシアの法律の下で日本企業が活動することになり、ロシアの主権を認めることになる。

「そんな売国的な提案を日本の首相側からしたとは信じられませんが、対ロ交渉に前のめりになるあまり、形だけの成果のために裏で大幅な譲歩をしていたとなれば、世論が許さないでしょう。9月ごろに自民党の小野寺元防衛相が、フジテレビの番組で『(北方領土が返還されれば)ロシアの軍隊を置いたままで、沖縄と同様に地位協定を結ぶ』と言っていたのにも驚きましたが、2島返還でいいなら、何代も前の内閣でとっくに実現していました。安倍政権は、これまでの日ロ交渉がどうだったのか、その歴史も現状も認識していないのではないか。日米関係との整合性も取れていない。目先の功名心に浮足立ち、国際情勢や日本外交全体が見えていないのです」(春名幹男氏=前出)

 安倍は15日が歴史的な会談になることを夢見て、地元の名門温泉旅館という舞台装置を用意したのだが、プーチンは翌16日に東京で経済フォーラムに出席すると通告してきた。どうやら、そちらの方がメーン行事になりそうだ。ラブロフは15日中に都内に移動してしまう予定だというし、プーチンも長門滞在はさっさと切り上げて、領土問題は棚上げし、経済協力の話を進めてしまう。残された安倍はいいツラの皮ということになる。

■会談の目玉が犬のプレゼント?

 こんな状況で、秋田犬を贈呈する話が出てきたのもお笑いだ。2012年の民主党政権時代、当時の野田首相が日ロ首脳会談の場で、雌の秋田犬をプーチンに贈った。

「ゆめ」と命名されたその犬と、つがいになる雄の秋田犬を15日の山口会談の場でプレゼントするプランが浮上している。

「秋田犬保存会の会長も務めている日本維新の会の遠藤敬衆院議員が『ゆめのお婿さんを贈りたい』と働きかけた。遠藤氏は菅官房長官とも親しく、官邸と太いパイプがあります。官邸側は乗り気で、さっそく外務省を通じて大統領府に打診したのですが、なかなか話が進まない。今年8月に遠藤氏ら4人の衆院議員がモスクワを訪れた際も、ゆめとの面会を申し入れたのですが、会わせてもらえなかったそうです」(外務省関係者)

 菅も3日の秋田犬関係の会合で、贈呈について「色よい返事をもらうことができていない」と認めていた。てんで相手にされていないのだ。前出の天木直人氏が言う。

「何も成果が得られないから、犬を贈ったことを会談の目玉にするしかないのでしょう。これだけ大騒ぎした結果が、『首相の地元で温泉旅館に泊まりました』『犬を贈りました』だけでは笑いものです。もはや、どう弁解しようと、亡国外交の誤算は隠し切れない。これだけの外交失態が続けば、普通なら内閣総辞職ですよ。官邸主導でやっているから、こうなる。安倍首相の思い込みで支離滅裂な外交をしているから、ことごとく失敗するのです」

 安倍外交の根本は、対米追従と中国への敵対心だ。対ロ交渉に前のめりになったのも、中ロ関係を分断しようという思惑からで、そういう単純浅薄な考えで小手先の外交をやっているから混乱を招くだけ。

 時代錯誤の妄想外交は、たいがいにして欲しいのである。



        



http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/128.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 稲田防衛相 ゲス宮崎夫妻への結婚祝儀を政治資金で拠出(週刊ポスト)
                  宮崎夫妻への結婚祝儀を政治資金で拠出


稲田防衛相 ゲス宮崎夫妻への結婚祝儀を政治資金で拠出
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161205-00000019-pseven-soci
週刊ポスト2016年12月16日号


 カネの使い方も、さすがは初の女性総理候補の貫禄と言うべきか。毎年11月に公開される政治資金収支報告書をめぐっては、例年必ず閣僚たちの飲食代が話題になるのだが、安倍政権全閣僚の飲食会合費ランキングで、麻生太郎・財務相、塩崎恭久・厚労相というベテラン2人に次いで稲田朋美・防衛相がトップ3入りを果たした。実に年間1456万円を飲食代で支出している(朝日新聞調べ)。

 夫婦で行きつけだというミシュラン星付きの串カツ店に4回で計38万円を始め、ホテルニューオータニなどの政治家御用達の高級ホテルも頻繁に利用。意外に派手な食いっぷり飲みっぷりである。

