国籍に名を借りた差別 蓮舫のどこが問題なのか
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2016/09/12 22:28 半歩前へU
民進党の蓮舫が日本籍と台湾籍の「二重国籍」だと騒ぐ者がいる。 脳科学者の茂木健一郎は、「日本で生まれ育って、日本語が母語。たまたまお父様が台湾生まれというだけ」とツイッターでつぶやいた。
蓮舫のどこが問題なのか? アメリカに行けば二重国籍や三重国籍の日本人はいくらでもいる。だからと言って犯罪者扱いされることは一切ない。
最近の右傾化の波に乗ってお調子者のイカレタのが騒げば騒ぐほど、島国根性丸出しの日本の「排他性」が世界の笑いモノになるだけだ。
先日、都心に行った。電車を降りた途端、がなり声が聞こえる。右翼と称する輩が街宣車を並べて自己PR。言ってることがまるでトンチンカン。全く整合性が取れていない。支離滅裂。思いつくまま言葉を羅列するだけ。意訳すると、連中が言いたいのは民進党攻撃であり、外国人排斥だ。
まあ、こういう「騒いでナンボ」の、その他大勢はどうでもいい。問題は、雑誌やネットで在日などに対する排他主義がはびこっていることだ。今回の蓮舫騒動もその流れの一環だ。
茂木健一郎が言うように「日本で生まれ、日本語で育った者」を差別するのは許せない。「台湾籍」のどこが悪いというのだ。外国では2つも3つも国籍を持っている者がいるではないか。
父親が台湾生まれではダメなのか? そんなことを言えば国際結婚で片方の親が外国籍の日本人は山ほどいる。それらはみんなダメなのか。
今は縄文時代ではない。21世紀だ。あらゆる分野でグローバル化が進んでいる。料理一つとってみても、日本中にフランス、イタリア料理があれば韓国料理、ベトナム料理もある。ブラジル料理も食することが出来る。
少子化が進む日本。近い将来移民の受け入れを真剣に検討しなければ、と言われる時代に「あの国籍はダメだ。この国籍は問題だ」と差別したら世界の笑い者だ。
共産党書記局長の小池晃は「3回の参院選で国民の信任を得て公人として仕事をしている。どこに問題があるのか」と蓮舫を擁護した。同感だ。この件に関して各党の議員がモノを言わない中で、共産党はまた、評価を挙げた。