写真:R25 「この会社ブラック?」転職時に見ぬく方法とは より
「この会社ブラック?」転職時に見ぬく方法とは
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161105-00000006-rnijugo-bus_all
R25 11/5(土) 7:05配信
2013年に新語・流行語大賞にノミネートされて以来、現代社会の深刻な問題として日本人の心のどこかに常にある社会不安が、ブラック企業の増加です。
今回は転職者が「耐える価値のないブラック企業」を避けるためにチェックすべき、5つのポイントを見ていきましょう。
ブラック企業の特徴は、長時間労働、残業代未支払い、休日や有給の返上
他にもパワハラやいじめなど、職場で横行する社内問題は枚挙に暇がありません。一定期間経験を積んだあとでも単純作業を続けさせて、意図的に退職を願い出るようにしむけたり、正社員なのだから厳しい環境に身をおくのは当然だと言って、最悪の場合に精神疾患や過労自殺に追い込まれることも少なくありません。
こういった企業が生まれるのはどうしてでしょうか。これは一言でいえば人権に対する倫理観が欠落しているからです。いじめやセクハラなどの問題を容認する空気が社内に長年をかけて醸成されてしまっている可能性が高いでしょう。
ブラック企業というのは、このような劣悪な労働環境を社員に与え、過労や退職に追い込んだ後すぐに代わりの人材を雇ってしまう。逆に言えば、それができる企業がブラック企業になってしまう可能性を持っているのです。
では、どうすれば転職するときにブラック企業を回避できるか
ノルマなし、未経験可、学歴不問を提示する求人に注意
人材を必要としているから掲載するのが求人広告です。にも関わらず、曖昧にしか条件を提示していないというのは、言ってみれば人は選ばない、だれでも構わない仕事を任せようとしている可能性があります。
勤続年数3年以上の社員が少ない会社は注意
離職率を調べてみましょう。入社して3年未満で退社する人が多い会社は、その数字が示す通り、長期勤続には適していない社内文化を持っているということです。これは一概に悪い企業文化というわけではありません。しかし、もしあなたが長期勤続を望んで転職活動をしているのなら、離職率という数字はチェックしておくべきでしょう。
もちろん、離職率がパワハラやいじめを勘ぐる根拠にはなりません。しかし、それも深ぼれば事実関係は見えてくるでしょう。
20代中心の職場など、印象だけを気にしている会社は注意
本気の転職者は単純に好印象を抱かせるだけのキャッチコピーにつられて応募したりはしません。それをよく分かっているのは採用企業の方です。にも関わらず楽しい職場とか、若い会社という部分ばかりをアピールしていたら、もしかするとそれ以外に強みがないからかもしれません。
そもそも、有能な労働者を必要としているなら自社のプロダクトや、今後の取り組みについて力説するのが合理的な採用方針ですよね。
過剰に理念や数値目標を掲げている会社は注意
こういった企業は、人によっては相当ストレスのかかる生活を強いられるでしょう。経営理念や数値目標をオフィスの壁に過剰にたり出している企業は、目標至上主義の表れであることが多いです。あなた自身が転職先企業に何を求めるか次第ですが、前職ほど忙しく働きたくない、というような希望をお持ちであれば企業文化はしっかりリサーチしてから入社の判断をするべきです。
体育会系の企業は趣味や過去の部活動などを聞いてきます
これも体育系が一概に宜しくない会社文化だと判断するのは避けるべきですが、一般にブラック企業と呼ばれる会社は得てして体力を酷使させることが多いです。それにはやはり、過去に体育会系の部活動をやっていたか聞くのが手っ取り早い判断指標になるわけです。
いずれも必ずそうだとは限らないと繰り返してきました。それはあなたが希望する転職先企業像があるからです。それでも一つの判断材料にはなるでしょうし、転職者がブラック企業から自分を守るには、事前の判断が何より重要だということです。
(記事・監修協力:アクシス株式会社 末永 雄大)
記事提供/コーリングッドニュース編集部
(R25編集部)