 実は稲田氏の政治資金収支報告書は、飲食代以外にも興味深い記載が並ぶ。たとえば昨年2月11日と12日の2日続けて、「贈答品」の名目で高級チョコレート専門店「ラ・メゾン・デュ・ショコラ六本木ヒルズ店」でそれぞれ2万9970円、5万1840円を支出している。時期が時期だけに、バレンタインの贈り物だったのだろう。

 昨年6月19日には、「みたままつり献灯代」として靖国神社に1万2000円を支出している。いかにも稲田氏らしい支出ではあるが、政治資金で処理するのは適切と言えるのか。

 それ以上に首を傾げたくなるのが、交際費として昨年8月4日に2万円を計上した項目だ。目的は「宮崎・金子両議員結婚祝儀」とあり、支出先は「宮崎謙介」となっている。そう、今年2月に“ゲス不倫”で話題となった宮崎謙介・前衆院議員と金子恵美・衆議院議員の結婚祝いである。

“同業者”の結婚とはいえ、結婚祝儀を政治資金で支払えば、政治資金を政治家同士で回し合っていることにならないか。

 宮崎夫妻は昨年5月に結婚を発表してから12月の挙式まで、実に6回の結婚パーティーを行なったという。稲田氏が祝儀を出した8月4日は、都内のホテルで議員向けの結婚報告会が開かれた日だった。出席した議員のブログを見ると、金屏風の前で礼服姿の宮崎氏とウエディングドレスの金子氏の姿があり、傍目には結婚披露宴と変わりがない。

 このときの会費を政治資金として処理したのは稲田氏のほかにも何人かいるが、稲田氏だけが「結婚祝儀」と記載し、他の出席者は「会合費」としか書いていない。出席した議員の秘書が説明する。

「2人の同期議員たちが主催した議員の集まりで、領収書も出るというのでもらっただけです」

 稲田事務所も、「政治活動に関する催しものであると思いましたので、政治活動として会費を支出しております」と説明する。

 ところが金子議員の事務所に確認すると、「プライベートのパーティーで、事務所は関わっていません」とのこと。出席者の中でも高市早苗・総務相は「同僚の結婚式なので自分で包んだ」(高市事務所)と言う。いったいどちらが正しいのか。

 政治資金制度に詳しい上脇博之・神戸学院大学法学部教授が指摘する。

「稲田さんは収支報告書に『結婚祝儀』と書いているのだから、プライベートなものだと自分で認めているようなもの。常識的に考えて結婚祝儀は政治活動に関わるおカネではない。仮に会合費だとしても同僚の議員が集まって結婚を祝うだけの会が政治活動と呼べるのでしょうか」

 政治活動とプライベートの境界の曖昧さはしばしば問題視されるが、カネの面でも線引きは難しいようだ。













上畠 賢三
https://www.facebook.com/permalink.php?id=100008130197003&story_fbid=1827036097577379
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女性はお金にきれいという先入観、見事に打ち破ってくれました。そこらのおっさん政治家と変わらんじゃないか!

http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/129.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 安倍首相 今月下旬にハワイへ 真珠湾攻撃の犠牲者慰霊(NHK)-何故、今?しかも攻撃当日じゃなく?
「安倍首相 今月下旬にハワイへ 真珠湾攻撃の犠牲者慰霊
12月5日 19時08分

安倍総理大臣は、5日夜、記者団に対し、今月26日と27日にハワイを訪れ、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊することを明らかにしました。アメリカのオバマ大統領も、安倍総理大臣とともに犠牲者を慰霊するとしています。
太平洋戦争の発端となった旧日本軍による真珠湾攻撃は、75年前の昭和16年12月、旧日本軍の空母部隊などがハワイのオアフ島にある真珠湾のアメリカ軍基地を攻撃したもので、アメリカ軍の兵士などを中心に多数の犠牲者が出ました。
安倍総理大臣は、戦後70年余りが経過し、ことし5月にアメリカのオバマ大統領の広島訪問も実現した中、今月26日と27日にハワイのオアフ島を訪れ、真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊する意向を固め、さきほど、総理官邸で記者団に明らかにしました。
関係者によりますと、安倍総理大臣は、真珠湾攻撃で海底に沈んだ戦艦アリゾナの上につくられたアリゾナ記念館で献花することにしていて、同じ時期にハワイを訪れるアメリカのオバマ大統領も、安倍総理大臣とともに犠牲者を慰霊するということです。
また、安倍総理大臣は、これに合わせて、来月下旬に任期切れを迎えるオバマ大統領との間で最後の日米首脳会談を行うことにしています。
安倍総理大臣がハワイ訪問を決めた背景には、アメリカのトランプ次期大統領が、選挙期間中、日本を含む同盟国との関係見直しに言及してきたことなども踏まえて、日米の信頼関係を深め、新政権の発足後も、強固な同盟関係を堅持する狙いもあるものと見られます。
日本の現職の総理大臣が、アメリカの大統領とともに真珠湾を訪れて犠牲者を慰霊するのは初めてのことです。」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161205/k10010796011000.html?utm_int=all_contents_just-in_001

