「兼業・副業」を促進して「働き過ぎ」を防げ?
http://79516147.at.webry.info/201610/article_196.html
2016/10/24 22:48 半歩前へU
安倍政府は24日、働き方改革実現会議を開き、柔軟な働き方を広げるため、会社員の「兼業・副業を促進」し、働く人や企業がどう対応すればいいかをまとめた指針を策定する方針を固めた。「働き過ぎを防ぐ」ため労働時間の管理も促す考え。
この論法に矛盾を感じないでスンナリ理解できた、という人が何人いるだろうか?
「兼業・副業を促進」し、「働き過ぎを防ぐ」? これは一体何が言いたいのか? 「働き過ぎを防ぐ」なら、仕事の量を減らして、家族や友人、恋人と靴ラグ時間を増やした方がいいのではないか。
これまで以上に勤め人に「兼業・副業を促進」するとは、会社の仕事のほかにも仕事を知ると言っているようにも聞こえる。
「兼業・副業を促進」は一見すると、耳障りの言い言葉だが、「今後、給料はそれほど増えないから、別な方法で稼げ」と呼び掛けているに等しい。これで「働き過ぎを防ぐ」と言われても、絵に描いた餅に映る。
永田町の住人や公務員は、景気に関係なく“順調”に右肩上がりの昇給が期待できようが、民間の大半を占める中小企業務めはそうはいかない。
これ以上、格差を広げていいのだろうか。安倍政権のやることは何から何までチグハグだ。