関連
安倍・トランプ会談によって決定的に終わった安倍・オバマ関係  天木直人 「この共同通信の大スクープは内閣総辞職ものだ」 
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/111.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 12 月 05 日 09:45:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/130.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 国民を騙し負担増と受益減のみ推進する安倍暴政(植草一秀の『知られざる真実』)
国民を騙し負担増と受益減のみ推進する安倍暴政
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-ddcb.html
2016年12月 5日 植草一秀の『知られざる真実』


安倍政権ならびに財務省は財政再建を唱えるが、財政再建を進める手法に重大な問題がある。

財政再建とは、財政収支を改善させることである。

収支を改善するには、

支出を減らす

収入を増やす

必要がある。

このときに、安倍政権と財務省が進める財政再建の手法に著しい偏り、歪みがある。

具体的には、

支出においては、

社会保障を徹底的に切る

一方で、

五輪施設や公共事業や旅行関連事業、TPP関連予算などの政治屋と官僚機構の利権になる支出は無節操に拡大し、

収入においては、

国際的に負担が高くない法人の税負担を大幅に減らし続ける

一方で、

所得のない人から税をむしり取る消費税増税を

熱烈推進している。

日本の政府債務が1000兆円を超えており、GDPの200%を超えていることが強調される。

あのギリシャでさえ、政府債務のGDP比は170%程度だった。

この状況を放置すれば、日本もいつギリシャのような状況に陥る。

このような話がメディアを通じて流布されてきた。

しかし、この話は、典型的な「詐欺話」、「ペテン師の手法」によるものである。

政府債務1000兆円はウソではないが、この数値だけで政府の財務状況を判断することは、完全な誤りである。

政府の財務状況は、負債だけでなく、資産を合わせて判断するべきである。

バランスシートの全体を見ずに、財務状況を判断できないのは当たり前のことだ。

借金の金額が100万円の人と1億円の人がいたときに、1億円の借金の人が財務危機だとは一概には言えない。

借金1億円の人が、1億円の資産を持っているなら、この人の財務状況は危機的ではない。

他方、借金が100万円でも資産がゼロで、かつ収入もゼロであるなら、借金100万円でも「危機的」ということになる。

2014年末の日本政府の債務残高は、

1213兆円

である。

しかし、日本政府は資産も保有しており、2014年末の資産残高は、

1199兆円

である。

差し引き14兆円の債務超過であるが、そのGDP比は2.8%に過ぎない。

資産のうち、金融資産が598兆円、非金融資産が601兆円である。

金融資産に対して非金融資産は換金性が低いが、政府の財務状況は、基本的に資産と負債のバランスで判断される。

要するに、

「日本財政が危機に直面している」

というのは、真っ赤なウソなのである。

この真っ赤なウソを前面に出して、安倍政権と財務省は、

社会保障の切り込み

消費税大増税

を熱烈推進している。

その一方で、

利権支出の無節操な拡大、

法人税減税

を熱烈推進している。

このなかで、社会保障制度はまさに危機に直面しているのである。

最大のターゲットにされているのが、

高額療養費制度

である。

高額療養費が発生する場合に、自己負担に上限を設ける制度である。

日本の国民医療制度の安心を生む根源が、この「高額療養費制度」である。

これの破壊が、これから推進されてゆく。

間違った政治であると言えないだろうか。


http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/131.html

記事 [政治・選挙・NHK217] そちらをなぜ追及しない?と室井佑月 
そちらをなぜ追及しない?と室井佑月
http://79516147.at.webry.info/201612/article_31.html
2016/12/05 16:44 半歩前へU


▼人のことを言えた義理か
 韓国の大統領スキャンダルを面白おかしく流すのではなく、日本の五輪利権をなぜ追及しないのだ、と室井佑月が怒った。日本のマスコミはよそのことをどうこういえる立場か。顔を洗って出直して来い、と言ってやろうではないか。

**************

 11月14日のNHKニュース。<安倍内閣を「支持する」55%、「支持しない」26%>だって。先月の調査より、支持する人が5ポイント上がって、支持しない人が7ポイント下がった。なんでこうなる。おかしくないか?

 TPPを今の国会で承認することへの賛否は、「賛成」が18%、「反対」が24%、「どちらともいえない」が48%。今の国会で審議されている、賃金が下がった場合に年金支給額を引き下げることなどを盛り込んだ年金制度改革関連法案について、「賛成」10%、「反対」49%、「どちらともいえない」が33%。

 南スーダンでの自衛隊の駆けつけ警護、「賛成」が18%、「反対」が42%、「どちらともいえない」が32%。

 天皇陛下の退位についてどのようにするのが望ましいのか。「特別法を作って、いまの天皇陛下に限って認める」21%、「皇室典範を改正して、今後すべての天皇ができるようにする」58%、「退位は認めず、現在の制度の範囲内で対応する」11%。

 自民党が党総裁の任期を連続3期まで延長することについて。「賛成」27%、「反対」31%、「どちらともいえない」35%。つまり、現政権を肯定している人より、否定している人のほうが多い。世論調査の結果が解せない。この結果は、新聞の世論調査でもいえる。

 あたしはなぜか、アメリカの大統領選とこのことが被ってしまう。アメリカの大統領選、世論調査はずっとヒラリーのほうが数ポイント上だった。なのに、ふたを開けたら結果がひっくり返った。

 あまりニュースになっていないが、選挙中、トランプはこのことを批判しつづけていた。「嘘ばかり報道する」と。「不正選挙がおこなわれている」とまでいっていた。

 実際のところ、トランプがいっていたように、メディアは嘘ばかり報道し、世論を偏った方向へ煽ったのだろうか。

 それはわからない。あたしが考えてしまうのは、日本はどうなのか、ということだ。新聞社やテレビ局の幹部、御用コメンテーターが、安倍政権と懇意にしているのはもはや秘密にもなっていないのだ。

 お隣の国、韓国で大問題になっている朴大統領と崔順実についてもそうだ。崔が文化体育観光部(日本の文部科学省にあたる)の利権に絡んでいたのは事実で、スポーツ関連組織が不正の温床となっていた。崔は平昌五輪の会場建設や運営に口を出し、その利権も貪(むさぼ)っていた。

 じゃあ、この国はどうなんだろう。オリンピック費用がなぜ3兆円にまで膨らんだんだろう。韓国ヘイトみたいなニュースを流すだけじゃなく、そちらをなぜ追及しない? お隣の国のこの問題でわかったはずだ。文部科学省、その中でもスポーツは利権の温床になりやすいと。  (週刊朝日 12月9日号より)


http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/132.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 僭越ながら 「賭博でひと儲け」のカジノ法 まかり通るヤクザの論法(HUNTER)
僭越ながら 「賭博でひと儲け」のカジノ法 まかり通るヤクザの論法 
http://hunter-investigate.jp/news/2016/12/post-970.html
2016年12月 5日 09:30 HUNTER


 実質審議5時間半。国会延長が決まると同時に、突然出てきた統合型リゾート施設(IR)整備推進法案(カジノ法案)が、今月2日に衆院内閣委員会で強行採決された。審議入りからわずか3日。自民党と日本維新の会などの賛成多数で可決したが、慎重姿勢を示していた公明党をねじ伏せ、参考人招致を省くというゴリ押しの結果だ。

 繰り返される国民軽視の国会運営。カジノで経済発展を図るというのが法案推進派の主張だが、誰が考えてもそれは強弁。まるでヤクザの論法である。

賭博で金儲け=ヤクザの論法

 カジノ法案を推進してきたのは、カジノ解禁を目指し超党派で組織された「国際観光産業振興議員連盟」(カジノ議連)。メンバーには、安倍晋三首相をはじめ右寄りの議員たちがズラリと並ぶ。当然、政権中枢は推進派ばかり。大臣だけで世耕弘成経産相、鶴保庸介沖縄担当相、金田勝年法相、山本幸三地方創生担当相、塩崎恭久厚生労働相、松本純国家公安委員長など6人。副大臣、政務官クラスまで数えれば、数十人が議連メンバーという状況だ。まさにカジノ政権。国民の知らないところで、賭博を推進する政治家がこれほど増えていたとは驚きだ。

 賭博好きにこの話は通用しないのだろうが、カジノの最大の問題は、ギャンブル依存症が増えること。日本はギャンブル依存症に陥る人の割合が多く、社会問題化して久しい。ギャンブルのために借金地獄に落ち、自殺するケースは数知れず。パチンコ狂いの親が、結果的に子供の命を奪ったケースなどは枚挙に暇がない。カジノにはまったあげく、議席を失った政治家もいる。国会の暴れん坊として知られた「ハマコー」こと浜田幸一氏は、ラスベガスのカジノでバカラ賭博にはまり5億円近く負けていたことが発覚。ハマコーさんは議員辞職を余儀なくされた。厚労省の調査によれば、ギャンブル依存症の患者は推定で約540万人。カジノ法が成立すれば、この数字がさらに増大すると見られている。

 カジノ法案は、カジノ、ホテル、商業施設などが一体となった統合型リゾート施設(IR)を促進するもの。政府は推進本部を設置し、1年をめどに実施法を整備するという。カジノ推進派は、カジノを観光立国や経済発展の起爆剤と位置付けているが、ラスベガスやマカオと日本の都市を比較するのは無理な話。環境も歴史もまるで違うのだ。賭博で人を呼ぶというのは、政策的には最低。そもそも、“賭博で金儲け”はヤクザ・博徒の考え方だろう。その昔、自民党の右派は暴力団・右翼との関係が良好だったが、いまや永田町がバッジをつけたヤクザの巣窟になっている。

日本維新の会のためのカジノ法 

 日本には、四季ごとに変化を見せる誇るべき自然と文化遺産がある。観光資源には事欠かない。賭博を観光の目玉にしなければならないほど、日本の各都市は力を失ってはいないはずだ。さすがに新聞各紙もカジノ法案に否定的。政権寄りの読売・産経でさえ拙速審議に警鐘を鳴らしていたほどだ。読売は今月2日、「カジノ法案審議 人の不幸を踏み台にするのか」との見出しで社説を掲載し、『賭博客の負け分が収益の柱となる。ギャンブルにはまった人や外国人観光客らの“散財”に期待し、他人の不幸や不運を踏み台にするような成長戦略は極めて不健全である』として自民党の対応を批判している。

 味方の読売を怒らせてまで、問題山積の法案を無理に通すのはなぜか――。安倍自民党の狙いが、日本維新の会の抱き込みにあることは、周知の事実となっている。もともと「大阪でカジノ」は橋下徹氏や松井一郎大阪府知事の持論。維新の1丁目1番地は都構想だが、最終的にはカジノの集客に頼るという筋書きだ。大阪府と大阪市は、IRの候補地に想定している人工島・夢洲(ゆめしま)に2025年の万博を誘致する方針で、カジノと万博がセット。カジノ解禁は、安保法、TPP、年金法改正などの対決法案でことごとく政府与党に賛成してきた維新へのサービスなのである。つまり、憲法改正に向けて、橋下・松井の維新勢力を味方につけておく上での“エサ”。国家・国民のためではなく、維新のためのカジノ法というわけだ。

 松井大阪府知事は、カジノ法に反対している民進党について「政治的に僕に対する民進党の嫌がらせ。彼らは国民の方を全く見ず、日本のことも考えず、党利党略、個人的な好き嫌いで物事を考える。まあ、バカな政党だと思う」と批判した。党利党略は自民党に言うべき言葉、国民のことは考えていないのは、維新・自民の法だろう。バカは明らかに松井氏の方。カジノがなければ大阪の発展がないと言うのなら、維新はヤクザ以下の頭しかない集団ということになる。

美しい国

 安倍首相が提唱してきた「美しい国」。公式サイトには、日本の原風景ともいえる中山間地の農村と、農家のご婦人に深々とお辞儀をする首相の姿という象徴的な画像がある。



 第二次安倍政権の発足以来、首相がやってきたのは特定秘密保護法、集団的自衛権の行使容認、安保法といった戦時体制の整備であり、今度はカジノ法案だ。首相が目指しているのは、カジノや原発で稼いだカネで、戦車やミサイルを買う国。どう考えても、「美しい国」とは無縁の世界である。暴力団とカジノ関連産業を喜ばす法案が、国の未来に光をもたらすわけがない。




http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/133.html

記事 [政治・選挙・NHK217] ≪参議院TPP特別委員会≫ 山本太郎、安倍首相をメッタ斬り! 「TPPはゲームセット、完全に詰んだ!」





山本太郎vs安倍晋三「TPPはゲームセット、完全に詰んだ!」12/5 参議院TPP特別委員会


【国会中継】自由党 山本太郎 2016年12月5日 参議院 TPP特別委員会






















































http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/134.html

記事 [政治・選挙・NHK217] NHKはいつから北朝鮮テレビ局になった?
             安倍首相 今月下旬にハワイへ 真珠湾攻撃の犠牲者慰霊 NHK


NHKはいつから北朝鮮テレビ局になった?
http://79516147.at.webry.info/201612/article_37.html
2016/12/05 21:34 半歩前へU


 NHKはいつから北朝鮮のテレビ局になったのか?私はあの共和国に行ったことがあるが、北朝鮮では、朝から晩まで一日中、独裁者の名前を連呼していた。滞在中毎日、不快な思いをした。今夜のNHKはそれを連想させた。

 午後6時50分からのローカルニュースを不っ飛ばして安倍晋三のハワイ訪問を繰り返し放送。

 「安倍総理大臣は、総理大臣官邸で記者団に対し、今月26日と27日にハワイを訪れ、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者をアメリカのオバマ大統領とともに慰霊することを明らかにしました」。

 その上、「現職の総理大臣が真珠湾を訪れて犠牲者を慰霊するのは初めてです」ともったいをつけた。

 午後7時に全国ニュースに切り替わった。冒頭から延々と「安倍総理大臣は、・・・」をまたやり出した。そのあと、例によって安倍晋三お気に入りの岩田明子が登場して晋三ベッタリのゴマすり解説。

 別のニュースに切り替わったと思いきや、最後の5分間は「安倍総理大臣は、・・・」とハワイ訪問でとどめを刺した。

 NHKの報道部門は狂っている。自分たちがやっていることがどういう意味を持つか分かっているのだろうか?こうして国民を洗脳し、独裁への道を引こうとしている。北朝鮮も驚く報道ぶりだ。


            ◇

安倍首相 今月下旬にハワイへ 真珠湾攻撃の犠牲者慰霊
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161205/k10010796011000.html?utm_int=news_contents_news-main_001
12月5日 19時24分 NHK



安倍総理大臣は、5日夜、総理大臣官邸で記者団に対し、今月26日と27日にハワイを訪れ、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者をアメリカのオバマ大統領とともに慰霊することを明らかにしました。現職の総理大臣が真珠湾を訪れて犠牲者を慰霊するのは初めてです。

この中で、安倍総理大臣は、「今月の26日、27日、ハワイを訪問し、オバマ大統領と首脳会談を行う。ハワイでの会談はこの4年間を総括し、未来に向けてさらなる同盟の強化の意義を世界に発信する機会にしたいと思う。これまでの集大成となる最後の首脳会談となる」と述べました。

そのうえで、安倍総理大臣は、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者をオバマ大統領とともに慰霊することを明らかにし、「二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。未来に向けた決意を示したいと思う。同時に、日米の和解の価値を発信する機会にもしたいと考えている」と述べました。さらに、安倍総理大臣は、「昨年、戦後70年を迎え、アメリカ議会で演説を行い、私の思いや考えを発信した。その中で、真珠湾を訪問することの意義や象徴性、和解の重要性について発信したいということは、ずっと考えてきた。同時に、オバマ大統領との4年間を振り返る首脳会談も行うことができればと考えてきた」と述べました。

また、安倍総理大臣は、ハワイ訪問と真珠湾攻撃の犠牲者の慰霊について、先月、APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席するため、ペルーを訪れた際に、オバマ大統領との間で確認したことを明らかにしました。現職の総理大臣が、真珠湾を訪れて犠牲者を慰霊するのは初めてのことです。




http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/135.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 急きょ、取って付けた「真珠湾慰霊」!! 
急きょ、取って付けた「真珠湾慰霊」!!
http://79516147.at.webry.info/201612/article_38.html
2016/12/05 22:27 半歩前へU


▼急きょ、取って付けた「真珠湾慰霊」!!
 安倍首相は5日、今月26、27日に米ハワイを訪問し、オバマ大統領と日米開戦の発端となった地である真珠湾で戦争犠牲者を慰霊する意向を明らかにした。

 「トランプ氏はまだ大統領ではない。前例のないことはしないでもらいたい」と米政府は日本政府に対し、事前に釘を刺していたことが4日、共同通信の独自取材で分かった。

 その忠告を無視して安倍は、ニューヨークの自宅までノコノコ出かけてトランプと会った。米政府は完全にメンツをつぶされた。

 その結果、先月、ペルーのAPECに合わせて調整していたオバマとの会談は拒否され、数分の立ち話に終わった。

 共同通信の報道の次の日に慌てて、ハワイ訪問を発表。これについて安倍は「先月、APECでペルーを訪れた際に、オバマ大統領との間で確認した」と言った。

 外交ルールを無視してトランプと面談し、オバマ大統領の顔をつぶしておきながら、数分の立ち話で「真珠湾慰霊」の話がまとまるのか? 一言ごとに交互に通訳が入る。どう考えても、後で取って付けた作り話としか思えない。

 オバマ米大統領と家族は毎年、年末と新年の休暇をハワイで過ごす。それを見越して急きょ、安倍の方から「ご同行」を頼んだのではないか。

 安倍首相は常にウソばかりつくので、何が本当か信じられない。国民から不信の目で見られるようでは、政治家は務まらない。

 オバマは国粋主義者の安倍晋三が嫌いだ。安倍本人もそれを承知しているから、オバマを無視してトランプと面談したのだろう。

 今回の「真珠湾慰霊」は広島訪問の「お返し」として、オバマが最後の“お付き合い”をしたのだろう。

 リベラル派の三木武夫元首相は、「信なくば立たず」と言った。「民を恐れろ」とも言った。これに対し、安倍晋三はどう応える?


関連記事 ※動画あり
NHKはいつから北朝鮮テレビ局になった?
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/135.html


http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/136.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 世界が不安定化する可能性と福田康夫 
静岡市で開かれた国際会議で言葉を交わす(左から)中国の曽培炎元副首相、福田元首相、韓国の李洪九元首相=5日午前


世界が不安定化する可能性と福田康夫
http://79516147.at.webry.info/201612/article_39.html
2016/12/05 22:49 半歩前へU


 共同通信によると、福田康夫元首相は5日、静岡市で開かれた日中韓の元首脳らが参加する国際会議で講演し、米国のトランプ次期大統領が「世界経済や安全保障の枠組みに影響を与え、世界が不安定化する可能性がある」と懸念を示し、3カ国が協力し東アジア地域を安定させる必要があると強調した。

 そのため「(3カ国が)ぎくしゃくしがちな現状を改善しなければならない」と述べた。中国と韓国が参加した地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」にも触れ、日本の不参加は「政府の政策判断の間違い」と指摘した。

 中国は曽培炎元副首相、韓国は李洪九元首相が講演した。

ここをクリック
http://this.kiji.is/178349446407127042?c=39546741839462401


福田氏、トランプ氏の影響懸念 日中韓の国際会議で講演
http://this.kiji.is/178349446407127042?c=39546741839462401
2016/12/5 12:37 共同通信

 福田康夫元首相は5日、静岡市で開かれた日中韓の元首脳らが参加する国際会議で講演し、米国のトランプ次期大統領が「世界経済や安全保障の枠組みに影響を与え、世界が不安定化する可能性がある」と懸念を示し、3カ国が協力し東アジア地域を安定させる必要があると強調した。

 そのため「(3カ国が)ぎくしゃくしがちな現状を改善しなければならない」と述べた。中国と韓国が参加した地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」にも触れ、日本の不参加は「政府の政策判断の間違い」と指摘した。

 中国は曽培炎元副首相、韓国は李洪九元首相が講演した。


http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/137.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 「カジノ審議中、「般若心経」唱え時間消費 自民・谷川氏」
「カジノ審議中、「般若心経」唱え時間消費 自民・谷川氏」
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/6de69bb10eb8e33cdd51da31e368cb2c
2016年12月05日 のんきに介護


悪さするしか、

自己主張の仕方、知らんのか。

関係のない話をし出すのは、

1:02:45〜。

お経、唱えだすのは、

1:07:40〜。

《民進党出席拒否でカジノ解禁法案 審議入り》【衆議院 国会中継】〜平成28年11月30日 内閣委員会〜 FULL動画


〔資料〕

「カジノ審議中、「般若心経」唱え時間消費 自民・谷川氏」

   朝日新聞(2016年12月5日20時15分)

☆ 記事URL:http://www.asahi.com/articles/ASJD556HXJD5UTFK00C.html

 自民党がわずか5時間33分の審議時間で衆院内閣委員会で採決を強行したカジノ解禁法案の質疑では、推進派である自民党の谷川弥一・元文部科学副大臣(長崎3区)が「(質問)時間が余っている」と言って、法案の内容とは直接関係のない般若心経を唱えて解説し、自分の持ち時間を費やす場面があった。

 谷川氏は法案が審議入りした11月30日の衆院内閣委員会で、40分間の質問時間をもらって最初に質問に立った。最初はカジノ合法化の理由をただしていたが、28分が過ぎた時点で「一応質問が終わったのですが、あまりにも時間が余っているので」と前置きし、「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時(かんじーざいぼーさーぎょうじんはんにゃはーらーみーたーじー)……」と般若心経を唱え、「『般若波羅蜜多』は『般若』は知恵、『蜜多』は行く、『波羅』が彼岸、『幸せになるための道』ということなんです。『どうしたら幸せになるの?』といったら『無念無想で生き抜け』ということなんです」などとしゃべり続けた。

 それでも時間が余った谷川氏は、自身が愛読しているという夏目漱石の作品の紹介を開始。「やっぱり心を耕す仕事を考えないといかん。心を耕す仕事は何だといったら、文学であり、彫刻であり、陶芸であり、三味線であり、宗教なんです」などと語った。(南彰)




http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/138.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 安倍首相の真珠湾慰霊出席で、来年初めの総選挙は確定か?(かっちの言い分)
http://31634308.at.webry.info/201612/article_5.html
2016/12/05 19:29

安倍首相が、12月にハワイの真珠湾で、オバマ大統領と慰霊祭に出席すると発表した。これを聞いて、安倍首相は完全に来年初めに、衆議院選挙を行うと予感した。この慰霊への出席は、オバマ大統領に広島に来てもらったお礼と、トランプ氏との会談での不興をお詫びする気持ちも入っていると思われる。同じ12月にはプーチン大統領に会い、また日本の歴代首相が真珠湾に行くことを避けていたところに行く話題性を狙ったと思われる。

これは、日本向けの最大限のアッピールである。今日のテレビの世論調査では、安倍内閣の支持率は60数%で上昇している。この機会を逃す程バカではない。衆院選挙で勝利すれば自民党総裁の3選は誰も文句は言えないだろう。したたかである。憎いぐらいである。

これで、野党は余程のことをやらなければ、今の議席数も確保出来ないかもしれない。それに対して、野党1党の民進野田幹事長が「共産」とは握手程度しなければならないなどと、まるで緊張感の無い気持ちでは、自民にいくら国会での採決を抗議しても、犬の遠吠え程度で自公には何の脅威にもならない。

今回の安倍首相の真珠湾慰霊を受けて、野党は余程危機感を持って対応しないと、また大負けとなる。


http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/139.html

記事 [政治・選挙・NHK217] 流行語大賞より、ブラック企業大賞。こちらは、本当に「日本死ね」企業がわんさかだぞ。はしゃげ、マスコミ!
流行語大賞より、ブラック企業大賞。こちらは、本当に「日本死ね」企業がわんさかだぞ。はしゃげ、マスコミ!
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/9103aceeb120b2a2647e05e3456b28b6
2016年12月05日 のんきに介護


田中龍作@tanakaryusaku さんのツイート。

――さすがはマスコミだ。「流行語大賞」で はしゃいで も「ブラック企業大賞」はガン無視。

そりゃそうだ。電通と関西電力がノミネートされてるもんね。http://tanakaryusaku.jp/2016/12/00014920
…〔8:11 - 2016年12月2日 〕—―




























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